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サムエル記下 21:1−14  

飢饉とサウルの息子たちの犠牲

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
◆飢饉とサウルの子孫
サム下 21:1 ダビデの時代に、三年続いて飢饉が襲った。ダビデが主に伺いを立てると、主は言われた。「サウルとその家に責任がある。ギブオン人を殺害し、彼 らの血を流したからである。」
サム下 21:2 王はギブオン人を呼び寄せ、彼らに言った。――ギブオン人はアモリ人の生き残りで、イスラエルの人々に属する者ではないが、イスラエルの人々は 彼らと誓約を交わしていた。ところが、サウルはイスラエルの人々とユダの人々への熱心のあまり、ギブオン人を討とうとしたことがあっ た。
サム下 21:3 ダビデはギブオン人に言った。「あなたがたに何をしたらよいだろうか。どのように償えば、主の民である我々を赦してもらえるだろうか。」
サム下 21:4 ギブオン人はダビデに答えた。「サウルとその家のことで問題なのは銀や金ではありません。イスラエルの中で、誰彼なく人を殺すことも我々は考え ておりません。」ダビデは言った。「あなたがたの言うとおりにしよう。」
サム下 21:5 彼らは王に答えた。「我々を根絶やしにし、イスラエルの領土のどこにも生きる場所を与えないように抹殺を謀ったあの男、
サム下 21:6 あの男の一族の者から七人を我々に渡してください。主がお選びになった者サウルの町ギブアで、主の前に彼らをさらし者にします。」王は、「確か に引き渡そう」と言った。
サム下 21:7 しかし、王はサウルの子ヨナタンの子メフィボシェトを惜しんだ。ダビデとサウルの子ヨナタンとの間には、主の前で立てた誓いがあったからであ る。
サム下 21:8 王は、アヤの娘リツパとサウルの間に生まれた二人の息子アルモニとメフィボシェト、そしてサウルの娘ミカルとメホラ人バルジライの子アドリエル との間に生まれた五人の息子を捕らえ、
サム下 21:9 ギブオン人の手に渡した。ギブオン人は彼らを山で主の前にさらした。これら七人は一度に処刑された。彼らが殺されたのは、刈り入れの初め、大麦 の収穫が始まる頃であった。
サム下 21:10 アヤの娘リツパは粗布を取って岩の上に広げた。彼女は、収穫の初めの頃から、天から雨が死者たちに降り注ぐ季節まで、昼は空の鳥が死者の上に 止まるのを阻み、夜は野の獣が近づくのを防いだ。
サム下 21:11 サウルの側女、アヤの娘リツパの行いは王に報告された。
サム下 21:12 ダビデはヤベシュ・ギルアドの人々のところへ行き、サウルの遺骨と彼の息子ヨナタンの遺骨をもらい受けた。その遺骨は、ヤベシュ・ギルアドの 人々がベト・シャンの広場から盗んで来たもので、ペリシテ人がギルボアでサウルを討った日に、そこにさらしたものであった。
サム下 21:13 ダビデはそこからサウルの遺骨とその子ヨナタンの遺骨を移し、また、さらされた者たちの骨を集めた。
サム下 21:14 彼らはサウルの遺骨とその子ヨナタンの遺骨を、ベニヤミンの地ツェラにあるサウルの父キシュの墓に葬った。人々は王の命令をすべて果たした。 この後、神はこの地の祈りに応えられた。


フランシ スコ会訳2013
001
ダビデの時代に、三年間、毎年続いて飢饉があっ た。ダビデが主に伺いを立てると、主は仰せになった、「それは、サウルとその家が血を流したためであり、彼がギブオンの人々を殺 したからである」。

002そこで王はギブオンの人々を呼んで、こう言った。――ギ ブオンの人々はイスラエル人ではなく、アモリ人の生き残りである。イスラエ ル人は彼らに誓いを立てていたが、サウルはイスラエルとユダの子らに対する熱意のあまり、彼らを打ち殺そうとしたのであった。――

