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列王記 下 2:1−18  

エリヤ天に上げられる

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
◆エリヤ、天に上げられる
列下 2:1 主がエリヤをつむじ風で天に上げられたときのことである。エリヤはエリシャと共にギルガルから出て行った。
列下 2:2 エリヤがエリシャに、「主は私をベテルまで遣わされるが、あなたはここにとどまっていなさい」と言うと、エリシャは、「主は生きておられ、あなた ご自身も生きておられます。私はあなたを離れません」と答えた。それで彼らはベテルに下って行った。
列下 2:3 この時、ベテルにいる預言者の仲間が、エリシャのもとに出て来て言った。「今日、主があなたの主人を、あなたから取り去ろうとしておられるのを 知っていますか。」するとエリシャは、「私もそのことは知っています。しかし黙っていてください」と答えた。
列下 2:4 エリヤが、「主は私をエリコに遣わされるが、エリシャよ、あなたはここにとどまっていなさい」と言うと、エリシャは、「主は生きておられ、あなた ご自身も生きておられます。私はあなたを離れません」と答えた。それで彼らはエリコにやって来た。
列下 2:5 この時、エリコにいる預言者の仲間が、エリシャに近寄って来て言った。「今日、主があなたの主人を、あなたから取り去ろうとしておられるのを知っ ていますか。」するとエリシャは、「私もそのことは知っています。しかし黙っていてください」と答えた。
列下 2:6 エリヤはエリシャに、「主は私をヨルダン川へ遣わされるが、あなたはここにとどまっていなさい」と言った。エリシャは、「主は生きておられ、あな たご自身も生きておられます。私はあなたを離れません」と答えた。それで二人は出かけて行った。
列下 2:7 預言者の仲間五十人も付いて行ったが、二人がヨルダン川のほとりで立ち止まると、彼らも遠く離れて立ち止まった。
列下 2:8 エリヤが自分の外套を取り、丸めて水を打つと、水は左右に分かれた。そこで二人は乾いた所を渡って行った。
列下 2:9 彼らが渡ったとき、エリヤはエリシャに言った。「私があなたのもとから取り去られる前に、あなたのために何ができるだろうか。何なりと願いなさ い。」エリシャが、「どうかあなたの霊の二倍の分け前をくださいますように」と言うと、
列下 2:10 エリヤは答えた。「あなたは難しい願いをするものだ。私があなたのもとから取り去られるのを見るならば、そのようになるであろう。しかし見なけ れば、そのようにはならないであろう。」
列下 2:11 彼らが話しながら歩き続けていると、火の戦車と火の馬が二人の間を隔て、エリヤはつむじ風の中を天に上って行った。
列下 2:12 エリシャはそれを見て、「わが父よ、わが父よ、イスラエルの戦車よ、その騎兵よ」と叫んだ。しかしエリヤはもはや見えなかった。彼は自分の衣を つかんで、二つに引き裂いた。
◆ エリシャ、エリヤの後を継ぐ
列下 2:13 エリシャは、エリヤの身から落ちた外套を拾い上げ、引き返してヨルダン川の岸辺に立ち止まった。
列下 2:14 彼はエリヤの身から落ちた外套を手に取って、水を打ち、「エリヤの神、主はどこにおられますか」と言った。彼が水を打ったときも、水は左右に分 かれ、エリシャは渡って行った。
列下 2:15 エリコの預言者の仲間は、離れた所からエリシャを見ていて、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言った。彼らはエリシャを迎えに来 て、その前で地にひれ伏し、
列下 2:16 言った。「御覧ください、あなたの僕のところには屈強な者が五十人います。あなたの主人を捜しに行かせましょう。主の霊が彼を運び去り、山のど こか、あるいは谷のどこかに投げ落としたのかもしれません。」すると、エリシャは言った。「遣わす必要はない。」
列下 2:17 しかし、彼らがあまりにしつこく迫るので、「遣わしなさい」と言った。彼らは五十人を遣わし、三日間捜したが、エリヤを見つけることはできな かった。
列下 2:18 彼らがエリコにとどまっていたエリシャのもとに戻って来ると、エリシャは言った。「だから、行くなと言ったではないか。」

