イザヤ書 38:1−22
ヒゼキヤの病気、歌、癒し
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆ヒゼキヤの病気
イザ
38:1 その頃、ヒゼキヤは死の病にかかったが、そこへ預言者であるアモツの子イザヤがやって来て言った。「主はこう言われる。『あなたはやがて死ぬ。
生き長らえることはない。家の者にそのことを伝えておきなさい。』」
イザ 38:2 ヒゼキヤは顔を壁に向け、主に祈って、
イザ
38:3 言った。「ああ、主よ、私がまことを尽くし、誠実な心で御前を歩み、あなたの目に適う良いことを行ってきたことを思い起こしてください。」ヒゼ
キヤは涙を流し激しく泣いた。
イザ 38:4 その時、主の言葉がイザヤに臨んだ。
イザ
38:5 「行って、ヒゼキヤに言いなさい。『あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。私はあなたの祈りを聞き、あなたの涙を見た。それゆえ、私はあ
なたの寿命を十五年延ばし、
イザ 38:6 アッシリアの王の手から、あなたとこの都を救い出す。私はこの都を守る。』
イザ 38:7 これが主からのしるし、主が約束を果たされることを示すものである。
イザ
38:8 『見よ、私は日時計の影、太陽によってアハズの日時計に落ちた影を十度後戻りさせる。』」すると太陽は、影の落ちた日時計の中で十度戻った。
イザ 38:9 病気であったユダの王ヒゼキヤが、その病気から回復して記したもの。
イザ 38:10 私は言った。/人生の半ばで私は行かなければならない。/陰府の門に、残りの年月を引き渡して。
イザ
38:11 私は言った。/私は主を見ることはない、主を生ける者の地で。/この世に住む者と共に/もはや人を見かけることもない。
イザ
38:12 私の住まいは羊飼いの幕屋のように引き抜かれ/私から取り去られた。/私は機を織る者のように自分の命を巻き終わった。/主は、織り糸から私
を切り離された。/昼も夜も、あなたは私の息の根を止めようとされる。
イザ
38:13 朝まで私は助けを求めたが/獅子のように、主は私の骨をことごとく砕かれる。/昼も夜も、あなたは私の息の根を止めようとされる。
イザ
38:14 つばめや鶴のように、私はすすり泣き/鳩のように、私は呻く。/天を仰いで、私の目は弱り果てる。/主よ、私は押し潰される。/どうか私を
守ってくださるように。
イザ
38:15 私に何が語れるだろう。/主が私に語り、ご自身でそうされたのだから。/私はすべての年月をゆっくりと歩んで行こう/魂に苦悩を抱えながら。
イザ
38:16 主よ、こうしたことによって人は生きる。/私の霊の命もすべてこうしたことに従っている。/私を健やかにし/どうか私を生かしてくださるよう
に。
イザ
38:17 私の受けた苦悩は、平安のためであった。/あなたは私の魂を/滅びの穴から引き上げてくださった。/あなたは私のすべての罪を/あなたの後ろ
に投げ捨ててくださった。
イザ 38:18 陰府はあなたに感謝せず/死はあなたを賛美せず/穴に下る者たちは/あなたの真実を待ち望むことができない。
イザ 38:19 生きている者、生きている者だけが/今日の私のように、あなたに感謝し/父は子にあなたの真実を知らせる。
イザ 38:20 主は私を救ってくださる。/私たちは、命あるかぎり主の家で音楽を奏でよう。
イザ 38:21 イザヤが言った。「いちじくを干したものを持って来させ、腫れ物に当てなさい。そうすれば王は回復するでしょう。」
イザ 38:22 ヒゼキヤは言った。「私が主の神殿に上ることができるというしるしは何でしょうか。」
フランシスコ会訳2013
イザヤ書38
フランシスコ訳聖書 Isa <38>章
聖書本文
◆ヒゼキヤの病気、歌、癒やし(王下20・1-11、代下32・24-26)
