列王記 下 5:1−19a
ナアマン、皮膚病を癒される
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆ナアマン、癒やされる
列下
5:1 アラムの王の将軍ナアマンは、主君に重んじられ、気に入られていた。主が彼によってアラムに勝利を与えられたからである。ただ、この人は力ある勇
士であったが、規定の病を患っていた。
列下
5:2 かつてアラムは部隊を組んで出撃したとき、イスラエルの地から一人の少女を捕虜として連れて来た。彼女はナアマンの妻に仕えていたが、
列下
5:3 あるとき、女主人にこう言った。「ああ、ご主人様がサマリアにいる預言者のところにお出でになれば、その規定の病を癒やしてもらえるでしょう
に。」
列下
5:4 そこで、ナアマンは主君のもとに行って、「イスラエルの地から来た若い女が、このようなことを申しております」と伝えた。
列下
5:5 アラムの王は、「行って来なさい。私もイスラエルの王に手紙を送ろう」と答えた。ナアマンは、銀十キカル、金六千シェケル、着替え十着を手にして
出かけた。
列下
5:6 彼はイスラエルの王への次のような手紙を携えて行った。「さて、この手紙をお手元に届けますと同時に、家臣ナアマンを御前に遣わします。彼の規定
の病を癒やしてくださいますように。」
列下
5:7 イスラエルの王はこの手紙を読むや、衣を引き裂いて言った。「私は、人を殺したり生かしたりする神なのか。この者は、私に規定の病の男を癒やせと
送って来ている。だが、よく考えてみよ。彼は私に言いがかりをつけようとしているのだ。」
列下
5:8 神の人エリシャは、イスラエルの王が衣を引き裂いたことを聞くと、王に人を送って言った。「なぜ、あなたは衣を引き裂いたりしたのですか。その男
を私のところによこしてください。そうすれば、イスラエルに預言者がいることが分かるでしょう。」
列下 5:9 ナアマンは馬と戦車でやって来て、エリシャの家の戸口に現れた。
列下
5:10 エリシャは、使いの者をやって、「ヨルダン川に行って、七度身を洗いなさい。そうすれば、あなたの体は元に戻り、清くなるでしょう」と言わせ
た。
列下
5:11 ところが、ナアマンは怒って立ち去り、こう言った。「私は、彼が自ら出て来て私の前に現れ、彼の神、主の名を呼んで、患部に手をかざし、病を癒
やすものとばかり思っていたのだ。
列下
5:12 ダマスコの川であるアバナやパルパルのほうが、イスラエルのどんな水よりも良いではないか。それなのに、これらの川で洗っても、清くなれないと
いうのか。」ナアマンは身を翻し、憤って立ち去った。
列下
5:13 しかし、家臣たちがそばに来て進言した。「ご主君、あの預言者が大それたことを命じたとしても、あなたはきっとそれをなさったことでしょう。ま
してあの方は、『身を洗って清くなれ』と言っただけではありませんか。」
列下
5:14 そこで、ナアマンは下って行き、神の人の言葉どおり、ヨルダン川に七度身を浸した。すると、その体は、少年の体のように清くなった。
列下
5:15 ナアマンは、陣営の皆と一緒に神の人のところに戻り、その前に現れて言った。「イスラエルのほか、全地のどこにも神はおられないということがよ
く分かりました。さあどうか、僕からの贈り物をお受け取りください。」
列下
5:16 しかし神の人は、「私が仕える主は生きておられる。私は受け取りません」と答えた。ナアマンはしきりに受け取らせようとしたが、エリシャは断っ
た。
列下
5:17 そこで、ナアマンは言った。「それでは、どうか僕に二頭のらばに載せるほどの土をください。僕は、主以外のほかの神々には、もはや焼き尽くすい
けにえや会食のいけにえを献げることはいたしません。
列下
5:18 ただ、次のことについては、主が僕をお赦しくださいますように。私の主君が、礼拝するためにリモンの神殿に入るとき、私の介添えが必要となるた
め、私もリモンの神殿で礼拝します。私がリモンの神殿で礼拝するとき、主がこのことについて、僕をお赦しくださいますように。」
列下 5:19a エリシャがナアマンに、「安心して行きなさい」と言ったので、
フランシスコ会訳2013
001アラム王の軍の司令官ナアマンは、主君に重んじられ、気に入られていた。かつて主が彼を用いて、アラムに勝
利を与えてくださったからである。彼は偉大な勇士であったが、重い皮膚病にかかっていた。
002かつてアラム人の略奪隊が出動
したとき、彼らはイスラエルの地から一人の若い娘を捕虜にし、ナアマンの妻の召使にしていた。
003彼女は女主人に言った、「ご主
人さまはサマリアの預言者の所にいらっしゃれば、あの方がその重い皮膚病を癒やしてくださるでしょうに」。
004ナアマンは主君の所へ行き、イ
スラエルの地から来た娘の言ったことを伝えた。
005アラムの王は言った、「ぜひ、
行きなさい。わたしもイスラエルの王に手紙を送ろう」。ナアマンは銀十キカル、金六千シェケル、着替えの服十着を持って出かけた。
