エゼキエル書 33:1−6
見張りの任務
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆見張りの務め
エゼ 33:1 主の言葉が私に臨んだ。
エゼ
33:2 「人の子よ、あなたの同胞に告げなさい。ある地に私が剣をもたらすとき、その地の民は自分たちの中から一人を選び、見張りとする。
エゼ 33:3 彼はその地に剣が臨むのを見たら、角笛を吹き鳴らし、民に警告する。
エゼ
33:4 角笛の音を聞いた者がそれを聞きながら警告を受け入れず、剣が臨んでその者を討ち取るなら、その血の責任はその者の頭上にある。
エゼ
33:5 彼は角笛の音を聞きながら警告を受け入れなかったので、その血の責任は彼にある。警告を受け入れたなら、彼は自分の命を救っていたであろう。
エゼ
33:6 しかし、見張りが剣の臨むのを見ても角笛を吹き鳴らさず、民が警告を受けないで、剣が臨み、民のうちの一人の命が討ち取られるなら、見張りは自
分の過ちのために討ち取られ、私はその血の責任を見張りに求める。
フランシスコ会訳2013
エゼキエル書 33
フランシスコ訳聖書 Eze <33>章
聖書本文
◆第三部 エルサレムに対する回復の約束(33-48章)
◆一 エルサレム回復の希望(33-39章)
◆1 新しい牧者の約束(33-35章)
◆見張りの任務
001主の言葉がわたしに下り、仰せ
になった、
002「人の子よ、あなたの同胞に語
りかけ、告げなさい。わたしが、ある国に剣を差し向けるとする。すると、その国は人を選んで見張りを立てる。
003その国に押し寄せてくる剣に気
づいたら、見張りは角笛を吹き鳴らし、民に警戒を呼びかける。
004ところが、角笛の音を聞きなが
ら、警戒を怠る者がいて、やがて押し寄せてくる剣にその命を奪われたとしても、その血の責任は本人にある。
005角笛の音を聞いたにもかかわら
ず、彼は警戒を怠った。その血の責任は本人にある。もし警戒していれば、その命は助かっていたはずだ。
006一方、押し寄せてくる剣に気づ
きながら、見張りが角笛を吹き鳴らすのを怠ったとする。そのため民は警戒を呼びかけられないまま、やがて押し寄せてくる剣に民の命が
奪われるとする。そうなれば、彼らが自らの手落ちで死んだとしても、わたしはその血の責任を見張り自身に求める」。
新共同訳1987
33:1 主の言葉がわたしに臨んだ。
33:2
「人の子よ、あなたの同胞に語りかけ、彼らに言いなさい。わたしがある国に向かって剣を送るとき、その国の民は彼らの中から一人の人を選んで見張りとす
る。
33:3
彼は剣が国に向かって臨むのを見ると、角笛を吹き鳴らして民に警告する。
33:4
角笛の音を聞いた者が、聞いていながら警告を受け入れず、剣が彼に臨んで彼を殺したなら、血の責任は彼自身にある。
33:5
彼は角笛の音を聞いても警告を受け入れなかったのだから、血の責任は彼にある。彼が警告を受け入れていれば、自分の命を救いえたはずである。
33:6
しかし、見張りが、剣の臨むのを見ながら、角笛を吹かず、民が警告を受けぬままに剣が臨み、彼らのうちから一人の命でも奪われるなら、たとえその人は自分
の罪のゆえに死んだとしても、血の責任をわたしは見張りの手に求める。
新改訳1970
33:1
次のような主のことばが私にあった。
33:2
「人の子よ。あなたの民の者たちに告げて言え。わたしが一つの国に剣を送るとき、その国の民は彼らの中からひとりを選び、自分たちの見張り人とする。
33:3
剣がその国に来るのを見たなら、彼は角笛を吹き鳴らし、民に警告を与えなければならない。
33:4
だれかが、角笛の音を聞いても警告を受けないなら、剣が来て、その者を打ち取るとき、その血の責任はその者の頭上に帰する。
33:5
角笛の音を聞きながら、警告を受けなければ、その血の責任は彼自身に帰する。しかし、警告を受けていれば、彼は自分のいのちを救う。
33:6
しかし、見張り人が、剣の来るのを見ながら角笛を吹き鳴らさず、そのため民が警告を受けないとき、剣が来て、彼らの中のひとりを打ち取れば、その者は自分
の咎のために打ち取られ、わたしはその血の責任を見張り人に問う。
口語訳1955
33:1 主の言葉がわたしに臨んだ、
33:2
「人の子よ、あなたの民の人々に語って言え、わたしがつるぎを一つの国に臨ませる時、その国の民が彼らのうちからひとりを選んで、これを自分たちの見守る
者とする。
33:3
彼は国につるぎが臨むのを見て、ラッパを吹き、民を戒める。
33:4
しかし人がラッパの音を聞いても、みずから警戒せず、ついにつるぎが来て、その人を殺したなら、その血は彼のこうべに帰する。
33:5
彼はラッパの音を聞いて、みずから警戒しなかったのであるから、その血は彼自身に帰する。しかしその人が、みずから警戒したなら、その命は救われる。
33:6
しかし見守る者が、つるぎの臨むのを見ても、ラッパを吹かず、そのため民が、みずから警戒しないでいるうちに、つるぎが臨み、彼らの中のひとりを失うなら
ば、その人は、自分の罪のために殺されるが、わたしはその血の責任を、見守る者の手に求める。
文語訳1917
33:1 爰にヱホバの言われに臨みて言ふ
33:2
人の子よ汝の民の人々に告て之に言へ我劍を一の國に臨ましめん時その國の民おのれの國人の中より一人を選みて之を守望人となさんに
33:3 かれ國に劍の臨むを見ラッパを吹てその民を警むることあらん
33:4 然るに人ラッパの音を聞て自ら警めず劍つひに臨みて其人を失ふにいたらばその血はその人の首に歸すべし
33:5 彼ラッパの音を聞て自ら警むることを爲ざればその血は己に歸すべし然どもし自ら警むることを爲ばその生命を保つことを得ん
33:6
然れども守望者劍の臨むを見てラッパを吹ず民警戒をうけざるあらんに劍のぞみて其中の一人を失はば其人は己の罪に死るなれど我その血を守望者の手に討問め
ん
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 使 18:6
18:6
しかし、彼らがこれに反抗してののしり続けたので、パウロは自分の上着を振りはらって、彼らに言った、「あなたがたの血は、あなたが
