列王記 下 4:1−7
やもめの油
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆エリシャの奇跡
列下
4:1 預言者の仲間の妻の一人がエリシャに叫んだ。「あなたの僕である夫が死にました。ご存じのように、あなたの僕は主を畏れ敬う人でした。ところが、
債権者が二人の子どもを取りに来て、奴隷にしようとしています。」
列下
4:2 エリシャが、「あなたのために何をしてあげようか。家に何があるか言いなさい」と言うと、「仕え女の家には、油の小瓶のほか、何もありません」と
答えた。
列下 4:3 するとエリシャは言った。「外に行って、近所の人々皆から、器を借りて来なさい。できるだけ多くの空の器をです。
列下
4:4 それから家に入り、あなたと子どもたちの後ろの戸を閉じ、すべての器に油を注ぎなさい。いっぱいになったものは脇に置いておきなさい。」
列下
4:5 彼女はエリシャのもとから戻り、自分と子どもたちの後ろの戸を閉じた。子どもたちが器を持って来ると、彼女は油を注ぎ続けた。
列下
4:6 器がどれもいっぱいになると、「器をもっと持って来なさい」と言ったが、子どもは「器はもうありません」と答えた。すると油は止まってしまった。
列下
4:7 彼女が神の人のもとに行ってそのことを知らせると、彼は言った。「その油を売りに行き、負債を払いなさい。あなたと子どもたちはその残りで生活で
きる。」
フランシスコ会訳2013
001預言者の子らの妻の一人がエリシャに叫んで言った、「あなたの僕であるわたしの夫が死にました。ご存じのよ
うに、あなたの僕は主を畏れていました。ところが、債権者が来て、わたしの二人の子供を奴隷にしようとしています」。
002エリシャは「何をしてあげられ
るだろうか。あなたの家にどんな物があるか言ってごらん」と尋ねると、彼女は「油の小瓶のほか、はしための家には何もありません」と
答えた。
003エリシャは言った、「行って近
所の人たち全員から器を、できるだけたくさんの空の器を借りて来なさい。
004それから家に入り、あなたとあ
なたの息子たちの背後の戸を閉めて、全部の器に油を注ぎ、いっぱいになったものを脇に置きなさい」。
005彼女はエリシャのもとを去る
と、自分と息子たちの背後の戸を閉めて、息子たちが次々と持って来る器に油を注ぎ続けた。
006器が全部いっぱいになると、彼
女は息子に「もっと器を持って来て」と言った。「器はもうないよ」と息子が答えると、油は止まった。
007彼女が神の人のもとへ行って、
そのことを告げると、彼は言った、「その油を売りに行き、負債を払いなさい。その残りであなたとあなたの息子たちは生活していけ る」。
新共同訳1987
4:1
預言者の仲間の妻の一人がエリシャに助けを求めて叫んだ。「あなたの僕であるわたしの夫が死んでしまいました。ご存じのようにあなたの僕は主を畏れ敬う人
でした。ところが債権者が来てわたしの子供二人を連れ去り、奴隷にしようとしています。」
4:2
エリシャが、「何をしてあげられるだろうか。あなたの家に何があるのか言いなさい」と促すと、彼女は、「油の壺一つのほか、はしための家には何もありませ
ん」と答えた。
4:3
彼は言った。「外に行って近所の人々皆から器を借りて来なさい。空の器をできるだけたくさん借りて来なさい。
4:4
家に帰ったら、戸を閉めて子供たちと一緒に閉じこもり、その器のすべてに油を注ぎなさい。いっぱいになったものは脇に置くのです。」
4:5
彼女はエリシャのもとから出て行くと、戸を閉めて子供たちと一緒に閉じこもり、子供たちが器を持って来ると、それに油を注いだ。
4:6
器がどれもいっぱいになると、彼女は、「もっと器を持っておいで」と子供に言ったが、「器はもうない」と子供が答えた。油は止まった。
4:7
彼女が神の人のもとに行ってそのことを知らせると、彼は言った。「その油を売りに行き、負債を払いなさい。あなたと子供たちはその残りで生活していくこと
ができる。」
新改訳1970
4:1
預言者のともがらの妻のひとりがエリシャに叫んで言った。「あなたのしもべである私の夫が死にました。ご存じのように、あなたのしもべは、主を恐れており
ました。ところが、貸し主が来て、私のふたりの子どもを自分の奴隷にしようとしております。」
4:2
エリシャは彼女に言った。「何をしてあげようか。あなたには、家にどんな物があるか、言いなさい。」彼女は答えた。「はしための家には何もありません。た
だ、油のつぼ一つしかありません。」
4:3
すると、彼は言った。「外に出て行って、隣の人みなから、器を借りて来なさい。からの器を。それも、一つ二つではいけません。
4:4
家にはいったなら、あなたと子どもたちのうしろの戸を閉じなさい。そのすべての器に油をつぎなさい。いっぱいになったものはわきに置きなさい。」
4:5
そこで、彼女は彼のもとから去り、子どもたちといっしょにうしろの戸を閉じ、子どもたちが次々に彼女のところに持って来る器に油をついだ。
4:6
器がいっぱいになったので、彼女は子どもに言った。「もっと器を持って来なさい。」子どもが彼女に、「もう器はありません。」と言うと、油は止まった。
4:7
彼女が神の人に知らせに行くと、彼は言った。「行って、その油を売り、あなたの負債を払いなさい。その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます。」
口語訳1955
4:1
預言者のともがらの、ひとりの妻がエリシャに呼ばわって言った、「あなたのしもべであるわたしの夫が死にました。ごぞんじのように、あなたのしもべは主を
恐れる者でありましたが、今、債主がきて、わたしのふたりの子供を取って奴隷にしようとしているのです」。
4:2
エリシャは彼女に言った、「あなたのために何をしましょうか。あなたの家にどんな物があるか、言いなさい」。彼女は言った、「一びんの油のほかは、はした
めの家に何もありません」。
4:3
彼は言った、「ほかへ行って、隣の人々から器を借りなさい。あいた器を借りなさい。少しばかりではいけません。
4:4
そして内にはいって、あなたの子供たちと一緒に戸の内に閉じこもり、そのすべての器に油をついで、いっぱいになったとき、一つずつそれを取りのけておきな
さい」。
4:5
彼女は彼を離れて去り、子供たちと一緒に戸の内に閉じこもり、子供たちの持って来る器に油をついだ。
4:6
油が満ちたとき、彼女は子供に「もっと器を持ってきなさい」と言ったが、子供が「器はもうありません」と言ったので、油はとまった。
4:7
そこで彼女は神の人のところにきて告げたので、彼は言った、「行って、その油を売って負債を払いなさい。あなたと、あなたの子供たちはその残りで暮すこと
ができます」。
文
語訳1917
4:1
預言者の徒の妻の中なる一人の婦人エリシヤに呼はりていひけるは汝の僕なるわが夫死りなんぢの僕のヱホバを畏れしことはなんぢの知るところなり今債主きた
りてわが二人の子をとりて奴僕となさんとすと
4:2
エリシヤ之にいひけるはわれなんぢの爲に何をなすべきや汝の家に如何なる物あるかわれに告よ彼いひけるは僅少の油のほかは汝の婢の家に有ものなし
4:3 彼いひけるは往て外より鄰の人々より器を借よ空たる器を借るべし少許を借るなかれ
4:4 而してなんぢ入て汝の子等とともに戸の内に閉こもりそのすべての器に油をつぎてその盈るところの者をとりのけおくべし
4:5 婦人すなはち彼を離れて去りその子等とともに戸の内に閉こもり子等のもちきたる器に油をつぎたりしが
4:6 器のみな盈たるときその子にむかひ尚われに器をもちきたれといひけるに器はもはやあらずといひたればその油すなはち止る
4:7
是においてその婦神の人にいたりてかくと告ければかれいふ往て油をうりてその負債をつくのひその餘分をもて汝と汝の子等生計をなすべしと
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 マタ 18:25
