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エレミヤ書 48:1−47     

モアブについての託宣

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
エレ 48:1 モアブに向かって/イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。/ああ、ネボは荒らされ/キルヤタイムは恥を受け、占領された。/その砦は恥辱を 受け、おののいた。
エレ 48:2 モアブの誉れはすでにない。/ヘシュボンでは、モアブに対し悪をたくらんで言う/「行って、あの国を滅ぼし尽くそう」と。/マドメンよ、あなた も滅ぼされる。/剣があなたの後ろに迫る。
エレ 48:3 聞け、ホロナイムから来る叫び声を。/「破壊だ、大いなる破滅だ。」
エレ 48:4 モアブは砕かれた。/叫びをツォアルにまで聞かせよ。
エレ 48:5 ルヒトの坂を、泣き声が上って行き/彼らはホロナイムの下り坂で/破滅の叫びを聞いた。
エレ 48:6 逃げよ、自分の命を救え。/しかし、あなたがたは/荒れ野の中のアロエルのようになる。
エレ 48:7 自分の業と宝に頼ったので/あなたもまた占領される。/ケモシュは捕囚となって出て行く/その祭司も高官たちも共に。
エレ 48:8 荒らす者がどの町にも来て/町は一つとして逃れられない。/谷は滅び、平地は根絶やしにされる。/主が言われたとおりである。
エレ 48:9 モアブに翼を与え、飛び去らせよ。/モアブの町は皆荒廃し、そこに住む者はいなくなる。
エレ 48:10 主の務めをおろそかにする者は呪われよ。/その剣が血を流すのを止める者は呪われよ。
エレ 48:11 モアブは幼い時から平穏に過ごし/ぶどう酒のおりの上で穏やかであり/器から器へ注がれたことがなく/捕囚として連れ去られたことがない。/ それゆえ、その味は失われず/その香りも変わらなかった。
エレ 48:12 それゆえ、その日が来る――主の仰せ。/私は傾ける者らをモアブに遣わす。/彼らはモアブを傾け/その器を空にし、その壺を砕く。
エレ 48:13 モアブはケモシュによって恥をかく。イスラエルの家が、頼みとしていたベテルによって恥をかいたように。
エレ 48:14 あなたがたはどうして言えようか/「我々は勇士だ、戦いに慣れた兵士だ」と。
エレ 48:15 モアブは荒らされ、その町は皆攻められた。/えり抜きの若者たちも屠り場へ下る/――その名を万軍の主と言う王の仰せ。
エレ 48:16 モアブの災難が来る日は近い。/災いは速やかに来る。
エレ 48:17 周囲の者はすべて、モアブのために嘆け。/その名を知っている者はすべて/「どうして力の笏、栄光の杖は粉砕されたのか」/と言え。
エレ 48:18 娘ディボンの住民よ/栄光の座から降りて、渇きの中に座れ。/モアブを荒らす者があなたに攻め上り/あなたの砦を破壊したからだ。
エレ 48:19 アロエルの住民よ/道の傍らに立って見張れ。/逃れて来る男、避難して来る女に尋ね/「何が起こったのか」と言え。
エレ 48:20 モアブは恥を受け、おののいた。/泣きわめいて叫べ。/アルノンで告げよ/「モアブは荒らされた」と。
エレ 48:21 裁きが平野の地に臨んだ。ホロン、ヤハツ、メファアト、
エレ 48:22 ディボン、ネボ、ベト・ディブラタイム、
エレ 48:23 キルヤタイム、ベト・ガムル、ベト・メオン、
エレ 48:24 ケリヨト、ボツラの上に、またモアブの地にある、遠くの、あるいは近くのすべての町に。
エレ 48:25 モアブの角は切り落とされ/その腕は砕かれた――主の仰せ。
エレ 48:26 モアブを酔わせよ。主に向かって高ぶったからだ。/モアブはへどを吐き散らし/彼もまた笑い物になる。
エレ 48:27 イスラエルはあなたにとって/笑い物ではなかったのか。/それともイスラエルが/盗人どもの中で見つかったとでも言うのか/あなたがイスラエ ルのことを語る度に/頭を振ったのは。
エレ 48:28 モアブの住民よ、町を捨て、岩の間に住め。/洞窟のそばに巣を作る鳩のようになれ。
エレ 48:29 私たちはモアブの高ぶりのことを聞いた。/その高慢は甚だしい。/その誇り、高ぶり、思い上がり、慢心。
エレ 48:30 私はその傲慢を知っている――主の仰せ。/その自慢話に根拠はなく/なすことも不正だ。
エレ 48:31 それゆえ、私はモアブのために泣き叫び/モアブすべてのために叫ぶ。/キル・ヘレスの人々のために呻く。
エレ 48:32 シブマのぶどうの木よ/私はヤゼルのために泣くよりも/あなたのために泣く。/あなたのつるは伸びて海を越え/ヤゼルの海にまで達した。/し かし、あなたの夏の果物とぶどうの収穫を/荒らす者が襲った。
エレ 48:33 果樹園とモアブの地から/喜びも楽しみも取り去られた。/私は搾り場からぶどう酒を絶やした。/喜びの声を上げて、ぶどうを踏む者はいない。 /声が上がっても、それは喜びの声ではない。
エレ 48:34 ヘシュボンが叫ぶと、その声はエルアレまで、ヤハツまで、またツォアルからホロナイム、エグラト・シェリシヤにまで達した。ニムリムの水さえ 干上がる。
エレ 48:35 私は、高き所で献げ物をする者、その神々に香をたく者をモアブから絶やす――主の仰せ。
エレ 48:36 それゆえ、私の心はモアブのために笛のように嘆く。私の心はキル・ヘレスの人々のために笛のように嘆く。モアブが築いた富は消えうせたから だ。
エレ 48:37 どの頭の髪もそり落とされ、どのひげも切り落とされ、どの手にも傷をつけられ、腰には粗布をまとわされる。
エレ 48:38 モアブのどの屋根の上にも、どの広場にも嘆きの声がある。誰にも望まれない器のように、モアブが私に砕かれたからだ――主の仰せ。
エレ 48:39 どうしておののき、泣き叫ぶのか。どうしてモアブは恥じ入り、背を向けるのか。モアブは周囲のすべての者の笑い物となり、恐怖の的となった。
エレ 48:40 主はこう言われる。/彼は鷲のように飛びかかり/モアブに向かってその翼を広げる。
エレ 48:41 町は占領され、要害は奪い取られた。/モアブの勇士の心は、その日には/産みの苦しみにある女の心のようになる。
エレ 48:42 モアブは滅ぼされ、民ではなくなった。/主に向かって高ぶったからだ。
エレ 48:43 モアブの住民よ、恐怖と落とし穴と罠が/あなたに臨む――主の仰せ。
エレ 48:44 恐怖から逃れる者は落とし穴に落ち/落とし穴から這い上がる者は罠に捕らえられる。/私がモアブに刑罰の年を来させるからだ/――主の仰せ。
エレ 48:45 逃れた者らは力尽き/ヘシュボンの陰に立ち尽くす。/ヘシュボンから火が出/シホンの内から炎が上がり/モアブのこめかみと/騒ぐ者たちの脳 天を焼き尽くす。
エレ 48:46 モアブよ、あなたに災いあれ。/ケモシュの民は滅びた。/あなたの息子たちは捕囚として/娘たちは捕虜として連れて行かれた。
エレ 48:47 しかし、終わりの日に/私はモアブの繁栄を回復する――主の仰せ。/ここまでがモアブへの裁きである。

