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エレミヤ書 36:1−32     

エレミヤの巻物の朗読

 

翻訳比較


フランシスコ会訳2013
エレミヤ書36

フランシスコ訳聖書 Jer <36>章 聖書本文

◆第六部 エルサレム陥落前後の

◆エレミヤの経験と苦しみ(36-45章)

◆エレミヤの巻物の朗読

001ユダの王、ヨシヤの子ヨヤキム の第四年に、主からエレミヤに次の言葉が臨んだ、

002「巻物を取り、それに、わたし がイスラエルとユダとすべての国についてお前に語り始めた最初の日、すなわちヨシヤの時代から今日に至るまで、お前に語った言葉をす べて書き留めよ。

003あるいはユダの家が、わたしが 彼らに行うつもりでいる、あらゆる災いのことを聞いて、彼らが各々自分の悪の道から立ち返るかもしれない。そうすれば、わたしは彼ら の不正と彼らの罪を赦す」。

004そこでエレミヤはネリヤの子バ ルクを呼んだ。バルクはエレミヤが口述する、主がエレミヤに語られた主の言葉をすべて巻物に書き留めた。

005エレミヤはバルクに指示して 言った、「わたしは止められていて、主の神殿に行くことができない。

006だからあなたが行って、わたし の口述であなたが書いた巻物から、主の言葉を、断食の日に主の神殿で人々の耳に読み聞かせなさい。また同様に、自分たちの町々から やって来るユダのすべての人の耳にも読み聞かせなさい。

007あるいは彼らの祈願が主の前に 届き、各々自分の悪の道から立ち返るかもしれない。主がこの民に対して語られた怒りと憤りは、はなはだしいからだ」。

008そこでネリヤの子バルクは、預 言者エレミヤが指示したことをすべて行い、主の神殿で主の言葉をその書から読み上げた。

009ユダの王、ヨシヤの子ヨヤキム の第五年、第九の月に、エルサレムの民全体と、エルサレム近郊のユダの町々から来た民全体は、主の前で断食をすることを宣言した。

010その時バルクは、主の神殿の上 の庭の、主の神殿の新しい門の入り口の所にある、書記官シャファンの子ゲマルヤの部屋で、エレミヤの言葉を、書物から、民全体の耳に 読み聞かせた。

011シャファンの子ゲマルヤの子ミ カヤは、この書物から主の言葉をすべて聞くと、

012宮殿の書記官の部屋に下がった が、そこにはすべての高官が着座していた。それは書記官エリシャマ、シェマヤの子デラヤ、アクボルの子エルナタン、シャファンの子ゲ マルヤ、ハナンヤの子ツィドキヤ、そのほかの高官全員であった。

013ミカヤは、バルクが書物から民 に読み上げた時に自分が聞いた言葉をすべて彼らに告げた。

014すべての高官は、クシの子シェ レムヤの子ネタンヤの子ユディをバルクのもとに遣わして、言わせた、「あなたが民の耳に読み聞かせた巻物を持って、来てください」。 そこでネリヤの子バルクは巻物を持って、彼らのもとに行った。