18:25 しかし、返せなかった
ので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 ヨハ 2:6-10
2:6 そこには、ユダヤ人の
きよめのならわしに従って、それぞれ四、五斗もはいる石の水がめが、六つ置いてあった。
2:7
イエスは彼らに「かめに水をいっぱい入れなさい」と言われたので、彼らは口のところまでいっぱいに入れた。
2:8
そこで彼らに言われた、「さあ、くんで、料理がしらのところに持って行きなさい」。すると、彼らは持って行った。
2:9
料理がしらは、ぶどう酒になった水をなめてみたが、それがどこからきたのか知らなかったので、(水をくんだ僕たちは知っていた)花婿
を呼んで
2:10
言った、「どんな人でも、初めによいぶどう酒を出して、酔いがまわったころにわるいのを出すものだ。それだのに、あなたはよいぶどう
酒を今までとっておかれました」。
口 語訳 マタ
14:20
14:20
みんなの者は食べて満腹した。パンくずの残りを集めると、十二のかごにいっぱいになった。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 マタ
18:25
18:25
しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
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列王記 下 4:8−37
シュネムの婦人の子を生き返らせる
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
列下
4:8 ある日、エリシャがシュネムを通りかかると、そこに一人の裕福な女がいて、食事をするようにと引き止めた。それ以来、エリシャはそこを通る度に、
食事をするため立ち寄るようになった。
列下 4:9 彼女は夫に言った。「聞いてください。いつも私たちのところを通りかかるあの方は、聖なる神の人なのです。
列下
4:10 あの方のために、家の階上に壁で囲った小さな部屋を造り、そこに寝台と食卓と椅子と燭台を置きましょう。お出でのときには、そこに立ち寄ってい
ただけます。」
列下 4:11 ある日、エリシャはそこに来て、家の階上にある部屋に立ち寄り、休んだ。
列下
4:12 それから従者ゲハジに、「あのシュネムの女を呼びなさい」と言った。ゲハジが彼女を呼ぶと、彼女はその前に立った。
列下
4:13 エリシャはゲハジに言った。「彼女に伝えなさい。『あなたは何から何まで、このように気遣ってくれた。あなたのために何をしてあげられるだろう
か。王か、将軍に何か話してほしいことがあるか。』」すると、彼女は「私は身内に囲まれて何不自由なく暮らしています」と答え
た。
列下
4:14 エリシャが、「それでは、彼女のために何をしてあげたらいいだろうか」と言うと、ゲハジは、「実は、彼女には子どもがなく、夫は年を取っていま
す」と答えた。
列下 4:15 エリシャが、「彼女を呼びなさい」と言うと、呼ばれた彼女は入り口に現れた。
列下
4:16 エリシャが、「来年の今頃、あなたは男の子を抱いているであろう」と言うと、彼女は、「いいえ、ご主人様、神の人。仕え女を欺かないでくださ
い」と答えた。
列下 4:17 しかし、この女は身ごもり、エリシャが告げたとおり翌年の同じ頃、男の子を産んだ。
列下 4:18 男の子は成長し、ある日、父親や刈り入れをする人のもとへ出かけた。
列下
4:19 ところが、その時、父親に、「頭が、頭が」と叫んだので、父親は若者に、「この子を母親のところへ抱いて行け」と言った。
列下 4:20 若者はその子を抱いて、母親のところに連れて行った。その子は昼まで母親の膝で休んでいたが、死んでしまった。
列下 4:21 彼女は上って行って、神の人の寝台にその子を横たえ、戸を閉めて出て来た。
列下
4:22 そして夫を呼んで言った。「どうか私のために、若者一人と雌ろば一頭を出してください。神の人のところまで急いで行って、すぐ戻って来ますか
ら。」
列下
4:23 夫は、「どうして、今日その人のところに行くのか。新月祭でも安息日でもないのに」と言ったが、「ご心配なく」と彼女は答え、
列下
4:24 雌ろばに鞍を置き、若者に言った。「手綱を引いて進んで行きなさい。私が止めないかぎり、手綱を緩めてはなりません。」
列下
4:25 こうして彼女は、カルメル山にいる神の人のもとにやって来た。神の人は遠くから彼女を見ると、従者ゲハジに言った。「見なさい。あのシュネムの
女だ。
列下
4:26 さあ今すぐ、走って行って彼女を迎え、『変わりありませんか、あなたの夫は変わりありませんか、子どもは変わりありませんか』と尋ねなさい。」
彼女は、「変わりございません」と答えたが、
列下
4:27 山にいる神の人のもとに来ると、その足にすがりついた。ゲハジは引き離そうと近寄ったが、神の人は言った。「そのままにしておきなさい。彼女は
苦しい思いをしているのだ。主はそのことを私に隠し、知らされなかった。」
列下
4:28 彼女は言った。「私はご主人様に子どもを願ったでしょうか。欺かないでくださいと、申し上げたではありませんか。」
列下
4:29 エリシャはゲハジに言った。「腰に帯を締め、私の杖を手に持って行きなさい。誰かに会っても挨拶してはならない。誰かが挨拶しても答えてはなら
ない。そして、私の杖を子どもの顔の上に置きなさい。」
列下
4:30 ところが、子どもの母親が、「主は生きておられ、あなたご自身も生きておられます。私はあなたを離れません」と言ったので、エリシャは立ち上が
り、彼女の後に付いて行った。
列下
4:31 ゲハジは彼らより先に行って、杖を子どもの顔の上に置いたが、声もなく反応もなかった。そこでゲハジは引き返し、エリシャと会って、「子どもは
目を覚ましませんでした」と報告した。
列下 4:32 エリシャが家に着いてみると、子どもは死んで、寝台の上に横たわっていた。
列下 4:33 彼は中に入って戸を閉め、二人だけになって主に祈った。
列下
4:34 そして寝台に上がって子どもの上に身を伏せ、自分の口をその口に、目をその目に、手をその手に重ねてかがみ込むと、子どもの体は暖かくなった。
列下
4:35 それから彼はまた起き上がって、家の中をあちこち歩き回り、再び寝台に上ってかがみ込んだ。すると、子どもは七回くしゃみをして、目を開いた。
列下
4:36 エリシャはゲハジを呼び、「あのシュネムの女を呼びなさい」と言った。ゲハジが呼ぶと、彼女がやって来たので、エリシャは、「子どもを抱きなさ
い」と言った。
列下 4:37 彼女は来て、エリシャの足元に身をかがめ、地にひれ伏し、子どもを抱いて出て行った。
フランシスコ会訳2013
008ある日、エリシャはシュネムを通りかかった。そこに一人の裕福な婦人が住んでおり、食事をするよう彼を引き
止めた。それ以来、彼はそこを通るたびに立ち寄って、食事をするようになった。
009彼女は夫に言った、「いつもこ
ちらに立ち寄ってくださるあの方は、聖なる神の人であると分かりました。
010階上に壁で囲った小部屋を造
り、寝台と机と椅子と燭台をあの方のために置きましょう。いらした時にはいつも、そこに泊まっていただけますから」。
011ある日、エリシャはそこに来
て、その階上の部屋に入って横になった。
012彼は従者ゲハジに「あのシュネ
ムの婦人を呼びなさい」と命じた。ゲハジが呼ぶと、彼女は彼の前に立った。
013エリシャはゲハジに言った、
「彼女に伝えなさい、『あなたはわたしたちのためにいろいろ世話をしてくれました。あなたのために何をしてあげられるでしょうか。王
か軍の長官に話してほしいことでもありますか』」。彼女は答えた、「わたしは同族の者の中で何不自由なく暮らしております」。
014エリシャが「彼女のために何が
できるだろう」と言うので、ゲハジは答えて、「実は、あの方には子供がなく、夫は年をとっています」と言った。
