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ヤコブ 3:1−12

舌の制御

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

590301私の兄弟たちよ、あなたがた〔のうちの〕多くの人々が教師になるべきではない。あなたがたには私たち〔教師〕がより重大なさばきを受けることになっているのがわかっている。

590302私たち〔人間〕はひとり残らず、多くの点で躓く。人がことばにおいて躓かないなら、この人は体全体をくつわ〔で制御〕することの可能な、全き人である。

590303馬を自分たちに従わせるためには、その口にくつわをつけるなら、私たちは馬の体全体を繰〔ることができ〕る。

590304見なさい。船も巨大なもので、激しい風に煽られているが、最も小さな舵により、航海者の意の欲する方へ繰られてゆく。

590305同じように、舌は小さな器官であるが、大きなことを自慢する。見なさい。あのよう〔に小さ〕な火が、あのよう〔に大き〕な森を燃やしてしまう。

590306舌は火である。不義の世界が私たちの肢体の中では舌となっている。この舌は身体全体を腐らせ、生成の車輪を炎で包み、自らは地獄の炎に包まれるものなのである。

590307あらゆる種類の獣と鳥類、這うものと海の生き物は、人間という種に飼い馴らされようとしているし、また飼い馴らされてきた。

590308ところが、人間のうちで舌を飼い馴らすことのできるものは誰もいない。〔この舌というものは〕節操のない悪であり、死に至らしめる毒に満ちている。

590309石によって私たちは主であり父である方を祝し、また舌によって、神に似せて造られた人々を呪う。

590310同じ口から祝福と呪いが出て来るのである。私の兄弟たちよ、こんなことがあってはならない。

590311泉が同じ穴から甘い水と苦い水を湧き出させるようなことがあるだろうか。

590312私の兄弟たちよ、いちじくの木がオリーブの実をつけたり、葡萄の木がいちじくの実をつけたりすることができようか。また塩気のある水が甘い水を造り出すこともありえない。

 

新共同訳1987

3:1 わたしの兄弟たち、あなたがたのうち多くの人が教師になってはなりません。わたしたち教師がほかの人たちより厳しい裁きを受けることになると、あなたがたは知っています。

3:2 わたしたちは皆、度々過ちを犯すからです。言葉で過ちを犯さないなら、それは自分の全身を制御できる完全な人です。

3:3 馬を御するには、口にくつわをはめれば、その体全体を意のままに動かすことができます。

3:4 また、船を御覧なさい。あのように大きくて、強風に吹きまくられている船も、舵取りは、ごく小さい舵で意のままに操ります。

3:5 同じように、舌は小さな器官ですが、大言壮語するのです。御覧なさい。どんなに小さな火でも大きい森を燃やしてしまう。

3:6 舌は火です。舌は「不義の世界」です。わたしたちの体の器官の一つで、全身を汚し、移り変わる人生を焼き尽くし、自らも地獄の火によって燃やされます。

3:7 あらゆる種類の獣や鳥、また這うものや海の生き物は、人間によって制御されていますし、これまでも制御されてきました。

3:8 しかし、舌を制御できる人は一人もいません。舌は、疲れを知らない悪で、死をもたらす毒に満ちています。

3:9 わたしたちは舌で、父である主を賛美し、また、舌で、神にかたどって造られた人間を呪います。

3:10 同じ口から賛美と呪いが出て来るのです。わたしの兄弟たち、このようなことがあってはなりません。

3:11 泉の同じ穴から、甘い水と苦い水がわき出るでしょうか。

3:12 わたしの兄弟たち、いちじくの木がオリーブの実を結び、ぶどうの木がいちじくの実を結ぶことができるでしょうか。塩水が甘い水を作ることもできません。

 

