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ルカ1:1−4
はしがき
翻訳比較
岩波翻訳委員会訳1995
420101私どものもとで成し遂げられた〔さまざまの〕事柄について、
420102初めからの目撃者たちと御言葉に仕えるに至った者たちとが私どもに伝えました通りに、物語り連ねようと多くの人々が手を染めましたが、
420103この私もまたすべてを詳(つぶ)さに調べましたので、テオヒィロス閣下よ、あなた様に順序立てて叙述申し上げるべきであると思いなし、
420104それによって、これまで学ばれたことのたしかであることをご確認なさいますように〔と、お願い申し上げる次第であります〕。
新共同訳1987
1:1 -2わたしたちの間で実現した事柄について、最初から目撃して御言葉のために働いた人々がわたしたちに伝えたとおりに、物語を書き連ねようと、多くの人々が既に手を着けています。
1:3 そこで、敬愛するテオフィロさま、わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのがよいと思いました。
1:4 お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのであります。
◆洗礼者ヨハネの誕生、予告される
1:5 ユダヤの王ヘロデの時代、アビヤ組の祭司にザカリアという人がいた。その妻はアロン家の娘の一人で、名をエリサベトといった。
前田訳1978
1:1 多くの人が、われらの間になしとげられた事どもについての物語をまとめようと手をつけました。
1:2 その事どもは、はじめから目撃者でことばの使いであった人たちがわれらに伝えたものであります。
1:3 それで、テオピロ閣下、それらの一部始終を詳しく調べましたわたくしも、あなたに順序正しく書いて差しあげようと思いました。
1:4 それはお聞き及びの話についての確かなところをよく知っていただくためであります。
新改訳1970
1:1 私たちの間ですでに確信されている出来事については、(V.2挿入)多くの人が記事にまとめて書き上げようと、すでに試みておりますので、
1:2 初めからの目撃者で、みことばに仕える者となった人々が、私たちに伝えたそのとおりを、
1:3 私も、すべてのことを初めから綿密に調べておりますから、あなたのために、順序を立てて書いて差し上げるのがよいと思います。尊敬するテオピロ殿。
1:4 それによって、すでに教えを受けられた事がらが正確な事実であることを、よくわかっていただきたいと存じます。
塚本訳1963
1:1 わたし達の間で(近ごろひとまず)完結しました出来事を、(すなわち、イエス・キリストの福音の発端から、それがローマにまで伸びていったことの顛末を、)
1:2 最初から実際に見た人たちと御言葉の伝道にたずさわった人たちとが(語り)伝えてくれたとおりに、一つの物語に編もうと企てた人が数多くありますので、
1:3 テオピロ閣下よ、わたしも一切の事の次第を始めから精密に取り調べましたから、今順序を正して書き綴り、これを閣下に奉呈して、
1:4 閣下が(今日までこのことについて)聞かれた話が、決して間違いでなかったことを知っていただこうと思ったのであります。
口語訳1955
1:1 わたしたちの間に成就された出来事を、最初から親しく見た人々であって、
1:2 御言に仕えた人々が伝えたとおり物語に書き連ねようと、多くの人が手を着けましたが、
1:3 テオピロ閣下よ、わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、ここに、それを順序正しく書きつづって、閣下に献じることにしました。
1:4 すでにお聞きになっている事が確実であることを、これによって十分に知っていただきたいためであります。
文語訳1917
"420101","我らの中に成りし事の物語につき、始めよりの目撃者にして、"
"420102","御言の役者となりたる人々の、我らに傳へし其のままを書き列ねんと、手を著けし者あまたある故に、"
"420103","我も凡ての事を最初より詳細に推し尋ねたれば、"
"420104","テオピロ閣下よ、汝の教へられたる事の慥なるを悟らせん爲に、これが序を正して書き贈るは善き事と思はるるなり。"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
・・・・
(独)NESTLE-ALAND NOVUM TESTAMENTUM GRAECE 27版1993 の引照
新共同 使 11:4
11:4 そこで、ペトロは事の次第を順序正しく説明し始めた。
新共同 使 24:2-3
24:2 -3パウロが呼び出されると、テルティロは告発を始めた。「フェリクス閣下、閣下のお陰で、私どもは十分に平和を享受しております。また、閣下の御配慮によって、いろいろな改革がこの国で進められています。私どもは、あらゆる面で、至るところで、このことを認めて称賛申し上げ、また心から感謝しているしだいです。
(英・米)THE NEW
TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口語訳 ロマ 15:16
