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ヨハネ11:1−16

ラザロの死

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431101一人の人が病んでいた。マリヤとその姉妹マルタの村、ベタニアのラザロである。431102マリヤは主に香油を注ぎ、その両足を自分の髪でぬぐった人である。その兄弟ラザロが病んでいた。

431103そこで、姉妹たちは彼のもとに人を遣わして言った「主よ、あなたがほれこんで下さっている人が病んでいます」。

431104これを聞いてイエスは言った、「この病は死に向かうものではなく、神の栄光のため、神の子がそれを通して栄光を受けるためのものである」。

431105イエスはマルタとその姉妹、そしてラザロを愛していた。

431106ところが、「病んでいる」と聞いた時、〔よりによって〕その時、自分のいたその場所に二日間、留まったのであった。

431107それから、この後、弟子たちに言う、「もう一度ユダヤに行こう」。

431108弟子たちが彼に言う、「ラビ、ついこの間、ユダヤ人たちがあなたを石で撃とうと狙っていました。それなのに、またあそこへ往こうとなさるのですか」。

431109イエスが答えた、「十二時間が昼に属しているではないか。人が昼間、歩むなら、躓くことはない。この世の光が視えるからである。

431110だが、夜間、歩むなら、躓く。自らのうちに光がないからである」。

431111これを言って、その後、弟子たちに言う、「私たちの友ラザロは眠りについてしまった。だが、眠りからさますために私は行く」。

431112そこで弟子たちが彼に言った、「主よ、眠りこんでいるのなら、助かるでしょう」。431113イエスは彼の死について話したのだが、彼らは睡眠という〔通常の〕眠りのことを言っていると思ったのである。

431114そこでイエスは今度ははっきりと言った、「ラザロは死んだ。

431115あなたがたのゆえ、あなたがたが信じるようになるため、私は自分がそこにいなかったことを喜ぶ。ともかく彼のところに行こう」。

16すると、ディデュモスと呼ばれるトマスが仲間の弟子たちに言った、「われわれも行こう。彼と一緒に死ぬために」。

 

新共同訳1987

11:1 ある病人がいた。マリアとその姉妹マルタの村、ベタニアの出身で、ラザロといった。

11:2 このマリアは主に香油を塗り、髪の毛で主の足をぬぐった女である。その兄弟ラザロが病気であった。

11:3 姉妹たちはイエスのもとに人をやって、「主よ、あなたの愛しておられる者が病気なのです」と言わせた。

11:4 イエスは、それを聞いて言われた。「この病気は死で終わるものではない。神の栄光のためである。神の子がそれによって栄光を受けるのである。」

11:5 イエスは、マルタとその姉妹とラザロを愛しておられた。

11:6 ラザロが病気だと聞いてからも、なお二日間同じ所に滞在された。

11:7 それから、弟子たちに言われた。「もう一度、ユダヤに行こう。」

11:8 弟子たちは言った。「ラビ、ユダヤ人たちがついこの間もあなたを石で打ち殺そうとしたのに、またそこへ行かれるのですか。」

11:9 イエスはお答えになった。「昼間は十二時間あるではないか。昼のうちに歩けば、つまずくことはない。この世の光を見ているからだ。

11:10 しかし、夜歩けば、つまずく。その人の内に光がないからである。」

11:11 こうお話しになり、また、その後で言われた。「わたしたちの友ラザロが眠っている。しかし、わたしは彼を起こしに行く。」

11:12 弟子たちは、「主よ、眠っているのであれば、助かるでしょう」と言った。

11:13 イエスはラザロの死について話されたのだが、弟子たちは、ただ眠りについて話されたものと思ったのである。

11:14 そこでイエスは、はっきりと言われた。「ラザロは死んだのだ。

11:15 わたしがその場に居合わせなかったのは、あなたがたにとってよかった。あなたがたが信じるようになるためである。さあ、彼のところへ行こう。」

11:16 すると、ディディモと呼ばれるトマスが、仲間の弟子たちに、「わたしたちも行って、一緒に死のうではないか」と言った。

 

