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サムエル記下 6:1−23  

神の櫃、エルサレムに移される

 

翻訳比較

聖書協会共同訳2018

◆神の箱をエルサレムへ運 び上げる
サム下 6:1 ダビデはさらに、イスラエルの精鋭三万をことごとく集めた。
サム下 6:2 ダビデは、彼に従うすべての民と共にバアレ・ユダを出発し、「ケルビムの上に座す万軍の主」という名で呼ばれる神の箱をそこから運び上げた。
サム下 6:3 彼らは丘の上のアビナダブの家から神の箱を新しい車に載せ、運び出した。アビナダブの息子ウザとアフヨがその新しい車を御していた。
サム下 6:4 彼らは丘の上のアビナダブの家から神の箱を運び出した。アフヨが箱の前を進んでいた。
サム下 6:5 ダビデとイスラエルの家は皆、主の前で糸杉の楽器、琴、竪琴、タンバリン、鈴、シンバルを奏でた。
サム下 6:6 だが、一行がナコンの麦打ち場にさしかかったときである。牛がよろめいたので、ウザは神の箱の方に手を伸ばし、箱を押さえた。
サム下 6:7 すると主の怒りがウザに対して燃え上がり、神はウザが箱に手を伸ばしたということで、彼をその場で打たれた。彼は神の箱の傍らで死んだ。
サム下 6:8 ダビデも怒りに燃えた。主がウザに対して怒りをあらわにされたからである。その場所はペレツ・ウザと呼ばれて今日に至っている。
サム下 6:9 その日、ダビデは主を畏れ、「どうして主の箱を私のもとに迎えることができようか」と言った。
サム下 6:10 ダビデは主の箱を、このままダビデの町には移したくなかったので、ガト人オべド・エドムの家に向かわせた。
サム下 6:11 三か月の間、主の箱はガト人オべド・エドムの家にあった。主はオべド・エドムとその家族すべてを祝福した。
サム下 6:12 神の箱のゆえに、主がオべド・エドムの家族および持ち物すべてを祝福しておられる、とダビデ王に告げる者があった。そこで、ダビデは行って、喜 びのうちに、神の箱をオべド・エドムの家からダビデの町へと運び上げた。
サム下 6:13 主の箱を担ぐ者が六歩進んだとき、ダビデは雄牛と肥えた家畜をいけにえとして献げた。
サム下 6:14 主の前でダビデは力の限り踊った。彼は亜麻布のエフォドを身に着けていた。
サム下 6:15 ダビデとイスラエルの家は皆、喜びの声を上げ、角笛を吹き鳴らして、主の箱を運び上げた。
サム下 6:16 だが、主の箱がダビデの町に着いたとき、サウルの娘ミカルは窓から見下ろし、ダビデ王が主の前に跳ねたり踊ったりしているのを見て、心の内で蔑 んだ。
サム下 6:17 人々は主の箱を運び入れ、ダビデの張った天幕の中に置いた。ダビデは主の前に焼き尽くすいけにえと会食のいけにえを献げた。
サム下 6:18 焼き尽くすいけにえと会食のいけにえを献げ終えると、ダビデは万軍の主の名によって民を祝福した。
サム下 6:19 そして民全員、イスラエルの群衆全体に、男にも女にも、それぞれ、輪形のパン菓子一個、なつめやしの菓子一個、干しぶどうの菓子一個を分け与え た。民は皆、それぞれ自分の家に帰って行った。
サム下 6:20 ダビデが家の者を祝福しようと戻って来ると、サウルの娘ミカルがダビデを迎えて言った。「今日のイスラエルの王はなんとご立派であったことで しょう。一人の愚か者が恥ずかし気もなく裸になるように、仕え女や家臣の前で裸になられたのですから。」
サム下 6:21 ダビデはミカルに言った。「あなたの父やその家の誰でもなく、この私を選んで、主の民イスラエルの指導者と定めてくださった主の前なのだ。その 主の前で私が踊ろうというのだ。
サム下 6:22 私は今にも増してもっと卑しくなろう。自分の目にさえ卑しい者となろう。だが、あなたの言う仕え女たち――彼女たちからは、誉れを受けるであろ う。」
サム下 6:23 サウルの娘ミカルには、死ぬまで子どもがなかった。


