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サムエル記上 16:1−13  

ダビデ、油を注がれる

 


翻訳比較


聖書協会共同 訳2018
◆神の箱の帰還
サム上 6:1 主の箱は、七か月の間、ペリシテ人の平野にあった。
サム上 6:2 ペリシテ人は祭司と占い師たちを呼んで尋ねた。「主の箱をどうしたものだろう。どのようにしてこれを元の場所に送り返したらよいのか、教えてもら いたい。」
サム上 6:3 彼らは答えた。「イスラエルの神の箱を送り返すにあたっては、何も添えずに送ってはなりません。必ず償いのいけにえと共に送り返さなければなりま せん。そうすれば、あなたがたは癒やされ、神の手があなたがたを離れなかった理由も理解できるでしょう。」
サム上 6:4 ペリシテ人は言った。「それでは、返すにあたって、償いのいけにえには何がよいのか。」彼らは答えた。「同じ災いがあなたがた全員とあなたがたの 領主に下ったのですから、ペリシテの領主の数に合わせて、五つの金の腫れ物と五つの金のねずみにするとよいでしょう。
サム上 6:5 腫れ物の像と地を荒らすねずみの像を造って、イスラエルの神に栄光を帰すなら、恐らくイスラエルの神は、あなたがたとあなたがたの神々、そしてあ なたがたの地に重くのしかかっているその手を引いてくださるでしょう。
サム上 6:6 なぜ、あなたがたはエジプト人とファラオが心をかたくなにしたように、自分たちの心をかたくなにするのですか。神が彼らを悩ませたので、彼らはイ スラエル人を追い出し、立ち去らせたのではありませんか。
サム上 6:7 今、新しい荷車一台と、まだ軛を付けたことのない、乳を飲ませている雌牛二頭を用意してください。雌牛を車につなぎ、子牛は引き離して小屋に戻し てください。
サム上 6:8 主の箱を車に載せ、償いのいけにえとして主に返す金の品々を箱に納め、その隣に置きなさい。それを送り出したら、行くままにしてください。
サム上 6:9 それを見ていて、もし彼らとの国境に至る道を、箱がベト・シェメシュへと上って行くなら、我々にこの大きな災いをもたらしたのは彼らの神です。も しその方向に上って行かなかったら、彼らの神の手が我々を打ったのではなく、偶然の災難だったということが分かるでしょう。」
サム上 6:10 人々は言われたとおりに、乳を飲ませている二頭の雌牛を選んで車につなぎ、子牛を小屋に閉じ込めた。
サム上 6:11 主の箱を車に載せ、金のねずみ、また腫れ物の像を入れた箱も載せた。
サム上 6:12 雌牛は歩きだし、ベト・シェメシュに通じる大路をまっすぐに進んで行った。道すがら鳴いたが、右にも左にもそれなかった。ペリシテ人の領主たち はその後を追って、ベト・シェメシュの国境まで付いて行った。
サム上 6:13 ベト・シェメシュの人々は谷間で小麦を刈り入れていたが、目を上げると主の箱が見えた。彼らはそれを見て喜んだ。

フランシ スコ会訳2013
001
主はサムエルに仰せになった、「お前はいつまでサ ウルのことを悲しむのか。わたしが彼をイスラエルの王位から退けたのだ。お前は角に油を満たしたら行け。わたしはベツレヘムの人 エッサイのもとにお前を遣わす。わたしは彼の息子たちの一人を王にしようと思う」。

002サムエルは言った、「どうして行かれましょう。サ ウルが聞けば、わたしを殺すでしょう」。主は仰せになった、「若い雌牛を引いていき、『主に犠牲をささげに来ました』と言え。

003そして、犠牲の儀式にエッサイを招け。その時、わ たしがお前のなすべきことを告げる。お前はわたしが示す者に油を注げ」。

004サムエルは主が語られたとおりにして、ベツレヘム にやって来た。町の長老たちは恐る恐るサムエルを出迎え、「あなたがおいでになったのは、平和なことのためですか」と尋ねた。

005サムエルは答えた、「平和なことのためです。わた しは主に犠牲をささげるために来たのです。あなたたちも身を清め、わたしと一緒に犠牲の儀式に出てください」。サムエルはエッサ イとその息子たちを清めて、彼らを犠牲の儀式に招いた。

