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 使徒 23:12−15

パウロ暗殺の陰謀

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

442312夜が明けると、ユダヤ人たちは徒党を組んで、パウロを殺害するまでは、いっさい飲み食いをしないと誓いを立てた。

442313この誓約に加わった者は四十人以上もあった。

442314彼らは、祭司長たちや長老たちのもとに行って、こう言った、

442315「私たちは、パウロを殺害するまでは、何も口にしないという誓約を立てました。ついては、あなたたちは今すぐ、パウロに関することをもっとくわしく調査するという口

実で、彼をあなたたちのもとに連れて来るように、最高法院と組んで千人隊長に申し出て下さい。私たちの方では、彼がここに来る前に殺す手はずを整えておきますから」。

 

新共同訳1987

23:12 夜が明けると、ユダヤ人たちは陰謀をたくらみ、パウロを殺すまでは飲み食いしないという誓いを立てた。

23:13 このたくらみに加わった者は、四十人以上もいた。

23:14 彼らは、祭司長たちや長老たちのところへ行って、こう言った。「わたしたちは、パウロを殺すまでは何も食べないと、固く誓いました。

23:15 ですから今、パウロについてもっと詳しく調べるという口実を設けて、彼をあなたがたのところへ連れて来るように、最高法院と組んで千人隊長に願い出てください。わたしたちは、彼がここへ来る前に殺してしまう手はずを整えています。」

 

前田訳1978

23:12 夜が明けると、ユダヤ人は共謀して、パウロを殺すまでは、食べも飲みもしないと誓い合った。

23:13 この陰謀に加わったものは四十人以上であった。

23:14 彼らは大祭司たち、長老たちのところへ行って、こういった、「われらはパウロを殺すまでは何も口に入れないことを堅く誓いました。

23:15 それで、あなた方は法院と協力して、パウロについてもっと詳しく調べたいという口実で、千卒長に彼をあなた方のところに連れてくるよう申し出てください。われらは彼がここに近づく前に殺す用意があります」と。

 

新改訳1970

23:12 夜が明けると、ユダヤ人たちは徒党を組み、パウロを殺してしまうまでは飲み食いしないと誓い合った。

23:13 この陰謀に加わった者は、四十人以上であった。

23:14 彼らは、祭司長たち、長老たちのところに行って、こう言った。「私たちは、パウロを殺すまでは何も食べない、と堅く誓い合いました。

23:15 そこで、今あなたがたは議会と組んで、パウロのことをもっと詳しく調べるふりをして、彼をあなたがたのところに連れて来るように千人隊長に願い出てください。私たちのほうでは、彼がそこに近づく前に殺す手はずにしています。」

 

塚本訳1963

23:12 朝になると、ユダヤ人は互に結託して、パウロを殺すまでは食べもしない飲みもしないと、呪いをかけて誓った。

23:13 この盟約に加わった者は四十人以上であった。

23:14 彼らは大祭司連、長老たちのところに行って言った、「わたし達はパウロを殺すまでは何も口にしないことを、呪いをかけて固く誓いました。

23:15 だから、すぐあなた方は最高法院の方々と一緒に(行って)千卒長に、パウロのことをもっと詳しく取り調べたいという口実で、彼をあなた方のところにつれ下ってもらうように申し出ていただきたい。(決して迷惑はかけません。)わたし達はパウロが(法院に)近づく前に、彼を無き者にする手筈をしておきますから。」

 

口語訳1955

23:12 夜が明けると、ユダヤ人らは申し合わせをして、パウロを殺すまでは飲食をいっさい断つと、誓い合った。

23:13 この陰謀に加わった者は、四十人あまりであった。

23:14 彼らは、祭司長たちや長老たちのところに行って、こう言った。「われわれは、パウロを殺すまでは何も食べないと、堅く誓い合いました。

23:15 ついては、あなたがたは議会と組んで、彼のことでなお詳しく取調べをするように見せかけ、パウロをあなたがたのところに連れ出すように、千卒長に頼んで下さい。われわれとしては、パウロがそこにこないうちに殺してしまう手はずをしています」。

 

文語訳1917

"442312","夜明けになりてユダヤ人、徒黨を組み、盟約を立てて、パウロを殺すまでは飲食せじと言ふ。"

