サムエル記上 6:1−18
神の櫃、イスラエルに帰る
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆神の箱の帰還
サム上 6:1 主の箱は、七か月の間、ペリシテ人の平野にあった。
サム上
6:2 ペリシテ人は祭司と占い師たちを呼んで尋ねた。「主の箱をどうしたものだろう。どのようにしてこれを元の場所に送り返したらよいのか、教えてもら
いたい。」
サム上
6:3 彼らは答えた。「イスラエルの神の箱を送り返すにあたっては、何も添えずに送ってはなりません。必ず償いのいけにえと共に送り返さなければなりま
せん。そうすれば、あなたがたは癒やされ、神の手があなたがたを離れなかった理由も理解できるでしょう。」
サム上
6:4 ペリシテ人は言った。「それでは、返すにあたって、償いのいけにえには何がよいのか。」彼らは答えた。「同じ災いがあなたがた全員とあなたがたの
領主に下ったのですから、ペリシテの領主の数に合わせて、五つの金の腫れ物と五つの金のねずみにするとよいでしょう。
サム上
6:5 腫れ物の像と地を荒らすねずみの像を造って、イスラエルの神に栄光を帰すなら、恐らくイスラエルの神は、あなたがたとあなたがたの神々、そしてあ
なたがたの地に重くのしかかっているその手を引いてくださるでしょう。
サム上
6:6 なぜ、あなたがたはエジプト人とファラオが心をかたくなにしたように、自分たちの心をかたくなにするのですか。神が彼らを悩ませたので、彼らはイ
スラエル人を追い出し、立ち去らせたのではありませんか。
サム上
6:7 今、新しい荷車一台と、まだ軛を付けたことのない、乳を飲ませている雌牛二頭を用意してください。雌牛を車につなぎ、子牛は引き離して小屋に戻し
てください。
サム上
6:8 主の箱を車に載せ、償いのいけにえとして主に返す金の品々を箱に納め、その隣に置きなさい。それを送り出したら、行くままにしてください。
サム上
6:9 それを見ていて、もし彼らとの国境に至る道を、箱がベト・シェメシュへと上って行くなら、我々にこの大きな災いをもたらしたのは彼らの神です。も
しその方向に上って行かなかったら、彼らの神の手が我々を打ったのではなく、偶然の災難だったということが分かるでしょう。」
サム上 6:10 人々は言われたとおりに、乳を飲ませている二頭の雌牛を選んで車につなぎ、子牛を小屋に閉じ込めた。
サム上 6:11 主の箱を車に載せ、金のねずみ、また腫れ物の像を入れた箱も載せた。
サム上
6:12 雌牛は歩きだし、ベト・シェメシュに通じる大路をまっすぐに進んで行った。道すがら鳴いたが、右にも左にもそれなかった。ペリシテ人の領主たち
はその後を追って、ベト・シェメシュの国境まで付いて行った。
サム上 6:13 ベト・シェメシュの人々は谷間で小麦を刈り入れていたが、目を上げると主の箱が見えた。彼らはそれを見て喜んだ。
サム上
6:14 車はベト・シェメシュ人ヨシュアの畑まで来ると、そこに止まった。そこには大きな石があったので、人々は車に使われていた木材を割り、雌牛を焼
き尽くすいけにえとして主に献げた。
サム上
6:15 レビ人たちは主の箱と、金の品々が入った箱とを下ろし、大きな石の上に置いた。ベト・シェメシュの人々はその日、焼き尽くすいけにえや会食のい
けにえを主に献げた。
サム上 6:16 ペリシテ人の五人の領主はこれを見届けると、その日のうちにエクロンに戻った。
サム上
6:17 ペリシテ人が主に対する償いのいけにえとして送り届けた金の腫れ物は、アシュドドのために一つ、ガザのために一つ、アシュケロンのために一つ、
ガトのために一つ、そしてエクロンのために一つであった。
サム上
6:18 金のねずみの数は、五人の領主に属するペリシテ人のすべての町、すなわち城壁に囲まれた町から城壁のない村落をも含む数に合わせたものであっ
た。主の箱が置かれたその大きな石は、今日でも、ベト・シェメシュ人ヨシュアの畑にある。
フランシ
スコ会訳2013
001主の櫃は七か月の間ペリシテ人の地にあった。