た自身にかえれ。わたしには責任がない。今からわたしは異邦人の方に行く」。
口 語訳 ヘブ
11:7
11:7
信仰によって、ノアはまだ見ていない事がらについて御告げを受け、恐れかしこみつつ、その家族を救うために箱舟を造り、その信仰に
よって世の罪をさばき、そして、信仰による義を受け継ぐ者となった。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
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エゼキエル書 33:7−9
見張りとしてのエゼキエル
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
エゼ
33:7 人の子よ、私はあなたをイスラエルの家の見張りとした。あなたは私の口から言葉を聞き、私の警告を彼らに伝えなければならない。
エゼ
33:8 私が悪しき者に向かって、『悪しき者よ、あなたは必ず死ぬ』と言うとき、あなたが悪しき者に警告し、その道から離れるように語らないなら、悪し
き者は自分の過ちによって死に、私はその血の責任をあなたに求める。
エゼ
33:9 しかし、あなたが悪しき者に、その道から立ち帰るように警告しても、その道から立ち帰らないなら、彼は自分の過ちによって死ぬが、あなたは自分
の命を救う。
フランシスコ会訳2013
◆見張りとしてのエゼキエル
007「さて人の子よ、わたしはあな
たをイスラエルの家の見張りとする。わたしの口から出る言葉を聞いたなら、それをわたしからの警告として彼らに告げなさい。
008わたしが悪人に『悪人よ、お前
は必ず死ぬ』と言うとする。しかし、あなたは悪人にその道から離れるよう警告するのを怠るとする。すると悪人は自らの罪のうちに死ぬ
ことになるが、そうなれば、わたしはその血の責任をあなたに求める。
009しかし、悪人にその道から立ち
返るよう警告したにもかかわらず、彼が自分の道から立ち返らないとする。すると彼は自らの罪のうちに死ぬことになるが、あなたは自分
の命を救う」。
新共同訳1987
33:7
人の子よ、わたしはあなたをイスラエルの家の見張りとした。あなたが、わたしの口から言葉を聞いたなら、わたしの警告を彼らに伝えねばならない。
33:8
わたしが悪人に向かって、『悪人よ、お前は必ず死なねばならない』と言うとき、あなたが悪人に警告し、彼がその道から離れるように語らないなら、悪人は自
分の罪のゆえに死んでも、血の責任をわたしはお前の手に求める。
33:9
しかし、もしあなたが悪人に対してその道から立ち帰るよう警告したのに、彼がその道から立ち帰らなかったのなら、彼は自分の罪のゆえに死に、あなたは自分
の命を救う。
新改訳1970
33:7
人の子よ。わたしはあなたをイスラエルの家の見張り人とした。あなたは、わたしの口からことばを聞くとき、わたしに代わって彼らに警告を与えよ。
33:8
わたしが悪者に、『悪者よ。あなたは必ず死ぬ。』と言うとき、もし、あなたがその悪者にその道から離れるように語って警告しないなら、その悪者は自分の咎
のために死ぬ。そしてわたしは彼の血の責任をあなたに問う。
33:9
あなたが、悪者にその道から立ち返るよう警告しても、彼がその道から立ち返らないなら、彼は自分の咎のために死ななければならない。しかし、あなたは自分
のいのちを救うことになる。
口語訳1955
33:7
それゆえ、人の子よ、わたしはあなたを立てて、イスラエルの家を見守る者とする。あなたはわたしの口から言葉を聞き、わたしに代って彼らを戒めよ。
33:8
わたしが悪人に向かって、悪人よ、あなたは必ず死ぬと言う時、あなたが悪人を戒めて、その道から離れさせるように語らなかったら、悪人は自分の罪によって
死ぬ。しかしわたしはその血を、あなたの手に求める。
33:9
しかしあなたが悪人に、その道を離れるように戒めても、その悪人がその道を離れないなら、彼は自分の罪によって死ぬ。しかしあなたの命は救われる。
文語訳1917
33:7 然ば人の子よ我汝を立てイスラエルの家の守望者となす汝わが口より言を聞き我にかはりて彼等を警むべし
33:8
我惡人に向ひて惡人よ汝死ざるべからずと言んに汝その惡人を警めてその途を離るるやうに語らずば惡人はその罪に死んなれどその血をば我汝の手に討問むべし
33:9
然ど汝もし惡人を警めて翻りてその途を離れしめんとしたるに彼その途を離れずば彼はその罪に死ん而して汝はおのれの生命を保つことを得ん
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 使 5:20
5:20
「さあ行きなさい。そして、宮の庭に立ち、この命の言葉を漏れなく、人々に語りなさい」。
口 語訳 使 13:40-41
13:40
だから預言者たちの書にかいてある次のようなことが、あなたがたの身に起らないように気をつけなさい。
13:41
『見よ、侮る者たちよ。驚け、そして滅び去れ。わたしは、あなたがたの時代に一つの事をする。それは、人がどんなに説明して聞かせて
も、/あなたがたのとうてい信じないような事なのであ/る』」。
口 語訳 使 13:46
13:46
パウロとバルナバとは大胆に語った、「神の言は、まず、あなたがたに語り伝えられなければならなかった。しかし、あなたがたはそれを
退け、自分自身を永遠の命にふさわしからぬ者にしてしまったから、さあ、わたしたちはこれから方向をかえて、異邦人たちの方に行くの
だ。
口 語訳 使 20:26
20:26
だから、きょう、この日にあなたがたに断言しておく。わたしは、すべての人の血について、なんら責任がない。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 ヘブ 13:17
13:17
指導者たちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。この人たちは、神に申し述べる者として、あなたがたの魂のために心を配っています。彼らを嘆かせず、喜ん
でそうするようにさせなさい。そうでないと、あなたがたに益となりません。
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