003ダビデはギブオンの人々に尋ねた、「わたしはあな たたちに何をしたらよいのだろうか。あなたたちに主のものであるこの民を祝福してもらうためには、何をもって償えばよいのだろう か」。

004ギブオンの人々はダビデに答えた、「わたしたちと サウル、また、その家との間のことは銀や金の問題ではありません。また、わたしたちはイスラエルの誰彼を無差別に殺すことも考え ておりません」。そこでダビデは言った、「何でもあなたたちの言うとおりにしよう」。

005すると彼らは王に言った、「わたしたちを絶ち滅ぼ し、イスラエルの領土内のどこにもいられないように、わたしたちを根絶やしにしようと謀った者がいます。

006その者たちの息子の中から七人をわたしたちに渡し てください。わたしたちは、主が選ばれた者、サウルのギブアで、彼らを主のためにさらし者にします」。王は、「彼らを渡そう」と 言った。

007しかし王は、サウルの子ヨナタンの息子メフィボ シェトを惜しんだ。ダビデとサウルの子ヨナタンとの間には、主に誓った誓いがあったからである。

008それで王は、アヤの娘リツパとサウルの間に生まれ た二人の息子アルモニとメフィボシェト、それに、サウルの娘ミカルとメホラ人バルジライの子アドリエルの間に生まれた五人の息子 を捕らえて、

009ギブオンの人々の手に渡した。ギブオンの人々は山 の上で、主の前に彼らをさらし者にした。七人は一緒に死んだ。彼らが処刑されたのは、刈り入れが始まったころ、大麦の刈り入れを 始めたばかりのころであった。

010アヤの娘リツパは粗布を取って自分のために岩の上 に広げ、刈り入れの初めから、死者の上に雨が天から降り注ぐ時まで、昼は空の鳥が、夜は野の獣が死者に近寄らないようにした。

011サウルの側妻、アヤの娘リツパの行ったことが、ダ ビデに知らされた。

012するとダビデは行って、ギレアドのヤベシュの人々 から、サウルの遺骨とその子ヨナタンの遺骨を受け取った。これらの人々はペリシテ人がギルボアでサウルを殺した日に、それらの遺 体をさらしたベト・シャンの広場から、ひそかに取って来たのであった。

013ダビデはそこから、サウルの遺骨とその息子ヨナタ ンの遺骨とを携えて来た。さらに人々は、今回さらし者にされた死者たちの遺骨を集め、

014サウルとその息子ヨナタンの骨をベニヤミンの地 ツェラにあるサウルの父キシュの墓に葬った。人々が王の命じたことをすべて行った時から、神はその地のために祈りを聞き入れられ た。

 

新共同訳1987

21:1 ダビデの世に、三年続いて飢饉が襲った。ダビデは主に託宣を求めた。主は言われた。「ギブオン人を殺害し、血を流したサウルとその家に責任がある。」

21:2 王はギブオン人を招いて言った。――ギブオン人はアモリ人の生き残りで、イスラエルの人々に属する者ではないが、イスラエルの人々は彼らと誓約を交わして いた。ところがサウルは、イスラエルとユダの人々への熱情の余り、ギブオン人を討とうとしたことがあった。

21:3 ダビデはギブオン人に言った。「あなたたちに何をしたらよいのだろう。どのように償えば主の嗣業を祝福してもらえるだろうか。」

21:4 ギブオン人はダビデに答えた。「サウルとその家のことで問題なのは金銀ではありません。イスラエルの人々をだれかれなく殺すというのでもありません。」ダ ビデは言った。「言ってくれれば何でもそのとおりにしよう。」

21:5 彼らは王に答えた。「わたしたちを滅ぼし尽くし、わたしたちがイスラエルの領土のどこにも定着できないように滅亡を謀った男、

21:6 あの男の子孫の中から七人をわたしたちに渡してください。わたしたちは主がお選びになった者サウルの町ギブアで、主の御前に彼らをさらし者にします。」王 は、「引き渡そう」と言った。

