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使徒 28:1−10

マルタ滞在中の出来事

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

442801私たちが救われたとき、この島がマルタと呼ばれていることがわかった、

442802外人たちは私たちに並々ならない厚意を示してくれた。降る雨と寒さをしのぐために、彼らは焚火をして、私たち一同を迎えてくれたのである。

442803さて、パウロが枯れ枝を一山かき集めて火にくべたところ、熱気のために一匹のまむしが出て来て、彼の手に咬みついた。

442804外人たちは、彼の手にぶらさがっているこの生き物を見て、互いに言った、「この男はきっと人殺しだ。海からは救われたが、正義の女神は生かしておかないのだ」。

442805ところがパウロは、生き物を火の中に振り落として、なんの害も受けなかった。

442806いつまで待っても、彼に何も起こらないのを見て、彼らは考えを変えて、彼を「神だ」と言ったのである。

442807この場所の近くに、島の長官でプブリウスという人の地所があった。彼は私たちを迎えて、三日問、親切にもてなしてくれた。

442808その時、プブリウスの父が熱病と下痢に苦しんでふせっていたので、パウロは彼のもとに行って、祈り、彼の上に手を置いて癒した。

442809このことがあったので、島のほかの病人たちもやって来て、癒してもらった。

442810そして彼らは、私たちにかずかずの敬意を示し、また船出の際には、必要な品々を持って来てくれたのである。

 

新共同訳1987

28:1 わたしたちが助かったとき、この島がマルタと呼ばれていることが分かった。

28:2 島の住民は大変親切にしてくれた。降る雨と寒さをしのぐためにたき火をたいて、わたしたち一同をもてなしてくれたのである。

28:3 パウロが一束の枯れ枝を集めて火にくべると、一匹の蝮が熱気のために出て来て、その手に絡みついた。

28:4 住民は彼の手にぶら下がっているこの生き物を見て、互いに言った。「この人はきっと人殺しにちがいない。海では助かったが、『正義の女神』はこの人を生かしておかないのだ。」

28:5 ところが、パウロはその生き物を火の中に振り落とし、何の害も受けなかった。

28:6 体がはれ上がるか、あるいは急に倒れて死ぬだろうと、彼らはパウロの様子をうかがっていた。しかし、いつまでたっても何も起こらないのを見て、考えを変え、「この人は神様だ」と言った。

28:7 さて、この場所の近くに、島の長官でプブリウスという人の所有地があった。彼はわたしたちを歓迎して、三日間、手厚くもてなしてくれた。

28:8 ときに、プブリウスの父親が熱病と下痢で床についていたので、パウロはその家に行って祈り、手を置いていやした。

28:9 このことがあったので、島のほかの病人たちもやって来て、いやしてもらった。

28:10 それで、彼らはわたしたちに深く敬意を表し、船出のときには、わたしたちに必要な物を持って来てくれた。

 

前田訳1978

28:1 救われてから、われらはこの島がマルタと呼ばれることを知った。

28:2 土民たちはなみなみならぬ歓待をしてくれた。降り出した雨と寒さとのために、火をたいてわれらすべてを迎えてくれた。

28:3 さて、パウロが柴をひとたば集めて火にくべると、蛇が熱のため出て来て彼の手にかみついた。

28:4 土民たちは、生き物が手からさがっているのを見ると、互いにいった、「この人はきっと人殺しだ。海から救われたが、正義の女神は生かしておかれまい」と。

28:5 しかしパウロはその生き物を火の中にふるい落として、何の害も受けなかた。

28:6 人々は、今にもはれ上がるか、たちまち死んで倒れるかと思っていた。しかし、長い間待って、何も異常がおこらないのを見て、人々は考えを変え、「彼は神だ」といい出した。

28:7 そのあたりに、島の頭でポプリオという人の地所があった。彼はわれらを招き、三日の間手厚くもてなした。

28:8 たまたまポプリオの父が熱と赤痢に苦しんで床についていた。パウロは彼のところに行って祈り、手を置いて直した。

28:9 このことがあたので、島のほかの病人たちも来て、直してもらった。

28:10 彼らはわれらを深く尊敬し、船出するときには必要な品々をくれた。

 

新改訳1970

28:1 こうして救われてから、私たちは、ここがマルタと呼ばれる島であることを知った。

28:2 島の人々は私たちに非常に親切にしてくれた。おりから雨が降りだして寒かったので、彼らは火をたいて私たちみなをもてなしてくれた。

28:3 パウロがひとかかえの柴をたばねて火にくべると、熱気のために、一匹のまむしがはい出して来て、彼の手に取りついた。

28:4 島の人々は、この生き物がパウロの手から下がっているのを見て、「この人はきっと人殺しだ。海からはのがれたが、正義の女神はこの人を生かしてはおかないのだ。」と互いに話し合った。

28:5 しかし、パウロは、その生き物を火の中に振り落として、何の害も受けなかった。

28:6 島の人々は、彼が今にも、はれ上がって来るか、または、倒れて急死するだろうと待っていた。しかし、いくら待っても、彼に少しも変わった様子が見えないので、彼らは考えを変えて、「この人は神さまだ。」と言いだした。

28:7 さて、その場所の近くに、島の首長でポプリオという人の領地があった。彼はそこに私たちを招待して、三日間手厚くもてなしてくれた。

28:8 たまたまポプリオの父が、熱病と下痢とで床に着いていた。そこでパウロは、その人のもとに行き、祈ってから、彼の上に手を置いて直してやった。

28:9 このことがあってから、島のほかの病人たちも来て、直してもらった。

28:10 それで彼らは、私たちを非常に尊敬し、私たちが出帆するときには、私たちに必要な品々を用意してくれた。

 

