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サムエル記上 20:1−10  

ダビデ、ヨナタンのもとに行く

 

翻訳比較


フランシ スコ会訳2013
001
ダビデはラマのナヨトから逃げて、ヨナタンのもと に来て言った、「わたしが何をしたというのですか。わたしがどんな悪事を働いたというのですか。あなたのお父上に対し、どんな罪 を犯したというのですか。あの方はわたしの命を求めています」。

002ヨナタンはダビデに言った、「とんでもないこと だ。あなたは死にはしない。父は事の大小を問わず、わたしの耳に入れずに何かをすることはない。どうして父がこのことをわたしに 隠すだろうか。あり得ないことだ」。

003しかしダビデは、なおも誓って言った、「あなたの 父上は、わたしがあなたのご好意にあずかっていることをよくご存じです。それで、あの方は、ヨナタンが悲しむといけないから、こ のことは知らすまいと思っておられるのです。しかし、生ける主と生けるあなたご自身に誓って申します。わたしと死の間には一歩の 隔たりしかありません」。

004するとヨナタンはダビデに言った、「あなたの望む ことは何でもしよう」。

005そこでダビデはヨナタンに言った、「明日は新月で す。わたしは王とともに食事の席に着くことになっています。わたしを行かせて、三日目の夕方まで野に隠れていられるようにしてく ださい。

006もしお父上がわたしのいないことに気づかれたら、 こう言ってください、『ダビデは、自分の町ベツレヘムに急いで行かせてくれと、熱心にわたしに頼みました。そこで氏族全体のため に、年ごとの犠牲をささげることになっているのだそうです』。

007もしお父上が、『よろしい』とおっしゃれば、あな たの僕は安全です。しかし、もしひどくお怒りになれば、わたしに害を加えるお考えなのだと思ってください。

008その時には、あなたの僕に慈しみを示してくださ い。あなたは主の前でこの僕と契約を結んでおられるからです。もしわたしに咎があるのなら、あなたがわたしを殺してください。ど うしてわたしをお父上の所にまで連れていく必要がありましょうか」。

009ヨナタンは言った、「そのようなことには絶対なら ない。父があなたに害を加える考えであることをもしわたしが知ったなら、必ず、あなたにそれを知らせよう」。

010ダビデはヨナタンに尋ねた、「お父上があなたにき びしい返事をされた場合には、誰がそれを知らせてくれるのでしょうか」。



 

新共同訳1987

20:1 ダビデはラマのナヨトから逃げ帰り、ヨナタンの前に来て言った。「わたしが、何をしたというのでしょう。お父上に対してどのような罪や悪を犯したからと いって、わたしの命をねらわれるのでしょうか。」

20:2 ヨナタンはダビデに答えた。「決してあなたを殺させはしない。父は、事の大小を問わず、何かするときには必ずわたしの耳に入れてくれる。そのような事を父 がわたしに伏せておくはずはない。そのような事はない。」

20:3 それでもダビデは誓って言った。「わたしがあなたの厚意を得ていることをよくご存じのお父上は、『ヨナタンに気づかれてはいけない。苦しませたくない』と 考えておられるのです。主は生きておられ、あなた御自身も生きておられます。死とわたしとの間はただの一歩です。」

20:4 ヨナタンはダビデに言った。「あなたの望むことは何でもしよう。」

20:5 ダビデはヨナタンに言った。「明日は新月祭で、王と一緒に食事をしなければならない日です。あなたが逃がしてくだされば、三日目の夕方まで野原に隠れてい ます。

20:6 そのとき、お父上がわたしの不在に気づかれたなら、『ダビデは、自分の町ベツレヘムへ急いで帰ることを許してください、一族全体のために年ごとのいけにえ をささげなければなりません、と頼み込んでいました』と答えてください。

20:7 王が、『よろしい』と言われるなら、僕は無事ですが、ひどく立腹されるなら、危害を加える決心をしておられると思ってください。

20:8 あなたは主の御前で僕と契約を結んでくださったのですから、僕に慈しみを示してください。もし、わたしに罪があるなら、あなた御自身わたしを殺してくださ い。お父上のもとに引いて行くには及びません。」

20:9 ヨナタンは言った。「そのような事は決してない。父があなたに危害を加える決心をしていると知ったら、必ずあなたに教えよう。」

20:10 ダビデはヨナタンに言った。「だが、父上が厳しい答えをなさったら、誰がわたしに伝えてくれるのでしょう。」

 

新改訳1970

20:1 ダビデはラマのナヨテから逃げて、ヨナタンのもとに来て言った。「私がどんなことをし、私にどんな咎があり、私があなたの父上に対してどんな罪を犯したと いうので、父上は私のいのちを求めておられるのでしょうか。」

20:2 ヨナタンは彼に言った。「絶対にそんなことはありません。あなたが殺されるはずはありません。そうです。私の父は、事の大小を問わず、私の耳に入れないで するようなことはありません。どうして父が、このことを私に隠さなければならないでしょう。そんなことはありません。」