フランシスコ会訳2013
エレミヤ書48

フランシスコ訳聖書 Jer <48>章 聖書本文

◆モアブについての託宣

001モアブについて、イスラエルの 神、万軍の主はこう仰せになる、

「災いだ。ネボは荒らされた。

キルヤタイムは恥を受け、攻め取られた。

その砦は恥を受け、うろたえた。

002もはやモアブの誉れはない。

ヘシュボンでは、人々がこれに対して悪を企んでいる。

『さあ、この国を断ち滅ぼそう』と。

マドメンよ、

お前も黙らされる。

お前の後ろに剣が迫っている。

003ホロナイムから叫び声がする。

『破壊だ。大いなる破滅だ』と。

004モアブは破壊され、

その叫び声はツォアルまで聞こえる。

005まことに、ルヒトの坂を

激しく泣きながら上り、

◆ホロナイムの下り坂では

破滅の叫び声が聞こえる。

006逃げて自分たちの命を救え、

荒れ野の灌木のようになれ。

007お前は自分の業と財産に寄り頼 んだので、

お前も攻め取られる。

ケモシュはその祭司たちと高官たちとともに、

捕囚となって出ていく。

008荒らす者がすべての町に来る。

一つの町も免れない。

谷間は滅ぼされ、台地は根絶される。

主が仰せになったとおりである。

009モアブに塩地を与えよ。

その町々は荒廃し、住む者もなくなる。

010主の業をおろそかにする者は呪 われよ。その剣を流血から阻む者も呪われよ。

011モアブは若い時から安らかで あった。

彼はその澱の上に留まり

器から器へと空けられたことはない。

捕囚として連れていかれなかった。

それ故、その味はそのままであり、

香りも変わらなかった。

012それ故、見よ、その日が来る――主の言葉。その日、わたしは注ぎ出す者たちをモアブに遣わす。彼らは器からそれを 注ぎ出して空にし、その壺を打ち砕く。

013その時、モアブはケモシュの故 に恥じる。イスラエルの家が、寄り頼んでいたベテルの故に恥じたように。

014どうしてお前たちは

『われらは勇士、戦にあって勇ましい者』

と言えようか。

015モアブは滅ぼされ、

荒らす者がその町々に上って来る。

その選り抜きの若者たちも

下って行って屠られる

――その名は万軍の主である王の言葉。

016破滅はモアブに近く

災いは速やかに来る。

017周りの者はみな、

その名を知る者はみな、

彼のために嘆け。

『どうして力ある杖、

輝かしい笏が粉砕されたのか』と言え。

018王座にある娘ディボンよ、

栄光から下り、渇いた地に座れ。

モアブを荒らす者がお前に攻め上り、

お前の城壁のある町を破壊したからだ。

019アロエルに住む者よ、道に立っ て見張れ。

逃げていく男と、逃れていく女に、

『いったい、何が起こったのか』と尋ねて言え。

020モアブは恥を受け、うろたえ た。

泣きわめき、叫べ。

アルノンのほとりで、

『モアブは荒らされた』と告げよ。

021裁きが台地に臨んだ。ホロン、 ヤハツ、メファアト、

022ディボン、ネボ、ベト・ディブ ラタイム、

023キルヤタイム、ベト・ガムル、 ベト・メオン、

024ケリヨト、ボツラ、すなわちモ アブの地のすべての町、遠くの町にも近くの町にも臨んだ。

025モアブの角はたたき切られ、

その腕は折られた。

――主の言葉。

026モアブを酔わせよ。主に対して 高ぶったからだ。彼を自分のへどにまみれさせ、また、笑いものになるようにせよ。

027イスラエルはお前にとって笑い ものではなかったか。盗人たちの中に見出されたとでもいうかのように、イスラエルについて語るたびにお前は首を振っていたではない か。