フランシスコ会訳2013

001
主がつむじ風によってエリヤを天に上げられたとき、エリヤとエリシャはギルガルを出た。

002エリヤはエリシャに言った、 「主はわたしをベテルまで遣わされるが、あなたはここに留まりなさい」。しかしエリシャは答えた、「生ける主と生けるあなたに誓って 申します。わたしはあなたから離れません」。それで彼らはベテルへ下って行った。

003ベテルの預言者の子らがエリ シャのもとに出てきて言った、「今日、主があなたの主人をあなたから取り去ろうとしておられるのをご存じですか」。エリシャは答え た、「知っています。黙っていてください」。

004エリヤは言った、「エリシャ よ、主はわたしをエリコへ遣わされるが、あなたはここに留まりなさい」。エリシャは答えた、「生ける主と生けるあなたに誓って申しま す。わたしはあなたから離れません」。それで彼らはエリコに行った。

005エリコにいた預言者の子らがエ リシャのもとにやって来て言った、「今日、主があなたの主人をあなたから取り去ろうとしておられるのをご存じですか」。エリシャは答 えた、「わたしも知っています。黙っていてください」。

006エリヤはエリシャに言った、 「主はわたしをヨルダンへ遣わされるが、あなたはここに留まりなさい」。「生ける主と生けるあなたに誓って申します。わたしはあなた から離れません」とエリシャが言ったので、彼ら二人は進んでいった。

007預言者の子ら五十人がついて行 き、ヨルダン川のほとりで二人が立ち止まると、彼らは遠く離れて見守った。

008エリヤがマントを脱ぎ、それを 丸めて水を打つと水が左右に分かれたので、彼ら二人は乾いた土の上を渡った。

009渡っている間に、エリヤはエリ シャに言った、「わたしがあなたのもとから取り去られる前に、あなたのために何をすればよいか、言いなさい」。エリシャは答えた、 「あなたの霊の二倍の分け前を継がせてください」。

010「難しい願いをしたものだ」と エリヤは言った。「あなたのもとからわたしが取り去られるのをあなたが見るなら、その願いはかなえられる。しかし、見なければ、かな えられない」。

011彼らが話しながら歩き続けてい ると、見よ、火の馬に引かれた火の戦車が現れ、二人の間を分けた。エリヤはつむじ風の中を天に昇った。

012エリシャはそれを見て叫んだ、 「わが父よ、わが父よ。イスラエルの戦車と騎兵たちよ」。エリヤは、もう、見えなかった。エリシャは自分の衣をつかみ、二つに引き裂 いた。

013彼はエリヤから落ちたマントを 拾い上げ、引き返してヨルダン川の岸辺に立った。

014エリヤから落ちたマントを取っ て水を打って言った、「エリヤの神、主はどこにおられますか」。エリシャが水を打つと、水は左右に分かれ、彼はそこを渡った。

015エリコの預言者の子らは彼を見 守っていたが、彼らは言った、「エリヤの霊がエリシャの上に留まっている」。彼らはエリシャを迎えに行き、その前で地面に伏して拝し た。

016彼らはエリシャに言った、「あ なたの僕たちの所には五十人の屈強の者がいます。彼らにあなたの主人を捜しに行かせてください。主の霊がエリヤを運び去り、どこかの 山の上か谷間に投げ落としたのかもしれません」。エリシャは答えた、「彼らを行かせるな」。

017しかし、彼らがしつこく懇願し たので、エリシャは遂に言った、「行かせなさい」。彼らは五十人を送り出し、三日間捜したがエリヤを見つけることはできなかった。

018彼らはエリコに留まっているエ リシャのもとに帰ってきた。エリシャは「『行くな』、と言ったではないか」と彼らに言った。


 

