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サムエル記下2:1−7      

ダビデ、ユダの王となる

 

翻訳比較


フランシスコ 会訳2013

001この後、ダビデは主に伺いを立て、「ユダのどこか の町に上るべきでしょうか」と尋ねた。主は「上れ」とお答えになった。ダビデがさらに、「どこに上って行くべきでしょうか」と尋 ねると、「ヘブロンへ」とお答えになった。

002そこで、ダビデは二人の妻、イズレエル人アヒノア ムと、カルメル人ナバルの妻であったアビガイルを連れてヘブロンに上って行った。

003また、ダビデは自分とともにいた部下を、その家族 と一緒に連れて上った。こうして彼らはヘブロンの町々に住んだ。

004そこにユダの人々がやって来て、ダビデに油を注 ぎ、ユダの家の王とした。

さて、ギレアドのヤベシュの人々がサウルを葬った、という知らせを受けると、

005ダビデはギレアドのヤベシュの人々のもとへ使者を 遣わして、こう言わせた、「主君サウルに忠誠を尽くして、彼を葬ってくれたあなたたちの上に、主の祝福があるように。

006今こそ主があなたたちに、慈しみとまことを示して くださるように。このような行いをしたあなたたちに対して、わたしも好意を示そう。

007さあ、あなたたちの腕を強くし、勇敢な者となれ。 あなたたちの主君サウルは死んだが、ユダの家はわたしに油を注いで、彼らの王とした」。


 

新共同訳1987

2:1 その後ダビデは主に託宣を求めて言った。「どこかユダの町に上るべきでしょうか。」主は言われた。「上れ。」更にダビデは尋ねた。「どこへ上ればよいので しょうか。」「ヘブロンへ」と主はお答えになった。

2:2 そこでダビデは二人の妻、イズレエルのアヒノアムとカルメルのナバルの妻であったアビガイルを連れて、ヘブロンへ上った。

2:3 ダビデは彼に従っていた兵をその家族と共に連れて上った。こうして彼らはヘブロンの町々に住んだ。

2:4 ユダの人々はそこに来て、ダビデに油を注ぎ、ユダの家の王とした。ギレアドのヤベシュの人々がサウルを葬ったと知らされたとき、

2:5 ダビデはギレアドのヤベシュの人々に使者を送ってこう言わせた。「あなたがたが主に祝福されますように。あなたがたは主君サウルに忠実を尽くし、彼を葬り ました。

2:6 今、主があなたがたに慈しみとまことを尽くしてくださいますように。わたしも、そうしたあなたがたの働きに報いたいと思います。

2:7 力を奮い起こし、勇敢な者となってください。あなたがたの主君サウルは亡くなられましたが、ユダの家はこのわたしに油を注いで自分たちの王としました。」

 

新改訳1970

2:1 この後、ダビデは主に伺って言った。「ユダの一つの町へ上って行くべきでしょうか。」すると主は彼に、「上って行け。」と仰せられた。ダビデが、「どこへ 上るのでしょうか。」と聞くと、主は、「ヘブロンへ。」と仰せられた。

2:2 そこでダビデは、ふたりの妻、イズレエル人アヒノアムと、ナバルの妻であったカルメル人アビガイルといっしょに、そこへ上って行った。

2:3 ダビデは、自分とともにいた人々を、その家族といっしょに連れて上った。こうして彼らはヘブロンの町々に住んだ。

2:4 そこへユダの人々がやって来て、ダビデに油をそそいでユダの家の王とした。ヤベシュ・ギルアデの人々がサウルを葬った、ということがダビデに知らされたと き、

2:5 ダビデはヤベシュ・ギルアデの人々に使いを送り、彼らに言った。「あなたがたの主君サウルに、このような真実を尽くして、彼を葬ったあなたがたに、主の祝 福があるように。

2:6 今、主があなたがたに恵みとまことを施してくださるように。この私も、あなたがたがこのようなことをしたので、善をもって報いよう。

2:7 さあ、強くあれ。勇気のある者となれ。あなたがたの主君サウルは死んだが、ユダの家は私に油をそそいで、彼らの王としたのだ。」

 