015彼らはバルクに「さあ、座っ て、それをわたしたちの耳に読み聞かせてください」と言った。バルクは彼らの耳に読み聞かせた。

016その言葉すべてを聞くと、彼ら は恐れて互いに顔を見合わせ、バルクに言った、「わたしたちは、これらの言葉をすべて、必ず王に告げなければならない」。

017さらに彼らはバルクに尋ねた、 「さあ、わたしたちに教えてください。あなたはどうやってこれらの言葉すべてを書き留めたのですか。エレミヤが口述したのですか」。

018バルクは彼らに答えた、「エレ ミヤがこれらの言葉すべてをわたしに口述し、わたしはそれをインクでこの巻物に書き留めました」。

019そこで高官たちはバルクに言っ た、「行って、あなたもエレミヤも身を隠し、誰にも居場所を知られないようにしなさい」。

020彼らは巻物を書記官エリシャマ の部屋に置き、宮廷の王のもとに赴き、王の耳にすべての出来事を知らせた。

021王はユディに巻物を取りに行か せ、ユディはそれを書記官エリシャマの部屋から取って来て、王の耳と、傍らに立つ高官全員の耳に読み聞かせた。

022第九の月のことで、王は冬用の 続きの間に座っており、王の前には燃えている火鉢があった。

023ユディは三行か四行読むと、彼 はそれを小刀で切り裂いて火鉢の火の中に投げ入れ、巻物はすべて、火鉢の火になめ尽くされた。

024これらの言葉すべてを聞いた王 も王の家来も、誰一人恐れず、衣を裂くこともしなかった。

025エルナタンとデラヤとゲマルヤ は巻物を焼かないよう王に懇願したが、王は彼らの言うことを聞かなかった。

026それどころか、王は王の息子エ ラフメエル、アズリエルの子セラヤ、アブデエルの子シェレムヤに、書記バルクと預言者エレミヤを捕らえるよう命じた。しかし、主は二 人を隠された。

027エレミヤが口述し、バルクが書 き留めた言葉が記された巻物を王が焼いた後、主の言葉がエレミヤに臨んだ。

028「再び、もう一つの巻物を取 り、ユダの王ヨヤキムが焼いた最初の巻物にあった最初の言葉をことごとくそれに書き記せ。

029ユダの王ヨヤキムについては、 こう言え。主はこう仰せになる。お前は、巻物を焼いて言った、『なぜお前は、必ずバビロンの王が来てこの国を破壊し、この地から人も 獣もいなくなるようにする、と書いたのか』と。

030それ故、主はユダの王ヨヤキム についてこう仰せになる。彼の後にはダビデの王座に座す者はない。彼の屍は投げ捨てられ、昼は暑気に、夜は寒気にさらされる。

031わたしは彼と彼の子孫と彼の家 来を、その悪行の故に罰し、彼らとエルサレムの住人とユダの人々に、わたしが彼らに告げたすべての災いを来たらせる。彼らが聞かな かったからである」。

032エレミヤはもう一つの巻物を取 り、それをネリヤの子、書記バルクに与え、バルクはその中に、ユダの王ヨヤキムが火の中で焼いた書物の言葉をことごとく、エレミヤの 口述によって書き留めた。同じような多くの言葉も、それに加えられた。


 

新共同訳1987

36:1 ユダの王、ヨシヤの子ヨヤキムの第四年に、次の言葉が主からエレミヤに臨んだ。

36:2 「巻物を取り、わたしがヨシヤの時代から今日に至るまで、イスラエルとユダ、および諸国について、あなたに語ってきた言葉を残らず書き記しなさい。

36:3 ユダの家は、わたしがくだそうと考えているすべての災いを聞いて、それぞれ悪の道から立ち帰るかもしれない。そうすれば、わたしは彼らの罪と咎を赦す。」

36:4 エレミヤはネリヤの子バルクを呼び寄せた。バルクはエレミヤの口述に従って、主が語られた言葉をすべて巻物に書き記した。

36:5 エレミヤはバルクに命じた。「わたしは主の神殿に入ることを禁じられている。

36:6 お前は断食の日に行って、わたしが口述したとおりに書き記したこの巻物から主の言葉を読み、神殿に集まった人々に聞かせなさい。また、ユダの町々から上っ て来るすべての人々にも読み聞かせなさい。

36:7 この民に向かって告げられた主の怒りと憤りが大きいことを知って、人々が主に憐れみを乞い、それぞれ悪の道から立ち帰るかもしれない。」

36:8 そこで、ネリヤの子バルクは、預言者エレミヤが命じたとおり、巻物に記された主の言葉を主の神殿で読んだ。

36:9 ユダの王、ヨシヤの子ヨヤキムの治世の第五年九月に、エルサレムの全市民およびユダの町々からエルサレムに上って来るすべての人々に、主の前で断食をする 布告が出された。

36:10 そのとき、バルクは主の神殿で巻物に記されたエレミヤの言葉を読んだ。彼は書記官、シャファンの子ゲマルヤの部屋からすべての人々に読み聞かせたのである が、それは主の神殿の上の前庭にあり、新しい門の入り口の傍らにあった。

