エレミヤ書 27:1−22
くびきの象徴
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆軛の預言
エレ 27:1 ユダの王、ヨシヤの子ゼデキヤの治世の初めに、この言葉が主からエレミヤに臨んだ。
エレ 27:2 「主は私にこう言われる。軛の綱と横木を用意して、あなたの首にはめよ。
エレ
27:3 そして、エルサレムにいるユダの王ゼデキヤのもとに来た使者たちの手によって、エドムの王、モアブの王、アンモン人の王、ティルスの王、シドン
の王に伝言を持ち帰らせよ。
エレ
27:4 あなたは彼らに命じて、それぞれの主君に、次のように言わせるのだ。『イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。あなたがたの主君にこう言いな
さい。
エレ
27:5 私は、大いなる力を振るい、腕を伸ばして、地と、地の面にいる人と動物を造った。そして、私の目に適う正しい者にそれを与える。
エレ
27:6 今や私は、これらすべての地を私の僕であるバビロンの王ネブカドネツァルの手に与え、野の獣までも彼に与えて仕えさせる。
エレ
27:7 諸国民はすべて彼とその子と、その孫に仕える。しかしついには、彼の地にも時が来て、多くの国民と偉大な王たちが彼を自分たちに仕えさせる。
エレ
27:8 バビロンの王ネブカドネツァルに仕えず、バビロンの王の軛を首に負おうとしない国民や王国があれば、私は剣、飢饉、疫病によってその国民を罰
し、ついには彼の手によって彼らを滅ぼす――主の仰せ。
エレ
27:9 あなたがたは、預言者、占い師、夢占い、卜占する者、呪術師たちに聞き従ってはならない。彼らはあなたがたに、バビロンの王に仕えることはない
と言っている。
エレ
27:10 だが彼らは偽りの預言をし、そのことにより、あなたがたは自分の国土から遠く離れることになる。私はあなたがたを追い払い、あなたがたは滅び
る。
エレ
27:11 しかし、首を差し出してバビロンの王の軛を負い、彼に仕える国民を、私はその国土にとどまらせる。そして国民は耕作をし、そこに住まう――主
の仰せ。』」
エレ
27:12 ユダの王ゼデキヤにも、私は同じような言葉をすべて語った。「あなたがたは首を差し出し、バビロンの王の軛を負って彼とその民に仕え、そして
生きよ。
エレ
27:13 どうして、あなたとあなたの民とが、主がバビロンの王に仕えようとしない国民に宣言されたように、剣、飢饉、疫病で死んでよいであろうか。
エレ
27:14 バビロンの王に仕えることはないと言っている預言者たちの言葉に聞き従ってはならない。彼らはあなたがたに偽りの預言をしているからだ。
エレ
27:15 私は彼らを遣わしていないのに、彼らは私の名を使って偽りの預言をしている――主の仰せ。それゆえ、私があなたがたを追い払う。あなたがた
も、あなたがたに預言している預言者たちも滅びる。」
エレ
27:16 私は祭司たちと、この民のすべてに向かって語った。「主はこう言われる。『主の神殿の祭具は今すぐにもバビロンから戻って来る』とあなたがた
に預言している預言者たちの言葉に聞き従ってはならない。彼らはあなたがたに偽りの預言をしているからだ。
エレ 27:17 彼らに聞き従ってはならない。バビロンの王に仕え、そして生きよ。どうしてこの都が廃虚と化してよいであろうか。
エレ
27:18 もし、彼らが預言者であり、主の言葉が彼らと共にあるなら、主の神殿とユダの王の宮殿とエルサレムに残っている祭具がバビロンへ持ち去られな
いよう、万軍の主に嘆願するがよい。
エレ 27:19 万軍の主は、柱、『海』、台車、そのほか、この都に残されている祭具について、こう言われる。
エレ
27:20 これらのものは、バビロンの王ネブカドネツァルが、ユダの王であるヨヤキムの子エコンヤとユダおよびエルサレムのすべての貴族たちをエルサレ
ムからバビロンへ捕囚として移したとき、持ち去らなかったものである。
エレ 27:21 イスラエルの神、万軍の主は、主の神殿、ユダの王の宮殿、およびエルサレムに残された祭具について、こう言われる。
エレ
27:22 これらはバビロンへ持ち去られ、私が顧みる日までそこにとどめ置かれるが、私はこれらをこの場所に持ち帰らせる――主の仰せ。」
フランシスコ会訳2013
エレミヤ書27
