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エゼキエル書 14:1−11  

罪の糾弾

 

翻訳比較


  聖書協会共同訳2018
◆偶像崇拝者への神の答え
エゼ 14:1 イスラエルの長老の何人かがやって来て、私の前に座った。
エゼ 14:2 すると、主の言葉が私に臨んだ。
エゼ 14:3 「人の子よ、この人々は心に偶像を抱き、その過ちとなるつまずきを自分の前に置いたのだ。私はどうして彼らの求めに応えられるだろうか。
エゼ 14:4 それゆえ、彼らに告げなさい。主なる神はこう言われる。イスラエルの家の者で、心に偶像を抱き、その過ちとなるつまずきを自分の前に置きなが ら、預言者のもとを訪れる者は誰にでも、その多くの偶像のゆえに、主なる私が自ら答えよう。
エゼ 14:5 それは、偶像によって私から離反したイスラエルの家の心をすべて、私が捕らえるためである。
エゼ 14:6 それゆえ、イスラエルの家に言いなさい。主なる神はこう言われる。立ち帰れ。あなたがたの偶像を離れて立ち帰れ。すべての忌むべきことから顔を 背けよ。
エゼ 14:7 イスラエルの家の者とイスラエルに滞在する寄留者は誰でも、私から離反し、心に偶像を抱き、その過ちとなるつまずきを自分の前に置きながら、預 言者のところに来て、私のことを尋ね求めるなら、主なる私が自ら答えるであろう。
エゼ 14:8 私は顔をその人に向け、彼をしるしとし、ことわざとし、わが民の中から絶ち滅ぼす。その時、あなたがたは私が主であることを知るようになる。
エゼ 14:9 もし預言者が惑わされて、言葉を語るなら、主である私がその預言者を惑わしたのである。私は彼に手を伸ばし、わが民イスラエルの中から滅ぼす。
エゼ 14:10 彼らは自分の過ちを負う。尋ね求める者の過ちは預言者の過ちと同じである。
エゼ 14:11 それは、イスラエルの家が二度と私のもとから迷い出ず、あらゆる背きによって二度と自らを汚さないためである。こうして、彼らは私の民とな り、私は彼らの神となる――主なる神の仰せ。」


フランシスコ会訳2013
エゼキエル書14

フランシスコ訳聖書 Eze <14>章 聖書本文

◆罪の糾弾

001イスラエルの長老数人が訪ねて きて、わたしの正面に腰を下ろした。

002すると主の言葉がわたしに下 り、仰せになった、

003「人の子よ、これらの人々は心 の中に偶像を抱え、自らの前に罪へのつまずきを置いている。その彼らの願いを、わたしは聞き入れることができるだろうか。

004それ故、彼らに告げなさい。主 なる神は仰せになる。心の中に偶像を抱え、自らの前に罪へのつまずきを置いて、それでもなお預言者のもとを訪れるイスラエルの家の 者。多くの偶像を頼みとしながら、なおわたしのもとに来るそうした一人ひとりに、主であるわたしが自ら答える。

005偶像を頼んでわたしから遠のい たイスラエルの家の心を、残らず再び捕らえるためである。

006それ故、イスラエルの家に告げ なさい。主なる神は仰せになる。悔い改めよ。お前たちの偶像に背を向け、一切の忌まわしいことから顔を背けよ。

007心の中に偶像を抱え、自らの前 に罪へのつまずきを置いてわたしから離れ、それでもなおわたしに伺いを立てるために預言者のもとを訪れるイスラエルの家の者、あるい はイスラエルに在留する他国の者。そうした一人ひとりに主であるわたしが自ら答え、

008彼らに顔を向ける。そして彼ら を徴また語り草として、わたしの民の中から断つ。その時、わたしが主であることをお前たちは知るだろう。

009もし預言者が惑わされて言葉を 告げるなら、それは主であるわたしがその預言者を惑わしたからである。わたしはその者に向けて手を伸ばし、わたしの民イスラエルの中 から排除する。