006彼はイスラエルの王への手紙を
持って行った。それにはこう書かれていた、「さて、この手紙をお届けし、家臣ナアマンを送ります。彼の重い皮膚病を癒やしてください
ますように」。
007イスラエルの王はこの手紙を読
むと、衣を裂いて叫んだ、「わたしが人を殺したり生かしたりする神だというのか。この者は皮膚病の男を癒やせと言って来ている。よく
考えてみよ。わたしに言いがかりをつけようとしているのだ」。
008神の人エリシャはイスラエルの
王が衣を裂いたことを聞くと、王のもとに人をやって言った、「なぜ衣を裂いたりしたのですか。その男をわたしの所へおよこしなさい。
彼はイスラエルに預言者がいることを知るでしょう」。
009ナアマンは馬と戦車を率いて
やって来て、エリシャの家の戸口の前で止まった。
010エリシャは使いの者をやって言
わせた、「ヨルダン川へ行って、七度身を洗いなさい。そうすれば、あなたの体は元に戻り、あなたは清くなります」。
011ナアマンは腹を立てて立ち去
り、言った、「彼が自分で出てきて、わたしの前に立ち、彼の神、主の名を呼び、患部の上で手を動かし、皮膚病にかかっている部分を癒
やしてくれるに違いないと思っていた。
012ダマスコの川、アバナやパルパ
ルのほうが、イスラエルのどの流れの水よりも善いではないか。それらの川で身を洗って清くなれないというのか」。彼は踵を返し、憤慨
しながら立ち去った。
013しかし、彼の家来たちがやって
来て言った、「わが父よ。あの預言者が難しいことをするようにあなたに命じたとしても、あなたはそれをなさったでしょう。あの方は
『身を洗って清くなれ』と言われただけではありませんか」。
014そこでナアマンは下って行き、
神の人が命じたようにヨルダン川に七度身を浸した。彼の体は元に戻り、幼子の体のようになり、彼は清くなった。
015ナアマンは随員全員を伴って神
の人のもとに引き返し、その前に立って言った、「イスラエルのほかには、全世界のどこにも神はおられないことが、今、分かりました。
どうかあなたの僕からの贈り物をお受け取りください」。
016しかし、エリシャは答えた、
「わたしが仕える生ける主に誓って言うが、わたしは何も受け取りません」。ナアマンはしきりに勧めたが、エリシャは断った。
017ナアマンは言った、「それで
は、あなたの僕に、らば二頭に積めるだけの土をお与えください。僕は今後、主以外のいかなる神にも、焼き尽くす献げ物や犠牲をささげ
ることは決していたしません。
018ただし、このことについては主
が僕をお赦しくださいますように。わたしの主君がリモンの神殿に入って礼拝するときに、わたしは介添えをさせられますので、わたしも
リモンの神殿で礼拝しなければならないのです――わたしがリモンの神殿で礼拝
するとき、主がそのことで僕をお赦しくださいますように」。
019aエリシャは彼に「安心して行
きなさい」と言った。
新共同訳1987
5:1
アラムの王の軍司令官ナアマンは、主君に重んじられ、気に入られていた。主がかつて彼を用いてアラムに勝利を与えられたからである。この人は勇士であった
が、重い皮膚病を患っていた。
5:2
アラム人がかつて部隊を編成して出動したとき、彼らはイスラエルの地から一人の少女を捕虜として連れて来て、ナアマンの妻の召し使いにしていた。
5:3
少女は女主人に言った。「御主人様がサマリアの預言者のところにおいでになれば、その重い皮膚病をいやしてもらえるでしょうに。」
5:4
ナアマンが主君のもとに行き、「イスラエルの地から来た娘がこのようなことを言っています」と伝えると、
5:5
アラムの王は言った。「行くがよい。わたしもイスラエルの王に手紙を送ろう。」こうしてナアマンは銀十キカル、金六千シェケル、着替えの服十着を携えて出
かけた。
5:6
彼はイスラエルの王に手紙を持って行った。そこには、こうしたためられていた。「今、この手紙をお届けするとともに、家臣ナアマンを送り、あなたに託しま
す。彼の重い皮膚病をいやしてくださいますように。」
5:7
イスラエルの王はこの手紙を読むと、衣を裂いて言った。「わたしが人を殺したり生かしたりする神だとでも言うのか。この人は皮膚病の男を送りつけていやせ
と言う。よく考えてみよ。彼はわたしに言いがかりをつけようとしているのだ。」
5:8
神の人エリシャはイスラエルの王が衣を裂いたことを聞き、王のもとに人を遣わして言った。「なぜあなたは衣を裂いたりしたのですか。その男をわたしのとこ
ろによこしてください。彼はイスラエルに預言者がいることを知るでしょう。」
5:9
ナアマンは数頭の馬と共に戦車に乗ってエリシャの家に来て、その入り口に立った。
5:10
エリシャは使いの者をやってこう言わせた。「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい。そうすれば、あなたの体は元に戻り、清くなります。」
