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エレミヤ書 47:1−7      

ペリシテ人についての託宣

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
エレ 47:1 ファラオがガザを討つ前に、ペリシテ人について、主の言葉が預言者エレミヤに臨んだ。
エレ 47:2 主はこう言われる。/北から水が湧き上がり/押し流す川となって/地とそこに満ちるもの/町とその住民を押し流す。/人々は叫び、その地の住民 は皆、泣き叫ぶ。
エレ 47:3 荒馬のひづめが踏みつける音/戦車の地響き、車輪の騒音に/父親は力を失い/子らを顧みなくなる。
エレ 47:4 ペリシテ人をすべて滅ぼす日が来る。/生き残っていて、ティルスとシドンを/助けようとするすべての者を絶ち滅ぼす日が。/その日、主はカフト ルの島に残っている/ペリシテ人を滅ぼされる。
エレ 47:5 ガザは髪をそり落とされ/アシュケロンは滅びた。/平野に残る者よ/いつまで身を傷つけるのか。
エレ 47:6 ああ、主の剣よ/いつになれば、お前は静かになるのか。/鞘に納まり、鎮まって沈黙せよ。
エレ 47:7 だがどうして、お前は静かになれるだろうか。/主が命じて、アシュケロンと海辺の地に/お前を向けられたからには。

フランシスコ会訳2013
エレミヤ書47

フランシスコ訳聖書 Jer <47>章 聖書本文

◆ペリシテ人についての託宣

001ファラオがガザを討つ前、ペリ シテ人についての主の言葉がエレミヤに臨んだ。

002主はこう仰せになる、

「見よ、水が北から上がり、

川となって、地とそこに満ちるもの、

町とその中に住む者を覆い尽くす。

人々は叫び、

その地に住む者はみな、嘆きの声をあげる。

003軍馬の駆け足の音のため、

戦車の地響きのため、

車輪の轟音のため、

父親たちの手はなえ、

子らを顧みない。

004ペリシテ人をみな滅ぼす日が来 ている。

ティルスとシドンを

助けることができる残った者をみな

絶ち滅ぼす日が来ている。

まことに、主はペリシテ人を、

カフトル島の残りの者を滅ぼす。

005ガザは頭を剃られ、

アシュケロンは黙らされる。

アナク人の残りの者よ、

いつまで自分の体を傷つけるのか。

006『ああ、主の剣よ、

お前はいつまで静まらないのか。

お前の鞘へ納まり、

留まり、黙せ』。

007どうしてお前は静まっておられ ようか。

主が剣に

アシュケロンとその海辺の地に

対立するよう命じられたのだ」。


 

新共同訳1987

47:1 預言者エレミヤに臨んだ主の言葉。ファラオがガザを撃つ前にペリシテ人に向かって。

47:2 主はこう言われる。見よ、北から水が湧き上がり/川となって押し寄せ/地とそこに満ちるもの/町とその住民を押し流す。男たちも叫び、住民は皆、悲鳴をあ げる。

47:3 軍馬のひづめの音/戦車のごう音、車輪の響きに/父親は力を失い/子供を顧みることもできない。

47:4 ペリシテ人をすべて滅ぼす日が来る。ティルスとシドンは最後の援軍も断たれる。主がペリシテ人を滅ぼされる/カフトルの島の残りの者まで。

47:5 ガザでは頭をそり落とし/アシュケロンは破滅する。平野に残る者よ/いつまで、身を傷つけるのか。

47:6 災いだ、主が剣を取られた。いつまで、お前は静かにならないのか。鞘に退き、鎮まって沈黙せよ。

47:7 どうして、静かにできようか/主が剣に命じて/アシュケロンと海辺の地に向けて/遣わされたからには。

 

新改訳1970

47:1 パロがまだガザを打たないうちに、ペリシテ人について、預言者エレミヤにあった主のことば。

47:2 主はこう仰せられる。「見よ。北から水が上って来て、あふれる流れとなり、地と、それに満ちるもの、町とその住民とにあふれかかる。人々は泣き叫び、地の 住民はみな泣きわめく。

47:3 荒馬のひづめの音、戦車の響き、車輪の騒音のため、父たちは気力を失って、子らを顧みない。

47:4 すべてのペリシテ人を破滅させる日が来たからだ。その日には、ツロとシドンを、生き残って助ける者もみな、断ち滅ぼされる。主が、カフトルの島に残ってい るペリシテ人も破滅させるからだ。

47:5 ガザは頭をそられ、アシュケロンは滅びうせた。アナク人の残りの者よ。いつまで、あなたは身を傷つけるのか。」

47:6 「ああ。主の剣よ。いつまで、おまえは休まないのか。さやに納まり、静かに休め。」

47:7 どうして、おまえは休めよう。主が剣に命じられたのだ。アシュケロンとその海岸――そこに剣を向けられたのだ。

 

口語訳1955

47:1 パロがまだガザを撃たなかったころ、ペリシテびとの事について預言者エレミヤに臨んだ主の言葉。

47:2 「主はこう言われる、見よ、水は北から起り、あふれ流れて、この地と、そこにあるすべての物、その町と、その中に住む者とにあふれかかる。その時、人々は 叫び、この地に住む者はみな嘆く。

47:3 そのたくましい馬のひずめの踏み鳴らす音のため、その戦車の響きのため、その車輪のとどろきのために、父はその手が弱くなって、自分の子をも顧みない。

47:4 これは、ペリシテびとを滅ぼし尽し、ツロとシドンに残って助けをなす者を/ことごとく絶やす日が来るからである。主はカフトルの海岸に残っている/ペリシ テびとを滅ぼされる。

47:5 ガザには髪をそることが始まっている。アシケロンは滅びた。アナクびとの残りの民よ、いつまで自分の身に傷つけるのか。

47:6 主のつるぎよ、おまえはいつになれば静かになるのか。おまえのさやに帰り、休んで静かにしておれ。

47:7 主がこれに命を下されたのだ、どうして静かにしておれようか。アシケロンと海岸の地を攻めることを/定められたのだ」。



文語訳1917
47:1 パロがガザを撃ざりし先にペリシテ人の事につきて預言者ヱレミヤに臨みしヱホバの言
47:2 ヱホバかくいひたまふ視よ水北より起り溢れながれて此地と其中の諸の物とその邑と其中に住る者とに溢れかかるべしその時人衆は叫びこの地に住る者は皆哭く べし
47:3 その逞しき馬の蹄の蹴たつる音のため其車の響のため其輪の轟のために父は手弱りて己の子女を顧みざるなり
47:4 是ペリシテ人を滅しつくしツロとシドンにのこりて助力をなす者を悉く?す日來ればなりヱホバ、カフトルの地に遺れるペリシテ人を滅したまふべし
47:5 ガザには髮を剃るの事はじまるアシケロンと其剩餘の平地は滅ぼさる汝いつまで身に傷くるや
47:6 ヱホバの劍よ汝いつまで息まざるや汝の鞘に歸りて息み靜まれ
47:7 ヱホバこれに命じたるなればいかで息むことをえんやアシケロンと海邊を攻ることを定めたまへり

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

・・・・

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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