010伺いを立てる者の罪は預言者の 罪に等しく、彼らはともに罪を負う。

011こうして、イスラエルの家はも はやわたしから離れて迷わず、もはやどのような背信によっても自らを汚すことはない。その時、彼らはわたしの民となり、わたしは彼ら の神となる――主なる神の言葉」。


 

新共同訳1987

14:1 イスラエルの長老数名がわたしのもとに来て、わたしの前に座った。

14:2 そのとき、主の言葉がわたしに臨んだ。

14:3 「人の子よ、この人々は偶像を心に抱き、彼らをつまずかせる罪を目の前に置いている。それなのに、わたしは彼らの求めに応じられようか。

14:4 それゆえ、彼らと語り、彼らに告げなさい。主なる神はこう言われる。イスラエルの家の者で、偶像を心に抱き、つまずかせる罪を目の前に置いていながら、預 言者のもとに来る者には、だれに対しても、主なるわたし自身が、彼の多くの偶像のゆえに答えよう。

14:5 それは、偶像のゆえにわたしから離れ去ったイスラエルの家の心をすべて、わたしが捕らえるためである。

14:6 それゆえ、あなたはイスラエルの家に言いなさい。主なる神はこう言われる。悔い改めて、お前たちの偶像から離れ、すべての忌まわしいものから顔を背けよ。

14:7 イスラエルの家の者と、イスラエルの中に寄留している外国人のうち、わたしから離れて偶像を心に抱き、つまずかせる罪を目の前に置いていながら、わたしに 尋ねようと預言者のもとに来る者には、だれに対しても、主なるわたし自身が答えよう。

14:8 わたしはその者に向かって顔を向け、彼をしるしとし、ことわざとして、わが民の中から断つ。そのときお前たちは、わたしが主であることを知るようになる。

14:9 もし、預言者が惑わされて言葉を語ることがあるなら、主なるわたし自身がその預言者を惑わしたのである。わたしは彼の上に手を伸べ、わが民イスラエルの中 から絶ち滅ぼす。

14:10 彼らは共に自分の罪を負う。尋ねる者の罪は、預言者の罪と同じである。

14:11 それは、イスラエルの家がもはやわたしから迷い出ず、あらゆる背きによって二度と自分を汚さないためである。こうして、彼らはわたしの民となり、わたしは 彼らの神となる」と主なる神は言われる。

 

新改訳1970

14:1 イスラエルの長老たちの幾人かが来て、私の前にすわった。

14:2 そのとき、私に次のような主のことばがあった。

14:3 「人の子よ。これらの者たちは、自分たちの偶像を心の中に秘め、自分たちを不義に引き込むものを、顔の前に置いている。わたしは、どうして彼らの願いを聞 いてやれようか。

14:4 それゆえ、彼らに告げよ。神である主はこう仰せられると言え。心の中に偶像を秘め、不義に引き込むものを自分の顔の前に置きながら、預言者のところに来る すべてのイスラエルの家の者には、主であるわたしが、その多くの偶像に応じて答えよう。

14:5 偶像のために、みなわたしから離されてしまったイスラエルの家の心をわたしがとらえるためである。

14:6 それゆえ、イスラエルの家に言え。神である主はこう仰せられる。悔い改めよ。偶像を捨て去り、すべての忌みきらうべきものをあなたがたの前から遠ざけよ。

14:7 イスラエルの家の者でも、イスラエルにいる在留異国人でも、だれでもわたしから離れ、心の中に偶像を秘め、不義に引き込むものを顔の前に置きながら、わた しに尋ね求めようと、預言者のところに来る者には、主であるわたしが答えよう。

14:8 わたしがそのような者から顔をそむけ、彼をしるしとし、語りぐさとして、わたしの民のうちから彼を断ち滅ぼすとき、あなたがたは、わたしが主であることを 知ろう。

