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列王記 下 9:1−13  

イエフ、油を注がれる 

 

翻訳比較


フランシスコ会訳2013
001
預言者エリシャは預言者の子らの一人を呼び、彼に言った、「腰に帯を締め、この油の壺を手に持って、ラモ ト・ギレアドに行きなさい。

002そこに着いたら、ニムシの子、 ヨシャファトの子イエフがいるから、彼を見つけてその同僚たちの中から立たせ、奥の部屋に連れていきなさい。

003それから油の壺を取り、彼の頭 に注いで言いなさい、『主はこう仰せになる、〈わたしはお前に油を注ぎ、お前をイスラエルの王とする〉』。そして戸を開け、ぐずぐず せずに逃げなさい」。

004その若者、若い預言者はラモ ト・ギレアドに行った。

005彼がそこに着いてみると、軍の 隊長たちが席に着いていた。彼は、「司令官、あなたに申しあげることがあります」と言った。「われわれのうちの誰にか」とイエフが尋 ねた。「あなたにです、司令官」と彼は答えた。

006イエフは立って、家に入った。 若者はイエフの頭に油を注ぎ、彼に言った、「イスラエルの神、主は仰せになる、『わたしはお前に油を注ぎ、主の民、イスラエルの王と する。

007お前はお前の主君アハブの家を 打ち倒さなければならない。こうしてわたしは、イゼベルによって流された、わたしの僕である預言者たちの血、すべての主の僕たちの血 の復讐をする。

008アハブの家は完全に滅びる。わ たしは、イスラエルにいるアハブに属する男子は、奴隷であれ、自由な者であれことごとく絶ち滅ぼす。

009わたしはアハブの家をネバトの 子ヤロブアムの家のようにし、アヒヤの子バシャの家のようにする。

010イゼベルについては、犬どもが イズレエルの所有地でイゼベルを食い、彼女を葬る者は誰もいない』」。彼は戸を開け、逃げ去った。

011イエフが主君の家来たちの所に 出ていくと、一人がイエフに尋ねた、「大丈夫か。あの気が狂った男は、なぜあなたの所に来たのか」。イエフは「あなたたちは、あれが どういう男か、彼が何を言うかも知っているはずだ」と答えた。

012しかし彼らは、「それは違う。 本当のことをわれわれに教えてくれ」と言った。そこでイエフは答えた、「あの男が言ったのはこういうことだ、『主はこう仰せになる、 〈わたしはお前に油を注ぎ、お前をイスラエルの王とする〉』」。

013彼らは各々急いで上着を脱ぎ、 階段の上のイエフの足元に敷いた。彼らは角笛を吹き鳴らして、「イエフは王である」と宣言した。


 

新共同訳1987

9:1 預言者エリシャは預言者の仲間の一人を呼んで言った。「腰に帯を締め、手にこの油の壺を持って、ラモト・ギレアドに行きなさい。

9:2 そこに着いたら、ニムシの孫でヨシャファトの子であるイエフに会いなさい。あなたは入って彼をその仲間の間から立たせ、奥の部屋に連れて行き、

9:3 油の壺を取って彼の頭に注いで言いなさい。『主はこう言われる。わたしはあなたに油を注ぎ、あなたをイスラエルの王とする』と。そして戸を開けて逃げて来 なさい。ぐずぐずしていてはならない。」

9:4 その若者、預言者の従者はラモト・ギレアドに行った。

9:5 彼がそこに着くと、軍の長たちが席に着いていた。彼が、「将軍、あなたに申し上げたいことがあります」と言うと、イエフは、「我々のうちの誰に対してか」 と聞き返した。彼は、「将軍、あなたに対してです」と答えた。

9:6 イエフは立って家に入って来た。若者は彼の頭に油を注いで言った。「イスラエルの神、主はこう言われる。『わたしはあなたに油を注ぎ、あなたを主の民イス ラエルの王とする。

9:7 あなたはあなたの主君アハブの家を撃たねばならない。こうしてわたしはイゼベルの手にかかったわたしの僕たち、預言者たちの血、すべての主の僕たちの血の 復讐をする。

9:8 アハブの家は全滅する。わたしは、イスラエルにおいて縛られている者も解き放たれている者も、アハブに属する男子をすべて絶ち滅ぼし、

9:9 アハブの家をネバトの子ヤロブアムの家のようにし、アヒヤの子バシャの家のようにする。

9:10 犬がイズレエルの所有地でイゼベルを食い、彼女を葬る者はいない。』」彼は戸を開けて逃げ去った。

9:11 イエフが主君の家臣たちのところに出て行くと、彼らは、「どうだった。なぜあの狂った男があなたを訪ねて来たのか」と聞いた。イエフは、「あの男が誰で、 何を言ったのか、あなたたちには分かっているはずだ」と答えたが、

9:12 彼らは言った。「それは違う。我々によく説明してくれ。」そこで彼は言った。「あの男はわたしにこのように告げた。『主はこう言われる。わたしはあなたに 油を注ぎ、あなたをイスラエルの王とする。』」

