出エジプト記 34:1−28
十戒の石板、再びモーセに与えられる
翻訳比較
◆モーセ、山に登る
出
34:1 主はモーセに言われた。「前のような二枚の石の板を切り出しなさい。そうすれば、私はその板に、あなたが打ち砕いた前の板にあった言葉を書き記
そう。
出 34:2 明日の朝までに板を準備し、朝、シナイ山に登り、山の頂上で私の前に立ちなさい。
出
34:3 誰もあなたと共に登ってはならず、誰も山のどこにも姿を見せてはならない。羊も牛もこの山の麓で放牧してはならない。」
出
34:4 そこでモーセは、前のような二枚の石の板を切り出し、朝早く起きて、主が彼に命じられたようにシナイ山に登った。手には二枚の石の板を携えてい
た。
出 34:5 すると主は雲に包まれて降り、彼と共にそこに立って、主の名によって宣言された。
出 34:6 主は彼の前を通り過ぎて、宣言された。/「主、主、憐れみ深く、恵みに満ちた神。/怒るに遅く、慈しみとまことに富み
出
34:7 幾千代にわたって慈しみを守り/過ちと背きと罪とを赦す方。/しかし、罰せずにおくことは決してなく/父の罪を子や孫に/さらに、三代、四代ま
でも問う方。」
出 34:8 モーセは急いで地にひざまずき、ひれ伏した。
出
34:9 そして言った。「わが主よ、もし私があなたの目に適うのなら、どうか私たちの中にあって共に進んでください。かたくなな民ですが、私たちの過ち
と罪とを赦し、私たちをご自身のものとしてください。」
出
34:10 すると主は言われた。「このとおり、私は契約を結ぼうとしている。私はあなたの民すべての前で驚くべき業を行う。それは、あらゆる地のいかな
る国民の中でも行われたことのないものだ。あなたと共にいる民は皆、主の業を見るであろう。私があなたと共にあって行うことは恐るべ
きものである。
出
34:11 私が今日あなたに命じることを守りなさい。見よ、私はあなたの前からアモリ人、カナン人、ヘト人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人を追い出す。
出
34:12 あなたはよく注意して、入って行く地の住民と契約を結ばないようにしなさい。彼らがあなたの中にあって罠とならないためである。
出 34:13 あなたがたは彼らの祭壇を壊し、石柱を砕き、アシェラ像を切り倒さなければならない。
出 34:14 他の神にひれ伏してはならない。主はその名を妬みと言い、妬む神だからである。
出
34:15 あなたは、その地の住民と契約を結んではならない。彼らはその神々に従って淫らなことをし、いけにえを献げ、あなたを招き、あなたはそのいけ
にえを食べるようになる。
出
34:16 また、その娘たちをあなたの息子たちの妻に迎えると、その娘たちはその神々を慕って淫らな行いをし、あなたの息子たちを自分たちの神々に従わ
せ、淫らな行いをさせるようになる。
出 34:17 あなたは鋳物の神々を自分のために造ってはならない。
出
34:18 除酵祭を守らなければならない。私が命じたように、アビブの月の定められた時に、七日間、あなたは種なしパンを食べなければならない。アビブ
の月に、あなたはエジプトから出たのである。
出
34:19 初めに胎を開くものはすべて私のものである。牛の初子であれ、羊の初子であれ、あなたの家畜で雄であればすべてそうである。
出
34:20 ろばの初子は羊で贖わなければならない。贖わないなら、その首を折りなさい。あなたの息子たちのうち、初子はすべて贖わなければならない。私
の前に何も持たずに出てはならない。
出 34:21 六日間働き、七日目には休まなければならない。耕す時も刈り入れの時も休まなければならない。
出 34:22 小麦の刈り入れの初穂の時に七週祭を、年の変わり目に取り入れの祭りを祝わなければならない。
出 34:23 年に三度、男子は皆、主なる神、イスラエルの神の前に出なければならない。
出
34:24 私が諸国民をあなたの前から追い払い、あなたの国境を広げるので、あなたが年に三度、あなたの神、主の前に出るために上るとき、誰もあなたの
土地を欲しがることはない。
出 34:25 私のいけにえの血を種入りパンと共に献げてはならない。また、過越祭のいけにえを朝まで残しておいてはならない。
出
34:26 あなたの土地で取れる初物のうち最上のものを、あなたの神、主の家に携えて来なければならない。あなたは子山羊をその母の乳で煮てはならな
い。」
出
34:27 そして、主はモーセに言われた。「これらの言葉を書き記しなさい。これらの言葉に基づいて、あなたと、またイスラエルと契約を結ぶ。」
出
34:28 モーセはそこに、四十日四十夜主と共にいて、パンも食べず、水も飲まなかった。彼は、板の上に契約の言葉、十の言葉を書き記した。
フランシ スコ会訳2013
001主はモーセに仰せになった、「前のような石の板を
二枚切り取れ。わたしはその板の上に、お前が砕いた前の板にあった言葉を書き記す。
002翌朝までに準備をし、朝、シナイ山に上り、山の頂 でわたしの前に立て。
003誰もお前とともに登ってはならない。また山のどこ
にも人影が見えてもならない。また羊や牛をこの山の麓で放し飼いにしてもならない」。
004モーセは主に命じられたとおりに前のような石の板
を二枚切り取り、朝早く起きて二枚の石の板を手に持ってシナイ山に登った。
005主は雲の中にあって降り、彼とともにそこに立ち、 主という名を宣言された。
006主はモーセの前を通り過ぎて宣言された、「主、主
とは、憐れみ深く、恵みに富み、怒ること遅く、慈しみとまことに溢れる神である。
007千代に慈しみを及ぼし、悪と背きと罪を赦す。しか
し、罰すべき者は罰せずにはおかない。父の悪を子に報い、孫に報いて三代、四代に及ぼす」。