5:11
ナアマンは怒ってそこを去り、こう言った。「彼が自ら出て来て、わたしの前に立ち、彼の神、主の名を呼び、患部の上で手を動かし、皮膚病をいやしてくれる
ものと思っていた。
5:12
イスラエルのどの流れの水よりもダマスコの川アバナやパルパルの方が良いではないか。これらの川で洗って清くなれないというのか。」彼は身を翻して、憤慨
しながら去って行った。
5:13
しかし、彼の家来たちが近づいて来ていさめた。「わが父よ、あの預言者が大変なことをあなたに命じたとしても、あなたはそのとおりなさったにちがいありま
せん。あの預言者は、『身を洗え、そうすれば清くなる』と言っただけではありませんか。」
5:14
ナアマンは神の人の言葉どおりに下って行って、ヨルダンに七度身を浸した。彼の体は元に戻り、小さい子供の体のようになり、清くなった。
5:15
彼は随員全員を連れて神の人のところに引き返し、その前に来て立った。「イスラエルのほか、この世界のどこにも神はおられないことが分かりました。今この
僕からの贈り物をお受け取りください。」
5:16
神の人は、「わたしの仕えている主は生きておられる。わたしは受け取らない」と辞退した。ナアマンは彼に強いて受け取らせようとしたが、彼は断った。
5:17
ナアマンは言った。「それなら、らば二頭に負わせることができるほどの土をこの僕にください。僕は今後、主以外の他の神々に焼き尽くす献げ物やその他のい
けにえをささげることはしません。
5:18
ただし、この事については主が僕を赦してくださいますように。わたしの主君がリモンの神殿に行ってひれ伏すとき、わたしは介添えをさせられます。そのと
き、わたしもリモンの神殿でひれ伏さねばなりません。わたしがリモンの神殿でひれ伏すとき、主がその事についてこの僕を赦してくださ
いますように。」
5:19a
エリシャは彼に、「安心して行きなさい」と言った。
新改訳1970
5:1
アラムの王の将軍ナアマンは、その主君に重んじられ、尊敬されていた。主がかつて彼によってアラムに勝利を得させられたからである。この人は勇士ではあっ
たが、らい病にかかっていた。
5:2
アラムはかつて略奪に出たとき、イスラエルの地から、ひとりの若い娘を捕えて来ていた。彼女はナアマンの妻に仕えていたが、
5:3
その女主人に言った。「もし、ご主人さまがサマリヤにいる預言者のところに行かれたら、きっと、あの方がご主人さまのらい病を直してくださるでしょう
に。」
5:4
それで、ナアマンはその主君のところに行き、イスラエルの地から来た娘がこれこれのことを言いました、と告げた。
5:5
アラムの王は言った。「行って来なさい。私がイスラエルの王にあてて手紙を送ろう。」そこで、ナアマンは銀十タラントと、金六千シェケルと、晴れ着十着と
を持って出かけた。
5:6
彼はイスラエルの王あての次のような手紙を持って行った。「さて、この手紙があなたに届きましたら、実は家臣ナアマンをあなたのところに送りましたので、
彼のらい病から彼をいやしてくださいますように。」
5:7
イスラエルの王はこの手紙を読むと、自分の服を引き裂いて言った。「私は殺したり、生かしたりすることのできる神であろうか。この人はこの男を送って、ら
い病を直せと言う。しかし、考えてみなさい。彼は私に言いがかりをつけようとしているのだ。」
5:8
神の人エリシャは、イスラエルの王が服を引き裂いたことを聞くと、王のもとに人をやって言った。「あなたはどうして服を引き裂いたりなさるのですか。彼を
私のところによこしてください。そうすれば、彼はイスラエルに預言者がいることを知るでしょう。」
5:9
こうして、ナアマンは馬と戦車をもって来て、エリシャの家の入口に立った。
5:10
エリシャは、彼に使いをやって、言った。「ヨルダン川へ行って七たびあなたの身を洗いなさい。そうすれば、あなたのからだが元どおりになってきよくなりま
す。」
5:11
しかしナアマンは怒って去り、そして言った。「何ということだ。私は彼がきっと出て来て、立ち、彼の神、主の名を呼んで、この患部の上で彼の手を動かし、
このらい病を直してくれると思っていたのに。
5:12
ダマスコの川、アマナやパルパルは、イスラエルのすべての川にまさっているではないか。これらの川で洗って、私がきよくなれないのだろうか。」こうして、
彼は怒って帰途についた。
5:13
そのとき、彼のしもべたちが近づいて彼に言った。「わが父よ。あの預言者が、もしも、むずかしいことをあなたに命じたとしたら、あなたはきっとそれをな
さったのではありませんか。ただ、彼はあなたに『身を洗って、きよくなりなさい。』と言っただけではありませんか。」
5:14
そこで、ナアマンは下って行き、神の人の言ったとおりに、ヨルダン川に七たび身を浸した。すると彼のからだは元どおりになって、幼子のからだのようにな
り、きよくなった。
5:15