フランシスコ訳聖書 Jer <27>章
聖書本文
◆軛の象徴
001ユダの王、ヨシヤの子ヨヤキム
の治世の初めに、次の言葉がエレミヤに臨んだ。
002主はわたしにこう仰せになる、
「軛の縄と棒を作り、お前の首につけよ。
003エルサレムにいるユダの王ゼデ
キヤのもとに来た使節たちを通して、それらをエドムの王、モアブの王、アンモンの子らの王、ティルスの王、シドンの王に送れ。
004そして、それぞれの主君に次の
ことを伝えるよう、彼らに命じよ、『イスラエルの神、万軍の主はこう仰せになる。
005わたしは大地と、地の面に住む
人間と動物を、わたしの大いなる力と、わたしの伸ばした手をもって造った。わたしはそれをわたしの意にかなう者に与える。
006今わたしは、これらのすべての
地を、わたしの僕、バビロンの王ネブカドネツァルの手に渡し、野の獣も彼に与えて仕えさせる。
007彼の地にその時が来るまで、す
べての国は彼とその子とその孫に仕える。その時が来ると、多くの国や偉大な王たちは彼を自らに仕えさせる。
008バビロンの王ネブカドネツァル
に仕えることをせず、彼の軛を首につけようとしない国や王国があれば、わたしは剣と飢えと疫病をもって罰し――主の言葉――、バビロンの
王の手でそのような国々を滅ぼす。
009だから、〈バビロンの王に仕え
ることはない〉とお前たちに言っているお前たちの預言者、占い師、夢見る者、卜者、魔術師に耳を傾けてはならない。
010まことに彼らは偽りの預言を
し、お前たちは自分たちの土地から遠ざけられる。わたしはお前たちを追い出し、お前たちは滅びる。
011しかし、その首をバビロンの王
の軛に差し出し、彼に仕える国を――主の言葉――、わたしはその土地に留まらせる。彼らはその地を耕し、そこに住む』」。
012ユダの王ゼデキヤにも、わたし
はすべてこの言葉どおりに語った、「お前たちの首をバビロンの王の軛に差し出し、王とその民とに仕え、生きよ。
013お前とお前の民は、バビロンの
王に仕えない国に対して主が仰せになったように、剣と飢えと疫病で死んでもよいのか。
014『バビロンの王に仕えることに
はならない』という預言者たちの言葉を聞くな。彼らはお前たちに偽りの預言をしている。
015『まことに、わたしは彼らを遣
わしていない――主の言葉。彼らがわたしの名によって偽りの預言をしているの
で、わたしはお前たちを追い出し、お前たちとお前たちに預言している預言者たちは滅びる』」。
016わたしはまた、祭司たちとこの
民全体に、次のように語った、「主はこう仰せになる、『見よ、主の神殿の器は間もなくバビロンから持ち帰られる』と言ってお前たちに
預言する、お前たちの預言者たちの言葉に耳を傾けてはならない。彼らはお前たちに偽りの預言をしているからだ。
017彼らに耳を傾けてはならない。
バビロンの王に仕え、生きよ。この町が廃墟となってもよいのか。
018もし彼らが預言者であり、主の
言葉が彼らとともにあるなら、主の神殿、ユダの王の宮殿、またエルサレムに残っている器がバビロンに運び去られないよう、万軍の主に
執りなしの祈りをすればよい」。
019まことに、万軍の主は、この町
に残された柱と「海」と台とほかの器についてこのように仰せになる。
020これらの物は、バビロンの王ネ
ブカドネツァルが、ヨヤキムの子、ユダの王エコンヤとともにユダとエルサレムのすべての貴族を捕囚として連れ去ったとき、エルサレム
からバビロンに運び去らなかったものである。
021まことに、イスラエルの神、万
軍の主は、主の神殿とユダの王の宮殿とエルサレムに残された器について、こう仰せになる、
022「これらの物はバビロンに運び
去られ、わたしがそれを顧みる日までそこに留めおかれる――主の言葉。わたし
はそれらを持ち帰り、この場所に戻す」。
新共同訳1987
27:1
ユダの王、ヨシヤの子ゼデキヤの治世の初めに、この言葉が主からエレミヤに臨んだ。
27:2
「主はわたしにこう言われる。軛の横木と綱を作って、あなたの首にはめよ。
27:3
そして、ユダの王ゼデキヤのもとに遣わされてエルサレムに来た、エドムの王、モアブの王、アンモン人の王、ティルスの王、シドンの王の使者たちに伝言を持
ち帰らせよ。
27:4
あなたは彼らに命じて、それぞれの主君に次のように言わせるのだ。イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。あなたたちの主君にこう言いなさい。
