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エゼキエル書 13章    

偽預言者に対する裁き

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
◆偽りの預言者
エゼ 13:1 主の言葉が私に臨んだ。
エゼ 13:2 「人の子よ、預言しているイスラエルの預言者たちに向かって預言しなさい。心のままに預言する者たちに『主の言葉を聞け』と言いなさい。
エゼ 13:3 主なる神はこう言われる。災いあれ、自分の霊に従って歩み、何も見ない愚かな預言者に。
エゼ 13:4 イスラエルよ、あなたの預言者たちは廃虚にいるジャッカルのようになった。
エゼ 13:5 あなたがたは主の日に戦いに耐えるために、城壁の破れ目に上ろうともせず、イスラエルの家のために石垣を築くこともなかった。
エゼ 13:6 彼らは空しい幻を見、偽りの占いをし、主が彼らをお遣わしにならないのに、『主の仰せ』と言い、その言葉が成就するのを待ち望んでいる。
エゼ 13:7 あなたがたは空しい幻を見、偽りの占いを口にし、私が語らなかったのに、『主の仰せ』と言っている。
エゼ 13:8 それゆえ、主なる神はこう言われる。あなたがたは空しいことを語り、偽りの幻を見るゆえに、私はあなたがたに立ち向かう――主なる神の仰せ。
エゼ 13:9 私の手は、空しい幻を見、偽りの占いをする預言者たちに臨む。彼らは私の民の集会に加えられず、イスラエルの家の記録にも記されず、イスラエル の地に入ることもできない。こうして、あなたがたは私が主なる神であることを知るようになる。
エゼ 13:10 実に彼らは、平和がないのに『平和だ』と言って、私の民を惑わし、また私の民が壁を築くとき、漆喰で上塗りする。
エゼ 13:11 漆喰で上塗りする者に『それは必ず?げ落ちる』と言いなさい。豪雨があり、雹が降り、暴風が起こる。
エゼ 13:12 すると、壁は落ち、『あなたがたが上塗りした漆喰はどこに行ったのか』と言われないだろうか。
エゼ 13:13 それゆえ、主なる神はこう言われる。私は憤りをもって暴風を起こし、怒りをもって豪雨をもたらし、憤りをもって雹を降らせて、これを滅ぼす。
エゼ 13:14 私は、あなたがたが漆喰で上塗りした壁を壊して地に打ち倒し、その基をむき出しにする。壁は倒れ、あなたがたはその中で滅びる。その時、あな たがたは私が主であることを知るようになる。
エゼ 13:15 私は、壁とそれを漆喰で上塗りした者を、憤りで焼き尽くす。私はあなたがたに、『壁はなくなり、それを上塗りした者もいなくなる』と言う。
エゼ 13:16 エルサレムに対して預言し、平和がないのに、エルサレムのために平和の幻を見るイスラエルの預言者たちよ――主なる神の仰せ。
エゼ 13:17 人の子よ、あなたは、心のままに預言するあなたの民の娘たちに顔を向け、預言し、
エゼ 13:18 そして言いなさい。主なる神はこう言われる。災いあれ、魂を捕らえるために、どの手首にも呪術のひもを巻きつけ、どのような頭の大きさにも合 わせて呪術の頭巾を作る女たちに。あなたがたは私の民の魂を捕らえ、自分の魂を生かそうとしているのか。
エゼ 13:19 あなたがたは、一握りの大麦と一かけらのパンのために、私の民の間で私を汚し、偽りを述べて私の民に聞かせ、死んではならない者を死なせ、生 きてはならない者を生かしている。
エゼ 13:20 それゆえ、主なる神はこう言われる。私は魂を捕らえようとするあなたがたの呪術のひもに立ち向かい、それをあなたがたの腕から引きちぎり、あ なたがたが鳥を捕らえるように捕らえた魂を解き放つ。
エゼ 13:21 また、あなたがたの呪術の頭巾を引き裂き、私の民をあなたがたの手から救う。彼らは再びあなたがたの手中の網に落ちることはない。その時、あ なたがたは私が主であることを知るようになる。
エゼ 13:22 私は悲しませなかったのに、あなたがたは偽りで正しき者の心を悲しませた。悪しき者の手を強め、彼らが悪の道から立ち帰って生きることを妨げ た。
エゼ 13:23 それゆえ、あなたがたはもはや空しい幻を見ることも、占いをすることもなくなる。私は私の民をあなたがたの手から救い出す。その時、あなたが たは私が主であることを知るようになる。」