9:13 彼らはおのおの急いで上着を脱ぎ、階段の上にいた彼の足もとに敷き、角笛を吹いて、「イエフが王になった」と宣言した。

 

新改訳1970

9:1 預言者エリシャは預言者のともがらのひとりを呼んで言った。「腰に帯を引き締め、手にこの油のつぼを持って、ラモテ・ギルアデに行きなさい。

9:2 そこに行ったら、ニムシの子ヨシャパテの子エフーを見つけ、家にはいって、その同僚たちの中から彼を立たせ、奥の間に連れて行き、

9:3 油のつぼを取って、彼の頭の上に油をそそいで言いなさい。『主はこう仰せられる。わたしはあなたに油をそそいでイスラエルの王とする。』それから、戸をあ けて、ぐずぐずしていないで逃げなさい。」

9:4 そこで、その若い者、預言者に仕える若い者は、ラモテ・ギルアデに行った。

9:5 彼が来てみると、ちょうど、将校たちが会議中であった。彼は言った。「隊長。あなたに申し上げることがあります。」エフーは言った。「このわれわれのうち のだれにか。」若い者は、「隊長。あなたにです。」と答えた。

9:6 エフーは立って、家にはいった。そこで若い者は油をエフーの頭にそそいで言った。「イスラエルの神、主は、こう仰せられる。『わたしはあなたに油をそそい で、主の民イスラエルの王とする。

9:7 あなたは、主君アハブの家の者を打ち殺さなければならない。こうしてわたしは、わたしのしもべである預言者たちの血、イゼベルによって流された主のすべて のしもべたちの血の復讐をする。

9:8 それでアハブの家はことごとく滅びうせる。わたしは、アハブに属する小わっぱから奴隷や自由の者に至るまでを、イスラエルで断ち滅ぼし、

9:9 アハブの家をネバテの子ヤロブアムの家のようにし、アヒヤの子バシャの家のようにする。

9:10 犬がイズレエルの地所でイゼベルを食らい、だれも彼女を葬る者がいない。』」こう言って彼は戸をあけて逃げた。

9:11 エフーが彼の主君の家来たちのところに出て来ると、ひとりが彼に尋ねた。「何事もなかったのですか。あの気違いは何のために来たのですか。」すると、エ フーは彼らに答えた。「あなたがたは、あの男も、あの男の言ったことも知っているはずだ。」

9:12 彼らは言った。「あなたは偽っている。われわれに教えてくれ。」そこで、彼は答えた。「あの男は私にこんなことを言った。『主はこう仰せられる。わたしは あなたに油をそそいでイスラエルの王とする。』と。」

9:13 すると、彼らは大急ぎで、みな自分の上着を脱ぎ、入口の階段の彼の足もとに敷き、角笛を吹き鳴らして、「エフーは王である。」と言った。

 

口語訳1955

9:1 時に預言者エリシャは預言者のともがらのひとりを呼んで言った、「腰をひきからげ、この油のびんを携えて、ラモテ・ギレアデへ行きなさい。

9:2 そこに着いたならば、ニムシの子ヨシャパテの子であるエヒウを尋ね出し、内にはいって彼をその同僚たちのうちから立たせて、奥の間に連れて行き、

9:3 油のびんを取って、その頭に注ぎ、『主はこう仰せられる、わたしはあなたに油を注いでイスラエルの王とする』と言い、そして戸をあけて逃げ去りなさい。と どまってはならない」。

9:4 そこで預言者であるその若者はラモテ・ギレアデへ行ったが、

9:5 来て見ると、軍勢の長たちが会議中であったので、彼は「将軍よ、わたしはあなたに申しあげる事があります」と言うと、エヒウが答えて、「われわれすべての うちの、だれにですか」と言ったので、彼は「将軍よ、あなたにです」と言った。

9:6 するとエヒウが立ちあがって家にはいったので、若者はその頭に油を注いで彼に言った、「イスラエルの神、主はこう仰せられます、『わたしはあなたに油を注 いで、主の民イスラエルの王とする。

9:7 あなたは主君アハブの家を撃ち滅ぼさなければならない。それによってわたしは、わたしのしもべである預言者たちの血と、主のすべてのしもべたちの血をイゼ ベルに報いる。

9:8 アハブの全家は滅びるであろう。アハブに属する男は、イスラエルにいて、つながれた者も、自由な者も、ことごとくわたしは断ち、

9:9 アハブの家をネバテの子ヤラベアムのようにし、アヒヤの子バアシャの家のようにする。

9:10 犬がイズレルの地域でイゼベルを食い、彼女を葬る者はないであろう』」。そして彼は戸をあけて逃げ去った。

9:11 やがてエヒウが主君の家来たちの所へ出て来ると、彼らはエヒウに言った、「変った事はありませんか。あの気が変な人は、なんのためにあなたの所にきたので すか」。エヒウは彼らに言った、「あなたがたは、あの人を知っています。またその言う事も知っています」。

9:12 彼らは言った、「それは違います。どうぞわれわれに話してください」。そこでエヒウは言った、「彼はこうこう、わたしに告げて言いました、『主はこう仰せ られる、わたしはあなたに油を注いで、イスラエルの王とする』」。