塚本訳1963

28:1 救われた時、わたし達はこの島がマルタと呼ばれることを知った。

28:2 土民たちはただならぬ歓待を示してくれた。降り出した雨と寒さとのために、焚火をしてわたし達を皆(そこに)迎えてくれたのである。

28:3 さてパウロが柴を一束かき集めて火にくべたところ、一匹の蛇が熱のために(柴の中から)出てきて、手にかみついた。

28:4 土民たちはこの(恐ろしい)動物がパウロの手にぶら下がっているのを見た時、互に言った、「この人はどうしても人殺しだ。海からは(やっと)救われたが、天道様が生かしておかないのだ。」

28:5 ところがパウロはその動物を火の中にふるい落して、なんの害も受けなかった。

28:6 しかし人々は、はれあがるか、たちまち死んで倒れるのを待っていた。長い間待っていたが、何も異常がおこらないのを見て、意見がかわり、彼を神様だと言い出した。

28:7 さて、その付近に、ポプリオという島の長官が地所を持っていたが、わたし達を三日家に泊めて、丁寧にもてなしてくれた。

28:8 たまたまポプリオの父が熱病と下痢とに苦しんで寝ていたので、パウロは彼の所に行って祈りをし、手をのせて直した。

28:9 このことがあったので、島のほかの病人たちも(パウロの所に)来てなおしてもらった。

28:10 彼らはわたし達に非常な尊敬を払い、船出のときには必要な品々をくれた。

 

口語訳1955

28:1 わたしたちが、こうして救われてからわかったが、これはマルタと呼ばれる島であった。

28:2 土地の人々は、わたしたちに並々ならぬ親切をあらわしてくれた。すなわち、降りしきる雨や寒さをしのぐために、火をたいてわたしたち一同をねぎらってくれたのである。

28:3 そのとき、パウロはひとかかえの柴をたばねて火にくべたところ、熱気のためにまむしが出てきて、彼の手にかみついた。

28:4 土地の人々は、この生きものがパウロの手からぶら下がっているのを見て、互に言った、「この人は、きっと人殺しに違いない。海からはのがれたが、ディケーの神様が彼を生かしてはおかないのだ」。

28:5 ところがパウロは、まむしを火の中に振り落して、なんの害も被らなかった。

28:6 彼らは、彼が間もなくはれ上がるか、あるいは、たちまち倒れて死ぬだろうと、様子をうかがっていた。しかし、長い間うかがっていても、彼の身になんの変ったことも起らないのを見て、彼らは考えを変えて、「この人は神様だ」と言い出した。

28:7 さて、その場所の近くに、島の首長、ポプリオという人の所有地があった。彼は、そこにわたしたちを招待して、三日のあいだ親切にもてなしてくれた。

28:8 たまたま、ポプリオの父が赤痢をわずらい、高熱で床についていた。そこでパウロは、その人のところにはいって行って祈り、手を彼の上においていやしてやった。

28:9 このことがあってから、ほかに病気をしている島の人たちが、ぞくぞくとやってきて、みないやされた。

28:10 彼らはわたしたちを非常に尊敬し、出帆の時には、必要な品々を持ってきてくれた。

 

文語訳1917

"442801","われら救はれて後、この島のマルタと稱ふるを知れり。"

"442802","土人ら一方ならぬ情を我らに表し、降りしきる雨と寒氣とのために、火を焚きて我ら一同を待遇せり。"

"442803","パウロ柴を束ねて火にくべたれば、熱によりて蝮いでて其の手につく。"

"442804","蛇のその手に懸かりたるを土人ら見て互に言ふ『この人は必ず殺人者なるべし、海より救はれしも、天道はその生くるを容さぬなり』"

"442805","パウロ蛇を火の中に振り落として何の害をも受けざりき。"

"442806","人々は彼が腫れ出づるか、または忽ち倒れ死ぬるならんと候ふ。久しく窺ひたれど、聊かも害を受けぬを見て、思ひを變へて、此は神なりと言ふ。"

"442807","この處の邊に島司のもてる土地あり、島司の名はポプリオといふ。此の人われらを迎へて懇切に三日の間もてなせり。"

"442808","ポプリオの父、熱と痢病とに罹りて臥し居たれば、パウロその許にいたり、祈りかつ手を按きて醫せり。"

"442809","この事ありてより島の病める人々みな來りて醫されたれば、"

"442810","禮を厚くして我らを敬ひ、また船出の時には必要なる品々を贈りたり。"

 

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  27:3

27:3 翌日シドンに着いたが、ユリウスはパウロを親切に扱い、友人たちのところへ行ってもてなしを受けることを許してくれた。

 

新共同 使  28:1

28:1 わたしたちが助かったとき、この島がマルタと呼ばれていることが分かった。

 

新共同 使  6:6

6:6 使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ガラ 6:10

6:10 だから、機会のあるごとに、だれに対しても、とくに信仰の仲間に対して、善を行おうではないか。

 

口語訳 Tコリ12:9

12:9 またほかの人には、同じ御霊によって信仰、またほかの人には、一つの御霊によっていやしの賜物、

 

(日)新共同訳1987の引照

新共同 Uコリ11:27

11:27 苦労し、骨折って、しばしば眠らずに過ごし、飢え渇き、しばしば食べずにおり、寒さに凍え、裸でいたこともありました。

 

新共同 ヤコ 5:14-15

5:14 あなたがたの中で病気の人は、教会の長老を招いて、主の名によってオリーブ油を塗り、祈ってもらいなさい。

5:15 信仰に基づく祈りは、病人を救い、主がその人を起き上がらせてくださいます。その人が罪を犯したのであれば、主が赦してくださいます。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tテモ4:14

4:14 長老の按手を受けた時、預言によってあなたに与えられて内に持っている恵みの賜物を、軽視してはならない。

 

