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エレミヤ書 37:1−21     

ゼデキヤの望みの挫折

 

翻訳比較

 

聖書協会共同訳2018
◆エレミヤの逮捕
エレ 37:1 ヨヤキムの子コンヤに代わって、ヨシヤの子ゼデキヤが王位についた。バビロンの王ネブカドレツァルが、彼をユダの地の王としたのである。
エレ 37:2 王もその家臣たちも国の民も、預言者エレミヤによって語られた主の言葉に聞き従わなかった。
エレ 37:3 ゼデキヤ王は、シェレムヤの子ユカルと祭司であるマアセヤの子ツェファンヤとを預言者エレミヤのもとに遣わして、「どうか、我々のために、我々 の神、主に祈ってほしい」と言った。
エレ 37:4 エレミヤは民の中を出入りしていて、まだ牢獄に入れられていなかった。
エレ 37:5 その時、ファラオの軍隊がエジプトから出て来た。エルサレムを包囲していたカルデア人は、この知らせを聞いて、エルサレムから撤退した。
エレ 37:6 この時、主の言葉が預言者エレミヤに臨んだ。
エレ 37:7 「イスラエルの神、主はこう言われる。私に尋ねるためにあなたがたを私のもとへ遣わしたユダの王にこう言うがよい。あなたがたを救援しようと出 て来たファラオの軍隊は、自分の国エジプトへ帰って行く。
エレ 37:8 カルデア人は再び来て、この都を攻撃し、占領して火で焼き払う。
エレ 37:9 主はこう言われる。『カルデア人は必ず我々のもとから立ち去る』と言って、自分たちを欺いてはならない。彼らは立ち去らないからだ。
エレ 37:10 たとえ、あなたがたと戦っているカルデアの全軍をあなたがたが討ち破り、その中に負傷兵だけが残ったとしても、彼らはそれぞれの天幕で立ち上 がって、この都を火で焼き払う。」
エレ 37:11 ファラオの軍隊が進軍して来たことを耳にして、カルデア軍がエルサレムから撤退したとき、
エレ 37:12 エレミヤはエルサレムから出て、ベニヤミンの地に行った。民の間で郷里の割り当て地を受け取るためであった。
エレ 37:13 彼がベニヤミンの門にさしかかったとき、ハナンヤの子シェレムヤの子であるイルイヤという名の守備隊長がそこにおり、預言者エレミヤを捕らえ て言った。「お前はカルデア人に投降しようとしている。」
エレ 37:14 そこで、エレミヤは言った。「?だ。私はカルデア人に投降はしない。」しかし、イルイヤは聞き入れず、エレミヤを捕らえ、高官たちのところへ 連れて行った。
エレ 37:15 高官たちはエレミヤに激怒し、彼を打ち叩き、書記官ヨナタンの家にある部屋に入れた。そこが牢獄として使われていたからである。
エレ 37:16 エレミヤは丸天井のある地下牢に入れられ、長期間そこにとどまった。
エレ 37:17 ゼデキヤ王は使者を送ってエレミヤを連れて来させ、宮廷でひそかに尋ねた。「主から何か言葉があったか。」エレミヤは、「ありました」と答 え、「あなたはバビロンの王の手に渡されます」と言った。
エレ 37:18 エレミヤはゼデキヤ王に言った。「あなたがたは私を牢獄に入れていますが、一体私は、どのような罪をあなたとあなたの家臣たちに、またこの民 に対して犯したと言われるのですか。
エレ 37:19 『バビロンの王があなたがたとこの地に攻めて来ることはない』と預言していたあの預言者たちは、どこにいるのですか。
エレ 37:20 王様、今どうか、聞いてください。どうか、私の願いを受け入れ、書記官ヨナタンの家に送り返さないでください。送り返されたら私はそこで死ん でしまうでしょう。」
エレ 37:21 ゼデキヤ王は、エレミヤを監視の庭に預けるよう命じ、パン焼き職人の通りから毎日パン一個を届けさせた。これは都にパンがすべてなくなるまで 続いた。エレミヤは監視の庭にとどまった。