口語訳1955

2:1 この後、ダビデは主に問うて言った、「わたしはユダの一つの町に上るべきでしょうか」。主は彼に言われた、「上りなさい」。ダビデは言った、「どこへ上る べきでしょうか」。主は言われた、「ヘブロンへ」。

2:2 そこでダビデはその所へ上った。彼のふたりの妻、エズレルの女アヒノアムと、カルメルびとナバルの妻であったアビガイルも上った。

2:3 ダビデはまた自分と共にいた人々を、皆その家族と共に連れて上った。そして彼らはヘブロンの町々に住んだ。

2:4 時にユダの人々がきて、その所でダビデに油を注ぎ、ユダの家の王とした。人々がダビデに告げて、「サウルを葬ったのはヤベシ・ギレアデの人々である」と 言ったので、

2:5 ダビデは使者をヤベシ・ギレアデの人々につかわして彼らに言った、「あなたがたは、主君サウルにこの忠誠をあらわして彼を葬った。どうぞ主があなたがたを 祝福されるように。

2:6 どうぞ主がいまあなたがたに、いつくしみと真実を示されるように。あなたがたが、この事をしたので、わたしもまたあなたがたに好意を示すであろう。

2:7 今あなたがたは手を強くし、雄々しくあれ。あなたがたの主君サウルは死に、ユダの家がわたしに油を注いで、彼らの王としたからである」。


文 語訳1917
2:1 此のちダビデ、ヱホバに問ていひけるは我ユダのひとつの邑にのぼるべきやヱホバかれにいひたまひけるはのぼれダビデいひけるは何處にのぼるべきやヱホバい ひたまひけるはヘブロンにのぼるべしと
2:2 ダビデすなはち彼處にのぼれりその二人の妻ヱズレル人アヒノアムおよびカルメル人ナバルの妻なりしアビガルもともにのぼれり
2:3 ダビデ其おのれとともにありし從者と其家族をことごとく將のぼりければ皆ヘブロンの諸巴にすめり
2:4 時にユダの人々きたり彼處にてダビデに膏をそそぎてユダの家の王となせり 人々ダビデにつげてサウルを葬りしはヤベシギレアデの人なりといひければ
2:5 ダビデ使者をヤベシギレアデの人におくりてこれにいひけるは汝らこの厚意を汝らの主サウルにあらはしてかれを葬りたればねがはくは汝らヱホバより福祉をえ よ
2:6 ねがはくはヱホバ恩寵と眞實を汝等にしめしたまへ汝らこの事をなしたるにより我亦汝らに此恩惠をしめすなり
2:7 されば汝ら手をつよくして勇ましくなれ汝らの主サウルは死たり又ユダの家我に膏をそそぎて我をかれらの王となしたればなりと


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 Uテモ1:16-18

1:16 どうか、主が、オネシ ポロの家にあわれみをたれて下さるように。彼はたびたび、わたしを慰めてくれ、またわたしの鎖を恥とも思わないで、

1:17 ローマに着いた時には、熱心にわたしを捜しまわった末、尋ね出してくれたのである。

1:18 どうか、主がかの日に、あわれみを彼に賜わるように。――彼がエペソで、どれほどわたしに仕えてくれたかは、だれよりもあなたがよく 知っている。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 Tテモ1:16

1:16 しかし、わたしがあわれみをこうむったのは、キリスト・イエスが、まずわたしに対して限りない寛容を示し、そして、わたしが今後、彼 を信じて永遠のいのちを受ける者の模範となるためである。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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サムエル記下 2:8−3:1 

イスラエルとユダの戦い

 