新共同訳1987

2:1 主が嵐を起こしてエリヤを天に上げられたときのことである。エリヤはエリシャを連れてギルガルを出た。

2:2 エリヤはエリシャに、「主はわたしをベテルにまでお遣わしになるが、あなたはここにとどまっていなさい」と言った。しかしエリシャは、「主は生きておら れ、あなた御自身も生きておられます。わたしはあなたを離れません」と答えたので、二人はベテルに下って行った。

2:3 ベテルの預言者の仲間たちがエリシャのもとに出て来て、「主が今日、あなたの主人をあなたから取り去ろうとなさっているのを知っていますか」と問うと、エ リシャは、「わたしも知っています。黙っていてください」と答えた。

2:4 エリヤは、「エリシャよ、主はわたしをエリコへお遣わしになるが、あなたはここにとどまっていなさい」と言った。しかしエリシャは、「主は生きておられ、 あなた御自身も生きておられます。わたしはあなたを離れません」と答えたので、二人はエリコに来た。

2:5 エリコの預言者の仲間たちがエリシャに近づいて、「主が今日、あなたの主人をあなたから取り去ろうとなさっているのを知っていますか」と問うと、エリシャ は、「わたしも知っています。黙っていてください」と答えた。

2:6 エリヤはエリシャに、「主はわたしをヨルダンへお遣わしになるが、あなたはここにとどまっていなさい」と言った。しかしエリシャは、「主は生きておられ、 あなた御自身も生きておられます。わたしはあなたを離れません」と答えたので、彼らは二人で出かけて行った。

2:7 預言者の仲間五十人もついて行った。彼らは、ヨルダンのほとりに立ち止まったエリヤとエリシャを前にして、遠く離れて立ち止まった。

2:8 エリヤが外套を脱いで丸め、それで水を打つと、水が左右に分かれたので、彼ら二人は乾いた土の上を渡って行った。

2:9 渡り終わると、エリヤはエリシャに言った。「わたしがあなたのもとから取り去られる前に、あなたのために何をしようか。何なりと願いなさい。」エリシャ は、「あなたの霊の二つの分をわたしに受け継がせてください」と言った。

2:10 エリヤは言った。「あなたはむずかしい願いをする。わたしがあなたのもとから取り去られるのをあなたが見れば、願いはかなえられる。もし見なければ、願い はかなえられない。」

2:11 彼らが話しながら歩き続けていると、見よ、火の戦車が火の馬に引かれて現れ、二人の間を分けた。エリヤは嵐の中を天に上って行った。

2:12 エリシャはこれを見て、「わが父よ、わが父よ、イスラエルの戦車よ、その騎兵よ」と叫んだが、もうエリヤは見えなかった。エリシャは自分の衣をつかんで二 つに引き裂いた。

2:13 エリヤの着ていた外套が落ちて来たので、彼はそれを拾い、ヨルダンの岸辺に引き返して立ち、

2:14 落ちて来たエリヤの外套を取って、それで水を打ち、「エリヤの神、主はどこにおられますか」と言った。エリシャが水を打つと、水は左右に分かれ、彼は渡る ことができた。

2:15 エリコの預言者の仲間たちは目の前で彼を見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言い、彼を迎えに行って、その前で地にひれ伏した。

2:16 彼らはエリシャに言った。「御覧ください。僕たちのところに五十人の戦士がいます。彼らにあなたの主人を捜しに行かせてください。主の霊は彼を運び去り、 どこかの山か谷に投げ落としたかもしれません。」しかしエリシャは、「行かせてはならない」と答えた。

2:17 彼らがあまりにもしつこく願ったので、「行かせなさい」と言うと、彼らは五十人を送り出して三日間エリヤを捜させたが、見つけることができず、

2:18 エリコにいるエリシャのもとに帰って来た。エリシャは、「行くなと言ったではないか」と言った。

 

