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マルコ14:1−11

陰謀とナルドの香油と反逆

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

411401さて、過越祭と除酵祭が二日後に迫った。そこで祭司長たちと律法学者たちは、策略をもってなんとかイエスを捕らえ、殺そうと謀っていた。

411402というのも、彼らは言っていたからである、「祭りに〔なってからで〕は駄目だ。

下手をすると民の暴動が起こってしまう」。

411403さて、イエスがベタニアでらい病人シモンの家にいた時、彼が食事の座についていると、きわめて高い値の、純正のナルド香油の入った石膏の壺を持った一人の

女がやって来て、その石膏の壷を砕き、彼の頭に〔香油を〕注ぎ始めた。

411404すると幾人かの者がお互いの間で〔激しく〕怒った、「何のために香油をこのように無駄使いしたのか。

411405この香油は三百デナリオン以上の値段で売って、貧乏人たちに与えて

やることもできたというのに」。そして彼らは、彼女に対して激しく息巻いた。

411406しかしイエスは言った、「この女をそのままにさせておくのだ。なぜ、この女を

困らせるのか。私に良いことをしてくれたのだ。

411407そもそも、貧しい者たちはいつもあなたたちと共におり、あなたたちはいつでも望む時に彼らに尽くしてやることができる。しかし私は、いつまでもあなたたちのもとにいるわけではない。

411408この女は思い詰めていたことをしたのだ。〔つまり、〕埋葬に向けて、前もって私の体に香油を塗ってくれたのだ。

411409そこで、アーメン、私はあなたたちに言う、世界中で福音が宣べ伝えられるところではどこでも、この女自らの行なったこともまた、その記念に語られるだろう」。

411410さて、十二人の一人、イスカリオトのユダは、祭司長たちにイエスを引き渡すために、彼らのところへ行った。

411411彼らはこれを聞いて喜び、彼に銀を与えること

を約束した。そして彼は、どのようにしたらイエスを首尾よく引き渡せるか、その機会をねらっていた。

 

新共同訳1987

14:1 さて、過越祭と除酵祭の二日前になった。祭司長たちや律法学者たちは、なんとか計略を用いてイエスを捕らえて殺そうと考えていた。

14:2 彼らは、「民衆が騒ぎだすといけないから、祭りの間はやめておこう」と言っていた。

◆ベタニアで香油を注がれる

14:3 イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事の席に着いておられたとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壺を持って来て、それを壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた。

14:4 そこにいた人の何人かが、憤慨して互いに言った。「なぜ、こんなに香油を無駄遣いしたのか。

14:5 この香油は三百デナリオン以上に売って、貧しい人々に施すことができたのに。」そして、彼女を厳しくとがめた。

14:6 イエスは言われた。「するままにさせておきなさい。なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。

14:7 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるから、したいときに良いことをしてやれる。しかし、わたしはいつも一緒にいるわけではない。

14:8 この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。

14:9 はっきり言っておく。世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」

◆ユダ、裏切りを企てる

14:10 十二人の一人イスカリオテのユダは、イエスを引き渡そうとして、祭司長たちのところへ出かけて行った。

14:11 彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。そこでユダは、どうすれば折よくイエスを引き渡せるかとねらっていた。

 

前田訳1978

14:1 過越と種なしパンの祭りまで二日になった。大祭司と学者らはどんな計略で彼を捕らえて殺そうかともくろんでいた。

14:2 彼らはいった、「祭りの間はやめよう、民の乱があるといけない」と。

14:3 彼はベタニアでらい者シモンの家におられた。食卓におつきのとき、ひとりの女が混りけのない、ごく高価なナルドの香油を入れた壷を持って来て、壷をこわして香油を彼の頭に注ぎかけた。

14:4 何人かが怒って互いにいった、「なんのために香油をむだ使いしたのか。

14:5 この香油は三百デナリ以上に売れて貧しい人々に施せたのに」と。そして女をとがめた。

14:6 イエスはいわれた、「構わずに。なぜ彼女を困らせるか。わたしによいことをしてくれたのに。

14:7 貧しい人々はいつもあなた方といっしょにいるから、すきなときによいことをしてやれる。しかしわたしはいつもいっしょではない。

14:8 この女は力の限りをした。あらかじめ葬りにそなえてわが体に油をぬってくれた。

14:9 本当にいう、世界じゅう福音が説かれるところ、この女のしたことも記念して語られよう」と。

14:10 十二人のひとりイスカリオテのユダは、彼を引き渡そうとして大祭司らのところへと出て行った。

14:11 彼らは聞いてよろこび、金を与える約束をした。それで、ユダはいかなる機会にイエスを引き渡そうかと考えていた。

 

新改訳1970

14:1 さて、過越の祭りと種なしパンの祝いが二日後に迫っていたので、祭司長、律法学者たちは、どうしたらイエスをだまして捕え、殺すことができるだろうか、とけんめいであった。

14:2 彼らは、「祭りの間はいけない。民衆の騒ぎが起こるといけないから。」と話していた。

14:3 イエスがベタニヤで、らい病人シモンの家におられたとき、食卓についておられると、ひとりの女が、純粋で、非常に高価なナルド油のはいった石膏のつぼを持って来て、そのつぼを割り、イエスの頭に注いだ。

