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エレミヤ書 14:1−16     

干ばつと飢えと剣

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018

◆旱魃の災い
エレ 14:1 旱魃のことについて、主の言葉がエレミヤに臨んだ。
エレ 14:2 ユダは嘆き、その門はしおれる。/人々は地に伏して悲しみ/エルサレムの叫び声が上がる。
エレ 14:3 貴人は水を求めて、召し使いを送るが/彼らが水溜めに来ても、水は見つからず/空の器のままで帰る。/彼らは恥じ入り、侮辱され、頭を覆う。
エレ 14:4 地に雨が降らず/大地がひび割れたので/農夫たちは恥じ入り、頭を覆う。
エレ 14:5 青草がないので/野の雌鹿さえ、子を産んで捨ててしまう。
エレ 14:6 草がないので/野ろばは不毛の丘の上に立ち/ジャッカルのように息を切らし、目も衰える。
エレ 14:7 私たちの過ちが私たちに不利な証言をしても/主よ、御名のために事をなしてください。/私たちの背信は大きく/あなたに対して、私たちは罪を犯 しました。
エレ 14:8 イスラエルの希望、苦難の時の救い主よ。/なぜ、あなたは、この地に身を寄せる者/一夜を過ごす旅人のようなのですか。
エレ 14:9 戸惑う人/人を救えない勇士のようなのですか。/主よ、あなたは私たちの中におられます。/私たちは御名によって呼ばれています。/私たちを見 捨てないでください。
エレ 14:10 主はこの民についてこう言われる。「このように、彼らはさまようことを好み、足を制することをしない。そこで、主は彼らを受け入れず、今、彼 らの過ちを思い起こし、その罪を罰する。」
エレ 14:11 主は私に言われた。「この民のために幸いを祈ってはならない。
エレ 14:12 彼らが断食しても、私は彼らの叫びを聞かない。焼き尽くすいけにえや穀物の供え物を献げても、私はそれらを受け入れない。私は剣と飢饉と疫病 によって、彼らを滅ぼし尽くす。」
エレ 14:13 私は言った。「ああ、主なる神よ、預言者たちが彼らに言っています。『あなたがたは剣を見ず、飢饉があなたがたに臨むこともない。私は確かな 平和を、この場所であなたがたに与える』と。」
エレ 14:14 主は私に言われた。「預言者たちは、私の名によって偽りの預言をしている。私は彼らを遣わしたこともなく、彼らに命じたこともなく、彼らに 語ったこともない。彼らは偽りの幻と空しい占いと自分の心の欺きをあなたがたに預言しているのだ。」
エレ 14:15 それゆえ、主は預言者たちについてこう言われる。「彼らは私の名によって預言しているが、私は彼らを遣わしてはいない。彼らは剣も飢饉もこの 地に臨むことはないと言っているが、これらの預言者自身が剣と飢饉によって滅びる。
エレ 14:16 彼らが預言するのを聞いた民も、飢饉と剣によってエルサレムの通りに投げ捨てられ、彼らを葬る者もいない。彼らも、その妻、息子、娘もそのよ うになる。私は彼らの上に彼らの悪を注ぐ。」