008モーセは急いで地にひざまずき、礼拝した。
009そして言った、「主よ、もしわたしがあなたのみ心
にかなっているなら、どうか主がわたしたちとともに行ってください。確かに頑なな民ですが、わたしたちの悪と罪を赦して、わたし
たちをあなたのものとしてください」。
010主は仰せになった、「見よ、わたしは契約を結ぶ。
お前の民全員の前で驚くべき業を行う。それはどの土地においてもどの民族の中においても、いまだかつてなされたことのないもので
ある。お前とともにいる民全員は、主の業を見るであろう。それはわたしがお前とともに行う恐るべきものである。
011お前は今日わたしが命じることを守れ。見よ、わた
しはお前の前から、アモリ人、カナン人、ヘト人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人を追い払う。
012お前が行く土地の住民と契約を結ばないように気を
つけよ。それが、お前たちの中で罠とならないためである。
013お前たちは彼らの祭壇を壊し、石の柱を砕き、ア シェラ像を切り倒せ。
014お前はほかの神を礼拝してはならない。主の名は妬 みであり、妬む神である。
015お前はその土地の住民と契約を結ばないようにせ
よ。彼らがその神々を慕って姦淫し、神々に犠牲をささげる時にお前が招かれ、彼らの献げ物を食べるようになる。
016またお前が彼の娘たちをお前の息子たちに娶り、彼
の娘たちが自分たちの神々を慕って姦淫し、彼女たちがお前の息子たちにもその神々を慕わせ、姦淫させるようになる。
017お前は自分のために鋳物の神々を造ってはならな い。
018お前は除酵祭を守らなければならない。わたしがお
前に命じたとおり、アビブの月の定めの時に七日の間、お前は酵母を入れないパンを食べなければならない。アビブの月にお前はエジ
プトを出たからである。
019胎を初めに開くものはすべて、すなわち、お前の家
畜の雄の初子は、牛も羊もすべてわたしのものである。
020ろばの初子は小羊をもって贖わなければならない。
もし贖わないなら、その首を折らなければならない。お前の息子たちの初子はすべて、贖わなければならない。
誰も、手に何も持たずにわたしの前に出てはならない。
021お前は六日の間働き、七日目は休まなければならな
い。耕作の時にも収穫の時にも休まなければならない。
022お前は小麦の刈り入れ時に、初穂のために七週の祭
りを行い、また年の変わり目に取り入れの祭りを行え。
023年に三度、男たちはみな、主であるイスラエルの 神、主の前に出なければならない。
024わたしはお前の前からもろもろの民族を追い出し、
境を広げる。お前が年に三度、お前の神、主の前に出るために上るとき、誰もお前の土地を欲しがる者はいないであろう。
025お前は犠牲の血を、酵母を入れたパンとともにささ
げてはならない。過越の祭りの献げ物を翌朝まで残してはならない。
026お前の土地から取れる最上の初穂を、お前の神、主 の家に持ってこなければならない。
お前は子山羊をその母の乳で煮てはならない」。
027主はモーセに仰せになった、「これらの言葉を書き
記せ。これらの言葉に基づいて、わたしはお前およびイスラエルと契約を結んだからである」。
028モーセは主とともに四十日四十夜そこにいたが、パ
ンも食べず、水も飲まなかった。彼は石板の上に契約の言葉、十の言葉を書き記した。
新共同訳1987
34:1
主はモーセに言われた。「前と同じ石の板を二枚切りなさい。わたしは、あなたが砕いた、前の板に書かれていた言葉を、その板に記そう。
34:2
明日の朝までにそれを用意し、朝、シナイ山に登り、山の頂でわたしの前に立ちなさい。
34:3
だれもあなたと一緒に登ってはならない。山のどこにも人の姿があってはならず、山のふもとで羊や牛の放牧もしてはならない。」
34:4
モーセは前と同じ石の板を二枚切り、朝早く起きて、主が命じられたとおりシナイ山に登った。手には二枚の石の板を携えていた。
34:5
主は雲のうちにあって降り、モーセと共にそこに立ち、主の御名を宣言された。
34:6
主は彼の前を通り過ぎて宣言された。「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、
34:7
幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す。しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも問う者。」
34:8
モーセは急いで地にひざまずき、ひれ伏して、
34:9
言った。「主よ、もし御好意を示してくださいますならば、主よ、わたしたちの中にあって進んでください。確かにかたくなな民ですが、わたしたちの罪と過ち
を赦し、わたしたちをあなたの嗣業として受け入れてください。」
34:10
主は言われた。「見よ、わたしは契約を結ぶ。わたしはあなたの民すべての前で驚くべき業を行う。それは全地のいかなる民にもいまだかつてなされたことのな
い業である。あなたと共にいるこの民は皆、主の業を見るであろう。わたしがあなたと共にあって行うことは恐るべきものである。
34:11
わたしが、今日命じることを守りなさい。見よ、わたしはあなたの前から、アモリ人、カナン人、ヘト人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人を追い出す。
34:12
よく注意して、あなたがこれから入って行く土地の住民と契約を結ばないようにしなさい。それがあなたの間で罠とならないためである。
34:13
あなたたちは、彼らの祭壇を引き倒し、石柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒しなさい。
34:14
あなたはほかの神を拝んではならない。主はその名を熱情といい、熱情の神である。
34:15
その土地の住民と契約を結ばないようにしなさい。彼らがその神々を求めて姦淫を行い、その神々にいけにえをささげるとき、あなたを招き、あなたはそのいけ
にえを食べるようになる。
34:16
あなたが彼らの娘を自分の息子にめとると、彼女たちがその神々と姦淫を行い、あなたの息子たちを誘ってその神々と姦淫を行わせるようになる。
34:17
あなたは鋳像の神々を造ってはならない。
34:18
あなたは除酵祭を守りなさい。七日の間、アビブの月の定めの日に、わたしが命じた酵母を入れないパンを食べなさい。アビブの月に、あなたはエジプトを出た
からである。
34:19
初めに胎を開くものはすべて、わたしのものである。あなたの家畜である牛や羊の初子が雄であるならば、すべて別にしなければならない。
34:20
ただし、ろばの初子の場合は、小羊をもって贖わねばならない。もし贖わない場合は、その首を折りなさい。あなたの初子のうち、男の子はすべて贖わねばなら
ない。何も持たずに、わたしの前に出てはならない。
34:21
あなたは六日の間働き、七日目には仕事をやめねばならない。耕作の時にも、収穫の時にも、仕事をやめねばならない。
34:22
あなたは、小麦の収穫の初穂の時に、七週祭を祝いなさい。年の終わりに、取り入れの祭りを祝いなさい。
34:23
年に三度、男子はすべて、主なるイスラエルの神、主の御前に出ねばならない。
34:24
わたしはあなたの前から国々の民を追い出し、あなたの国境を広くするが、あなたが年に三度、あなたの神、主の御前に出るために上るとき、だれもあなたの土
地を侵すことはないであろう。
34:25
あなたは、わたしにささげるいけにえの血を、酵母を入れたパンと共にささげてはならない。過越祭のいけにえは翌朝まで残しておいてはならない。
34:26
あなたは、土地の最上の初物をあなたの神、主の宮に携えて来なければならない。あなたは子山羊をその母の乳で煮てはならない。」
34:27
主はモーセに言われた。「これらの言葉を書き記しなさい。わたしは、これらの言葉に基づいてあなたと、またイスラエルと契約を結ぶ。」
34:28
モーセは主と共に四十日四十夜、そこにとどまった。彼はパンも食べず、水も飲まなかった。そして、十の戒めからなる契約の言葉を板に書き記した。
新改訳1970
34:1
主はモーセに仰せられた。「前のと同じような二枚の石の板を、切り取れ。わたしは、あなたが砕いたこの前の石の板にあったあのことばを、その石の板の上に
書きしるそう。
34:2
朝までに準備をし、朝シナイ山に登って、その山の頂でわたしの前に立て。
34:3
だれも、あなたといっしょに登ってはならない。また、だれも、山のどこにも姿を見せてはならない。また、羊や牛であっても、その山のふもとで草を食べてい
てはならない。」
34:4
そこで、モーセは前のと同じような二枚の石の板を切り取り、翌朝早く、主が命じられたとおりに、二枚の石の板を手に持って、シナイ山に登った。
34:5
主は雲の中にあって降りて来られ、彼とともにそこに立って、主の名によって宣言された。
34:6
主は彼の前を通り過ぎるとき、宣言された。「主、主は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、
34:7
恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」
34:8
モーセは急いで地にひざまずき、伏し拝んで、
34:9
お願いした。「ああ、主よ。もし私があなたのお心にかなっているのでしたら、どうか主が私たちの中にいて、進んでくださいますように。確かに、この民は、
うなじのこわい民ですが、どうか私たちの咎と罪を赦し、私たちをご自身のものとしてくださいますように。」
34:10
主は仰せられた。「今ここで、わたしは契約を結ぼう。わたしは、あなたの民すべての前で、地のどこにおいても、また、どの国々のうちにおいても、かつてな
されたことのない奇しいことを行なおう。あなたとともにいるこの民はみな、主のわざを見るであろう。わたしがあなたとともに行なうこ
とは恐るべきものである。
34:11
わたしがきょう、あなたに命じることを、守れ。見よ。わたしはエモリ人、カナン人、ヘテ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人を、あなたの前から追い払う。
34:12
あなたは、注意して、あなたがはいって行くその地の住民と契約を結ばないようにせよ。それがあなたの間で、わなとならないように。
34:13
いや、あなたがたは彼らの祭壇を取りこわし、彼らの石柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒さなければならない。
34:14
あなたはほかの神を拝んではならないからである。その名がねたみである主は、ねたむ神であるから。
34:15
あなたはその地の住民と契約を結んではならない。彼らは神々を慕って、みだらなことをし、自分たちの神々にいけにえをささげ、あなたを招くと、あなたはそ
のいけにえを食べるようになる。
34:16
あなたがその娘たちをあなたの息子たちにめとるなら、その娘たちが自分たちの神々を慕ってみだらなことをし、あなたの息子たちに、彼らの神々を慕わせてみ
だらなことをさせるようになる。
34:17
あなたは、自分のために鋳物の神々を造ってはならない。
34:18
あなたは、種を入れないパンの祭りを守らなければならない。わたしが命じたように、アビブの月の定められた時に、七日間、種を入れないパンを食べなければ