"442313","この徒黨を結びたる者は四十人餘りなり。"

"442314","彼らは祭司長・長老らに往きて言ふ『われらパウロを殺すまでは何をも味ふまじと堅く盟約を立てたり。"

"442315","されば汝等なほ詳細に訊べんとする状して、彼を汝らの許に連れ下らすことを、議會とともに迹イ長に訴へよ。我等はその近くならぬ間に殺す準備をなせり』"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  4:23

4:23 さて二人は、釈放されると仲間のところへ行き、祭司長たちや長老たちの言ったことを残らず話した。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tテサ2:14

2:14 兄弟たちよ。あなたがたは、ユダヤの、キリスト・イエスにある神の諸教会にならう者となった。すなわち、彼らがユダヤ人たちから苦しめられたと同じように、あなたがたもまた同国人から苦しめられた。

 

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 使徒 23:16−22

陰謀が千卒長にもれる

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

442316すると、パウロの姉妹の息子が、この陰謀を聞き込み、陣営に入って行き、パウロに知らせた。

442318そこで、パウロは百人隊長の一人を呼び寄せて言った、「この若者を千人隊長のもとに連れて行って下さい。何か知らせたいことがあるそうですから」。

442318そこで、百人隊長は若者を千人隊長のもとに連れて行き、こう言った「囚人パウロが私を呼んで、この若者をあなたのもとに連れて行くように願い出ました。何かあなたに申し上げたいことがあるそうです」。

442319千人隊長は彼の手を取って自分の傍に引き寄せ、「私に知らせたいこととは何か」とたずねた。

442320彼は言った、「ユダヤ人たちは、パウロに関してもっとくわしく取り調べるという口実で、明日彼を最高法院に連れて来るように、あなたに願い出ることを申し合わせて

います。

442321どうか、彼らの言うことを信じないで下さい。彼らの中の四十人以上が、パウロを待ち伏せしているのですから。彼らは、彼を殺すまでは、いっさいの飲食を絶つと、誓約を立てています。彼らは今手はずを整え、あなたの同意を待っているのです」。

442322そこで千人隊長は、「このことを私に告げた」ことは、誰にも漏らさないように命じて、若者を帰したのである。

 

新共同訳1987

23:16 しかし、この陰謀をパウロの姉妹の子が聞き込み、兵営の中に入って来て、パウロに知らせた。

23:17 それで、パウロは百人隊長の一人を呼んで言った。「この若者を千人隊長のところへ連れて行ってください。何か知らせることがあるそうです。」

23:18 そこで百人隊長は、若者を千人隊長のもとに連れて行き、こう言った。「囚人パウロがわたしを呼んで、この若者をこちらに連れて来るようにと頼みました。何か話したいことがあるそうです。」

23:19 千人隊長は、若者の手を取って人のいない所へ行き、「知らせたいこととは何か」と尋ねた。

23:20 若者は言った。「ユダヤ人たちは、パウロのことをもっと詳しく調べるという口実で、明日パウロを最高法院に連れて来るようにと、あなたに願い出ることに決めています。

23:21 どうか、彼らの言いなりにならないでください。彼らのうち四十人以上が、パウロを殺すまでは飲み食いしないと誓い、陰謀をたくらんでいるのです。そして、今その手はずを整えて、御承諾を待っているのです。」

23:22 そこで千人隊長は、「このことをわたしに知らせたとは、だれにも言うな」と命じて、若者を帰した。

 

前田訳1978

23:16 パウロの姉妹の息子がこのたくらみを聞き、出かけて来て兵営に入り、パウロに報告した。

23:17 パウロは百卒長のひとりを呼びよせていった、「この若者を千卒長のところに連れて行ってください。何か報告することがありますから」と。

23:18 そこで百卒長は彼を連れて千卒長のところに行き、こういった、「囚人のパウロがわたしを呼んで、この若者をあなたのところへつれて出るよう頼みました。若者は何か申し上げることがあるそうです」と。

23:19 千卒長は彼の手をとり、ひとのいない所へ退いてたずねた、「わたしに報告することがあるというのは何か」と。

23:20 彼はいった、「ユダヤ人たちは、明日あなたがパウロを法院にお連れのようお願いする申し合せをしました。それはパウロについてもっと詳しく調べたいという口実によってです。

