エレミヤ書 30:1−24
イスラエル回復の約束
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆回復の約束
エレ 30:1 主からエレミヤに臨んだ言葉。
エレ 30:2 「イスラエルの神、主はこう言われる。私があなたに語った言葉を一つ残らず巻物に書き記しなさい。
エレ
30:3 その日が来る――主の仰せ。私は、わが民、イスラエルとユダの繁栄を回復する――主は言われる。彼らをその先祖に与えた地に帰らせ、彼らはそれ
を所有する。」
エレ 30:4 これは、イスラエルとユダについて主が語られた言葉である。
エレ 30:5 主はこう言われる。/戦慄の声を我らは聞いた。/恐怖があり、平和はない。
エレ
30:6 さあ尋ね、そして見てみよ/男が子を産むかどうか。/どの男も子を産む女のように腰に両手を当て/顔色が皆変わり、青ざめたのを/どうして私は
見たのか。
エレ
30:7 ああ、その日は大いなる日。/そのような日はほかにない。/それはヤコブには苦しみの時。/しかし、彼はそこから救い出される。
エレ
30:8 その日になると、私は彼らの首から軛を砕き、その手綱を断ち切る――万軍の主の仰せ。他国人は二度とヤコブを奴隷にはしない。
エレ 30:9 彼らは、神である主と、私が彼らのために立てる王ダビデとに仕える。
エレ
30:10 だからあなたは恐れるな、わが僕ヤコブよ/――主の仰せ。/おののくな、イスラエルよ。/私はあなたを遠くから/あなたの子孫を捕囚の地から
救い出す。/ヤコブは帰って来て、平穏のうちに安らぎ/そして脅かす者はいない。
エレ
30:11 私があなたと共にいて救い出す――主の仰せ。/私があなたを散らした先の国々はすべて/私が滅ぼし尽くす。/けれども、あなたを滅ぼし尽くす
ことはない。/私はあなたを公正によって懲らしめる。/あなたを罰せずにおくことは決してない。
エレ 30:12 主はこう言われる。/あなたの痛みは癒えず、あなたの傷は治らない。
エレ 30:13 傷口のためにあなたを弁護する者はなく/癒やしの薬もあなたにはない。
エレ
30:14 あなたを愛した者たちは皆、あなたを忘れ/尋ねようともしない。/あなたの多くの過ち/数知れない罪のために/私が敵の攻撃によってあなたを
打ち/残酷に懲らしめたからだ。
エレ
30:15 なぜ自分の傷のことで叫ぶのか。/あなたの痛みは癒えない。/あなたの多くの過ち/あなたの数知れない罪のために/私があなたにこうしたの
だ。
エレ
30:16 それゆえ、あなたを食う者は皆、食われ/あなたの敵は皆、捕囚となって行く。/あなたを略奪する者は略奪され/あなたを強奪する者は皆、強奪
される。
エレ
30:17 さあ、私があなたの傷を治し/打ち傷を癒やそう――主の仰せ。/人々はあなたを「追い払われた女」/「誰も尋ね求めないシオン」と呼んでいる
からだ。
エレ
30:18 主はこう言われる。/私はヤコブの天幕の繁栄を回復し/その住まいを憐れむ。/都は廃虚の上に建てられ/城郭はあるべき姿で建つ。
エレ
30:19 そこから感謝の歌と/喜ぶ人々の声が湧き上がる。/私が彼らを増やすので/数が減ることはない。/私が彼らに栄光を与えるので/軽んじられる
ことがない。
エレ 30:20 ヤコブの子らは昔のように栄え/その集いは私の前に揺るぎなく立てられる。/彼らを抑圧する者を私は罰する。
エレ
30:21 力ある者が彼らから起こり/治める者が彼らの中から出る。/私が彼を近づけるので/彼は私に近づく。/彼のほかに、一体誰が命を懸けて/私に
近づくであろうか――主の仰せ。
エレ 30:22 こうして、あなたがたは私の民となり/私はあなたがたの神となる。
エレ 30:23 主の嵐が/憤りが吹き出る。/吹き荒れる嵐が悪人の頭上で渦を巻く。
エレ 30:24 主の燃える怒りは、御心を行って/成し遂げるまで去ることはない。/終わりの日に、あなたがたはこのことを悟る。
フランシスコ会訳2013
エレミヤ書30
フランシスコ訳聖書 Jer <30>章
聖書本文
◆第五部 イスラエルとユダの回復(30-35章)
