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エゼキエル書 24章    

エルサレムの裁き

 

翻訳比較


聖書協会・共同訳 エゼキエル書 [24]章
◆鍋のたとえ
エゼ 24:1 第九年の第十の月の十日に、主の言葉が私に臨んだ。
エゼ 24:2 「人の子よ、この日付、まさにこの日を書き記しなさい。バビロンの王は、まさにこの日に、エルサレムを包囲した。
エゼ 24:3 あなたは反逆の家にたとえを語り、彼らに言え。主なる神はこう言われる。/据えよ、鍋を据えよ。/その中に水を注ぎ
エゼ 24:4 肉片を入れよ/腿や肩のすべての良い肉片を。/最上の骨で鍋を満たせ。
エゼ 24:5 えり抜きの羊を取り/その下に薪を積み重ね、よく煮立たせ/骨も煮よ。
エゼ 24:6 それゆえ、主なる神はこう言われる。/災いあれ、流血の町、さびついた鍋に。/そのさびはそこから?がれない。/くじ引きなどせずに/肉片を一 切れ一切れ取り出せ。
エゼ 24:7 その血が町の中にあるからだ。/彼女は血を裸の岩の上に流し/地面に注いで、その上を土で覆わなかった。
エゼ 24:8 憤りをかき立て、復讐するために/私が彼女の血を裸の岩の上に注がせ/覆われることのないようにしたのである。
エゼ 24:9 それゆえ、主なる神はこう言われる。/ああ、流血の町よ。/私もまた、薪の山を大きくする。
エゼ 24:10 薪を積み重ね、火をつけ、肉を煮込め。/香辛料を混ぜ、骨を焦がせ。
エゼ 24:11 鍋を空にして炭火の上に置き/青銅を熱くして、中の汚れを溶かし/さびがなくなるようにせよ。
エゼ 24:12 しかし、骨折りは無駄であり/多くのさびは取り除かれず/火によってもそのさびはとれない。
エゼ 24:13 恥ずべき行いがあなたの汚れの中にあった。私はあなたを清めようとしたが、あなたはその汚れから清くなろうとしなかった。それゆえ、私があな たへの憤りを鎮めるまで、もはや清くなることはない。
エゼ 24:14 主である私が語ったのだ。それはやって来る。私がそれを行う。私は差し控えず、惜しまず、悔いることはない。あなたの歩みと行いに従ってあな たを裁く――主なる神の仰せ。」
◆エゼキエルの妻の死
エゼ 24:15 主の言葉が私に臨んだ。
エゼ 24:16 「人の子よ、私はあなたの目に慕わしい者を、一撃のうちにあなたから取り去る。あなたは嘆いてはならない。泣いてはならない。涙を流してはな らない。
エゼ 24:17 声を立てずに呻け。死者のために喪に服するな。頭飾りを巻き、足にサンダルを履け。口ひげを覆ってはならない。嘆きのパンを食べてはならな い。」
エゼ 24:18 その朝、私は民に語った。その夕方、私の妻は死んだ。翌朝、私は命じられたとおりにした。
エゼ 24:19 民は私に言った。「あなたが行っているこれらのことは、我々にどんな意味があるのか、教えてくれないか」と。
エゼ 24:20 そこで私は彼らに言った。「主の言葉が私に臨んだ。
エゼ 24:21 『イスラエルの家に言いなさい。主なる神はこう言われる。私は、あなたがたの力の誇りであり、目に慕わしいものであり、魂の愛するものである 私の聖所を汚す。そして、あなたがたが見捨ててきた息子、娘は剣に倒れる。
エゼ 24:22 あなたがたは私が行ったように行う。口ひげを覆ってはならない。嘆きのパンを食べてはならない。
エゼ 24:23 頭飾りを巻き、足にサンダルを履け。嘆いてはならない。泣いてはならない。あなたがたは自分の過ちのゆえに痩せ衰え、互いに呻くようになる。
エゼ 24:24 エゼキエルは、あなたがたのためにしるしとなる。すべて彼が行ったように、あなたがたも行う。このことが起こるとき、あなたがたは私が神、主 であることを知るようになる。
エゼ 24:25 人の子よ、私が彼らから、その砦、誉れある喜び、目に慕わしいもの、魂の憧れ、彼らの息子と娘たちを取り去る日、
エゼ 24:26 その日、逃れて来た者が、その知らせを告げるために、あなたのもとに来る。
エゼ 24:27 その日、逃れて来た者に向かってあなたは口を開いて語り、再びものが言えるようになる。あなたは彼らにとってしるしとなり、彼らは私が主であ ることを知るようになる。』」

