歴代誌 下 6:3−11
民へのソロモンのことば
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
歴下 6:3 それから王は、イスラエルの全会衆の方に向きを変え、彼らを祝福した。イスラエルの全会衆は起立していた。
歴下
6:4 王は言った。「イスラエルの神、主はたたえられますように。主は、その口をもって父ダビデに約束されたことを、その手をもって成し遂げ、こう仰せ
になった。
歴下
6:5 『わが民をエジプトの地から導き出した日からこの方、私の名を置く神殿を建てるため、私はイスラエルのいかなる部族の町も選ばず、また、わが民イ
スラエルの上に立ついかなる指導者も選びはしなかった。
歴下 6:6 私はただエルサレムを選んで、そこに私の名を置き、ダビデを選んで、わが民イスラエルの上に立てた。』
歴下 6:7 父ダビデは、イスラエルの神、主の名のために神殿を建てようと志していた。
歴下 6:8 だが、主は父ダビデにこう仰せになった。『あなたは私の名のために神殿を建てようと志してきた。その志は立派である。
歴下
6:9 しかし、神殿を建てるのはあなたではなく、あなたから生まれた息子である。彼が私の名のために神殿を建てるであろう。』
歴下
6:10 主は約束されたことを実現された。主が約束されたとおり、私は父ダビデに代わって立ち、イスラエルの王座に着いた。そしてイスラエルの神、主の
名のためにこの神殿を建て、
歴下 6:11 そこに、主の契約を納めた箱を置いた。その契約は、主がイスラエルの人々と結ばれたものである。」
フランシスコ会訳2013
003それから王は振り向いてイスラエルの全会衆を祝福した。その時、イスラエルの全会衆は立っていた。
004王は言った、「イスラエルの
神、主はたたえられますように。主はわたしの父ダビデにご自分の口で約束されたことを、ご自分の手で成就された。主は仰せになった、
005『わたしの民をエジプトの地か
ら導き出した日以来、わたしの名を置く神殿を建てるために、イスラエルのいかなる部族のいかなる町も選ばず、また、わたしの民イスラ
エルを支配するいかなる主君も選ばなかった。
006わたしはエルサレムを選んでわ
たしの名を置き、ダビデを選んでわたしの民イスラエルの上に立てた』。
007わたしの父ダビデは、イスラエ
ルの神、主の名のために神殿を建てようと心がけていた。
008だが、主は父ダビデに仰せに
なった、『お前はわたしの名のために神殿を建てようと心がけてきた。その心がけは立派である。
009しかし、お前がその神殿を建て
るのではない。お前の腰から出る息子が、わたしの名のために神殿を建てる』と。
010今こそ主はその約束を実現され
た。わたしは父ダビデを継いで、主が仰せになったように、イスラエルの王座につき、イスラエルの神、主の名のために神殿を建てた。
011そしてそこに、イスラエルの子
らと結ばれた主の契約が納められた櫃を置いた」。
新共同訳1987
6:3
王は振り向いて、イスラエルの全会衆を祝福した。イスラエルの全会衆は立っていた。
6:4
王は言った。「イスラエルの神、主はたたえられますように。主は自ら語り、わが父ダビデに約束なさったことを御手をもって成し遂げ、こう仰せになった。
6:5
『わが民をエジプトから導き出した日からこのかた、わたしの名を置く家を建てるために、わたしはイスラエルのいかなる部族の町も選ばず、わが民イスラエル
の上に立ついかなる指導者も選ばなかった。
6:6
わたしはただエルサレムを選んで、そこにわたしの名を置き、ただダビデを選んで、わが民イスラエルの上に立てた』と。
6:7
父ダビデは、イスラエルの神、主の御名のために神殿を建てようと心掛けていたが、
6:8
主は父ダビデにこう仰せになった。『あなたはわたしの名のために家を建てようと心掛けてきた。その心掛けは立派である。
6:9
しかし、神殿を建てるのはあなたではなく、あなたの腰から出る息子がわたしの名のために神殿を建てる』と。
6:10
主は約束なさったことを実現された。主が約束なさったとおり、わたしは父ダビデに代わって立ち、イスラエルの王座につき、イスラエルの神、主の御名のため
にこの神殿を建てた。
6:11
またわたしは、そこに主との契約を納めた箱を置いた。その契約は、主がイスラエルの人々と結ばれたものである。」
新改訳1970
6:3
それから王は振り向いて、イスラエルの全集団を祝福した。イスラエルの全集団は起立していた。
6:4
彼は言った。「イスラエルの神、主はほむべきかな。主は御口をもって私の父ダビデに語り、御手をもってこれを成し遂げて言われた。
6:5
『わたしの民を、エジプトの地から連れ出した日からこのかた、わたしはわたしの名を置く宮を建てるために、イスラエルの全部族のうちのどの町をも選ばず、
また、わたしの民イスラエルの上に立つ君主とするためにどんな人も選ばず、
6:6
ただ、エルサレムを選んでそこにわたしの名を置き、ダビデを選んでわたしの民イスラエルの上に立てた。』
6:7
それで、私の父ダビデは、イスラエルの神、主の名のために宮を建てることを、いつも心がけていた。
6:8
ところが、主は、私の父ダビデにこう仰せられた。『あなたは、わたしの名のために宮を建てることを心がけていたために、よくやった。あなたは確かに、そう
心がけていた。
6:9
しかし、あなたがその宮を建ててはならない。あなたの腰から出るあなたの子どもが、わたしの名のためにその宮を建てる。』
6:10
主は、お告げになった約束を果たされたので、私は父ダビデに代わって立ち、主の約束どおりイスラエルの王座に着いた。そして、イスラエルの神、主の名のた
めに、この宮を建て、
6:11
主がイスラエル人と結ばれた主の契約が納められている箱をそこに置いた。」
口語訳1955
6:3
そして王は顔をふり向けてイスラエルの全会衆を祝福した。その時イスラエルの全会衆は立っていた。
6:4
彼は言った、「イスラエルの神、主はほむべきかな。主は口をもってわが父ダビデに約束されたことを、その手をもってなし遂げられた。すなわち主は言われ