新改訳1970

2:1 主がエリヤをたつまきに乗せて天に上げられるとき、エリヤはエリシャを連れてギルガルから出て行った。

2:2 エリヤはエリシャに、「ここにとどまっていなさい。主が私をベテルに遣わされたから。」と言ったが、エリシャは言った。「主は生きておられ、あなたのたま しいも生きています。私は決してあなたから離れません。」こうして、彼らはベテルに下って行った。

2:3 すると、ベテルの預言者のともがらがエリシャのところに出て来て、彼に言った。「きょう、主があなたの主人をあなたから取り上げられることを知っています か。」エリシャは、「私も知っているが、黙っていてください。」と答えた。

2:4 それからエリヤは彼に、「エリシャ。ここにとどまっていなさい。主が私をエリコに遣わされたから。」と言った。しかし、彼は言った。「主は生きておられ、 あなたのたましいも生きています。私は決してあなたから離れません。」こうして、彼らはエリコに来た。

2:5 エリコの預言者のともがらがエリシャに近づいて来て、彼に言った。「きょう、主があなたの主人をあなたから取り上げられることを知っていますか。」エリ シャは、「私も知っているが、黙っていてください。」と答えた。

2:6 エリヤは彼に、「ここにとどまっていなさい。主が私をヨルダンへ遣わされたから。」と言った。しかし、彼は言った。「主は生きておられ、あなたのたましい も生きています。私は決してあなたから離れません。」こうして、ふたりは進んで行った。

2:7 預言者のともがらのうち五十人が行って、遠く離れて立っていた。ふたりがヨルダン川のほとりに立ったとき、

2:8 エリヤは自分の外套を取り、それを丸めて水を打った。すると、水は両側に分かれた。それでふたりはかわいた土の上を渡った。

2:9 渡り終わると、エリヤはエリシャに言った。「私はあなたのために何をしようか。私があなたのところから取り去られる前に、求めなさい。」すると、エリシャ は、「では、あなたの霊の、二つの分け前が私のものになりますように。」と言った。

2:10 エリヤは言った。「あなたはむずかしい注文をする。しかし、もし、私があなたのところから取り去られるとき、あなたが私を見ることができれば、そのことが あなたにかなえられよう。できないなら、そうはならない。」

2:11 こうして、彼らがなお進みながら話していると、なんと、一台の火の戦車と火の馬とが現われ、このふたりの間を分け隔て、エリヤは、たつまきに乗って天へ 上って行った。

2:12 エリシャはこれを見て、「わが父。わが父。イスラエルの戦車と騎兵たち。」と叫んでいたが、彼はもう見えなかった。そこで、彼は自分の着物をつかみ、それ を二つに引き裂いた。

2:13 それから、彼はエリヤの身から落ちた外套を拾い上げ、引き返してヨルダン川の岸辺に立った。

2:14 彼はエリヤの身から落ちた外套を取って水を打ち、「エリヤの神、主は、どこにおられるのですか。」と言い、彼が再び水を打つと、水が両側に分かれたので、 エリシャは渡った。

2:15 エリコの預言者のともがらは、遠くから彼を見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている。」と言い、彼を迎えに行って、地に伏して彼に礼をした。

2:16 彼らはエリシャに言った。「しもべたちのところに五十人の力ある者がいます。どうか彼らをあなたのご主人を捜しに行かせてください。主の霊が彼を運んで、 どこかの山か谷に彼を投げられたのかもしれません。」するとエリシャは、「人をやってはいけません。」と言った。

2:17 しかし、彼らがしつこく彼に願ったので、ついにエリシャは、「やりなさい。」と言った。それで、彼らは五十人を遣わした。彼らは、三日間、捜したが、彼を 見つけることはできなかった。

2:18 彼らはエリシャがエリコにとどまっているところへ帰って来た。エリシャは彼らに言った。「行かないようにと、あなたがたに言ったではありませんか。」

 