フランシスコ会訳2013

エゼキエル書 13

フランシスコ訳聖書 Eze <13>章 聖書本文

5 エルサレムの滅亡(13-24章)

◆偽預言者に対する裁き

001主の言葉がわたしに下り、仰せ になった、

002「人の子よ、イスラエルの預言 者たちに預言しなさい。自らの意のままに預言する者たちに預言しなさい。主の言葉に耳を傾けよ。

003主なる神は仰せになる。災いあ れ。幻を見もしないのに、自らの意のままに行動する浅はかな預言者たちよ。

004イスラエルよ。お前の預言者た ちは廃墟に巣くう狐のようだ。

005お前たちは城壁の破れ口に上ら ず、イスラエルの家が主の日の戦いに耐えうるような石垣を築きもしなかった。

006そらごとを見、まやかしを予見 し、主に派遣されたわけでもないのに『主の言葉』と言い、その言葉の実現を待ちわびている。

007わたし自身は語りもしなかった のに、お前たちはむなしい幻を見、まやかしを予見しながら『主の言葉』と言っているだけではないのか。

008それ故、主なる神は仰せにな る。お前たちはそらごとを語り、まやかしを見た。それ故、わたしはお前たちに制裁を加える――主 なる神の言葉。

009そらごとを見、まやかしを予見 する預言者たちに、わたしの手は臨む。彼らはわたしの民の集いに加えられず、イスラエルの家の記録にも記されず、イスラエルの地に入 ることもできない。その時、わたしが主であることをお前たちは知るだろう。

010平和がありもしないのに彼らは 平和を唱え、わたしの民を惑わしてきた。民が壁を築き、彼らは漆喰を塗りたてる。

011『それははがれ落ちる』と、漆 喰を塗りたてる者たちに告げなさい。豪雨が打ちつけ、大粒の雹が降り注ぎ、暴風が吹きつけて、

012その壁は崩れ落ちる。そうなれ ば、お前たちは『塗りたてた漆喰はどうしたのか』と問われはしないか。

013それ故、主なる神は仰せにな る。わたしの憤りの中で暴風が吹きつけ、怒りの中で豪雨が打ちつけ、憤りの中で大粒の雹がその壁を破壊する。

014漆喰を塗りたてた壁を打ち壊し て地にたたきつけ、その土台を?き出しにする。それが崩れ落ちると、お前たち はその中の瓦礫と化す。その時、わたしが主であることをお前たちは知るだろう。

015わたしは壁に、また漆喰を塗り たてた者たちに対する憤りを収める。そのうえで、もはや壁は消え失せ、塗りたてた者たちも消え去ったと、お前たちに告げる。

016エルサレムについて預言し、平 和がありもしないのにエルサレムに平和の幻を見る者は消え去った――主なる神 の言葉。

017さあ人の子よ、自らの意のまま に預言する同胞の娘たちに顔を向け、彼女らに預言しなさい。

018主なる神は仰せになる。災いあ れ。それぞれの手首に呪術の紐を結びつけ、どんな背丈の人間の頭にも合うかぶり物をかぶせて、人々を虜にする女たちよ。わたしの民を 虜にして、お前たち自身は生き延びようというのか。

019お前たちは一握りの大麦と一欠 けらのパンによって、民の間でわたしを辱めてきた。偽りに耳を傾ける民を欺き、死ぬべきでない者を殺し、生きるべきでない者を生かし ている。

