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サムエル記下 13:39−14:1−33
ヨアブ、アブサロムの帰京を画策する
翻訳比較
聖書協会・共同訳 サムエル記下
13章
サム下
13:39 アムノンの死の痛みが和らいできたダビデ王は、アブシャロムに会いたいと思うようになった。
14章
◆ダビデ、アブシャロムを赦す
サム下 14:1 ツェルヤの子ヨアブは、王の心がアブシャロムに傾いているのに気付いた。
サム下
14:2 そこで、彼はテコアに使者を送り、一人の知恵ある女を呼び寄せ、彼女に言った。「どうか喪を装ってほしい。喪服を着て、香油は付けず、死人のた
めに長い間喪に服している女になりすまし、
サム下 14:3 王のもとに行って、こう話してもらいたい。」ヨアブは彼女が言うべき言葉を彼女に教えた。
サム下 14:4 テコアの女は王の前に出ると、地に顔を付けてひれ伏し、「王様、お助けください」と言った。
サム下 14:5 王が「どうしたのか」と尋ねると、彼女は言った。「実は、私はやもめでございます。夫は亡くなりました。
サム下
14:6 仕え女には二人の息子がおりました。ところが、二人は畑でいさかいを起こし、仲裁に入ってくれる者もなく、一人がもう一人を打って、殺してしま
いました。
サム下
14:7 その上、一族の者が皆、この仕え女を責めて、『兄弟殺しを引き渡せ。殺した兄弟の命の償いに彼を殺し、跡継ぎも絶とう』と申すのです。私に残さ
れたおき火を消し、私の亡き夫の名も跡継ぎも、この地上に残さないようにしようとするのです。」
サム下 14:8 王は女に言った。「自分の家に帰るがよい。私があなたのために命令を下そう。」
サム下
14:9 テコアの女は王に言った。「王様。この過ちの責任は、私と私の父の家にあります。王様と王様の王位には何の責任もございません。」
サム下
14:10 王は言った。「あなたに対してあれこれ言う者がいたら、その者を私のところに連れて来なさい。そうすれば、二度とあなたを悩ますことはなくな
るであろう。」
サム下
14:11 彼女は言った。「王様。どうかあなたの神、主を思い起こしてくださり、血の復讐をする者が殺戮を繰り返すことなく、彼らが私の息子の命を絶つ
ことのないようにしてください。」王は言った。「主は生きておられる。あなたの息子の髪の毛一本たりとも地に落ちることはない。」
サム下 14:12 女は言った。「王様、どうぞ、あなたの仕え女に一言言わせてください。」王は言った。「申してみよ。」
サム下
14:13 女は言った。「では、なぜ、王様は神の民に対して、私が先ほど申し上げたようなことをなさろうとするのでしょうか。王様は、先にご自分のとこ
ろから追放した方を、連れ戻そうとはなさいません。王様のこの度のご判断によるなら、王様ご自身に非があることになります。
サム下
14:14 私たちは、必ず死ぬ者です。一度地にこぼれてしまえば、再び集めることができない水のようなものでございます。神は死んだ者を生き返らせては
くださいません。しかしまた、追放された者が追放されたままにならないよう、取り計らってくださるのも神でございます。
サム下
14:15 今、私が参りまして、王様にこのようなことを申し上げるのは、人々が私に恐れを抱かせるからです。この仕え女は思いました。『王様に申し上げ
れば、仕え女の願いをかなえてくださるかもしれない。
サム下
14:16 王様は、仕え女の願いを聞き入れてくださり、私と私の息子を神の所有地から滅ぼそうとする者の手から、仕え女を助け出してくださるに違いな
い。』
サム下
14:17 また、仕え女は思いました。『王様のお言葉は、私の慰めになるであろう。なぜなら、王様は神の使いのように善と悪とを聞き分けられるからで
す。』あなたの神、主があなたと共におられますように。」
サム下
14:18 王は女に言った。「私がこれからあなたに問うことに、隠し立てをしないように。」女は言った。「王様、どうぞおっしゃってください。」
サム下
14:19 王は言った。「あなたのしていることは、すべてヨアブの指示であろう。」女は答えた。「王様、あなたは生きておられます。何もかも、王様の仰
せのとおりでございます。右にも左にもそらすことはできません。確かに、あなたの家臣ヨアブその人が私にこれを命じ、申し上げるべき言葉
を仕え女の口に授けたのです。
サム下
14:20 あなたの僕ヨアブは事態を変えようとして、このようなことをしたのです。王様は、神の使いのような知恵に満ち、地上に起こるすべてのことをご
存じでいらっしゃいます。」
サム下 14:21 王はヨアブに言った。「よかろう。そのようにしよう。行って、あの若者アブシャロムを連れ戻すがよい。」
サム下
14:22 ヨアブは地にひれ伏して礼をし、王に祝福の言葉を述べて言った。「今日、あなたの僕は、王様のご厚意にあずかっていると悟りました。王様は僕
の願いを聞き入れてくださったからです。」
サム下 14:23 ヨアブは立ってゲシュルに向かい、アブシャロムをエルサレムに連れて帰った。