15:16 このように恵みを受けたのは、わたしが異邦人のためにキリスト・イエスに仕える者となり、神の福音のために祭司の役を勤め、こうして異邦人を、聖霊によってきよめられた、御旨にかなうささげ物とするためである。
口語訳 Tコリ4:1
4:1 このようなわけだから、人はわたしたちを、キリストに仕える者、神の奥義を管理している者と見るがよい。
(日)新共同訳1987 の引照
新共同 ロマ 4:21
4:21 神は約束したことを実現させる力も、お持ちの方だと、確信していたのです。
新共同 使 1:21-22
1:21 -22そこで、主イエスがわたしたちと共に生活されていた間、つまり、ヨハネの洗礼のときから始まって、わたしたちを離れて天に上げられた日まで、いつも一緒にいた者の中からだれか一人が、わたしたちに加わって、主の復活の証人になるべきです。」
1:23 そこで人々は、バルサバと呼ばれ、ユストともいうヨセフと、マティアの二人を立てて、
新共同 Uペテ1:16
1:16 わたしたちの主イエス・キリストの力に満ちた来臨を知らせるのに、わたしたちは巧みな作り話を用いたわけではありません。わたしたちは、キリストの威光を目撃したのです。
新共同 Tヨハ1:1
1:1 初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたものを伝えます。すなわち、命の言について。――
新共同 使 8:4
8:4 さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。
新共同 使 14:25
14:25 ペルゲで御言葉を語った後、アタリアに下り、
新共同 使 16:6
16:6 さて、彼らはアジア州で御言葉を語ることを聖霊から禁じられたので、フリギア・ガラテヤ地方を通って行った。
新共同 使 26:16
26:16 起き上がれ。自分の足で立て。わたしがあなたに現れたのは、あなたがわたしを見たこと、そして、これからわたしが示そうとすることについて、あなたを奉仕者、また証人にするためである。
新共同 使 1:1
1:1 -2テオフィロさま、わたしは先に第一巻を著して、イエスが行い、また教え始めてから、お選びになった使徒たちに聖霊を通して指図を与え、天に上げられた日までのすべてのことについて書き記しました。
新共同 使 11:4
11:4 そこで、ペトロは事の次第を順序正しく説明し始めた。
新共同 使 18:25
18:25 彼は主の道を受け入れており、イエスのことについて熱心に語り、正確に教えていたが、ヨハネの洗礼しか知らなかった。
新共同 ロマ 2:18
2:18 その御心を知り、律法によって教えられて何をなすべきかをわきまえています。
新共同 ガラ 6:6
6:6 御言葉を教えてもらう人は、教えてくれる人と持ち物をすべて分かち合いなさい。
新共同 Uテモ3:10
3:10 しかしあなたは、わたしの教え、行動、意図、信仰、寛容、愛、忍耐に倣い、
(仏)THE
NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照
口語訳 使 1:8
1:8 ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。
口語訳 エペ 3:7
3:7 わたしは、神の力がわたしに働いて、自分に与えられた神の恵みの賜物により、福音の僕とされたのである。
口語訳 使 1:1
1:1 テオピロよ、わたしは先に第一巻を著わして、イエスが行い、また教えはじめてから、
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ルカ1:5−25
洗礼者ヨハネの誕生のお告げ
翻訳比較
岩波翻訳委員会訳1995
420105ユダヤの王ヘロデの時代に、アビヤの組の祭司で、名をザカリヤという者がいた。また、その妻はアロンの娘たちの出で、名をエリザベトといった。
420106そして二人とも神の御前に義(ただ)しく、主のすべての掟と義の規定の中を落ち度なく歩んでいた。
420107しかし彼らには子供がなかった。エリザベトが石女(うまずめ)であり、二人とも年長(とした)けていたためである。
420108さて、彼がその組の順番にしたがって、神の前で祭司として仕える段になった際、
420109祭司職の慣わしに従って籤を引くと、彼には、主の聖所に入って香をたく役目が当たった。
420110そして民の群はことごとく、香の供え物の時刻に外で祈っていた。
420111すると、主の御使いが彼に現れて、香の供え物の祭壇の右側に立っていた。
420112するとザカリヤは、〔これを〕見て心を乱され、また恐怖が彼を襲った。
420113すると見使いは、彼に対して言った、
「〔もう〕恐れるな、ザカリヤよ、
お前の祈願が、聞き入れられたゆえである。
すなわちお前の妻エリザベトは、お前に一人の息子を産み、
その名をお前はヨハネと呼ぶであろう。
420114そしておまえは、喜び、子踊りすることになろう、
また、多くの者が、彼の誕生を喜ぶであろう。
420115実に彼は、主の御前にて大いなる者となるであろう。
また彼は、葡萄酒と酔う飲み物とを飲むことなく、
また、聖霊に満たされているであろう、
その母の胎内にいる時よりすでに。
420116また彼は、イスラエルの子らの多くを、立ち帰らすであろう、
彼らの神なる主のもとに。
