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サムエル記下 20:1-22  

シバの反逆

 

翻訳比較

 

フランシスコ会訳2013

001たまたまそこに、ベニヤミン人ビクリの子でシェバという名の邪な者がいた。彼は角笛を吹き鳴らして言った、

「われわれにはダビデとともに分かち合うものはなく、

エッサイの子とともに継ぐものは何もない。

イスラエルよ、各々その天幕に帰れ」。

002そのため、イスラエルの人々はみなダビデのもとを去り、ビクリの子シェバに従った。しかし、ユダの人々はヨルダン川からエルサレムまで王に付き従った。

003ダビデはエルサレムの宮殿に戻った。王は、宮殿の留守を守らせるために残しておいた十人の側妻たちを、護りを固めた屋敷に入れて面倒は見たが、再び彼女らの所に入ることはなかった。彼女たちはやもめのような生活を送り、死ぬまで閉じ込められていた。

004王はアマサに言った、「ユダの人々を三日のうちに召集し、その後、あなたもここに帰ってきなさい」。

005アマサはユダの人々を召集しに行ったが、定められた期限には間に合わなかった。

006そこでダビデはアビシャイに言った、「今や、ビクリの子シェバは、アブサロム以上にわれわれにとって危険な存在となった。あなたはあなたの主君の家来を率い、シェバを追跡しなさい。彼が城壁のある町々を見つけて、われわれの目の届かない所に逃れるといけないからだ」。

007それでヨアブの部下、クレタ人とペレティ人、そしてすべての勇士がアビシャイに続いて出ていった。彼らはエルサレムを出て、ビクリの子シェバを追跡した。

008彼らがギブオンにある大きな石の近くに来たとき、アマサが彼らの前に現れた。ヨアブは鎧をまとい、その上から鞘に収めた剣を腰に帯で結びつけていた。ヨアブが前に進み出たとき、剣が抜け落ちた。

009ヨアブはアマサに、「兄弟よ、元気か」と言い、口づけをするかに見せて右手でアマサの髭をつかんだ。

010アマサはヨアブの手にあった剣に気づかなかった。ヨアブはアマサの腹を突き刺したので、彼のはらわたは大地に流れ出た。二度突くまでもなくアマサは死んだ。

ヨアブとその兄弟アビシャイは、ビクリの子シェバを追跡した。

011ヨアブ側の兵卒の一人がアマサの傍らに立って、言った、「ヨアブを支持する者、ダビデに味方する者は、ヨアブに続け」。

012アマサは、道の真ん中に血まみれになって転がっていた。兵士たちがみなそこで立ち止まるのを見て、その男はアマサを道から野原に移し、その上に着物をかけた。そこへさしかかる者がみな立ち止まるのを見たからである。

013アマサが道から移されると、兵士はみなビクリの子シェバを追って、ヨアブの後に続いて進んだ。

014ヨアブはイスラエルの全部族の間を通り過ぎて、ベト・マアカのアベルに至った。同盟する者はみな集まってきて、彼に従った。

015彼らは、ベト・マアカのアベルに入ったシェバを包囲し、町に対して保塁を築きあげた。それは外壁の高さにまで達した。ヨアブの兵士全員が城壁を倒す破壊作業をしていると、

016一人の賢い女が町から叫んだ、「聞いてください。聞いてください。『わたしがお話しできるよう、こちらに来ていただきたい』とヨアブさまに伝えてください」。

017ヨアブが彼女の方に近づくと、女は、「ヨアブさまですか」と尋ねた。彼が、「そうだ」と答えると、彼女は言った、「このはしための言葉を聞いてください」。彼は「聞いている」と言った。

018すると彼女は次のように言った、「昔、人々は、『アベルで尋ねよ』と言い、問題はそれで解決しました。

019わたしは、イスラエルの中で平和を求める忠実な者の一人です。あなたはイスラエルの母なる町を滅ぼそうとしておられます。なぜあなたは、主のものである町を呑み込もうとなさるのですか」。

020ヨアブは答えて言った、「とんでもないことだ。呑み込んだり、滅ぼしたりするなど、思いも寄らないことだ。

021そんなことではなく、エフライムの山地出身の者で、ビクリの子シェバという男が、ダビデ王に対して手を上げたのだ。その男だけを引き渡してくれ。そうすれば町から引き上げよう」。女はヨアブに言った、「きっとその男の首を、城壁越しにあなたの所へ投げ落とします」。