27:5
わたしは、大いなる力を振るい、腕を伸ばして、大地を造り、また地上に人と動物を造って、わたしの目に正しいと思われる者に与える。
27:6
今やわたしは、これらの国を、すべてわたしの僕バビロンの王ネブカドネツァルの手に与え、野の獣までも彼に与えて仕えさせる。
27:7
諸国民はすべて彼とその子と、その孫に仕える。しかし、彼の国にも終わりの時が来れば、多くの国々と大王たちが彼を奴隷にするであろう。
27:8
バビロンの王ネブカドネツァルに仕えず、バビロンの王の軛を首に負おうとしない国や王国があれば、わたしは剣、飢饉、疫病をもってその国を罰する、と主は
言われる。最後には彼の手をもって滅ぼす。
27:9
あなたたちは、預言者、占い師、夢占い、卜者、魔法使いたちに聞き従ってはならない。彼らは、バビロンの王に仕えるべきではないと言っているが、
27:10
それは偽りの預言である。彼らに従えば、あなたたちは国土を遠く離れることになる。わたしはあなたたちを追い払い、滅ぼす。
27:11
しかし、首を差し出してバビロンの王の軛を負い、彼に仕えるならば、わたしはその国民を国土に残す、と主は言われる。そして耕作をさせ、そこに住まわせ
る。」
27:12
ユダの王ゼデキヤにも、わたしは同じような言葉をすべて語った。「首を差し出して、バビロンの王の軛を負い、彼とその民に仕えよ。そうすれば命を保つこと
ができる。
27:13
どうして、あなたもあなたの民も、剣、飢饉、疫病などで死んでよいであろうか。主がバビロンの王に仕えようとしない国に宣言されたように、
27:14
バビロンの王に仕えるな、と言っている預言者たちの言葉に従ってはならない。彼らはあなたたちに偽りの預言をしているのだ。
27:15
主は言われる。わたしは彼らを派遣していないのに、彼らはわたしの名を使って偽りの預言をしている。彼らに従うならば、わたしはあなたたちを追い払い、あ
なたたちとあなたたちに預言している預言者を滅ぼす。」
27:16
わたしは祭司たちと、この民のすべてに向かって言った。「主はこう言われる。主の神殿の祭具は今すぐにもバビロンから戻って来る、と預言している預言者た
ちの言葉に聞き従ってはならない。彼らは偽りの預言をしているのだ。
27:17
彼らに聞き従うな。バビロンの王に仕えよ。そうすれば命を保つことができる。どうしてこの都が廃虚と化してよいだろうか。
27:18
もし、彼らが預言者であり、主の言葉を受けているなら、主の神殿とユダの王の宮殿とエルサレムに残っている祭具がバビロンへ持ち去られないよう、万軍の主
に願うがよい。」
27:19
万軍の主は、青銅の柱、「海」、台、そのほか、この都に残っている祭具について、こう言われる。
27:20
これらの物は、バビロンの王ネブカドネツァルが、ユダの王、ヨヤキムの子エコンヤとユダおよびエルサレムの貴族たちを、エルサレムからバビロンへ捕囚とし
て移したとき、持ち去らなかったものである。
27:21
イスラエルの神、万軍の主は、主の神殿、ユダの王の宮殿、およびエルサレムに残っている祭具について、こう言われる。
27:22
「これらの器具はバビロンへ持ち去られ、わたしが顧みる日まで、そこにとどめ置かれる、と主は言われる。しかし、わたしはこれらの器具をこの場所に持ち帰
らせる。」
新改訳1970
27:1
ヨシヤの子、ユダの王エホヤキムの治世の初めに、主からエレミヤに次のようなことばがあった。
27:2
主は私にこう仰せられる。「あなたはなわとかせとを作り、それをあなたの首につけよ。
27:3
そうして、エルサレムのユダの王ゼデキヤのところに来る使者たちによって、エドムの王、モアブの王、アモン人の王、ツロの王、シドンの王に伝言を送り、
27:4
彼らがそれぞれの主君に次のことを言うように命じよ。『イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。あなたがたは主君にこう言え。
27:5
わたしは、大いなる力と、伸ばした腕とをもって、地と、地の面にいる人間と獣とを造った。それで、わたしの見る目にかなった者に、この地を与えるのだ。
27:6
今、わたしは、これらすべての国をわたしのしもべ、バビロンの王ネブカデネザルの手に与え、野の獣も彼に与えて仕えさせる。