9:13 すると彼らは急いで、おのおの衣服をとり、それを階段の上のエヒウの下に敷き、ラッパを吹いて「エヒウは王である」と言った。

 


文 語訳1917
9:1 茲に預言者エリシヤ預言者の徒一人を呼てこれに言ふ汝腰をひきからげ此膏の瓶を手にとりてギレアデのラモテに往け
9:2 而して汝かしこに到らばニムシの子なるヨシヤパテの子ヱヒウを其處に尋獲て内に入り彼をその兄弟の中より起しめて奧の間につれゆき
9:3 膏の瓶をとりその首に灌ぎて言へヱホバかく言たまふ我汝に膏をそそぎてイスラエルの王となすと而して戸を開きて逃されよ止ること勿れ
9:4 是において預言者の僕なるその少者ギレアデのラモテに往けるが
9:5 到りて見るに軍勢の長等坐してをりければ將軍よ我汝に告べき事ありと言ふにヱヒウこたへて我儕諸人の中の誰にかと言たれば將軍よ汝にと言ふ
9:6 ヱヒウすなはち起て家にいりければ彼その首に膏をそそぎて之に言ふイスラエルの神ヱホバかく言たまふ我汝に膏をそそぎてヱホバの民イスラエルの王となす
9:7 汝はその主アハブの家を撃ほろぼすべし其によりて我わが僕なる預言者等の血とヱホバの諸の僕等の血をイゼベルの身に報いん
9:8 アハブの家は全く滅亡べしアハブに屬する男はイスラエルにありて繋がれたる者も繋がれざる者もともに之を絶べし
9:9 我アハブの家をネバテの子ヤラベアムの家のごとくに爲しアヒヤの子バアシヤの家のごとくになさん
9:10 ヱズレルの地において犬イゼベルを食ふべし亦これを葬るものあらじと而して戸を啓きて逃されり
9:11 かくてヱヒウその主の臣僕等の許にいできたりたれば一人之に言ふ平安なるやこの狂る者何のために汝にきたりしやヱヒウこたへて汝等はかの人を知りまたその 言ところを知なりと言ふに
9:12 彼等言けらく?なり其を我儕に告よと是においてヱヒウ言けるは彼斯々我につげて言りヱホバかく言たまふ我汝に膏をそそぎてイスラエルの王となすと
9:13 彼等すなはち急ぎて各人その衣服をとりこれを階の上ヱヒウの下に布き喇叭を吹てヱヒウは王たりと言り


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口語訳 ヨハ 10:20

10:20 そのうちの多くの者が言った、「彼は悪霊に取りつかれて、気が狂っている。どうして、あなたがたはその言うことを聞くのか」。

 

口語訳 使  26:24

26:24 パウロがこのように弁明をしていると、フェストは大声で言った、「パウロよ、おまえは気が狂っている。博学が、おまえを狂わせてい る」。

 

口語訳 Tコリ4:10

4:10 わたしたちはキリストのゆえに愚かな者となり、あなたがたはキリストにあって賢い者となっている。わたしたちは弱いが、あなたがたは 強い。あなたがたは尊ばれ、わたしたちは卑しめられている。

 

口語訳 マタ 21:7

21:7 ろばと子ろばとを引いてきた。そしてその上に自分たちの上着をかけると、イエスはそれにお乗りになった。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 マコ 3:21

3:21 身内の者たちはこの事 を聞いて、イエスを取押えに出てきた。気が狂ったと思ったからである。

 

口 語訳 マタ 21:7-8

21:7 ろばと子ろばとを引いてきた。そしてその上に自分たちの上着をかけると、イエスはそれにお乗りになった。

21:8 群衆のうち多くの者は自分たちの上着を道に敷き、また、ほかの者たちは木の枝を切ってきて道に敷いた。

 

口 語訳 マコ 11:7-8

11:7 そこで、弟子たちは、そのろばの子をイエスのところに引いてきて、自分たちの上着をそれに投げかけると、イエスはその上にお乗りに なった。

11:8 すると多くの人々は自分たちの上着を道に敷き、また他の人々は葉のついた枝を野原から切ってきて敷いた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 マコ 3:21

3:21 身内の人たちはイエスのことを聞いて取り押さえに来た。「あの男は気が変になっている」と言われていたからである。

 

新共同 ヨハ 10:20

10:20 多くのユダヤ人は言った。「彼は悪霊に取りつかれて、気が変になっている。なぜ、あなたたちは彼の言うことに耳を貸すのか。」

 

新共同 使  26:24

26:24 パウロがこう弁明していると、フェストゥスは大声で言った。「パウロ、お前は頭がおかしい。学問のしすぎで、おかしくなったのだ。」

 

新共同 Uコリ11:23

11:23 キリストに仕える者なのか。気が変になったように言いますが、わたしは彼ら以上にそうなのです。苦労したことはずっと多く、投獄されたこともずっと多く、 鞭打たれたことは比較できないほど多く、死ぬような目に遭ったことも度々でした。