フランシスコ会訳2013
エレミヤ書14

フランシスコ訳聖書 Jer <14>章 聖書本文

◆旱魃と飢えと剣

001旱魃について、主の言葉がエレ ミヤに臨んだ。

002「ユダは嘆き、その城門は衰え る。

喪に服して地面に伏し、

エルサレムの泣き声があがる。

003貴族たちは水を求めて召使を送 るが、

水溜めに来ても水は見つからず、

器は空のまま戻っていく。

彼らは恥じ、落胆して頭を覆う。

004雇われた農夫は恥じ、頭を覆 う。

地に雨がなく地面がひび割れるからだ。

005野の鹿さえ子を産んでもその子 を捨てる。

青草がないからだ。

006野ろばは禿山に立って

ジャッカルのように息を切らし、

その目は弱くなる。

草がないからだ」。

007わたしたちの悪行が

わたしたちに不利な証言をしても、

ああ、主よ、

あなたの名のために、何かを行ってください。

まことに、わたしたちの離反ははなはだしく、

わたしたちはあなたに罪を犯したのです。

008ああ、イスラエルの希望、

困難の時に救ってくださる方よ、

あなたはどうして、

在留の他国の者のようにこの地におられ

一夜だけ宿った旅人のようなのですか。

009あなたはどうして無力で

救うことのできない勇者のようなのですか。

それでも、主よ、

あなたはわたしたちのただ中におられ、

わたしたちはあなたの名によって

呼ばれているのです。

わたしたちを見捨てないでください。

010この民について、主はこう仰せ になる、

「彼らは歩き回ることを好み、

その足を制することをしない。

それ故、主は彼らを受け入れず、

今、その悪行を思い起こし、

その罪を罰する」。

011また、主はわたしに仰せになっ た、「この民の幸いを祈るな。

012彼らが断食してもわたしはその 叫びを聞かず、焼き尽くす献げ物と穀物の供え物をささげても彼らを受け入れず、むしろわたしは剣と飢えと疫病をもって彼らを滅ぼし尽 くす」。

013そこでわたしは言った、「あ あ、主なる神よ、ご覧ください。預言者たちが『お前たちは剣も飢えも見ることはない。まことに、わたしはこの場所でお前たちに確かな 平和を与える』と彼らに告げています」。

014すると主はわたしに仰せになっ た、「預言者たちはわたしの名において偽りを預言している。わたしは彼らを遣わしても、任命してもいないし、彼らに語ってもいない。 彼らは偽りの幻とむなしい占い、自分の心の幻想をお前たちに預言する。

015それ故、わたしが遣わしていな いのに、わたしの名において預言する預言者たちについて主はこう仰せになる。『剣と飢えはこの地に起こらないだろう』と彼らは言う が、まさにこれらの預言者たちは剣と飢えで滅びる。

016また、彼らが預言を告げている 民は、その妻、息子や娘を含め、剣と飢えの故にエルサレムの辻々に放り出され、これを葬る者もいない。わたしが、彼らの上に彼ら自身 の悪を注ぐからだ。

017彼らにこの言葉を言え」。


 

新共同訳1987

14:1 干ばつに見舞われたとき、主の言葉がエレミヤに臨んだ。

14:2 ユダは渇き、町々の城門は衰える。人々は地に伏して嘆き/エルサレムは叫びをあげる。

14:3 貴族は水を求めて、召し使いを送る。彼らが貯水池に来ても、水がないので/空の水がめを持ち/うろたえ、失望し、頭を覆って帰る。

14:4 地には雨が降らず/大地はひび割れる。農夫はうろたえ、頭を覆う。

14:5 青草がないので/野の雌鹿は子を産んでも捨てる。

14:6 草が生えないので/野ろばは裸の山の上に立ち/山犬のようにあえぎ、目はかすむ。

14:7 我々の罪が我々自身を告発しています。主よ、御名にふさわしく行ってください。我々の背信は大きく/あなたに対して罪を犯しました。

14:8 イスラエルの希望、苦難のときの救い主よ。なぜあなたは、この地に身を寄せている人/宿を求める旅人のようになっておられるのか。

14:9 なぜあなたは、とまどい/人を救いえない勇士のようになっておられるのか。主よ、あなたは我々の中におられます。我々は御名によって呼ばれています。我々 を見捨てないでください。

14:10 主はこの民についてこう言われる。「彼らはさまようことを好み、足を慎もうとしない。」主は彼らを喜ばれず、今や、その罪に御心を留め、咎を罰せられる。

14:11 主はわたしに言われた。「この民のために祈り、幸いを求めてはならない。

14:12 彼らが断食しても、わたしは彼らの叫びを聞かない。彼らが焼き尽くす献げ物や穀物の献げ物をささげても、わたしは喜ばない。わたしは剣と、飢饉と、疫病に よって、彼らを滅ぼし尽くす。」

14:13 わたしは言った。「わが主なる神よ、預言者たちは彼らに向かって言っています。『お前たちは剣を見ることはなく、飢饉がお前たちに臨むこともない。わたし は確かな平和を、このところでお前たちに与える』と。」

14:14 主はわたしに言われた。「預言者たちは、わたしの名において偽りの預言をしている。わたしは彼らを遣わしてはいない。彼らを任命したことも、彼らに言葉を 託したこともない。彼らは偽りの幻、むなしい呪術、欺く心によってお前たちに預言しているのだ。」

14:15 それゆえ、主は預言者についてこう言われる。「彼らはわたしの名によって預言しているが、わたしは彼らを遣わしてはいない。彼らは剣も飢饉もこの国に臨む ことはないと言っているが、これらの預言者自身が剣と飢饉によって滅びる。