022それから女は、知恵を尽くして民全体に説いて回った。それで住民たちはビクリの子シェバの首を刎ね、ヨアブの所に投げた。そこでヨアブは角笛を吹き鳴らした。兵士たちはその町を去り、それぞれ天幕に帰った。ヨアブはエルサレムの王のもとへ帰った。

 

新共同訳1987

20:1 そこにベニヤミン人ビクリの息子でシェバという名のならず者が居合わせた。彼は角笛を吹き鳴らして言った。「我々にはダビデと分け合うものはない。エッサイの子と共にする嗣業はない。イスラエルよ、自分の天幕に帰れ。」

20:2 イスラエルの人々は皆ダビデを離れ、ビクリの息子シェバに従った。しかし、ユダの人々はヨルダン川からエルサレムまで彼らの王につき従った。

20:3 ダビデはエルサレムの王宮に戻ると、家を守るために残した十人の側女を集め、監視付きの家に入れた。彼は側女たちの面倒は見たが、彼女たちのところに入ることはなかった。彼女たちは死ぬまで閉じ込められ、やもめのような生涯を送った。

20:4 王はアマサに命じた。「ユダの人々を三日のうちに動員してここに来なさい。」

20:5 アマサはユダの人々を動員するために出て行ったが、定められた期日に戻らなかった。

20:6 ダビデはアビシャイに言った。「我々にとってビクリの子シェバはアブサロム以上に危険だ。シェバが砦の町々を見つけて我々の目から隠れることがないように、お前は主君の家臣を率いて彼を追跡しなさい。」

20:7 ヨアブの兵、クレタ人とペレティ人、および勇士の全員が彼に従ってエルサレムを出発し、ビクリの息子シェバを追跡した。

20:8 彼らがギブオンの大石のところにさしかかったとき、アマサが彼らの前に現れた。ヨアブは武装して、さやに納めた剣を腰に帯びていたが、ヨアブが前に出ると、剣が抜けた。

20:9 ヨアブはアマサに、「兄弟、無事か」と声をかけ、口づけしようと右手でアマサのひげをつかんだ。

20:10 アマサはヨアブの手にある剣に気づかなかった。ヨアブは剣でアマサの下腹を突き刺した。はらわたが地に流れ出て、二度突くまでもなくアマサは死んだ。ヨアブと弟アビシャイはビクリの息子シェバの追跡を続けた。

20:11 ヨアブの従者の一人が傍らに立って言った。「ヨアブを愛する者、ダビデに味方する者はヨアブに続け。」

20:12 だが、アマサが道の真ん中に血にまみれて転がっていたので、兵士たちは皆立ち止まった。この男はそれを見てアマサを道から畑に移し、そこまで来た者がそれを見て立ち止まることのないように、その上に衣をかぶせた。

20:13 アマサが道から除かれると、兵は皆、ヨアブの後についてビクリの息子シェバを追跡した。

20:14 シェバはイスラエルの全部族を通って行って、ベト・マアカのアベルまで来ていた。選び抜かれた兵が寄り集まり彼に従った。

20:15 ヨアブに従う兵士全員がベト・マアカのアベルに到着しシェバを包囲した。町に向けて外壁の高さほどの塁を築き、城壁を崩そうと試みていると、

20:16 知恵のある女が町から呼ばわった。「聞いてください。聞いてください。『ここに近寄ってください。申し上げたいことがあります』とヨアブさまに伝えてください。」

20:17 ヨアブが近寄ると女は言った。「あなたがヨアブさまですか。」「そうだ」と彼は答えた。彼女は言った。「はしための言葉を聞いてください。」「聞こう」とヨアブが答えると、

20:18 女は言った。「昔から、『アベルで尋ねよ』と言えば、事は片づいたのです。

20:19 わたしはイスラエルの中で平和を望む忠実な者の一人です。あなたはイスラエルの母なる町を滅ぼそうとしておられます。何故、あなたは主の嗣業を呑み尽くそうとなさるのですか。」

20:20 ヨアブは答えた。「決してそのようなことはない。呑み尽くしたり、滅ぼしたりすることなど考えてもいない。

20:21 そうではない。エフライム山地の出身で、名をビクリの子シェバという者がダビデ王に向かって手を上げたのだ。その男一人を渡してくれれば、この町から引き揚げよう。」女はヨアブに言った。「その男の首を城壁の上からあなたのもとへ投げ落とします。」