そこで、彼はその一行の者を全部連れて神の人のところに引き返し、彼の前に来て、立って言った。「私は今、イスラエルのほか、世界のどこにも神はおられな
いことを知りました。それで、どうか今、あなたのしもべからの贈り物を受け取ってください。」
5:16
神の人は言った。「私が仕えている主は生きておられる。私は決して受け取りません。」それでも、ナアマンは、受け取らせようとしきりに彼に勧めたが、彼は
断わった。
5:17
そこでナアマンは言った。「だめでしたら、どうか二頭の騾馬に載せるだけの土をしもべに与えてください。しもべはこれからはもう、ほかの神々に全焼のいけ
にえや、その他のいけにえをささげず、ただ主にのみささげますから。
5:18
主が次のことをしもべにお許しくださいますように。私の主君がリモンの神殿にはいって、そこで拝む場合、私の腕に寄りかかります。それで私もリモンの神殿
で身をかがめます。私がリモンの神殿で身をかがめるとき、どうか、主がこのことをしもべにお許しくださいますように。」
5:19a
エリシャは彼に言った。「安心して行きなさい。」
口語訳1955
5:1
スリヤ王の軍勢の長ナアマンはその主君に重んじられた有力な人であった。主がかつて彼を用いてスリヤに勝利を得させられたからである。彼は大勇士であった
が、らい病をわずらっていた。
5:2
さきにスリヤびとが略奪隊を組んで出てきたとき、イスラエルの地からひとりの少女を捕えて行った。彼女はナアマンの妻に仕えたが、
5:3
その女主人にむかって、「ああ、御主人がサマリヤにいる預言者と共におられたらよかったでしょうに。彼はそのらい病をいやしたことでしょう」と言ったの
で、
5:4
ナアマンは行って、その主君に、「イスラエルの地からきた娘がこういう事を言いました」と告げると、
5:5
スリヤ王は言った、「それでは行きなさい。わたしはイスラエルの王に手紙を書きましょう」。そこで彼は銀十タラントと、金六千シケルと、晴れ着十着を携え
て行った。
5:6
彼がイスラエルの王に持って行った手紙には、「この手紙があなたにとどいたならば、わたしの家来ナアマンを、あなたにつかわしたことと御承知ください。あ
なたに彼のらい病をいやしていただくためです」とあった。
5:7
イスラエルの王はその手紙を読んだ時、衣を裂いて言った、「わたしは殺したり、生かしたりすることのできる神であろうか。どうしてこの人は、らい病人をわ
たしにつかわして、それをいやせと言うのか。あなたがたは、彼がわたしに争いをしかけているのを知って警戒するがよい」。
5:8
神の人エリシャは、イスラエルの王がその衣を裂いたことを聞き、王に人をつかわして言った、「どうしてあなたは衣を裂いたのですか。彼をわたしのもとにこ
させなさい。そうすれば彼はイスラエルに預言者のあることを知るようになるでしょう」。
5:9
そこでナアマンは馬と車とを従えてきて、エリシャの家の入口に立った。
5:10
するとエリシャは彼に使者をつかわして言った、「あなたはヨルダンへ行って七たび身を洗いなさい。そうすれば、あなたの肉はもとにかえって清くなるでしょ
う」。
5:11
しかしナアマンは怒って去り、そして言った、「わたしは、彼がきっとわたしのもとに出てきて立ち、その神、主の名を呼んで、その箇所の上に手を動かして、
らい病をいやすのだろうと思った。
5:12
ダマスコの川アバナとパルパルはイスラエルのすべての川水にまさるではないか。わたしはこれらの川に身を洗って清まることができないのであろうか」。こう
して彼は身をめぐらし、怒って去った。
5:13
その時、しもべたちは彼に近よって言った、「わが父よ、預言者があなたに、何か大きな事をせよと命じても、あなたはそれをなさらなかったでしょうか。まし
て彼はあなたに『身を洗って清くなれ』と言うだけではありませんか」。
5:14
そこでナアマンは下って行って、神の人の言葉のように七たびヨルダンに身を浸すと、その肉がもとにかえって幼な子の肉のようになり、清くなった。
5:15
彼はすべての従者を連れて神の人のもとに帰ってきて、その前に立って言った、「わたしは今、イスラエルのほか、全地のどこにも神のおられないことを知りま
した。それゆえ、どうぞ、しもべの贈り物を受けてください」。
5:16
エリシャは言った、「わたしの仕える主は生きておられる。わたしは何も受けません」。彼はしいて受けさせようとしたが、それを拒んだ。
5:17
そこでナアマンは言った、「もしお受けにならないのであれば、どうぞ騾馬に二駄の土をしもべにください。これから後しもべは、他の神には燔祭も犠牲もささ
げず、ただ主にのみささげます。
5:18
どうぞ主がこの事を、しもべにおゆるしくださるように。すなわち、わたしの主君がリンモンの宮にはいって、そこで礼拝するとき、わたしの手によりかかるこ
とがあり、またわたしもリンモンの宮で身をかがめることがありましょう。わたしがリンモンの宮で身をかがめる時、どうぞ主がその事
を、しもべにおゆるしくださるように」。