前田訳1978

11:1 ラザロという病人があった。マリヤとその姉妹マルタの村ベタニアの人であった。

11:2 マリヤは主に香油をぬり、み足を自分の髪でふいた女で、その兄弟ラザロが病んでいた。

11:3 姉妹たちはイエスに使いをやって、「主よ、あなたのお気にい入りが病気です」といわせた。

11:4 イエスはそれを聞いていわれた、「この病は死に到らず、神の栄光のために、神の子が栄化されるためである」と。

11:5 イエスはマルタとその姉妹とラザロを愛しておられた。

11:6 しかし、ラザロが病むと聞かれると、おられたところに二日とどまって、

11:7 そのあとで弟子たちにいわれる、「今一度ユダヤへ行こう」と。

11:8 弟子たちはいう、「先生、つい先ごろユダヤ人があなたを石打ちしようとしいてましたのに、今一度あそこえ行かれるのですか」と。

11:9 イエスは答えられた、昼間は十二時間あるではないか。人は昼間歩けばつまずかない、この世の光が見えるから。

11:10 夜歩けばつまずく、光がその人の中にないから」と。

11:11 このことをいってからのちにいわれる、「われらの友ラザロは眠った。しかし起こしに出かけよう」と。

11:12 弟子たちはいった、「主よ、眠ったのなら救われましょう」と。

11:13 イエスは彼の死についていわれたが、彼らは単なる眠りについていわれると思った。

11:14 そこでイエスはあからさまにいわれた、「ラザロは死んだ。

11:15 わたしがあそこにいなかったことをよろこぶ。いなかったのはあなた方のため、あなた方が信ずるためである。さあ、彼のところへ行こう」と。

11:16 デドモ(二子)ことトマスが相弟子たちにいった、「われらも行って彼とともに死のう」と。

 

新改訳1970

11:1 さて、ある人が病気にかかっていた。ラザロといって、マリヤとその姉妹マルタとの村の出で、ベタニヤの人であった。

11:2 このマリヤは、主に香油を塗り、髪の毛でその足をぬぐったマリヤであって、彼女の兄弟ラザロが病んでいたのである。

11:3 そこで姉妹たちは、イエスのところに使いを送って、言った。「主よ。ご覧ください。あなたが愛しておられる者が病気です。」

11:4 イエスはこれを聞いて、言われた。「この病気は死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです。神の子がそれによって栄光を受けるためです。」

11:5 イエスはマルタとその姉妹とラザロとを愛しておられた。

11:6 そのようなわけで、イエスは、ラザロが病んでいることを聞かれたときも、そのおられた所になお二日とどまられた。

11:7 その後、イエスは、「もう一度ユダヤに行こう。」と弟子たちに言われた。

11:8 弟子たちはイエスに言った。「先生。たった今ユダヤ人たちが、あなたを石打ちにしようとしていたのに、またそこにおいでになるのですか。」

11:9 イエスは答えられた。「昼間は十二時間あるでしょう。だれでも、昼間歩けば、つまずくことはありません。この世の光を見ているからです。」

11:10 しかし、夜歩けばつまずきます。光がその人のうちにないからです。」

11:11 イエスは、このように話され、それから、弟子たちに言われた。「わたしたちの友ラザロは眠っています。しかし、わたしは彼を眠りからさましに行くのです。」

11:12 そこで弟子たちはイエスに言った。「主よ。眠っているのなら、彼は助かるでしょう。」

11:13 しかし、イエスは、ラザロの死のことを言われたのである。だが、彼らは眠った状態のことを言われたものと思った。

11:14 そこで、イエスはそのとき、はっきりと彼らに言われた。「ラザロは死んだのです。

11:15 わたしは、あなたがたのため、すなわちあなたがたが信じるためには、わたしがその場に居合わせなかったことを喜んでいます。さあ、彼のところへ行きましょう。」

11:16 そこで、デドモと呼ばれるトマスが、弟子の仲間に言った。「私たちも行って、主といっしょに死のうではないか。」

 

塚本訳1963

11:1 さて、ラザロというひとりの病人があった。。マリヤとその姉妹マルタとの村、ベタニヤの人である。

11:2 このマリヤは主に香油を塗り、髪の毛で御足をふいた女であるが、病気であったラザロはその兄弟であった。

11:3 マリヤとマルタとはイエスに使をやって、「主よ、大変です。あなたの可愛がっておられる人が病気です」と言わせた。

11:4 イエスは聞いて言われた、「これは死ぬための病気ではない。神の栄光のためである。すなわち(神の栄光をあらわすために、)神の子(わたし)がこれによって栄光を受けるためである。」

11:5 イエスはマルタとその姉妹ラザロとを愛しておられた。

11:6 ところでイエスはラザロが病気と聞かれると、おられたところに(なお)二日留っていて、

11:7 そのあとで弟子たちに、「もう一度ユダヤに行こう」と言われた。

11:8 弟子たちが言う、「先生、ついこの間もユダヤ人があなたを石で打ち殺そうとしたのに、またそこに行かれるのですか。」

11:9 イエスが答えられた、「(心配するな。わたしが神に命ぜられた務を果す時までは、だれもわたしに手を下すことはできない。)昼間は十二時間あるではないか。人は昼間歩けば、つまづくことはない。この世の光(太陽)が照らしているからだ。

11:10 しかし夜歩けば、つまづく。その人の中に(心を照らす)光がないからである。」

11:11 こう話して、またそのあとで言われる、「わたし達の友人ラザロが眠った。目をさましに行ってやろう。」

11:12 弟子たちが言った、「主よ、眠ったなら(きっと)助かりましょう。(眠る病人はなおると言います。起さない方がよいでしょう。)」

11:13 イエスはラザロが死んだことを言われたのに、弟子たちは安眠していることを言われるものと思ったのである。

11:14 そこでイエスが今度ははっきり言われた、「ラザロは死んだのだ。

11:15 わたしがそこにいなかったことを、あなた達のために喜ぶ。あなた達の信仰を強めることができるからだ。さあ、ラザロの所に行こう。」

11:16 するとトマスすなわち(ギリシヤ語で)デドモ(二子)が相弟子たちに言った、「(主の命があぶない。)わたし達も行って、主と一しょに死のう。」

 