002ペリシテ人は祭司や占い師を呼んで、「主の櫃をど
うすればよいのか。どのようにしてそれを元の所に送り返せばよいのか、教えてくれ」と頼んだ。
003彼らは答えた、「イスラエルの神の櫃を送り返すの
なら、それを空手で送ってはいけません。必ず、その神への償いの献げ物を添えて送り返しなさい。そうすればあなたたちは癒やさ
れ、神の手があなたたちの上から離れない理由が分かるでしょう」。
004ペリシテ人が、「神への償いの献げ物として何を送
ればよいのだろうか」と尋ねると彼らは答えた、「ペリシテ人の領主の数に合わせて、金の腫れ物五つ、すなわち金の鼠五匹です。同
じ災いが、あなたたち全員とあなたたちの領主たちに起こったからです。
005あなたたちは、大地を疫病で汚している腫れ物をか
たどったもの、すなわち鼠をかたどったものを作り、イスラエルの神に栄光を帰しなさい。恐らく、イスラエルの神は、あなたたちと
あなたたちの神々、そしてあなたたちの土地の上にのしかかっている手を軽くしてくれるでしょう。
006あなたたちはなぜ、心を頑なにするのですか。エジ
プト人とファラオが心を頑なにしたのと同じではありませんか。彼らは神に悩まされて民を行かせざるを得なくなり、民は去ったでは
ありませんか。
007ですから、今、新しい車を一両作り、乳を飲ませて
いる雌牛でまだ軛をつけたことのないもの二頭を用意してその車につなぎ、その雌牛からそれぞれの子牛を引き離して小屋に入れなさ
い。
008次に、主の櫃を車に載せ、神への償いの献げ物とし
ての金の細工物を一つの箱に入れてその傍らに置きなさい。それから神の櫃を送り出し、行くに任せなさい。
009そして見ていて、それが自分の国への道をベト・
シェメシュに向かって上って行くなら、この大きな災難をわたしたちに下したのは彼らの神です。もしその方向に行かなければ、わた
したちを打ったのは神の手ではなく、偶然であったことが分かるでしょう」。
010人々はこれを実行に移した。すなわち、乳を飲ませ
ている二頭の雌牛を引いてきて車につなぎ、その子牛を小屋に閉じ込めた。
011次に主の櫃、および、金の鼠すなわち腫れ物をかた どったものを入れた箱を車に載せた。
012すると、雌牛は一路ベト・シェメシュへ向かって歩
み、右にも左にもそれることなく鳴きながら進んだ。ペリシテ人の領主たちはベト・シェメシュの国境までその後について行った。
013さて、ベト・シェメシュでは人々が谷あいの平地で
小麦の刈り入れをしていたが、ふと見上げるとその櫃が目に入った。彼らはそれを見て喜んだ。
014車はベト・シェメシュの人ヨシュアの畑に来てそこ
に止まった。そこには大きな石があった。それで彼らは車の木を割り、焼き尽くす献げ物として雌牛を主にささげた。
015レビ人たちは主の櫃と、金の細工物の入っている箱
を降ろし、大きな石の上に置いた。その日ベト・シェメシュの人々は、主に対して焼き尽くす献げ物をはじめ、犠牲をささげた。
016ペリシテ人の五人の領主はそれを見届けると、その 日のうちにエクロンに帰った。
017ペリシテ人が主への償いの献げ物として送った金の
腫れ物は次のとおりである。アシュドドのために一つ、ガザのために一つ、アシュケロンのために一つ、ガトのために一つ、エクロン
のために一つであった。
018すなわち、金の鼠の数は、五人の領主に属するペリ
シテ人のすべての町、すなわち城壁のある町やその周辺の田舎の村を含む数に合わせたものであった。また、主の櫃が運ばれて来て、
その上に置かれたあの大きな石は、今日に至るまでベト・シェメシュの人ヨシュアの畑にある。
新共同訳1987
6:1
主の箱は、七か月の間ペリシテの地にあった。
6:2
ペリシテ人は、祭司たちと占い師たちを呼んで尋ねた。「主の箱をどうしたものでしょう。どのようにしてあれを元の所に送り返したらよいのか、教えてくださ
い。」
6:3
彼らは答えた。「イスラエルの神の箱を送り返すにあたっては、何も添えずに送ってはならない。必ず賠償の献げ物と共に返さなければならない。そうすれば、