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エゼキエル書 33:10−20
立ち帰りへの勧告
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
エゼ
33:10 人の子よ、あなたはイスラエルの家に言いなさい。あなたがたはこう言った。『我々の背きと罪は我々の上にあり、そのため我々は痩せ衰える。ど
うして生きることができようか』と。
エゼ
33:11 彼らに言いなさい。私は生きている――主なる神の仰せ。私は悪しき者の死を決して喜ばない。むしろ、悪しき者がその道から立ち帰って生きるこ
とを喜ぶ。立ち帰れ、悪の道から立ち帰れ。イスラエルの家よ、あなたがたがどうして死んでよいだろうか。
エゼ
33:12 人の子よ、あなたは同胞に言いなさい。正しき者の正義も、背くときには自分を救うことができない。また、悪しき者の悪も、その悪から立ち帰る
ときには、それによってつまずくことはない。正しき者も、罪を犯すときは、その正義によって生きることはできない。
エゼ
33:13 私が正しき者に『あなたは必ず生きる』と言っても、その人が自分の正義に頼って不正を行うなら、その人のすべての正義は思い起こされず、行っ
た不正のゆえに、その人は死ぬ。
エゼ 33:14 また、私が悪しき者に『あなたは必ず死ぬ』と言っても、その人がその罪から立ち帰り、公正と正義を行うなら、
エゼ
33:15 すなわち、悪しき者が質物を返し、強奪したものを返却し、命の掟に従って歩み、不正を行わないなら、その人は必ず生き、死ぬことはない。
エゼ 33:16 その人の犯した罪は思い起こされず、その人は公正と正義を行ったゆえに、必ず生きる。
エゼ 33:17 それなのに、あなたの同胞は、『主の道は公正ではない』と言っている。しかし、彼らの道こそ公正ではない。
エゼ 33:18 正しき者がその正義に背いて不正を行うなら、その人はそのゆえに死ぬ。
エゼ 33:19 悪しき者がその悪から立ち帰り、公正と正義を行うなら、その人はそのゆえに生きる。
エゼ
33:20 ところがあなたがたは、『主の道は公正ではない』と言う。イスラエルの家よ、私はあなたがたをそれぞれの道に従って裁く。」
フランシスコ会訳2013
◆立ち返りへの勧告
010「さあ人の子よ、イスラエルの
家に告げなさい、『背反と罪がわれわれの上にのしかかっている。われわれはやつれ果ててしまった。どうして生きていられようか』とい
うのが、お前たちの言い草。
011わたしは生きている――主なる神の言葉。わたしは決して悪人の死を喜ばない。むしろ悪人がその道から立ち
返り、命を得ることを喜ぶ。立ち返れ。お前たちの悪い道から立ち返れ。イスラエルの家よ、どうしてお前たちは死のうとするのか。
012さあ人の子よ、同胞に告げなさ
い。義人が背くなら、その義も彼を救うことはできない。しかし、悪人が悪から立ち返るなら、彼がその悪につまずくことはない。義人が
罪を犯すなら、もはやその義によって命を得ることはできない。
013わたしが義人に『お前は命を得
る』と言うとしても、彼がその義を頼みとして悪を行うなら、その義は忘れ去られ、むしろ行った悪の故に死ぬことになる。
014一方、悪人に『お前は必ず死
ぬ』と言うとする。そこで彼が罪から立ち返り、定めと義を行うなら、
015すなわち悪人が担保を返却し、
盗品を賠償して命の掟を歩み、悪から手を引くなら命を得、死ぬことはない。
016彼の犯した罪はすべて忘れ去ら
れる。定めと義を行う者は命を得る。
017それなのに、『主の道は公正に
欠ける』と、あなたの同胞は言っている。公正に欠けるのは彼らの道である。
018義人が義に背いて不正を行うな
ら、そのために死に、
019悪人が悪から立ち返り、定めと
義を行うなら、そのために命を得る。
020それなのに、『主の道は公正に
欠ける』と、お前たちは言っている。イスラエルの家よ。わたしはお前たち一人ひとりの道にふさわしい裁きを下す」。
新共同訳1987
33:10
人の子よ、イスラエルの家に言いなさい。お前たちはこう言っている。『我々の背きと過ちは我々の上にあり、我々はやせ衰える。どうして生きることができよ
うか』と。
33:11
彼らに言いなさい。わたしは生きている、と主なる神は言われる。わたしは悪人が死ぬのを喜ばない。むしろ、悪人がその道から立ち帰って生きることを喜ぶ。
立ち帰れ、立ち帰れ、お前たちの悪しき道から。イスラエルの家よ、どうしてお前たちは死んでよいだろうか。
33:12
人の子よ、あなたの同胞に言いなさい。正しい人の正しさも、彼が背くときには、自分を救うことができない。また、悪人の悪も、彼がその悪から立ち帰るとき
には、自分をつまずかせることはない。正しい人でも、過ちを犯すときには、その正しさによって生きることはできない。
33:13
正しい人に向かって、わたしが、『お前は必ず生きる』と言ったとしても、もし彼が自分自身の正しさに頼って不正を行うなら、彼のすべての正しさは思い起こ
されることがなく、彼の行う不正のゆえに彼は死ぬ。
33:14
また、悪人に向かって、わたしが、『お前は必ず死ぬ』と言ったとしても、もし彼がその過ちから立ち帰って正義と恵みの業を行うなら、
33:15
すなわち、その悪人が質物を返し、奪ったものを償い、命の掟に従って歩き、不正を行わないなら、彼は必ず生きる。死ぬことはない。
33:16
彼の犯したすべての過ちは思い起こされず、正義と恵みの業を行った者は必ず生きる。
33:17
それなのに、あなたの同胞は言っている。『主の道は正しくない』と。しかし正しくないのは彼らの道である。
33:18
正しい人でも、正しさから離れて不正を行うなら、その不正のゆえに彼は死ぬ。
33:19
また、悪人でも、悪から離れて正義と恵みの業を行うなら、それゆえに彼は生きる。
33:20
それなのに、お前たちは言っている。『主の道は正しくない』と。イスラエルの家よ、わたしは人をそれぞれの道に従って裁く。」
新改訳1970
33:10
人の子よ。イスラエルの家に言え。あなたがたはこう言っている。『私たちのそむきと罪は私たちの上にのしかかり、そのため、私たちは朽ち果てた。私たちは