◆イスラエルの回復の約束
001主からエレミヤに臨んだ言葉は
次のとおりである。
002「イスラエルの神、主はこう仰
せになる、『わたしがお前に語った言葉をことごとく巻物に書き記せ。
003見よ、まことに、わたしがわた
しの民イスラエルとユダの繁栄を回復する日が来る――主の言葉。わたしは彼ら
の先祖に与えた土地に彼らを連れ戻し、彼らはそれを受け継ぐ』と主は仰せになる」。
004これは主がイスラエルとユダに
語られた言葉である、
005「まことに、主はこう仰せにな
る、
『われわれは戦慄の声を耳にした。
〈恐怖だ〉〈平和はない〉と。
006さあ、尋ねよ、そして見よ、
男が子を産むのかどうかを。
なぜわたしは、どの男も産婦のように
腰に手をあてているのを、
どの顔も青ざめているのを目にするのか。
007ああ、まことにその日は恐ろし
い日。
それはたぐいまれな日。
それはヤコブの苦難の時。
だが彼はそこから救われる』。
008まことに、その日には――万軍の主の言葉――、わた
しはお前の首から彼の軛を打ち壊し、お前の縄目を引きちぎる。他国の者がもはや再び彼を奴隷とすることはない。
009彼らは彼らの神である主と、わ
たしが彼らに対して立てる彼らの王ダビデに仕える。
010だから、お前は恐れるな、わた
しの僕ヤコブよ
――主の言葉――、
気を落とすな、イスラエルよ。
見よ、わたしはお前を遠くから、
お前の子孫を捕囚の地から必ず救う。
ヤコブは再び安らぎを得、憩い、
彼を脅かす者はいない。
011まことに、わたしはお前を救う
ために
お前とともにいる――主の言葉。
わたしがお前を散らした先のすべての国を
わたしは滅ぼし尽くす。
しかし、わたしはお前を滅ぼし尽くすことはない。
だが、わたしはお前を正しい秤をもって懲らしめ、
お前を罰せずにおくことは決してない。
012まことに、主はこう仰せにな る。
お前の傷は治しようがなく、
お前の傷は重い。
013誰もお前の訴えを弁護しない。
お前の傷には薬がなく、
お前には癒やしはない。
014お前が慕う者はみな、お前を忘
れた。
彼らはお前を相手にもしない。
まことに、わたしは敵が行うように
残酷な懲らしめをもってお前を打った。
お前の悪がはなはだしく、
お前の罪がおびただしいからだ。
015なぜお前はお前の傷を嘆くの か。
お前の痛みは治しようがない。
お前の悪がはなはだしく
お前の罪がおびただしい故に、
わたしはこれらのことをお前に対して行った。
016しかし、お前を食い物にする者
はみな、
食い物にされ、
お前の敵はことごとく、
一人残らず、虜として引かれる。
お前を略奪した者は略奪され、
お前を餌食にする者はみな、わたしが餌食にする。
017わたしはお前を回復させ、
わたしはお前のもろもろの傷を癒やす
――主の言葉――、
人々がお前を『追い出された者』、
『相手にする者がいないシオン』と呼ぶからだ。
018主はこう仰せになる。
見よ、わたしはヤコブの天幕の捕囚を回復させ、
彼の住まいを憐れむ。
町はその丘の上に建てられ、
王宮はその場所に据えられる。
019その中から、感謝の歌声が、
喜ぶ人々の声が沸き上がる。
わたしは彼らを増やす。
彼らは減ることがない。
わたしはまた、彼らに誉れを与え、
彼らは軽蔑されることはない。
020彼らの子らは以前のようにな り、
彼らの共同体はわたしの前に確立される。
わたしは彼らを抑圧する者をことごとく罰する。
021彼らを治める者は彼ら自身の中
から出、
彼らの支配者は彼らのただ中から出る。
わたしが彼を近づけ、彼はわたしに近づく。
そうでなければ誰があえてわたしに近づけようか
――主の言葉。
022こうしてお前たちはわたしの民
となり、
わたしはお前たちの神となる」。
023見よ、主の嵐――怒りが炸裂する。
吹き荒れる旋風が悪人の頭上にうず巻く。
024主の激しい憤りは
その心の思うことを果たし、
成し遂げるまで収まらない。
後の日に、お前たちはそれを理解する。
新共同訳1987
30:1
主からエレミヤに臨んだ言葉。
30:2