ならない。あなたがアビブの月にエジプトを出たからである。
34:19
最初に生まれるものは、すべて、わたしのものである。あなたの家畜はみな、初子の雄は、牛も羊もそうである。
34:20
ただし、ろばの初子は羊で贖わなければならない。もし、贖わないなら、その首を折らなければならない。あなたの息子のうち、初子はみな、贖わなければなら
ない。だれも、何も持たずに、わたしの前に出てはならない。
34:21
あなたは六日間は働き、七日目には休まなければならない。耕作の時も、刈り入れの時にも、休まなければならない。
34:22
小麦の刈り入れの初穂のために七週の祭りを、年の変わり目に収穫祭を、行なわなければならない。
34:23
年に三度、男子はみな、イスラエルの神、主、主の前に出なければならない。
34:24
わたしがあなたの前から、異邦の民を追い出し、あなたの国境を広げるので、あなたが年に三度、あなたの神、主の前に出るために上る間にあなたの地を欲しが
る者はだれもいないであろう。
34:25
わたしのいけにえの血を、種を入れたパンに添えて、ささげてはならない。また、過越の祭りのいけにえを朝まで残しておいてはならない。
34:26
あなたの土地から取れる初穂の最上のものを、あなたの神、主の家に持って来なければならない。子やぎをその母の乳で煮てはならない。」
34:27
主はモーセに仰せられた。「これらのことばを書きしるせ。わたしはこれらのことばによって、あなたと、またイスラエルと契約を結んだのである。」
34:28
モーセはそこに、四十日四十夜、主とともにいた。彼はパンも食べず、水も飲まなかった。そして、彼は石の板に契約のことば、十のことばを書きしるした。
口語訳1955
34:1
主はモーセに言われた、「あなたは前のような石の板二枚を、切って造りなさい。わたしはあなたが砕いた初めの板にあった言葉を、その板に書くであろう。
34:2
あなたは朝までに備えをし、朝のうちにシナイ山に登って、山の頂でわたしの前に立ちなさい。
34:3
だれもあなたと共に登ってはならない。また、だれも山の中にいてはならない。また山の前で羊や牛を飼っていてはならない」。
34:4
そこでモーセは前のような石の板二枚を、切って造り、朝早く起きて、主が彼に命じられたようにシナイ山に登った。彼はその手に石の板二枚をとった。
34:5
ときに主は雲の中にあって下り、彼と共にそこに立って主の名を宣べられた。
34:6
主は彼の前を過ぎて宣べられた。「主、主、あわれみあり、恵みあり、怒ることおそく、いつくしみと、まこととの豊かなる神、
34:7
いつくしみを千代までも施し、悪と、とがと、罪とをゆるす者、しかし、罰すべき者をば決してゆるさず、父の罪を子に報い、子の子に報いて、三、四代におよ
ぼす者」。
34:8
モーセは急ぎ地に伏して拝し、
34:9
そして言った、「ああ主よ、わたしがもし、あなたの前に恵みを得ますならば、かたくなな民ですけれども、どうか主がわたしたちのうちにあって一緒に行って
ください。そしてわたしたちの悪と罪とをゆるし、わたしたちをあなたのものとしてください」。
34:10
主は言われた、「見よ、わたしは契約を結ぶ。わたしは地のいずこにも、いかなる民のうちにも、いまだ行われたことのない不思議を、あなたのすべての民の前
に行うであろう。あなたが共に住む民はみな、主のわざを見るであろう。わたしがあなたのためになそうとすることは、恐るべきものだか
らである。
34:11
わたしが、きょう、あなたに命じることを守りなさい。見よ、わたしはアモリびと、カナンびと、ヘテびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとを、あなたの前
から追い払うであろう。
34:12
あなたが行く国に住んでいる者と、契約を結ばないように、気をつけなければならない。おそらく彼らはあなたのうちにあって、わなとなるであろう。
34:13
むしろあなたがたは、彼らの祭壇を倒し、石の柱を砕き、アシラ像を切り倒さなければならない。
34:14
あなたは他の神を拝んではならない。主はその名を『ねたみ』と言って、ねたむ神だからである。
34:15
おそらくあなたはその国に住む者と契約を結び、彼らの神々を慕って姦淫を行い、その神々に犠牲をささげ、招かれて彼らの犠牲を食べ、
34:16
またその娘たちを、あなたのむすこたちにめとり、その娘たちが自分たちの神々を慕って姦淫を行い、また、あなたのむすこたちをして、彼らの神々を慕わせ、
姦淫を行わせるに至るであろう。
34:17
あなたは自分のために鋳物の神々を造ってはならない。
34:18
あなたは種入れぬパンの祭を守らなければならない。すなわち、わたしがあなたに命じたように、アビブの月の定めの時に、七日のあいだ、種入れぬパンを食べ
なければならない。あなたがアビブの月にエジプトを出たからである。
34:19
すべて初めに生れる者は、わたしのものである。すべてあなたの家畜のういごの雄は、牛も羊もそうである。
34:20
ただし、ろばのういごは小羊であがなわなければならない。もしあがなわないならば、その首を折らなければならない。あなたのむすこのうちのういごは、みな
あがなわなければならない。むなし手でわたしの前に出てはならない。
34:21
あなたは六日のあいだ働き、七日目には休まなければならない。耕し時にも、刈入れ時にも休まなければならない。
34:22
あなたは七週の祭、すなわち小麦刈りの初穂の祭を行わなければならない。また年の終りに取り入れの祭を行わなければならない。
34:23
年に三度、男子はみな主なる神、イスラエルの神の前に出なければならない。
34:24
