申命記 28:69、29:1−28(口語訳、
新改訳、29:1−29)
モアブで結ばれた契約
翻訳比較
聖書協会共同
訳2018
◆モアブでの契約
申
28:69 次に述べるのは、モアブの地で、主がモーセに命じてイスラエルの人々と結んだ契約の言葉で、ホレブで結んだ契約とは別のものである。
申
29:1 モーセはイスラエルのすべての人々を呼び集めて言った。あなたがたはエジプトの地でファラオとそのすべての家臣、その全土に対して、主があなた
がたの目の前で行われたことをことごとく見た。
申 29:2 あなたがその目で見たのは大いなる試みで、それらは大いなるしるしと奇跡であった。
申 29:3 しかし主は今日まで、それを知る心、見る目、聞く耳をあなたがたにお与えにならなかった。
申 29:4 「私は四十年の間、荒れ野であなたがたを導いたが、あなたがたの着ている服は擦り切れず、足の履物もすり減らなかった。
申
29:5 あなたがたはパンも食べず、ぶどう酒も麦の酒も飲まなかった。それは、私が主、あなたがたの神であることを知るためであった。」
申
29:6 あなたがたがこの場所に来たとき、ヘシュボンの王シホンとバシャンの王オグが出て来て、私たちを迎え撃とうとしたが、私たちは彼らを討ち破っ
た。
申 29:7 私たちは彼らの地を取って、ルベン人とガド人、そしてマナセ族の半数に相続地として与えた。
申 29:8 あなたがたはこの契約の言葉を守り行いなさい。そうすれば、あなたがたのすることはすべて成功する。
申
29:9 今日あなたがたは全員、あなたがたの神、主の前に立っている。部族の頭たち、長老たち、役人たち、イスラエルのすべての男たち、
申 29:10 あなたがたの子どもたちや妻たち、それに陣営の中にいる寄留者、すなわち、木を切る者から水を汲む者までがすべている。
申 29:11 それは、あなたの神、主の契約、すなわち、今日、あなたの神、主があなたと結ばれる、呪いを伴う契約に入るためである。
申
29:12 こうして主があなたに約束し、あなたの父祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓われたとおり、今日、主はあなたをご自分の民として立て、あなたの
神となられる。
申 29:13 私はあなたがたとだけ、この呪いを伴う契約を結ぶのではなく、
申
29:14 今日、ここで私たちの神、主の前に、私たちと共に立っている者、ならびに、今日、ここに私たちと共にいない者とも結ぶのである。
申
29:15 私たちがエジプトの地に住んでいたこと、また諸国民の間を通って来たことは、あなたがたはよく知っているはずだ。なぜなら、あなたがた自らが
通って来たからだ。
申 29:16 あなたがたは、彼らのところにある木や石、銀や金でできた憎むべき偶像を見た。
申
29:17 あなたがたの中に、今日、心変わりして私たちの神、主を離れ、諸国民の神々のもとに行って仕えるような男や女、氏族や部族があってはならな
い。あなたがたの中に毒草や苦よもぎの根があってはならない。
申
29:18 この呪いの言葉を聞いても、心の中で自分を祝福し、「心をかたくなにして歩んでも、私は大丈夫だ」と言うなら、潤っている地も乾いている地と
共に滅びる。
申
29:19 主はその人を赦そうとはされない。その時、主の怒りと妬みは燃え上がり、この書に書かれているすべての呪いがその者にかかり、主は彼の名を天
の下から消し去られる。
申 29:20 主はイスラエルのすべての部族から彼をえり分け、この律法の書に書かれている契約の呪いに従って災いを下される。
申
29:21 後の世代の者たち、すなわち、あなたがたの後に続く子孫や、遠くの地から来た外国人も、その地に主が下された災いと病を見て言うであろう。
申
29:22 「主が怒りと憤りで覆されたソドムやゴモラ、アドマやツェボイムのように、その地はすべて硫黄と塩で荒廃し、種も蒔けず、いかなる草も育た
ず、生えない。」
申
29:23 また、あらゆる国民は言うであろう。「主はなぜ、この地にこのようなことをされたのか。どうしてこのように大いなる怒りを燃やされたのか。」
申
29:24 これに対して人々は言うであろう。「彼らの先祖の神、主が彼らをエジプトの地から導き出したときに結ばれた契約を、彼らが捨て、
申 29:25 彼らの知らない、また彼らに割り当てられてもいない他の神々のもとに行って、これに仕え、これにひれ伏したからである。