前田訳1978

3:1 兄弟方、おおぜいが教師におなりでないように。ご存じのように、われら教師はより大きな裁きを受けるでしょう。

3:2 われらは皆多くのまちがいをします。もしことばでまちがわなければ、それは全身を制御しうる完全な人です。

3:3 馬を従わせるために口にくつわをつけるならば、われらはその全身をも引き回せます。

3:4 また、舟をごらんなさい。形が大きく、強い風に押されていても、ごく小さな舵で舵とりの思うところに導かれます。

3:5 舌も同様で、小さな部分ですが、大きなことをいいます。ごらんなさい、どんなに小さい火がどんなに大きい森を燃やすかを。

3:6 舌は火です。不義の世のものです。舌はわれらの肢体のうちにあらわれ、全身を汚し、生育の車輪を燃やし、自ら地獄の火で焼かれます。

3:7 あらゆる種類の獣と鳥、地に匍うものと海に泳ぐものは人類に制せられるもので、じじつ制せられました。

3:8 しかし舌は人々のうちだれも制しえません。それは手におえない悪で、死の毒に満ちています。

3:9 われらは舌によって父なる主を讃美し、舌によって神にかたどって造られた人間を呪います。

3:10 同じ口から讃美と呪いとが出ます。兄弟方、そうであってはなりません。

3:11 泉が同じ穴から甘い水と苦い水とを吹き出しますか。

3:12 兄弟方、いちじくの木がオリブの実を、ぶどうの木がいちじくの実を結びえますか。同様に、塩水も甘い水を作れません。

 

新改訳1970

3:1 私の兄弟たち。多くの者が教師になってはいけません。ご承知のように、私たち教師は、格別きびしいさばきを受けるのです。

3:2 私たちはみな、多くの点で失敗をするものです。もし、ことばで失敗をしない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御できる完全な人です。

3:3 馬を御するために、くつわをその口にかけると、馬のからだ全体を引き回すことができます。

3:4 また、船を見なさい。あのように大きな物が、強い風に押されているときでも、ごく小さなかじによって、かじを取る人の思いどおりの所へ持って行かれるのです。

3:5 同様に、舌も小さな器官ですが、大きなことを言って誇るのです。ご覧なさい。あのように小さい火があのような大きい森を燃やします。

3:6 舌は火であり、不義の世界です。舌は私たちの器官の一つですが、からだ全体を汚し、人生の車輪を焼き、そしてゲヘナの火によって焼かれます。

3:7 どのような種類の獣も鳥も、はうものも海の生き物も、人類によって制せられるし、すでに制せられています。

3:8 しかし、舌を制御することは、だれにもできません。それは少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちています。

3:9 私たちは、舌をもって、主であり父である方をほめたたえ、同じ舌をもって、神にかたどって造られた人をのろいます。

3:10 賛美とのろいが同じ口から出て来るのです。私の兄弟たち。このようなことは、あってはなりません。

3:11 泉が甘い水と苦い水を同じ穴からわき上がらせるというようなことがあるでしょうか。

3:12 私の兄弟たち。いちじくの木がオリーブの実をならせたり、ぶどうの木がいちじくの実をならせたりするようなことは、できることでしょうか。塩水が甘い水を出すこともできないことです。

 

塚本訳1963

3:1 兄弟達、あまりに多く教師になるな。君達が知っているように、私達教師は(人一倍)厳しい審判を(神から)受けるのに、

3:2 皆しばしば失策をするからである。もし言において失策をしない者があるなら、それは全身にも轡をつけることの出来る完全な人である。

3:3 もし馬を従わせるために口に轡を嵌めれば、その全身を御することが出来る。

3:4 また船を見よ。あんなに大きくありながら、また激しい風に追われていても、極小さな舵で、舵手の心のはずみでその欲する処に動かされる。

3:5 このように舌も(体の)小さな肢ではあるが、大きなこと(が出来るの)を威張るのである。見よ、あんな小さな火があんな大きな林を燃やすではないか!