翻訳比較

フランシ スコ会訳2013
008
サウルの軍隊の総司令官であったネルの子アブネル は、サウルの子イシュ・ボシェトを擁してマハナイムに渡り、

009彼をギレアド、アシュル人、イズレエル、エフライ ム、ベニヤミンなど、全イスラエルの王とした。

010サウルの子イシュ・ボシェトは四十歳でイスラエル の王となり、二年間王位にあった。しかし、ユダの家はダビデに従っていた。

011ダビデがユダの王としてヘブロンに住んだ期間は、 七年と六か月であった。

012ネルの子アブネルはサウルの子イシュ・ボシェトの 家来たちを引き連れ、マハナイムを出てギブオンへ向かった。

013一方ツェルヤの子ヨアブもダビデの家来たちを引き 連れて出動した。両軍はギブオンの池のほとりで出会い、一方は池のこちら側に、他方は池の向こう側に陣取った。

014アブネルはヨアブに言った、「若者たちを出して、 われわれの前で勝負させよう」。ヨアブは、「よし、やらせよう」と応じた。

015そこで、サウルの子イシュ・ボシェトに属するベニ ヤミン族から十二人、ダビデの家来の中から十二人、それぞれ同数の者が出た。

016彼らは互いに相手の頭をつかみ、剣を相手の脇腹に 刺し、ともに倒れた。それで、ギブオンのこの場所は、ヘルカト・ツリムと呼ばれている。

017その日の戦いは激しさを極め、アブネルとイスラエ ルの兵士たちは、ダビデの家来たちの前に敗れた。

018ツェルヤの三人の息子、ヨアブ、アビシャイ、アサ エルが居合わせたが、中でもアサエルは野のかもしかのように足が速かった。

019アサエルはアブネルを追いかけ、右にも左にもそれ ることなくひたすらアブネルを追った。

020アブネルは振り返り、「お前はアサエルか」と言っ た。彼は、「そうだ」と答えた。

021アブネルは言った、「右か左に行って兵卒の一人を 捕らえ、その者からはぎ取っていけ」。しかし、アサエルは後を追うのをやめようとはしなかった。

022アブネルは、再びアサエルに言った、「わたしを追 うのはやめろ。なぜわたしがお前を地に打ち倒さなければならないのか。どうしてわたしはお前の兄、ヨアブに顔向けができよう」。

023しかし、アサエルはやめようとしなかった。そこで アブネルは、槍の石突きで彼の腹を突き刺した。槍は背中まで突き抜け、彼はその場に倒れて死んだ。アサエルが倒れて死んでいるそ の場所に来た者はみな、立ちすくんだ。

024しかし、ヨアブとアビシャイはアブネルを追い続け た。彼らがアンマの丘に来たとき、日が沈んだ。そこはギブオンの荒れ野に向かう途中にあるギアの手前であった。

025ベニヤミン族の者たちはアブネルに従って集結し、 一団となって丘の上に立った。

026アブネルはヨアブに呼びかけて言った、「いつまで も剣が人を滅ぼしてよいものか。その行き着く所は悲惨だと知らないのか。いつになったら兵士たちに命じて、兄弟たちを追うのをや めさせるのか」。

027ヨアブは言った、「生ける神の命にかけて言う。も し、あなたが言い出さなかったなら、兵士たちはみな朝まで兄弟を追いかけていたであろう」。

028そこでヨアブは角笛を吹き鳴らしたので、兵士は全 員立ち止まり、それ以上イスラエルを追うのをやめ、もはや戦いを続けることはなかった。

029アブネルとその部下は、夜通し歩いてアラバを通り ヨルダン川を渡って、午前中歩いてマハナイムに着いた。

030ヨアブは、アブネルを追うのをやめて、兵士全員を 集めてみると、ダビデの家来の十九人とアサエルが欠けていた。

031しかし、ダビデの家来たちは、アブネルの部下、ベ ニヤミン族の者たちを三百六十人も打ち殺していた。

032彼らはアサエルを運んで、ベツレヘムにある彼の父 の墓に葬った。それから、ヨアブとその部下は夜通し歩き続け、ヘブロンで夜明けを迎えた。


3章

001サウルの家とダビデの家との戦いは長い間続いた。 ダビデはますます勢力を増し、サウルの家は次第に衰えていった。



 