14:4 すると、何人かの者が憤慨して互いに言った。「何のために、香油をこんなにむだにしたのか。

14:5 この香油なら、三百デナリ以上に売れて、貧乏な人たちに施しができたのに。」そうして、その女をきびしく責めた。

14:6 すると、イエスは言われた。「そのままにしておきなさい。なぜこの人を困らせるのですか。わたしのために、りっぱなことをしてくれたのです。

14:7 貧しい人たちは、いつもあなたがたといっしょにいます。それで、あなたがたがしたいときは、いつでも彼らに良いことをしてやれます。しかし、わたしは、いつもあなたがたといっしょにいるわけではありません。

14:8 この女は、自分にできることをしたのです。埋葬の用意にと、わたしのからだに、前もって油を塗ってくれたのです。

14:9 まことに、あなたがたに告げます。世界中のどこででも、福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるでしょう。」

14:10 ところで、イスカリオテ・ユダは、十二弟子のひとりであるが、イエスを売ろうとして祭司長たちのところへ出向いて行った。

14:11 彼らはこれを聞いて喜んで、金をやろうと約束した。そこでユダは、どうしたら、うまいぐあいにイエスを引き渡せるかと、ねらっていた。

 

塚本訳1963

14:1 過越の祭と種なしパンの祭との二日前になった。大祭司連と聖書学者たちは、どんな計略でイエスを捕えて殺そうかと考えていた。

14:2 「(早く片付けよう。)祭の時(に手を下して)はいけない。人民どもが騒動を起すかも知れない」と言っていたのである。

14:3 ベタニヤで癩病人シモンの家におられるとき、食卓についておられると、一人の女が混ぜ物のない、非常に高価なナルドの香油のはいった石膏の壷を持って来て、その壷をこわし、(香油をすっかり)イエスの頭に注ぎかけた。

14:4 数人の者は(これを見て、こう言って)互に憤慨した、「香油を、なぜこんなもったいないことをしたのだろう。

14:5 この香油は三百デナリ[十五万円]以上にも売れて、貧乏な人に施しが出来たのに。」そして女にむかっていきり立った。

14:6 イエスは言われた、「構わずにおきなさい。なぜいじめるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。

14:7 貧乏な人はいつもあなた達と一しょにいるから、したい時に慈善をすることが出来る。だがわたしはいつも一しょにいるわけではない。

14:8 この婦人はできるかぎりのことをした。──前もってわたしの体に油をぬって、葬る準備をしてくれたのである。

14:9 アーメン、わたしは言う、世界中どこででも(今後)福音の説かれる所では、この婦人のしたことも、その記念のために(一しょに)語りつたえられるであろう。」

14:10 ここに十二人の(弟子の)一人であるイスカリオテのユダは、イエスを売ろうとして大祭司連の所に出かけた。

14:11 彼らは聞いて喜び、金をやる約束をした。ユダはどうしてイエスを引き渡そうかと、よい機会をねらっていた。

 

口語訳1955

14:1 さて、過越と除酵との祭の二日前になった。祭司長たちや律法学者たちは、策略をもってイエスを捕えたうえ、なんとかして殺そうと計っていた。

14:2 彼らは、「祭の間はいけない。民衆が騒ぎを起すかも知れない」と言っていた。

14:3 イエスがベタニヤで、らい病人シモンの家にいて、食卓についておられたとき、ひとりの女が、非常に高価で純粋なナルドの香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、それをこわし、香油をイエスの頭に注ぎかけた。

14:4 すると、ある人々が憤って互に言った、「なんのために香油をこんなにむだにするのか。

14:5 この香油を三百デナリ以上にでも売って、貧しい人たちに施すことができたのに」。そして女をきびしくとがめた。

14:6 するとイエスは言われた、「するままにさせておきなさい。なぜ女を困らせるのか。わたしによい事をしてくれたのだ。

14:7 貧しい人たちはいつもあなたがたと一緒にいるから、したいときにはいつでも、よい事をしてやれる。しかし、わたしはあなたがたといつも一緒にいるわけではない。

14:8 この女はできる限りの事をしたのだ。すなわち、わたしのからだに油を注いで、あらかじめ葬りの用意をしてくれたのである。

14:9 よく聞きなさい。全世界のどこででも、福音が宣べ伝えられる所では、この女のした事も記念として語られるであろう」。

14:10 ときに、十二弟子のひとりイスカリオテのユダは、イエスを祭司長たちに引きわたそうとして、彼らの所へ行った。

14:11 彼らはこれを聞いて喜び、金を与えることを約束した。そこでユダは、どうかしてイエスを引きわたそうと、機会をねらっていた。

 

文語訳1917

"411401","さて過越と除酵との祭の二日前となりぬ。祭司長・學者ら詭計をもてイエスを捕へ、かつ殺さんと企てて言ふ"

"411402","『祭の間は爲すべからず、恐らくは民の亂あるべし』"

"411403","イエス、ベタニヤに在して、癩病人シモンの家にて食事の席につき居給ふとき、或女、價高き混なきナルドの香油の入りたる石膏の壷を持ち來り、その壷を毀ちてイエスの首に注ぎたり。"

"411404","ある人々、憤ほりて互に言ふ『なに故かく濫に油を費すか、"

"411405","この油を三百デナリ餘に賣りて、貧しき者に施すことを得たりしものを』而して甚く女を咎む。"

"411406","イエス言ひ給ふ『その爲すに任せよ、何ぞこの女を腦ますか、我に善き事をなせり。"