口語訳1955

2:1 主がつむじ風をもってエリヤを天に上らせようとされた時、エリヤはエリシャと共にギルガルを出て行った。

2:2 エリヤはエリシャに言った、「どうぞ、ここにとどまってください。主はわたしをベテルにつかわされるのですから」。しかしエリシャは言った、「主は生きて おられます。またあなたも生きておられます。わたしはあなたを離れません」。そして彼らはベテルへ下った。

2:3 ベテルにいる預言者のともがらが、エリシャのもとに出てきて彼に言った、「主がきょう、あなたの師事する主人をあなたから取られるのを知っていますか」。 彼は言った、「はい、知っています。あなたがたは黙っていてください」。

2:4 エリヤは彼に言った、「エリシャよ、どうぞ、ここにとどまってください。主はわたしをエリコにつかわされるのですから」。しかしエリシャは言った、「主は 生きておられます。またあなたも生きておられます。わたしはあなたを離れません」。そして彼らはエリコへ行った。

2:5 エリコにいた預言者のともがらが、エリシャのもとにきて彼に言った、「主がきょう、あなたの師事する主人をあなたから取られるのを知っていますか」。彼は 言った、「はい、知っています。あなたがたは黙っていてください」。

2:6 エリヤはまた彼に言った、「どうぞ、ここにとどまってください。主はわたしをヨルダンにつかわされるのですから」。しかし彼は言った、「主は生きておられ ます。またあなたも生きておられます。わたしはあなたを離れません」。そしてふたりは進んで行った。

2:7 預言者のともがら五十人も行って、彼らにむかって、はるかに離れて立っていた。彼らふたりは、ヨルダンのほとりに立ったが、

2:8 エリヤは外套を取り、それを巻いて水を打つと、水が左右に分れたので、二人はかわいた土の上を渡ることができた。

2:9 彼らが渡ったとき、エリヤはエリシャに言った、「わたしが取られて、あなたを離れる前に、あなたのしてほしい事を求めなさい」。エリシャは言った、「どう ぞ、あなたの霊の二つの分をわたしに継がせてください」。

2:10 エリヤは言った、「あなたはむずかしい事を求める。あなたがもし、わたしが取られて、あなたを離れるのを見るならば、そのようになるであろう。しかし見な いならば、そのようにはならない」。

2:11 彼らが進みながら語っていた時、火の車と火の馬があらわれて、ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった。

2:12 エリシャはこれを見て「わが父よ、わが父よ、イスラエルの戦車よ、その騎兵よ」と叫んだが、再び彼を見なかった。そこでエリシャは自分の着物をつかんで、 それを二つに裂き、

2:13 またエリヤの身から落ちた外套を取り上げ、帰ってきてヨルダンの岸に立った。

2:14 そしてエリヤの身から落ちたその外套を取って水を打ち、「エリヤの神、主はどこにおられますか」と言い、彼が水を打つと、水は左右に分れたので、エリシャ は渡った。

2:15 エリコにいる預言者のともがらは彼の近づいて来るのを見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言った。そして彼らは来て彼を迎え、その前に 地に伏して、

2:16 彼に言った、「しもべらの所に力の強い者が五十人います。どうぞ彼らをつかわして、あなたの主人を尋ねさせてください。主の霊が彼を引きあげて、彼を山か 谷に投げたのかも知れません」。エリシャは「つかわしてはならない」と言ったが、

2:17 彼の恥じるまで、しいたので、彼は「つかわしなさい」と言った。それで彼らは五十人の者をつかわし、三日の間尋ねたが、彼を見いださなかった。

2:18 エリシャのなおエリコにとどまっている時、彼らが帰ってきたので、エリシャは彼らに言った、「わたしは、あなたがたに、行ってはならないと告げたではない か」。

 