020主なる神は仰せになる。見るが いい。人々を鳥のように虜にした呪術の紐をその腕から引きちぎり、鳥のように虜にした人々を解き放つ。

021かぶり物を引き裂き、その手か らわたしの民を救い出す。もはや彼らはお前たちの手中にはない。その時、わたしが主であることをお前たちは知るだろう。

022わたし自身は失望させたことも ない義人の心を、お前たちは偽りによって失望させた。逆に悪人を煽り立てて、悪の道を離れて命に至ることを妨げた。

023もはやお前たちはそらごとを見 ることも、予見することもできなくなる。わたしはお前たちの手からわたしの民を救い出す。その時、わたしが主であることをお前たちは 知るだろう」。


 

新共同訳1987

13:1 主の言葉がわたしに臨んだ。

13:2 「人の子よ、イスラエルの預言者たちに向かって、預言しなさい。自分の心のままに預言する者たちに向かって預言し、言いなさい。主の言葉を聞け。

13:3 主なる神はこう言われる。災いだ、何も示されることなく、自分の霊の赴くままに歩む愚かな預言者たちは。

13:4 イスラエルよ、お前の預言者たちは廃虚にいる山犬のようだ。

13:5 お前たちは、主の日の戦いに耐えるために、城壁の破れ口に上ろうとせず、イスラエルの家を守る石垣を築こうともしない。

13:6 彼らはむなしい幻を見、欺きの占いを行い、主から遣わされてもいないのに、『主は言われる』と言って、その言葉が成就するのを待っている。

13:7 お前たちが見ているのはむなしい幻、お前たちが口にしているのは欺きの占いではないか。わたしが語ってもいないのに、『主は言われる』と言っている。

13:8 それゆえ、主なる神はこう言われる。お前たちはむなしいことを語り、欺きの幻を見ているので、わたしはお前たちに立ち向かう、と主なる神は言われる。

13:9 わたしの手は、むなしい幻を見る預言者たちと、欺きを占う占い師たちに向けられる。彼らはわたしの民の集いに加えられず、イスラエルの家の記録にも記され ず、イスラエルの土地に入ることもできない。そのとき、お前たちはわたしが主なる神であることを知るようになる。

13:10 平和がないのに、彼らが『平和だ』と言ってわたしの民を惑わすのは、壁を築くときに漆喰を上塗りするようなものだ。

13:11 漆喰を上塗りする者に言いなさい。『それは、はがれ落ちる』と。豪雨が襲えば、雹よ、お前たちも石のように落ちてくるし、暴風も突如として起こる。

13:12 壁が崩れ落ちれば、『先に施した上塗りはどこに行ったのか』とお前たちは言われるに違いない。

13:13 それゆえ、主なる神はこう言われる。わたしは憤りをもって、暴風を起こし、怒りをもって豪雨を降らせ、怒り狂って雹を石のように降らせ、すべてを破壊す る。

13:14 お前たちが漆喰を塗った壁をわたしは破壊し、地面に打ちつけて、その基礎をむき出しにする。それが崩れ落ちるとき、お前たちもその中で滅びる。そのとき、 お前たちは、わたしが主であることを知るようになる。

13:15 わたしは、壁とそれに漆喰を塗った者たちに対し怒りを注ぎ尽くし、『壁もなくなり、それに上塗りをした者たちもいなくなった』とお前たちに言う。

13:16 エルサレムに預言するイスラエルの預言者たちよ。平和がないのに、都のために平和の幻を見る者たちよ、と主なる神は言われる。

13:17 人の子よ、自分の心のままに預言するあなたの民の娘たちに顔を向け、彼女らに預言しなさい。

13:18 あなたは言わねばならない。主なる神はこう言われる。災いだ、人々の魂を捕らえようとして、どの手首にも呪術のひもを縫い付け、どんな大きさの頭にも合わ せて呪術の頭巾を作る女たちよ。お前たちはわたしの民の魂を捕らえ、自分たちの仲間の魂を生かしておこうとする。

13:19 お前たちは、ひと握りの大麦とひとかけらのパンのゆえに、わが民の前でわたしを汚し、欺きの言葉に聞き入るわが民を欺くことによって、死ぬべきではない者 を殺し、生きるべきではない者を生かしている。