001そのころ、ヒゼキヤは死の病に
かかった。アモツの子、預言者イザヤが来て彼に言った、「主はこう仰せになる、『お前の家の者に遺言せよ。お前は回復せず、死が近づ
いている』」。
002そこでヒゼキヤは顔を壁に向
け、主に祈って
003言った、「ああ、主よ、わたし
があなたの前でまことを尽くし、ひたむきな心をもって歩み、あなたの目に正しいと思われることを行ってきたことを、どうか思い起こし
てください」。それから彼は激しく泣いた。
004その時、主の言葉がイザヤに臨
んだ、
005「ヒゼキヤのもとに行って次の
ように言え、『お前の父ダビデの神、主はこう仰せになる。わたしはお前の祈りを聞き、お前の涙を見た。見よ、わたしはお前の寿命を十
五年延ばす。
006わたしはアッシリアの王の手か
らお前とこの都を救い出し、この都を守る』。
007これがあなたへの主からの徴で
す。主は約束したことを成就されます。
008『見よ、わたしは沈みゆく太陽
が階段――アハズの屋上の部屋の階段――に
落とす影を、十段後に戻す』」。すると太陽は、すでに沈んでいた所から十段後戻りした。
009ユダの王、ヒゼキヤが病にかか
り、その病から回復した時に記したもの。
010「わたしは言った、
『人生の半ばで、
わたしは陰府の門を入らねばならないのか。
わたしの残りの年月は奪い去られるのか』。
011わたしは言った、
『わたしは主を見ることはない。
生ける者の地で主を見ることはない。
死者の国の住人とともに、
もはや人を目にすることもない。
012わたしの住まいは羊飼いの天幕
のように引き抜かれ、
わたしから取り去られた。
わたしは機を織る者のように命を巻き終わり、
主は機からわたしを切り離される。
僅か一日で、
あなたはわたしの息の根を止めようとされる。
013わたしは思った。
夜が明けるまでに、主は獅子がするように
わたしの骨をことごとく砕かれる。
僅か一日で、
あなたはわたしの息の根を止めようとされる。
014つばめやつぐみのように
わたしはすすり泣き、
鳩のようにわたしは呻く。
上を仰いで、わたしの目は弱り果てる。
主よ、わたしは虐げられています。
わたしの保証人となってください』。
015わたしに何が言えるだろう。
主自らがそう語り、
わたしのためにそう行われたのに。
わたしの残りの年月すべてを、
わたしは魂の苦悩を抱えながら
静かに歩まねばならないのか。
016主よ、これらのことによってこ
そ、
人は生きるのです。
わたしの息の命もすべて
これらのことによります。
あなたはわたしを健やかにし、
わたしを生かしてくださいました。
017ああ、わたしの受けた激しい魂
の苦悩は
平和のためでした。
あなたの愛は、
滅びの穴からわたしの魂を守ってくださいました。
まことに、あなたはわたしのすべての罪を
あなたの後ろに投げ捨ててくださいました。
018まことに、陰府はあなたをほめ
たたえず、
死はあなたを賛美せず、
穴に下る者は
あなたのまことを期待できません。
019生きている者、生きている者だ
けが、
今日のわたしのように、
あなたをほめたたえるのです。
父は子にあなたの誠実を語ります。
020主はわたしを救ってくださる。
わたしたちは命の日々のあるかぎり、
主の家で楽を奏でよう」。
021イザヤが言った、「干しいちじ
くを持って来させ、腫れ物にあてなさい。そうすれば王は回復する」。
022ヒゼキヤは言った、「わたしが
主の家に上るという徴は何ですか」。
新共同訳1987
38:1
そのころ、ヒゼキヤは死の病にかかった。預言者、アモツの子イザヤが訪ねて来て、「主はこう言われる。『あなたは死ぬことになっていて、命はないのだか
ら、家族に遺言をしなさい』」と言った。
38:2
ヒゼキヤは顔を壁に向けて、主にこう祈った。
38:3