015エリシャは「彼女を呼べ」と
言った。ゲハジが呼ぶと、彼女は入り口に立った。
016エリシャは言った、「来年の今
ごろ、あなたは男の子を抱いているでしょう」。彼女は答えた、「わたしのあるじ、神の人よ、どうかあなたのはしためを欺かないでくだ
さい」。
017しかし、この婦人は身籠り、エ
リシャの言葉どおり翌年の同じころ男の子を産んだ。
018子供は成長した。ある日、刈り
入れ人たちとともにいる父の所に行ったとき、
019父親に向かって「頭が、頭が」
と言った。父は従者に「母親の所へこの子を抱いて行ってくれ」と言った。
020従者はその子を抱き上げ、母親
の所に連れていった。子供は昼まで母親の膝に座っていたが死んでしまった。
021彼女は階上に上って行き、子供
を神の人の寝台に横たえて戸を閉め、出てきた。
022それから夫を呼んで言った、
「従者一人と雌ろば一頭をわたしのために出してください。神の人の所へ急いで行って、すぐ戻ってきます」。
023夫は「どうして今日あの人の所
へ行くのか。新月でも安息日でもないのに」と言ったが、彼女は「ご心配なく」と答えた。
024彼女は雌ろばに鞍を置くと従者
に言った、「ろばを追ってどんどん行きなさい。わたしが命じないかぎり速度を緩めてはなりません」。
025こうして彼女は、カルメル山に
いる神の人のもとへやって来た。神の人は遠くから彼女を見ると、従者のゲハジに言った、「ああ、あのシュネムの婦人だ。
026さあ、走っていって出迎え、
『お変わりないですか。ご主人はお変わりないですか。お子さんはお変わりないですか』と尋ねなさい」。「変わりはございません」と彼
女は答えたが、
027山上の神の人のもとへ来ると、
その足にしがみついた。ゲハジは近づいて彼女を引き離そうとしたが、神の人は言った、「そのままにしておきなさい。この人はひどく苦
しんでいる。主はそれをわたしに隠し、お知らせにならなかったのだ」。
028彼女は言った、「わたしはわた
しのあるじに息子を求めたでしょうか。『むなしい希望を与えないでください』と申しあげなかったでしょうか」。
029エリシャはゲハジに言った、
「腰に帯を締め、手にわたしの杖を持って行きなさい。誰かに会っても挨拶してはならない。誰かが挨拶しても答えてはならない。そして
あの子の顔の上にわたしの杖を置きなさい」。
030しかし、子供の母親は言った、
「生ける主と生けるあなたに誓って申しますが、わたしはあなたから離れません」。そこでエリシャは立ち上がり、彼女の後について行っ
た。
031ゲハジは二人より先に行き、子
供の顔の上に杖を置いたが、声も出てこず、何の反応もなかった。彼は引き返してエリシャに会い、「子供は目を覚ましませんでした」と
告げた。
032エリシャが家に着いて見ると、
子供は彼の寝台の上に死んで横たわっていた。
033彼は中に入って戸を閉め、二人
きりになり、主に祈った。
034彼は寝台に上って子供の上に身
を伏せ、自分の口を子供の口に、目をその目に、手をその手に重ねて身をかがめると、子供の体は温かくなった。
035彼は降りて部屋の中を行き来
し、再び上って子供の上に身をかがめると、子供は七回くしゃみをして目を開いた。
036エリシャはゲハジを呼び、
「シュネムの婦人を呼びなさい」と言った。ゲハジに呼ばれて彼女がやって来ると、エリシャは「あなたの息子を抱き上げなさい」と言っ
た。
037彼女はエリシャの足元にひれ伏
し、地面に伏して拝し、子供を抱き上げて出ていった。
新共同訳1987
4:8
ある日、エリシャはシュネムに行った。そこに一人の裕福な婦人がいて、彼を引き止め、食事を勧めた。以来彼はそこを通るたびに、立ち寄って食事をするよう
になった。
4:9
彼女は夫に言った。「いつもわたしたちのところにおいでになるあの方は、聖なる神の人であることが分かりました。
4:10
あの方のために階上に壁で囲った小さな部屋を造り、寝台と机と椅子と燭台を備えましょう。おいでのときはそこに入っていただけます。」
4:11
ある日、エリシャはそこに来て、その階上の部屋に入って横になり、
4:12
従者ゲハジに、「あのシュネムの婦人を呼びなさい」と命じた。ゲハジが呼ぶと、彼女は彼の前に来て立った。
4:13
エリシャはゲハジに言った。「彼女に伝えなさい。『あなたはわたしたちのためにこのように何事にも心を砕いてくれた。あなたのために何をしてあげればよい
のだろうか。王か軍の司令官に話してほしいことが何かあるのか。』」彼女は、「わたしは同族の者に囲まれて何不足なく暮らしていま
す」と答えた。
4:14
エリシャは、「彼女のために何をすればよいのだろうか」と言うので、ゲハジは、「彼女には子供がなく、夫は年を取っています」と答えた。
4:15
そこでエリシャは彼女を呼ぶように命じた。ゲハジが呼びに行ったので、彼女は来て入り口に立った。
4:16
エリシャは、「来年の今ごろ、あなたは男の子を抱いている」と告げた。彼女は答えた。「いいえ、わたしの主人、神の人よ、はしためを欺かないでください」
と答えた。
4:17
しかし、この婦人は身ごもり、エリシャが告げたとおり翌年の同じころ、男の子を産んだ。
4:18
その子は大きくなったが、ある日刈り入れをする人々と共にいた父のところに行ったとき、
4:19
「頭が、頭が」と言った。父が従者に、「この子を母親のところに抱いて行ってくれ」と言ったので、
4:20
従者はその子を母親のところに抱いて行った。その子は母の膝の上でじっとしていたが、昼ごろ死んでしまった。
4:21
彼女は上って行って神の人の寝台にその子を横たえ、戸を閉めて出て来た。
4:22
それから夫を呼び、「従者一人と雌ろば一頭をわたしのために出してください。神の人のもとに急いで行って、すぐに戻って来ます」と言った。
4:23
夫は、「どうして、今日その人のもとに行くのか。新月でも安息日でもないのに」と言ったが、「行って参ります」と彼女は言い、
4:24
雌ろばに鞍を置き、従者に、「手綱を引いて進んで行きなさい。わたしが命じないかぎり進むのをやめてはいけません」と命じた。
4:25
こうして彼女は出かけ、カルメル山にいる神の人のもとに来た。神の人は遠くから彼女を見て、従者ゲハジに言った。「見よ、あのシュネムの婦人だ。
4:26
すぐに走って行って彼女を迎え、『お変わりありませんか、御主人はお変わりありませんか。お子さんはお変わりありませんか』と挨拶しなさい。」彼女は、
「変わりはございません」と答えたが、
4:27
山の上にいる神の人のもとに来て、その足にすがりついた。ゲハジは近寄って引き離そうとしたが、神の人は言った。「そのままにしておきなさい。彼女はひど
く苦しんでいる。主はそれをわたしに隠して知らされなかったのだ。」
4:28
すると彼女は言った。「わたしがあなたに子供を求めたことがありましょうか。わたしを欺かないでくださいと申し上げたではありませんか。」
4:29
そこでエリシャはゲハジに命じた。「腰に帯を締め、わたしの杖を手に持って行きなさい。だれかに会っても挨拶してはならない。まただれかが挨拶しても答え
てはならない。お前はわたしの杖をその子供の顔の上に置きなさい。」
4:30
その子供の母親が、「主は生きておられ、あなた御自身も生きておられます。わたしは決してあなたを離れません」と言ったので、エリシャは立ち上がり、彼女
の後について行った。
4:31
ゲハジは二人より先に行って、杖をその子供の顔の上に置いたが、声も出さず、何の反応も示さなかったので、引き返してエリシャに会い、「子供は目を覚まし
ませんでした」と告げた。
4:32
エリシャが家に着いてみると、彼の寝台に子供は死んで横たわっていた。
4:33
彼は中に入って戸を閉じ、二人だけになって主に祈った。
4:34
そしてエリシャは寝台に上がって、子供の上に伏し、自分の口を子供の口に、目を子供の目に、手を子供の手に重ねてかがみ込むと、子供の体は暖かくなった。
4:35
