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イザヤ書 31:1−9      

信頼すべきはエジプトでなくヤーウェ

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
◆エジプトに頼るな
イザ 31:1 災いあれ、助けを求めてエジプトに下り/馬を頼みとする者に。/彼らは、戦車の数が多く/騎兵が強力であることに頼り/イスラエルの聖なる方に 目を向けず/主を求めようともしない。
イザ 31:2 しかし、主は知恵ある方。/災いを下し、その言葉を撤回されない。/悪をなす者の家に対して/不法を行う者を助ける者に対して立ち上がられる。
イザ 31:3 エジプト人は人であって、神ではない。/彼らの馬は肉であって、霊ではない。/主が手を伸ばされると/助ける者はつまずき/助けられる者は倒れ /皆共に滅びる。
イザ 31:4 主は私にこう言われた。/獅子や若獅子が獲物に向かってほえるとき/多くの羊飼いがそのために呼び集められても/獅子は彼らの声におののかず/ その騒ぎにひるまない。/これと同じように、万軍の主は/シオンの山とその丘の上で戦うために/降りて来られる。
イザ 31:5 空を飛び回る鳥のように/万軍の主はエルサレムを守られる。/これを守り、救い、助け、解放する。
イザ 31:6 イスラエルの子らよ、立ち帰れ、あなたがたが甚だしく背いてきた方に。
イザ 31:7 その日、人々はそれぞれ、自らの手で造って罪を犯した銀の偶像と金の偶像を退けるであろう。
イザ 31:8 アッシリアは滅びる。/人間のものではない剣によって。/人間のものではない剣がアッシリアを食い尽くす。/彼らは剣の前から逃げ/若者たちは 労役に服す。
イザ 31:9 その岩でさえ恐れのゆえに消えうせ/その長たちはおののいて旗を捨てる。/主の火はシオンにあり、その炉はエルサレムにある/――主の仰せ。

フランシスコ会訳2013
イザヤ書31

信頼すべきはエジプトではなく主

フランシスコ訳聖書 Isa <31>章 聖書本文

◆アッシリアからの救い

001災いだ、助けを求めてエジプト に下り、

馬を頼みとする者は。

彼らは、数の多さの故に戦車に、

非常に強力であるが故に騎兵隊に、信頼する。

彼らは、イスラエルの聖なる方を仰がず、

主を求めない。

002しかし、主にも知恵はある。

災いをもたらし、

その言葉を撤回されない。

主は、悪者の家、

悪を行う者を助ける者に対して、立ち上がられる。

003エジプト人は人であり、神では ない。

彼らの馬は肉であり、霊ではない。

主が手を伸ばされると

助ける者はつまずき、

助けられる者は倒れ、

もろともに滅びる。

004まことに、主はわたしにこう仰 せになった、

「獅子や若獅子が獲物を捕らえて唸るとき、

羊飼いがみな、それに対抗して呼び集められても

獅子は彼らの声に怯えず

脅し声に動じないように、

万軍の主は、

シオンの山とその丘の上に降り、戦われる。

005宙を旋回する鳥のように、

万軍の主は、エルサレムを上から護られる。

これを護り、救い、守り、解放される」。

006お前たちは立ち返れ、イスラエ ルの子らが深く反抗してきた方のもとへ。

007実にその日、人々は各々、お前 たちの手が罪深くも造った、その銀の偶像とその金の偶像を退けるであろう。

008アッシリアは、人のものではな い剣によって倒れ、

人のものではない剣が彼を食い尽くす。

彼は剣の前から逃げ、

その若い男たちは苦役に服す。

009その岩は恐れのために動き去 り、

その司令官たちは旗を前にして恐慌に陥る。――

その火がシオンに、

その炉がエルサレムにある方、主の言葉。

 


 

新共同訳1987

31:1 災いだ、助けを求めてエジプトに下り/馬を支えとする者は。彼らは戦車の数が多く/騎兵の数がおびただしいことを頼りとし/イスラエルの聖なる方を仰がず /主を尋ね求めようとしない。

31:2 しかし、主は知恵に富む方。災いをもたらし/御言葉を無に帰されることはない。立って、災いをもたらす者の家/悪を行う者に味方する者を攻められる。

31:3 エジプト人は人であって、神ではない。その馬は肉なるものにすぎず、霊ではない。主が御手を伸ばされると/助けを与える者はつまずき/助けを受けている者 は倒れ、皆共に滅びる。

31:4 まことに、主はわたしにこう言われた。獅子や若獅子が獲物を捕らえて、うなるとき/多くの羊飼いがそれに対して/呼び集められても/獅子はその声を恐れず /喚声にたじろぐことはない。万軍の主は、そのように/シオンの山とその丘の上に降って戦われる。

31:5 翼を広げた鳥のように/万軍の主はエルサレムの上にあって守られる。これを守り、助け、かばって救われる。

31:6 イスラエルの人々よ、あなたたちが背き続けてきた方に立ち帰れ。

31:7 その日、人々はそれぞれ、かつて、自分の手で造り、それをもって罪を犯した銀の偶像と金の偶像を退ける。

31:8 アッシリアは倒れる/人間のものではない剣によって。人間のものではない剣が彼らを食い尽くす。彼らは剣を恐れて逃げ/その若者たちは労役に服す。

31:9 岩ですら恐れのゆえにその場から動き/その長たちは旗を捨てて逃げ去ると/主は言われる。主はシオンに火を/エルサレムに炉を持っておられる。

 

新改訳1970

31:1 ああ。助けを求めてエジプトに下る者たち。彼らは馬にたより、多数の戦車と、非常に強い騎兵隊とに拠り頼み、イスラエルの聖なる方に目を向けず、主を求め ない。

