****************************************

ヨハネ7:1−13

仮庵の祭に上られる

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

430701この後、イエスはガリラヤをめぐっていた。つまりユダヤをめぐろうとはしなかったのである。ユダヤ人たちが彼を殺そうと狙っていたからである。

430702さて、ユダヤ人たちの祭りである仮庵祭が近かった。

430703そこで、彼の兄弟たちが、彼に向かって言った、「ここから移れ。そしてユダヤに往け。お前の行なっている業をお前の弟子たちも看ることができるように。

430704ことをひそかに行ない、自分が公のものであることを求めるような人は誰もいない。これらのことを行なっているのなら、お前自身を世に顕せ」。

430705つまり彼の兄弟たちも彼を信じていなかったのである。

430706そこで、イエスは彼らに言う、「私の時機(とき)はまだ来ていないが、あなたがたの時機(とき)はいつでも用意されている。

430707世はあなたがたを憎むことができないが、私を憎んでいる。私が世について、その業が邪悪であることを証ししているからである。

430708あなたがたは祭りにのぼるがよい。私はこの祭りにはのぼらない。私の時機がまだ満たされてはいないからだ」。

430709こう言って、自身はガリラヤに留まった。

430710だが、兄弟たちが祭りにのぼった時、その時になってあらわにではなく、[いわば]ひそかに彼もまたのぼった。

430711さて、ユダヤ人たちは祭りの間、彼を求めていた。そして「あの男はどこにいるのだ」と言っていた。

430712そして群衆の間で彼について大いにささやきあわれていた。一方で、ある人々が「善い人だ」と言い、[他方、]他の人々は、「いや違う、群衆をたぶらかしているのだ」と言っていた。

430713もっともユダヤ人たちへの恐れのため、彼について公然と語る者は誰もいなかった。

 

新共同訳1987

7:1 その後、イエスはガリラヤを巡っておられた。ユダヤ人が殺そうとねらっていたので、ユダヤを巡ろうとは思われなかった。

7:2 ときに、ユダヤ人の仮庵祭が近づいていた。

7:3 イエスの兄弟たちが言った。「ここを去ってユダヤに行き、あなたのしている業を弟子たちにも見せてやりなさい。

7:4 公に知られようとしながら、ひそかに行動するような人はいない。こういうことをしているからには、自分を世にはっきり示しなさい。」

7:5 兄弟たちも、イエスを信じていなかったのである。

7:6 そこで、イエスは言われた。「わたしの時はまだ来ていない。しかし、あなたがたの時はいつも備えられている。

7:7 世はあなたがたを憎むことができないが、わたしを憎んでいる。わたしが、世の行っている業は悪いと証ししているからだ。

7:8 あなたがたは祭りに上って行くがよい。わたしはこの祭りには上って行かない。まだ、わたしの時が来ていないからである。」

7:9 こう言って、イエスはガリラヤにとどまられた。

◆仮庵祭でのイエス

7:10 しかし、兄弟たちが祭りに上って行ったとき、イエス御自身も、人目を避け、隠れるようにして上って行かれた。

7:11 祭りのときユダヤ人たちはイエスを捜し、「あの男はどこにいるのか」と言っていた。

7:12 群衆の間では、イエスのことがいろいろとささやかれていた。「良い人だ」と言う者もいれば、「いや、群衆を惑わしている」と言う者もいた。

7:13 しかし、ユダヤ人たちを恐れて、イエスについて公然と語る者はいなかった。

 

前田訳1978

7:1 こののちイエスはガリラヤをめぐっておられた。ユダヤ人が彼を殺そうとしていたので、彼はユダヤをめぐりたくなかったのである。

7:2 しかし、ユダヤ人の仮庵の祭りが近づくと、

7:3 彼の兄弟たちが言った、「ここから移ってユダヤへ行きなさい、あなたの弟子たちもあなたがしているわざを見うるように。

7:4 だれも公になろうとするのに隠れて事をするものはない。これらのわざをなすからには、自らを世に示しなさい」と。

7:5 兄弟たちも彼を信じなかったのである。

7:6 イエスは彼らに言われる、「わが時はまだ来ていない。あなた方の時はいつもそなわっている。

7:7 世はあなた方を憎めないが、わたしを憎む。わたしが世について証して、そのわざは悪いというからである。

7:8 あなた方こそ祭りに上りなさい。わたしはこの祭りには上らない、わが時がまだ満ちていないから」。

7:9 こう彼らにいってイエスはガリラヤにとどまっておられた。

7:10 兄弟たちが祭りに上ったとき、彼も上られた。しかし公にではなく、いわばおしのびであった。

7:11 祭りに際してユダヤ人が「あの人はどこか」といって彼を探していた。

7:12 彼について群衆の中にいろいろなささやきがあった。あるものは「良い人だ」、あるものは「否、群衆を惑わす」といった。

7:13 しかし、ユダヤ人を恐れて、だれも公には彼のことを言わなかった。

 

