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ガラテヤ 4:1−7

奴隷ではなく、子である

 

 

翻訳比較

聖書協会共同訳2018

ガラ 4:1 つまり、こういうことです。相続人が未成年であるうちは、全財産の所有者であっても奴隷と何ら違いはなく、
ガラ 4:2 父親の定めた時期まで後見人や管理人の下にいます。
ガラ 4:3 同様に、私たちも未成年であったときには、この世のもろもろの霊力に奴隷として仕えていました。
ガラ 4:4 しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から生まれた者、律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。
ガラ 4:5 それは、律法の下にある者を贖い出し、私たちに子としての身分を授けるためでした。
ガラ 4:6 あなたがたが子であるゆえに、神は「アッバ、父よ」と呼び求める御子の霊を、私たちの心に送ってくださったのです。
ガラ 4:7 ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神による相続人でもあるのです。

フランシスコ会訳2013
◆束縛から自由へ

001つまり、こうなのです。相続人 は、子供である間は、全財産の持ち主でありながら僕と何の変わりもなく、

002父の定めた日までは、後見人や 管理人の下にあります。

003同様に、わたしたちも子供で あったころには、宇宙の構成に携わる諸霊に、奴隷として仕えさせられていました。

004しかし、時が満ちると、神は御 子をお遣わしになり、女から生まれさせ、律法の下に生まれさせたのです。

005それは、律法の下にある人々を 贖い出すためであり、また、わたしたちが神の子としての身分を受けるためです。

006あなた方が子であることは、神 がわたしたちの心に、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を送ってくださったことによって明らかです。

007したがって、あなたはもはや奴 隷ではなく、子です。子であるなら、神によって定められた相続人でもあります。


 

岩波翻訳委員会訳1995

480401私は言うが、相続人が未成年者である期間はすべて、仮にその人がすべての者の主人であったと しても、奴隷となんら変わるところはない。

480402むしろ父親が前もって定めた時までは、その人は後見人および管理人のもとにある。

480403このように私たちも、未成年者であった時には、宇宙の諸力のもとで奴隷状態にさせられてし まっていた。

480404しかし、時が満ちた時、神は、〔一人の〕女から生まれ、律法のもとに生まれた自らの子を、 送って下さった。

480405それは、律法のもとにある者たちを彼が贖い出すためであり、私たちが〔神の〕子としての身分 を受けるためであった。

480406さて、あなたがたは〔神の〕子たちであるので、神は、自らの子の霊、「アバ、父よ」と叫ぶ 〔霊〕を、私たちの心の中へ送って下さった。

480407かくしてあなたは、奴隷ではなく、むしろ子なのである。そしてもしも子であるのなら、神によ る相続人でもある。

 

新共同訳1987

4:1 つまり、こういうことです。相続人は、未成年である間は、全財産の所有者であっても僕と何ら変わるところがなく、

4:2 父親が定めた期日までは後見人や管理人の監督の下にいます。

4:3 同様にわたしたちも、未成年であったときは、世を支配する諸霊に奴隷として仕えていました。

4:4 しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。

4:5 それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。

4:6 あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。

4:7 ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神によって立てられた相続人でもあるのです。

 

前田訳1978

4:1 わたしはこう申しましょう。相続人も、未熟であるうちは、全財産の主人でありながら奴隷と違いません。

4:2 父が定めた時まで後見人と管理人のもとにいます。

4:3 われらもそうで、未熟であったときは、この世の諸霊力のもとに奴隷でした。

4:4 しかし時が満ちると、神は御子をおつかわしでした。彼は女から生まれ、律法のもとにお生まれでした。

4:5 それは律法のもとにあるものすべてをあがない、われらが子の身分を受けるためです。

4:6 あなた方が子であるようにと、神は「アバ父上」と呼びかけるみ子の霊をわれらの心へとお送りでした。

4:7 それで、あなたはもう奴隷でなくて子であり、子であるならば神による相続人です。

 

新改訳1970

4:1 ところが、相続人というものは、全財産の持ち主なのに、子どものうちは、奴隷と少しも違わず、

4:2 父の定めた日までは、後見人や管理者の下にあります。

4:3 私たちもそれと同じで、まだ小さかった時には、この世の幼稚な教えの下に奴隷となっていました。

4:4 しかし定めの時が来たので、神はご自分の御子を遣わし、この方を、女から生まれた者、また律法の下にある者となさいました。

4:5 これは律法の下にある者を贖い出すためで、その結果、私たちが子としての身分を受けるようになるためです。

4:6 そして、あなたがたは子であるゆえに、神は「アバ、父。」と呼ぶ、御子の御霊を、私たちの心に遣わしてくださいました。

4:7 ですから、あなたがたはもはや奴隷ではなく、子です。子ならば、神による相続人です。

 

塚本訳1963

4:1 わたしの意味はこうである。──相続人がまだ未成年である間は、(亡くなった父の)全財産の主人でありながら、奴隷と何の相違もなく、

4:2 父の定めた期限(が来る)までは、後見人と管理人との下にいるのである。

4:3 同じようにわたし達も、(信仰の)未成年であった時は、(信仰のいろはである地水火風というような)この世の元素の霊の(支配の)下に奴隷になっていた。

4:4 しかし(定められた)時が満ちると、神はその御子を女から生まれさせ、律法の下に置いて、(この世に)お遣わしになった。

4:5 これは律法の下に(奴隷になって)いる者を贖い出して、わたし達に子たる身分を受けさせるためである。

4:6 しかしあなた達が(いまや神の)子であることは、神がわたし達の心に、「アバ[お父様]、お父様」と呼ぶ御子の霊をお遣わしになったことによって(、知り 得るの)である。

4:7 だからあなたはもはや奴隷ではなく、子である。子である以上、神(の恩恵)によって相続人である。

 

口語訳1955

4:1 わたしの言う意味は、こうである。相続人が子供である間は、全財産の持ち主でありながら、僕となんの差別もなく、

4:2 父親の定めた時期までは、管理人や後見人の監督の下に置かれているのである。

4:3 それと同じく、わたしたちも子供であった時には、いわゆるこの世のもろもろの霊力の下に、縛られていた者であった。

4:4 しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。

4:5 それは、律法の下にある者をあがない出すため、わたしたちに子たる身分を授けるためであった。

4:6 このように、あなたがたは子であるのだから、神はわたしたちの心の中に、「アバ、父よ」と呼ぶ御子の霊を送って下さったのである。

4:7 したがって、あなたがたはもはや僕ではなく、子である。子である以上、また神による相続人である。

 

文語訳1917

"480401"," われ言ふ、世嗣は全業の主なれども、成人とならぬ間は僕と異なることなく、"

"480402"," 父の定めし時の至るワでは後見者と家令との下にあり。"

"480403"," 斯のごとく我らも成人とならぬほどは、世の小學の下にありて僕たりしなり。"

"480404"," されど時滿つるに及びては、神その御子を遣し、これを女より生れしめ、律法の下に生れしめ給へり。"

"480405"," これ律法の下にある者をあがなひ、我等をして子たることを得しめん爲なり。"

"480406"," かく汝らの神の子たる故に、神は御子の御靈を我らの心に遣して『アバ、父』と呼ばしめ給ふ。"

"480407"," されば最早なんぢは僕にあらず、子たるなり、既に子たらば亦神に由りて世嗣たるなり。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新 共同 コロ 2:20

2:20 あなたがたは、キリストと共に死んで、世を支配する諸霊とは何の関係もないのなら、なぜ、まだ世に属しているかのように生き、

 

新 共同 Tコリ6:20

6:20 あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい。

 

新 共同 ロマ 8:15

8:15 あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、 父よ」と呼ぶのです。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口 語訳 ロマ 1:3

1:3 御子に関するものであ る。御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、

 

口 語訳 ロマ 9:5

9:5 また父祖たちも彼らのものであり、肉によればキリストもまた彼らから出られたのである。万物の上にいます神は、永遠にほむべきかな、 アァメン。

 

口 語訳 ロマ 15:8

15:8 わたしは言う、キリストは神の真実を明らかにするために、割礼のある者の僕となられた。それは父祖たちの受けた約束を保証すると共 に、

 

口 語訳 ガラ 3:13

3:13 キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。聖書に、「木にかけられる者 は、すべてのろわれる」と書いてある。

 

口 語訳 Uコリ5:17-18

5:17 だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。

5:18 しかし、すべてこれらの事は、神から出ている。神はキリストによって、わたしたちをご自分に和解させ、かつ和解の務をわたしたちに授 けて下さった。

 

口 語訳 ガラ 4:7

4:7 したがって、あなたがたはもはや僕ではなく、子である。子である以上、また神による相続人である。

 

口 語訳 ガラ 3:26

3:26 あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。

 

口 語訳 ロマ 8:14

8:14 すべて神の御霊に導かれている者は、すなわち、神の子である。

 

口 語訳 ロマ 5:5

5:5 そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているから である。

 

口 語訳 ロマ 8:9

8:9 しかし、神の御霊があなたがたの内に宿っているなら、あなたがたは肉におるのではなく、霊におるのである。もし、キリストの霊を持た ない人がいるなら、その人はキリストのものではない。