14:9 もし預言者が惑わされて、ことばを語るなら、――主であるわたしがその預言者を惑わしたのである。――わたしは彼に手を伸ばして、わたしの民イスラエルの うちから彼を根絶やしにする。

14:10 こういう者たちは、自分たちの咎を負う。この預言者の咎は、尋ね求めた者の咎と同じである。

14:11 それは、イスラエルの家が、二度とわたしから迷い出ず、重ねて自分たちのそむきの罪によって自分自身を汚さないためであり、彼らがわたしの民となり、わた しも彼らの神となるためである。――神である主の御告げ。――」

 

口語訳1955

14:1 ここにイスラエルの長老のうちのある人々が、わたしの所に来て、わたしの前に座した。

14:2 時に主の言葉が、わたしに臨んだ、

14:3 「人の子よ、これらの人々は、その偶像を心の中に持ち、罪に落しいれるところのつまずきを、その顔の前に置いている。わたしはどうして彼らの願いをいれる ことができようか。

14:4 それゆえ彼らに告げて言え、主なる神は、こう言われる、イスラエルの家の人々で、その偶像を心の中に持ち、その顔の前に罪に落しいれるところのつまずくも のを置きながら、預言者のもとに来る者には、その多くの偶像のゆえに、主なるわたしは、みずからこれに答をする。

14:5 これはその偶像のために、すべてわたしを離れたイスラエルの家の心を、わたしが捕えるためである。

14:6 それゆえイスラエルの家に言え、主なる神はこう言われる、あなたがたは悔いて、あなたがたの偶像を捨てよ。あなたがたの顔を、そのすべての憎むべきものか らそむけよ。

14:7 イスラエルの家の者およびイスラエルに宿る外国人のだれでも、わたしから離れ、その心に偶像を持ち、その顔の前に罪に落しいれるところのつまずきを置きな がら、預言者に来て、心のままにわたしに求めるときは、主であるわたしは、みずからこれに答をする。

14:8 わたしはわたしの顔を、その人に向け、彼を、しるし、およびことわざとなし、これをわが民のうちから断ち滅ぼす。その時、あなたがたはわたしが主であるこ とを知るようになる。

14:9 もし預言者が欺かれて言葉を出すことがあれば、それは主であるわたしが、その預言者を欺いたのである。わたしは手を彼の上に伸べ、わが民イスラエルのうち から彼を滅ぼす。

14:10 彼らはその罰を負う。その預言者の罰は、問い求める者の罰と同様である。

14:11 これはイスラエルの家が、重ねてわたしを離れて迷わず、重ねてそのもろもろのとがによって、おのれを汚さないため、また彼らがわが民となり、わたしが彼ら の神となるためであると、主なる神は言われる」。


文語訳1917
14:1 爰にイスラエルの長老の中の人々我にきたりて吾前に坐しけるに
14:2 ヱホバの言われに臨みて言ふ
14:3 人の子よこの人々はその偶像を心の中に立しめ罪に陷いるるところの障礙をその面の前に置なり我あに是等の者の求を容べけんや
14:4 然ば汝かれらに告げて言ふべし主ヱホバかくいひたまふ凡そイスラエルの家の人のその心の中に偶像を立しめその面のまへに罪に陷いるるところの障礙を置きて 預言者に來る者には我ヱホバその偶像の多衆にしたがひて應をなすべし
14:5 斯して我イスラエルの家の人の心を執へん是かれら皆その偶像のために我を離れたればなり
14:6 是故にイスラエルの家に言ふべし主ヱホバかくいひたまふ汝等悔い汝らの偶像を棄てはなるべし汝等面を回らしてその諸の憎むべき物を離れよ
14:7 凡てイスラエルの家およびイスラエルに寓るところの外國人若われを離れてその偶像を心の中に立しめ其面の前に罪に陷るるところの障礙をおきて預言者に來り その心のままに我に求むる時は我ヱホバわが心のままにこれに應ふべし
14:8 即ち我面をその人にむけこれを滅して兆象となし諺語となし之をわが民の中より?さるべし汝等これによりて我がヱホバなるを知るにいたらん
14:9 もし預言者欺かれて言を出すことあらば我ヱホバその預言者を欺けるなり我かれの上にわが手を伸べ吾民イスラエルの中より彼を?さらん
14:10 彼等その罪を負ふべしその預言者の罪はかの問求むる者の罪のごとくなるべし
14:11 是イスラエルの民をして重ねて我を離れて迷はざらしめ重ねてその諸の愆に汚れざらしめんため又かれらの吾民となり我の彼らの神とならんためなり主ヱホバこ れをいふ