20:3 ダビデはなおも誓って言った。「あなたの父上は、私があなたのご好意を得ていることを、よくご存じです。それで、ヨナタンが悲しまないように、このことを 知らせないでおこう、と思っておられるのです。けれども、主とあなたに誓います。私と死との間には、ただ一歩の隔たりしかありませ ん。」

20:4 するとヨナタンはダビデに言った。「あなたの言われることは、何でもあなたのためにしましょう。」

20:5 ダビデはヨナタンに言った。「あすはちょうど新月祭で、私は王といっしょに食事の席に着かなければなりません。私を行かせて、三日目の夕方まで野に隠れさ せてください。

20:6 もし、父上が私のことをとがめられたら、おっしゃってください。『ダビデは自分の町ベツレヘムへ急いで行きたいと、しきりに頼みました。あそこで彼の氏族 全体のために、年ごとのいけにえをささげることになっているからです。』と。

20:7 もし、父上が『よし。』とおっしゃれば、このしもべは安全です。もし、激しくお怒りになれば、私に害を加える決心をしておられると思ってください。

20:8 どうか、このしもべに真実を尽くしてください。あなたは主に誓って、このしもべと契約を結んでおられるからです。もし、私に咎があれば、あなたが私を殺し てください。どうして私を父上のところにまで連れ出す必要がありましょう。」

20:9 ヨナタンは言った。「絶対にそんなことはありません。父があなたに害を加える決心をしていることが確かにわかったら、あなたに知らせないでおくはずはあり ません。」

20:10 ダビデはヨナタンに言った。「もし父上が、きびしい返事をなさったら、だれが私に知らせてくれましょう。」

 

口語訳1955

20:1 ダビデはラマのナヨテから逃げてきて、ヨナタンに言った、「わたしが何をし、どのような悪いことがあり、あなたの父の前にどんな罪を犯したので、わたしを 殺そうとされるのでしょうか」。

20:2 ヨナタンは彼に言った、「決して殺されることはありません。父は事の大小を問わず、わたしに告げないですることはありません。どうして父がわたしにその事 を隠しましょう。そのようなことはありません」。

20:3 しかしダビデは答えた、「あなたの父は、わたしがあなたの好意をえていることをよく知っておられます。それで『ヨナタンが悲しむことのないように、これを 知らせないでおこう』と思っておられるのです。しかし、主は生きておられ、あなたの魂は生きています。わたしと死との間は、ただ一歩 です」。

20:4 ヨナタンはダビデに言った、「あなたが言われることはなんでもします」。

20:5 ダビデはヨナタンに言った、「あすは、ついたちですから、わたしは王と一緒に食事をしなければなりません。しかしわたしを行かせて三日目の夕方まで、野原 に隠れることを許してください。

20:6 もしあなたの父がわたしのことを尋ねられるならば、その時、言ってください、『ダビデはふるさとの町ベツレヘムへ急いで行くことを許してくださいと、しき りにわたしに求めました。そこで全家の年祭があるからです』。

20:7 もし彼が「良し」と言われるなら、しもべは安全ですが、怒られるなら、わたしに害を加える決心でおられるのを知ってください。

20:8 あなたは、主の前で、しもべと契約を結んでくださいました。それでどうぞしもべにいつくしみを施してください。しかし、もしわたしに悪いことがあるなら ば、あなた自らわたしを殺してください。どうしてあなたの父のもとへわたしを引いていかなければならないでしょう」。

20:9 ヨナタンは言った、「そのようなことは決してありません。父があなたに害を加える決心をしていることがわたしにわかっているならば、わたしはそれをあなた に告げないでおきましょうか」。

20:10 ダビデはヨナタンに言った、「あなたの父が荒々しくあなたに答えられる時、だれがわたしに告げるでしょうか」。


文 語訳1917

20:1 ダビデ、ラマのナヨテより逃きたりてヨナタンにいひけるは我何をなし何のあしき事あり汝の父のまへに何の罪を得てか彼わが命を求むる
20:2 ヨナタンかれにいひけるは汝決て殺さるることあらじ視よわが父は事の大なるも小なるも我につげずしてなすことなしわが父なんぞこの事を我にかくさんやこの 事しからず
20:3 ダビデまた誓ひていひけるは汝の父必ずわが汝のまへに恩惠をうるを知る是をもてかれ思へらく恐らくはヨナタン悲むべければこの事をかれにしらしむべからず としかれどもヱホバはいくまたなんぢの霊魂はいくわれは死をさること只一歩のみ
20:4 ヨナタン、ダビデにいひけるはなんぢの心なにをねがふか我爾のために之をなさんと
20:5 ダビデ、ヨナタンにいひけるは明日は月朔なれば我王とともに食につかざるべからず然ども我をゆるして去らしめ三日の晩まで野に隱るることをえさしめよ
20:6 若汝の父まことに我をもとめなば其時言へダビデ切に其邑ベテレヘムにはせゆかんことを我に請り其は彼處に全家の歳祭あればなりと
20:7 彼もし善しといはば僕やすからんされど彼もし甚しく怒らば彼の害をくはへんと決しを知れ
20:8 汝ヱホバのまへに僕と契約をむすびたれば願くは僕に恩をほどこせ然ど若我に惡き事あらば汝自ら我をころせ何ぞ我を汝の父に引ゆくべけんや
20:9 ヨナタンいひけるは斯る事かならず汝にあらざれ我わが父の害を汝にくはへんと決るをしらば必ず之を汝につげん
20:10 ダビデ、ヨナタンにいひけるは若し汝の父荒々しく汝にこたふる時は誰か其事を我に告ぐべきや


