聖書で聖書を読む

旧 約聖書

翻訳比較と新約聖書の引照

 

 

エレミヤ書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高橋照男 編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

 

本書は、日本語訳旧約聖書の翻訳比較と各国語(英・米・仏・独・日)の旧約聖書に付された新約聖書の引照を 編集したものである。

聖書は古来これを素読するときに非常なる力が発揮されることは多くの人によって実証されている。本書はその 「聖書素読」を助けるために編集したものである。本書を読めば聖書勉強において必ず大きな満足が得られる。

翻訳比較の意義は、一つの翻訳では意味がわかりにくい場合、複数の翻訳を読むと意味が通ずるところにある。

旧約聖書に付された新約聖書の引照を編集する意義は、旧約聖書を新約聖書の光で読むべきところにある。初代 教会のキリスト信徒達は旧約聖書はイエス・キリストの到来を予告していたのだと読んだ。引照も素読するとよい。旧約のベールが取 り除かれたような感じがする。

このような方法で個々人が直接聖書に接することにより、神の恩恵によっていつの日にか「罪の赦しによる永遠 の生命と復活信仰の希望に生きる」幸福な人生になることを願うものである。

 

本書編集のために協力をしてくださった多くの方々に感謝する。

 

 

 

 

 

 

2022年

編者 高橋照男

 

 

 

 

 

凡 例

 

****************************************

底本

 

****************************************

分類標題

原文校訂による口語訳 エレミヤ書・・フラン シスコ会聖書研究所訳注

                      中央出版社

 

 

****************************************

翻訳比較

     聖書協会共同訳2018    日 本聖書協会
    
     
フランシスコ会訳2013・・・フランシスコ 会


文語訳1917・・・・・・・・ 日本聖書協会

 

新共同訳1987・・・・・・・日本聖書協会

 

新改訳1970・・・・・・・・ 日本聖書刊行会

 

口語訳1955・・・・・・・・ 日本聖書協会

 

****************************************

各国旧約聖書における新約聖書引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべて を拾う・・・

 

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

      欽定訳と呼ばれている英訳聖書の古典。その引照付き聖書。口語訳対 応。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

   米国ではスコフィールド(米国1843-1921)の引照が古くから定番。口語訳対応。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

   世界初のカトリック・プロテスタント共同訳の新版。簡潔で味わい深 いこの引照は定評がある。口語訳対応。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

      ドイツで現在も圧倒的に読まれているルター訳聖書(ドイツ聖書協会 発行)の引照。

    新共同訳対応

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987   

口語訳の引照をもとにエルサレムバイブルなどを参考にして改定してある。

新共同訳対応。

    

 

 

 

 

****************************************

 聖書 コード(パ ソコンを使用したために聖書コードを付してあるものがある)

 

 章節先頭コード 

マタイ40 マルコ41 ルカ42 ヨハネ43 使徒44 ローマ 45 1コリ46 2コリ47 ガラ48 エペソ49 ピリ50 コロサ51 1テサ52 2テサ53 1テモ54 2テモ55 テ ト56 ピレ57 ヘブル58 ヤコブ59 1ペテ60 2ペテ61 1ヨハ62 2ヨハ63 

3ヨハ64 ユダ65 モクシ66 

 

 例 マタイ1章1節は400101

 

 

****************************************

 聖書の引用について

 

日本聖書協会訳を軸にして、その他の訳はこれと比較勉強するために 「引用」した。

日 本聖書協会2003年6月10日、2004年5月31日、使用許可済み

 

 

****************************************

インターネット

本 書の内容はインターネットによるホームページに掲載してある。

ホームページURL http://www.asahi-net.or.jp/~ej2t-tkhs/

 

 

 

 

エ レミヤ書標題一覧

(フランシスコ会聖書研究会訳による)

章と節の表示は新共同訳、( )は口語訳と新改訳

 

第一部 標題とエレミヤの召命(1章)

1:1−3      表題

1:4−19     エレミヤの召命

 

第二部       ユダとエルサレムについての託宣(2−24章)

   2:1−3:5    イスラエルの背信

   3:6−4:4    不忠実なイスラエルと ユダ

   4:5−31     北からの災い

   5:1−31     エルサレムとユダの堕 落

   6:1−30     エルサレムに迫り来る 災い

   7:1−15     神殿での託宣

   7:16−20    偶像礼拝に対する神の 怒り

   7:21−28    聞くことの拒否

7:29―8:3   来るべき厳しい罰

8:4−23     背信と裁き (口語訳、新改 訳 8:4−9:1)

   9:1−25     ヤーウェの嘆き (口 語訳、新改訳 9:2−26)