口語訳1955

11:1 さて、ひとりの病人がいた。ラザロといい、マリヤとその姉妹マルタの村ベタニヤの人であった。

11:2 このマリヤは主に香油をぬり、自分の髪の毛で、主の足をふいた女であって、病気であったのは、彼女の兄弟ラザロであった。

11:3 姉妹たちは人をイエスのもとにつかわして、「主よ、ただ今、あなたが愛しておられる者が病気をしています」と言わせた。

11:4 イエスはそれを聞いて言われた、「この病気は死ぬほどのものではない。それは神の栄光のため、また、神の子がそれによって栄光を受けるためのものである」。

11:5 イエスは、マルタとその姉妹とラザロとを愛しておられた。

11:6 ラザロが病気であることを聞いてから、なおふつか、そのおられた所に滞在された。

11:7 それから弟子たちに、「もう一度ユダヤに行こう」と言われた。

11:8 弟子たちは言った、「先生、ユダヤ人らが、さきほどもあなたを石で殺そうとしていましたのに、またそこに行かれるのですか」。

11:9 イエスは答えられた、「一日には十二時間あるではないか。昼間あるけば、人はつまずくことはない。この世の光を見ているからである。

11:10 しかし、夜あるけば、つまずく。その人のうちに、光がないからである」。

11:11 そう言われたが、それからまた、彼らに言われた、「わたしたちの友ラザロが眠っている。わたしは彼を起しに行く」。

11:12 すると弟子たちは言った、「主よ、眠っているのでしたら、助かるでしょう」。

11:13 イエスはラザロが死んだことを言われたのであるが、弟子たちは、眠って休んでいることをさして言われたのだと思った。

11:14 するとイエスは、あからさまに彼らに言われた、「ラザロは死んだのだ。

11:15 そして、わたしがそこにいあわせなかったことを、あなたがたのために喜ぶ。それは、あなたがたが信じるようになるためである。では、彼のところに行こう」。

11:16 するとデドモと呼ばれているトマスが、仲間の弟子たちに言った、「わたしたちも行って、先生と一緒に死のうではないか」。

 

文語訳1917

"431101","ここに病める者あり、ラザロと云ふ、マリヤとその姉妹マルタとの村ベタニヤの人なり。"

"431102","此のマリヤは、主に香油をぬり、頭髪にて御足を拭ひし者にして、病めるラザロはその兄弟なり。"

"431103","姉妹ら人をイエスに遣して『主、視よ、なんぢの愛し給ふもの病めり』と言はしむ。"

"431104","之を聞きてイエス言ひ給ふ『この病は死に至らず、神の榮光のため、神の子のこれに由りて榮光を受けんためなり』"

"431105","イエスはマルタと、その姉妹と、ラザロとを愛し給へり。"

"431106","ラザロの病みたるを聞きて、その居給ひし處になほ二日とどまり、"

"431107","而してのち弟子たちに言ひ給ふ『われら復ユダヤに往くべし』"

"431108","弟子たち言ふ『ラビ、この程もユダヤ人、なんぢを石にて撃たんとせしに、復かしこに往き給ふか』"

"431109","イエス答へたまふ『一日に十二時あるならずや、人もし晝あるかば、此の世の光を見るゆゑに躓くことなし。"

"431110","夜あるかば、光その人になき故に躓くなり』"

"431111","かく言ひて復その後いひ給ふ『われらの友ラザロ眠れり、されど我よび起さん爲に往くなり』"

"431112","弟子たち言ふ『主よ、眠れるならば癒ゆべし』"

"431113","イエスは彼が死にたることを言ひ給ひしなれど、弟子たちは寝ねて眠れるを言ひ給ふと思へるなり。"

"431114","ここにイエス明白に言ひ給ふ『ラザロは死にたり。"

"431115","我かしこに居らざりし事を汝等のために喜ぶ、汝等をして信ぜしめんとてなり。されど我ら今その許に往くべし』"

"431116","デドモと稱ふるトマス、他の弟子たちに言ふ『われらも往きて彼と共に死ぬべし』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 2:11

2:11 イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。

 

新共同 ヨハ 3:22

3:22 その後、イエスは弟子たちとユダヤ地方に行って、そこに一緒に滞在し、洗礼を授けておられた。

 

新共同 ヨハ 8:59

8:59 すると、ユダヤ人たちは、石を取り上げ、イエスに投げつけようとした。しかし、イエスは身を隠して、神殿の境内から出て行かれた。

 