 

口 語訳 Uコリ3:17

3:17 主は霊である。そして、主の霊のあるところには、自由がある。

 

口 語訳 ピリ 1:19

1:19 なぜなら、あなたがたの祈と、イエス・キリストの霊の助けとによって、この事がついには、わたしの救となることを知っているからであ る。

 

口 語訳 ロマ 8:26-27

8:26 御霊もまた同じように、弱いわたしを助けて下さる。なぜなら、わたしたちはどう祈ったらよいかわからないが、御霊みずから、言葉にあ らわせない切なるうめきをもって、わたしたちのためにとりなして下さるからである。

8:27 そして、人の心を探り知るかたは、御霊の思うところがなんであるかを知っておられる。なぜなら、御霊は、聖徒のために、神の御旨にか なうとりなしをして下さるからである。

 

口 語訳 ガラ 3:29

3:29 もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである。

 

口 語訳 ロマ 8:16-17

8:16 御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる。

8:17 もし子であれば、相続人でもある。神の相続人であって、キリストと栄光を共にするために苦難をも共にしている以上、キリストと共同の 相続人なのである。

 

(日)新共同訳1987の引照

新 共同 コロ 2:8-20

2:8 人間の言い伝えにすぎない哲学、つまり、むなしいだまし事によって人のとりこにされないように気をつけなさい。それは、世を支配する 霊に従っており、キリストに従うものではありません。

2:9 キリストの内には、満ちあふれる神性が、余すところなく、見える形をとって宿っており、

2:10 あなたがたは、キリストにおいて満たされているのです。キリストはすべての支配や権威の頭です。

2:11 あなたがたはキリストにおいて、手によらない割礼、つまり肉の体を脱ぎ捨てるキリストの割礼を受け、

2:12 洗礼によって、キリストと共に葬られ、また、キリストを死者の中から復活させた神の力を信じて、キリストと共に復活させられたので す。

2:13 肉に割礼を受けず、罪の中にいて死んでいたあなたがたを、神はキリストと共に生かしてくださったのです。神は、わたしたちの一切の罪 を赦し、

2:14 規則によってわたしたちを訴えて不利に陥れていた証書を破棄し、これを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました。

2:15 そして、もろもろの支配と権威の武装を解除し、キリストの勝利の列に従えて、公然とさらしものになさいました。

2:16 だから、あなたがたは食べ物や飲み物のこと、また、祭りや新月や安息日のことでだれにも批評されてはなりません。

2:17 これらは、やがて来るものの影にすぎず、実体はキリストにあります。

2:18 偽りの謙遜と天使礼拝にふける者から、不利な判断を下されてはなりません。こういう人々は、幻で見たことを頼りとし、肉の思いによっ て根拠もなく思い上がっているだけで、

2:19 頭であるキリストにしっかりと付いていないのです。この頭の働きにより、体全体は、節と節、筋と筋とによって支えられ、結び合わさ れ、神に育てられて成長してゆくのです。

◆ 日々新たにされて

2:20 あなたがたは、キリストと共に死んで、世を支配する諸霊とは何の関係もないのなら、なぜ、まだ世に属しているかのように生き、

 

新 共同 ガラ 4:8-9

4:8 ところで、あなたがたはかつて、神を知らずに、もともと神でない神々に奴隷として仕えていました。

4:9 しかし、今は神を知っている、いや、むしろ神から知られているのに、なぜ、あの無力で頼りにならない支配する諸霊の下に逆戻りし、も う一度改めて奴隷として仕えようとしているのですか。

 

新 共同 ロマ 1:3

1:3 御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、

 

新 共同 ロマ 8:3

8:3 肉の弱さのために律法がなしえなかったことを、神はしてくださったのです。つまり、罪を取り除くために御子を罪深い肉と同じ姿でこの 世に送り、その肉において罪を罪として処断されたのです。

 

新 共同 ガラ 3:26

3:26 あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。

 

新 共同 ロマ 8:15

8:15 あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、 父よ」と呼ぶのです。

 

新 共同 Uコリ3:17

3:17 ここでいう主とは、"霊"のことですが、主の霊のおられるところに自由があります。

 

新 共同 ロマ 8:17

8:17 もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です。キリストと共に苦しむなら、共にその栄光を も受けるからです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 エペ 1:10

1:10 それは、時の満ちるに及んで実現されるご計画にほかならない。それによって、神は天にあるもの地にあるものを、ことごとく、キリストにあって一つに帰せし めようとされたのである。

 

口語訳 ロマ 1:3

1:3 御子に関するものである。御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、

 

口語訳 ロマ 3:24

3:24 彼らは、価なしに、神の恵みにより、キリスト・イエスによるあがないによって義とされるのである。

 

口語訳 ロマ 8:15-17

8:15 あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたちは「アバ、父よ」と呼 ぶのである。

8:16 御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる。

8:17 もし子であれば、相続人でもある。神の相続人であって、キリストと栄光を共にするために苦難をも共にしている以上、キリストと共同の相続人なのである。

 

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ガラテヤ 4:8−11

なぜまた奴隷になろうとするのか

 

 

翻訳比較



聖書協会共同訳2018
◆キリストがあなたがたの内に形づくられるまで
ガラ 4:8 しかし、神を知らなかった当時、あなたがたは、本来神ではない神々の奴隷となっていました。
ガラ 4:9 だが、今や神を知ったのに、いや、神に知られたのに、どうして、再び奴隷になることを望んで、あの無力で貧弱なもろもろの霊力に逆戻りするのです か。
ガラ 4:10 あなたがたは、日や月や季節や年などを守っています。
ガラ 4:11 あなたがたのために労苦してきたことが無駄になったのではないかと、あなたがたのことが心配です。


フランシスコ会訳2013

008
ところであなた方は、神を知らなかったころ、本来神でない神々に奴隷として仕えていました。

009しかし、今では、神を知ってい る、いや、むしろ、神に知られているのに、どうして、また、あの無力で何の助けにもならない「諸霊」に逆戻りして、再び改めてその奴 隷になろうとするのですか。

010あなた方は、いろいろな日、 月、季節、年などを守っています。

011わたしは、あなた方のために苦 労したことが、無駄になったのではないかと、あなた方のことを心配しています。


 

岩波翻訳委員会訳1995

480408しかし、〔未成年者であった〕その時、あなたがたは神を知らずに、本性上神ではない神々に奴 隷として仕えたのである。

480409それなのに、今やあなたがたは神を知りながら、否、むしろ神によって知られておりながら、ど うして再びあの弱々しくて貧しい諸力へと立ち帰ろうとし、再び新たに奴隷としてそれらに仕えることを欲するのか。

480410あなたがたは日を、そして月を、そして季節を、そして年を、守ろうとするのか。480411 私は、自分があなたがたに対して無駄な労力を費してしまったのではないかと、あなたがた〔のこと〕が心配でならない。

 

新共同訳1987

4:8 ところで、あなたがたはかつて、神を知らずに、もともと神でない神々に奴隷として仕えていました。

4:9 しかし、今は神を知っている、いや、むしろ神から知られているのに、なぜ、あの無力で頼りにならない支配する諸霊の下に逆戻りし、もう一度改めて奴隷とし て仕えようとしているのですか。

4:10 あなたがたは、いろいろな日、月、時節、年などを守っています。

4:11 あなたがたのために苦労したのは、無駄になったのではなかったかと、あなたがたのことが心配です。

 

前田訳1978

4:8 かつて神を認めなかったころ、あなた方は本質的には神でないものの奴隷でした。

4:9 今や神を知り、否むしろ神に知られたのに、なぜふたたび弱くていやしい諸霊力にもどるのですか。あらためてその奴隷になりたいのですか。

4:10 あなた方は日と月と季節と年を守っています。

4:11 わたしがあなた方のためにおそれるのは、あなた方のために骨折ったのがむだにならないかということです。

 

新改訳1970

4:8 しかし、神を知らなかった当時、あなたがたは本来は神でない神々の奴隷でした。

4:9 ところが、今では神を知っているのに、いや、むしろ神に知られているのに、どうしてあの無力、無価値の幼稚な教えに逆戻りして、再び新たにその奴隷になろ うとするのですか。

4:10 あなたがたは、各種の日と月と季節と年とを守っています。

4:11 あなたがたのために私の労したことは、むだだったのではないか、と私はあなたがたのことを案じています。

 

塚本訳1963

4:8 けれども、(まことの)神を知らなかった当時は、あなた達は実際神でない神々に(奴隷として)仕えた。

4:9 しかし今あなた達は神を知っている、いや、むしろ神に知られているのに、どうしてもう一度無力な、貧弱なあの元素の霊(の崇拝)に戻るのか。(どうして) もう一度あらためて(その奴隷として)仕えようと思うのか。

4:10 あなた達は(なおも元素の霊に仕えて、)日や、月や、季節や、年(の祭り)を守っている。

4:11 わたしは無駄骨折りをしたのではないかと、あなた達のために心配する。

 