彼は起き上がり、家の中をあちこち歩き回ってから、再び寝台に上がって子供の上にかがみ込むと、子供は七回くしゃみをして目を開いた。
4:36
エリシャはゲハジを呼び、「あのシュネムの婦人を呼びなさい」と言った。ゲハジに呼ばれて彼女がエリシャのもとに来ると、エリシャは、「あなたの子を受け
取りなさい」と言った。
4:37
彼女は近づいてエリシャの足もとに身をかがめ、地にひれ伏し、自分の子供を受け取って出て行った。
新改訳1970
4:8
ある日、エリシャがシュネムを通りかかると、そこにひとりの裕福な女がいて、彼を食事に引き止めた。それからは、そこを通りかかるたびごとに、そこに寄っ
て、食事をするようになった。
4:9
女は夫に言った。「いつも私たちのところに立ち寄って行かれるあの方は、きっと神の聖なる方に違いありません。
4:10
ですから、屋上に壁のある小さな部屋を作り、あの方のために寝台と机といすと燭台とを置きましょう。あの方が私たちのところにおいでになるたびに、そこを
お使いになれますから。」
4:11
ある日、エリシャはそこに来て、その屋上の部屋にはいり、そこで横になった。
4:12
彼は若い者ゲハジに言った。「ここのシュネムの女を呼びなさい。」彼が呼ぶと、彼女は彼の前に立った。
4:13
エリシャはゲハジに言った。「彼女にこう伝えなさい。『ほんとうに、あなたはこのように、私たちのことでいっしょうけんめいほねおってくれたが、あなたの
ために何をしたらよいか。王か、それとも、将軍に、何か話してほしいことでもあるか。』」彼女は答えた。「私は私の民の中で、しあわ
せに暮らしております。」
4:14
エリシャは言った。「では、彼女のために何をしたら良いだろうか。」ゲハジは言った。「彼女には子どもがなく、それに、彼女の夫も年をとっています。」
4:15
エリシャが、「彼女を呼んで来なさい。」と言ったので、ゲハジが彼女を呼ぶと、彼女は入口のところに立った。
4:16
エリシャは言った。「来年の今ごろ、あなたは男の子を抱くようになろう。」彼女は言った。「いいえ。あなたさま。神の人よ。このはしために偽りを言わない
でください。」
4:17
しかし、この女はみごもり、エリシャが彼女に告げたとおり、翌年のちょうどそのころ、男の子を産んだ。
4:18
その子が、大きくなって、ある日、刈り入れ人といっしょにいる父のところに出て行ったとき、
4:19
父親に、「私の頭が、頭が。」と言ったので、父親は若者に、「この子を母親のところに抱いて行ってくれ。」と命じた。
4:20
若者はその子を抱いて、母親のところに連れて行った。この子は昼まで母親のひざの上に休んでいたが、ついに死んだ。
4:21
彼女は屋上に上がって行って、神の人の寝台にその子を寝かし、戸をしめて出て来た。
4:22
彼女は夫に呼びかけて言った。「どうぞ、若者のひとりと、雌ろば一頭を私によこしてください。私は急いで、神の人のところに行って、すぐ戻って来ますか
ら。」
4:23
すると彼は、「どうして、きょう、あの人のところに行くのか。新月祭でもなく、安息日でもないのに。」と言ったが、彼女は、「それでも、かまいません。」
と答えた。
4:24
彼女は雌ろばに鞍を置き、若者に命じた。「手綱を引いて、進んで行きなさい。私が命じなければ、手綱をゆるめてはいけません。」
4:25
こうして、彼女は出かけ、カルメル山の神の人のところへ行った。神の人は、遠くから彼女を見つけると、若い者ゲハジに言った。「ご覧。あのシュネムの女が
あそこに来ている。
4:26
さあ、走って行き、彼女を迎え、『あなたは無事ですか。あなたのご主人は無事ですか。お子さんは無事ですか。』と言いなさい。」それで彼女は答えた。「無
事です。」
4:27
それから、彼女は山の上の神の人のところに来て、彼の足にすがりついた。ゲハジが彼女を追い払おうと近寄ると、神の人は言った。「そのままにしておきなさ
い。彼女の心に悩みがあるのだから。主はそれを私に隠され、まだ、私に知らせておられないのだ。」
4:28
彼女は言った。「私があなたさまに子どもを求めたでしょうか。この私にそんな気休めを言わないでくださいと申し上げたではありませんか。」
4:29
そこで、彼はゲハジに言った。「腰に帯を引き締め、手に私の杖を持って行きなさい。たといだれに会っても、あいさつしてはならない。また、たといだれがあ
いさつしても、答えてはならない。そして、私の杖をあの子の顔の上に置きなさい。」
4:30
その子の母親は言った。「主は生きておられ、あなたのたましいも生きています。私は決してあなたを離しません。」そこで、彼は立ち上がり、彼女のあとにつ
いて行った。
4:31
ゲハジは、ふたりより先に行って、その杖を子どもの顔の上に置いたが、何の声もなく、何の応答もなかったので、引き返して、エリシャに会い、「子どもは目
をさましませんでした。」と言って彼に報告した。
4:32
エリシャが家に着くと、なんと、その子は死んで、寝台の上に横たわっていた。
4:33
エリシャは中にはいり、戸をしめて、ふたりだけになって、主に祈った。
4:34
それから、寝台の上に上がり、その子の上に身を伏せ、自分の口を子どもの口の上に、自分の目を子どもの目の上に、自分の両手を子どもの両手の上に重ねて、
子どもの上に身をかがめると、子どものからだが暖かくなってきた。
4:35
それから彼は降りて、部屋の中をあちら、こちらと歩き回り、また、寝台の上に上がり、子どもの上に身をかがめると、子どもは七回くしゃみをして目を開い
た。
4:36
彼はゲハジを呼んで、「あのシュネムの女を呼んで来なさい。」と言いつけた。ゲハジが彼女を呼んだので、彼女はエリシャのところに来た。そこで、エリシャ
は、「あなたの子どもを抱き上げなさい。」と言った。
4:37
彼女ははいって来て、彼の足もとにひれ伏し、地に伏しておじぎをした。そして、子どもを抱き上げて出て行った。
口語訳1955
4:8
ある日エリシャはシュネムへ行ったが、そこにひとりの裕福な婦人がいて、しきりに彼に食事をすすめたので、彼はそこを通るごとに、そこに寄って食事をし
た。
4:9
その女は夫に言った、「いつもわたしたちの所を通るあの人は確かに神の聖なる人です。
4:10
わたしたちは屋上に壁のある一つの小さいへやを造り、そこに寝台と机といすと燭台とを彼のために備えましょう。そうすれば彼がわたしたちの所に来るとき、
そこに、はいることができます」。
4:11
さて、ある日エリシャはそこにきて、そのへやにはいり、そこに休んだが、
4:12
彼はそのしもべゲハジに「このシュネムの女を呼んできなさい」と言った。彼がその女を呼ぶと、彼女はきてエリシャの前に立ったので、
4:13
エリシャはゲハジに言った、「彼女に言いなさい、『あなたはこんなにねんごろに、わたしたちのために心を用いられたが、あなたのためには何をしたらよいで
しょうか。王または軍勢の長にあなたの事をよろしく頼むことをお望みですか』」。彼女は答えて言った、「わたしは自分の民のうちに住
んでいます」。
4:14
エリシャは言った、「それでは彼女のために何をしようか」。ゲハジは言った、「彼女には子供がなく、その夫は老いています」。
4:15
するとエリシャが「彼女を呼びなさい」と言ったので、彼女を呼ぶと、来て戸口に立った。
4:16
エリシャは言った、「来年の今ごろ、あなたはひとりの子を抱くでしょう」。彼女は言った、「いいえ、わが主よ、神の人よ、はしためを欺かないでくださ
い」。
4:17
しかし女はついに身ごもって、エリシャが彼女に言ったように、次の年のそのころに子を産んだ。
4:18
その子が成長して、ある日、刈入れびとの所へ出ていって、父のもとへ行ったが、
4:19
父にむかって「頭が、頭が」と言ったので、父はしもべに「彼を母のもとへ背負っていきなさい」と言った。
4:20
彼を背負って母のもとへ行くと、昼まで母のひざの上にすわっていたが、ついに死んだ。
4:21
母は上がっていって、これを神の人の寝台の上に置き、戸を閉じて出てきた。
4:22