27:7
――彼の国に時が来るまで、すべての国は、彼と、その子と、その子の子に仕えよう。しかし時が来ると、多くの民や大王たちが彼を自分たちの奴隷とする。
――
27:8
バビロンの王ネブカデネザルに仕えず、またバビロンの王のくびきに首を差し出さない民や王国があれば、わたしはその民を剣と、ききんと、疫病で罰し、――
主の御告げ。――彼らを彼の手で皆殺しにする。
27:9
だから、あなたがたは、バビロンの王に仕えることはない、と言っているあなたがたの預言者、占い師、夢見る者、卜者、呪術者に聞くな。
27:10
彼らは、あなたがたに偽りを預言しているからだ。それで、あなたがたは、あなたがたの土地から遠くに移され、わたしはあなたがたを追い散らして、あなたが
たが滅びるようにする。
27:11
しかし、バビロンの王のくびきに首を差し出して彼に仕える民を、わたしはその土地にいこわせる。――主の御告げ。――こうして、その土地を耕し、その中に
住む。』」
27:12
ユダの王ゼデキヤにも、私はこのことばのとおりに語って言った。「あなたがたはバビロンの王のくびきに首を差し出し、彼とその民に仕えて生きよ。
27:13
どうして、あなたとあなたの民は、バビロンの王に仕えない国について主が語られたように、剣とききんと疫病で死んでよかろうか。
27:14
『バビロンの王に仕えることはない。』とあなたがたに語る預言者たちのことばに聞くな。彼らはあなたがたに偽りを預言しているからだ。」
27:15
「わたしは彼らを遣わさなかったのに、――主の御告げ。――彼らは、わたしの名によって偽りを預言している。それでわたしはあなたがたを追い散らし、あな
たがたも、あなたがたに預言している預言者たちも滅びるようにする。」
27:16
私はまた、祭司たちとこのすべての民に語って言った。「主はこう仰せられた。『見よ。主の宮の器は、今すみやかにバビロンから持ち帰られる。』と言って、
あなたがたに預言しているあなたがたの預言者のことばに聞いてはならない。彼らはあなたがたに、偽りを預言しているからだ。
27:17
彼らに聞くな。バビロンの王に仕えて生きよ。どうして、この町が廃墟となってよかろうか。
27:18
もし彼らが預言者であり、もし彼らに主のことばがあるのなら、彼らは、主の宮や、ユダの王の家や、エルサレムに残されている器がバビロンに持って行かれな
いよう、万軍の主にとりなしの祈りをするはずだ。
27:19
まことに万軍の主は、宮の柱や、海や、車輪つきの台や、そのほかのこの町に残されている器について、こう仰せられる。
27:20
――これらの物は、バビロンの王ネブカデネザルがエホヤキムの子、ユダの王エコヌヤ、およびユダとエルサレムのすべてのおもだった人々をエルサレムからバ
ビロンへ引いて行ったときに、携えて行かなかったものである。――
27:21
まことに、イスラエルの神、万軍の主は、主の宮とユダの王の家とエルサレムとに残された器について、こう仰せられる。
27:22
『それらはバビロンに運ばれて、わたしがそれを顧みる日まで、そこにある。――主の御告げ。――そうして、わたしは、それらを携え上り、この所に帰らせ
る。』」
口語訳1955
27:1
ユダの王ヨシヤの子ゼデキヤが世を治め始めたころ、この言葉が主からエレミヤに臨んだ。
27:2
すなわち主はこうわたしに仰せられた、「綱と、くびきとを作って、それをあなたの首につけ、
27:3
エルサレムにいるユダの王ゼデキヤの所に来た使者たちによって、エドムの王、モアブの王、アンモンびとの王、ツロの王、シドンの王に言いおくりなさい。
27:4
彼らの主君にこの命を伝えさせなさい、『万軍の主、イスラエルの神はこう仰せられる、あなたがたは主君にこのように告げなければならない。
27:5
わたしは大いなる力と伸べた腕とをもって、地と地の上にいる人と獣とをつくった者である。そして心のままに地を人に与える。
27:6
いまわたしはこのすべての国を、わたしのしもべであるバビロンの王ネブカデネザルの手に与え、また野の獣をも彼に与えて彼に仕えさせた。
27:7
彼の地に時がくるまで、万国民は彼とその子とその孫に仕える。その時がくるならば、多くの国と大いなる王たちとが彼を自分の奴隷にする。
27:8