 

新共同 マタ 21:8

21:8 大勢の群衆が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は木の枝を切って道に敷いた。

 

新共同 マコ 11:8

11:8 多くの人が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は野原から葉の付いた枝を切って来て道に敷いた。

 

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列王記 下 9:14−29 

イエフ、ヨラムとアハズヤを殺す

 

翻訳比較


フランシスコ会訳2013
014
ニムシの子、ヨシャファトの子イエフはヨラムに対して謀反を起こした。――ヨラムと全イスラエルは、アラムの王ハザエルに対してラモト・ギレアドを防衛して いたが、

015アラムの王ハザエルとの戦いで アラム兵に負わされた傷を癒やすために、イズレエルに戻っていた。――イエフ は言った、「もしこれがあなたたちも望むところなら、誰もこの町を抜け出してイズレエルに知らせに行ってはならない」。

016それから、イエフは戦車に乗 り、イズレエルに向かった。ヨラムがそこで床に伏していたからである。ユダの王アハズヤが彼を見舞いに下って来ていた。

017イズレエルの塔の上には見張り がいたが、イエフの軍勢が近づいて来るのを見て叫んだ、「軍勢が見えます」。ヨラムは命じた、「騎兵を一人呼び、彼らを迎えに行か せ、『変わりはないか』と尋ねさせよ」。

018騎兵は行ってイエフを迎え、 「王が『変わりはないか』と尋ねております」と言った。イエフは答えた、「変わりがないかどうか、お前と何の関わりがあるか。わたし の後ろについて来い」。見張りは「使いの者は彼らの所に行きましたが、帰ってきません」と報告した。

019そこでヨラムは二人目の騎兵を 送った。彼はやって来て言った、「王が『変わりはないか』と尋ねております」。イエフは答えた、「変わりがないかどうか、お前と何の 関わりがあるか。わたしの後ろについて来い」。

020見張りは「使いの者は彼らの所 へ行きはしましたが、帰ってきません。あの戦車の走らせ方は、ニムシの子イエフの走らせ方のようです。狂ったように走らせています」 と報告した。

021ヨラムは、「馬をつなげ」と命 じた。馬が戦車につながれると、イスラエルの王ヨラムとユダの王アハズヤは、それぞれ自分の戦車に乗ってイエフを迎えに出ていった。 彼らはイズレエル人ナボトの所有地で彼に出会った。

022ヨラムはイエフを見ると、「イ エフ、変わりはないか」と尋ねた。イエフは答えた、「あなたの母イゼベルが姦淫と魔術を盛んに行っているのに、変わりがないと言える か」。

023そこでヨラムは手綱を返し、ア ハズヤに、「裏切りだ、アハズヤ」と叫びながら逃げた。

024イエフは弓を引き絞り、ヨラム の両肩の間を射た。

矢は心臓を貫き、ヨラムは戦車の中に崩れ落ちた。

025イエフは士官のビドカルに言っ た、「彼を持ち上げて、イズレエル人ナボトの所有地の畑に投げ捨てよ。彼の父アハブの後を、肩を並べたわたしとお前が馬に乗って従っ ていったとき、主が彼についてこの託宣を与えてくださったことを思い出せ。

026『わたしは昨日ナボトの血とそ の子孫の血を確かに見た――主の言葉』。また、『わたしはこの所有地でお前に 報復する――主の言葉』。今、主の言葉どおりに、彼を持ち上げてその所有地に 投げ捨てよ」。

027これを見て、ユダの王アハズヤ はベト・ガンへの道を逃げた。イエフは彼を追い、「撃ち倒せ」と言った。彼らはイブレアムの近くのグルの坂で、戦車の中のアハズヤを 射た。アハズヤはメギドまで逃げ、そこで死んだ。

028彼の家来たちはその遺体を戦車 でエルサレムに運び、ダビデの町の彼の墓に先祖とともに葬った。

029アハズヤは、アハブの子ヨラム の治世第十一年に、ユダの王となっていた。


 

新共同訳1987

9:14 ニムシの孫でヨシャファトの子であるイエフは、ヨラムに対して謀反を起こした。――ヨラムは全イスラエルを率い、アラムの王ハザエルに対して、ラモト・ギ レアドの防衛に当たったが、

9:15 アラムの王ハザエルとの戦いでアラム兵に傷を負わされ、それをいやすためイズレエルに戻っていた。――イエフは言った。「もしあなたたちが本気でいるな ら、だれもこの町を抜け出してイズレエルに知らせに行ってはならない。」

9:16 それから、イエフは戦車に乗ってイズレエルに向かった。ヨラムがそこで床に伏していたからである。またユダの王アハズヤがヨラムを見舞いに下って来てい た。

9:17 イズレエルの塔の上には見張りが立っていたが、イエフの軍勢が近づいて来るのを見て、「軍勢が見えます」と言った。ヨラムは、「騎兵を一人選んで迎えに行 かせ、道中無事だったか、尋ねさせよ」と命じた。