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ヨハ 7:42

7:42 キリストは、ダビデの子孫から、またダビデのいたベツレヘムの村から出ると、聖書に書いてあるではないか」と言った。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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サムエル記上 20:11−17 

ダビデ、ヨナタンと契約を結ぶ

 

翻訳比較



フランシ スコ会訳2013
011
するとヨナタンはダビデに言った、「さあ、野に出 よう」。二人は野に出ていった。

012ヨナタンはダビデに言った、「イスラエルの神、主 にかけて言う。新月の翌日、明後日の今ごろ、わたしは父の気持ちを探ってみる。あなたに対して寛大であれば、必ず人を遣わしてそ のことをあなたの耳に入れよう。

013父があなたに害を加えようと思っているのにわたし がそれを知らせることをせず、あなたを無事に送り出せなかったなら、主がこのヨナタンにそれ相応の罰を、否、それ以上の罰を与え られるように。主がかつて父とともにおられたように、あなたとともにおられるように。

014わたしが生きているかぎり、主の慈しみを示してく れ。また、わたしが死んだとしても、

015あなたの慈しみをわたしの家から永遠に断たないで ほしい。たとえ主がダビデの敵を一人残さず地の面から絶ち滅ぼすようなことがあってもだ」。

016こうしてヨナタンはダビデの家と契約を結び、こう 言った、「主がダビデの敵を罰してくださるように」。

017ヨナタンは、ダビデが彼を自分自身のように愛して いたので、その愛に基づいてダビデに誓いを繰り返させた。



 

新共同訳1987

20:11 「来なさい、野に出よう」とヨナタンは言った。二人は野に出た。

20:12 ヨナタンはダビデに言った。「イスラエルの神、主にかけて誓って言う。明日または、明後日の今ごろ、父に探りを入れ、あなたに好意的なら人をやって必ず知 らせよう。

20:13 父が、あなたに危害を加えようと思っているのに、もしわたしがそれを知らせず、あなたを無事に送り出さないなら、主がこのヨナタンを幾重にも罰してくださ るように。主が父と共におられたように、あなたと共におられるように。

20:14 そのときわたしにまだ命があっても、死んでいても、あなたは主に誓ったようにわたしに慈しみを示し、

20:15 また、主がダビデの敵をことごとく地の面から断たれるときにも、あなたの慈しみをわたしの家からとこしえに断たないでほしい。」

20:16 ヨナタンはダビデの家と契約を結び、こう言った。「主がダビデの敵に報復してくださるように。」

20:17 ヨナタンは、ダビデを自分自身のように愛していたので、更にその愛のゆえに彼に誓わせて、

 

新改訳1970

20:11 ヨナタンはダビデに言った。「さあ、野原に出ましょう。」こうしてふたりは野原に出た。

20:12 ヨナタンはイスラエルの神、主に誓ってダビデに言った。「あすかあさってかの今ごろ、私は父の気持ちを探ってみます。ダビデに対して寛大であれば、必ず人 をやって、あなたの耳に入れましょう。

20:13 もし父が、あなたに害を加えようと思っているのに、それをあなたの耳に入れず、あなたを無事に逃がしてあげなかったなら、主がこのヨナタンを幾重にも罰せ られるように。主が私の父とともにおられたように、あなたとともにおられますように。

20:14 もし、私が生きながらえておれば、主の恵みを私に施してください。たとい、私が死ぬようなことがあっても、

20:15 あなたの恵みをとこしえに私の家から断たないでください。主がダビデの敵を地の面からひとり残らず断ち滅ぼすときも。」

20:16 こうしてヨナタンはダビデの家と契約を結んだ。「主がダビデの敵に血の責めを問われるように。」

20:17 ヨナタンは、もう一度ダビデに誓った。ヨナタンは自分を愛するほどに、ダビデを愛していたからである。

 

口語訳1955

20:11 ヨナタンはダビデに言った、「さあ、野原へ出ていこう」。こうしてふたりは野原へ出て行った。

20:12 そしてヨナタンはダビデに言った、「イスラエルの神、主が、証人です。明日か明後日の今ごろ、わたしが父の心を探って、父がダビデに対して良いのを見なが ら、人をつかわしてあなたに知らせないようなことをするでしょうか。