わたしは国々の民をあなたの前から追い払って、あなたの境を広くするであろう。あなたが年に三度のぼって、あなたの神、主の前に出る時には、だれもあなた
の国を侵すことはないであろう。
34:25
あなたは犠牲の血を、種を入れたパンと共に供えてはならない。また過越の祭の犠牲を、翌朝まで残して置いてはならない。
34:26
あなたの土地の初穂の最も良いものを、あなたの神、主の家に携えてこなければならない。あなたは子やぎをその母の乳で煮てはならない」。
34:27
また主はモーセに言われた、「これらの言葉を書きしるしなさい。わたしはこれらの言葉に基いて、あなたおよびイスラエルと契約を結んだからである」。
34:28
モーセは主と共に、四十日四十夜、そこにいたが、パンも食べず、水も飲まなかった。そして彼は契約の言葉、十誡を板の上に書いた。
文語訳1917
34:1
茲にヱホバ、モーセに言たまひけるは汝石の板二枚を前のごとくに斫て作れ汝が碎きし彼の前の板にありし言を我その板に書さん
34:2 詰朝までに準備をなし朝の中にシナイ山に上り山の嶺に於て吾前に立て
34:3 誰も汝とともに上るべからず又誰も山の中に居べからず又その山の前にて羊や牛を牧ふべからず
34:4
モーセすなはち石の板二枚を前のごとくに斫て造り朝早く起て手に二枚石の板をとりヱホバの命じたまひしごとくにシナイ山にのぼりゆけり
34:5 ヱホバ雲の中にありて降り彼とともに其處に立ちてヱホバの名を宣たまふ
34:6 ヱホバすなはち彼の前を過て宣たまはくヱホバ、ヱホバ憐憫あり恩惠あり怒ることの遅く恩惠と眞實の大なる神
34:7
恩惠を千代までも施し惡と過と罪とを赦す者又罰すべき者をば必ず赦すことをせず父の罪を子に報い子の子に報いて三四代におよぼす者
34:8 モーセ急ぎ地に躬を鞠めて拝し
34:9
言けるはヱホバよ我もし汝の目の前に恩を得たらば願くは主我等の中にいまして行たまへ是は項の強き民なればなり我等の惡と罪を赦し我等を汝の所有となした
まへ
34:10
ヱホバ言たまふ視よ我契約をなす我未だ全地に行はれし事あらず何の國民の中にも行はれし事あらざるところの奇跡を汝の總躰の民の前に行ふべし汝が住ところ
の國の民みなヱホバの所行を見ん我が汝をもて爲ところの事は怖るべき者なればなり
34:11 汝わが今日汝に命ずるところの事を守れ視よ我アモリ人カナン人ヘテ人ペリジ人ヒビ人ヱブス人を汝の前より逐はらふ
34:12 汝みづから愼め汝が往ところの國の居民と契約をむすぶべからず恐くは汝の中において機檻となることあらん
34:13 汝らかへつて彼等の祭壇を崩しその偶像を毀ちそのアシラ像を斫たふすべし
34:14 汝は他の神を拝むべからず其はヱホバはその名を嫉?と言て嫉?神たればたり
34:15
然ば汝その地の居民と契約を結ぶべからず恐くは彼等がその神々を慕ひて其と姦淫をおこなひその神々に犠牲をささぐる時に汝を招きてその犠牲に就て食はしむ
る者あらん
34:16
又恐くは汝かれらの女子等を汝の息子等に妻すことありて彼等の女子等その神々を慕ひて姦淫を行ひ汝の息子等をして彼等の神々を慕て姦淫をおこなはしむるに
いたらん
34:17 汝おのれのために神々を鋳なすべからず
34:18
汝無酵パンの節筵を守るべし即ち我が汝に命ぜしごとくアビブの月のその期におよびて七日の間無酵パンを食ふべし其は汝アビブの月にエジプトより出たればな
り
34:19 首出たる者は皆吾の所有なり亦汝の家畜の首出の牡たる者も牛羊ともに皆しかり
34:20
但し驢馬の首出は羔羊をもて贖ふべし若し贖はずばその頸を折べし汝の息子の中の初子は皆贖ふべし我前に空手にて出るものあるべからず
34:21 六日の間汝働作をなし第七日に休むべし耕耘時にも収穫時にも休むべし
34:22 汝七週の節筵すなはち麥秋の初穂の節筵を爲し又年の終に収蔵の節筵をなすべし
34:23 年に三回汝の男子みな主ヱホバ、イスラエルの神の前に出べし
34:24
我國々の民を汝の前より逐はらひて汝の境を廣くせん汝が年に三回のぼりて汝の神ヱホバのまへに出る時には誰も汝の國を取んとする者あらじ
34:25 汝わが犠牲の血を有酵パンとともに供ふべからず又逾越の節の犠牲は明朝まで存しおくべからざるなり
34:26 汝の土地の初穂の初を汝の神ヱホバの家に携ふべし汝山羊羔をその母の乳にて煮べからず
34:27 斯てヱホバ、モーセに言たまひけるは汝是等の言語を書しるせ我是等の言語をもて汝およびイスラエルと契約をむすべばなり
34:28
彼はヱホバとともに四十日四十夜其處に居しが食物をも食ず水をも飮ざりきヱホバその契約の詞なる十誡をかの板の上に書したまへり
****************************************
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口語訳 ロマ 2:4
2:4
それとも、神の慈愛があなたを悔改めに導くことも知らないで、その慈愛と忍耐と寛容との富を軽んじるのか。
口語訳 エペ 4:32
4:32
互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。
口語訳 Tヨハ1:9
1:9
もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。
口語訳 Tコリ8:4
8:4
さて、偶像への供え物を食べることについては、わたしたちは、偶像なるものは実際は世に存在しないこと、また、唯一の神のほかには神がないことを、知って
いる。
口語訳 Tコリ8:7
8:7
しかし、この知識をすべての人が持っているのではない。ある人々は、偶像についての、これまでの習慣上、偶像への供え物として、それを食べるが、彼らの良
心が、弱いために汚されるのである。
口語訳 Tコリ8:10