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使徒 28:11−16

シラクサ――レギオン――ポテオリ――アピオ・ポロ――トレス・タベルネ――ローマ

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

442811三ヵ月の後に、私たちは、この島で冬を越したアレクサンドリアの船に乗って出帆した。この船には、ディオスクーロイの像が〔船首に〕つけられていた。

442812私たちは、シュラクサに入港して、三日間そこに滞在し、

442813そこから海岸沿いに北上して、レギオンに着いた。一日たつと、南風が吹き始めたので、二日でポテオリにやって来た。

442814そこで私たちは、兄弟たちを見つけ、勧められるままに七日間滞在した。こうして私たちは、ローマに到着した。

442815兄弟たちが私たちのことを聞いて、そこ〔ローマ〕からアツピ・フォルムとトレス・タベルナ〔の町々〕まで迎えに来てくれていた。パウロは彼らに会って、神に感謝し、勇気づけられた。

442816私たちがローマに入った時、パウロは、一人の番兵つきで、彼だけで住むことが許された。

 

新共同訳1987

28:11 三か月後、わたしたちは、この島で冬を越していたアレクサンドリアの船に乗って出航した。ディオスクロイを船印とする船であった。

28:12 わたしたちは、シラクサに寄港して三日間そこに滞在し、

28:13 ここから海岸沿いに進み、レギオンに着いた。一日たつと、南風が吹いて来たので、二日でプテオリに入港した。

28:14 わたしたちはそこで兄弟たちを見つけ、請われるままに七日間滞在した。こうして、わたしたちはローマに着いた。

28:15 ローマからは、兄弟たちがわたしたちのことを聞き伝えて、アピイフォルムとトレス・タベルネまで迎えに来てくれた。パウロは彼らを見て、神に感謝し、勇気づけられた。

28:16 わたしたちがローマに入ったとき、パウロは番兵を一人つけられたが、自分だけで住むことを許された。

 

前田訳1978

28:11 三か月の後、われらはこの島で冬を越していたアレクサンドリアの船で出帆した。それにはデオスクロイのしるしがあった。

28:12 われらはシラクサに入港して三日とどまり、

28:13 そこからまわってレギオンに行った。一日たつと南風が吹きはじめたので、二日目にポテオリに着いた。

28:14 そこで兄弟たちに出会い、勧められて彼らのところに七日泊まった。こうしてわれらはローマに着いた。

28:15 兄弟たちはわれらのことを聞いて、ローマからアピウスの広場やトレス・タベルネまで迎えに来てくれた。パウロは彼らに会って、神に感謝し、勇気を得た。

28:16 われらがローマに入ったとき、パウロは番兵つきでひとり住むことを許された。

 

新改訳1970

28:11 三か月後に、私たちは、この島で冬を過ごしていた、船首にデオスクロイの飾りのある、アレキサンドリヤの船で出帆した。

28:12 シラクサに寄港して、三日間とどまり、

28:13 そこから回って、レギオンに着いた。一日たつと、南風が吹き始めたので、二日目にはポテオリに入港した。

28:14 ここで、私たちは兄弟たちに会い、勧められるままに彼らのところに七日間滞在した。こうして、私たちはローマに到着した。

28:15 私たちのことを聞いた兄弟たちは、ローマからアピオ・ポロとトレス・タベルネまで出迎えに来てくれた。パウロは彼らに会って、神に感謝し、勇気づけられた。

28:16 私たちがローマにはいると、パウロは番兵付きで自分だけの家に住むことが許された。

 

塚本訳1963

28:11 三月の後に、わたし達はこの島で冬を越していたアレキサンドリヤの船で船出した。それには(航海者の守り神)デオスクリの船首像があった。

28:12 わたし達は(シチリヤ島の)シラクサに入港して三日泊まり、

28:13 そこから(島の東海岸を)まわってレギオンに行った。(イタリヤである。)一日の後に南風が吹き出したので(北に進んで、)二日目に(港町)ポテオリに着いた。

28:14 そこで兄弟たちに出会い、招待されて彼らのところに七日泊まった。こうして、(ついに)ローマに、わたし達は着いた。

28:15 (ローマの)兄弟たちはわたし達のことを聞き、そこから(はるばる)アピオ・ポロやトレス・タベルネ(の町々)まで迎えに来てくれた。パウロはその人たちに会って神に感謝し、勇気づけられた。

28:16 わたし達がローマに入った時、パウロは(家を借り)監視の一兵卒と共にひとり住まいを許されていた。

 

口語訳1955

28:11 三か月たった後、わたしたちは、この島に冬ごもりをしていたデオスクリの船飾りのあるアレキサンドリヤの舟で、出帆した。

28:12 そして、シラクサに寄港して三日のあいだ停泊し、

28:13 そこから進んでレギオンに行った。それから一日おいて、南風が吹いてきたのに乗じ、ふつか目にポテオリに着いた。

28:14 そこで兄弟たちに会い、勧められるまま、彼らのところに七日間も滞在した。それからわたしたちは、ついにローマに到着した。

28:15 ところが、兄弟たちは、わたしたちのことを聞いて、アピオ・ポロおよびトレス・タベルネまで出迎えてくれた。パウロは彼らに会って、神に感謝し勇み立った。

28:16 わたしたちがローマに着いた後、パウロは、ひとりの番兵をつけられ、ひとりで住むことを許された。

 

文語訳1917

"442811","三月の後、われらはこの島に冬篭せしデオスクリの號あるアレキサンデリヤの船にて出で、"

"442812","シラクサにつきて三日とまり、"

"442813","此處より繞りてレギオンにいたり、一日を過ぎて南風ふき起りたれば、我ら二日めにポテオリに著き、"

"442814","此處にて兄弟たちに逢ひ、その勸めによりて七日のあひだ留り、而して遂にロマに往く。  "