420117また、彼自らが、主の御前で先立って進むであろう、
エリヤの霊と力のうちに。
父たちの心をその子供たちに立ち帰らせ、
不従順な者たちを義人たちの思いに〔帰らせ〕、
整いのすんだ〔一つの〕民を、主のために備えんがために」。
420118するとザカリヤは、御使いに言った、「私は、何によってそのようなこと〔が本当だと〕知り得ましょう。この私は老人ですし、私の妻ももう年長けておりますのに」。
420119すると御使いは、答えて彼に言った、「この私は、神の御前に立つガブリエルである。そして私は、あなたに語るため、またあなたにこれらの良きことを〔福音として〕告げ知らせるために遣わされたのだ。
420120そこで見よ、これらのことが起こる日まで、あなたは口が開かず、ものが言えなくなるであろう。あなたが私の言葉を信じなかったためである。私の言葉は、その時が到来すれば、〔必ず〕満たされるのである」。
420121さて、民はザカリヤを待っていたが、彼が聖所の中で手間取っているのでいぶしがっていた。
420122すると彼は出て来たが、彼らに語ることができなかった。そこで彼らは、彼が聖所の中で幻を見たことがわかった。また彼の方も、彼らにうなずく〔だけで、〕口は利けないままであった。
420123そして、彼の奉仕の日々が満ちた時、彼は自分の家に帰って行った。
420124これらの日々ののち、彼の妻エリザベトは身重になり、五月(いつつき)の間引きこもっていた。そして〔次のように〕言っていた、
420125「主は、人々の間での私の恥を取り去ってやろうと心に留めて下さった時、私に、このようにして下さいました」。
新共同訳1987
1:5 ユダヤの王ヘロデの時代、アビヤ組の祭司にザカリアという人がいた。その妻はアロン家の娘の一人で、名をエリサベトといった。
1:6 二人とも神の前に正しい人で、主の掟と定めをすべて守り、非のうちどころがなかった。
1:7 しかし、エリサベトは不妊の女だったので、彼らには、子供がなく、二人とも既に年をとっていた。
1:8 さて、ザカリアは自分の組が当番で、神の御前で祭司の務めをしていたとき、
1:9 祭司職のしきたりによってくじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった。
1:10 香をたいている間、大勢の民衆が皆外で祈っていた。
1:11 すると、主の天使が現れ、香壇の右に立った。
1:12 ザカリアはそれを見て不安になり、恐怖の念に襲われた。
1:13 天使は言った。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。
1:14 その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。
1:15 彼は主の御前に偉大な人になり、ぶどう酒や強い酒を飲まず、既に母の胎にいるときから聖霊に満たされていて、
1:16 イスラエルの多くの子らをその神である主のもとに立ち帰らせる。
1:17 彼はエリヤの霊と力で主に先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に正しい人の分別を持たせて、準備のできた民を主のために用意する。」
1:18 そこで、ザカリアは天使に言った。「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています。」
1:19 天使は答えた。「わたしはガブリエル、神の前に立つ者。あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを伝えるために遣わされたのである。
1:20 あなたは口が利けなくなり、この事の起こる日まで話すことができなくなる。時が来れば実現するわたしの言葉を信じなかったからである。」
1:21 民衆はザカリアを待っていた。そして、彼が聖所で手間取るのを、不思議に思っていた。
1:22 ザカリアはやっと出て来たけれども、話すことができなかった。そこで、人々は彼が聖所で幻を見たのだと悟った。ザカリアは身振りで示すだけで、口が利けないままだった。
1:23 やがて、務めの期間が終わって自分の家に帰った。
1:24 その後、妻エリサベトは身ごもって、五か月の間身を隠していた。そして、こう言った。
1:25 「主は今こそ、こうして、わたしに目を留め、人々の間からわたしの恥を取り去ってくださいました。」
前田訳1978
1:5 ユダヤの王ヘロデのころ、ザカリヤというアビヤの組の祭司があった。妻はアロンの末で、名はエリサベツといった。
1:6 ふたりとも神の前に正しく、主のいましめと定めをすべてつつがなく守っていた。
1:7 しかし、エリサベツがうまずめであったので、彼らに子はなく、それにふたりとも年をとっていた。
1:8 さて、ザカリヤの組が当番で、宮で神の前におつとめをしていたときのこと、
1:9 祭司職の習わしによってくじを引くと、彼が主の聖所に入って香をたくことになった。
1:10 香をたく間、多くの民衆が皆外で祈っていた。
1:11 すると主の天使が彼に現われ、香の壇の右に立っていた。
1:12 それを見てザカリヤは心騒ぎ、おそれが彼を包んだ。
1:13 天使は彼にいった、「おそれるな、ザカリヤよ、あなたの祈りは聞かれた。妻エリサベツはあなたに男の子をもうけよう。その名をヨハネとつけよ。