21:7 しかし、王はサウルの子ヨナタンの息子メフィボシェトを惜しんだ。ダビデとサウルの子ヨナタンとの間には主をさして立てた誓いがあったからである。

21:8 王はアヤの娘リツパとサウルの間に生まれた二人の息子、アルモニとメフィボシェトと、サウルの娘ミカルとメホラ人バルジライの子アドリエルとの間に生まれ た五人の息子を捕らえ、

21:9 ギブオン人の手に渡した。ギブオンの人々は彼らを山で主の御前にさらした。七人は一度に処刑された。彼らが殺されたのは刈り入れの初め、大麦の収穫が始ま るころであった。

21:10 アヤの娘リツパは粗布を取って岩の上に広げた。収穫の初めのころから、死者たちに雨が天から降り注ぐころまで、リツパは昼は空の鳥が死者の上にとまること を、夜は野の獣が襲うことを防いだ。

21:11 サウルの側女、アヤの子リツパのこの行いは王に報告された。

21:12 ダビデはギレアドのヤベシュの人々のところへ行って、サウルの骨とその子ヨナタンの骨を受け取った。その遺骨はギレアドのヤベシュの人々がベト・シャンの 広場から奪い取って来たもので、ペリシテ人がギルボアでサウルを討った日に、そこにさらしたものであった。

21:13 ダビデはそこからサウルの骨とその子ヨナタンの骨を運び、人々は今回さらされた者たちの骨を集め、

21:14 サウルとその子ヨナタンの骨と共にベニヤミンの地ツェラにあるサウルの父キシュの墓に葬った。人々は王の命令をすべて果たした。この後、神はこの国の祈り にこたえられた。

 

新改訳1970

21:1 ダビデの時代に、三年間引き続いてききんがあった。そこでダビデが主のみこころを伺うと、主は仰せられた。「サウルとその一族に、血を流した罪がある。彼 がギブオン人たちを殺したからだ。」

21:2 そこで王はギブオン人たちを呼び出して、彼らに言った。――ギブオンの人たちはイスラエル人ではなく、エモリ人の生き残りであって、イスラエル人は、彼ら と盟約を結んでいたのであるが、サウルが、イスラエルとユダの人々への熱心のあまり、彼らを打ち殺してしまおうとしたのであった。 ――

21:3 ダビデはギブオン人たちに言った。「あなたがたのために、私は何をしなければならないのか。私が何を償ったら、あなたがたは主のゆずりの地を祝福できるの か。」

21:4 ギブオン人たちは彼に言った。「私たちとサウル、およびその一族との間の問題は、銀や金のことではありません。また私たちがイスラエルのうちで、人を殺す ことでもありません。」そこでダビデが言った。「それでは私があなたがたに何をしたらよいと言うのか。」

21:5 彼らは王に言った。「私たちを絶ち滅ぼそうとした者、私たちを滅ぼしてイスラエルの領土のどこにも、おらせないようにたくらんだ者、

21:6 その者の子ども七人を、私たちに引き渡してください。私たちは、主の選ばれたサウルのギブアで、主のために、彼らをさらし者にします。」王は言った。「引 き渡そう。」

21:7 しかし王は、サウルの子ヨナタンの子メフィボシェテを惜しんだ。それは、ダビデとサウルの子ヨナタンとの間で主に誓った誓いのためであった。

21:8 王は、アヤの娘リツパがサウルに産んだふたりの子アルモニとメフィボシェテ、それに、サウルの娘メラブがメホラ人バルジライの子アデリエルに産んだ五人の 子を取って、

21:9 彼らをギブオン人の手に渡した。それで彼らは、この者たちを山の上で主の前に、さらし者にした。これら七人はいっしょに殺された。彼らは、刈り入れ時の初 め、大麦の刈り入れの始まったころ、死刑に処せられた。

21:10 アヤの娘リツパは、荒布を脱いで、それを岩の上に敷いてすわり、刈り入れの始まりから雨が天から彼らの上に降るときまで、昼には空の鳥が、夜には野の獣が 死体に近寄らないようにした。