20:13 しかし、もし父があなたに害を加えようと思っているのに、それをあなたに知らせず、あなたを逃がして、安全に去らせないならば、主よ、どうぞ幾重にも、こ のヨナタンを罰してください。どうぞ主が父と共におられたように、あなたと共におられますように。

20:14 もしわたしがなお生きながらえているならば、主のいつくしみをわたしに施し、死を免れさせてください。

20:15 またわたしの家をも、長くあなたのいつくしみにあずからせてください。主がダビデの敵をことごとく地のおもてから断ち滅ぼされる時、

20:16 ヨナタンの名をダビデの家から絶やさないでください。どうぞ主がダビデの敵に、あだを返されるように」。

20:17 そしてヨナタンは重ねてダビデに誓わせた。彼を愛したからである。ヨナタンは自分の命のように彼を愛していた。


文 語訳1917
20:11 ヨナタン、ダビデにいひけるは來れ我ら野にいでゆかんと倶に野にいでゆけり
20:12 しかしてヨナタン、ダビデにいひけるはイスラエルの神ヱホバよ明日か明後日の今ごろ我わが父を窺ひて事のダビデのために善きを見ながら人を汝に遣はして告 しらさずばヱホバ、ヨナタンに斯なしまた重て斯くなしたまへ
20:13 されど若しわが父汝に害をくはへんと欲せば我これを告げしらせて汝をにがし汝を安らかにさらしめん願くはヱホバわが父とともに坐せしごとく汝とともにいま せ
20:14 汝只わが生るあひだヱホバの恩を我にしめして死ざらしむるのみならず
20:15 ヱホバがダビデの敵を悉く地の表より絶ちさりたまふ時にもまた汝わが家を永く汝の恩にはなれしむるなかれ
20:16 かくヨナタン、ダビデの家と契約をむすぶヱホバ之に關てダビデの敵を討したまへり
20:17 しかしてヨナタンふたたびダビデに誓はしむかれを愛すればなり即ちおのれの生命を愛するごとく彼を愛せり


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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サムエル記上 20:18−34 

ヨナタンの計略

 

翻訳比較



フランシ スコ会訳2013
018
ヨナタンはダビデに言った、「明日は新月だ。あな たの席が空くので、あなたのいないことが知れる。

019そして明後日には、あなたはあの事件の日に隠れた 所に急いで下り、エゼルの石のそばにいなさい。

020わたしはその脇の方を狙って矢を三本放とう。

021それから従者をやって、『矢を捜しに行け』と言お う。その時、わたしが、従者に、『矢はお前のこちら側だ。持って来い』と言ったなら、あなたは出てきなさい。生ける主にかけて 誓って言うがあなたは安全で、危険なことはないのだ。

022しかし、わたしがその少年に、『矢はお前の向こう 側だ』と言ったら、あなたは立ち去りなさい。主があなたを行かせるのだ。

023あなたとわたしが取り決めたこのことについては主 が永遠にあなたとわたしの間の証人だ」。

024そこで、ダビデは野に隠れた。新月になり、王は会 食の席に着いた。

025王はいつものように壁を背にした自分の席に着い た。ヨナタンはその向かい側に、アブネルはサウルのそばに座った。ダビデの席は空いていた。

026しかし、サウルはその日何も言わなかった、「何か 事情があって身が汚れているのだろう。まだ清めがすんでいないのだ」と考えたのである。

027翌日、その新月の二日目にもダビデの席は空いてい た。サウルは自分の息子ヨナタンに言った、「エッサイの息子は、なぜ昨日も今日も、食事に来ないのか」。

028ヨナタンはサウルに答えた、「ダビデがわたしに、 ベツレヘムに行かせてくれと熱心に頼んだのです。

029彼はこう言いました、『行かせてください。わたし たちの氏族があの町で犠牲をささげるので、兄からわたしにも必ず来るようにと言って来ているのです。わたしがあなたのご好意にあ ずかっているのでしたら、どうか行かせて、わたしの兄たちに会わせてください』。こういうわけで、ダビデは王の会食に来ていない のです」。

030サウルはヨナタンに向かって怒りを燃やし、こう 言った、「不貞な女の息子よ。お前がエッサイの息子に肩入れし、自分と母親の恥をさらしているのを、わたしが知らないとでも思う のか。

031エッサイの息子が地上に生きているかぎり、お前 は、お前の王国を立てることはないのだ。すぐに人を遣わしてダビデをわたしのもとに連れてこい。あれは死ななければならない」。