028モアブに住む者たちよ、

町を捨てて、岩の間に住め。

岩壁に巣を作る鳩のように。

029わたしたちはモアブの傲慢を耳 にした。

はなはだしい慢心と、高慢と傲慢、

その慢心とその心の驕りについて耳にした。

030わたしは彼の誇りを知っている

――主の言葉。

しかし、それはむなしく、

その自慢話は何事も成し遂げない。

031それ故、わたしはモアブのため に泣きわめき、

モアブのすべての人のために叫び、

キル・ヘレスの人々を思って呻く。

032シブマのぶどうの木よ、

わたしはヤゼルのために泣く以上に

お前のために泣く。

お前の蔓は海に届き、

ヤゼルの海に達した。

お前の夏の実と、お前のぶどうを

荒らす者が襲った。

033モアブの地の果樹園から

楽しみと喜びが取り去られた。

わたしは酒ぶねからぶどう酒を絶やした。

喜びの叫び声をあげてぶどうを踏む者はいない。

その叫び声はもはや喜びの叫び声ではない。

034ヘシュボンの叫びは、そこから 彼らの声がエルアレに、またヤハツまで届き、ツォアルからホロナイム、エグラト・シェリシヤまで届くほどである。まことに、ニムリム の水までもが涸れ果てている。

035わたしはモアブの中から――主の言葉――、聖なる高台 に焼き尽くす献げ物をささげ、その神々に献げ物の煙を立ち上らせる者を絶やす。

036それ故、わたしの心はモアブの ために笛のように、わたしの心はキル・ヘレスの人々のために笛のように嘆く。築いた富が消滅したからである。

037すべての頭は剃られ、すべての 髭は切り落とされ、すべての手は傷をつけられ、すべての腰には粗布が巻かれている。

038モアブのすべての屋根の上と広 場には、ただ嘆きがある。わたしがモアブを誰も欲しがらない器のように打ち砕いたからである――主 の言葉。

039どうしてモアブはうろたえて泣 きわめくのか。どうして恥じて背を向けているのか。モアブはその周りのすべての者にとって物笑いの種となり、恐れの源となった。

040まことに主はこう仰せになる。

見よ、彼は鷲のように空を翔り、

モアブを襲おうとその翼を広げる。

041町々は攻め取られ、

砦は奪われる。

モアブの勇士の心は、その日、

産みの苦しみにある女の心のようになる。

042モアブは根絶やしにされて民で はなくなった。

主に対して高ぶったからである。

043モアブに住む者よ、

脅しと落とし穴と罠とが

お前を待ち受ける

――主の言葉。

044脅しから逃げる者は落とし穴に 陥り、

穴から這い上がる者は罠に捕らえられる。

まことに、わたしはモアブに

彼らの罰の年を来たらせる

――主の言葉。

045ヘシュボンの陰には

逃れる者たちが力尽きて立ち尽くす。

ヘシュボンから火が、

シホンの間から炎が出て、

モアブのこめかみと、

騒がしい人々の頭の頂をなめ尽くす。

046モアブよ、お前は災いだ、

ケモシュの民は滅びた。

お前の息子たちは捕らえられ

お前の娘たちは虜とされた。

047しかし、終わりの日々に

わたしはモアブの繁栄を回復させる

――主の言葉」。

ここまでがモアブへの裁きである。


 

新共同訳1987

48:1 モアブに向かって。イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。災いだ、ネボは略奪され/キルヤタイムは恥を受け、占領された。砦の塔は恥を受け、打ち砕か れた。

48:2 モアブの栄誉は既にない。ヘシュボンにあって、敵は災いを計る/「この国を滅ぼし尽くそう」と。マドメンよ、沈黙せよ。剣がお前の後ろに迫る。

48:3 ホロナイムから叫ぶ声が聞こえる。甚だしい略奪と破れだ。

48:4 モアブは破れ/叫び声がツォアルにまで聞こえる。

48:5 ルヒトの坂を泣きながら上る声/ホロナイムの下り坂で、滅びの苦しみに/叫ぶ声が聞こえる。

48:6 逃げよ、自分の命を救え。しかし、お前は荒れ野のアロエルのようになる。

48:7 自分の業と富に頼ったゆえに/お前もまた占領される。ケモシュは捕囚となって行く/その祭司も役人たちも共に。

48:8 略奪する者がすべての町を襲い/ひとつとして免れるものはない。谷は滅び、平野は荒らされる。主が言われたとおりである。

48:9 モアブに羽を与えて、飛び去らせよ。モアブの町々は荒廃し、住む者はいなくなる。

48:10 主が課せられた務めを/おろそかにする者は呪われよ。主の剣をとどめて/流血を避ける者は呪われよ。

48:11 モアブは幼いときから平穏に過ごして/捕囚となったことはない。古い酒のように静かに寝かされ/器から器へ注ぎかえられることなく/その風味は失われず/ 香りも変わることがなかった。