口語訳1955

4:8 神を知らなかった当時、あなたがたは、本来神ならぬ神々の奴隷になっていた。

4:9 しかし、今では神を知っているのに、否、むしろ神に知られているのに、どうして、あの無力で貧弱な、もろもろの霊力に逆もどりして、またもや、新たにその 奴隷になろうとするのか。

4:10 あなたがたは、日や月や季節や年などを守っている。

4:11 わたしは、あなたがたのために努力してきたことが、あるいは、むだになったのではないかと、あなたがたのことが心配でならない。

 

文語訳1917

"480408"," されど汝ら神を知らざりし時は、その實神にあらざる神々に事へたり。"

"480409"," 今は神を知り、むしろ神に知られたるに、何ぞ復かの弱くして賎しき小學に還りて、再びその僕たらんとするか。"

"480410"," 汝らは日と月と季節と年とを守る。"

"480411"," 我は汝らの爲に働きし事の或は無益にならんことを恐る。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新 共同 Tテサ4:5

4:5 神を知らない異邦人のように情欲におぼれてはならないのです。

 

新 共同 Tコリ13:12

13:12 わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。わたしは、今は一部 しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。

 

新 共同 コロ 2:20

2:20 あなたがたは、キリストと共に死んで、世を支配する諸霊とは何の関係もないのなら、なぜ、まだ世に属しているかのように生き、

 

新 共同 ガラ 2:2

2:2 エルサレムに上ったのは、啓示によるものでした。わたしは、自分が異邦人に宣べ伝えている福音について、人々に、とりわけ、おもだっ た人たちには個人的に話して、自分は無駄に走っているのではないか、あるいは走ったのではないかと意見を求めました。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口 語訳 ロマ 1:21

1:21 なぜなら、彼らは神を知っていながら、神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その無知な心は暗くなったか らである。

 

口 語訳 Tコリ8:4

8:4 さて、偶像への供え物を食べることについては、わたしたちは、偶像なるものは実際は世に存在しないこと、また、唯一の神のほかには神 がないことを、知っている。

 

口 語訳 Tコリ12:2

12:2 あなたがたがまだ異邦人であった時、誘われるまま、物の言えない偶像のところに引かれて行ったことは、あなたがたの承知しているとお りである。

 

口 語訳 ロマ 8:29

8:29 神はあらかじめ知っておられる者たちを、更に御子のかたちに似たものとしようとして、あらかじめ定めて下さった。それは、御子を多く の兄弟の中で長子とならせるためであった。

 

口 語訳 Uコリ11:2-3

11:2 わたしは神の熱情をもって、あなたがたを熱愛している。あなたがたを、きよいおとめとして、ただひとり男子キリストにささげるため に、婚約させたのである。

11:3 ただ恐れるのは、エバがへびの悪巧みで誘惑されたように、あなたがたの思いが汚されて、キリストに対する純情と貞操とを失いはしない かということである。

 

口 語訳 Uコリ12:20-21

12:20 わたしは、こんな心配をしている。わたしが行ってみると、もしかしたら、あなたがたがわたしの願っているような者ではなく、わたし も、あなたがたの願っているような者でないことになりはすまいか。もしかしたら、争い、ねたみ、怒り、党派心、そしり、ざんげん、高 慢、騒乱などがありはすまいか。

12:21 わたしが再びそちらに行った場合、わたしの神が、あなたがたの前でわたしに恥をかかせ、その上、多くの人が前に罪を犯していながら、 その汚れと不品行と好色とを悔い改めていないので、わたしを悲しませることになりはすまいか。

 

口 語訳 ガラ 5:2-4

5:2 見よ、このパウロがあなたがたに言う。もし割礼を受けるなら、キリストはあなたがたに用のないものになろう。

5:3 割礼を受けようとするすべての人たちに、もう一度言っておく。そういう人たちは、律法の全部を行う義務がある。

5:4 律法によって義とされようとするあなたがたは、キリストから離れてしまっている。恵みから落ちている。

 

口 語訳 Tコリ15:58

15:58 だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだ になることはないと、あなたがたは知っているからである。

 

口 語訳 Tテサ3:5

3:5 そこで、わたしはこれ以上耐えられなくなって、もしや「試みる者」があなたがたを試み、そのためにわたしたちの労苦がむだになりはし ないかと気づかって、あなたがたの信仰を知るために、彼をつかわしたのである。

 

口 語訳 Tコリ15:2

15:2 もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのである。

 

口 語訳 Uコリ6:1

6:1 わたしたちはまた、神と共に働く者として、あなたがたに勧める。神の恵みをいたずらに受けてはならない。

 

(日)新共同訳1987の引照

新 共同 Tコリ1:21

1:21 世は自分の知恵で神を知ることができませんでした。それは神の知恵にかなっています。そこで神は、宣教という愚かな手段によって信じ る者を救おうと、お考えになったのです。

 

新 共同 エペ 2:12

2:12 また、そのころは、キリストとかかわりなく、イスラエルの民に属さず、約束を含む契約と関係なく、この世の中で希望を持たず、神を知 らずに生きていました。

 

新 共同 Tテサ4:5

4:5 神を知らない異邦人のように情欲におぼれてはならないのです。

 

新 共同 Uテサ1:8

1:8 主イエスは、燃え盛る火の中を来られます。そして神を認めない者や、わたしたちの主イエスの福音に聞き従わない者に、罰をお与えにな ります。

 

新 共同 Tコリ8:4-5

8:4 そこで、偶像に供えられた肉を食べることについてですが、世の中に偶像の神などはなく、また、唯一の神以外にいかなる神もいないこと を、わたしたちは知っています。

8:5 現に多くの神々、多くの主がいると思われているように、たとえ天や地に神々と呼ばれるものがいても、

 

新 共同 Tコリ10:20

10:20 いや、わたしが言おうとしているのは、偶像に献げる供え物は、神ではなく悪霊に献げている、という点なのです。わたしは、あなたがた に悪霊の仲間になってほしくありません。

 

新 共同 Tコリ8:3

8:3 しかし、神を愛する人がいれば、その人は神に知られているのです。

 

新 共同 コロ 2:20

2:20 あなたがたは、キリストと共に死んで、世を支配する諸霊とは何の関係もないのなら、なぜ、まだ世に属しているかのように生き、

 

新 共同 ガラ 4:3

4:3 同様にわたしたちも、未成年であったときは、世を支配する諸霊に奴隷として仕えていました。

 

新 共同 ロマ 14:5

14:5 ある日を他の日よりも尊ぶ人もいれば、すべての日を同じように考える人もいます。それは、各自が自分の心の確信に基づいて決めるべき ことです。

 

新 共同 コロ 2:16

2:16 だから、あなたがたは食べ物や飲み物のこと、また、祭りや新月や安息日のことでだれにも批評されてはなりません。

 

新 共同 ピリ 2:16

2:16 命の言葉をしっかり保つでしょう。こうしてわたしは、自分が走ったことが無駄でなく、労苦したことも無駄ではなかったと、キリストの 日に誇ることができるでしょう。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tコリ12:2

12:2 あなたがたがまだ異邦人であった時、誘われるまま、物の言えない偶像のところに引かれて行ったことは、あなたがたの承知しているとおりである。

 

口語訳 Tコリ8:4-5

8:4 さて、偶像への供え物を食べることについては、わたしたちは、偶像なるものは実際は世に存在しないこと、また、唯一の神のほかには神がないことを、知って いる。

8:5 というのは、たとい神々といわれるものが、あるいは天に、あるいは地にあるとしても、そして、多くの神、多くの主があるようではあるが、

 

口語訳 Tテサ1:9

1:9 わたしたちが、どんなにしてあなたがたの所にはいって行ったか、また、あなたがたが、どんなにして偶像を捨てて神に立ち帰り、生けるまことの神に仕えるよ うになり、

 

口語訳 Tコリ13:12

13:12 わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている。しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう。わたしの知るところは、今は一部分 にすぎない。しかしその時には、わたしが完全に知られているように、完全に知るであろう。

 

口語訳 コロ 2:16

2:16 だから、あなたがたは、食物と飲み物とにつき、あるいは祭や新月や安息日などについて、だれにも批評されてはならない。

 

口語訳 コロ 2:20

2:20 もしあなたがたが、キリストと共に死んで世のもろもろの霊力から離れたのなら、なぜ、なおこの世に生きているもののように、

 

口語訳 ピリ 2:16

2:16 このようにして、キリストの日に、わたしは自分の走ったことがむだでなく、労したこともむだではなかったと誇ることができる。

 

口語訳 Tテサ3:5

3:5 そこで、わたしはこれ以上耐えられなくなって、もしや「試みる者」があなたがたを試み、そのためにわたしたちの労苦がむだになりはしないかと気づかって、 あなたがたの信仰を知るために、彼をつかわしたのである。

 

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ガラテヤ 4:12−20

ありし日の喜びを思え

 