た、
6:5
『わが民をエジプトの地から導き出した日から、わたしはわが名を置くべき家を建てるために、イスラエルのもろもろの部族のうちから、どの町をも選んだこと
がなく、また他のだれをもわが民イスラエルの君として選んだことがない。
6:6
わが名を置くために、ただエルサレムだけを選び、またわが民イスラエルを治めさせるために、ただダビデだけを選んだ』。
6:7
イスラエルの神、主の名のために家を建てることは、父ダビデの心にあった。
6:8
しかし主は父ダビデに言われた、『わたしの名のために家を建てることはあなたの心にあった。あなたの心にこの事のあったのは結構である。
6:9
しかしあなたはその家を建ててはならない。あなたの腰から出るあなたの子がわたしの名のために家を建てるであろう』。
6:10
そして主はそう言われた言葉を行われた。すなわちわたしは父ダビデに代って立ち、主が言われたように、イスラエルの位に座し、イスラエルの神、主の名のた
めに家を建てた。
6:11
わたしはまた、主がイスラエルの人々と結ばれた主の契約を入れた箱をそこに納めた」。
文
語訳1917
6:3 而して王その面をふりむけてイスラエルの全會衆を祝せり時にイスラエルの會衆は皆立をれり
6:4 彼いひけるはイスラエルの神ヱホバは讃べき哉ヱホバはその口をもて吾父ダビデに言ひその手をもて之を成とげたまへり
6:5
即ち言たまひけらく我はわが民をエジプトの地より導き出せし日より我名を置べき家を建しめんためにイスラエルの諸の支派の中より何の邑をも選みしこと無く
又何人をも選みて我民イスラエルの君となせしこと無し
6:6 只我はわが名を置くためにヱルサレムを選みまた我民イスラエルを治めしむるためにダビデを選めり
6:7 夫イスラエルの神ヱホバの名のために家を建ることは我父ダビデの心にありき
6:8 然るにヱホバわが父ダビデに言たまひけるは我名のために家を建ること汝の心にあり汝の心にこの事あるは善し
6:9 然れども汝はその家を建べからず汝の腰より出る汝の子その人わが名のために家を建べしと
6:10
而してヱホバその言たまひし言をおこなひたまへり即ち我わが父ダビデに代りて立ちヱホバの言たまひしごとくイスラエルの位に坐しイスラエルの神ヱホバの名
のために家を建て
6:11 その中にヱホバがイスラエルの子孫になしたまひし契約を容る櫃ををさめたりと
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
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歴代誌 下 6:12−42
ソロモンの祈り
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
歴下
6:12 彼は主の祭壇の前に立ち、イスラエルの全会衆に向かい、両手を広げた。
歴下
6:13 ソロモンは長さ五アンマ、幅五アンマ、高さ三アンマの青銅の台を造り、庭の中央に置いていたので、その上に立ち、イスラエルの全会衆に向かって
ひざまずき、天に向かって両手を広げ、
歴下
6:14 祈った。「イスラエルの神、主よ。天にも地にもあなたのような神はおられません。あなたは心を尽くして御前を歩む僕たちに契約と慈しみを守られ
る方です。
歴下
6:15 あなたはあなたの僕、父ダビデに約束されたことを守られました。あなたはその口をもって約束されたことを、今日このとおり、その手をもって成し
遂げられました。
歴下
6:16 そこで今、イスラエルの神、主よ。あなたの僕、父ダビデに約束されたことをお守りください。あなたはこう仰せになりました。『あなたが私の前を
歩んだように、あなたの子孫もその道を守り、私の律法に従って歩みさえすれば、イスラエルの王座に着く者が私の前から絶えること
はない。』
歴下 6:17 今、イスラエルの神、主よ。あなたの僕ダビデに約束されたことが確かに実現されますように。
歴下
6:18 神は果たして人間と共に地上に住まわれるでしょうか。天も、天の天も、あなたをお入れすることはできません。まして私が建てたこの神殿などなお
さらです。
歴下
6:19 わが神、主よ、あなたの僕の祈りとその願いを顧みてください。あなたの僕が御前に献げる嘆きと祈りを聞き入れてください。
歴下
6:20 昼も夜も、この神殿に目を向けていてください。ここは、あなたが、そこにご自分の名を置くと仰せになった所です。あなたの僕がこの所に向かって
献げる祈りを聞き入れてください。
歴下
6:21 あなたの僕と、あなたの民イスラエルが、この所に向かって献げる願いを聞き入れてください。あなたは住まいである天からそれを聞いてください。
聞いて、お赦しください。
歴下
6:22 もしある人が隣人に対して罪を犯し、その人が呪いの誓いを立てさせられるとき、この神殿のあなたの祭壇の前に誓いに来るなら、
歴下
6:23 あなたは天からそれを聞き、あなたの僕たちを裁いてください。悪しき者は悪しき者として、その行いの報いを頭上に返し、正しき者は正しき者とし
て、その正しさに従って報いてください。
歴下
6:24 あなたに罪を犯したため、あなたの民イスラエルが、敵に打ち負かされたとき、立ち帰って御名をたたえ、この神殿で祈り、憐れみを乞うなら、
歴下
6:25 あなたは天からそれを聞き、あなたの民イスラエルの罪を赦し、彼らとその先祖にお与えになった土地に彼らを帰らせてください。
歴下
6:26 あなたに罪を犯したため、天が閉ざされて雨が降らないとき、彼らがこの所に向かって祈り、御名をたたえ、あなたの懲らしめによって罪から立ち帰
るなら、
歴下
6:27 あなたは天でそれを聞き、あなたの僕たち、あなたの民イスラエルの罪をお赦しください。彼らを歩むべき正しい道へ導き、受け継ぐべきものとして
あなたの民にお与えになったあなたの土地に雨を降らせてください。
歴下
6:28 この地に飢饉が起こり、疫病がはやり、立ち枯れや赤さび病、群がるばったや、食い荒らすばったが発生し、敵がこの国の町を包囲し、あらゆる災