5:19aエリシャは彼に言った、「安
んじて行きなさい」。
文語訳1917
5:1
スリア王の軍勢の長ナアマンはその主君のまへにありて大なる者にしてまた貴き者なりき是はヱホバ曾て彼をもてスリアに拯救をほどこしたまひしが故なり彼は
大勇士なりしが癩病をわづらひ居る
5:2 昔にスリア人隊を組ていでたりし時にイスラエルの地より一人の小女を執へゆけり彼ナアマンの妻に事たりしが
5:3 その女主にむかひわが主サマリヤに居る預言者の前にいまさば善らん者をかれその癩病を痊すならんと言たれば
5:4 ナアマン入りてその主君に告てイスラエルの地よりきたれる女子斯々語りたりと言ふに
5:5
スリヤ王いひけるは往よ往よ我イスラエルの王に書をおくるべしと是において彼いでゆき銀十タラントと金六千および衣服十襲をたづさヘ
5:6
イスラエルの王にその書をもちゆけりその文に曰くこの書汝にいたらば視よ我わが臣ナアマンをなんぢに遣はせるなりこは汝にその癩病を痊されんがためなり
5:7
イスラエルの王その書を讀み衣を裂ていふ我神ならんや爭か殺すことをなし生すことをなしえん然るに此人なんぞ癩病の人を我に遣はしてこれを痊さしめんとす
るや然ば請ふ汝等彼が如何に我に爭を求むるかを見て知れと
5:8
茲に神の人エリシヤ、イスラエルの王がその衣を裂たることをきき王に言遣しけるは汝何とて汝の衣をさきしや彼をわがもとにいたらしめよ然ば彼イスラエルに
預言者のあることを知にいたるべし
5:9 是においてナアマンその馬と車とをしたがへ來りてエリシヤの家の門に立けるに
5:10 エリシヤ使をこれに遣して言ふ汝ゆきて身をヨルダンに七たび洗へ然ば汝の肉本にかへりて汝は清く爲べしと
5:11
ナアマン怒りて去り言けるは我は彼かならず我もとにいできたりて立ちその神ヱホバの名を呼てその所の上に手を動して癩病を痊すならんと思へり
5:12
ダマスコの河アバナとパルパルはイスラエルのすべての河水にまさるにあらずや我これらに身を洗ふて清まることを得ざらんやと乃ち身をめぐらし怒りて去る
5:13
時にその僕等近よりてこれにいひけるは我父よ預言者なんぢに大なる事をなせと命ずるとも汝はそれを爲ざらんや况て彼なんぢに身を洗ひて清くなれといふをや
と
5:14
是においてナアマン下りゆきて神の人の言のごとくに七たびヨルダンに身を洗ひしにその肉本にかへり嬰兒の肉の如くになりて清くなりぬ
5:15
かれすなはちその從者とともに神の人の許にかへりきたりてその前に立ていふ我いまイスラエルのほかは全地に神なしと知る然ば請ふ僕より禮物をうけよ
5:16 エリシヤいひけるはわが事へまつるヱホバは活く肯て禮物をうけじとかれ強て之を受しめんとしたれども遂にこれを辭したり
5:17
ナアマンいひけるは然ば請ふ騾馬に二駄の土を僕にとらせよ僕は今よりのち他の神には燔祭をも祭品をもささげずして只ヱホバにのみ献げんとす
5:18
ねがはくは主この事につきて僕をゆるしたまへ即ちわが主君リンモンの宮にいりそこにて崇拝をなしてわが手に倚ることありまた我リンモンの宮にありて身をか
がむることあらんわがリンモンの宮において身をかがむる時に願くはヱホバその事につきて僕をゆるしたまへと
5:19 エリシヤ彼になんぢ安じて去れといひければ彼エリシヤをはなれて少しく進みゆきけるに
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口語訳 ルカ 4:27
4:27
また預言者エリシャの時代に、イスラエルには多くのらい病人がいたのに、そのうちのひとりもきよめられないで、ただシリヤのナアマン
だけがきよめられた」。
口語訳 ヨハ 9:7
9:7
「シロアム(つかわされた者、の意)の池に行って洗いなさい」。そこで彼は行って洗った。そして見えるようになって、帰って行った。
口語訳 マタ 10:8
10:8
病人をいやし、死人をよみがえらせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出せ。ただで受けたのだから、ただで与えるがよい。
口語訳 使 8:18-20
8:18
シモンは、使徒たちが手をおいたために、御霊が人々に授けられたのを見て、金をさし出し、
8:19
「わたしが手をおけばだれにでも聖霊が授けられるように、その力をわたしにも下さい」と言った。
8:20
そこで、ペテロが彼に言った、「おまえの金は、おまえもろとも、うせてしまえ。神の賜物が、金で得られるなどと思っているのか。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
ルカ 4:27
4:27
また預言者エリシャの時代に、イスラエルには多くのらい病人がいたのに、そのうちのひとりもきよめられないで、ただシリヤのナアマンだけがきよめられ
た」。
口語訳
ルカ 11:54
11:54 イエスの口から何か言いがかりを得ようと、ねらいはじめた。
口語訳
ヨハ 9:7
9:7