フランシスコ会訳2013
エレミヤ書37

フランシスコ訳聖書 Jer <37>章 聖書本文

◆ゼデキヤの望みの挫折

001ヨシヤの子ゼデキヤが、バビロ ンの王ネブカドレツァルによってユダの王とされ、ヨヤキムの子コンヤに代わって王となった。

002だが、ゼデキヤもその家来も、 その地の人々も、主が預言者エレミヤを通して語られた言葉に聞き従わなかった。

003ゼデキヤ王はシェレムヤの子ユ カルと、マアセヤの子、祭司ツェファンヤを預言者エレミヤのもとに遣わして、「どうか、わたしたちのために、わたしたちの神、主に 祈ってください」と言わせた。

004当時、エレミヤは人々の間に自 由に出入りしていた。まだ獄に入れられていなかった。

005ファラオの軍隊がエジプトを出 て進軍してきた。エルサレムを包囲していたカルデア人は彼らの消息を聞いてエルサレムから退却した。

006その時、預言者エレミヤに、次 のような主の言葉が臨んだ。

007「イスラエルの神、主はこう仰 せになる。わたしに伺いを立てるためにお前をわたしのもとに遣わしたユダの王にこう言え。見よ、お前たちを助けるために進軍している ファラオの軍隊は、自分の国エジプトに戻る。

008カルデア人が戻ってきて、この 町を攻撃し、これを取り、火で焼き尽くす。

009主はこう仰せになる、『カルデ ア人はきっとわれわれから離れるだろう』と言って自らを欺くな。彼らは離れない。

010たとえお前たちが、お前たちを 攻撃するカルデア人の全軍を負かし、傷ついた者しか彼らの幕屋に残らないとしても、彼らは立ち上がり、この町を火で焼き尽くす」。

011カルデア人の軍隊がファラオの 軍隊の接近でエルサレムから退却した時のことである。

012エレミヤはエルサレムからベニ ヤミンの地に向かった。それは、その人々の地にある自分の取り分を受けるためだった。

013彼がベニヤミンの門に着いたと き、ハナンヤの子シェレムヤの子イルイヤという名の警備の隊長がエレミヤを捕らえて、「お前はカルデア人のもとに脱走するところだ」 と言った。

014エレミヤは言った、「そうでは ない。わたしはカルデア人のもとへ脱走したりはしない」。だが、イルイヤはエレミヤの言うことを聞かず、彼を捕らえ、高官たちのもと に連行した。

015高官たちはエレミヤに対して激 怒し、彼を打ち、獄に造り替えた書記官ヨナタンの家に監禁した。

016こうしてエレミヤは丸天井のあ る地下牢に入り、長い間そこにいた。

017ゼデキヤ王は人をやってエレミ ヤを連れてこさせた。王は宮殿でエレミヤに内々に尋ねて言った、「主から何か言葉があったか」。エレミヤは言った、「ありました。あ なたはバビロンの王の手に渡されます」。

018エレミヤはゼデキヤ王に言っ た、「わたしがあなたやあなたの家来やこの民に何の罪を犯したというので、あなたたちはわたしを獄に入れさせたのですか。

019あなたたちに対して、『バビロ ンの王はあなたたちやこの地に向かってくることはない』と預言したあの預言者たちはどこにいるのですか。

020どうか今、お聞きください、わ が主君なる王よ。書記官ヨナタンの家にわたしを戻さないようお願いします。わたしがそこで死なないためです」。

021そこでゼデキヤ王は命じてエレ ミヤを監視の庭に入れ、毎日、パン屋街からパン一個を彼に与えた。町のすべてのパンが尽きるまでそれは続いた。エレミヤは監視の庭に 留めおかれた。


 

新共同訳1987

37:1 ヨヤキムの子コンヤに代わって、ヨシヤの子ゼデキヤが王位についた。バビロンの王ネブカドレツァルが、彼をユダの国の王としたのである。

37:2 王も家来も国の民も、主が預言者エレミヤによって告げられた主の言葉に聞き従わなかった。

37:3 ゼデキヤ王は、シェレムヤの子ユカルと祭司であるマアセヤの子ツェファンヤとを預言者エレミヤのもとに遣わして、「どうか、我々のために、我々の神、主に 祈ってほしい」と頼んだ。

37:4 エレミヤはまだ投獄されておらず、人々の間で出入りしていた。

37:5 折しも、ファラオの軍隊がエジプトから進撃して来た。エルサレムを包囲していたカルデア軍はこの知らせを聞いて、エルサレムから撤退した。

37:6 このとき、主の言葉が預言者エレミヤに臨んだ。

37:7 「イスラエルの神なる主はこう言われる。わたしの言葉を求めて、お前たちを遣わしたユダの王にこう言うがよい。お前たちを救援しようと出動したファラオの 軍隊は、自分の国エジプトへ帰って行く。

