エレミヤ書 3:6−4:4
不忠実なイスラエルとユダ
翻訳比較
エレ
3:6 ヨシヤ王の時代に、主は私に言われた。あなたは背信の女イスラエルのしたことを見たか。彼女はすべての高い山の上、すべての生い茂る木の下に行っ
て淫行にふけった。
エレ
3:7 私は思っていた。彼女がこのすべてを行った後は、私のもとに帰って来るだろうと。しかし、彼女は立ち帰らなかった。不実な姉妹であるユダはそれを
見ていた。
エレ
3:8 背信の女イスラエルが姦淫したという理由で、私が離縁状を渡して彼女を追い出したのに、不実な姉妹ユダは恐れ気もなく、淫行を行ったのを私は見
た。
エレ 3:9 彼女は軽薄にも淫行を繰り返して地を汚し、また石や木と姦淫を行った。
エレ
3:10 こうしたすべてのことにもかかわらず、不実な姉妹ユダは心を尽くして私に立ち帰ろうともせず、偽るばかりだ――主の仰せ。
エレ 3:11 主は私に言われた。不実な女ユダに比べれば、背信の女イスラエルは正しかった。
エレ
3:12 行って、これらの言葉を北に向かって叫べ。/立ち帰れ、背信の女イスラエルよ――主の仰せ。/私は怒りの顔をあなたがたに向けない。/私は慈し
み深いからだ――主の仰せ。/いつまでも憤ってはいない。
エレ
3:13 ただ、あなたの過ちを認めよ。/あなたの神である主に背き/すべての生い茂る木の下で/他国の男たちに愛を振りまき/私の声には耳も傾けなかっ
たことを――主の仰せ。
エレ
3:14 立ち帰れ、背信の子らよ。/私こそがあなたがたの夫なのだから。/町から一人、氏族から二人を選び取り/私はあなたがたをシオンに連れて行く
/――主の仰せ。
エレ 3:15 あなたがたには、私の心に適う牧者を与える。知識と悟りをもってあなたがたを養うことだろう。
エレ
3:16 あなたがたがこの地で大いに増えるであろうその日には、人々はもはや、主の契約の箱について何も言わず、心に浮かべず、思い起こしもしなくな
る。求めもせず、改めて作ろうともしない――主の仰せ。
エレ
3:17 その時、エルサレムは主の王座と呼ばれ、諸国民は皆そこに、主の名のためにエルサレムに集められる。もはや、かたくなで悪い心に従って歩むこと
はない。
エレ
3:18 まさにその日にこそ、ユダの家はイスラエルの家と一緒になり、北の地から、私があなたがたの先祖に相続させた地へと共に帰って来る。
エレ
3:19 私は思っていた。/どのようにして、あなたを子どもたちの中に置き/望ましい地、国々の中で最も麗しい相続地を/あなたに与えようか、と。/さ
らに、思っていた。/「私の父」とあなたは私を呼び/私に従い、背を向けることなどないだろう、と。
エレ 3:20 ところがイスラエルの家よ/妻が夫を裏切るように、あなたは私を裏切った/――主の仰せ。
エレ
3:21 不毛の丘の上で声が聞こえる。/イスラエルの子らの嘆き祈る泣き声だ。/彼らが曲がった道を歩み/自分たちの神、主を忘れたからだ。
エレ
3:22 立ち帰れ、背信の子らよ/私はあなたがたの背信を癒やそう。/我々はあなたのもとに参ります。/あなたこそ我々の神、主だからです。
エレ 3:23 確かに、もろもろの丘も/山々での騒ぎも偽りです。/確かに、我々の神、主にこそ/イスラエルの救いはあるのです。
エレ
3:24 しかし、先祖たちが労して得たものを/その羊、牛、息子、娘を/恥ずべき者が/我々の若い時からずっと食い尽くしてきたのです。
エレ
3:25 我々は自らの恥の中に伏し/辱めに覆われています。/我々も、先祖たちも/若い頃から今日に至るまで/我々の神、主に罪を犯しました。/我々の
神、主の声に聞き従いませんでした。
4章
エレ
4:1 イスラエルよ、もし立ち帰るなら/私のもとに立ち帰れ――主の仰せ。/憎むべきものを私の前から除くなら/あなたは決してさまようことはない。
エレ
4:2 真実と公正と正義をもって/「主は生きておられる」と誓うなら/諸国民は主によって祝福を受け/主を誇りとするようになる。