フランシスコ会訳2013
エゼキエル書 24

フランシスコ訳聖書 Eze <24>章 聖書本文

◆エルサレムの裁き

001第九年、第十の月の十日のこと である。その月の十日に、主の言葉がわたしに下り、仰せになった、

002「人の子よ、この日付、今日こ の日を書き留めておくように。まさにこの日、バビロンの王がエルサレムを包囲した。

003反抗的な家に喩えを語りなさ い。主なる神は仰せになる。

据えよ、鍋を据えよ。そして水を注げ。

004肉切れを放り込め。腿肉、肩 肉、すべて上質の肉を。

最上の骨で鍋を満たせ。

005最上の羊を手に入れて、その下 に骨を積み上げよ。

煮込め、煮込め、その羊を。骨の中まで火を通せ。

006主なる神は仰せになる。災いあ れ。血に染まった都、さびた鍋よ。そのさびは決して落ちない。肉の一切れ一切れを手当たり次第につかみ出せ。

007都の中は血に染まっている。都 はその血を?き出しの岩に塗りつけ、大地に注いで土で覆おうとはしなかった。

008それはわたしに報復への怒りを かき立てた。わたしは都が流した血を?き出しの岩に塗り、そのままにしておい た。

009主なる神は仰せになる。災いあ れ。血に染まった都よ。わたしもまた薪の山を大きくする。

010薪を積み上げて火をつけよ。肉 を煮込め。煮出しを捨てて骨を焼け。

011鍋を空にして炭火にかけよ。そ の銅が焼け、中の汚れが溶け出してさびが落ちるように。

012しかし、この腐心も水の泡だっ た。そのさび、頑固なさびは火でも落ちない。

013わたしは不貞の汚れからお前を 清めようとした。しかし、お前は清くはならなかった。わたしの怒りが静まるまで、もはやその汚れからお前は清くはならない。

014主なるわたしがこれを語り、そ れを実現する。わたしがこれを行う。ためらわず、憐れみもかけず、後悔もしない。お前の歩み、行いに見合った裁きをわたしは下す――主なる神の言葉」。

015主の言葉がわたしに下り、仰せ になった、

016「人の子よ、わたしはあなたの 目の喜びを、一撃をもって奪い去る。悲しみに沈むな。泣いて涙を流すな。

017人知れず呻け。死者のために喪 に服すな。ターバンを巻き、足には履き物を履け。口髭を覆わず、嘆きのパンを口にするな」。

018朝、わたしは人々に語った。そ の夕方、妻が死んだ。翌朝、わたしは命じられたとおりのことをした。

019すると人々がわたしに尋ねた、 「そうした振る舞いにどんな意味があるのか。説明してもらえないか」。

020わたしは答えた、「主の言葉が わたしに下り、仰せになった。

021イスラエルの家に告げなさい。 主なる神は仰せになる。わたしはお前たちが誇りとする力、目の喜び、心の憧憬である聖所を汚す。お前たちが後に残してきた息子や娘た ちは剣に倒れる。

022お前たちもわたしと同じように 振る舞うことになる。口髭を覆うな。嘆きのパンを口にするな。

023頭にターバンを巻き、足には履 き物を履け。悲しみに沈むな。泣いたりするな。お前たちは罪の故にやつれ果て、互いに悲しみに沈むことになる。

024エゼキエルはお前たちの徴とな り、お前たちも彼と同じように振る舞うことになる。それが成就するとき、わたしが主なる神であることをお前たちは知るだろう。

025人の子よ、彼らの砦、栄光ある 喜び、目の喜び、心の憧憬を、また彼らの息子や娘たちを、わたしが取り去る日が来る。

026その日、逃れてきた者があなた のもとを訪れて、このことを耳に告げる。

027その日、逃れてきた者に向かっ て口を開き、語りなさい。もはや黙していてはならない。あなたは彼らの徴となる。その時、わたしが主なる神であることを彼らは知るだ ろう」。


 