23:21 それで、彼らのいいなりにならないでください。彼らのうち四十人以上がパウロを待ち伏せしています。彼を殺すまでは食べも飲みもしないと誓い合って。今は用意ができ、あなたのお許しを待っています」と。

23:22 千卒長は、「このことをわたしに知らせたことをだれにもいわないように」と命じて、若者を帰した。

 

新改訳1970

23:16 ところが、パウロの姉妹の子が、この待ち伏せのことを耳にし、兵営にはいってパウロにそれを知らせた。

23:17 そこでパウロは、百人隊長のひとりを呼んで、「この青年を千人隊長のところに連れて行ってください。お伝えすることがありますから。」と言った。

23:18 百人隊長は、彼を連れて千人隊長のもとに行き、「囚人のパウロが私を呼んで、この青年があなたにお話しすることがあるので、あなたのところに連れて行くようにと頼みました。」と言った。

23:19 千人隊長は彼の手を取り、だれもいない所に連れて行って、「私に伝えたいことというのは何か。」と尋ねた。

23:20 すると彼はこう言った。「ユダヤ人たちは、パウロについてもっと詳しく調べようとしているかに見せかけて、あす、議会にパウロを連れて来てくださるように、あなたにお願いすることを申し合わせました。

23:21 どうか、彼らの願いを聞き入れないでください。四十人以上の者が、パウロを殺すまでは飲み食いしない、と誓い合って、彼を待ち伏せしているのです。今、彼らは手はずを整えて、あなたの承諾を待っています。」

23:22 そこで千人隊長は、「このことを私に知らせたことは、だれにも漏らすな。」と命じて、その青年を帰らせた。

 

塚本訳1963

23:16 するとパウロの姉妹の息子がこのたくらみを聞きこみ、兵営に入ってパウロに報告した。

23:17 パウロは百卒長を一人呼びよせて言った、「この青年を千卒長の所につれて行ってもらいたい。何か報告することがあるようだから。」

23:18 そこで百卒長は青年を連れて千卒長の所に出て言う、「囚人のパウロがわたしを呼んで、この青年をあなたの所につれて出るよう願い出ました。青年は何か申し上げることがあるようです。」

23:19 千卒長は青年の手を取り、自分(たち)だけ引っ込んでたずねた、「わたしに報告することがあるというのは何か。」

23:20 青年が言った、「ユダヤ人たちは、法院がパウロについて何かもっと詳しくたずねたいという口実で、明日(もう一度)彼を法院につれ下ってもらうようにあなたに願い出ることを申し合わせています。

23:21 だからどうか彼の言葉に耳を傾けないでください。なにしろ彼らの中で四十人以上の者がパウロを待ち伏せており、彼を無き者にするまでは食べもしない飲みもしないと呪いをかけて誓って、いまは手筈ができて、ただあなたのお許しを待っているのですから。」

23:22 そこで千卒長は、「このことをわたしに申し出た」ことは、だれにも口外しないようにと固く言いつけて、青年を帰した。

 

口語訳1955

23:16 ところが、パウロの姉妹の子が、この待伏せのことを耳にし、兵営にはいって行って、パウロにそれを知らせた。

23:17 そこでパウロは、百卒長のひとりを呼んで言った、「この若者を千卒長のところに連れて行ってください。何か報告することがあるようですから」。

23:18 この百卒長は若者を連れて行き、千卒長に引きあわせて言った、「囚人のパウロが、この若者があなたに話したいことがあるので、あなたのところに連れて行ってくれるようにと、わたしを呼んで頼みました」。

23:19 そこで千卒長は、若者の手を取り、人のいないところへ連れて行って尋ねた、「わたしに話したいことというのは、何か」。

23:20 若者が言った、「ユダヤ人たちが、パウロのことをもっと詳しく取調べをすると見せかけて、あす議会に彼を連れ出すように、あなたに頼むことに決めています。

23:21 どうぞ、彼らの頼みを取り上げないで下さい。四十人あまりの者が、パウロを待伏せしているのです。彼らは、パウロを殺すまでは飲食をいっさい断つと、堅く誓い合っています。そして、いま手はずをととのえて、あなたの許可を待っているところなのです」。