1:14 あなたのよろこびと感激は大きく、多くの人が彼の誕生をよろこぼう。
1:15 彼は主の前に重んじられ、ぶどう酒や強い酒を飲まず、母の胎内からすでに聖霊に満たされ、
1:16 イスラエルの多くの子らを彼らの神である主に立ち帰らせよう。
1:17 彼はエリヤの霊と力をもって主の先駆けをし、父の心を子に向け、背くものを義人の考えに立ち帰らせ、整えられた民を主にそなえよう」と。
1:18 ザカリヤは天使にいった、「どうしてそれがわたしにわかりましょう。わたしは年よりで、妻も年をとっています」と。
1:19 天使は答えた、「わたしは神の前に立つガブリエルで、あなたに話しかけてこのよろこびのおとずれを伝えるためにつかわされました。
1:20 いま、あなたは唖者になり、このことがおこるその日まで、ものがいえなくなるでしょう。これは、時が来れば成就するわがことばを信じなかったからです」と。
1:21 民衆はザカリヤを待ちうけていたが、彼が聖所の中に長くいるのを不思議がっていた。
1:22 出てくると口がきけなかったので、彼が聖所で幻を見たことが民衆にわかった。彼は彼らに合図するばかりで唖者のままであった。
1:23 つとめの日が終わると、彼は家に帰った。
1:24 そののち妻エリサベツは身ごもり、五か月の間引きこもっていたが、
1:25 「わが恥を人の前にそそぐために、主はいまこのようにわたしにしてくださった」といった。
新改訳1970
1:5 ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。
1:6 ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていた。
1:7 エリサベツは不妊の女だったので、彼らには子がなく、ふたりとももう年をとっていた。
1:8 さて、ザカリヤは、自分の組が当番で、神の御前に祭司の務めをしていたが、
1:9 祭司職の習慣によって、くじを引いたところ、主の神殿にはいって香をたくことになった。
1:10 彼が香をたく間、大ぜいの民はみな、外で祈っていた。
1:11 ところが、主の使いが彼に現われて、香壇の右に立った。
1:12 これを見たザカリヤは不安を覚え、恐怖に襲われたが、
1:13 御使いは彼に言った。「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。
1:14 その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。
1:15 彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、
1:16 そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。
1:17 彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」
1:18 そこで、ザカリヤは御使いに言った。「私は何によってそれを知ることができましょうか。私ももう年寄りですし、妻も年をとっております。」
1:19 御使いは答えて言った。「私は神の御前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この喜びのおとずれを伝えるように遣わされているのです。
1:20 ですから、見なさい。これらのことが起こる日までは、あなたは、おしになって、ものが言えなくなります。私のことばを信じなかったからです。私のことばは、その時が来れば実現します。」
1:21 人々はザカリヤを待っていたが、神殿であまり暇取るので不思議に思った。
1:22 やがて彼は出て来たが、人々に話をすることができなかった。それで、彼は神殿で幻を見たのだとわかった。ザカリヤは、彼らに合図を続けるだけで、おしのままであった。
1:23 やがて、務めの期間が終わったので、彼は自分の家に帰った。
1:24 その後、妻エリサベツはみごもり、五か月の間引きこもって、こう言った。
1:25 「主は、人中で私の恥を取り除こうと心にかけられ、今、私をこのようにしてくださいました。」
塚本訳1963
1:5 ユダヤのヘロデ(大)王の代に、ザカリヤというアビヤ組の祭司があった。。妻は、(これも大祭司)アロンの末で、名をエリサベツといった。
1:6 二人とも主の掟と定めとを皆落度なく守って、神の目に(さえ)正しくあった。
1:7 しかしエリサベツが石女であったので、子がなく、かつふたりとももう年を取っていた。
1:8 さてザカリヤの組が当番で、宮にて祭司の務をしていた時のこと、
1:9 (ある日)彼が祭司職の習わしに従って籤を引いたところ、主の聖所に入って香をたく役目にあたった。
1:10 (きょうザカリヤには一生にただ一度ゆるされる幸運がのぞんだのである。ザカリヤが)香をたいている時、一般の民衆は皆(いつものとおり)外で祈っていた。
1:11 (すると)突然一人の主の使がザカリヤに現われ、香壇の右、(ザカリヤの向かって左)に立っていた。
1:12 それを見てザカリヤは胸さわぎがし、恐ろしさが彼をおそった。
1:13 天使が言った、「ザカリヤ、『恐れることはない。あなたの』(かねての)祈りは『聞きいれられた。』妻エリサベツは男の子を産むであろう。その名をヨハネとつけよ。