そして夫を呼んで言った、「どうぞ、しもべひとりと、ろば一頭をわたしにかしてください。急いで神の人の所へ行って、また帰ってきます」。
4:23
夫は言った、「どうしてきょう彼の所へ行こうとするのか。きょうは、ついたちでもなく、安息日でもない」。彼女は言った、「よろしいのです」。
4:24
そして彼女はろばにくらを置いて、しもべに言った、「速く駆けさせなさい。わたしが命じる時でなければ、歩調をゆるめてはなりません」。
4:25
こうして彼女は出発してカルメル山へ行き、神の人の所へ行った。神の人は彼女の近づいてくるのを見て、しもべゲハジに言った、「向こうから、あのシュネム
の女が来る。
4:26
すぐ走って行って、彼女を迎えて言いなさい、『あなたは無事ですか。あなたの夫は無事ですか。あなたの子供は無事ですか』」。彼女は答えた、「無事で
す」。
4:27
ところが彼女は山にきて、神の人の所へくるとエリシャの足にすがりついた。ゲハジが彼女を追いのけようと近よった時、神の人は言った、「かまわずにおきな
さい。彼女は心に苦しみがあるのだから。主はそれを隠して、まだわたしにお告げにならないのだ」。
4:28
そこで彼女は言った、「わたしがあなたに子を求めましたか。わたしを欺かないでくださいと言ったではありませんか」。
4:29
エリシャはゲハジに言った、「腰をひきからげ、わたしのつえを手に持って行きなさい。だれに会っても、あいさつしてはならない。またあなたにあいさつする
者があっても、それに答えてはならない。わたしのつえを子供の顔の上に置きなさい」。
4:30
子供の母は言った、「主は生きておられます。あなたも生きておられます。わたしはあなたを離れません」。そこでエリシャはついに立ちあがって彼女のあとに
ついて行った。
4:31
ゲハジは彼らの先に行って、つえを子供の顔の上に置いたが、なんの声もなく、生きかえったしるしもなかったので、帰ってきてエリシャに会い、彼に告げて
「子供はまだ目をさましません」と言った。
4:32
エリシャが家にはいって見ると、子供は死んで、寝台の上に横たわっていたので、
4:33
彼ははいって戸を閉じ、彼らふたりだけ内にいて主に祈った。
4:34
そしてエリシャが上がって子供の上に伏し、自分の口を子供の口の上に、自分の目を子供の目の上に、自分の両手を子供の両手の上にあて、その身を子供の上に
伸ばしたとき、子供のからだは暖かになった。
4:35
こうしてエリシャは再び起きあがって、家の中をあちらこちらと歩み、また上がって、その身を子供の上に伸ばすと、子供は七たびくしゃみをして目を開いた。
4:36
エリシャはただちにゲハジを呼んで、「あのシュネムの女を呼べ」と言ったので、彼女を呼んだ。彼女がはいってくるとエリシャは言った、「あなたの子供をつ
れて行きなさい」。
4:37
彼女ははいってきて、エリシャの足もとに伏し、地に身をかがめた。そしてその子供を取りあげて出ていった。
文
語訳1917
4:8
一日エリシヤ、シユネムにゆきしに其所に一人の大なる婦人ありてしきりにこれに食をすすめたれば彼かしこを過る毎にそこに入て食をなせり
4:9 茲にその婦人夫にいひけるは視よ此つねにわれらを過る人は我これを見るに神の聖き人なり
4:10 請ふ小き室を石垣の上につくりそこに臥床と案と榻と燭臺をかれのために備へん彼われらに至る時はそこに入るべしと
4:11 かくてのちある日エリシヤそこに至りその室に入てそこに臥たりしが
4:12 その僕ゲハジにむかひ彼のシユナミ人を召きたれといへり彼かの婦人を召たればその前にきたりて立つに
4:13
エリシヤ、ゲハジにいひけるは彼にかく言へ汝かく懇に我らのために意を用ふ汝のために何をなすべきや王または軍勢の長に汝のことを告られんことを望むかと
彼答へてわれはわが民の中にをるなりといふ
4:14 エリシヤいひけるは然ばかれのために何をなすべきやゲハジ答へけるは誠にかれは子なくその夫は老たりと
4:15 是においてエリシヤかれを召といひければこれを呼に來りて戸口に立たれば
4:16 エリシヤいふ明る年の今頃汝子を抱くあらん彼いひけるはいなわが主神の人よなんぢの婢をあざむきたまふなかれと
4:17 かくて婦つひに孕て明る年にいたりてエリシヤのいへるその頃に子を生り
4:18 その子育ちてある日刈獲人の所にいでゆきてその父にいたりしが
4:19 父にわが首わが首といひたれば父少者に彼を母のもとに負ゆけと言り
4:20 すなはちこれを負て母にいたりしに午まで母の膝に坐り居て遂に死たれば
4:21 母のぼりゆきてこれを神の人の臥床の上に置きこれをとぢこめて出で
4:22 その夫をよびていひけるは請ふ一人の僕と一頭の驢馬を我につかはせ我神の人の許にはせゆきて歸らんと
4:23 夫いふ何故に汝は今日かれにいたらんとするや今日は朔日にもあらず安息日にもあらざるなり彼いひけるは宜しと
4:24 婦すなはち驢馬に鞍おきてその僕にいひけるは驅て進め吾が命ずることなくば我が騎すすむることに緩漫あらしめざれと
4:25
つひにカルメル山にゆきて神の人にいたるに/神の人遥にかれの來るを見て僕ゲハジにいひけるは視よかしこにかのシユナミ人をる
4:26
請ふ汝はしりゆきて彼をむかへて言へなんぢは平安なるやなんぢの夫はやすらかなるやなんぢの子はやすらかなるやと彼こたへて平安なりといひ
4:27
遂に山にきたりて神の人にいたりその足を抱きたればゲハジこれを逐ひはらはんとて近よりしに神の人いひけるは容しおけ彼は心の中に苦あるなりまたヱホバそ
の事を我にかくしていまだわれに告たまはざるなり
4:28 婦いひけるはわれわが主に子を求めしやわれをあざむきたまふなかれとわれは言ざりしや
4:29
エリシヤすなはちゲハジにいひけるはなんぢ腰をひきからげわが杖を手にもちて行け誰に逢も禮をなすべからず又なんぢに禮をなす者あるともそれに答ふること
なかれわが杖をかの子の面の上におけよと
4:30 その子の母いひけるはヱホバは活くなんぢの霊魂は生く我は汝を離れじと是をもてエリシヤついに起て婦に從ひ行ぬ
4:31
ゲハジはかれらに先だちゆきて杖をかの子の面の上に置たるが聲もなく聞もせざりしかばかへりきたりてエリシヤに逢てこれに子いまだ目をさまさずと言ふ
4:32 エリシヤここにおいて家に入て視に子は死ておのれの臥床の上に臥てあれば
4:33 すなはち入り戸をとぢて二人内におりてヱホバに祈り
4:34
而してエリシヤ上りて子の上に伏し己が口をその口におのが目をその目に己が手をその手の上にあて身をもてその子を掩しに子の身體やうやく温まり來る
4:35 かくしてエリシヤかへり來て家の内に其處此處とあゆみをり又のぼりて身をもて子をおほひしに子七度嚏して目をひらきしかば
4:36 ゲハジを呼てかのシユナミ人をよべと言ければすなはちこれを呼り
4:37
彼入來りしかばエリシヤなんぢの子を取ゆけと言りかれすなはち入りてエリシヤの足下に伏し地に身をかがめて其子を取あげて出づ
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口語訳 マタ 28:9
28:9
すると、イエスは彼らに出会って、「平安あれ」と言われたので、彼らは近寄りイエスのみ足をいだいて拝した。
口語訳 ルカ 10:4
10:4
財布も袋もくつも持って行くな。だれにも道であいさつするな。
口語訳 使 19:12
19:12
たとえば、人々が、彼の身につけている手ぬぐいや前掛けを取って病人にあてると、その病気が除かれ、悪霊が出て行くのであった。
口語訳 ヨハ 11:11
11:11
そう言われたが、それからまた、彼らに言われた、「わたしたちの友ラザロが眠っている。わたしは彼を起しに行く」。
口語訳 マタ 6:6
6:6
あなたは祈る時、自分のへやにはいり、戸を閉じて、隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いて
くださるであろう。
口語訳 使 20:10
20:10
そこでパウロは降りてきて、若者の上に身をかがめ、彼を抱きあげて、「騒ぐことはない。まだ命がある」と言った。