「イスラエルの神、主はこう言われる。わたしがあなたに語った言葉をひとつ残らず巻物に書き記しなさい。
30:3
見よ、わたしの民、イスラエルとユダの繁栄を回復する日が来る、と主は言われる。主は言われる。わたしは、彼らを先祖に与えた国土に連れ戻し、これを所有
させる。」
◆ヤコブの災いと救い
30:4
次の言葉は、イスラエルとユダについて、主が語られたものである。
30:5
主はこう言われる。戦慄の声を我々は聞いた。恐怖のみ。平和はない。
30:6
尋ねて、見よ/男が子を産むことは決してない。どうして、わたしは見るのか/男が皆、子を産む女のように/腰に手を当てているのを。だれの顔も土色に変
わっている。
30:7
災いだ、その日は大いなる日/このような日はほかにはない。ヤコブの苦しみの時だ/しかし、ヤコブはここから救い出される。
30:8
その日にはこうなる、と万軍の主は言われる。お前の首から軛を砕き、縄目を解く。再び敵がヤコブを奴隷にすることはない。
30:9
彼らは、神である主と、わたしが立てる王ダビデとに仕えるようになる。
30:10
わたしの僕ヤコブよ、恐れるなと/主は言われる。イスラエルよ、おののくな。見よ、わたしはお前を遠い地から/お前の子孫を捕囚の地から救い出す。ヤコブ
は帰って来て、安らかに住む。彼らを脅かす者はいない。
30:11
わたしがお前と共にいて救うと/主は言われる。お前が散らされていた国々を/わたしは滅ぼし尽くす。しかし、お前を滅ぼし尽くすことはない。わたしはお前
を正しく懲らしめる。罰せずにおくことは決してない。
30:12
主はこう言われる。お前の切り傷はいえず/打ち傷は痛む。
30:13
お前の訴えは聞かれず/傷口につける薬はなく/いえることもない。
30:14
愛人たちは皆、お前を忘れ/相手にもしない。お前の悪が甚だしく/罪がおびただしいので/わたしが敵の攻撃をもってお前を撃ち/過酷に懲らしめたからだ。
30:15
なぜ傷口を見て叫ぶのか。お前の痛みはいやされない。お前の悪が甚だしく/罪がおびただしいので/わたしがお前にこうしたのだ。
30:16
それゆえ、お前を食い尽くす者は/皆、食い尽くされる。お前の敵は皆、捕囚となる。お前を略奪する者は、略奪され/強奪する者は、皆、強奪される。
30:17
さあ、わたしがお前の傷を治し/打ち傷をいやそう、と主は言われる。人々はお前を、「追い出された者」と呼び/「相手にされないシオン」と言っているが。
30:18
主はこう言われる。見よ、わたしはヤコブの天幕の繁栄を回復し/その住む所を憐れむ。都は廃虚の丘の上に建てられ/城郭はあるべき姿に再建される。
30:19
そこから感謝の歌と/楽を奏する者の音が聞こえる。わたしが彼らを増やす。数が減ることはない。わたしが彼らに栄光を与え、侮られることはない。
30:20
ヤコブの子らは、昔のようになり/その集いは、わたしの前に固く立てられる。彼らを苦しめるものにわたしは報いる。
30:21
ひとりの指導者が彼らの間から/治める者が彼らの中から出る。わたしが彼を近づけるので/彼はわたしのもとに来る。彼のほか、誰が命をかけて/わたしに近
づくであろうか、と主は言われる。
30:22
こうして、あなたたちはわたしの民となり/わたしはあなたたちの神となる。
30:23
見よ、主の怒りの嵐が吹く。嵐は荒れ狂い/神に逆らう者の頭上に吹き荒れる。
30:24
主の激しい怒りは/思い定められたことを成し遂げるまではやまない。終わりの日に、あなたたちはこのことを悟る。
新改訳1970
30:1
主からエレミヤにあったみことばは、次のとおりである。
30:2
イスラエルの神、主はこう仰せられる。「わたしがあなたに語ったことばをみな、書物に書きしるせ。
30:3
見よ。その日が来る。――主の御告げ。――その日、わたしは、わたしの民イスラエルとユダの捕われ人を帰らせると、主は言う。わたしは彼らをその先祖たち
に与えた地に帰らせる。彼らはそれを所有する。」
30:4
主がイスラエルとユダについて語られたことばは次のとおりである。
30:5