新改訳1970

7:1 その後、イエスはガリラヤを巡っておられた。それは、ユダヤ人たちがイエスを殺そうとしていたので、ユダヤを巡りたいとは思われなかったからである。

7:2 さて、仮庵の祭りというユダヤ人の祝いが近づいていた。

7:3 そこで、イエスの兄弟たちはイエスに向かって言った。「あなたの弟子たちもあなたがしているわざを見ることができるように、ここを去ってユダヤに行きなさい。

7:4 自分から公の場に出たいと思いながら、隠れた所で事を行なう者はありません。あなたがこれらの事を行なうのなら、自分を世に現わしなさい。」

7:5 兄弟たちもイエスを信じていなかったのである。

7:6 そこでイエスは彼らに言われた。「わたしの時はまだ来ていません。しかし、あなたがたの時はいつでも来ているのです。

7:7 世はあなたがたを憎むことはできません。しかしわたしを憎んでいます。わたしが、世について、その行ないが悪いことをあかしするからです。

7:8 あなたがたは祭りに上って行きなさい。わたしはこの祭りには行きません。わたしの時がまだ満ちていないからです。」

7:9 こう言って、イエスはガリラヤにとどまられた。

7:10 しかし、兄弟たちが祭りに上ったとき、イエスご自身も、公にではなく、いわば内密に上って行かれた。

7:11 ユダヤ人たちは、祭りのとき、「あの方はどこにおられるのか。」と言って、イエスを捜していた。

7:12 そして群衆の間には、イエスについて、いろいろとひそひそ話がされていた。「良い人だ。」と言う者もあり、「違う。群衆を惑わしているのだ。」と言う者もいた。

7:13 しかし、ユダヤ人たちを恐れたため、イエスについて公然と語る者はひとりもいなかった。

 

塚本訳1963

7:1 そののち、イエスはガリラヤを巡回しておられた。ユダヤ人が殺そうとしていたので、ユダヤは巡回したくなかったのである。

7:2 しかしユダヤ人の仮庵の祭が近くなると、

7:3 イエスの兄弟たちが言った、「ここから移ってユダヤに行き、(今ここで)している業を(そこの)弟子たちにも見せたらどうです。

7:4 世に認められようとする者が、隠れた所で事をする法はあるまい。こんな(えらい)ことをしているのだから、(都に行って、)自分を世間に現わしたらどうです。」

7:5 兄弟たちも彼を信じなかったからである。(彼らはイエスの国がこの世のものでないことを知らなかった。)

7:6 イエスは兄弟たちに言われる、「わたしの(世にあらわれる)時はまだ来ていない。あなた達の時はいつでも準備ができている。(いつでもしたいことができるのだから。)

7:7 この世はあなた達を憎むことはできないが、わたしを憎む。(あなた達はこの世のものだが、)わたしはこの世の(ものではなく、この世の人々の)することを悪いとはっきり言うからだ。

7:8 あなた達は祭りに上ったがよかろう。わたしはこの祭りには上らない。わたしの時はまだ満ちていないのだから。」

7:9 こう言ってガリラヤに留まっておられた。

7:10 しかし兄弟たちが祭に上ると、自分もあとから上られた。──だが公然とではなく、いわば微行で。

7:11 祭りの時に、ユダヤ人(の役人たち)は「あれはどこにいるだろう」と言って、イエスをさがした。(でも見つからなかった。)

7:12 イエスについて群衆の中にひそひそ話が盛んであった。「善い人だ」と言う者があり、「いや、民衆をまどわす者だ」と言う者があった。

7:13 それでもユダヤ人を恐れて、だれ一人おおぴらに彼のことを話す者はなかった。

 

口語訳1955

7:1 そののち、イエスはガリラヤを巡回しておられた。ユダヤ人たちが自分を殺そうとしていたので、ユダヤを巡回しようとはされなかった。

7:2 時に、ユダヤ人の仮庵の祭が近づいていた。

7:3 そこで、イエスの兄弟たちがイエスに言った、「あなたがしておられるわざを弟子たちにも見せるために、ここを去りユダヤに行ってはいかがです。

7:4 自分を公けにあらわそうと思っている人で、隠れて仕事をするものはありません。あなたがこれらのことをするからには、自分をはっきりと世にあらわしなさい」。

7:5 こう言ったのは、兄弟たちもイエスを信じていなかったからである。

7:6 そこでイエスは彼らに言われた、「わたしの時はまだきていない。しかし、あなたがたの時はいつも備わっている。

7:7 世はあなたがたを憎み得ないが、わたしを憎んでいる。わたしが世のおこないの悪いことを、あかししているからである。

7:8 あなたがたこそ祭に行きなさい。わたしはこの祭には行かない。わたしの時はまだ満ちていないから」。

7:9 彼らにこう言って、イエスはガリラヤにとどまっておられた。

7:10 しかし、兄弟たちが祭に行ったあとで、イエスも人目にたたぬように、ひそかに行かれた。

7:11 ユダヤ人らは祭の時に、「あの人はどこにいるのか」と言って、イエスを捜していた。

7:12 群衆の中に、イエスについていろいろとうわさが立った。ある人々は、「あれはよい人だ」と言い、他の人々は、「いや、あれは群衆を惑わしている」と言った。

7:13 しかし、ユダヤ人らを恐れて、イエスのことを公然と口にする者はいなかった。

 

文語訳1917

"430701","この後イエス、ガリラヤのうちを巡りゐ給ふ、ユダヤ人の殺さんとするに因りて、ユダヤのうちを巡ることを欲し給はぬなり。"