「シロアム(つかわされた者、の意)の池に行って洗いなさい」。そこで彼は行って洗った。そして見えるようになって、帰って行った。
口語訳
ルカ 5:13
5:13
イエスは手を伸ばして彼にさわり、「そうしてあげよう、きよくなれ」と言われた。すると、らい病がただちに去ってしまった。
口語訳
マコ 5:34
5:34
イエスはその女に言われた、「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。すっかりなおって、達者でいなさい」。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 ヨハ
9:7
9:7
「シロアム(つかわされた者、の意)の池に行って洗いなさい」。そこで彼は行って洗った。そして見えるようになって、帰って行った。
口 語訳 マタ
3:13-15
3:13
そのときイエスは、ガリラヤを出てヨルダン川に現れ、ヨハネのところにきて、バプテスマを受けようとされた。
3:14
ところがヨハネは、それを思いとどまらせようとして言った、「わたしこそあなたからバプテスマを受けるはずですのに、あなたがわたし
のところにおいでになるのですか」。
3:15
しかし、イエスは答えて言われた、「今は受けさせてもらいたい。このように、すべての正しいことを成就するのは、われわれにふさわし
いことである」。そこでヨハネはイエスの言われるとおりにした。
口 語訳 ルカ
4:27
4:27
また預言者エリシャの時代に、イスラエルには多くのらい病人がいたのに、そのうちのひとりもきよめられないで、ただシリヤのナアマン
だけがきよめられた」。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ルカ 4:27
4:27
また、預言者エリシャの時代に、イスラエルには重い皮膚病を患っている人が多くいたが、シリア人ナアマンのほかはだれも清くされなかった。」
新共同 ヨハ 9:7
9:7
そして、「シロアム――『遣わされた者』という意味――の池に行って洗いなさい」と言われた。そこで、彼は行って洗い、目が見えるようになって、帰って来
た。
新共同 ルカ 4:27
4:27
また、預言者エリシャの時代に、イスラエルには重い皮膚病を患っている人が多くいたが、シリア人ナアマンのほかはだれも清くされなかった。」
新共同 ルカ 5:13
5:13
イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去った。
新共同 マタ 10:8
10:8
病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい。
新共同 使 8:20
8:20
すると、ペトロは言った。「この金は、お前と一緒に滅びてしまうがよい。神の賜物を金で手に入れられると思っているからだ。
新共同 マコ 5:34
5:34
イエスは言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」
****************************************
列王記 下 5:19b―27
どんよくなゲハジへの罰
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
列下
5:19b ナアマンは彼と別れて、少し道を進んだ。
列下
5:20 その時、神の人エリシャの従者ゲハジは思った。「ご主人は、あのアラム人ナアマンが持って来たものを受け取らずに帰してしまわれた。主は生きて
おられる。後を追いかければ、何かもらえるだろう。」
列下
5:21 ゲハジはナアマンの後を追いかけた。ナアマンは後を追いかけて来る彼を見て、戦車から降りて迎え、そして言った。「何か変わったことでもありま
したか。」
列下
5:22 ゲハジは答えた。「何も変わったことはありません。ただ主人がこう言って私を遣わされました。『つい今し方、エフライムの山地から、預言者の仲
間の若者二人がやって来ました。それでどうか、彼らに銀一キカルと着替え二着を与えていただきたいのです。』」
列下
5:23 するとナアマンは、「どうぞ二キカルを受け取ってください」と言ってしきりに勧め、二つの袋に銀二キカルと、着替え二着を詰め、自分の従者二人
に渡した。彼らはゲハジの先に立って運んだ。
列下
5:24 オフェルに着くと、ゲハジは二人からそれらを受け取り、家の中にしまい込んだ。それから二人の者を送り帰したので、彼らは去って行った。
列下
5:25 ゲハジは戻って主人の前に現れた。するとエリシャは、「どこへ行っていたのか、ゲハジ」と尋ねた。ゲハジが、「僕はどこにも行っておりません」
と答えると、
列下
5:26 エリシャは言った。「あの人が戦車から降りて、あなたを迎えたとき、私の心もそこに行っていなかったとでもいうのか。今は銀を受け取る時であろ