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 Uテサ2:11

2:11 そこで神は、彼らが偽りを信じるように、迷わす力を送り、

 

口 語訳 Uペテ2:15

2:15 彼らは正しい道からはずれて迷いに陥り、ベオルの子バラムの道に従った。バラムは不義の実を愛し、

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 Uテサ2:11

2:11 そこで神は、彼らが偽 りを信じるように、迷わす力を送り、

 

口 語訳 ヘブ 12:11

12:11 すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、 平安な義の実を結ばせるようになる。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 Uテサ2:11

2:11 それで、神は彼らに惑わす力を送られ、その人たちは偽りを信じるようになります。

 

新共同 Uペテ2:15

2:15 彼らは、正しい道から離れてさまよい歩き、ボソルの子バラムが歩んだ道をたどったのです。バラムは不義のもうけを好み、

 

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エゼキエル書 14:12−23 

裁きと滅び

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
エゼ 14:12 主の言葉が私に臨んだ。
エゼ 14:13 「人の子よ、ある国が私に背信を行って罪を犯すなら、私はその国に手を伸ばし、パンの蓄えを絶ち、飢饉をもたらし、そこから人と家畜を絶ち滅 ぼす。
エゼ 14:14 たとえ、その中に、あの三人の人物、ノア、ダニエル、ヨブがいたとしても、彼らがその義によって救えるのは自分の命だけである――主なる神の 仰せ。
エゼ 14:15 もし私が悪い獣にその地をうろつかせ、そこから子どもを絶やすなら、その地は荒廃し、獣のせいで誰もそこを通らなくなる。
エゼ 14:16 その中にあの三人の人物がいても――私は生きている。主なる神の仰せ――彼らは息子も娘も決して救うことはできない。彼らだけが救われ、国は 荒廃する。
エゼ 14:17 また、私がその地に剣をもたらし、『剣よ、この地を行き巡れ』と言って、人と家畜をそこから絶ち滅ぼすとき、
エゼ 14:18 その中にあの三人の人物がいたとしても――私は生きている。主なる神の仰せ――彼らは息子も娘も決して救うことはできない。救われるのは彼ら だけである。
エゼ 14:19 あるいは私がその地に疫病を送り、その上に血をもって私の憤りを注ぎ、そこから人と家畜を絶つならば、
エゼ 14:20 その中にノア、ダニエル、ヨブがいたとしても――私は生きている。主なる神の仰せ――彼らは息子も娘も決して救うことはできない。彼らがその 義によって救えるのは自分の命だけである。
エゼ 14:21 主なる神はこう言われる。私が人と家畜をそこから絶ち滅ぼすために、四つの災いをもたらす裁き、すなわち剣と飢饉と悪い獣と疫病をエルサレム に送るとき、
エゼ 14:22 災いを逃れた者がそこに残され、息子、娘を連れ出して、あなたがたのところにやって来る。あなたがたは彼らの歩みとその行いを見て、私がエル サレムの上にもたらした災いと、その上にもたらしたすべてのことについて慰められる。
エゼ 14:23 あなたがたは彼らの歩みとその行いを見て慰められる。こうして、あなたがたは私がそこで行ったすべてのことが理由なく行われたのではないこと を知るようになる――主なる神の仰せ。」