20:22 女は知恵を用いてすべての民のもとに行き、ビクリの子シェバの首を切り落とさせ、ヨアブに向けてそれを投げ落とした。ヨアブは角笛を吹き鳴らし、兵はこの町からそれぞれの天幕に散って行った。ヨアブはエルサレムの王のもとへ戻った。

 

新改訳1970

20:1 たまたまそこに、よこしまな者で、名をシェバという者がいた。彼はベニヤミン人ビクリの子であった。彼は角笛を吹き鳴らして言った。「ダビデには、われわれのための割り当て地がない。エッサイの子には、われわれのためのゆずりの地がない。イスラエルよ。おのおの自分の天幕に帰れ。」

20:2 そのため、すべてのイスラエル人は、ダビデから離れて、ビクリの子シェバに従って行った。しかし、ユダの人々はヨルダン川からエルサレムまで、自分たちの王につき従って行った。

20:3 ダビデはエルサレムの自分の王宮にはいった。王は、王宮の留守番に残しておいた十人のそばめをとり、監視つきの家を与えて養ったが、王は彼女たちのところには通わなかった。それで彼女たちは、一生、やもめとなって、死ぬ日まで閉じ込められていた。

20:4 さて、王はアマサに言った。「私のために、ユダの人々を三日のうちに召集し、あなたも、ここに帰って来なさい。」

20:5 そこでアマサは、ユダの人々を召集するために出て行ったが、指定された期限に間に合わなかった。

20:6 ダビデはアビシャイに言った。「今や、ビクリの子シェバは、アブシャロムよりも、もっとひどいわざわいを、われわれにしかけるに違いない。あなたは、私の家来を引き連れて彼を追いなさい。でないと彼は城壁のある町にはいって、のがれてしまうだろう。」

20:7 それで、ヨアブの部下と、ケレテ人と、ペレテ人と、すべての勇士たちとは、アビシャイのあとに続いて出て行った。彼らはエルサレムを出て、ビクリの子シェバのあとを追った。

20:8 彼らがギブオンにある大きな石のそばに来たとき、アマサが彼らの前にやって来た。ヨアブは自分のよろいを身に着け、さやに納めた剣を腰の上に帯で結びつけていた。彼が進み出ると、剣が落ちた。

20:9 ヨアブはアマサに、「兄弟。おまえは元気か。」と言って、アマサに口づけしようとして、右手でアマサのひげをつかんだ。

20:10 アマサはヨアブの手にある剣に気をつけていなかった。ヨアブが彼の下腹を刺したので、はらわたが地面に流れ出た。この一突きでアマサは死んだ。それからヨアブとその兄弟アビシャイは、ビクリの子シェバのあとを追った。

20:11 そのとき、ヨアブに仕える若い者のひとりがアマサのそばに立って言った。「ヨアブにつく者、ダビデに味方する者は、ヨアブに従え。」

20:12 アマサは大路の真中で、血まみれになってころがっていた。この若い者は、民がみな立ち止まるのを見て、アマサを大路から野原に運んだ。そのかたわらを通る者がみな、立ち止まるのを見ると、彼の上に着物を掛けた。

20:13 アマサが大路から移されると、みなヨアブのあとについて進み、ビクリの子シェバを追った。

20:14 シェバはイスラエルの全部族のうちを通って、アベル・ベテ・マアカへ行った。すべてのベリ人は集まって来て、彼に従った。

20:15 しかし、人々はアベル・ベテ・マアカに来て、彼を包囲し、この町に向かって塁を築いた。それは外壁に向かって立てられた。ヨアブにつく民はみな、城壁を破壊して倒そうとしていた。

20:16 そのとき、この町から、ひとりの知恵のある女が叫んだ。「聞いてください。聞いてください。ヨアブにこう言ってください。ここまで近づいてください。あなたにお話ししたいのです。」

20:17 ヨアブが彼女のほうに近づくと、この女は、「あなたがヨアブですか。」と尋ねた。彼は答えた。「そうだ。」すると女は言った。「このはしためのことばを聞いてください。」彼は答えた。「私が聞こう。」

20:18 すると女はこう言った。「昔、人々は『アベルで尋ねてみなければならない。』と言って、事を決めるのがならわしでした。

20:19 私は、イスラエルのうちで平和な、忠実な者のひとりです。あなたは、イスラエルの母である町を滅ぼそうとしておられます。あなたはなぜ、主のゆずりの地を、のみ尽くそうとされるのですか。」