14:16 彼らが預言を聞かせている民は、飢饉と剣に遭い、葬る者もなくエルサレムの巷に投げ捨てられる、彼らも、その妻、息子、娘もすべて。こうして、わたしは彼 らの悪を、彼ら自身の上に注ぐ。」

 

新改訳1970

14:1 日照りのことについて、エレミヤにあった主のことば。

14:2 ユダは喪に服し、その門は打ちしおれ、地に伏して嘆き悲しみ、エルサレムは哀れな叫び声をあげる。

14:3 その貴人たちは、召使を、水を汲みにやるが、彼らが水ためのほとりに来ても、水は見つからず、からの器のままで帰る。彼らは恥を見、侮られて、頭をおお う。

14:4 国に秋の大雨が降らず、地面が割れたため、農夫たちも恥を見、頭をおおう。

14:5 若草がないために、野の雌鹿さえ、子を産んでも捨てる。

14:6 野ろばは裸の丘の上に立ち、ジャッカルのようにあえぎ、目も衰え果てる。青草がないためだ。

14:7 私たちの咎が、私たちに不利な証言をしても、主よ、あなたの御名のために事をなしてください。私たちの背信ははなはだしく、私たちはあなたに罪を犯しまし た。

14:8 イスラエルの望みである方、苦難の時の救い主よ。なぜあなたは、この国にいる在留異国人のように、また、一夜を過ごすため立ち寄った旅人のように、すげな くされるのですか。

14:9 なぜ、あなたはあわてふためく人のように、また、人を救うこともできない勇士のように、されるのですか。主よ。あなたは私たちの真中におられ、私たちはあ なたの御名をもって、呼ばれているのです。私たちを、置き去りにしないでください。

14:10 この民について、主はこう仰せられる。「このように、彼らはさすらうことを愛し、その足を制することもしない。それで、主は彼らを喜ばず、今、彼らの咎を 覚えて、その罪を罰する。」

14:11 主はさらに、私に仰せられた。「この民のために幸いを祈ってはならない。

14:12 彼らが断食しても、わたしは彼らの叫びを聞かない。全焼のいけにえや、穀物のささげ物をささげても、わたしはそれを受け入れない。かえって、剣とききんと 疫病で、彼らをことごとく絶ち滅ぼす。」

14:13 私は言った。「ああ、神、主よ。預言者たちは、『あなたがたは剣を見ず、ききんもあなたがたに起こらない。かえって、わたしはこの所でまことの平安をあな たがたに与える。』と人々に言っているではありませんか。」

14:14 主は私に仰せられた。「あの預言者たちは、わたしの名によって偽りを預言している。わたしは彼らを遣わしたこともなく、彼らに命じたこともなく、語ったこ ともない。彼らは、偽りの幻と、むなしい占いと、自分の心の偽りごとを、あなたがたに預言しているのだ。

14:15 それゆえ、わたしの名によって預言はするが、わたしが遣わしたのではない預言者たち、『剣やききんがこの国に起こらない。』と言っているこの預言者たちに ついて、主はこう仰せられる。『剣とききんによって、その預言者たちは滅びうせる。』

14:16 彼らの預言を聞いた民も、ききんと剣によってエルサレムの道ばたに投げ出され、彼らを葬る者もいなくなる。彼らも、その妻も、息子、娘もそのようになる。 わたしは、彼らの上にわざわいを注ぎかける。

 

口語訳1955

14:1 ひでりの事についてエレミヤに臨んだ主の言葉。

14:2 「ユダは悲しみ、その町々の門は傾き、民は地に座して嘆き、エルサレムの叫びはあがる。

14:3 その君たちは、しもべをつかわして水をくませる。彼らが井戸の所にきても、水は見つからず、むなしい器をもって帰り、恥じ、かつ当惑して、その頭をおお う。

14:4 地に雨が降らず、土が、かわいて割れたため、農夫は恥じて、その頭をおおう。

14:5 野にいる雌じかでさえも子を産んで、これを捨てる。草がないからである。

14:6 野ろばは、はげ山の上に立って、山犬のようにあえぎ、草のないために、その目はくらむ。

14:7 主よ、われわれの罪がわれわれを訴えて/不利な証言をしても、あなたの名のために、事をなしてください。われわれの背信の数は多く、あなたに向かって罪を 犯しました。