どうして生きられよう。』と。
33:11
彼らにこう言え。『わたしは誓って言う。――神である主の御告げ。――わたしは決して悪者の死を喜ばない。かえって、悪者がその態度を悔い改めて、生きる
ことを喜ぶ。悔い改めよ。悪の道から立ち返れ。イスラエルの家よ。なぜ、あなたがたは死のうとするのか。』
33:12
人の子よ。あなたの民の者たちに言え。正しい人の正しさも、彼がそむきの罪を犯したら、それは彼を救うことはできない。悪者の悪も、彼がその悪から立ち返
るとき、その悪は彼を倒すことはできない。正しい人でも、罪を犯すとき、彼は自分の正しさによって生きることはできない。
33:13
わたしが正しい人に、『あなたは必ず生きる。』と言っても、もし彼が自分の正しさに拠り頼み、不正をするなら、彼の正しい行ないは何一つ覚えられず、彼は
自分の行なった不正によって死ななければならない。
33:14
わたしが悪者に、『あなたは必ず死ぬ。』と言っても、もし彼が自分の罪を悔い改め、公義と正義とを行ない、
33:15
その悪者が質物を返し、かすめた物を償い、不正をせず、いのちのおきてに従って歩むなら、彼は必ず生き、死ぬことはない。
33:16
彼が犯した罪は何一つ覚えられず、公義と正義とを行なった彼は必ず生きる。
33:17
あなたの民の者たちは、『主の態度は公正でない。』と言っている。しかし、彼らの態度こそ公正でない。
33:18
正しい人でも、自分の正しい行ないから遠ざかり、不正をするなら、彼はそのために死ぬ。
33:19
悪者でも、自分の悪から遠ざかり、公義と正義とを行なうなら、そのために彼は生きる。
33:20
それでもあなたがたは、『主の態度は公正でない。』と言う。イスラエルの家よ。わたしはあなたがたをそれぞれの態度にしたがってさばく。」
口語訳1955
33:10
それゆえ、人の子よ、イスラエルの家に言え、あなたがたはこう言った、『われわれのとがと、罪はわれわれの上にある。われわれはその中にあって衰えはて
る。どうして生きることができようか』と。
33:11
あなたは彼らに言え、主なる神は言われる、わたしは生きている。わたしは悪人の死を喜ばない。むしろ悪人が、その道を離れて生きるのを喜ぶ。あなたがたは
心を翻せ、心を翻してその悪しき道を離れよ。イスラエルの家よ、あなたはどうして死んでよかろうか。
33:12
人の子よ、あなたの民の人々に言え、義人の義は、彼が罪を犯す時には、彼を救わない。悪人の悪は、彼がその悪を離れる時、その悪のために倒れることはな
い。義人は彼が罪を犯す時、その義のために生きることはできない。
33:13
わたしが義人に、彼は必ず生きると言っても、もし彼が自分の義をたのんで、罪を犯すなら、彼のすべての義は覚えられない。彼はみずから犯した罪のために死
ぬ。
33:14
また、わたしが悪人に『あなたは必ず死ぬ』と言っても、もし彼がその罪を離れ、公道と正義とを行うならば、
33:15
すなわちその悪人が質物を返し、奪った物をもどし、命の定めに歩み、悪を行わないならば、彼は必ず生きる。決して死なない。
33:16
彼の犯したすべての罪は彼に対して覚えられない。彼は公道と正義とを行ったのであるから、必ず生きる。
33:17
あなたの民の人々は『主の道は公平でない』と言う。しかし彼らの道こそ公平でないのである。
33:18
義人がその義を離れて、罪を犯すならば、彼はこれがために死ぬ。
33:19
悪人がその悪を離れて、公道と正義とを行うならば、彼はこれによって生きる。
33:20
それであるのに、あなたがたは『主の道は公平でない』と言う。イスラエルの家よ、わたしは各自のおこないにしたがって、あなたがたをさばく」。
文語訳1917
33:10
然ば人の子よイスラエルの家に言へ汝らは斯語りて言ふ我らの愆と罪は我らの身の上にあり我儕はその中にありて消失ん爭でか生ることを得んと
33:11
汝かれらに言べし主ヱホバ言たまふ我は活く我惡人の死るを悦ばず惡人のその途を離れて生るを悦ぶなり汝ら翻へり翻へりてその惡き道を離れよイスラエルの家
よ汝等なんぞ死べけんや
33:12
人の子よ汝の民の人々に言べし義人の義はその人の罪を犯せる日にはその人を救ふことあたはず惡人はその惡を離れたる日にはその惡のために仆るることあらじ
義人はその罪を犯せる日にはその義のために生ることを得じ
33:13 我義人に汝かならず生べしと言んに彼その義を恃みて罪ををかさばその義は悉く忘らるべし其をかせる罪のために彼は死べし
33:14 我惡人に汝かならず死べしと言んに彼その惡を離れ公道と公義を行ふことあらん
33:15 即ち惡人質物を歸しその奪ひし者を還し惡をなさずして生命の憲法にあゆみなば必ず生ん死ざるべし
33:16 その犯したる各種の罪は記憶らるることなかるべし彼すでに公道と公義を行ひたれば必ず生べし
33:17 汝の民の人々は主の道正しからずと言ふ然ど實は彼等の道の正しからざるなり
33:18 義人もしその義を離れて罪ををかさば是がために死べし
33:19 惡人もしその惡を離れて公道と公義を行ひなば是がために生べし
33:20 然るに汝らは主の道正しからずといふイスラエルの家よ我各人の行爲にしたがひて汝等を鞫くべし
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 Uペテ3:9
3:9 ある人々がおそいと
思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ること
を望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
Tテモ2:4
2:4 神は、すべての人が救われて、真理を悟るに至ることを望んでおられる。
口語訳
Uペテ3:9
3:9
ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを
望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。
口語訳 使 3:19
3:19 だから、自分の罪をぬぐい去っていただくために、悔い改めて本心に立ちかえりなさい。
口語訳
ヘブ 10:38
10:38