"430702","ユダヤ人の假廬の祭りちかづきたれば、"

"430703","兄弟たちイエスに言ふ『なんぢの行ふ業を弟子たちにも見せんために、此處を去りてユダヤに往け。"

"430704","誰にても自ら顯れんことを求めて、隱に業をなす者なし。汝これらの事を爲すからには、己を世にあらはせ』"

"430705","是その兄弟たちもイエスを信ぜぬ故なり。"

"430706","ここにイエス言ひ給ふ『わが時はいまだ至らず、汝らの時は常に備れり。"

"430707","世は汝らを憎むこと能はねど我を憎む、我は世の所作の惡しきを證すればなり。"

"430708","なんぢら祭に上れ、わが時いまだ滿たねば、我は今この祭にのぼらず』"

"430709","かく言ひて尚ガリラヤに留まり給ふ。"

"430710","而して兄弟たちの祭にのぼりたる後、あらはならで濳びやかに上り給ふ。"

"430711","祭にあたりユダヤ人らイエスを尋ねて『かれは何處に盾驍ゥ』と言ふ。"

"430712","また群衆のうちに囁く者おほくありて、或は『イエスは善き人なり』といひ、或は『いな、群衆を惑すなり』と言ふ。"

"430713","されどユダヤ人を懼るるに因りて、誰もイエスのことを公然に言はず。"

 

****************************************

各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

・・・・

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 4:3

4:3 ユダヤを去り、再びガリラヤへ行かれた。

 

新共同 ヨハ 5:18

5:18 このために、ユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとねらうようになった。イエスが安息日を破るだけでなく、神を御自分の父と呼んで、御自身を神と等しい者とされたからである。

 

新共同 ヨハ 5:1

5:1 その後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。

 

新共同 マタ 13:55

13:55 この人は大工の息子ではないか。母親はマリアといい、兄弟はヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではないか。

 

新共同 ヨハ 3:22

3:22 その後、イエスは弟子たちとユダヤ地方に行って、そこに一緒に滞在し、洗礼を授けておられた。

 

新共同 ヨハ 2:23

2:23 イエスは過越祭の間エルサレムにおられたが、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。

 

新共同 ヨハ 7:3

7:3 イエスの兄弟たちが言った。「ここを去ってユダヤに行き、あなたのしている業を弟子たちにも見せてやりなさい。

 

新共同 ヨハ 7:30

7:30 人々はイエスを捕らえようとしたが、手をかける者はいなかった。イエスの時はまだ来ていなかったからである。

 

新共同 ヨハ 15:18

15:18 「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。

 

新共同 ヨハ 3:19-20

3:19 光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。

3:20 悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。

 

新共同 マコ 1:15

1:15 「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。

 

新共同 マタ 27:63

27:63 こう言った。「閣下、人を惑わすあの者がまだ生きていたとき、『自分は三日後に復活する』と言っていたのを、わたしたちは思い出しました。

 

新共同 ヨハ 9:22

9:22 両親がこう言ったのは、ユダヤ人たちを恐れていたからである。ユダヤ人たちは既に、イエスをメシアであると公に言い表す者がいれば、会堂から追放すると決めていたのである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ガラ 4:4

4:4 しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

・・・・

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

・・・・

 

****************************************

 

 

 

 

 ****************************************

ヨハネ7:14−24

安息日と割礼

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

430714すでに祭りが半ばとなったころ、イエスは神殿〔境内〕にのぼって教え始めた。

430715するとユダヤ人たちは驚いていた、「この男は〔誰にも〕師事したことがないのに、

どうして文字がわかるのか」と言って。

430716そこでイエスが彼らに答えて言った、「私の教えは私のものではなく、私を派遣した方のものである。

430717この教えについて、それが神からか、あるいは私が私自身から語っているか、人がその方の意志(おもい)を行ないたいと思っていれば、知るように

なるはずである。

430718自分から語る人は自分の栄誉を求めるが、自分を派遣した方の

栄光を求める人は、その人こそ真実であって、彼のうちには不義がない。

430719モーセがあなたがたに律法を与えた〔そしてあなたがたはそれを持っている〕ではないか。だが、あなたがたのうちにその律法を行なおうとする人は誰もいない。なぜあなたがたは私を殺そうと狙うのか」。

430720群衆は答えた、「お前は悪魔に憑かれている。誰がお前を殺そうと狙っている

のか」。

430721イエスが答えて、彼らに言った、「一つの業を私が行ない、あなたがたは皆驚いている。

430722このためにこそ、モーセはあなたがたに割礼〔の掟〕を与えたのだ ――〔これは〕モーセからではなく、父祖たちからである ――。そして、あなたがたは安息日にも人に割礼を施している。

430723人がモーセの律法を破らないために安息日に割礼を受けるとすれば、私が人の身のすべてを安息日に健やかにしたといって、〔なぜ〕私のことを苦々しく思うのか。

430724うわべでさばくのはやめて、義しいさばきを下しなさい」。

 