新共同訳1987

24:1 第九年の十月十日のことである。その月の十日に、主の言葉がわたしに臨んだ。

24:2 「人の子よ、この日付、まさにこの日を書き記しなさい。バビロンの王は、まさにこの日にエルサレムの攻城を始めた。

24:3 あなたは反逆の家に対してたとえを語り、彼らに言いなさい。主なる神はこう言われる。据えよ、鍋を据えよ。またその中に水を注げ。

24:4 それに肉の切れを入れよ。腿や肩肉、すべて上質の肉切れを集め/最上の骨で鍋を満たせ。

24:5 また、最上の羊を取り/その下に骨を積み重ねよ。これを十分に沸騰させ/中の骨まで煮えるようにせよ。

24:6 それゆえ、主なる神はこう言われる。災いだ、流血の都よ。錆のついた鍋、その錆は取り除きえない。肉を一切れ一切れ取り出せ。くじがそのために引かれるこ とはない。

24:7 流血が都の中にあるからだ。彼女は血を裸の岩の上に流し/土で覆うために地面に注ぐことをしなかった。

24:8 わたしは復讐のため憤りをかき立て/彼女の血を裸の岩の上に流し/それが覆われないようにした。

24:9 それゆえ、主なる神はこう言われる。災いだ、流血の都よ。わたしもまた、薪の山を大きくする。

24:10 まきを積み重ね、火をつけよ。肉を煮込んで肉汁を作り、骨を焦がせ。

24:11 鍋を空にして炭火にのせ/熱して、青銅が赤くなるまで焼け。汚れがその中で溶け、錆がなくなるように。

24:12 しかし、努力のかいもなく/厚い錆は火でも取り除きえない。

24:13 不貞によってお前が汚れたので、わたしは清めようとしたが、お前は汚れから清くならなかった。わたしが憤りを晴らすまでは、清くなることは決してない。

24:14 主なるわたしが語ったのだ。それは実現する。わたしがそれを行う。わたしはそれをやめず、惜しまず、憐れみもしない。お前の道と行いに従って、お前は裁か れる」と主なる神は言われる。

◆エゼキエルの妻の死

24:15 主の言葉がわたしに臨んだ。

24:16 「人の子よ、わたしはあなたの目の喜びを、一撃をもってあなたから取り去る。あなたは嘆いてはならない。泣いてはならない。涙を流してはならない。

24:17 声をあげずに悲しめ。死者の喪に服すな。頭にターバンを巻き、足に靴を履きなさい。口ひげを覆うな。嘆きのパンを食べてはならない。」

24:18 朝、わたしは人々に語っていた。その夕、わたしの妻は死んだ。翌朝、わたしは命じられたとおりに行った。

24:19 人々はわたしに尋ねた。「あなたが行っているこれらの事は、我々にどんな意味があるのか告げてくれないか」と。

24:20 そこでわたしは、彼らに語った。「主の言葉がわたしに臨んだ。

24:21 イスラエルの家に言いなさい。主なる神はこう言われる。わたしは、わたしの聖所を汚す。それはお前たちの誇る砦であり、目の喜び、心の慕うものであった。 お前たちが残してきた息子、娘たちは、剣によって滅びる。

24:22 わたしがしたように、お前たちもするようになる。お前たちは口ひげを覆ってはならない。嘆きのパンを食べてはならない。

24:23 頭にターバンを巻き、足に靴を履け。また、嘆いてはならない。泣いてはならない。お前たちは自分の罪のゆえに衰え、互いに嘆くようになる。

24:24 エゼキエルは、お前たちにとってしるしとなる。すべて彼が行ったように、お前たちもするであろう。すべてが実現したとき、お前たちは、わたしが主なる神で あることを知るようになる。」

24:25 人の子よ、わたしが彼らから、その砦、栄光の喜び、目の喜び、心の望みであるもの、息子、娘たちを取り去る日、

24:26 その日、逃れて来た者が来てあなたの耳に告げる。

24:27 その日に、あなたは逃れて来た者に向かって口を開いて語り、もはや黙しているな。あなたは彼らに対してしるしとなり、彼らはわたしが主であることを知るよ うになる。

 