サム下
14:24 だが、王は言った。「彼を自分の家に向かわせよ。私の顔を見ることはならぬ。」それで、アブシャロムは自分の家に向かい、王の顔を見ることは
なかった。
サム下
14:25 イスラエルの中で、アブシャロムほどその美しさを褒めそやされた者はなかった。足の裏から頭のてっぺんまで、非の打ちどころがなかった。
サム下
14:26 彼はいつも、年の終わりに髪の毛を刈ることにしていたが、それは髪の毛が重くなるからであり、刈り落とした髪の毛は、王の量り石で二百シェケ
ルもあった。
サム下 14:27 アブシャロムには三人の息子と一人の娘が生まれた。娘の名はタマルで、容姿の美しい娘であった。
サム下 14:28 アブシャロムはエルサレムで二年を過ごしたが、王の目通りはかなわなかった。
サム下
14:29 アブシャロムは、ヨアブを王のもとに遣わそうとして、使いの者をやったが、ヨアブは来ようとせず、二度目に呼んでも来ようとしなかった。
サム下
14:30 彼は自分の家来たちに言った。「見よ、ヨアブの地所は私の隣にあり、そこの大麦は彼のものだ。行って、そこに火を放ってこい。」アブシャロム
の家来たちは、その地所に火を放った。
サム下
14:31 ヨアブは直ちにアブシャロムの家にやって来た。「あなたのご家来が私の地所に火を放つとは何事ですか」とヨアブが言うと、
サム下
14:32 アブシャロムはヨアブに言った。「私はあなたに人をやって、ここに来るようにと言づけた。あなたを王のもとに送って、『何のために、私はゲ
シュルから戻って来たのでしょうか。これでは、ゲシュルにいたほうがよかったのです』と伝えてほしかったからだ。王に会わせてほしい。私
に過ちがあるなら、王に殺されてもよい。」
サム下
14:33 ヨアブは王のもとに行き、事の次第を報告した。王はアブシャロムを呼び寄せ、アブシャロムは王のもとに来て、その前で地にひれ伏した。王はア
ブシャロムに口づけをした。
フランシスコ
会訳2013
13章
039ダビデは死んだアムノンのことをあきらめ
た。そして、王の心は、アブサロムのもとに行きたいと切望するようになった。
14章
001ツェルヤの子ヨアブは、王の気持ちがアブサロムに 傾いているのに気づいた。
002彼はテコアに人を遣わして、そこから一人の賢い女
を呼び寄せ、彼女に言った、「どうか喪を装い、喪服を着て香油はつけず、死者のために長い間喪に服している女になりすまし、
003王のもとに行き、こう言ってくれ」。ヨアブは彼女 に言うべき言葉を授けた。
004テコアの女は王に挨拶した。彼女は顔が地面につく
ほどひれ伏して拝し、「王さま、お助けください」と言った。
005王が彼女に、「どうしたのか」と尋ねると、彼女は
こう答えた、「実は、わたしはやもめでございます。夫は亡くなりました。
006あなたのはしためであるこのわたしには二人の息子
がございましたが、二人は野原で喧嘩をし、止める者がいなかったので、一人がもう一人を打って殺してしまいました。
007すると、親族一同がわたしを責め、『兄弟殺しを渡
せ。殺された兄弟の命の代償に彼を殺し、跡継ぎも根絶やしにしてやる』と言って、わたしに残された火種を消そうとし、亡き夫の名
も跡継ぎもこの地上に残さないようにしようとしております」。
008王は女に言った、「家に帰りなさい。お前のことに ついて追って指示を与えよう」。
009テコアの女は王に言った、「わたしのあるじである
王さま、その罪はわたしとわたしの父の家にございます。王さまと王位にはその罪はありません」。
010王は言った、「お前に対してあれこれ言う者があれ
ば、わたしのもとに連れてきなさい。その者が二度とお前を悩ますことはなくなるだろう」。
011彼女は言った、「王さま、どうかあなたの神、主の
ことを思い起こして、血の復讐をする者が虐殺を繰り返すことなく、わたしの息子の命を絶つことのないようにしてください」。彼は
言った、「生ける主に誓って言う。お前の息子の髪の毛一本たりとも地に落ちることはない」。
012女は言った、「どうかあなたのはしためからもう一
言、申しあげさせてください」。王は、「言うがよい」と言った。
013女は言った、「なぜ、王さまは神の民に対してわた
しが先ほど申しあげたようなことをもくろんでおられるのですか。ご自分のもとから追放された方をお連れ戻しにならないかぎり、王
さまは今のお言葉によって、ご自分の有罪を宣言しておられるのです。
014わたしたちは死すべき者、大地にこぼれれば再び集
めることができない水のようなものでございます。神も人を生き返らせることはなさいません。しかし王さまは、追放された方を追放
されたままにしておかないようにお取り計らいください。
015今、わたしがこのようなことを王さまに申しあげに
参りましたのは、民が怖くなったためでございます。それであなたのはしためはこう考えました、『王さまに申しあげよう。そうすれ
ば、王さまはきっとはしための願いをかなえてくださるだろう。
016王さまは聞き入れてくださり、わたしとわたしの息
子を神のものである民から根絶やしにしようとする者の手から、はしためを助け出してくださるだろう』。