3:6 舌も火である。舌は不義の世界として私達の肢体の中に座を占め、全身を穢し、(自らは)地獄の火に燃やされながら、「輪転の一生」を燃やすのである。

3:7 というのは、凡ての生物は、獣も鳥も、匍うものも海のものも(悉く)押さえつけられるが、そして(既に)人間の性に押えつけられて来たが、

3:8 舌は如何なる人もこれを押さえつけることが出来ない。舌は休むことなき悪であり、死の毒に満ちている。

3:9 私達はこれで父なる主を讃美し、またこれで』神に象って『造られた人間を呪う。

3:10 (すなわち)同じ口から讃美と呪詛が出るのである。(しかし、)兄弟達、そんなことがあってはならぬ。

3:11 (一体)泉が同じ穴から甘い水と苦い水を出すことがあろうか。

3:12 (それとも、)兄弟達、無花果が橄欖を、また葡萄が無花果を生らせることが出来ようか。またしおからい泉が甘い水を出すことは出来ない。

 

口語訳1955

3:1 わたしの兄弟たちよ。あなたがたのうち多くの者は、教師にならないがよい。わたしたち教師が、他の人たちよりも、もっときびしいさばきを受けることが、よくわかっているからである。

3:2 わたしたちは皆、多くのあやまちを犯すものである。もし、言葉の上であやまちのない人があれば、そういう人は、全身をも制御することのできる完全な人である。

3:3 馬を御するために、その口にくつわをはめるなら、その全身を引きまわすことができる。

3:4 また船を見るがよい。船体が非常に大きく、また激しい風に吹きまくられても、ごく小さなかじ一つで、操縦者の思いのままに運転される。

3:5 それと同じく、舌は小さな器官ではあるが、よく大言壮語する。見よ、ごく小さな火でも、非常に大きな森を燃やすではないか。

3:6 舌は火である。不義の世界である。舌は、わたしたちの器官の一つとしてそなえられたものであるが、全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる。

3:7 あらゆる種類の獣、鳥、這うもの、海の生物は、すべて人類に制せられるし、また制せられてきた。

3:8 ところが、舌を制しうる人は、ひとりもいない。それは、制しにくい悪であって、死の毒に満ちている。

3:9 わたしたちは、この舌で父なる主をさんびし、また、その同じ舌で、神にかたどって造られた人間をのろっている。

3:10 同じ口から、さんびとのろいとが出て来る。わたしの兄弟たちよ。このような事は、あるべきでない。

3:11 泉が、甘い水と苦い水とを、同じ穴からふき出すことがあろうか。

3:12 わたしの兄弟たちよ。いちじくの木がオリブの実を結び、ぶどうの木がいちじくの実を結ぶことができようか。塩水も、甘い水を出すことはできない。

 

文語訳1917

"590301","わが兄弟よ、なんぢら多く教師となるな。教師たる我らの更に嚴しき審判を受くることを、汝ら知ればなり。"

"590302","我らは皆しばしば躓く者なり、人もし言に蹉跌なくば、これ全き人にして全身に轡を著け得るなり。"

"590303","われら馬を己に馴はせんために轡をその口に置くときは、その全身を馭し得るなり。"

"590304","また船を見よ、その形は大く、かつ激しき風に追はるるとも、最小き舵にて舵人の欲するままに運すなり。"

"590305","斯くのごとく舌もまた小きものなれど、その誇るところ大なり。視よ、いかに小き火の、いかに大なる林を燃すかを。"

"590306","舌は火なり、不義の世界なり、舌は我らの肢體の中にて、全身を汚し、また地獄より燃え出でて一生の車輪を燃すものなり。"

"590307","獸・鳥・匍ふもの・海にあるもの等、さまざまの種類みな制せらる、既に人に制せられたり。"

"590308","されど誰も舌を制すること能はず、舌は動きて止まぬ惡にして死の毒の滿つるものなり。"

"590309","われら之をもて主たる父を讚め、また之をもて神に象りて造られたる人を詛ふ。"

"590310","讚美と呪詛と同じ口より出づ。わが兄弟よ、かかる事はあるべきにあらず。"