"411407","貧しき者は常に汝らと偕にをれば、何時にても心のままに助け得べし、されど我は常に汝らと偕にをらず。"

"411408","此の女は、なし得る限をなして、我が體に香油をそそぎ、あらかじめ葬りの備をなせり。"

"411409","まことに汝らに告ぐ、全世界いづこにても、福音の宣傅へらるる處には、この女の爲しし事も記念として語らるべし』"

"411410","ここに十二弟子の一人なるイスカリオテのユダ、イエスを賣らんとて祭司長の許にゆく。"

"411411","彼等これを聞きて喜び、銀を與へんと約したれば、ユダ如何にしてか機好くイエスを付さんと謀る。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 26:1-16

26:1 イエスはこれらの話をことごとく終えた時、弟子たちに言われた、

26:2 「知っているとおり、あさっては過越の祭である。(その日)人の子(わたし)は十字架につけられるために(敵の手に)引き渡される。」

26:3 折りしも大祭司連と国の長老たちは、カヤパという大祭司の官邸に集まり、

26:4 計略でイエスを捕えて殺そうと決議した。

26:5 しかし「(早く片付けよう。)祭の時(に手を下して)はいけない。人民どもの間に騒動がおこると困る」と言っていた。

26:6 イエスがベタニヤで癩病人シモンの家におられるとき、

26:7 一人の女が非常に価の高い香油のはいった石膏の壷を持って近寄り、食卓についておられるイエスの頭に(香油をすっかり)注ぎかけた。

26:8 弟子たちはこれを見て、憤慨して言った、「なぜこんなもったいないことをするのだろう。

26:9 これは高く売れて、貧乏な人に施しが出来たのに。」

26:10 それと知ってイエスは言われた、「なぜこの婦人をいじめるのか。わたしに良いことをしてくれたではないか。

26:11 貧乏な人はいつもあなた達と一しょにいるが、わたしはいつも(一しょに)いるわけではない。

26:12 この婦人がわたしの体に香油をかけてくれたのは、わたしを葬るためである。

26:13 アーメン、わたしは言う、世界中どこでも(今後)この福音の説かれる所では、この婦人のしたことも、その記念のために一しょに語りつたえられるであろう。」

26:14 そのあと、イスカリオテのユダという十二人の(弟子の)一人が大祭司連の所に行って、

26:15 「いくらくれますか、あの男をあなた達に売ってもいいが」と言った。『彼らは(シケル)銀貨三十枚[六万円]を払い渡した。

26:16 この時からユダは、イエスを引き渡すよい機会をねらっていた。

 

塚本訳 ルカ 22:1-6

22:1 種無しパンの祭、すなわち、いわゆる過越の祭が近づいた。

22:2 大祭司連と聖書学者たちは、イエスを(そっと)無き者にする方法を考えていた。人民(が暴動を起すの)を恐れたのである。

22:3 すると(その時)悪魔が、十二人の(弟子の)数に入っていたイスカリオテと呼ばれるユダに入った。

22:4 彼は出かけていって、大祭司連、宮の守衛長たちとイエスを売る方法について話し合った。

22:5 彼は喜んで、金をやることに話をきめた。

22:6 ユダは承諾し、群衆の目をぬすんで彼らにイエスを引き渡すよい機会をねらっていた。

 

塚本訳 ルカ 7:36-39

7:36 (シモンという)ひとりのパリサイ人が一しょにお食事をと願ったので、そのパリサイ人の家に入って食卓に着かれた。

7:37 すると、その町に一人の罪の女がいた。イエスがパリサイ人の家で食卓についておられることを知ると、香油のはいった石膏の壷を持ってきて、

7:38 泣きながら後ろからイエスの足下に進み寄り、しばし涙で御足をぬらしていたが、やがて髪の毛でそれをふき、御足に接吻して香油を塗った。

7:39 イエスを招待したパリサイ人が見て、ひそかに思った、「もしもこの人が(ほんとうの)預言者だったら、自分にさわっている者がだれだか、どんな女だか、──罪の女だと分るはずであるのに!」

 

塚本訳 ヨハ 12:1-8

12:1 イエスは過越の祭の六日前に(また)ベタニヤに行かれた。ここにはイエスが死人の中から生きかえらせたラザロがいた。

12:2 するとそこでイエスのために宴会が催され、マルタは給仕をし、ラザロは相伴客の一人であった。

12:3 そのときマリヤは混ぜ物のない、非常に高価なナルドの香油一リトラ(三百二十八グラム)をイエスの足に塗り、髪の毛でそれをふいた。香油の薫が家に満ちた。

12:4 弟子の一人で、イエスを売るイスカリオテのユダが言う、

12:5 「なぜこの香油を三百デナリ(十五万円)に売って、貧乏な人に施さないのだろうか。」

12:6 ユダがこう言ったのは、貧乏な人のためを考えたのではなく、(会計係であった)彼は泥坊で、あずかっている金箱の中に入るものをごまかしていたからであった。

12:7 イエスは言われた、「構わずに、わたしの埋葬の日のためにそうさせておきなさい。

12:8 貧乏な人はいつもあなた達と一しょにいるが、わたしはいつも一しょにいるわけではないのだから。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マコ 11:18

11:18 祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。群衆が皆その教えに打たれていたので、彼らはイエスを恐れたからである。

 