8:10
なぜなら、ある人が、知識のあるあなたが偶像の宮で食事をしているのを見た場合、その人の良心が弱いため、それに「教育されて」、偶
像への供え物を食べるようにならないだろうか。
口語訳 ルカ 13:14
13:14
ところが会堂司は、イエスが安息日に病気をいやされたことを憤り、群衆にむかって言った、「働くべき日は六日ある。その間に、なおし
てもらいにきなさい。安息日にはいけない」。
口語訳 使 18:10
18:10
あなたには、わたしがついている。だれもあなたを襲って、危害を加えるようなことはない。この町には、わたしの民が大ぜいいる」。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
ロマ 2:4
2:4
それとも、神の慈愛があなたを悔改めに導くことも知らないで、その慈愛と忍耐と寛容との富を軽んじるのか。
口語訳
Tヨハ1:9
1:9
もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。
口語訳
Uコリ6:14
6:14
不信者と、つり合わないくびきを共にするな。義と不義となんの係わりがあるか。光とやみとなんの交わりがあるか。
口語訳
Uテモ2:20-21
2:20
大きな家には、金や銀の器ばかりではなく、木や土の器もあり、そして、あるものは尊いことに用いられ、あるものは卑しいことに用いられる。
2:21
もし人が卑しいものを取り去って自分をきよめるなら、彼は尊いきよめられた器となって、主人に役立つものとなり、すべての良いわざに間に合うようになる。
口語訳
ヤコ 4:4
4:4
不貞のやからよ。世を友とするのは、神への敵対であることを、知らないか。おおよそ世の友となろうと思う者は、自らを神の敵とするのである。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 ヨハ
4:2
4:2
(しかし、イエスみずからが、バプテスマをお授けになったのではなく、その弟子たちであった)
口 語訳 ヨハ
1:14
1:14
そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみと
まこととに満ちていた。
口 語訳 ヨハ
1:17
1:17
律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。
口 語訳 マタ
4:2
4:2
そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 Uコリ9:7
9:7
各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 マタ
12:1-8
12:1
そのころ、ある安息日にイエスは麦畑を通られた。弟子たちは空腹になったので、麦の穂を摘んで食べ始めた。
12:2
ファリサイ派の人々がこれを見て、イエスに、「御覧なさい。あなたの弟子たちは、安息日にしてはならないことをしている」と言った。
12:3
そこで、イエスは言われた。「ダビデが自分も供の者たちも空腹だったときに何をしたか、読んだことがないのか。
12:4
神の家に入り、ただ祭司のほかには、自分も供の者たちも食べてはならない供えのパンを食べたではないか。
12:5
安息日に神殿にいる祭司は、安息日の掟を破っても罪にならない、と律法にあるのを読んだことがないのか。
12:6
言っておくが、神殿よりも偉大なものがここにある。
12:7
もし、『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』という言葉の意味を知っていれば、あなたたちは罪もない人たちをとがめなかったであろう。
12:8
人の子は安息日の主なのである。」
新共同 ルカ 13:14
13:14
ところが会堂長は、イエスが安息日に病人をいやされたことに腹を立て、群衆に言った。「働くべき日は六日ある。その間に来て治してもらうがよい。安息日は
いけない。」
新共同 マタ 4:2
4:2
そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。
新共同 マタ
19:16-22
19:16
さて、一人の男がイエスに近寄って来て言った。「先生、永遠の命を得るには、どんな善いことをすればよいのでしょうか。」
19:17
イエスは言われた。「なぜ、善いことについて、わたしに尋ねるのか。善い方はおひとりである。もし命を得たいのなら、掟を守りなさい。」
19:18
男が「どの掟ですか」と尋ねると、イエスは言われた。「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、
19:19
父母を敬え、また、隣人を自分のように愛しなさい。』」
19:20
そこで、この青年は言った。「そういうことはみな守ってきました。まだ何か欠けているでしょうか。」
19:21
イエスは言われた。「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わた
しに従いなさい。」
19:22
青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。
新共同 ロマ 13:9
13:9
「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」、そのほかどんな掟があっても、「隣人を自分のように愛しなさい」という言葉に要約されます。
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出エジプト記 34:29−35
モーセの顔の輝き