フランシ スコ会訳2013

001
ダビデは再び、イスラエルの精鋭三万をことごとく 集めた。

002ダビデはバアレ・ユダから神の櫃を運び上げよう と、一緒にいた兵士全員とともに出かけた。その櫃には名がつけられていた。その名は「ケルビムの上に座す万軍の主」である。

003彼らは神の櫃を真新しい車に載せ、丘の上のアビナ ダブの家から運び出した。アビナダブの子ウザとアフヨが神の櫃を載せた車を操った。アフヨは櫃を先導していた。

004***

005ダビデとイスラエルの家の全員は、糸杉で作ったあ らゆる楽器、琴、竪琴、タンバリン、鈴、シンバルに合わせて、主の前で喜び踊っていた。

006ナコンの麦打ち場にさしかかったとき、ウザは手を 伸ばして神の櫃を押さえた。牛が車を引っ繰り返しそうになったからである。

007主はウザに対して怒りを燃やし、その不敬な行為の 故に、その場で彼を打たれた。彼は神の櫃の傍らで死んだ。

008主がウザに激怒されたので、ダビデの心は動揺し た。その場所は、今日もなおペレツ・ウザと呼ばれている。

009その日、ダビデは主を恐れて言った、「どうして、 主の櫃をわたしの所にお迎えできようか」。

010ダビデは主の櫃を、ダビデの町の自分の所に運びた くなかったので、代わりにガト人オベド・エドムの家にそれを運び入れた。

011こうして主の櫃は、ガト人オベド・エドムの家に三 か月の間留まった。主はオベド・エドムとその家を祝福された。

012「主がオベド・エドムとそのすべてのものを、神の 櫃の故に祝福された」とダビデに知らされた。そこで、ダビデは行って、喜びのうちに、神の櫃をオベド・エドムの家からダビデの町 に運び上げた。

013主の櫃を担ぐ者が六歩進んだとき、ダビデは雄牛、 しかも肥えたものを犠牲としてささげた。

014ダビデは亜麻布のエフォドをまとい、主の前で力の 限りくるくる踊った。

015ダビデとイスラエルの家はみな歓声をあげ、角笛を 響かせながら、主の櫃を運び上げた。

016主の櫃がダビデの町に入ったとき、サウルの娘ミカ ルは窓から見下ろしていたが、ダビデ王が主の前で跳ねたりくるくる踊ったりしているのを見て、心の中で彼を軽蔑した。

017彼らは主の櫃を運び入れ、ダビデがそのために張っ た天幕の真ん中の定めの場所に安置した。ダビデは焼き尽くす献げ物と和解の献げ物とを主の前にささげた。

018ダビデは焼き尽くす献げ物と、和解の献げ物をささ げ終わったとき、万軍の主の名によって民を祝福した。

019そして民全体、イスラエルのすべての民衆に、男に も女にも一人ひとりに、パン菓子一つ、棗椰子の菓子一つ、干しぶどうの菓子一つを配った。そして民はみな立ち去り、各々家に帰っ た。

020ダビデが自分の家族を祝福するために家に帰ると、 サウルの娘ミカルがダビデを迎えに出て、こう言った、「イスラエルの王は、今日、何と威厳がおありになったことでしょう。ならず 者が恥じもせず裸になるように、王は今日、家来のはしためたちの見ている前で裸になられたのですから」。

021ダビデはミカルに言った、「お前の父やその家の誰 でもなく、このわたしを選んで、主の民イスラエルの君主に任じてくださった主の前なのだ。わたしは主の前でならこれからも踊る。