"442815","かしこの兄弟たち我らの事をききて、アピオポロ、およびトレスタベルネまで來りて我らを迎ふ。パウロこれを見て神に感謝し、その心勇みたり。"

"442816","我らロマに入りて後、パウロは己を守る一人の兵卒とともに別に住むことを許さる。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  20:6

20:6 わたしたちは、除酵祭の後フィリピから船出し、五日でトロアスに来て彼らと落ち合い、七日間そこに滞在した。

 

新共同 使  27:3

27:3 翌日シドンに着いたが、ユリウスはパウロを親切に扱い、友人たちのところへ行ってもてなしを受けることを許してくれた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ8:4

8:4 さて、偶像への供え物を食べることについては、わたしたちは、偶像なるものは実際は世に存在しないこと、また、唯一の神のほかには神がないことを、知っている。

 

口語訳 ロマ 12:3

12:3 わたしは、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりびとりに言う。思うべき限度を越えて思いあがることなく、むしろ、神が各自に分け与えられた信仰の量りにしたがって、慎み深く思うべきである。

 

口語訳 Tコリ12:21-22

12:21 目は手にむかって、「おまえはいらない」とは言えず、また頭は足にむかって、「おまえはいらない」とも言えない。

12:22 そうではなく、むしろ、からだのうちで他よりも弱く見える肢体が、かえって必要なのであり、

 

口語訳 ピリ 2:3

2:3 何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。

 

口語訳 Uコリ2:14

2:14 しかるに、神は感謝すべきかな。神はいつもわたしたちをキリストの凱旋に伴い行き、わたしたちをとおしてキリストを知る知識のかおりを、至る所に放って下さるのである。

 

口語訳 Tテサ5:18

5:18 すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。

 

口語訳 ロマ 1:11-12

1:11 わたしは、あなたがたに会うことを熱望している。あなたがたに霊の賜物を幾分でも分け与えて、力づけたいからである。

1:12 それは、あなたがたの中にいて、あなたがたとわたしとのお互の信仰によって、共に励まし合うためにほかならない。

 

(日)新共同訳1987の引照

新共同 ロマ 1:8-12

1:8 まず初めに、イエス・キリストを通して、あなたがた一同についてわたしの神に感謝します。あなたがたの信仰が全世界に言い伝えられているからです。

1:9 わたしは、御子の福音を宣べ伝えながら心から神に仕えています。その神が証ししてくださることですが、わたしは、祈るときにはいつもあなたがたのことを思い起こし、

1:10 何とかしていつかは神の御心によってあなたがたのところへ行ける機会があるように、願っています。

1:11 あなたがたにぜひ会いたいのは、"霊"の賜物をいくらかでも分け与えて、力になりたいからです。

1:12 あなたがたのところで、あなたがたとわたしが互いに持っている信仰によって、励まし合いたいのです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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使徒 28:17−22

ユダヤ人の名士たちと語る

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

442817さて、三日の後、パウロはユダヤ人の中の重立った者たちを呼び集めた。そして、彼らが集まった時、こう言ったのである、「兄弟たちよ、私は、民に対しても先祖たちの慣習に対しても、何一つ逆らうようなことはしていないのに、エルサレムカら囚人としてローマ人の手に引き渡されてしまったのです。

442818彼らは私を取り調べましたが、死刑に価する理由が私に何もなかったので、釈放しようとしました。

442819しかし、ユダヤ人たちが反対したために、私は止むなくカエサルに上訴したのです。けれども、私は自分の同胞を訴えようとしたのではありません。

442820こういう訳で、私はあなたたちに会って話したいと願ったのです。私は、イスラエルの希望のゆえに、この鎖につながれているのですから」。

442821すると、彼らが言った、「私たちはユダヤから、あなたについてなんの書面をも受けとっていませんし、また、ここに来た兄弟たちの誰もあなたについて悪いことを報告したり、話したりしたこともありません。

442822しかし、あなたが考えていることをあなたから聞くのがよいと思っています。この分派については、いたるところで反対されていることを私たちは耳にしているのですから」。

 

新共同訳1987

28:17 三日の後、パウロはおもだったユダヤ人たちを招いた。彼らが集まって来たとき、こう言った。「兄弟たち、わたしは、民に対しても先祖の慣習に対しても、背くようなことは何一つしていないのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に引き渡されてしまいました。

28:18 ローマ人はわたしを取り調べたのですが、死刑に相当する理由が何も無かったので、釈放しようと思ったのです。

28:19 しかし、ユダヤ人たちが反対したので、わたしは皇帝に上訴せざるをえませんでした。これは、決して同胞を告発するためではありません。

28:20 だからこそ、お会いして話し合いたいと、あなたがたにお願いしたのです。イスラエルが希望していることのために、わたしはこのように鎖でつながれているのです。」

28:21 すると、ユダヤ人たちが言った。「私どもは、あなたのことについてユダヤから何の書面も受け取ってはおりませんし、また、ここに来た兄弟のだれ一人として、あなたについて何か悪いことを報告したことも、話したこともありませんでした。

28:22 あなたの考えておられることを、直接お聞きしたい。この分派については、至るところで反対があることを耳にしているのです。」

 

前田訳1978

28:17 三日の後、パウロは在住のおもだったユダヤ人を呼び、集まったときいった、「兄弟方、わたしは何も民あるいは先祖の慣わしに反したことはしませんでしたのに囚人となり、エルサレムからローマ人の手に渡されました。