新共同 マコ 1:15

1:15 「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。

 

新共同 マコ 16:15

16:15 それから、イエスは言われた。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Uコリ9:7

9:7 各自は惜しむ心からでなく、また、しいられてでもなく、自ら心で決めたとおりにすべきである。神は喜んで施す人を愛して下さるのである。

 

口語訳 ガラ 6:10

6:10 だから、機会のあるごとに、だれに対しても、とくに信仰の仲間に対して、善を行おうではないか。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  12:3

12:3 そして、それがユダヤ人に喜ばれるのを見て、更にペトロをも捕らえようとした。それは、除酵祭の時期であった。

 

新共同 使  20:6

20:6 わたしたちは、除酵祭の後フィリピから船出し、五日でトロアスに来て彼らと落ち合い、七日間そこに滞在した。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

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マルコ14:12−25

最後の晩餐

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

411412そして、除酵祭の最初の日、つまり過越〔の羊〕を屠る日、イエスの弟子たちが

彼に言う、「過越の食事をなされますよう、私たちはどこへ行って用意したらよいでしょうか」。

411413そこで彼は、自分の弟子のうち二人を遣わし、彼らに言う、「都の中に行くのだ、そうすればあなたたちは水瓶を持った一人の人に出会うだろう。彼の後について行け。

411414そして彼が中に入る場所で、その家の主人に言うのだ、『先生が、「私が弟子たちと共に過越の食事をする私の部屋はどこか」と言っています』。

411415すると彼自らがあなたたちに、席の備えられた、用意のととのった二階の大きな部屋を見せてくれるだろう。そこで私たちのために用意せよ」。

411416そこで弟子たちは出て行って、都に入ると、彼が彼らに言った通りであることがわかった。そして彼らは、過越の用意をした。

411417さて夕方になると、彼は十二人と一緒にやって来る。

411418そして彼らが食事の席について、食べている時、イエスは言った、「アーメン、私はあなたたちに言う、あなたたちの一人で、私と一緒に食事をしている者が、私を売り渡すだろう」。

411419彼らは悲しみ出して、一人ずつ彼に言い始めた、「まさか、この私では」。

411420そこで彼は彼らに言った、「十二人の一人で、私と共に鉢の中に〔自分の食物を手で〕浸す者〔がそれだ〕。

411421というのも、たしかに人の子は彼について書いてある通り、去って行く。しかし禍いだ、人の子を売り渡すその人は。その者にとっては、生まれて来なかった方がましだったろうに」。

411422そして彼らが食べている時に、彼はパンをとり、〔神を〕祝してそれを裂き、彼らに与え、そして言った、「取れ、これは私の体だ」。

411423また、杯をとって感謝して彼らに与えた。そして皆、そこから飲んだ。

411424すると彼は彼らに言った、「これは契約の〔ための〕私の血であり、多くの人のゆえに流されるものだ。

411425アーメン、私はあなたたちに言う、私はもはや二度と葡萄の木からできたものを飲むことはない、神の王国においてそれを新たに飲む、かの日までは」。

 

新共同訳1987

14:12 除酵祭の第一日、すなわち過越の小羊を屠る日、弟子たちがイエスに、「過越の食事をなさるのに、どこへ行って用意いたしましょうか」と言った。

14:13 そこで、イエスは次のように言って、二人の弟子を使いに出された。「都へ行きなさい。すると、水がめを運んでいる男に出会う。その人について行きなさい。

14:14 その人が入って行く家の主人にはこう言いなさい。『先生が、「弟子たちと一緒に過越の食事をするわたしの部屋はどこか」と言っています。』

14:15 すると、席が整って用意のできた二階の広間を見せてくれるから、そこにわたしたちのために準備をしておきなさい。」

14:16 弟子たちは出かけて都に行ってみると、イエスが言われたとおりだったので、過越の食事を準備した。

14:17 夕方になると、イエスは十二人と一緒にそこへ行かれた。

14:18 一同が席に着いて食事をしているとき、イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ろうとしている。」

14:19 弟子たちは心を痛めて、「まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。

14:20 イエスは言われた。「十二人のうちの一人で、わたしと一緒に鉢に食べ物を浸している者がそれだ。

14:21 人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」

◆主の晩餐

14:22 一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしの体である。」

14:23 また、杯を取り、感謝の祈りを唱えて、彼らにお渡しになった。彼らは皆その杯から飲んだ。

14:24 そして、イエスは言われた。「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。

14:25 はっきり言っておく。神の国で新たに飲むその日まで、ぶどうの実から作ったものを飲むことはもう決してあるまい。」

 