まことに主はこう仰せられる。「おののきの声を、われわれは聞いた。恐怖があって平安はない。
30:6
男が子を産めるか、さあ、尋ねてみよ。わたしが見るのに、なぜ、男がみな、産婦のように腰に手を当てているのか。なぜ、みなの顔が青く変わっているのか。
30:7
ああ。その日は大いなる日、比べるものもない日だ。それはヤコブにも苦難の時だ。しかし彼はそれから救われる。
30:8
その日になると、――万軍の主の御告げ。――わたしは彼らの首のくびきを砕き、彼らのなわめを解く。他国人は二度と彼らを奴隷にしない。
30:9
彼らは彼らの神、主と、わたしが彼らのために立てる彼らの王ダビデに仕えよう。
30:10
わたしのしもべヤコブよ。恐れるな。――主の御告げ。――イスラエルよ。おののくな。見よ。わたしが、あなたを遠くから、あなたの子孫を捕囚の地から、救
うからだ。ヤコブは帰って来て、平穏に安らかに生き、おびえさせる者はだれもいない。
30:11
わたしがあなたとともにいて、――主の御告げ。――あなたを救うからだ。わたしは、あなたを散らした先のすべての国々を滅ぼし尽くすからだ。しかし、わた
しはあなたを滅ぼし尽くさない。公義によって、あなたを懲らしめ、あなたを罰せずにおくことは決してないが。」
30:12
まことに主はこう仰せられる。「あなたの傷はいやしにくく、あなたの打ち傷は痛んでいる。
30:13
あなたの訴えを弁護する者もなく、はれものに薬をつけて、あなたをいやす者もいない。
30:14
あなたの恋人はみな、あなたを忘れ、あなたを尋ねようともしない。わたしが、敵を打つようにあなたを打ち、ひどい懲らしめをしたからだ。あなたの咎が大き
く、あなたの罪が重いために。
30:15
なぜ、あなたは自分の傷のために叫ぶのか。あなたの痛みは直らないのか。あなたの咎が大きく、あなたの罪が重いため、わたしはこれらの事を、あなたにした
のだ。
30:16
しかし、あなたを食う者はみな、かえって食われ、あなたの敵はみな、とりことなって行き、あなたから略奪した者は、略奪され、あなたをかすめ奪った者は、
わたしがみな獲物として与える。
30:17
わたしがあなたの傷を直し、あなたの打ち傷をいやすからだ。――主の御告げ。――あなたが、捨てられた女、だれも尋ねて来ないシオン、と呼ばれたから
だ。」
30:18
主はこう仰せられる。「見よ。わたしはヤコブの天幕の捕われ人を帰らせ、その住まいをあわれもう。町はその廃墟の上に建て直され、宮殿は、その定められて
いる所に建つ。
30:19
彼らの中から、感謝と、喜び笑う声がわき出る。わたしは人をふやして減らさず、彼らを尊くして、軽んじられないようにする。
30:20
その子たちは昔のようになり、その会衆はわたしの前で堅く立てられる。わたしはこれを圧迫する者をみな罰する。
30:21
その権力者は、彼らのうちのひとり、その支配者はその中から出る。わたしは彼を近づけ、彼はわたしに近づく。わたしに近づくためにいのちをかける者は、
いったいだれなのか。――主の御告げ。――
30:22
あなたがたはわたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる。」
30:23
見よ。主の暴風、――憤り。――吹きつける暴風が起こり、悪者の頭上にうずを巻く。
30:24
主の燃える怒りは、御心の思うところを行なって、成し遂げるまで去ることはない。終わりの日に、あなたがたはそれを悟ろう。
口語訳1955
30:1
主からエレミヤに臨んだ言葉。
30:2
「イスラエルの神、主はこう仰せられる、わたしがあなたに語った言葉を、ことごとく書物にしるしなさい。
30:3
主は言われる、見よ、わたしがわが民イスラエルとユダの繁栄を回復する日が来る。主がこれを言われる。わたしは彼らを、その先祖に与えた地に帰らせ、彼ら
にこれを保たせる」。
30:4
これは主がイスラエルとユダについて言われた言葉である。
30:5
「主はこう仰せられる、われわれはおののきの声を聞いた。恐れがあり、平安はない。
30:6