14:8 イスラエルの望みなる主よ、悩みの時の救主よ、なぜ、あなたはこの地に住む異邦の人のようにし、また一夜の宿りのために立ち寄る旅びとのように/なさらね ばならないのですか。

14:9 なぜ、あなたは、うろたえている人のようにし、また人を救いえない勇士のように/なさらねばならないのですか。主よ、あなたはわれわれのうちにいらせられ ます。われわれは、み名によって呼ばれている者です。われわれを見捨てないでください」。

14:10 この民について主はこう言われる、「彼らはこのように好んで、さまよい、その足をとどめることをしなかったので、主は彼らを喜ばず、いまそのとがを覚え、 その罪を罰するのだ」。

14:11 主はわたしに言われた、「この民のために恵みを祈ってはならない。

14:12 彼らが断食しても、わたしは彼らの呼ぶのを聞かない。燔祭と素祭をささげても、わたしはそれを受けない。かえって、つるぎと、ききん、および疫病をもっ て、彼らを滅ぼしてしまう」。

14:13 わたしは言った、「ああ、主なる神よ、預言者たちはこの民に向かい、『あなたがたは、つるぎを見ることはない。ききんもこない。わたしはこの所に確かな平 安をあなたがたに与える』と言っています」。

14:14 主はわたしに言われた、「預言者らはわたしの名によって偽りの預言をしている。わたしは彼らをつかわさなかった。また彼らに命じたこともなく、話したこと もない。彼らは偽りの黙示と、役に立たない占い、および自分の心でつくりあげた欺きをあなたがたに預言しているのだ。

14:15 それゆえ、わたしがつかわさないのに、わたしの名によって預言して、『つるぎとききんは、この地にこない』と言っているあの預言者について、主はこう仰せ られる、この預言者らは、つるぎとききんに滅ぼされる。

14:16 また彼らの預言を聞く民は、ききんとつるぎとによって、エルサレムのちまたに投げ捨てられる。だれもこれを葬る者はない。彼らとその妻、およびそのむすこ 娘も同様である。わたしが彼らの悪をその上に注ぐからである。



文語訳1917
14:1 乾旱の事につきてヱレミヤにのぞみしヱホバの言は左のごとし
14:2 ユダは悲むその門は傾き地にたふれて哭くヱルサレムの?は上る
14:3 その侯伯等は僕をつかはして水を汲しむ彼ら井にいたれども水を見ず空き器をもちて歸り恥かつ憂へてその首をおほふ
14:4 地に雨ふらずして土燥裂たるにより農夫は恥て首を掩ふ
14:5 また野にある?は子をうみて之を棄つ草なければなり
14:6 野の驢馬は童山のうへにたちて山犬のごとく喘ぎ草なきによりて目眩む
14:7 ヱホバよ我儕の罪われらを訟へて證をなすとも願くは汝の名の爲に事をなし給へ我儕の違背はおほいなり我儕汝に罪を犯したり
14:8 イスラエルの企望なる者その艱るときに救ひたまふ者よ汝いかなれば此地に於て他邦人のごとくし一夜寄宿の旅客のごとくしたまふや
14:9 汝いかなれば呆てをる人のごとくし救をなすこと能はざる勇士のごとくしたまふやヱホバよ汝は我らの間にいます我儕は汝の名をもて稱へらるる者なり我らを棄 たまふ勿れ
14:10 ヱホバこの民にかくいひたまへり彼らかく好んでさまよひ其足を禁めざればヱホバ彼らを悦ばずいまその愆をおぼえ其罪を罰すべし
14:11 ヱホバまた我にいひたまひけるは汝この民のために恩をいのる勿れ
14:12 彼ら斷食するとも我その呼?をきかず燔祭と素祭を献るとも我これをうけず却てわれ劍と饑饉と疫病をもて彼らを滅すべし
14:13 われいひけるは嗚呼主ヱホバよみよ預言者たちはこの民にむかひ汝ら劍を見ざるべし饑饉は汝らにきたらじわれ此處に鞏固なる平安を汝らにあたへんといへり
14:14 ヱホバ我にいひたまひけるは預言者等は我名をもて詭を預言せりわれ之を遣さず之に命ぜずまた之にいはず彼らは?誕の默示と卜筮と?きことと己の心の詐を汝 らに預言せり
14:15 この故にかの吾が遣さざるに我名をもて預言して劍と饑饉はこの地にきたらじといへる預言者等につきてヱホバかくいふこの預言者等は劍と饑饉に滅さるべし
14:16 また彼等の預言をうけし民は饑饉と劍によりてヱルサレムの街に擲棄られんこれを葬る者なかるべし彼等とその妻および其子その女みな然りそはわれ彼らの惡を その上に斟げばなり

