列王記 上 7:1−12
ソロモンの宮殿
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆ソロモンの宮殿
列上 7:1 またソロモンは、十三年かけて宮殿を建て、その宮殿のすべてを完成させた。
列上
7:2 また「レバノンの森の家」を建てたが、それは長さが百アンマ、幅が五十アンマ、高さが三十アンマであった。四列のレバノン杉の柱に支えられ、柱の
上にはレバノン杉の梁があった。
列上 7:3 脇間は、各列に十五本ずつ、計四十五本の柱に支えられ、レバノン杉で天井が覆われていた。
列上 7:4 三列の格子窓があり、窓と窓は三段ずつ向かい合っていた。
列上 7:5 すべての開口部とその枠は四角形で、窓と窓は三段ずつ向かい合っていた。
列上 7:6 また、彼は長さ五十アンマ、幅三十アンマの「柱の間」を造った。その前には廊があり、柱とひさしがあった。
列上 7:7 また、裁きを行う王座の間、すなわち「裁きの間」を造ったが、床の全面はレバノン杉で覆われていた。
列上
7:8 ソロモンが住まいとした建物は、この広間の後ろの庭にあり、これと同じ造りであった。またソロモンは、妻に迎えたファラオの娘のために、この広間
と同じ建物を造った。
列上
7:9 これらの建物はすべて、内側も外側も、寸法に合わせてのこぎりで切りそろえられた質の良い石で造られていた。土台から軒まで、外庭から大庭までそ
うであった。
列上 7:10 土台は、十アンマや八アンマもある質の良い石、大きな石で据えられた。
列上 7:11 その上には、寸法に合わせて切りそろえられた質の良い石とレバノン杉が使われていた。
列上 7:12 大庭の周りには、切り石が三段、レバノン杉の角材が一段重ねられていた。主の神殿の内庭や、神殿の廊と同じである。
フランシスコ会訳2013
001ソロモンは自分の宮殿を十三年を費やして建て、すべてを完成させた。
002彼は「レバノンの森の家」を建
てた。それは長さ百アンマ、幅五十アンマ、高さ三十アンマで、四列の杉の柱で支えられ、柱の上に杉の梁が渡してあった。
003柱の上の梁は各列に十五本ず
つ、四十五本あり、その上に杉の天井が張られていた。
004両側の外広がりの格子窓は三つ
一組で、三つはそれぞれ向かい合っていた。
005すべての戸口と側柱は四角形の
枠組みで、両側に三つずつ、それぞれ向かい合っていた。
006彼はまた、長さ五十アンマ、幅
三十アンマの柱廊を造った。その前に廊があり、柱が庇を支えていた。
007また、裁きを行うための王座の
広間、すなわち「裁きの広間」を造って、床から天井まで杉の板を張り巡らした。
008ソロモンが住まいとした建物は
この広間の後ろの庭にあり、造りはこれと同じであった。彼はまた、娶ったファラオの娘のために、この広間と同じ建物を造った。
009これらの建物はすべて土台から
軒まで、また外庭から大庭まで、内側も外側も寸法に合わせてのこぎりで切りそろえた、良質の切り石で造られた。
010土台には十アンマ、八アンマも
ある良質の大きな石が用いられた。
011その上には、寸法を合わせて切
られた良質の石と杉材が使われた。
012大庭の周囲には、主の神殿とそ
れに付いた前廊の内庭と同様に、切り石三段と杉の角材一段を重ねて据えた。
新共同訳1987
7:1
ソロモンは十三年の年月をかけて宮殿を築き、その宮殿のすべてを完成させた。
7:2
彼の建てた「レバノンの森の家」は、奥行きが百アンマ、間口が五十アンマ、高さが三十アンマで、レバノン杉の柱を四列に並べ、その柱の上にレバノン杉の角
材を渡した。
7:3
各列十五本、計四十五本の柱の上にある脇廊の上にもレバノン杉で天井を造った。
7:4
三列の窓枠にはめられて、窓が三段に向かい合っていた。
7:5
すべての扉と枠組の柱は四角形であり、窓は三段に向かい合っていた。
7:6
彼の建てた柱廊は奥行きが五十アンマ、間口が三十アンマであり、その前にも前廊があり、柱とひさしがあった。
7:7
また、彼が裁きを行う所として造った「王座の広間」「裁きの広間」には、床全面にレバノン杉の板が張り詰められていた。
7:8
彼が住居とした建物は、この広間の後方の別の庭にあり、これと同じ造りであった。またソロモンは妻に迎えたファラオの娘のために、この広間と同じ建物を
造った。
7:9
これらの建物はすべて内側も外側も、土台から軒まで、また外庭から大庭まで、寸法を合わせて石のみで切り整えられた貴重な石で出来ていた。
7:10
土台には八アンマ、十アンマもある貴重で大きな石が用いられ、
7:11
その上には、寸法に合わせて切り整えられた貴重な石とレバノン杉が用いられた。
7:12
大庭の周囲にも、主の神殿の内庭や前廊と同様に、切り石を三列、レバノン杉の角材を一列重ねて据えた。
新改訳1970
7:1
ソロモンは自分の宮殿を建て、十三年かかって宮殿全部を完成した。
7:2
彼はレバノンの森の宮殿を建てた。その長さは百キュビト、幅は五十キュビト、高さは三十キュビトで、それは四列の杉材の柱の上にあり、その柱の上には杉材
の梁があった。
7:3
また四十五本の柱――一列に十五本ずつ――の上の階段式脇間の屋根は杉材でふかれていた。
7:4
戸口は三列、三階になって、向かい合っていた。
7:5
戸口のとびらと戸口の柱とはすべて四辺形で、三階になって向かい合っていた。
7:6
彼はまた、柱の広間を造った。その長さは五十キュビト、その幅は三十キュビトであった。その前に玄関があり、その前に柱とひさしとがあった。
7:7
彼はまた、さばきをするための王座の広間、さばきの広間を造り、床の隅々から天井まで杉材を張りつめた。
7:8
彼の住む家は、その広間のうしろの庭にあり、同じ造作であった。また、ソロモンは、彼がめとったパロの娘のためにも、この広間と同じような家を建てた。
7:9
これらはすべて、内側も外側も、寸法どおりにのこぎりで切りそろえた切り石、高価な石で造られていた。礎から頂上に至るまで、さらに外庭から大庭に至るま