「ああ、主よ、わたしがまことを尽くし、ひたむきな心をもって御前を歩み、御目にかなう善いことを行ってきたことを思い起こしてください。」こう言って、
ヒゼキヤは涙を流して大いに泣いた。
38:4 主の言葉がイザヤに臨んだ。
38:5
「ヒゼキヤのもとに行って言いなさい。あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたの寿命を
十五年延ばし、
38:6
アッシリアの王の手からあなたとこの都を救い出す。わたしはこの都を守り抜く。」
38:7
ここに主によって与えられるしるしがあります。それによって、主は約束なさったことを実現されることが分かります。
38:8
「見よ、わたしは日時計の影、太陽によってアハズの日時計に落ちた影を、十度後戻りさせる。」太陽は陰の落ちた日時計の中で十度戻った。
38:9
病気であったが、その病気が治って命を得たユダの王ヒゼキヤの記した歌、ミクタブ。
38:10
わたしは思った。人生の半ばにあって行かねばならないのか/陰府の門に残る齢をゆだねるのか、と。
38:11
わたしは思った。命ある者の地にいて主を見ることもなくなり/消えゆく者の国に住む者に加えられ/もう人を見ることもない、と。
38:12
わたしの生涯は羊飼いの天幕のように/引き抜かれ、取り去られてしまった。わたしはわたしの命を織物のように巻き終わり/糸から切り離されてしまった。昼
も夜も/あなたはわたしの息の根を止めようとされる。
38:13
夜明けまでわたしはそれを甘んじて受け/獅子に砕かれるように/わたしの骨はことごとく砕かれてしまう。昼も夜も/あなたはわたしの息の根を止めようとさ
れる。
38:14
つばめや鶴のように/わたしはすすり泣きの声をあげ/鳩のようにわたしは呻く。天を仰いでわたしの目は弱り果てる。わが主よ、わたしは責めさいなまれてい
ます。どうかわたしの保証人となってください。
38:15
わたしは何と言えば答えてもらえるのか/そのようなことをなさる主に。わたしは心に苦痛を抱きながら/すべての年月をあえぎ行かねばならないのか。
38:16
主が近くにいてくだされば、人々は生き続けます。わたしの霊も絶えず生かしてください。わたしを健やかにし、わたしを生かしてください。
38:17
見よ、わたしの受けた苦痛は/平和のためにほかならない。あなたはわたしの魂に思いを寄せ/滅びの穴に陥らないようにしてくださった。あなたはわたしの罪
をすべて/あなたの後ろに投げ捨ててくださった。
38:18
陰府があなたに感謝することはなく/死があなたを賛美することはないので/墓に下る者は/あなたのまことを期待することができない。
38:19
命ある者、命ある者のみが/今日の、わたしのようにあなたに感謝し/父は子にあなたのまことを知らせるのです。
38:20
主よ、あなたはわたしを救ってくださった。わたしたちは命のあるかぎり主の神殿で/わたしの音楽を共に奏でるでしょう。
38:21
イザヤが、「干しいちじくを持って来るように」と言うので、人々がそれを患部につけると王は回復した。
38:22
ヒゼキヤは言った。「わたしが主の神殿に上れることを示すしるしは何でしょうか。」
新改訳1970
38:1
そのころ、ヒゼキヤは病気になって死にかかっていた。そこへ、アモツの子、預言者イザヤが来て、彼に言った。「主はこう仰せられます。『あなたの家を整理
せよ。あなたは死ぬ。直らない。』」
38:2
そこでヒゼキヤは顔を壁に向けて、主に祈って、
38:3
言った。「ああ、主よ。どうか思い出してください。私が、まことを尽くし、全き心をもって、あなたの御前に歩み、あなたがよいと見られることを行なってき
たことを。」こうして、ヒゼキヤは大声で泣いた。
38:4
そのとき、イザヤに次のような主のことばがあった。
38:5
「行って、ヒゼキヤに告げよ。あなたの父ダビデの神、主は、こう仰せられます。『わたしはあなたの祈りを聞いた。あなたの涙も見た。見よ。わたしはあなた