36:11 シャファンの孫でゲマルヤの子であるミカヤは、その巻物に記された主の言葉をすべて聞くと、

36:12 王宮にある書記官の部屋へ下って行った。そこには、役人たちが皆、席に着いていた。書記官エリシャマ、シェマヤの子デラヤ、アクボルの子エルナタン、シャ ファンの子ゲマルヤ、ハナンヤの子ツィドキヤをはじめすべての役人たちがいた。

36:13 ミカヤは、バルクが民の前で巻物を読んだときに聞いた言葉を、すべて役人たちに伝えた。

36:14 役人たちは、ユディをバルクのもとに遣わして、「あなたが民に読み聞かせたあの巻物を持って来るように」と言わせた。ユディの父はネタンヤ、祖父はシェレ ムヤ、曽祖父はクシである。そこで、ネリヤの子バルクは、巻物を持って、彼らのところに来た。

36:15 彼らはバルクに言った。「座って、我々にも巻物を読んでください。」そこで、バルクは彼らに巻物を読み聞かせた。

36:16 その言葉をすべて聞き終わると、彼らは皆、おののいて互いに顔を見合わせ、バルクに言った。「この言葉はすべて王に伝えねばならない。」

36:17 更にバルクに尋ねた。「どのようにして、このすべての言葉を書き記したのか教えてください。彼の口述ですか。」

36:18 バルクは答えた。「エレミヤが自らわたしにこのすべての言葉を口述したので、わたしが巻物にインクで書き記したのです。」

36:19 そこで、役人たちはバルクに言った。「あなたとエレミヤは急いで身を隠しなさい。だれにも居どころを知られてはなりません。」

36:20 彼らは巻物を書記官エリシャマの部屋に納めて、宮廷にいる王のもとに赴き、その言葉をすべて王に伝えた。

36:21 王はユディを遣わして、巻物を取って来させた。彼は書記官エリシャマの部屋から巻物を取って来て、王と王に仕えるすべての役人が聞いているところで読み上 げた。

36:22 王は宮殿の冬の家にいた。時は九月で暖炉の火は王の前で赤々と燃えていた。

36:23 ユディが三、四欄読み終わるごとに、王は巻物をナイフで切り裂いて暖炉の火にくべ、ついに、巻物をすべて燃やしてしまった。

36:24 このすべての言葉を聞きながら、王もその側近もだれひとり恐れを抱かず、衣服を裂こうともしなかった。

36:25 また、エルナタン、デラヤ、ゲマルヤの三人が巻物を燃やさないように懇願したが、王はこれに耳を貸さなかった。

36:26 かえって、王は、王子エラフメエル、アズリエルの子セラヤ、アブデエルの子シェレムヤに命じて、書記バルクと預言者エレミヤを捕らえようとした。しかし、 主は二人を隠された。

36:27 バルクがエレミヤの口述に従ってこれらの言葉を書き記した巻物を王が燃やした後に、主の言葉がエレミヤに臨んだ。

36:28 「改めて、別の巻物を取れ。ユダの王ヨヤキムが燃やした初めの巻物に記されていたすべての言葉を、元どおりに書き記せ。

36:29 そして、ユダの王ヨヤキムに対して、あなたはこう言いなさい。主はこう言われる。お前はこの巻物を燃やしてしまった。お前はエレミヤを非難して、『なぜ、 この巻物にバビロンの王が必ず来て、この国を滅ぼし、人も獣も絶滅させると書いたのか』と言った。

36:30 それゆえ、主はユダの王ヨヤキムについてこう言われる。彼の子孫には、ダビデの王座につく者がなくなる。ヨヤキムの死体は投げ出されて、昼は炎熱に、夜は 霜にさらされる。

36:31 わたしは、王とその子孫と家来たちをその咎のゆえに罰する。彼らとエルサレムの住民およびユダの人々に災いをくだす。この災いは、すべて既に繰り返し告げ たものであるが、彼らは聞こうとはしなかった。」

36:32 そこで、エレミヤは別の巻物を取って、書記ネリヤの子バルクに渡した。バルクは、ユダの王ヨヤキムが火に投じた巻物に記されていたすべての言葉を、エレミ ヤの口述に従って書き記した。また、同じような言葉を数多く加えた。

 