9:18 騎兵は迎えに行って、「王が、道中御無事でしたかと尋ねておられます」と伝えた。しかしイエフは、「道中無事であったかどうか、お前と何のかかわりがある のか。わたしの後ろにまわれ」と言った。一方、見張りは、「使いの者は彼らのところに行ったまま帰って来ません」と知らせた。

9:19 ヨラムは騎兵をもう一人遣わした。彼も彼らのところに行って、「王が、道中御無事でしたかと尋ねておられます」と伝えた。しかし、イエフは、「道中無事で あったかどうか、お前と何のかかわりがあるのか。わたしの後ろにまわれ」と言った。

9:20 見張りはまた、「彼らのところに行ったまま帰って来ません。あの戦車の走らせ方はニムシの子イエフの走らせ方と似ています。狂ったように走らせているから です」と報告した。

9:21 ヨラムは、「馬をつなげ」と命じた。戦車に馬がつながれると、イスラエルの王ヨラムとユダの王アハズヤは、それぞれ自分の戦車に乗って出て行った。彼らは イエフを迎えようとして出て行き、イズレエル人ナボトの所有地で彼に出会った。

9:22 ヨラムはイエフを見ると、「イエフ、道中無事だったか」と尋ねたが、イエフは答えた。「あなたの母イゼベルの姦淫とまじないが盛んに行われているのに、何 が無事か。」

9:23 ヨラムは手綱を返して逃げ出し、アハズヤに、「アハズヤよ、裏切りだ」と叫んだ。

9:24 イエフは手に弓を取り、ヨラムの腕と腕の間を射た。矢は心臓を射貫き、彼は戦車の中に崩れ落ちた。

9:25 イエフは侍従ビドカルに言った。「彼をイズレエル人ナボトの所有地の畑に運んで投げ捨てよ。わたしがお前と共に馬に乗って彼の父アハブに従って行ったと き、主がこの託宣を授けられたことを思い起こせ。

9:26 『わたしは昨日ナボトの血とその子らの血を確かに見た』と主は言われた。また、『わたしはこの所有地であなたに報復する』と主は言われた。今、主の言葉ど おり、彼をその所有地に運んで投げ捨てよ。」

9:27 ユダの王アハズヤはこれを見て、ベト・ガンの道を通って逃げた。イエフはその後を追い、「彼も撃ってしまえ」と命じた。アハズヤは、イブレアムの近くのグ ルの坂を行く戦車の中で傷を負い、メギドまで逃げて、そこで死んだ。

9:28 彼の家臣たちはその遺体を車に乗せてエルサレムに運び、ダビデの町の彼の墓に先祖と共に葬った。

9:29 アハブの子ヨラムの治世第十一年に、アハズヤはユダの王となった。

 

新改訳1970

9:14 こうして、ニムシの子ヨシャパテの子エフーは、ヨラムに対して謀反を起こした。――ヨラムは全イスラエルを率いて、ラモテ・ギルアデでアラムの王ハザエル を防いだが、

9:15 ヨラム王は、アラムの王ハザエルと戦ったときにアラム人に負わされた傷をいやすため、イズレエルに帰って来ていた。――エフーは言った。「もし、これがあ なたがたの本心であれば、だれもこの町からのがれ出て、イズレエルに知らせに行ってはならない。」

9:16 それから、エフーは車に乗って、イズレエルへ行った。ヨラムがそこで床についており、ユダの王アハズヤもヨラムを見舞いに下っていたからである。

9:17 イズレエルのやぐらの上に、ひとりの見張りが立っていたが、エフーの軍勢がやって来るのを見て、「軍勢が見える。」と言った。ヨラムは、「騎兵ひとりを選 んで彼らを迎えにやり、お元気ですかと、尋ねさせなさい。」と言った。

9:18 そこで、騎兵は彼を迎えに行って言った。「王が、お元気ですかと尋ねておられます。」エフーは言った。「元気かどうか、あなたの知ったことではない。私の うしろについて来い。」一方、見張りは報告して言った。「使者は彼らのところに着きましたが、帰って来ません。」

9:19 そこでヨラムは、もうひとりの騎兵を送った。彼は彼らのところに行って言った。「王が、お元気ですかと尋ねておられます。」すると、エフーは言った。「元 気かどうか、あなたの知ったことではない。私のうしろについて来い。」

9:20 見張りはまた、報告して言った。「あれは彼らのところに着きましたが、帰って来ません。しかし、車の御し方は、ニムシの子エフーの御し方に似ています。気 が狂ったように御しています。」

9:21 ヨラムは、「馬をつけよ。」と命じた。馬を戦車につけると、イスラエルの王ヨラムとユダの王アハズヤは、おのおの自分の戦車に乗って出て行き、エフーを迎 えに出て行った。彼らはイズレエル人ナボテの所有地で彼に出会った。