の寿命にもう十五年を加えよう。
38:6
わたしはアッシリヤの王の手から、あなたとこの町を救い出し、この町を守る。』
38:7
これがあなたへの主からのしるしです。主は約束されたこのことを成就されます。
38:8
見よ。わたしは、アハズの日時計におりた時計の影を、十度あとに戻す。」すると、日時計におりた日が十度戻った。
38:9
ユダの王ヒゼキヤが、病気になって、その病気から回復したときにしるしたもの。
38:10
私は言った。私は生涯の半ばで、よみの門にはいる。私は、私の残りの年を失ってしまった。
38:11
私は言った。私は主を見ない。生ける者の地で主を見ない。死人の国の住人とともに、再び人を見ることがない。
38:12
私の住みかは牧者の天幕のように引き抜かれ、私から取り去られた。私は、私のいのちを機織りのように巻いた。主は私を、機から断ち切る。あなたは昼も夜
も、私を全く捨てておかれます。
38:13
私は朝まで叫びました。主は、雄獅子のように私のすべての骨を砕かれます。あなたは昼も夜も、私を全く捨てておかれます。
38:14
つばめや、つるのように、私は泣き、鳩のように、うめきました。私の目は、上を仰いで衰えました。主よ。私はしいたげられています。私の保証人となってく
ださい。
38:15
何を私は語れましょう。主が私に語り、主みずから行なわれたのに。私は私のすべての年月、私のたましいの苦しみのために、静かに歩みます。
38:16
主よ。これらによって、人は生きるのです。私の息のいのちも、すべてこれらに従っています。どうか、私を健やかにし、私を生かしてください。
38:17
ああ、私の苦しんだ苦しみは平安のためでした。あなたは、滅びの穴から、私のたましいを引き戻されました。あなたは私のすべての罪を、あなたのうしろに投
げやられました。
38:18
よみはあなたをほめたたえず、死はあなたを賛美せず、穴に下る者たちは、あなたのまことを待ち望みません。
38:19
生きている者、ただ生きている者だけが今日の私のように、あなたをほめたたえるのです。父は子らにあなたのまことについて知らせます。
38:20
主は、私を救ってくださる。私たちの生きている日々の間、主の宮で琴をかなでよう。
38:21
イザヤは言った。「ひとかたまりの干しいちじくを持って来させ、腫物の上に塗りつけなさい。そうすれば直ります。」
38:22
ヒゼキヤは言った。「私が主の宮に上れるそのしるしは何ですか。」
口語訳1955
38:1
そのころヒゼキヤは病気になって死にかかっていた。アモツの子預言者イザヤは彼のところに来て言った、「主はこう仰せられます、あなたの家を整えておきな
さい。あなたは死にます、生きながらえることはできません」。
38:2
そこでヒゼキヤは顔を壁に向けて主に祈って言った、
38:3
「ああ主よ、願わくは、わたしが真実と真心とをもって、み前に歩み、あなたの目にかなう事を行ったのを覚えてください」。そしてヒゼキヤはひどく泣いた。
38:4
その時主の言葉がイザヤに臨んで言った、
38:5
「行って、ヒゼキヤに言いなさい、『あなたの父ダビデの神、主はこう仰せられます、「わたしはあなたの祈を聞いた。あなたの涙を見た。見よ、わたしはあな
たのよわいを十五年増そう。
38:6
わたしはあなたと、この町とをアッスリヤの王の手から救い、この町を守ろう」。
38:7
主が約束されたことを行われることについては、あなたは主からこのしるしを得る。
38:8
見よ、わたしはアハズの日時計の上に進んだ日影を十度退かせよう』」。すると日時計の上に進んだ日影が十度退いた。
38:9
次の言葉はユダの王ヒゼキヤが病気になって、その病気が直った後、書きしるしたものである。
38:10
わたしは言った、わたしはわが一生のまっ盛りに、去らなければならない。わたしは陰府の門に閉ざされて、わが残りの年を失わなければならない。