37:8 カルデア軍が再び来て、この都を攻撃し、占領し火を放つ。

37:9 主はこう言われる。カルデア軍は必ず我々のもとから立ち去ると言って、自分を欺いてはならない。カルデア軍は決して立ち去らない。

37:10 たとえ、お前たちが戦いを交えているカルデアの全軍を撃ち破り、負傷兵だけが残ったとしても、彼らはそれぞれの天幕から立ち上がって、この都に火を放 つ。」

37:11 カルデア軍は、ファラオの軍隊が進撃して来たので、エルサレムから撤退した。

37:12 そのとき、エレミヤはエルサレムを出て、親族の間で郷里の所有地を相続するために、ベニヤミン族の地へ行こうとした。

37:13 彼がベニヤミン門にさしかかったとき、ハナンヤの孫で、シェレムヤの子であるイルイヤという守備隊長が、預言者エレミヤを捕らえて言った。「お前は、カル デア軍に投降しようとしている。」

37:14 そこで、エレミヤは言った。「それは違う。わたしはカルデア軍に投降したりはしない。」しかし、イルイヤは聞き入れず、エレミヤを捕らえ、役人たちのとこ ろへ連れて行った。

37:15 役人たちは激怒してエレミヤを打ちたたき、書記官ヨナタンの家に監禁した。そこが牢獄として使われていたからである。

37:16 エレミヤは丸天井のある地下牢に入れられ、長期間そこに留めて置かれた。

37:17 ゼデキヤ王は使者を送ってエレミヤを連れて来させ、宮廷でひそかに尋ねた。「主から何か言葉があったか。」エレミヤは答えた。「ありました。バビロンの王 の手にあなたは渡されます。」

37:18 更に、エレミヤはゼデキヤ王に言った。「わたしを牢獄に監禁しておられますが、一体わたしは、どのような罪をあなたとあなたの臣下、あるいはこの民に対し て犯したのですか。

37:19 『バビロンの王は、あなたたちも、この国をも攻撃することはない』と預言していたあの預言者たちは、一体どこへ行ってしまったのですか。

37:20 王よ、今どうか、聞いてください。どうか、わたしの願いを受け入れ、書記官ヨナタンの家に送り返さないでください。わたしがそこで殺されないように。」

37:21 ゼデキヤ王は、エレミヤを監視の庭に拘留しておくよう命じ、パン屋街から毎日パンを一つ届けさせた。これは都にパンがなくなるまで続いた。エレミヤは監視 の庭に留めて置かれた。

 

新改訳1970

37:1 ヨシヤの子ゼデキヤは、エホヤキムの子エコヌヤに代わって王となった。バビロンの王ネブカデレザルが彼をユダの国の王にしたのである。

37:2 彼も、その家来たちも、一般の民衆も、預言者エレミヤによって語られた主のことばに聞き従わなかった。

37:3 ゼデキヤ王は、シェレムヤの子エフカルと、マアセヤの子、祭司ゼパニヤを預言者エレミヤのもとに遣わして言った。「どうか、私たちのために、私たちの神、 主に、祈ってください。」

37:4 ――そのとき、エレミヤは民のうちに出入りしていて、まだ獄屋に入れられていなかった。

37:5 パロの軍勢がエジプトから出て来たので、エルサレムを包囲中のカルデヤ人は、そのうわさを聞いて、エルサレムから退却したときであった。――

37:6 そのとき、預言者エレミヤに次のような主のことばがあった。

37:7 「イスラエルの神、主は、こう仰せられる。『わたしに尋ねるために、あなたがたをわたしのもとに遣わしたユダの王にこう言え。見よ。あなたがたを助けに出 て来たパロの軍勢は、自分たちの国エジプトへ帰り、

37:8 カルデヤ人が引き返して来て、この町を攻め取り、これを火で焼く。』

37:9 主はこう仰せられる。『あなたがたは、カルデヤ人は必ず私たちから去る、と言って、みずから欺くな。彼らは去ることはないからだ。

37:10 たとい、あなたがたが、あなたがたを攻めるカルデヤの全軍勢を打ち、その中に重傷を負った兵士たちだけが残ったとしても、彼らがそれぞれ、その天幕で立ち 上がり、この町を火で焼くようになる。』」