わが義人は、信仰によって生きる。もし信仰を捨てるなら、/わたしのたましいはこれを喜ばない」。
口語訳
ロマ 10:1-13
10:1 兄弟たちよ。わたしの心の願い、彼らのために神にささげる祈は、彼らが救われることである。
10:2
わたしは、彼らが神に対して熱心であることはあかしするが、その熱心は深い知識によるものではない。
10:3
なぜなら、彼らは神の義を知らないで、自分の義を立てようと努め、神の義に従わなかったからである。
10:4 キリストは、すべて信じる者に義を得させるために、律法の終りとなられたのである。
10:5 モーセは、律法による義を行う人は、その義によって生きる、と書いている。
10:6
しかし、信仰による義は、こう言っている、「あなたは心のうちで、だれが天に上るであろうかと言うな」。それは、キリストを引き降ろすことである。
10:7
また、「だれが底知れぬ所に下るであろうかと言うな」。それは、キリストを死人の中から引き上げることである。
10:8
では、なんと言っているか。「言葉はあなたの近くにある。あなたの口にあり、心にある」。この言葉とは、わたしたちが宣べ伝えている信仰の言葉である。
10:9
すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われる。
10:10 なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。
10:11 聖書は、「すべて彼を信じる者は、失望に終ることがない」と言っている。
10:12
ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである。
10:13 なぜなら、「主の御名を呼び求める者は、すべて救われる」とあるからである。
口語訳
Uペテ2:20-21
2:20
彼らが、主また救主なるイエス・キリストを知ることにより、この世の汚れからのがれた後、またそれに巻き込まれて征服されるならば、彼らの後の状態は初め
よりも、もっと悪くなる。
2:21
義の道を心得ていながら、自分に授けられた聖なる戒めにそむくよりは、むしろ義の道を知らなかった方がよい。
口語訳
ルカ 19:8
19:8
ザアカイは立って主に言った、「主よ、わたしは誓って自分の財産の半分を貧民に施します。また、もしだれかから不正な取立てをしていましたら、それを四倍
にして返します」。
口語訳
ガラ 3:3-4
3:3
あなたがたは、そんなに物わかりがわるいのか。御霊で始めたのに、今になって肉で仕上げるというのか。
3:4 あれほどの大きな経験をしたことは、むだであったのか。まさか、むだではあるまい。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 ルカ
15:7
15:7
よく聞きなさい。それと同じように、罪人がひとりでも悔い改めるなら、悔改めを必要としない九十九人の正しい人のためにもまさる大き
いよろこびが、天にあるであろう。
口 語訳 ルカ
15:10
15:10
よく聞きなさい。それと同じように、罪人がひとりでも悔い改めるなら、神の御使たちの前でよろこびがあるであろう」。
口 語訳 ルカ
15:32
15:32
しかし、このあなたの弟は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから、喜び祝うのはあたりまえである』」。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 ルカ 19:8
19:8
しかし、ザアカイは立ち上がって、主に言った。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍
にして返します。」
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 使 3:19
3:19
だから、自分の罪が消し去られるように、悔い改めて立ち帰りなさい。
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エゼキエル書 33:21−22
エルサレムの陥落
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆エルサレム陥落の知らせ
エゼ
33:21 我々が捕囚となって十二年目の第十の月の五日に、エルサレムから逃れた者が私のところに来て、「都は破壊された」と言った。
エゼ
33:22 逃れた者が来る前の夕方、主の手が私の上に臨み、翌朝、彼が私のところに来る前に、主は私の口を開かれた。そこで、私の口は開かれ、再びもの
が言えるようになった。
フランシスコ会訳2013
◆エルサレムの陥落
021われわれの捕囚の第十二年、第
十の月の五日、エルサレムから脱出した者がわたしのもとにやって来て、「都は陥落した」と報告した。
022脱出した者が来た前の晩、主の
手がわたしに置かれた。そして翌朝、彼がわたしを訪れる前に、わたしの口は開かれた。口が開き、もはやわたしは黙っている必要がなく
なった。
新共同訳1987
33:21
我々の捕囚の第十二年十月五日に、エルサレムから逃れた者がわたしのもとに来て言った。「都は陥落した」と。
33:22
その逃れた者が来る前の晩、主の手がわたしの上に置かれ、翌朝、彼がわたしのもとに来る前に、主はわたしの口を開かれた。口が開かれて、わたしはもはや黙
していなかった。
新改訳1970
33:21
私たちが捕囚となって十二年目の第十の月の五日、エルサレムからのがれた者が、私のもとに来て、「町は占領された。」と言った。
33:22
そののがれた者が来る前の夕方、主の御手が私の上にあり、朝になって彼が私のもとに来る前に、私の口は開かれた。こうして、私の口は開かれ、もう私は黙っ
ていなかった。
口語訳1955
33:21
わたしたちが捕え移された後、すなわち第十二年の十月五日に、エルサレムからのがれて来た者が、わたしのもとに来て言った、「町は打ち破られた」と。
33:22
その者が来た前の夜、主の手がわたしに臨んだ。次の朝、その人がわたしのもとに来たころ、主はわたしの口を開かれた。わたしの口が開けたので、もはやわた