20:20 ヨアブは答えて言った。「絶対にそんなことはない。のみ尽くしたり、滅ぼしたりするなど、とてもできないことだ。

20:21 そうではない。実はビクリの子で、その名をシェバというエフライムの山地の出の男が、ダビデ王にそむいたのだ。この男だけを引き渡してくれたら、私はこの町から引き揚げよう。」するとこの女はヨアブに言った。「では、その男の首を城壁の上からあなたのところに投げ落としてごらんにいれます。」

20:22 この女はその知恵を用いてすべての民のところに行った。それで彼らはビクリの子シェバの首をはね、それをヨアブのもとに投げた。ヨアブが角笛を吹き鳴らしたので、人々は町から散って行って、めいめい自分の天幕へ帰った。ヨアブはエルサレムの王のところに戻った。

 

口語訳1955

20:1 さて、その所にひとりのよこしまな人があって、名をシバといった。ビクリの子で、ベニヤミンびとであった。彼はラッパを吹いて言った、「われわれはダビデのうちに分がない。またエッサイの子のうちに嗣業を持たない。イスラエルよ、おのおのその天幕に帰りなさい」。

20:2 そこでイスラエルの人々は皆ダビデに従う事をやめて、ビクリの子シバに従った。しかしユダの人々はその王につき従って、ヨルダンからエルサレムへ行った。

20:3 ダビデはエルサレムの自分の家にきた。そして王は家を守るために残しておいた十人のめかけたちを取って、一つの家に入れて守り、また養ったが、彼女たちの所には、はいらなかった。彼女たちは死ぬ日まで閉じこめられ一生、寡婦としてすごした。

20:4 王はアマサに言った、「わたしのため三日のうちにユダの人々を呼び集めて、ここにきなさい」。

20:5 アマサはユダを呼び集めるために行ったが、彼は定められた時よりもおくれた。

20:6 ダビデはアビシャイに言った、「ビクリの子シバは今われわれにアブサロムよりも多くの害をするであろう。あなたの主君の家来たちを率いて、彼のあとを追いなさい。さもないと彼は堅固な町々を獲て、われわれを悩ますであろう」。

20:7 こうしてヨアブとケレテびととペレテびと、およびすべての勇士はアビシャイに従って出た。すなわち彼らはエルサレムを出て、ビクリの子シバのあとを追った。

20:8 彼らがギベオンにある大石のところにいた時、アマサがきて彼らに会った。時にヨアブは軍服を着て、帯をしめ、その上にさやに納めたつるぎを腰に結んで帯びていたが、彼が進み出た時つるぎは抜け落ちた。

20:9 ヨアブはアマサに、「兄弟よ、あなたは安らかですか」と言って、ヨアブは右の手をもってアマサのひげを捕えて彼に口づけしようとしたが、

20:10 アマサはヨアブの手につるぎがあることに気づかなかったので、ヨアブはそれをもってアマサの腹部を刺して、そのはらわたを地に流し出し、重ねて撃つこともなく彼を殺した。こうしてヨアブとその兄弟アビシャイはビクリの子シバのあとを追った。

20:11 時にヨアブの若者のひとりがアマサのかたわらに立って言った、「ヨアブに味方する者、ダビデにつく者はヨアブのあとに従いなさい」。

20:12 アマサは血に染んで大路の中にころがっていたので、そのそばに来る者はみな彼を見て立ちどまった。この人は民がみな立ちどまるのを見て、アマサを大路から畑に移し、衣服をその上にかけた。

20:13 アマサが大路から移されたので、民は皆ヨアブに従って進み、ビクリの子シバのあとを追った。

20:14 シバはイスラエルのすべての部族のうちを通ってベテマアカのアベルにきた。ビクリびとは皆、集まってきて彼に従った。

20:15 そこでヨアブと共にいたすべての人々がきて、彼をベテマアカのアベルに囲み、町に向かって土塁を築いた。それはとりでに向かって立てられた。こうして彼らは城壁をくずそうとしてこれを撃った。

20:16 その時、ひとりの賢い女が町から呼ばわった、「あなたがたは聞きなさい。あなたがたは聞きなさい。ヨアブに、『ここにきてください。わたしはあなたに言うことがあります』と言ってください」。

20:17 彼がその女に近寄ると、女は「あなたがヨアブですか」と言った。彼は「そうです」と答えた。すると女は彼に「はしための言葉をお聞きください」と言ったので、「聞きましょう」と彼は言った。