006彼らがやって来たとき、サムエルはエリアブを見 て、「主の前で油を注がれる者はこの人に違いない」と思った。

007しかし、主はサムエルに仰せになった、「容貌や背 丈にとらわれるな。わたしはその者を退けた。人間が見るようには見ないのだ。人間は外観を見るが、主は心を見る」。

008次に、エッサイはアビナダブを呼び、サムエルの前 を通らせたが、サムエルは、「主はこの人もお選びにならなかった」と言った。

009続いて、エッサイはシャンマに前を通らせたが、サ ムエルは、「主はこの人もお選びになってはいない」と言った。

010こうしてエッサイは七人の息子たちにサムエルの前 を通らせた。サムエルはエッサイに言った、「主は彼らのうちから誰もお選びにならなかった」。

011サムエルはエッサイに尋ねた、「あなたのご子息は これで全部ですか」。エッサイは答えた、「まだいちばん末の子が残っています。今、あの子は羊の番をしています」。サムエルは エッサイに言った、「人をやってその子を連れてこさせなさい。その子がここへ来るまで、わたしたちは犠牲の食卓に着くのを待ちま しょう」。

012エッサイは人をやってダビデを連れてこさせた。彼 は血色がよく、美しい目をしており、姿も立派であった。主は仰せになった、「さあ、彼に油を注げ。この者がそれだ」。

013サムエルは油の角を取り、兄たちの前でダビデに油 を注いだ。その日以来、主の霊はダビデを強くとらえた。そしてサムエルはラマに向けて出発した。


 

新共同訳1987

16:1 主はサムエルに言われた。「いつまであなたは、サウルのことを嘆くのか。わたしは、イスラエルを治める王位から彼を退けた。角に油を満たして出かけなさ い。あなたをベツレヘムのエッサイのもとに遣わそう。わたしはその息子たちの中に、王となるべき者を見いだした。」

16:2 サムエルは言った。「どうしてわたしが行けましょうか。サウルが聞けばわたしを殺すでしょう。」主は言われた。「若い雌牛を引いて行き、『主にいけにえを ささげるために来ました』と言い、

16:3 いけにえをささげるときになったら、エッサイを招きなさい。なすべきことは、そのときわたしが告げる。あなたは、わたしがそれと告げる者に油を注ぎなさ い。」

16:4 サムエルは主が命じられたとおりにした。彼がベツレヘムに着くと、町の長老は不安げに出迎えて、尋ねた。「おいでくださったのは、平和なことのためでしょ うか。」

16:5 「平和なことです。主にいけにえをささげに来ました。身を清めて、いけにえの会食に一緒に来てください。」サムエルはエッサイとその息子たちに身を清めさ せ、いけにえの会食に彼らを招いた。

16:6 彼らがやって来ると、サムエルはエリアブに目を留め、彼こそ主の前に油を注がれる者だ、と思った。

16:7 しかし、主はサムエルに言われた。「容姿や背の高さに目を向けるな。わたしは彼を退ける。人間が見るようには見ない。人は目に映ることを見るが、主は心に よって見る。」

16:8 エッサイはアビナダブを呼び、サムエルの前を通らせた。サムエルは言った。「この者をも主はお選びにならない。」

16:9 エッサイは次に、シャンマを通らせた。サムエルは言った。「この者をも主はお選びにならない。」

16:10 エッサイは七人の息子にサムエルの前を通らせたが、サムエルは彼に言った。「主はこれらの者をお選びにならない。」

16:11 サムエルはエッサイに尋ねた。「あなたの息子はこれだけですか。」「末の子が残っていますが、今、羊の番をしています」とエッサイが答えると、サムエルは 言った。「人をやって、彼を連れて来させてください。その子がここに来ないうちは、食卓には着きません。」

16:12 エッサイは人をやって、その子を連れて来させた。彼は血色が良く、目は美しく、姿も立派であった。主は言われた。「立って彼に油を注ぎなさい。これがその 人だ。」

16:13 サムエルは油の入った角を取り出し、兄弟たちの中で彼に油を注いだ。その日以来、主の霊が激しくダビデに降るようになった。サムエルは立ってラマに帰っ た。

 