017このはしためはまた、このように考えました。『わ
たしのあるじ、王さまのお言葉はわたしの慰めになるだろう。なぜなら、王さまは神の使いのように善と悪を見分けられるから』と。
あなたの神、主があなたとともにおられますように」。
018王は女に答えて言った、「わたしが尋ねることに、
隠さずに答えてもらいたい」。女は言った、「王さま、どうぞ、おっしゃってください」。
019王が、「お前のしていることは、すべてヨアブの指
示であろう」と尋ねると、女は答えて言った、「王さま、生けるあなたご自身に誓って申します。あなたの言われたことから誰も右に
も左にもそれることはできません。あなたのご家来ヨアブがわたしに命じ、このはしための口にこれらすべての言葉を授けたのです。
020あなたの家来ヨアブは、状況を変えようと、このこ
とをいたしました。王さまは、神の使いのように賢明で、この地上のすべてのことをご存じです」。
021そこで王はヨアブに言った、「よろしい。このこと
は必ず行おう。さあ、行って、あの若者アブサロムを連れ戻すがよい」。
022ヨアブは顔が地面につくほどひれ伏して拝し、王を
たたえて言った、「わが主君、王よ、あなたの僕は今日、あなたのご厚意にあずかっていることが分かりました。僕の願いをあなたが
聞き入れてくださったからです」。
023そこでヨアブは、立ってゲシュルに行き、アブサロ ムをエルサレムに連れて帰った。
024王は言った、「彼を直接自分の家に行かせよ。わた
しに会いに来ることはならない」。それで、アブサロムは直接自分の家に行き、王に会いに行くことはしなかった。
025さて、イスラエルの中で、アブサロムほどにその美
しさをほめそやされた者は、一人もいなかった。足の裏から頭のてっぺんまで、非の打ち所がなかった。
026彼が髪の毛を刈ると――髪の毛が重くなるの
で、年ごとにそれを刈ったが――その重さは王の秤で二百シェケルもあった。
027アブサロムに、息子三人と娘一人が生まれた。娘の 名はタマルと言い、美しい娘であった。
028アブサロムはエルサレムに二年間住んだが、その 間、一度も王に会いに行くことはなかった。
029アブサロムはヨアブを王のもとに遣わそうと思い、
彼を呼びにやったが、ヨアブは来ようとしなかった。アブサロムは再び呼びにやったが、それでも来ようとしなかった。
030彼は自分の家来たちに言った、「見よ、わたしの畑
の隣にヨアブの畑があって、そこの大麦は彼のものだ。それに火をつけて来い」。アブサロムの家来たちは、その畑に火をつけた。
031するとヨアブはアブサロムの家にやって来て言っ
た、「なぜあなたの家来たちは、わたしの畑に火をつけたのですか」。
032アブサロムはヨアブに答えた、「わたしは使いを送
り次のように言わせた、『わたしの所に来てくれ。わたしはあなたを王のもとに遣わして、〈なぜわたしはゲシュルから戻ってきたの
でしょうか。向こうに留まっていたほうがよかったのに〉と言ってもらいたい』。今、王に会わせてくれ。もし、わたしに咎があるの
なら、わたしは王に殺されてもよい」。
033そこでヨアブは王のもとに行き、そのことを王に告
げた。王はアブサロムを呼び寄せた。彼は王のもとに行き、その前に出ると、顔が地面につくほど身をかがめた。王はアブサロムに口
づけをした。
新共同訳1987
13:39
アムノンの死をあきらめた王の心は、アブサロムを求めていた。新共同 Uサム
14:1
ツェルヤの子ヨアブは、王の心がアブサロムに向かっていることを悟り、
14:2
テコアに使いを送って一人の知恵のある女を呼び寄せ、彼女に言った。「喪を装ってほしい。喪服を着、化粧もせず、長い間死者のために喪に服しているように
装うのだ。
14:3
そして王のもとに行き、こう語りなさい。」ヨアブは語るべき言葉を彼女に与えた。
14:4
テコアの女は王の前に出ると、地にひれ伏して礼をし、「王様、お救いください」と言った。
14:5
「どうしたのだ」と王が尋ねると、彼女は言った。「わたしは実はやもめでございます。夫は亡くなりました。
14:6
はしためには二人の息子がおりました。ところが二人は畑でいさかいを起こし、間に入って助けてくれる者もなく、一人がもう一人を打ち殺してしまいました。
14:7
その上、一族の者が皆、このはしためを責めて、『兄弟殺しを引き渡せ。殺した兄弟の命の償いに彼を殺し、跡継ぎも断とう』と申すのです。はしために残され
た火種を消し、夫の名も跡継ぎも地上に残させまいとしています。」
14:8
王は女に言った。「家に帰るがよい。お前のために命令を出そう。」
14:9
テコアの女は王に言った。「主君である王様、責めは、わたしとわたしの父の家にございます。王様も王座も責めを負ってはなりません。」
14:10
王は言った。「お前にあれこれ言う者がいたら、わたしのもとに連れて来なさい。その者がお前を煩わすことは二度とない。」
14:11
彼女は言った。「王様、どうかあなたの神、主に心をお留めください。血の復讐をする者が殺戮を繰り返すことのありませんように。彼らがわたしの息子を断ち