あなたたちはいやされ、神の手があなたたちを離れなかった理由も理解できよう。」
6:4
ペリシテ人は言った。「それでは、返すにあたって、賠償の献げ物は何がよいのでしょうか。」彼らは答えた。「同一の災厄があなたたち全員とあなたたちの領
主にくだったのだから、ペリシテの領主の数に合わせて、五つの金のはれ物と五つの金のねずみにしなさい。
6:5
はれ物の模型と大地を荒らすねずみの模型を造って、イスラエルの神に栄光を帰すならば、恐らくイスラエルの神は、あなたたち、あなたたちの神々、そしてあ
なたたちの土地の上にのしかかっているその手を軽くされるだろう。
6:6
なぜ、あなたたちは、エジプト人とファラオがその心を固くしたように、心を固くするのか。神が彼らを悩ませたので、彼らはイスラエル人を行かせざるをえな
くなり、イスラエル人は去って行ったではないか。
6:7
今、新しい車一両と、まだ軛をつけたことのない、乳を飲ませている雌牛二頭を用意しなさい。雌牛を車につなぎ、子牛は引き離して小屋に戻しなさい。
6:8
主の箱を車に載せ、賠償の献げ物として主に返す金の品物を箱に入れ、傍らに置きなさい。それを送り出し、行くがままにしなさい。
6:9
そして見ていて、それが自分の国に向かう道を、ベト・シェメシュへ上って行くならば、我々に対してこの大きな災難を起こしたのは彼らの神だ。もし、その方
向に上って行かなければ、彼らの神の手が我々を打ったのではなく、偶然の災難だったのだということが分かる。」
6:10
人々はそのとおりに行った。乳を飲ませている二頭の雌牛を連れて来て車につなぎ、子牛を小屋に閉じ込めた。
6:11
主の箱を車に載せ、金で造ったねずみとはれ物の模型を入れた箱も載せた。
6:12
雌牛は、ベト・シェメシュに通じる一筋の広い道をまっすぐに進んで行った。歩きながら鳴いたが、右にも左にもそれなかった。ペリシテの領主たちは、ベト・
シェメシュの国境まで後をつけて行った。
6:13
ベト・シェメシュの人々は谷あいの平野で小麦を刈り入れていたが、目を上げると主の箱が見えた。彼らはそれを見て喜んだ。
6:14
車はベト・シェメシュの人ヨシュアの畑に着くと、そこに止まった。そこには大きな石があったので、人々は車に使われた木材を割り、雌牛を焼き尽くす献げ物
として主にささげた。
6:15
レビ人たちは主の箱と、その脇に置いてあった金の品物の入った箱とを下ろし、大きな石の上に置いた。その日ベト・シェメシュの人々は、焼き尽くす献げ物
や、他のいけにえを主にささげた。
6:16
ペリシテの五人の領主はこれを見届けると、その日のうちにエクロンへ戻った。
6:17
ペリシテ人が、主に賠償の献げ物として送った金のはれ物は、アシュドドのために一つ、ガザのために一つ、アシュケロンのために一つ、ガトのために一つ、エ
クロンのために一つである。
6:18
金のねずみの数は、ペリシテの砦の町から田舎の村まで、五人の領主に属するペリシテ人のすべての町の数に合っていた。主の箱が置かれた大きな石は、今日で
も、ベト・シェメシュの人ヨシュアの畑にある。
新改訳1970
6:1
主の箱は七か月もペリシテ人の野にあった。
6:2
ペリシテ人は祭司たちと占い師たちを呼び寄せて言った。「主の箱を、どうしたらよいだろう。どのようにして、それをもとの所に送り返せるか、教えてもらい
たい。」
6:3
すると彼らは答えた。「イスラエルの神の箱を送り返すのなら、何もつけないで送り返してはなりません。それに対して、必ず罪過のためのいけにえを返さなけ
ればなりません。そうすれば、あなたがたはいやされましょう。なぜ、神の手があなたがたから去らないかがわかるでしょう。」
6:4
人々は言った。「私たちの返す罪過のためのいけにえとは何ですか。」彼らは言った。「ペリシテ人の領主の数によって、五つの金の腫物と、五つの金のねずみ
です。あなたがたみなと、あなたがたの領主へのわざわいは同じであったからです。
6:5
あなたがたの腫物の像と、この地を荒らしたねずみの像を作り、イスラエルの神に栄光を帰するなら、たぶん、あなたがたと、あなたがたの神々と、この国とに