1:14 この子はあなたの喜びであり、楽しみであり、多くの人もその誕生を喜ぶであろう。
1:15 主の前に大いなる者となるからである。『彼は決して葡萄酒や強い酒を飲まない。』(そのかわり)母の胎内からすでに聖霊に満たされ、(それに)酔っている。
1:16 彼は多くのイスラエルの子孫を、彼らの神なる主に立ち返らせるであろう。
1:17 (そればかりか、)『(預言者)エリヤの』霊と力とをもって主(救世主)の先駆けをし、『父の心を(ふたたび)子に』(向けさせて家をきよめ、)また不従順な者を義人と同じ考えに『立ち返らせて、』準備のできた民を主のために用意するであろう。」
1:18 ザカリヤが天使に言った、「(子をさずかる)その』証拠は何でしょうか。』わたしは老人で、妻ももう年を取っております。」
1:19 天使が答えた、「わたしは(もったいなくも)神の前に立つガブリエルである。あなたにこの喜びのおとずれを伝えるために遣わされたのである。
1:20 だからいま、あなたは唖になり、このことが成るその日まで、ものを言うことが出来ないであろう。これは、時が来ればかならず成就するわたしの言葉を信じなかった罰である。」
1:21 (外で)待っている人々は、ザカリヤが聖所の中で暇どるのを不思議に思った。
1:22 やがて出てくるには出てきたが、(仕来りの)祝福を人々に与えることが出来なかったので、人々は彼が聖所の中で幻を見たことを知った。ザカリヤは身振りで示すばかりで、口がきけずにいた。
1:23 そして(その組の七日の)務の日が終ると、家にかえった。
1:24 数日の後、妻エリザベツはみごもって、五か月のあいだ(家に)引き篭っていたが、彼女はこう考えるのであった、
1:25 「主はわたしに目をかけ、人中で『(子供のない)わたしの恥をそそいで』やろうとて、いまこの時にこのようにしてくださった」と。
口語訳1955
1:5 ユダヤの王ヘロデの世に、アビヤの組の祭司で名をザカリヤという者がいた。その妻はアロン家の娘のひとりで、名をエリサベツといった。
1:6 ふたりとも神のみまえに正しい人であって、主の戒めと定めとを、みな落度なく行っていた。
1:7 ところが、エリサベツは不妊の女であったため、彼らには子がなく、そしてふたりともすでに年老いていた。
1:8 さてザカリヤは、その組が当番になり神のみまえに祭司の務をしていたとき、
1:9 祭司職の慣例に従ってくじを引いたところ、主の聖所にはいって香をたくことになった。
1:10 香をたいている間、多くの民衆はみな外で祈っていた。
1:11 すると主の御使が現れて、香壇の右に立った。
1:12 ザカリヤはこれを見て、おじ惑い、恐怖の念に襲われた。
1:13 そこで御使が彼に言った、「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈が聞きいれられたのだ。あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい。
1:14 彼はあなたに喜びと楽しみとをもたらし、多くの人々もその誕生を喜ぶであろう。
1:15 彼は主のみまえに大いなる者となり、ぶどう酒や強い酒をいっさい飲まず、母の胎内にいる時からすでに聖霊に満たされており、
1:16 そして、イスラエルの多くの子らを、主なる彼らの神に立ち帰らせるであろう。
1:17 彼はエリヤの霊と力とをもって、みまえに先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に義人の思いを持たせて、整えられた民を主に備えるであろう」。
1:18 するとザカリヤは御使に言った、「どうしてそんな事が、わたしにわかるでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています」。
1:19 御使が答えて言った、「わたしは神のみまえに立つガブリエルであって、この喜ばしい知らせをあなたに語り伝えるために、つかわされたものである。
1:20 時が来れば成就するわたしの言葉を信じなかったから、あなたは口がきけなくなり、この事の起る日まで、ものが言えなくなる」。
1:21 民衆はザカリヤを待っていたので、彼が聖所内で暇どっているのを不思議に思っていた。
1:22 ついに彼は出てきたが、物が言えなかったので、人々は彼が聖所内でまぼろしを見たのだと悟った。彼は彼らに合図をするだけで、引きつづき、口がきけないままでいた。
1:23 それから務の期日が終ったので、家に帰った。
1:24 そののち、妻エリサベツはみごもり、五か月のあいだ引きこもっていたが、
1:25 「主は、今わたしを心にかけてくださって、人々の間からわたしの恥を取り除くために、こうしてくださいました」と言った。
文語訳1917
"420105","ユダヤの王ヘロデの時、アビヤの組の祭司に、ザカリヤという人あり。その妻はアロンの裔にて、名をエリザベツといふ。"
"420106","二人ながら神の前に正しくして、主の誡命と定規とを、みな缺なく行へり。"
"420107","エリザベツ石女なれば、彼らに子なし、また二人とも年邁みぬ。"
"420108","さてザカリヤその組の順番に當りて、神の前に祭司の務を行ふとき、"
"420109","祭司の慣例にしたがひて、籤をひき主の聖所に入りて、香を燒くこととなりぬ。"