23:22 そこで千卒長は、「このことをわたしに知らせたことは、だれにも口外するな」と命じて、若者を帰した。

 

文語訳1917

"442316","パウロの姉妹の子この待伏の事をきき、往きて陣營に入りパウロに告げたれば、"

"442317","パウロ百卒長の一人を呼びて言ふ『この若者を千卒長につれ往け、告ぐる事あり』"

"442318","百卒長これを携へ、千卒長に至りて言ふ『囚人パウロ我を呼びて、この若者なんぢに言ふべき事ありとて、汝に連れ往くことを請へり』"

"442319","千卒長その手を執り退きて、私に問ふ『われに告ぐる事とは何ぞ』"

"442320","若者いふ『ユダヤ人は、汝がパウロの事をなほ詳細に訊ぶる爲にとて、明日かれを議會に連れ下ることを汝に請はんと申合せたり。"

"442321","汝その請に從ふな、彼らの中にて四十人餘の者、パウロを待伏せ、之を殺すまでは飲食せじと盟約を立て、今その準備をなして汝の許諾を待てり』"

"442322","ここに千卒長、若者に『これらの事を我に訴へたりと誰にも語るな』と命じて歸せり。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  20:3

20:3 そこで三か月を過ごした。パウロは、シリア州に向かって船出しようとしていたとき、彼に対するユダヤ人の陰謀があったので、マケドニア州を通って帰ることにした。

 

新共同 使  23:15

23:15 ですから今、パウロについてもっと詳しく調べるという口実を設けて、彼をあなたがたのところへ連れて来るように、最高法院と組んで千人隊長に願い出てください。わたしたちは、彼がここへ来る前に殺してしまう手はずを整えています。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987の引照

新共同 エペ 3:1

3:1 こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロは……。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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使徒 23:23−35

パウロをカイザリヤに護送する ―― 添書

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

442323それから彼は、百人隊長二名を呼び寄せて言った、「今夜の第三刻にカイサリ

アヘ出発できるように、歩兵二百名、騎兵七十名、軽武装兵二百名を準備せよ」。

442324また彼は、パウロを乗せて総督フェリクスのもとに安全に護送できるように、馬の用意をさせた。

442325そして、次のような文面の手紙を書いたのである。

442326「総督フエリクス閣下へ、クラウディウス・リュシア拝。

442327この者がユダヤ人に捕らえられ、彼らによって殺されようとしていたのを、私は一隊の兵士を率いて救出いたしました。ローマ〔帝国の〕市民であることがわかったからです。

442328それから、訴えられている理由を知りたいと思い、最高法院に連行しました。

442329ところが、彼が訴えられているのは、ユダヤ人の律法に関する問題で、死刑や投獄に相当する理由はないことがわかりました。

442330しかし、この者に対する陰謀があるとの通告を受けましたので、私はこの者をただちに閣下のもとに送ることにいたしました。そして、告訴人たちには、彼[に関する件]をあなたの前で訴えるようにと、申し渡しておきました」。

442331さて、歩兵たちは、命令通りにパウロを引き取って、夜のうちにアンティパトリスまで連れて行った。

442332そして翌日、騎兵たちにパウロの護送を任せて、陣営に帰った。

442333彼らはカイサリアに着いて、総督に手紙を届け、パウロを引き渡した。

442334総督は手紙を一読して、パウロにどの州の者かとたずねた。彼がキリキア〔州〕出

身であることがわかると、

442335「お前の告訴人が着いてから、尋問することとする」と言って、ヘロデの総督官邸に留置しておくように命じた。

 

新共同訳1987

23:23 千人隊長は百人隊長二人を呼び、「今夜九時カイサリアへ出発できるように、歩兵二百名、騎兵七十名、補助兵二百名を準備せよ」と言った。

23:24 また、馬を用意し、パウロを乗せて、総督フェリクスのもとへ無事に護送するように命じ、

23:25 次のような内容の手紙を書いた。

23:26 「クラウディウス・リシアが総督フェリクス閣下に御挨拶申し上げます。

23:27 この者がユダヤ人に捕らえられ、殺されようとしていたのを、わたしは兵士たちを率いて救い出しました。ローマ帝国の市民権を持つ者であることが分かったからです。