032ヨナタンは父サウルに答えて言った、「なぜ彼が死 ななければならないのですか。彼が何をしたというのですか」。

033するとサウルは殺意をこめて、槍をヨナタン目がけ て投げつけた。このことによって、ヨナタンは父がダビデを殺そうと心に決めていることを知った。

034ヨナタンは怒りに燃えて食卓から立ち上がった。そ して、その新月の二日目には何も食べなかった。父がダビデを侮辱したので、彼はダビデのために心を痛めたからである。



 

新共同訳1987

20:18 こう言った。「明日は新月祭だ。あなたの席が空いていれば、あなたの不在が問いただされる。

20:19 明後日に、あなたは先の事件の日に身を隠した場所に下り、エゼルの石の傍らにいなさい。

20:20 わたしは、その辺りに向けて、的を射るように、矢を三本放とう。

20:21 それから、『矢を見つけて来い』と言って従者をやるが、そのとき従者に、『矢はお前の手前にある、持って来い』と声をかけたら、出て来なさい。主は生きて おられる。あなたは無事だ。何事もない。

20:22 だがもし、その従者に、『矢はあなたのもっと先だ』と言ったら、逃げなければならない。主があなたを去らせるのだ。

20:23 わたしとあなたが取り決めたこの事については、主がとこしえにわたしとあなたの間におられる。」

20:24 ダビデは野に身を隠した。新月祭が来た。王は食卓に臨み、

20:25 壁に沿ったいつもの自分の席に着いた。ヨナタンはサウル王の向かいにおり、アブネルは王の隣に席を取ったが、ダビデの場所は空席のままであった。

20:26 その日サウルは、そのことに全く触れなかった。ダビデに何事かあって身が汚れているのだろう、きっと清めが済んでいないのだ、と考えたからである。

20:27 だが翌日、新月の二日目にも、ダビデの場所が空席だったので、サウルは息子ヨナタンに言った。「なぜ、エッサイの息子は昨日も今日も食事に来ないのか。」

20:28 ヨナタンはサウルに答えた。「ベツレヘムに帰らせてほしい、という頼みでした。

20:29 彼はわたしに、『町でわたしたちの一族がいけにえをささげるので、兄に呼びつけられています。御厚意で、出て行かせてくだされば、兄に会えます』と言って いました。それでダビデは王の食事にあずかっておりません。」

20:30 サウルはヨナタンに激怒して言った。「心の曲がった不実な女の息子よ。お前がエッサイの子をひいきにして自分を辱め、自分の母親の恥をさらしているのを、 このわたしが知らないとでも思っているのか。

20:31 エッサイの子がこの地上に生きている限り、お前もお前の王権も確かではないのだ。すぐに人をやってダビデを捕らえて来させよ。彼は死なねばならない。」

20:32 ヨナタンは、父サウルに言い返した。「なぜ、彼は死なねばならないのですか。何をしたのですか。」

20:33 サウルはヨナタンを討とうとして槍を投げつけた。父がダビデを殺そうと決心していることを知ったヨナタンは、

20:34 怒って食事の席を立った。父がダビデをののしったので、ダビデのために心を痛め、新月の二日目は食事を取らなかった。

 

新改訳1970

20:18 ヨナタンはダビデに言った。「あすは新月祭です。あなたの席があくので、あなたのいないのが気づかれるでしょう。

20:19 あさってになれば、きびしく問いただすでしょうから、あなたは、あの事件の日に隠れたあの場所に行って、エゼルの石のそばにいてください。

20:20 私は的を射るように、三本の矢をそのあたりに放ちます。

20:21 いいですか。私が子どもをやって、『行って矢を見つけて来い。』と言い、もし私がその子どもに、『それ、矢はおまえのこちら側にある。それを取って来 い。』と言ったら、そのとき、あなたは出て来てください。主は生きておられます。あなたは安全で、何事もありませんから。

20:22 しかし、私が少年に、『それ、矢はおまえの向こう側だ。』と言ったら、あなたは行きなさい。主があなたを去らせるのです。

20:23 私とあなたが交わしたことばについては、主が私とあなたとの間の永遠の証人です。」

20:24 こうしてダビデは野に隠れた。新月祭になって、王は食事の席に着いた。

20:25 王は、いつものように壁寄りの席の自分の席に着いた。ヨナタンはその向かい側、アブネルはサウルの横の席に着いたが、ダビデの場所はあいていた。

20:26 その日、サウルは何も言わなかった。「あれに思わぬことが起こって身を汚したのだろう。きっと汚れているためだろう。」と思ったからである。

20:27 しかし、その翌日、新月祭の第二日にも、ダビデの席があいていたので、サウルは息子のヨナタンに尋ねた。「どうしてエッサイの子は、きのうも、きょうも食 事に来ないのか。」

20:28 ヨナタンはサウルに答えた。「ベツレヘムへ行かせてくれと、ダビデが私にしきりに頼みました。

20:29 『どうか、私を行かせてください。私たちの氏族はあの町で、いけにえをささげるのですが、私の兄弟が私に来るように命じています。今、お願いします。どう か私を行かせて、兄弟たちに会わせてください。』と言ったのです。それでダビデは王の食卓に連ならないのです。」