口語訳 ヘブ 11:35
11:35
女たちは、その死者たちをよみがえらさせてもらった。ほかの者は、更にまさったいのちによみがえるために、拷問の苦しみに甘んじ、放
免されることを願わなかった。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
マタ 10:41-42
10:41
預言者の名のゆえに預言者を受けいれる者は、預言者の報いを受け、義人の名のゆえに義人を受けいれる者は、義人の報いを受けるであろう。
10:42
わたしの弟子であるという名のゆえに、この小さい者のひとりに冷たい水一杯でも飲ませてくれる者は、よく言っておくが、決してその報いからもれることはな
い」。
口語訳
マタ 25:40
25:40
すると、王は答えて言うであろう、『あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたの
である』。
口語訳
ロマ 12:13
12:13 貧しい聖徒を助け、努めて旅人をもてなしなさい。
口語訳
ルカ 10:4
10:4 財布も袋もくつも持って行くな。だれにも道であいさつするな。
口語訳
ヨハ 11:11
11:11
そう言われたが、それからまた、彼らに言われた、「わたしたちの友ラザロが眠っている。わたしは彼を起しに行く」。
口語訳
マタ 6:6
6:6
あなたは祈る時、自分のへやにはいり、戸を閉じて、隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いて
くださるであろう。
口語訳
マタ 9:25
9:25
しかし、群衆を外へ出したのち、イエスは内へはいって、少女の手をお取りになると、少女は起きあがった。
口語訳
ルカ 8:51
8:51
それから家にはいられるとき、ペテロ、ヨハネ、ヤコブおよびその子の父母のほかは、だれも一緒にはいって来ることをお許しにならなかった。
口語訳 使 9:40
9:40
ペテロはみんなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。それから死体の方に向いて、「タビタよ、起きなさい」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て
起きなおった。
口語訳
ヘブ 11:35
11:35
女たちは、その死者たちをよみがえらさせてもらった。ほかの者は、更にまさったいのちによみがえるために、拷問の苦しみに甘んじ、放免されることを願わな
かった。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口語訳
ルカ 10:4
10:4 財布も袋もくつも持って行くな。だれにも道であいさつするな。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 使 9:40
9:40
ペトロが皆を外に出し、ひざまずいて祈り、遺体に向かって、「タビタ、起きなさい」と言うと、彼女は目を開き、ペトロを見て起き上がった。
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ルカ 10:4
10:4
財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶をするな。
新共同 使 19:12
19:12
彼が身に着けていた手ぬぐいや前掛けを持って行って病人に当てると、病気はいやされ、悪霊どもも出て行くほどであった。
新共同 使 20:10
20:10
パウロは降りて行き、彼の上にかがみ込み、抱きかかえて言った。「騒ぐな。まだ生きている。」
新共同 ヘブ 11:35
11:35
女たちは、死んだ身内を生き返らせてもらいました。他の人たちは、更にまさったよみがえりに達するために、釈放を拒み、拷問にかけられました。
****************************************
列王記 下 4:38−41
鍋の中の毒物
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
列下
4:38 エリシャがギルガルに帰ってみると、その地は飢饉に見舞われていた。預言者の仲間がエリシャの前に座っていたとき、彼は従者に言った。「大きな
鍋を火にかけ、預言者の仲間のために煮物を作りなさい。」
列下
4:39 彼らの一人が野に草を摘みに出て行き、野生のつる草を見つけ、そこから野生のうりを上着いっぱいに集めた。彼らは帰って来て、煮物の鍋に刻んで
入れたが、それが何であるか知らなかった。
列下
4:40 皆に食べてもらおうとよそったところ、煮物を口にした人々が、「神の人、鍋に死の毒が」と叫んだので、彼らは食べることができなかった。
列下
4:41 エリシャが「麦粉を持って来なさい」と命じ、それを鍋に入れ、「よそって皆に食べさせなさい」と言うと、鍋の中に毒はなくなっていた。
フランシスコ会訳2013
038エリシャがギルガルへ帰ってくると、その地は飢饉に見舞われていた。預言者の子らがエリシャの前に座ってい
たとき、エリシャは従者に命じた、「火に大鍋をかけて、預言者の子らのために煮物を作りなさい」。
039彼らの中の一人が野に草を摘み
に出ていった。彼は野生のつる草を見つけ、なっていた野生の瓜を上着に包めるだけ取って来て、刻んで鍋に入れた。彼らはそれがどんな
物であるかを知らずに、
040人々に食べさせようとよそっ
た。人々はそれを口にすると、「神の人よ、鍋には死の毒が入っています」と叫んだ。彼らはそれを食べることができなかった。
041エリシャは「麦粉を持って来な
さい」と命じ、それを鍋に投げ入れると、「よそって人々に食べさせなさい」と言った。鍋の中には、もう害になる物はなくなっていた。
新共同訳1987
4:38
エリシャはギルガルに帰った。その地は飢饉に見舞われていた。預言者の仲間たちが彼の前に座っていたときのこと、彼は従者に、「大きな鍋を火にかけ、預言
者の仲間たちのために煮物を作りなさい」と命じた。
4:39
彼らの一人が野に草を摘みに出て行き、野生のつる草を見つけ、そこから野生のうりを上着いっぱいに集めて帰って来た。彼らはそれが何であるかを知らなかっ
たので、刻んで煮物の鍋に入れ、
4:40
人々に食べさせようとよそった。だが、その煮物を口にしたとき、人々は叫んで、「神の人よ、鍋には死の毒が入っています」と言った。彼らはそれを食べるこ
とができなかった。
4:41
エリシャは、「麦粉を持って来るように」と命じ、それを鍋に投げ入れてから、「よそって人々に食べさせなさい」と言うと、鍋には有害なものはなくなってい
た。
新改訳1970
4:38
エリシャがギルガルに帰って来たとき、この地にききんがあった。預言者のともがらが彼の前にすわっていたので、彼は若い者に命じた。「大きなかまを火にか
け、預言者のともがらのために、煮物を作りなさい。」
4:39
彼らのひとりが食用の草を摘みに野に出て行くと、野生のつる草を見つけたので、そのつるから野生のうりを前掛けにいっぱい取って、帰って来た。そして、彼
は煮物のかまの中にそれを切り込んだ。彼らはそれが何であるか知らなかったからである。
4:40
彼らはみなに食べさせようとして、これをよそった。みながその煮物を口にするや、叫んで言った。「神の人よ。かまの中に毒がはいっています。」彼らは食べ
ることができなかった。
4:41
エリシャは言った。「では、麦粉を持って来なさい。」彼はそれをかまに投げ入れて言った。「これをよそって、この人たちに食べさせなさい。」その時にはも
う、かまの中には悪い物はなくなっていた。
口語訳1955
4:38
エリシャはギルガルに帰ったが、その地にききんがあった。預言者のともがらが彼の前に座していたので、エリシャはそのしもべに言った、「大きなかまをすえ
て、預言者のともがらのために野菜の煮物をつくりなさい」。