しは沈黙しなかった。
文語訳1917
33:21 我らが?へうつされし後すなはち十二年の十月の五日にヱルサレムより脱逃者きたりて邑は撃敗られたりと言ふ
33:22 その逃亡者の來る前の夜ヱホバの手我に臨み彼が朝におよびて我に來るまでに我口を開けり斯わが口開けたれば我また默せざりき
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 ルカ
1:64
1:64
すると、立ちどころにザカリヤの口が開けて舌がゆるみ、語り出して神をほめたたえた。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
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エゼキエル書 33:23−33
人々への警告
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆ユダの生き残りの者
エゼ 33:23 主の言葉が私に臨んだ。
エゼ
33:24 「人の子よ、イスラエルの地の廃虚に住む者はこう言っている。『アブラハムは一人でこの地を所有していた。しかし我々は大勢いる。この地は
我々が所有するために与えられているのだ。』
エゼ
33:25 それゆえ、彼らに言いなさい。主なる神はこう言われる。あなたがたは血の付いたままの肉を食べ、偶像を仰ぎ見、人の血を流している。それでも
なおこの地を所有しようというのか。
エゼ
33:26 あなたがたは剣を頼みとし、忌むべきことを行い、それぞれが隣人の妻を汚している。それでもなおこの地を所有しようというのか。
エゼ
33:27 彼らにこう言いなさい。主なる神はこう言われる。私は生きている。廃虚にいる者たちは必ず剣に倒れる。野にいる者を私は餌食として獣に与え、
要害や洞窟にいる者たちは疫病で死ぬ。
エゼ 33:28 私はこの地をことごとく荒廃させる。その力の誇りは消えうせ、イスラエルの山々は荒廃し、そこを通る者はいなくなる。
エゼ
33:29 彼らが行ったすべての忌むべき行為のゆえに、私がこの地をことごとく荒廃させるとき、彼らは私が主であることを知るようになる。
エゼ
33:30 人の子よ、あなたの同胞は、城壁のそばや家々の戸口であなたについて語り合い、一人一人、『さあ、行って、主から出る言葉が何かを聞こうでは
ないか』と語っている。
エゼ
33:31 彼らは集団であなたのところにやって来る。私の民はあなたの前に座り、その言葉を聞く。しかし彼らはそれを行わない。口ではお世辞を言うが、
心は自分の利益を追い求めるからだ。
エゼ
33:32 あなたは彼らにとって、美しい声で恋を歌う者のようだ。また楽器を上手に奏でる者のようだ。彼らはあなたの言葉を聞くが、実行しない。
エゼ 33:33 それがやって来るとき――確かにそれはやって来る――彼らは自分たちの中に預言者がいたことを知るようになる。」
フランシスコ会訳2013
◆人々への警告
023主の言葉がわたしに下り、仰せ
になった、
024「人の子よ、イスラエルの地の
これらの廃墟に住む者たちは言っている、『アブラハムは一人だったのにこの地を所有した。われわれは大勢いる。この地は所有地として
われわれに与えられている』。
025それ故、彼らに告げなさい。主
なる神は仰せになる。お前たちは血を含んだものを食べ、偶像を仰ぎ見、また流血ざたを起こしている。それでもなお、この地を所有しよ
うとするのか。
026剣を頼みとし、忌まわしいこと
に耽り、それぞれが隣人の妻を汚している。それでもなお、この地を所有しようとするのか。
027彼らに告げなさい。主なる神は
仰せになる。わたしは生きている。廃墟にいる者たちは必ず剣に倒れ、野にいる者は獣の餌食となり、要塞や洞穴に立て籠っている者は疫
病で死ぬ。
028わたしはこの地を荒廃した地、
荒れ地とする。この地が誇りとする力は消え失せ、イスラエルの山々は荒廃し、そこを通りかかる者も途絶えてしまう。
029彼らが耽ったあらゆる忌まわし
い行為の故に、その地を荒廃した地、荒れ地とする。その時、わたしが主であることを彼らは知るだろう。
030壁の傍ら、家の戸口であなたに
ついてうわさしているあなたの同胞は、ささやき交わしている、『主がどんなことを語られるか、行って、聞いてみようではないか』。
031彼らは一団となってやって来て
あなたの前に座り、あなたの言葉を聞くだろう。しかし、それを実行しようとはしない。口では美辞麗句を並べ立てるが、心では自らの利
益を追い求めている。
032彼らにとってあなたは朗々とし
た声、妙なる弦が奏でる愛の歌のようなものだ。あなたの言葉を聞きはするが、一人としてそれを実行しようとはしない。
033このことが起こる時――それは確かに起こるが、その時、彼らの中に預言者がいたことを彼らは知るだろ う」。
新共同訳1987
33:23
主の言葉がわたしに臨んで言った。
33:24
「人の子よ、イスラエルの土地のこれらの廃虚に住む者は言っている。『アブラハムはただひとりのとき、この土地を所有していた。我々の数は多い。我々にこ
の土地は所有として与えられている』と。
33:25
それゆえ、彼らに言いなさい。主なる神はこう言われる。お前たちは血のついたまま肉を食べ、偶像に向かって目を上げ、人の血を流している。それでも、お前
たちはこの土地を所有できるのか。
33:26
お前たちは剣を頼みとし、忌まわしいことを行い、おのおの隣人の妻を犯している。それでも、お前たちはこの土地を所有できるのか。
33:27
それゆえ、彼らにこう言いなさい。主なる神はこう言われる。わたしは生きている。廃虚にいる者たちは必ず剣に倒れる。野にいる者はすべて、獣に餌食として
与え、砦と洞穴にいる者たちは疫病によって死ぬ。
33:28
わたしはこの土地を荒れ地とし、荒廃した土地とする。この土地が誇った力はうせ、イスラエルの山々は荒れ果て、そこを通る者はなくなる。
33:29
彼らが行ったすべての忌まわしいことのゆえに、わたしがこの土地を荒れ地とし、荒廃した地にするとき、彼らはわたしが主であることを知るようになる。
33:30