"590311","泉は同じ穴より甘き水と苦き水とを出さんや。"

"590312","わが兄弟よ、無花果の樹オリブの實を結び、葡萄の樹、無花果の實を結ぶことを得んや。斯くのごとく鹽水は甘き水を出すこと能はず。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マタ 15:11

15:11 口に入るものは人を汚さず、口から出て来るものが人を汚すのである。」

 

新共同 ヤコ 1:8

1:8 心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。

 

新共同 エペ 4:29

4:29 悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ11:29-32

11:29 主のからだをわきまえないで飲み食いする者は、その飲み食いによって自分にさばきを招くからである。

11:30 あなたがたの中に、弱い者や病人が大ぜいおり、また眠った者も少なくないのは、そのためである。

11:31 しかし、自分をよくわきまえておくならば、わたしたちはさばかれることはないであろう。

11:32 しかし、さばかれるとすれば、それは、この世と共に罪に定められないために、主の懲らしめを受けることなのである。

 

口語訳 ロマ 3:10

3:10 次のように書いてある、/「義人はいない、ひとりもいない。

 

口語訳 Tコリ9:27

9:27 すなわち、自分のからだを打ちたたいて服従させるのである。そうしないと、ほかの人に宣べ伝えておきながら、自分は失格者になるかも知れない。

 

口語訳 ロマ 3:13-14

3:13 彼らののどは、開いた墓であり、/彼らは、その舌で人を欺き、/彼らのくちびるには、まむしの毒があり、

3:14 彼らの口は、のろいと苦い言葉とで満ちている。

 

口語訳 ロマ 16:17-18

16:17 さて兄弟たちよ。あなたがたに勧告する。あなたがたが学んだ教にそむいて分裂を引き起し、つまずきを与える人々を警戒し、かつ彼らから遠ざかるがよい。

16:18 なぜなら、こうした人々は、わたしたちの主キリストに仕えないで、自分の腹に仕え、そして甘言と美辞とをもって、純朴な人々の心を欺く者どもだからである。

 

口語訳 Uコリ11:13-15

11:13 こういう人々はにせ使徒、人をだます働き人であって、キリストの使徒に擬装しているにすぎないからである。

11:14 しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。

11:15 だから、たといサタンの手下どもが、義の奉仕者のように擬装したとしても、不思議ではない。彼らの最期は、そのしわざに合ったものとなろう。

 

(日)新共同訳1987の引照

新共同 ヤコ 2:14

2:14 わたしの兄弟たち、自分は信仰を持っていると言う者がいても、行いが伴わなければ、何の役に立つでしょうか。そのような信仰が、彼を救うことができるでしょうか。

 

新共同 ヤコ 3:10-12

3:10 同じ口から賛美と呪いが出て来るのです。わたしの兄弟たち、このようなことがあってはなりません。

3:11 泉の同じ穴から、甘い水と苦い水がわき出るでしょうか。

3:12 わたしの兄弟たち、いちじくの木がオリーブの実を結び、ぶどうの木がいちじくの実を結ぶことができるでしょうか。塩水が甘い水を作ることもできません。

 

新共同 ロマ 2:19-20

2:19 -20また、律法の中に、知識と真理が具体的に示されていると考え、盲人の案内者、闇の中にいる者の光、無知な者の導き手、未熟な者の教師であると自負しています。

2:21 それならば、あなたは他人には教えながら、自分には教えないのですか。「盗むな」と説きながら、盗むのですか。

 

新共同 Tテモ1:7

1:7 彼らは、自分の言っていることも主張している事柄についても理解していないのに、律法の教師でありたいと思っています。

 

新共同 ヤコ 2:10

2:10 律法全体を守ったとしても、一つの点でおちどがあるなら、すべての点について有罪となるからです。

 

新共同 ヤコ 1:4

1:4 あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。

 

新共同 ヤコ 1:17

1:17 良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。御父には、移り変わりも、天体の動きにつれて生ずる陰もありません。