新共同訳1987

2:8 サウルの軍の司令官、ネルの子アブネルは、サウルの子イシュ・ボシェトを擁立してマハナイムに移り、

2:9 彼をギレアド、アシュル人、イズレエル、エフライム、ベニヤミン、すなわち全イスラエルの王とした。

2:10 サウルの子イシュ・ボシェトは四十歳でイスラエルの王となり、二年間王位にあった。だが、ユダの家はダビデに従った。

2:11 ダビデがユダの家の王としてヘブロンにとどまった期間は七年六か月であった。

2:12 ネルの子アブネルは、サウルの子イシュ・ボシェトの家臣と共にマハナイムを出て、ギブオンに向かった。

2:13 一方、ツェルヤの子ヨアブとダビデの家臣も出陣した。両軍はギブオンの池で出会い、一方は池のこちら側に、他方は向こう側にとどまった。

2:14 アブネルはヨアブに申し入れた。「若者を立てて、我々の前で勝負させてはどうか。」「よかろう」とヨアブは言った。

2:15 ベニヤミン族とサウルの子イシュ・ボシェトの側から十二人、ダビデの家臣からも十二人、同数の者が立って次々と出て行った。

2:16 彼らはそれぞれ相手の頭をとらえ、剣を相手の脇腹に突き刺し、皆共に倒れた。その場所はヘルカト・ツリムと呼ばれ、ギブオンにある。

2:17 その日、激しい戦いが続き、アブネルとイスラエルの兵がダビデの家臣に打ち負かされた。

2:18 ツェルヤの三人の息子、ヨアブ、アビシャイ、アサエルも戦いに加わっていたが、アサエルは野のかもしかのように足が速く、

2:19 アブネルを追跡し、右にも左にもそれることなくアブネルの後を追った。

2:20 アブネルは振り向いて言った。「お前はアサエルだな。」「そうだ」と彼は答えた。

2:21 「右か左にそれて若者の一人でも捕らえ、身につけているものを奪ったらどうだ」とアブネルは言ったが、アサエルはアブネルを追って離れようとしなかった。

2:22 アブネルは重ねてアサエルに言った。「追うのはやめてくれ。お前を地に打ち倒すわけにはいかない。お前の兄、ヨアブに顔向けできないではないか。」

2:23 だがアサエルは頑として離れなかった。アブネルは槍の石突きでアサエルの下腹を突いた。槍は背中まで突き抜け、アサエルは倒れ、その場で死んだ。アサエル が倒れて死んでいる所まで来た者は皆、立ち止まったが、

2:24 ヨアブとアビシャイはアブネルを追い続けた。夕暮れ時となって、彼らはギブオンの荒れ野に続くギアの入り口にあったアンマの丘に着いた。

2:25 ベニヤミン族はアブネルに合流し、一団となって一つの丘の頂にとどまった。

2:26 アブネルはヨアブに呼びかけて言った。「いつまで剣の餌食とし合うのか。悲惨な結末になることを知らぬわけではあるまい。いつになったら、兄弟を追うのは やめよ、と兵士に命じるのか。」

2:27 ヨアブは答えた。「神は生きておられる。もしお前がそう言い出さなかったなら、兵士は朝までその兄弟を追い続けたことだろう。」

2:28 ヨアブは角笛を吹いた。兵士は皆、イスラエル軍を追うことをやめ、それ以上戦いを続けなかった。

2:29 アブネルとその兵はアラバを夜通し歩いてヨルダン川を渡り、更に午前中も歩いて、マハナイムに着いた。

2:30 ヨアブはアブネルの追跡から戻り、兵士を皆集合させた。ダビデの家臣のうち十九人とアサエルが欠けていた。

2:31 ダビデの家臣はベニヤミン族とアブネルの兵のうち三百六十人を打ち殺した。

2:32 アサエルはベツレヘムに運ばれ、父の墓に葬られた。ヨアブとその兵は夜通し歩いて、明け方ヘブロンに着いた。

3:1 サウル王家とダビデ王家との戦いは長引いたが、ダビデはますます勢力を増し、サウルの家は次第に衰えていった。

 

新改訳1970

2:8 一方、サウルの将軍であったネルの子アブネルは、サウルの子イシュ・ボシェテをマハナイムに連れて行き、

2:9 彼をギルアデ、アシュル人、イズレエル、エフライム、ベニヤミン、全イスラエルの王とした。

2:10 サウルの子イシュ・ボシェテは、四十歳でイスラエルの王となり、二年間、王であった。ただ、ユダの家だけはダビデに従った。

2:11 ダビデがヘブロンでユダの家の王であった期間は、七年六か月であった。

2:12 ネルの子アブネルは、サウルの子イシュ・ボシェテの家来たちといっしょにマハナイムを出て、ギブオンへ向かった。

2:13 一方、ツェルヤの子ヨアブも、ダビデの家来たちといっしょに出て行った。こうして彼らはギブオンの池のそばで出会った。一方は池のこちら側に、他方は池の 向こう側にとどまった。