022今までよりもさらに見下され、自分の目に下賤に見 える者となろう。しかし、お前の言うはしためたちからは尊敬されるだろう」。

023サウルの娘ミカルは、死ぬまで子がなかった。


 

新共同訳1987

6:1 ダビデは更にイスラエルの精鋭三万をことごとく集めた。

6:2 ダビデは彼に従うすべての兵士と共にバアレ・ユダから出発した。それは、ケルビムの上に座す万軍の主の御名によってその名を呼ばれる神の箱をそこから運び 上げるためであった。

6:3 彼らは神の箱を新しい車に載せ、丘の上のアビナダブの家から運び出した。アビナダブの子ウザとアフヨがその新しい車を御していた。

6:4 彼らは丘の上のアビナダブの家から神の箱を載せた車を運び出し、アフヨは箱の前を進んだ。

6:5 ダビデとイスラエルの家は皆、主の御前で糸杉の楽器、竪琴、琴、太鼓、鈴、シンバルを奏でた。

6:6 一行がナコンの麦打ち場にさしかかったとき、牛がよろめいたので、ウザは神の箱の方に手を伸ばし、箱を押さえた。

6:7 ウザに対して主は怒りを発し、この過失のゆえに神はその場で彼を打たれた。ウザは神の箱の傍らで死んだ。

6:8 ダビデも怒った。主がウザを打ち砕かれたためである。その場所をペレツ・ウザ(ウザを砕く)と呼んで今日に至っている。

6:9 その日、ダビデは主を恐れ、「どうして主の箱をわたしのもとに迎えることができようか」と言って、

6:10 ダビデの町、自分のもとに主の箱を移すことを望まなかった。ダビデは箱をガト人オベド・エドムの家に向かわせた。

6:11 三か月の間、主の箱はガト人オベド・エドムの家にあった。主はオベド・エドムとその家の者一同を祝福された。

6:12 神の箱のゆえに、オベド・エドムの一家とその財産のすべてを主は祝福しておられる、とダビデ王に告げる者があった。王は直ちに出かけ、喜び祝って神の箱を オベド・エドムの家からダビデの町に運び上げた。

6:13 主の箱を担ぐ者が六歩進んだとき、ダビデは肥えた雄牛をいけにえとしてささげた。

6:14 主の御前でダビデは力のかぎり踊った。彼は麻のエフォドを着けていた。

6:15 ダビデとイスラエルの家はこぞって喜びの叫びをあげ、角笛を吹き鳴らして、主の箱を運び上げた。

6:16 主の箱がダビデの町に着いたとき、サウルの娘ミカルは窓からこれを見下ろしていたが、主の御前で跳ね踊るダビデ王を見て、心の内にさげすんだ。

6:17 人々が主の箱を運び入れ、ダビデの張った天幕の中に安置すると、ダビデは主の御前に焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげた。

6:18 焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげ終わると、ダビデは万軍の主の御名によって民を祝福し、

6:19 兵士全員、イスラエルの群衆のすべてに、男にも女にも、輪形のパン、なつめやしの菓子、干しぶどうの菓子を一つずつ分け与えた。民は皆、自分の家に帰って 行った。

6:20 ダビデが家の者に祝福を与えようと戻って来ると、サウルの娘ミカルがダビデを迎えて言った。「今日のイスラエル王は御立派でした。家臣のはしためたちの前 で裸になられたのですから。空っぽの男が恥ずかしげもなく裸になるように。」

6:21 ダビデはミカルに言った。「そうだ。お前の父やその家のだれでもなく、このわたしを選んで、主の民イスラエルの指導者として立ててくださった主の御前で、 その主の御前でわたしは踊ったのだ。

6:22 わたしはもっと卑しめられ、自分の目にも低い者となろう。しかし、お前の言うはしためたちからは、敬われるだろう。」

6:23 サウルの娘ミカルは、子を持つことのないまま、死の日を迎えた。

 