下される神の手は、軽くなるでしょう。
6:6
なぜ、あなたがたは、エジプト人とパロが心をかたくなにしたように、心をかたくなにするのですか。神が彼らをひどいめに会わせたときに、彼らは、イスラエ
ルを自由にして、彼らを去らせたではありませんか。
6:7
それで今、一台の新しい車を仕立て、くびきをつけたことのない、乳を飲ませている二頭の雌牛を取り、その雌牛を車につなぎ、子牛は引き離して牛小屋に戻し
なさい。
6:8
また主の箱を取ってその車に載せなさい。罪過のためのいけにえとして返す金の品物を鞍袋に入れ、そのかたわらに置き、それを行くがままにさせなければなら
ない。
6:9
あなたがたは、箱がその国への道をベテ・シェメシュに上って行けば、私たちにこの大きなわざわいを起こしたのは、あの箱だと思わなければならない。もし、
行かなければ、その手は私たちを打たず、それは私たちに偶然起こったことだと知ろう。」
6:10
人々はそのようにした。彼らは乳を飲ませている二頭の雌牛を取り、それを車につないだ。子牛は牛小屋に閉じ込めた。
6:11
そして主の箱を車に載せ、また金のねずみと腫物の像を入れた鞍袋を載せた。
6:12
すると雌牛は、ベテ・シェメシュへの道、一筋の大路をまっすぐに進み、鳴きながら進み続け、右にも左にもそれなかった。ペリシテ人の領主たちは、ベテ・
シェメシュの国境まで、そのあとについて行った。
6:13
ベテ・シェメシュの人々は、谷間で小麦の刈り入れをしていたが、目を上げたとき、神の箱が見えた。彼らはそれを見て喜んだ。
6:14
車はベテ・シェメシュ人ヨシュアの畑にはいり、そこにとどまった。そこには大きな石があった。その人たちは、その車の木を割り、その雌牛を全焼のいけにえ
として主にささげた。
6:15
レビ人たちは、主の箱と、そばにあった金の品物のはいっている鞍袋とを降ろし、その大きな石の上に置いた。ベテ・シェメシュの人たちは全焼のいけにえをさ
さげ、その日、ほかのいけにえも主にささげた。
6:16
五人のペリシテ人の領主たちは、これを見て、その日のうちにエクロンへ帰った。
6:17
ペリシテ人が、罪過のためのいけにえとして主に返した金の腫物は、アシュドデのために一つ、ガザのために一つ、アシュケロンのために一つ、ガテのために一
つ、エクロンのために一つであった。
6:18
また、金のねずみは、五人の領主のものであるペリシテ人のすべての町――城壁のある町から城壁のない村まで――の数によっていた。終わりに主の箱が安置さ
れた大きな石は、今日までベテ・シェメシュ人ヨシュアの畑にある。
口語訳1955
6:1
主の箱は七か月の間ペリシテびとの地にあった。
6:2
ペリシテびとは、祭司や占い師を呼んで言った、「イスラエルの神の箱をどうしましょうか。どのようにして、それをもとの所へ送り返せばよいか告げてくださ
い」。
6:3
彼らは言った、「イスラエルの神の箱を送り返す時には、それをむなしく返してはならない。必ず彼にとがの供え物をもって償いをしなければならない。そうす
れば、あなたがたはいやされ、また彼の手がなぜあなたがたを離れないかを知ることができるであろう」。
6:4
人々は言った、「われわれが償うとがの供え物には何をしましょうか」。彼らは答えた、「ペリシテびとの君たちの数にしたがって、金の腫物五つと金のねずみ
五つである。あなたがたすべてと、君たちに臨んだ災は一つだからである。
6:5
それゆえ、あなたがたの腫物の像と、地を荒すねずみの像を造り、イスラエルの神に栄光を帰するならば、たぶん彼は、あなたがた、およびあなたがたの神々
と、あなたがたの地に、その手を加えることを軽くされるであろう。
6:6
なにゆえ、あなたがたはエジプトびととパロがその心をかたくなにしたように、自分の心をかたくなにするのか。神が彼らを悩ましたので、彼らは民を行かせ、
民は去ったではないか。
6:7