"420110","香を燒くとき、民の群みな外にありて祈りゐたり。"
"420111","時に主の使あらはれて、香壇の右に立ちたれば、"
"420112","ザカリヤ之を見て、心騒ぎ懼を生ず。"
"420113","御使いふ『ザカリヤよ、懼るな、汝の願は聽かれたり。汝の妻エリザベツ男子を生まん、汝その名をヨハネと名づくべし。"
"420114","なんぢに喜悦と歡樂とあらん、又おほくの人もその生るるを喜ぶべし。"
"420115","この子、主の前に大ならん、また葡萄酒と濃き酒とを飲まず、母の胎を出づるや聖靈にて滿されん。"
"420116","また多くのイスラエルの子らを、主なる彼らの神に歸らしめ、"
"420117","且エリヤの靈と能力とをもて、主の前に往かん。これ父の心を子に、戻れる者を義人の總明に歸らせて、整へたる民を主のために備へんとてなり』"
"420118","ザカリヤ御使にいふ『何に據りてか此の事あるを知らん、我は老人にて、妻もまた年邁みたり』"
"420119","御使こたへて言ふ『われは神の御前に立つガブリエルなり、汝に語りてこの嘉き音信を告げん爲に遣さる。"
"420120","視よ、時いたらば必ず成就すべき我が言を信ぜぬに因り、なんぢ物言へずなりて、此らの事の成る日までは語ること能はじ』"
"420121","民はザカリヤを俟ちゐて、其の聖所の内に久しく留まるを怪しむ。"
"420122","遂に出て來りたれど語ること能はねば、彼らその聖所の内にて異象を見たることを悟る。ザカリヤは、ただ首にて示すのみ、なほ唖なりき、"
"420123","かくて務の日滿ちたれば、家に歸りぬ。"
"420124","此の後その妻エリザベツ孕りて、五月ほど隱れをりて言ふ、"
"420125","『主わが恥を人の中に雪がせんとて、我を顧み給ふときは、斯く爲し給ふなり』"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
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(独)NESTLE-ALAND NOVUM TESTAMENTUM GRAECE 27版1993 の引照
新共同 マタ 11:11
11:11 はっきり言っておく。およそ女から生まれた者のうち、洗礼者ヨハネより偉大な者は現れなかった。しかし、天の国で最も小さな者でも、彼よりは偉大である。
新共同 マタ 11:14
11:14 あなたがたが認めようとすれば分かることだが、実は、彼は現れるはずのエリヤである。
(英・米)THE NEW
TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口語訳 ロマ 3:9-25
3:9 すると、どうなるのか。わたしたちには何かまさったところがあるのか。絶対にない。ユダヤ人もギリシヤ人も、ことごとく罪の下にあることを、わたしたちはすでに指摘した。
3:10 次のように書いてある、/「義人はいない、ひとりもいない。
3:11 悟りのある人はいない、/神を求める人はいない。
3:12 すべての人は迷い出て、/ことごとく無益なものになっている。善を行う者はいない、/ひとりもいない。
3:13 彼らののどは、開いた墓であり、/彼らは、その舌で人を欺き、/彼らのくちびるには、まむしの毒があり、
3:14 彼らの口は、のろいと苦い言葉とで満ちている。
3:15 彼らの足は、血を流すのに速く、
3:16 彼らの道には、破壊と悲惨とがある。
3:17 そして、彼らは平和の道を知らない。
3:18 彼らの目の前には、神に対する恐れがない」。
3:19 さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法のもとにある者たちに対して語られている。それは、すべての口がふさがれ、全世界が神のさばきに服するためである。
3:20 なぜなら、律法を行うことによっては、すべての人間は神の前に義とせられないからである。律法によっては、罪の自覚が生じるのみである。
3:21 しかし今や、神の義が、律法とは別に、しかも律法と預言者とによってあかしされて、現された。
3:22 それは、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、すべて信じる人に与えられるものである。そこにはなんらの差別もない。
3:23 すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、
3:24 彼らは、価なしに、神の恵みにより、キリスト・イエスによるあがないによって義とされるのである。
3:25 神はこのキリストを立てて、その血による、信仰をもって受くべきあがないの供え物とされた。それは神の義を示すためであった。すなわち、今までに犯された罪を、神は忍耐をもって見のがしておられたが、
口語訳 ロマ 8:4
8:4 これは律法の要求が、肉によらず霊によって歩くわたしたちにおいて、満たされるためである。
口語訳 ピリ 3:6-9
3:6 熱心の点では教会の迫害者、律法の義については落ち度のない者である。
3:7 しかし、わたしにとって益であったこれらのものを、キリストのゆえに損と思うようになった。