21:11 サウルのそばめアヤの娘リツパのしたことはダビデに知らされた。

21:12 すると、ダビデは行って、サウルの骨とその子ヨナタンの骨を、ヤベシュ・ギルアデの者たちのところから取って来た。これは、ペリシテ人がサウルをギルボア で殺した日に、ペリシテ人が彼らをさらしたベテ・シャンの広場から、彼らが盗んで行ったものであった。

21:13 ダビデがサウルの骨とその子ヨナタンの骨をそこから携えて上ると、人々は、さらし者にされた者たちの骨を集めた。

21:14 こうして、彼らはサウルとその子ヨナタンの骨を、ベニヤミンの地のツェラにあるサウルの父キシュの墓に葬り、すべて王が命じたとおりにした。その後、神は この国の祈りに心を動かされた。

 

口語訳1955

21:1 ダビデの世に、年また年と三年、ききんがあったので、ダビデが主に尋ねたところ、主は言われた、「サウルとその家とに、血を流した罪がある。それはかつて 彼がギベオンびとを殺したためである」。

21:2 そこで王はギベオンびとを召しよせた。ギベオンびとはイスラエルの子孫ではなく、アモリびとの残りであって、イスラエルの人々は彼らと誓いを立てて、その 命を助けた。ところがサウルはイスラエルとユダの人々のために熱心であったので、彼らを殺そうとしたのである。

21:3 それでダビデはギベオンびとに言った、「わたしはあなたがたのために、何をすればよいのですか。どんな償いをすれば、あなたがたは主の嗣業を祝福するので すか」。

21:4 ギベオンびとは彼に言った、「これはわれわれと、サウルまたはその家との間の金銀の問題ではありません。またイスラエルのうちのひとりでも、われわれが殺 そうというのでもありません」。ダビデは言った、「わたしがあなたがたのために何をすればよいと言うのですか」。

21:5 かれらは王に言った、「われわれを滅ぼした人、われわれを滅ぼしてイスラエルの領域のどこにもおらせないようにと、たくらんだ人、

21:6 その人の子孫七人を引き渡してください。われわれは主の山にあるギベオンで、彼らを主の前に木にかけましょう」。王は言った、「引き渡しましょう」。

21:7 しかし王はサウルの子ヨナタンの子であるメピボセテを惜しんだ。彼らの間、すなわちダビデとサウルの子ヨナタンとの間に、主をさして立てた誓いがあったか らである。

21:8 王はアヤの娘リヅパがサウルに産んだふたりの子アルモニとメピボセテ、およびサウルの娘メラブがメホラびとバルジライの子アデリエルに産んだ五人の子を 取って、

21:9 彼らをギベオンびとの手に引き渡したので、ギベオンびとは彼らを山で主の前に木にかけた。彼ら七人は共に倒れた。彼らは刈入れの初めの日、すなわち大麦刈 りの初めに殺された。

21:10 アヤの娘リヅパは荒布をとって、それを自分のために岩の上に敷き、刈入れの初めから、その人々の死体の上に天から雨が降るまで、昼は空の鳥が死体の上にこ ないようにし、夜は野の獣を近寄らせなかった。

21:11 アヤの娘でサウルのめかけであったリヅパのしたことがダビデに聞えたので、

21:12 ダビデは行ってサウルの骨とその子ヨナタンの骨を、ヤベシギレアデの人々の所から取ってきた。これはペリシテびとがサウルをギルボアで殺した日に、木にか けたベテシャンの広場から、彼らが盗んでいたものである。

21:13 ダビデはそこからサウルの骨と、その子ヨナタンの骨を携えて上った。また人々はそのかけられた者どもの骨を集めた。

21:14 こうして彼らはサウルとその子ヨナタンの骨を、ベニヤミンの地のゼラにあるその父キシの墓に葬り、すべて王の命じたようにした。この後、神はその地のため に、祈を聞かれた。

 