翻訳比較
聖書協会共同
訳2018
◆モーセ、山を下りる
出
34:29 モーセはシナイ山から下りた。山を下りるとき、彼は二枚の証しの板を手にしていた。モーセは、主と語るうちに彼の顔の肌が光を帯びていたこと
を知らなかった。
出
34:30 アロンとイスラエルの人々が皆モーセを見ると、彼の顔の肌が光を帯びていた。それで彼らはモーセに近づくことを恐れた。
出
34:31 モーセが彼らに呼びかけると、アロンと会衆の代表者たちが皆モーセのところに戻って来たので、モーセは彼らに語った。
出
34:32 その後、イスラエルの人々が皆近づいて来たので、モーセは主がシナイ山で彼に語られたことをことごとく彼らに命じた。
出 34:33 モーセは彼らに語り終えると、顔に覆いを掛けた。
出
34:34 モーセは、主の前に行って主と語るときは、出て来るときまで覆いを外していた。そして彼は出て来て、命じられたことをイスラエルの人々に告げ
た。
出
34:35 イスラエルの人々がモーセの顔を見ると、モーセの顔の肌は光を帯びていた。そこでモーセは、再び主と語るために中に入るまで、顔に覆いを掛け
た。
フランシ スコ会訳2013
029モーセは契約の証しの二枚の板を手に持ってシナイ
山を下った。モーセが山から下ったとき、主と話し合ったために自分の顔の肌が光を放っていることを知らなかった。
030アロンとイスラエルの子らみながモーセを見ると、
彼の顔の肌が光を放っていたので、彼らはモーセに近づくのを恐れた。
031モーセが彼らを呼び寄せたので、アロンと会衆の指
導者たちはみなモーセのもとに戻ってきた。モーセは彼らに話した。
032その後でイスラエルの子らはみなモーセに近づいた
ので、モーセは、主がシナイ山で自分に語られたことをことごとく、彼らに命令した。
033モーセは彼らに語り終えたとき、自分の顔に覆いを 掛けた。
034しかし、モーセは中に入って主の前に行き、主と語
る時は、外に出るまで、覆いを外していた。彼は外に出ると、そのつど命じられたことをイスラエルの人々に告げた。
035その時、イスラエルの子らがモーセの顔を見ると、
その肌が光を放っていた。モーセは中に入って主と語るまでは、自分の顔に覆いを掛けていた。
新共同訳1987
34:29
モーセがシナイ山を下ったとき、その手には二枚の掟の板があった。モーセは、山から下ったとき、自分が神と語っている間に、自分の顔の肌が光を放っている
のを知らなかった。
34:30
アロンとイスラエルの人々がすべてモーセを見ると、なんと、彼の顔の肌は光を放っていた。彼らは恐れて近づけなかったが、
34:31
モーセが呼びかけると、アロンと共同体の代表者は全員彼のもとに戻って来たので、モーセは彼らに語った。
34:32
その後、イスラエルの人々が皆、近づいて来たので、彼はシナイ山で主が彼に語られたことをことごとく彼らに命じた。
34:33
モーセはそれを語り終わったとき、自分の顔に覆いを掛けた。
34:34
モーセは、主の御前に行って主と語るときはいつでも、出て来るまで覆いをはずしていた。彼は出て来ると、命じられたことをイスラエルの人々に語った。
34:35
イスラエルの人々がモーセの顔を見ると、モーセの顔の肌は光を放っていた。モーセは、再び御前に行って主と語るまで顔に覆いを掛けた。
新改訳1970
34:29
それから、モーセはシナイ山から降りて来た。モーセが山を降りて来たとき、その手に二枚のあかしの石の板を持っていた。彼は、主と話したので自分の顔のは
だが光を放ったのを知らなかった。
34:30
アロンとすべてのイスラエル人はモーセを見た。なんと彼の顔のはだが光を放つではないか。それで彼らは恐れて、彼に近づけなかった。
34:31
モーセが彼らを呼び寄せたとき、アロンと会衆の上に立つ者がみな彼のところに戻って来た。それでモーセは彼らに話しかけた。
34:32
それから後、イスラエル人全部が近寄って来たので、彼は主がシナイ山で彼に告げられたことを、ことごとく彼らに命じた。
34:33
モーセは彼らと語り終えたとき、顔におおいを掛けた。
34:34
モーセが主の前にはいって行って主と話すときには、いつも、外に出るときまで、おおいをはずしていた。そして出て来ると、命じられたことをイスラエル人に
告げた。
34:35
イスラエル人はモーセの顔を見た。まことに、モーセの顔のはだは光を放った。モーセは、主と話すためにはいって行くまで、自分の顔におおいを掛けていた。
口語訳1955
34:29
モーセはそのあかしの板二枚を手にして、シナイ山から下ったが、その山を下ったとき、モーセは、さきに主と語ったゆえに、顔の皮が光を放っているのを知ら
なかった。
34:30
アロンとイスラエルの人々とがみな、モーセを見ると、彼の顔の皮が光を放っていたので、彼らは恐れてこれに近づかなかった。
34:31
モーセは彼らを呼んだ。アロンと会衆のかしらたちとがみな、モーセのもとに帰ってきたので、モーセは彼らと語った。
34:32
その後、イスラエルの人々がみな近よったので、モーセは主がシナイ山で彼に語られたことを、ことごとく彼らにさとした。
34:33
モーセは彼らと語り終えた時、顔おおいを顔に当てた。
34:34
しかしモーセは主の前に行って主と語る時は、出るまで顔おおいを取り除いていた。そして出て来ると、その命じられた事をイスラエルの人々に告げた。
34:35
イスラエルの人々はモーセの顔を見ると、モーセの顔の皮が光を放っていた。モーセは行って主と語るまで、また顔おおいを顔に当てた。
文
語訳1917
34:29
モーセその律法の板二枚を己の手に執てシナイ山より下りしがその山より下りし時にモーセはその面の己がヱホバと言ひしによりて光を發つを知ざりき