滅ぼしてしまいませんように。」王は答えた。「主は生きておられる。お前の息子の髪の毛一本たりとも地に落ちることはない。」
14:12
女は言った。「主君である王様、はしためにもうひと言申し述べさせてください。」王は言った。「語るがよい。」
14:13
女は言った。「主君である王様、それではなぜ、神の民に対してあなたはこのようにふるまわれるのでしょう。王様御自身、追放された方を連れ戻そうとなさい
ません。王様の今回の御判断によるなら、王様は責められることになります。
14:14
わたしたちは皆、死ぬべきもの、地に流されれば、再び集めることのできない水のようなものでございます。神は、追放された者が神からも追放されたままにな
ることをお望みになりません。そうならないように取り計らってくださいます。
14:15
王様のもとに参りまして、このようなことを申し上げますのは、民がわたしに恐怖を与えるからでございます。王様に申し上げれば、必ずはしための願いをかな
えてくださると思いました。
14:16
王様は聞き届けてくださいました。神からいただいた嗣業の地からわたしと息子を断ち滅ぼそうとする者の手から、はしためを救ってくださいます。
14:17
はしためは、主君である王様のお言葉が慰めになると信じて参りました。主君である王様は、神の御使いのように善と悪を聞き分けられます。あなたの神、主が
どうかあなたと共におられますように。」
14:18
王は女に言った。「わたしがこれから問うことに、隠し立てをしないように。」女は答えた。「王様、どうぞおっしゃってください。」
14:19
王は言った。「これはすべて、ヨアブの指図であろう。」女は答えて言った。「王様、あなたは生きておられます。何もかも王様の仰せのとおりでございます。
右にも左にもそらすことはできません。王様の御家臣ヨアブがわたしにこれを命じ、申し上げるべき言葉をすべて、はしための口に授けた
のでございます。
14:20
御家臣ヨアブが事態を変えるためにこのようなことをしたのです。王様は神の御使いの知恵のような知恵をお持ちで、地上に起こることをすべてご存じです。」
14:21
王はヨアブに言った。「よかろう、そうしよう。あの若者、アブサロムを連れ戻すがよい。」
14:22
ヨアブは地にひれ伏して礼をし、王に祝福の言葉を述べた。ヨアブは言った。「王よ、今日僕は、主君、王の御厚意にあずかっていると悟りました。僕の言葉を
実行してくださるからです。」
14:23
ヨアブは立ってゲシュルに向かい、アブサロムをエルサレムに連れ帰った。
14:24
だが、王は言った。「自分の家に向かわせよ。わたしの前に出てはならない。」アブサロムは自分の家に向かい、王の前には出なかった。
14:25
イスラエルの中でアブサロムほど、その美しさをたたえられた男はなかった。足の裏から頭のてっぺんまで、非のうちどころがなかった。
14:26
毎年の終わりに髪を刈ることにしていたが、それは髪が重くなりすぎるからで、刈り落とした毛は王の重りで二百シェケルもあった。
14:27
アブサロムには三人の息子と一人の娘が生まれた。娘はタマルという名で、大変美しかった。
14:28
アブサロムはエルサレムで二年間過ごしたが、王の前に出られなかった。
14:29
アブサロムは、ヨアブを王のもとへの使者に頼もうとして人をやったが、ヨアブは来ようとせず、二度目の使いにも来ようとしなかった。
14:30
アブサロムは部下に命じた。「見よ、ヨアブの地所はわたしの地所の隣で、そこに大麦の畑がある。行ってそこに火を放て。」アブサロムの部下はその地所に火
を放った。
14:31
ヨアブは立ってアブサロムの家に来た。「あなたの部下がわたしの地所に火を放つとは何事です」と彼が言うと、
14:32
アブサロムはヨアブに言った。「わたしはお前に来てもらおうと使いをやった。お前を王のもとに送って、『何のためにわたしはゲシュルから帰って来たので
しょうか、これではゲシュルにいた方がよかったのです』と伝えてもらいたかったのだ。王に会いたい。わたしに罪があるなら、死刑にす
るがよい。」
14:33
ヨアブは王のもとに行って報告した。王はアブサロムを呼び寄せ、アブサロムは王の前に出て、ひれ伏して礼をした。王はアブサロムに口づけした。
新改訳1970
13:39
ダビデ王はアブシャロムに会いに出ることはやめた。アムノンが死んだので、アムノンのために悔やんでいたからである。
14:1
ツェルヤの子ヨアブは、王がアブシャロムに敵意をいだいているのに気づいた。
14:2
ヨアブはテコアに人をやって、そこからひとりの知恵のある女を連れて来て、彼女に言った。「あなたは喪に服している者を装い、喪服を着て、身に油も塗ら
ず、死んだ人のために長い間、喪に服している女のようになって、
14:3
王のもとに行き、王にこのように話してくれまいか。」こうしてヨアブは彼女の口にことばを授けた。
14:4
テコアの女は、王に話したとき、地にひれ伏し、礼をして言った。「お救いください。王さま。」
14:5
それで、王は彼女に言った。「いったい、どうしたのか。」彼女は答えた。「実は、この私は、やもめで、私の夫はなくなりました。