37:11 カルデヤの軍勢がパロの軍勢の来るのを聞いてエルサレムから退却したとき、

37:12 エレミヤは、ベニヤミンの地に行き、民の間で割り当ての地を決めるためにエルサレムから出て行った。

37:13 彼がベニヤミンの門に来たとき、そこにハナヌヤの子シェレムヤの子のイルイヤと言う名の当直の者がいて、「あなたはカルデヤ人のところへ落ちのびるの か。」と言って、預言者エレミヤを捕えた。

37:14 エレミヤは、「違う。私はカルデヤ人のところに落ちのびるのではない。」と言ったが、イルイヤは聞かず、エレミヤを捕えて、首長たちのところに連れて行っ た。

37:15 首長たちはエレミヤに向かって激しく怒り、彼を打ちたたき、書記ヨナタンの家にある牢屋に入れた。そこを獄屋にしていたからである。

37:16 エレミヤは丸天井の地下牢に入れられ、長い間そこにいた。

37:17 ゼデキヤ王は人をやって彼を召し寄せた。王は自分の家でひそかに彼に尋ねて言った。「主から、みことばがあったか。」エレミヤは、「ありました。」と言っ た。そして「あなたはバビロンの王の手に渡されます。」と言った。

37:18 エレミヤはゼデキヤ王に言った。「あなたや、あなたの家来たちや、この民に、私が何の罪を犯したというので、私を獄屋に入れたのですか。

37:19 あなたがたに『バビロンの王は、あなたがたと、この国とを攻めに来ない。』と言って預言した、あなたがたの預言者たちは、どこにいますか。

37:20 今、王さま、どうぞ聞いてください。どうぞ、私の願いを御前にかなえて、私を書記ヨナタンの家へ帰らせないでください。そうすれば、私はあそこで死ぬこと はないでしょう。」

37:21 そこでゼデキヤ王は命じて、エレミヤを監視の庭に入れさせ、町からすべてのパンが絶えるまで、パン屋街から、毎日パン一個を彼に与えさせた。こうして、エ レミヤは監視の庭にとどまっていた。

 

口語訳1955

37:1 ヨシヤの子ゼデキヤはエホヤキムの子コニヤに代って王となった。バビロンの王ネブカデレザルが彼をユダの地の王としたのである。

37:2 彼もその家来たちも、その地の人々も、主が預言者エレミヤによって語られた言葉に聞き従わなかった。

37:3 ゼデキヤ王はセレミヤの子ユカルと、マアセヤの子祭司ゼパニヤを預言者エレミヤにつかわして、「われわれのために、われわれの神、主に祈ってください」と 言わせた。

37:4 エレミヤは民の中に出入りしていた。まだ獄屋に入れられなかったからである。

37:5 パロの軍勢がエジプトから出て来たので、エルサレムを攻め囲んでいたカルデヤびとはその情報を聞いてエルサレムを退いた。

37:6 その時、主の言葉は預言者エレミヤに臨んだ、

37:7 「イスラエルの神、主はこう言われる、あなたがたをつかわしてわたしに求めたユダの王にこう言いなさい、『あなたがたを救うために出てきたパロの軍勢はそ の国エジプトに帰ろうとしている。

37:8 カルデヤびとが再び来てこの町を攻めて戦い、これを取って火で焼き滅ぼす。

37:9 主はこう言われる、あなたがたは、「カルデヤびとはきっとわれわれを離れ去る」といって自分を欺いてはならない。彼らは去ることはない。

37:10 たといあなたがたが自分を攻めて戦うカルデヤびとの全軍を撃ち破って、その天幕のうちに負傷者のみを残しても、彼らは立ち上がって火でこの町を焼き滅ぼ す』」。

37:11 さてカルデヤびとの軍勢がパロの軍勢の来るのを聞いてエルサレムを退いたとき、

37:12 エレミヤは、ベニヤミンの地で民のうちに自分の分け前を受け取るため、エルサレムを立ってその地へ行こうと、

37:13 ベニヤミンの門に着いたとき、そこにハナニヤの子セレミヤの子でイリヤという名の番兵がいて、預言者エレミヤを捕え、「あなたはカルデヤびとの側に脱走し ようとしている」と言った。