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
ガラ 4:12 きょうだいたち、お願いです。私もあなたがたのようになったのですから、あなたがたも私のようになってください。あなたがたは私を傷つけるよう なことを何一つしませんでした。
ガラ 4:13 知ってのとおり、私が最初あなたがたに福音を告げ知らせたのは、私の肉体が弱っていたためでした。
ガラ 4:14 そして、私の肉体にはあなたがたのつまずきとなるものがあったのに、あなたがたは蔑んだり、忌み嫌ったりせず、かえって、私を神の天使のよう に、そればかりか、キリスト・イエスのように受け入れてくれました。
ガラ 4:15 それなのに、あなたがたが味わっていた幸福は、どこへ行ってしまったのですか。あなたがたのために証言しますが、あなたがたは、できることな ら、自分の目をえぐり出してでも私に与えようとしたのです。
ガラ 4:16 すると、私は、真理を語ったために、あなたがたの敵となったのでしょうか。
ガラ 4:17 あの者たちがあなたがたに対して熱心になるのは、善意からではありません。かえって、自分たちに対して熱心にならせようとして、あなたがたを引 き離したいのです。
ガラ 4:18 良いことで熱心に慕われるのは、いつであっても良いことです。それは、私があなたがたのもとにいる時だけではありません。
ガラ 4:19 私の子どもたち、キリストがあなたがたの内に形づくられるまで、私は、もう一度あなたがたを産もうと苦しんでいます。
ガラ 4:20 できることなら、私は今、あなたがたのもとにいて、語調を変えて話せたらと思います。あなたがたのことで途方に暮れているからです。


フランシスコ会訳2013

◆ガラテヤの人々へのパウロの関心

012わたしもあなた方のようになっ たのですから、あなた方もわたしのようになってください。兄弟のみなさん、お願いします。あなた方はわたしに、何一つ不当な仕打ちを しませんでした。

013先に、病気がきっかけで、わた しが福音をあなた方に伝えたことを、あなた方はご存じです。

014そして、体が弱くてあなた方の つまずきの元ともなるわたしを軽んじもせず、嫌いもせず、かえって、わたしを神の使いであるかのように、またキリスト・イエスである かのように、受け入れてくれました。

015それでは、あの時のあなた方の 喜びは、今どこに行ったのでしょうか。あなた方が、できれば、目をえぐり出し、わたしに与えたいというほどの気持ちさえもっていたこ とを、わたしはあなた方のために証言します。

016それでは、わたしは真理を告げ たために、あなた方の敵になったのでしょうか。

017あの人たちがあなた方を熱心に 追い求めているのは、善意からではありません。かえって、自分たちを熱心に追い求めさせるために、あなた方をわたしから引き離そうと しているのです。

018善意からであるなら、熱心に求 められることはいつも善いことです。わたしがあなた方とともにいる時だけとは限りません。

019わたしの子らよ、キリストがあ なた方のうちに形づくられるまで、再び、わたしは産みの苦しみを味わっているのです。

020わたしは今、あなた方のもとに いて、語調を変えて話すことができたらと思います。あなた方のことについて当惑しているからです。


 

岩波翻訳委員会訳1995

480412あなたがたは私のようになりなさい。なぜならば、私もあなたがたのように〔なった〕のだから である。兄弟たちよ、〔そのように〕私はあなたがたにお願いする。あなたがたは私に、何も不正を働らかなかった。

480413むしろあなたがたは、肉体の〔病〕弱さによってこそ、私は最初あなたがたに福音を告げ知らせ たのだ、ということを知っている。

480414そしてあなたがたは、私の肉体にあるあなたがた〔にとって〕の試みとなるものを、軽侮もせ ず、唾棄もせず、むしろ神の御使いのように私を受け容れてくれた。〔そればかりか〕キリスト・イエスのように〔受け容れてくれたの だった〕。

480415それなのに、〔当時の〕あなたがたの幸福感はどこ〔に行ってしまったの〕か。まさしく、私は あなたがたに関して証言するが、あなたがたは、もしもできるなら、あなたがたの両目を抉(えぐ)り出して、私に与えた〔ことであろ う〕。

480416かくして私は、あなたがたに真理を語ることによって、あなたがたの敵になってしまったのだろ うか。

480417彼らはあなたがたを熱心に求めているが、しかし良い〔思い〕をもってではなく、むしろあなた がたが彼らを熱心に求めるようになるために、〔私との交わりから〕あなたがたを閉め出そうと欲しているのである。

480418あなたがたのところにいる時だけでなく、いかなる時にも、私が良い〔思い〕において〔あなた がたから〕熱心に求められるのは、よいことである。

480419私の子供たちよ、私は、キリストがあなたがたのうちに形造られるまで、再びあなたがたを産む 苦しみを味わうのだ。

480420今、私はできることならあなたがたのところにいて、語調を変えて〔話して〕みたい。私はあな たがたのことで当惑しているからである。

 

新共同訳1987

4:12 わたしもあなたがたのようになったのですから、あなたがたもわたしのようになってください。兄弟たち、お願いします。あなたがたは、わたしに何一つ不当な 仕打ちをしませんでした。

4:13 知ってのとおり、この前わたしは、体が弱くなったことがきっかけで、あなたがたに福音を告げ知らせました。

4:14 そして、わたしの身には、あなたがたにとって試練ともなるようなことがあったのに、さげすんだり、忌み嫌ったりせず、かえって、わたしを神の使いであるか のように、また、キリスト・イエスででもあるかのように、受け入れてくれました。

4:15 あなたがたが味わっていた幸福は、いったいどこへ行ってしまったのか。あなたがたのために証言しますが、あなたがたは、できることなら、自分の目をえぐり 出してもわたしに与えようとしたのです。

4:16 すると、わたしは、真理を語ったために、あなたがたの敵となったのですか。

4:17 あの者たちがあなたがたに対して熱心になるのは、善意からではありません。かえって、自分たちに対して熱心にならせようとして、あなたがたを引き離したい のです。

4:18 わたしがあなたがたのもとにいる場合だけに限らず、いつでも、善意から熱心に慕われるのは、よいことです。

4:19 わたしの子供たち、キリストがあなたがたの内に形づくられるまで、わたしは、もう一度あなたがたを産もうと苦しんでいます。

4:20 できることなら、わたしは今あなたがたのもとに居合わせ、語調を変えて話したい。あなたがたのことで途方に暮れているからです。

 

前田訳1978

4:12 わたしの身になってください。わたしもあなた方の身になりました。兄弟よ、お願いです。あなた方はなにもわたしに悪いことをしたのではありません。

4:13 ご存じのとおり、はじめ福音をお伝えしたのはわたしの体が弱っていたためでした。

4:14 しかしあなた方はわたしの体について誘惑があったのに、いやしめず唾せず、神の使いのように、キリスト・イエスのようにわたしをお迎えでした。

4:15 それなのにあなた方のさいわいは今どこにありますか。証言しますが、あなた方はできることなら目をくりぬいてわたしに与えようとしました。

4:16 すると、わたしはあなた方に正直であったために、敵になったのですか。

4:17 あの人たちがあなた方に働きかけるのは善意でなく、あなた方が彼らに働きかけるようにとあなたがたを閉め出したいのです。

4:18 良い意味で働きかけられるのは、つねによいことで、わたしがそちらにいるときに限りません。

4:19 わが子よ、キリストがあなた方の間に形をとるまで、わたしはふたたびあなた方のために産みの苦しみをします。

4:20 今にもそちらへ行きたい、そして語調を変えて話したいのです、あなた方のために途方にくれていますから。

 

新改訳1970

4:12 お願いです。兄弟たち。私のようになってください。私もあなたがたのようになったのですから。あなたがたは私に何一つ悪いことをしていません。

4:13 ご承知のとおり、私が最初あなたがたに福音を伝えたのは、私の肉体が弱かったためでした。

4:14 そして私の肉体には、あなたがたにとって試練となるものがあったのに、あなたがたは軽蔑したり、きらったりしないで、かえって神の御使いのように、またキ リスト・イエスご自身であるかのように、私を迎えてくれました。

4:15 それなのに、あなたがたのあの喜びは、今どこにあるのですか。私はあなたがたのためにあかししますが、あなたがたは、もしできれば自分の目をえぐり出して 私に与えたいとさえ思ったではありませんか。

4:16 それでは、私は、あなたがたに真理を語ったために、あなたがたの敵になったのでしょうか。

4:17 あなたがたに対するあの人々の熱心は正しいものではありません。彼らはあなたがたを自分たちに熱心にならせようとして、あなたがたを福音の恵みから締め出 そうとしているのです。

4:18 良いことで熱心に慕われるのは、いつであっても良いものです。それは私があなたがたといっしょにいるときだけではありません。

4:19 私の子どもたちよ。あなたがたのうちにキリストが形造られるまで、私は再びあなたがたのために産みの苦しみをしています。

4:20 それで、今あなたがたといっしょにいることができたら、そしてこんな語調でなく話せたらと思います。あなたがたのことをどうしたらよいかと困っているので す。

 

塚本訳1963

4:12 兄弟たちよ、お願いする、わたしのように(自由に)なってもらいたい、わたしも(ユダヤ人でありながら、あなた達に福音を伝えるために)あなた達のように なったのだから。あなた達はわたしに対してなんらの苦しみを与えたことがない。