13:20 それゆえ、主なる神はこう言われる。わたしは、お前たちが、人々の魂を鳥を捕らえるように捕らえるために、使っている呪術のひもに立ち向かい、それをお前 たちの腕から引きちぎり、お前たちが鳥を捕らえるように捕らえた魂を解き放つ。

13:21 また、わたしはお前たちの頭巾を引き裂き、わが民をお前たちの手から救い出す。二度と、彼らがお前たちの手に捕らえられることはない。そのときお前たち は、わたしが主であることを知るようになる。

13:22 お前たちは、わたしが苦しめようとはしていないのに、神に従う者の心を偽りをもって苦しめ、神に逆らう者の手を強め、彼らが悪の道から立ち帰って、命を得 ることができないようにしている。

13:23 それゆえ、もはやお前たちがむなしい幻を見ることも占いをすることもなくなる。わたしは、お前たちの手からわが民を救い出す。そのときお前たちは、わたし が主であることを知るようになる。」

 

新改訳1970

13:1 次のような主のことばが私にあった。

13:2 「人の子よ。預言をしているイスラエルの預言者どもに対して預言せよ。自分の心のままに預言する者どもに向かって、主のことばを聞けと言え。

13:3 神である主はこう仰せられる。自分で何も見ないのに、自分の霊に従う愚かな預言者どもにわざわいが来る。

13:4 イスラエルよ。あなたの預言者どもは、廃墟にいる狐のようだ。

13:5 あなたがたは、主の日に、戦いに耐えるために、破れ口を修理もせず、イスラエルの家の石垣も築かなかった。

13:6 彼らはむなしい幻を見、まやかしの占いをして、『主の御告げ。』と言っている。主が彼らを遣わされないのに。しかも、彼らはそのことが成就するのを待ち望 んでいる。

13:7 あなたがたはむなしい幻を見、まやかしの占いをしていたではないか。わたしが語りもしないのに『主の御告げ。』と言っている。

13:8 それゆえ、神である主はこう仰せられる。あなたがたは、むなしいことを語り、まやかしの幻を見ている。それゆえ今、わたしはあなたがたに立ち向かう。―― 神である主の御告げ。――

13:9 わたしは、むなしい幻を見、まやかしの占いをしている預言者どもに手を下す。彼らはわたしの民の交わりに加えられず、イスラエルの家の籍にも入れられな い。イスラエルの地にもはいることができない。このとき、あなたがたは、わたしが神、主であることを知ろう。

13:10 実に、彼らは、平安がないのに『平安。』と言って、わたしの民を惑わし、壁を建てると、すぐ、それをしっくいで上塗りしてしまう。

13:11 しっくいで上塗りする者どもに言え。『それは、すぐはげ落ちる。』大雨が降り注ぎ、わたしが雹を降らせ、激しい風を吹きつける。

13:12 すると、壁が倒れ落ちる。人々はあなたがたに向かって、『上塗りしたしっくいはどこにあるのか。』と言わないだろうか。

13:13 それゆえ、神である主はこう仰せられる。わたしは、憤って激しい風を吹きつけ、怒って大雨を降り注がせ、憤って雹を降らせて、こわしてしまう。

13:14 あなたがたがしっくいで上塗りした壁を、わたしが打ちこわし、地に倒してしまうので、その土台までもあばかれてしまう。それが倒れ落ちて、あなたがたがそ の中で滅びるとき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。

13:15 わたしは、その壁と、それをしっくいで上塗りした者どもへのわたしの憤りを全うして、あなたがたに言う。壁もなくなり、それにしっくいを塗った者どもも、 いなくなった。

13:16 エルサレムについて預言し、平安がないのに平安の幻を見ていたイスラエルの預言者どもよ。――神である主の御告げ。――

13:17 人の子よ。自分の心のままに預言するあなたの民の娘たちに、あなたの顔を向け、彼らに預言して、

13:18 言え。神である主はこう仰せられる。みなの手首に呪法のひもを縫い合わせ、あらゆる高さの頭に合うようにベールを作って、人々をわなにかける女たちにわざ わいが来る。あなたがたは、わたしの民である人々をわなにかけて、自分たちのために人々を生かしているのだ。