 

新共同 ロマ 3:13

3:13 彼らののどは開いた墓のようであり、/彼らは舌で人を欺き、/その唇には蝮の毒がある。

 

新共同 Tコリ11:7

11:7 男は神の姿と栄光を映す者ですから、頭に物をかぶるべきではありません。しかし、女は男の栄光を映す者です。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tコリ12:28

12:28 そして、神は教会の中で、人々を立てて、第一に使徒、第二に預言者、第三に教師とし、次に力あるわざを行う者、次にいやしの賜物を持つ者、また補助者、管理者、種々の異言を語る者をおかれた。

 

口語訳 エペ 4:29

4:29 悪い言葉をいっさい、あなたがたの口から出してはいけない。必要があれば、人の徳を高めるのに役立つような言葉を語って、聞いている者の益になるようにしなさい。

 

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ヤコブ 3:13−18

二種の知恵

 

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

590313あなたがたの間で知恵ある者、〔ものごとを〕熟知している者は誰か。〔その人は〕良い振る舞いにより、知恵の柔和さをもって、自分の業を示しなさい。

590314だが、あなたがたの心に苦々しい妬みや利己心があるなら、あなたがたは誇ったり、真理に逆らって嘘をついたりしてはならない。

590315その知恵は上から降って来たものではなく、地上的で、生得的で、悪魔的なものである。

590316妬みや利己心のあるところには、無秩序とあらゆる卑しい事柄があるからである。590317それに対して、上からの知恵はまず純真で、次に平和的で、思いやりがあり、温順で、憐れみと善い実に満ちており、差別することがなく、見せかけがない。

590318そして、義の実は、平和をもたらす人々に平和のうちに蒔かれる。

 

新共同訳1987

3:13 あなたがたの中で、知恵があり分別があるのはだれか。その人は、知恵にふさわしい柔和な行いを、立派な生き方によって示しなさい。

3:14 しかし、あなたがたは、内心ねたみ深く利己的であるなら、自慢したり、真理に逆らってうそをついたりしてはなりません。

3:15 そのような知恵は、上から出たものではなく、地上のもの、この世のもの、悪魔から出たものです。

3:16 ねたみや利己心のあるところには、混乱やあらゆる悪い行いがあるからです。

3:17 上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく、偽善的でもありません。

3:18 義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。

 

前田訳1978

3:13 あなた方のうちで知恵があって思慮深いのはだれですか。彼が正しい姿勢によってその行ないを知恵ある慎みのうちに示しますように。

3:14 しかし、もしあなた方の心の中に苦い妬みや欲があるならば、誇ってはならず、真理に反して偽ってはなりません。

3:15 それは上から下った知恵ではなく、地のもの、欲のもの、悪霊のものです。

3:16 妬みと欲のあるところ、混乱とあらゆる悪事があります。

3:17 上からの知恵はまず純粋、次に平和、思慮、従順で、あわれみと良い実に満ち、公平で偽りがありません。

3:18 義の実は平和を行なう人々によって平和のうちにまかれます。

 

新改訳1970

3:13 あなたがたのうちで、知恵のある、賢い人はだれでしょうか。その人は、その知恵にふさわしい柔和な行ないを、良い生き方によって示しなさい。

3:14 しかし、もしあなたがたの心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはいけません。真理に逆らって偽ることになります。

3:15 そのような知恵は、上から来たものではなく、地に属し、肉に属し、悪霊に属するものです。

3:16 ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行ないがあるからです。

3:17 しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。

3:18 義の実を結ばせる種は、平和をつくる人によって平和のうちに蒔かれます。

 

塚本訳1963

3:13 君達の中で知恵があり、分別があるのは誰か。その人は立派な生活により、(真の)知恵から生まれる柔和を以てその行為を示(し、真の知恵を有っていることを証明)せ(よ。)

