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 使徒 6:1−7

七人の世話役を選ぶ・信者ふえる

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

440601その頃、弟子たちが増えてきたので、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して、自分の方の寡婦たちが、毎日の援助で看過されているという苦情が出た。

440602そこで十二人は弟子たちの全会衆を呼び集めて言った、「私たちが神の言葉を放っておいて、食事の奉仕をするのは好ましくない。

440603そこで兄弟たちよ、霊と知恵とに満ちた評判のよい人々を七人探し出してもらいたい。その人たちをこの役に任じよう。

440604他方、私たちは祈りと御言葉の奉仕に専念しよう」。

440605この言葉は会衆一同の賛成を得た。そして彼らは、信仰と聖霊に満ちた人ステファノ、それからフィリッポスとプロコルスとニカノルとテモンとパルメナと、アンティオキアの改宗者ニコラオとを選び出して、

440606使徒たちの前に立たせた。すると彼らは祈って彼らの上に手を置いた。

440607こうして神の言葉はひろがっていき、また弟子たちの数は猛烈な勢いで増えていった。そして祭司までが多数、信仰に聞き従っていったのである。

 

新共同訳1987

6:1 そのころ、弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。それは、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていたからである。

6:2 そこで、十二人は弟子をすべて呼び集めて言った。「わたしたちが、神の言葉をないがしろにして、食事の世話をするのは好ましくない。

6:3 それで、兄弟たち、あなたがたの中から、“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。彼らにその仕事を任せよう。

6:4 わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。」

6:5 一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、

6:6 使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。

6:7 こうして、神の言葉はますます広まり、弟子の数はエルサレムで非常に増えていき、祭司も大勢この信仰に入った。

 

前田訳1978

6:1 そのころ弟子たちがふえるにつれて、ヘレニストからヘブライ人に対して、自分の方の寡婦たちが毎日の配給で軽んぜられているという苦情が出た。

6:2 そこで十二人は弟子の群れを呼び集めていった、「われらが神のことばをなおざりにして食卓に仕えるのはよくありません。

6:3 兄弟方、あなた方の中から霊と知恵に満ちた評判のいい七人を捜し出しなさい。その人たちをこの役につけましょう。

6:4 われらはもっぱら祈りとみことばの奉仕とをしましょう」と。

6:5 この話は全員に受け入れられ、信仰と聖霊に満ちた人ステパノ、それからピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、およびアンテオケの改宗者ニコラオを選んで、

6:6 使徒たちの前に立たせた。使徒たちは祈って、彼らに手を置いた。

6:7 こうして神のことばは成長し、弟子の数はエルサレムで非常にふえ、祭司もおおぜい信仰に入った。

 

新改訳1970

6:1 そのころ、弟子たちがふえるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちが、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して苦情を申し立てた。彼らのうちのやもめたちが、毎日の配給でなおざりにされていたからである。

6:2 そこで、十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。「私たちが神のことばをあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。

6:3 そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。

6:4 そして、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします。」

6:5 この提案は全員の承認するところとなり、彼らは、信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオを選び、

6:6 この人たちを使徒たちの前に立たせた。そこで使徒たちは祈って、手を彼らの上に置いた。

6:7 こうして神のことばは、ますます広まって行き、エルサレムで、弟子の数が非常にふえて行った。そして、多くの祭司たちが次々に信仰にはいった。

 

塚本訳1963

6:1 そのころ、(主の)弟子たち(の数)が次第にふえてきたため、ギリシヤ語を話す(外国そだちの)ユダヤ人からヘブライ語を話す(はえぬきの)ユダヤ人に対して、自分の方の寡婦たちは、毎日の援助においてないがしろにされているという苦情が出た。

6:2 そこで十二人(の使徒)は弟子の団体を呼びあつめて言った、「わたし達(伝道を命ぜられた者)が、神の言葉を(伝える仕事を)放っておいて食卓の世話をするのは適当でない。

6:3 それで兄弟たちよ、あなた達の中から御霊と知恵とに満ちた評判のよい者を七人だけ、さがしてもらいたい。その人たちをこの役に任じよう。

6:4 わたし達は祈りと御言葉を伝えることに専念する。」

6:5 この言葉は会衆一同の賛成を得、信仰と聖霊とに満ちた人ステパノをはじめ、ピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、およびアンテオケの改宗者ニコラオ(の七人)を選んで、