20:18 そこで女は言った、「昔、人々はいつも、『アベルで尋ねなさい』と言って、事を定めました。

20:19 わたしはイスラエルのうちの平和な、忠誠な者です。そうであるのに、あなたはイスラエルのうちで母ともいうべき町を滅ぼそうとしておられます。どうして主の嗣業を、のみ尽そうとされるのですか」。

20:20 ヨアブは答えた、「いいえ、決してそうではなく、わたしが、のみ尽したり、滅ぼしたりすることはありません。

20:21 事実はそうではなく、エフライムの山地の人ビクリの子、名をシバという者が手をあげて王ダビデにそむいたのです。あなたがたが彼ひとりを渡すならば、わたしはこの町を去ります」。女はヨアブに言った、「彼の首は城壁の上からあなたの所へ投げられるでしょう」。

20:22 こうしてこの女が知恵をもって、すべての民の所に行ったので、彼らはビクリの子シバの首をはねてヨアブの所へ投げ出した。そこでヨアブはラッパを吹きならしたので、人々は散って町を去り、おのおの家に帰った。ヨアブはエルサレムにいる王のもとに帰った。

 

文語訳1917

20:1 爰に一人の邪なる人あり其名をシバといビクリの子にしてベニヤミン人なり彼喇叭を吹ていひける我儕ダビデの中に分なし又ヱサイの子のうちに?業なしイスラエル各人其天幕に歸れよ

20:2 是によりイスラエルの人皆ダビデに随ふことを止てのぼりビクリの子シバにしたがへり然ユダの人々は其王に附てヨルダンよりエルサレムにいたれ

20:3 ダビデ、エルサレムにある己の家にいたり王其遺して家を守らせたる妾なる十人の婦をとりこれを一の室に守り置て養へりされどかれらの處には入ざりき斯かれらは死日まで閉こめられて生涯?嫠婦にてすごせり

20:4 爰に王アマサにいひけるは我ために三日のうちにユダの人々を召きたれしかして爾此處にをれ

20:5 アマサ乃ちユダを召あつめんとて往たりしが彼ダビデが定めたる期よりも長く留れ

20:6 是においてダビデ、アビシヤイにいひけるはビクリの子シバ今我儕にアブサロムよりもおほくの害をなさんと爾の主の臣僕を率ゐて彼の後を追へ恐らくは彼堅固なる城邑を獲て我儕の目を逃れんと

20:7 是によりヨアブの從者とケレテ人とペレテ人および都の勇士彼にしたがびて出たり即ち彼等エルサレムより出てビクリの子シバの後を追ふ

20:8 彼等がギベオンにある大石の傍に居りし時アマサかれらにむかひ來れり時にヨアブ戎衣に帶を結て衣服となし其上に刀を鞘にをさめ腰に結びて帶び居たりしが其劍脱け堕ちたり

20:9 ヨアブ、アマサにわが兄弟爾は平康なるやといひて右の手をもてアマサの鬚を將て彼に接吻せんとせし

20:10 アマサはヨアブの手にある劍に意を留ざりければヨアブ其をもてアマサの腹を刺して其膓を地に流しいだし重ねて撃に及ばざらしめてこれをころせり かくてヨアブと其兄弟アビシヤイ、ビクリの子シバの後を追り