4:13 いや、あなた達は知っている、最初わたしがあなた達に福音を伝えたのは、(わたしの)肉体の病気のためであった。

4:14 そしてわたしの肉体にあなた達を試みるものがあったにもかかわらず、軽蔑せず、唾棄もせず、いな、神の使のように、キリスト・イエス(自身)のように、わ たしを迎えてくれた。

4:15 すると(その時の)あなた達の幸福感は、(今)どうなったのか。(ほんとうに)あなた達は、出来るなら、自分の目をえぐり出してくれたでもあろう。あなた 達のためにわたしはそのことを証明する。

4:16 ではわたしがあなた達に真理を(、ただ信仰だけで救われるという福音の真理を)語ったので、(それで)あなた達の敵になったのか。

4:17 (あの人たちはあなた達を非常に慕っているように見える。しかし)あの人たちがあなた達を熱心に慕っているのは、善くはない。彼らはあなた達を(ただわた しから、いや、福音の真理から)引離して、自分に熱心にしようとしているのである。

4:18 善い心から、いつも熱心に慕われるのは、よろしい、わたしがあなた達の所にいる時ばかりでないのは。

4:19 わたしの子供たちよ、あなた達の中にキリストが形づくられるまで、わたしはもう一度産みの苦しみをしている。

4:20 (出来るなら、)いまわたしはあなた達の所にいたい。そして(この烈しい)語気を変え(て、やさしい声で話し)たい。わたしは(今)あなた達のことで途方 にくれている。

 

口語訳1955

4:12 兄弟たちよ。お願いする。どうか、わたしのようになってほしい。わたしも、あなたがたのようになったのだから。あなたがたは、一度もわたしに対して不都合 なことをしたことはない。

4:13 あなたがたも知っているとおり、最初わたしがあなたがたに福音を伝えたのは、わたしの肉体が弱っていたためであった。

4:14 そして、わたしの肉体にはあなたがたにとって試錬となるものがあったのに、それを卑しめもせず、またきらいもせず、かえってわたしを、神の使かキリスト・ イエスかでもあるように、迎えてくれた。

4:15 その時のあなたがたの感激は、今どこにあるのか。はっきり言うが、あなたがたは、できることなら、自分の目をえぐり出してでも、わたしにくれたかったの だ。

4:16 それだのに、真理を語ったために、わたしはあなたがたの敵になったのか。

4:17 彼らがあなたがたに対して熱心なのは、善意からではない。むしろ、自分らに熱心にならせるために、あなたがたをわたしから引き離そうとしているのである。

4:18 わたしがあなたがたの所にいる時だけでなく、いつも、良いことについて熱心に慕われるのは、良いことである。

4:19 ああ、わたしの幼な子たちよ。あなたがたの内にキリストの形ができるまでは、わたしは、またもや、あなたがたのために産みの苦しみをする。

4:20 できることなら、わたしは今あなたがたの所にいて、語調を変えて話してみたい。わたしは、あなたがたのことで、途方にくれている。

 

文語訳1917

"480412"," 兄弟よ、我なんぢらに請ふ、われ汝等のごとく成りたれば、汝ら我がごとく成れ。汝ら何事にも我を害ひしことなし。"

"480413"," わが初め汝らに福音を傳へしは、肉體の弱かりし故なるを汝ら知る。"

"480414"," わが肉體に汝らの試錬となる者ありたれど汝ら之を卑しめず、又きらはず、反つて我を神の使の如く、キリスト・イエスの如く迎へた り。"

"480415"," 汝らの其の時の幸福はいま何處に在るか。我なんぢらに就きて證す、もし爲し得べくば己が目を抉りて我に與へんとまで思ひしを。"

"480416"," 然るに我なんぢらに眞を言ふによりて仇となりたるか。"

"480417"," かの人々の汝らに熱心なるは善き心にあらず、汝らを我らより離して己らに熱心ならしめんとてなり。"

"480418"," 善き心より熱心に慕はるるは、啻に我が汝らと偕にをる時のみならず、何時にても宜しき事なり。"

"480419"," わが幼兒よ、汝らの衷にキリストの形成るまでは、我ふたたび産の苦痛をなす。"

"480420"," 今なんぢらに到りて我が聲を易へんことを願ふ、汝らに就きて惑へばなり。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新 共同 Tコリ11:1

11:1 わたしがキリストに倣う者であるように、あなたがたもこのわたしに倣う者となりなさい。

 

新 共同 Tコリ2:3

2:3 そちらに行ったとき、わたしは衰弱していて、恐れに取りつかれ、ひどく不安でした。

 

新 共同 マタ 10:40

10:40 「あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れ、わたしを受け入れる人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのである。

 

新 共同 Tコリ4:14

4:14 こんなことを書くのは、あなたがたに恥をかかせるためではなく、愛する自分の子供として諭すためなのです。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口 語訳 Tテサ5:12-13

5:12 兄弟たちよ。わたした ちはお願いする。どうか、あなたがたの間で労し、主にあってあなたがたを指導し、かつ訓戒している人々を重んじ、

5:13 彼らの働きを思って、特に愛し敬いなさい。互に平和に過ごしなさい。

 

口 語訳 Uコリ12:15

12:15 そこでわたしは、あなたがたの魂のためには、大いに喜んで費用を使い、また、わたし自身をも使いつくそう。わたしがあなたがたを愛す れば愛するほど、あなたがたからますます愛されなくなるのであろうか。

 

口 語訳 ピリ 3:7

3:7 しかし、わたしにとって益であったこれらのものを、キリストのゆえに損と思うようになった。

 

口 語訳 Tコリ2:3

2:3 わたしがあなたがたの所に行った時には、弱くかつ恐れ、ひどく不安であった。

 

口 語訳 Uコリ12:7-10

12:7 そこで、高慢にならないように、わたしの肉体に一つのとげが与えられた。それは、高慢にならないように、わたしを打つサタンの使なの である。

12:8 このことについて、わたしは彼を離れ去らせて下さるようにと、三度も主に祈った。

12:9 ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キ リストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。

12:10 だから、わたしはキリストのためならば、弱さと、侮辱と、危機と、迫害と、行き詰まりとに甘んじよう。なぜなら、わたしが弱い時にこ そ、わたしは強いからである。

 

口 語訳 Tテサ2:13

2:13 これらのことを考えて、わたしたちがまた絶えず神に感謝しているのは、あなたがたがわたしたちの説いた神の言を聞いた時に、それを人 間の言葉としてではなく、神の言として――事実そのとおりであるが――受けいれてくれたことである。そして、この神の言は、信じるあ なたがたのうちに働いているのである。

 

口 語訳 ロマ 4:6-9

4:6 ダビデもまた、行いがなくても神に義と認められた人の幸福について、次のように言っている、

4:7 「不法をゆるされ、罪をおおわれた人たちは、/さいわいである。

4:8 罪を主に認められない人は、さいわいである」。

4:9 さて、この幸福は、割礼の者だけが受けるのか。それとも、無割礼の者にも及ぶのか。わたしたちは言う、「アブラハムには、その信仰が 義と認められた」のである。

 

口 語訳 ロマ 10:2

10:2 わたしは、彼らが神に対して熱心であることはあかしするが、その熱心は深い知識によるものではない。

 

口 語訳 ロマ 12:11

12:11 熱心で、うむことなく、霊に燃え、主に仕え、

 

口 語訳 Tコリ15:58

15:58 だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだ になることはないと、あなたがたは知っているからである。

 

口 語訳 Uコリ7:11

7:11 見よ、神のみこころに添うたその悲しみが、どんなにか熱情をあなたがたに起させたことか。また、弁明、義憤、恐れ、愛慕、熱意、それ から処罰に至らせたことか。あなたがたはあの問題については、すべての点において潔白であることを証明したのである。

 

口 語訳 ピリ 2:12

2:12 わたしの愛する者たちよ。そういうわけだから、あなたがたがいつも従順であったように、わたしが一緒にいる時だけでなく、いない今 は、いっそう従順でいて、恐れおののいて自分の救の達成に努めなさい。

 

口 語訳 Tコリ4:14-15

4:14 わたしがこのようなことを書くのは、あなたがたをはずかしめるためではなく、むしろ、わたしの愛児としてさとすためである。

4:15 たといあなたがたに、キリストにある養育掛が一万人あったとしても、父が多くあるのではない。キリスト・イエスにあって、福音により あなたがたを生んだのは、わたしなのである。

 

口 語訳 ガラ 4:11

4:11 わたしは、あなたがたのために努力してきたことが、あるいは、むだになったのではないかと、あなたがたのことが心配でならない。

 

口 語訳 ロマ 8:29

8:29 神はあらかじめ知っておられる者たちを、更に御子のかたちに似たものとしようとして、あらかじめ定めて下さった。それは、御子を多く の兄弟の中で長子とならせるためであった。

 

口 語訳 ピリ 2:5

2:5 キリスト・イエスにあっていだいているのと同じ思いを、あなたがたの間でも互に生かしなさい。

 