前田訳1978

14:12 種なしパンの祭りの初日、過越の羊がほふられる日、弟子たちは彼にいう、「過越の食事の支度に出かけますが、どこをお望みですか」と。

14:13 するとイエスはこういって弟子ふたりをつかわされた、「町へ行きなさい。すると水瓶をかついだ男に出会おう。そのあとについて行きなさい。

14:14 どこでもその男が入る家の主人に告げなさい、『先生の仰せです、弟子たちといっしょに過越の食事をする部屋はどこか』と。

14:15 すると主人は席を整えて用意した二階座敷へ案内してくれよう。そこでわれらのために支度しなさい」と。

14:16 そこで弟子たちは出かけて町へ行くと、彼がいわれたとおりであったので、過越の食事を支度した。

14:17 夕方になると、彼は十二人を連れて来られる。

14:18 彼らが席について食事していると、イエスはいわれた、「本当にいう、あなた方のひとりで、わたしと食を共にするものがわたしを引き渡そう」と。

14:19 彼らは悲しくなって、「わたしではありますまい」とひとりひとり彼にいいはじめた。

14:20 イエスはいわれた、「十二人のひとり、わたしといっしょに同じ鉢にパンをひたすものだ。

14:21 人の子は聖書にあるとおりに去り行く。あわれなのは人の子を引き渡すその人。生まれなければよかったのに」と。

14:22 彼らが食事しているとき、彼はパンを取り、祝福して裂き、彼らに与えていわれた、「お受けなさい、これはわが体です」と。

14:23 杯を取り、感謝して彼らにお与えになると、皆がその杯から飲んだ。

14:24 すると彼らにいわれた、「これは多くのもののために流すわが契約の血である。

14:25 本当にいう、神の国で新しいのを飲むその日まで、ぶどうの木にできたものをわたしはもう決して飲むまい」と。

 

新改訳1970

14:12 種なしパンの祝いの第一日、すなわち、過越の小羊をほふる日に、弟子たちはイエスに言った。「過越の食事をなさるのに、私たちは、どこへ行って用意をしましょうか。」

14:13 そこで、イエスは、弟子のうちふたりを送って、こう言われた。「都にはいりなさい。そうすれば、水がめを運んでいる男に会うから、その人について行きなさい。

14:14 そして、その人がはいって行く家の主人に、『弟子たちといっしょに過越の食事をする、わたしの客間はどこか、と先生が言っておられる。』と言いなさい。

14:15 するとその主人が自分で、席が整って用意のできた二階の広間を見せてくれます。そこでわたしたちのために用意をしなさい。」

14:16 弟子たちが出かけて行って、都にはいると、まさしくイエスの言われたとおりであった。それで、彼らはそこで過越の食事の用意をした。

14:17 夕方になって、イエスは十二弟子といっしょにそこに来られた。

14:18 そして、みなが席に着いて、食事をしているとき、イエスは言われた。「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちのひとりで、わたしといっしょに食事をしている者が、わたしを裏切ります。」

14:19 弟子たちは悲しくなって、「まさか私ではないでしょう。」とかわるがわるイエスに言いだした。

14:20 イエスは言われた。「この十二人の中のひとりで、わたしといっしょに、同じ鉢にパンを浸している者です。

14:21 確かに、人の子は、自分について書いてあるとおりに、去って行きます。しかし、人の子を裏切るような人間はのろわれます。そういう人は生まれなかったほうがよかったのです。」

14:22 それから、みなが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、彼らに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしのからだです。」

14:23 また、杯を取り、感謝をささげて後、彼らに与えられた。彼らはみなその杯から飲んだ。

14:24 イエスは彼らに言われた。「これはわたしの契約の血です。多くの人のために流されるものです。」

14:25 まことに、あなたがたに告げます。神の国で新しく飲むその日までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」

 

塚本訳1963

14:12 種なしパンの祭の初めの日、すなわち過越の小羊を屠る日(の朝)、弟子たちがイエスに言う、「どこへ行って過越のお食事の支度をしましょうか。」

14:13 そこでイエスはこう言って二人の弟子を使にやられる、「都まで行ってきなさい。水瓶をかついだ男に出合うから、そのあとについて行って、

14:14 どこでもその人が入ってゆく(家に入って、)家の主人に、『わたしが弟子たちと一しょに過越の食事をする部屋はどこか、と先生が言われる』と言いなさい。

14:15 すると主人は敷物のしいてある、用意のできた大きな二階座敷に案内してくれるから、そこでわたし達のために(食事の)支度をしなさい。」

14:16 (二人の)弟子たちは出かけて都に行って見ると、はたしてイエスの言葉どおりだったので、(そこで)過越の食事の支度をした。

14:17 夕方になると、イエスは十二人をつれて(そこに)来られる。

14:18 彼らが席について食事をしているとき、イエスは言われた、「アーメン、わたしは言う、あなた達のうちの一人、『わたしと一しょに食事をする者が、』わたしを(敵に)売ろうとしている!」

14:19 (これを聞くと)弟子たちは悲しくなって、「(先生、)わたしではないでしょう!」(「わたしではないでしょう!」)と、ひとりびとりイエスに言い始めた。

14:20 イエスは言われた、「十二人の一人、わたしと一しょにひとつ鉢から食べる者だ。

14:21 人の子(わたし)は(聖書に)書いてあるとおりに死んでゆくのだから。だが人の子を売るその人は、ああかわいそうだ!生まれなかった方がよっぽど仕合わせであった。」

14:22 (ユダが立ち去ったあと、)彼らが食事をしているとき、イエスは(いつものように)パンを(手に)取り、(神を)讃美して裂き、弟子たちに渡して言われた、「取りなさい、これはわたしの体である。」(皆がそれを受け取って食べた。)

14:23 また杯を取り、(神に)感謝したのち彼らに渡されると、皆がその杯から飲んだ。

14:24 彼らに言われた、「これは多くの人のために流す、わたしの『約束の血』である。

14:25 アーメン、わたしは言う、神の国で新しいのを飲むその日まで、わたしはもう決して、葡萄の木に出来たものを飲まない。」

 