14:6
このはしためには、ふたりの息子がありましたが、ふたりが野原でけんかをして、だれもふたりを仲裁する者がいなかったので、ひとりが相手を打ち殺してしま
いました。
14:7
そのうえ、親族全体がこのはしために詰め寄って、『兄弟を打った者を引き渡せ。あれが殺した兄弟のいのちのために、あれを殺し、この家の世継ぎをも根絶や
しにしよう。』と申します。あの人たちは残された私の一つの火種を消して、私の夫の名だけではなく、残りの者までも、この地上に残さ
ないようにするのです。」
14:8
王は女に言った。「家に帰りなさい。あなたのことで命令を出そう。」
14:9
テコアの女は王に言った。「王さま。刑罰は私と私の父の家に下り、王さまと王位には罪がありませんように。」
14:10
王は言った。「あなたに文句を言う者がいるなら、その者を、私のところに連れて来なさい。そうすれば、もう二度とあなたを煩わすことはなくなる。」
14:11
そこで彼女は言った。「どうか王さま。あなたの神、主に心を留め、血の復讐をする者が殺すことをくり返さず、私の息子を根絶やしにしないようにしてくださ
い。」王は言った。「主は生きておられる。あなたの息子の髪の毛一本も決して地に落ちることはない。」
14:12
するとその女は言った。「このはしために、一言、王さまに申し上げさせてください。」王は言った。「言いなさい。」
14:13
女は言った。「あなたはどうして、このような神の民に逆らうようなことを、計られたのですか。王は、先のようなことを語られて、ご自分を罪ある者とされて
います。王は追放された者を戻しておられません。
14:14
私たちは、必ず死ぬ者です。私たちは地面にこぼれて、もう集めることのできない水のようなものです。神は死んだ者をよみがえらせてはくださいません。どう
か追放されている者を追放されたままにしておかないように、ご計画をお立てください。
14:15
今、私が、このことを王さまにお話しにまいりましたのも、人々が私をおどしたからです。それで、このはしためは、こう思いました。『王さまにお話ししてみ
よう。王さまは、このはしための願いをかなえてくださるかもしれない。
14:16
王さまは聞き入れて、私と私の子を神のゆずりの地から根絶やしにしようとする者の手から、このはしためをきっと助け出してくださるでしょうから。』
14:17
それで、このはしためは、『王さまのことばは私の慰めとなろう。』と思いました。王さまは、神の使いのように、善と悪とを聞き分けられるからです。あなた
の神、主が、あなたとともにおられますように。」
14:18
すると、王はこの女に答えて言った。「私が尋ねることを、私に隠さず言ってくれ。」女は言った。「王さま。どうぞおっしゃってください。」
14:19
王は言った。「これは全部、ヨアブの指図によるのであろう。」女は答えて言った。「王さま。あなたのたましいは生きておられます。王さまが言われることか
ら、だれも右にも左にもそれることはできません。確かにあなたの家来ヨアブが私に命じ、あの方がこのはしための口に、これらすべての
ことばを授けたのです。
14:20
あなたの家来ヨアブは、事の成り行きを変えるために、このことをしたのです。あなたさまは、神の使いの知恵のような知恵があり、この地上のすべての事をご
存じですから。」
14:21
それで、王はヨアブに言った。「よろしい。その願いを聞き入れた。行って、若者アブシャロムを連れ戻しなさい。」
14:22
ヨアブは地にひれ伏して、礼をし、王に祝福のことばを述べて言った。「きょう、このしもべは、私があなたのご好意にあずかっていることがわかりました。王
さま。王さまはこのしもべの願いを聞き入れてくださったからです。」
14:23
そこでヨアブはすぐゲシュルに出かけて行き、アブシャロムをエルサレムに連れて来た。
14:24
王は言った。「あれは自分の家に引きこもっていなければならない。私の顔を見ることはならぬ。」それでアブシャロムは家に引きこもり、王の顔を見なかっ
た。
14:25
さて、イスラエルのどこにも、アブシャロムほど、その美しさをほめはやされた者はいなかった。足の裏から頭の頂まで彼には非の打ちどころがなかった。
14:26
彼が頭を刈るとき、――毎年、年の終わりには、それが重いので刈っていた。――その髪の毛を量ると、王のはかりで二百シェケルもあった。
14:27
アブシャロムに三人の息子と、ひとりの娘が生まれた。その娘の名はタマルといって非常に美しい娘であった。
14:28
アブシャロムは二年間エルサレムに住んでいたが、王には一度も会わなかった。
14:29
それで、アブシャロムは、ヨアブを王のところに遣わそうとして、ヨアブのもとに人をやったが、彼は来ようとしなかった。アブシャロムはもう一度、人をやっ
たが、それでもヨアブは来ようとはしなかった。
14:30
アブシャロムは家来たちに言った。「見よ。ヨアブの畑は私の畑のそばにあり、そこには大麦が植えてある。行ってそれに火をつけよ。」アブシャロムの家来た