申 29:26 それゆえ、主の怒りがこの地に向かって燃え、この書に書かれている呪いがことごとく臨んだのである。
申 29:27 主は怒りと憤りと激怒をもって彼らをその土地から引き抜き、他の地に投げ捨てて今日のようにされた。」
申
29:28 隠されたことは、私たちの神、主のものである。しかし、現されたことは、とこしえに私たちとその子孫のものであり、私たちがこの律法のすべて
の言葉を行うためである。
フランシ
スコ会訳2013
28:069これから述べるのは、主がホレブで彼らと結ばれた
契約とは別に、モアブの地で、モーセに命じてイスラエルの子らと結ばせた契約の言葉である。
001モーセは全イスラエルを呼び集めて彼らに言った、
「あなたたちはエジプトの地で、ファラオと、そのすべての家臣とその全土に対して、主があなたたちの目の前で行われたことをこと
ごとく見た。
002あなたは、大いなる試みと、大いなる徴と不思議を その目で見た。
003しかし、主は、今日に至るまで、あなたたちに悟る 心と、見る目と、聞く耳とを下さらなかった。
004『わたしは、四十年の間、お前たちを荒れ野で導い
たが、お前たちの着物は擦り切れず、足の履き物もすり減らなかった。
005お前たちはパンも食べず、ぶどう酒も強い酒も飲ま
なかった。それは、わたしがお前たちの神、主であることを、お前たちに悟らせるためである』。
006あなたたちがこの地に来たとき、ヘシュボンの王シ
ホンとバシャンの王オグは、わたしたちを迎え撃つために出てきたが、わたしたちは彼らを打ち破り、
007彼らの領土を奪い、それをルベン人とガド人、また マナセの半部族に相続地として与えた。
008それ故、あなたたちはこの契約の言葉を守り行いな
さい。そうすれば、あなたたちのすることはすべて成功するであろう。
009今日、あなたたちはみな、あなたたちの神、主の前
に立っている。頭、族長、長老、役人、イスラエルのすべての男、
010あなたたちの子供と妻、あなたたちの宿営に在留す
る他国の者、薪を集める者から水をくむ者に至るまでがいる。
011それは、あなたの神、主が、今日、あなたと結ばれ る契約と呪いの誓いにあなたが入るためであり、
012主が、今日、あなたを立ててご自分の民とし、ご自
分があなたの神となられるためである。主がかつてあなたに約束し、あなたの先祖、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われたとおりで
ある。
013わたしは、あなたたちとだけこの契約と呪いと誓い を結ぶのではない。
014今日、わたしたちの神、主の前に、わたしたちとと
もにここに立っている人々とも、今日、わたしたちとともにここにいない人々とも結ぶのである。
015あなたたちは、わたしたちがエジプトの地に住んで
いたことも、わたしたちが異邦の国々の間を通って来たことも知っている。
016あなたたちは、彼らの地にある木や石、銀や金で造 られた憎むべき偶像を見た。
017今日、わたしたちの神、主から心が離れ去り、これ
らの国々の神々のもとに行って仕えるような男、女、氏族、部族があなたたちのうちにあってはならない。あなたたちのうちに、毒草
や苦よもぎを生ずる根があってはならない。
018もし、この呪いの誓いの言葉を聞いても、心の中で
自分を祝福して、『わたしは自分の頑なな心に従って歩んでも、大丈夫だ』と言うなら、潤っている者も乾いている者もともに押し流
されるであろう。
019主はその者を決して赦そうとはされない。かえっ
て、主の怒りと妬みがその人に対して燃え上がり、この書に記されている呪いの誓いがことごとくその人にのしかかり、主はその名を
天の下から消し去られる。
020主は、この律法の書に記されている契約のあらゆる
呪いの誓いに従って、その人をイスラエルの全部族からより分け、災いを下される。
021後の世代、つまりあなたたちの後から起こる子らも
遠くの地から来る他国の者も、主が下されたその地の災害と病気を見て言うであろう。
022また、その全土は硫黄と塩で焼土と化し、種も蒔か
れず、芽も出ず、草一本も生えず、主がその怒りと憤りをもって覆されたソドム、ゴモラ、アドマ、ツェボイムの荒廃のようである。
023国々の民はみな言うであろう、『なぜ主は、この地
にこのようなことを行われたのか。この激しく燃える怒りは何故なのか』。
024それに対して、人々は答えるであろう、『彼らの先
祖の神、主が彼らをエジプトの地から導き出した時に結ばれた契約を、彼らが捨て、