3:8 わたしは、更に進んで、わたしの主キリスト・イエスを知る知識の絶大な価値のゆえに、いっさいのものを損と思っている。キリストのゆえに、わたしはすべてを失ったが、それらのものを、ふん土のように思っている。それは、わたしがキリストを得るためであり、
3:9 律法による自分の義ではなく、キリストを信じる信仰による義、すなわち、信仰に基く神からの義を受けて、キリストのうちに自分を見いだすようになるためである。
口語訳 ピリ 2:15
2:15 それは、あなたがたが責められるところのない純真な者となり、曲った邪悪な時代のただ中にあって、傷のない神の子となるためである。あなたがたは、いのちの言葉を堅く持って、彼らの間で星のようにこの世に輝いている。
口語訳 Tテサ5:23
5:23 どうか、平和の神ご自身が、あなたがたを全くきよめて下さるように。また、あなたがたの霊と心とからだとを完全に守って、わたしたちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのない者にして下さるように。
口語訳 ロマ 10:21
10:21 そして、イスラエルについては、/「わたしは服従せずに反抗する民に、/終日わたしの手をさし伸べていた」/と言っている。
口語訳 Tコリ6:9-11
6:9 それとも、正しくない者が神の国をつぐことはないのを、知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、
6:10 貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。
6:11 あなたがたの中には、以前はそんな人もいた。しかし、あなたがたは、主イエス・キリストの名によって、またわたしたちの神の霊によって、洗われ、きよめられ、義とされたのである。
口語訳 ロマ 4:17
4:17 「わたしは、あなたを立てて多くの国民の父とした」と書いてあるとおりである。彼はこの神、すなわち、死人を生かし、無から有を呼び出される神を信じたのである。
(日)新共同訳1987 の引照
新共同 ピリ 2:15
2:15 そうすれば、とがめられるところのない清い者となり、よこしまな曲がった時代の中で、非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝き、
新共同 ピリ 3:6
3:6 熱心さの点では教会の迫害者、律法の義については非のうちどころのない者でした。
新共同 Tテモ3:13
3:13 というのも、奉仕者の仕事を立派に果たした人々は、良い地位を得、キリスト・イエスへの信仰によって大きな確信を得るようになるからです。
新共同 使 5:19
5:19 ところが、夜中に主の天使が牢の戸を開け、彼らを外に連れ出し、
新共同 Tペテ2:9
2:9 しかし、あなたがたは、選ばれた民、王の系統を引く祭司、聖なる国民、神のものとなった民です。それは、あなたがたを暗闇の中から驚くべき光の中へと招き入れてくださった方の力ある業を、あなたがたが広く伝えるためなのです。
(仏)THE
NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照
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ルカ1:26−38
イエスの誕生のお告げ
翻訳比較
岩波翻訳委員会訳1995
420126さて、六月目に、御使いのガブリエルが、神からガリラヤのナザレという名の町に遣わされた。
420127それは、ダビデの家の〔末裔である、〕ヨセフという名の男性と婚約していた、一人の乙女のもとに遣わされたのであり、その乙女の名はマリヤムといった。
420128そこで彼は〔家に〕入ると、彼女に対して言った、「こんにちは、めぐまれた女(ひと)、主があなたと共に」。
420129しかし彼女は、この言葉にまったく心を乱され、この挨拶はいったいなんのことだろうと想いめぐらしていた。
420130そこで御使いが彼女に言った、
「〔もう〕恐れるな、マリヤムよ、なぜなら、あなたは神からの恵みを得たのだ。
420131そこで見よ、あなたは、身重になり、男の子を産むであろう、
そしてその名をイエスと呼ぶであろう。
420132この者こそ、大いなる者となり、またいと高き者の子と呼ばれるであろう。
また、神なる主は、彼にその父祖ダビデの位を与えるであろう。
420133そして彼は、ヤコブの家を永久(とこしえ)に〔王として〕支配し、
その支配には、終わりがないであろう」。
420134そこでマリヤムは、御使いに言った、「どうしてそのようなことがあり
得ましょう、私は男の人を知りませんのに」。
420135御使いは答えて彼女に言った、
「聖霊があなたの上にやって来て、
いと高き者の力が〔その影で〕あなたを被(おお)うであろう。
このゆえに、生まれくるものこそ、聖なるものにして神の子と呼ばれるであろう。
420136それに見よ、あなたの親戚のエチザベト、この彼女も、年老いているにもかかわらず、男の子を宿している。そしてその子は六月になる。石女と言われていた彼女に〔こうしたことが起こったのだ〕。
420137なぜならば、神のもとでは、なにごとも不可能なことはないからだ」。
420138そこでマリヤムは言った、「ご覧下さい、〔私は〕主のはしためです。あ