でそうであった。
7:10
礎は高価な石、大きな石で、十キュビトも八キュビトもあった。
7:11
その上には寸法どおりの切り石、高価な石と杉材が使われていた。
7:12
大庭の周囲には、三段の切り石と一段の杉角材とが使われ、主の宮の内庭や、神殿の玄関広間と同じであった。
口語訳1955
7:1
またソロモンは自分の家を建てたが、十三年かかってその家を全部建て終った。
7:2
彼はレバノンの森の家を建てた。長さ百キュビト、幅五十キュビト、高さ三十キュビトで、三列の香柏の柱があり、その柱の上に香柏の梁があった。
7:3
四十五本の柱の上にある室は香柏の板でおおった。柱は各列十五本あった。
7:4
また窓わくが三列あって、窓と窓と三段に向かい合っていた。
7:5
戸口と窓はみな四角の枠をもち、窓と窓と三段に向かい合った。
7:6
また柱の広間を造った。長さ五十キュビト、幅三十キュビトであった。柱の前に一つの広間があり、その玄関に柱とひさしがあった。
7:7
またソロモンはみずから審判をするために玉座の広間、すなわち審判の広間を造った。床からたるきまで香柏をもっておおった。
7:8
ソロモンが住んだ宮殿はその広間のうしろの他の庭にあって、その造作は同じであった。ソロモンはまた彼がめとったパロの娘のために家を建てたが、その広間
と同じであった。
7:9
これらはみな内外とも、土台から軒まで、また主の宮の庭から大庭まで、寸法に合わせて切った石、すなわち、のこぎりでひいた高価な石で造られた。
7:10
また土台は高価な石、大きな石、すなわち八キュビトの石、十キュビトの石であった。
7:11
その上には寸法に合わせて切った高価な石と香柏とがあった。
7:12
また大庭の周囲には三かさねの切り石と、一かさねの香柏の角材があった。主の宮の内庭と宮殿の広間の庭の場合と同じである。
文
語訳1917
7:1 ソロモン己の家を建しが十三年を經て全く其家を建終たり
7:2
彼レバノン森の家を建たり其長は百キユビト其濶は五十キユビト其高は三十キユビトなり香柏の柱四行ありて柱の上に香柏の梁あり
7:3 四十五本の柱の上なる梁の上は香柏にて蓋へり柱は一行に十五本あり
7:4 また?三行ありて?と?と三段に相對ふ
7:5 戸と戸柱は皆大木をもて角に造り?と?と三段に相對へり
7:6 又柱の廊を造れり其長五十キユビト其濶三十キユビトなり柱のまへに一の廊ありまた其柱のまへに柱と階あり
7:7 又ソロモン審判を爲すために位の廊即ち審判の廊を造り牀板より牀板まで香柏をもて蔽へり
7:8
ソロモンの居住る家は其廊の後の他の庭にありて其工作同じかりきソロモン亦其娶りたるパロの女のために家を建しが此廊に同じかりき
7:9
是等は内外とも基礎より檐にいたるまで又外面にては大庭にいたるまで皆鑿石の量にしたがひて鋸にて剖たる貴き石をもて造れるものなり
7:10 又基礎は貴き石大なる石即ち十キユビトの石八キユビトの石なり
7:11 其上には鑿石の量に循ひて貴き石と香柏あり
7:12 又大庭の周圍にに三層の鑿石と一層の香柏の厚板ありヱホバの家の内庭と家の廊におけるが如し
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 ヨハ 10:23
10:23 イエスは、宮の中にあ
るソロモンの廊を歩いておられた。
口 語訳 使 3:11
3:11
彼がなおもペテロとヨハネとにつきまとっているとき、人々は皆ひどく驚いて、「ソロモンの廊」と呼ばれる柱廊にいた彼らのところに駆
け集まってきた。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 ヨハ 10:23
10:23 イエスは、宮の中にあ
るソロモンの廊を歩いておられた。
口 語訳 使 3:11
3:11
彼がなおもペテロとヨハネとにつきまとっているとき、人々は皆ひどく驚いて、「ソロモンの廊」と呼ばれる柱廊にいた彼らのところに駆
け集まってきた。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
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列王記 上 7:13−14
青銅の細工師ヒラム
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆神殿の備品製作
列上 7:13 ソロモン王は人をやって、ティルスからヒラムを連れて来させた。
列上
7:14 彼はナフタリ族出身の寡婦の子で、父はティルス人で青銅の細工師であった。ヒラムは青銅のいろいろな細工をする知恵と英知と知識にたけていた。
彼はソロモン王のもとにやって来て、そのあらゆる仕事をした。
フランシスコ会訳2013
013ソロモンは人を遣わし、ティルスからヒラムを呼び寄せた。
014彼はナフタリ族のやもめの子
で、その父はティルス出身の青銅の細工師であった。ヒラムは青銅のあらゆる細工に関する知恵と理解と技能の点で秀でていた。彼はソロ
モン王のもとに来て、その一切の細工を手がけた。
新共同訳1987
7:13
ソロモンは、人を遣わしてティルスからヒラムを連れて来させた。
7:14
その母はナフタリ族出身でやもめであった。父はティルス人で青銅工芸の職人であった。ヒラムは知恵と洞察力と知識に満ち、青銅にかけてはどんな仕事にも通
じていた。彼はソロモン王のもとに来て、ゆだねられたあらゆる仕事をした。
新改訳1970
7:13
ソロモン王は人をやって、ツロからヒラムを呼んで来た。
7:14
彼はナフタリ族のやもめの子であった。彼の父はツロの人で、青銅の細工師であった。それでヒラムは青銅の細工物全般に関する知恵と、英知と、知識とに満ち
ていた。彼はソロモン王のもとにやって来て、そのいっさいの細工を行なった。
口語訳1955
7:13
ソロモン王は人をつかわしてツロからヒラムを呼んできた。