3:14 しかし、もし君達の心に苦い嫉妬や争いがあるならば、(知恵があるなどと)誇って(はならぬ。それは虚言である。)真理に反して虚言をいってはならぬ。

3:15 そんな知恵は上から降ったものではない。地上のもの、血肉のもの、(然り、)悪鬼のものである。(真の知恵は謙遜であり、柔和である。)

3:16 何故なら、嫉妬や争いのあるところには無秩序とあらゆる悪事がある。

3:17 上からの知恵はまず聖く、次に平和を好み、親切で、温順で、憫れみと善き果実に満ちて居り、党派根性がなく、偽善でない。

3:18 そして(この)義の果実は平和を作る人(の心)に、(神によって)平和の裡に播かれるのである。

 

口語訳1955

3:13 あなたがたのうちで、知恵があり物わかりのよい人は、だれであるか。その人は、知恵にかなう柔和な行いをしていることを、よい生活によって示すがよい。

3:14 しかし、もしあなたがたの心の中に、苦々しいねたみや党派心をいだいているのなら、誇り高ぶってはならない。また、真理にそむいて偽ってはならない。

3:15 そのような知恵は、上から下ってきたものではなくて、地につくもの、肉に属するもの、悪魔的なものである。

3:16 ねたみと党派心とのあるところには、混乱とあらゆる忌むべき行為とがある。

3:17 しかし上からの知恵は、第一に清く、次に平和、寛容、温順であり、あわれみと良い実とに満ち、かたより見ず、偽りがない。

3:18 義の実は、平和を造り出す人たちによって、平和のうちにまかれるものである。

 

文語訳1917

"590313","汝等のうち智くして慧き者は誰なるか、その人は善き行状により柔和なる智慧をもて行爲を顯すべし。"

"590314","されど汝等もし心のうちに苦き妬みと黨派心とを懷かば、誇るな、眞理に悖りて僞るな。"

"590315","かかる智慧は上より下るにあらず、地に屬し、情慾に屬し、惡鬼に屬するものなり。"

"590316","妬と黨派心とある所には亂と各樣の惡しき業とあればなり。"

"590317","されど上よりの智慧は第一に潔く、次に平和・寛容・温順また憐憫と善き果とに滿ち、人を偏り視ず、虚僞なきものなり。"

"590318","義の果は平和をおこなふ者の平和をもて播くに因るなり。"

 

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各国聖書引照編集

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 Tテモ4:1

4:1 しかし、"霊"は次のように明確に告げておられます。終わりの時には、惑わす霊と、悪霊どもの教えとに心を奪われ、信仰から脱落する者がいます。

 

新共同 ヤコ 3:14

3:14 しかし、あなたがたは、内心ねたみ深く利己的であるなら、自慢したり、真理に逆らってうそをついたりしてはなりません。

 

新共同 ヤコ 1:8

1:8 心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。

 

新共同 ヤコ 1:5

1:5 あなたがたの中で知恵の欠けている人がいれば、だれにでも惜しみなくとがめだてしないでお与えになる神に願いなさい。そうすれば、与えられます。

 

新共同 ピリ 1:11

1:11 イエス・キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けて、神の栄光と誉れとをたたえることができるように。

 

新共同 マタ 5:9

5:9 平和を実現する人々は、幸いである、/その人たちは神の子と呼ばれる。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ピリ 2:3

2:3 何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。

 

口語訳 Tコリ2:14

2:14 生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるから、彼はそれを理解することができない。

 

口語訳 Tコリ11:3

11:3 しかし、あなたがたに知っていてもらいたい。すべての男のかしらはキリストであり、女のかしらは男であり、キリストのかしらは神である。

 

口語訳 Tコリ3:3

3:3 あなたがたはまだ、肉の人だからである。あなたがたの間に、ねたみや争いがあるのは、あなたがたが肉の人であって、普通の人間のように歩いているためではないか。

 