人の子よ、あなたの同胞は城壁の傍らや家の戸口に立ってあなたのことを語り、互いに語り合っている。『さあ、行って、どんな言葉が主から出るのか、聞こう
ではないか』と。
33:31
そして、彼らはあなたのもとに来る。民は来て、あなたの前に座り、あなたの言葉を聞きはするが、それを行いはしない。彼らは口では好意を示すが、心は利益
に向かっている。
33:32
見よ、あなたは彼らにとって、楽器にあわせて美しい声でうたうみだらな歌の歌い手のようだ。彼らはあなたの語ることを聞くが、それを行いはしない。
33:33
しかし、そのことが起こるとき――見よ、それは近づいている――彼らは自分たちの中に預言者がいたことを知るようになる。」
新改訳1970
33:23
次のような主のことばが私にあった。
33:24
「人の子よ。イスラエルの地のこの廃墟に住む者たちは、『アブラハムはひとりでこの地を所有していた。私たちは多いのに、この地を所有するように与えられ
ている。』と言っている。
33:25
それゆえ、彼らに言え。神である主はこう仰せられる。あなたがたは血がついたままで食べ、自分たちの偶像を仰ぎ見、血を流しているのに、この地を所有しよ
うとするのか。
33:26
あなたがたは自分の剣に拠り頼み、忌みきらうべきことをし、おのおの隣人の妻を汚していながら、この地を所有しようとするのか。
33:27
あなたは彼らにこう言え。神である主はこう仰せられる。わたしは誓って言うが、あの廃墟にいる者は必ず剣に倒れる。野にいる者も、わたしは獣に与えてその
えじきとする。要害とほら穴にいる者は疫病で死ぬ。
33:28
わたしはその地を荒れ果てさせ、荒廃した地とする。その力強い誇りは消えうせ、イスラエルの山々は荒れ果て、だれもそこを通らなくなる。
33:29
このとき、わたしが、彼らの行なったすべての忌みきらうべきわざのためにその国を荒れ果てさせ、荒廃した地とすると、彼らは、わたしが主であることを知ろ
う。
33:30
人の子よ。あなたの民の者たちは城壁のそばや、家々の入口で、あなたについて互いに語り合ってこう言っている。『さあ、どんなことばが主から出るか聞きに
行こう。』
33:31
彼らは群れをなしてあなたのもとに来、わたしの民はあなたの前にすわり、あなたのことばを聞く。しかし、それを実行しようとはしない。彼らは、口では恋を
する者であるが、彼らの心は利得を追っている。
33:32
あなたは彼らにとっては、音楽に合わせて美しく歌われる恋の歌のようだ。彼らはあなたのことばを聞くが、それを実行しようとはしない。
33:33
しかし、あのことは起こり、もう来ている。彼らは、自分たちの間にひとりの預言者がいたことを知ろう。」
口語訳1955
33:23
主の言葉がわたしに臨んだ、
33:24
「人の子よ、イスラエルの地の、かの荒れ跡の住民らは、語り続けて言う、『アブラハムはただひとりで、なおこの地を所有した。しかしわたしたちの数は多
い。この地はわれわれの所有として与えられている』と。
33:25
それゆえ、あなたは彼らに言え、主なる神はこう言われる、あなたがたは肉を血のついたままで食べ、おのが偶像を仰ぎ、血を流していて、なおこの地を所有す
ることができるか。
33:26
あなたがたはつるぎをたのみ、憎むべき事をおこない、おのおの隣り人の妻を汚して、なおこの地を所有することができるか。
33:27
あなたは彼らに言いなさい。主なる神はこう言われる、わたしは生きている。かの荒れ跡にいる者は必ずつるぎに倒れる。わたしは野の面にいる者を、獣に与え
て食わせ、要害とほら穴とにいる者は疫病で死ぬ。
33:28
わたしはこの国を全く荒す。彼の誇る力はうせ、イスラエルの山々は荒れて通る者もなくなる。
33:29
彼らがおこなったすべての憎むべきことのために、わたしがこの国を全く荒す時、彼らはわたしが主であることを悟る。
33:30
人の子よ、あなたの民の人々は、かきのかたわら、家の入口で、あなたの事を論じ、たがいに語りあって言う、『さあ、われわれは、どんな言葉が主から出るか
を聞こう』と。
33:31
彼らは民が来るようにあなたの所に来、わたしの民のようにあなたの前に座して、あなたの言葉を聞く。しかし彼らはそれを行わない。彼等は口先では多くの愛
を現すが、その心は利におもむいている。
33:32
見よ、あなたは彼らには、美しい声で愛の歌をうたう者のように、また楽器をよく奏する者のように思われる。彼らはあなたの言葉は聞くが、それを行おうとは
しない。
33:33
この事が起る時――これは必ず起る――そのとき彼らの中にひとりの預言者がいたことを彼らは悟る」。
文語訳1917
33:23 即ちヱホバの言われに臨みて言ふ
33:24
人の子よイスラエルの地の彼の墟址に住る者語りて云ふアブラハムは一人にして此地を有てり我等は衆多し此地はわれらの所有に授かると
33:25 是故に汝かれらに言ふべし主ヱホバかく言ふ汝らは血のままに食ひ汝らの偶像を仰ぎ且血を流すなれば尚此地を有つべけんや
33:26 汝等は劍を恃み憎むべき事を行ひ各々人の妻を汚すなれば此地を有つべけんや
33:27
汝かれらに斯言べし主ヱホバかく言ふ我は活くかの荒場に居る者は劍に仆れん野の表にをる者をば我獸にあたへて噬はしめん要害と洞穴とにをる者は疫病に死ん
33:28 我この國を全く荒さん其誇るところの權勢は終に至らんイスラエルの山々は荒て通る者なかるべし
33:29 彼らが行ひたる諸の憎むべき事のために我その國を全く荒さん時に彼ら我のヱホバなるを知ん
33:30
人の子よ汝の民の人々垣の下家の門にて汝の事を論じ互に語りあひ各々その兄弟に言ふ去來われら如何なる言のヱホバより出るかを聽んと
33:31
彼ら民の集會のごとくに汝に來り吾民のごとくに汝の前に坐して汝の言を聞ん然ども之を行はじ彼らは口に悦ばしきところの事をなし其心は利にしたがふなり
33:32 彼等には汝悦ばしき歌美しき聲美く奏る者のごとし彼ら汝の言を聞ん然ど之をおこなはじ
33:33 視よその事至る其事のいたる時には彼らおのれの中に預言者あるを知べし
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 使 7:5
7:5 そこでは、遺産となる