7:14
彼はナフタリの部族の寡婦の子であって、その父はツロの人で、青銅の細工人であった。ヒラムは青銅のいろいろな細工をする知恵と悟りと知識に満ちた者で
あったが、ソロモン王のところにきて、そのすべての細工をした。
文
語訳1917
7:13 爰にソロモン人を遣はしてヒラムをツロより召び來れり
7:14
彼はナフタリの支派なる?婦の子にして其父はツロの人にて銅の細工人なりヒラムは銅の諸の細工を爲すの智慧と慧悟と知識の充ちたる者なりしがソロモン王の
所に來りて其諸の細工を爲り
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
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(独)DIE
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BIBELGESELLSCHAFT 1984
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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
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列王記 上 7:15−22
二本の青銅の柱
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
列上
7:15 ヒラムは二本の青銅の柱を作った。柱の高さは十八アンマで、その周囲はひもで測って十二アンマであった。もう一つの柱も同様であった。
列上
7:16 また、青銅で鋳造した二本の柱頭を造り、柱の上に載せた。一つの柱頭の高さは五アンマ、もう一つの柱頭の高さも五アンマであった。
列上 7:17 柱頭に、格子細工の模様と鎖細工の網目模様を付けた。一つの柱頭に七つ、もう一つの柱頭にも七つ付けた。
列上 7:18 彼はまた柱頭を覆うために、格子模様の周りにざくろの飾りを二列作った。もう一つの柱頭についても同様にした。
列上 7:19 廊にある柱の柱頭には、百合の花の細工があり、四アンマであった。
列上
7:20 二本の柱の柱頭には、側面が膨らんだ格子模様が上の方にもあり、二百個のざくろが列をなして取り巻いていた。もう一つの柱頭も同様であった。
列上
7:21 彼はこれらの柱を外陣の廊の前に立てた。右の柱を立てて、これをヤキンと名付け、左の柱を立てて、これをボアズと名付けた。
列上 7:22 柱の上には百合の花の細工が施されており、こうして柱の製作は完了した。
フランシスコ会訳2013
015彼は二本の青銅の柱を鋳造した。一本の柱の高さは十八アンマ、その周囲は、紐で測って十二アンマで、他の柱
も同様であった。
016彼はまた、青銅で二つの柱頭を
鋳造し、柱の先端に載せた。一つの柱頭の高さは五アンマ、他の柱頭の高さも五アンマであった。
017柱の先端の柱頭のために、鎖で
編んだような格子細工の帯を、一方の柱頭に七つ、他の柱頭にも七つ造った。
018彼は、一方の柱の先端の柱頭を
飾るために二列の柘榴を造り、格子細工の周りに巻いた。他の柱頭にも同じようにした。
019前廊の中の柱の先端にある柱頭
はゆりの花の形をしており、高さ四アンマであった。
020二本の柱の先端にある柱頭に
は、格子細工に包まれた球の周りに、それぞれ二百個の柘榴が二列に囲んでいた。
021これらの柱は神殿の前廊の前に
立てられた。一本は南側に立てられてヤキンと名づけられ、もう一本は北側に立てられてボアズと名づけられた。
022先端の柱頭がゆりの花の形にで
き上がり、柱の製作は終わった。
新共同訳1987
7:15
彼は青銅の柱を二本作り上げた。一つの柱の高さは十八アンマ、周囲は十二アンマ、もう一つの柱の周囲も同様であった。
7:16
柱の頂には、青銅を鋳て作った柱頭を据えた。一方の柱頭の高さが五アンマ、もう一方の柱頭の高さも五アンマであった。
7:17
柱の頂にある柱頭に格子模様の浮き彫りを作り、網目模様の房を一方の柱頭に七つ付け、もう一方の柱頭にも七つ付けた。
7:18
このように彼は柱を作ったが、柱の頂にある柱頭を覆う一方の格子模様の浮き彫りの周りにざくろを二列に並べた。もう一方の柱頭にも同じようにした。
7:19
前廊の柱の頂にある柱頭はゆりの花の形になっていて、四アンマあった。
7:20
二本の柱の上にある柱頭には、格子模様の浮き彫りの側面の膨みより上にも、二百個のざくろが列をなして取り巻いていた。もう一つの柱頭も同様であった。
7:21
この柱は外陣の前廊の前に立てられた。一本は南側に立てられて、ヤキンと名付けられ、もう一本は北側に立てられて、ボアズと名付けられた。
7:22
ゆりの花の形が柱の頂に出来上がって、柱の製作は完了した。
新改訳1970
7:15
彼は青銅で二本の柱を鋳造した。その一本の柱の高さは十八キュビト。周囲は他の柱といっしょに、ひもで測って十二キュビトであった。
7:16
彼は青銅で鋳造した二つの柱頭を作り、柱の頂に載せた。一つの柱頭の高さは五キュビト、もう一つの柱頭の高さも五キュビトであった。
7:17
柱の頂の柱頭に取りつけて、鎖で編んだ、ふさになった格子細工の網を、一方の柱頭に七つ、他の柱頭に七つ作った。
7:18
こうして彼は柱を作り、柱の頂にある柱頭をおおうために、青銅のざくろが格子網の上を二段に取り巻くようにし、他の柱頭にも同じようにした。
7:19
この玄関広間にある柱の頂の上の柱頭は、ゆりの花の細工であって、それは四キュビトであった。
7:20
二本の柱の上にある柱頭の格子網のあたりで丸い突出部の回りには、二百個のざくろが、両方の柱頭に段をなして並んでいた。
7:21
この柱を本堂の玄関広間の前に立てた。彼は右側に立てた柱にヤキンという名をつけ、左側に立てた柱にボアズという名をつけた。