2:14 アブネルはヨアブに言った。「さあ、若い者たちを出して、われわれの前で闘技をさせよう。」ヨアブは言った。「出そう。」

2:15 そこで、ベニヤミンとサウルの子イシュ・ボシェテの側から十二人、ダビデの家来たちから十二人が順番に出て行った。

2:16 彼らは互いに相手の頭をつかみ、相手のわき腹に剣を刺し、一つになって倒れた。それでその所はヘルカテ・ハツリムと呼ばれた。それはギブオンにある。

2:17 その日、戦いは激しさをきわめ、アブネルとイスラエルの兵士たちは、ダビデの家来たちに打ち負かされた。

2:18 そこに、ツェルヤの三人の息子、ヨアブ、アビシャイ、アサエルが居合わせた。アサエルは野にいるかもしかのように、足が早かった。

2:19 アサエルはアブネルのあとを追った。右にも左にもそれずに、アブネルを追った。

2:20 アブネルは振り向いて言った。「おまえはアサエルか。」彼は答えた。「そうだ。」

2:21 アブネルは彼に言った。「右か左にそれて、若者のひとりを捕え、その者からはぎ取れ。」しかしアサエルは、アブネルを追うのをやめず、ほかへ行こうともし なかった。

2:22 アブネルはもう一度アサエルに言った。「私を追うのをやめて、ほかへ行け。なんでおまえを地に打ち倒すことができよう。どうしておまえの兄弟ヨアブに顔向 けができよう。」

2:23 それでもアサエルは、ほかへ行こうとはしなかった。それでアブネルは、槍の石突きで彼の下腹を突き刺した。槍はアサエルを突き抜けた。アサエルはその場に 倒れて、そこで死んだ。アサエルが倒れて死んだ場所に来た者はみな、立ち止まった。

2:24 しかしヨアブとアビシャイは、アブネルのあとを追った。彼らがアマの丘に来たとき太陽が沈んだ。アマはギブオンの荒野の道沿いにあるギアハの手前にあっ た。

2:25 ベニヤミン人はアブネルに従って集まり、一団となって、そこの丘の頂上に立った。

2:26 アブネルはヨアブに呼びかけて言った。「いつまでも剣が人を滅ぼしてよいものか。その果ては、ひどいことになるのを知らないのか。いつになったら、兵士た ちに、自分の兄弟たちを追うのをやめて帰れ、と命じるつもりか。」

2:27 ヨアブは言った。「神は生きておられる。もし、おまえが言いださなかったなら、確かに兵士たちは、あしたの朝まで、自分の兄弟たちを追うのをやめなかった だろう。」

2:28 ヨアブが角笛を吹いたので、兵士たちはみな、立ち止まり、もうイスラエルのあとを追わず、戦いもしなかった。

2:29 アブネルとその部下たちは、一晩中アラバを通って行き、ヨルダン川を渡り、午前中、歩き続けて、マハナイムに着いた。

2:30 一方、ヨアブはアブネルを追うのをやめて帰った。兵士たちを全部集めてみると、ダビデの家来十九人とアサエルがいなかった。

2:31 ダビデの家来たちは、アブネルの部下であるベニヤミン人のうち三百六十人を打ち殺していた。

2:32 彼らはアサエルを運んで、ベツレヘムにある彼の父の墓に葬った。ヨアブとその部下たちは、一晩中歩いて、夜明けごろ、ヘブロンに着いた。

3:1 サウルの家とダビデの家との間には、長く戦いが続いた。ダビデはますます強くなり、サウルの家はますます弱くなった。

 