口語訳1955

14:12 除酵祭の第一日、すなわち過越の小羊をほふる日に、弟子たちがイエスに尋ねた、「わたしたちは、過越の食事をなさる用意を、どこへ行ってしたらよいでしょうか」。

14:13 そこで、イエスはふたりの弟子を使いに出して言われた、「市内に行くと、水がめを持っている男に出会うであろう。その人について行きなさい。

14:14 そして、その人がはいって行く家の主人に言いなさい、『弟子たちと一緒に過越の食事をする座敷はどこか、と先生が言っておられます』。

14:15 するとその主人は、席を整えて用意された二階の広間を見せてくれるから、そこにわたしたちのために用意をしなさい」。

14:16 弟子たちは出かけて市内に行って見ると、イエスが言われたとおりであったので、過越の食事の用意をした。

14:17 夕方になって、イエスは十二弟子と一緒にそこに行かれた。

14:18 そして、一同が席について食事をしているとき言われた、「特にあなたがたに言っておくが、あなたがたの中のひとりで、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ろうとしている」。

14:19 弟子たちは心配して、ひとりびとり「まさか、わたしではないでしょう」と言い出した。

14:20 イエスは言われた、「十二人の中のひとりで、わたしと一緒に同じ鉢にパンをひたしている者が、それである。

14:21 たしかに人の子は、自分について書いてあるとおりに去って行く。しかし、人の子を裏切るその人は、わざわいである。その人は生れなかった方が、彼のためによかったであろう」。

14:22 一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福してこれをさき、弟子たちに与えて言われた、「取れ、これはわたしのからだである」。

14:23 また杯を取り、感謝して彼らに与えられると、一同はその杯から飲んだ。

14:24 イエスはまた言われた、「これは、多くの人のために流すわたしの契約の血である。

14:25 あなたがたによく言っておく。神の国で新しく飲むその日までは、わたしは決して二度と、ぶどうの実から造ったものを飲むことをしない」。

 

文語訳1917

"411412","除酵祭の初の日、即ち過越の羔羊を屠るべき日、弟子たちイエスに言ふ『過越の食をなし給ふために、我らが何處に往きて備ふることを望み給ふか』"

"411413","イエス二人の弟子を遣さんとして言ひたまふ『都に往け、然らば水をいれたる瓶を持つ人、なんぢらに遇ふべし。之に從ひ往き、"

"411414","その入る所の家主に「師いふ、われ弟子らと共に過越の食をなすべき座敷は何處なるか」と言へ。"

"411415","さらば調へ備へたる大なる二階座敷を見すべし。其處に我らのために備へよ』"

"411416","弟子たち出で往きて都に入り、イエスの言ひ給ひし如くなるを見て、過越の設備をなせり。"

"411417","日暮れてイエス十二弟子とともに往き、"

"411418","みな席に就きて食するとき言ひ給ふ『まことに汝らに告ぐ、我と共に食する汝らの中の一人、われを賣らん』"

"411419","弟子たち憂ひて一人一人『われなるか』と言ひ出でしに、"

"411420","イエス言ひたまふ『十二のうちの一人にて、我と共にパンを鉢に浸す者は夫なり。"

"411421","實に人の子は己に就きて録されたる如く逝くなり。されど人の子を賣る者は禍害なるかな、その人は生れざりし方よかりしものを』"

"411422","彼ら食しをる時、イエス、パンを取り、祝してさき、弟子たちに與へて言ひたまふ『取れ、これは我が體なり』"

"411423","また酒杯を取り、謝して彼らに與へ給へば、皆この酒杯より飲めり。"

"411424","また言ひ給ふ『これは契約の我が血、おほくの人の爲に流す所のものなり。"

"411425","まことに汝らに告ぐ、神の國にて新しきものを飲む日までは、われ葡萄の果より成るものを飲まじ』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 26:17-29

26:17 種なしパンの祭の初めの日(の朝)、弟子たちがイエスの所に来て言った、「どこで過越のお食事の支度をしましょうか。」

26:18 イエスは言われた、「都のだれそれの所まで行って、『わたしの時は近づいた。あなたの所で弟子たちと一しょに過越の食事をまもる、と先生が言われる』と言いなさい。」

26:19 弟子たちはイエスに命じられたとおりにして、過越の食事の支度をした。

26:20 夕方になると、イエスは十二人の弟子たちをつれて席につかれた。

26:21 彼らが食事をしているとき、言われた、「アーメン、わたしは言う、あなた達のうちの一人が、わたしを(敵に)売ろうとしている!」

26:22 (これを聞くと)弟子たちはすっかり悲しくなって、「主よ、わたしではないでしょう!」(「わたしではないでしょう!」)と、ひとりびとりイエスに言い始めた。

26:23 イエスは答えられた、「わたしと一しょに同じ鉢から食べている者、それがわたしを売る。

26:24 人の子(わたし)は聖書に書いてあるとおりに死んでゆく。だが人の子を売るその人は、ああかわいそうだ!生まれなかった方がよっぽど仕合わせであった。」

26:25 イエスを売るユダが口を出した、「先生、わたしではないでしょう。」彼に言われる、「いや、そうかも知れない。」

26:26 (ユダが立ち去ったあと、)彼らが食事をしているとき、イエスは(いつものように)パンを(手に)取り、(神を)賛美して裂き、弟子たちに渡して言われた、「取って食べなさい、これはわたしの体である。」