新共同訳1987

7:14 祭りも既に半ばになったころ、イエスは神殿の境内に上って行って、教え始められた。

7:15 ユダヤ人たちが驚いて、「この人は、学問をしたわけでもないのに、どうして聖書をこんなによく知っているのだろう」と言うと、

7:16 イエスは答えて言われた。「わたしの教えは、自分の教えではなく、わたしをお遣わしになった方の教えである。

7:17 この方の御心を行おうとする者は、わたしの教えが神から出たものか、わたしが勝手に話しているのか、分かるはずである。

7:18 自分勝手に話す者は、自分の栄光を求める。しかし、自分をお遣わしになった方の栄光を求める者は真実な人であり、その人には不義がない。

7:19 モーセはあなたたちに律法を与えたではないか。ところが、あなたたちはだれもその律法を守らない。なぜ、わたしを殺そうとするのか。」

7:20 群衆が答えた。「あなたは悪霊に取りつかれている。だれがあなたを殺そうというのか。」

7:21 イエスは答えて言われた。「わたしが一つの業を行ったというので、あなたたちは皆驚いている。

7:22 しかし、モーセはあなたたちに割礼を命じた。――もっとも、これはモーセからではなく、族長たちから始まったのだが――だから、あなたたちは安息日にも割礼を施している。

7:23 モーセの律法を破らないようにと、人は安息日であっても割礼を受けるのに、わたしが安息日に全身をいやしたからといって腹を立てるのか。

7:24 うわべだけで裁くのをやめ、正しい裁きをしなさい。」

 

前田訳1978

7:14 祭りがすでに半ばのころ、イエスは宮に上って教えはじめられた。

7:15 ユダヤ人はおどろいていった、「この人は何も学問をしていないのに、どうして聖書を知っているのか」と。

7:16 イエスは彼らに答えられた、「わが教えはわがものではなく、わたしをつかわされた方の教えである。

7:17 彼のみ心を行なおうとするものは、わが教えについて、神からのものか、わたし自身から語るものかを知ろう。

7:18 自分から語る者はおのが栄光を求める。自分を遣わされた方の栄光を求めるものこそ真であり、そのうちに不義がない。

7:19 モーセがあなた方に律法を与えたではないか。しかしあなた方はだれも律法を守らない。なぜわたしを殺そうとするのか」と。

7:20 群衆は答えた、「あなたは悪霊につかれている。だれがあなたを殺そうとしているのか」と。

7:21 イエスは答えられた、「ただひとつのわざを(安息日に)したのにあなたがたは皆おどろいている。

7:22 モーセはあなた方に割礼(の律法)を与え・・それはモ−セからではなく、父祖からであるが・・あなた方は安息日に人に割礼を施している。

7:23 モーセの律法を破らないために人が安息日にも割礼を受けるのなら、わたしが安息日に人の全身をいやしたからとてなぜ怒るのか。

7:24 見かけで裁かず、正しい裁きをせよ」と。

 

新改訳1970

7:14 しかし、祭りもすでに中ごろになったとき、イエスは宮に上って教え始められた。

7:15 ユダヤ人たちは驚いて言った。「この人は正規に学んだことがないのに、どうして学問があるのか。」

7:16 そこでイエスは彼らに答えて言われた。「わたしの教えは、わたしのものではなく、わたしを遣わした方のものです。

7:17 だれでも神のみこころを行なおうと願うなら、その人には、この教えが神から出たものか、わたしが自分から語っているのかがわかります。

7:18 自分から語る者は、自分の栄光を求めます。しかし自分を遣わした方の栄光を求める者は真実であり、その人には不正がありません。

7:19 モーセがあなたがたに律法を与えたではありませんか。それなのに、あなたがたはだれも、律法を守っていません。あなたがたは、なぜわたしを殺そうとするのですか。」

7:20 群衆は答えた。「あなたは悪霊につかれています。だれがあなたを殺そうとしているのですか。」

7:21 イエスは彼らに答えて言われた。「わたしは一つのわざをしました。それであなたがたはみな驚いています。

7:22 モーセはこのためにあなたがたに割礼を与えました。――ただし、それはモーセから始まったのではなく、先祖たちからです。――それで、あなたがたは安息日にも人に割礼を施しています。

7:23 もし、人がモーセの律法が破られないようにと、安息日にも割礼を受けるのなら、わたしが安息日に人の全身をすこやかにしたからといって、何でわたしに腹を立てるのですか。

7:24 うわべによって人をさばかないで、正しいさばきをしなさい。」

 

塚本訳1963

7:14 祭がすでに半ばになったとき、(すなわち祭の四日目に、)イエスが宮に上って教えておられると、

7:15 ユダヤ人は驚いて言った、「この人は学校に行ったこともないのに、どうして聖書を知っているのだろうか。」

7:16 イエスは答えて言われた、「わたしの教えはわたしの教えではない。わたしを遣わされた方の教えである。

7:17 その方の御心を行おうと決心する者には、わたしの教えが神から出たものか、それともわたしが自分で勝手に話しているかがわかるであろう。

7:18 自分で勝手に話す者は、自分の名誉を求める。(そしてその言うことが偽りである。)しかし自分を遣わされた方の言葉を語って、その方の名誉を求める者は、真実であり、(すこしも)偽りがない。

7:19 (いったい)あなた達に律法を与えたのはモーセではないか。しかしあなた達のうちにだれ一人、その律法を守る者がない。(モーセ、モーセと言いながら、)なぜわたしを殺そうとするのか。(モーセは『殺してはならない』と言っているではないか。)」