ちは畑に火をつけた。
14:31
するとヨアブはアブシャロムの家にやって来て、彼に言った。「なぜ、あなたの家来たちは、私の畑に火をつけたのですか。」
14:32
アブシャロムはヨアブに答えた。「私はあなたのところに人をやり、ここに来てくれ、と言わせたではないか。私はあなたを王のもとに遣わし、『なぜ、私をゲ
シュルから帰って来させたのですか。あそこにとどまっていたほうが、まだ、ましでしたのに。』と言ってもらいたかったのだ。今、私は
王の顔を拝したい。もし私に咎があるなら、王に殺されてもかまわない。」
14:33
それで、ヨアブは王のところに行き、王に告げたので、王はアブシャロムを呼び寄せた。アブシャロムは王のところに来て、王の前で地にひれ伏して礼をした。
王はアブシャロムに口づけした。
口語訳1955
13:39
王は心に、アブサロムに会うことを、せつに望んだ。アムノンは死んでしまい、ダビデが彼のことはあきらめていたからである。
14:1
ゼルヤの子ヨアブは王の心がアブサロムに向かっているのを知った。
14:2
そこでヨアブはテコアに人をつかわして、そこからひとりの賢い女を連れてこさせ、その女に言った、「あなたは悲しみのうちにある人をよそおって、喪服を
着、油を身に塗らず、死んだ人のために長いあいだ悲しんでいる女のように、よそおって、
14:3
王のもとに行き、しかじかと彼に語りなさい」。こうしてヨアブはその言葉を彼女の口に授けた。
14:4
テコアの女は王のもとに行き、地に伏して拝し、「王よ、お助けください」と言った。
14:5
王は女に言った、「どうしたのか」。女は言った、「まことにわたしは寡婦でありまして、夫は死にました。
14:6
つかえめにはふたりの子どもがあり、ふたりは野で争いましたが、だれも彼らを引き分ける者がなかったので、ひとりはついに他の者を撃って殺しました。
14:7
すると全家族がつかえめに逆らい立って、『兄弟を撃ち殺した者を引き渡すがよい。われわれは彼が殺したその兄弟の命のために彼を殺そう』と言い、彼らは世
継をも殺そうとしました。こうして彼らは残っているわたしの炭火を消して、わたしの夫の名をも、跡継をも、地のおもてにとどめないよ
うにしようとしています」。
14:8
王は女に言った、「家に帰りなさい。わたしはあなたのことについて命令を下します」。
14:9
テコアの女は王に言った、「わが主、王よ、わたしとわたしの父の家にその罪を帰してください。どうぞ王と王の位には罪がありませんように」。
14:10
王は言った、「もしあなたに何か言う者があれば、わたしの所に連れてきなさい。そうすれば、その人は重ねてあなたに触れることはないでしょう」。
14:11
女は言った、「どうぞ王が、あなたの神、主をおぼえて、血の報復をする者に重ねて滅ぼすことをさせず、わたしの子の殺されることのないようにしてくださ
い」。王は言った、「主は生きておられる。あなたの子の髪の毛一筋も地に落ちることはないでしょう」。
14:12
女は言った、「どうぞ、つかえめにひと言、わが主、王に言わせてください」。ダビデは言った、「言いなさい」。
14:13
女は言った、「あなたは、それならばどうして、神の民に向かってこのような事を図られたのですか。王は今この事を言われたことによって自分を罪ある者とさ
れています。それは王が追放された者を帰らせられないからです。
14:14
わたしたちはみな死ななければなりません。地にこぼれた水の再び集めることのできないのと同じです。しかし神は、追放された者が捨てられないように、てだ
てを設ける人の命を取ることはなさいません。
14:15
わたしがこの事を王、わが主に言おうとして来たのは、わたしが民を恐れたからです。つかえめは、こう思ったのです、『王に申し上げよう。王は、はしための
願いのようにしてくださるかもしれない。
14:16
王は聞いてくださる。わたしとわたしの子を共に滅ぼして神の嗣業から離れさせようとする人の手から、はしためを救い出してくださるのだから』。
14:17
つかえめはまた、こう思ったのです、『王、わが主の言葉はわたしを安心させるであろう』と。それは王、わが主は神の使のように善と悪を聞きわけられるから
です。どうぞあなたの神、主があなたと共におられますように」。
14:18
王は女に答えて言った、「わたしが問うことに隠さず答えてください」。女は言った、「王、わが主よ、どうぞ言ってください」。
14:19
王は言った、「このすべての事において、ヨアブの手があなたと共にありますか」。女は答えた、「あなたはたしかに生きておられます。王、わが主よ、すべて
王、わが主の言われた事から人は右にも左にも曲ることはできません。わたしに命じたのは、あなたのしもべヨアブです。彼がつかえめの
口に、これらの言葉をことごとく授けたのです。
14:20
事のなりゆきを変えるため、あなたのしもべヨアブがこの事をしたのです。わが君には神の使の知恵のような知恵があって、地の上のすべてのことを知っておら
れます」。
14:21
そこで王はヨアブに言った、「この事を許す。行って、若者アブサロムを連れ帰るがよい」。
