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コヘレトの言葉 1:1       

まえがき

 

翻訳比較


聖書協会・共同訳 コヘレトの言葉 [1]章
◆人生の意味の探求
コヘ 1:1 ダビデの子、エルサレムの王、コヘレトの言葉


フランシスコ会訳2013
◆まえがき

001エルサレムの王、ダビデの子、 コヘレトの言葉。

 

新共同訳1987

1:1 エルサレムの王、ダビデの子、コヘレトの言葉。

 

新改訳1970

1:1 エルサレムの王、ダビデの子、伝道者のことば。

 

口語訳1955

1:1 ダビデの子、エルサレムの王である伝道者の言葉。


文語訳1917
 1:1 ダビデの子 ヱルサレムの王 傳道者の言



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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

・・・・

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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コヘレトの言葉 1:2−3     

本書の主題

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
コヘ 1:2 コヘレトは言う。/空の空/空の空、一切は空である。
コヘ 1:3 太陽の下、なされるあらゆる労苦は/人に何の益をもたらすのか。


フランシスコ会訳2013
◆本書の主題

002コヘレトは言う。空の空。

空の空。一切は空。

003日の下でどのように労 苦しても、

それが人に何の益になろう。

 

新共同訳1987

1:2 コヘレトは言う。なんという空しさ/なんという空しさ、すべては空しい。

1:3 太陽の下、人は労苦するが/すべての労苦も何になろう。

 

新改訳1970

1:2 空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。

1:3 日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。

 

口語訳1955

1:2 伝道者は言う、空の空、空の空、いっさいは空である。

1:3 日の下で人が労するすべての労苦は、その身になんの益があるか。


文 語訳1917
1:2 傳道者言く 空の空 空の空なる哉 都て空なり
1:3 日の下に人の勞して爲ところの諸の動作はその身に何の益かあらん



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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 ロマ 8:20

8:20 なぜなら、被造物が虚無に服したのは、自分の意志によるのではなく、服従させたかたによるのであり、

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ロマ 8:20

8:20 なぜなら、被造物が虚 無に服したのは、自分の意志によるのではなく、服従させたかたによるのであり、

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 ロマ 8:20

8:20 被造物は虚無に服していますが、それは、自分の意志によるものではなく、服従させた方の意志によるものであり、同時に希望も持っています。

 

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コヘレトの言葉 1:4−11    

天の下に新しいものはない

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
コヘ 1:4 一代が過ぎ、また一代が興る。/地はとこしえに変わらない。
コヘ 1:5 日は昇り、日は沈む。/元の所に急ぎゆき、再び昇る。
コヘ 1:6 南へ向かい、北を巡り/巡り巡って風は吹く。/風は巡り続けて、また帰りゆく。
コヘ 1:7 すべての川は海に注ぐが/海は満ちることがない。/どの川も行くべき所へ向かい/絶えることなく流れゆく。
コヘ 1:8 すべてのことが人を疲れさせる。/語り尽くすことはできず/目は見ても飽き足らず/耳は聞いても満たされない。
コヘ 1:9 すでにあったことはこれからもあり/すでに行われたことはこれからも行われる。/太陽の下、新しいことは何一つない。
コヘ 1:10 見よ、これこそは新しい、と言われることも/はるか昔、すでにあったことである。
コヘ 1:11 昔の人々が思い起こされることはない。/後の世の人々も/さらに後の世の人々によって/思い起こされることはない。


ランシスコ会訳2013
◆天の下に新しいものはない

004一つの代は去り、次の代が来 る。

しかし、大地はいつまでも留まり続ける。

005日は昇り、日は沈み、

元の所にあえぎ戻って、また昇る。

006風は南に吹き、

また巡って北に吹く。

風は巡りめぐって吹きやまず、一巡りして元に戻る。

007川はみな海に流れ入る。

しかし、海は満ち溢れることがない。

川は元の所に戻り、また流れ出る。

008すべては物憂く、

誰も語り尽くすことができない。

目は見ても飽き足りず、

耳は聞いても満ち足りることがない。

009かつてあったことは、いずれま たある。

かつてなされたことは、いずれまたなされる。

日の下には新しいものは一つもない。

010「見よ、これこそ新しい」と言 われても、

それは遥か以前に、

わたしたちに先立ってすでにあった。

011昔のことは何も、人の記憶に残 らない。

また、これから後に起こることもまた、

後の代の人々は、何も記憶に留めることはない。


 