38:11
わたしは言った、わたしは生ける者の地で、主を見ることなく、世におる人々のうちに、再び人を見ることがない。
38:12
わがすまいは抜き去られて/羊飼の天幕のようにわたしを離れる。わたしは、わが命を機織りのように巻いた。彼はわたしを機から切り離す。あなたは朝から夕
までの間に、わたしを滅ぼされる。
38:13
わたしは朝まで叫んだ。主はししのようにわが骨をことごとく砕かれる。あなたは朝から夕までの間に、わたしを滅ぼされる。
38:14
わたしは、つばめのように、つるのように鳴き、はとのようにうめき、わが目は上を見て衰える。主よ、わたしは、しえたげられています。どうか、わたしの保
証人となってください。
38:15
しかし、わたしは何を言うことができましょう。主はわたしに言われ、かつ、自らそれをなされたからである。わが魂の苦しみによって、わが眠りはことごとく
逃げ去った。
38:16
主よ、これらの事によって人は生きる。わが霊の命もすべてこれらの事による。どうか、わたしをいやし、わたしを生かしてください。
38:17
見よ、わたしが大いなる苦しみにあったのは、わが幸福のためであった。あなたはわが命を引きとめて、滅びの穴をまぬかれさせられた。これは、あなたがわが
罪をことごとく、あなたの後に捨てられたからである。
38:18
陰府は、あなたに感謝することはできない。死はあなたをさんびすることはできない。墓にくだる者は、あなたのまことを望むことはできない。
38:19
ただ生ける者、生ける者のみ、きょう、わたしがするように、あなたに感謝する。父はあなたのまことを、その子らに知らせる。
38:20
主はわたしを救われる。われわれは世にあるかぎり、主の家で琴にあわせて、歌をうたおう。
38:21
イザヤは言った、「干いちじくのひとかたまりを持ってこさせ、それを腫物につけなさい。そうすれば直るでしょう」。
38:22
ヒゼキヤはまた言った、「わたしが主の家に上ることについて、どんなしるしがありましょうか」。
文語訳1917
38:1 そのころヒゼキヤやみて死んとせしにアモツの子預言者イザヤきたりて彼にいふ ヱホバ如此いひたまはく
なんぢ家に遺言をとどめよ 汝しにて活ることあたはざればなり
38:2 爰にヒゼキヤ面を壁にむけてヱホバに祈りいひけるは
38:3 ああヱホバよ 願くはわがなんぢの前に眞實をもて一心をもてあゆみ なんぢの目によきことを行ひたるをおもひいでたまへ
斯てヒゼキヤ甚くなきぬ
38:4 ヱホバの言イザヤにのぞみて曰く
38:5 なんぢ往てヒゼキヤにいへ なんぢの祖ダビデの神ヱホバかくいひ給はく 我なんぢの?告をききなんぢの涙をみたり
我なんぢの齢を十五年ましくはへ
38:6 且なんぢとこの城とを救ひてアツスリヤわうの手をのがれしめん又われこの城をまもるべし
38:7 ヱホバ語りたまひたる此事を成たまふ證にこの徴をなんぢに賜ふ
38:8 視よわれアハズの日?にすすみたる日影を十度しりぞかしめんといひければ乃ちひばかりにすすみたる日影十度しりぞきぬ
38:9 ユダの王ヒゼキヤ病にかかりてその病のいえしのち記しし書は左のごとし
38:10 我いへり わが齢ひの全盛のとき陰府の門にいりわが餘年をうしなはんと
38:11 我いへり われ再びヱホバを見奉ることあらじ再びいけるものの地にてヱホバを見奉ることあらじ
われは無ものの中にいりてふたたび人を見ることあらじ
38:12 わが住所はうつされて牧人の幕屋をとりさるごとくに我をはなる
わがいのちは織工の布をまきをはりて機より翦はなすごとくならん なんぢ朝夕のあひだに我をたえしめたまはん
38:13 われは天明におよぶまで己をおさへてしづめたり 主は獅のごとくに我もろもろの骨を碎きたまふ
なんぢ朝夕の間にわれを絶しめたまはん