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 Tテサ5:2-3

5:2 あなたがた自身がよく知っているとおり、主の日は盗人が夜くるように来る。

5:3 人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そし て、それからのがれることは決してできない。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 黙  6:8

6:8 そして見ていると、見よ、青白い馬が現れ、乗っている者の名は「死」といい、これに陰府が従っていた。彼らには、地上の四分の一を支配し、剣と飢饉と死を もって、更に地上の野獣で人を滅ぼす権威が与えられた。

 

 

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エレミヤ書 14:17−22    

哀歌と嘆願

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
エレ 14:17 あなたは彼らにこの言葉を語りなさい。/「私の目から夜も昼も涙が流れ、止まることがない。/おとめであり娘であるわが民が大きく傷つけられ /彼女の傷がひどく痛んでいるからである。
エレ 14:18 野に出ると、そこには剣で刺し貫かれた者。/町に入ると、そこには飢えで病む者。/預言者も祭司も地にさまよって/何をすればよいのか分から ないでいる。」
エレ 14:19 あなたはユダを全く退けられたのですか。/あなたの心はシオンをいとわれたのですか。/なぜ、あなたは私たちを打たれ/私たちには癒やしがな いのですか。/平和を望んでも、幸いはなく/癒やしの時を望んでも、恐怖しかありません。
エレ 14:20 主よ、私たちは自分たちの悪と/先祖の過ちを知っています。/あなたに対して、私たちは罪を犯しました。
エレ 14:21 御名のために、私たちを退けないでください。/あなたの栄光の座を辱めないでください。/私たちとのあなたの契約を心に留めて/それを破らな いでください。
エレ 14:22 他の国の空しい神々の中に/雨を降らせる者があるでしょうか。/それとも、天が夕立を降らせるのでしょうか。/私たちの神、主よ/それはあな たではありませんか。/私たちはあなたを待ち望みます。/あなたがこれらすべてをなさるからです。


フランシスコ会訳2013

◆哀歌と嘆願

017わたしの目に涙が溢れ、

昼も夜も止まることがないように。

おとめである娘、わたしの民が

ひどく殴られて重い傷を負ったからだ。

018わたしが野に出ると、

見よ、剣で殺された者たち。

町に入ると、

見よ、飢えでやつれた者たち。

預言者も祭司も地で仕事に励むが、

何も分かっていない。

019あなたはユダを完全に見捨てら れたのですか。

あなたの心はシオンを嫌われるのですか。

なぜ、あなたはわたしたちを打たれ、

わたしたちには癒やしがないのでしょうか。

平穏を望んでも、善いことはありません。

癒やしの時を望んでも、ご覧ください、戦慄。

020主よ、わたしたちは自分の悪 を、

わたしたちの先祖の悪行を認めます。

まことに、わたしたちはあなたに対して

罪を犯しました。

021あなたの名のために、

わたしたちを退けようとなさらず、

あなたの栄光の王座を軽んじないでください。

わたしたちとの契約を覚え、

これを破らないでください。

022国々のむなしいものどもの中 に、

雨をもたらすものがあるでしょうか。

もろもろの天そのものが夕立を降らせるでしょうか。

あなたこそそれを行われる方、

わたしたちの神、主よ、

あなたに、わたしたちは望みをかけます。

これらのすべてを行われるのはあなたなのですから。


 

新共同訳1987

14:17 あなたは彼らにこの言葉を語りなさい。「わたしの目は夜も昼も涙を流し/とどまることがない。娘なるわが民は破滅し/その傷はあまりにも重い。

14:18 野に出て見れば、見よ、剣に刺された者。町に入って見れば、見よ、飢えに苦しむ者。預言者も祭司も見知らぬ地にさまよって行く。」

14:19 あなたはユダを退けられたのか。シオンをいとわれるのか。なぜ、我々を打ち、いやしてはくださらないのか。平和を望んでも、幸いはなく/いやしのときを望 んでも、見よ、恐怖のみ。