26:27 また杯を取り、(神に)感謝したのち、彼らに渡して言われた、「皆この杯から飲みなさい。

26:28 これは多くの人の罪を赦されるために流す、わたしの『約束の血』であるから。

26:29 しかしわたしは言う、わたしの父上の国で、あなた達と一しょに新しいのを飲むその日まで、わたしは今後決して、この、葡萄の木から出来たものを飲まない。」

 

塚本訳 ルカ 22:7-23

22:7 過越の小羊を屠るべき種無しパンの祭の日が来た。

22:8 イエスはこう言ってペテロとヨハネとを使いにやられた、「わたし達の過越の食事の支度をして来なさい。」

22:9 二人が言った、「どこで支度をしましょうか。」

22:10 彼らに言われた、「都に入ると、水瓶をかついだ男に出合うから、そのあとについて行って、その人が入ってゆく家にはいって、

22:11 その家の主人に、『わたしが弟子たちと一しょに過越の食事をする部屋はどこか、と先生があなたに言われる』と言いなさい。

22:12 するとその人は敷物のしいてある、大きな二階座敷に案内してくれるから、そこで(食事の)支度をしなさい。」

22:13 二人は行って見ると、はたしてイエスの言葉どおりだったので、(そこで)過越の食事の支度をした。

22:14 (日が暮れて食事の)時間になると、イエスは席につかれた。使徒たちも一しょであった。

22:15 彼らに言われた、「わたしは苦しみをうける前に、あなた達と一しょにこの過越の食事がしたくて、たまらなかった。

22:16 わたしは言う、神の国でほんとうの過越の食事──(罪のあがないの記念の食事)──をする時まで、わたしはもう決して、この(エジプトからあがなわれた記念の)食事をしないのだから。」

22:17 そして(いつものように)杯を受け取り、(神に)感謝したのち、(弟子たちに)言われた、「これを取って、みなで回して飲みなさい。

22:18 わたしは言う、今からのち神の国が来るまで、わたしは決して葡萄の木から出来たものを飲まないのだから。」

22:19 またパンを(手に)取り、感謝して裂き、彼らに渡して言われた、「これはわたしの体である。[以下及び20無し

22:20

22:21 しかし驚いてはいけない、わたしを(敵に)売る者が、わたしと一しょに手を食事の上において食事をしている!

22:22 人の子(わたしはかねて神に)定められているとおりに死んでゆくのだから。しかし(人の子を)売るその人は、ああかわいそうだ!」

22:23 (これを聞くと)弟子たちは、自分たちのうちでいったいだれがそんな(だいそれた)ことをしようとしているのかと、みなで言い合いを始めた。

 

塚本訳 ヨハ 13:18

13:18 (幸いであると言っても、)あなた達みんながそうだと言うのではない。どんな人を(弟子に)選んだか、わたしは(始めから)知っている。(中には不心得な者もあるようだ。)しかしそれは、〃(いつも一しょに)わたしのパンを食べる(親しい)者が、踵をあげてわたしを蹴飛ばした〃という聖書の言葉が成就するためである。

 

塚本訳 ヨハ 13:21-30

13:21 こう言ったあと、イエスはひどく興奮して、(弟子たちに)はっきりこう言われた、「アーメン、アーメン、わたしは言う、あなた達のうちの一人が、わたしを(敵に)売ろうとしている!」

13:22 弟子たちはだれのことを言われるのか見当がつかず、顔を見合わせていた。

13:23 一人の弟子がイエスの胸に寄り添って席についていた。イエスはこの弟子を(特別に)愛しておられた。

13:24 シモン・ペテロがその弟子に首で合図をして(ささやいて)言う、「だれのことを言っておられるのか、おしえてくれ。」

13:25 それでその弟子は(うしろの)イエスの胸にもたれかかって、たずねる、「主よ、だれですか。」

13:26 イエスが(彼に)答えられる、「わたしが一きれのパンをひたして渡すその人が、それだ。」それからパンを(汁に)ひたし、イスカリオテのシモンの子ユダに渡される。

13:27 ユダがそのパンを受け取(って食べ)ると、その時、悪魔がユダに入った。そこでイエスがユダに言われる、「しようとしていることをさっさとしたがよかろう。」

13:28 しかしなんのためにこう言われたのか、食卓につく者のだれにもわからなかった。

13:29 中には、ユダは金箱をあずかっているので、イエスは「祭に必要な物を買っておけ」とか、貧乏な人たちに何かやるように、とか言われるのだと思った者があった。

13:30 ユダはパンを食べると、すぐ出て行った。夜であった。──(そとは丸い月がかがやいていたが、ユダの心は真暗であった。)

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ5:7-8

5:7 新しい粉のかたまりになるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたは、事実パン種のない者なのだから。わたしたちの過越の小羊であるキリストは、すでにほふられたのだ。

5:8 ゆえに、わたしたちは、古いパン種や、また悪意と邪悪とのパン種を用いずに、パン種のはいっていない純粋で真実なパンをもって、祭をしようではないか。

 

口語訳 ガラ 4:4

4:4 しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。

 

口語訳 Tコリ15:3

15:3 わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、

 

口語訳 Tコリ11:23-29

11:23 わたしは、主から受けたことを、また、あなたがたに伝えたのである。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンをとり、

11:24 感謝してこれをさき、そして言われた、「これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。