い、あらゆる病気が生じたとしても、
歴下
6:29 あなたの民イスラエルが、皆それぞれ苦しみと痛みを抱え、この神殿に向かって両手を広げて祈るなら、どのような祈りも、どのような願いも、
歴下
6:30 あなたは住まいである天からそれを聞いて赦してください。あなたは人の心をご存じですから、どの人にも、その人の歩んできた道に応じて報いてく
ださい。まことにあなただけが、人の心をご存じです。
歴下
6:31 そうすれば、彼らはあなたが先祖にお与えになった土地で生き長らえる間、いつもあなたを畏れ敬い、あなたの道を歩むでしょう。
歴下
6:32 また、あなたの民イスラエルに属していない、遠い国からやって来た外国人にも、同じようにしてください。その者が、あなたの偉大な名と、力強い
手と、伸ばされた腕のゆえに、この神殿に来て祈るなら、
歴下
6:33 あなたは住まいである天からそれを聞いて、その外国人があなたに叫び求めることは何でもかなえてください。そうすれば、全地の民は御名を知り、
あなたの民イスラエルと同じようにあなたを畏れ敬い、私が建てたこの神殿で御名が呼ばれていることを知るでしょう。
歴下
6:34 あなたの民が敵に向かって出陣し、あなたが遣わされる道において、あなたが選ばれたこの都と、私が御名のために建てたこの神殿の方角に向かって
あなたに祈るなら、
歴下 6:35 あなたは天からその祈りと願いを聞き、その訴えに答えてください。
歴下
6:36 罪を犯さない者は一人もいませんから、人々はあなたに罪を犯し、あなたは怒ってその人たちを敵の手に渡されるでしょう。人々は捕虜として遠く、
あるいは近くの地へ連れて行かれるでしょう。
歴下
6:37 しかし、捕らわれの地で人々が本心に立ち帰り、すなわち、その捕らわれの地であなたに立ち帰り、憐れみを乞い、『私たちは罪を犯し、過ちを犯
し、悪を行いました』と言い、
歴下
6:38 捕らわれの地で、心を尽くし、魂を尽くして立ち帰り、あなたが先祖に与えられた地と、あなたが選ばれた都と、あなたの名のために私が建てたこの
神殿の方角に向かって祈るなら、
歴下
6:39 あなたは住まいである天からその祈りと願いを聞き、その訴えに答えてください。あなたに罪を犯した民を赦してください。
歴下 6:40 わが神よ、どうか、この所で献げる祈りに目を開き、耳を傾けてください。
歴下
6:41 神である主よ、今、立ち上がってください。/あなたご自身も、その力の箱も/あなたの憩いの場にお進みください。/神である主よ、あなたの祭司
たちが/救いの衣をまとい/あなたに忠実な人々が/恵みの内に喜びますように。
歴下 6:42 神である主よ、あなたが油を注いだ人を拒まず/あなたの僕ダビデに約束した慈しみを/思い起こしてください。」
フランシスコ会訳2013
012ソロモンはイスラエルの全会衆の面前で、主の祭壇の前に立ち、両手を差し伸べた。
013彼はすでに、縦五アンマ、横五
アンマ、高さ三アンマの青銅の台を造り、外庭の中央に置いておいた。彼はその上に立つとイスラエルの全会衆の面前でひざまずき、天に
両手を差し伸べて、
014言った、「イスラエルの神、主
よ、天にも地にもあなたのような神は存在しません。あなたは契約を守り、心を尽くしてあなたの前を歩む僕たちに慈しみを示されまし た。
015あなたは、あなたの僕わたしの
父ダビデに約束されたことを守られました。あなたは口で約束され、今日このとおり、あなたの手で成就してくださいました。
016イスラエルの神、主よ、これか
らもあなたの僕、わたしの父ダビデに約束されたこと、『お前がわたしの前を歩んだように、お前の子孫もその道を守ってわたしの掟どお
り歩むなら、わたしの前でイスラエルの王座につく者がお前から絶たれることはない』と仰せになったことを、どうかお守りください。
017イスラエルの神、主よ、あなた
の僕ダビデに約束されたことが、これからも実現されますように。
018神はほんとうに地上で人とお住
みになるのでしょうか。天も、天の天も、あなたを包むことはできません。わたしが建てたこの神殿などなおさらです。
019しかし、わたしの神、主よ、あ
なたの僕の祈りと願いを顧み、あなたの僕がみ前にささげる叫びと祈りを聞き入れてください。
020この神殿、あなたがあなたの名
を置くと仰せになったこの場所に、昼も夜もあなたの目を注いでください。あなたの僕がこの場所に向かって祈る願いを聞き入れてくださ
い。
021あなたの僕とあなたの民イスラ
エルが、この場所に向かってささげる願いを聞き入れてください。どうかあなたの住まいである天でこれを聞き、聞き入れ赦してくださ い。
022隣人に罪を犯した者が呪いの誓
いを立てさせられるとき、この神殿であなたの祭壇の前に来て誓うなら、
023あなたは天にあってこれを聞い
て行動を起こし、あなたの僕たちを裁いてください。罪ある者に有罪を宣告し、頭上にその業をもたらして報い、罪なき者には無罪を宣告
し、その無罪を明らかにしてください。
024あなたの民イスラエルが、あな
たに罪を犯したために敵に敗れるとき、彼らが立ち返ってあなたの名を崇め、この神殿であなたの前に祈り願うなら、
025あなたは、天からこれを聞き、
あなたの民イスラエルの罪を赦してください。そして、彼らとその先祖に与えられた土地に彼らを帰らせてください。
026彼らがあなたに罪を犯したた
め、天が閉ざされて雨が降らないとき、彼らがこの場所に向かって祈り、あなたの名を崇め、あなたの懲らしめによって罪から立ち返るな
ら、
027あなたは天にあってこれを聞
き、あなたの僕たちと、あなたの民イスラエルの罪を赦してください。そして彼らが歩むべき正しい道を教え、相続の地として民に与えら
れたあなたの土地に雨を降らせてください。
028この地に飢饉が起こるとき、疫
病がはやるとき、黒穂病またはべと病、蝗または毛虫の害が発生するとき、敵がこの地で門を包囲するとき、いかなる災い、または、いか
なる病が生じる時も、
029あなたの民イスラエルの誰か