7:20 群衆が答えた、「あなたは悪鬼につかれている。いったいだれがあなたを殺そうとしているのか。」

7:21 イエスは答えて言われた、「わたしが(この間安息日に三十八年の足なえを直すという)一つの業をしたので、あなた達は皆驚いている。

7:22 (しかし驚くことはない。)モーセがあなた達のために割礼の制度を設けたので──これは(実は)モーセから始まったのではなく、(大昔の)先祖(の時代)からであるが──あなた達は安息日にも人に割礼をほどこしている。

7:23 (割礼についての)モーセの律法を破るまいとして、人は安息日にも割礼を受ける以上、わたしが安息日に人の全身を直したからとて、なにも腹を立てることはないではないか。(ことに割礼は、ただ体の一部分を健康にするだけであるのに!)

7:24 うわべで裁くな、(律法の精神を見て、)正しい裁きをせよ。」

 

口語訳1955

7:14 祭も半ばになってから、イエスは宮に上って教え始められた。

7:15 すると、ユダヤ人たちは驚いて言った、「この人は学問をしたこともないのに、どうして律法の知識をもっているのだろう」。

7:16 そこでイエスは彼らに答えて言われた、「わたしの教はわたし自身の教ではなく、わたしをつかわされたかたの教である。

7:17 神のみこころを行おうと思う者であれば、だれでも、わたしの語っているこの教が神からのものか、それとも、わたし自身から出たものか、わかるであろう。

7:18 自分から出たことを語る者は、自分の栄光を求めるが、自分をつかわされたかたの栄光を求める者は真実であって、その人の内には偽りがない。

7:19 モーセはあなたがたに律法を与えたではないか。それだのに、あなたがたのうちには、その律法を行う者がひとりもない。あなたがたは、なぜわたしを殺そうと思っているのか」。

7:20 群衆は答えた、「あなたは悪霊に取りつかれている。だれがあなたを殺そうと思っているものか」。

7:21 イエスは彼らに答えて言われた、「わたしが一つのわざをしたところ、あなたがたは皆それを見て驚いている。

7:22 モーセはあなたがたに割礼を命じたので、(これは、実は、モーセから始まったのではなく、先祖たちから始まったものである)あなたがたは安息日にも人に割礼を施している。

7:23 もし、モーセの律法が破られないように、安息日であっても割礼を受けるのなら、安息日に人の全身を丈夫にしてやったからといって、どうして、そんなにおこるのか。

7:24 うわべで人をさばかないで、正しいさばきをするがよい」。

 

文語訳1917

"430714","祭も、はや半となりし頃、イエス宮にのぼりて教へ給へば、"

"430715","ユダヤ人あやしみて言ふ『この人は學びし事なきに、如何にして書を知るか』"

"430716","イエス答へて言ひ給ふ『わが教はわが教にあらず、我を遣し給ひし者の教なり。"

"430717","人もし御意を行はんと欲せば、此の教の神よりか、我が己より語るかを知らん。"

"430718","己より語るものは己の榮光をもとむ、己を遣しし者の榮光を求むる者は眞なり、その中に不義なし。"

"430719","モーセは汝らに律法を與へしにあらずや、されど汝等のうちに律法を守る者なし。汝ら何ゆゑ我を殺さんとするか』"

"430720","群衆こたふ『なんぢは惡鬼に憑かれたり、誰が汝を殺さんとするぞ』"

"430721","イエス答へて言ひ給ふ『われ一つの業をなしたれば、汝等みな怪しめり。"

"430722","モーセは汝らに割禮を命じたり(これはモーセより起りしとにあらず、先祖より起りしなり)この故に汝ら安息日にも人に割禮を施す。"

"430723","モーセの律法の癈らぬために安息日に人の割禮を受くる事あらば、何ぞ安息日に人の全身を健かにせしとて我を怒るか。"

"430724","外貌によりて裁くな、正しき審判にて審け』"

 

****************************************

 

各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

・・・・

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ルカ 19:47

19:47 毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、

 

新共同 マタ 8:27

8:27 人々は驚いて、「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか」と言った。

 

新共同 ヨハ 8:28-29

8:28 そこで、イエスは言われた。「あなたたちは、人の子を上げたときに初めて、『わたしはある』ということ、また、わたしが、自分勝手には何もせず、ただ、父に教えられたとおりに話していることが分かるだろう。

8:29 わたしをお遣わしになった方は、わたしと共にいてくださる。わたしをひとりにしてはおかれない。わたしは、いつもこの方の御心に適うことを行うからである。」

 

新共同 ヨハ 3:34

3:34 神がお遣わしになった方は、神の言葉を話される。神が"霊"を限りなくお与えになるからである。

 

新共同 ヨハ 8:46

8:46 あなたたちのうち、いったいだれが、わたしに罪があると責めることができるのか。わたしは真理を語っているのに、なぜわたしを信じないのか。

 

新共同 ヨハ 5:18

5:18 このために、ユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとねらうようになった。イエスが安息日を破るだけでなく、神を御自分の父と呼んで、御自身を神と等しい者とされたからである。

 