14:22
ヨアブは地にひれ伏して拝し、王を祝福した。そしてヨアブは言った、「わが主、王よ、王がしもべの願いを許されたので、きょうしもべは、あなたの前に恵み
を得たことを知りました」。
14:23
そこでヨアブは立ってゲシュルに行き、アブサロムをエルサレムに連れてきた。
14:24
王は言った、「彼を自分の家に引きこもらせるがよい。わたしの顔を見てはならない」。こうしてアブサロムは自分の家に引きこもり、王の顔を見なかった。
14:25
さて全イスラエルのうちにアブサロムのように、美しさのためほめられた人はなかった。その足の裏から頭の頂まで彼には傷がなかった。
14:26
アブサロムがその頭を刈る時、その髪の毛をはかったが、王のはかりで二百シケルあった。毎年の終りにそれを刈るのを常とした。それが重くなると、彼はそれ
を刈ったのである。
14:27
アブサロムに三人のむすこと、タマルという名のひとりの娘が生れた。タマルは美しい女であった。
14:28
こうしてアブサロムは満二年の間エルサレムに住んだが、王の顔を見なかった。
14:29
そこでアブサロムはヨアブを王のもとにつかわそうとして、ヨアブの所に人をつかわしたが、ヨアブは彼の所にこようとはしなかった。彼は再び人をつかわした
がヨアブはこようとはしなかった。
14:30
そこでアブサロムはその家来に言った、「ヨアブの畑はわたしの畑の隣にあって、そこに大麦がある。行ってそれに火を放ちなさい」。アブサロムの家来たちは
その畑に火を放った。
14:31
ヨアブは立ってアブサロムの家にきて彼に言った、「どうしてあなたの家来たちはわたしの畑に火を放ったのですか」。
14:32
アブサロムはヨアブに言った、「わたしはあなたに人をつかわして、ここへ来るようにと言ったのです。あなたを王のもとにつかわし、『なんのためにわたしは
ゲシュルからきたのですか。なおあそこにいたならば良かったでしょうに』と言わせようとしたのです。それゆえ今わたしに王の顔を見さ
せてください。もしわたしに罪があるなら王にわたしを殺させてください」。
14:33
そこでヨアブは王のもとへ行って告げたので、王はアブサロムを召しよせた。彼は王のもとにきて、王の前に地にひれ伏して拝した。王はアブサロムに口づけし
た。
13:39
ダビデ王アブサロムに逢んと思ひ煩らふ其はアムノンは死たるによりてダビデかれの事はあきらめたればなり
14:1 ゼルヤの子ヨアブ王の心のアブサロムに趣くを知れり
14:2
ヨアブ乃ちテコアに人を遣りて彼處より一人の哲婦を呼きたらしめて其婦にいひけるは請ふ汝喪にある眞似して喪の服を着油む身にぬらず死者のために久しく哀
しめる婦のごとく爲りて
14:3 王の所にいたり是のごとくかれに語るべしとヨアブ其語言をかれの口に授けたり
14:4 テコアの婦王にいたり地に伏て拝し王にいひけるは王よ助けたまへ
14:5 王婦にひけるは何事なるや婦いひけるは我は實に?婦にしてわが夫は死り
14:6 仕女に二人の子あり倶に野に爭ひしが誰もかれらを排解ものなきにより此遂に彼を撃て殺せり
14:7
是において視よ全家仕女に逼りていふ其兄弟を撃殺したる者を付せ我らかれをその殺したる兄弟の生命のために殺さんと斯く嗣子をも滅ぼし存れるわが炭火を熄
てわが夫の名をも遺存をも地の面に無らしめんとす
14:8 王婦にいひけるは汝の家に往け我汝の事につきて命令を下さん
14:9 テコアの婦王にいひけるは王わが主よねがはくは其罪は我とわが父の家に歸して王と王の位には罪あらざれ
14:10 王いひけるは誰にても爾に語る者をば我に將來れしかせば彼かさねて爾に觸ること无るべし
14:11
婦いひけるは願くは王爾の神ヱホバを憶えてかの仇を報ゆる者をして重て滅すことを爲しめず我子を斷ことなからしめたまへと王いひけるはヱホバは生く爾の子
の髮毛一すぢも地に隕ることなかるべし
14:12 婦いひけるは請ふ仕女をして一言わが主王に言しめたまヘダビデいひけるは言ふべし
14:13
婦いひけるは爾なんぞ斯る事を神の民にむかひて思ひたるや王此言を言ふにより王は罪ある者のごとし其は王その放れたる者を歸らしめざればなり
14:14
抑我儕は死ざるべからず我儕は地に潟れたる水の再び聚る能はざるがごとし神は生命を取りたまはず方法を設けて其放れたる者をして己の所より放たれをること
なからしむ
14:15 我此事を王我主に言んとて來れるは民我を恐れしめたればなり故に仕女謂らく王に言ん王婢の言を行ひたまふならんと
14:16 其は王聞て我とわが子を共に滅して神の?業に離れしめんとする人の手より婢を救ひいだしたまふべければなり
14:17
仕女また思り王わが主の言は慰となるべしと其は神の使のごとく王わが主は善も惡も聽たまへばなりねがはくは爾の神ヱホバ爾と共に在せと
14:18 王こたへて婦にいひけるは請ふわが爾に問んところの事を我に隱すなかれ婦いふ請ふ王わが主言たまへ
14:19
王いひけるは比すべての事においてはヨアブの手爾とともにあるや婦答へていひけるは爾の霊魂は活く王わが主よ凡て王わが主の言たまひしところは右にも左に