新改訳1970

6:1 ダビデは再びイスラエルの精鋭三万をことごとく集めた。

6:2 ダビデはユダのバアラから神の箱を運び上ろうとして、自分につくすべての民とともに出かけた。神の箱は、ケルビムの上に座しておられる万軍の主の名で呼ば れている。

6:3 彼らは、神の箱を、新しい車に載せて、丘の上にあるアビナダブの家から運び出した。アビナダブの子、ウザとアフヨが新しい車を御していた。

6:4 丘の上にあるアビナダブの家からそれを神の箱とともに運び出したとき、アフヨは箱の前を歩いていた。

6:5 ダビデとイスラエルの全家は歌を歌い、立琴、琴、タンバリン、カスタネット、シンバルを鳴らして、主の前で、力の限り喜び踊った。

6:6 こうして彼らがナコンの打ち場まで来たとき、ウザは神の箱に手を伸ばして、それを押えた。牛がそれをひっくり返しそうになったからである。

6:7 すると、主の怒りがウザに向かって燃え上がり、神は、その不敬の罪のために、彼をその場で打たれたので、彼は神の箱のかたわらのその場で死んだ。

6:8 ダビデの心は激した。ウザによる割りこみに主が怒りを発せられたからである。それで、その場所はペレツ・ウザと呼ばれた。今日もそうである。

6:9 その日ダビデは主を恐れて言った。「主の箱を、私のところにお迎えすることはできない。」

6:10 ダビデは主の箱を彼のところ、ダビデの町に移したくなかったので、ガテ人オベデ・エドムの家にそれを回した。

6:11 こうして、主の箱はガテ人オベデ・エドムの家に三か月とどまった。主はオベデ・エドムと彼の全家を祝福された。

6:12 主が神の箱のことで、オベデ・エドムの家と彼に属するすべてのものを祝福された、ということがダビデ王に知らされた。そこでダビデは行って、喜びをもって 神の箱をオベデ・エドムの家からダビデの町へ運び上った。

6:13 主の箱をかつぐ者たちが六歩進んだとき、ダビデは肥えた牛をいけにえとしてささげた。

6:14 ダビデは、主の前で、力の限り踊った。ダビデは亜麻布のエポデをまとっていた。

6:15 ダビデとイスラエルの全家は、歓声をあげ、角笛を鳴らして、主の箱を運び上った。

6:16 主の箱はダビデの町にはいった。サウルの娘ミカルは窓から見おろし、ダビデ王が主の前ではねたり踊ったりしているのを見て、心の中で彼をさげすんだ。

6:17 こうして彼らは、主の箱を運び込み、ダビデがそのために張った天幕の真中の場所に安置した。それから、ダビデは主の前に、全焼のいけにえと和解のいけにえ をささげた。

6:18 ダビデは、全焼のいけにえと和解のいけにえをささげ終えてから、万軍の主の御名によって民を祝福した。

6:19 そして民全部、イスラエルの群集全部に、男にも女にも、それぞれ、輪型のパン一個、なつめやしの菓子一個、干しぶどうの菓子一個を分け与えた。こうして民 はみな、それぞれ自分の家に帰った。

6:20 ダビデが自分の家族を祝福するために戻ると、サウルの娘ミカルがダビデを迎えに出て来て言った。「イスラエルの王は、きょう、ほんとうに威厳がございまし たね。ごろつきが恥ずかしげもなく裸になるように、きょう、あなたは自分の家来のはしための目の前で裸におなりになって。」

6:21 ダビデはミカルに言った。「あなたの父よりも、その全家よりも、むしろ私を選んで主の民イスラエルの君主に任じられた主の前なのだ。私はその主の前で喜び 踊るのだ。