新改訳1970

16:1 主はサムエルに仰せられた。「いつまであなたはサウルのことで悲しんでいるのか。わたしは彼をイスラエルの王位から退けている。角に油を満たして行け。あ なたをベツレヘム人エッサイのところへ遣わす。わたしは彼の息子たちの中に、わたしのために、王を見つけたから。」

16:2 サムエルは言った。「私はどうして行けましょう。サウルが聞いたら、私を殺すでしょう。」主は仰せられた。「あなたは群れのうちから一頭の雌の子牛を取 り、『主にいけにえをささげに行く。』と言え。

16:3 いけにえをささげるときに、エッサイを招け。あなたのなすべきことを、このわたしが教えよう。あなたはわたしのために、わたしが言う人に油をそそげ。」

16:4 サムエルは主が告げられたとおりにして、ベツレヘムへ行った。すると町の長老たちは恐れながら彼を迎えて言った。「平和なことでおいでになったのです か。」

16:5 サムエルは答えた。「平和なことです。主にいけにえをささげるために来ました。私がいけにえをささげるとき、あなたがたは身を聖別して私といっしょに来な さい。」こうして、サムエルはエッサイとその子たちを聖別し、彼らを、いけにえをささげるために招いた。

16:6 彼らが来たとき、サムエルはエリアブを見て、「確かに、主の前で油をそそがれる者だ。」と思った。

16:7 しかし主はサムエルに仰せられた。「彼の容貌や、背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見る が、主は心を見る。」

16:8 エッサイはアビナダブを呼んで、サムエルの前にすすませた。サムエルは、「この者もまた、主は選んでおられない。」と言った。

16:9 エッサイはシャマを進ませたが、サムエルは、「この者もまた、主は選んではおられない。」と言った。

16:10 こうしてエッサイは七人の息子をサムエルの前に進ませたが、サムエルはエッサイに言った。「主はこの者たちを選んではおられない。」

16:11 サムエルはエッサイに言った。「子どもたちはこれで全部ですか。」エッサイは答えた。「まだ末の子が残っています。あれは今、羊の番をしています。」サム エルはエッサイに言った。「人をやって、その子を連れて来なさい。その子がここに来るまで、私たちは座に着かないから。」

16:12 エッサイは人をやって、彼を連れて来させた。その子は血色の良い顔で、目が美しく、姿もりっぱだった。主は仰せられた。「さあ、この者に油を注げ。この者 がそれだ。」

16:13 サムエルは油の角を取り、兄弟たちの真中で彼に油をそそいだ。主の霊がその日以来、ダビデの上に激しく下った。サムエルは立ち上がってラマへ帰った。

 

口語訳1955

16:1 さて主はサムエルに言われた、「わたしがすでにサウルを捨てて、イスラエルの王位から退けたのに、あなたはいつまで彼のために悲しむのか。角に油を満た し、それをもって行きなさい。あなたをベツレヘムびとエッサイのもとにつかわします。わたしはその子たちのうちにひとりの王を捜し得 たからである」。

16:2 サムエルは言った、「どうしてわたしは行くことができましょう。サウルがそれを聞けば、わたしを殺すでしょう」。主は言われた、「一頭の子牛を引いていっ て、『主に犠牲をささげるためにきました』と言いなさい。

16:3 そしてエッサイを犠牲の場所に呼びなさい。その時わたしはあなたのすることを示します。わたしがあなたに告げる人に油を注がなければならない」。

16:4 サムエルは主が命じられたようにして、ベツレヘムへ行った。町の長老たちは、恐れながら出て、彼を迎え、「穏やかな事のためにこられたのですか」と言っ た。

16:5 サムエルは言った、「穏やかな事のためです。わたしは主に犠牲をささげるためにきました。身をきよめて、犠牲の場所にわたしと共にきてください」。そして サムエルはエッサイとその子たちをきよめて犠牲の場に招いた。

16:6 彼らがきた時、サムエルはエリアブを見て、「自分の前にいるこの人こそ、主が油をそそがれる人だ」と思った。

16:7 しかし主はサムエルに言われた、「顔かたちや身のたけを見てはならない。わたしはすでにその人を捨てた。わたしが見るところは人とは異なる。人は外の顔か たちを見、主は心を見る」。