エレ 4:3 主はユダの人/エルサレムに住む人々にこう言われる。/あなたがたの開墾地を切り開け。/茨の中に種を蒔くな。
エレ
4:4 ユダの人、エルサレムに住む人々よ/割礼を受けて主のものとなり/心の包皮を取り除け。/さもなければ、あなたがたの悪行のゆえに/私の憤りは火
のように燃え上がり/消す者はいないであろう。
フランシスコ会訳2013
◆不忠実なイスラエルとユダ
006ヨシヤ王の時代に、主はわたし
に仰せになった、「お前は背信のイスラエルの行ったことを見たか。彼女はあらゆる高い山の上、また葉の茂るすべての木の下に行き、姦
淫を行った。
007彼女がこれらすべてのことを
行った後、わたしに立ち返ると、わたしは思った。しかし、彼女は立ち返らなかった。そして不忠実な女、彼女の姉妹ユダはそれを見た。
008背信のイスラエルが姦淫を行っ
たので、わたしは彼女を離縁し、離縁状を渡した。しかし、不忠実な女、彼女の姉妹ユダは恐れず、自ら進んで同じことを行ったのをわた
しは見た。
009彼女も軽々しく姦淫を行い、地
をも汚し、石や木と姦淫を行っている。
010これらすべてを行っているにも
かかわらず、不忠実な女、彼女の姉妹ユダは心を尽くしてわたしに立ち返ることをせず、偽っているだけだ――主の言葉」。
011主はわたしに仰せになった、
「不忠実なユダよりも背信のイスラエルの人々のほうが正しかった。行け。そして、次の言葉を北に呼ばわって言え。
012背信のイスラエルよ、立ち返れ
――主の言葉。
わたしは怒りの顔をお前に向けない。
まことに、わたしは慈しみ深いから
――主の言葉――
いつまでも怒り続けることはない。
013ただ、お前の罪を認めよ。
お前は、お前の神、主に背き、
葉の茂るあらゆる木の下で
異国の男たちとあちらこちらで乱れた行いをし、
わたしの声に聞き従わなかった
――主の言葉。
014背信の子らよ、立ち返れ――主の言葉。まことに、わたしこそお前たちの夫である。わたしは一つの町から一人、
一つの氏族から二人を選び、お前たちをシオンへ連れていこう。
015わたしはお前たちにわたしの心
にかなう牧者たちを与える。彼らは知恵と洞察力をもってお前たちを導く。
016お前たちがこの地で大いに数を
増すその日には――主の言葉――、
人々は主の契約の櫃についてもはや語らず、心に浮かべることもなく、思い起こすこともない。それを求めることも、作ることももはやな
い。
017その時、エルサレムは主の王座
と呼ばれ、諸国の民はみなそこへ、すなわち、主の名のもとへ、エルサレムへと向かう。彼らは再び頑なで邪な心に従って歩むことはな い。
018その日、ユダの家はイスラエル
の家に連なり、ともに北の地から出て、わたしがお前たちの先祖に所有させた地へと帰ってくる。
019わたしは思っていた、
『お前を息子たちのように扱い、
お前に素晴らしい土地を与え、
国々の中で最も善い所有地を
どのようにして与えようか』と。
また思っていた。
『お前はわたしを父と呼び
わたしから離れることはあるまい』と。
020しかし、妻が夫から背き去るよ
うに
イスラエルの家よ、お前たちはわたしから背き去った
――主の言葉」。
021禿山の上に声が聞こえる。
イスラエルの子らの哀願の泣き声が。
まことに、彼らは自分の道を曲げ、
彼らの神、主を忘れた。
022「背信の子らよ、立ち返れ。
わたしはお前たちの背信を癒やす」。
「わたしたちはあなたのもとに参ります。
まことに、あなたこそわたしたちの主なる神です。
023まことに、丘の上、山の上の騒
がしい祭りは
偽りでしかありません。
まことに、わたしたちの主なる神に
イスラエルの救いはあります。
024わたしたちの若い時から、
先祖たちの労苦の実り、
その羊、牛、息子、娘たちを
恥ずべきものが食い尽くしてきました。
025わたしたちは恥の中に伏し、
恥辱に覆われています。
まことに、わたしたちの主なる神に対して
罪を犯しました。
わたしたちも、先祖たちも
若い時から今日に至るまで