23:28 そして、告発されている理由を知ろうとして、最高法院に連行しました。

23:29 ところが、彼が告発されているのは、ユダヤ人の律法に関する問題であって、死刑や投獄に相当する理由はないことが分かりました。

23:30 しかし、この者に対する陰謀があるという報告を受けましたので、直ちに閣下のもとに護送いたします。告発人たちには、この者に関する件を閣下に訴え出るようにと、命じておきました。」

23:31 さて、歩兵たちは、命令どおりにパウロを引き取って、夜のうちにアンティパトリスまで連れて行き、

23:32 翌日、騎兵たちに護送を任せて兵営へ戻った。

23:33 騎兵たちはカイサリアに到着すると、手紙を総督に届け、パウロを引き渡した。

23:34 総督は手紙を読んでから、パウロがどの州の出身であるかを尋ね、キリキア州の出身だと分かると、

23:35 「お前を告発する者たちが到着してから、尋問することにする」と言った。そして、ヘロデの官邸にパウロを留置しておくように命じた。

 

前田訳1978

23:23 そして百卒長二人を呼んでいった、「今夜九時、カイサリアまで行くように、歩兵二百を用意せよ。それに騎兵七十と槍兵二百も。

23:24 なをパウロを乗せて安全に総督ペリクスのところに届けるため、馬を仕立てよ」と。

23:25 彼は以下の趣旨の手紙を書いた。

23:26 「クラウデオ・ルシアが総督ペリクス閣下にごあいさついたします。

23:27 この者がユダヤ人に捕えられて殺されようとしていたとき、ロ−マ人であると知りましたので、兵隊を率いて救い出しました。

23:28 そして、ユダヤ人が彼を訴える理由を知りたく思いまして、彼らの法院につれて行きました。

23:29 わかりましたのは、彼らの律法の問題について訴えられていて、死刑や牢獄に当たる何の犯罪もないことです。

23:30 この者に対する陰謀があると報告されましたので、さっそく閣下のもとにお送りいたします。告発者たちにも、閣下の前で彼に対する訴えをするよう命じておきました」。

23:31 歩兵らは、命じられたとおりパウロを引き受けて夜の間にアンテパトリスまで連れて行ったが、

23:32 翌日は騎兵を彼とともに行かせ、自分たちは兵営に帰った。

23:33 騎兵はカイサリアに着いて手紙を総督に手渡し、パウロをその前に立たせた。

23:34 総督は手紙を読んでから彼にどの州の出であるかをたずね、キリキアの出と知ると、

23:35 「告発者たちが来たときに調べよう」といって、ヘロデの官邸で彼を守るよう命じた。

 

新改訳1970

23:23 そしてふたりの百人隊長を呼び、「今夜九時、カイザリヤに向けて出発できるように、歩兵二百人、騎兵七十人、槍兵二百人を整えよ。」と言いつけた。

23:24 また、パウロを乗せて無事に総督ペリクスのもとに送り届けるように、馬の用意もさせた。

23:25 そして、次のような文面の手紙を書いた。

23:26 「クラウデオ・ルシヤ、つつしんで総督ペリクス閣下にごあいさつ申し上げます。

23:27 この者が、ユダヤ人に捕えられ、まさに殺されようとしていたとき、彼がローマ市民であることを知りましたので、私は兵隊を率いて行って、彼を助け出しました。

23:28 それから、どんな理由で彼が訴えられたかを知ろうと思い、彼をユダヤ人の議会に出頭させました。

23:29 その結果、彼が訴えられているのは、ユダヤ人の律法に関する問題のためで、死刑や投獄に当たる罪はないことがわかりました。

23:30 しかし、この者に対する陰謀があるという情報を得ましたので、私はただちに彼を閣下のもとにお送りし、訴える者たちには、閣下の前で彼のことを訴えるようにと言い渡しておきました。」