13:19 あなたがたは、ひとつかみの大麦のため、少しばかりのパンのために、まやかしに聞き従うわたしの民にまやかしを行ない、死んではならない者たちを死なせ、 生きてはならない者たちを生かして、わたしの民のうちでわたしを汚した。

13:20 それゆえ、神である主はこう仰せられる。見よ。わたしは、あなたがたが、人々を鳥を取るようにわなをかけたのろいのひもに立ち向かう。それらをあなたがた の腕からもぎ取り、あなたがたが鳥を取るようにわなにかけた人々を、わたしが放す。

13:21 わたしは、あなたがたのベールをはがし、わたしの民をあなたがたの手から救い出す。わなにかかった者たちは、もうあなたがたの手のうちにいなくなる。この とき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。

13:22 あなたがたは、わたしが悲しませなかったのに、正しい人の心を偽りで悲しませ、悪者を力づけ、彼が悪の道から立ち返って生きるようにしなかった。

13:23 それゆえ、あなたがたは、もう、むなしい幻も見ることができず、占いもできなくなる。わたしは、わたしの民をあなたがたの手から救い出す。このとき、あな たがたは、わたしが主であることを知ろう。」

 

口語訳1955

13:1 主の言葉がわたしに臨んだ、

13:2 「人の子よ、イスラエルの預言者たちに向かって預言せよ。すなわち自分の心のままに預言する人々に向かって、預言して言え、『あなたがたは主の言葉を聞 け』。

13:3 主なる神はこう言われる、なにも見ないで、自分の霊に従う愚かな預言者たちはわざわいだ。

13:4 イスラエルよ、あなたの預言者たちは、荒れ跡にいるきつねのようだ。

13:5 あなたがたは主の日に戦いに立つため、破れ口にのぼらず、またイスラエルの家のために石がきを築こうともしない。

13:6 彼らは虚偽を言い、偽りを占った。彼らは主が彼らをつかわさないのに『主が言われる』と言い、なおその言葉の成就することを期待する。

13:7 あなたがたはむなしい幻を見、偽りの占いを語り、わたしが言わないのに『主が言われる』と言ったではないか」。

13:8 それゆえ、主なる神はこう言われる、「あなたがたはむなしいことを語り、偽りの物を見るゆえ、わたしはあなたがたを罰すると主なる神は言われる。

13:9 わたしの手は、むなしい幻を見、偽りの占いを言う預言者に敵対する。彼らはわが民の会に臨まず、イスラエルの家の籍にしるされず、イスラエルの地に、はい ることができない。そしてあなたがたはわたしが主なる神であることを知るようになる。

13:10 彼らはわが民を惑わし、平和がないのに『平和』と言い、また民が塀を築く時、これらの預言者たちは水しっくいをもってこれを塗る。

13:11 それゆえ、水しっくいを塗る者どもに『これはかならずくずれる』と言え。これに大雨が注ぎ、ひょうが降り、あらしが吹く。

13:12 そして塀がくずれる時、人々はあなたがたに向かって、『あなたがたが塗った水しっくいはどこにあるか』と言わないであろうか。

13:13 それゆえ、主なる神はこう言われる、わたしはわが憤りをもって大風を起し、わが怒りをもって大雨を注がせ、憤りをもってひょうを降らせて、これを滅ぼす。

13:14 またわたしはあなたがたが水しっくいをもって塗った塀をこわして、これを地に倒し、その基をあらわす。これが倒れる時、あなたがたはその中に滅びる。そし てあなたがたは、わたしが主であることを知るようになる。

13:15 こうしてわたしが、その塀と、これを水しっくいで塗った者との上に、わたしの憤りを漏らし尽して、あなたがたに言う、塀はなくなり、これを塗った者もなく なる。