わたしたちの主なる神の声に耳を傾けませんでした」。
エレミヤ書4
フランシスコ訳聖書 Jer <4>章
聖書本文
001「イスラエルよ、もし立ち返る
のなら、
わたしのもとに立ち返れ――主の言葉。
忌むべきものをわたしの前から捨て去り、
再び道に迷うことなく、
002真実と公平と正義をもって
『生ける主にかけて』誓うなら、
諸国の民はその方によって自らを祝福し、
その方によって互いにたたえ合うであろう」。
003まことに、主はユダの人、エル
サレムに
こう仰せになる、
「自分たちで休閑地を耕せ。
茨の中に種を蒔くな。
004ユダの人、エルサレムに住む
人々よ、
主に結ばれる割礼を受け、
お前たちの心の包皮を取り去れ。
さもないと、お前たちの悪行のために
わたしの怒りは火のように発して燃え続け、
それを消す者はいないであろう」。
新共同訳1987
3:6
ヨシヤ王の時代に、主はわたしに言われた。あなたは背信の女イスラエルのしたことを見たか。彼女は高い山の上、茂る木の下のどこにでも行って淫行にふけっ
た。
3:7
彼女がこのようなことをしたあとにもなお、わたしは言った。「わたしに立ち帰れ」と。しかし、彼女は立ち帰らなかった。その姉妹である裏切りの女ユダはそ
れを見た。
3:8
背信の女イスラエルが姦淫したのを見て、わたしは彼女を離別し、離縁状を渡した。しかし、裏切りの女であるその姉妹ユダは恐れるどころか、その淫行を続け
た。
3:9
彼女は軽薄にも淫行を繰り返して地を汚し、また石や木と姦淫している。
3:10
そればかりでなく、その姉妹である裏切りの女ユダは真心からわたしに立ち帰ろうとせず、偽っているだけだ、と主は言われる。
3:11
主はわたしに言われる。裏切りの女ユダに比べれば、背信の女イスラエルは正しかった。
3:12
行け、これらの言葉をもって北に呼びかけよ。背信の女イスラエルよ、立ち帰れと/主は言われる。わたしはお前に怒りの顔を向けない。わたしは慈しみ深く/
とこしえに怒り続ける者ではないと/主は言われる。
3:13
ただ、お前の犯した罪を認めよ。お前は、お前の主なる神に背き/どこにでも茂る木があれば、その下で/他国の男たちと乱れた行いをし/わたしの声に聞き従
わなかったと/主は言われる。
◆シオンへの帰還
3:14
背信の子らよ、立ち帰れ、と主は言われる。わたしこそあなたたちの主である。一つの町から一人、一つの氏族から二人ではあるが、わたしはあなたたちを連れ
てシオンに行こう。
3:15
わたしはあなたたちに、心にかなう牧者たちを与える。彼らは賢く、巧みに導く。
3:16
あなたたちがこの地で大いに増えるとき、その日には、と主は言われる。人々はもはや、主の契約の箱について語らず、心に浮かべることも、思い起こすことも
ない。求めることも、作ることももはやない。
3:17
その時、エルサレムは主の王座と呼ばれ、諸国の民は皆、そこに向かい、主の御名のもとにエルサレムに集まる。彼らは再び、かたくなで悪い心に従って歩むこ
とをしない。
3:18
その日、ユダの家はイスラエルの家と合流し、わたしがあなたたちの先祖の所有とした国へ、北の国から共に帰って来る。
◆悔い改めへの招き
3:19
わたしは思っていた。「子らの中でも、お前には何をしようか。お前に望ましい土地/あらゆる国の中で/最も麗しい地を継がせよう」と。そして、思った。
「わが父と、お前はわたしを呼んでいる。わたしから離れることはあるまい」と。
3:20
だが、妻が夫を欺くように/イスラエルの家よ、お前はわたしを欺いたと/主は言われる。
3:21
裸の山々に声が聞こえる/イスラエルの子らの嘆き訴える声が。彼らはその道を曲げ/主なる神を忘れたからだ。
3:22
「背信の子らよ、立ち帰れ。わたしは背いたお前たちをいやす。」「我々はあなたのもとに参ります。あなたこそ我々の主なる神です。
3:23
まことに、どの丘の祭りも/山々での騒ぎも偽りにすぎません。まことに、我々の主なる神に/イスラエルの救いがあるのです。