フランシスコ会訳2013

◆裁きと滅び

012主の言葉がわたしに下り、仰せ になった、

013「人の子よ、ある国がわたしへ の不忠実を重ね、罪を犯すようなことがあれば、わたしは手を伸ばしてその国のパンを蓄える棒をへし折って飢饉をもたらし、その国の人 と獣を滅ぼす。

014その時、そこにノア、ダニエ ル、ヨブの三人がいるとするなら、彼らだけがその義によって自らの命を救う――主 なる神の言葉。

015あるいは獰猛な獣をその国に横 行させる。そのため、国は荒れ果て、獣への恐怖で通りかかる者は姿を消す。

016わたしは生きている――主なる神の言葉。その時、そこにあの三人がいても、彼らは息子や娘たちを救うこと ができない。彼らだけが救われ、国は荒れ果てる。

017あるいは、わたしがその国に剣 を差し向けて、『剣よ、この国を行き巡れ』と命じ、その国の人間と獣を滅ぼす。

018わたしは生きている――主なる神の言葉。その時、そこにあの三人がいても、彼らは息子や娘たちを救うこと ができない。彼らだけが救われる。

019あるいは、わたしがその国に疫 病をはやらせ、憤りを注いで流血をもたらし、その国の人間と獣を滅ぼす。

020わたしは生きている――主なる神の言葉。その時、そこにノア、ダニエル、ヨブがいて息子、娘を救おうとし ても、義によって自らの命を救うのは彼らだけである。

021まことに、主なる神は仰せにな る。剣、飢饉、獰猛な獣、疫病という四つのきびしい裁きをエルサレムにもたらし、その地の人間と獣を滅ぼす時はなおさらである。

022しかし、そこには必ず生き延び る者を残しておく。息子や娘たちは救い出され、お前たちのもとへ帰ってくる。お前たちは彼らの歩みと行いを目にして、わたしがエルサ レムにもたらした災い、そこにもたらした出来事のすべてに慰めを見出す。

023お前たちは彼らの歩みと行いを 目にして、彼らによって慰めを得る。その時、わたしがわけもなくその地に災いをもたらしたのではないことをお前たちは知るだろう――主なる神の言葉」。


 

新共同訳1987

14:12 主の言葉がわたしに臨んだ。

14:13 「人の子よ、もし、ある国がわたしに対して不信を重ね、罪を犯すなら、わたしは手をその上に伸ばし、パンをつるして蓄える棒を折り、その地に飢饉を送っ て、そこから人も家畜も絶ち滅ぼす。

14:14 たとえ、その中に、かの三人の人物、ノア、ダニエル、ヨブがいたとしても、彼らはその正しさによって自分自身の命を救いうるだけだ、と主なる神は言われ る。

14:15 もし、わたしが悪い獣をその国に横行させ、それによって住む人がいなくなり、獣を恐れて通る人がないために国が荒れ廃れるなら、

14:16 その中に、かの三人の人物がいたとしても――わたしは生きている、と主なる神は言われる――彼らは自分の息子、娘たちすら救うことができない。彼らは自分 自身を救いうるだけであり、その国は荒廃に帰するであろう。

14:17 また、もしわたしが剣をその国に送って、『剣よ、この国を行き巡れ』と言って、その国から人も家畜も絶ち滅ぼすなら、

14:18 たとえ、その中にかの三人の人物がいたとしても――わたしは生きている、と主なる神は言われる――彼らは自分の息子、娘たちすら救うことができない。彼ら は自分自身を救いうるだけである。

14:19 また、もしわたしがその国に疫病を送り、わたしの怒りをその上に血と共に注ぎ、そこから人も家畜も絶ち滅ぼすなら、

14:20 たとえ、その中にノア、ダニエル、ヨブがいたとしても――わたしは生きている、と主なる神は言われる――彼らは自分の息子、娘たちすら救うことができな い。彼らはその正しさによって、自分自身の命を救いうるだけである。

14:21 まことに、主なる神はこう言われる。わたしがこの四つの厳しい裁き、すなわち、剣、飢饉、悪い獣、疫病をエルサレムに送り、そこから人も家畜も絶ち滅ぼす とき、