20:30 サウルはヨナタンに怒りを燃やして言った。「このばいたの息子め。おまえがエッサイの子にえこひいきをして、自分をはずかしめ、自分の母親の恥をさらして いるのを、この私が知らないとでも思っているのか。

20:31 エッサイの子がこの地上に生きているかぎり、おまえも、おまえの王位も危うくなるのだ。今、人をやって、あれを私のところに連れて来い。あれは殺さなけれ ばならない。」

20:32 ヨナタンは父サウルに答えて言った。「なぜ、あの人は殺されなければならないのですか。あの人が何をしたというのですか。」

20:33 すると、サウルは槍をヨナタンに投げつけて打ち殺そうとした。それでヨナタンは、父がダビデを殺そうと決心しているのを知った。

20:34 ヨナタンは怒りに燃えて食卓から立ち上がり、新月祭の二日目には食事をとらなかった。父がダビデを侮辱したので、ダビデのために心を痛めたからである。

 

口語訳1955

20:18 ヨナタンはダビデに言った、「あすはついたちです。あなたの席があいているので、どうしたのかと尋ねられるでしょう。

20:19 三日目には、きびしく尋ねられるでしょうから、先にあなたが隠れた場所へ行って、向こうの石塚のかたわらにいてください。

20:20 わたしは的を射るようにして、矢を三本、そのそばに放ちます。

20:21 そして、『行って矢を捜してきなさい』と言って子供をつかわしましょう。わたしが子供に、『矢は手前にある。それを取ってきなさい』と言うならば、その時 あなたはきてください。主が生きておられるように、あなたは安全で、何も危険がないからです。

20:22 しかしわたしがその子供に、『矢は向こうにある』と言うならば、その時、あなたは去って行きなさい。主があなたを去らせられるのです。

20:23 あなたとわたしとで話しあった事については、主が常にあなたとわたしとの間におられます」。

20:24 そこでダビデは野原に身を隠した。さて、ついたちになったので、王は食事をするため席に着いた。

20:25 王はいつものように壁寄りに席に着き、ヨナタンはその向かい側の席に着き、アブネルはサウルの横の席に着いたが、ダビデの場所にはだれもいなかった。

20:26 ところがその日サウルは何も言わなかった、「彼に何か起って汚れたのだろう。きっと汚れたのにちがいない」と思ったからである。

20:27 しかし、ふつか目すなわち、ついたちの明くる日も、ダビデの場所はあいていたので、サウルは、その子ヨナタンに言った、「どうしてエッサイの子は、きのう もきょうも食事にこないのか」。

20:28 ヨナタンはサウルに答えた、「ダビデは、ベツレヘムへ行くことを許してくださいと、しきりにわたしに求めました。

20:29 彼は言いました、『わたしに行かせてください。われわれの一族が町で祭をするので、兄がわたしに来るようにと命じました。それでもし、あなたの前に恵みを 得ますならば、どうぞ、わたしに行くことを許し、兄弟たちに会わせてください』。それで彼は王の食卓にこなかったのです」。

20:30 その時サウルはヨナタンにむかって怒りを発し、彼に言った、「あなたは心の曲った、そむく女の産んだ子だ。あなたがエッサイの子を選んで、自分の身をはず かしめ、また母の身をはずかしめていることをわたしが知らないと思うのか。

20:31 エッサイの子がこの世に生きながらえている間は、あなたも、あなたの王国も堅く立っていくことはできない。それゆえ今、人をつかわして、彼をわたしのもと に連れてこさせなさい。彼は必ず死ななければならない」。

20:32 ヨナタンは父サウルに答えた、「どうして彼は殺されなければならないのですか。彼は何をしたのですか」。

20:33 ところがサウルはヨナタンを撃とうとして、やりを彼に向かって振り上げたので、ヨナタンは父がダビデを殺そうと、心に決めているのを知った。

20:34 ヨナタンは激しく怒って席を立ち、その月のふつかには食事をしなかった。父がダビデをはずかしめたので、ダビデのために憂えたからである。

 


