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エズラ記 1:1−11 

a キュロスの勅令と帰国するユダヤ人の最初の 団体の中で、最も重要なものはシェシュバツァ  

  ルにひきいられてきた団体であった。彼らは 神殿から盗まれていた器などを取り返したのである

 

翻訳比較



聖書協会共同訳2018

◆ペルシアの王キュロスの布告
エズ 1:1 ペルシアの王キュロスの治世第一年のことである。主は、エレミヤの口を通して伝えられた主の言葉を成就させるため、ペルシアの王キュロスの霊を奮 い起こされた。王は国中に布告を発し、また文書をもって次のように述べた。
エズ 1:2 「ペルシアの王キュロスはこのように言う。天の神、主は地上のすべての王国を私に与えられ、ユダのエルサレムに神殿を建てることを私に任された。
エズ 1:3 あなたがたの中で主の民に属する者は誰でも、神がその人と共におられるように。その者は誰であれ、ユダのエルサレムに上り、イスラエルの神、主の 神殿を建てなさい。その方はエルサレムにある神である。
エズ 1:4 残る者は皆、どこに寄留している者であっても、自分のいる所で、エルサレムにある神の宮への自発の献げ物を用意し、また銀や金、財産や家畜をもっ て彼らを援助しなさい。」
エズ 1:5 ユダとベニヤミンの親族の頭、祭司やレビ人など、神に霊を奮い起こされた人々は皆、エルサレムにおられる主の神殿を建てるために帰還しようと立ち 上がった。
エズ 1:6 周囲の人たちは、自発の献げ物のほかに、銀の器、金、財産や家畜、高価な贈り物をもって彼らを支援した。
エズ 1:7 キュロス王は、ネブカドネツァルがエルサレムから持ち出して自分の神々の神殿に納めていた、主の神殿の祭具類を取り出させた。
エズ 1:8 ペルシアの王キュロスは財務官ミトレダトに命じてそれらを取り出し、数を数え、ユダの首長シェシュバツァルに渡した。
エズ 1:9 その数は次のとおりであった。金の容器三十、銀の容器一千、小刀二十九、
エズ 1:10 金の杯三十、第二の銀の杯四百十、その他の祭具一千、
エズ 1:11 金銀の祭具が全部で五千四百。シェシュバツァルはこれらすべてを携え、バビロンからエルサレムに帰還する捕囚の民と共に上って行った。


フランシスコ会訳2013

001
ペルシアの王キュロスの第一年、かつてエレミヤの口を通して告げられた主の言葉を成就するために、主はペル シアの王キュロスの心を動かされた。キュロスは国じゅうに触れを出し、それを次のような文書にして布告した、

002「ペルシア王キュロスはこう言 う、『天の神、主は地上のあらゆる王国を予に賜り、ユダのエルサレムに、ご自分のために宮を建てることを予に委ねられた。

003主の民に属するお前たちは誰で も、ユダのエルサレムに上り、イスラエルの神である主の宮を建てるがよい、その神、主がともにおられるように。

004帰還者がいる場所に残る者はみ な、その者を支援せよ。その場所の者たちは銀、金、財貨、家畜、またエルサレムの神の宮への任意の献げ物で支援せよ』」。

005そこで、ユダとベニヤミンの家 長たち、祭司ら、レビ人ら、それに神がその心を動かした者らはエルサレムに主の宮を建てるため立ち上がった。

006その人たちの周りの人々はみ な、任意の献げ物のほかに、銀の器具、金、財貨、家畜、宝物などで彼らを支援した。

007キュロス王もネブカドネツァル がエルサレムから持ち帰って、自分の神の宮に納めた主の宮の祭具類を取り出させた。

008すなわち、ペルシア王キュロス は財務官ミトレダトに取り出させ、それらを数えて、ユダの首長シェシュバツァルに渡した。

009その数は次のとおりであった。 金の容器三十個、銀の容器一千個、小刀二十九振り、

010金杯三十個、二級品の銀杯四百 十個、その他の祭具一千個で、

011金銀の祭具の合計は五千四百個 であった。捕囚の民をバビロンからエルサレムへ帰還させる際、シェシュバツァルはこれらすべてを持ち帰った。


 

新共同訳1987

1:1 ペルシアの王キュロスの第一年のことである。主はかつてエレミヤの口によって約束されたことを成就するため、ペルシアの王キュロスの心を動かされた。キュ ロスは文書にも記して、国中に次のような布告を行き渡らせた。

1:2 「ペルシアの王キュロスはこう言う。天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った。この主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることをわた しに命じられた。

1:3 あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、エルサレムにいますイスラエルの神、主の神殿を建てるために、ユダのエルサレムに上って行くがよい。神が共 にいてくださるように。

1:4 すべての残りの者には、どこに寄留している者にも、その所の人々は銀、金、家財、家畜、エルサレムの神殿への随意の献げ物を持たせるようにせよ。」

1:5 そこで、ユダとベニヤミンの家長、祭司、レビ人、つまり神に心を動かされた者は皆、エルサレムの主の神殿を建てるために上って行こうとした。

1:6 周囲の人々は皆、あらゆる随意の献げ物のほかに、銀と金の器、家財、家畜、高価な贈り物をもって彼らを支援した。

1:7 キュロス王は、ネブカドネツァルがエルサレムの主の神殿から出させて、自分の神々の宮に納めた祭具類を取り出させた。

1:8 ペルシアの王キュロスは財務官ミトレダトによってそれを取り出させ、ユダの首長シェシュバツァルの前で数えさせたところ、

1:9 その数は次のとおりであった。金の容器三十、銀の容器一千、小刀二十九、

1:10 金杯三十、二級品の銀杯四百十、その他の祭具一千、

1:11 以上金銀の祭具の合計五千四百。シェシュバツァルは、捕囚の民がバビロンからエルサレムに上って来たとき、これらの品々をすべて携えて上った。

 