34:30 アロンおよびイスラエルの子孫モーセを見てその面の皮の光を發つを視怖れて彼に近づかざりしかば
34:31 モーセかれらを呼りアロンおよび會衆の長等すなはちモーセの所に歸りたればモーセ彼等と言ふ
34:32 斯ありて後イスラエルの子孫みな近よりければモーセ、ヱホバがシナイ山にて己に告たまひし事等を盡くこれに諭せり
34:33 モーセかれらと語ふことを終て覆面?をその面にあてたり
34:34
但しモーセはヱホバの前にいりてともに語ることある時はその出るまで覆面?を除きてをりまた出きたりてその命ぜられし事をイスラエルの子孫に告ぐ
34:35 イスラエルの子孫モーセの面を見るにモーセの面の皮光を發つモーセは入てヱホバと言ふまでまたその覆面?を面にあてをる
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳
Uコリ3:13
3:13
そしてモーセが、消え去っていくものの最後をイスラエルの子らに見られまいとして、顔におおいをかけたようなことはしない。
口 語訳
Uコリ3:16
3:16
しかし主に向く時には、そのおおいは取り除かれる。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 マタ 17:2
17:2 ところが、彼らの目の
前でイエスの姿が変り、その顔は日のように輝き、その衣は光のように白くなった。
口 語訳
Uコリ3:7
3:7
もし石に彫りつけた文字による死の務が栄光のうちに行われ、そのためイスラエルの子らは、モーセの顔の消え去るべき栄光のゆえに、そ
の顔を見つめることができなかったとすれば、
口 語訳
Uコリ3:13-16
3:13
そしてモーセが、消え去っていくものの最後をイスラエルの子らに見られまいとして、顔におおいをかけたようなことはしない。
3:14
実際、彼らの思いは鈍くなっていた。今日に至るまで、彼らが古い契約を朗読する場合、その同じおおいが取り去られないままで残ってい
る。それは、キリストにあってはじめて取り除かれるのである。
3:15
今日に至るもなお、モーセの書が朗読されるたびに、おおいが彼らの心にかかっている。
3:16
しかし主に向く時には、そのおおいは取り除かれる。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳
Uコリ3:7-4:6
3:7
もし石に彫りつけた文字による死の務が栄光のうちに行われ、そのためイスラエルの子らは、モーセの顔の消え去るべき栄光のゆえに、そ
の顔を見つめることができなかったとすれば、
3:8
まして霊の務は、はるかに栄光あるものではなかろうか。
3:9
もし罪を宣告する務が栄光あるものだとすれば、義を宣告する務は、はるかに栄光に満ちたものである。
3:10
そして、すでに栄光を受けたものも、この場合、はるかにまさった栄光のまえに、その栄光を失ったのである。
3:11
もし消え去るべきものが栄光をもって現れたのなら、まして永存すべきものは、もっと栄光のあるべきものである。
3:12
こうした望みをいだいているので、わたしたちは思いきって大胆に語り、
3:13
そしてモーセが、消え去っていくものの最後をイスラエルの子らに見られまいとして、顔におおいをかけたようなことはしない。
3:14
実際、彼らの思いは鈍くなっていた。今日に至るまで、彼らが古い契約を朗読する場合、その同じおおいが取り去られないままで残ってい
る。それは、キリストにあってはじめて取り除かれるのである。
3:15
今日に至るもなお、モーセの書が朗読されるたびに、おおいが彼らの心にかかっている。
3:16
しかし主に向く時には、そのおおいは取り除かれる。
3:17
主は霊である。そして、主の霊のあるところには、自由がある。
3:18
わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる
主の働きによるのである。
4:1
このようにわたしたちは、あわれみを受けてこの務についているのだから、落胆せずに、
4:2
恥ずべき隠れたことを捨て去り、悪巧みによって歩かず、神の言を曲げず、真理を明らかにし、神のみまえに、すべての人の良心に自分を
推薦するのである。
4:3
もしわたしたちの福音がおおわれているなら、滅びる者どもにとっておおわれているのである。
4:4
彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのであ
る。
4:5
しかし、わたしたちは自分自身を宣べ伝えるのではなく、主なるキリスト・イエスを宣べ伝える。わたしたち自身は、ただイエスのために
働くあなたがたの僕にすぎない。
4:6
「やみの中から光が照りいでよ」と仰せになった神は、キリストの顔に輝く神の栄光の知識を明らかにするために、わたしたちの心を照し
て下さったのである。
口 語訳 マタ
17:2
17:2
ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その顔は日のように輝き、その衣は光のように白くなった。
口 語訳 ヨハ
1:17
1:17
律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ヨハ 1:17
1:17
律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。
新共同 ヨハ 15:15
15:15
もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあ
なたがたに知らせたからである。
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