文 語訳1917
2:1 ヱホバ大風をもてエリヤを天に昇らしめんとしたまふ時エリヤはエリシヤとともにギルガルより出往り
2:2 エリヤ、エリシヤにいひけるは請ふここに止まれヱホバわれをベテルに遣はしたまふなりとエリシヤいひけるはヱホバは活く汝の霊魂は活く我なんぢをはなれじ と彼等つひにベテルに下れり
2:3 ベテルに在る預言者の徒エリシヤの許に出きたりて之にいひけるはヱホバの今日なんぢの主をなんぢの首の上よりとらんとしたまふを汝知やかれいふ然りわれ知 り汝等默すべし
2:4 エリヤかれにいひけるはエリシヤよ請ふ汝ここに止れヱホバわれをヱリコに遣したまふなりとエリシヤいふヱホバは活くなんぢの霊魂は活く我なんぢを離じとか れらヱリコにいたる
2:5 ヱリコに在る預言者の徒エリシヤに詣りて彼にいひけるはヱホバの今日なんぢの主をなんぢの首の上よりとらんとしたまふを汝知るやエリシヤ言ふ然り知り汝ら 默すべしと
2:6 エリヤまたかれにいひけるは請ふここに止れヱホバわれをヨルダンにつかはしたまふなりとかれいふヱホバは活くなんぢの霊魂は活くわれ汝をはなれじと二人進 ゆくに
2:7 預言者の徒五十人ゆきて遥に立て望めり彼ら二人はヨルダンの濱に立けるが
2:8 エリヤその外套をとりて之を巻き水をうちけるに此旁と彼旁にわかれたれば二人は乾ける土の上をわたれり
2:9 渉りける時エリヤ、エリシヤにいひけるは我が取れてなんぢを離るる前に汝わが汝になすべきことを求めよエリシヤいひけるはなんぢの霊の二の分の我にをらん ことを願ふ
2:10 エリヤいひけるは汝難き事を求む汝もしわが取れてなんぢを離るるを見ばこの事なんぢにならんしからずば此事なんぢにならじ
2:11 彼ら進みながら語れる時火の車と火の馬あらはれて二人を隔てたりエリヤは大風にのりて天に昇れり
2:12 エリシヤ見てわが父わが父イスラエルの兵車よその騎兵よと叫びしが/再びかれを見ざりき是においてエリシヤその衣をとらへて之を二片に裂き
2:13 エリヤの身よりおちたるその外套をとりあげ返りてヨルダンの岸に立ち
2:14 エリヤの身よりおちたる外套をとりて水をうちエリヤの神ヱホバはいづくにいますやと言ひ而して己も水をうちけるに水此旁と彼旁に分れたればエリシヤすなは ち渡れり
2:15 ヱリコにある預言者の徒對岸にありて彼を見て言けるはエリヤの霊エリシヤの上にとどまるとかれら來りてかれを迎へその前に地に伏て
2:16 かれにいひけるは僕等に勇力者五十人あり請ふかれらをして往てなんぢの主を尋ねしめよ恐くはヱホバの霊かれを曳あげてこれを或山か或谷に放ちしならんとエ リシヤ遣すなかれと言けれども
2:17 かれら彼の愧るまでに強ければすなはち遣せといへり是に於てかれら五十人の者を遣しけるが三日の間たづねたれども彼を看いださざりしかば
2:18 エリシヤの尚ヱリコに止れる時かれら返りてかれの許にいたりしにエリシヤかれらに言けるはわれ往ことなかれと汝らにいひしにあらずやと




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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

口 語訳 使  8:39

8:39 ふたりが水から上がる と、主の霊がピリポをさらって行ったので、宦官はもう彼を見ることができなかった。宦官はよろこびながら旅をつづけた。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口語訳 ヘブ 11:5

11:5 信仰によって、エノクは死を見ないように天に移された。神がお移しになったので、彼は見えなくなった。彼が移される前に、神に喜ばれた者と、あかしされて いたからである。

 

口語訳 使  1:10

1:10 イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて

 