子を産む男があるか、尋ねてみよ。どうして男がみな子を産む女のように/手を腰におくのをわたしは見るのか。なぜ、どの人の顔色も青く変っているのか。
30:7
悲しいかな、その日は大いなる日であって、それに比べるべき日はない。それはヤコブの悩みの時である。しかし彼はそれから救い出される。
30:8
万軍の主は仰せられる、その日わたしは彼らの首からそのくびきを砕き離し、彼らの束縛を解く。異邦の人はもはや、彼らを使役することをしない。
30:9
彼らはその神、主と、わたしが彼らのために立てるその王ダビデに仕える。
30:10
主は仰せられる、わがしもべヤコブよ、恐れることはない、イスラエルよ、驚くことはない。見よ、わたしがあなたを救って、遠くからかえし、あなたの子孫を
救って、その捕え移された地からかえすからだ。ヤコブは帰ってきて、穏やかに安らかにおり、彼を恐れさせる者はない。
30:11
主は言われる、わたしはあなたと共にいて、あなたを救う。わたしはあなたを散らした国々を/ことごとく滅ぼし尽す。しかし、あなたを滅ぼし尽すことはしな
い。わたしは正しい道に従ってあなたを懲らしめる。決して罰しないではおかない。
30:12
主はこう仰せられる、あなたの痛みはいえず、あなたの傷は重い。
30:13
あなたの訴えを支持する者はなく、あなたの傷をつつむ薬はなく、あなたをいやすものもない。
30:14
あなたの愛する者は皆あなたを忘れて/あなたの事を心に留めない。それは、あなたのとがが多く、あなたの罪がはなはだしいので、わたしがあだを撃つように
あなたを撃ち、残忍な敵のように懲らしたからだ。
30:15
なぜ、あなたの傷のために叫ぶのか、あなたの悩みはいえることはない。あなたのとがが多く、あなたの罪がはなはだしいので、これらの事をわたしはあなたに
したのである。
30:16
しかし、すべてあなたを食い滅ぼす者は/食い滅ぼされ、あなたをしえたげる者は、ひとり残らず、捕え移され、あなたをかすめる者は、かすめられ、すべてあ
なたの物を奪う者は奪われる者となる。
30:17
主は言われる、わたしはあなたの健康を回復させ、あなたの傷をいやす。それは、人があなたを捨てられた者とよび、『だれも心に留めないシオン』というから
である。
30:18
主はこう仰せられる、見よ、わたしはヤコブの天幕を再び栄えさせ、そのすまいにあわれみを施す。町は、その丘に建てなおされ、宮殿はもと立っていた所に立
つ。
30:19
感謝の歌と喜ぶ者の声とが、その中から出る。わたしが彼らを増すゆえ、彼らは少なくはなく、また彼らを尊ばれしめるゆえ、卑しめられることはない。
30:20
その子らは、いにしえのようになり、その会衆はわたしの前に堅く立つ。すべて彼らをしえたげる者をわたしは罰する。
30:21
その君は彼ら自身のうちのひとりであり、そのつかさは、そのうちから出る。わたしは彼をわたしに近づけ、彼はわたしに近づく。だれか自分の命をかけてわた
しに近づく者があろうかと/主は言われる。
30:22
あなたがたは、わたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる」。
30:23
見よ、主の暴風がくる。憤りと、つむじ風が出て、悪人のこうべをうつ。
30:24
主の激しい怒りは、み心に思い定められたことを行って、これを遂げるまで、退くことはない。末の日にあなたがたはこれを悟るのである。
文語訳1917
30:1 ヱホバよりヱレミヤにのぞめる言いふ
30:2 イスラエルの神ヱホバかく告ていふ我汝に言し言をことごとく書に?せ
30:3
ヱホバいふわれ我民イスラエルとユダの俘囚人を返す日きたらんヱホバこれをいふ我彼らをその先祖にあたへし地にかへらしめん彼らは之をたもたん
30:4 ヱホバのイスラエルとユダにつきていひたまひし言は是なり
30:5 ヱホバかくいふ我ら戰慄の聲をきく驚懼あり平安あらず
30:6 汝ら子を?む男あるやを尋ね觀よ我男が皆子を?む婦のごとく手をその腰におき且その面色皆く變るをみるこは何故ぞや
30:7 哀しいかなその日は大にして之に擬ふべき日なし此はヤコブの患難の時なり然ど彼はこれより救出されん