31:2 しかし主は、知恵ある方、わざわいをもたらし、みことばを取り消さない。主は、悪を行なう者の家と、不法を行なう者を助ける者とを攻めたてられる。

31:3 エジプト人は人間であって神ではなく、彼らの馬も、肉であって霊ではない。主が御手を伸ばすと、助ける者はつまずき、助けられる者は倒れて、みな共に滅び 果てる。

31:4 まことに主は、私にこう仰せられる。「獅子、あるいは若獅子が獲物に向かってほえるとき、牧者がみなそのところに集められても、それは、彼らの声に脅かさ れず、彼らの騒ぎにも動じない。そのように、万軍の主は下って来て、シオンの山とその丘を攻める。

31:5 万軍の主は飛びかける鳥のように、エルサレムを守り、これを守って救い出し、これを助けて解放する。」

31:6 イスラエルの子らよ。あなたがたが反逆を深めているその方のもとに帰れ。

31:7 その日、イスラエルの子らは、おのおの自分のために自分の手で造って罪を犯した銀の偽りの神々や金の偽りの神々を退けるからだ。

31:8 アッシリヤは人間のものでない剣に倒れ、人間のものでない剣が彼らを食い尽くす。アッシリヤは剣の前から逃げ、若い男たちは苦役につく。

31:9 岩も恐れのために過ぎ去り、首長たちも旗を捨てておののき逃げる。――シオンに火を持ち、エルサレムにかまどを持つ主の御告げ。――

 

口語訳1955

31:1 助けを得るためにエジプトに下り、馬にたよる者はわざわいだ。彼らは戦車が多いので、これに信頼し、騎兵がはなはだ強いので、これに信頼する。しかしイス ラエルの聖者を仰がず、また主にはかることをしない。

31:2 それにもかかわらず、主もまた賢くいらせられ、必ず災をくだし、その言葉を取り消すことなく、立って悪をなす者の家を攻め、また不義を行う者を助ける者を 攻められる。

31:3 かのエジプトびとは人であって、神ではない。その馬は肉であって、霊ではない。主がみ手を伸ばされるとき、助ける者はつまずき、助けられる者も倒れて、皆 ともに滅びる。

31:4 主はわたしにこう言われた、「ししまたは若いししが獲物をつかんで、ほえたけるとき、あまたの羊飼が呼び出されて、これにむかっても、その声によって驚か ず、その叫びによって恐れないように、万軍の主は下ってきて、シオンの山およびその丘で戦われる。

31:5 鳥がひなを守るように、万軍の主はエルサレムを守り、これを守って救い、これを惜しんで助けられる」。

31:6 イスラエルの人々よ、主に帰れ。あなたがたは、はなはだしく主にそむいた。

31:7 その日、あなたがたは自分の手で造って罪を犯したしろがねの偶像と、こがねの偶像をめいめい投げすてる。

31:8 「アッスリヤびとはつるぎによって倒れる、人のつるぎではない。つるぎが彼らを滅ぼす、人のつるぎではない。彼らはつるぎの前から逃げ去り、その若い者は 奴隷の働きをしいられる。

31:9 彼らの岩は恐れによって過ぎ去り、その君たちはあわて、旗をすてて逃げ去る」。これは主の言葉である。主の火はシオンにあり、その炉はエルサレムにある。



文語訳1917
31:1 助をえんとてエジプトにくだり馬によりたのむものは禍ひなるかな 戰車おほきが故にこれにたのみ騎兵はなはだ?きがゆゑに之にたのむ されどイスラエルの聖者をあふがずヱホバを求ることをせざるなり
31:2 然はあれどもヱホバもまた智慧あるべし かならず禍害をくだしてその言をひるがへしたまはず 起てあしきものの家をせめ また不義を行ふ者の助をせめ給はん
31:3 かのエジプト人は人にして神にあらずその馬は肉にして靈にあらず ヱホバその手をのばしたまはば助くるものも蹟き たすけらるる者もたふれてみなひとしく亡びん
31:4 ヱホバ如此われにいひたまふ 獅のほえ壯獅の獲物をつかみてほえたけれるとき 許多のひつじかひ相呼つどひてむかひゆくとも その聲によりて挫けずその喧譁しきによりて臆せざるごとく 萬軍のヱホバくだりてシオンの山およびその岡にて戰ひ給ふべし
31:5 鳥の雛をまもるがごとく萬軍のヱホバはヱルサレムをまもりたまはん これを護りてこれをすくひ踰越てこれを援けたまはん
31:6 イスラエルの子輩よなんぢらさきには甚だしく主にそむけり 今たちかへるべし
31:7 なんぢらおのが手につくりて罪ををかしし白銀のぐうざう黄金の偶像をその日おのおのなげすてん
31:8 爰にアツスリヤびとは劍にてたふれん されど人のつるぎにあらず 劍かれらをほろぼさん されど世の人のつるぎにあらず かれら劍のまへより逃はしりその壯きものは役丁とならん
31:9 かれらの磐はおそれによりて逝去り その君たちは旗をみてくじけん こはヱホバの御言なり ヱホバの火はシオンにありヱホバの爐はヱルサレムにあり

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ロマ 16:27

16:27 すなわち、唯一の知恵深き神に、イエス・キリストにより、栄光が永遠より永遠にあるように、アァメン。

 

口 語訳 Uテサ2:4

2:4 彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神だと宣言する。

 

口 語訳 マタ 15:14

15:14 彼らをそのままにしておけ。彼らは盲人を手引きする盲人である。もし盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むであろ う」。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

新共同 マタ 23:37

23:37 「エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集 めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 Tコリ1:24

1:24 ユダヤ人であろうがギリシア人であろうが、召された者には、神の力、神の知恵であるキリストを宣べ伝えているのです。

 

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