新改訳1970

1:1 ペルシヤの王クロスの第一年に、エレミヤにより告げられた主のことばを実現するために、主はペルシヤの王クロスの霊を奮い立たせたので、王は王国中におふ れを出し、文書にして言った。

1:2 「ペルシヤの王クロスは言う。『天の神、主は、地のすべての王国を私に賜わった。この方はユダにあるエルサレムに、ご自分のために宮を建てることを私にゆ だねられた。

1:3 あなたがた、すべて主の民に属する者はだれでも、その神がその者とともにおられるように。その者はユダにあるエルサレムに上り、イスラエルの神、主の宮を 建てるようにせよ。この方はエルサレムにおられる神である。

1:4 残る者はみな、その者を援助するようにせよ。どこに寄留しているにしても、その所から、その土地の人々が、エルサレムにある神の宮のために進んでささげる ささげ物のほか、銀、金、財貨、家畜をもって援助せよ。』」

1:5 そこで、ユダとベニヤミンの一族のかしらたち、祭司たち、レビ人たち、すなわち、神にその霊を奮い立たされた者はみな、エルサレムにある主の宮を建てるた めに上って行こうと立ち上がった。

1:6 彼らの回りの人々はみな、銀の器具、金、財貨、家畜、えりすぐりの品々、そのほか進んでささげるあらゆるささげ物をもって彼らを力づけた。

1:7 クロス王は、ネブカデネザルがエルサレムから持って来て、自分の神々の宮に置いていた主の宮の用具を運び出した。

1:8 すなわち、ペルシヤの王クロスは宝庫係ミテレダテに命じてこれを取り出し、その数を調べさせ、それをユダの君主シェシュバツァルに渡した。

1:9 その数は次のとおりであった。金の皿三十、銀の皿一千、香炉二十九、

1:10 金の鉢三十、二級品の銀の鉢四百十、その他の用具一千。

1:11 金、銀の用具は全部で五千四百あった。捕囚の民がバビロンからエルサレムに連れて来られたとき、シェシュバツァルはこれらの物をみないっしょに携えて上っ た。

 

口語訳1955

1:1 ペルシャ王クロスの元年に、主はさきにエレミヤの口によって伝えられた主の言葉を成就するため、ペルシャ王クロスの心を感動されたので、王は全国に布告を 発し、また詔書をもって告げて言った、

1:2 「ペルシャ王クロスはこのように言う、天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じら れた。

1:3 あなたがたのうち、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。彼はエルサレムにいま す神である。

1:4 すべて生き残って、どこに宿っている者でも、その所の人々は金、銀、貨財、家畜をもって助け、そのほかにまたエルサレムにある神の宮のために真心よりの供 え物をささげよ」。

1:5 そこでユダとベニヤミンの氏族の長、祭司およびレビびとなど、すべて神にその心を感動された者は、エルサレムにある主の宮を復興するために上って行こうと 立ち上がった。

1:6 その周囲の人々は皆、銀の器、金、貨財、家畜および宝物を与えて彼らを力づけ、そのほかにまた、もろもろの物を惜しげなくささげた。

1:7 クロス王はまたネブカデネザルが、さきにエルサレムから携え出して自分の神の宮に納めた主の宮の器を取り出した。

1:8 すなわちペルシャ王クロスは倉づかさミテレダテの手によってこれを取り出して、ユダのつかさセシバザルに数え渡した。

1:9 その数は次のとりである。金のたらい一千、銀のたらい一千、香炉二十九、

1:10 金の鉢三十、銀の鉢二千四百十、その他の器一千、

1:11 金銀の器は合わせて五千四百六十九あったが、セシバザルは捕囚を連れてバビロンからエルサレムに上った時、これらのものをことごとく携えて上った。

 


文 語訳1917
1:1 ペルシヤ王クロスの元年に當りヱホバ曩にエレミヤの口によりて傳へたまひしその聖言を成んとてペルシヤ王クロスの心を感動したまひければ王すなはち宣命を つたへ詔書を出して?く國中に告示して云く
1:2 ペルシヤ王クロスかく言ふ 天の神ヱホバ地上の諸國を我に賜へり その家をユダのヱルサレムに建ることを我に命ず
1:3 凡そ汝らの中もしその民たる者あらばその神の助を得てユダのヱルサレムに上りゆきヱルサレムなるイスラエルの神ヱホバの室を建ることをせよ 彼は神にましませり
1:4 その民にして生存れる者等の寓りをる處の人々は之に金銀貨財家畜を予へて助くべし その外にまたヱルサレムなる神の室のために物を誠意よりささぐべしと
1:5 是にユダとベニヤミンの宗家の長祭司レビ人など凡て神にその心を感動せられし者等ヱルサレムなるヱホバの室を建んとて起おこれり
1:6 その周圍の人々みな銀の器黄金貨財家畜および寳物を予へて之に力をそへこの外にまた各種の物を誠意より獻げたり
1:7 クロス王またネブカデネザルが前にヱルサレムより携へ出して己の神の室に納めたりしヱホバの室の器皿を取いだせり
1:8 即ちペルシヤ王クロス庫官ミテレダテの手をもて之を取いだしてユダの牧伯セシバザルに數へ交付せり
1:9 その數は是のごとし 金の盤三十 銀の盤一千 小刀二十九
1:10 金の大?三十、二等の銀の大?四百十 その他の器具一千
1:11 金銀の器皿は合せて五千四百ありしがセシバザル俘?人等をバビロンよりヱルサレムに將て上りし時に之をことごとく携さへ上れり


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 ピリ 2:13

2:13 あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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