新共同 ヨハ 10:20

10:20 多くのユダヤ人は言った。「彼は悪霊に取りつかれて、気が変になっている。なぜ、あなたたちは彼の言うことに耳を貸すのか。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ10:31-33

10:31 だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである。

10:32 ユダヤ人にもギリシヤ人にも神の教会にも、つまずきになってはいけない。

10:33 わたしもまた、何事にもすべての人に喜ばれるように努め、多くの人が救われるために、自分の益ではなく彼らの益を求めている。

 

口語訳 ガラ 6:12-14

6:12 いったい、肉において見えを飾ろうとする者たちは、キリスト・イエスの十字架のゆえに、迫害を受けたくないばかりに、あなたがたにしいて割礼を受けさせようとする。

6:13 事実、割礼のあるもの自身が律法を守らず、ただ、あなたがたの肉について誇りたいために、割礼を受けさせようとしているのである。

6:14 しかし、わたし自身には、わたしたちの主イエス・キリストの十字架以外に、誇とするものは、断じてあってはならない。この十字架につけられて、この世はわたしに対して死に、わたしもこの世に対して死んでしまったのである。

 

口語訳 ピリ 2:3-5

2:3 何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。

2:4 おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。

2:5 キリスト・イエスにあっていだいているのと同じ思いを、あなたがたの間でも互に生かしなさい。

 

口語訳 ロマ 3:19-23

3:19 さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法のもとにある者たちに対して語られている。それは、すべての口がふさがれ、全世界が神のさばきに服するためである。

3:20 なぜなら、律法を行うことによっては、すべての人間は神の前に義とせられないからである。律法によっては、罪の自覚が生じるのみである。

3:21 しかし今や、神の義が、律法とは別に、しかも律法と預言者とによってあかしされて、現された。

3:22 それは、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、すべて信じる人に与えられるものである。そこにはなんらの差別もない。

3:23 すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  4:13

4:13 議員や他の者たちは、ペトロとヨハネの大胆な態度を見、しかも二人が無学な普通の人であることを知って驚き、また、イエスと一緒にいた者であるということも分かった。

 

新共同 Tヨハ2:29

2:29 あなたがたは、御子が正しい方だと知っているなら、義を行う者も皆、神から生まれていることが分かるはずです。

 

新共同 使  7:8

7:8 そして、神はアブラハムと割礼による契約を結ばれました。こうして、アブラハムはイサクをもうけて八日目に割礼を施し、イサクはヤコブを、ヤコブは十二人の族長をもうけて、それぞれ割礼を施したのです。

 

新共同 Uコリ10:7

10:7 あなたがたは、うわべのことだけ見ています。自分がキリストのものだと信じきっている人がいれば、その人は、自分と同じくわたしたちもキリストのものであることを、もう一度考えてみるがよい。

 

新共同 ヤコ 2:4

2:4 あなたがたは、自分たちの中で差別をし、誤った考えに基づいて判断を下したことになるのではありませんか。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 使  4:13

4:13 人々はペテロとヨハネとの大胆な話しぶりを見、また同時に、ふたりが無学な、ただの人たちであることを知って、不思議に思った。そして彼らがイエスと共にいた者であることを認め、

 

口語訳 ロマ 2:17-23

2:17 もしあなたが、自らユダヤ人と称し、律法に安んじ、神を誇とし、

2:18 御旨を知り、律法に教えられて、なすべきことをわきまえており、

2:19 さらに、知識と真理とが律法の中に形をとっているとして、自ら盲人の手引き、やみにおる者の光、愚かな者の導き手、幼な子の教師をもって任じているのなら、

2:20 (19節に合節)

2:21 なぜ、人を教えて自分を教えないのか。盗むなと人に説いて、自らは盗むのか。

2:22 姦淫するなと言って、自らは姦淫するのか。偶像を忌みきらいながら、自らは宮の物をかすめるのか。

2:23 律法を誇としながら、自らは律法に違反して、神を侮っているのか。

 

口語訳 使  7:8

7:8 そして、神はアブラハムに、割礼の契約をお与えになった。こうして、彼はイサクの父となり、これに八日目に割礼を施し、それから、イサクはヤコブの父となり、ヤコブは十二人の族長たちの父となった。

 

口語訳 ロマ 4:11

4:11 そして、アブラハムは割礼というしるしを受けたが、それは、無割礼のままで信仰によって受けた義の証印であって、彼が、無割礼のままで信じて義とされるに至るすべての人の父となり、

 

****************************************

 

 

 

  

 

****************************************

ヨハネ7:25−36

また父上の所に行く

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

430725さて、エルサレムの住民のうちの幾人かが言っていた、「この男は、〔指導者たちが〕殺そうと狙っている人物ではないのか。

430726それなのに、どうだ、公然と語っており、〔あの人たちは〕彼に何も言わない。ひょっとすると指導者たちはこの男がキリストだと本当に知ったのだろうか。

430727しかし、われわれにはこの男がどこから〔の人〕かがわかっている。キリストが来る時には、どこから〔の人〕かを誰も知らない〔はずだ〕」。

430728そこで、イエスは神殿〔境内〕で教えている時に、叫んだ。〔次のように〕言って、「あなたがたには私がわかっており、どこから〔の人〕であるかもわかっている。しかし私は私自身から来たのではない。私を派遣した方、あなたがたにわかっていないその方は本物である。