6:22 私はこれより、もっと卑しめられよう。あなたの目に卑しく見えても、あなたの言うそのはしためたちに、敬われたいのだ。」

6:23 サウルの娘ミカルには死ぬまで子どもがなかった。

 

口語訳1955

6:1 ダビデは再びイスラエルのえり抜きの者三万人をことごとく集めた。

6:2 そしてダビデは立って、自分と共にいるすべての民と共にバアレ・ユダへ行って、神の箱をそこからかき上ろうとした。この箱はケルビムの上に座しておられる 万軍の主の名をもって呼ばれている。

6:3 彼らは神の箱を新しい車に載せて、山の上にあるアビナダブの家から運び出した。

6:4 アビナダブの子たち、ウザとアヒオとが神の箱を載せた新しい車を指揮し、ウザは神の箱のかたわらに沿い、アヒオは箱の前に進んだ。

6:5 ダビデとイスラエルの全家は琴と立琴と手鼓と鈴とシンバルとをもって歌をうたい、力をきわめて、主の前に踊った。

6:6 彼らがナコンの打ち場にきた時、ウザは神の箱に手を伸べて、それを押えた。牛がつまずいたからである。

6:7 すると主はウザに向かって怒りを発し、彼が手を箱に伸べたので、彼をその場で撃たれた。彼は神の箱のかたわらで死んだ。

6:8 主がウザを撃たれたので、ダビデは怒った。その所は今日までペレヅ・ウザと呼ばれている。

6:9 その日ダビデは主を恐れて言った、「どうして主の箱がわたしの所に来ることができようか」。

6:10 ダビデは主の箱をダビデの町に入れることを好まず、これを移してガテびとオベデエドムの家に運ばせた。

6:11 神の箱はガテびとオベデエドムの家に三か月とどまった。主はオベデエドムとその全家を祝福された。

6:12 しかしダビデ王は、「主が神の箱のゆえに、オベデエドムの家とそのすべての所有を祝福されている」と聞き、ダビデは行って、喜びをもって、神の箱をオベデ エドムの家からダビデの町にかき上った。

6:13 主の箱をかく者が六歩進んだ時、ダビデは牛と肥えた物を犠牲としてささげた。

6:14 そしてダビデは力をきわめて、主の箱の前で踊った。その時ダビデは亜麻布のエポデをつけていた。

6:15 こうしてダビデとイスラエルの全家とは、喜びの叫びと角笛の音をもって、神の箱をかき上った。

6:16 主の箱がダビデの町にはいった時、サウルの娘ミカルは窓からながめ、ダビデ王が主の前に舞い踊るのを見て、心のうちにダビデをさげすんだ。

6:17 人々は主の箱をかき入れて、ダビデがそのために張った天幕の中のその場所に置いた。そしてダビデは燔祭と酬恩祭を主の前にささげた。

6:18 ダビデは燔祭と酬恩祭をささげ終った時、万軍の主の名によって民を祝福した。

6:19 そしてすべての民、イスラエルの全民衆に、男にも女にも、おのおのパンの菓子一個、肉一きれ、ほしぶどう一かたまりを分け与えた。こうして民はみなおのお のその家に帰った。

6:20 ダビデが家族を祝福しようとして帰ってきた時、サウルの娘ミカルはダビデを出迎えて言った、「きょうイスラエルの王はなんと威厳のあったことでしょう。い たずら者が、恥も知らず、その身を現すように、きょう家来たちのはしためらの前に自分の身を現されました」。

6:21 ダビデはミカルに言った、「あなたの父よりも、またその全家よりも、むしろわたしを選んで、主の民イスラエルの君とせられた主の前に踊ったのだ。わたしは また主の前に踊るであろう。

6:22 わたしはこれよりももっと軽んじられるようにしよう。そしてあなたの目には卑しめられるであろう。しかしわたしは、あなたがさきに言った、はしためたちに 誉を得るであろう」。

6:23 こうしてサウルの娘ミカルは死ぬ日まで子供がなかった。

 