9:22 ヨラムはエフーを見ると、「エフー。元気か。」と尋ねた。エフーは答えた。「何が元気か。あなたの母イゼベルの姦淫と呪術とが盛んに行なわれているかぎ り。」

9:23 それでヨラムは手綱を返して逃げ、アハズヤに、「アハズヤ。悪巧みだ。」と叫んだ。

9:24 エフーは弓を力いっぱい引き絞り、ヨラムの両肩の間を射た。矢は彼の心臓を射抜いたので、彼は車の中にくずおれた。

9:25 エフーは侍従のビデカルに命じた。「これを運んで行き、イズレエル人ナボテの所有地であった畑に投げ捨てよ。私とあなたが馬に乗って彼の父アハブのあとに 並んで従って行ったとき、主が彼にこの宣告を下されたことを思い出すがよい。

9:26 『わたしは、きのう、ナボテの血とその子らの血とを確かに見届けた。――主の御告げだ――わたしは、この地所であなたに報復する。――主の御告げだ――』 それで今、彼を運んで行って、主のことばのとおり、あの地所に彼を投げ捨てよ。」

9:27 ユダの王アハズヤはこれを見ると、ベテ・ハガンの道へ逃げた。エフーはそのあとを追いかけて、「あいつも打ち取れ。」と叫んだので、彼らはイブレアムのそ ばのグルの坂道で、車の上の彼に傷を負わせた。それでも彼はメギドに逃げたが、そこで死んだ。

9:28 彼の家来たちは彼を車に載せて、エルサレムに運び、ダビデの町の彼の墓に先祖たちといっしょに葬った。

9:29 アハズヤはアハブの子ヨラムの第十一年に、ユダの王となっていた。

 

口語訳1955

9:14 こうしてニムシの子であるヨシャパテの子エヒウはヨラムにそむいた。(ヨラムはイスラエルをことごとく率いて、ラモテ・ギレアデでスリヤの王ハザエルを防 いだが、

9:15 ヨラム王はスリヤの王ハザエルと戦った時に、スリヤびとに負わされた傷をいやすため、エズレルに帰っていた。)エヒウは言った、「もしこれがあなたがたの 本心であるならば、ひとりもこの町から忍び出て、これをエズレルに告げてはならない」。

9:16 そしてエヒウは車に乗ってエズレルへ行った。ヨラムがそこに伏していたからである。またユダの王アハジヤはヨラムを見舞うために下っていた。

9:17 さてエズレルのやぐらに、ひとりの物見が立っていたが、エヒウの群衆が来るのを見て、「群衆が見える」と言ったので、ヨラムは言った、「ひとりを馬に乗せ てつかわし、それに会わせて『平安ですか』と言わせなさい」。

9:18 そこでひとりが馬に乗って行き、彼に会って言った、「王はこう仰せられます、『平安ですか』」。エヒウ言った、「あなたは平安となんの関係がありますか。 わたしのあとについてきなさい」。物見はまた告げて言った、「使者は彼らの所へ行きましたが、帰ってきません」。

9:19 そこで再び人を馬でつかわしたので、彼らの所へ行って言った、「王はこう仰せられます、『平安ですか』」。エヒウは答えて言った、「あなたは平安となんの 関係がありますか。わたしのあとについてきなさい」。

9:20 物見はまた告げて言った、「彼も、彼らの所へ行きましたが帰ってきません。あの車の操縦はニムシの子エヒウの操縦するのに似て、猛烈な勢いで操縦して来ま す」。

9:21 そこでヨラムが「車を用意せよ」と言ったので、車を用意すると、イスラエルの王ヨラムと、ユダの王アハジヤは、おのおのその車で出て行った。すなわちエヒ ウに会うために出ていって、エズレルびとナボテの地所で彼に会った。

9:22 ヨラムはエヒウを見て言った、「エヒウよ、平安ですか」。エヒウは答えた、「あなたの母イゼベルの姦淫と魔術とが、こんなに多いのに、どうして平安であり えましょうか」。

9:23 その時ヨラムは車をめぐらして逃げ、アハジヤにむかって、「アハジヤよ、反逆です」と言うと、

9:24 エヒウは手に弓をひきしぼって、ヨラムの両肩の間を射たので、矢は彼の心臓を貫き、彼は車の中に倒れた。

9:25 エヒウはその副官ビデカルに言った、「彼を取りあげて、エズレルびとナボテの畑に投げ捨てなさい。かつて、わたしとあなたと、ふたり共に乗って、彼の父ア ハブに従ったとき、主が彼について、この預言をされたことを記憶しなさい。

9:26 すなわち主は言われた、『まことに、わたしはきのうナボテの血と、その子らの血を見た』。また主は言われた、『わたしはこの地所であなたに報復する』と。 それゆえ彼を取りあげて、その地所に投げすて、主の言葉のようにしなさい」。

9:27 ユダの王アハジヤはこれを見てベテハガンの方へ逃げたが、エヒウはそのあとを追い、「彼をも撃て」と言ったので、イブレアムのほとりのグルの坂で車の中の 彼を撃った。彼はメギドまで逃げていって、そこで死んだ。

9:28 その家来たちは彼を車に載せてエルサレムに運び、ダビデの町で彼の墓にその先祖たちと共に葬った。

9:29 アハブの子ヨラムの第十一年にアハジヤはユダの王となったのである。

 