28:18 彼らはわたしを調べ、何も死罪に当たる理由がなかたので、釈放しようと思ったのでした。

28:19 しかしユダヤ人が反対したので、わたしはやむをえず皇帝に上訴しました。それはわが国人を訴えようとしてではありません。

28:20 こういう訳で、わたしはあなた方にお会いしてお話するよう願ったのです。わたしはイスラエルの希望のゆえにこの鎖につながれているのです」と。

28:21 彼らは行った、「われらはあなたについてユダヤから手紙も受けとっておらず、兄弟のだれかが来て、あなたについて何か悪いことを報告したり、うわさしたこともありません。

28:22 しかしあなたがお考えのことを、直接あなたから聞くのがよいと思います。この宗派については、至るところ反対されていることをわれらは知っていますから」と。

 

新改訳1970

28:17 三日の後、パウロはユダヤ人のおもだった人たちを呼び集め、彼らが集まったときに、こう言った。「兄弟たち。私は、私の国民に対しても、先祖の慣習に対しても、何一つそむくことはしていないのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に渡されました。

28:18 ローマ人は私を取り調べましたが、私を死刑にする理由が何もなかったので、私を釈放しようと思ったのです。

28:19 ところが、ユダヤ人が反対したため、私はやむなくカイザルに上訴しました。それは、私の同胞を訴えようとしたのではありません。

28:20 このようなわけで、私は、あなたがたに会ってお話ししようと思い、お招きしました。私はイスラエルの望みのためにこの鎖につながれているのです。」

28:21 すると、彼らはこう言った。「私たちは、あなたのことについて、ユダヤから何の知らせも受けておりません。また、当地に来た兄弟たちの中で、あなたについて悪いことを告げたり、話したりした者はおりません。

28:22 私たちは、あなたが考えておられることを、直接あなたから聞くのがよいと思っています。この宗派については、至る所で非難があることを私たちは知っているからです。」

 

塚本訳1963

28:17 三日の後にパウロは(その地の)ユダヤ人の名士たちを呼びあつめ、集まったとき彼らに言った、「わたしは、兄弟の方々よ、(イスラエルの)民あるいは先祖の習慣に逆らうことを何一つしなかったのに、エルサレムから囚人としてローマ人の手に引き渡されました。

28:18 彼らはわたしを取り調べたが、死罪にあたるなんの罪もなかったので、赦そうと思ったのでした。

28:19 しかしユダヤ人が反対したため(赦されず、)わたしは余儀なく皇帝に上訴しました。だが何もわたしの国の人を訴えようなどというのではありません。

28:20 こんな訳で、わたしはあなた達に会って話したいと願ったのです。わたしは(神のお約束による)イスラエル人の希望のために、この鎖につながれているのですから。」

28:21 すると彼らが言った、「わたし達はユダヤからあなたのことについて書面も受け取っておらず、まただれか兄弟が(ここに)来て、何かあなたについての悪口を報告したことも話したこともない。

28:22 しかし(そのイスラエル人の希望に関する)あなたの考えを、直接あなたに聞くのがよいと思う。この異端については、到る所で反対されていることがわたし達に知れているのだから。」

 

口語訳1955

28:17 三日たってから、パウロは、重立ったユダヤ人たちを招いた。みんなの者が集まったとき、彼らに言った、「兄弟たちよ、わたしは、わが国民に対しても、あるいは先祖伝来の慣例に対しても、何一つそむく行為がなかったのに、エルサレムで囚人としてローマ人たちの手に引き渡された。

28:18 彼らはわたしを取り調べた結果、なんら死に当る罪状もないので、わたしを釈放しようと思ったのであるが、

28:19 ユダヤ人たちがこれに反対したため、わたしはやむを得ず、カイザルに上訴するに至ったのである。しかしわたしは、わが同胞を訴えようなどとしているのではない。

28:20 こういうわけで、あなたがたに会って語り合いたいと願っていた。事実、わたしは、イスラエルのいだいている希望のゆえに、この鎖につながれているのである」。

28:21 そこで彼らは、パウロに言った、「わたしたちは、ユダヤ人たちから、あなたについて、なんの文書も受け取っていないし、また、兄弟たちの中からここにきて、あなたについて不利な報告をしたり、悪口を言ったりした者もなかった。

28:22 わたしたちは、あなたの考えていることを、直接あなたから聞くのが、正しいことだと思っている。実は、この宗派については、いたるところで反対のあることが、わたしたちの耳にもはいっている」。

 

文語訳1917

"442817","三日すぎてパウロ、ユダヤ人の重立ちたる者を呼び集む。その集りたる時これに言ふ『兄弟たちよ、我はわが民わが先祖たちの慣例に悖ることを一つも爲さざりしに、エルサレムより囚人となりて、ロマ人の手に付されたり。"

"442818","かれら我を審きて死に當ることなき故に、我を釋さんと思ひしに、"

"442819","ユダヤ人さからひたれば、餘義なくカイザルに上訴せり。然れど我が國人を訴へんとせしにあらず。"

"442820","この故に我なんぢらに會ひ、かつ共に語らんことを願へり、我はイスラエルの懐く希望の爲にこの鎖に繋がれたり』"

"442821","かれら言ふ『われら汝につきてユダヤより書を受けず、また兄弟たちの中より來りて、汝の善からぬ事を告げたる者も、語りたる者もなし。"

"442822","ただ我らは汝の思ふところを聞かんと欲するなり。それは此の宗旨の到る處にて非難せらるるを知ればなり』"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  23:18

23:18 そこで百人隊長は、若者を千人隊長のもとに連れて行き、こう言った。「囚人パウロがわたしを呼んで、この若者をこちらに連れて来るようにと頼みました。何か話したいことがあるそうです。」

 

新共同 使  21:21

21:21 この人たちがあなたについて聞かされているところによると、あなたは異邦人の間にいる全ユダヤ人に対して、『子供に割礼を施すな。慣習に従うな』と言って、モーセから離れるように教えているとのことです。

 