37:14 エレミヤは言った、「それはまちがいだ。わたしはカルデヤびとの側に脱走しようとしていない」。しかしイリヤは聞かず、エレミヤを捕えて、つかさたちのも とへ引いて行った。

37:15 つかさたちは怒って、エレミヤを打ちたたき、書記ヨナタンの家の獄屋にいれた。この家が獄屋になっていたからである。

37:16 エレミヤが地下の獄屋にはいって、そこに多くの日を送ってのち、

37:17 ゼデキヤ王は人をつかわし、彼を連れてこさせた。王は自分の家でひそかに彼に尋ねて言った、「主から何かお言葉があったか」。エレミヤはあったと答えた。 そして言った、「あなたはバビロンの王の手に引き渡されます」。

37:18 エレミヤはまたゼデキヤ王に言った、「わたしが獄屋にいれられたのは、あなたに、またはあなたの家来に、あるいはこの民に、どのような罪を犯したからなの ですか。

37:19 あなたがたに預言して、『バビロンの王はあなたがたをも、この地をも攻めにこない』と言っていたあなたがたの預言者は今どこにいるのですか。

37:20 王なるわが君よ、どうぞ今お聞きください。わたしの願いをお聞きとどけください。わたしを書記ヨナタンの家へ帰らせないでください。そうでないと、わたし はそこで殺されるでしょう」。

37:21 そこでゼデキヤ王は命を下し、エレミヤを監視の庭に入れさせ、かつ、パンを造る者の町から毎日パン一個を彼に与えさせた。これは町にパンがなくなるまで続 いた。こうしてエレミヤは監視の庭にいた。



文語訳1917
37:1 ヨシヤの子ゼデキヤ、ヱホヤキムの子コニヤに代りて王となるバビロンの王ネブカデネザル彼をユダの地に王となせしなり
37:2 彼もその臣僕等もその地の人々もヱホバが預言者ヱレミヤによりて示したまひし言を聽ざりき
37:3 ゼデキヤ王シレミヤの子ユカルとマアセヤの子祭司ゼパニヤを預言者ヱレミヤに遣して請ふ汝我らの爲に我らの神ヱホバに祈れといはしむ
37:4 ヱレミヤは民の中に出入せりそはいまだ獄に入られざればなり
37:5 パロの軍勢のエジプトより來りしかばヱルサレムを攻圍みたるカルデヤ人は其音信をききてヱルサレムを退けり
37:6 時にヱホバの言預言者ヱレミヤにのぞみていふ
37:7 イスラエルの神ヱホバかくいふ汝らを遣して我に求めしユダの王にかくいへ汝らを救はんとて出きたりしパロの軍勢はおのれの地エジプトへ歸らん
37:8 カルデヤ人再び來りてこの邑を攻て戰ひこれを取り火をもて焚べし
37:9 ヱホバかくいふ汝らカルデヤ人は必ず我らをはなれて去んといひて自ら欺く勿れ彼らは去ざるべし
37:10 設令汝らおのれを攻て戰ふところのカルデヤ人の軍勢を悉く撃ちやぶりてその中に負傷人のみを遺すとも彼らはおのおの其幕屋に起ちあがり火をもて此邑を焚か ん
37:11 茲にカルデヤ人の軍勢パロの軍勢を懼れてヱルサレムを退きければ
37:12 ヱレミヤ、ベニヤミンの地にて民の中にその分を分ち取らんとてヱルサレムを出でてかの地に行きしが
37:13 ベニヤミンの門にいりし時そこにハナニヤの子シレミヤの子なるイリヤと名くる門守をり預言者ヱレミヤを執へて汝はカルデヤ人に降るなりといふ
37:14 ヱレミヤいひけるは詐なり我はカルデヤ人に降るにあらずと然どイリヤこれを聽ずヱレミヤを執へて侯伯等の許に引ゆけり
37:15 侯伯等すなはち怒りてヱレミヤを撻ちこれを書記ヨナタンの室の獄にいれたり蓋この室を獄となしたればなり
37:16 ヱレミヤ獄にいり土牢に入りてそこに多の日を送りしのち
37:17 ゼデキヤ王人を遣して彼をひきいださしむ而して王室にて竊にかれにいひけるはヱホバより臨める言あるやとヱレミヤ答へていひけるは有り汝はバビロン王の手 に付されん
37:18 ヱレミヤまたゼデキヤ王にいひけるは我汝あるいは汝の臣僕或はこの民に何なる罪を犯したれば汝ら我を獄にいれしや
37:19 汝らに預言してバビロンの王は汝らにも此地にも攻來らじといひし汝らの預言者はいま何處にあるや
37:20 されば王わが君よ願くはいま我に聽たまへ請ふわが願望を受納れ給へ我を書記ヨナタンの家に歸らしめたまふなかれ恐らくは我彼處に死なんと
37:21 是においてゼデキヤ王命じてヱレミヤを獄の庭にいれしめ且邑のパンの悉く盡るまでパンを製る者の街より日々に一片のパンを彼に與へしむ即ちヱレミヤは獄の 庭にをる