23:31 そこで兵士たちは、命じられたとおりにパウロを引き取り、夜中にアンテパトリスまで連れて行き、

23:32 翌日、騎兵たちにパウロの護送を任せて、兵営に帰った。

23:33 騎兵たちは、カイザリヤに着き、総督に手紙を手渡して、パウロを引き合わせた。

23:34 総督は手紙を読んでから、パウロに、どの州の者かと尋ね、キリキヤの出であることを知って、

23:35 「あなたを訴える者が来てから、よく聞くことにしよう。」と言った。そして、ヘロデの官邸に彼を守っておくように命じた。

 

塚本訳1963

23:23 それから彼は百卒長を二人呼んで言いつけた、「今夜九時に出発してカイザリヤまで行くため、歩兵二百を準備せよ。それと騎兵七十、槍兵二百」と。

23:24 なおパウロを乗せて総督ペリクスの所に安全に送りとどけるため、馬の用意をするようにと。

23:25 (総督には)次のような趣意の手紙を書いた。

23:26 「クラウデオ・ルシヤから総督ペリクス閣下に敬意を表します。

23:27 この者がユダヤ人に捕えられ、処刑されようとしているのを、ローマ市民であると聞いたので、手勢を率いて行って救い出しました。

23:28 そしてユダヤ人が彼を訴える罪状を調査しようと思い、彼らの最高法院につれて行きましたところ、

23:29 彼らの律法の問題について訴えられたことがわかり、死罪または監禁に当るいかなる犯罪もなく、

23:30 かえって、この者に対して(ユダヤ人による暗殺の)陰謀があると通告されましたので、とりあえず閣下のもとに送ることにしました。告発人にも(直接)閣下の前で彼に対して供述するようにと、命じておきました。」

23:31 さて歩兵らは命令されたとおり夜の間にパウロをアンテパトリスに連れて行ったが、

23:32 翌日は騎兵(だけ)をパウロと共に行かせ、自分らは(エルサレムの)兵営に帰った。

23:33 騎兵はカイザリヤに着いて手紙を総督に手渡し、パウロをもその前に引き出した。

23:34 総督はこれを一読ののち、彼に何州の者であるかを尋ね、キリキヤの者と知ると、

23:35 「告発人が来た上で(改めて)審問する」と言って、ヘロデ(大王)の(建てた)総督官舎に監禁することを命令した。

 

口語訳1955

23:23 それから彼は、百卒長ふたりを呼んで言った、「歩兵二百名、騎兵七十名、槍兵二百名を、カイザリヤに向け出発できるように、今夜九時までに用意せよ。

23:24 また、パウロを乗せるために馬を用意して、彼を総督ペリクスのもとへ無事に連れて行け」。

23:25 さらに彼は、次のような文面の手紙を書いた。

23:26 「クラウデオ・ルシヤ、つつしんで総督ペリクス閣下の平安を祈ります。

23:27 本人のパウロが、ユダヤ人らに捕えられ、まさに殺されようとしていたのを、彼のローマ市民であることを知ったので、わたしは兵卒たちを率いて行って、彼を救い出しました。

23:28 それから、彼が訴えられた理由を知ろうと思い、彼を議会に連れて行きました。

23:29 ところが、彼はユダヤ人の律法の問題で訴えられたものであり、なんら死刑または投獄に当る罪のないことがわかりました。

23:30 しかし、この人に対して陰謀がめぐらされているとの報告がありましたので、わたしは取りあえず、彼を閣下のもとにお送りすることにし、訴える者たちには、閣下の前で、彼に対する申立てをするようにと、命じておきました」。

23:31 そこで歩兵たちは、命じられたとおりパウロを引き取って、夜の間にアンテパトリスまで連れて行き、

23:32 翌日は、騎兵たちにパウロを護送させることにして、兵営に帰って行った。

23:33 騎兵たちは、カイザリヤに着くと、手紙を総督に手渡し、さらにパウロを彼に引きあわせた。

23:34 総督は手紙を読んでから、パウロに、どの州の者かと尋ね、キリキヤの出だと知って、

23:35 「訴え人たちがきた時に、おまえを調べることにする」と言った。そして、ヘロデの官邸に彼を守っておくように命じた。

 

文語訳1917

"442323","さて百卒長を兩三人よびて言ふ『今夜、九時ごろカイザリヤに向けて往くために、兵卒二百、騎兵七十、槍をとる者二百を整へよ』"

"442324","また畜を備へ、パウロを乘せて安全に總督ペリクスの許に護送することを命じ、"