16:8 そこでエッサイはアビナダブを呼んでサムエルの前を通らせた。サムエルは言った、「主が選ばれたのはこの人でもない」。

16:9 エッサイはシャンマを通らせたが、サムエルは言った、「主が選ばれたのはこの人でもない」。

16:10 エッサイは七人の子にサムエルの前を通らせたが、サムエルはエッサイに言った、「主が選ばれたのはこの人たちではない」。

16:11 サムエルはエッサイに言った、「あなたのむすこたちは皆ここにいますか」。彼は言った、「まだ末の子が残っていますが羊を飼っています」。サムエルはエッ サイに言った、「人をやって彼を連れてきなさい。彼がここに来るまで、われわれは食卓につきません」。

16:12 そこで人をやって彼をつれてきた。彼は血色のよい、目のきれいな、姿の美しい人であった。主は言われた、「立ってこれに油をそそげ。これがその人であ る」。

16:13 サムエルは油の角をとって、その兄弟たちの中で、彼に油をそそいだ。この日からのち、主の霊は、はげしくダビデの上に臨んだ。そしてサムエルは立ってラマ へ行った。

 

文 語訳1917
16:1 爰にヱホバ、サムエルにいひたまひけるは我すでにサウルを棄てイスラエルに王たらしめざるに汝いつまでかれのために歎くや汝の角に膏油を滿してゆけ我汝を ベテレヘム人ヱサイの許につかはさん其は我其子の中にひとりの王を尋ねえたればなり
16:2 サムエルいひけるは我いかで往くことをえんサウル聞て我をころさんヱホバいひたまひけるは汝一犢を携へゆきて言へヱホバに犠牲をささげんために來ると
16:3 しかしてヱサイを犠牲の場によべ我汝が爲すべき事をしめさん我汝に告るところの人に膏をそそぐ可し
16:4 サムエル、ヱホバの語たまひしごとくなしてベテレヘムにいたる邑の長老おそれて之をむかへいひけるは汝平康なる事のためにきたるや
16:5 サムエルいひけるは平康なることのためなり我はヱホバに犠牲をささげんとてきたる汝ら身をきよめて我とともに犠牲の場にきたれと斯てヱサイと其諸子を潔め て犠牲の場によびきたる
16:6 かれらが至れる時サムエル、エリアブを見ておもへらくヱホバの膏そそぐものは必ず此人ならんと
16:7 しかるにヱホバ、サムエルにいひたまひけるは其容貌と身長を觀るなかれ我すでにかれをすてたりわが視るところは人に異なり人は外の貌を見ヱホバは心をみる なり
16:8 ヱサイ、ヘアビナダブをよびてサムエルのまへを過しむサムエルいひけるは此人もまたヱホバ擇みたまはず
16:9 ヱサイ、シヤンマを過しむサムエルいひけるは此人もまたヱホバえらみたまはず
16:10 ヱサイ其七人の子をしてサムエルの前をすぎしむサムエル、ヱサイにいふヱホバ是等をえらみたまはず
16:11 サムエル、ヱサイにいひけるは汝の男子は皆此にをるやヱサイいひけるは尚季子のこれり彼は羊を牧をるなりとサムエル、ヱサイにいひけるは彼を迎へきたらし めよかれが此にいたるまでは我ら食に就かざるべし
16:12 是において人をつかはしてかれをつれきたらしむ其人色赤く目美しくして其貌麗しヱホバいひたまひけるは起てこれにあぶらを沃げ是其人なり
16:13 サムエル膏の角をとりて其兄弟の中にてこれに膏をそそげり此日よりのちヱホバの霊ダビデにのぞむサムエルはたちてラマにゆけり


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 使  13:22

13:22 それから神はサウロを退け、ダビデを立てて王とされたが、彼についてあかしをして、『わたしはエッサイの子ダビデを見つけた。彼はわ たしの心にかなった人で、わたしの思うところを、ことごとく実行してくれるであろう』と言われた。

 

口 語訳 Uコリ10:7

10:7 あなたがたは、うわべの事だけを見ている。もしある人が、キリストに属する者だと自任しているなら、その人はもう一度よく反省すべき である。その人がキリストに属する者であるように、わたしたちもそうである。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口語訳 使  13:22