うか。衣服、オリーブ畑やぶどう畑、羊や牛、男や女の奴隷を受け取る時であろうか。
列下
5:27 ナアマンの規定の病は、いつまでもあなたとあなたの子孫にまとわりつくことになるだろう。」ゲハジは規定の病で雪のように白くなり、エリシャの
前から立ち去った
フランシスコ会訳2013
019b
020神の人エリシャの従者ゲハジは
考えた、「わたしの主人は、あのアラム人ナアマンが持って来た物を何も受け取らずに帰してしまった。そうだ。生ける主に誓って言う
が、彼を追いかけて行って何かもらおう」。
021ゲハジはナアマンの後を追っ
た。ナアマンは誰かが追ってくるのを見ると、戦車から降りて彼を迎え、「何かあったのですか」と尋ねた。
022「別にありません」とゲハジは
答えた。彼は言った、「わたしの主人がわたしを遣わして、『預言者の子らの若者二人が、今し方、エフライムの山地からわたしのもとに
やって来たので、彼らに銀一キカルと着替えの服二着をやっていただきたい』と申しました」。
023ナアマンは「どうぞ二キカルお
取りなさい」と言ってゲハジにしきりに勧め、二つの袋に銀二キカルを入れ、着替えの服二着とともに自分の二人の召使に渡した。彼らは
それらを持ってゲハジの先に立って進んだ。
024オフェルに着くと、ゲハジは彼
らの手からそれを受け取って家にしまい込み、二人を帰した。彼らは去っていった。
025ゲハジが来て主人の前に立つ
と、エリシャは「ゲハジ、どこに行ってきたのか」と尋ねた。「あなたの僕はどこにも行っておりません」と彼が答えると、
026エリシャは言った、「あの人が
戦車から降りてお前を迎えたとき、わたしの心が一緒にいなかったか。今は銀を受け取る時だろうか。衣服やオリーブ畑やぶどう畑、羊や
牛、男女の奴隷を受け取る時だろうか。
027ナアマンの重い皮膚病が、お前
とお前の子孫にいつまでもまとわりつくことになるだろうに」。ゲハジは重い皮膚病で雪のように白くなり、エリシャの前から立ち去っ た。
新共同訳1987
5:19b
ナアマンがエリシャと別れて、少し行ったとき、
5:20
神の人エリシャの従者ゲハジは、「わたしの主人は、あのアラム人ナアマンが持って来たものを何も受け取らずに帰してしまった。主は生きておられる。彼を追
いかけて何かもらってこよう」と言って、
5:21
ナアマンの後を追った。ナアマンは彼が後を追って来るのを見て、戦車から飛び降り、彼を迎え、「どうかなさいましたか」と尋ねた。
5:22
彼は答えた。「何でもありません。わたしの主人がわたしを遣わしてこう言いました。『今し方預言者の仲間の若い者が二人エフライムの山地から着いた。彼ら
に銀一キカルと着替えの服二着を与えてほしい。』」
5:23
ナアマンは、「どうぞ、二キカル取ってください」と言ってしきりに勧め、二つの袋に銀二キカルを詰め、着替えの服二着を添えて、自分の従者二人に渡した。
彼らはそれを持ち、ゲハジの先に立って進んだ。
5:24
オフェルに着いたとき、ゲハジは彼らからそれらを受け取って家にしまい込み、彼らを帰した。彼らは去って行った。
5:25
彼が主人のところに来て立つと、エリシャは、「ゲハジ、お前はどこに行っていたのか」と言った。ゲハジは、「僕はどこにも行っていません」と答えたが、
5:26
エリシャは言った。「あの人が戦車から降りて引き返し、お前を迎えたとき、わたしの心がそこに行っていなかったとでも言うのか。今は銀を受け、衣服、オ
リーブの木やぶどう畑、羊や牛、男女の奴隷を受け取る時であろうか。
5:27
ナアマンの重い皮膚病がお前とお前の子孫にいつまでもまといつくことになるのに。」ゲハジは重い皮膚病で雪のようになり、エリシャの前から立ち去った。
新改訳1970
5:19b
そこでナアマンは彼から離れて、かなりの道のりを進んで行った。
5:20
そのとき、神の人エリシャに仕える若い者ゲハジはこう考えた。「なんとしたことか。私の主人は、あのアラム人ナアマンが持って来た物を受け取ろうとはしな
かった。主は生きておられる。私は彼のあとを追いかけて行き、必ず何かをもらって来よう。」
5:21
ゲハジはナアマンのあとを追って行った。ナアマンは、うしろから駆けて来る者を見つけると、戦車から降りて、彼を迎え、「何か変わったことでも。」と尋ね
た。
5:22
そこで、ゲハジは言った。「変わったことはありませんが、私の主人は私にこう言ってよこしました。『たった今、エフライムの山地から、預言者のともがらの
ふたりの若い者が私のところにやって来ましたから、どうぞ、彼らに銀一タラントと、晴れ着二着をやってください。』」
5:23
するとナアマンは、「どうぞ。思い切って二タラントを取ってください。」と言って、しきりに勧め、二つの袋に入れた銀二タラントと、晴れ着二着を、自分の
ふたりの若い者に渡した。それで彼らはそれを背負ってゲハジの先に立って進んだ。
5:24
ゲハジは丘に着くと、それを彼らから受け取って家の中にしまい込み、ふたりの者を帰らせたので、彼らは去って行った。