6:6 使徒たちの前に立たせた。使徒たちが祈って彼らに手をのせた。

6:7 こうして神の言葉は成長し、エルサレムにおける(主の)弟子の数は猛烈にふえていった。また(ユダヤ教の)祭司までが大勢、従順に信仰を受けいれた。

 

口語訳1955

6:1 そのころ、弟子の数がふえてくるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちから、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して、自分たちのやもめらが、日々の配給で、おろそかにされがちだと、苦情を申し立てた。

6:2 そこで、十二使徒は弟子全体を呼び集めて言った、「わたしたちが神の言をさしおいて、食卓のことに携わるのはおもしろくない。

6:3 そこで、兄弟たちよ、あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判のよい人たち七人を捜し出してほしい。その人たちにこの仕事をまかせ、

6:4 わたしたちは、もっぱら祈と御言のご用に当ることにしよう」。

6:5 この提案は会衆一同の賛成するところとなった。そして信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、それからピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、およびアンテオケの改宗者ニコラオを選び出して、

6:6 使徒たちの前に立たせた。すると、使徒たちは祈って手を彼らの上においた。

6:7 こうして神の言は、ますますひろまり、エルサレムにおける弟子の数が、非常にふえていき、祭司たちも多数、信仰を受けいれるようになった。

 

文語訳1917

"440601","そのころ弟子のかず増加はり、ギリシヤ語のユダヤ人、その寡婦らが日々の施濟に漏らされたれば、ヘブル語のユダヤ人に對して呟く事あり。"

"440602","ここに十二使徒すべての弟子を呼び集めて言ふ『われら神の言を差措きて、食卓に事ふるは宣しからず。"

"440603","然れば兄弟よ、汝らの中より御靈と智慧とにて滿ちたる令聞ある者七人を見出せ、それに此の事を掌どらせん。"

"440604","我らは専ら祈をなすことと、御言に事ふることを務めん』"

"440605","集れる凡ての者この言を善しとし、信仰と聖靈とにて滿ちたるステパノ及びピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、またアンテオケの改宗者ニコラオを選びて、"

"440606","使徒たちの前に立てたれば、使徒たち祈りて手をその上に按けり。"

"440607","かくて神の言ますます弘り、弟子の數エルサレムにて甚だ多くなり、祭司の中にも信仰の道に從へるもの多かりき。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  7:55

7:55 ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、

 

新共同 使  2:42

2:42 彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。

 

新共同 使  13:43

13:43 集会が終わってからも、多くのユダヤ人と神をあがめる改宗者とがついて来たので、二人は彼らと語り合い、神の恵みの下に生き続けるように勧めた。

 

新共同 マタ 9:18

9:18 イエスがこのようなことを話しておられると、ある指導者がそばに来て、ひれ伏して言った。「わたしの娘がたったいま死にました。でも、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、生き返るでしょう。」

 

新共同 ロマ 16:26

16:26 その計画は今や現されて、永遠の神の命令のままに、預言者たちの書き物を通して、信仰による従順に導くため、すべての異邦人に知られるようになりました。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 12:17

12:17 だれに対しても悪をもって悪に報いず、すべての人に対して善を図りなさい。

 

口語訳 Tコリ4:2

4:2 この場合、管理者に要求されているのは、忠実であることである。

 

口語訳 Uコリ6:3

6:3 この務がそしりを招かないために、わたしたちはどんな事にも、人につまずきを与えないようにし、

 

口語訳 Uコリ8:19-21

8:19 そのうえ、彼は、主ご自身の栄光があらわれるため、また、わたしたちの好意を示すために、骨を折って贈り物を集めているわたしたちの同伴者として、諸教会から選ばれたのである。

8:20 そうしたのは、わたしたちが集めているこの寄附金のことについて、人にかれこれ言われるのを避けるためである。

8:21 わたしたちは、主のみまえばかりではなく、人の前でも公正であるように、気を配っているのである。

 

口語訳 ロマ 12:6-8

12:6 このように、わたしたちは与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っているので、もし、それが預言であれば、信仰の程度に応じて預言をし、

12:7 奉仕であれば奉仕をし、また教える者であれば教え、

12:8 勧めをする者であれば勧め、寄附する者は惜しみなく寄附し、指導する者は熱心に指導し、慈善をする者は快く慈善をすべきである。

 

口語訳 Tテサ5:17

5:17 絶えず祈りなさい。

 