口語訳 Tテサ4:13-17

4:13 兄弟たちよ。眠っている人々については、無知でいてもらいたくない。望みを持たない外の人々のように、あなたがたが悲しむことのないためである。

4:14 わたしたちが信じているように、イエスが死んで復活されたからには、同様に神はイエスにあって眠っている人々をも、イエスと一緒に導き出して下さるであろ う。

4:15 わたしたちは主の言葉によって言うが、生きながらえて主の来臨の時まで残るわたしたちが、眠った人々より先になることは、決してないであろう。

4:16 すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最 初によみがえり、

4:17 それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう。

 

口語訳 使  8:39

8:39 ふたりが水から上がると、主の霊がピリポをさらって行ったので、宦官はもう彼を見ることができなかった。宦官はよろこびながら旅をつづけた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口 語訳 使  1:9-10

1:9 こう言い終ると、イエスは彼らの見ている前で天に上げられ、雲に迎えられて、その姿が見えなくなった。

1:10 イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 ヘブ 11:5

11:5 信仰によって、エノクは死を経験しないように、天に移されました。神が彼を移されたので、見えなくなったのです。移される前に、神に喜ばれていたことが証 明されていたからです。

 

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列王記 下 2:19−25 

エリシャの奇跡

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
列下 2:19 町の人々はエリシャに言った。「御覧のとおり、この町は住むには良いのですが、水が悪く、土地は不毛です。」
列下 2:20 するとエリシャは、「新しい器を私のところに持って来て、そこに塩を入れなさい」と言った。人々がそれを持って来ると、
列下 2:21 彼は水が湧き出ている所へ出向き、そこに塩を投げ込んで言った。「主はこう言われる。『私はこの水を清めた。もはやそこから死も不毛も起こらな い。』」
列下 2:22 エリシャの告げた言葉どおり、水は清められて今日に至っている。
列下 2:23 エリシャはそこからベテルへ上って行った。彼が道を上っていると、少年たちが町から出て来て、エリシャを嘲笑って言った。「禿頭、上って行け、 禿頭、上って行け。」
列下 2:24 エリシャは振り返り、彼らを見て、主の名によって呪った。すると、森から二頭の熊が出て来て、子どもたちのうち四十二人を引き裂いた。
列下 2:25 エリシャはそこからカルメル山に行き、カルメル山からサマリアに戻った。


フランシスコ会訳2013

019
その町の人々はエリシャに訴えた、「ご覧のように、この町は住むには適しているのですが、水が悪く、この土 地には流産が多いのです」。

020彼は言った、「新しい器を持っ て来て、それに塩を入れなさい」。彼らが彼のもとにそれを持って来ると、

021エリシャは水源に行き、塩をそ こに投げ込んで言った、「主はこう仰せになる、『わたしはこの水を癒やす。死も流産ももはやここからは起こらない』」。

022エリシャの告げた言葉どおり、 その水は安全になって今日に至っている。

023エリシャはそこからベテルへ 上って行った。彼が道を上って行くと、少年たちが町から出てきて彼をあざけって言った、「上って行け、禿頭、上って行け、禿頭」。

024エリシャは振り向いて彼らをに らみつけ、主の名によって彼らを呪った。すると、二頭の雌熊が森から出てきて、子供たちのうちの四十二人を引き裂いた。

025エリシャはそこからカルメル山 に行き、そこからサマリアに帰った。

 

新共同訳1987

2:19 この町の人々はエリシャのところに来て、「御覧のように、この町は住むには良いのですが、水が悪く、土地は不毛です」と訴えた。

2:20 彼は、「新しい器を持って来て、それに塩を入れなさい」と命じた。人々が持って来ると、

2:21 彼は水の源に出かけて行って塩を投げ込み、「主はこう言われる。『わたしはこの水を清めた。もはやここから死も不毛も起こらない』」と言った。

2:22 エリシャの告げた言葉のとおり、水は清くなって今日に至っている。

2:23 エリシャはそこからベテルに上った。彼が道を上って行くと、町から小さい子供たちが出て来て彼を嘲り、「はげ頭、上って行け。はげ頭、上って行け」と言っ た。

2:24 エリシャが振り向いてにらみつけ、主の名によって彼らを呪うと、森の中から二頭の熊が現れ、子供たちのうちの四十二人を引き裂いた。

2:25 エリシャはそこからカルメル山に行き、そこからサマリアに帰った。

 