5:25
彼が家にはいって主人の前に立つと、エリシャは彼に言った。「ゲハジ。あなたはどこへ行って来たのか。」彼は答えた。「しもべはどこへも行きませんでし
た。」
5:26
エリシャは彼に言った。「あの人があなたを迎えに戦車から降りて来たとき、私の心もあなたといっしょに行っていたではないか。今は銀を受け、着物を受け、
オリーブ畑やぶどう畑、羊や牛、男女の奴隷を受ける時だろうか。
5:27
ナアマンのらい病は、いつまでもあなたとあなたの子孫とにまといつく。」彼は、エリシャの前から、らい病にかかって雪のように白くなって、出て来た。
口語訳1955
5:19b
ナアマンがエリシャを離れて少し行ったとき、
5:20
神の人エリシャのしもべゲハジは言った、「主人はこのスリヤびとナアマンをいたわって、彼が携えてきた物を受けなかった。主は生きておられる。わたしは彼
のあとを追いかけて、彼から少し、物を受けよう」。
5:21
そしてゲハジはナアマンのあとを追ったが、ナアマンは自分のあとから彼が走ってくるのを見て、車から降り、彼を迎えて、「変った事があるのですか」と言う
と、
5:22
彼は言った、「無事です。主人がわたしをつかわして言わせます、『ただいまエフライムの山地から、預言者のともがらのふたりの若者が、わたしのもとに来ま
したので、どうぞ彼らに銀一タラントと晴れ着二着を与えてください』」。
5:23
ナアマンは、「どうぞ二タラントを受けてください」と言って彼にしい、銀二タラントを二つの袋に入れ、晴れ着二着を添えて、自分のふたりのしもべに渡した
ので、彼らはそれを負ってゲハジの先に立って進んだが、
5:24
彼は丘にきたとき、それを彼らの手から受け取って家のうちにおさめ、人々を送りかえしたので、彼らは去った。
5:25
彼がはいって主人の前に立つと、エリシャは彼に言った、「ゲハジよ、どこへ行ってきたのか」。彼は言った、「しもべはどこへも行きません」。
5:26
エリシャは言った、「あの人が車をはなれて、あなたを迎えたとき、わたしの心はあなたと一緒にそこにいたではないか。今は金を受け、着物を受け、オリブ
畑、ぶどう畑、羊、牛、しもべ、はしためを受ける時であろうか。
5:27
それゆえ、ナアマンのらい病はあなたに着き、ながくあなたの子孫に及ぶであろう」。彼がエリシャの前を出ていくとき、らい病が発して雪のように白くなって
いた。
5:19
エリシヤ彼になんぢ安じて去れといひければ彼エリシヤをはなれて少しく進みゆきけるに
5:20
神の人エリシヤの僕ゲハジいいひけるは吾が主人は此スリア人ナアマンをいたはりて彼が手に携へきたれるものを受ざりしがヱホバは活くわれ彼のあとを追かけ
て彼より少く物をとらんと
5:21
ゲハジすなはちナアマンのあとをおひ行くにナアマンはおのれのあとに走り來る者あるを見て車より下りこれを迎へて皆平安やと言ふに
5:22
彼言けるは皆平安しわが主我を遣していはしむ只今エフライムの山より預言者の徒なる二人の少者わが許に來れり請ふ汝かれらに銀一タラントと衣二襲をあたへ
よと
5:23
ナアマンいひけるは望むらくは二タラントを取れとてかれを強ひ銀二タラントを二の袋にいれ衣二襲を添て二人の僕に負せたれば彼等これをゲハジの前に負きた
りしが
5:24 彼岡に至りしとき之をかれらの手より取て室のうちにをさめかれらを放ちて去しめ
5:25 而して入てその主人のまへに立つにエリシヤこれにいひけるはゲハジよ何處より來りしや答へていふ僕は何處にもゆかず
5:26
エリシヤいひけるはその人が車をはなれ來りてなんぢを迎へし時にわが心其處にあらざりしや今は金をうけ衣をうけ橄欖園葡萄園羊牛僕婢をうくべき時ならんや
5:27 然ばナアマンの癩病はなんぢにつき汝の子孫におよびて限なからんと彼その前より退ぞくに癩病發して雪のごとくになりぬ
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 Tテモ6:10
6:10 金銭を愛することは、
すべての悪の根である。ある人々は欲ばって金銭を求めたため、信仰から迷い出て、多くの苦痛をもって自分自身を刺しとおした。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 Tテモ6:10
6:10 金銭を愛することは、
すべての悪の根である。ある人々は欲ばって金銭を求めたため、信仰から迷い出て、多くの苦痛をもって自分自身を刺しとおした。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 Tテモ6:10
6:10
金銭の欲は、すべての悪の根です。金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。
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