48:12 それゆえ、見よ、と主は言われる。傾ける者をモアブに遣わす日が来る。彼らはモアブを傾け/器から注ぎ出し、壺を砕く。

48:13 そのとき、イスラエルの家が、頼みとしていたベテルによって恥を受けたように、モアブはケモシュによって恥を受ける。

48:14 お前たちはどうして言えようか。「我々は勇士だ、戦いに慣れた兵士だ」と。

48:15 モアブとその町々を滅ぼす者が攻め上り/えり抜きの若者も倒れ伏し、殺されると/その御名を万軍の主と呼ばれる王は言われる。

48:16 災いがモアブを襲う日は近い。苦難が速やかに臨む。

48:17 周囲の民よ、皆モアブのために嘆くがよい。その名を知っている者はすべて/「威力の笏、栄光の杖は折られた」と言え。

48:18 娘ディボンの住民たちよ/栄光の座から降りて、渇きの中に座れ。モアブを滅ぼす者が、お前に向かって攻め上り/お前の砦を破壊した。

48:19 アロエルの住民よ/道の傍らに立って見張れ。逃れて来る男、避難して来る女に尋ねよ。「何事が起こったのか」と。

48:20 モアブは恥を受けて滅びた。泣き叫び、声をあげよ/アルノンで告げよ/モアブは滅びたと。

48:21 裁きが平野の地方を襲う。ホロン、ヤハツ、メファアト、

48:22 ディボン、ネボ、ベト・ディブラタイム、

48:23 キルヤタイム、ベト・ガムル、ベト・メオン、

48:24 ケリヨト、ボツラなど、モアブの地の町々を、遠くの町も近くの町も、すべて襲う。

48:25 モアブの角は砕かれ/腕は折られた、と主は言われる。

48:26 主に向かって高ぶったモアブを、酔いしれたままにしておけ。モアブはへどの中に倒れて、笑いものになる。

48:27 お前はイスラエルを笑いものにしたではないか。イスラエルが盗人の仲間であったとでも言うのか、お前がイスラエルのことを口にするたびに嘲ったのは。

48:28 モアブの住民よ/町を捨てて、岩山に住みかを造れ/山峡の岩壁に巣を作る鳩のように。

48:29 我々は、モアブが傲慢に語るのを聞いた。甚だしく高ぶり、誇り/傲慢に、驕り、慢心していた。

48:30 わたし自身、モアブの横柄を知っていると/主は言われる。その自慢話はでたらめ/なすこともでたらめだ。

48:31 それゆえ、わたしはモアブのために嘆き/モアブの全国民のために叫ぶ。キル・ヘレスの住民のために人々は呻く。

48:32 シブマのぶどうの木よ/わたしはヤゼルのために泣くよりも/お前のために泣く。お前の枝は海を越えて/ヤゼルの海にまで届いた。しかし、お前の夏の実と収 穫を/滅ぼす者が襲った。

48:33 豊かな園、モアブの国から/喜びも楽しみも奪い去られた。わたしは酒ぶねからぶどう酒を断った。喜びの声をあげて、ぶどうを踏む者はいない。声があがって も、喜びの声ではない。

48:34 ヘシュボンが、エルアレに、またヤハツにまで届く声で叫ぶとき、彼らの声はツォアルからホロナイム、エグラト・シェリシヤにまで達する。ニムリムの水さえ 涸れ果てる。

48:35 わたしは、聖なる高台で献げ物をささげ、神々に香をたく者をモアブの国から一掃する、と主は言われる。

48:36 それゆえ、わたしの心はモアブのために笛のように嘆く。わたしの心はキル・ヘレスの人々のために笛のように嘆く。モアブが築いた富は消えうせたからだ。

48:37 みな髪をそり、ひげを落とし、手に傷をつけ、身に粗布をまとう。

48:38 モアブの人々は皆、どの屋上でも広場でも泣き悲しんでいる。だれも好まない器を砕くように、わたしがモアブを砕いたからだ、と主は言われる。

48:39 なんという破滅か。嘆くがよい。ああ、モアブは恥じて背を向ける。モアブは周囲の国々の笑いの種となり、驚きとなる。

48:40 主はこう言われる。見よ、敵は鷲のように速く飛んで来て/モアブに向かって翼を広げる。

48:41 町々は攻め取られ、砦は陥落する。その日には、モアブの勇士の心は/子を産む女の心のようにおののく。

48:42 モアブは滅び、民であることをやめる。主に向かって高ぶったからだ。

48:43 モアブの住民よ/恐れと穴と罠がお前に臨むと/主は言われる。

48:44 恐れを逃れた者は、穴に落ち/穴から這い上がる者は、罠にかかる。わたしは、モアブに刑罰の年を来させると/主は言われる。

48:45 落人は力尽きて、ヘシュボンの陰に立ち尽くす。ヘシュボンから火の手が上がり/シホンから炎が舞い上がり/モアブのこめかみを焼き/騒ぐ者たちの頭を焦が す。