13:22 それから神はサウロを退け、ダビデを立てて王とされたが、彼についてあかしをして、『わたしはエッサイの子ダビデを見つけた。彼はわたしの心にかなった人 で、わたしの思うところを、ことごとく実行してくれるであろう』と言われた。

 

口語訳 使  9:6

9:6 さあ立って、町にはいって行きなさい。そうすれば、そこであなたのなすべき事が告げられるであろう」。

 

口語訳 ルカ 2:4

2:4 ヨセフもダビデの家系であり、またその血統であったので、ガリラヤの町ナザレを出て、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。

 

口語訳 Uコリ10:7

10:7 あなたがたは、うわべの事だけを見ている。もしある人が、キリストに属する者だと自任しているなら、その人はもう一度よく反省すべきである。その人がキリ ストに属する者であるように、わたしたちもそうである。

 

口語訳 Tペテ2:4

2:4 主は、人には捨てられたが、神にとっては選ばれた尊い生ける石である。

 

口語訳 ルカ 16:15

16:15 そこで彼らにむかって言われた、「あなたがたは、人々の前で自分を正しいとする人たちである。しかし、神はあなたがたの心をご存じである。人々の間で尊ば れるものは、神のみまえでは忌みきらわれる。

 

口語訳 使  7:20

7:20 モーセが生れたのは、ちょうどこのころのことである。彼はまれに見る美しい子であった。三か月の間は、父の家で育てられたが、

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 使  13:22

13:22 それからまた、サウルを退けてダビデを王の位につけ、彼について次のように宣言なさいました。『わたしは、エッサイの子でわたしの心に適う者、ダビデを見 いだした。彼はわたしの思うところをすべて行う。』

 

新共同 使  9:6

9:6 起きて町に入れ。そうすれば、あなたのなすべきことが知らされる。」

 

新共同 ルカ 2:4

2:4 ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。

 

新共同 ルカ 16:15

16:15 そこで、イエスは言われた。「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存じである。人に尊ばれるものは、神には忌み嫌われ るものだ。

 

新共同 Uコリ10:7

10:7 あなたがたは、うわべのことだけ見ています。自分がキリストのものだと信じきっている人がいれば、その人は、自分と同じくわたしたちもキリストのものであ ることを、もう一度考えてみるがよい。

 

新共同 使  7:20

7:20 このときに、モーセが生まれたのです。神の目に適った美しい子で、三か月の間、父の家で育てられ、

 

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サムエル記上 16:14−23 

ダビデ、サウルの宮廷で仕える

 

翻訳比較

聖書協会共同訳2018

◆ダビデ、サウルに仕える
サム上 16:14 主の霊はサウルから離れて、主からの悪い霊が彼をさいなむようになった。
サム上 16:15 サウルの僕たちは彼に言った。「御覧ください。あなたをさいなむのは神からの悪い霊です。
サム上 16:16 王様、どうか御前に仕える僕どもに命じて、琴を弾くのが巧みな者を探させてください。神からの悪い霊があなたを襲うとき、その者が琴を奏でれ ば、あなたの気分はよくなるでしょう。」
サム上 16:17 サウルは家来たちに言った。「琴の名手を見つけ出し、ここに連れて来てくれ。」
サム上 16:18 従者の一人が答えた。「申し上げます。私はベツレヘム人エッサイの息子に会ったことがありますが、彼は琴を弾くのが巧みで、力ある勇士でもあ り、戦士でもあります。しかも、聡明で容姿に優れ、主が彼と共におられます。」
サム上 16:19 そこでサウルはエッサイのもとに使者を遣わして言った。「あなたの息子で、羊の番をするダビデを私のもとによこしなさい。」
サム上 16:20 エッサイはパンを積んだろばとぶどう酒の入った革袋、それに子山羊一匹を用意して、息子ダビデに持たせ、サウルに送った。
サム上 16:21 ダビデはサウルのもとに来て、彼に仕えた。サウルはダビデが非常に気に入り、自分の武器を持つ従者とした。
サム上 16:22 サウルはエッサイに人を遣わして言った。「ダビデを私に仕えさせてほしい。彼は私の目に適った。」
サム上 16:23 神の霊がサウルを襲う度に、ダビデは琴を手にして爪弾いた。するとサウルの霊は休まり、良くなって、悪い霊は彼を離れた。