"442325","かつ左のごとき書をかき贈る。"

"442326","『クラウデオ・ルシヤ謹みて總督ペリクス閣下の平安を祈る。"

"442327","この人はユダヤ人に捕へられて殺されんとせしを、我そのロマ人なるを聞き、兵卒どもを率ゐ往きて救へり。"

"442328","ユダヤ人の彼を訴ふる理由を知らんと欲して、その議會に引き往きたるに、"

"442329","彼らの律法の問題につき訴へられたるにて、死もしくは縛めに當る罪の訴訟にあらざるを知りたり。"

"442330","又この人を害せんとする謀計ありとわれに聞えたれば、われ俄にこれを汝のもとに送り、これを訴ふる者に、なんぢの前にて彼を訴へんことを命じたり』"

"442331","ここに兵卒ども命ぜられたる如くパウロを受けとりて、夜中アンテパトリスまで連れてゆき、"

"442332","翌日これを騎兵に委ね、ともに往かしめて陣營に歸れり。"

"442333","騎兵はカイザリヤに入り、總督に書をわたし、パウロを其の前に立たしむ。"

"442334","總督、書を讀みて、パウロのいづこの國の者なるかを問ひ、そのキリキヤ人なるを知りて、"

"442335","『汝を訴ふる者の來らんとき、尚つまびらかに汝のことを聽かん』と言ひ、かつ命じて、ヘロデでの官邸に之を守らしめたり。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  9:25

9:25 そこで、サウロの弟子たちは、夜の間に彼を連れ出し、籠に乗せて町の城壁づたいにつり降ろした。

 

新共同 使  24:2-3

24:2 -3パウロが呼び出されると、テルティロは告発を始めた。「フェリクス閣下、閣下のお陰で、私どもは十分に平和を享受しております。また、閣下の御配慮によって、いろいろな改革がこの国で進められています。私どもは、あらゆる面で、至るところで、このことを認めて称賛申し上げ、また心から感謝しているしだいです。

24:4 さて、これ以上御迷惑にならないよう手短に申し上げます。御寛容をもってお聞きください。

 

新共同 使  23:15

23:15 ですから今、パウロについてもっと詳しく調べるという口実を設けて、彼をあなたがたのところへ連れて来るように、最高法院と組んで千人隊長に願い出てください。わたしたちは、彼がここへ来る前に殺してしまう手はずを整えています。」

 

新共同 使  22:25

22:25 パウロを鞭で打つため、その両手を広げて縛ると、パウロはそばに立っていた百人隊長に言った。「ローマ帝国の市民権を持つ者を、裁判にかけずに鞭で打ってもよいのですか。」

 

新共同 使  21:34

21:34 しかし、群衆はあれやこれやと叫び立てていた。千人隊長は、騒々しくて真相をつかむことができないので、パウロを兵営に連れて行くように命じた。

 

新共同 使  18:14-15

18:14 パウロが話し始めようとしたとき、ガリオンはユダヤ人に向かって言った。「ユダヤ人諸君、これが不正な行為とか悪質な犯罪とかであるならば、当然諸君の訴えを受理するが、

18:15 問題が教えとか名称とか諸君の律法に関するものならば、自分たちで解決するがよい。わたしは、そんなことの審判者になるつもりはない。」

 

新共同 使  20:3

20:3 そこで三か月を過ごした。パウロは、シリア州に向かって船出しようとしていたとき、彼に対するユダヤ人の陰謀があったので、マケドニア州を通って帰ることにした。

 

新共同 使  9:25

9:25 そこで、サウロの弟子たちは、夜の間に彼を連れ出し、籠に乗せて町の城壁づたいにつり降ろした。

 

新共同 使  23:23

23:23 千人隊長は百人隊長二人を呼び、「今夜九時カイサリアへ出発できるように、歩兵二百名、騎兵七十名、補助兵二百名を準備せよ」と言った。

 

新共同 使  21:39

21:39 パウロは言った。「わたしは確かにユダヤ人です。キリキア州のれっきとした町、タルソスの市民です。どうか、この人たちに話をさせてください。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987の引照

新共同 黙  9:16

9:16 その騎兵の数は二億、わたしはその数を聞いた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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