口語訳 ガラ 5:19-21

5:19 肉の働きは明白である。すなわち、不品行、汚れ、好色、

5:20 偶像礼拝、まじない、敵意、争い、そねみ、怒り、党派心、分裂、分派、

5:21 ねたみ、泥酔、宴楽、および、そのたぐいである。わたしは以前も言ったように、今も前もって言っておく。このようなことを行う者は、神の国をつぐことがない。

 

口語訳 ピリ 4:8

4:8 最後に、兄弟たちよ。すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて純真なこと、すべて愛すべきこと、すべてほまれあること、また徳といわれるもの、称賛に値するものがあれば、それらのものを心にとめなさい。

 

口語訳 ガラ 5:22-23

5:22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、

5:23 柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。

 

口語訳 ロマ 12:3

12:3 わたしは、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりびとりに言う。思うべき限度を越えて思いあがることなく、むしろ、神が各自に分け与えられた信仰の量りにしたがって、慎み深く思うべきである。

 

口語訳 ロマ 12:10

12:10 兄弟の愛をもって互にいつくしみ、進んで互に尊敬し合いなさい。

 

口語訳 ロマ 12:9

12:9 愛には偽りがあってはならない。悪は憎み退け、善には親しみ結び、

 

口語訳 ピリ 1:11

1:11 イエス・キリストによる義の実に満たされて、神の栄光とほまれとをあらわすに至るように。

 

口語訳 ガラ 6:7-8

6:7 まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。

6:8 すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。

 

(日)新共同訳1987の引照

新共同 Tペテ1:15

1:15 召し出してくださった聖なる方に倣って、あなたがた自身も生活のすべての面で聖なる者となりなさい。

 

新共同 Tペテ2:12

2:12 また、異教徒の間で立派に生活しなさい。そうすれば、彼らはあなたがたを悪人呼ばわりしてはいても、あなたがたの立派な行いをよく見て、訪れの日に神をあがめるようになります。

 

新共同 ヤコ 2:18

2:18 しかし、「あなたには信仰があり、わたしには行いがある」と言う人がいるかもしれません。行いの伴わないあなたの信仰を見せなさい。そうすれば、わたしは行いによって、自分の信仰を見せましょう。

 

新共同 ロマ 2:8

2:8 反抗心にかられ、真理ではなく不義に従う者には、怒りと憤りをお示しになります。

 

新共同 Uコリ12:20

12:20 わたしは心配しています。そちらに行ってみると、あなたがたがわたしの期待していたような人たちではなく、わたしの方もあなたがたの期待どおりの者ではない、ということにならないだろうか。争い、ねたみ、怒り、党派心、そしり、陰口、高慢、騒動などがあるのではないだろうか。

 

新共同 ヤコ 3:16

3:16 ねたみや利己心のあるところには、混乱やあらゆる悪い行いがあるからです。

 

新共同 ヤコ 5:19

5:19 わたしの兄弟たち、あなたがたの中に真理から迷い出た者がいて、だれかがその人を真理へ連れ戻すならば、

 

新共同 Tコリ2:6

2:6 しかし、わたしたちは、信仰に成熟した人たちの間では知恵を語ります。それはこの世の知恵ではなく、また、この世の滅びゆく支配者たちの知恵でもありません。

 

新共同 Tコリ3:19

3:19 この世の知恵は、神の前では愚かなものだからです。「神は、知恵のある者たちを/その悪賢さによって捕らえられる」と書いてあり、

 

新共同 Uコリ1:12

1:12 わたしたちは世の中で、とりわけあなたがたに対して、人間の知恵によってではなく、神から受けた純真と誠実によって、神の恵みの下に行動してきました。このことは、良心も証しするところで、わたしたちの誇りです。

 

新共同 ヤコ 1:17

1:17 良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。御父には、移り変わりも、天体の動きにつれて生ずる陰もありません。

 

新共同 ユダ 1:19

1:19 この者たちは、分裂を引き起こし、この世の命のままに生き、霊を持たない者です。

 