025ほかの神々のもとに行って仕え、彼らが知ることな
く、割りあてられもしない神々を礼拝したからである。
026それ故、主は怒りをこの地に対して燃え上がらせ、
この書に記されている呪いをことごとくもたらされたのである。
027主は怒りと憤りと激昂のあまり、彼らをその地から
抜き取り、異郷の地へ投げ捨てられ、今日のようにされた』。
028隠されていることは、わたしたちの神、主のもので
ある。しかし、啓示されたことは、永久にわたしたちとわたしたちの子らのものであり、わたしたちがこの律法のすべての言葉を行う
ためである」。
新共同訳1987
28:69
これから述べるのは、主が、ホレブで彼らと結ばれた契約とは別にモアブの地でモーセに命じられてイスラエルの人々と結ばせた契約の言葉である。
29:1
モーセは、全イスラエルを呼び集めて言った。あなたたちは、主がエジプトの国で、ファラオおよびそのすべての家臣、またその全領土に対してなさったことを
見た。
29:2
あなたはその目であの大いなる試みとしるしと大いなる奇跡を見た。
29:3
主はしかし、今日まで、それを悟る心、見る目、聞く耳をあなたたちにお与えにならなかった。
29:4
わたしは四十年の間、荒れ野であなたたちを導いたが、あなたたちのまとう着物は古びず、足に履いた靴もすり減らなかった。
29:5
あなたたちはパンを食べず、ぶどう酒も濃い酒も飲まなかった。それは、わたしがあなたたちの神、主であることを、悟らせるためであった。
29:6
あなたたちがこの所に来たとき、ヘシュボンの王シホンとバシャンの王オグは我々を迎え撃つために出て来たが、我々は彼らを撃ち、
29:7
彼らの国を占領して、ルベン人、ガド人、マナセの半部族の嗣業の土地とした。
29:8
あなたたちはそれゆえ、この契約の言葉を忠実に守りなさい。そうすれば、あなたたちのすることはすべて成功する。
29:9
今日、あなたたちは、全員あなたたちの神、主の御前に立っている。部族の長、長老、役人、イスラエルのすべての男子、
29:10
その妻子、宿営内の寄留者、薪を集める者から水をくむ者に至るまでいる。
29:11
それは、あなたがあなたの神、主の契約に入り、あなたの神、主が今日あなたと結ばれる呪いの誓いを交わすためであり、
29:12
今日、主があなたを立てて御自分の民とし、自らあなたの神となられるためである。主がかつてあなたに告げ、先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓われたとお
りである。
29:13
わたしはあなたたちとだけ、呪いの誓いを伴うこの契約を結ぶのではなく、
29:14
今日、ここで、我々の神、主の御前に我々と共に立っている者とも、今日、ここに我々と共にいない者とも結ぶのである。
29:15
我々がエジプトの国にとどまっていたことも、国々の間を通って来たことも、あなたたちは、自ら通って来たので、よく知っている。
29:16
あなたたちは、彼らが木や石、銀や金で造られた憎むべき偶像を持っているのを見て来た。
29:17
今日、心変わりして、我々の神、主に背き、これらの国々の神々のもとに行って仕えるような男、女、家族、部族があなたたちの間にあってはならない。あなた
たちの中に、毒草や苦よもぎを生ずる根があってはならない。
29:18
もし、この呪いの誓いの言葉を聞いても、祝福されていると思い込み、「わたしは自分のかたくなな思いに従って歩んでも、大丈夫だ」と言うならば、潤ってい
る者も渇いている者と共に滅びる。
29:19
主はその者を決して赦そうとはされない。そのときこそ、主の怒りとねたみが燃え上がり、この書に記されている呪いの誓いがすべてその者にのしかかり、主は
その名を天の下から消し去られる。
29:20
主は、この律法の書に記されている契約のすべての呪いの誓いに従ってその者をイスラエルの全部族の中からえり分けて、災いをくだされる。
29:21
後の世代、あなたたちの後に来る子孫も遠くの地から来る外国人も、主がこの国にくだされた災害と病を見て言うであろう。
29:22
また、全土は硫黄と塩で焼けただれ、種は蒔かれず、芽は出ず、草一本生えず、主が激しく怒って覆されたソドム、ゴモラ、アドマ、ツェボイムの惨状と同じな
ので、
29:23
国々の民はこぞって言うであろう。「なぜ主は、この国にこのようなことをなさったのか。どうしてこのように激しく怒りを燃やされたのか。」