新改訳1970

24:1 第九年の第十の月の十日に、私に次のような主のことばがあった。

24:2 「人の子よ。この日、ちょうどこの日の日づけを書きしるせ。ちょうどこの日に、バビロンの王がエルサレムに攻め寄せたからだ。

24:3 あなたは、反逆の家に一つのたとえを語って言え。神である主はこう仰せられる。なべを火にかけ、これを据え、水をこれに注ぎ入れよ。

24:4 これに肉の切れ、ももと肩の良い肉の切れをみないっしょに入れ、えり抜きの骨でこれを満たせ。

24:5 えり抜きの羊を取れ。なべの下には、まきを積み、よく沸騰させて、その中の骨も煮よ。

24:6 それゆえ、神である主はこう仰せられる。ああ。流血の町、さびついているなべ。そのさびは落とせない。一切れずつそれを取り出せ。くじで引いてはならな い。

24:7 彼女の血はまだ、そこにある。彼女はそれを裸岩の上に流し、地面にそれを流さず、これに土をかぶせようともしなかった。

24:8 わたしは、憤りをつのらせ、復讐するため、その血を裸岩の上に流させて、これに土をかぶせなかった。

24:9 それゆえ、神である主はこう仰せられる。ああ。流血の町。わたしもこれにたきぎを積み上げよう。

24:10 まきをふやし、火を燃え立たせ、肉をよく煮、味をつけ、骨も燃やせ。

24:11 なべをからにして炭火にかけ、その青銅を熱くして、その中の汚れを溶かし、さびがなくなるようにせよ。

24:12 しかし、その骨折りはむだだった。そのひどいさびはそれから落ちず、そのさびは、なお、火の中にあった。

24:13 あなたのみだらな汚れを見て、わたしはあなたをきよめようとしたが、あなたはきよくなろうともしなかった。それでわたしがあなたに対するわたしの憤りを静 めるまで、あなたは決してきよめられない。

24:14 主であるわたしは言った。それは必ず起こる。わたしはそれを行なって、なおざりにせず、惜しまず、思い直しもしない。あなたの行ないや、わざにしたがっ て、あなたをさばく。――神である主の御告げ。――」

24:15 次のような主のことばが私にあった。

24:16 「人の子よ。見よ。わたしは一打ちで、あなたの愛する者を取り去る。嘆くな。泣くな。涙を流すな。

24:17 声をたてずに悲しめ。死んだ者のために喪に服するな。頭に布を巻きつけ、足にサンダルをはけ。口ひげをおおってはならない。人々からのパンを食べてはなら ない。」

24:18 その朝、私は民に語ったが、夕方、私の妻が死んだ。翌朝、私は命じられたとおりにした。

24:19 すると、民は私に尋ねた。「あなたがしていることは、私たちにとってどんな意味があるのか、説明してくれませんか。」

24:20 そこで、私は彼らに答えた。「次のような主のことばが私にあった。

24:21 『神である主がこう仰せられるとイスラエルの家に言え。見よ。わたしは、あなたがたの力の誇りであり、あなたがたが愛し、心に慕っているわたしの聖所を、 汚す。あなたがたが見捨てた息子や娘たちは剣で倒される。

24:22 あなたがたはわたしがするようにすることになる。あなたがたは自分の口ひげをおおわず、人々からのパンを食べなくなる。

24:23 頭に布を巻きつけ、足にサンダルをはき、嘆いたり泣いたりしないようになる。ただ、自分たちの咎のために朽ち果て、互いに嘆き合うようになる。

24:24 エゼキエルはあなたがたのためのしるしとなり、彼がしたとおりを、あなたがたもするようになる。このとき、あなたがたは、わたしが神、主であることを知ろ う。

24:25 人の子よ。わたしが、彼らの力とするもの、栄えに満ちた喜び、愛するもの、心に慕うもの、彼らの息子や娘たちを取り去る日、

24:26 その日、のがれた者が、この知らせを告げにあなたのもとにやって来る。

24:27 その日、あなたはのがれて来た者に口を開いて言え。もう黙っていてはならない。あなたが彼らのしるしとなるとき、彼らは、わたしが主であることを知ろ う。』」

 