文 語訳1917
9:14 ニムシの子なるヨシヤバテの子ヱヒウ斯ヨラムに叛けり(ヨラムはイスラエルを盡くひきゐてギレアデのラモテに於てスリアの王ハザエルを禦ぎたりしが
9:15 ヨラム王はそのスリアの王ハザエルと戰ふ時にスリア人に負せられたるところの傷を痊さんとてヱズレルに歸りてをる)ヱヒウ言けるは若なんぢらの心にかなは ば一人もこの邑より走いでてこれをヱズレルに言ふ者なからしめよと
9:16 ヱヒウすなはちヱズレルをさして乗往りヨラムかしこに臥をればなりまたユダの王アハジアはヨラムを訪に下りてをる
9:17 ヱズレルの戌樓に一箇の守望者立をりしがヱヒウの群衆のきたるを見て我群衆を見るといひければヨラム言ふ一人を馬に乗て遣し其に會しめて平安なるやと言し めよと
9:18 是において一人馬にて行てこれに會ひ王かく宣まふ平安なるやと言ふにヱヒウ言けるは平安は汝の與るところならんや吾後にまはれと守望者また告て言ふ使者か れらの許に往たるが歸り來ずと
9:19 是をもて再び人を馬にて遣したればその人かれらに到りて王かく宣まふ何か變事あるやと言ふにヱヒウ答て平安は汝の與るところならんや吾後にまはれと言ふ
9:20 守望者また告て言ふ彼も彼等の所にまで到りしが歸り來ずその車を趨するはニムシの子ヱヒウが趨するに似狂ふて趨らせ來る
9:21 是においてヨラム車を整へよと言ひけるが車整ひたればイスラエルの王ヨラムとユダの王アハジアおのおのその車にて出たり即ちかれらヱヒウにむかひて出きた りヱズレル人ナボテの地にて之に會けるが
9:22 ヨラム、ヱヒウを見てヱヒウよ平安なるやといひたればヱヒウこたへて汝の母イゼベルの姦淫と魔術と斯多かれば何の平安あらんやと云り
9:23 ヨラムすなはち手をめぐらして逃げアハジアにむかひ反逆なりアハジアよと言ふに
9:24 ヱヒウ手に弓をひきしぼりてヨラムの肩の間を射たればその矢かれの心をいぬきて出で彼は車の中に偃ししづめり
9:25 ヱヒウその將ビデカルに言けるは彼をとりてヱズレル人ナボテの地の中に投すてよ其は汝憶ふべし甞て我と汝と二人ともに乗て彼の父アハブに從へる時にヱホバ 斯かれの事を預言したまへり
9:26 曰くヱホバ言ふ誠に我昨日ナボテの血とその子等の血を見たりヱホバ言ふ我この地において汝にむくゆることあらんと然ば彼をとりてその地になげすててヱホバ の言のごとくにせよ
9:27 ユダの王アハジアはこれを視て園の家の途より逃ゆきけるがヱヒウその後を追ひ彼をも車の中に撃ころせと言しかばイブレアムの邊なるグルの坂にてこれを撃た ればメギドンまで逃ゆきて其處に死り
9:28 その臣僕等すなはち之を車にのせてエルサレムにたづさへゆきダビデの邑においてかれの墓にその先祖等とおなじくこれを葬れり
9:29 アハブの子ヨラムの十一年にアハジアはユダの王となりしなり


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 黙  2:20

2:20 しかし、あなたに対して責むべきことがある。あなたは、あのイゼベルという女を、そのなすがままにさせている。この女は女預言者と自 称し、わたしの僕たちを教え、惑わして、不品行をさせ、偶像にささげたものを食べさせている。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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列王記 下 9:30−37 

イゼベルの最期

 

翻訳比較


フランシスコ会訳2013
030
イエフはイズレエルに来た。イゼベルはそれを聞くと目に化粧をして髪を結い、窓から見下ろした。

031イエフが門を入ってくると、彼 女は「お変わりないですか。主君殺しのジムリ」と呼びかけた。

032イエフは窓を見上げ、「わたし に味方する者は誰だ、誰だ」と言うと、二、三人の宦官が見下ろしたので、

033「その女を突き落とせ」と言っ た。彼らはイゼベルを突き落とし、彼女の血は壁や馬に飛び散り、彼女は踏みにじられた。

034イエフは中に入って飲み食いし た。それから言った、「あの呪われた女の面倒を見てやれ。彼女も王の娘だったのだから葬ってやれ」。

035そこで彼らが葬ろうとして行っ てみると、彼女の頭蓋骨、両足と両方の手のひらしかなかった。

036彼らが帰ってこのことを報告す るとイエフは言った、「それはまさしく主がその僕ティシュベ人エリヤを通して仰せになったとおりだ。『イズレエルの所有地で犬どもは イゼベルの肉を食らい、

037イゼベルの遺体は、イズレエル の所有地で畑の面にまかれた肥やしのようになり、誰も、これがイゼベルだとは言えなくなる』」。


 