口語訳 ロマ 1:9

1:9 わたしは、祈のたびごとに、絶えずあなたがたを覚え、いつかは御旨にかなって道が開かれ、どうにかして、あなたがたの所に行けるようにと願っている。このことについて、わたしのためにあかしをして下さるのは、わたしが霊により、御子の福音を宣べ伝えて仕えている神である。

 

口語訳 ピリ 1:4

1:4 あなたがた一同のために祈るとき、いつも喜びをもって祈り、

 

口語訳 ピリ 4:6

4:6 何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。

 

口語訳 Tコリ3:6-7

3:6 わたしは植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である。

3:7 だから、植える者も水をそそぐ者も、ともに取るに足りない。大事なのは、成長させて下さる神のみである。

 

(日)新共同訳1987の引照

新共同 Tテモ5:3

5:3 身寄りのないやもめを大事にしてあげなさい。

 

新共同 Tテモ3:7

3:7 更に、監督は、教会以外の人々からも良い評判を得ている人でなければなりません。そうでなければ、中傷され、悪魔の罠に陥りかねないからです。

 

新共同 Tテモ4:14

4:14 あなたの内にある恵みの賜物を軽んじてはなりません。その賜物は、長老たちがあなたに手を置いたとき、預言によって与えられたものです。

 

新共同 Uテモ1:6

1:6 そういうわけで、わたしが手を置いたことによってあなたに与えられている神の賜物を、再び燃えたたせるように勧めます。

 

新共同 ヘブ 6:1-2

6:1 -2だからわたしたちは、死んだ行いの悔い改め、神への信仰、種々の洗礼についての教え、手を置く儀式、死者の復活、永遠の審判などの基本的な教えを学び直すようなことはせず、キリストの教えの初歩を離れて、成熟を目指して進みましょう。

6:3 神がお許しになるなら、そうすることにしましょう。

 

新共同 エペ 6:17

6:17 また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。

 

新共同 ヘブ 6:5

6:5 神のすばらしい言葉と来るべき世の力とを体験しながら、

 

新共同 ロマ 1:5

1:5 わたしたちはこの方により、その御名を広めてすべての異邦人を信仰による従順へと導くために、恵みを受けて使徒とされました。

 

新共同 ガラ 1:23

1:23 ただ彼らは、「かつて我々を迫害した者が、あの当時滅ぼそうとしていた信仰を、今は福音として告げ知らせている」と聞いて、

 

新共同 ガラ 6:10

6:10 ですから、今、時のある間に、すべての人に対して、特に信仰によって家族になった人々に対して、善を行いましょう。

 

新共同 ユダ 1:3

1:3 愛する人たち、わたしたちが共にあずかる救いについて書き送りたいと、ひたすら願っておりました。あなたがたに手紙を書いて、聖なる者たちに一度伝えられた信仰のために戦うことを、勧めなければならないと思ったからです。

 

新共同 ユダ 1:20

1:20 しかし、愛する人たち、あなたがたは最も聖なる信仰をよりどころとして生活しなさい。聖霊の導きの下に祈りなさい。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tテモ3:8-10

3:8 それと同様に、執事も謹厳であって、二枚舌を使わず、大酒を飲まず、利をむさぼらず、

3:9 きよい良心をもって、信仰の奥義を保っていなければならない。

3:10 彼らはまず調べられて、不都合なことがなかったなら、それから執事の職につかすべきである。

 

口語訳 Tテモ4:14

4:14 長老の按手を受けた時、預言によってあなたに与えられて内に持っている恵みの賜物を、軽視してはならない。

 

口語訳 ロマ 1:5

1:5 わたしたちは、その御名のために、すべての異邦人を信仰の従順に至らせるようにと、彼によって恵みと使徒の務とを受けたのであり、

 

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 使徒 6:8−15

ステパノ捕えられる――審問

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

440608さて、ステファノは恵みと力とに満たされ、民の中で大いなる奇蹟と徴とを行なっていた。

440609すると、「ローマの解放奴隷」、キュレネ人、アレクサンドリア人のいわゆる会堂に属する人々、キリキア〔州〕やアシア〔州〕から来た人々のある者が立って、ステファノと議論をしたが、

440610彼が知恵と霊とによって語るので、それに対抗できなかった。

440611そこで彼らは人々をそそのかして、「私たちは、彼がモーセと神に冒瀆の言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。