7:22
この柱の頂の上には、ゆりの花の細工があり、このようにして、柱の造作を完成した。
口語訳1955
7:15
彼は青銅の柱二本を鋳た。一本の柱の高さは十八キュビト、そのまわりは綱をもって測ると十二キュビトあり、指四本の厚さで空洞であった。他の柱も同じであ
る。
7:16
また青銅を溶かして柱頭二つを造り、柱の頂にすえた。その一つの柱頭の高さは五キュビト、他の柱頭の高さも五キュビトであった。
7:17
柱の頂にある柱頭のために鎖に編んだ飾りひもで市松模様の網細工二つを造った。すなわちこの柱頭のために一つ、かの柱頭のために一つを造った。
7:18
またざくろを造った。すなわち二並びのざくろを一つの網細工の上のまわりに造って、柱の頂にある柱頭を巻いた。他の柱頭にも同じようにした。
7:19
この廊の柱の頂にある柱頭の上に四キュビトのゆりの花の細工があった。
7:20
二つの柱の上端の丸い突出部の上にある網細工の柱頭の周囲には、おのおの二百のざくろが二並びになっていた。
7:21
この柱を神殿の廊に立てた。すなわち南に柱を立てて、その名をヤキンと名づけ、北に柱を立てて、その名をボアズと名づけた。
7:22
その柱の頂にはゆりの花の細工があった。こうしてその柱の造作ができあがった。
文
語訳1917
7:15 彼銅の柱二を鋳たり其高各十八キユビトにして各十二キユビトの繩を環らすべし
7:16 又銅を鎔して柱頭を鋳て柱の顛に置ゆ此の頭の高も五キユビト彼の頭の高も五キユビトなり
7:17 柱の上にある頭の爲に組物の網と鏈樣の槎物を造れり此頭に七つ彼頭に七つあり
7:18 又二行の石榴を一の網工の上の四周に造りて柱の上にある頭を蓋ふ他の頭をも亦然せり
7:19 柱の上にある頭は四キユビトの百合花の形にして廊におけるがごとし
7:20 二の柱の頭の上には亦網工の外なる腹の所に接きて石榴あり他の柱の四周にも石榴二百ありて相列べり
7:21 此柱を拝殿の廊に竪つ即ち右の柱を立て其名をヤキンと名け左の柱を竪て其名をボアズと名く
7:22 其柱の上に百合花の形あり斯其柱の作成り
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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& TODD 1985
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(独)DIE
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BIBELGESELLSCHAFT 1984
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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
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列王記 上 7:23−26
青銅の「海」
翻訳比較
列上
7:23 彼はまた、鋳物の「海」を造った。縁から縁までが十アンマの円形で、高さは五アンマで、周囲は測り縄で測ると三十アンマであった。
列上
7:24 縁の下にはひょうたんがその周囲を取り巻いていた。ひょうたんは、一アンマにつき十個の割合で「海」を取り巻いていた。ひょうたんは二列であっ
たが、これは「海」の鋳造のときに鋳られたものである。
列上
7:25 「海」は十二頭の牛の上に据えられていた。三頭は北を向き、三頭は西を向き、三頭は南を向き、三頭は東を向いていた。「海」はそれらの上にあっ
たが、牛の後部はすべて内側に向いていた。
列上
7:26 「海」の厚さは一トファで、縁は杯の縁の仕上げのように、百合の花をかたどって造られていた。二千バトの水が入るものであった。
フランシスコ会訳2013
023それからヒラムは鋳物の「海」を造った。それは円形で縁から縁までが十アンマ、高さが五アンマあり、周囲を
測ると三十アンマであった。
024その縁の下に沿って瓢?が囲んでいた。一アンマにつき十個の割合で瓢?が
二列に囲んでいたが、これは「海」と一緒に鋳造されたものである。
025「海」は十二頭の牛の上に置か
れていた。三頭は北を、三頭は西を、三頭は南を、三頭は東を向き、「海」はその上にあった。牛の後部はすべて内側に向いていた。
026「海」の厚さは一トファ、その
縁は杯の縁のようで、ゆりの花の形をしていた。この「海」には二千バトが入った。
新共同訳1987
7:23
彼は鋳物の「海」を作った。直径十アンマの円形で、高さは五アンマ、周囲は縄で測ると三十アンマであった。
7:24
縁の下をひょうたん模様が取り巻いていた。すなわち、「海」の周囲には、「海」と共に鋳造されたひょうたん模様が、一アンマにつき十の割合で二列に並べら
れていた。
7:25
「海」は十二頭の牛の像の上に据えられていた。三頭は北を向き、三頭は西を向き、三頭は南を向き、三頭は東を向いて「海」を背負い、牛の後部はすべて内側
に向いていた。
7:26
「海」は厚さが一トファ、その縁は、ゆりの花をかたどって、杯の縁のように作られた。その容量は二千バトもあった。
新改訳1970
7:23
それから、鋳物の海を作った。縁から縁まで十キュビト。円形で、その高さは五キュビト。その周囲は測りなわで巻いて三十キュビトであった。
7:24
その縁の下に沿って、ひょうたん模様が回りを取り巻いていた。すなわち、一キュビトにつき十ずつの割りでその海の周囲を取り巻いていた。このひょうたん模
様は二段になっており、海を鋳たときに鋳込んだものである。
7:25
これは十二頭の牛の上に据えられていた。三頭は北を向き、三頭は西を向き、三頭は南を向き、三頭は東を向いていた。この海は、これらの牛の上に載せられて
おり、牛の後部はすべて内側に向いていた。
7:26