文 語訳1917
6:1 ダビデ再びイスラエルの選抜の兵士三萬人を悉く集む
6:2 ダビデ起ておのれと共にをる民とともにバアレユダに往て神の櫃を其處より舁上らんとす其櫃はケルビムの上に坐したまふ萬軍のヱホバの名をもて呼る
6:3 すなはち神の櫃を新しき車に載せて山にあるアビナダブの家より舁だせり
6:4 アビナダブの子ウザとアヒオ神の櫃を載たる其新しき車を御しアヒオは櫃のまへにゆけり
6:5 ダビデおよびイスラエルの全家琴と瑟と?と鈴と鐃?をもちて力を極め謡を歌ひてヱホバのまへに躍踴れり
6:6 彼等がナコンの禾場にいたれる時ウザ手を神の櫃に伸してこれを扶へたり其は牛振たればなり
6:7 ヱホバ、ウザにむかひて怒りを發し其誤謬のために彼を其處に撃ちたまひければ彼そこに神の櫃の傍に死ねり
6:8 ヱホバ、ウザを撃ちたまひしによりてダビデ怒り其處をペレヅウザ(ウザ撃)と呼り其名今日にいたる
6:9 其日ダビデ、ヱホバを畏れていひけるはヱホバの櫃いかで我所にいたるべけんやと
6:10 ダビデ、ヱホバの櫃を己に移してダビデの城邑にいらしむるを好まず之を轉してガテ人オベデエドムの家にいたらしむ
6:11 ヱホバの櫃ガテ人オベデエドムの家に在ること三月なりきヱホバ、オベデエドムと其全家を惠みたまふ
6:12 ヱホバ神の櫃のためにオベデエドムの家と其所有を皆惠みたまふといふ事ダビデ王に聞えけれぼダビデゆきて喜樂をもて神の櫃をオベデエドムの家よりダビデの 城邑に舁上れり
6:13 ヱホバの櫃を舁者六歩行](ゆき)}たる時ダビデ牛と肥たる者を献げたり
6:14 ダビデ力を極めてヱホバの前に踊躍れり時にダビデ布のエポデを著け居たり
6:15 ダビデおよびイスラエルの全家歓呼と喇叭の聲をもてヱホバの櫃を舁のぼれり
6:16 神の櫃ダビデの城邑にいりし時サウルの女ミカル?より窺ひてダビデ王のヱホバのまへに舞躍るを見其心にダビデを蔑視む
6:17 人々ヱホバの櫃を舁入てこれをダビデが其爲に張たる天幕の中なる其所に置りしかしてダビデ燔祭と酬恩祭をヱホバのまへに献げたり
6:18 ダビデ燔祭と酬恩祭を献ぐることを終し時萬軍のヱホバの名を以て民を祝せり
6:19 また民の中即ちイスラエルの衆庶の中に男にも女にも倶にパン一箇 肉一斤 乾葡萄一塊を分ちあたへたり斯て民皆おのおの其家にかへりぬ
6:20 爰にダビデ其家族を祝せんとて歸りしかばサウルの女ミカル、ダビデをいでむかへていひけるはイスラエルの王今日如何に威光ありしや自ら遊蕩者の其身を露す がごとく今日其臣僕の婢女のまへに其身を露したまへりと
6:21 ダビデ、ミカルにいふ我はヱホバのまへに即ち汝の父よりもまたその全家よりも我を選みて我をヱホバの民イスラエルの首長に命じたまへるヱホバのまへに躍れ り
6:22 我は此よりも尚鄙からんまたみづから賤しと思はん汝が語る婢女等とともにありて我は尊榮をえんと
6:23 是故にサウルの女ミカルは死ぬる日まで子あらざりき


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ルカ 5:8

5:8 これを見てシモン・ペテロは、イエスのひざもとにひれ伏して言った、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者です」。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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