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イザヤ書 18:1−7      

クシュからの誘い

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
◆クシュの使者たちへの言葉
イザ 18:1 災いあれ、クシュの川のかなたで/高い羽音を立てている国に。
イザ 18:2 その国はパピルスの舟を水に浮かべ/海路を通じて使節を遣わす。/行け、足の速い使者たちよ。/背が高く、肌の滑らかな国民のもとへ。/ここか しこで恐れられている民のもとへ。/その国土が多くの川で分かたれ/強い力で踏みにじる国のもとへ。
イザ 18:3 世界のすべての住民、地上に住む人々よ。/山に旗が揚げられたら、見よ。/角笛が吹き鳴らされたら、聞け。
イザ 18:4 主は私にこう言われる。/「私は静かに私の住まいから見つめていよう。/照りつける太陽の暑さのように/暑い刈り入れ時の露の雲のように。」
イザ 18:5 刈り入れの前につぼみが開き/花が咲いて実が熟し始めれば/人はその小枝を鎌で切り落とし/そのつるを払い、取り除くものだ。
イザ 18:6 それらはすべてまとめられ/山の猛禽と地の獣のために捨てられる。/猛禽はその上で夏を過ごし/地の獣もすべてその上で冬を越す。
イザ 18:7 その時、万軍の主に贈り物がもたらされる。/背が高く、肌が滑らかな民から/ここかしこで恐れられている民から/その国土が多くの川で分かたれ ている/強い力で踏みにじる国から/万軍の主の名が置かれた所/シオンの山へともたらされる。

フランシスコ会訳2013
イザヤ書18

フランシスコ訳聖書 Isa <18>章 聖書本文

◆クシュからの誘い

001災いだ、帆船の国、

遠くのクシュ、多くの川の流れる地。

002この国は、パピルスの舟を水面 に浮かべ、

海路、使節を遣わす。

行け、船足の速い使者たちよ。

背が高く、肌の滑らかな民の国へ、

ここかしこで恐れられている民の所へ、

強力で地を踏みにじる国

いく筋もの川で国土が分かたれている国へ。

003世界に住むすべての人々、地上 に住む人々よ、

山に旗が掲げられたなら、見よ。

角笛が吹き鳴らされたなら、聞け。

004まことに、主はわたしにこう仰 せになる、

「わたしは静かにして

わたしの所から目を注ごう。

日盛りの激しい暑さのように、

暑い刈り入れ時の、露の多い雲のように」。

005まことに、取り入れ前につぼみ が開き

花の房が実となって熟すと、

人は小枝を鎌で切り落とし、

蔓を取り除く。

006それらはすべて、山の猛禽と野 の獣に捨て置かれる。

猛禽はその上で夏を過ごし、

野の獣もみな、その上で冬を過ごす。

007その時、贈り物が万軍の主にも たらされる。背が高く、肌の滑らかな民から、ここかしこで恐れられている民から、強力で地を踏みにじり、いく筋もの川で国土が分かた れている国から、万軍の主の名が置かれた所、シオンの山へと贈り物がもたらされる。

 


 

新共同訳1987

18:1 災いだ、遠くクシュの川のかなたで/羽の音を立てている国は。

18:2 彼らは、パピルスの舟を水に浮かべ/海を渡って使節を遣わす。行け、足の速い使者たちよ。背高く、肌の滑らかな国/遠くの地でも恐れられている民へ。強い 力で踏みにじる国/幾筋もの川で区切られている国へ。

18:3 世界の住民、地上に住むすべての人よ/山に合図の旗が立てられたら、見るがよい/角笛が吹き鳴らされたら、聞くがよい。

18:4 主はわたしにこう言われた。「わたしは黙して/わたしの住む所から、目を注ごう。太陽よりも烈しく輝く熱のように/暑い刈り入れ時を脅かす雨雲のよう に。」

18:5 刈り入れ時の前に、花が終わり/花の房が実となり、熟し始めると/主は枝を刃物で切り落とし/つるを折り、取り去られる。

18:6 それはすべて、山の猛禽と野の獣に与えられる。猛禽は、それを餌として夏を過ごし/野獣もすべて、それを餌として冬を過ごす。

18:7 そのとき、貢ぎ物が万軍の主にもたらされる。背高く、肌の滑らかな民から/遠くの地でも恐れられている民から/強い力で踏みにじる国/幾筋もの川で区切ら れている国から/万軍の主の名が置かれた場所/シオンの山へもたらされる。

 

新改訳1970

18:1 ああ。クシュの川々のかなたにある羽こおろぎの国。

18:2 この国は、パピルスの船を水に浮かべて、海路、使いを送る。すばやい使者よ、行け。背の高い、はだのなめらかな国民のところに。あちこちで恐れられている 民のところに。多くの川の流れる国、力の強い、踏みにじる国に。

18:3 世界のすべての住民よ。地に住むすべての者よ。山々に旗の揚がるときは見よ。角笛が吹き鳴らされるときは聞け。

18:4 主が私にこう仰せられたからだ。「わたしは静まって、わたしの所からながめよう。照りつける暑さで暑いころ、刈り入れ時の暑いときの露の濃い雲のよう に。」

18:5 刈り入れ前につぼみが開き、花ぶさが育って、酸いぶどうになるとき、人はその枝をかまで切り、そのつるを取り去り、切り除くからだ。

18:6 それらはいっしょにして、山々の猛禽や野獣のために投げ捨てられ、猛禽はその上で夏を過ごし、野獣はみな、その上で冬を過ごす。

18:7 そのとき、万軍の主のために、背の高い、はだのなめらかな民、あちこちで恐れられている民、多くの川の流れる国、力の強い、踏みにじる国から、万軍の主の 名のある所、シオンの山に、贈り物が運ばれて来る。