新共同 ヨハ 9:4-5

9:4 わたしたちは、わたしをお遣わしになった方の業を、まだ日のあるうちに行わねばならない。だれも働くことのできない夜が来る。

9:5 わたしは、世にいる間、世の光である。」

 

新共同 ヨハ 8:12

8:12 イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」

 

新共同 ヨハ 12:35

12:35 イエスは言われた。「光は、いましばらく、あなたがたの間にある。暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。暗闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのか分からない。

 

新共同 ヨハ 11:42

11:42 わたしの願いをいつも聞いてくださることを、わたしは知っています。しかし、わたしがこう言うのは、周りにいる群衆のためです。あなたがわたしをお遣わしになったことを、彼らに信じさせるためです。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ15:18

15:18 そうだとすると、キリストにあって眠った者たちは、滅んでしまったのである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  13:36

13:36 ダビデは、彼の時代に神の計画に仕えた後、眠りについて、祖先の列に加えられ、朽ち果てました。

 

新共同 Tコリ15:6

15:6 次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。

 

新共同 Tコリ15:18-20

15:18 そうだとすると、キリストを信じて眠りについた人々も滅んでしまったわけです。

15:19 この世の生活でキリストに望みをかけているだけだとすれば、わたしたちはすべての人の中で最も惨めな者です。

15:20 しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。

 

新共同 Tテサ4:13-15

4:13 兄弟たち、既に眠りについた人たちについては、希望を持たないほかの人々のように嘆き悲しまないために、ぜひ次のことを知っておいてほしい。

4:14 イエスが死んで復活されたと、わたしたちは信じています。神は同じように、イエスを信じて眠りについた人たちをも、イエスと一緒に導き出してくださいます。

4:15 主の言葉に基づいて次のことを伝えます。主が来られる日まで生き残るわたしたちが、眠りについた人たちより先になることは、決してありません。

 

新共同 使  1:13

1:13 彼らは都に入ると、泊まっていた家の上の部屋に上がった。それは、ペトロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、フィリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、アルファイの子ヤコブ、熱心党のシモン、ヤコブの子ユダであった。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ11:17−27

イエスとマルタ

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431117さて、イエスが来てみると、ラザロがもう四日間墓にいることがわかった。

431118ベタニアはエルサレムに近く、十五スタディオンばかりの距離であった。

431119ユダヤ人たちの多くが、兄弟のことで悔やみを言おうとしてマルタとマリヤのところに来ていた。

431120さて、「イエスが来る」と聞いて、マルタは出迎えたが、マリヤの方は家の中で座っていた。

431121さて、マルタはイエスに向かって言った、「主よ、あなたがここにいて下さったなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。

431122[けれども、]あなたが神にお願いになることはなんでも、神がお与えになることが、私には今でもわかつています」。

431123イエスが言う、「あなたの兄弟は甦るであろう」。

431124マルタが言う、「終りの日、甦りの時に彼が甦ることになっているのは、私にはわかっています」。

431125イエスが言った、「私は甦りであり、命である。私を信じている人は、たとえ死んでも生きることになる。

431126また、生きて私を信じている人は皆いつまでも死ぬことがない。あなたはこれを信じるか」。

431127彼に言う、「はい、主よ、あなたがこの世に来るはずの神の子キリストであることを、私は信じきっています」。

 

新共同訳1987

11:17 さて、イエスが行って御覧になると、ラザロは墓に葬られて既に四日もたっていた。

11:18 ベタニアはエルサレムに近く、十五スタディオンほどのところにあった。

11:19 マルタとマリアのところには、多くのユダヤ人が、兄弟ラザロのことで慰めに来ていた。

11:20 マルタは、イエスが来られたと聞いて、迎えに行ったが、マリアは家の中に座っていた。

11:21 マルタはイエスに言った。「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに。

11:22 しかし、あなたが神にお願いになることは何でも神はかなえてくださると、わたしは今でも承知しています。」

11:23 イエスが、「あなたの兄弟は復活する」と言われると、

11:24 マルタは、「終わりの日の復活の時に復活することは存じております」と言った。

11:25 イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。

11:26 生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」

11:27 マルタは言った。「はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、メシアであるとわたしは信じております。」

 

前田訳1978

11:17 さて、イエスが行って御覧になると、ラザロは墓に葬られて既に四日もたっていた。

11:18 ベタニアはエルサレムに近く、十五スタディオンほどのところにあった。

11:19 マルタとマリアのところには、多くのユダヤ人が、兄弟ラザロのことで慰めに来ていた。

11:20 マルタは、イエスが来られたと聞いて、迎えに行ったが、マリアは家の中に座っていた。

11:21 マルタはイエスに言った。「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに。

11:22 しかし、あなたが神にお願いになることは何でも神はかなえてくださると、わたしは今でも承知しています。」

11:23 イエスが、「あなたの兄弟は復活する」と言われると、

11:24 マルタは、「終わりの日の復活の時に復活することは存じております」と言った。

11:25 イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。

11:26 生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」

11:27 マルタは言った。「はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、メシアであるとわたしは信じております。」