その海の厚さは一手幅あり、その縁は、杯の縁のようにゆりの花の形をしていた。その容量は二千バテであった。
口語訳1955
7:23
また海を鋳て造った。縁から縁まで十キュビトであって、周囲は円形をなし、高さ五キュビトで、その周囲は綱をもって測ると三十キュビトであった。
7:24
その縁の下には三十キュビトの周囲をめぐるひさごがあって、海の周囲を囲んでいた。そのひさごは二並びで、海を鋳る時に鋳たものである。
7:25
その海は十二の牛の上に置かれ、その三つは北に向かい、三つは西に向かい、三つは南に向かい、三つは東に向かっていた。海はその上に置かれ、牛のうしろは
皆内に向かっていた。
7:26
海の厚さは手の幅で、その縁は杯の縁のように、ゆりの花に似せて造られた。海には水が二千バテはいった。
7:23
又海を鋳なせり此邊より彼邊まで十キユビトにして其四周圓く其高五キユビトなり其四周は三十キユビトの繩を環らすべし
7:24
其邊の下には四周に匏瓜ありて之を環れり即ち一キユビトに十づつありて海の周圍を圍り其匏瓜は海を鋳たる時に二行に鋳たるなり
7:25 其海は十二の牛の上に立り其三は北に向ひ三は西に向ひ三は南に向ひ三は東に向ふ海其上にありて牛の後は皆内に向ふ
7:26 海の厚は手寛にして其邊は百合花にて杯の邊の如くに作れり海は二千斗を容たり
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
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列王記 上 7:27−40a
青銅の洗盤用車付き台
翻訳比較
列上
7:27 彼はまた、青銅で十個の台車を作った。一つの台の長さは四アンマ、幅は四アンマ、高さは三アンマ。
列上 7:28 台車の構造は次のとおりである。台車には鏡板があり、鏡板は枠の横木の間にはまっていた。
列上
7:29 枠の横木の間にはまっていた鏡板の上には、獅子と牛とケルビムが彫られ、上部の横木の上も同様であった。獅子と牛の下には花飾りの細工が施され
ていた。
列上
7:30 台車には、四つの青銅の車輪、青銅の車軸が付いており、それらを支える四本の脚が付いていた。洗盤の下には支えが鋳込まれており、それぞれの側
面には花飾りが付いていた。
列上
7:31 洗盤の口は冠の内側にあり、一アンマ上にあった。その口は円形の造りで、一アンマ半であった。その口の上にも浮き彫りがあった。鏡板は四角で、
円くはなかった。
列上 7:32 鏡板の下には四つの車輪があり、車軸は台車に取り付けられていた。車輪の高さは一アンマ半であった。
列上 7:33 車輪の造りは、戦車の車輪の造りと同じであり、車軸、縁、輻、轂、すべてが鋳物であった。
列上 7:34 台車の四隅には支えが四つあり、支えは台車と一体になっていた。
列上 7:35 台車の上部には、高さ半アンマの丸い輪が周りを取り囲み、台車の上部では、支柱と鏡板が一体となっていた。
列上
7:36 支柱と鏡板の表面には、ケルビムと獅子となつめやしが、それぞれ空いている場所に彫られていて、その周りに花飾りが施されていた。
列上 7:37 このようにして、彼は十個の台車を作った。すべて同じ鋳物で、同じ大きさ、同じ形であった。
列上
7:38 彼はまた、青銅の洗盤を十個作った。洗盤の直径は四アンマで、四十バトの水が入った。洗盤はそれぞれの台車の上にあり、台車は十個あった。
列上 7:39 五個の台車を神殿の右側に、五個の台車を神殿の左側に置いた。「海」は神殿の右側、すなわち南東の方に置いた。
列上
7:40a ヒラムはさらに、壺、シャベル、鉢を作った。こうして、ヒラムはソロモン王のためになすべき主の神殿のすべての製作を終えた。
フランシスコ会訳2013
027彼はまた、青銅で十個の台を造った。それぞれ長さ四アンマ、幅四アンマ、高さ三アンマであった。
028台の構造は次のとおりである。
台には鏡板があり、それは枠の横木にはまっていた。
029枠の横木にはまった鏡板の上に
は獅子と牛とケルビムがあった。縦木同様、獅子と牛の上下の横木の上には唐草模様の打ち出し細工があった。
030それぞれの台には四つの青銅の
車輪と二本の青銅の車軸があった。――四つの脚があり、それに支えが付いてい
て洗盤の下にあった。支えの側面には唐草模様が鋳られていた。
031洗盤の口は冠の内にあって一ア
ンマ高くなっており、その口は丸く一アンマ半であった。口の所にも彫刻が施してあった。鏡板は四角であって丸くはなかった。――
032四つの車輪は鏡板の下にあり、
その車軸は台に取り付けられており、それぞれの車輪の高さは一アンマ半であった。
033車輪は戦車の車輪と同じ造り
で、車軸も輪縁も輻も轂も、すべて鋳物であった。
034それぞれの台の四隅にある支え
は、台と一体になっていた。
035台の最上部には高さ半アンマの
丸い輪があって、台の最上部で支柱と鏡板が一体になっていた。
036支柱と鏡板の表面には、余地が
あるだけケルビムと獅子と棗椰子を彫り、その周囲に唐草模様を配した。
037このようにして彼は十個の台を
造った。これらはみな同じように鋳造され、同じ寸法、同じ形であった。
038彼はまた、青銅の洗盤を十個
造った。洗盤にはそれぞれ四十バトが入り、直径四アンマであった。洗盤は十個の台それぞれに一つずつ置かれた。
039五個の台は神殿の右側に、他の
五個は左側に置き、「海」を神殿の右側、すなわち、南東の隅に置いた。
040aヒラムはまた、壺と十能と鉢
を作った。
新共同訳1987
7:27
彼はまた青銅で十台の台車を作った。各台車の長さは四アンマ、幅は四アンマ、高さは三アンマであった。
7:28
その構造は次のとおりである。台車には枠の横木の間に鏡板があり、
7:29
その横木の間の鏡板には獅子と牛とケルビムが描かれ、上の横木にもそうされていた。また獅子と牛の下には唐草模様が彫り込まれていた。
7:30