新改訳1970

2:19 この町の人々がエリシャに言った。「あなたさまもご覧のとおり、この町は住むのには良いのですが、水が悪く、この土地は流産が多いのです。」

2:20 すると、エリシャは言った。「新しい皿に塩を盛って、私のところに持って来なさい。」人々は彼のところにそれを持って来た。

2:21 エリシャは水の源のところに行って、塩をそこに投げ込んで言った。「主はこう仰せられる。『わたしはこの水をいやした。ここからは、もう、死も流産も起こ らない。』」

2:22 こうして、水は良くなり、今日に至っている。エリシャが言ったことばのとおりである。

2:23 エリシャはそこからベテルへ上って行った。彼が道を上って行くと、この町から小さい子どもたちが出て来て、彼をからかって、「上って来い、はげ頭。上って 来い、はげ頭。」と言ったので、

2:24 彼は振り向いて、彼らをにらみ、主の名によって彼らをのろった。すると、森の中から二頭の雌熊が出て来て、彼らのうち、四十二人の子どもをかき裂いた。

2:25 こうして彼は、そこからカルメル山に行き、そこからさらに、サマリヤへ帰った。

 

口語訳1955

2:19 町の人々はエリシャに言った、「見られるとおり、この町の場所は良いが水が悪いので、この地は流産を起すのです」。

2:20 エリシャは言った、「新しい皿に塩を盛って、わたしに持ってきなさい」。彼らは持ってきた。

2:21 エリシャは水の源へ出て行って、塩をそこに投げ入れて言った、「主はこう仰せられる、『わたしはこの水を良い水にした。もはやここには死も流産も起らない であろう』」。

2:22 こうしてその水はエリシャの言ったとおりに良い水になって今日に至っている。

2:23 彼はそこからベテルへ上ったが、上って行く途中、小さい子供らが町から出てきて彼をあざけり、彼にむかって「はげ頭よ、のぼれ。はげ頭よ、のぼれ」と言っ たので、

2:24 彼はふり返って彼らを見、主の名をもって彼らをのろった。すると林の中から二頭の雌ぐまが出てきて、その子供らのうち四十二人を裂いた。

2:25 彼はそこからカルメル山へ行き、そこからサマリヤに帰った。

 


文 語訳1917
2:19 邑の人々エリシヤにいひけるは視よ吾主の見たまふごとく此邑の建る處は善しされど水あしくしてこの地流?をおこす
2:20 かれ言けるは新しき皿に鹽を盛て我に持ち來れよと乃ちもちきたりければ
2:21 彼いでて水の源に至り鹽を其處になげ入ていひけるはヱホバかくいひたまふわれこの水を愈す此處よりして重て死あるひは流?おこらじと
2:22 其水すなはちエリシヤのいひし如くに愈て今日にいたる
2:23 かれそこよりベテルに上りしが上りて途にありけるとき小童等邑よりいでて彼を嘲り彼にむかひて禿首よのぼれ禿首よのぼれといひければ
2:24 かれ回轉りてかれらをみヱホバの名をもてかれらを呪詛ひければ林の中より二頭の牝熊出てその兒子輩の中四十二人をさきたり
2:25 かれ彼處よりカルメル山にゆき其處よりサマリヤにかへれり


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 ヨハ 9:6

9:6 イエスはそう言って、 地につばきをし、そのつばきで、どろをつくり、そのどろを盲人の目に塗って言われた、

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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