新改訳1970

36:1 ヨシヤの子、ユダの王エホヤキムの第四年に、主からエレミヤに次のようなみことばがあった。

36:2 「あなたは巻き物を取り、わたしがあなたに語った日、すなわちヨシヤの時代から今日まで、わたしがイスラエルとユダとすべての国々について、あなたに語っ たことばをみな、それに書きしるせ。

36:3 ユダの家は、わたしが彼らに下そうと思っているすべてのわざわいを聞いて、それぞれ悪の道から立ち返るかもしれない。そうすれば、わたしも、彼らの咎と罪 とを赦すことができる。」

36:4 それでエレミヤは、ネリヤの子バルクを呼んだ。バルクはエレミヤの口述に従って、彼に語られた主のことばを、ことごとく巻き物に書きしるした。

36:5 そしてエレミヤは、バルクに命じて言った。「私は閉じ込められていて、主の宮に行けない。

36:6 だから、あなたが行って、主の宮で、断食の日に、あなたが私の口述によって巻き物に書きしるした主のことばを、民の耳に読み聞かせ、また町々から来るユダ 全体の耳にもそれを読み聞かせよ。

36:7 そうすれば、彼らは主の前に祈願をささげ、それぞれ悪の道から立ち返るかもしれない。主がこの民に語られた怒りと憤りは大きいからである。」

36:8 そこでネリヤの子バルクは、すべて預言者エレミヤが命じたとおりに、主の宮で主のことばの巻き物を読んだ。

36:9 ヨシヤの子、ユダの王エホヤキムの第五年、第九の月、エルサレムのすべての民と、ユダの町々からエルサレムに来ているすべての民に、主の前での断食が布告 された。

36:10 そのとき、バルクは、主の宮の、書記シャファンの子ゲマルヤの部屋で、――その部屋は主の宮の新しい門の入口にある上の庭にあった。――すべての民に聞こ えるように、その書物からエレミヤのことばを読んだ。

36:11 シャファンの子ゲマルヤの子ミカヤは、その書物にあるすべての主のことばを聞き、

36:12 王宮の、書記の部屋に下ったが、ちょうど、そこには、すべての首長たちがすわっていた。すなわち書記エリシャマ、シェマヤの子デラヤ、アクボルの子エルナ タン、シャファンの子ゲマルヤ、ハナヌヤの子ゼデキヤ、およびすべての首長たちである。

36:13 ミカヤは、バルクがあの巻き物を民に読んで聞かせたときに聞いたすべてのことばを彼らに告げた。

36:14 すべての首長たちは、バルクのもとにクシの子シェレムヤの子ネタヌヤの子エフディを遣わして言わせた。「あなたが民に読んで聞かせたあの巻き物、あれを手 に持って来なさい。」そこで、ネリヤの子バルクは、巻き物を手に持って彼らのところにはいって来た。

36:15 彼らはバルクに言った。「さあ、すわって、私たちにそれを読んで聞かせてくれ。」そこで、バルクは彼らに読んで聞かせた。

36:16 彼らがそのすべてのことばを聞いたとき、みな互いに恐れ、バルクに言った。「私たちは、これらのことばをみな、必ず王に告げなければならない。」

36:17 彼らはバルクに尋ねて言った。「さあ、どのようにして、あなたはこれらのことばをみな、彼の口から書きとったのか、私たちに教えてくれ。」

36:18 バルクは彼らに言った。「エレミヤがこれらすべてのことばを私に口述し、私が墨でこの巻き物に書きしるしました。」

36:19 すると、首長たちはバルクに言った。「行って、あなたも、エレミヤも身を隠しなさい。だれにも、あなたがたがどこにいるか知られないように。」

36:20 彼らは巻き物を書記エリシャマの部屋に置き、庭の王のところに行ってこのすべての事を王に報告した。

36:21 王はエフディに、その巻き物を取りに行かせたので、彼はそれを書記エリシャマの部屋から取って来た。エフディはそれを、王と王のかたわらに立つすべての首 長たちに読んで聞かせた。