3:24
我々の若いときから/恥ずべきバアルが食い尽くしてきました/先祖たちが労して得たものを/その羊、牛、息子、娘らを。
3:25
我々は恥の中に横たわり/辱めに覆われています。我々は主なる神に罪を犯しました。我々も、先祖も/若いときから今日に至るまで/主なる神の御声に聞き従
いませんでした。」
4:1
「立ち帰れ、イスラエルよ」と/主は言われる。「わたしのもとに立ち帰れ。呪うべきものをわたしの前から捨て去れ。そうすれば、再び迷い出ることはな
い。」
4:2
もし、あなたが真実と公平と正義をもって/「主は生きておられる」と誓うなら/諸国の民は、あなたを通して祝福を受け/あなたを誇りとする。
4:3
まことに、主はユダの人、エルサレムの人に/向かって、こう言われる。「あなたたちの耕作地を開拓せよ。茨の中に種を蒔くな。
4:4
ユダの人、エルサレムに住む人々よ/割礼を受けて主のものとなり/あなたたちの心の包皮を取り去れ。さもなければ、あなたたちの悪行のゆえに/わたしの怒
りは火のように発して燃え広がり/消す者はないであろう。」
新改訳1970
3:6
ヨシヤ王の時代に、主は私に仰せられた。「あなたは、背信の女イスラエルが行なったことを見たか。彼女はすべての高い山の上、すべての茂った木の下に行っ
て、そこで淫行を行なった。
3:7
わたしは、彼女がすべてこれらのことをしたあとで、わたしに帰って来るだろうと思ったのに、帰らなかった。また裏切る女、妹のユダもこれを見た。
3:8
背信の女イスラエルは、姦通したというその理由で、わたしが離婚状を渡してこれを追い出したのに、裏切る女、妹のユダは恐れもせず、自分も行って、淫行を
行なったのをわたしは見た。
3:9
彼女は、自分の淫行を軽く見て、国を汚し、石や木と姦通した。
3:10
このようなことをしながら、裏切る女、妹のユダは、心を尽くしてわたしに帰らず、ただ偽っていたにすぎなかった。――主の御告げ。――」
3:11
主はまた、私に仰せられた。「背信の女イスラエルは、裏切る女ユダよりも正しかった。
3:12
行って、次のことばを北のほうに呼ばわって言え。背信の女イスラエル。帰れ。――主の御告げ。――わたしはあなたがたをしからない。わたしは恵み深いか
ら。――主の御告げ。――わたしは、いつまでも怒ってはいない。
3:13
ただ、あなたは自分の咎を知れ。あなたは自分の神、主にそむいて、すべての茂った木の下で、他国の男とかってなまねをし、わたしの声を聞き入れなかった。
――主の御告げ。――
3:14
背信の子らよ。帰れ。――主の御告げ。――わたしが、あなたがたの夫になるからだ。わたしはあなたがたを、町からひとり、氏族からふたり選び取り、シオン
に連れて行こう。
3:15
また、あなたがたに、わたしの心にかなった牧者たちを与える。彼らは知識と分別をもってあなたがたを育てよう。
3:16
その日、あなたがたが国中にふえて多くなるとき、――主の御告げ。――彼らはもう、主の契約の箱について何も言わず、心にも留めず、思い出しもせず、調べ
もせず、再び作ろうともしない。
3:17
そのとき、エルサレムは『主の御座』と呼ばれ、万国の民はこの御座、主の名のあるエルサレムに集められ、二度と彼らは悪いかたくなな心のままに歩むことは
ない。
3:18
その日、ユダの家はイスラエルの家といっしょになり、彼らはともどもに、北の国から、わたしが彼らの先祖に継がせた国に帰って来る。」
3:19
「わたしはどのようにして、あなたを息子たちの中に入れ、あなたに、慕わしい地、諸国のうちで最も麗しいゆずりの地を授けようかと思っていた。また、わた
しは、あなたがわたしを父と呼び、わたしに従って、もう離れまい、と思っていた。
3:20
ところが、なんと、妻が夫を裏切るように、あなたがたはわたしを裏切った。イスラエルの家よ。――主の御告げ。――
3:21
一つの声が裸の丘の上で聞こえる。イスラエルの子らの哀願の泣き声だ。彼らは自分たちの道を曲げ、自分たちの神、主を忘れたからだ。