新共同 使  4:9

4:9 今日わたしたちが取り調べを受けているのは、病人に対する善い行いと、その人が何によっていやされたかということについてであるならば、

 

新共同 使  23:29

23:29 ところが、彼が告発されているのは、ユダヤ人の律法に関する問題であって、死刑や投獄に相当する理由はないことが分かりました。

 

新共同 使  13:45

13:45 しかし、ユダヤ人はこの群衆を見てひどくねたみ、口汚くののしって、パウロの話すことに反対した。

 

新共同 使  25:11

25:11 もし、悪いことをし、何か死罪に当たることをしたのであれば、決して死を免れようとは思いません。しかし、この人たちの訴えが事実無根なら、だれも私を彼らに引き渡すような取り計らいはできません。私は皇帝に上訴します。」

 

新共同 使  24:14

24:14 しかしここで、はっきり申し上げます。私は、彼らが『分派』と呼んでいるこの道に従って、先祖の神を礼拝し、また、律法に則したことと預言者の書に書いてあることを、ことごとく信じています。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987の引照

新共同 Tペテ1:18

1:18 知ってのとおり、あなたがたが先祖伝来のむなしい生活から贖われたのは、金や銀のような朽ち果てるものにはよらず、

 

新共同 ヘブ 8:11

8:11 彼らはそれぞれ自分の同胞に、/それぞれ自分の兄弟に、/「主を知れ」と言って教える必要はなくなる。小さな者から大きな者に至るまで/彼らはすべて、わたしを知るようになり、

 

新共同 エペ 6:20

6:20 わたしはこの福音の使者として鎖につながれていますが、それでも、語るべきことは大胆に話せるように、祈ってください。

 

新共同 ピリ 1:7

1:7 わたしがあなたがた一同についてこのように考えるのは、当然です。というのは、監禁されているときも、福音を弁明し立証するときも、あなたがた一同のことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めているからです。

 

新共同 Uテモ1:16

1:16 どうか、主がオネシフォロの家族を憐れんでくださいますように。彼は、わたしをしばしば励まし、わたしが囚人の身であることを恥とも思わず、

 

新共同 Tペテ2:12

2:12 また、異教徒の間で立派に生活しなさい。そうすれば、彼らはあなたがたを悪人呼ばわりしてはいても、あなたがたの立派な行いをよく見て、訪れの日に神をあがめるようになります。

 

新共同 Tペテ3:16

3:16 それも、穏やかに、敬意をもって、正しい良心で、弁明するようにしなさい。そうすれば、キリストに結ばれたあなたがたの善い生活をののしる者たちは、悪口を言ったことで恥じ入るようになるのです。

 

新共同 Tペテ4:14-16

4:14 あなたがたはキリストの名のために非難されるなら、幸いです。栄光の霊、すなわち神の霊が、あなたがたの上にとどまってくださるからです。

4:15 あなたがたのうちだれも、人殺し、泥棒、悪者、あるいは、他人に干渉する者として、苦しみを受けることがないようにしなさい。

4:16 しかし、キリスト者として苦しみを受けるのなら、決して恥じてはなりません。むしろ、キリスト者の名で呼ばれることで、神をあがめなさい。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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使徒 28:23−29

彼らと論じ失望する

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

442823そこで、彼らは日を決めて、もっと大勢で彼の宿にやって来た。彼は朝から晩まで、説明を続け、神の王国のことを力強く証しして、モーセの律法や預言者〔の書〕から、イエスについて彼らを説得しようとした。

442824すると、ある者は〔彼の〕言葉に説得されたが、他の者は信じようとしなかった。442825互いに意見の一致をみないままに別れようとした時、パウロは一言次のように言った、「聖霊は正しく、預言者イザヤを通してあなたたちの先祖に語っています。

442826行って、この民に言うがよい。

お前たちはいくら聞いても、悟らないだろう。

また見ることは見るが、認めないだろう。

442827なぜならば、この民の心は鈍感になった、

そして彼らの耳は遠くなった、

また、彼らは自分たちの目を閉じてしまった。

その緒果、彼らは目で見るということもなく、

耳で聞くということもなく、

心で悟るということもなく、

立ち帰るということもなくなり、

また私が彼らを癒すこともなくなるだろう。

442828だから、あなたたちは知ってもらいたい、神のこの救いは異邦人に送られたのだ。彼らは聞き従うであろう」。

 

新共同訳1987

28:23 そこで、ユダヤ人たちは日を決めて、大勢でパウロの宿舎にやって来た。パウロは、朝から晩まで説明を続けた。神の国について力強く証しし、モーセの律法や預言者の書を引用して、イエスについて説得しようとしたのである。

28:24 ある者はパウロの言うことを受け入れたが、他の者は信じようとはしなかった。

28:25 彼らが互いに意見が一致しないまま、立ち去ろうとしたとき、パウロはひと言次のように言った。「聖霊は、預言者イザヤを通して、実に正しくあなたがたの先祖に、

28:26 語られました。『この民のところへ行って言え。あなたたちは聞くには聞くが、決して理解せず、/見るには見るが、決して認めない。

28:27 この民の心は鈍り、/耳は遠くなり、/目は閉じてしまった。こうして、彼らは目で見ることなく、/耳で聞くことなく、/心で理解せず、立ち帰らない。わたしは彼らをいやさない。』

28:28 だから、このことを知っていただきたい。この神の救いは異邦人に向けられました。彼らこそ、これに聞き従うのです。」

28:29 (†底本に節が欠落 異本訳)パウロがこのようなことを語ったところ、ユダヤ人たちは大いに論じ合いながら帰って行った。

 

前田訳1978

28:23 彼らは日を決めて、さらに大勢でパウロの宿に来た。彼は神の国を証して彼らに説明し、モーセの律法と預言書とから、イエスのことについて彼らを説得しようとした。それは朝から夕方までつづいた。