 

新改訳1970

11:17 それで、イエスがおいでになってみると、ラザロは墓の中に入れられて四日もたっていた。

11:18 ベタニヤはエルサレムに近く、三キロメートルほど離れた所にあった。

11:19 大ぜいのユダヤ人がマルタとマリヤのところに来ていた。その兄弟のことについて慰めるためであった。

11:20 マルタは、イエスが来られたと聞いて迎えに行った。マリヤは家ですわっていた。

11:21 マルタはイエスに向かって言った。「主よ。もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。

11:22 今でも私は知っております。あなたが神にお求めになることは何でも、神はあなたにお与えになります。」

11:23 イエスは彼女に言われた。「あなたの兄弟はよみがえります。」

11:24 マルタはイエスに言った。「私は、終わりの日のよみがえりの時に、彼がよみがえることを知っております。」

11:25 イエスは言われた。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。

11:26 また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」

11:27 彼女はイエスに言った。「はい。主よ。私は、あなたが世に来られる神の子キリストである、と信じております。」

 

塚本訳1963

11:17 さてイエスが(ベタニヤに)行って見られると、ラザロはもう四日も墓の中にあった。

11:18 ベタニヤはエルサレムの近くで、十五スタデオ(三キロ)ばかり離れていた。

11:19 マルタとマリヤの所には、大勢のユダヤ人がラザロの悔やみに来ていた。

11:20 マルタは、イエスが来られると聞くと出迎えにいったが、マリヤは家に坐っていた。

11:21 マルタがイエスに言った、「主よ、あなたがここにいてくださったら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに。

11:22 しかしあなたがお願いになることなら、神様は何でもかなえてくださることを、わたしは今でも知っています。」

11:23 イエスは言われる、「あなたの兄弟は生き返る。」

11:24 マルタが言う、「最後の日の復活の時に生き返ることは、知っています。」

11:25 イエスがマルタに言われた、「わたしが復活だ、命だ。(だから)私を信じている者は、死んでも生きている。

11:26 また、だれでも生きている私を信じている者は、永遠に死なない。このことが信じられるか。」

11:27 イエスに言う、「はい、主よ、(信じます。)あなたが救世主で、神の子で、世に来るべき方であると、私は信じています。」

 

口語訳1955

11:17 さて、イエスが行ってごらんになると、ラザロはすでに四日間も墓の中に置かれていた。

11:18 ベタニヤはエルサレムに近く、二十五丁ばかり離れたところにあった。

11:19 大ぜいのユダヤ人が、その兄弟のことで、マルタとマリヤとを慰めようとしてきていた。

11:20 マルタはイエスがこられたと聞いて、出迎えに行ったが、マリヤは家ですわっていた。

11:21 マルタはイエスに言った、「主よ、もしあなたがここにいて下さったなら、わたしの兄弟は死ななかったでしょう。

11:22 しかし、あなたがどんなことをお願いになっても、神はかなえて下さることを、わたしは今でも存じています」。

11:23 イエスはマルタに言われた、「あなたの兄弟はよみがえるであろう」。

11:24 マルタは言った、「終りの日のよみがえりの時よみがえることは、存じています」。

11:25 イエスは彼女に言われた、「わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。

11:26 また、生きていて、わたしを信じる者は、いつまでも死なない。あなたはこれを信じるか」。

11:27 マルタはイエスに言った、「主よ、信じます。あなたがこの世にきたるべきキリスト、神の御子であると信じております」。

 

文語訳1917

"431117","さてイエス來り見給へば、ラザロの墓にあること、既に四日なりき。"

"431118","ベタニヤはエルサレムに近くして、二十五丁ばかりの距離なるが、"

"431119","數多のユダヤ人、マルタとマリヤとをその兄弟の事につき慰めんとて來れり。"

"431120","マルタはイエス來給ふと聞きて出で迎へたれど、マリヤはなほ家に坐し居たり。"

"431121","マルタ、イエスに言ふ『主よ、もし此處に在ししならば、我が兄弟は死なざりしものを。"

"431122","されど今にても我は知る、何事を神に願ひ給ふとも、神は與へ給はん』"

"431123","イエス言ひ給ふ『なんぢの兄弟は甦へるべし』"

"431124","マルタ言ふ『をはりの日、復活のときに甦へるべきを知る』"

"431125","イエス言ひ給ふ『我は復活なり、生命なり、我を信ずる者は死ぬとも生きん。"

"431126","凡そ生きて我を信ずる者は、永遠に死なざるべし。汝これを信ずるか』"

"431127","彼いふ『主よ然り、我なんぢは世に來るべきキリスト、神の子なりと信ず』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 6:39

6:39 わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。

 

新共同 ヨハ 5:24

5:24 はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている。

 

新共同 マタ 16:16

16:16 シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。

 

新共同 マタ 3:11

3:11 わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わたしは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 12:15