口語訳1955

2:8 さてサウルの軍の長、ネルの子アブネルは、さきにサウルの子イシボセテを取り、マハナイムに連れて渡り、

2:9 彼をギレアデ、アシュルびと、エズレル、エフライム、ベニヤミンおよび全イスラエルの王とした。

2:10 サウルの子イシボセテはイスラエルの王となった時、四十歳であって、二年の間、世を治めたが、ユダの家はダビデに従った。

2:11 ダビデがヘブロンにいてユダの家の王であった日数は七年と六か月であった。

2:12 ネルの子アブネル、およびサウルの子イシボセテの家来たちはマハナイムを出てギベオンへ行った。

2:13 ゼルヤの子ヨアブとダビデの家来たちも出ていって、ギベオンの池のそばで彼らと出会い、一方は池のこちら側に、一方は池のあちら側にすわった。

2:14 アブネルはヨアブに言った、「さあ、若者たちを立たせて、われわれの前で勝負をさせよう」。ヨアブは言った、「彼らを立たせよう」。

2:15 こうしてサウルの子イシボセテとベニヤミンびととのために十二人、およびダビデの家来たち十二人を数えて出した。彼らは立って進み、

2:16 おのおの相手の頭を捕え、つるぎを相手のわき腹に刺し、こうして彼らは共に倒れた。それゆえ、その所はヘルカテ・ハヅリムと呼ばれた。それはギベオンにあ る。

2:17 その日、戦いはひじょうに激しく、アブネルとイスラエルの人々はダビデの家来たちの前に敗れた。

2:18 その所にゼルヤの三人の子、ヨアブ、アビシャイ、およびアサヘルがいたが、アサヘルは足の早いこと、野のかもしかのようであった。

2:19 アサヘルはアブネルのあとを追っていったが、行くのに右にも左にも曲ることなく、アブネルのあとに走った。

2:20 アブネルは後をふりむいて言った、「あなたはアサヘルであったか」。アサヘルは答えた、「わたしです」。

2:21 アブネルは彼に言った、「右か左に曲って、若者のひとりを捕え、そのよろいを奪いなさい」。しかしアサヘルはアブネルを追うことをやめず、ほかに向かおう ともしなかった。

2:22 アブネルはふたたびアサヘルに言った、「わたしを追うことをやめて、ほかに向かいなさい。あなたを地に撃ち倒すことなど、どうしてわたしにできようか。そ れをすれば、わたしは、どうしてあなたの兄ヨアブに顔を合わせることができようか」。

2:23 それでもなお彼は、ほかに向かうことを拒んだので、アブネルは、やりの石突きで彼の腹を突いたので、やりはその背中に出た。彼はそこに倒れて、その場で死 んだ。そしてアサヘルが倒れて死んでいる場所に来る者は皆立ちとどまった。

2:24 しかしヨアブとアビシャイとは、なおアブネルのあとを追ったが、彼らがギベオンの荒野の道のほとり、ギアの前にあるアンマの山にきた時、日は暮れた。

2:25 ベニヤミンの人々はアブネルのあとについてきて、集まり、一隊となって、一つの山の頂に立った。

2:26 その時アブネルはヨアブに呼ばわって言った、「いつまでもつるぎをもって滅ぼそうとするのか。あなたはその結果の悲惨なのを知らないのか。いつまで民にそ の兄弟を追うことをやめよと命じないのか」。