28:24 するとあるものはいわれたことで説得され、あるものは信じなかった。

28:25 彼らは互いに不一致のまま帰ろうとしたので、パウロはひとこといった、「聖霊が預言者イザヤによってあなた方の先祖に語られたことは、そのとおりでした。

28:26 『この民に行っていえ、あなた方は聞きに聞いても悟るまい、見に見てもわかるまい。

28:27 この民の心は鈍り、耳は遠くなり、目は閉じているから。それは彼らが目で見、耳で聞き、心で悟り、立ち返って、わたしがいやすことのないためである』と。

28:28 それゆえ、あなた方はこの神の救いが異邦人に送られたことを知ってください。彼らは耳を傾けるでしょう」と。〔彼がこのことをいうと、ユダヤ人は互いに論じながら帰って行った。〕

28:30 丸二年パウロは自ら借りた家にとどまり、たずねて来るものを皆迎え、

 

新改訳1970

28:23 そこで、彼らは日を定めて、さらに大ぜいでパウロの宿にやって来た。彼は朝から晩まで語り続けた。神の国のことをあかしし、また、モーセの律法と預言者たちの書によって、イエスのことについて彼らを説得しようとした。

28:24 ある人々は彼の語る事を信じたが、ある人々は信じようとしなかった。

28:25 こうして、彼らは、お互いの意見が一致せずに帰りかけたので、パウロは一言、次のように言った。「聖霊が預言者イザヤを通してあなたがたの先祖に語られたことは、まさにそのとおりでした。

28:26 『この民のところに行って、告げよ。あなたがたは確かに聞きはするが、決して悟らない。確かに見てはいるが、決してわからない。

28:27 この民の心は鈍くなり、その耳は遠く、その目はつぶっているからである。それは、彼らがその目で見、その耳で聞き、その心で悟って、立ち返り、わたしにいやされることのないためである。』

28:28 ですから、承知しておいてください。神のこの救いは、異邦人に送られました。彼らは、耳を傾けるでしょう。」

28:29 [本節欠如]

 

塚本訳1963

28:23 そこで彼らは日を決め、もっと大勢でパウロの宿に来た。彼は早朝から夕方まで、神の国のことを彼らに証しして説明し、モーセ律法と預言書[聖書]とから、イエスの(救世主である)ことについて彼らを説得しようとした。

28:24 すると、ある者は彼の言ったことで説得されたが、ある者は信じなかった。

28:25 彼らは互いに一致しないので、立ち去ろうとしたとき、パウロは一言こう言った、「聖霊は預言者イザヤ(の口)をもってあなた達先祖に語っておられるが、うまいものである。

28:26 ──『この民に行って言え、『あなた達は聞いても聞いても決して悟るまい、見ても見ても決してわかるまい。

28:27 この民の心は鈍くなり、耳は遠くなり、その目は閉じてしまっているからだ。そうでないと、彼らは目で見、耳で聞き、心で悟り心を入れかえて(わたし[神に]帰り、)わたしに直されるかも知れない』と。

28:28 だから、この『神の救いは』(あなた達を去って)『異教人に』おくられたことを、あなた達はよく知ってもらいたい。彼らならば聞くであろう。」

28:29 [無シ]

 

口語訳1955

28:23 そこで、日を定めて、大ぜいの人が、パウロの宿につめかけてきたので、朝から晩まで、パウロは語り続け、神の国のことをあかしし、またモーセの律法や預言者の書を引いて、イエスについて彼らの説得につとめた。

28:24 ある者はパウロの言うことを受けいれ、ある者は信じようともしなかった。

28:25 互に意見が合わなくて、みんなの者が帰ろうとしていた時、パウロはひとこと述べて言った、「聖霊はよくも預言者イザヤによって、あなたがたの先祖に語ったものである。

28:26 『この民に行って言え、/あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない。見るには見るが、決して認めない。

28:27 この民の心は鈍くなり、/その耳は聞えにくく、/その目は閉じている。それは、彼らが目で見ず、/耳で聞かず、/心で悟らず、悔い改めて/いやされることがないためである』。

28:28 そこで、あなたがたは知っておくがよい。神のこの救の言葉は、異邦人に送られたのだ。彼らは、これに聞きしたがうであろう」。

28:29 〔パウロがこれらのことを述べ終ると、ユダヤ人らは、互に論じ合いながら帰って行った。〕

 

文語訳1917

"442823","ここに日を定めて多くの人パウロの宿に來りたれば、パウロ朝より夕まで神の國のことを説明して證をなし、かつモーセの律法と預言者の書とを引きてイエスのことを勸めたり。"

"442824","パウロのいふ言を或者は信じ、或者は信ぜず。"

"442825","互に相合はずして退かんとしたるに、パウロ一言を述べて言ふ『宜なるかな、聖靈は預言者イザヤによりて汝らの先祖たちに語り給へり。曰く、"

"442826","「なんぢらこの民に往きて言へ、なんぢら聞きて聞けども悟らず、見て見れども認めず、"

"442827","この民の心はにぶく、耳は聞くにものうく、目は閉じたればなり。これ目にて見、耳にて聞き、心にてさとり、ひるがへりて、我に醫さるることなからん爲なり」"

"442828","然れば汝ら知れ、神のこの救は異邦人に遣されたり、彼らは之を聽くべし』"

"442829","(なし)"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  23:11

23:11 その夜、主はパウロのそばに立って言われた。「勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない。」

 

新共同 使  19:8

19:8 パウロは会堂に入って、三か月間、神の国のことについて大胆に論じ、人々を説得しようとした。

 