3:22
背信の子らよ。帰れ。わたしがあなたがたの背信をいやそう。」「今、私たちはあなたのもとにまいります。あなたこそ、私たちの神、主だからです。
3:23
確かに、もろもろの丘も、山の騒ぎも、偽りでした。確かに、私たちの神、主に、イスラエルの救いがあります。
3:24
しかし、私たちの若いころから、バアルが、私たちの先祖の勤労の実、彼らの羊の群れ、牛の群れ、息子、娘たちを食い尽くしました。
3:25
私たちは恥の中に伏し、侮辱が私たちのおおいとなっています。私たちの神、主に対し、私たちも先祖たちも、私たちの若いころから今日まで罪を犯して、私た
ちの神、主の御声に聞き従わなかったからです。」
4:1
「イスラエルよ。もし帰るのなら、――主の御告げ。――わたしのところに帰って来い。もし、あなたが忌むべき物をわたしの前から除くなら、あなたは迷うこ
とはない。
4:2
あなたが真実と公義と正義とによって『主は生きておられる。』と誓うなら、国々は主によって互いに祝福し合い、主によって誇り合う。」
4:3
まことに主は、ユダの人とエルサレムとに、こう仰せられる。「耕地を開拓せよ。いばらの中に種を蒔くな。
4:4
ユダの人とエルサレムの住民よ。主のために割礼を受け、心の包皮を取り除け。さもないと、あなたがたの悪い行ないのため、わたしの憤りが火のように出て燃
え上がり、消す者もいないだろう。」
口語訳1955
3:6
ヨシヤ王の時、主はまたわたしに言われた、「あなたは、かの背信のイスラエルがしたことを見たか。彼女はすべての高い丘にのぼり、すべての青木の下に行っ
て、そこで姦淫を行った。
3:7
わたしは、彼女がこのすべてを行った後、わたしの所に帰るであろうと思ったが、帰ってこなかった。その不信の姉妹ユダはこれを見た。
3:8
わたしが背信のイスラエルを、そのすべての姦淫のゆえに、離縁状を与えて出したのをユダは見た。しかもその不信の姉妹ユダは恐れず、自分も行って姦淫を
行った。
3:9
彼女にとって姦淫は軽いことであったので、石と木とに姦淫を行って、この地を汚した。
3:10
このすべての事があっても、なおその不信の姉妹ユダは真心をもってわたしに帰らない、ただ偽っているだけだ」と主は言われる。
3:11
主はまたわたしに言われた、「背信のイスラエルは不信のユダよりも自分の罪の少ないことを示した。
3:12
あなたは行って北にむかい、この言葉をのべて言うがよい、『主は言われる、背信のイスラエルよ、帰れ。わたしは怒りの顔をあなたがたに向けない、わたしは
いつくしみ深い者である。いつまでも怒ることはしないと、主は言われる。
3:13
ただあなたは自分の罪を認め、あなたの神、主にそむいて/すべての青木の下で異なる神々に/あなたの愛を惜しまず与えたこと、わたしの声に聞き従わなかっ
たことを/言いあらわせと、主は言われる。
3:14
主は言われる、背信の子らよ、帰れ。わたしはあなたがたの夫だからである。町からひとり、氏族からふたりを取って、あなたがたをシオンへ連れて行こう。
3:15
わたしは自分の心にかなう牧者たちをあなたがたに与える。彼らは知識と悟りとをもってあなたがたを養う。
3:16
主は言われる、あなたがたが地に増して多くなるとき、その日には、人々はかさねて「主の契約の箱」と言わず、これを思い出さず、これを覚えず、これを尋ね
ず、これを作らない。
3:17
そのときエルサレムは主のみ位ととなえられ、万国の民はここに集まる。すなわち主の名のもとにエルサレムに集まり、かさねて、かたくなに自分の悪い心に従
うことはしない。
3:18
その日には、ユダの家はイスラエルの家と一緒になり、北の地から出て、わたしがあなたがたの先祖たちに嗣業として与えた地に共に来る。
3:19
どのようにして、あなたをわたしの子どもたちのうちに置き、万国のうちで最も美しい嗣業である良い地を/あなたに与えようかと、わたしは思っていた。わた