新共同訳1987

1:4 一代過ぎればまた一代が起こり/永遠に耐えるのは大地。

1:5 日は昇り、日は沈み/あえぎ戻り、また昇る。

1:6 風は南に向かい北へ巡り、めぐり巡って吹き/風はただ巡りつつ、吹き続ける。

1:7 川はみな海に注ぐが海は満ちることなく/どの川も、繰り返しその道程を流れる。

1:8 何もかも、もの憂い。語り尽くすこともできず/目は見飽きることなく/耳は聞いても満たされない。

1:9 かつてあったことは、これからもあり/かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつない。

1:10 見よ、これこそ新しい、と言ってみても/それもまた、永遠の昔からあり/この時代の前にもあった。

1:11 昔のことに心を留めるものはない。これから先にあることも/その後の世にはだれも心に留めはしまい。

 

新改訳1970

1:4 一つの時代は去り、次の時代が来る。しかし地はいつまでも変わらない。

1:5 日は上り、日は沈み、またもとの上る所に帰って行く。

1:6 風は南に吹き、巡って北に吹く。巡り巡って風は吹く。しかし、その巡る道に風は帰る。

1:7 川はみな海に流れ込むが、海は満ちることがない。川は流れ込む所に、また流れる。

1:8 すべての事はものうい。人は語ることさえできない。目は見て飽きることもなく、耳は聞いて満ち足りることもない。

1:9 昔あったものは、これからもあり、昔起こったことは、これからも起こる。日の下には新しいものは一つもない。

1:10 「これを見よ。これは新しい。」と言われるものがあっても、それは、私たちよりはるか先の時代に、すでにあったものだ。

1:11 先にあったことは記憶に残っていない。これから後に起こることも、それから後の時代の人々には記憶されないであろう。

 

口語訳1955

1:4 世は去り、世はきたる。しかし地は永遠に変らない。

1:5 日はいで、日は没し、その出た所に急ぎ行く。

1:6 風は南に吹き、また転じて、北に向かい、めぐりにめぐって、またそのめぐる所に帰る。

1:7 川はみな、海に流れ入る、しかし海は満ちることがない。川はその出てきた所にまた帰って行く。

1:8 すべての事は人をうみ疲れさせる、人はこれを言いつくすことができない。目は見ることに飽きることがなく、耳は聞くことに満足することがない。

1:9 先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない。

1:10 「見よ、これは新しいものだ」と/言われるものがあるか、それはわれわれの前にあった世々に、すでにあったものである。

1:11 前の者のことは覚えられることがない、また、きたるべき後の者のことも、後に起る者はこれを覚えることがない。



文語訳1917
1:4 世は去り世は來る 地は永久に長存なり
1:5 日は出で日は入り またその出し處に喘ぎゆくなり
1:6 風は南に行き又轉りて北にむかひ 旋轉に旋りて行き 風復その旋轉る處にかへる。
1:7 河はみな海に流れ入る 海は盈ること無し 河はその出きたれる處に復還りゆくなり
1:8 萬の物は勞苦す 人これを言つくすことあたはず 目は見に飽ことなく耳は聞に充ること無し
1:9 曩に有し者はまた後にあるべし 曩に成し事はまた後に成べし 日の下には新しき者あらざるなり
1:10 見よ是は新しき者なりと指て言べき物あるや 其は我等の前にありし世々に?に久しくありたる者なり
1:11 己前のものの事はこれを記憶ることなし 以後のものの事もまた後に出る者これをおぼゆることあらじ

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 ヨハ 3:8

3:8 風は思いのままに吹 く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。霊から生れる者もみな、それと同じである」。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ヨハ 3:8

3:8 風は思いのままに吹 く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。霊から生れる者もみな、それと同じである」。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口 語訳 ロマ 8:20

8:20 なぜなら、被造物が虚無に服したのは、自分の意志によるのではなく、服従させたかたによるのであり、

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 ヨハ 3:8

3:8 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである。」

 

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コヘレトの言葉 1:12−18   

知恵の空しさ

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
コヘ 1:12 私コヘレトは、エルサレムでイスラエルの王であった。
コヘ 1:13 天の下で起こるあらゆることを、知恵によって探究しようと心を尽くした。これは神が、人の子らに与えて労苦させるつらい務めであった。
コヘ 1:14 私は、太陽の下で行われるあらゆる業を見たが、やはり、すべては空であり、風を追うようなことであった。
コヘ 1:15 曲がったものはまっすぐにならず/失われたものは数えられない。
コヘ 1:16 私は心にこう語りかけた。「私は、かつてエルサレムにいた誰よりも偉大になり、多くの知恵を得た」と。私の心は多くの知恵と知識を見定めた。
コヘ 1:17 知恵を一心に知ろうとし、また無知と愚かさを知ろうとしたが、これもまた風を追うようなことだと悟った。
コヘ 1:18 知恵が深まれば、悩みも深まり/知識が増せば、痛みも増す。