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口語訳 使  8:24

8:24 シモンはこれを聞いて言った、「仰せのような事が、わたしの身に起らないように、どうぞ、わたしのために主に祈って下さい」。

 

口語訳 マタ 24:4-5

24:4 そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。

24:5 多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。

 

口語訳 エペ 5:6

5:6 あなたがたは、だれにも不誠実な言葉でだまされてはいけない。これらのことから、神の怒りは不従順の子らに下るのである。

 

口語訳 ルカ 23:2

23:2 そして訴え出て言った、「わたしたちは、この人が国民を惑わし、貢をカイザルに納めることを禁じ、また自分こそ王なるキリストだと、となえているところを 目撃しました」。

 

口語訳 使  6:11

6:11 そこで、彼らは人々をそそのかして、「わたしたちは、彼がモーセと神とを汚す言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。

 

口語訳 使  24:5-9

24:5 さて、この男は、疫病のような人間で、世界中のすべてのユダヤ人の中に騒ぎを起している者であり、また、ナザレ人らの異端のかしらであります。

24:6 この者が宮までも汚そうとしていたので、わたしたちは彼を捕縛したのです。〔そして、律法にしたがって、さばこうとしていたところ、

24:7 千卒長ルシヤが干渉して、彼を無理にわたしたちの手から引き離してしまい、

24:8 彼を訴えた人たちには、閣下のところに来るようにと命じました。〕それで、閣下ご自身でお調べになれば、わたしたちが彼を訴え出た理由が、全部おわかりに なるでしょう」。

24:9 ユダヤ人たちも、この訴えに同調して、全くそのとおりだと言った。

 

口語訳 使  24:13

24:13 今わたしを訴え出ていることについて、閣下の前に、その証拠をあげうるものはありません。

 

口語訳 マタ 5:11-12

5:11 わたしのために人々があなたがたをののしり、また迫害し、あなたがたに対し偽って様々の悪口を言う時には、あなたがたは、さいわいである。

5:12 喜び、よろこべ、天においてあなたがたの受ける報いは大きい。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。

 

口語訳 マタ 21:35

21:35 すると、農夫たちは、その僕たちをつかまえて、ひとりを袋だたきにし、ひとりを殺し、もうひとりを石で打ち殺した。

 

口語訳 使  5:18

5:18 使徒たちに手をかけて捕え、公共の留置場に入れた。

 

口語訳 ヨハ 10:32

10:32 するとイエスは彼らに答えられた、「わたしは、父による多くのよいわざを、あなたがたに示した。その中のどのわざのために、わたしを石で打ち殺そうとする のか」。

 

口語訳 使  25:8

25:8 パウロは「わたしは、ユダヤ人の律法に対しても、宮に対しても、またカイザルに対しても、なんら罪を犯したことはない」と弁明した。

 

口語訳 使  25:11

25:11 もしわたしが悪いことをし、死に当るようなことをしているのなら、死を免れようとはしません。しかし、もし彼らの訴えることに、なんの根拠もないとすれ ば、だれもわたしを彼らに引き渡す権利はありません。わたしはカイザルに上訴します」。

 

口語訳 使  25:25

25:25 しかし、彼は死に当ることは何もしていないと、わたしは見ているのだが、彼自身が皇帝に上訴すると言い出したので、彼をそちらへ送ることに決めた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 使  8:24

8:24 シモンは答えた。「おっしゃったことが何一つわたしの身に起こらないように、主に祈ってください。」

 

新共同 使  5:18

5:18 使徒たちを捕らえて公の牢に入れた。

 

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