それゆえ今、新しい車一両を造り、まだくびきを付けたことのない乳牛二頭をとり、その牛を車につなぎ、そのおのおのの子牛を乳牛から離して家に連れ帰り、
6:8
主の箱をとって、それをその車に載せ、あなたがたがとがの供え物として彼に償う金の作り物を一つの箱におさめてそのかたわらに置き、それを送って去らせな
さい。
6:9
そして見ていて、それが自分の領地へ行く道を、ベテシメシへ上るならば、この大いなる災を、われわれに下したのは彼である。しかし、そうしない時は、われ
われを撃ったのは彼の手ではなく、その事の偶然であったことを知るであろう」。
6:10
人々はそのようにした。すなわち、彼らは二頭の乳牛をとって、これを車につなぎ、そのおのおのの子牛を家に閉じこめ、
6:11
主の箱、および金のねずみと、腫物の像をおさめた箱とを車に載せた。
6:12
すると雌牛はまっすぐにベテシメシの方向へ、ひとすじに大路を歩み、鳴きながら進んでいって、右にも左にも曲らなかった。ペリシテびとの君たちは、ベテシ
メシの境までそのあとについていった。
6:13
時にベテシメシの人々は谷で小麦を刈り入れていたが、目をあげて、その箱を見、それを迎えて喜んだ。
6:14
車はベテシメシびとヨシュアの畑にはいって、そこにとどまった。その所に大きな石があった。人々は車の木を割り、その雌牛を燔祭として主にささげた。
6:15
レビびとは主の箱と、そのかたわらの、金の作り物をおさめた箱を取りおろし、それを大石の上に置いた。そしてベテシメシの人々は、その日、主に燔祭を供
え、犠牲をささげた。
6:16
ペリシテびとの五人の君たちはこれを見て、その日、エクロンに帰った。
6:17
ペリシテびとが、とがの供え物として、主に償いをした金の腫物は、次のとおりである。すなわちアシドドのために一つ、ガザのために一つ、アシケロンのため
に一つ、ガテのために一つ、エクロンのために一つであった。
6:18
また金のねずみは、城壁をめぐらした町から城壁のない村里にいたるまで、すべて五人の君たちに属するペリシテびとの町の数にしたがって造った。主の箱をお
ろした所のかたわらにあった大石は、今日にいたるまで、ベテシメシびとヨシュアの畑にあって、あかしとなっている。
文
語訳1917
6:1 ヱホバの櫃七月のあひだペリシテ人の國にあり
6:2 ペリシテ人祭司と卜筮師をよびていひけるは我らヱホバの櫃をいかがせんや如何にして之をもとの所にかへすべきか我らにつげよ
6:3
答へけるはイスラエルの神の櫃をかへすときはこれを空しくかへすなかれ必らず彼に過祭をなすべし然なさば汝ら愈ことをえ且彼の手の汝らをはなれざる故を知
にいたらん
6:4
人々いひけるは如何なる過祭を彼になすべきや答へけるはペリシテ人の諸君主の數にしたがひて五の金の腫物と五の金の鼠をつくれ是は汝ら皆と汝らの諸伯にお
よべる災は一なるによる
6:5
汝らの腫物の像および地をあらす鼠の像をつくりイスラエルの神に榮光を皈すべし庶幾はその手を汝等およびなんぢらの神と汝等の地にくはふることを軽くせん
6:6
汝らなんぞエジプト人とパロの其心を頑にせしごとくおのれの心をかたくなにするや神かれらの中に數度其力をしめせしのち彼ら民をゆかしめ民つひにさりしに
あらずや
6:7 されば今あたらしき車一輛をつくり乳牛のいまだ軛をつけざるもの二頭をとり其牛を車に繋ぎ其犢をはなして家につれゆき
6:8 ヱホバの櫃をとりて之を其車に載せ汝らが過祭として彼になす金の製作物を?にをさめて其傍におき之をおくりて去らしめ
6:9
しかして見よ若し其境のみちよりベテシメシにのぼらばこの大なる災を我らになせるものは彼なり若ししかせずば我等をうちしは彼の手にあらずしてそのことの
偶然なりしをしるべし
6:10 人々つひに斯なし二つの乳牛をとりて之を車につなぎその犢を室にとぢこめ
6:11 ヱホバの櫃および金の鼠と其腫物の像ををさめたる?を車に載す
6:12
牝牛直にあゆみてベテシメシの路をゆき鳴つつ大路をすすみゆきて右左にまがらずペリシテ人の君主ベテシメシの境まで其うしろにしたがひゆけり
6:13 時にベテシメシ人谷に麥を刈り居たりしが目をあげて其櫃をみ之を見るをよろこべり