文 語訳1917
21:1 ダビデの世に年復年と三年饑饉ありければダビデ、ヱホバに問にヱホバ言たまひけるは是はサウルと血を流せる其家のためなり其は彼嘗てギベオン人を殺したれ ばなりと
21:2 是において王ギベオン人を召てかれらにいへりギベオン人はイスラエルの子孫にあらずアモリ人の殘餘なりしがイスラエルの子孫昔彼等に誓をなしたり然るにサ ウル、イスラエルとユダの子孫に熱心なるよりして彼等を殺さんと求めたり
21:3 即ちダビデ、ギベオン人にいひけるは我汝等のために何を爲すべきか我何の賠償を爲さば汝等ヱホバの?業を祝するや
21:4 ギベオン人彼にいひけるは我儕はサウルと其家の金銀を取じ又汝は我らのためにイスラエルの中の人一人をも殺すなかれダビデいひけるは汝等が言ふ所は我汝ら のために爲ん
21:5 彼等王にいひけるは我儕を滅したる人我儕を殲してイスラエルの境の中に居留ざらしめんとて我儕にむかひて謀を設けし人
21:6 請ふ其人の子孫七人を我儕に與へよ我儕ヱホバの選みたるサウルのギベアにて彼等をヱホバのまへに懸ん王いふ我與ふべしと
21:7 されど王サウルの子ヨナタンの子なるメピボセテを惜めり是は彼等のあひだ即ちダビデとサウルの子ヨナタンとの間にヱホバを指して爲る誓あるに因り
21:8 されど王アヤの女リヅパがサウルに生し二人の子アルモニとメピボセテおよびサウルの女メラブがメホラ人バルジライの子アデリエルに生し五人の子を取りて
21:9 かれらをギベオン人の手に與へければギベオン人かれらを山の上にてヱホバの前に懸たり彼等七人倶に斃れて刈穫の初日即ち大麥刈の初時に死り
21:10 アヤの女リヅパ麻布を取りて刈穫の初時より其屍上に天より雨ふるまでこれをおのれのために磐の上に布きおきて晝は空の鳥を屍の上に止らしめず夜は野の獣を ちかよらしめざりき
21:11 爰にアヤの女サウルの妾リヅパの爲しことダビデに聞えければ
21:12 ダビデ往てサウルの骨と其子ヨナタンの骨をヤベシギレアデの人々の所より取り是はペリシテ人がサウルをギルボアに殺してベテシヤンの衢に懸たるをかれらが 竊みさりたるものなり
21:13 ダビデ其處よりサウルの骨と其子ヨナタンの骨を携へ上れりまた人々其懸られたる者等の骨を斂たり
21:14 かくてサウルと其子ヨナタンの骨をベニヤミンの地のゼラにて其父キシの墓に葬り都て王の命じたる所を爲り比より後神其地のため祈祷を聽たまへり


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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サムエル記下 21:15−22 

ペリシテ人との戦いにおける武勲

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018

◆ペリシテ戦における武勲
サム下 21:15 ペリシテ人とイスラエルの間に、再び戦いが起こった。ダビデは家臣を連れて下り、ペリシテ人と戦ったが、ダビデは疲れていた。
サム下 21:16 ラファの子孫の一人イシュビ・ベノブは三百シェケルの重さの青銅の槍を持ち、新しい武具を帯び、ダビデを討つ、と言った。
サム下 21:17 しかし、ツェルヤの子アビシャイはダビデを助けて、このペリシテ人を打ち殺した。それから、ダビデの家臣たちはダビデと誓い合った。「あなた はもう、我々と共に戦いに出てはなりません。イスラエルの灯を消してはなりません。」
サム下 21:18 その後、ゴブの地でまたもペリシテ人との戦いが起こり、フシャ人シベカイがラファの子孫の一人サフを討ち取った。
サム下 21:19 ゴブで再びペリシテ人との戦いがあったとき、ベツレヘム出身のヤアレ・オルギムの子エルハナンが、ガト人ゴリアトを討ち取った。ゴリアトの槍 の柄は機織りの巻き棒のようであった。
サム下 21:20 さらに別の戦いがガトであった。同じくラファの生まれで、手足の指がそれぞれ六本ずつ、合わせて二十四本ある巨漢がおり、
サム下 21:21 イスラエルを嘲ったが、ダビデの兄弟シムアの子ヨナタンが彼を討ち取った。
サム下 21:22 以上の四人はガトにいたラファの生まれであったが、ダビデとその家臣の手によって倒された。