4:39
彼らのうちのひとりが畑に出ていって青物をつんだが、つる草のあるのを見て、その野うりを一包つんできて、煮物のかまの中に切り込んだ。彼らはそれが何で
あるかを知らなかったからである。
4:40
やがてこれを盛って人々に食べさせようとしたが、彼らがその煮物を食べようとした時、叫んで、「ああ神の人よ、かまの中に、たべると死ぬものがはいってい
ます」と言って、食べることができなかったので、
4:41
エリシャは「それでは粉を持って来なさい」と言って、それをかまに投げ入れ、「盛って人々に食べさせなさい」と言った。かまの中には、なんの毒物もなく
なった。
文
語訳1917
4:38
斯てエリシヤまたギルガルにいたりしがその地に饑饉あり預言者の徒その前に坐しをる是において彼その僕にいひけるは大なる釜をすゑて預言者の徒のために羹
を煮よと
4:39
時に一人田野にゆきて菜蔬を摘しが野籐のあるを見て其より野瓜を一風呂鋪摘きたりて羹の釜の中に截こみたり其は皆それをしらざればなり
4:40
斯てこれを盛て人々に食はせんとせしに彼等その羹を食はんとするにあたりて叫びて嗚呼神の人よ釜の中に死をきたらする者ありといひて得食はざりしかば
4:41 エリシヤさらば粉をもちきたれといひてこれを釜になげ入れ盛て人々に食しめよと言り釜の中にはすなはち害物あらずなりぬ
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 ルカ 10:39
10:39 この女にマリヤという
妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた。
口 語訳 使 22:3
22:3
そこで彼は言葉をついで言った、「わたしはキリキヤのタルソで生れたユダヤ人であるが、この都で育てられ、ガマリエルのひざもとで先
祖伝来の律法について、きびしい薫陶を受け、今日の皆さんと同じく神に対して熱心な者であった。
口 語訳 ヨハ
9:6
9:6
イエスはそう言って、地につばきをし、そのつばきで、どろをつくり、そのどろを盲人の目に塗って言われた、
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 ルカ 10:39
10:39 この女にマリヤという
妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた。
口 語訳 使 22:3
22:3
そこで彼は言葉をついで言った、「わたしはキリキヤのタルソで生れたユダヤ人であるが、この都で育てられ、ガマリエルのひざもとで先
祖伝来の律法について、きびしい薫陶を受け、今日の皆さんと同じく神に対して熱心な者であった。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
****************************************
列王記 下 4:42−44
百人にパンを与える
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
列下
4:42 ある男がバアル・シャリシャからやって来て、初穂のパン、大麦パン二十個、そして、新しい穀物を袋に入れ、神の人に持って来た。エリシャが、
「皆に配って食べさせなさい」と言うと、
列下
4:43 従者は、「どのようにして、これを百人の人たちに配るのですか」と尋ねた。エリシャは答えた。「皆に配って食べさせなさい。主はこう言われる。
『彼らは食べても、なお残すだろう。』」
列下 4:44 そこで配ってみると、主の言葉どおり、彼らは食べて、なお残した。
フランシスコ会訳2013
042一人の男がバアル・シャリシャからやって来て、神の人に初穂のパンである大麦パン二十個と新しい穀物を袋に
入れて持って来た。エリシャは「人々に与えて、食べさせなさい」と言った。
043彼の召使は答えた、「どうして
これを百人もの人に分け与えられましょう」。しかし、エリシャは言った、「人々に与えて食べさせなさい。主は仰せになる、『彼らが食
べても残るだろう』」。
044そこで召使がそれを人々に分け
与えると、主が仰せになったとおり、彼らは食べきれずに残した。
新共同訳1987
4:42
一人の男がバアル・シャリシャから初物のパン、大麦パン二十個と新しい穀物を袋に入れて神の人のもとに持って来た。神の人は、「人々に与えて食べさせなさ
い」と命じたが、
4:43
召し使いは、「どうしてこれを百人の人々に分け与えることができましょう」と答えた。エリシャは再び命じた。「人々に与えて食べさせなさい。主は言われ
る。『彼らは食べきれずに残す。』」
4:44
召し使いがそれを配ったところ、主の言葉のとおり彼らは食べきれずに残した。
新改訳1970
4:42
ある人がバアル・シャリシャから来て、神の人に初穂のパンである大麦のパン二十個と、一袋の新穀とを持って来た。神の人は、「この人たちに与えて食べさせ
なさい。」と命じた。
4:43
彼の召使は、「これだけで、どうして百人もの人に分けられましょう。」と言った。しかし、エリシャは言った。「この人たちに与えて食べさせなさい。主はこ
う仰せられる。『彼らは食べて残すだろう。』」
4:44
そこで、召使が彼らに配ると、彼らは食べた。主のことばのとおり、それはあり余った。
口語訳1955
4:42
その時、バアル・シャリシャから人がきて、初穂のパンと、大麦のパン二十個と、新穀一袋とを神の人のもとに持ってきたので、エリシャは「人々に与えて食べ
させなさい」と言ったが、
4:43
その召使は言った、「どうしてこれを百人の前に供えるのですか」。しかし彼は言った、「人々に与えて食べさせなさい。主はこう言われる、『彼らは食べてな
お余すであろう』」。
4:44
そこで彼はそれを彼らの前に供えたので、彼らは食べてなお余した。主の言葉のとおりであった。
文
語訳1917
4:42
茲にバアルシヤリシヤより人來り初穂のパンと大麥のパン二十と圃の初物一袋とを神の人の許にもちいたりたればエリシヤ衆人にあたへて食はしめよと言ふに
4:43
その奴僕いひけるは如何にとや我これを百人の前にそなふべきかと然るに彼また言ふ衆人にあたへて食しめよ夫ヱホバかくいひたまふかれら食ふて尚あます所あ
らんと
4:44 すなはち之をその前にそなへたればみな食ふてなほ餘せりヱホバの言のごとし
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口語訳 Tコリ9:11
9:11
もしわたしたちが、あなたがたのために霊のものをまいたのなら、肉のものをあなたがたから刈りとるのは、行き過ぎだろうか。
口語訳 ガラ 6:6
6:6
御言を教えてもらう人は、教える人と、すべて良いものを分け合いなさい。
口語訳 ルカ 9:13
9:13
しかしイエスは言われた、「あなたがたの手で食物をやりなさい」。彼らは言った、「わたしたちにはパン五つと魚二ひきしかありませ
ん、この大ぜいの人のために食物を買いに行くかしなければ」。
口語訳 ヨハ 6:9
6:9
「ここに、大麦のパン五つと、さかな二ひきとを持っている子供がいます。しかし、こんなに大ぜいの人では、それが何になりましょう」。
口語訳 ルカ 9:17
9:17
みんなの者は食べて満腹した。そして、その余りくずを集めたら、十二かごあった。
口語訳 ヨハ 6:11
6:11
そこで、イエスはパンを取り、感謝してから、すわっている人々に分け与え、また、さかなをも同様にして、彼らの望むだけ分け与えられ
た。
口語訳 マタ 14:20
14:20
みんなの者は食べて満腹した。パンくずの残りを集めると、十二のかごにいっぱいになった。
口語訳 マタ 15:37
15:37
一同の者は食べて満腹した。そして残ったパンくずを集めると、七つのかごにいっぱいになった。
口語訳 ヨハ 6:13
6:13