文 語訳1917
20:18 またヨナタン、ダビデにいひけるは明日は月朔なるが汝の座空かるべければ汝求めらるべし
20:19 汝三日とどまりて速かに下り嘗てかの事の日に隱れたるところに至りてエゼルの石の傍に居るべし
20:20 我的を射るごとくして其石の側に三本の矢をはなたん
20:21 しかしてゆきて矢をたづねよといひて僮子をつかはすべし我もし故に僮子に視よ矢は汝の此旁にあり其を取と曰ばなんぢきたるべしヱホバは生く汝安くして何も なかるべければなり
20:22 されど若し我少年に視よ矢は汝の彼旁にありといはば汝さるべしヱホバ汝をさらしめたまふなり
20:23 汝と我とかたれることについては願はくはヱホバ恒に汝と我との間にいませと
20:24 ダビデ即ち野にかくれぬ偖月朔になりければ王坐して食に就く
20:25 即ち王は常のごとく壁によりて座を占むヨナタン立あがりアブネル、サウルの側に坐すダビデの座はなむし
20:26 されど其日にはサウル何をも曰ざりき其は何事か彼におこりしならん彼きよからず定て潔からずと思ひたればなり
20:27 明日すなはち月の二日におよびてダビデの座なほ虚しサウル其子ヨナタンにいひけるは何ゆゑにヱサイの子は昨日も今日も食に來らざるや
20:28 ヨナタン、サウルにこたへけるはダビデ切にベテレヘムにゆかんことを我にこひて曰けるは
20:29 ねがはくは我をゆるしてゆかしめよわが家邑にて祭をなすによりわが兄我にきたることを命ぜり故に我もし汝のまへにめぐみをえたるならばねがはくは我をゆる して去しめ兄弟をみることを得さしめよと是故にかれは王の席に來らざるなり
20:30 サウル、ヨナタンにむかひて怒りを發しかれにいひけるは汝は曲り且悖れる婦の子なり我あに汝がヱサイの子を簡みて汝の身をはづかしめまた汝の母の膚を辱し むることを知ざらんや
20:31 ヱサイの子の此世にながらふるあひだは汝と汝の位固くたつを得ず是故に今人をつかはして彼をわが許に引きたれ彼は死ぬべき者なり
20:32 ヨナタン父サウルに對へていひけるは彼なにによりて殺さるべきか何をなしたるやと
20:33 ここにおいてサウル、ヨナタンを撃んとて投槍をさしあげたりヨナタンすなはち其父のダビデを殺さんと決しをしれり
20:34 かくてヨナタン烈しく怒りて席を立ち月の二日には食をなさざりき其は其父のダビデをはづかしめしによりてダビデのために憂へたればなり


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 マタ 27:23

27:23 しかし、ピラトは言っ た、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。すると彼らはいっそう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。

 

口 語訳 ルカ 23:22

23:22 ピラトは三度目に彼らにむかって言った、「では、この人は、いったい、どんな悪事をしたのか。彼には死に当る罪は全くみとめられな かった。だから、むち打ってから彼をゆるしてやることにしよう」。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 マタ 27:23

27:23 しかし、ピラトは言っ た、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。すると彼らはいっそう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 マタ 27:23

27:23 ピラトは、「いったいどんな悪事を働いたというのか」と言ったが、群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び続けた。

 

新共同 ルカ 23:22

23:22 ピラトは三度目に言った。「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。この男には死刑に当たる犯罪は何も見つからなかった。だから、鞭で懲らしめて釈放し よう。」

 

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サムエル記上 20:35−21:1(口語訳、新改訳20:35−20:42b)

 別離 

 

翻訳比較



フランシ スコ会訳2013
035
朝になると、ヨナタンはダビデとの約束の時刻に、 年若い従者を伴って野に出ていった。

036そしてその従者に言った、「走れ、わたしの放つ矢 を捜しに行け」。従者が駆け出すと、ヨナタンはその従者の向こう側に矢を放った。

037従者がヨナタンの放った矢の所まで行くと、ヨナタ ンはその後ろから叫んで、「矢はお前の向こう側ではないか」と言った。

038またヨナタンは、従者の後ろから「早く、急げ。立 ち止まるな」と叫んだ。従者は矢を拾って、主人のもとに戻ってきた。

039従者は何も知らず、ヨナタンとダビデだけが事の意 味を知っていた。

040ヨナタンは武器を従者に渡し、「これを町に持って 行きなさい」と言った。

041従者が去るとすぐに、ダビデは塚のそばから立ち上 がり、三度、顔が地面につくほどひれ伏して拝した。二人は互いに接吻し、ともに泣いた。ダビデはいっそう激しく泣いた。

042ヨナタンはダビデに言った、「安心して行きなさ い。わたしたち二人は、主の名において『主はあなたとわたし、また、あなたの子孫とわたしの子孫との間に永遠におられるのだ』と 誓ったのだから」。


21章
001ダビデは立ち去り、ヨナタンは町に帰った。

 

新共同訳1987

20:35 翌朝、取り決めた時刻に、ヨナタンは年若い従者を連れて野に出た。

20:36 「矢を射るから走って行って見つけ出して来い」と言いつけると、従者は駆け出した。ヨナタンは彼を越えるように矢を射た。

20:37 ヨナタンの射た矢の辺りに少年が着くと、ヨナタンは後ろから呼ばわった。「矢はお前のもっと先ではないか。」

20:38 ヨナタンは従者の後ろから、「早くしろ、急げ、立ち止まるな」と声をかけた。従者は矢を拾い上げ、主人のところに戻って来た。

20:39 従者は何も知らなかったが、ダビデとヨナタンはその意味を知っていた。

20:40 ヨナタンは武器を従者に渡すと、「町に持って帰ってくれ」と言った。

20:41 従者が帰って行くと、ダビデは南側から出て来て地にひれ伏し、三度礼をした。彼らは互いに口づけし、共に泣いた。ダビデはいっそう激しく泣いた。

20:42 ヨナタンは言った。「安らかに行ってくれ。わたしとあなたの間にも、わたしの子孫とあなたの子孫の間にも、主がとこしえにおられる、と主の御名によって誓 い合ったのだから。」