6:14
車ベテシメシ人ヨシユアの田にいりて其處にとどまる此に大なる石あり人々車の木を劈り其牝牛を燔祭としてヱホバにささげたり
6:15
レビの人ヱホバの櫃とこれとともなる?の金の製作物ををさめたる者をとりおろし之を其大石のうへにおくしかしてベテシメシ人此日ヱホバに燔祭をそなへ犠牲
をささげたり
6:16 ペリシテ人の五人の君主これを見て同じ日にエクロンにかへれり
6:17
さてペリシテ人が過祭としてヱホバにたせし金の腫物はこれなり即ちアシドドのために一ガザのために一アシケロンのために一ガテのために一エクロンのために
一なりき
6:18
また金の鼠は城邑と郷里をいはず凡て五人の君主に屬するペリシテ人の邑の數にしたがひて造れりヱホバの櫃をおろせし大石今日にいたるまでベテシメシ人ヨシ
ユアの田にあり
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 マタ 2:4
2:4 そこで王は祭司長たち
と民の律法学者たちとを全部集めて、キリストはどこに生れるのかと、彼らに問いただした。
口 語訳 ヨハ
9:24
9:24
そこで彼らは、盲人であった人をもう一度呼んで言った、「神に栄光を帰するがよい。あの人が罪人であることは、わたしたちにはわかっ
ている」。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 ヘブ 9:22
9:22 こうして、ほとんどす
べての物が、律法に従い、血によってきよめられたのである。血を流すことなしには、罪のゆるしはあり得ない。
口 語訳 ヨハ
9:24
9:24
そこで彼らは、盲人であった人をもう一度呼んで言った、「神に栄光を帰するがよい。あの人が罪人であることは、わたしたちにはわかっ
ている」。
口 語訳 黙 14:7
14:7
大声で言った、「神をおそれ、神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地と海と水の源とを造られたかたを、伏し拝
め」。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 ヨハ
9:24
9:24
そこで彼らは、盲人であった人をもう一度呼んで言った、「神に栄光を帰するがよい。あの人が罪人であることは、わたしたちにはわかっ
ている」。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
****************************************
サムエル記上 6:19−7:1
キリアテ・ヤリムにおける神の櫃
翻訳比較
サム上
6:19 主はベト・シェメシュの人々を打たれた。彼らが主の箱の中をのぞいたので、主は五万の民の中から七十人を打たれた。主が民に大きな災いを与えら
れたので、民は喪に服した。
サム上
6:20 ベト・シェメシュの人々は言った。「一体誰がこの聖なる神、主の前に立つことができようか。我々から離れてもらうには、誰のもとに運んだらよい
だろうか。」
サム上
6:21 そこで、彼らはキルヤト・エアリムの住民に使者を送って言った。「ペリシテ人が主の箱を返してきました。どうぞ下って来て、主の箱をあなたがた
のもとに運び上げてください。」
◆アカンの罪
ヨシュ
7:1 イスラエルの人々は、滅ぼし尽くすべき献げ物のことで背信の罪を犯した。ユダ族に属するゼラの子、ザブディの子、カルミの子アカンは、滅ぼし尽く
すべき献げ物に手を出したので、主の怒りがイスラエルの人々に対して燃え上がった。
フランシ
スコ会訳2013
019ベト・シェメシュの人々の数人が、主の櫃の中をの
ぞいたので、主は民のうちの七十人を打たれた。主が大きな災いをもって民を打たれたので、民は喪に服した。
020ベト・シェメシュの人々は言った、「この聖なる
神、主の前に誰が立つことができよう。われわれの所から誰の所に主に行っていただこうか」。