口語訳1955

24:1 第九年の十月十日に、主の言葉がわたしに臨んだ、

24:2 「人の子よ、あなたはこの日すなわち今日の名を書きしるせ。バビロンの王は、この日エルサレムを包囲した。

24:3 あなたはこの反逆の家にたとえを語って言え。主なる神はこう言われる、かますをすえ、これをすえて、水をくみ入れよ。

24:4 その中に肉の切れを入れよ、すべて良い肉の切れ、すなわち、ももと肩の肉をこれに入れよ。良い骨をこれに満たせ。

24:5 羊の最も良いものを取れ。かまの下にまきを積み、その肉を煮たぎらせ、またその中の骨を煮よ。

24:6 それゆえ、主なる神はこう言われる、わざわいなるかな、流血の町、さびているかま。そのさびはこれを離れない。肉をひとつびとつ無差別に取り出せ。

24:7 その流した血はまだその中にある。彼女はこれを裸岩の上に流し、土でこれをおおうために、地面には注がなかった。

24:8 これは、わたしの怒りをつのらせ、あだを返すために、その流した血がおおわれないように、裸岩の上に流したのである。

24:9 それゆえ、主なる神はこう言われる、わざわいなるかな、流血の町。わたしもまた、まきをさらに積み重ねる。

24:10 まきを積み重ね、火を燃やし、肉をよく煮て、煮つくし、骨を焼け。

24:11 そしてかまを熱くするため、それをからにして炭火の上に置き、その銅を焼いて、汚れをその中に溶かし、そのさびを去れ。

24:12 しかしわたしのほねおりは、むだであった。その多くのさびは火によって消えない。

24:13 そのさびとは、あなたの不潔な淫行である。わたしはあなたを清めようとしたが、あなたはあなたの不潔から清められようとしないから、わたしの怒りをあなた に漏らし尽すまでは、あなたは汚れから清まることはない。

24:14 主なるわたしはこれを言った。そしてこれは必ず成る。わたしはこれをなす。わたしはやめない、惜しまない、悔いない。あなたのおこないにより、あなたのわ ざによって、あなたをさばくと、主なる神は言われる」。

24:15 また主の言葉がわたしに臨んだ、

24:16 「人の子よ、見よ、わたしは、にわかにあなたの目の喜ぶ者を取り去る。嘆いてはならない。泣いてはならない。涙を流してはならない。

24:17 声をたてずに嘆け。死人のために嘆き悲しむな。ずきんをかぶり、足にくつをはけ。口をおおうな。嘆きのパンを食べるな」。

24:18 朝のうちに、わたしは人々に語ったが、夕べには、わたしの妻は死んだ。翌朝わたしは命じられたようにした。

24:19 人々はわたしに言った、「あなたがするこの事は、われわれになんの関係があるのか、それをわれわれに告げてはくれまいか」。

24:20 わたしは彼らに言った、「主の言葉がわたしに臨んだ、

24:21 『イスラエルの家に言え、主なる神はこう言われる、見よ、わたしはあなたがたの力の誇、目の喜び、心の望みであるわが聖所を汚す。あなたがたが残すむすこ 娘たちは、つるぎに倒れる。

24:22 あなたがたもわたしがしたようにし、口をおおわず、嘆きのパンを食べず、

24:23 頭にずきんをかぶり、足にくつをはき、嘆かず、泣かず、その罪の中にやせ衰えて、互にうめくようになる。

24:24 このようにエゼキエルはあなたがたのためにしるしとなる。彼がしたようにあなたがたもせよ。この事が成る時、あなたがたはわたしが主なる神であることを知 るようになる』。

24:25 人の子よ、わたしが、彼らのとりで、彼らの喜びと栄え、彼らの目の喜びであり、その心の望みであるもの、また彼らのむすこ娘たちを取り去る日、

24:26 その日に難をのがれて来る者が、あなたのもとにきて、あなたに事を告げる。

24:27 その日あなたは、そののがれてきた者に向かって口を開き、語り、もはや沈黙しない。こうしてあなたは彼らのためにしるしとなり、彼らはわたしが主であるこ とを知る」。