36:22 第九の月であったので、王は冬の家の座に着いていた。彼の前には暖炉の火が燃えていた。

36:23 エフディが三、四段を読むごとに、王は書記の小刀でそれを裂いては、暖炉の火に投げ入れ、ついに、暖炉の火で巻き物全部を焼き尽くした。

36:24 王も、彼のすべての家来たちも、これらのすべてのことばを聞きながら、恐れようともせず、衣を裂こうともしなかった。

36:25 エルナタンとデラヤとゲマルヤは、巻き物を焼かないように、王に願ったが、王は聞き入れなかった。

36:26 王は、王子エラフメエルと、アズリエルの子セラヤと、アブデエルの子シェレムヤに、書記バルクと預言者エレミヤを捕えるよう命じたが、主はふたりを隠され た。

36:27 王が、あの巻き物、バルクがエレミヤの口述で書きしるしたことばを焼いて後、エレミヤに次のような主のことばがあった。

36:28 「あなたは再びもう一つの巻き物を取り、ユダの王エホヤキムが焼いた先の巻き物にあった先のことばを残らず、それに書きしるせ。

36:29 ユダの王エホヤキムについてはこう言え。主はこう仰せられる。あなたはこの巻き物を焼いて言った。『あなたはなぜ、バビロンの王は必ず来てこの国を滅ぼ し、ここから人間も家畜も絶やすと書いたのか。』と。

36:30 それゆえ、主はユダの王エホヤキムについてこう仰せられる。彼には、ダビデの王座に着く者がなくなり、彼のしかばねは捨てられて、昼は暑さに、夜は寒さに さらされる。

36:31 わたしは、彼とその子孫、その家来たちを、彼らの咎のゆえに罰し、彼らとエルサレムの住民とユダの人々に、彼らが聞かなかったが、わたしが彼らに告げたあ のすべてのわざわいをもたらす。」

36:32 エレミヤは、もう一つの巻き物を取り、それをネリヤの子、書記バルクに与えた。彼はエレミヤの口述により、ユダの王エホヤキムが火で焼いたあの書物のこと ばを残らず書きしるした。さらにこれと同じような多くのことばもそれに書き加えた。

 

口語訳1955

36:1 ユダの王ヨシヤの子エホヤキムの四年に主からこの言葉がエレミヤに臨んだ、

36:2 「あなたは巻物を取り、わたしがあなたに語った日、すなわちヨシヤの日から今日に至るまで、イスラエルとユダと万国とに関してあなたに語ったすべての言葉 を、それにしるしなさい。

36:3 ユダの家がわたしの下そうとしているすべての災を聞いて、おのおのその悪い道を離れて帰ることもあろう。そうすれば、わたしはそのとがとその罪をゆるすか も知れない」。

36:4 そこでエレミヤはネリヤの子バルクを呼んだ。バルクはエレミヤの口述にしたがって、主が彼にお告げになった言葉をことごとく巻物に書きしるした。

36:5 そしてエレミヤはバルクに命じて言った、「わたしは主の宮に行くことを妨げられている。

36:6 それで、あなたが行って、断食の日に主の宮で、すべての民が聞いているところで、あなたがわたしの口述にしたがって、巻物に筆記した主の言葉を読みなさ い。またユダの人々がその町々から来て聞いているところで、それを読みなさい。

36:7 彼らは主の前に祈願をささげ、おのおのその悪い道を離れて帰ることもあろう。主がこの民に対して宣告された怒りと憤りは大きいからである」。

36:8 こうしてネリヤの子バルクはすべて預言者エレミヤが自分に命じたように、主の宮で、その巻物に書かれた主の言葉を読んだ。

36:9 ユダの王ヨシヤの子エホヤキムの五年九月、エルサレムのすべての民と、ユダの町々からエルサレムに来たすべての民とは、主の前に断食を行うべきことを告げ 示された。

36:10 バルクは主の宮の上の庭で、主の宮の新しい門の入口のかたわらにある書記シャパンの子であるゲマリヤのへやで、巻物に書かれたエレミヤの言葉をすべての民 に読み聞かせた。

36:11 シャパンの子であるゲマリヤの子ミカヤはその巻物にある主の言葉をことごとく聞いて、

36:12 王の家にある書記のへやに下って行くと、もろもろのつかさたち、すなわち書記エリシャマ、シマヤの子デラヤ、アカボルの子エルナタン、シャパンの子ゲマリ ヤ、ハナニヤの子ゼデキヤおよびすべてのつかさたちがそこに座していた。