一つの台車に四つの青銅の車輪が付いており、車軸も青銅であった。また四つの脚があり、支えがそれに付いていて、支えは唐草模様の傍らで洗盤の下に鋳込ま
れていた。
7:31
その口は冠の内にあって、そこから一アンマ高く出ており、その口は円形で同様の作りで一アンマ半であった。口の上にも彫刻がなされていた。鏡板は四角で
あって丸くはなかった。
7:32
鏡板の下には四つの車輪があり、車軸が台車に取り付けられていた。車輪の高さはそれぞれ一アンマ半であった。
7:33
車輪は戦車の車輪と同じ作りで、車軸も縁も輻も轂もすべて鋳物であった。
7:34
それぞれの台車の四隅にある支えは台車と一体になっていた。
7:35
台車の頂に高さ半アンマの輪があって、台車の頂でその支柱と鏡板は一体となっていた。
7:36
その支柱の表面と鏡板にはケルビムと獅子となつめやしが、そのそれぞれに空間があれば周りに唐草模様が彫り込まれた。
7:37
彼はこのように同じ鋳型で、同じ寸法、同じ形に台車十台を作った。
7:38
彼はまた青銅の洗盤を十作った。容量はそれぞれ四十バト、直径は四アンマ。十台の台車それぞれに洗盤が一つずつ載せられていた。
7:39
五台は神殿の右側に、五台は左側に配置し、「海」は神殿の右側、すなわち南東の方向に置いた。
7:40a
ヒラムは洗盤、十能、鉢を作って、
新改訳1970
7:27
彼は青銅で十個の台を作った。おのおのの台は長さ四キュビト、幅四キュビト、高さ三キュビトであった。
7:28
この台の構造は次のとおり。台には鏡板があり、鏡板はわくにはまっていた。
7:29
わくにはめられている鏡板の上には、雄獅子と牛とケルビムとがあり、雄獅子と牛の上と下にあるわくの表面には花模様が鋳込んであった。
7:30
それぞれ台には青銅の車輪四つと、青銅の軸がついており、台の四隅には洗盤のささえがあり、そのささえは洗盤の下にあって、各表面が花模様に鋳られてい
た。
7:31
洗盤の口はささえの内側にあって、一キュビト上に出ており、その口は丸く、花模様の細工があって、一キュビト半あり、また、その口の上にも彫刻がしてあ
り、わくの鏡板は四角で、丸くなかった。
7:32
鏡板の下には四つの車輪があり、車軸は台に取りつけられ、一つの車輪の高さは一キュビト半であった。
7:33
その車輪の作りは戦車の車輪の作りと同じで、車軸も、輪縁も、輻も、こしきもみな、鋳物であった。
7:34
それぞれ台の四隅には四本のささえがあり、ささえと台とは一体をなしていた。
7:35
台の上部には高さ半キュビトの丸い部分が取り巻いており、その台の上のささえと鏡板とは一体をなしていた。
7:36
そのささえの表面と鏡板には、それぞれの場所に、ケルビムと、雄獅子と、なつめやしの木を刻み、その周囲には花模様を刻んだ。
7:37
彼は、以上のように、十個の台を作った。それらは全部、同じ鋳方、同じ寸法、同じ形であった。
7:38
ついで、彼は青銅で十個の洗盤を作った。洗盤の容量はそれぞれ四十バテ、それぞれ直径四キュビトであった。洗盤は、一つの台の上に一つずつ、十個の台の上
にあった。
7:39
彼はその台の五個を神殿の右側に、五個を神殿の左側に置き、海を神殿の右側、すなわち、東南の方角に置いた。
7:40a
さらに、ヒラムは灰つぼと十能と鉢を作った。
口語訳1955
7:27
また青銅の台を十個造った。台は長さ四キュビト、幅四キュビト、高さ三キュビトであった。
7:28
その台の構造は次のとおりである。台には鏡板があり、鏡板は枠の中にあった。
7:29
枠の中にある鏡板には、ししと牛とケルビムとがあり、また、ししと牛の上と下にある枠の斜面には花飾りが細工してあった。
7:30
また台にはおのおの四つの青銅の車輪と、青銅の車軸があり、その四すみには洗盤のささえがあった。そのささえは、おのおの花飾りのかたわらに鋳て造りつけ
てあった。
7:31
その口は一キュビト上に突き出て、台の頂の内にあり、その口は丸く、台座のように造られ、深さ一キュビト半であった。またその口には彫り物があった。その
鏡板は四角で、丸くなかった。
7:32
四つの車輪は鏡板の下にあり、車軸は台に取り付けてあり、車輪の高さはおのおの一キュビト半であった。
7:33
車輪の構造は戦車の車輪の構造と同じで、その車軸と縁と輻と轂とはみな鋳物であった。
7:34
おのおのの台の四すみに四つのささえがあり、そのささえは台の一部をなしていた。
7:35
台の上には高さ半キュビトの丸い帯輪があった。そして台の上にあるその支柱と鏡板とはその一部をなしていた。
7:36
その支柱の表面と鏡板にはそれぞれの場所に、ケルビムと、ししと、しゅろを刻み、またその周囲に花飾りを施した。
7:37
このようにして十個の台を造った。それはみな同じ鋳方、同じ寸法、同じ形であった。
7:38
また青銅の洗盤を十個造った。洗盤はおのおの四十バテの水がはいり、洗盤はおのおの四キュビトであった。十個の台の上にはおのおの一つずつの洗盤があっ
た。
7:39
その台の五個を宮の南の方に、五個を宮の北の方に置き、宮の東南の方に海をすえた。
7:40a
ヒラムはまたつぼと十能と鉢を造った。
文
語訳1917
7:27 又銅の臺十を造れり一の臺の長四キユビト其濶四キユビト其高三キユビトなり
7:28 其臺の製作は左のごとし臺には嵌板あり嵌板は邊の中にあり
7:29 邊の中にある嵌板の上に獅子と牛とケルビムあり又邊の上に座あり獅子と牛の下に花飾の垂下物あり
7:30
其臺には各四の銅の輪と銅の軸あり其四の足には肩のごとき者あり其肩のごとき者は洗盤の下にありて凡の花飾の旁に鋳つけたり
7:31
其口は頭の内より上は一キユビトなり其口は圓く一キユビト半にして座の作の如し又其口には雕工あり其鏡板は四角にして圓からず
7:32 四の輪は鏡板の下にあり輪の手は臺の中にあり輪は各高一キュビト半
7:33 輪の工作は戰車の輪の工作の如し其手と縁と輻と轂とは皆鋳物なり
7:34 臺の四隅に四の肩の如き者あり其肩のごとき者は臺より出づ