フランシ スコ会訳2013

015
ペリシテ人とイスラエルの間に再び戦いが起きた。 ダビデは家来を連れて下り、ペリシテ人と戦ったが、彼は疲れ果てていた。

016そこにラファの子孫の一人、イシュビ・ベノブがい た。その槍の重さは青銅で三百シェケル、新しい鎧に身を固めていた。彼はダビデを殺そうと決意していた。

017しかし、ツェルヤの子アビシャイがダビデを助け、 このペリシテ人を打ち殺した。その時、ダビデの部下たちは誓って言った、「もうわれわれとともに戦いに出るのはやめてください。 イスラエルのともしびを消さないためです」。

018この後、またゴブでペリシテ人との戦いがあった。 その時、フシャ人シベカイはラファの子孫の一人サフを殺した。

019さらにまた、ゴブでペリシテ人との戦いがあり、ベ ツレヘム出身のヤイルの子エルハナンは、ガト人ゴリアトを殺した。その槍の柄は、機織りの巻き棒のようであった。

020さらにガトで戦いが起こった。そこに、手の指がそ れぞれ六本、足の指がそれぞれ六本、合わせて二十四本の指を持つ巨人がいた。彼もラファの子孫であった。

021彼がイスラエルをののしったので、ダビデの兄シム アの子ヨナタンが彼を殺した。

022以上の四人はガトのラファの子孫であったが、ダビ デとその家来たちの手にかかって倒れた。


 

新共同訳1987

21:15 ペリシテ人は再びイスラエルと戦った。ダビデは家臣を率いて出陣し、ペリシテと戦ったが、ダビデは疲れていた。

21:16 ラファの子孫の一人イシュビ・ベノブは、三百シェケルの重さの青銅の槍を持ち、新しい帯を付けて、ダビデを討つ、と言った。

21:17 しかし、ツェルヤの子アビシャイは、ダビデを助けてこのペリシテ人を打ち殺した。それ以来、ダビデの家来たちはダビデに誓わせた。「以後、我々と共に戦い に出てはなりません。イスラエルの灯を消さぬよう心掛けてください。」

21:18 その後、ゴブの地で、再びペリシテ人との戦いがあった。このときは、フシャ人シベカイがラファの子孫の一人サフを打ち殺した。

21:19 ゴブで、またペリシテ人との戦いがあったとき、ベツレヘム出身のヤアレ・オルギムの子エルハナンが、ガト人ゴリアトを打ち殺した。ゴリアトの槍の柄は機織 りの巻き棒ほどもあった。

21:20 別の戦いがガトでもあった。ラファの子孫で、手足の指が六本ずつ、合わせて二十四本ある巨人が出て来て、

21:21 イスラエルを辱めたが、ダビデの兄弟シムアの子ヨナタンが彼を討ち取った。

21:22 これら四人はガトにいたラファの子孫で、ダビデとその家臣の手によって倒された。

 

新改訳1970

21:15 ペリシテ人はまた、イスラエルに戦いをしかけた。ダビデは自分の家来たちを連れて下り、ペリシテ人と戦ったが、ダビデは疲れていた。

21:16 それで、ラファの子孫のひとりであったイシュビ・ベノブは、ダビデを殺そうと考えた。彼の槍の重さは青銅で三百シェケル。そして彼は新しい剣を帯びてい た。

21:17 しかし、ツェルヤの子アビシャイはダビデを助け、このペリシテ人を打ち殺した。そのとき、ダビデの部下たちは彼に誓って言った。「あなたは、もうこれか ら、われわれといっしょに、戦いに出ないでください。あなたがイスラエルのともしびを消さないために。」