そこで彼らが集めると、五つの大麦のパンを食べて残ったパンくずは、十二のかごにいっぱいになった。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
マタ 14:16-21
14:16
するとイエスは言われた、「彼らが出かけて行くには及ばない。あなたがたの手で食物をやりなさい」。
14:17 弟子たちは言った、「わたしたちはここに、パン五つと魚二ひきしか持っていません」。
14:18 イエスは言われた、「それをここに持ってきなさい」。
14:19
そして群衆に命じて、草の上にすわらせ、五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福し、パンをさいて弟子たちに渡された。弟子たちはそれ
を群衆に与えた。
14:20 みんなの者は食べて満腹した。パンくずの残りを集めると、十二のかごにいっぱいになった。
14:21 食べた者は、女と子供とを除いて、おおよそ五千人であった。
口語訳
マタ 15:32-38
15:32
イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた、「この群衆がかわいそうである。もう三日間もわたしと一緒にいるのに、何も食べるものがない。しかし、彼らを空腹
のままで帰らせたくはない。恐らく途中で弱り切ってしまうであろう」。
15:33
弟子たちは言った、「荒野の中で、こんなに大ぜいの群衆にじゅうぶん食べさせるほどたくさんのパンを、どこで手に入れましょうか」。
15:34
イエスは弟子たちに「パンはいくつあるか」と尋ねられると、「七つあります。また小さい魚が少しあります」と答えた。
15:35 そこでイエスは群衆に、地にすわるようにと命じ、
15:36
七つのパンと魚とを取り、感謝してこれをさき、弟子たちにわたされ、弟子たちはこれを群衆にわけた。
15:37
一同の者は食べて満腹した。そして残ったパンくずを集めると、七つのかごにいっぱいになった。
15:38 食べた者は、女と子供とを除いて四千人であった。
口語訳
ルカ 9:13
9:13
しかしイエスは言われた、「あなたがたの手で食物をやりなさい」。彼らは言った、「わたしたちにはパン五つと魚二ひきしかありません、この大ぜいの人のた
めに食物を買いに行くかしなければ」。
口語訳
ヨハ 6:9-12
6:9
「ここに、大麦のパン五つと、さかな二ひきとを持っている子供がいます。しかし、こんなに大ぜいの人では、それが何になりましょう」。
6:10
イエスは「人々をすわらせなさい」と言われた。その場所には草が多かった。そこにすわった男の数は五千人ほどであった。
6:11
そこで、イエスはパンを取り、感謝してから、すわっている人々に分け与え、また、さかなをも同様にして、彼らの望むだけ分け与えられた。
6:12
人々がじゅうぶんに食べたのち、イエスは弟子たちに言われた、「少しでもむだにならないように、パンくずのあまりを集めなさい」。
口語訳
マタ 8:6
8:6 「主よ、わたしの僕が中風でひどく苦しんで、家に寝ています」。
口語訳
ヨハ 6:13
6:13
そこで彼らが集めると、五つの大麦のパンを食べて残ったパンくずは、十二のかごにいっぱいになった。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 マタ
14:13-21
14:13
イエスはこのことを聞くと、舟に乗ってそこを去り、自分ひとりで寂しい所へ行かれた。しかし、群衆はそれと聞いて、町々から徒歩であ
とを追ってきた。
14:14
イエスは舟から上がって、大ぜいの群衆をごらんになり、彼らを深くあわれんで、そのうちの病人たちをおいやしになった。
14:15
夕方になったので、弟子たちがイエスのもとにきて言った、「ここは寂しい所でもあり、もう時もおそくなりました。群衆を解散させ、め
いめいで食物を買いに、村々へ行かせてください」。
14:16
するとイエスは言われた、「彼らが出かけて行くには及ばない。あなたがたの手で食物をやりなさい」。
14:17
弟子たちは言った、「わたしたちはここに、パン五つと魚二ひきしか持っていません」。
14:18
イエスは言われた、「それをここに持ってきなさい」。
14:19
そして群衆に命じて、草の上にすわらせ、五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福し、パンをさいて弟子たちに渡さ
れた。弟子たちはそれを群衆に与えた。
14:20
みんなの者は食べて満腹した。パンくずの残りを集めると、十二のかごにいっぱいになった。
14:21
食べた者は、女と子供とを除いて、おおよそ五千人であった。
口 語訳 マタ
15:32-38
15:32
イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた、「この群衆がかわいそうである。もう三日間もわたしと一緒にいるのに、何も食べるものがな
い。しかし、彼らを空腹のままで帰らせたくはない。恐らく途中で弱り切ってしまうであろう」。
15:33
弟子たちは言った、「荒野の中で、こんなに大ぜいの群衆にじゅうぶん食べさせるほどたくさんのパンを、どこで手に入れましょうか」。
15:34
イエスは弟子たちに「パンはいくつあるか」と尋ねられると、「七つあります。また小さい魚が少しあります」と答えた。
15:35
そこでイエスは群衆に、地にすわるようにと命じ、
15:36
七つのパンと魚とを取り、感謝してこれをさき、弟子たちにわたされ、弟子たちはこれを群衆にわけた。
15:37
一同の者は食べて満腹した。そして残ったパンくずを集めると、七つのかごにいっぱいになった。
15:38
食べた者は、女と子供とを除いて四千人であった。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 マタ 15:33
15:33
弟子たちは言った。「この人里離れた所で、これほど大勢の人に十分食べさせるほどのパンが、どこから手に入るでしょうか。」
新共同 マタ 15:37
15:37
人々は皆、食べて満腹した。残ったパンの屑を集めると、七つの籠いっぱいになった。
新共同 マタ
16:9-10
16:9
まだ、分からないのか。覚えていないのか。パン五つを五千人に分けたとき、残りを幾籠に集めたか。
16:10
また、パン七つを四千人に分けたときは、残りを幾籠に集めたか。
新共同 ヨハ 6:9
6:9
「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう。」
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ルカ 9:13
9:13
しかし、イエスは言われた。「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい。」彼らは言った。「わたしたちにはパン五つと魚二匹しかありません、このすべての
人々のために、わたしたちが食べ物を買いに行かないかぎり。」
新共同 マタ 14:10
14:10
人を遣わして、牢の中でヨハネの首をはねさせた。
新共同 ヨハ 6:9
6:9
「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう。」
新共同 マタ 15:37
15:37
人々は皆、食べて満腹した。残ったパンの屑を集めると、七つの籠いっぱいになった。
新共同 ルカ 9:17
9:17
すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、十二籠もあった。
新共同 ヨハ 6:13
6:13
集めると、人々が五つの大麦パンを食べて、なお残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった。
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