14:22 そこに、わずかの者が残されるであろう。息子、娘たちは逃れて救い出され、お前たちの所に出て来る。お前たちは彼らの歩みと行いを見るとき、わたしがエル サレムにくだした災い、わたしがそこに臨ませたすべてのことについて慰められる。

14:23 お前たちは、彼らの歩みと行いとを見て、それによって慰められ、わたしがそこで行ったすべてのことは、理由なく行ったのではないことを知るようになる」と 主なる神は言われる。

 

新改訳1970

14:12 次のような主のことばが私にあった。

14:13 「人の子よ。国が、不信に不信を重ねてわたしに罪を犯し、そのためわたしがその国に手を伸ばし、そこのパンのたくわえをなくし、その国にききんを送り、人 間や獣をそこから断ち滅ぼすなら、

14:14 たとい、そこに、ノアとダニエルとヨブの、これら三人の者がいても、彼らは自分たちの義によって自分たちのいのちを救い出すだけだ。――神である主の御告 げ。――

14:15 もし、その地にわたしが悪い獣を行き巡らせ、その地を不毛にし、荒れ果てさせ、獣のために通り過ぎる者もなくなるとき、

14:16 たとい、その地にこれら三人の者がいても、――わたしは生きている。神である主の御告げ。――彼らは決して自分の息子も娘も救い出すことができない。ただ 彼ら自身だけが救い出され、その地は荒れ果てる。

14:17 あるいは、わたしがその地に剣を送り、『剣よ。この地を行き巡れ。』と言って、人間や獣をそこから断ち滅ぼすとき、

14:18 たとい、その地にこれら三人の者がいても、――わたしは生きている。神である主の御告げ。――彼らは決して自分の息子も娘も救い出すことができない。ただ 彼ら自身だけが救い出される。

14:19 あるいは、わたしがその地に疫病を送って、人間や獣をそこから断ち滅ぼすために、血を流してわたしの憤りをその地に注ぐとき、

14:20 たとい、そこに、ノアとダニエルとヨブがいても、――わたしは生きている。神である主の御告げ。――彼らは決して息子も娘も救い出すことができない。彼ら は自分たちの義によって自分たちのいのちを救い出すだけだ。

14:21 まことに、神である主はこう仰せられる。人間や獣を断ち滅ぼすために、わたしが剣とききんと悪い獣と疫病との四つのひどい刑罰をエルサレムに送るとき、

14:22 見よ、そこに、のがれた者が残っていて、息子や娘たちを連れ出し、あなたがたのところにやって来よう。あなたがたは彼らの行ないとわざとを見るとき、わた しがエルサレムにもたらしたわざわいと、わたしがそこにもたらしたすべての事について、慰められよう。

14:23 あなたがたは、彼らの行ないとわざとを見て慰められる。このとき、あなたがたは、わたしがそこでしたすべての事はゆえもなくしたのではないことを知ろう。 ――神である主の御告げ。――」

 

口語訳1955

14:12 主の言葉が、またわたしに臨んだ、

14:13 「人の子よ、もし国がわたしに、もとりそむいて罪を犯し、わたしがその上に手を伸べて、そのつえとたのむパンを砕き、これにききんを送り、人と獣とをその うちから断つ時、

14:14 たといそこにノア、ダニエル、ヨブの三人がいても、彼らはその義によって、ただ自分の命を救いうるのみであると、主なる神は言われる。

14:15 もしわたしが野の獣にこの地を通らせ、これを荒させ、これを荒れ地となし、その獣のためにそこを通る者がないようにしたなら、

14:16 主なる神は言われる、わたしは生きている、たといこれら三人の者がその中にいても、そのむすこ娘を救うことはできない。ただ自分自身を救いうるのみで、そ の地は荒れ地となる。