38:14 われは燕のごとく鶴のごとくに哀みなき鳩のごとくにうめき わが眼はうへを視ておとろふ ヱホバよわれは迫りくるしめらる
願くはわが中保となりたまへ
38:15 主はわれとものいひ且そのごとくみづから成たまへり われ何をいふべきか
わが世にある間わが靈魂の苦しめる故によりて愼みてゆかん
38:16 主よこれらの事によりて人は活るなり わが靈魂のいのちも全くこれらの事によるなり 願くはわれを醫しわれを活したまへ
38:17 視よわれに甚しき艱苦をあたへたまへるは我に平安をえしめんがためなり
汝わがたましひを愛して滅亡の穴をまぬかれしめ給へり そはわが罪をことごとく背後にすてたまへり
38:18 陰府はなんぢに感謝せず 死はなんぢを讃美せず 墓にくだる者はなんぢの誠實をのぞまず
38:19 唯いけるもののみ活るものこそ汝にかんしやするなれ わが今日かんしやするが如し 父はなんぢの誠實をその子にしらしめん
38:20 ヱホバ我を救ひたまはん われら世にあらんかぎりヱホバのいへにて琴をひきわが歌をうたはん
38:21 イザヤいへらく無花果の一團をとりきたりて腫物のうへにつけよ 王かならずいえん
38:22 ヒゼキヤも亦いへらく わがヱホバの家にのぼることにつきては何の兆あらんか
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
Uコリ1:9
1:9
心のうちで死を覚悟し、自分自身を頼みとしないで、死人をよみがえらせて下さる神を頼みとするに至った。
口語訳
Uコリ5:1
5:1
わたしたちの住んでいる地上の幕屋がこわれると、神からいただく建物、すなわち天にある、人の手によらない永遠の家が備えてあることを、わたしたちは知っ
ている。
口語訳
Uコリ5:4
5:4
この幕屋の中にいるわたしたちは、重荷を負って苦しみもだえている。それを脱ごうと願うからではなく、その上に着ようと願うからであり、それによって、死
ぬべきものがいのちにのまれてしまうためである。
口語訳
Uペテ1:13-14
1:13 わたしがこの幕屋にいる間、あなたがたに思い起させて、奮い立たせることが適当と思う。
1:14
それは、わたしたちの主イエス・キリストもわたしに示して下さったように、わたしのこの幕屋を脱ぎ去る時が間近であることを知っているからである。
口語訳
ヘブ 1:12
1:12
それらをあなたは、外套のように巻かれる。これらのものは、衣のように変るが、/あなたは、いつも変ることがなく、/あなたのよわいは、尽きることがな
い」/とも言われている。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳
Uコリ5:1-4
5:1
わたしたちの住んでいる地上の幕屋がこわれると、神からいただく建物、すなわち天にある、人の手によらない永遠の家が備えてあること
を、わたしたちは知っている。
5:2
そして、天から賜わるそのすみかを、上に着ようと切に望みながら、この幕屋の中で苦しみもだえている。
5:3
それを着たなら、裸のままではいないことになろう。
5:4
この幕屋の中にいるわたしたちは、重荷を負って苦しみもだえている。それを脱ごうと願うからではなく、その上に着ようと願うからであ
り、それによって、死ぬべきものがいのちにのまれてしまうためである。
口 語訳
Uペテ1:13-14
1:13
わたしがこの幕屋にいる間、あなたがたに思い起させて、奮い立たせることが適当と思う。
1:14
それは、わたしたちの主イエス・キリストもわたしに示して下さったように、わたしのこの幕屋を脱ぎ去る時が間近であることを知ってい
るからである。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
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