430729私にはその方がわかっている。私はその方から〔来た者〕であり、その方が私を遣わしたのだからである」。

430730そこで、〔人々は〕彼を逮捕しようと狙った。しかし彼に手をかける者は誰もいなかった。彼の時がまだ来ていなかったからである。

430731群衆の中からは多くの人々が彼を信じた。そして「キリストが来る時には、この人が行なったよりも多くの徴を行なうだろうか」と言っていた。

430732ファリサイ派の人々は、群衆が彼についてこれらのことをささやいているのを聞いた。そこで、祭司長たちとファリサイ派の人々は、彼を逮捕するために下役たちを遣わした。

430733さて、イエスは言った、「私はまだしばらくの間はあなたがたと共にいる。そして自分を派遣した方のもとに往(ゆ)く。

430734あなたがたは私を求めるだろうが[私を]見つけることができなくなる。私のいるところにあなたがたは来ることができない」。

430735ユダヤ人たちは互いに言い合った、「この男はどこへ行こうとしているのだろう。われわれが彼を見つけ〔ることができ〕なくなるとは。まさかギリシア人の〔間に分散している〕デイアスポラへ行って、ギリシア人を教えようとしているのではあるまい。

430736彼が言ったこのことばはどういうことだ、『あなたがたは私を求めるだろが[私を]見つけることができなくなる。私のいるところにあなたがたは来ることができない』とは」。

 

新共同訳1987

7:25 さて、エルサレムの人々の中には次のように言う者たちがいた。「これは、人々が殺そうとねらっている者ではないか。

7:26 あんなに公然と話しているのに、何も言われない。議員たちは、この人がメシアだということを、本当に認めたのではなかろうか。

7:27 しかし、わたしたちは、この人がどこの出身かを知っている。メシアが来られるときは、どこから来られるのか、だれも知らないはずだ。」

7:28 すると、神殿の境内で教えていたイエスは、大声で言われた。「あなたたちはわたしのことを知っており、また、どこの出身かも知っている。わたしは自分勝手に来たのではない。わたしをお遣わしになった方は真実であるが、あなたたちはその方を知らない。

7:29 わたしはその方を知っている。わたしはその方のもとから来た者であり、その方がわたしをお遣わしになったのである。」

7:30 人々はイエスを捕らえようとしたが、手をかける者はいなかった。イエスの時はまだ来ていなかったからである。

7:31 しかし、群衆の中にはイエスを信じる者が大勢いて、「メシアが来られても、この人よりも多くのしるしをなさるだろうか」と言った。

◆下役たち、イエスの逮捕に向かう

7:32 ファリサイ派の人々は、群衆がイエスについてこのようにささやいているのを耳にした。祭司長たちとファリサイ派の人々は、イエスを捕らえるために下役たちを遣わした。

7:33 そこで、イエスは言われた。「今しばらく、わたしはあなたたちと共にいる。それから、自分をお遣わしになった方のもとへ帰る。

7:34 あなたたちは、わたしを捜しても、見つけることがない。わたしのいる所に、あなたたちは来ることができない。」

7:35 すると、ユダヤ人たちが互いに言った。「わたしたちが見つけることはないとは、いったい、どこへ行くつもりだろう。ギリシア人の間に離散しているユダヤ人のところへ行って、ギリシア人に教えるとでもいうのか。

7:36 『あなたたちは、わたしを捜しても、見つけることがない。わたしのいる所に、あなたたちは来ることができない』と彼は言ったが、その言葉はどういう意味なのか。」

 

前田訳1978

7:25 すると、エルサレムのある人たちはいった、「これは人々が殺そうとしている人ではないか。

7:26 それなのに、あのように公けに話していても人々は何とも言わない。司たちはこの人がキリストと本当にわかったのではないか。

7:27 しかしわれらはこの人がどこの出だか知っている。キリストが来るときは、彼がどこから来るか知るものはない」と。

7:28 すると、宮で教えておられたイエスは叫んでいわれた、「あなた方はわたしを知り、わたしがどこの出かも知っている。しかし、わたしは自分から来たのではない。わたしを遣わされた真の方がいますが、あなた方は彼を知らない。

7:29 わたしは彼を知る。わたしは彼のところから来、彼がわたしをつかわされたから」と。

7:30 人々はイエスを捕えようとしたが、だれも彼に手をかけなかった。彼の時がまだ来ていなかったからである。

7:31 群衆の中の多くがイエスを信じていった、「キリストが来てもこの人がしたよりも多くの徴をしようか」と。

7:32 群衆が彼について、こううわさするのをパリサイ人が耳にした。祭司長とパリサイ人は使いたちをやってイエスを捕らえようとした。

7:33 そこでイエスはいわれた、「いましばらく私はあなた方とともにいて、それからわたしをつかわされた方のところへ行く。

7:34 あなた方はわたしを尋ねても見いだすまい。わたしのいるところへあなた方は来られない」と。

7:35 そこでユダヤ人が互いにいった、「この人はどこへ行くつもりか、われらは彼を見いだすまいとは。ギリシャ人の中にいる散在の(ユダヤ)人のところへ行って、ギリシャ人を教えるつもりか。