20:11 時にヨアブの少者の一人アマサの側にたちていふヨアブを助くる者とダビデに附從ものはヨアブの後に隨へと

20:12 アマサは血に染て大路の中に轉び居たり斯人民の皆立どまるを見てアマサを大路より田に移したるが其側にいたれる者皆見て立ちとまりければ衣を其上にかけたり

20:13 アマサ大路より移されければ人皆ヨアブにしたが進みてビクリの子シバの後を追ふ

20:14 彼イスラエルの凡の支派の中を行てアベルとベテマアカに至るに少年皆集り亦かれにしたがひゆけり

20:15 かくて彼等來りて彼をアベル、ベテマアカに圍み城邑にむかひて壘を築けり是は壕の中にたてかくしてヨアブとともにある民皆石垣を崩さんとてこれを撃居りしが

20:16 一箇の哲き婦城邑より呼はりいふ爾ら聽よ爾ら聽よ請ふ爾らヨアブに此に近よれ我爾に言んと言へと

20:17 かれ其婦にちかよるに婦ひけるヨアブなるやかれ然りといひければ婦彼にいふ婢の言を聽けかれ我聽くといふ

20:18 婦即ち語りていひけるは昔人々誠に語り人必ずアベルにおいて索問べしといひて事を終

20:19 我はイスラエルの中の平和なる忠義なる者なりしかるに爾はイスラルの中にて母ともいふべき城邑を滅さんことを求む何ゆゑに爾ヱホバの?業を呑み盡さんとするや

20:20 ヨアブ答へてひけるは決めてしからず決めてしからずわれ呑み盡し或は滅ぼさんとすることなし

20:21 其事しからずエフライムの山地の人ビクリの子名はシバといふ者手を擧て王ダビデに敵せり爾ら只彼一人を付せ然らば我此邑をさらんと婦ヨアブにいひけるは視彼の首級は石垣の上より爾に投いだすべし

20:22 かくて婦其智慧をもて凡の民の所にいたりければかれらビクリの子シバの首級を刎てヨアブの所に投出せり是においてヨアブ喇叭を吹ならしければ人々散て邑より退きておのおの其天幕に還りヨアブはエルサレムにへり王の處にいたれ

 

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口語訳 マタ 26:49

26:49 彼はすぐイエスに近寄り、「先生、いかがですか」と言って、イエスに接吻した。

 

口語訳 ルカ 22:47

22:47 イエスがまだそう言っておられるうちに、そこに群衆が現れ、十二弟子のひとりでユダという者が先頭に立って、イエスに接吻しようとして近づいてきた。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORKOXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口語訳 マタ 26:49

26:49 彼はすぐイエスに近寄り、「先生、いかがですか」と言って、イエスに接吻した。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

新共同 マタ 26:48-50

26:48 イエスを裏切ろうとしていたユダは、「わたしが接吻するのが、その人だ。それを捕まえろ」と、前もって合図を決めていた。

26:49 ユダはすぐイエスに近寄り、「先生、こんばんは」と言って接吻した。

26:50 イエスは、「友よ、しようとしていることをするがよい」と言われた。すると人々は進み寄り、イエスに手をかけて捕らえた。

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987 

新共同 マタ 26:49

26:49 ユダはすぐイエスに近寄り、「先生、こんばんは」と言って接吻した。

 

新共同 ルカ 22:47

22:47 イエスがまだ話しておられると、群衆が現れ、十二人の一人でユダという者が先頭に立って、イエスに接吻をしようと近づいた。

 

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サムエル記下 20:23-26 

ダビデの重臣たち

 

翻訳比較

 

フランシスコ会訳2013

023ヨアブはイスラエルの全軍を指揮し、ヨヤダの子ベナヤはクレタ人とペレティ人を指揮した。

024アドラムは徴用の担当者、アヒルドの子ヨシャファトは史官、

025シェワは書記官、ツァドクとアビアタルは祭司、

026また、ヤイル人イラもダビデの祭司であった。

 

新共同訳1987

20:23 ヨアブはイスラエル全軍の司令官。ヨヤダの子ベナヤはクレタ人とペレティ人の監督官。

20:24 アドラムは労役の監督官。アヒルドの子ヨシャファトは補佐官。

20:25 シェワは書記官。ツァドクとアビアタルは祭司。

20:26 ヤイル人イラもダビデの祭司。

 

新改訳1970

20:23 さて、ヨアブはイスラエルの全軍の長であった。エホヤダの子ベナヤはケレテ人とペレテ人の長。

20:24 アドラムは役務長官。アヒルデの子ヨシャパテは参議。

20:25 シェワは書記。ツァドクとエブヤタルは祭司。

20:26 ヤイル人イラもダビデの祭司であった。

 

口語訳1955

20:23 ヨアブはイスラエルの全軍の長であった。エホヤダの子ベナヤはケレテびと、およびペレテびとの長、

20:24 アドラムは徴募人の長、アヒルデの子ヨシャパテは史官、

20:25 シワは書記官、ザドクとアビヤタルとは祭司。

20:26 またヤイルびとイラはダビデの祭司であった。

 

文語訳1917

20:23 ヨアブはイスラエルの全軍の長なりヱホヤダの子ベナヤはケレテ人とペレテ人の長なり

20:24 アドラムは徴募長なりアヒルデの子ヨシヤパテは史官なり

20:25 シワは書記官なりザドクとアビヤタルは祭司なり

20:26 亦ヤイル人イラはダビデの大臣なり

 

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORKOXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987 

 

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