口 語訳 Uコリ3:18

3:18 わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる 主の働きによるのである。

 

(日)新共同訳1987の引照

新 共同 Tコリ9:20-22

9:20 ユダヤ人に対しては、ユダヤ人のようになりました。ユダヤ人を得るためです。律法に支配されている人に対しては、わたし自身はそうで はないのですが、律法に支配されている人のようになりました。律法に支配されている人を得るためです。

9:21 また、わたしは神の律法を持っていないわけではなく、キリストの律法に従っているのですが、律法を持たない人に対しては、律法を持た ない人のようになりました。律法を持たない人を得るためです。

9:22 弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人 かでも救うためです。

 

新 共同 Tコリ4:16

4:16 そこで、あなたがたに勧めます。わたしに倣う者になりなさい。

 

新 共同 Tコリ7:7

7:7 わたしとしては、皆がわたしのように独りでいてほしい。しかし、人はそれぞれ神から賜物をいただいているのですから、人によって生き 方が違います。

 

新 共同 Tコリ11:1

11:1 わたしがキリストに倣う者であるように、あなたがたもこのわたしに倣う者となりなさい。

 

新 共同 Uコリ6:13

6:13 子供たちに語るようにわたしは言いますが、あなたがたも同じように心を広くしてください。

 

新 共同 ガラ 4:28

4:28 ところで、兄弟たち、あなたがたは、イサクの場合のように、約束の子です。

 

新 共同 ガラ 4:31

4:31 要するに、兄弟たち、わたしたちは、女奴隷の子ではなく、自由な身の女から生まれた子なのです。

 

新 共同 ガラ 6:18

6:18 兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊と共にあるように、アーメン。

 

新 共同 Tテサ2:13

2:13 このようなわけで、わたしたちは絶えず神に感謝しています。なぜなら、わたしたちから神の言葉を聞いたとき、あなたがたは、それを人 の言葉としてではなく、神の言葉として受け入れたからです。事実、それは神の言葉であり、また、信じているあなたがたの中に現に働い ているものです。

 

新 共同 ガラ 4:13-14

4:13 知ってのとおり、この前わたしは、体が弱くなったことがきっかけで、あなたがたに福音を告げ知らせました。

4:14 そして、わたしの身には、あなたがたにとって試練ともなるようなことがあったのに、さげすんだり、忌み嫌ったりせず、かえって、わた しを神の使いであるかのように、また、キリスト・イエスででもあるかのように、受け入れてくれました。

 

新 共同 Tヨハ2:1

2:1 わたしの子たちよ、これらのことを書くのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。たとえ罪を犯しても、御父のもとに弁護 者、正しい方、イエス・キリストがおられます。

 

新 共同 エペ 4:13

4:13 ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさ になるまで成長するのです。

 

新 共同 Tコリ4:15

4:15 キリストに導く養育係があなたがたに一万人いたとしても、父親が大勢いるわけではない。福音を通し、キリスト・イエスにおいてわたし があなたがたをもうけたのです。

 

新 共同 Uコリ4:8

4:8 わたしたちは、四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Uテサ3:7

3:7 わたしたちに、どうならうべきであるかは、あなたがた自身が知っているはずである。あなたがたの所にいた時には、わたしたちは怠惰な生活をしなかったし、

 

口語訳 Tコリ9:21

9:21 律法のない人には――わたしは神の律法の外にあるのではなく、キリストの律法の中にあるのだが――律法のない人のようになった。律法のない人を得るためで ある。

 

口語訳 Uコリ12:15

12:15 そこでわたしは、あなたがたの魂のためには、大いに喜んで費用を使い、また、わたし自身をも使いつくそう。わたしがあなたがたを愛すれば愛するほど、あな たがたからますます愛されなくなるのであろうか。

 

口語訳 Tコリ4:14-15

4:14 わたしがこのようなことを書くのは、あなたがたをはずかしめるためではなく、むしろ、わたしの愛児としてさとすためである。

4:15 たといあなたがたに、キリストにある養育掛が一万人あったとしても、父が多くあるのではない。キリスト・イエスにあって、福音によりあなたがたを生んだの は、わたしなのである。

 

口語訳 Uコリ6:13

6:13 わたしは子供たちに対するように言うが、どうかあなたがたの方でも心を広くして、わたしに応じてほしい。

 

口語訳 Tテサ2:7-8

2:7 むしろ、あなたがたの間で、ちょうど母がその子供を育てるように、やさしくふるまった。

2:8 このように、あなたがたを慕わしく思っていたので、ただ神の福音ばかりではなく、自分のいのちまでもあなたがたに与えたいと願ったほどに、あなたがたを愛 したのである。

 

口語訳 ピレ 1:10

1:10 捕われの身で産んだわたしの子供オネシモについて、あなたにお願いする。

 

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ガラテヤ 4:21−31

ハガルとサラの比喩

 

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
◆サラとハガルのたとえ
ガラ 4:21 律法の下にいたいと願う人たち、私に答えてください。あなたがたは律法に耳を傾けないのですか。
ガラ 4:22 アブラハムには二人の息子があり、一人は女奴隷から、もう一人は自由な身の女から生まれた、と書いてあります。
ガラ 4:23 女奴隷の子が肉によって生まれたのに対し、自由な身の女から生まれた子は約束を通して生まれたのです。
ガラ 4:24 これには別の意味があります。二人の女は二つの契約を表しています。一人はシナイ山から出て、奴隷となる子を産みます。これがハガルです。
ガラ 4:25 このハガルは、アラビアではシナイ山のことで、ちょうど今のエルサレムに当たります。エルサレムは、その子どもたちと共に奴隷となっているから です。
ガラ 4:26 他方、天のエルサレムは自由な身の女であり、私たちの母です。
ガラ 4:27 すなわち、こう書いてあります。/「喜べ、子を産まない不妊の女よ。/歓声を上げて叫べ/産みの苦しみを知らない女よ。/夫に捨てられた女の子 どもは/夫のある女の子どもより多いからだ。」
ガラ 4:28 きょうだいたち、あなたがたはイサクと同じように約束の子どもです。
ガラ 4:29 しかし、当時、肉によって生まれた者が霊によって生まれた者を迫害したように、今も状況は同じです。
ガラ 4:30 しかし、聖書は何と言っているでしょう。「女奴隷とその子を追い出せ。女奴隷の子は、断じて自由な身の女の子と一緒に相続をしてはならない」と あります。
ガラ 4:31 それゆえ、きょうだいたち、私たちは女奴隷の子どもではなく、自由な身の女の子どもなのです。


フランシスコ会訳2013
◆自由に関する喩え

021わたしに答えてください。律法 の下にありたいと願っているあなた方は、律法のいうことに耳を貸さないのですか。

022アブラハムには二人の息子があ り、一人は女奴隷から生まれ、もう一人は自由な身分の女から生まれた、と書き記されています。

023ところで、女奴隷の子は肉に よって生まれましたが、自由な身分の女からの子は約束によって生まれたのです。

024聖書の語るこのことには別の意 味が隠されています。すなわち、この二人の女は二つの契約を指しています。奴隷としての子を産むほうは、シナイ山に由来する契約を指 します。これはハガルのことです。

025ハガルというのはアラビアにあ るシナイ山のことで、今のエルサレムにあたります。なぜなら、彼女も子らとともに奴隷だからです。

026だが、天のエルサレムは自由な 身分の女で、これはわたしたちの母です。

027すなわち、こう書き記されてい ます、

「喜べ。子を産まぬ不妊の女よ。

声をあげて喜べ、産みの苦しみを知らぬ女よ、

ひとり残された女は夫のある女よりも、

多くの子を持つであろう」。

028兄弟のみなさん、あなた方はイ サクのように、約束の子です。

029しかし、あの時、肉によって生 まれた者が、霊によって生まれた者を迫害したように、今でも同じことが行われています。

030しかし、聖書は何と言っている でしょうか。「女奴隷とその子を追い出せ。女奴隷の子は、自由な身分の女から生まれた子とともに相続人となってはならない」とありま す。

031ですから、兄弟のみなさん、わ たしたちは、女奴隷の子ではなく、自由な身分の女から生まれた子なのです。


 

岩波翻訳委員会訳1995

480421律法のもとにいた〔くてたまらな〕い者たちよ、私に答えなさい。あなたがたは

律 法を聞こうとしないのか。

480422なぜならば、〔次のように〕書かれているからである。〔すなわち〕アブラハムは二人の息子を もっていた。一人は女奴隷から〔生まれたイシュマエルであり〕、一人は自由人の女から〔生まれたイサクである〕。

480423しかし、女奴隷からの子は肉によって生まれたのであるが、自由人の女からの子は、約束による のである。

480424これらは比喩的に言われている。というのも、彼女たちは二つの契約〔のことを指しているの〕 だからである。すなわち、一人はシナイ山から〔出て〕、奴隷の身分となる〔子を〕産むのであり、それはハガルである。