2:27 ヨアブは言った、「神は生きておられる。もしあなたが言いださなかったならば、民はおのおのその兄弟を追わずに、朝のうちに去っていたであろう」。

2:28 こうしてヨアブは角笛を吹いたので、民はみな立ちとどまって、もはやイスラエルのあとを追わず、また重ねて戦わなかった。

2:29 アブネルとその従者たちは、夜もすがら、アラバを通って行き、ヨルダンを渡り、昼まで行進を続けてマハナイムに着いた。

2:30 ヨアブはアブネルを追うことをやめて帰り、民をみな集めたが、ダビデの家来たち十九人とアサヘルとが見当らなかった。

2:31 しかし、ダビデの家来たちは、アブネルの従者であるベニヤミンの人々三百六十人を撃ち殺した。

2:32 人々はアサヘルを取り上げてベツレヘムにあるその父の墓に葬った。ヨアブとその従者たちは、夜もすがら行って、夜明けにヘブロンに着いた。

3:1 サウルの家とダビデの家との間の戦争は久しく続き、ダビデはますます強くなり、サウルの家はますます弱くなった。



文語訳1917
2:8 爰にサウルの軍の長ネルの子アブネル、サウルの子イシボセテを取りてこれをマナイムにみちびきわたり
2:9 ギレアデとアシユリ人とヱズレルとエフライムとベニヤミンとイスラエルの衆の王となせり
2:10 サウルの子イシボセテはイスラエルの王となりし時四十歳にして二年のあひだ位にありしがユダの家はダビデにしたがへり
2:11 ダビデのヘブロンにありてユダの家の王たりし日數は七年と六ヶ月なりき
2:12 ネルの子アブネル及びサウルの子なるイシボセテの臣僕等マハナイムを出てギベオンに至れり
2:13 セルヤの子ヨアブとダビデの臣僕もいでゆけり彼らギベオンの池の傍にて出會一方は池の此畔に一方は池の彼畔に坐す
2:14 アブネル、ヨアブにいひけるはいざ少者をして起て我らのまへに戯れしめんヨアブいひけるは起しめんと
2:15 サウルの子イシボセテに屬するベニヤミンの人其數十二人及びダビデの臣僕十二人起て前み
2:16 おのおの其敵手の首を執へて劍を其敵手の脅に刺し斯して彼等倶に斃れたり是故に其處はヘルカテハヅリム(利劍の地)と稱らる即ちギベオンにあり
2:17 此日戰甚だ烈しくしてアブネルとイスラエルの人々ダビデの臣僕のまへに敗る
2:18 其處にゼルヤの三人の子ヨアブ、アビシヤイ、アサヘル居たりしがアサヘルは疾足なること野にをる?のごとくなりき
2:19 アサヘル、アブネルの後を追ひけるが行に右左にまがらずアブネルの後をしたふ
2:20 アブネル後を顧みていふ汝はアサヘルなるか彼しかりと答ふ
2:21 アブネルかれにいひけるは汝の右か左に轉向て少者の一人を擒へて其戎服を取れと然どアサヘル、アブネルをおふことを罷て外に向ふを肯ぜず
2:22 アブネルふたたびアサヘルにいふ汝我を追ことをやめて外に向へ我なんぞ汝を地に撃ち仆すべけんや然せば我いかでかわが面を汝の兄ヨアブにむくべけんと
2:23 然どもかれ外にむかふことをいなむによりアブネル槍の後銛をもてかれの腹を刺しければ槍その背後にいでたりかれ其處にたふれて立時に死り斯しかばアサヘル の仆れて死るところに來る者は皆たちどまれり
2:24 されどヨアブとアビシヤイはアブネルの後を追きたりしがギベオンの野の道傍にギアの前にあるアンマの山にいたれる時日暮ぬ
2:25 ベニヤミンの子孫アブネルにしたがひて集まり一隊となりてひとつの山の頂にたてり
2:26 爰にアブネル、ヨアブをよびていひけるは刀劍豈永久にほろぼさんや汝其終りには怨恨を結ぶにいたるをしらざるや汝何時まで民に其兄弟を追ふことをやめてか へることを命ぜざるや
2:27 ヨアブいひけるは神は活く若し汝が言出さざりしならば民はおのおの其兄弟を追はずして今晨のうちにさりゆきしならんと
2:28 かくてヨアブ喇叭を吹きければ民皆たちどまりて再イスラエルの後を追はずまたかさねて戰はざりき
2:29 アブネルと其從者終夜アラバを經ゆきてヨルダンを濟りビテロンを通りてマハナイムに至れり
2:30 ヨアブ、アブネルを追ことをやめて歸り民をことごとく集めたるにダビデの臣僕十九人とアサヘル缺てをらざりき
2:31 されどダビデの臣僕はベニヤミンとアブネルの從者三百六十人を撃ち殺せり
2:32 人々アサヘルを取りあげてベテレヘムにある其父の墓に葬るヨアブと其從者は終夜ゆきて黎明にヘブロンにいたれり
3:1 サウルの家とダビデの家の間の戰爭久しかりしがダビデは益強くなりサウルの家はますます弱くなれり

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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