13:16 これがすなわち平和がないのに平和の幻を見、エルサレムについて預言したイスラエルの預言者であると、主なる神は言われる。

13:17 人の子よ、心のままに預言するあなたの民の娘たちに対して、あなたの顔を向け、彼らに向かって預言して、

13:18 言え、主なる神はこう言われる、手の節々に占いひもを縫いつけ、もろもろの大きさの人の頭に、かぶり物を作りかぶせて、魂をかり取ろうとする女はわざわい だ。あなたがたは、わが民の魂をかり取って、あなたがたの利益のために、他の魂を生かしおこうとするのか。

13:19 あなたがたは少しばかりの大麦のため、少しばかりのパンのために、わが民のうちに、わたしを汚し、かの偽りを聞きいれるわが民に偽りを述べて、死んではな らない者を死なせ、生きていてはならない者を生かす。

13:20 それゆえ、主なる神はこう言われる、見よ、わたしはあなたがたが用いて、魂をかり取るところの占いひもを奪い、あなたがたの腕から占いひもを裂き取って、 あなたがたがかり取るところの魂を、鳥のように放ちやる。

13:21 わたしはまたあなたがたの、かぶり物を裂き、わが民をあなたがたの手から救う。彼らは再びあなたがたの獲物とはならない。そしてあなたがたはわたしが主で あることを知るようになる。

13:22 あなたがたは偽りをもって正しい者の心を悩ました。わたしはこれを悩まさなかった。またあなたがたは悪人が、その命を救うために、その悪しき道から離れよ うとする時、それをしないように勧める。

13:23 それゆえ、あなたがたは重ねてむなしい幻を見ることができず、占いをすることができないようになる。わたしはわが民を、あなたがたの手から救い出す。その とき、あなたがたはわたしが主であることを知るようになる」。



文語訳1917
13:1 ヱホバの言われに臨みて言ふ
13:2 人の子よ預言を事とするイスラエルの預言者にむかひて預言せよ彼のおのれの心のままに預言する者等に言ふべし汝らヱホバの言を聽け
13:3 主ヱホバかくいひ給ふ彼の何をも見ずして己の心のままに行ふところの愚なる預言者は禍なるかな
13:4 イスラエルよ汝の預言者は荒墟にをる狐のごとくなり
13:5 汝等は破壞口を守らずまたイスラエルの家の四周に石垣を築きてヱホバの日に防ぎ戰はんともせざるなり
13:6 彼らは?浮者および?妄の占卜を見る彼等はヱホバいひたまふと言ふといへどもヱホバはかれらを遣さざるなり然るに彼らその言の成らんことを望む
13:7 汝らは空しき異象を見?妄の占卜を宣べ吾が言ふことあらざるにヱホバいひ給ふと言ふにあらずや
13:8 是故に主ヱホバかくいひたまふ汝等空?き事を言ひ?僞の物を見るによりて我なんぢらを罰せん主ヱホバこれをいふ
13:9 我手はかの?浮き事を見?僞の事を卜ひいふところの預言者等に加はるべし彼等はわが民の會にをらずなりイスラエルの家の籍にしるされずイスラエルの地にい ることをえざるべし汝等すなはち吾のヱホバなるをしるにいたらん
13:10 かれらは吾民を惑し平安あらざるに平安といふ又わが民の屏を築くにあたりて彼等灰砂をもて之を?る
13:11 是故にその灰砂を?る者に是は?るべしと言へ大雨くだらん雹よ降れ大風よ吹べし
13:12 視よ屏は?る然ば人々汝等が用ひて?たる灰砂は何處にあるやと汝等に言ざらんや
13:13 即ち主ヱホバかく言たまふ我憤恨をもて大風を吹せ忿怒をもて大雨を注がせ憤恨をもて雹を降せてこれを毀つべし
13:14 我なんぢらが灰砂をもて?たる屏を毀ちてこれを地に倒しその基礎を露にすべし是すなはち?れん汝等はその中にほろびて吾のヱホバなるを知にいたらん
13:15 斯われその屏とこれを灰砂にてぬれる者とにむかひてわが憤恨を洩しつくして汝等にいふべし屏はあらずなり又灰砂にてこれを?る者もあらずなれりと
13:16 是すなはちイスラエルの預言者等なり彼等はヱルサレムにむかひて預言をなし其處に平安のあらざるに平安の默示を見たりといへり主ヱホバこれをいふ
13:17 人の子よ汝の民の女等の其心のままに預言する者に汝の面をむけ之にむかひて預言し
13:18 言べし主ヱホバかくいひたまふ吾手の節々の上に小枕を縫つけ諸の大さの頭に帽子を造り蒙せて靈魂を獵んとする者は禍なるかな汝等はわが民の靈魂を獵て己の 靈魂を生しめんとするなり
13:19 汝等小許の麥のため小許のパンのために吾民の前にて我を汚しかの僞言を聽いるる吾民に僞言を陳て死べからざる者を死しめ生べからざる者を生しむ
13:20 是故に主ヱホバかくいひたまふ我汝等が用ひて靈魂を獵ところの小枕を奪ひ靈魂を飛さらしめん我なんぢらの臀より小枕を裂とりて汝らが獵ところの靈魂を釋ち 其靈魂を飛さらしむべし
13:21 我なんぢらの帽子を裂き吾民を汝らの手より救ひいださん彼等はふたたび汝等の手に陷りて獵れざるべし汝らは吾ヱホバなるを知にいたらん
13:22 汝等?僞をもて義者の心を憂へしむ我はこれを憂へしめざるなり又汝等惡者の手を強くし之をしてその惡き道を離れかへりて生命を保つことをなさしめず
13:23 是故に汝等は重ねて?浮き物を見ることを得ず占卜をなすことを得ざるに至るべし我わが民を汝らの手より救ひいださん汝等すなはちわがヱホバなるを知にいた るべし