フランシスコ会訳2013
◆知恵の空しさ

012わたしコヘレトはエルサレムで イスラエルの王であった。

013わたしは、天の下で行われるす べてのことについて、知恵を用い探り究めようと志した。これはつらい務めであり、神が人の子に与えた労役である。

014わたしは日の下で行われたすべ ての業を見た。しかし、見よ、すべては空であり、風を追い求めるに等しい。

015ねじ曲がったものをまっすぐに することはできない。

無いものを数えることはできない。

016わたしは心の中で自分にこう 言った、

「見よ、わたしは、わたしより先にエルサレムを治めたすべての人々に勝って、大いなる者とな り知恵を増し加えた。わたしの心は多くの知恵と知識を会得した」。017わた しは知恵と知識、狂気と愚かさを知ろうと心がけた。しかし、それもまた、風を追い求めるに等しいと悟った。

018知恵が多ければ悩みも多く、

知恵が増せば憂いも増す。


 

新共同訳1987

1:12 わたしコヘレトはイスラエルの王としてエルサレムにいた。

1:13 天の下に起こることをすべて知ろうと熱心に探究し、知恵を尽くして調べた。神はつらいことを人の子らの務めとなさったものだ。

1:14 わたしは太陽の下に起こることをすべて見極めたが、見よ、どれもみな空しく、風を追うようなことであった。

1:15 ゆがみは直らず/欠けていれば、数えられない。

1:16 わたしは心にこう言ってみた。「見よ、かつてエルサレムに君臨した者のだれにもまさって、わたしは知恵を深め、大いなるものとなった」と。わたしの心は知 恵と知識を深く見極めたが、

1:17 熱心に求めて知ったことは、結局、知恵も知識も狂気であり愚かであるにすぎないということだ。これも風を追うようなことだと悟った。

1:18 知恵が深まれば悩みも深まり/知識が増せば痛みも増す。

 

新改訳1970

1:12 伝道者である私は、エルサレムでイスラエルの王であった。

1:13 私は、天の下で行なわれるいっさいの事について、知恵を用いて、一心に尋ね、探り出そうとした。これは、人の子らが労苦するようにと神が与えたつらい仕事 だ。

1:14 私は、日の下で行なわれたすべてのわざを見たが、なんと、すべてがむなしいことよ。風を追うようなものだ。

1:15 曲がっているものを、まっすぐにはできない。なくなっているものを、数えることはできない。

1:16 私は自分の心にこう語って言った。「今や、私は、私より先にエルサレムにいただれよりも知恵を増し加えた。私の心は多くの知恵と知識を得た。」

1:17 私は、一心に知恵と知識を、狂気と愚かさを知ろうとした。それもまた風を追うようなものであることを知った。

1:18 実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す。

 

口語訳1955

1:12 伝道者であるわたしはエルサレムで、イスラエルの王であった。

1:13 わたしは心をつくし、知恵を用いて、天が下に行われるすべてのことを尋ね、また調べた。これは神が、人の子らに与えて、ほねおらせられる苦しい仕事であ る。

1:14 わたしは日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕えるようである。

1:15 曲ったものは、まっすぐにすることができない、欠けたものは数えることができない。

1:16 わたしは心の中に語って言った、「わたしは、わたしより先にエルサレムを治めたすべての者にまさって、多くの知恵を得た。わたしの心は知恵と知識を多く得 た」。

1:17 わたしは心をつくして知恵を知り、また狂気と愚痴とを知ろうとしたが、これもまた風を捕えるようなものであると悟った。

1:18 それは知恵が多ければ悩みが多く、知識を増す者は憂いを増すからである。

 


文 語訳1917
1:12 われ傳道者はヱルサレムにありてイスラエルの王たりき
1:13 我心を盡し智慧をもちひて天が下に行はるる諸の事を尋ねかつ考覈たり此苦しき事件は神が世の人にさづけて之に身を勞せしめたまふ者なり
1:14 我日の下に作ところの諸の行爲を見たり 嗚呼皆空にして風を捕ふるがごとし
1:15 曲れる者は直からしむるあたはず缺たる者は數をあはするあたはず
1:16 我心の中に語りて言ふ 嗚呼我は大なる者となれり 我より先にヱルサレムにをりしすべての者よりも我は多くの智慧を得たり 我心は智慧と知識を多く得たり
1:17 我心を盡して智慧を知んとし狂妄と愚癡を知んとしたりしが 是も亦風を捕ふるがごとくなるを暁れり
1:18 夫智慧多ければ憤激多し 知識を増す者は憂患を増す


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 Tテサ5:21

5:21 すべてのものを識別し て、良いものを守り、

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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