12:15 喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。

 

口語訳 Tテサ4:18

4:18 だから、あなたがたは、これらの言葉をもって互に慰め合いなさい。

 

口語訳 Tコリ15:20-26

15:20 しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。

15:21 それは、死がひとりの人によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人によってこなければならない。

15:22 アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように、キリストにあってすべての人が生かされるのである。

15:23 ただ、各自はそれぞれの順序に従わねばならない。最初はキリスト、次に、主の来臨に際してキリストに属する者たち、

15:24 それから終末となって、その時に、キリストはすべての君たち、すべての権威と権力とを打ち滅ぼして、国を父なる神に渡されるのである。

15:25 なぜなら、キリストはあらゆる敵をその足もとに置く時までは、支配を続けることになっているからである。

15:26 最後の敵として滅ぼされるのが、死である。

 

口語訳 ピリ 3:10

3:10 すなわち、キリストとその復活の力とを知り、その苦難にあずかって、その死のさまとひとしくなり、

 

口語訳 Tテサ4:14-15

4:14 わたしたちが信じているように、イエスが死んで復活されたからには、同様に神はイエスにあって眠っている人々をも、イエスと一緒に導き出して下さるであろう。

4:15 わたしたちは主の言葉によって言うが、生きながらえて主の来臨の時まで残るわたしたちが、眠った人々より先になることは、決してないであろう。

 

口語訳 ロマ 8:10

8:10 もし、キリストがあなたがたの内におられるなら、からだは罪のゆえに死んでいても、霊は義のゆえに生きているのである。

 

口語訳 Uコリ5:1-8

5:1 わたしたちの住んでいる地上の幕屋がこわれると、神からいただく建物、すなわち天にある、人の手によらない永遠の家が備えてあることを、わたしたちは知っている。

5:2 そして、天から賜わるそのすみかを、上に着ようと切に望みながら、この幕屋の中で苦しみもだえている。

5:3 それを着たなら、裸のままではいないことになろう。

5:4 この幕屋の中にいるわたしたちは、重荷を負って苦しみもだえている。それを脱ごうと願うからではなく、その上に着ようと願うからであり、それによって、死ぬべきものがいのちにのまれてしまうためである。

5:5 わたしたちを、この事にかなう者にして下さったのは、神である。そして、神はその保証として御霊をわたしたちに賜わったのである。

5:6 だから、わたしたちはいつも心強い。そして、肉体を宿としている間は主から離れていることを、よく知っている。

5:7 わたしたちは、見えるものによらないで、信仰によって歩いているのである。

5:8 それで、わたしたちは心強い。そして、むしろ肉体から離れて主と共に住むことが、願わしいと思っている。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 Uコリ1:3-7

1:3 わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。

1:4 神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。

1:5 キリストの苦しみが満ちあふれてわたしたちにも及んでいるのと同じように、わたしたちの受ける慰めもキリストによって満ちあふれているからです。

1:6 わたしたちが悩み苦しむとき、それはあなたがたの慰めと救いになります。また、わたしたちが慰められるとき、それはあなたがたの慰めになり、あなたがたがわたしたちの苦しみと同じ苦しみに耐えることができるのです。

1:7 あなたがたについてわたしたちが抱いている希望は揺るぎません。なぜなら、あなたがたが苦しみを共にしてくれているように、慰めをも共にしていると、わたしたちは知っているからです。

 

新共同 使  24:15

24:15 更に、正しい者も正しくない者もやがて復活するという希望を、神に対して抱いています。この希望は、この人たち自身も同じように抱いております。

 

新共同 黙  1:18

1:18 また生きている者である。一度は死んだが、見よ、世々限りなく生きて、死と陰府の鍵を持っている。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tヨハ3:14

3:14 わたしたちは、兄弟を愛しているので、死からいのちへ移ってきたことを、知っている。愛さない者は、死のうちにとどまっている。

 

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ヨハネ11:28−44

ラザロ生きかえる

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431128彼女はこれを言ってから立ち去り、姉妹マリヤを呼んでこっそりと言った、「先生がそこにおられ、あなたを呼んでおられる」。

431129彼女はこれを聞くと、すぐに起き上がって彼のところへ行き始めた。

431130イエスはまだ村の中には入らず、まだ、マルタが出迎えたその場所にいた。

431131さて、彼女と一緒に家にいて悔やみを言っていたユダヤ人たちは、マリヤが急いで立ち上がり、出て行ったのを見て、墓に往ってそこで泣くのだろうと思い、彼女について行った。

431132さて、マリヤはイエスのいたところに来ると、彼を見るなり、「主よ、あなたがここにおられたなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに」と言いながら、その足下にひれ伏した。