440612また、彼らは民や長老たちや律法学者たちを煽動し、彼を襲って捕らえ、最高法院に引いて行った。

440613それから、偽りの証人を立てて言わせた、「この男は聖なる場所と律法とに逆らう言葉を吐いて、どうしても止めません。

440614『あのナゾラ人イエスはこの場所を打ち壊し、モーセが私たちに言い伝えた慣例を変えるだろう』と彼が言うのを私たちは聞いたのですから」。

440615最高法院に座っていた人たちが皆彼をじっと見詰めたが、彼の顔はちょうど御使いの顔のように見えた。

 

新共同訳1987

6:8 さて、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。

6:9 ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。

6:10 しかし、彼が知恵と“霊”とによって語るので、歯が立たなかった。

6:11 そこで、彼らは人々を唆して、「わたしたちは、あの男がモーセと神を冒涜する言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。

6:12 また、民衆、長老たち、律法学者たちを扇動して、ステファノを襲って捕らえ、最高法院に引いて行った。

6:13 そして、偽証人を立てて、次のように訴えさせた。「この男は、この聖なる場所と律法をけなして、一向にやめようとしません。

6:14 わたしたちは、彼がこう言っているのを聞いています。『あのナザレの人イエスは、この場所を破壊し、モーセが我々に伝えた慣習を変えるだろう。』」

6:15 最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。

 

前田訳1978

6:8 ステパノは恵みと力に満ち、民衆の間で偉大な不思議と徴を行なっていた。

6:9 すると、いわゆるリベルテン(解放奴隷、)クレネ人、アレクサンドリア人の会堂の人々やキリキアとアジアの人々が立ってステパノと議論をしたが、

6:10 彼が知恵と霊によって語るのに対抗できなかった。

6:11 そこで彼らは人々をそそのかして、「われらはステパノがモーセと神とにけがしごとをいうのを聞いた」といわせた。

6:12 また、民衆や長老や学者らを煽動し、彼を襲って捕え、法院に連れて行った。

6:13 そして偽りの証人を立てていわせた、「この人はこの聖なる所と律法とをけがすことばを語ってやめません。

6:14 『あのナザレ人イエスはこの所をこわし、モーセがわれらに伝えた慣わしを変えよう』、と彼がいうのをわれらは聞いたのです」と。

6:15 法院にすわっていたものは皆ステパノに目を注ぐと、彼の顔は天使の顔のように見えた。

 

新改訳1970

6:8 さて、ステパノは恵みと力とに満ち、人々の間で、すばらしい不思議なわざとしるしを行なっていた。

6:9 ところが、いわゆるリベルテンの会堂に属する人々で、クレネ人、アレキサンドリヤ人、キリキヤやアジヤから来た人々などが立ち上がって、ステパノと議論した。

6:10 しかし、彼が知恵と御霊によって語っていたので、それに対抗することができなかった。

6:11 そこで、彼らはある人々をそそのかし、「私たちは彼がモーセと神とをけがすことばを語るのを聞いた。」と言わせた。

6:12 また、民衆と長老たちと律法学者たちを扇動し、彼を襲って捕え、議会にひっぱって行った。

6:13 そして、偽りの証人たちを立てて、こう言わせた。「この人は、この聖なる所と律法とに逆らうことばを語るのをやめません。

6:14 『あのナザレ人イエスはこの聖なる所をこわし、モーセが私たちに伝えた慣例を変えてしまう。』と彼が言うのを、私たちは聞きました。」

6:15 議会で席に着いていた人々はみな、ステパノに目を注いだ。すると彼の顔は御使いの顔のように見えた。

 

塚本訳1963

6:8 さてステパノは恩恵と力とに満たされて、民衆の間で驚くべき不思議なことや徴を行っていた。

6:9 すると解放奴隷、クレネ人、アレキサンドリヤ人の礼拝堂と言われる礼拝堂の人々や、キリキヤ(州)、(小)アジヤの人々があらわれてステパノと議論をしたが、

6:10 知恵と御霊とによって語るステパノに太刀打ち出来なかった。

6:11 そこで彼らは人々をそそのかして、「わたし達はステパノが、モーセと神とに冒涜の言葉を語るのを聞いた」と言わせた。

6:12 また民衆や、(最高法院の役人すなわち大祭司連、)長老、聖書学者たちを煽動して、彼を襲ってとらえ、最高法院に引いてゆかせた。

6:13 そして偽りの証人を立ててこう言わせた、「この人はこの神聖な場所[宮]と律法とをけがす言葉を語って、どうしてもやめない。

6:14 『あのナザレ人イエスはこの場所をこわし、モーセがわたし達に言い伝えた慣例を変えるだろう』と彼が言うのを、わたし達は(この耳で)聞いたのだから。」

6:15 法院に坐っていた者が皆ステパノに目をとめた。彼の顔がちょうど天使の顔のように(輝いて)見えた。

 