48:46 モアブよ、お前は災いだ。ケモシュの民は滅びた。お前の息子たちも、娘たちも/捕囚として連れて行かれた。

48:47 しかし、終わりの日に/わたしはモアブの繁栄を回復すると/主は言われる。ここまでがモアブの審判である。

 

新改訳1970

48:1 モアブについて。イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。「ああ、悲しいかな、ネボ。これは荒らされた。キルヤタイムもはずかしめられ、攻め取られ た。そのとりでは、はずかしめられて打ちのめされた。

48:2 もはやモアブの栄誉はない。ヘシュボンでは、これに悪事をたくらんでいる。『行って、あの国民を断ち滅ぼして無き者にしよう。』マデメンよ。おまえも黙 る。剣がおまえのあとを追っている。」

48:3 聞け。ホロナイムからの悲鳴。「破壊だ。大破滅だ。」と。

48:4 モアブは打ち破られた。その叫びはツォアルまで聞こえた。

48:5 ルヒテの坂を泣きながら嘆きが上る。敵はホロナイムの下り坂では、いたいたしい破滅の叫びを聞いた。

48:6 逃げて、おまえたちのいのちを救え。荒野の中の野ろばのようになれ。

48:7 おまえは自分の作った物や財宝に拠り頼んだので、おまえまで捕えられ、ケモシュはその祭司や首長たちとともに、捕囚となって出て行く。

48:8 荒らす者がすべての町にはいって来る。一つの町ものがれることができない。谷は滅びうせ、平地は根絶やしにされる。主が仰せられるからだ。

48:9 モアブに翼を与えて、飛び去らせよ。その町々は住む者もなくて荒れ果てる。

48:10 主のみわざをおろそかにする者は、のろわれよ。その剣をとどめて血を流さないようにする者は、のろわれよ。

48:11 モアブは若い時から安らかであった。彼はぶどう酒のかすの上にじっとたまっていて、器から器へあけられたこともなく、捕囚として連れて行かれたこともな かった。それゆえ、その味はそのまま残り、かおりも変わらなかった。

48:12 「それゆえ、見よ、その日が来る。――主の御告げ。――その日、わたしは、彼に酒蔵の番人を送る。彼らはそれを器から移し、その器をあけ、そのつぼを砕 く。

48:13 モアブは、ケモシュのために恥を見る。イスラエルの家が、彼らの拠り頼むベテルのために恥を見たように。」

48:14 どうして、あなたがたは「われわれは勇士、戦いの豪の者。」と言えようか。

48:15 モアブは荒らされ、その町々は襲われて、えり抜きの若者たちも、ほふり場に下って行く。――その名を万軍の主という王の御告げ。――

48:16 モアブの災難は近づいた。そのわざわいは、すみやかに来る。

48:17 その回りの者、その名を知る者はみな、これのために嘆け。「どうして力ある杖、美しい笏が砕かれたのか。」と言え。

48:18 ディボンに住む娘よ。栄光の座からおりて、潤いのない地にすわれ。モアブを荒らす者が、あなたを襲い、あなたの要塞を滅ぼしたからだ。

48:19 アロエルに住む女よ。道のかたわらに立って見張れ。逃げて来る男、のがれて来る女に尋ねて、「何が起こったのか。」と言え。

48:20 モアブは打ちのめされて、はずかしめられた。泣きわめき、叫べ。アルノンで、「モアブは荒らされた。」と告げよ。

48:21 さばきは次の平地に来た。ホロン、ヤハツ、メファアテ、

48:22 ディボン、ネボ、ベテ・ディブラタイム、

48:23 キルヤタイム、ベテ・ガムル、ベテ・メオン、

48:24 ケリヨテ、ボツラ、モアブの国の遠近のすべての町々に。

48:25 「モアブの角は切り落とされ、その腕は砕かれた。――主の御告げ。――」

48:26 彼を酔わせよ。主に対して高ぶったからだ。モアブは、へどを吐き散らし、彼もまた物笑いとなる。

48:27 イスラエルは、あなたの物笑いではなかったのか。それとも、あなたが彼のことを語るたびごとに彼に向かって頭を振っていたのは、彼が見つけられた盗人のひ とりであったためか。

48:28 モアブの住民よ。町を見捨てて岩間に住め。穴の入口のそばに巣を作る鳩のようになれ。

48:29 私たちはモアブの高ぶりを聞いた。実に高慢だ。その高慢、その高ぶり、その誇り、その心の高ぶりを。

48:30 「わたしは、彼の高ぶりを知っている。――主の御告げ。――その自慢話は正しくない。その行ないも正しくない。」

48:31 それゆえ、モアブのために私は泣きわめき、モアブ全体のために私は叫ぶ。キル・ヘレスの人々のために嘆く。

48:32 シブマのぶどうの木よ。ヤゼルの涙にまさって、私はおまえのために泣く。おまえのつるは伸びて海を越えた。ヤゼルの海に達した。おまえの夏のくだものとぶ どうの取り入れを、荒らす者が襲った。

48:33 「モアブの果樹園とその国から、喜びと楽しみは取り去られ、私は酒ぶねから酒を絶やした。喜びの声をあげてぶどうを踏む者もなく、ぶどう踏みの喜びの声 は、もう喜びの声ではない。」

48:34 ヘシュボンが叫んだため、その声はエルアレとヤハツまで、ツォアルからホロナイムやエグラテ・シェリシヤまで届いた。ニムリムの水さえ、荒廃した地となる からだ。