36:13 ミカヤはバルクが民に巻物を読んで聞かせたとき、自分の聞いたすべての言葉を彼らに告げたので、

36:14 つかさたちはクシの子セレミヤの子であるネタニヤの子エホデをバルクのもとにつかわして言わせた、「あなたが民に読み聞かせたその巻物を手に取って、来て ください」。そこでネリヤの子バルクは巻物を手に取って、彼らのもとに来たので、

36:15 彼らはバルクに言った、「座してそれを読んでください」。バルクはそれを彼らに読みきかせた。

36:16 彼らはそのすべての言葉を聞き、恐れて互に見かわし、バルクに言った、「われわれはこのすべての言葉を、王に報告しなければならない」。

36:17 そしてバルクに尋ねて言った、「このすべての言葉を、あなたがどのようにして書いたのか話してください。彼の口述によるのですか」。

36:18 バルクは彼らに答えた、「彼がわたしにこのすべての言葉を口述したので、わたしはそれを墨汁で巻物に書いたのです」。

36:19 つかさたちはバルクに言った、「行って、エレミヤと一緒に身を隠しなさい。人に所在を知られてはなりません」。

36:20 そこで彼らは巻物を書記エリシャマのへやに置いて庭にはいり、王のもとへ行って、このすべての言葉を王に告げたので、

36:21 王はその巻物を持ってこさせるためにエホデをつかわした。エホデは書記エリシャマのへやから巻物を取ってきて、それを王と王のかたわらに立っているすべて のつかさたちに読みきかせた。

36:22 時は九月であって、王は冬の家に座していた。その前に炉があって火が燃えていた。

36:23 エホデが三段か四段を読むと、王は小刀をもってそれを切り取り、炉の火に投げいれ、ついに巻物全部を炉の火で焼きつくした。

36:24 王とその家来たちはこのすべての言葉を聞いても恐れず、またその着物を裂くこともしなかった。

36:25 エルナタン、デラヤおよびゲマリヤが王にその巻物を焼かないようにと願ったときにも彼は聞きいれなかった。

36:26 そして王は王子エラメルとアヅリエルの子セラヤとアブデルの子セレミヤに、書記バルクと預言者エレミヤを捕えるようにと命じたが、主は彼らを隠された。

36:27 バルクがエレミヤの口述にしたがって筆記した言葉を載せた巻物を王が焼いた後、主の言葉がエレミヤに臨んだ、

36:28 「他の巻物を取り、ユダの王エホヤキムが焼いた、前の巻物のうちにある言葉を皆それに書きしるしなさい。

36:29 またユダの王エホヤキムについて言いなさい、『主はこう仰せられる、あなたはこの巻物を焼いて言った、「どうしてあなたはこの巻物に、バビロンの王が必ず 来てこの地を滅ぼし、ここから人と獣とを絶やす、と書いたのか」と。

36:30 それゆえ主はユダの王エホヤキムについてこう言われる、彼の子孫にはダビデの位にすわる者がなくなる。また彼の死体は捨てられて昼は暑さにあい、夜は霜に あう。

36:31 わたしはまた彼とその子孫とその家来たちをその罪のために罰する。また彼らとエルサレムの民とユダの人々には災を下す。この災のことについては、すでに 語ったけれども、彼らは聞くことをしなかった』」。

36:32 そこでエレミヤは他の巻物を取り、ネリヤの子書記バルクに与えたので、バルクはユダの王エホヤキムが火にくべて焼いた巻物のすべての言葉を、エレミヤの口 述にしたがってそれに書きしるし、また同じような言葉を多くそれに加えた。