なたのお言葉通り、私に成りますように」。すると御使いは、彼女から離れて行
った。
新共同訳1987
1:26 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。
1:27 ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。
1:28 天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」
1:29 マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。
1:30 すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。
1:31 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。
1:32 その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。
1:33 彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」
1:34 マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」
1:35 天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。
1:36 あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。
1:37 神にできないことは何一つない。」
1:38 マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。
前田訳1978
1:26 六か月目に、天使ガブリエルが神からガリラヤのナザレという町へつかわされた。
1:27 それはヨセフというおとこと婚約したおとめのところへであった。おとこはダビデ家の出で、おとめの名はマリヤといった。
1:28 天使はおとめのところに来ていった、「ごきげんよう、恵まれた人、主があなたとごいっしょです」と。
1:29 彼女はこのことばにおどろき、このあいさつは何ごとかと思いめぐらした。
1:30 天使がいった、「おそれずに、マリヤよ、あなたは神からお恵みを受けましょう。
1:31 きっとあなたは身ごもって男の子をもうけましょう。その名をイエスとおつけなさい。
1:32 彼は大いなるものとなり、至高者の子と呼ばれましょう。主なる神は先祖ダビデの位を彼に与え、
1:33 彼は永遠にヤコブの家に君臨し、その王国は絶えないでしょう」と。
1:34 マリヤは天使にいった、「どうしてそんなことがありえましょう、まだおとこを知らぬわたしなのに」と。
1:35 天使は答えた、「聖霊があなたにのぞみ、至高者の力があなたをおおうでしょう。そのゆえに、生まれ出る聖なるものは神の子と呼ばれましょう。
1:36 ごらんなさい、あなたの親戚のエリサベツさえも、あの老年で子を宿しました。うまずめといわれた彼女が今六か月目です。
1:37 神には何ひとつおできでないことはありません」と。
1:38 マリヤはいった、「はい、ごらんのとおりわたしは主のはしためです。おことばどおりになりますように」と。天使は彼女を離れ去った。
新改訳1970
1:26 ところで、その六か月目に、御使いガブリエルが、神から遣わされてガリラヤのナザレという町のひとりの処女のところに来た。
1:27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリヤといった。
1:28 御使いは、はいって来ると、マリヤに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
1:29 しかし、マリヤはこのことばに、ひどくとまどって、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。
1:30 すると御使いが言った。「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。
1:31 ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。
1:32 その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
1:33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
1:34 そこで、マリヤは御使いに言った。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」
1:35 御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。
1:36 ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。
1:37 神にとって不可能なことは一つもありません。」
1:38 マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。
塚本訳1963