が、あるいはそのすべてが自分の痛みと苦しみを覚え、この神殿に向かって手を差し伸べるなら、そのどの祈り、どの願いも、
030あなたの住まいである天から聞
き、赦してください。あなたは人の心をご存じですから、どうか一人ひとりをそのすべての業に従って報いてください。あなただけが人々
の心を知っておられるからです。
031そうすれば、あなたがわたした
ちの先祖に与えてくださった土地に生き続けるかぎり、彼らはあなたを畏れ、あなたの道を歩むでしょう。
032また、あなたの民イスラエルに
属さない他国の者が、あなたの大いなる名と力強い手、差し伸べられた腕の故に、遠い国からやって来て、この神殿に向かって祈るとき、
033住まいである天からこれを聞
き、他国の者があなたに叫び求めることは何でもかなえてください。そうすれば、地上のすべての民はあなたの名を知り、あなたの民イス
ラエルと同じくあなたを畏れ、わたしが建てたこの神殿にあなたの名がつけられていることを知るでしょう。
034あなたの民が敵と戦うために出
撃し、あなたが遣わされる道で、あなたが選ばれたこの都と、あなたの名のためにわたしが建てたこの神殿に向かって祈るとき、
035あなたは天から彼らの祈りと願
いを聞き、彼らの主張に応えてください。
036彼らがあなたに罪を犯し、――罪を犯さない人間は一人もおりません――彼
らを敵に渡され、遠くあるいは近くの土地に囚われの身として連れ去られるとき、
037彼らが囚われた地で回心し、囚
われの地で悔い改めてあなたに願い、『わたしたちは罪を犯しました。悪を行って、不正を犯しました』と言い、
038捕虜として連行された地で、心
を尽くし精神を尽くしてあなたに立ち返り、あなたが彼らの先祖に与えてくださった土地と、あなたが選ばれた都、またわたしがあなたの
名のために建てた神殿に向かって祈るとき、
039あなたの住まいである天から彼
らの祈りと願いを聞き、彼らの主張に応え、あなたに罪を犯した民を赦してください。
040わたしの神よ、この場所でささ
げる祈りに目を注ぎ、耳を傾けてください。
041今、神である主よ、立ち上が り、
あなたの力の櫃とともに、
あなたの安息所へとお進みください。
神である主よ、あなたの祭司たちに救いをまとわせ、
あなたに忠実な者たちに
あなたの素晴らしさを喜ばせてください。
042神である主よ、
あなたが油注がれた者の顔を拒まれませんように。
僕ダビデへのあなたの慈しみを心に留めてください」。
新共同訳1987
6:12
彼は、イスラエルの全会衆の前で、主の祭壇の前に立ち、両手を伸ばした。
6:13
境内の中央に縦五アンマ、横五アンマ、高さ三アンマの青銅の台を造らせてあったので、ソロモンはその上に立ち、イスラエルの全会衆の前でひざまずき、両手
を天に伸ばして、
6:14
祈った。「イスラエルの神、主よ、天にも地にもあなたに並ぶ神はありません。心を尽くして御前を歩むあなたの僕たちに対して契約を守り、慈しみを注がれる
神よ、
6:15
あなたはその僕、わたしの父ダビデになさった約束を守り、御口をもって約束なさったことを、今日このとおり御手をもって成し遂げてくださいました。
6:16
イスラエルの神、主よ、今後もあなたの僕、父ダビデに約束なさったことを守り続けてください。あなたはこう仰せになりました。『あなたがわたしの前を歩ん
だように、あなたの子孫もその道を守り、わたしの律法に従って歩むなら、わたしはイスラエルの王座につく者を絶たず、わたしの前から
消し去ることはない』と。
6:17
イスラエルの神、主よ、あなたの僕ダビデになさった約束が、今後も確かに実現されますように。
6:18
神は果たして人間と共に地上にお住まいになるでしょうか。天も、天の天も、あなたをお納めすることができません。わたしが建てたこの神殿など、なおふさわ
しくありません。
6:19
わが神、主よ、ただ僕の祈りと願いを顧みて、僕が御前にささげる叫びと祈りを聞き届けてください。
6:20
そして、昼も夜もこの神殿に、この所に御目を注いでください。ここはあなたが御名を置くと仰せになった所です。この所に向かって僕がささげる祈りを聞き届
けてください。
6:21
僕とあなたの民イスラエルがこの所に向かって祈り求める願いを聞き届けてください。どうか、あなたのお住まいである天から耳を傾け、聞き届けて、罪を赦し
てください。
6:22
もしある人が隣人に罪を犯し、呪いの誓いを立てさせられるとき、その誓いがこの神殿にあるあなたの祭壇の前でなされるなら、
6:23
あなたは天からこれに耳を傾け、あなたの僕たちを裁き、悪人は悪人として、その行いの報いを頭にもたらし、善人は善人として、その善い行いに応じて報いを
もたらしてください。
6:24
あなたの民イスラエルが、あなたに罪を犯したために敵に打ち負かされたとき、立ち帰って御名をたたえ、この神殿で祈り、憐れみを乞うなら、
6:25
あなたは天からこれに耳を傾け、あなたの民イスラエルの罪を赦し、彼らとその先祖たちにお与えになった地に彼らを帰らせてください。
6:26
彼らがあなたに罪を犯したために天が閉ざされ、雨が降らなくなったとき、この所に向かって祈り、御名をたたえ、あなたからの懲らしめによって罪を離れて立
ち帰るなら、
6:27
あなたは天にいまして耳を傾け、あなたの僕たち、あなたの民イスラエルの罪を赦し、彼らに歩むべき正しい道を教え、嗣業としてあなたの民に与えてくださっ
た地に雨を降らせてください。
6:28
またこの地に飢饉が広がったり、疫病がはやったり、黒穂病、赤さび病、いなご、ばったが発生したり、敵がこの地で城門を封鎖したり、そのほかどんな災い、
どんな難病が生じたときにも、
6:29
あなたの民イスラエルが、だれでも、災いと病苦を思い知って、この神殿に向かって手を伸ばして祈るなら、そのどの祈り、どの願いにも、
6:30
あなたはお住まいである天から耳を傾け、罪を赦してください。あなたは人間の心をご存じですから、どの人にもその人の歩んできたすべての道に従って報いて
ください。まことにあなただけが人の心をご存じです。