29:24
それに対して、人々は言うであろう。「彼らの先祖の神、主がエジプトの国から彼らを導き出されたとき結ばれた契約を、彼らが捨て、
29:25
他の神々のもとに行って仕え、彼らの知らなかった、分け与えられたこともない神々にひれ伏したからである。
29:26
主の怒りはそれゆえ、この国に向かって燃え、この書に記されている呪いがことごとく臨んだのである。
29:27
主は激しい怒りと大いなる憤りをもって彼らを大地から抜き取り、他国に投げ捨てられ今日のようにされた。」
29:28
隠されている事柄は、我らの神、主のもとにある。しかし、啓示されたことは、我々と我々の子孫のもとにとこしえに託されており、この律法の言葉をすべて行
うことである。
新改訳1970
29:1
これは、モアブの地で、主がモーセに命じて、イスラエル人と結ばせた契約のことばである。ホレブで彼らと結ばれた契約とは別である。
29:2
モーセは、イスラエルのすべてを呼び寄せて言った。あなたがたは、エジプトの地で、パロと、そのすべての家臣たちと、その全土とに対して、主があなたがた
の目の前でなさった事を、ことごとく見た。
29:3
あなたが、自分の目で見たあの大きな試み、それは大きなしるしと不思議であった。
29:4
しかし、主は今日に至るまで、あなたがたに、悟る心と、見る目と、聞く耳を、下さらなかった。
29:5
私は、四十年の間、あなたがたに荒野を行かせたが、あなたがたが身に着けている着物はすり切れず、その足のくつもすり切れなかった。
29:6
あなたがたはパンも食べず、また、ぶどう酒も強い酒も飲まなかった。それは、「わたしが、あなたがたの神、主である。」と、あなたがたが知るためであっ
た。
29:7
あなたがたが、この所に来たとき、ヘシュボンの王シホンとバシャンの王オグが出て来て、私たちを迎えて戦ったが、私たちは彼らを打ち破った。
29:8
私たちは、彼らの国を取り、これを相続地としてルベン人と、ガド人と、マナセ人の半部族とに、分け与えた。
29:9
あなたがたは、この契約のことばを守り、行ないなさい。あなたがたのすることがみな、栄えるためである。
29:10
きょう、あなたがたはみな、あなたがたの神、主の前に立っている。すなわち、あなたがたの部族のかしらたち、長老たち、つかさたち、イスラエルのすべての
人々、
29:11
あなたがたの子どもたち、妻たち、宿営のうちにいる在留異国人、たきぎを割る者から水を汲む者に至るまで。
29:12
あなたが、あなたの神、主の契約と、あなたの神、主が、きょう、あなたと結ばれるのろいの誓いとに、はいるためである。
29:13
さきに主が、あなたに約束されたように、またあなたの先祖、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われたように、きょう、あなたを立ててご自分の民とし、またご
自身があなたの神となられるためである。
29:14
しかし、私は、ただあなたがたとだけ、この契約とのろいの誓いとを結ぶのではない。
29:15
きょう、ここで、私たちの神、主の前に、私たちとともに立っている者、ならびに、きょう、ここに、私たちとともにいない者に対しても結ぶのである。
29:16
事実、あなたがたは、私たちがエジプトの地に住んでいたこと、また、私たちが異邦の民の中を通って来たことを知っている。
29:17
また、あなたがたは、彼らのところにある忌むべきもの、木や石や銀や金の偶像を見た。
29:18
万が一にも、あなたがたのうちに、きょう、その心が私たちの神、主を離れて、これらの異邦の民の神々に行って、仕えるような、男や女、氏族や部族があって
はならない。あなたがたのうちに、毒草や、苦よもぎを生ずる根があってはならない。
29:19
こののろいの誓いのことばを聞いたとき、「潤ったものも渇いたものもひとしく滅びるのであれば、私は自分のかたくなな心のままに歩いても、私には平和があ
る。」と心の中で自分を祝福する者があるなら、
29:20
主はその者を決して赦そうとはされない。むしろ、主の怒りとねたみが、その者に対して燃え上がり、この書にしるされたすべてののろいの誓いがその者の上に
のしかかり、主は、その者の名を天の下から消し去ってしまう。
29:21
主は、このみおしえの書にしるされている契約のすべてののろいの誓いにしたがい、その者をイスラエルの全部族からより分けて、わざわいを下される。
29:22