14:17 あるいは、わたしがもし、つるぎをその地に臨ませ、つるぎよ、この地を行きめぐれと言って、人と獣とをそこから断つならば、

14:18 主なる神は言われる、わたしは生きている、たといこれら三人の者がその中にいても、そのむすこ娘を救うことはできない。ただ自分自身を救いうるのみであ る。

14:19 あるいは、わたしがもし、この地に疫病を送り、血をもってわが憤りをその上に注ぎ、人と獣とをそこから断つならば、

14:20 主なる神は言われる、わたしは生きている、たといノア、ダニエル、ヨブがそこにいても、彼らはそのむすこ娘を救うことができない。ただその義によって自分 の命を救いうるのみである。

14:21 主なる神はこう言われる、わたしが人と獣とを地から断つために、つるぎと、ききんと、悪しき獣と、疫病との四つのきびしい罰をエルサレムに送る時はどうで あろうか。

14:22 しかし、もしそれがあなたがたに来るとき、むすこ娘たちを助け出す者が、その中に残っていて、あなたがたがその行いと、わざとを見るならば、わたしがエル サレムの上に与えたすべての災について慰められるであろう。

14:23 すなわち、あなたがたが、その行いと、わざとを見る時、彼らはあなたがたを慰め、あなたがたはわたしがこれに行った事は、すべてゆえなくしたのではないこ とを知るようになると、主なる神は言われる」。



文語訳1917
14:12 ヱホバの言また我にのぞみて言ふ
14:13 人の子よ國もし悖れる事をおこなひて我に罪を犯すことあり我手をその上に伸て其杖とたのむところのパンを打碎き饑饉を之におくりて人と畜とをその中より? ことある時には
14:14 其處にかのノア、ダニエル、ヨブの三人あるも只其義によりて己の生命を救ふことをうるのみなり主ヱホバこれをいふ
14:15 我もし惡き獸を國に行めぐらしめて之を子なき處となし荒野となして其獸のために其處を通る者なきに至らん時には
14:16 主ヱホバ言ふ我は活く此三人そこにをるもその子女を救ふことをえず只その身を救ふことを得るのみ國は荒野となるべし
14:17 又は我劍を國に臨ませて劍よ國を行めぐるべしと言ひ人と畜をそこより?さらん時には
14:18 主ヱホバいふ我は活く此三人そこにをるもその子女をすくふことをえず只その身をすくふことを得るのみ
14:19 又われ疫病を國におくり血をもてわが怒をその上にそそぎ人と畜をそこより?さらん時には
14:20 主ヱホバいふ我は活くノア、ダニエル、ヨブそこにをるもその子女を救ふことをえず只その義によりて己の生命を救ふことを得るのみ
14:21 主ヱホバかくいひたまふ然ばわが四箇の嚴しき罰すなはち劍と饑饉と惡き獸と疫病をヱルサレムにおくりて人と畜をそこより?さらんとする時は如何にぞや
14:22 其中に逃れて遺るところの男子女子あり彼等携へ去らるべし彼ら出ゆきて汝等の所にいたらん汝らかれらの行爲と擧動を見ば吾がヱルサレムに災をくだせし事に つきて心をやすむるにいたるべし
14:23 汝ら彼らの行爲と擧動を見ばこれがためにその心をやすむるにいたりわがこれに爲たる事は皆故なくして爲たるにあらざるなるをしるにいたらん主ヱホバこれを 言ふ

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ヘブ 11:7

11:7 信仰によって、ノアはまだ見ていない事がらについて御告げを受け、恐れかしこみつつ、その家族を救うために箱舟を造り、その信仰に よって世の罪をさばき、そして、信仰による義を受け継ぐ者となった。

 

口 語訳 黙  6:8

6:8 そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、 地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口 語訳 黙  6:8

6:8 そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、 地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 黙  6:8

6:8 そして見ていると、見よ、青白い馬が現れ、乗っている者の名は「死」といい、これに陰府が従っていた。彼らには、地上の四分の一を支配し、剣と飢饉と死を もって、更に地上の野獣で人を滅ぼす権威が与えられた。

 

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