021そして彼らはキルヤト・エアリムの住民に使者を
送って言った、「ペリシテ人が主の櫃を返してきました。下って来て、あなたたちの所にそれを運び上げてください」。
7章
001キルヤト・エアリムの人々はやって来て、主の櫃を
運び上げ、丘の上にあるアビナダブの家に運び入れた。そしてその子エルアザルを聖別して主の櫃を守らせた。
新共同訳1987
6:19
主はベト・シェメシュの人々を打たれた。主の箱の中をのぞいたからである。主は五万のうち七十人の民を打たれた。主が民に大きな打撃を与えられたので、民
は喪に服した。
6:20
ベト・シェメシュの人々は言った。「この聖なる神、主の御前に誰が立つことができようか。我々のもとから誰のもとへ行っていただこうか。」
6:21
彼らはキルヤト・エアリムの住民に使者を送って言った。「ペリシテ人が主の箱を返してきました。下って来て、主の箱をあなたがたのもとに担ぎ上ってくださ
い。」
7:1
キルヤト・エアリムの人々はやって来て、主の箱を担ぎ上り、丘の上のアビナダブの家に運び入れた。そして、アビナダブの息子エルアザルを聖別して、主の箱
を守らせた。
新改訳1970
6:19
主はベテ・シェメシュの人たちを打たれた。主の箱の中を見たからである。そのとき主は、その民五万七十人を打たれた。主が民を激しく打たれたので、民は喪
に服した。
6:20
ベテ・シェメシュの人々は言った。「だれが、この聖なる神、主の前に立ちえよう。私たちのところから、だれのところへ上って行かれるのか。」
6:21
そこで、彼らはキルヤテ・エアリムの住民に使者を送って言った。「ペリシテ人が主の箱を返してよこしました。下って来て、それをあなたがたのところに運び
上げてください。」
7:1
キルヤテ・エアリムの人々は来て、主の箱を運び上げ、それを丘の上のアビナダブの家に運び、彼の子エルアザルを聖別して、主の箱を守らせた。
口語訳1955
6:19
ベテシメシの人々で主の箱の中を見たものがあったので、主はこれを撃たれた。すなわち民のうち七十人を撃たれた。主が民を撃って多くの者を殺されたので、
民はなげき悲しんだ。
6:20
ベテシメシの人々は言った、「だれが、この聖なる神、主の前に立つことができようか。主はわれわれを離れてだれの所へ上って行かれたらよいのか」。
6:21
そして彼らは、使者をキリアテ・ヤリムの人々につかわして言った、「ペリシテびとが主
7:1
キリアテ・ヤリムの人々は、きて、主の箱を携え上り、丘の上のアビナダブの家に持ってきて、その子エレアザルを聖別して、主の箱を守らせた。
文
語訳1917
6:19
ベテシメシの人々ヱホバの櫃をうかがひしによりヱホバこれをうちたまふ即ち民の中七十人をうてりヱホバ民をうちて大にこれをころしたまひしかば民なきさけ
べり
6:20
ベテシメシ人いひけるは誰かこの聖き神たるヱホバのまへに立つことをえんヱホバ我らをはなれて何人のところにのぼりゆきたまふべきや
6:21
かくて使者をキリアテヤリムの人に遣はしていひけるはペリシテ人ヱホバの櫃をかへしたれば汝らくだりて之を汝らの所に携へのぼるべし
7:1
キリアテヤリムの人來りヱホバのはこを携へのぼりこれを山のうへなるアビナダブの家にもちきたり其子エレアザルを聖てヱホバの櫃をまもらしむ
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 黙 6:17
6:17
御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか」。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
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(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
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