21:1 ダビデは立ち去り、ヨナタンは町に戻った。

 

新改訳1970

20:35 朝になると、ヨナタンは小さい子どもを連れて、ダビデと打ち合わせた時刻に野原に出て行った。

20:36 そして子どもに言った。「私が射る矢を見つけておいで。」子どもが走って行くと、ヨナタンは、その子の向こうに矢を放った。

20:37 子どもがヨナタンの放った矢の所まで行くと、ヨナタンは子どものうしろから叫んで言った。「矢は、おまえより、もっと向こうではないのか。」

20:38 ヨナタンは子どものうしろから、また叫んだ。「早く。急げ。止まってはいけない。」その子どもは矢を拾って、主人ヨナタンのところに来た。

20:39 子どもは何も知らず、ヨナタンとダビデだけに、その意味がわかっていた。

20:40 ヨナタンは自分の弓矢を子どもに渡し、「さあ、これを町に持って行っておくれ。」と言った。

20:41 子どもが行ってしまうと、ダビデは南側のほうから出て来て、地にひれ伏し、三度礼をした。ふたりは口づけして、抱き合って泣き、ダビデはいっそう激しく泣 いた。

20:42 ヨナタンはダビデに言った。「では、安心して行きなさい。私たちふたりは、『主が、私とあなた、また、私の子孫とあなたの子孫との間の永遠の証人です。』 と言って、主の御名によって誓ったのです。」こうしてダビデは立ち去った。ヨナタンは町へ帰って行った。

 

口語訳1955

20:35 あくる朝、ヨナタンは、ひとりの小さい子供を連れて、ダビデと打ち合わせたように野原に出て行った。

20:36 そしてその子供に言った、「走って行って、わたしの射る矢を捜しなさい」。子供が走って行く間に、ヨナタンは矢を彼の前の方に放った。

20:37 そして子供が、ヨナタンの放った矢のところへ行った時、ヨナタンは子供のうしろから呼ばわって、「矢は向こうにあるではないか」と言った。

20:38 ヨナタンはまた、その子供のうしろから呼ばわって言った、「早くせよ、急げ。とどまるな」。その子供は矢を拾い集めて主人ヨナタンのもとにきた。

20:39 しかし子供は何も知らず、ヨナタンとダビデだけがそのことを知っていた。

20:40 ヨナタンは自分の武器をその子供に渡して言った、「あなたはこれを町へ運んで行きなさい」。

20:41 子供が行ってしまうとダビデは石塚のかたわらをはなれて立ちいで、地にひれ伏して三度敬礼した。そして、ふたりは互に口づけし、互に泣いた。やがてダビデ は心が落ち着いた。

20:42 その時ヨナタンはダビデに言った、「無事に行きなさい。われわれふたりは、『主が常にわたしとあなたの間におられ、また、わたしの子孫とあなたの子孫の間 におられる』と言って、主の名をさして誓ったのです」。こうしてダビデは立ち去り、ヨナタンは町にはいった。

 


文 語訳1917
20:35 翌朝ヨナタン一小童子を從がヘダビデと約せし時刻に野にいでゆき
20:36 童にいひけるは走りて我はなつ矢をたづねよと童子はしる時ヨナタン矢を彼のさきに發てり
20:37 童子がヨナタンの發ちたる矢のところにいたれる時ヨナタン童子のうしろに呼はりていふ矢は汝のさきにあるにあらずや
20:38 ヨナタンまた童子のうしろによばはりていひけるは速かにせよ急げ止まるなかれとヨナタンの童子矢をひろひあつめて其主人のもとにかへる
20:39 されど童子は何をも知ざりき只ヨナタンとダビデ其事をしりたるのみ
20:40 かくてヨナタン其武器を童子に授ていひけるは往けこれを邑に携へよと
20:41 童子すなはち往けり時にダビデ石の傍より立ちあがり地にふして三たび拝せりしかしてふたり互に接吻してたがひに哭くダビデ殊にはなはだし
20:42 ヨナタン、ダビデにいひけるは安じて往け我ら二人ともにヱホバの名に誓ひて願くはヱホバ恒に我と汝のあひだに坐し我が子孫と汝の子孫のあひだにいませとい へりとダビデすなはちたちて去るヨナタン邑にいりぬ


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日) 新共同訳・・・・日本聖書協会 1987 

 

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