後の世代、あなたがたの後に起こるあなたがたの子孫や、遠くの地から来る外国人は、この地の災害と主がこの地に起こされた病気を見て、言うであろう。
29:23
――その全土は、硫黄と塩によって焼け土となり、種も蒔けず、芽も出さず、草一本も生えなくなっており、主が怒りと憤りで、くつがえされたソドム、ゴモ
ラ、アデマ、ツェボイムの破滅のようである。――
29:24
すべての国々は言おう。「なぜ、主はこの地に、このようなことをしたのか。この激しい燃える怒りは、なぜなのだ。」
29:25
人々は言おう。「それは、彼らの父祖の神、主が彼らをエジプトの地から連れ出して、彼らと結ばれた契約を、彼らが捨て、
29:26
彼らの知らぬ、また彼らに当てたのでもない、ほかの神々に行って仕え、それを拝んだからである。
29:27
それで、主の怒りは、この地に向かって燃え上がり、この書にしるされたすべてののろいが、この地にもたらされた。
29:28
主は、怒りと、憤激と、激怒とをもって、彼らをこの地から根こぎにし、ほかの地に投げ捨てた。今日あるとおりに。」
29:29
隠されていることは、私たちの神、主のものである。しかし、現わされたことは、永遠に、私たちと私たちの子孫のものであり、私たちがこのみおしえのすべて
のことばを行なうためである。
口語訳1955
29:1
これは主がモーセに命じて、モアブの地でイスラエルの人々と結ばせられた契約の言葉であって、ホレブで彼らと結ばれた契約のほかのものである。
29:2
モーセはイスラエルのすべての人を呼び集めて言った、「あなたがたは主がエジプトの地で、パロと、そのすべての家来と、その全地とにせられたすべての事を
まのあたり見た。
29:3
すなわちその大きな試みと、しるしと、大きな不思議とをまのあたり見たのである。
29:4
しかし、今日まで主はあなたがたの心に悟らせず、目に見させず、耳に聞かせられなかった。
29:5
わたしは四十年の間、あなたがたを導いて荒野を通らせたが、あなたがたの身につけた着物は古びず、足のくつは古びなかった。
29:6
あなたがたはまたパンも食べず、ぶどう酒も濃い酒も飲まなかった。こうしてあなたがたは、わたしがあなたがたの神、主であることを知るに至った。
29:7
あなたがたがこの所にきたとき、ヘシボンの王シホンと、バシャンの王オグがわれわれを迎えて戦ったが、われわれは彼らを撃ち敗って、
29:8
その地を取り、これをルベンびとと、ガドびとと、マナセびとの半ばとに、嗣業として与えた。
29:9
それゆえ、あなたがたはこの契約の言葉を守って、それを行わなければならない。そうすればあなたがたのするすべての事は栄えるであろう。
29:10
あなたがたは皆、きょう、あなたがたの神、主の前に立っている。すなわちあなたがたの部族のかしらたち、長老たち、つかさたちなど、イスラエルのすべての
人々、
29:11
あなたがたの小さい者たちも、妻たちも、宿営のうちに寄留している他国人も、あなたのために、たきぎを割る者も、水をくむ者も、みな主の前に立って、
29:12
あなたの神、主が、きょう、あなたと結ばれるあなたの神、主の契約と誓いとに、はいろうとしている。
29:13
これは主がさきにあなたに約束されたように、またあなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓われたように、きょう、あなたを立てて自分の民とし、またみ
ずからあなたの神となられるためである。
29:14
わたしはただあなたがたとだけ、この契約と誓いとを結ぶのではない。
29:15
きょう、ここで、われわれの神、主の前にわれわれと共に立っている者ならびに、きょう、ここにわれわれと共にいない者とも結ぶのである。
29:16
われわれがどのようにエジプトの国に住んでいたか、どのように国々の民の中を通ってきたか、それはあなたがたが知っている。
29:17
またあなたがたは木や石や銀や金で造った憎むべき物と偶像とが、彼らのうちにあるのを見た。
29:18
それゆえ、あなたがたのうちに、きょう、その心にわれわれの神、主を離れてそれらの国民の神々に行って仕える男や女、氏族や部族があってはならない。また
あなたがたのうちに、毒草や、にがよもぎを生ずる根があってはならない。
29:19
そのような人はこの誓いの言葉を聞いても、心に自分を祝福して『心をかたくなにして歩んでもわたしには平安がある』と言うであろう。そうすれば潤った者
も、かわいた者もひとしく滅びるであろう。