 

口語訳1955

18:1 ああ、エチオピヤの川々のかなたなる/ぶんぶんと羽音のする国、

18:2 この国は葦の船を水にうかべ、ナイル川によって使者をつかわす。とく走る使者よ、行け。川々の分れる国の、たけ高く、膚のなめらかな民、遠近に恐れられる 民、力強く、戦いに勝つ民へ行け。

18:3 すべて世におるもの、地に住むものよ、山の上に旗の立つときは見よ、ラッパの鳴りひびくときは聞け。

18:4 主はわたしにこう言われた、「晴れわたった日光の熱のように、刈入れの熱むして露の多い雲のように、わたしは静かにわたしのすまいから、ながめよう」。

18:5 刈入れの前、花は過ぎて/その花がぶどうとなって熟すとき、彼はかまをもって、つるを刈り、枝を切り去る。

18:6 彼らはみな山の猛禽と、地の獣とに捨て置かれる。猛禽はその上で夏を過ごし、地の獣はみなその上で冬を過ごす。

18:7 その時、川々の分れる国の/たけ高く、膚のなめらかな民、遠くの者にも近くの者にも恐れられる民、力強く、戦いに勝つ民から/万軍の主にささげる贈り物を 携えて、万軍の主のみ名のある所、シオンの山に来る。



文語訳1917
18:1 ?エテオピアの河の彼方なるさやさやと羽音のきこゆる地
18:2 この地蒹のふねを水にうかべ海路より使者をつかはさんとてその使者にいへらく 疾走る使よなんぢら河々の流のわかるる國にゆけ丈たかく肌なめらかなる 始めより今にいたるまで懼るべく繩もてはかり人を踐にじる民にゆけ
18:3 すべて世にをるもの地にすむものよ 山のうへに旗のたつとき汝等これを見ラッパの鳴響くときなんぢら之をきけ
18:4 そはヱホバわれに如此いひ給へりいはく 空はれわたり日てり收穫の熱むしてつゆけき雲のたるる間 われわが居所にしづかに居てながめん
18:5 收穫のまへにその芽またく生その花ぶだうとなりて熟せんとするとき かれ鎌をもて蔓をかり枝をきり去ん
18:6 斯てみな山のたけきとりと地の獸とになげあたへらるべし 猛鳥そのうへにて夏をすごし地のけものその上にて冬をわたらん
18:7 そのとき河々の流のわかるる國の丈たかく肌なめらかなる 始めより今にいたるまで懼るべく繩もてはかり人をふみにじる民より 萬軍のヱホバにささぐる禮物をたづさへて 萬軍のヱホバの聖名のところシオンの山にきたるべし

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 使  8:27-38

8:27 そこで、彼は立って出かけた。すると、ちょうど、エチオピヤ人の女王カンダケの高官で、女王の財宝全部を管理していた宦官であるエチ オピヤ人が、礼拝のためエルサレムに上り、

8:28 その帰途についていたところであった。彼は自分の馬車に乗って、預言者イザヤの書を読んでいた。

8:29 御霊がピリポに「進み寄って、あの馬車に並んで行きなさい」と言った。

8:30 そこでピリポが駆けて行くと、預言者イザヤの書を読んでいるその人の声が聞えたので、「あなたは、読んでいることが、おわかりです か」と尋ねた。

8:31 彼は「だれかが、手びきをしてくれなければ、どうしてわかりましょう」と答えた。そして、馬車に乗って一緒にすわるようにと、ピリポ にすすめた。

8:32 彼が読んでいた聖書の箇所は、これであった、/「彼は、ほふり場に引かれて行く羊のように、/また、黙々として、/毛を刈る者の前に 立つ小羊のように、/口を開かない。

8:33 彼は、いやしめられて、/そのさばきも行われなかった。だれが、彼の子孫のことを語ることができようか、/彼の命が地上から取り去ら れているからには」。

8:34 宦官はピリポにむかって言った、「お尋ねしますが、ここで預言者はだれのことを言っているのですか。自分のことですか、それとも、だ れかほかの人のことですか」。

8:35 そこでピリポは口を開き、この聖句から説き起して、イエスのことを宣べ伝えた。

8:36 道を進んで行くうちに、水のある所にきたので、宦官が言った、「ここに水があります。わたしがバプテスマを受けるのに、なんのさしつ かえがありますか」。

8:37 〔これに対して、ピリポは、「あなたがまごころから信じるなら、受けてさしつかえはありません」と言った。すると、彼は「わたしは、 イエス・キリストを神の子と信じます」と答えた。〕

8:38 そこで車をとめさせ、ピリポと宦官と、ふたりとも、水の中に降りて行き、ピリポが宦官にバプテスマを授けた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口 語訳 ヨハ 15:2

15:2 わたしにつながっている枝で実を結ばないものは、父がすべてこれをとりのぞき、実を結ぶものは、もっと豊かに実らせるために、手入れ してこれをきれいになさるのである。

 

口 語訳 使  8:27-28

8:27 そこで、彼は立って出かけた。すると、ちょうど、エチオピヤ人の女王カンダケの高官で、女王の財宝全部を管理していた宦官であるエチ オピヤ人が、礼拝のためエルサレムに上り、

8:28 その帰途についていたところであった。彼は自分の馬車に乗って、預言者イザヤの書を読んでいた。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

新共同 使  8:27

8:27 フィリポはすぐ出かけて行った。折から、エチオピアの女王カンダケの高官で、女王の全財産の管理をしていたエチオピア人の宦官が、エルサレムに礼拝に来 て、

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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