バビロンの王ネブカデネザルに仕えず、バビロンの王のくびきを自分の首に負わない民と国とは、わたしがつるぎと、ききんと、疫病をもって罰し、ついには彼
の手によってことごとく滅ぼすと主は言われる。
27:9
それで、あなたがたの預言者、占い師、夢みる者、法術師、魔法使が、「あなたがたはバビロンの王に仕えることはない」と言っても、聞いてはならない。
27:10
彼らはあなたがたに偽りを預言して、あなたがたを自分の国から遠く離れさせ、わたしに、あなたがたを追い出してあなたがたを滅ぼさせるのである。
27:11
しかしバビロンの王のくびきを首に負って、彼に仕える国民を、わたしはその故国に残らせ、それを耕して、そこに住まわせると主は言われる』」。
27:12
わたしはユダの王ゼデキヤにも同じように言った、「あなたがたは、バビロンの王のくびきを自分の首に負って、彼とその民とに仕え、そして生きなさい。
27:13
どうしてあなたと、あなたの民とが、主がバビロンの王に仕えない国民について言われたように、つるぎと、ききんと、疫病に死んでよかろうか。
27:14
あなたがたはバビロンの王に仕えることはないとあなたがたに告げる預言者の言葉を聞いてはならない。彼らがあなたがたに預言していることは偽りであるから
だ。
27:15
主は言われる、わたしが彼らをつかわしたのではないのに、彼らはわたしの名によって偽って預言している。そのために、わたしはあなたがたを追い払い、あな
たがたと、あなたがたに預言する預言者たちを滅ぼすようになるのだ」。
27:16
わたしはまた祭司とこのすべての民とに語って言った、「主はこう仰せられる、『見よ、主の宮の器は今、すみやかに、バビロンから返されてくる』とあなたが
たに預言する預言者の言葉を聞いてはならない。それは、彼らがあなたがたに預言していることは偽りであるからだ。
27:17
彼らのいうことを聞いてはならない。バビロンの王に仕え、そして生きなさい。どうしてこの町が荒れ地となってよかろうか。
27:18
もし彼らが預言者であって、主の言葉が彼らのうちにあるのであれば、主の宮とユダの王の宮殿とエルサレムとに残されている器が、バビロンに移されないよう
に、万軍の主に、とりなしを願うべきだ。
27:19
万軍の主は柱と海と台、その他この町に残っている器について、こう仰せられる。
27:20
これはバビロンの王ネブカデネザルが、ユダの王エホヤキムの子エコニヤ、およびユダとエルサレムのすべての身分の尊い人々を捕えてエルサレムからバビロン
に移したときに、持ち去らなかった器である。――
27:21
すなわち万軍の主、イスラエルの神は、主の宮とユダの王の宮殿とエルサレムとに残されている器について、こう仰せられる。
27:22
これらはバビロンに携え行かれ、わたしが顧みる日までそこにおかれている。その後、わたしはこれらのものを、この所に携え帰らせると主は言われる」。
文語訳1917
27:1 ユダの王ヨシヤの子ヱホヤキムが位に即し初のころヱホバより此言ヱレミヤに臨みていふ
27:2 すなはちヱホバかく我に云たまへり汝索と軛をつくりて汝の項に置き
27:3
之をヱルサレムにきたりてゼデキヤ王にいたるところの使臣等の手によりてエドムの王モアブの王アンモン人の王ツロの王シドンの王に送るべし
27:4 汝彼らに命じて其主にいはしめよ萬軍のヱホバ、イスラエルの神かくいひたまふ汝ら其主にかく告べし
27:5 われ我大なる能力と伸たる臂をもて地と地の上にをる人と獸とをつくり我心のままに地を人にあたへたり
27:6 いま我この諸の地を我僕なるバビロンの王ネブカデネザルの手にあたへ又野の獸を彼にあたへてかれにつかへしむ
27:7 かれの地の時期いたるまで萬國民は彼と其子とその孫につかへん其時いたらばおほくの國と大なる王は彼を己に事へしむべし
27:8
バビロンの王ネブカデネザルに事へずバビロンの王の軛をその項に負ざる國と民は我彼の手をもて悉くこれを滅すまで劍と饑饉と疫病をもてこれを罰せんとヱホ
バいひたまふ
27:9
故に汝らの預言者なんぢらの占筮師汝らの夢みる者汝らの法術士汝らの魔法士汝らに告て汝らはバビロンの王に事ふることあらじといふとも聽なかれ
27:10 彼らは?を汝らに預言して汝らをその國より遠く離れしめ且我をして汝らを逐しめ汝らを滅さしむるなり
27:11 然どバビロンの王の軛をその項に負ふて彼に事ふる國々の人は我これをその故土に存し其處に耕し住しむべしとヱホバいひたまふ