6:31
こうして彼らは、あなたがわたしたちの先祖にお与えになった地で生を営む間、絶えずあなたを畏れ敬い、あなたの道に従って歩み続けるでしょう。
6:32
更に、あなたの民イスラエルに属さない異国人が、大いなる御名、力強い御手、伸ばされた御腕を慕って、遠い国からこの神殿に来て祈るなら、
6:33
あなたはお住まいである天から耳を傾け、その異国人があなたに叫び求めることをすべてかなえてください。こうして、地上のすべての民は御名を知り、あなた
の民イスラエルと同様にあなたを畏れ敬い、わたしの建てたこの神殿が御名をもって呼ばれていることを知るでしょう。
6:34
あなたの民が敵に向かって戦いに出て行くとき、あなたの遣わされる道にあって、あなたのお選びになったこの都、わたしが御名のために建てた神殿の方を向い
てあなたに祈るなら、
6:35
あなたは天からその祈りと願いに耳を傾け、彼らを助けてください。
6:36
もし彼らがあなたに向かって罪を犯し、――罪を犯さない者は一人もいません――あなたが怒って彼らを敵の手に渡し、遠くあるいは近くの地に捕虜として引い
て行かれたときに、
6:37
彼らが捕虜になっている地で自らを省み、その捕らわれの地であなたに立ち帰って憐れみを乞い、『わたしたちは罪を犯しました。不正を行い、悪に染まりまし
た』と言い、
6:38
捕虜になっている地で、心を尽くし、魂を尽くしてあなたに立ち帰り、あなたが先祖にお与えになった地、あなたがお選びになった都、御名のためにわたしが建
てた神殿の方を向いてあなたに祈るなら、
6:39
あなたはお住まいである天からその祈りと願いに耳を傾け、裁きを行い、あなたに罪を犯した民を赦してください。
6:40
わが神よ、この所でささげる祈りに目を向け、耳を傾けてください。
6:41
神なる主よ、立ち上がって、あなたの安息所にお入りください。あなた御自身も御力を示す神の箱も。神なる主よ、あなたに仕える祭司らは救いを衣としてまと
い、あなたの慈しみに生きる人々は幸福に浸って喜び祝うでしょう。
6:42
神なる主よ、あなたが油注がれた人を見捨てず、あなたの僕ダビデに示された慈しみを覚えていてください。」
新改訳1970
6:12
彼はイスラエルの全集団の前で、主の祭壇の前に立ち、両手を差し伸べた。
6:13
ソロモンは、長さ五キュビト、幅五キュビト、高さ三キュビトの青銅の足台を作って、これを庭の中央に据えておいたが、その上に立って、イスラエルの全集団
の前でひざまずき、両手を天に差し伸べて、
6:14
言った。「イスラエルの神、主。天にも地にも、あなたのような神はほかにありません。あなたは、心を尽くして御前に歩むあなたのしもべたちに対し、契約と
愛とを守られる方です。
6:15
あなたは、約束されたことを、あなたのしもべ、私の父ダビデのために守られました。それゆえ、あなたは御口をもって語られました。また御手をもって、これ
を今日のように、成し遂げられました。
6:16
今、イスラエルの神、主よ。あなたのしもべ、私の父ダビデに約束して、『あなたがわたしの前に歩んだように、あなたの子孫がその道を守り、わたしの律法に
歩みさえするなら、あなたには、イスラエルの王座に着く者が、わたしの前から、絶えることはない。』と仰せられたことを、ダビデのた
めに守ってください。
6:17
今、イスラエルの神、主よ。あなたのしもべダビデに約束されたみことばが堅く立てられますように。
6:18
それにしても、神ははたして人間とともに地の上に住まわれるでしょうか。実に、天も、天の天も、あなたをお入れすることはできません。まして、私の建てた
この宮など、なおさらのことです。
6:19
けれども、あなたのしもべの祈りと願いに御顔を向けてください。私の神、主よ。あなたのしもべが御前にささげる叫びと祈りを聞いてください。
6:20
そして、この宮、すなわち、あなたが御名をそこに置くと仰せられたこの所に、昼も夜も御目を開いていてくださって、あなたのしもべがこの所に向かってささ
げる祈りを聞いてください。
6:21
あなたのしもべとあなたの民イスラエルが、この所に向かってささげる願いを聞いてください。あなたご自身が、あなたのお住まいになる所、天からこれを聞い
てください。聞いて、お赦しください。
6:22
もし、ある人が隣人に罪を犯し、のろいの誓いを立てさせられることになって、この宮の中にあるあなたの祭壇の前に来て、誓うなら、
6:23
あなたご自身が天からこれを聞き、あなたのしもべたちにさばきを行なって、悪者にはその生き方への報いをその頭上に返し、正しい者にはその正しさにした
がって義を報いてください。
6:24
また、もし、あなたの民イスラエルが、あなたに罪を犯したため、敵に打ち負かされるようなとき、立ち返って御名をほめたたえ、この宮で、御前に祈り願うな
ら、
6:25
あなたご自身が天からこれを聞き、あなたの民イスラエルの罪を赦し、あなたが彼らとその先祖たちにお与えになった地に、彼らを帰らせてください。
6:26
彼らがあなたに罪を犯したため、天が閉ざされ、雨が降らない場合、彼らがこの所に向かって祈り、御名をほめたたえ、あなたの懲らしめによって、彼らがその
罪から立ち返るなら、
6:27
あなたご自身が天でこれを聞き、あなたのしもべたち、あなたの民イスラエルの罪を赦し、彼らの歩むべき良い道を彼らに教え、あなたの民に相続地としてお与
えになったあなたの地に、雨を降らせてください。
6:28
もし、この地に、ききんが起こり、疫病や立ち枯れや、黒穂病、いなごや油虫が発生した場合、また、敵がこの地の町々を攻め囲んだ場合、どんなわざわい、ど
んな病気の場合にも、
6:29
だれでも、あなたの民イスラエルがおのおの自分の疫病と痛みを思い知らされて、この宮に向かって両手を差し伸べて祈るとき、どのような祈り、願いも、
6:30
あなたご自身が、あなたの御住まいの所である天から聞いて、赦し、ひとりひとりに、そのすべての生き方にしたがって報いてください。あなたはその心を知っ
ておられます。あなただけが人の子らの心を知っておられるからです。