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 Uペテ2:14

2:14 その目は淫行を追い、 罪を犯して飽くことを知らない。彼らは心の定まらない者を誘惑し、その心は貪欲に慣れ、のろいの子となっている。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口語訳 黙  11:19

11:19 そして、天にある神の聖所が開けて、聖所の中に契約の箱が見えた。また、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴と、地震とが起り、大粒の雹が降った。

 

口語訳 ルカ 2:36

2:36 また、アセル族のパヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。彼女は非常に年をとっていた。むすめ時代にとついで、七年間だけ夫と共に住み、

 

口語訳 使  21:9

21:9 この人に四人の娘があったが、いずれも処女であって、預言をしていた。

 

口語訳 黙  2:20

2:20 しかし、あなたに対して責むべきことがある。あなたは、あのイゼベルという女を、そのなすがままにさせている。この女は女預言者と自称し、わたしの僕たち を教え、惑わして、不品行をさせ、偶像にささげたものを食べさせている。

 

口語訳 Uペテ2:14

2:14 その目は淫行を追い、罪を犯して飽くことを知らない。彼らは心の定まらない者を誘惑し、その心は貪欲に慣れ、のろいの子となっている。

 

口語訳 ロマ 16:18

16:18 なぜなら、こうした人々は、わたしたちの主キリストに仕えないで、自分の腹に仕え、そして甘言と美辞とをもって、純朴な人々の心を欺く者どもだからであ る。

 

口語訳 Tペテ5:2

5:2 あなたがたにゆだねられている神の羊の群れを牧しなさい。しいられてするのではなく、神に従って自ら進んでなし、恥ずべき利得のためではなく、本心から、 それをしなさい。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 黙  11:19

11:19 そして、天にある神の神殿が開かれて、その神殿の中にある契約の箱が見え、稲妻、さまざまな音、雷、地震が起こり、大粒の雹が降った。

 

新共同 黙  16:21

16:21 一タラントンの重さほどの大粒の雹が、天から人々の上に降った。人々は雹の害を受けたので、神を冒涜した。その被害があまりにも甚だしかったからである。

 

新共同 ルカ 2:36

2:36 また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、

 

新共同 使  21:9

21:9 この人には預言をする四人の未婚の娘がいた。

 

新共同 黙  2:20

2:20 しかし、あなたに対して言うべきことがある。あなたは、あのイゼベルという女のすることを大目に見ている。この女は、自ら預言者と称して、わたしの僕たち を教え、また惑わして、みだらなことをさせ、偶像に献げた肉を食べさせている。

 

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