27:12
我この諸の言のごとくユダの王ゼデキヤに告ていひけるは汝らバビロンの王の軛を汝らの項に負ふて彼と其民につかへよ然ば生べし
27:13 汝と汝の民なんぞヱホバがバビロンの王につかへざる國につきていひたまひし如く劍と饑饉と疫病に死ぬべけんや
27:14 故に汝らはバビロンの王に事ふることあらじと汝等に告る預言者の言を聽なかれ彼らは?を汝らに預言するなり
27:15
ヱホバいひたまひけるは我彼らを遣さざるに彼らは我名をもて?を預言す是をもて我汝らを逐はなち汝らと汝らに預言する預言者等を滅すにいたらん
27:16
我また祭司とこのすべての民に語りていひけるはヱホバかくいひたまふ視よヱホバの室の器皿いま速にバビロンより持歸さるべしと汝らに預言する預言者の言を
きく勿れそは彼ら?を汝らに預言すればなり
27:17 汝ら彼らに聽なかれバビロンの王に事へよ然ば生べしこの邑を何ぞ荒蕪となすべけんや
27:18
もし彼ら預言者にしてヱホバの言かれらの衷にあらばヱホバの室とユダの王の家とヱルサレムとに餘れるところの器皿のバビロンに移されざることを萬軍のヱホ
バに求むべきなり
27:19 萬軍のヱホバ柱と海と臺およびこの邑に餘れる器皿につきてかくいひたまふ
27:20
是はバビロンの王ネブカデネザルがユダの王ヱホヤキムの子ヱコニヤおよびユダとヱルサレムのすべての牧伯等をヱルサレムよりバビロンにとらへ移せしときに
掠ざりし器皿なり
27:21 すなはち萬軍のヱホバ、イスラエルの神ヱホバの室とユダの王の室とヱルサレムとに餘れる器皿につきてかくいひたまふ
27:22 これらはバビロンに携へゆかれ我これを顧る日まで彼處にあらん其後我これを此處にたづさへ歸らしめんとヱホバいひたまふ
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 使 17:26
17:26
また、ひとりの人から、あらゆる民族を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに時代を区分し、国土の境界を定めて下さったのであ
る。
口 語訳 エペ
5:6
5:6
あなたがたは、だれにも不誠実な言葉でだまされてはいけない。これらのことから、神の怒りは不従順の子らに下るのである。
口 語訳
Uコリ11:13-15
11:13
こういう人々はにせ使徒、人をだます働き人であって、キリストの使徒に擬装しているにすぎないからである。
11:14
しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。
11:15
だから、たといサタンの手下どもが、義の奉仕者のように擬装したとしても、不思議ではない。彼らの最期は、そのしわざに合ったものと
なろう。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 ルカ
4:5-6
4:5
それから、悪魔はイエスを高い所へ連れて行き、またたくまに世界のすべての国々を見せて
4:6
言った、「これらの国々の権威と栄華とをみんな、あなたにあげましょう。それらはわたしに任せられていて、だれでも好きな人にあげて
よいのですから。
口 語訳 ロマ
13:1
13:1
すべての人は、上に立つ権威に従うべきである。なぜなら、神によらない権威はなく、おおよそ存在している権威は、すべて神によって立
てられたものだからである。
口 語訳 黙 13:2-4
13:2
わたしの見たこの獣はひょうに似ており、その足はくまの足のようで、その口はししの口のようであった。龍は自分の力と位と大いなる権
威とを、この獣に与えた。
13:3
その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。そこで、全地の人々は驚きおそれて、その獣に従い、
13:4
また、龍がその権威を獣に与えたので、人々は龍を拝み、さらに、その獣を拝んで言った、「だれが、この獣に匹敵し得ようか。だれが、
これと戦うことができようか」。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
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