6:31
それは、あなたが私たちの先祖に賜わった地の上で彼らが生きながらえる間、いつも彼らがあなたを恐れて、あなたの道に歩むためです。
6:32
また、あなたの民イスラエルの者でない外国人についても、彼があなたの大いなる御名と、力強い御手と、伸べられた腕のゆえに、遠方の地から来て、この宮に
来て祈るとき、
6:33
あなたご自身が、あなたの御住まいの所である天からこれを聞き、その外国人があなたに向かって願うことをすべてかなえてください。そうすれば、この地のす
べての民が御名を知り、あなたの民イスラエルと同じように、あなたを恐れるようになり、私の建てたこの宮では、御名が呼び求められな
くてはならないことを知るようになるでしょう。
6:34
あなたの民が、敵に立ち向かい、あなたが遣わされる道に出て戦いに臨むとき、あなたの選ばれたこの町、私が御名のために建てた宮の方向に向かって、あなた
に祈るなら、
6:35
天から彼らの祈りと願いを聞いて、彼らの言い分を聞き入れてやってください。
6:36
彼らがあなたに対して罪を犯したため――罪を犯さない人間はひとりもいないのですから――あなたが彼らに対して怒り、彼らを敵に渡し、彼らが、遠くの地、
あるいは近くの地に、捕虜として捕われていった場合、
6:37
彼らが捕われていった地で、みずから反省して悔い改め、その捕囚の地で、あなたに願い、『私たちは罪を犯しました。悪を行なって、咎ある者となりまし
た。』と言って、
6:38
捕われていった捕囚の地で、心を尽くし、精神を尽くして、あなたに立ち返り、あなたが彼らの先祖に与えられた彼らの地、あなたが選ばれたこの町、私が御名
のために建てたこの宮のほうに向いて祈るなら、
6:39
あなたの御住まいの所である天から、彼らの祈りと願いを聞き、彼らの言い分を聞き入れ、あなたに対して罪を犯したあなたの民をお赦しください。
6:40
今、私の神よ。お願いします。どうか、この所でささげる祈りに目を開き、耳を傾けてください。
6:41
そこで今、神、主よ。あなたもあなたの御力の箱も立ち上がって、休み所におはいりください。神、主よ。あなたの祭司たちの身に救いをまとわせてください。
あなたの聖徒たちにいつくしみを喜ばせてください。
6:42
神、主よ。あなたに油そそがれた者たちの顔を退けないでください。あなたのしもべダビデの忠実なわざの数々を思い起こしてください。」
口語訳1955
6:12
ソロモンはイスラエルの全会衆の前、主の祭壇の前に立って、手を伸べた。
6:13
ソロモンはさきに長さ五キュビト、幅五キュビト、高さ三キュビトの青銅の台を造って、庭のまん中にすえて置いたので、彼はその上に立ち、イスラエルの全会
衆の前でひざをかがめ、その手を天に伸べて、
6:14
言った、「イスラエルの神、主よ、天にも地にも、あなたのような神はありません。あなたは契約を守られ、心をつくしてあなたの前に歩むあなたのしもべら
に、いつくしみを施し、
6:15
あなたのしもべ、わたしの父ダビデに約束されたことを守られました。あなたが口をもって約束されたことを、手をもってなし遂げられたことは、今日見るとお
りであります。
6:16
それゆえ、イスラエルの神、主よ、あなたのしもべ、わたしの父ダビデに、あなたが約束して、『おまえがわたしの前に歩んだように、おまえの子孫がその道を
慎んで、わたしのおきてに歩むならば、おまえにはイスラエルの位に座する人がわたしの前に欠けることはない』と言われたことを、ダビ
デのためにお守りください。
6:17
それゆえ、イスラエルの神、主よ、どうぞ、あなたのしもべダビデに言われた言葉を確認してください。
6:18
しかし神は、はたして人と共に地上に住まわれるでしょうか。見よ、天も、いと高き天もあなたをいれることはできません。わたしの建てたこの家などなおさら
です。
6:19
しかしわが神、主よ、しもべの祈と願いを顧みて、しもべがあなたの前にささげる叫びと祈をお聞きください。
6:20
どうぞ、あなたの目を昼も夜もこの家に、すなわち、あなたの名をそこに置くと言われた所に向かってお開きください。どうぞ、しもべがこの所に向かってささ
げる祈をお聞きください。
6:21
どうぞ、しもべと、あなたの民イスラエルがこの所に向かって祈る時に、その願いをお聞きください。あなたのすみかである天から聞き、聞いておゆるしくださ
い。
6:22
もし人がその隣り人に対して罪を犯し、誓いをすることを求められるとき、来てこの宮で、あなたの祭壇の前に誓うならば、
6:23
あなたは天から聞いて、行い、あなたのしもべらをさばき、悪人に報いをなして、その行いの報いをそのこうべに帰し、義人を義として、その義にしたがってそ
の人に報いてください。
6:24
もしあなたの民イスラエルが、あなたに対して罪を犯したために、敵の前に敗れた時、あなたに立ち返って、あなたの名をあがめ、この宮であなたの前に祈り願
うならば、
6:25
あなたは天から聞き、あなたの民イスラエルの罪をゆるして、あなたが彼らとその先祖に与えられた地に彼らを帰らせてください。
6:26
もし彼らがあなたに罪を犯したために、天が閉ざされて、雨がなく、あなたが彼らを苦しめられるとき、彼らがこの所に向かって祈り、あなたの名をあがめ、そ
の罪を離れるならば、
6:27
あなたは天にあって聞き、あなたのしもべ、あなたの民イスラエルの罪をゆるして、彼らに歩むべき良い道を教え、あなたの民に嗣業として賜わった地に雨を降
らせてください。
6:28
もし国にききんがあるか、もしくは疫病、立ち枯れ、腐り穂、いなご、青虫があるか、または敵のために町の門の中に攻め囲まれることがあるか、どんな災害、
どんな病気があっても、
6:29
もし、ひとりか、あるいはあなたの民イスラエルが皆おのおのその心の悩みを知って、この宮に向かい、手を伸べるならば、どんな祈、どんな願いでも、
6:30
あなたはそのすみかである天から聞いてゆるし、おのおのの人に、その心を知っておられるゆえ、そのすべての道にしたがって報いてください。ただあなただけ