7:36 『あなた方はわたしを尋ねても見いだすまい。わたしのいるところにあなた方は来られない』と彼がいったことばはなんの意味であろう」と。

 

新改訳1970

7:25 そこで、エルサレムのある人たちが言った。「この人は、彼らが殺そうとしている人ではないか。

7:26 見なさい。この人は公然と語っているのに、彼らはこの人に何も言わない。議員たちは、この人がキリストであることを、ほんとうに知ったのだろうか。

7:27 けれども、私たちはこの人がどこから来たのか知っている。しかし、キリストが来られるとき、それが、どこからか知っている者はだれもいないのだ。」

7:28 イエスは、宮で教えておられるとき、大声をあげて言われた。「あなたがたはわたしを知っており、また、わたしがどこから来たかも知っています。しかし、わたしは自分で来たのではありません。わたしを遣わした方は真実です。あなたがたは、その方を知らないのです。

7:29 わたしはその方を知っています。なぜなら、わたしはその方から出たのであり、その方がわたしを遣わしたからです。」

7:30 そこで人々はイエスを捕えようとしたが、しかし、だれもイエスに手をかけた者はなかった。イエスの時が、まだ来ていなかったからである。

7:31 群衆のうちの多くの者がイエスを信じて言った。「キリストが来られても、この方がしているよりも多くのしるしを行なわれるだろうか。」

7:32 パリサイ人は、群衆がイエスについてこのようなことをひそひそと話しているのを耳にした。それで祭司長、パリサイ人たちは、イエスを捕えようとして、役人たちを遣わした。

7:33 そこでイエスは言われた。「まだしばらくの間、わたしはあなたがたといっしょにいて、それから、わたしを遣わした方のもとに行きます。

7:34 あなたがたはわたしを捜すが、見つからないでしょう。また、わたしがいる所に、あなたがたは来ることができません。」

7:35 そこで、ユダヤ人たちは互いに言った。「私たちには、見つからないという。それならあの人はどこへ行こうとしているのか。まさかギリシヤ人の中に離散している人々のところへ行って、ギリシヤ人を教えるつもりではあるまい。

7:36 『あなたがたはわたしを捜すが、見つからない。』また『わたしのいる所にあなたがたは来ることができない。』とあの人が言ったこのことばは、どういう意味だろうか。」

 

塚本訳1963

7:25 するとエルサレムの人の中に、こう言った人々があった、「これはあの人たちが殺そうとしている人ではないか。

7:26 あんなにおおっぴらに話しているのに、なんとも言う人がない。もしかしたら(最高法院の)役人たちは、この人が救世主だと本当にわかったのではなかろうか。

7:27 でも(そんなわけがない。)わたし達はこの人がどこから来たか知っている。救世主が来る時には、だれもどこから来るか知らないはずだから。」

7:28 すると宮で教えていたイエスは、こう言って叫ばれた、「なるほどあなた達はわたしを知っている。どこから来たかも知っている。だが、わたしは自分で勝手に来たのではない。わたしを遣わされた真実な方がある。あなた達はその方を知らないが、

7:29 わたしは知っている。わたしはその方のところから来、その方から遣わされたのだから。」

7:30 そこで(最高法院の)人々はイエスを捕えようとしたが、手をかける者はなかった。彼の時がまだ来ていなかったからである。

7:31 しかし群衆のうちにイエスを信じたものが大ぜいあって、言った、「救世主が来ても、この人がしたより多くの徴[奇蹟]をすることはできまいと思うが、どうだろう。」

7:32 イエスについて、群衆がこんなひそひそ話をしているのがパリサイ人の耳に入ったので、大祭司連とパリサイ人とはイエスを捕えようとして、下役らをやった。

7:33 するとイエスは言われた、「わたしはもうしばらくの間あなた達と一しょにいて、それから、わたしを遣わされた方の所に行く。

7:34 (その時)あなた達はわたしをさがすが、見つからない。わたしがおる所に、あなた達は来ることが出来ない(からだ)。」

7:35 するとユダヤ人が互いに言った、「この人は私たちに見つからないように、いったいどこに行くつもりだろう。まさか異教人の中に離散しているユダヤ人のところに行って、異教人に教えるつもりではあるまい。

7:36 『あなた達はわたしをさがすが、見つからない。わたしがおる所に、あなたたちは来ることができないに」と言ったあの言葉は、いったいどういう意味だろう。』

 

口語訳1955

7:25 さて、エルサレムのある人たちが言った、「この人は人々が殺そうと思っている者ではないか。

7:26 見よ、彼は公然と語っているのに、人々はこれに対して何も言わない。役人たちは、この人がキリストであることを、ほんとうに知っているのではなかろうか。

7:27 わたしたちはこの人がどこからきたのか知っている。しかし、キリストが現れる時には、どこから来るのか知っている者は、ひとりもいない」。

7:28 イエスは宮の内で教えながら、叫んで言われた、「あなたがたは、わたしを知っており、また、わたしがどこからきたかも知っている。しかし、わたしは自分からきたのではない。わたしをつかわされたかたは真実であるが、あなたがたは、そのかたを知らない。

7:29 わたしは、そのかたを知っている。わたしはそのかたのもとからきた者で、そのかたがわたしをつかわされたのである」。

7:30 そこで人々はイエスを捕