新共同訳1987

9:30 イエフがイズレエルに来たとき、イゼベルはそれを聞いて、目に化粧をし、髪を結い、窓から見下ろしていた。

9:31 イエフが城門を入って来ると、「主人殺しのジムリ、御無事でいらっしゃいますか」と言った。

9:32 彼は窓を見上げ、「わたしの味方になる者は誰だ、誰だ」と言うと、二、三人の宦官が見下ろしたので、

9:33 「その女を突き落とせ」と言った。彼らがイゼベルを突き落としたので、その血は壁や馬に飛び散り、馬が彼女を踏みつけた。

9:34 彼は家に入って食事をしてから言った。「あの呪われた女の面倒を見てやれ。彼女も王女だったのだから、葬ってやれ。」

9:35 だが、人々が葬ろうとして行くと、頭蓋骨と両足、両手首しかなかった。

9:36 彼らが帰って、そのことを知らせると、イエフは言った。「これは主の言葉のとおりだ。主はその僕ティシュベ人エリヤによってこう言われた。『イゼベルの肉 は、イズレエルの所有地で犬に食われ、

9:37 イゼベルの遺体はイズレエルの所有地で畑の面にまかれた肥やしのようになり、これがイゼベルだとはだれも言えなくなる。』」

 

新改訳1970

9:30 エフーがイズレエルに来たとき、イゼベルはこれを聞いて、目の縁を塗り、髪を結い直し、窓から見おろしていた。

9:31 エフーが門にはいって来たので、彼女は、「元気かね。主君殺しのジムリ。」と言った。

9:32 彼は窓を見上げて、「だれか私にくみする者はいないか。だれかいないか。」と言った。二、三人の宦官が彼を見おろしていたので、

9:33 彼が、「その女を突き落とせ。」と言うと、彼らは彼女を突き落とした。それで彼女の血は壁や馬にはねかかった。エフーは彼女を踏みつけた。

9:34 彼は内にはいって飲み食いし、それから言った。「あののろわれた女を見に行って、彼女を葬ってやれ。あれは王の娘だから。」

9:35 彼らが彼女を葬りに行ってみると、彼女の頭蓋骨と両足と両方の手首しか残っていなかったので、

9:36 帰って来て、エフーにこのことを知らせた。すると、エフーは言った。「これは、主がそのしもべティシュベ人エリヤによって語られたことばのとおりだ。『イ ズレエルの地所で犬どもがイゼベルの肉を食らい、

9:37 イゼベルの死体は、イズレエルの地所で畑の上にまかれた肥やしのようになり、だれも、これがイゼベルだと言えなくなる。』」

 

口語訳1955

9:30 エヒウがエズレルにきた時、イゼベルはそれを聞いて、その目を塗り、髪を飾って窓から望み見たが、

9:31 エヒウが門にはいってきたので、「主君を殺したジムリよ、無事ですか」と言った。

9:32 するとエヒウは顔をあげて窓にむかい、「だれか、わたしに味方する者があるか。だれかあるか」と言うと、二、三人の宦官がエヒウを望み見たので、

9:33 エヒウは「彼女を投げ落せ」と言った。彼らは彼女を投げ落したので、その血が壁と馬とにはねかかった。そして馬は彼女を踏みつけた。

9:34 エヒウは内にはいって食い飲みし、そして言った、「あののろわれた女を見、彼女を葬りなさい。彼女は王の娘なのだ」。

9:35 しかし彼らが彼女を葬ろうとして行って見ると、頭蓋骨と、足と、たなごころのほか何もなかったので、

9:36 帰って、彼に告げると、彼は言った、「これは主が、そのしもべ、テシベびとエリヤによってお告げになった言葉である。すなわち『エズレルの地で犬がイゼベ ルの肉を食うであろう。

9:37 イゼベルの死体はエズレルの地で、糞土のように野のおもてに捨てられて、だれも、これはイゼベルだ、と言うことができないであろう』」。

 

文 語訳1917
9:30 斯てヱヒウ、ヱズレルにきたりしかばイゼベル聞てその目を塗り髮をかざりて窓より望みけるが
9:31 ヱヒウ門に入きたりたればその主を弑せしジムリよ平安なるやと言り
9:32 ヱヒウすなはち面をあげて窓にむかひ誰か我に與ものあるや誰かあるやと言けるに二三の寺人ヱヒウを望みたれば
9:33 彼を投おとせと言りすなはち之を投おとしたればその血牆と馬とにほどばしりつけりヱヒウこれを踏とほれり
9:34 斯て彼内にいりて食飮をなし而して言けるは往てかの詛はれし婦を見これを葬れ彼は王の女子なればなりと
9:35 是をもて彼を葬らんとて往て見るにその頭骨と足と掌とありしのみなりければ
9:36 歸りで彼につぐるに彼言ふ是すなはちヱホバがその僕なるテシベ人エリヤをもて告たまひし言なり云くヱズレルの地において犬イゼベルの肉を食はん
9:37 イゼベルの屍骸はヱズレルの地に於て糞土のごとくに野の表にあるべし是をもて是はイゼベルなりと指て言ふこと能ざらん


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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