新共同 使  26:22

26:22 ところで、私は神からの助けを今日までいただいて、固く立ち、小さな者にも大きな者にも証しをしてきましたが、預言者たちやモーセが必ず起こると語ったこと以外には、何一つ述べていません。

 

新共同 マタ 13:14-15

13:14 イザヤの預言は、彼らによって実現した。『あなたたちは聞くには聞くが、決して理解せず、/見るには見るが、決して認めない。

13:15 この民の心は鈍り、/耳は遠くなり、/目は閉じてしまった。こうして、彼らは目で見ることなく、/耳で聞くことなく、/心で理解せず、悔い改めない。わたしは彼らをいやさない。』

 

新共同 使  2:14

2:14 すると、ペトロは十一人と共に立って、声を張り上げ、話し始めた。「ユダヤの方々、またエルサレムに住むすべての人たち、知っていただきたいことがあります。わたしの言葉に耳を傾けてください。

 

新共同 使  18:6

18:6 しかし、彼らが反抗し、口汚くののしったので、パウロは服の塵を振り払って言った。「あなたたちの血は、あなたたちの頭に降りかかれ。わたしには責任がない。今後、わたしは異邦人の方へ行く。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Uコリ4:4-6

4:4 彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのである。

4:5 しかし、わたしたちは自分自身を宣べ伝えるのではなく、主なるキリスト・イエスを宣べ伝える。わたしたち自身は、ただイエスのために働くあなたがたの僕にすぎない。

4:6 「やみの中から光が照りいでよ」と仰せになった神は、キリストの顔に輝く神の栄光の知識を明らかにするために、わたしたちの心を照して下さったのである。

 

口語訳 ロマ 11:8

11:8 「神は、彼らに鈍い心と、/見えない目と、聞えない耳とを与えて、/きょう、この日に及んでいる」/と書いてあるとおりである。

 

口語訳 ロマ 1:28

1:28 そして、彼らは神を認めることを正しいとしなかったので、神は彼らを正しからぬ思いにわたし、なすべからざる事をなすに任せられた。

 

(日)新共同訳1987の引照

新共同 ピレ 1:22

1:22 ついでに、わたしのため宿泊の用意を頼みます。あなたがたの祈りによって、そちらに行かせていただけるように希望しているからです。

 

新共同 ロマ 11:8

11:8 「神は、彼らに鈍い心、見えない目、/聞こえない耳を与えられた、今日に至るまで」と書いてあるとおりです。

 

新共同 ロマ 11:11

11:11 では、尋ねよう。ユダヤ人がつまずいたとは、倒れてしまったということなのか。決してそうではない。かえって、彼らの罪によって異邦人に救いがもたらされる結果になりましたが、それは、彼らにねたみを起こさせるためだったのです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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使徒 28:30−31

ローマ滞在中の活動

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

442830パウロは、自費で借りた家に、まる二年問住んだ。

442831そして、彼のもとに訪れて来る者をことごとく迎え入れ、実に大胆に、また妨げられることもなく、神の王国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けたのである。

 

新共同訳1987

28:30 パウロは、自費で借りた家に丸二年間住んで、訪問する者はだれかれとなく歓迎し、

28:31 全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。

 

前田訳1978

28:30 丸二年パウロは自ら借りた家にとどまり、たずねて来るものを皆迎え、

28:31 神の国をのべ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。それは全くはばからずなされ、何の妨げもなかった。

 

新改訳1970

28:30 こうしてパウロは満二年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちをみな迎えて、

28:31 大胆に、少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。

 

塚本訳1963

28:30 パウロは丸二年自分の借りた家に滞在した。彼の所にたずねて来る者を皆迎えて、

28:31 全く公然と何の妨げもなく、神の国(の福音)を説き、主イエス・キリストのことを教えた。

 

口語訳1955

28:30 パウロは、自分の借りた家に満二年のあいだ住んで、たずねて来る人々をみな迎え入れ、

28:31 はばからず、また妨げられることもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えつづけた。

 

文語訳1917

"442830","パウロは滿二年のあひだ、己が借りたる家に留り、その許にきたる凡ての者を迎へて、"

"442831","更に臆せずまた妨げられずして、神の國をのべ、主イエス・キリストの事を教へたり。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  19:8

19:8 パウロは会堂に入って、三か月間、神の国のことについて大胆に論じ、人々を説得しようとした。

 

新共同 使  2:29

2:29 兄弟たち、先祖ダビデについては、彼は死んで葬られ、その墓は今でもわたしたちのところにあると、はっきり言えます。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ9:16

9:16 わたしが福音を宣べ伝えても、それは誇にはならない。なぜなら、わたしは、そうせずにはおれないからである。もし福音を宣べ伝えないなら、わたしはわざわいである。

 

口語訳 ピリ 1:12-14

1:12 さて、兄弟たちよ。わたしの身に起った事が、むしろ福音の前進に役立つようになったことを、あなたがたに知ってもらいたい。

1:13 すなわち、わたしが獄に捕われているのはキリストのためであることが、兵営全体にもそのほかのすべての人々にも明らかになり、

1:14 そして兄弟たちのうち多くの者は、わたしの入獄によって主にある確信を得、恐れることなく、ますます勇敢に、神の言を語るようになった。

 

(日)新共同訳1987の引照

新共同 ピリ 1:12

1:12 兄弟たち、わたしの身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい。

 

新共同 Uテモ2:9

2:9 この福音のためにわたしは苦しみを受け、ついに犯罪人のように鎖につながれています。しかし、神の言葉はつながれていません。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 ピリ 1:12-13

1:12 さて、兄弟たちよ。わたしの身に起った事が、むしろ福音の前進に役立つようになったことを、あなたがたに知ってもらいたい。

1:13 すなわち、わたしが獄に捕われているのはキリストのためであることが、兵営全体にもそのほかのすべての人々にも明らかになり、

 

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