  10:1−16     ヤーウェと偶像

  10:17−22    来るべき滅び

  10:23−25    エレミヤの祈り

  11:1−17     契約の破棄

  11:18−12:4  エレミヤに対する陰謀

  12:5−17     ヤーウェの応答

  13:1−11     腐った腰布

  13:12−14    ぶどう酒の器

  13:15−17    暗闇の深まり

  13:18−19    王家への警告

  13:20−27    エルサレムの運命

  14:1−16     干ばつと飢えと剣

  14:17−22    哀歌と嘆願

  15:1−9      酌量なき罰

  15:10−21    エレミヤの煩悶とヤー ウェの応答

  16:1−13     エレミヤの独身とその 意味

  16:14−15    将来の帰還

  16:16−18    裁きから免れる者はな い

  16:19−21    諸国の民の回心

  17:1−13     ユダの根深い罪

  17:14−18    助けを願うエレミヤの 祈り

  17:19−27    安息日を聖とする

  18:1−12     陶工の家で

  18:13−17    ヤーウェを忘れるその 民

  18:18−23    預言者の祈り

  19:1−15     エレミヤ、土瓶を砕く

  20:1−6      エレミヤ、祭司パシェ フルの迫害を受ける

  20:7−18     エレミヤの不平

  21:1−10     ゼデキヤ王が遣わした 使者への回答

  21:11−22:9  ユダの王家に対する託 宣

  22:10−12    ヨアハズ(シャルム) 王について

  22:13−19    ヨアクム王について

  22:20−30    エルサレムとヨヤキン (コンヤ)王について

  23:1−8      未来の王について

  23:9−40     偽預言者についての託 宣

  24:1−10     いちじくのかごの幻

 

第三部       ユダとエルサレムについての託宣の結論と、

諸国についての託宣の先取り的 導入(25章)

  25:1−14     70年間のバビロン捕 囚についての預言

  25:15−38    怒りの杯

 

第四部       エレミヤと偽預言者たちの論争(26−29章)

  26:1−6      神殿における説教

  26:7−11     エレミヤ、捕らえら れ、訴えられる

  26:12−16    エレミヤの弁明と彼に 対する裁断

  26:17−19    過去の事例に基づく弁 論

  26:20−24    ある預言者の死

  27:1−22     くびきの象徴

  28:1−17     エレミヤと偽緒言者ハ ナンヤとの論争

  29:1−23     エレミヤ、捕囚の民に 手紙を送る

  29:24−32    エレミヤのもう一つの 手紙

 

第五部       イスラエルとユダの回復(30−35章)

  30:1−24     イスラエル回復の約束

  31:1−30     捕囚からの喜びの帰還

  31:31−40    新しい契約

  32:1−15     エレミヤ、包囲中に畑 を買う

  32:16−44    エレミヤの祈りとヤー ウェの説明

  33:1−13     ヤーウェのエルサレム 再建の計画

  33:14−26    ダビデの王家

  34:1−7      ゼデキヤへの警告

  34:8−22     奴隷解放をめぐる契約 破棄

  35:1−19     レカブ人の模範

 

第六部       エルサレム陥落前後のエレミヤの経験と苦しみ

  36:1−32     エレミヤの巻物の朗読

  37:1−21     ゼデキヤの望みの挫折

  38:1−6      エレミヤ、水溜めに入 れられる

  38:7−13     エベド・メレクによる エレミヤ救出

  38:14−28a       ゼデキヤによる再度のエレミヤ召喚

  38:28b―39:10 エルサレムの壊滅

  39:11−14    エレミヤ、自由の身と なる

  39:15−18    クシュ人エベド・メレ クへの約束

  40:1−6      エレミヤとネブザルア ダン

  40:7−12     ゲダルヤによるユダの 秩序回復の開始

  40:13−41:15 イシュマエル、ゲダル ヤを暗殺する

  41:16−43:13 エジプト移住

  44:1−30     エジプトにいるユダの 人々による偶像礼拝との対決

  45:1−5      バルクへのことば

 

第七部       諸国についての託宣(46−51章)

  46:1−26     エジプトについての託 宣

  46:27−28    イスラエルは救われる

  47:1−7      ペリシテ人についての 託宣

  48:1−47     モアブについての託宣

  49:1−6      アンモンについての託 宣

  49:7−22     エドムについての託宣

  49:23−27    ダマスコについての託 宣

  49:28−33    アラビヤ人、ケダルと ハツォルについての託宣

  49:34−39    エラムについての託宣

  50:1−51:58  バビロンについての託 宣

  51:59−64    エレミヤのセラヤへの 指示

  

第八部       歴史に関する付記(52章)

  52:1−30     ユダとエルサレムにつ いての預言の成就

  52:31−34    ヨヤキン、解放される