しはまた、あなたがわたしを「わが父」と呼び、わたしに従って離れることはないと思っていた。
3:20
イスラエルの家よ、背信の妻が夫のもとを去るように、たしかに、あなたがたはわたしにそむいた』と/主は言われる」。
3:21
裸の山の上に声が聞える、イスラエルの民が悲しみ祈るのである。彼らが曲った道に歩み、その神、主を忘れたからだ。
3:22
「背信の子どもたちよ、帰れ。わたしはあなたがたの背信をいやす」。「見よ、われわれはあなたのもとに帰ります。あなたはわれわれの神、主であらせられま
す。
3:23
まことに、もろもろの丘は迷いであり、山の上の騒ぎも同じです。まことに、イスラエルの救は/われわれの神、主にあるのです。
3:24
しかし、われわれの幼少の時から、恥ずべきことが、われわれの先祖のほねおって得たもの、すなわちその羊、その牛、およびそのむすこ、娘たちをことごとく
のみ尽しました。
3:25
われわれは恥の中に伏し、はずかしめにおおわれています。それはわれわれと先祖とが、われわれの幼少の時から今日まで、われわれの神、主に罪を犯し、われ
われの神、主の声に従わなかったからです」。
4:1
主は言われる、「イスラエルよ、もし、あなたが帰るならば、わたしのもとに帰らなければならない。もし、あなたが憎むべき者を/わたしの前から取り除い
て、ためらうことなく、
4:2
また真実と正義と正直とをもって、『主は生きておられる』と誓うならば、万国の民は彼によって祝福を受け、彼によって誇る」。
4:3
主はユダの人々とエルサレムに住む人々に/こう言われる、「あなたがたの新田を耕せ、いばらの中に種をまくな。
4:4
ユダの人々とエルサレムに住む人々よ、あなたがたは自ら割礼を行って、主に属するものとなり、自分の心の前の皮を取り去れ。さもないと、あなたがたの悪し
き行いのために/わたしの怒りが火のように発して燃え、これを消す者はない」。
文語訳1917
3:6
ヨシヤ王のときヱホバまた我にいひ給ひけるは汝そむけるイスラエルのなせしことを見しや彼はすべての高山にのぼりすべての木の下にゆきて其處に姦淫を行
へり
3:7 彼このすべての事を爲せしのち我かれに汝われに歸れと言しかどもわれに歸らざりき其悖れる?妹なるユダ之を見たり
3:8
我に背けるイスラエル姦淫をなせしにより我かれを出して離?状をあたへたれどその悖れる?妹なるユダは懼れずして往て姦淫を行ふ我これを見る
3:9 また其姦淫の噪をもてこの地を汚し且石と木とに姦淫を行へり
3:10 此諸の事あるも仍其悖れる?妹なるユダは眞心をもて我にかへらず僞れるのみとヱホバいひたまふ
3:11 ヱホバまた我にいひたまひけるは背けるイスラエルは悖れるユダよりも自己を義とす
3:12
汝ゆきて北にむかひ此言を宣ていふべしヱホバいひたまふ背けるイスラエルよ歸れわれ怒の面を汝らにむけじわれは矜恤ある者なり怒を限なく含みをることあら
じとヱホバいひたまふ
3:13
汝ただ汝の罪を認はせそは汝の神ヱホバにそむき經めぐりてすべての木の下にて異邦人にゆき汝等わが聲をきかざればなりとヱホバいひ給ふ
3:14
ヱホバいひたまふ背ける衆子よ我にかへれそはわれ汝等を娶ればなりわれ邑より一人支派より二人を取りて汝等をシオンにつれゆかん
3:15 われ我心に合ふ牧者を汝等にあたへん彼等は知識と明哲をもて汝等を養ふべし
3:16
ヱホバいひたまふ汝等地に揩オて多くならんときは人々復ヱホバの契約の櫃といはず之を想ひいでず之を憶えずこれを尋ねずこれを作らざるべし
3:17
その時ヱルサレムはヱホバの座位と稱へられ萬國の民ここに集るべし即ちヱホバの名によりてヱルサレムに集り重て其惡き心の剛愎なるにしたがひて行まざるべ
し
3:18 その時ユダの家はイスラエルの家とともに行みて北の地よりいで我汝らの先祖たちに與へて嗣しめし地に偕にきたるべし
3:19
我いへり嗚呼われいかにして汝を諸子の中に置き萬國の中にて最も美しき?業なる此美地を汝にあたへんと我またいへり汝われを我父とよび亦我を離れざるべし
と