431133すると、イエスは彼女が泣き、また一緒に来たユダヤ人たちも泣いているのを見ると、心の深いところで憤りを覚え、かき乱され、

431134そして、

「あなたがたは彼をどこに置いたのか」と言った。彼に言う、「主よ、来て下さい。そして、見て下さい」。

431135イエスは涙を流した。

431136それで、ユダヤ人たちは言っていた、「ごらん、どれほど彼にほれこんでいたことか」。

431137だが、彼らのうちのある者たちは言った、「盲人の両目を開けたこの人も、この人を死なないようにはできなかったのか」。

431138イエスは自らのうちに再び憤りを感じながら、墓に来る。それは洞穴であって、その入り口のところに石が置かれていた。

431139イエスが言う、「その石をどかせなさい」。彼に死者の姉妹マルタが言う、「主よ、もう臭っています。四日目ですから」。

431140イエスが彼女に言う、「信じるなら、神の栄光を見ることになると、あなたに言っておいたではないか」。

431141それで、〔人々が〕石をどかせた。

イエスは目を上に挙げて言った、「父よ、私に耳を傾けて下さったことを感謝します。

431142あなたが私にいつも耳を傾けて下さっていることが私自身にはわかっていましたが、まわりに立っている群衆のために申します。あなたこそが私を遣わされたことを彼らが信じるようになるために」。

431143そして、これを言ってから大声で叫んだ、「ラザロ、外へ出て来なさい」。

431144死者は、両足、両手を包帯で巻かれたままで出て来た。その顔は汗ふき布で包まれていた。イエスが〔人々に〕言う、「解いてやり、往かせてあげなさい」。

 

新共同訳1987

11:28 マルタは、こう言ってから、家に帰って姉妹のマリアを呼び、「先生がいらして、あなたをお呼びです」と耳打ちした。

11:29 マリアはこれを聞くと、すぐに立ち上がり、イエスのもとに行った。

11:30 イエスはまだ村には入らず、マルタが出迎えた場所におられた。

11:31 家の中でマリアと一緒にいて、慰めていたユダヤ人たちは、彼女が急に立ち上がって出て行くのを見て、墓に泣きに行くのだろうと思い、後を追った。

11:32 マリアはイエスのおられる所に来て、イエスを見るなり足もとにひれ伏し、「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに」と言った。

11:33 イエスは、彼女が泣き、一緒に来たユダヤ人たちも泣いているのを見て、心に憤りを覚え、興奮して、

11:34 言われた。「どこに葬ったのか。」彼らは、「主よ、来て、御覧ください」と言った。

11:35 イエスは涙を流された。

11:36 ユダヤ人たちは、「御覧なさい、どんなにラザロを愛しておられたことか」と言った。

11:37 しかし、中には、「盲人の目を開けたこの人も、ラザロが死なないようにはできなかったのか」と言う者もいた。

◆イエス、ラザロを生き返らせる

11:38 イエスは、再び心に憤りを覚えて、墓に来られた。墓は洞穴で、石でふさがれていた。

11:39 イエスが、「その石を取りのけなさい」と言われると、死んだラザロの姉妹マルタが、「主よ、四日もたっていますから、もうにおいます」と言った。

11:40 イエスは、「もし信じるなら、神の栄光が見られると、言っておいたではないか」と言われた。

11:41 人々が石を取りのけると、イエスは天を仰いで言われた。「父よ、わたしの願いを聞き入れてくださって感謝します。

11:42 わたしの願いをいつも聞いてくださることを、わたしは知っています。しかし、わたしがこう言うのは、周りにいる群衆のためです。あなたがわたしをお遣わしになったことを、彼らに信じさせるためです。」

11:43 こう言ってから、「ラザロ、出て来なさい」と大声で叫ばれた。

11:44 すると、死んでいた人が、手と足を布で巻かれたまま出て来た。顔は覆いで包まれていた。イエスは人々に、「ほどいてやって、行かせなさい」と言われた。

 

前田訳1978

11:28 こういってから彼女は立ち去って姉妹のマリヤを呼び、そっといった、「先生がおいでで、あなたをお呼びです」と。

11:29 それを聞くとマリヤはすぐ立ち上がってイエスのところへ行った。

11:30 イエスはまだ村に着かれず、マルタが出迎えたさっきのところにおられた。

11:31 マリヤとともに家にいて慰めていたユダヤ人たちは、マリヤがすぐ立ちあがって出かけるのを見ると、墓に泣きに行くと思ってついて行った。

11:32 マリヤはイエスのおられるところに来て、彼を見るや否や、み足にひれ伏していった、「主よあなたがここにおいででしたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに」と。