29:20
主はそのような人をゆるすことを好まれない。かえって主はその人に怒りとねたみを発し、この書物にしるされたすべてののろいを彼の上に加え、主はついにそ
の人の名を天の下から消し去られるであろう。
29:21
主はイスラエルのすべての部族のうちからその人を区別して災をくだし、この律法の書にしるされた契約の中のもろもろののろいのようにされるであろう。
29:22
後の代の人、すなわちあなたがたののちに起るあなたがたの子孫および遠い国から来る外国人は、この地の災を見、主がこの地にくだされた病気を見て言うであ
ろう。
29:23
――全地は硫黄となり、塩となり、焼け土となって、種もまかれず、実も結ばず、なんの草も生じなくなって、むかし主が怒りと憤りをもって滅ぼされたソド
ム、ゴモラ、アデマ、ゼボイムの破滅のようである。――
29:24
すなわち、もろもろの国民は言うであろう、『なぜ、主はこの地にこのようなことをされたのか。この激しい大いなる怒りは何ゆえか』。
29:25
そのとき人々は言うであろう、『彼らはその先祖の神、主がエジプトの国から彼らを導き出して彼らと結ばれた契約をすて、
29:26
行って彼らの知らない、また授からない、ほかの神々に仕えて、それを拝んだからである。
29:27
それゆえ主はこの地にむかって怒りを発し、この書物にしるされたもろもろののろいをこれにくだし、
29:28
そして主は怒りと、はげしい怒りと大いなる憤りとをもって彼らをこの地から抜き取って、ほかの国に投げやられた。今日見るとおりである』。
29:29
隠れた事はわれわれの神、主に属するものである。しかし表わされたことは長くわれわれとわれわれの子孫に属し、われわれにこの律法のすべての言葉を行わせ
るのである。
文
語訳1917
29:1
ヱホバ、モーセに命じモアブの地にてイスラエルの子孫と契約を結ばしめたまふその言は斯のごとし是はホレブにてかれらと結びし契約の外なる者なり
29:2
モーセ、イスラエルの全家を呼あつめて之に言けるは汝らはヱホバがエジプトの地において汝らの目の前にてパロとその臣下とその全地とに爲たまひし一切の事
を觀たり
29:3 即ち其大なる試煉と徴證と大なる奇跡とを汝目に觀たるなり
29:4 然るにヱホバ今日にいたるまで汝らの心をして悟ることなく目をして見ることなく耳をして聞ことなからしめたまへり
29:5 四十年の間われ汝らを導きて曠野を通りしが汝らの身の衣服は古びず汝の足の鞋は古びざりき
29:6 汝らはまたパンをも食はず葡萄酒をも濃酒をも飮ざりき斯ありて汝らは我が汝らの神ヱホバなることを知り
29:7 汝らこの處に來りし時ヘシボンの王シホンおよびバシヤンの王オグ我らを迎へて戰ひしが我らこれを打敗りて
29:8 その地を取りこれをルベン人とガド人とマナセの半支派とに與へて?業となさしめたり
29:9 然ば汝らこの契約の言を守りてこれを行ふべし然れば汝らの凡て爲ところに祥あらん
29:10
汝らみな今日なんぢらの神ヱホバの前に立つ即ち汝らの首領等なんぢらの支派なんぢらの長老等および汝らの牧司等などイスラエルの一切の人
29:11
汝らの小き者等汝らの妻ならびに汝らの營の中にをる客旅など凡て汝のために薪を割る者より水を汲む者にいたるまで皆ヱホバの前に立て
29:12 汝の神ヱホバの契約に入んとし又汝の神ヱホバの汝にむかひて今日なしたまふところの誓に入んとす
29:13
然ばヱホバさきに汝に言しごとくまた汝の先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓ひしごとく今日なんぢを立て己の民となし己みづから汝の神となりたまはん
29:14 我はただ汝らと而已此契約と誓とを結ぶにあらず
29:15
今日此にてわれらの神ヱホバの前に我らとともにたちをる者ならびに今日われらとともに此にたち居ざる者ともこれを結ぶなり
29:16 我らは如何にエジプトの地に住をりしか如何に國々を通り來りしか汝らこれを知り
29:17 汝らはまた木石金銀にて造れる憎むべき物および偶像のその國々にあるを見たり
29:18
然ば汝らの中に今日その心に我らの神ヱホバを離れて其等の國々の神に往て事ふる男女宗族支派などあるべからず又なんぢらの中に??または茵?を生ずる根あ
るべからず
29:19
斯る人はこの呪詛の言を聞もその心に自ら幸福なりと思ひて言ん我はわが心を剛愎にして事をなすも尚平安なり終には酔飽る者をもて渇ける者を除くにいたらん