480425ハガルとはアラビア語ではシナイ山のことであり、今日のエルサレムに相当する。それは、自ら の子供たちと共に〔現在〕奴隷となっているからである。

480426しかし、〔天〕上のエルサレムは自由人の女〔すなわちサラ〕であり、この彼女がわれわれの母 である。

480427なぜならば、〔次のように〕書かれているからである。

子を産んだことのない不妊の女よ、喜べ

産みの苦しみを苦しまない女よ、歓声をあげ、そ して叫べ

なぜなら、よるべない女の〔産む〕子 供たちは数多く、夫をもつ女の子供たちよりも多いのだから

480428ここで兄弟たちよ、あなたがたこそが、イサクにならった約束の子供たちなのである。

480429しかし、かつて肉によって生まれた者が霊によって生まれた者を迫害したように、そのように今 もまた〔同じことがなされている〕。

480430しかし、聖書は何を言っているか。女奴隷と彼女の息子をあなたは追い出せなぜなら、女奴隷の息子は、自由の女の息子と共に相続することは決してしてはならないのだ から

480431それゆえに兄弟たちよ、私たちは女奴隷の子供なのではなく、自由の女の子供なのである。

 

新共同訳1987

4:21 わたしに答えてください。律法の下にいたいと思っている人たち、あなたがたは、律法の言うことに耳を貸さないのですか。

4:22 アブラハムには二人の息子があり、一人は女奴隷から生まれ、もう一人は自由な身の女から生まれたと聖書に書いてあります。

4:23 ところで、女奴隷の子は肉によって生まれたのに対し、自由な女から生まれた子は約束によって生まれたのでした。

4:24 これには、別の意味が隠されています。すなわち、この二人の女とは二つの契約を表しています。子を奴隷の身分に産む方は、シナイ山に由来する契約を表して いて、これがハガルです。

4:25 このハガルは、アラビアではシナイ山のことで、今のエルサレムに当たります。なぜなら、今のエルサレムは、その子供たちと共に奴隷となっているからです。

4:26 他方、天のエルサレムは、いわば自由な身の女であって、これはわたしたちの母です。

4:27 なぜなら、次のように書いてあるからです。「喜べ、子を産まない不妊の女よ、/喜びの声をあげて叫べ、/産みの苦しみを知らない女よ。一人取り残された女 が夫ある女よりも、/多くの子を産むから。」

4:28 ところで、兄弟たち、あなたがたは、イサクの場合のように、約束の子です。

4:29 けれども、あのとき、肉によって生まれた者が、“霊”によって生まれた者を迫害したように、今も同じようなことが行われています。

4:30 しかし、聖書に何と書いてありますか。「女奴隷とその子を追い出せ。女奴隷から生まれた子は、断じて自由な身の女から生まれた子と一緒に相続人になっては ならないからである」と書いてあります。

4:31 要するに、兄弟たち、わたしたちは、女奴隷の子ではなく、自由な身の女から生まれた子なのです。

 

前田訳1978

4:21 おたずねしますが、律法の下にありたい方々、律法をお聞きでありませんか。

4:22 それに書かれていますが、アブラハムにふたりの子があり、ひとりは女奴隷からで、ひとりは自由の女からでした。

4:23 女奴隷からのものは肉によって、自由の女からのものは約束によって生まれたのです。

4:24 これは譬です。彼女らはふたつの契約で、ひとつはシナイ山の出で奴隷へと子を産み、それがハガルです。

4:25 ハガルとはアラビアでのシナイ山のことで、今のエルサレムに相当し、その子らとともに奴隷です。

4:26 上なるエルサレムは自由の女で、われらの母です。

4:27 聖書にいわく、「よろこべ、子なしの産まず女、歓呼して叫べ、陣痛を知らぬものよ。ひとりものは夫のあるものよりも多く子を得よう」と。

4:28 兄弟よ、あなた方はイサクのように約束の子です。

4:29 そのころ肉によって生まれたものが霊によって生まれたものを迫害したように、今もそうです。

4:30 しかし聖書は何といいましょう。「女奴隷とその子を追え。女奴隷の子は自由の女の子とともに相続してはならない」と。

4:31 それゆえ、兄弟よ、われらは女奴隷の子ではなく自由の女の子です。

 

新改訳1970

4:21 律法の下にいたいと思う人たちは、私に答えてください。あなたがたは律法の言うことを聞かないのですか。

4:22 そこには、アブラハムにふたりの子があって、ひとりは女奴隷から、ひとりは自由の女から生まれた、と書かれています。

4:23 女奴隷の子は肉によって生まれ、自由の女の子は約束によって生まれたのです。

4:24 このことには比喩があります。この女たちは二つの契約です。一つはシナイ山から出ており、奴隷となる子を産みます。その女はハガルです。

4:25 このハガルは、アラビヤにあるシナイ山のことで、今のエルサレムに当たります。なぜなら、彼女はその子どもたちとともに奴隷だからです。

4:26 しかし、上にあるエルサレムは自由であり、私たちの母です。

4:27 すなわち、こう書いてあります。「喜べ。子を産まない不妊の女よ。声をあげて呼ばわれ。産みの苦しみを知らない女よ。夫に捨てられた女の産む子どもは、夫 のある女の産む子どもよりも多い。」

4:28 兄弟たちよ。あなたがたはイサクのように約束の子どもです。

4:29 しかし、かつて肉によって生まれた者が、御霊によって生まれた者を迫害したように、今もそのとおりです。

4:30 しかし、聖書は何と言っていますか。「奴隷の女とその子どもを追い出せ。奴隷の女の子どもは決して自由の女の子どもとともに相続人になってはならない。」

4:31 こういうわけで、兄弟たちよ。私たちは奴隷の女の子どもではなく、自由の女の子どもです。

 

塚本訳1963

4:21 (モーセ)律法の下にいたいと思う人たちよ、言ってくれ、あなた達は律法がわからないのか。

4:22 こう書いてある。──アブラハムに二人の息子があって、一人は女奴隷(ハガル)から、一人は自由の女(正妻サラ)から生まれた。

4:23 けれども女奴隷からの(イシマエル)は、(普通の人間のように)肉によって生まれ、自由の女からの(イサク)は、(聖書に書いてあるように)約束によった のである。

4:24 これは比喩で言うのである。すなわち、二人の女は(旧約と新約との)二つの契約を意味する。一つはシナイ山から(出たモーセ律法)であって、産んだ子は奴 隷である。この契約はハガルである(からである)。

4:25 ──ハガル(という語)はアラビヤではシナイ山(を意味するの)である。──そしてハガルは今のエルサレムに相当している。(律法の御本山であるエルサレ ムは、)彼女の(多くの)子供たちと一緒に、(律法の)奴隷であるからである。

4:26 しかし天のエルサレムは自由で(あって)、これこそわたし達の母である。

4:27 というのは、(聖書に)こう書いてある。──『喜べ、産まぬ石女よ、歓呼せよ、さけべよ、産みの苦しみせぬ者。そは孤独なる女の子は多いからである、夫を もつ女の子よりも。』

4:28 兄弟たちよ、(今のエルサレムに属しない)あなた達は(、ハガルの子ではなくして、サラの子)イサクと同じく、約束の(言葉によって生まれた)子である。

4:29 しかしその時、肉によって生まれた者(イシマエル)が御霊によって生まれた者(イサク)を迫害したように、今も同じである。(地上のエルサレムの子らが天 のエルサレムの子らを迫害する。)

4:30 しかし聖書はなんと言うか。『女奴隷とその息子とを追出せ。女奴隷の息子は決して』自由の女の『息子と一緒に相続すべきではないから』。

4:31 このゆえに、兄弟たちよ、わたし達は女奴隷の子でなく、自由の女の子である。

 

口語訳1955

4:21 律法の下にとどまっていたいと思う人たちよ。わたしに答えなさい。あなたがたは律法の言うところを聞かないのか。

4:22 そのしるすところによると、アブラハムにふたりの子があったが、ひとりは女奴隷から、ひとりは自由の女から生れた。

4:23 女奴隷の子は肉によって生れたのであり、自由の女の子は約束によって生れたのであった。

4:24 さて、この物語は比喩としてみられる。すなわち、この女たちは二つの契約をさす。そのひとりはシナイ山から出て、奴隷となる者を産む。ハガルがそれであ る。

4:25 ハガルといえば、アラビヤではシナイ山のことで、今のエルサレムに当る。なぜなら、それは子たちと共に、奴隷となっているからである。

4:26 しかし、上なるエルサレムは、自由の女であって、わたしたちの母をさす。

4:27 すなわち、こう書いてある、/「喜べ、不妊の女よ。声をあげて喜べ、産みの苦しみを知らない女よ。ひとり者となっている女は多くの子を産み、/その数は、 夫ある女の子らよりも多い」。

4:28 兄弟たちよ。あなたがたは、イサクのように、約束の子である。

4:29 しかし、その当時、肉によって生れた者が、霊によって生れた者を迫害したように、今でも同様である。

4:30 しかし、聖書はなんと言っているか。「女奴隷とその子とを追い出せ。女奴隷の子は、自由の女の子と共に相続をしてはならない」とある。

4:31 だから、兄弟たちよ。わたしたちは女奴隷の子ではなく、自由の女の子なのである。

 