48:35 「またわたしは、モアブの、――主の御告げ。――高き所でいけにえをささげ、その神々に香をたく者を取り除く。」

48:36 それゆえ、私の心はモアブのために笛のように鳴り、私の心はキル・ヘレスの人々のために笛のように鳴る。彼らの得た富も消えうせたからだ。

48:37 彼らは頭の毛をみなそり、ひげもみな切り取り、手にもみな傷をつけ、腰に荒布を着けているからだ。

48:38 モアブのすべての屋根の上や、広場には、ただ嘆きだけがある。「わたしがモアブを、だれにも喜ばれない器のように、砕いたからだ。――主の御告げ。――」

48:39 どうしてこうも打ちのめされて、泣きわめくのか。どうして、モアブは恥を見、背を見せたのか。モアブは、その回りのすべての者の物笑いとなり、恐れとなっ てしまった。

48:40 まことに、主はこう仰せられる。「見よ。彼は鷲のように飛びかかり、モアブに向かって翼を広げる。

48:41 町々は攻め取られ、要害は取られる。その日、モアブの勇士の心も、産みの苦しみをする女の心のようになる。

48:42 モアブは滅ぼされて、民でなくなった。主に対して高ぶったからだ。

48:43 モアブの住民よ。恐れと穴とわなとが、あなたを襲う。――主の御告げ。――

48:44 その恐れから逃げた者は、穴に落ち、穴から上る者は、わなに捕えられる。わたしがモアブに、彼らの刑罰の年を来させるからだ。――主の御告げ。――

48:45 ヘシュボンの陰には、のがれる者たちが力尽きて立ち止まる。火がヘシュボンから、炎がシホンのうちから出て、モアブのこめかみと、騒がしい子らの頭の頂を 焼いた。

48:46 ああ。モアブ。ケモシュの民は滅びた。あなたの息子はとりこにされ、娘は捕虜になって連れ去られた。

48:47 しかし終わりの日に、わたしはモアブの捕われ人を帰らせる。――主の御告げ。――」ここまではモアブへのさばきである。

 

口語訳1955

48:1 モアブの事について、万軍の主、イスラエルの神はこう言われる、「ああ、ネボはわざわいだ、これは滅ぼされた。キリヤタイムははずかしめられて取られ、と りでは、はずかしめられてこわされた。

48:2 モアブの誉は、消え去った。ヘシボンで人々はモアブの害を図り、『さあ、この国を断ち滅ぼそう』という。マデメンよ、おまえもまた滅ぼされる、つるぎがお まえを追う。

48:3 ホロナイムから叫び声が聞える、『荒廃と大いなる滅亡だ』という。

48:4 モアブは滅ぼされ、叫びはゾアルにまで聞える。

48:5 彼らは泣きながらルヒテの坂を登る。彼らはホロナイムの下り坂で、『滅亡』の叫びを聞いたからだ。

48:6 逃げて、自分の身を救え、荒野の野ろばのようになれ。

48:7 おまえが、とりでと財宝とを頼みにしたので、おまえも捕えられるからだ。またケモシは、その祭司とつかさたちと共に、捕えられて行く。

48:8 滅ぼす者はすべての町に来る、一つの町ものがれることができない。谷は滅び、平地は荒される、主の言われたとおりである。

48:9 モアブに翼を与えて、飛び去らせよ。その町々は荒れて、住む者はなくなる。

48:10 主のわざを行うことを怠る者はのろわれる。またそのつるぎを押えて血を流さない者はのろわれる。

48:11 モアブはその幼い時から安らかで、酒が、沈んだおりの上にとどまって、器から器に、くみ移されなかったように、捕え移されなかったので、その味はなお存 し、その香気も変ることがない。