新共同 Uテサ2:9-10

2:9 不法の者は、サタンの働きによって現れ、あらゆる偽りの奇跡としるしと不思議な業とを行い、

2:10 そして、あらゆる不義を用いて、滅びていく人々を欺くのです。彼らが滅びるのは、自分たちの救いとなる真理を愛そうとしなかったからです。

 

新共同 Tテモ4:1

4:1 しかし、"霊"は次のように明確に告げておられます。終わりの時には、惑わす霊と、悪霊どもの教えとに心を奪われ、信仰から脱落する者がいます。

 

新共同 黙  2:24

2:24 ティアティラの人たちの中にいて、この女の教えを受け入れず、サタンのいわゆる奥深い秘密を知らないあなたがたに言う。わたしは、あなたがたに別の重荷を負わせない。

 

新共同 ヤコ 3:14-15

3:14 しかし、あなたがたは、内心ねたみ深く利己的であるなら、自慢したり、真理に逆らってうそをついたりしてはなりません。

3:15 そのような知恵は、上から出たものではなく、地上のもの、この世のもの、悪魔から出たものです。

 

新共同 Uコリ7:11

7:11 神の御心に適ったこの悲しみが、あなたがたにどれほどの熱心、弁明、憤り、恐れ、あこがれ、熱意、懲らしめをもたらしたことでしょう。例の事件に関しては、あなたがたは自分がすべての点で潔白であることを証明しました。

 

新共同 ヤコ 4:8

4:8 神に近づきなさい。そうすれば、神は近づいてくださいます。罪人たち、手を清めなさい。心の定まらない者たち、心を清めなさい。

 

新共同 ピリ 4:5

4:5 あなたがたの広い心がすべての人に知られるようになさい。主はすぐ近くにおられます。

 

新共同 テト 3:2

3:2 また、だれをもそしらず、争いを好まず、寛容で、すべての人に心から優しく接しなければならないことを。

 

新共同 Tペテ2:18

2:18 召し使いたち、心からおそれ敬って主人に従いなさい。善良で寛大な主人にだけでなく、無慈悲な主人にもそうしなさい。

 

新共同 ヤコ 2:13

2:13 人に憐れみをかけない者には、憐れみのない裁きが下されます。憐れみは裁きに打ち勝つのです。

 

新共同 ピリ 1:11

1:11 イエス・キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けて、神の栄光と誉れとをたたえることができるように。

 

新共同 ヘブ 12:11

12:11 およそ鍛錬というものは、当座は喜ばしいものではなく、悲しいものと思われるのですが、後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです。

 

新共同 ガラ 6:8

6:8 自分の肉に蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、霊に蒔く者は、霊から永遠の命を刈り取ります。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 エペ 4:1-2

4:1 さて、主にある囚人であるわたしは、あなたがたに勧める。あなたがたが召されたその召しにふさわしく歩き、

4:2 できる限り謙虚で、かつ柔和であり、寛容を示し、愛をもって互に忍びあい、

 

口語訳 Tコリ3:3

3:3 あなたがたはまだ、肉の人だからである。あなたがたの間に、ねたみや争いがあるのは、あなたがたが肉の人であって、普通の人間のように歩いているためではないか。

 

口語訳 Uコリ1:12

1:12 さて、わたしたちがこの世で、ことにあなたがたに対し、人間の知恵によってではなく神の恵みによって、神の神聖と真実とによって行動してきたことは、実にわたしたちの誇であって、良心のあかしするところである。

 

口語訳 ヤコ 1:5

1:5 あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。

 

口語訳 Tコリ13:4-7

13:4 愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない。

13:5 不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。

13:6 不義を喜ばないで真理を喜ぶ。

13:7 そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。

 

口語訳 ピリ 1:11

1:11 イエス・キリストによる義の実に満たされて、神の栄光とほまれとをあらわすに至るように。

 

口語訳 ヘブ 12:11

12:11 すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を結ばせるようになる。

 

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