11:25 食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。

11:26 だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、それによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである。

11:27 だから、ふさわしくないままでパンを食し主の杯を飲む者は、主のからだと血とを犯すのである。

11:28 だれでもまず自分を吟味し、それからパンを食べ杯を飲むべきである。

11:29 主のからだをわきまえないで飲み食いする者は、その飲み食いによって自分にさばきを招くからである。

 

口語訳 Tコリ10:16

10:16 わたしたちが祝福する祝福の杯、それはキリストの血にあずかることではないか。わたしたちがさくパン、それはキリストのからだにあずかることではないか。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 Tコリ5:6

5:6 あなたがたが誇っているのは、よくない。わずかなパン種が練り粉全体を膨らませることを、知らないのですか。

 

新共同 黙  3:20

3:20 見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。

 

新共同 Tコリ10:16

10:16 わたしたちが神を賛美する賛美の杯は、キリストの血にあずかることではないか。わたしたちが裂くパンは、キリストの体にあずかることではないか。

 

新共同 Tコリ11:23-25

11:23 わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、

11:24 感謝の祈りをささげてそれを裂き、「これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。

11:25 また、食事の後で、杯も同じようにして、「この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。

 

新共同 ヘブ 8:6-13

8:6 しかし、今、わたしたちの大祭司は、それよりはるかに優れた務めを得ておられます。更にまさった約束に基づいて制定された、更にまさった契約の仲介者になられたからです。

8:7 もし、あの最初の契約が欠けたところのないものであったなら、第二の契約の余地はなかったでしょう。

8:8 事実、神はイスラエルの人々を非難して次のように言われています。「『見よ、わたしがイスラエルの家、またユダの家と、/新しい契約を結ぶ時が来る』と、/主は言われる。

8:9 『それは、わたしが彼らの先祖の手を取って、/エジプトの地から導き出した日に、/彼らと結んだ契約のようなものではない。彼らはわたしの契約に忠実でなかったので、/わたしも彼らを顧みなかった』と、/主は言われる。

8:10 『それらの日の後、わたしが/イスラエルの家と結ぶ契約はこれである』と、/主は言われる。『すなわち、わたしの律法を彼らの思いに置き、/彼らの心にそれを書きつけよう。わたしは彼らの神となり、/彼らはわたしの民となる。

8:11 彼らはそれぞれ自分の同胞に、/それぞれ自分の兄弟に、/「主を知れ」と言って教える必要はなくなる。小さな者から大きな者に至るまで/彼らはすべて、わたしを知るようになり、

8:12 わたしは、彼らの不義を赦し、/もはや彼らの罪を思い出しはしないからである。』」

8:13 神は「新しいもの」と言われることによって、最初の契約は古びてしまったと宣言されたのです。年を経て古びたものは、間もなく消えうせます。

 

新共同 ヘブ 9:14-22

9:14 まして、永遠の"霊"によって、御自身をきずのないものとして神に献げられたキリストの血は、わたしたちの良心を死んだ業から清めて、生ける神を礼拝するようにさせないでしょうか。

9:15 こういうわけで、キリストは新しい契約の仲介者なのです。それは、最初の契約の下で犯された罪の贖いとして、キリストが死んでくださったので、召された者たちが、既に約束されている永遠の財産を受け継ぐためにほかなりません。

9:16 遺言の場合には、遺言者が死んだという証明が必要です。

9:17 遺言は人が死んで初めて有効になるのであって、遺言者が生きている間は効力がありません。

9:18 だから、最初の契約もまた、血が流されずに成立したのではありません。

9:19 というのは、モーセが律法に従ってすべての掟を民全体に告げたとき、水や緋色の羊毛やヒソプと共に若い雄牛と雄山羊の血を取って、契約の書自体と民全体とに振りかけ、

9:20 「これは、神があなたがたに対して定められた契約の血である」と言ったからです。

9:21 また彼は、幕屋と礼拝のために用いるあらゆる器具にも同様に血を振りかけました。

9:22 こうして、ほとんどすべてのものが、律法に従って血で清められており、血を流すことなしには罪の赦しはありえないのです。

 

新共同 コロ 3:16

3:16 キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tコリ11:23-25

11:23 わたしは、主から受けたことを、また、あなたがたに伝えたのである。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンをとり、

11:24 感謝してこれをさき、そして言われた、「これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。

11:25 食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。

 

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マルコ14:26−31

ペテロのつまずきの預言

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

411426そこで彼らは賛美歌を歌って、オリーブ山へと出て行った。

411427するとイエスは彼らに言う、「あなたたちは、全員が躓くことになるだろう。なぜならば、次のように書いてあるからだ、

私は羊飼いを打つであろう、

そうすると羊の群は、ちりぢりにされてしまうであろう。

411428しかし私は自分が起こされた後、あなたたちより先にガリラヤヘ行くだろう」。

411429しかしペトロが彼に言った、「皆の者がことごとく躓いたとしても、この私は躓

きません」。

411430そこでイエスは彼に言う、「アーメン、私はあなたに言う、あなたは今日、今夜、鶏が二度啼く前に、三度私を否むだろう」。

411431彼はしかし、ひどく力んで言い立てた、「もし私があなたと、ご一緒に死なねばならないとしても、決してあなたを否んだりは致しません」。〔ほかの者たちも〕皆、そのように言い張った。

 

新共同訳1987</