もまがらず皆に爾の僕ヨアブ我に命じ是等の言を悉く仕女の口に授けたり
14:20
其事の見ゆるとこるを變んとて爾の僕ヨアブ此事をなしたるなり然どわが主は神の使の智慧のごとく智慧ありて地にある事を悉く知たまふと
14:21 是において王ヨアブにいひけるは視よ我此事を爲すされば往て少年アブサロムを携歸るべし
14:22 ヨアブ地に伏し拝し王を祝せりしかしてヨアブいひけるは王わが主よ王僕の言を行ひたまへば今日僕わが爾に惠るるを知ると
14:23 ヨアブ乃ち起てゲシユルに往きアブサロムをエルサレムに携きたれり
14:24 王いひけるは彼は其家に退くべしわが面を見るべからずと故にアブサロム己の家に退きて王の面を觀ざりき
14:25
偖イスラエルの中にアブサロムのごとく其美貌のために讃られたる人はなかりき其足の跖より頭の頂にいたるまで彼には瑕疵あることなし
14:26
アブサロム其頭を剪る時其頭の髮を衡るに王の權衡の二百シケルあり毎年の終にアブサロム其頭を剪り是は己の重によりて剪たるなり
14:27 アブサロムに三人の男子と一人のタマルといふ女子生れたりタマルは美女なり
14:28 アブサロム二年のあひだエルサレムにをりたれども王の顔を見ざりき
14:29 是によりてアブサロム王に遣さんとてヨアブを呼に遣はしけるが彼來ることを肯ぜず再び遣せしかども來ることを肯ぜざりき
14:30
アブサロム其僕にいひけるは視よヨアブの田地は我の近くにありて其處に大麥あり往て其に火を放てとアブサロムの僕等田地に火を放てり
14:31 ヨアブ起てアブサロムの家に來りてこれにいひけるは何故に爾の僕等田地に火を放たるや
14:32
アブサロム、ヨアブにいひけるは我人を爾に遣はして此に來れ我爾を王につかはさんと言り即ち爾をして王に我何のためにゲシユルよりきたりしや彼處に尚あら
ば我ためには反て善しと言しめんとせり然ば我今王の面を見ん若し我に罪あらば王我を殺すべし
14:33 ヨアブ王にいたりてこれに告たれば王アブサロムを召す彼王にいたりて王のまへに地に伏て拝せり王アブサロムに接吻す
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 マタ 27:25
27:25 すると、民衆全体が答
えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。
口 語訳 使 27:34
27:34
だから、いま食事を取ることをお勧めする。それが、あなたがたを救うことになるのだから。たしかに髪の毛ひとすじでも、あなたがたの
頭から失われることはないであろう」。
口 語訳 ヘブ
9:27
9:27
そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように、
口 語訳 ルカ
15:20
15:20
そこで立って、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 マタ 21:38
21:38 すると農夫たちは、そ
の子を見て互に言った、『あれはあと取りだ。さあ、これを殺して、その財産を手に入れよう』。
口 語訳 マタ
27:25
27:25
すると、民衆全体が答えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。
口 語訳 マタ
10:30
10:30
またあなたがたの頭の毛までも、みな数えられている。
口 語訳 ヘブ
9:27
9:27
そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように、
口 語訳 マタ
22:16
22:16
そして、彼らの弟子を、ヘロデ党の者たちと共に、イエスのもとにつかわして言わせた、「先生、わたしたちはあなたが真実なかたであっ
て、真理に基いて神の道を教え、また、人に分け隔てをしないで、だれをもはばかられないことを知っています。
口 語訳 使 10:34
10:34
そこでペテロは口を開いて言った、「神は人をかたよりみないかたで、
口 語訳 ロマ
2:11
2:11
なぜなら、神には、かたより見ることがないからである。
口 語訳 ルカ
15:20
15:20
そこで立って、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 マタ
21:38
21:38
農夫たちは、その息子を見て話し合った。『これは跡取りだ。さあ、殺して、彼の相続財産を我々のものにしよう。』
新共同 マタ
27:25
27:25
民はこぞって答えた。「その血の責任は、我々と子孫にある。」
新共同 使 27:34
27:34
だから、どうぞ何か食べてください。生き延びるために必要だからです。あなたがたの頭から髪の毛一本もなくなることはありません。」
新共同 ルカ
15:20
15:20
そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。
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