14:20 主よ、我々は自分たちの背きと/先祖の罪を知っています。あなたに対して、我々は過ちを犯しました。

14:21 我々を見捨てないでください。あなたの栄光の座を軽んじないでください。御名にふさわしく、我々と結んだ契約を心に留め/それを破らないでください。

14:22 国々の空しい神々の中に/雨を降らしうるものがあるでしょうか。天が雨を与えるでしょうか。我々の神、主よ。それをなしうるのはあなただけではありません か。我々はあなたを待ち望みます。あなたこそ、すべてを成し遂げる方です。

 

新改訳1970

14:17 あなたは彼らに、このことばを言え。『私の目は夜も昼も涙を流して、やむことがない。私の民の娘、おとめの打たれた傷は大きく、いやしがたい、ひどい打ち 傷。

14:18 野に出ると、見よ、剣で刺し殺された者たち。町にはいると、見よ、飢えて病む者たち。しかし、預言者も祭司も、地にさまよって、途方にくれている。』」

14:19 あなたはユダを全く退けたのですか。あなたはシオンをきらわれたのですか。なぜ、あなたは、私たちを打って、いやされないのですか。私たちが平安を待ち望 んでも、幸いはなく、癒しの時を待ち望んでも、なんと、恐怖しかありません。

14:20 主よ。私たちは自分たちの悪と、先祖の咎とを知っています。ほんとうに私たちは、あなたに罪を犯しています。

14:21 御名のために、私たちを退けないでください。あなたの栄光の御座をはずかしめないでください。あなたが私たちに立てられた契約を覚えて、それを破らないで ください。

14:22 異国のむなしい神々の中で、大雨を降らせる者がいるでしょうか。それとも、天が夕立を降らせるでしょうか。私たちの神、主よ。それは、あなたではありませ んか。私たちはあなたを待ち望みます。あなたがこれらすべてをなさるからです。

 

口語訳1955

14:17 この言葉を彼らに語れ、『わたしの目は夜も昼も絶えず涙を流す。わが民の娘であるおとめが大きな傷と/重い打撃によって滅ぼされるからである。

14:18 わたしが出て畑に行くと、つるぎで殺された者がある。町にはいると、ききんで病んでいる者がある。預言者も祭司も共にその地にさまよって、知るところがな い』」。

14:19 あなたはまったくユダを捨てられたのですか。あなたの心はシオンをきらわれるのですか。あなたはわれわれを撃ったのに、どうしていやしてはくださらないの ですか。われわれは平安を望んだが、良い事はこなかった。いやされる時を望んだが、かえって恐怖が来た。

14:20 主よ、われわれは自分の悪と、先祖のとがとを認めています。われわれはあなたに罪を犯しました。

14:21 み名のために、われわれを捨てないでください。あなたの栄えあるみ位を/はずかしめないでください。あなたがわれわれにお立てになった契約を覚えて、それ を破らないでください。

14:22 異邦の偽りの神々のうちに、雨を降らせうる者があるであろうか。天が自分で夕立を降らすことができようか。われわれの神、主よ、あなたこそ、これをなさる 方ではありませんか。われわれの待ち望むのはあなたです。あなたがこれらすべてのことをなさるからです。



文語訳1917
14:17 汝この言を彼らに語るべしわが目は夜も晝もたえず涙を流さんそは我民の童女大なる滅と重き傷によりて亡さるればなり
14:18 われ出て畑にゆくに劍に死る者あり我邑にいるに饑饉に艱むものあり預言者も祭司もみなその地にさまよひて知ところなし
14:19 汝はユダを悉くすてたまふや汝の心はシオンをきらふや汝いかなれば我儕を撃て愈しめざるか我ら平安を望めども善ことあらず又醫さるる時を望むに却て驚懼あ り
14:20 ヱホバよ我らはおのれの惡と先祖の愆を知るわれら汝に罪を犯したり
14:21 汝の名のために我らを棄たまふ勿れ汝の榮の位を辱めたまふ勿れ汝のわれらに立し契約をおぼえて毀りたまふなかれ
14:22 異邦の?き物の中に雨を降せうるものあるや天みづから白雨をくだすをえんや我らの神ヱホバ汝これを爲したまふにあらずや我ら汝を望むそは汝すべて此等を悉 く作りたまひたればなり

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 Tテサ5:3

5:3 人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そし て、それからのがれることは決してできない。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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