7:35 臺の上の所の高半キユビトは其周圍圓し又臺の上の所の手と鏡板も臺より出づ
7:36 其手の板と鏡板には其各の隙處に循ひてケルビムと獅子と棕櫚を雕刻み又其四周に花飾を造れり
7:37 是のごとく十の臺を造れり其鋳法と量と形は皆同じ
7:38 又銅の洗盤十を造れり洗盤は各四十斗を容れ洗盤は各四キユビトなり十の臺の上には各一の洗盤あり
7:39 其臺五を家の右の旁に五を家の左の旁に置ゑ家の右の東南に其海を置り
7:40 ヒラム又鍋と火?と鉢とを造れり斯ヒラム、ヱホバの家の爲にソロモン王に爲る諸の細工を成終たり
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 黙 4:6-8
4:6 御座の前は、水晶に似
たガラスの海のようであった。御座のそば近くそのまわりには、四つの生き物がいたが、その前にも後にも、一面に目がついていた。
4:7
第一の生き物はししのようであり、第二の生き物は雄牛のようであり、第三の生き物は人のような顔をしており、第四の生き物は飛ぶわし
のようであった。
4:8
この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その翼のまわりも内側も目で満ちていた。そして、昼も夜も、絶え間なくこう叫びつづ
けていた、「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、全能者にして主なる神。昔いまし、今いまし、やがてきたるべき者」。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
・・・・
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& TODD 1985
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BIBELGESELLSCHAFT 1984
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列王記 上 7:40b−47
備品に関するまとめ
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
列上
7:40b こうして、ヒラムはソロモン王のためになすべき主の神殿のすべての製作を終えた。
列上
7:41 すなわち、二本の柱、二つの丸い柱頭、また柱頭を覆う二つの格子模様。
列上
7:42 二つの格子模様には四百個のざくろの飾り。すなわち、格子模様にざくろが二列。それは二つの丸い柱頭を覆うためであった。
列上 7:43 十個の台車と、その台の上にある十個の洗盤。
列上 7:44 「海」一つと、その「海」の下にある十二頭の牛。
列上
7:45 壺、シャベル、鉢など、ヒラムがソロモン王のために作った主の神殿のこれらの祭具は、磨き上げられた青銅であった。
列上 7:46 王はヨルダンの低地、スコトとツァレタンの間にある厚い粘土層の土でこれらを鋳造した。
列上 7:47 ソロモンはこれら非常に多くの祭具を納めたが、青銅の重さを量ることはできなかった。
フランシスコ会訳2013
040b
041二本の柱とその先端の丸い柱
頭、柱の先端の丸い二つの柱頭を飾る二つの格子細工、
042二つの格子細工に付ける四百個
の柘榴。この柘榴は柱の先端にある丸い二つの柱頭を飾る格子細工を二列に覆っていた。
043それから十個の台とその上に置
く十個の洗盤、
044「海」一つとそれを支える十二
頭の牛、
045壺、十能、鉢であった。ヒラム
がソロモン王のために造った主の神殿の器は、すべて青銅で造られ、磨き上げられた。
046王はヨルダンの盆地、スコトと
ツァレタンの間の厚い粘土層の土地でこれらを鋳造した。
新共同訳1987
7:40
bソロモン王のために主の神殿でしようとしたすべての仕事を終えた。
7:41
彼の作ったものは、二本の柱、柱の頂にある柱頭の玉二つ、柱の頂にある柱頭の玉を覆う格子模様の浮き彫り二つ、
7:42
格子模様の浮き彫り二つに付けるざくろの実四百、そのざくろの実は、柱の頂にある二つの柱頭の玉を覆う格子模様の浮き彫りのそれぞれに、二列に並べられて
いた。
7:43
台車十台、台車に載せる洗盤十、
7:44
「海」一つ、それを支える十二の牛の像、
7:45
壺、十能、鉢。ソロモン王のためにヒラムが主の神殿で製作したこのすべての祭具は青銅製で、磨き上げられていた。
7:46
王は、ヨルダンの低地、スコトとツァレタンの間の粘土の豊かな所でこれらを鋳造した。
7:47
ソロモンがこの祭具のすべてを並べると、それはあまりにも多く、その青銅の重さは量ることができないほどであった。
新改訳1970
7:40b
こうして、ヒラムは主の宮のためにソロモン王が注文したすべての仕事を完成した。
7:41
すなわち、二本の柱と、二本の柱の頂にある丸い柱頭、および、柱の頂にある丸い二つの柱頭をおおう二つの格子網、
7:42
また、二つの格子網に取りつけた四百のざくろ、すなわち、柱の先端にある丸い二つの柱頭をおおうそれぞれの格子網のための二段のざくろ。
7:43
また、十個の台と、その台の上の十個の洗盤、
7:44
一つの海と、その海の下の十二頭の牛、
7:45
また、灰つぼと十能と鉢であった。ヒラムがソロモン王の注文により主の宮のために作ったすべての用具は、みがきをかけた青銅であった。
7:46
王は、ヨルダンの低地、スコテとツァレタンとの間の粘土の地で、これらを鋳造した。
7:47
ソロモンは、この用具があまりにも多かったので、みなそれを量らないままにしておいた。青銅の重さは量られなかった。
口語訳1955
7:40b
こうしてヒラムはソロモン王のために主の宮のすべての細工をなし終えた。
7:41
すなわち二本の柱と、その柱の頂にある柱頭の二つの玉と、柱の頂にある柱頭の二つの玉をおおう二つの網細工と、