口語訳1955

6:8 さて、ステパノは恵みと力とに満ちて、民衆の中で、めざましい奇跡としるしとを行っていた。

6:9 すると、いわゆる「リベルテン」の会堂に属する人々、クレネ人、アレキサンドリヤ人、キリキヤやアジヤからきた人々などが立って、ステパノと議論したが、

6:10 彼は知恵と御霊とで語っていたので、それに対抗できなかった。

6:11 そこで、彼らは人々をそそのかして、「わたしたちは、彼がモーセと神とを汚す言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。

6:12 その上、民衆や長老たちや律法学者たちを煽動し、彼を襲って捕えさせ、議会にひっぱってこさせた。

6:13 それから、偽りの証人たちを立てて言わせた、「この人は、この聖所と律法とに逆らう言葉を吐いて、どうしても、やめようとはしません。

6:14 『あのナザレ人イエスは、この聖所を打ちこわし、モーセがわたしたちに伝えた慣例を変えてしまうだろう』などと、彼が言うのを、わたしたちは聞きました」。

6:15 議会で席についていた人たちは皆、ステパノに目を注いだが、彼の顔は、ちょうど天使の顔のように見えた。

 

文語訳1917

"440608","さてステパノは恩惠と能力とにて滿ち、民の中に大なる不思議と徴とを行へり。"

"440609","ここに世に稱ふるリベルテンの會堂およびクレネ人、アレキサンデリヤ人、またキリキヤとアジヤとの人の諸會堂より、人々起ちてステパノと論ぜしが、"

"440610","その語るところの智慧と御靈とに敵すること能はず。"

"440611","乃ち或者どもを唆かして『我らはステパノが、モーセと神とを涜す言をいふを聞けり』と言はしめ、"

"440612","民および長老・學者らを煽動し、俄に來りてステパノを捕へ、議會に曳きゆき、"

"440613","僞證者を立てて言はしむ『この人はこの聖なる所と律法とに逆ふ言を語りて止まず、"

"440614","即ち、かのナザレのイエスは此の所を毀ち、かつモーセの傳へし例を變ふべしと、彼が云へるを聞けり』と。"

"440615","ここに議會に座したる者みな目を注ぎてステパノを見しに、その顔は御使の顔の如くなりき。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  5:12

5:12 使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議な業とが民衆の間で行われた。一同は心を一つにしてソロモンの回廊に集まっていたが、

 

新共同 使  13:1

13:1 アンティオキアでは、そこの教会にバルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、キレネ人のルキオ、領主ヘロデと一緒に育ったマナエン、サウロなど、預言する者や教師たちがいた。

 

新共同 使  21:39

21:39 パウロは言った。「わたしは確かにユダヤ人です。キリキア州のれっきとした町、タルソスの市民です。どうか、この人たちに話をさせてください。」

 

新共同 使  19:10

19:10 このようなことが二年も続いたので、アジア州に住む者は、ユダヤ人であれギリシア人であれ、だれもが主の言葉を聞くことになった。

 

新共同 使  18:13

18:13 「この男は、律法に違反するようなしかたで神をあがめるようにと、人々を唆しております」と言った。

 

新共同 使  21:21

21:21 この人たちがあなたについて聞かされているところによると、あなたは異邦人の間にいる全ユダヤ人に対して、『子供に割礼を施すな。慣習に従うな』と言って、モーセから離れるように教えているとのことです。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Uコリ3:7-8

3:7 もし石に彫りつけた文字による死の務が栄光のうちに行われ、そのためイスラエルの子らは、モーセの顔の消え去るべき栄光のゆえに、その顔を見つめることができなかったとすれば、

3:8 まして霊の務は、はるかに栄光あるものではなかろうか。

 

(日)新共同訳1987の引照

新共同 ガラ 1:21

1:21 その後、わたしはシリアおよびキリキアの地方へ行きました。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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