30:8 萬軍のヱホバいふ其日我なんぢの項よりその軛をくだきはなし汝の繩目をとかん異邦人は復彼を使役はざるべし
30:9 彼らは其神ヱホバと我彼らの爲に立んところの其王ダビデにつかふべし
30:10
ヱホバいふ我僕ヤコブよ懼るる勿れイスラエルよ驚く勿れ我汝を遠方より救ひかへし汝の子孫を其とらへ移されし地より救ひかへさんヤコブは歸りて平穩と寧靜
をえん彼を畏れしむる者なかるべし
30:11
ヱホバいふ我汝と偕にありて汝を救はん設令われ汝を散せし國々を悉く滅しつくすとも汝をば滅しつくさじされど我道をもて汝を懲さん汝を全たく罰せずにはお
かざるべし
30:12 ヱホバかくいふ汝の創は愈ず汝の傷は重し
30:13 汝の訟を理す者なく汝の創を裹む膏藥あらず
30:14 汝の愛する者は皆汝を忘れて汝を求めず是汝の愆の多きと罪の數多なるによりて我仇敵の撃がごとく汝を撃ち嚴く汝を懲せばなり
30:15 何ぞ汝の創のために叫ぶや汝の患は愈ることなし汝の愆の多きと罪の數多なるによりて我これを汝になすなり
30:16
然どすべて汝を食ふ者は食はれすべて汝を虐ぐる者は皆とらはれ汝を掠むる者は掠められん凡て汝の物を奪ふ者は我これをして奪はるる事にあはしむべし
30:17 ヱホバいふ我汝に膏藥を貼り汝の傷を醫さんそは人汝を棄られし者とよび尋る者なきシオンといへばなり
30:18
ヱホバかくいふ視よわれかの?移されたるヤコブの天幕をかへし其住居をあはれまん斯邑はその故の丘垤に建られん城には宜き樣に人住はん
30:19 感謝と歡樂者の聲とその中よりいでん我かれらを揩彼ら少からじ我彼らを崇せん彼ら藐められじ
30:20 其子は疇昔のごとくあらん其集會は我前に固く立ん凡かれを虐ぐる者は我これを罰せん
30:21
其首領は本族よりいで其督者はその中よりいでん我彼をちかづけ彼に近かん誰かその生命を繋て我に近くものあらんやとヱホバいふ
30:22 汝等は我民となり我は汝らの神とならん
30:23 みよヱホバの暴風あり怒と旋轉風いでて惡人の首をうたん
30:24 ヱホバの烈き忿はかれがその心の思を行ひてこれを遂るまでは息じ末の日に汝ら明にこれを曉らん
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 ルカ 1:69
1:69 わたしたちのために救
の角を/僕ダビデの家にお立
てになった。
口 語訳 使 2:30
2:30
彼は預言者であって、『その子孫のひとりを王位につかせよう』と、神が堅く彼に誓われたことを認めていたので、
口 語訳 使 13:23
13:23
神は約束にしたがって、このダビデの子孫の中から救主イエスをイスラエルに送られたが、
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 ルカ 1:69
1:69 わたしたちのために救
の角を/僕ダビデの家にお立
てになった。
口 語訳 使 2:30
2:30
彼は預言者であって、『その子孫のひとりを王位につかせよう』と、神が堅く彼に誓われたことを認めていたので、
口 語訳 使 13:23
13:23
神は約束にしたがって、このダビデの子孫の中から救主イエスをイスラエルに送られたが、
口 語訳 使 13:34
13:34
また、神がイエスを死人の中からよみがえらせて、いつまでも朽ち果てることのないものとされたことについては、『わたしは、ダビデに
約束した確かな聖なる祝福を、あなたがたに授けよう』と言われた。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ルカ 1:69
1:69
我らのために救いの角を、/僕ダビデの家から起こされた。
新共同 使 13:23-24
13:23
神は約束に従って、このダビデの子孫からイスラエルに救い主イエスを送ってくださったのです。
13:24
ヨハネは、イエスがおいでになる前に、イスラエルの民全体に悔い改めの洗礼を宣べ伝えました。
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