3:20 然にイスラエルの家よ妻の誓に違きてその夫を棄るがごとく汝等われに背けりとヱホバいひたまふ
3:21 聲山のうへに聞ゆ是はイスラエルの民の悲み祈るなり蓋彼等まがれる途にあゆみ其神ヱホバを忘るればなり
3:22 背ける諸子よ我に歸れわれ汝の退違をいやさん/視よ我儕なんぢに到る汝はわれらの神ヱホバなればなり
3:23 信に諸の岡とおほくの山に救を望むはいたづらなり誠にイスラエルの救はわれらの神ヱホバにあり
3:24 羞恥はわれらの幼時より我儕の先祖の?業すなはち其多の羊とそのおほくの牛および其子その女を呑盡せり
3:25
われらは羞恥に臥し我らは恥辱に覆はるべしそは我儕とわれらの列祖は我らの幼時より今日にいたるまで罪をわれらの神ヱホバに犯し我儕の神ヱホバの聲に遵は
ざればなり
4:1 ヱホバいひたまふイスラエルよ汝もし歸らば我に歸れ汝もし憎むべき者を我前より除かば流蕩はじ
4:2 かつ汝は眞實と正直と公義とをもてヱホバは活くと誓はんさらば萬國の民は彼によりて福祉をうけ彼によりて誇るべし
4:3 ヱホバ、ユダとヱルサレムの人々にかくいひ給ふ汝等の新田を耕せ荊棘の中に種くなかれ。
4:4
ユダの人々とヱルサレムに住める者よ汝等みづから割禮をおこなひてヱホバに屬きおのれの心の前の皮を去れ然らざれば汝等の惡行のためわが怒火の如くに發し
て燃えんこれを滅すものなかるべし
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口語訳
ロマ 11:5
11:5 それと同じように、今の時にも、恵みの選びによって残された者がいる。
口語訳
エペ 4:11
4:11
そして彼は、ある人を使徒とし、ある人を預言者とし、ある人を伝道者とし、ある人を牧師、教師として、お立てになった。
口語訳 使 20:28
20:28
どうか、あなたがた自身に気をつけ、また、すべての群れに気をくばっていただきたい。聖霊は、神が御子の血であがない取られた神の教会を牧させるために、
あなたがたをその群れの監督者にお立てになったのである。
口語訳
ガラ 3:8
3:8
聖書は、神が異邦人を信仰によって義とされることを、あらかじめ知って、アブラハムに、「あなたによって、すべての国民は祝福されるであろう」との良い知
らせを、予告したのである。
口語訳
Tコリ1:31
1:31 それは、「誇る者は主を誇れ」と書いてあるとおりである。
口語訳
マタ 13:7
13:7 ほかの種はいばらの地に落ちた。すると、いばらが伸びて、ふさいでしまった。
口語訳
ロマ 2:28
2:28
というのは、外見上のユダヤ人がユダヤ人ではなく、また、外見上の肉における割礼が割礼でもない。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳 Tヨハ1:9
1:9
もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。
口語訳 エペ 4:11
4:11
そして彼は、ある人を使徒とし、ある人を預言者とし、ある人を伝道者とし、ある人を牧師、教師として、お立てになった。
口語訳 使 20:28
20:28
どうか、あなたがた自身に気をつけ、また、すべての群れに気をくばっていただきたい。聖霊は、神が御子の血であがない取られた神の教会を牧させるために、
あなたがたをその群れの監督者にお立てになったのである。
口語訳 ガラ 3:8
3:8
聖書は、神が異邦人を信仰によって義とされることを、あらかじめ知って、アブラハムに、「あなたによって、すべての国民は祝福されるであろう」との良い知
らせを、予告したのである。
口語訳 Tコリ1:31
1:31
それは、「誇る者は主を誇れ」と書いてあるとおりである。
口語訳 Uコリ10:7
10:7
あなたがたは、うわべの事だけを見ている。もしある人が、キリストに属する者だと自任しているなら、その人はもう一度よく反省すべきである。その人がキリ