と
29:20
是のごとき人はヱホバかならず之を赦したまはじ還てヱホバの忿怒と嫉妬の火これが上に燃えまたこの書にしるしたる災禍みなその身に加はらんヱホバつひにそ
の人の名を天が下より抹さりたまふべし
29:21
ヱホバすなはちイスラエルの諸の支派の中よりその人を分ちてこれに災禍を下しこの律法の書にしるしたる契約中の諸の呪詛のごとくしたまはん
29:22
汝等の後に起る汝らの子孫の代の人および遠き國より來る客旅この地の災禍を見またヱホバがこの地に流行せたまふ疾病を見て言ところあらん
29:23
即ち彼ら見るにその全地は硫黄となり鹽となり且燒土となりて種も蒔れず?する所もなく何の草もその上に生せずして彼の昔ヱホバがその震怒と忿恨とをもて毀
ちたましソドム、ゴモラ、アデマ、ゼポイムの毀たれたると同じかるべければ
29:24 彼らも國々の人もみな言んヱホバ何とて斯この地になしたるやこの烈しき大なる震怒は何事ぞやと
29:25 その時人應へて曰ん彼らはその先祖たちの神ヱホバがエジプトの地より彼らを導きいだして彼らと結びたるその契約を棄て
29:26 往て己の識ずまた授らざる他の神々に事へてこれを拝みたるが故なり
29:27 是をもてヱホバこの地にむかひて震怒を發しこの書にしるしたる諸の災禍をこれに下し
29:28 而してヱホバ震怒と忿恨と大なる憤怨をもて彼らをこの地より抜とりてこれを他の國に投やれりその状今日のごとし
29:29
隠微たる事は我らの神ヱホバに屬する者なりまた顯露されたる事は我らと我らの子孫に屬し我らをしてこの律法の諸の言を行はしむる者なり
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口語訳 ヨハ 8:43
8:43
どうしてあなたがたは、わたしの話すことがわからないのか。あなたがたが、わたしの言葉を悟ることができないからである。
口語訳 使 28:26-27
28:26
『この民に行って言え、/あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない。見るには見るが、決して認めない。
28:27
この民の心は鈍くなり、/その耳は聞えにくく、/その目は閉じている。それは、彼らが目で見ず、/耳で聞かず、/心で悟らず、悔い改
めて/いやされることがないためである』。
口語訳 エペ 4:18
4:18
彼らの知力は暗くなり、その内なる無知と心の硬化とにより、神のいのちから遠く離れ、
口語訳 使 2:39
2:39
この約束は、われらの主なる神の召しにあずかるすべての者、すなわちあなたがたと、あなたがたの子らと、遠くの者一同とに、与えられ
ているものである」。
口語訳 Tコリ7:14
7:14
なぜなら、不信者の夫は妻によってきよめられており、また、不信者の妻も夫によってきよめられているからである。もしそうでなけれ
ば、あなたがたの子は汚れていることになるが、実際はきよいではないか。
口語訳 使 8:23
8:23
おまえには、まだ苦い胆汁があり、不義のなわ目がからみついている。それが、わたしにわかっている」。
口語訳 ヘブ 12:15
12:15
気をつけて、神の恵みからもれることがないように、また、苦い根がはえ出て、あなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚されるこ
とのないようにしなさい。
口語訳 マタ 24:51
24:51
彼を厳罰に処し、偽善者たちと同じ目にあわせるであろう。彼はそこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
マタ 13:14
13:14
こうしてイザヤの言った預言が、彼らの上に成就したのである。『あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない。見るには見るが、決して認めない。
口語訳
ヨハ 8:43
8:43
どうしてあなたがたは、わたしの話すことがわからないのか。あなたがたが、わたしの言葉を悟ることができないからである。
口語訳 使 28:26-27
28:26
『この民に行って言え、/あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない。見るには見るが、決して認めない。
28:27
この民の心は鈍くなり、/その耳は聞えにくく、/その目は閉じている。それは、彼らが目で見ず、/耳で聞かず、/心で悟らず、悔い改めて/いやされること