21:18 その後、ゴブでまたペリシテ人との戦いがあり、そのとき、フシャ人シベカイは、ラファの子孫のサフを打ち殺した。

21:19 ゴブでまたペリシテ人との戦いがあったとき、ベツレヘム人ヤイルの子エルハナンは、ガテ人ゴリヤテの兄弟ラフミを打ち殺した。ラフミの槍の柄は、機織りの 巻き棒のようであった。

21:20 さらにガテで戦いがあったとき、そこに、手の指、足の指が六本ずつで、合計二十四本指の闘士がいた。彼もまた、ラファの子孫であった。

21:21 彼はイスラエルをそしったが、ダビデの兄弟シムアの子ヨナタンが彼を打ち殺した。

21:22 これら四人はガテのラファの子孫で、ダビデとその家来たちの手にかかって倒れた。

 

口語訳1955

21:15 ペリシテびとはまたイスラエルと戦争をした。ダビデはその家来たちと共に下ってペリシテびとと戦ったが、ダビデは疲れていた。

21:16 時にイシビベノブはダビデを殺そうと思った。イシビベノブは巨人の子孫で、そのやりは青銅で重さ三百シケルあり、彼は新しいつるぎを帯びていた。

21:17 しかしゼルヤの子アビシャイはダビデを助けて、そのペリシテびとを撃ち殺した。そこでダビデの従者たちは彼に誓って言った、「あなたはわれわれと共に、重 ねて戦争に出てはなりません。さもないと、あなたはイスラエルのともし火を消すでしょう」。

21:18 この後、再びゴブでペリシテびととの戦いがあった。時にホシャびとシベカイは巨人の子孫のひとりサフを殺した。

21:19 ここにまたゴブで、ペリシテびととの戦いがあったが、そこではベツレヘムびとヤレオレギムの子エルハナンは、ガテびとゴリアテを殺した。そのやりの柄は機 の巻棒のようであった。

21:20 またガテで再び戦いがあったが、そこにひとりの背の高い人があり、その手の指と足の指は六本ずつで、その数は合わせて二十四本であった。彼もまた巨人から 生れた者であった。

21:21 彼はイスラエルをののしったので、ダビデの兄弟シメアの子ヨナタンが彼を殺した。

21:22 これらの四人はガテで巨人から生れた者であったが、ダビデの手とその家来たちの手に倒れた。

 


文 語訳1917
21:15 ペリシテ人復イスラエルと戰爭を爲すダビデ其臣僕とともに下りてペリシテ人と戰ひけるがダビデ困憊居りければ
21:16 イシビベノブ、ダビデを殺さんと思へり(イシビベノブは巨人の子等の一人にて其槍の銅の重は三百シケルあり彼新しき劒を帶たり)
21:17 しかれどもゼルヤの子アビシヤイ、ダビデを助けて其ペリシテ人を撃ち殺せり是においてダビデの從者かれに誓ひていひけるは汝は再我儕と共に戰爭に出べから ず恐らくは爾イスラエルの燈光を消さんと
21:18 此後再びゴブにおいてペリシテ人と戰あり時にホシヤ人シベカイ巨人の子等の一人なるサフを殺せり
21:19 爰に復ゴブにてペリシテ人と戰あり其處にてベテレヘム人ヤレオレギムの子エルハナン、ガテのゴリアテの兄弟ラミを殺せり其槍の柄は機の梁の如くなりき
21:20 又ガテに戰ありしが其處に一人の身長き人あり手には各六の指あり足には各六の指ありて其數合せて二十四なり彼もまた巨人の生る者なり
21:21 彼イスラエルを挑みしかばダビデに兄弟シメアの子ヨナタン彼を殺せり
21:22 是らの四人はガテにて巨人の生るものなりしがダビデの手と其臣僕の手に斃れたり


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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