文語訳1917
24:1 九年の十月十日にヱホバの言我にのぞみて言ふ
24:2 人の子よ汝此日すなはち今日の名を書せバビロンの王今日ヱルサレムを攻をるなり
24:3 汝背ける家に譬喩をかたりて之に言へ主ヱホバかく言たまふ釜を居ゑ居ゑてこれに水を斟いれ
24:4 其肉の凡て佳き所を集めて股と肩とを之に入れ佳き骨をこれに充し
24:5 羊の選擇者を取れ亦薪一束を取り下に入れて骨を煮釜を善く煮たて亦その中の骨を煮よ
24:6 是故に主ヱホバかく言ふ禍なるかな血の流るる邑銹のつきたる釜 その銹これを離れざるなり肉を一箇一箇に取いだせ之がために籤を掣べからず
24:7 彼の血はその中にあり彼乾ける磐の上にこれを置りこれを土にそそぎて塵に覆はれしめず
24:8 我怒を來らせ仇を復さんがためにその血を乾ける磐の上に置て塵に覆はれざらしめたり
24:9 是故に主ヱホバかく言ふ禍なるかな血の流るる邑我またその薪の束を大にすべし
24:10 薪を積かさね火を燃し肉を善く煮てこれを煮つくしその骨をも燒しむべし
24:11 而して釜を空にして炭火の上に置きその銅をして熱くなりて燒しめ其汚穢をして中に鎔しめその銹を去しむべし
24:12 ?に手を盡したれどもその大なる銹さらざればその銹を火に投棄べし
24:13 汝の汚穢の中に淫行あり我汝を淨めんとしたれども汝淨まらざりしに因てわが怒を汝に洩しつくすまでは汝その汚穢をはなれて淨まることあらじ
24:14 我ヱホバこれを言り是至る我これを爲べし止ず惜まず悔ざるなり汝の道にしたがひ汝の行爲にしたがひて彼ら汝を鞫かん主ヱホバこれを言ふ
24:15 ヱホバの言われに臨みて言ふ
24:16 人の子よ我頓死をもて汝の目の喜ぶ者を取去ん汝哀かず泣ず涙をながすべからず
24:17 聲をたてずして哀け死人のために哀哭をなすなかれ冠物を戴き足に鞋を穿べし鬚を掩ふなかれ人のおくれる食物を食ふべからず
24:18 朝に我人々に語りしが夕にわが妻死ねり明朝におよびて我命ぜられしごとくなせり
24:19 茲に人々我に言けるは此汝がなすところの事は何の意なるや我らに告ざるや
24:20 我かれらに言けるはヱホバの言我にのぞみて言ふ
24:21 イスラエルの家にいふべし主ヱホバかく言ふ視よ我汝らの勢力の榮汝らの目の喜愛汝らの心の望なるわが聖所を汚さん汝らが遺すところの子女等は劍に仆れん
24:22 汝らもわが爲るごとくなし鬚を覆はず人のおくれる食物を食はず
24:23 首に冠物を戴き足に履を穿き哀かず泣ずその罪の中に痩衰へて互に呻かん
24:24 斯エゼキエル汝らに兆とならん彼がなしたるごとく汝ら爲ん是事の至らん時に汝ら我の主ヱホバなるを知べし
24:25 人の子よわが彼らの力かれらの樂むところの榮その目の喜愛その心の望その子女を取去る日
24:26 その日に逃亡者汝の許に來り汝の耳に告ることあらん
24:27 その日に汝逃亡者にむかひて口を啓き語りて再び默せざらん斯汝かれらに兆となるべし彼らは遂に我のヱホバなるを知ん

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 マタ 7:2

7:2 あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。

 

口 語訳 ヨハ 13:19

13:19 そのことがまだ起らない今のうちに、あなたがたに言っておく。いよいよ事が起ったとき、わたしがそれであることを、あなたがたが信じ るためである。

 

口 語訳 ヨハ 14:29

14:29 今わたしは、そのことが起らない先にあなたがたに語った。それは、事が起った時にあなたがたが信じるためである。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ルカ 11:29-30

11:29 さて群衆が群がり集 まったので、イエスは語り出された、「この時代は邪悪な時代である。それはしるしを求めるが、ヨナのしるしのほかには、なんのしるし も与えられないであろう。

11:30 というのは、ニネベの人々に対してヨナがしるしとなったように、人の子もこの時代に対してしるしとなるであろう。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 ルカ 11:29-30

11:29 群衆の数がますます増えてきたので、イエスは話し始められた。「今の時代の者たちはよこしまだ。しるしを欲しがるが、ヨナのしるしのほかには、しるしは与 えられない。

11:30 つまり、ヨナがニネベの人々に対してしるしとなったように、人の子も今の時代の者たちに対してしるしとなる。

 

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