がないためである』。
口語訳
ロマ 11:8
11:8
「神は、彼らに鈍い心と、/見えない目と、聞えない耳とを与えて、/きょう、この日に及んでいる」/と書いてあるとおりである。
口語訳
Uコリ3:14-16
3:14
実際、彼らの思いは鈍くなっていた。今日に至るまで、彼らが古い契約を朗読する場合、その同じおおいが取り去られないままで残っている。それは、キリスト
にあってはじめて取り除かれるのである。
3:15 今日に至るもなお、モーセの書が朗読されるたびに、おおいが彼らの心にかかっている。
3:16 しかし主に向く時には、そのおおいは取り除かれる。
口語訳
エペ 4:18
4:18 彼らの知力は暗くなり、その内なる無知と心の硬化とにより、神のいのちから遠く離れ、
口語訳
ヘブ 8:7-10
8:7 もし初めの契約に欠けたところがなかったなら、あとのものが立てられる余地はなかったであろう。
8:8
ところが、神は彼らを責めて言われた、/「主は言われる、見よ、/わたしがイスラエルの家およびユダの家と、/新しい契約を結ぶ日が来る。
8:9
それは、わたしが彼らの先祖たちの手をとって、/エジプトの地から導き出した日に、/彼らと結んだ契約のようなものではない。彼らがわたしの契約にとどま
ることをしないので、/わたしも彼らをかえりみなかったからであると、/主が言われる。
8:10
わたしが、それらの日の後、イスラエルの家と立て/ようとする契約はこれである、と主が言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの思いの中に入れ、/彼ら
の心に書きつけよう。こうして、わたしは彼らの神となり、/彼らはわたしの民となるであろう。
口語訳 使 2:39
2:39
この約束は、われらの主なる神の召しにあずかるすべての者、すなわちあなたがたと、あなたがたの子らと、遠くの者一同とに、与えられているものである」。
口語訳 使 8:23
8:23
おまえには、まだ苦い胆汁があり、不義のなわ目がからみついている。それが、わたしにわかっている」。
口語訳
ヘブ 12:15
12:15
気をつけて、神の恵みからもれることがないように、また、苦い根がはえ出て、あなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚されることのないようにしなさ
い。
口語訳
ユダ 1:7
1:7
ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされてい
る。
口語訳 使 1:7
1:7
彼らに言われた、「時期や場合は、父がご自分の権威によって定めておられるのであって、あなたがたの知る限りではない。
口語訳
ヨハ 5:39
5:39
あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
口語訳 使 17:11
17:11
ここにいるユダヤ人はテサロニケの者たちよりも素直であって、心から教を受けいれ、果してそのとおりかどうかを知ろうとして、日々聖書を調べていた。
口語訳
Uテモ3:16
3:16
聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 ヨハ
12:37
12:37
このように多くのしるしを彼らの前でなさったが、彼らはイエスを信じなかった。
口 語訳 ロマ
11:8
11:8
「神は、彼らに鈍い心と、/見えない目と、聞えない耳とを与えて、/きょう、この日に及んでいる」/と書いてあるとおりである。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 ヘブ 12:15
12:15
神の恵みから除かれることのないように、また、苦い根が現れてあなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚れることのないように、気をつけなさい。
(日)
新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ロマ 11:8
11:8
「神は、彼らに鈍い心、見えない目、/聞こえない耳を与えられた、今日に至るまで」と書いてあるとおりです。
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