48:12 主は言われる、それゆえ見よ、わたしがこれを傾ける者どもをつかわす日が来る。彼らはこれを傾け、その器をあけ、そのかめを砕く。

48:13 その時モアブはケモシのために恥をかく。ちょうどイスラエルの家がその頼みとしたベテルのために恥をかいたようになる。

48:14 あなたがたはどうして/『われわれは勇士だ。強い戦士だ』というのか。

48:15 モアブとその町々を滅ぼす者は上って来、モアブのえり抜きの若者たちは下って殺されたと/万軍の主と名のる王が言われる。

48:16 モアブの災難は近づいている、その苦難はすみやかに来る。

48:17 すべてその周囲にある者よ、またその名を知る者よ、彼のために嘆いて、『ああ、強き笏、麗しきつえは、ついに折れた』と言え。

48:18 デボンに住む者よ、あなたの栄えを離れて下り、かわいた地に座せよ。モアブを滅ぼす者があなたに攻めのぼって来て、あなたの城を滅ぼしたからだ。

48:19 アロエルに住む者よ、道のかたわらに立って見張りし、逃げてくる男、のがれてくる女に尋ねて、『何が起ったのか』と言え。

48:20 モアブは敗れて、恥をこうむっている。嘆き呼ばわれ。アルノン川のほとりで、モアブは滅ぼされたと告げよ。

48:21 さばきは高原の地に臨み、ホロン、ヤハズ、メパアテ、

48:22 デボン、ネボ、ベテ・デブラタイム、

48:23 キリヤタイム、ベテ・ガムル、ベテ・メオン、

48:24 ケリオテ、ボズラなどモアブの地のすべての町の、遠いものにも近いものにも、臨んだ。

48:25 モアブの角は砕け、その腕は折れたと主は言われる。

48:26 モアブを酔わせよ、彼が主に敵して自ら高ぶったからである。モアブは自分の吐いた物の中にころがって、笑い草となる。

48:27 イスラエルはあなたの笑い草ではなかったか。あなたが、彼のことを語るごとに首を振ったのは、彼が盗賊の中にいたとでもいうのか。

48:28 モアブに住む者よ、町を去って岩の間に住め。谷の入口のかたわらに巣を作る/山ばとのようにせよ。

48:29 われわれはモアブの高慢な事を聞いた、その高慢は、はなはだしい。すなわち、その尊大、高慢、横柄、およびその心の高ぶりのことを聞いた。

48:30 主は言われる、わたしは彼の横着なのを知る、彼の自慢は偽りで、その行いも偽りである。

48:31 それゆえ、わたしはモアブのために嘆き、モアブの全地のために呼ばわる。キルヘレスの人々のためにわたしは悲しむ。

48:32 シブマのぶどうの木よ、わたしはヤゼルのために泣くのにまさって/おまえのために泣く。おまえのつるは延びて海を越え、ヤゼルに及んだ。おまえの夏の実 と、その収穫を滅ぼす者が/襲ってきた。

48:33 喜びと楽しみは、実り多いモアブの地を去った。わたしは、ぶどうをしぼる所にも酒をなくした。楽しく呼ばわって、ぶどうを踏む者もなくなった。呼ばわって も、喜んで呼ばわる声ではない。

48:34 ヘシボンとエレアレは叫ぶ。ヤハヅに至るまで、ゾアルからホロナイムとエグラテ・シリシヤに至るまで、彼らはその声をあげる。ニムリムの水も絶えたからで ある。

48:35 主は言われる、わたしは犠牲を高き所にささげ、香をその神にたく者をモアブのうちに滅ぼす。

48:36 それゆえ、わたしの心はモアブのために笛のように嘆き、わたしの心はキルヘレスの人々のために笛のように嘆く。彼らの獲た富が消えうせたからである。

48:37 人はみな髪をそり、皆ひげをそり、みな手に傷をつけ、腰に荒布を着ける。

48:38 モアブではどこの屋根の上も、広場も、ただ悲しみに包まれている。これは、わたしが、だれもほしがらない器のようにモアブを砕いたからであると主は言われ る。

48:39 ああ、モアブはついに滅びた。人々は嘆く。ああ、モアブは恥じて顔をそむけた。モアブはその周囲のすべての者の笑い草となり恐れとなった」。

48:40 主はこう言われる、「見よ、敵はわしのように速く飛んできて、モアブに向かって翼をのべる。

48:41 町々は取られ、城は奪われる。その日モアブの勇士の心は/子を産む女の心のようになる。

48:42 モアブは滅ぼされて、国を成さないようになる。主に敵して自ら誇ったからである。

48:43 主は言われる、モアブに住む者よ、恐れと、穴と、わなとがあなたに臨んでいる。

48:44 恐れをさけて逃げる者は穴におちいり、穴をよじ上って出る者は、わなに捕えられる。わたしがモアブに、その罰せられる年に、これらのものを臨ませるからで あると/主は言われる。