がすべての人の心を知っておられるからです。
6:31
あなたがわれわれの先祖たちに賜わった地に、彼らの生きながらえる日の間、常にあなたを恐れさせ、あなたの道に歩ませてください。
6:32
またあなたの民イスラエルの者でなく、他国人で、あなたの大いなる名と、強い手と、伸べた腕のために遠い国から来て、この宮に向かって祈るならば、
6:33
あなたは、あなたのすみかである天から聞き、すべて他国人があなたに呼び求めるようにしてください。そうすれば地のすべての民はあなたの民イスラエルのよ
うに、あなたの名を知り、あなたを恐れ、またわたしが建てたこの宮が、あなたの名によって呼ばれることを知るにいたるでしょう。
6:34
あなたの民が敵と戦うために、あなたがつかわされる道によって出るとき、もし彼らがあなたの選ばれたこの町と、わたしがあなたの名のために建てたこの宮に
向かってあなたに祈るならば、
6:35
あなたは天から彼らの祈と願いとを聞いて彼らをお助けください。
6:36
彼らがあなたに対して罪を犯すことがあって、――罪を犯さない人はないゆえ、――あなたが彼らを怒って、敵にわたし、敵が彼らを捕虜として遠い地あるいは
近い地に引いて行くとき、
6:37
もし、彼らが捕われて行った地で、みずから省みて悔い、その捕われの地であなたに願い、『われわれは罪を犯し、よこしまな事をし、悪を行いました』と言
い、
6:38
その捕われの地で心をつくし、精神をつくしてあなたに立ち返り、あなたが彼らの先祖に与えられた地、あなたが選ばれた町、わたしがあなたの名のために建て
たこの宮に向かって祈るならば、
6:39
あなたのすみかである天から、彼らの祈と願いとを聞いて彼らを助け、あなたに向かって罪を犯したあなたの民をおゆるしください。
6:40
わが神よ、どうぞ、この所でささげる祈にあなたの目を開き、あなたの耳を傾けてください。
6:41
主なる神よ、今あなたと、あなたの力の箱が/立って、あなたの安息所におはいりください。主なる神よ、どうぞあなたの祭司たちに/救の衣を着せ、/あなた
の聖徒たちに恵みを喜ばせてください。
6:42
主なる神よ、どうぞあなたの油そそがれた者の顔を/退けないでください。あなたのしもべダビデに示されたいつくしみを/覚えて下さい」。
文
語訳1917
6:12 ソロモン、イスラエルの全會衆の前にてヱホバの壇の前に立てその手を舒ぶ
6:13
ソロモンさきに長五キユビト濶五キユビト高三キユビトの銅の臺を造りてこれを庭の眞中に据おきたりしが乃ちその上に立ちイスラエルの全會衆の前にて膝をか
がめ其手を天に舒て
6:14
言けるはイスラエルの神ヱホバ天にも地にも汝のごとき神なし汝は契約を保ちたまひ心を全うして汝の前に歩むところの汝の僕等に恩惠を施こしたまふ
6:15 汝は汝の僕わが父ダビデにのたまひし所を保ちたまへり汝は口をもて言ひ手をもて成就たまへること今日のごとし
6:16
イスラエルの神ヱホバよ然ば汝が僕わが父ダビデに語りて若し汝の子孫その道を愼みて汝がわが前に歩めるごとくに我律法にあゆまばイスラエルの位に坐する人
わが前にて汝に缺ること無るべしと言たまひし事をダビデのために保ちたまへ
6:17 然ばイスラエルの神ヱホバよ汝が僕ダビデに言たまへるなんぢの言に效驗あらしめたまへ
6:18 但し神果して地の上に人とともに居たまふや夫天も諸天の天も汝を容るに足ず况て我が建たる此家をや
6:19 然れども我神ヱホバよ僕の祈祷と懇願をかへりみて僕が今汝の前に祈るその號呼と祈祷を聽たまへ
6:20
願くは汝の目を夜晝此家の上即ち汝が其名を置んと言たまへる所の上に開きたまへ願くは僕がこの處にむかひて祈らん祈祷を聽たまへ
6:21 願くは僕と汝の民イスラエルがこの處にむかひて祈る時にその懇願を聽たまへ請ふ汝の住處なる天より聽き聽て赦したまへ
6:22
人その隣人にむかひて罪を犯せることありてその人誓をもて誓ふことを要められんに若し來りてこの家において汝の壇の前に誓ひなば
6:23
汝天より聽て行ひ汝の僕等を鞫き惡き者に返報をなしてその道をその首に歸し義者を義としてその義にしたがひて之を待ひたまへ
6:24
汝の民イスラエルなんぢに罪を犯したるがために敵の前に敗れんに若なんぢに歸りて汝の名を崇め此家にて汝の前に祈り願ひなば
6:25 汝天より聽て汝の民イスラエルの罪を赦し汝が彼等とその先祖に與へし地に彼等を歸らしめたまへ
6:26
彼らが汝に罪を犯したるがために天閉て雨なからんに彼ら若この處にむかひて祈り汝の名を崇め汝が彼らを苦しめたまふ時にその罪を離れなば
6:27
汝天より聽きて汝の僕等なんぢの民イスラエルの罪を赦したまへ汝?にかれらにその歩むべき善道をヘへたまへり汝の民に與へて?業となさしめたまひし汝の地
に雨を降したまへ
6:28
若くは國に饑饉あるか若くは疫病枯死朽腐?賊稲蠹あるか若くは其敵かれらをその國の邑に圍む等如何なる災禍如何なる疾病あるとも
6:29
もし一人或は汝の民イスラエルみな各々おのれの災禍と憂患を知てこの家にむかひて手を舒なば如何なる祈祷如何なる懇願をなすとも
6:30
汝の住處なる天より聽て赦し各々の人にその心を知たまふごとくその道々にしたがひて報いたまへ其は汝のみ人々の心を知たまへばなり
6:31 汝かく彼らをして汝が彼らの先祖に與へたまへる地に居る日の間つねに汝を畏れしめ汝の道に歩ましめたまへ
6:32
且汝の民イスラエルの者にあらずして汝の大なる名と強き手と伸たる腕とのために遠き國より來れる異邦人においてもまた若來りてこの家にむかひて祈らば
6:33
汝の住處なる天より聽き凡て異邦人の汝に?もとむるごとく成たまへ汝かく地の諸の民をして汝の名を知らしめ汝の民イスラエルの爲ごとくに汝を畏れしめ又わ
が建たる此家は汝の名をもて稱らるるといふことを知しめたまへ
6:34
汝の民その敵と戰はんとて汝の遣はしたまふ道に進める時もし汝が選びたまへるこの邑およびわが汝の名のために建たる家にむかひて汝に祈らば
6:35 汝天より彼らの祈祷と懇願を聽て彼らを助けたまへ
6:36