文語訳1917
36:1 ユダの王ヨシヤの子ヱホヤキムの四年にこの言ヱホバよりヱレミヤに臨みていふ
36:2 汝卷物をとり我汝に語りし日即ちヨシヤの日より今日に至るまでイスラエルとユダと萬國とにつきてわが汝に語りしすべての言を之に?せ
36:3 ユダの家わが降さんと擬るところの災をききて各自その惡き途をはなれて轉ることもあらん然ばわれ其愆とその罪を赦すべし
36:4 是に於てヱレミヤ、ネリヤの子バルクを召べりバルクすなはちヱレミヤの口にしたがひヱホバの彼に告たまひし言をことごとく卷物に?せり
36:5 ヱレミヤ、バルクに云ひけるはわれは禁錮られたればヱホバの室に往くことを得ず
36:6 故に汝ゆきて汝が我の口にしたがひて卷物に?したるヱホバの言をよみ斷食の日にヱホバの室に於て民の耳にこれを聽しめよまた之を讀みてユダの人々のその 邑々より來れる者の耳に聽しむべし
36:7 彼らヱホバの前にその祈?を献り各自其惡き途をはなれて轉ることもあらんヱホバの此民につきてのべたまひし怒と憤は大なり
36:8 斯てネリヤの子バルクは凡て預言者ヱレミヤが己に命ぜしごとくヱホバの室にてその卷物よりヱホバの言を讀り
36:9 ユダの王ヨシヤの子ヱホヤキムの五年九月ヱルサレムの諸の民およびユダの諸邑よりヱルサレムに來れる諸の民にヱホバの前に斷食を行ふべきこと宣示さる
36:10 バルク、ヱホバの室の上庭に於てヱホバの室の新しき門の入口の旁にあるシヤパンの子なる書記ゲマリヤの房にてその書よりヱレミヤの言を民に讀きかせたり
36:11 シヤパンの子なるゲマリヤの子ミカヤその書のヱホバの言を盡くききて
36:12 王の宮にある書記の房にくだりいたるに諸の牧伯等即ち書記エリシヤマ、シマヤの子デラヤ、アカボルの子エルナタン、シヤパンの子ゲマリヤ、ハナニヤの子ゼ デキヤおよび諸の牧伯等そこに坐せり
36:13 ミカヤ、バルクが書を讀て民の耳に聽せしときに己が聽しところのすべての言を彼らに告ければ
36:14 牧伯等クシの子シレミヤの子なるネタニヤの子エホデをバルクに遣はしていはせけるは汝が民に讀きかせしその卷物を手に取て來れとネリヤの子バルクすなはち 手に卷物を取りて彼らの許にきたりたれば
36:15 彼らバルクにいひけるは請ふ坐して之を我らに讀きかせよとバルクすなはち彼らに讀聞せたり
36:16 彼らその諸の言をききて倶に懼れバルクにいひけるは我ら必ずこの諸の言を王に告んと
36:17 またバルクに問ていひけるは請ふ汝いかにこの諸の言をかれの口にしたがひて?せしや我らに告よ
36:18 バルク答へけるは彼その口をもてこの諸の言を我に述べたればわれ墨をもて之を書に?せり
36:19 牧伯等バルクにいひけるは汝ゆきてヱレミヤとともに身を匿し在所を人に知しむべからずと
36:20 すなはち卷物を書記エリシヤマの房に置きて庭にいり王に詣りてこの諸の言を王につげければ
36:21 王その卷物を持來らせんとてヱホデを遣せりヱホデすなはち書記エリシヤマの房より卷物を取來りて之を王と王の側に立るすべての牧伯等に讀みきかせたり
36:22 時は九月にして王冬の室に坐せり其前に火の燃る爐あり
36:23 ヱホデ三枚か四枚を讀けるとき王小刀をもてその卷物を切割き爐の火に投いれて之を盡く爐の火に焚り
36:24 王とその臣僕等はこの諸の言をきけども懼れず亦その衣を裂ざりき
36:25 エルナタン、デラヤ、ゲマリヤ等王にその卷物を焚たまふ勿れと求めたれども聽ざりき
36:26 王ハンメレクの子ヱラメルとアヅリエルの子セラヤとアブデルの子セレミヤに書記バルクと預言者ヱレミヤを執へよと命ぜしがヱホバかれらを匿したまへり
36:27 王卷物およびバルクがヱレミヤの口にしたがひて記せし言を焚しのちヱホバの言ヱレミヤに臨みていふ
36:28 汝また他の卷物をとりユダの王ヱホヤキムが焚しところの前の卷物の中の言をことごとく其に?せ
36:29 汝またユダの王ヱホヤキムに告よヱホバかくいふ汝かの卷物を焚ていへり汝何なれば此卷物に?してバビロンの王必ず來りてこの地を滅し此に人と畜を?さんと 云しやと
36:30 この故にヱホバ、ユダの王ヱホヤキムにつきてかくいひ給ふ彼にはダビデの位に坐する者無にいたらん且かれの屍は棄られて晝は熱氣にあひ夜は寒氣にあはん
36:31 我また彼とその子孫とその臣僕等をその惡のために罰せんまた彼らとヱルサレムの民とユダの人々には我わが彼らにつきて語りしかども彼らが聽ことをせざりし 所の禍を降すべし
36:32 是に於てヱレミヤ他の卷物を取てネリヤの子書記バルクにあたふバルクすなはちユダの王ヱホヤキムが火に焚たるところの書の諸の言をヱレミヤの口にしたがひ て之に?し外にまた斯る言を多く之に加へたり