48:45 逃げた者はヘシボンの陰に、力なく立ちどまる。ヘシボンから火が出、シホンの家から炎が出て、モアブの額、騒ぐ人々の頭の頂を焼いたからだ。

48:46 モアブよ、おまえはわざわいだ。ケモシの民は滅びた。おまえのむすこらは捕え移され、おまえの娘らも捕え行かれたからである。

48:47 しかし末の日にわたしは再びモアブを栄えさせると/主は言われる」。ここまではモアブのさばきの事をいったのである。



文語訳1917
48:1 萬軍のヱホバ、イスラエルの神モアブの事につきてかくいひたまふ嗚呼ネボは禍なるかな是滅されたりキリヤタイムは辱められて取られミスガブは辱められて毀 たる
48:2 モアブの榮譽は失さりぬヘシボンにて人衆モアブの害を謀り去來之を?ちて國をなさざらしめんといふマデメンよ汝は滅されん劍汝を追はん
48:3 ホロナイムより號?の聲きこゆ毀敗と大なる滅亡あり
48:4 モアブ滅されてその嬰孩等の號?聞ゆ
48:5 彼らは哭き哭きてルヒテの坂を登る敵はホロナイムの下り路にて滅亡の號?をきけり
48:6 逃て汝らの生命を救へ曠野に棄られたる者の如くなれ
48:7 汝は汝の工作と財寶をョむによりて汝も執へられん又ケモシは其祭司およびその牧伯等と偕に?へうつさるべし
48:8 殘害者諸の邑に來らん一の邑も免れざるべし谷は滅され平地は荒されんヱホバのいひたまひしがごとし
48:9 翼をモアブに予へて飛さらしむ其諸邑は荒て住者なからん
48:10 ヱホバの事を行ふて怠る者は詛はれ又その劍をおさへて血を流さざる者は詛はる
48:11 モアブはその幼時より安然にして酒の其滓のうへにとざまりて此器よりかの器に斟うつされざるが如くなりき彼?うつされざりしに由て其味尚存ちその香氣變ら ざるなり
48:12 ヱホバいひたまふ此故にわがこれを傾くる者を遣はす日來らん彼らすなはち之を傾け其器をあけ其垂碎くべし
48:13 モアブはケモシのために羞をとらん是イスラエルの家がその恃めるところのベテルのために羞をとりしが如くなるべし
48:14 汝ら何ぞ我らは勇士なり強き軍人なりといふや
48:15 モアブはほろぼされその諸邑は騰りその選擇の壯者は下りて殺さる萬軍のヱホバと名る王これをいひ給ふ
48:16 モアブの滅亡近けりその禍速に來る
48:17 凡そ其四周にある者よ彼のために歎けその名を知る者よ強き竿美しき杖いかにして折しやといへ
48:18 デボンに住る女よ榮をはなれて下り燥ける地に坐せよモアブを敗る者汝にきたりて汝の城を滅さん
48:19 アロエルに住る婦よ道の側にたちて闥ひ逃きたる者と脱れいたる者に事いかんと問へ
48:20 モアブは敗られて羞をとる汝ら呼はり?びモアブは滅されたりとアルノンに告よ
48:21 鞫災平地に臨みホロン、ヤハヅ、メパアテ
48:22 デボン、ネボ、ベテデブラタイム
48:23 キリヤタイム、ベテガムル、ベテメオン
48:24 ケリオテ、ボズラ、モアブの地の諸邑の遠き者にも近き者にも臨めり
48:25 モアブの角は碎け其臂は折たりとヱホバいひたまふ
48:26 汝らモアブを醉はしめよ彼ヱホバにむかひて驕傲ればなりモアブは其吐たる物に轉びて笑柄とならん
48:27 イスラエルは汝の笑柄にあらざりしや彼盜人の中にありしや汝彼の事を語るごとに首を搖たり
48:28 モアブに住る者よ汝ら邑を離れて磐の間にすめ穴の口の側に?を作る斑鳩の如くせよ
48:29 われらモアブの驕傲をきけり其驕傲は甚だし即ち其驕慢矜高驕誇およびその心の自ら高くするを聞り
48:30 ヱホバいひたまふ我モアブの驕傲とその言の?きとを知る彼らは僞を行ふなり
48:31 この故に我モアブの爲に?びモアブの全地の爲に呼はるキルハレスの人々の爲に嗟歎あり
48:32 シブマの葡萄の樹よわれヤゼルの哭泣にこえて汝の爲になげくべし汝の蔓は海を踰え延てヤゼルの海にまでいたる掠奪者來りて汝の果と葡萄をとらん
48:33 欣喜と歡樂園とモアブの地をはなれ去る我酒?に酒無からしめん呼はりて葡萄を踐もの無るべし其喚呼は葡萄をふむ喚呼にあらざらん
48:34 ヘシボンよりエレアレとヤハヅにいたりゾアルよりホロナイムとエグラテシリシヤにいたるまで人聲を揚ぐそはニムリムの水までも?たればなり
48:35 ヱホバいひたまふ我祭物を崇邱に献げ香をその諸神に焚くところの者をモアブの中に滅さんと
48:36 この故に我心はモアブの爲に簫のごとく歎き我心はキルハレスの人衆のために蕭のごとく歎く是其獲たるところの財うせたればなり
48:37 人みなその髮を剃り皆その鬚をそり皆その手に傷け腰に麻布をまとはん
48:38 モアブにては家蓋の上と街のうちに遍く悲哀ありそはわれ心に適ざる器のごとくにモアブを碎きたればなりとヱホバいひたまふ
48:39 嗚呼モアブはほろびたり彼らは?ぶ嗚呼モアブは羞て面を背けたりモアブはその四周の者の笑柄となり恐懼となれり
48:40 ヱホバかくいひたまふ視よ敵鷲のごとくに飛來りて翼をモアブのうへに舒ん
48:41 ケリオテは取られ城はみな奪はるその日にはモアブの勇士の心子を?む婦のごとくになるべし
48:42 モアブはヱホバにむかひて傲りしゆゑに滅ぼされて再び國を成ざるべし
48:43 ヱホバいひたまふモアブにすめる者よ恐怖と陷?と罟汝に臨めり
48:44 恐怖をさけて逃るものは陷?におちいり陷?より出るものは罟にとらへられん其はわれモアブにその罰をうくべき年をのぞましむればなりヱホバこれをいふ
48:45 遁逃者は力なくしてヘシボンの蔭に立つ是は火ヘシボンより出で火焔シホンのうちより出てモアブの地および喧閙をなす者の首の頂を燒ばなり
48:46 嗚呼禍なるかなモアブよケモシの民は亡びたり即ち汝の諸子は?へうつされ汝の女等は執へゆかれたり
48:47 然ど末の日に我モアブの?移されたる者を返さんとヱホバいひ給ふ此まではモアブの鞫をいへる言なり

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

 

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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 Tテモ6:17

6:17 この世で富んでいる者たちに、命じなさい。高慢にならず、たよりにならない富に望みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての物を豊か に備えて楽しませて下さる神に、のぞみをおくように、

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 Uペテ2:22

2:22 ことわざに、/「犬は、自分の吐いた物のところへ戻って来る」また、/「豚は、体を洗って、また、泥の中を転げ回る」と言われているとおりのことが彼らの 身に起こっているのです。

 

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