人は罪を犯さざる者なければ彼ら汝に罪を犯すことありて汝かれらを怒り彼らをその敵に付したまひて敵かれらを虜として遠き地または近き地に曳ゆかん時
6:37
彼らその?れゆきし地において自ら心に了るところあり其俘?の地において翻へりて汝に祈り我らは罪を犯し悖れる事を爲し惡き事を行ひたりと言ひ
6:38
その?へゆかれし俘?の地にて一心一念に汝に立歸り汝がその先祖に與へたまへる地にむかひ汝が選びたまへる邑と我が汝の名のために建たる家にむかひて祈ら
ば
6:39 汝の住處なる天より彼らの祈祷と懇願を聽て彼らを助け汝の民が汝にむかひて罪を犯したるを赦したまへ
6:40 然ば我神よ願くは此處にて爲す祈祷に汝の目を開き耳を傾むけたまヘ
6:41
ヱホバ神よ今汝および汝の力ある契約の櫃起て汝の安居の所にいりたまへヱホバ神よ願くは汝の祭司等に拯救の衣を纒はせ汝の聖徒等に恩惠を喜こばせたまヘ
6:42 ヱホバ神よ汝の膏そそぎし者の面を黜ぞけたまふ勿れ汝の僕ダビデの徳行を記念たまへ
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 使 7:49
7:49 『主が仰せられる、/どんな家をわたしの
ために建てるのか。わたしのいこいの場所は、どれか。天はわたしの 王座、/地はわたしの足台である。
口 語訳 ヨハ
12:20
12:20
祭で礼拝するために上ってきた人々のうちに、数人のギリシヤ人がいた。
口 語訳 使 8:27
8:27
そこで、彼は立って出かけた。すると、ちょうど、エチオピヤ人の女王カンダケの高官で、女王の財宝全部を管理していた宦官であるエチ
オピヤ人が、礼拝のためエルサレムに上り、
口 語訳 ヤコ
3:2
3:2
わたしたちは皆、多くのあやまちを犯すものである。もし、言葉の上であやまちのない人があれば、そういう人は、全身をも制御すること
のできる完全な人である。
口 語訳
Tヨハ1:8
1:8
もし、罪がないと言うなら、それは自分を欺くことであって、真理はわたしたちのうちにない。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳 使 7:49
7:49
『主が仰せられる、/どんな家をわたしのために建てるのか。わたしのいこいの場所は、どれか。天はわたしの王座、/地はわたしの足台である。
口語訳
ロマ 2:8-9
2:8 他方では、党派心をいだき、真理に従わないで不義に従う人に、怒りと激しい憤りとが加えられる。
2:9 悪を行うすべての人には、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、患難と苦悩とが与えられ、
口語訳
ロマ 3:9
3:9
すると、どうなるのか。わたしたちには何かまさったところがあるのか。絶対にない。ユダヤ人もギリシヤ人も、ことごとく罪の下にあることを、わたしたちは
すでに指摘した。
口語訳
ロマ 3:19
3:19
さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法のもとにある者たちに対して語られている。それは、すべての口がふさがれ、全世界が
神のさばきに服するためである。
口語訳
ロマ 3:23
3:23 すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、
口語訳
ロマ 5:12
5:12
このようなわけで、ひとりの人によって、罪がこの世にはいり、また罪によって死がはいってきたように、こうして、すべての人が罪を犯したので、死が全人類
にはいり込んだのである。
口語訳
ガラ 3:10
3:10
いったい、律法の行いによる者は、皆のろいの下にある。「律法の書に書いてあるいっさいのことを守らず、これを行わない者は、皆のろわれる」と書いてある
からである。
口語訳
ヤコ
3:2
わたしたちは皆、多くのあやまちを犯すものである。もし、言葉の上であやまちのない人があれば、そういう人は、全身をも制御することのできる完全な人であ
る。
口語訳
Tヨハ1:8-10
1:8 もし、罪がないと言うなら、それは自分を欺くことであって、真理はわたしたちのうちにない。
1:9
もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。
1:10
もし、罪を犯したことがないと言うなら、それは神を偽り者とするのであって、神の言はわたしたちのうちにない。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
BIBELGESELLSCHAFT
1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 使 7:49
7:49
『主は言われる。「天はわたしの王座、/地はわたしの足台。お前たちは、わたしに/どんな家を建ててくれると言うのか。わたしの憩う場所はどこにあるの
か。
新共同 ヨハ 12:20
12:20
さて、祭りのとき礼拝するためにエルサレムに上って来た人々の中に、何人かのギリシア人がいた。
新共同 使 8:27
8:27
フィリポはすぐ出かけて行った。折から、エチオピアの女王カンダケの高官で、女王の全財産の管理をしていたエチオピア人の宦官が、エルサレムに礼拝に来
て、
新共同 ロマ 3:23
3:23
人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、
新共同 Tヨハ1:8-10
1:8
自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません。
1:9
自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。
1:10
罪を犯したことがないと言うなら、それは神を偽り者とすることであり、神の言葉はわたしたちの内にありません。
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