文語訳1917

"480421"," 律法の下にあらんと願ふ者よ、我にいへ、汝ら律法をきかぬか。"

"480422"," 即ちアブラハムに子二人あり、一人は婢女より、一人は自主の女より生れたりと録されたり。"

"480423"," 婢女よりの子は肉によりて生れ、自主の女よりの子は約束による。"

"480424"," この中に譬あり、二人の女は二つの契約なり、その一つはシナイ山より出でて、奴隷たる子を生む、これハガルネり。"

"480425"," このハガルはアラビヤに在るシナイ山にして今のエルサレムに當る。エルサレムはその子らとともに奴隷たるなり。"

"480426"," されど上なるエルサレムは、自主にして我らの母なり。"

"480427"," 録していふ、『石女にして産まぬものよ、喜べ。産の苦痛せぬ者よ、聲をあげて呼はれ。獨住の女の子は多し、夫ある者の子よりも多し』 とあり。"

"480428"," 兄弟よ、なんぢらはイサクのごとく約束の子なり。"

"480429"," 然るに其の時、肉によりて生れし者御靈によりて生れし者を責めしごとく、今なほ然り。"

"480430"," されど聖書は何と云へるか『婢女とその子とを逐ひいだせ、婢女の子は自主の女の子と共に業を嗣ぐべからず』とあり。"

"480431","されば兄弟よ、われらは婢女の子ならず、自主の女の子なり。

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新 共同 ガラ 3:23

3:23 信仰が現れる前には、わたしたちは律法の下で監視され、この信仰が啓示されるようになるまで閉じ込められていました。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口 語訳 ロマ 10:3-10

10:3 なぜなら、彼らは神の 義を知らないで、自分の義を立てようと努め、神の義に従わなかったからである。

10:4 キリストは、すべて信じる者に義を得させるために、律法の終りとなられたのである。

10:5 モーセは、律法による義を行う人は、その義によって生きる、と書いている。

10:6 しかし、信仰による義は、こう言っている、「あなたは心のうちで、だれが天に上るであろうかと言うな」。それは、キリストを引き降ろ すことである。

10:7 また、「だれが底知れぬ所に下るであろうかと言うな」。それは、キリストを死人の中から引き上げることである。

10:8 では、なんと言っているか。「言葉はあなたの近くにある。あなたの口にあり、心にある」。この言葉とは、わたしたちが宣べ伝えている 信仰の言葉である。

10:9 すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、あなたは救わ れる。

10:10 なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。

 

口 語訳 ロマ 9:7-8

9:7 また、アブラハムの子孫だからといって、その全部が子であるのではないからである。かえって「イサクから出る者が、あなたの子孫と呼 ばれるであろう」。

9:8 すなわち、肉の子がそのまま神の子なのではなく、むしろ約束の子が子孫として認められるのである。

 

口 語訳 ガラ 3:15-21

3:15 兄弟たちよ。世のならわしを例にとって言おう。人間の遺言でさえ、いったん作成されたら、これを無効にしたり、これに付け加えたりす ることは、だれにもできない。

3:16 さて、約束は、アブラハムと彼の子孫とに対してなされたのである。それは、多数をさして「子孫たちとに」と言わずに、ひとりをさして 「あなたの子孫とに」と言っている。これは、キリストのことである。

3:17 わたしの言う意味は、こうである。神によってあらかじめ立てられた契約が、四百三十年の後にできた律法によって破棄されて、その約束 がむなしくなるようなことはない。

3:18 もし相続が、律法に基いてなされるとすれば、もはや約束に基いたものではない。ところが事実、神は約束によって、相続の恵みをアブラ ハムに賜わったのである。

3:19 それでは、律法はなんであるか。それは違反を促すため、あとから加えられたのであって、約束されていた子孫が来るまで存続するだけの ものであり、かつ、天使たちをとおし、仲介者の手によって制定されたものにすぎない。

3:20 仲介者なるものは、一方だけに属する者ではない。しかし、神はひとりである。

3:21 では、律法は神の約束と相いれないものか。断じてそうではない。もし人を生かす力のある律法が与えられていたとすれば、義はたしかに 律法によって実現されたであろう。

 

口 語訳 ピリ 3:20

3:20 しかし、わたしたちの国籍は天にある。そこから、救主、主イエス・キリストのこられるのを、わたしたちは待ち望んでいる。

 

口 語訳 ガラ 5:1

5:1 自由を得させるために、キリストはわたしたちを解放して下さったのである。だから、堅く立って、二度と奴隷のくびきにつながれてはな らない。

 

口 語訳 ロマ 8:15

8:15 あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたち は「アバ、父よ」と呼ぶのである。

 

口 語訳 ガラ 3:29

3:29 もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである。

 

口 語訳 ロマ 9:8-9

9:8 すなわち、肉の子がそのまま神の子なのではなく、むしろ約束の子が子孫として認められるのである。

9:9 約束の言葉はこうである。「来年の今ごろ、わたしはまた来る。そして、サラに男子が与えられるであろう」。

 

口 語訳 ロマ 8:1

8:1 こういうわけで、今やキリスト・イエスにある者は罪に定められることがない。

 

(日)新共同訳1987の引照

新 共同 ガラ 4:29

4:29 けれども、あのとき、肉によって生まれた者が、"霊"によって生まれた者を迫害したように、今も同じようなことが行われています。

 

新 共同 ロマ 9:8

9:8 すなわち、肉による子供が神の子供なのではなく、約束に従って生まれる子供が、子孫と見なされるのです。

 

新 共同 ガラ 4:28

4:28 ところで、兄弟たち、あなたがたは、イサクの場合のように、約束の子です。

 

新 共同 ヘブ 11:11

11:11 信仰によって、不妊の女サラ自身も、年齢が盛りを過ぎていたのに子をもうける力を得ました。約束をなさった方は真実な方であると、信 じていたからです。

 

新 共同 ヘブ 9:9

9:9 この幕屋とは、今という時の比喩です。すなわち、供え物といけにえが献げられても、礼拝をする者の良心を完全にすることができないの です。

 

新 共同 ヘブ 12:22

12:22 しかし、あなたがたが近づいたのは、シオンの山、生ける神の都、天のエルサレム、無数の天使たちの祝いの集まり、

 

新 共同 黙  3:12

3:12 勝利を得る者を、わたしの神の神殿の柱にしよう。彼はもう決して外へ出ることはない。わたしはその者の上に、わたしの神の名と、わた しの神の都、すなわち、神のもとから出て天から下って来る新しいエルサレムの名、そして、わたしの新しい名を書き記そう。

 

新 共同 黙  21:2

21:2 更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを 見た。

 

新 共同 黙  21:10

21:10 この天使が、"霊"に満たされたわたしを大きな高い山に連れて行き、聖なる都エルサレムが神のもとを離れて、天から下って来るのを見 せた。

 

新 共同 ガラ 4:12

4:12 わたしもあなたがたのようになったのですから、あなたがたもわたしのようになってください。兄弟たち、お願いします。あなたがたは、 わたしに何一つ不当な仕打ちをしませんでした。

 

新 共同 ガラ 3:29

3:29 あなたがたは、もしキリストのものだとするなら、とりもなおさず、アブラハムの子孫であり、約束による相続人です。

 

新 共同 ガラ 4:23

4:23 ところで、女奴隷の子は肉によって生まれたのに対し、自由な女から生まれた子は約束によって生まれたのでした。

 

新 共同 ガラ 5:11

5:11 兄弟たち、このわたしが、今なお割礼を宣べ伝えているとするならば、今なお迫害を受けているのは、なぜですか。そのようなことを宣べ 伝えれば、十字架のつまずきもなくなっていたことでしょう。

 

新 共同 ガラ 2:4

2:4 潜り込んで来た偽の兄弟たちがいたのに、強制されなかったのです。彼らは、わたしたちを奴隷にしようとして、わたしたちがキリスト・ イエスによって得ている自由を付けねらい、こっそり入り込んで来たのでした。

 

新 共同 ロマ 8:15

8:15 あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、 父よ」と呼ぶのです。

 

新 共同 Uコリ3:17

3:17 ここでいう主とは、"霊"のことですが、主の霊のおられるところに自由があります。

 

新 共同 ガラ 5:13

5:13 兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに 仕えなさい。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口 語訳 ロマ 9:7-9

9:7 また、アブラハムの子孫だからといって、その全部が子であるのではないからである。かえって「イサクから出る者が、あなたの子孫と呼 ばれるであろう」。

9:8 すなわち、肉の子がそのまま神の子なのではなく、むしろ約束の子が子孫として認められるのである。

9:9 約束の言葉はこうである。「来年の今ごろ、わたしはまた来る。そして、サラに男子が与えられるであろう」。

 

口 語訳 Tコリ10:6

10:6 これらの出来事は、わたしたちに対する警告であって、彼らが悪をむさぼったように、わたしたちも悪をむさぼることのないためなのであ る。

 

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