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 使  27:9

27:9 長い時が経過し、断食 期も過ぎてしまい、すでに航海が危険な季節になったので、パウロは人々に警告して言った、

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口語訳 マコ 4:12

4:12 それは/『彼らは見るには見るが、認めず、聞くには聞くが、悟らず、悔い改めてゆるされることがない』ためである」。

 

口語訳 使  3:19

3:19 だから、自分の罪をぬぐい去っていただくために、悔い改めて本心に立ちかえりなさい。

 

口語訳 Uコリ11:23

11:23 彼らはキリストの僕なのか。わたしは気が狂ったようになって言う、わたしは彼ら以上にそうである。苦労したことはもっと多く、投獄されたことももっと多 く、むち打たれたことは、はるかにおびただしく、死に面したこともしばしばあった。

 

口語訳 使  27:9

27:9 長い時が経過し、断食期も過ぎてしまい、すでに航海が危険な季節になったので、パウロは人々に警告して言った、

 

口語訳 使  24:25

24:25 そこで、パウロが、正義、節制、未来の審判などについて論じていると、ペリクスは不安を感じてきて、言った、「きょうはこれで帰るがよい。また、よい機会 を得たら、呼び出すことにする」。

 

口語訳 ヨハ 9:10

9:10 そこで人々は彼に言った、「では、おまえの目はどうしてあいたのか」。

 

口語訳 ヨハ 9:15

9:15 パリサイ人たちもまた、「どうして見えるようになったのか」、と彼に尋ねた。彼は答えた、「あのかたがわたしの目にどろを塗り、わたしがそれを洗い、そし て見えるようになりました」。

 

口語訳 ヨハ 9:26

9:26 そこで彼らは言った、「その人はおまえに何をしたのか。どんなにしておまえの目をあけたのか」。

 

口語訳 使  5:34-39

5:34 ところが、国民全体に尊敬されていた律法学者ガマリエルというパリサイ人が、議会で立って、使徒たちをしばらくのあいだ外に出すように要求してから、

5:35 一同にむかって言った、「イスラエルの諸君、あの人たちをどう扱うか、よく気をつけるがよい。

5:36 先ごろ、チゥダが起って、自分を何か偉い者のように言いふらしたため、彼に従った男の数が、四百人ほどもあったが、結局、彼は殺されてしまい、従った者も みな四散して、全く跡方もなくなっている。

5:37 そののち、人口調査の時に、ガリラヤ人ユダが民衆を率いて反乱を起したが、この人も滅び、従った者もみな散らされてしまった。

5:38 そこで、この際、諸君に申し上げる。あの人たちから手を引いて、そのなすままにしておきなさい。その企てや、しわざが、人間から出たものなら、自滅するだ ろう。

5:39 しかし、もし神から出たものなら、あの人たちを滅ぼすことはできまい。まかり違えば、諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」。そこで彼らはその勧 告にしたがい、

 

口語訳 マタ 23:34

23:34 それだから、わたしは、預言者、知者、律法学者たちをあなたがたにつかわすが、そのうちのある者を殺し、また十字架につけ、そのある者を会堂でむち打ち、 また町から町へと迫害して行くであろう。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 使  24:25

24:25 しかし、パウロが正義や節制や来るべき裁きについて話すと、フェリクスは恐ろしくなり、「今回はこれで帰ってよろしい。また適当な機会に呼び出すことにす る」と言った。

 

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