フランシ スコ会訳2013

014
さて、主の霊はサウルから離れ、主から遣わされた 悪霊がサウルを怯えさせた。

015家来たちはサウルに言った、「ご覧ください。神か らの悪霊があなたを怯えさせています。

016ご主人さま、どうぞ前に控えるこの僕どもに命じ て、竪琴に巧みな者を探させてください。神からの悪霊があなたに臨むとき、その者が琴を奏でれば、あなたは元気を取り戻されるで しょう」。

017サウルは家来たちに命じた、「わたしのために竪琴 の上手な者を探して、連れてこい」。

018すると、一人の若者が答えて言った、「わたしはベ ツレヘムの人エッサイの息子に会ったことがありますが、彼は竪琴が巧みで、しかも勇者であり、戦士でもあります。そのうえ、弁が 立ち、姿もよく、主が彼とともにおられます」。

019そこでサウルはエッサイのもとに使者を遣わして言 わせた、「羊の番をしているあなたの息子ダビデを、わたしのもとによこしなさい」。

020そこでエッサイは、パンを積んだろばとぶどう酒の 入った革袋、それに小山羊一匹を用意し、これらを息子ダビデの手でサウルに贈らせた。

021こうして、ダビデはサウルのもとに来て、彼に仕え るようになった。サウルは彼を非常に愛し、ダビデは彼の武器を運ぶ従者となった。

022サウルはエッサイのもとに人を遣わしてこう言わせ た、「わたしはダビデが気に入った。どうか彼をわたしに仕えさせてくれ」。

023神からの悪霊がサウルに臨むたびに、ダビデが竪琴 を取って奏でると、サウルは気が晴れて元気を取り戻し、悪霊は彼から離れた。


 

新共同訳1987

16:14 主の霊はサウルから離れ、主から来る悪霊が彼をさいなむようになった。

16:15 サウルの家臣はサウルに勧めた。「あなたをさいなむのは神からの悪霊でしょう。

16:16 王様、御前に仕えるこの僕どもにお命じになり、竪琴を上手に奏でる者を探させてください。神からの悪霊が王様を襲うとき、おそばで彼の奏でる竪琴が王様の 御気分を良くするでしょう。」

16:17 サウルは家臣に命じた。「わたしのために竪琴の名手を見つけ出して、連れて来なさい。」

16:18 従者の一人が答えた。「わたしが会ったベツレヘムの人エッサイの息子は竪琴を巧みに奏でるうえに、勇敢な戦士で、戦術の心得もあり、しかも、言葉に分別が あって外見も良く、まさに主が共におられる人です。」

16:19 サウルは、エッサイに使者を立てて言った。「あなたの息子で、羊の番をするダビデを、わたしのもとによこしなさい。」

16:20 エッサイは、パンを積んだろばとぶどう酒の入った革袋と子山羊一匹を用意し、息子ダビデに持たせてサウルに送った。

16:21 ダビデはサウルのもとに来て、彼に仕えた。王はダビデが大層気に入り、王の武器を持つ者に取り立てた。

16:22 サウルはエッサイに言い送った。「ダビデをわたしに仕えさせるように。彼は、わたしの心に適った。」

16:23 神の霊がサウルを襲うたびに、ダビデが傍らで竪琴を奏でると、サウルは心が安まって気分が良くなり、悪霊は彼を離れた。

 

新改訳1970

16:14 主の霊はサウルを離れ、主からの悪い霊が彼をおびえさせた。

16:15 そこでサウルの家来たちは彼に言った。「ご覧ください。神からの悪い霊があなたをおびえさせているのです。

16:16 わが君。どうか御前にはべるこの家来どもに命じて、じょうずに立琴をひく者を捜させてください。神からの悪い霊があなたに臨むとき、その者が琴をひけば、 あなたは良くなられるでしょう。」

16:17 そこでサウルは家来たちに言った。「どうか、私のためにじょうずなひき手を見つけて、私のところに連れて来てくれ。」

16:18 すると、若者のひとりが答えて言った。「おります。私はベツレヘム人エッサイの息子を見たことがあります。琴がじょうずで勇士であり、戦士です。ことばに は分別があり、体格も良い人です。主がこの人とともにおられます。」