11:33 イエスは彼女が泣き、いっしょに来たユダヤ人も泣くのを見て、心になげき、激していわれた、

11:34 「どこに彼を置いたか」と。彼らはいった、「主よ来て、ごらんください」と。

11:35 イエスは涙された。

11:36 するとユダヤ人がいった、「見よ、何と彼を愛しておられたことか」と。

11:37 彼らの中には、「目しいの目をあけたこの人さえも、ラザロが死なないようにはできなかったのか」というものもあった。

11:38 イエスはまたも心になげいて、墓に来られる。それは洞穴で、石でふさいであった。

11:39 イエスはいわれる、「石をのけよ」と。裏切れた人の姉妹のマルタはいう、「主よ、もうにおいます、四日目ですから」と。

11:40 イエスは彼女にいわれる、「信ずれば神の栄光が見えよう、とあなたにいったではないか」と。

11:41 そこで彼らは石をのけた。イエスは目を上に向けていわれた、「父よ、お聞き届けくださったことを感謝致します。

11:42 あなたはいつもお聞き届けくださることをわたしは知っています。しかし、まわりに立つ人人のためにかく申しました。あなたがわたしをおつかわしのことを彼らが知るためです」と。

11:43 こういってから大声で叫ばれた、「ラザロよ、出ておいで」と。

11:44 死人が手足を布で巻かれたまま出て来た。顔は手拭でおおわれていた。イエスは人々にいわれた。「彼をほどいて家に帰らせなさい」と。

 

新改訳1970

11:28 こう言ってから、帰って行って、姉妹マリヤを呼び、「先生が見えています。あなたを呼んでおられます。」とそっと言った。

11:29 マリヤはそれを聞くと、すぐ立ち上がって、イエスのところに行った。

11:30 さてイエスは、まだ村にはいらないで、マルタが出迎えた場所におられた。

11:31 マリヤとともに家にいて、彼女を慰めていたユダヤ人たちは、マリヤが急いで立ち上がって出て行くのを見て、マリヤが墓に泣きに行くのだろうと思い、彼女について行った。

11:32 マリヤは、イエスのおられた所に来て、お目にかかると、その足もとにひれ伏して言った。「主よ。もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。」

11:33 そこでイエスは、彼女が泣き、彼女といっしょに来たユダヤ人たちも泣いているのをご覧になると、霊の憤りを覚え、心の動揺を感じて、

11:34 言われた。「彼をどこに置きましたか。」彼らはイエスに言った。「主よ。来てご覧ください。」

11:35 イエスは涙を流された。

11:36 そこで、ユダヤ人たちは言った。「ご覧なさい。主はどんなに彼を愛しておられたことか。」

11:37 しかし、「盲人の目をあけたこの方が、あの人を死なせないでおくことはできなかったのか。」と言う者もいた。

11:38 そこでイエスは、またも心のうちに憤りを覚えながら、墓に来られた。墓はほら穴であって、石がそこに立てかけてあった。

11:39 イエスは言われた。「その石を取りのけなさい。」死んだ人の姉妹マルタは言った。「主よ。もう臭くなっておりましょう。四日になりますから。」

11:40 イエスは彼女に言われた。「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」

11:41 そこで、彼らは石を取りのけた。イエスは目を上げて、言われた。「父よ。わたしの願いを聞いてくださったことを感謝いたします。

11:42 わたしは、あなたがいつもわたしの願いを聞いてくださることを知っておりました。しかしわたしは、回りにいる群衆のために、この人々が、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じるようになるために、こう申したのです。」

11:43 そして、イエスはそう言われると、大声で叫ばれた。「ラザロよ。出て来なさい。」

11:44 すると、死んでいた人が、手と足を長い布で巻かれたままで出て来た。彼の顔は布切れで包まれていた。イエスは彼らに言われた。「ほどいてやって、帰らせなさい。」

 

塚本訳1963

11:28 こう言ったのち、マルタは行って姉妹のマリヤを呼び、「先生が来て、あなたを呼んでおられる」とささやいた。

11:29 これを聞くとマリヤは、急いで立ち上がってイエスの所に行った。

11:30 イエスはまだ村に入らず、マルタが出迎えたさっきの場所におられた。

11:31 マリヤと一しょに家にいて慰めていたユダヤ人たちは、マリヤが急に立って出て行くのを見ると、墓に泣きに行くものと思って、あとについて行った。

11:32 マリヤはイエスのおられる所に来ると、イエスを見るなり、足もとにひれ伏して言った、「主よ、あなたがここにいてくださったら、わたしの・・わたしの兄弟は死ななかったでしょうに。」

11:33 イエスはマリヤが泣き、一しょに来たユダヤ人たちも泣くのを見ると、(その不信仰を)心に憤り、かつ興奮して、

11:34 (マルタとマリヤに)言われた、「どこにラザロを納めたか。」二人が言う、「主よ、来て、御覧ください。」

11:35 イエスが涙を流された。

11:36 するとユダヤ人たちが言った、「まあ、なんとラザロを可愛がっておられることだろう!」

11:37 しかし中には、「盲人の目をあけたこの人にも、このラザロが死なないように出来なかったのか」と言う者もあった。

11:38 そこでイエスはまたも心に憤りながら、(ラザロの)墓に来られる。墓は洞穴で、入口に石を置いて(ふさいで)あった。

11:39 「石をのけなさい」とイエスが言われる。死んだ人の姉妹のマルタが言う、「主よ、もう臭くなっています。四日目ですから。」