7:42
その二つの網細工のためのざくろ四百。このざくろは一つの網細工に、二並びにつけて、柱の頂にある柱頭の二つの玉を巻いた。
7:43
また十個の台と、その台の上の十個の洗盤と、
7:44
一つの海と、その海の下の十二の牛とであった。
7:45
さてつぼと十能と鉢、すなわちヒラムがソロモン王のために造った主の宮のこれらの器はみな光のある青銅であった。
7:46
王はヨルダンの低地で、スコテとザレタンの間の粘土の地でこれらを鋳た。
7:47
ソロモンはその器が非常に多かったので、皆それをはからずにおいた。その青銅の重さは、はかり得なかった。
文
語訳1917
7:40 ヒラム又鍋と火?と鉢とを造れり斯ヒラム、ヱホバの家の爲にソロモン王に爲る諸の細工を成終たり
7:41 即ち二の往と其柱の上なる頭の二の毬と柱の上なる其頭の二の毬を蓋ふ二の網工と
7:42 其二の網工の爲の石榴四百是は一の網工に石榴二行ありて柱の上なる二の毬を蓋ふ
7:43 又十の臺と其臺の上の十の洗盤と
7:44 一の海と其海の下の十二の牛
7:45 及び鍋と火?と鉢是也ヒラムがソロモン王にヱホバの家のために造りし此等の器は皆光明ある銅なりき
7:46 王ヨルダンの低地に於てスコテとザレタンの間の粘土の地にて之を鋳たり
7:47 ソロモン其器甚だしく多かりければ皆權ずに措り其銅の重しれざりき
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
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& TODD 1985
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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
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列王記 上 7:48−51
外陣の金の祭具、結び
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
列上
7:48 ソロモンは主の神殿の祭具すべてを作った。金の祭壇、供えのパンを置く金の台、
列上 7:49 内陣の前の右に五つ、左に五つ置かれた燭台は純金で、花弁、灯皿、火箸は金。
列上 7:50 平鉢、芯切り鋏、鉢、柄杓、火皿は純金で、奥の神殿の至聖所への扉、すなわち外陣から内陣への扉の表面は金。
列上
7:51 ソロモン王は、主の神殿のためになすべき製作すべてを終えた。ソロモンは父ダビデが聖別したもの、すなわち、銀、金、祭具を運び入れ、主の神殿
の宝物庫に納めた。
フランシスコ会訳2013
048ソロモンは主の神殿のためにあらゆる祭具を作った。金の祭壇、供えのパンを載せる金の机を造った。
049燭台――この燭台は内陣の前に左右五つずつ置かれた――を
良質の金で造り、花模様、ともしび皿、火ばしを金で、
050また皿、芯切りばさみ、鉢、柄
杓、火皿を良質の金で造った。さらに、神殿のいちばん奥の至聖所の扉と神殿の外陣の扉の表面も金で造った。
051ソロモン王は、主の神殿のため
に行ったすべての工事が終わると、父ダビデが聖別した物、銀、金、その他の祭具を運び入れ、主の神殿の宝物庫に納めた。
新共同訳1987
7:48
ソロモンは主の神殿に置くためのあらゆる祭具を作った――金の祭壇、供えのパンを載せる金の聖卓、
7:49
内陣の前に左右に五つずつ置かれる純金の燭台、金の花、ともし火皿、火ばし、
7:50
純金の皿、芯切り鋏、鉢、柄杓、火皿、また神殿の奥の間すなわち至聖所の扉と外陣の扉のための金のちょうつがい。
7:51
ソロモン王は、主の神殿で行われてきた仕事がすべて完了すると、父ダビデが聖別した物、銀、金、その他の祭具を運び入れ、主の神殿の宝物庫に納めた。
新改訳1970
7:48
ついで、ソロモンは主の宮にあるすべての用具を作った。すなわち、金の祭壇と供えのパンを載せる金の机、
7:49
純金の燭台――内堂の右側に五つ、左側に五つ――、金の花模様、ともしび皿、心切りばさみを作った。
7:50
また、純金の皿と、心取りばさみ、鉢、平皿、火皿を純金で作った。また、至聖所に通じる神殿のとびらのちょうつがい、神殿の本堂に通じるとびらのちょうつ
がいも金で作った。
7:51
こうして、ソロモン王が主の宮のためにしたすべての工事が完成した。そこで、ソロモンは父ダビデが聖別した物、すなわち、銀、金、各種の器具類を運び入
れ、主の宮の宝物倉に納めた。
口語訳1955
7:48
またソロモンは主の宮にあるもろもろの器を造った。すなわち金の祭壇と、供えのパンを載せる金の机、
7:49
および純金の燭台。この燭台は本殿の前に、五つは南に、五つは北にあった。また金の花と、ともしび皿と、心かきと、
7:50
純金の皿と、心切りばさみと、鉢と、香の杯と、心取り皿と、至聖所である宮の奥のとびらのためおよび、宮の拝殿のとびらのために、金のひじつぼを造った。
7:51
こうしてソロモン王が主の宮のために造るすべての細工は終った。そしてソロモンは父ダビデがささげた物、すなわち金銀および器物を携え入り、主の宮の宝蔵
の中にたくわえた。
文
語訳1917
7:48 又ソロモン、ヱホバの家の諸の器を造れり即ち金の壇と供前のパンを載る金の案
7:49 および純金の燈臺是は神殿のまへに五は右に五は左にあり又金の花と燈盞と燈鉗と
7:50 純金の盆と剪刀と鉢と皿と滅燈器と至聖所なる内の家の戸のため及び拝殿なる家の戸のためなる金の肘鈕是なり
7:51
斯ソロモン王のヱホバの家のために爲る諸の細工終れり是においてソロモン其父ダビデが奉納めたる物即ち金銀および器を携へいりてヱホバの家の寳物の中に置
り
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