ものは何一つ、一歩の幅の土地すらも、与えられなかった。ただ、その地を所領として授けようとの約束を、彼と、そして彼にはまだ子が
なかったのに、その子孫とに与えられたのである。
口 語訳 マタ
3:9
3:9
自分たちの父にはアブラハムがあるなどと、心の中で思ってもみるな。おまえたちに言っておく、神はこれらの石ころからでも、アブラハ
ムの子を起すことができるのだ。
口 語訳 ヨハ
8:39
8:39
彼らはイエスに答えて言った、「わたしたちの父はアブラハムである」。イエスは彼らに言われた、「もしアブラハムの子であるなら、ア
ブラハムのわざをするがよい。
口 語訳 マタ
13:22
13:22
また、いばらの中にまかれたものとは、御言を聞くが、世の心づかいと富の惑わしとが御言をふさぐので、実を結ばなくなる人のことであ
る。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
マタ 3:9
3:9
自分たちの父にはアブラハムがあるなどと、心の中で思ってもみるな。おまえたちに言っておく、神はこれらの石ころからでも、アブラハムの子を起すことがで
きるのだ。
口語訳
ルカ 3:8
3:8
だから、悔改めにふさわしい実を結べ。自分たちの父にはアブラハムがあるなどと、心の中で思ってもみるな。おまえたちに言っておく。神はこれらの石ころか
らでも、アブラハムの子を起すことができるのだ。
口語訳
ヨハ 8:39
8:39
彼らはイエスに答えて言った、「わたしたちの父はアブラハムである」。イエスは彼らに言われた、「もしアブラハムの子であるなら、アブラハムのわざをする
がよい。
口語訳 使 7:5
7:5
そこでは、遺産となるものは何一つ、一歩の幅の土地すらも、与えられなかった。ただ、その地を所領として授けようとの約束を、彼と、そして彼にはまだ子が
なかったのに、その子孫とに与えられたのである。
口語訳
ロマ 4:12
4:12
かつ、割礼の者の父となるためなのである。割礼の者というのは、割礼を受けた者ばかりではなく、われらの父アブラハムが無割礼の時に持っていた信仰の足跡
を踏む人々をもさすのである。
口語訳
Tヨハ3:18
3:18
子たちよ。わたしたちは言葉や口先だけで愛するのではなく、行いと真実とをもって愛し合おうではないか。
口語訳
ルカ 12:15
12:15
それから人々にむかって言われた、「あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい。たといたくさんの物を持っていても、人のいのちは、持ち物にはよらないの
である」。
口語訳
マコ 6:20
6:20
それはヘロデが、ヨハネは正しくて聖なる人であることを知って、彼を恐れ、彼に保護を加え、またその教を聞いて非常に悩みながらも、なお喜んで聞いていた
からである。
口語訳
マタ 7:21-28
7:21
わたしにむかって『主よ、主よ』と言う者が、みな天国にはいるのではなく、ただ、天にいますわが父の御旨を行う者だけが、はいるのである。
7:22
その日には、多くの者が、わたしにむかって『主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。また、あなたの名によって悪霊を追い
出し、あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。
7:23
そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』。
7:24
それで、わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう。
7:25
雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。
7:26
また、わたしのこれらの言葉を聞いても行わない者を、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができよう。
7:27
雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまう。そしてその倒れ方はひどいのである」。
7:28 イエスがこれらの言を語り終えられると、群衆はその教にひどく驚いた。
口語訳
ヤコ 1:22-25
1:22 そして、御言を行う人になりなさい。おのれを欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけない。
1:23
おおよそ御言を聞くだけで行わない人は、ちょうど、自分の生れつきの顔を鏡に映して見る人のようである。
1:24
彼は自分を映して見てそこから立ち去ると、そのとたんに、自分の姿がどんなであったかを忘れてしまう。
1:25
これに反して、完全な自由の律法を一心に見つめてたゆまない人は、聞いて忘れてしまう人ではなくて、実際に行う人である。こういう人は、その行いによって
祝福される。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 マタ
7:26
7:26
また、わたしのこれらの言葉を聞いても行わない者を、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができよう。
口 語訳 ルカ
8:21
8:21
するとイエスは人々にむかって言われた、「神の御言を聞いて行う者こそ、わたしの母、わたしの兄弟なのである」。
口 語訳 ルカ
7:32
7:32
それは子供たちが広場にすわって、互に呼びかけ、『わたしたちが笛を吹いたのに、あなたたちは踊ってくれなかった。弔いの歌を歌った
のに、泣いてくれなかった』と言うのに似ている。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 黙 22:8
22:8
わたしは、これらのことを聞き、また見たヨハネである。聞き、また見たとき、わたしは、このことを示してくれた天使の足もとにひれ伏して、拝もうとした。
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