ストに属する者であるように、わたしたちもそうである。
口語訳 ロマ
2:28-29
2:28
というのは、外見上のユダヤ人がユダヤ人ではなく、また、外見上の肉における割礼が割礼でもない。
2:29
かえって、隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、また、文字によらず霊による心の割礼こそ割礼であって、そのほまれは人からではなく、神から来るのである。
口語訳 コロ 2:11
2:11
あなたがたはまた、彼にあって、手によらない割礼、すなわち、キリストの割礼を受けて、肉のからだを脱ぎ捨てたのである。
口語訳 マコ 9:43
9:43
もし、あなたの片手が罪を犯させるなら、それを切り捨てなさい。両手がそろったままで地獄の消えない火の中に落ち込むよりは、片手になって命に入る方がよ
い。
口語訳 マコ 9:48
9:48
地獄では、うじがつきず、火も消えることがない。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 マタ
13:22
13:22
また、いばらの中にまかれたものとは、御言を聞くが、世の心づかいと富の惑わしとが御言をふさぐので、実を結ばなくなる人のことであ
る。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 ヘブ
4:14-16
4:14
さて、わたしたちには、もろもろの天を通過された偉大な大祭司、神の子イエスが与えられているのですから、わたしたちの公に言い表している信仰をしっかり
保とうではありませんか。
4:15
この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。
4:16
だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。
新共同 ロマ 2:29
2:29
内面がユダヤ人である者こそユダヤ人であり、文字ではなく“霊”によって心に施された割礼こそ割礼なのです。その誉れは人からではなく、神から来るので
す。
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 マタ 3:7
3:7
ヨハネは、ファリサイ派やサドカイ派の人々が大勢、洗礼を受けに来たのを見て、こう言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたの
か。
新共同 ピリ 3:19
3:19
彼らの行き着くところは滅びです。彼らは腹を神とし、恥ずべきものを誇りとし、この世のことしか考えていません。
新共同 ガラ 3:8
3:8
聖書は、神が異邦人を信仰によって義となさることを見越して、「あなたのゆえに異邦人は皆祝福される」という福音をアブラハムに予告しました。
新共同 Tコリ1:31
1:31
「誇る者は主を誇れ」と書いてあるとおりになるためです。
新共同 マタ 13:7
13:7
ほかの種は茨の間に落ち、茨が伸びてそれをふさいでしまった。
新共同 マタ 13:22
13:22
茨の中に蒔かれたものとは、御言葉を聞くが、世の思い煩いや富の誘惑が御言葉を覆いふさいで、実らない人である。
新共同 ロマ
2:28-29
2:28
外見上のユダヤ人がユダヤ人ではなく、また、肉に施された外見上の割礼が割礼ではありません。
2:29
内面がユダヤ人である者こそユダヤ人であり、文字ではなく“霊”によって心に施された割礼こそ割礼なのです。その誉れは人からではなく、神から来るので
す。
新共同 コロ 2:11
2:11
あなたがたはキリストにおいて、手によらない割礼、つまり肉の体を脱ぎ捨てるキリストの割礼を受け、
新共同 マコ 9:48
9:48
地獄では蛆が尽きることも、火が消えることもない。
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