16:19 そこでサウルは使いをエッサイのところに遣わし、「羊の番をしているあなたの子ダビデを私のところによこしてください。」と言わせた。

16:20 それでエッサイは、一オメルのパンと、ぶどう酒の皮袋一つ、子やぎ一匹を取り、息子ダビデに託して、これをサウルに送った。

16:21 ダビデはサウルのもとに来て、彼に仕えた。サウルは彼を非常に愛し、ダビデはサウルの道具持ちとなった。

16:22 サウルはエッサイのところに人をやり、「どうか、ダビデを私に仕えさせてください。私の気に入ったから。」と言わせた。

16:23 神からの悪い霊がサウルに臨むたびに、ダビデは立琴を手に取って、ひき、サウルは元気を回復して、良くなり、悪い霊は彼から離れた。

 

口語訳1955

16:14 さて主の霊はサウルを離れ、主から来る悪霊が彼を悩ました。

16:15 サウルの家来たちは彼に言った、「ごらんなさい。神から来る悪霊があなたを悩ましているのです。

16:16 どうぞ、われわれの主君が、あなたの前に仕えている家来たちに命じて、じょうずに琴をひく者ひとりを捜させてください。神から来る悪霊があなたに臨む時、 彼が手で琴をひくならば、あなたは良くなられるでしょう」。

16:17 そこでサウルは家来たちに言った、「じょうずに琴をひく者を捜して、わたしのもとに連れてきなさい」。

16:18 その時、ひとりの若者がこたえた、「わたしはベツレヘムびとエッサイの子を見ましたが、琴がじょうずで、勇気もあり、いくさびとで、弁舌にひいで、姿の美 しい人です。また主が彼と共におられます」。

16:19 そこでサウルはエッサイのもとに使者をつかわして言った、「羊を飼っているあなたの子ダビデをわたしのもとによこしなさい」。

16:20 エッサイは、ろばにパンを負わせ、皮袋にいれたぶどう酒一袋と、やぎの子とを取って、その子ダビデの手によってサウルに送った。

16:21 ダビデはサウルのもとにきて、彼に仕えた。サウルはひじょうにこれを愛して、その武器を執る者とした。

16:22 またサウルは人をつかわしてエッサイに言った、「ダビデをわたしに仕えさせてください。彼はわたしの心にかないました」。

16:23 神から出る悪霊がサウルに臨む時、ダビデは琴をとり、手でそれをひくと、サウルは気が静まり、良くなって、悪霊は彼を離れた。

 

文語訳1917

16:14 かくてヱホバの霊サウルをはなれヱホバより來る惡鬼これを惱せり
16:15 サウルの臣僕これにいひけるは視よ神より來れる惡鬼汝をなやます
16:16 ねがはくはわれらの主汝のまへにつかふる臣僕に命じて善く琴を鼓く者一人を求めしめよ神よりきたれる惡鬼汝に臨む時彼手をもて琴を鼓て汝いゆることをえん
16:17 サウル臣僕にいひけるはわがために巧に鼓琴者をたづねてわがもとにつれきたれ
16:18 時に一人の少者こたへていひけるは我ベテレヘム人ヱサイの子を見しが琴に巧にしてまた豪氣して善くたたかふ辯舌さはやかなる美しき人なりかつヱホバこれと ともにいます
16:19 サウルすなはち使者をヱサイにつかはしていひけるは羊をかふ汝の子ダビデをわがもとに遣はせと
16:20 ヱサイすなはち驢馬にパンを負せ一嚢の酒と山羊の羔を執りてこれを其子ダビデの手によりてサウルにおくれり
16:21 ダビデ、サウルの許にいたりて其まへに事ふサウル大にこれを愛し其武器を執る者となす
16:22 サウル人をヱサイにつかはしていひけるはねがはくはダビデをしてわが前に事へしめよ彼はわが心にかなへりと
16:23 神より出たる惡鬼サウルに臨めるときダビデ琴を執り手をもてこれを弾にサウル慰さみて愈え惡鬼かれをはなる


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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