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ヨハネ1:1−18
はしがき ―― 言葉(ロゴス)
翻訳比較
フランシスコ訳聖書 Joh <1>章
聖書本文
◆序(1・1-18)
◆賛歌 一 神であるみ言葉
001初めにみ言葉があった。
み言葉は神とともにあった。
み言葉は神であった。
002み言葉は初めに神とともにあっ
た。
003すべてのものは、み言葉によっ
てできた。
できたもので、み言葉によらずにできたものは、
何一つなかった。
004み言葉の内に命があった。
この命は人間の光であった。
005光は闇の中で輝いている。
闇は光に打ち勝たなかった。
◆洗礼者ヨハネの使命
006神から遣わされた人がいた。そ
の名はヨハネである。
007この人は証しのために来た。光
について証しをし、彼によってすべての人が信じるようになるためである。
008彼は光ではなかった。しかし、
光について証しをするために来た。
009すべての人を照らすまことの光
はこの世に来た。
◆賛歌 二 人間となったみ言葉
010み言葉はこの世にあった。
この世はみ言葉によってできたが、
この世はみ言葉を認めなかった。
011み言葉は自分の民の所に来た が、
民は受け入れなかった。
012しかし、み言葉を受け入れた 者、
その名を信じる者には、
神の子となる資格を与えた。
013彼らは、血によってではなく、
人間の意志によってでも、
男の意志によってでもなく、
神によって生まれた。
014み言葉は人間となり、
われわれの間に住むようになった。
われわれはこの方の栄光を見た。
父のもとから来た独り子としての栄光である。
独り子は恵みと真理に満ちていた。
◆洗礼者ヨハネの証し
015ヨハネはこの方について証しを
し、こう叫んだ、「『わたしの後から来られる方は、わたしよりも偉大である。わたしより先に存在しておられたからである』とわたしが
言ったのは、この方のことである」。
◆賛歌 三 恵みと真理をもたらしたみ言葉
016われわれはみな、
この方の満ち満ちた豊かさの中から、
恵みの上にさらに恵みを受けた。
017律法はモーセを通して与えられ
たが、
恵みと真理とは、
イエス・キリストを通してもたらされた。
018神を見た者は、いまだかつて一
人もいない。
父のふところにいる独り子である神、
この方が、神を啓示されたのである。
岩波翻訳委員会訳1995
430101はじめに、ことばがいた。
こ
とばは、神のもとにいた。
こ
とばは、神であった。
430102この方は、はじめに神のもとにいた。
430103..4すべてのことは、彼を介して生じた。
彼
をさしおいては、なに一つ生じなかった。
彼
において生じたことは、命であり、
そ
の命は人々の光であった。
430105その光は闇の中にあって輝いている。
闇
はこの光を阻止できなかったのである。
430106神のもとから遣わされて、
一
人の人が登場した。
そ
の名はヨハネ。
430107この人は証しのため、
あ
の光について証しするために来た。
す
べての人が彼を介して信じるようになるために。
430108この人は光ではなく、
あ
の光について証しするため〔の人であった〕。
430109〔彼の証ししようとした光が〕本物の光であった。
そ
れは、この世に来て、
す
べての人を照らしている。
430110〔その光であることばは〕世にあり、
世
は彼を介してできたが、
世
は彼を知るにいたらなかった。
430111自分に属するもののところに来たが、
彼
に属する人々は彼を受け入れなかった。
430112だが、彼を受け入れた人々、
彼
の名を信じる人々には、
神
の子供たちとなる権能を与えた。
430113彼らは血〔統〕からでなく、
肉
〔なる人〕の意志からでもなく、
人
の意志からでもなく、
神
から生まれたのである。
430114ことばは肉〔なる人〕となって、
わ
れわれの間に幕屋を張った。
ーーわれわれは彼の栄光を、
父
から〔遣わされた〕ひとり子としての栄光を観た ――
〔彼
は〕恵みと真理に滴ちて〔いた〕。
430115ヨハネは彼について証しし、
〔次
のように〕言って叫んだのであった。
「私
が『白分の後から来ようとしている人は
私
より優れたものとされている。
私
よりも先にいたから』
と
言ったのは、まさにこの人のことであった」。
430116なぜなら彼の充満の中から、われわれは皆、
恵
みに代わる恵みまでも受けたからである。
430117律法はモーセを介して与えられ、
恵
みと真理はイエス・キリストを介して来たからである。
430118神をいまだかつて誰も見たことがない。
父
の胸中にいる、ひとり子なる神、
こ
の方こそが解きあかした。
新共同訳1987
1:1
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
1:2
この言は、初めに神と共にあった。
1:3
万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
1:4
言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。
1:5
光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。
1:6
神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。
1:7
彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。
1:8
彼は光ではなく、光について証しをするために来た。
1:9
その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。
1:10
言は世にあった。世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。
1:11
言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。
1:12
しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。
1:13
この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。
1:14
言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。
1:15
ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからであ
る』とわたしが言ったのは、この方のことである。」
1:16
わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。
1:17
律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。
1:18
いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。
前田訳1978
1:1
はじめにことばがあり、ことばは神のところにあり、ことばは神であった。
1:2
彼ははじめに神のところにあった。
1:3
すべては彼によって成った。成ったもので彼によらずになったものはひとつもない。
1:4
彼にいのちがあり、いのちは人々の光であった。
1:5
光は闇に輝くが、闇はそれを受けなかった。
1:6
神から遣わされて現われた人がある。名はヨハネという。
1:7
彼は証のために来た。光について証し、すべての人が彼によって信ずるためであった。
1:8
彼は光ではなかった。光について証するための人であった。
1:9
世に来て人を照らす真の光があった。
1:10
彼は世にあり、世は彼によって成ったが、世は彼を知らなかった。
1:11
おのがところに来たのに、おのが人々は彼を受けなかった。
1:12
彼を受けてみ名を信じた人々には皆神の子となる特権をお与えになった。
1:13
彼らは血にも肉の欲にも男の欲にもよらず、神によって生まれたのである。
1:14
ことばは肉となってわれらのうちに宿り、われらはその栄光を見た。それは父のひとり子らしい栄光で、恵みと真に満ちていた。
1:15
ヨハネは彼について証しし、叫んでいう、「これこそ『わがのちに来つつわたしにまさる方わたし以前からおられたから』とわたしがいった方である」と。
1:16
彼の完全さからわれらは皆恵みにまた恵みを受けた。
1:17
律法はモーセによって与えられ、恵みと真はイエス・キリストによって成った。
1:18
神を見たものはかつてひとりもなかったが父のふところにいますひとり子の神だけが彼を示された。
新改訳1970
1:1
初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
1:2
この方は、初めに神とともにおられた。
1:3
すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。
1:4
この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。
1:5
光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。
1:6
神から遣わされたヨハネという人が現われた。
1:7
この人はあかしのために来た。光についてあかしするためであり、すべての人が彼によって信じるためである。
1:8
彼は光ではなかった。ただ光についてあかしするために来たのである。
1:9
すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。
1:10
この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。
1:11
この方はご自分のくにに来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。
1:12
しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。
1:13
この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。
1:14
ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに
満ちておられた。
1:15
ヨハネはこの方について証言し、叫んで言った。「『私のあとから来る方は、私にまさる方である。私より先におられたからである。』と私が言ったのは、この
方のことです。」
1:16
私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。
1:17
というのは、律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからである。
1:18
いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである。
塚本訳1963
1:1
(世の)始めに、(すでに)言葉はおられた。言葉は神とともにおられた。言葉は神であった。
1:2
この方は(世の)始めに神とともにおられた。
1:3
一切のものはこの方によって出来た。出来たものでこの方によらずに出来たものは、ただの一つもない。
1:4
この方は命をもち、この命が人の光であった。
1:5
この光は(いつも)暗闇の中に輝いている。しかし暗闇(のこの世の人々)は、これを理解しなかった。
1:6
(そこで)一人の人が(この世に)あらわれた。神から遣わされたのである。その名はヨハネ。
1:7
この人は証しのため、すなわち、光について証しをし、彼の証しによってすべての人を信仰にいれるために来たのであった。
1:8
彼は光ではなかった。ただ光について証しをするために来たのであった。
1:9
この方(言葉)は、この世にうまれて来るすべての人を照らすべきまことの光であった。
1:10
この世に来ておられ、世はこの方によって出来たのに、世はこの方を認めなかった。
1:11
いわば自分の家に来られたのに、家の者が受け入れなかったのである。
1:12
しかし受け入れた人々、すなわち、その名を(神の子であることを)信じた人には一人のこらず、神の子となる資格をお授けになった。
1:13
この人たちは、人間の血や、肉の欲望や、男の欲望によらず、神(の力)によって生まれたのである。
1:14
この言葉は肉体となって、(しばらく)わたし達の間に住んでおられた。(これが主イエス・キリストである。)わたし達はその栄光を見た。いかにも父上の独
り子らしい栄光で、恩恵と真理とに満ちておられた。
1:15
ヨハネはこの方のことを証しして、叫んで言う、「『わたしのあとから来られる方は、わたしよりも偉い方である。わたしよりも前から、(世の始めから)おら
れたのだから』とわたしが言ったのは、この方のことであった。」
1:16
わたし達は一人のこらず、この方に満ちみちているものの中から、恩恵また恩恵を戴いた。
1:17
すなわち律法はモーセをもって与えられたが、恩恵と真理とはイエス・キリストをもって(はじめて)あらわれた。
1:18
神を見た者は、いまだかつて一人もない。ただ、いつも父上の胸に寄り添っておられる独り子(のキリスト)だけが、(わたし達に神を)示してくださったので
ある。
口語訳1955
1:1
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
1:2
この言は初めに神と共にあった。
1:3
すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。
1:4
この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。
1:5
光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。
1:6
ここにひとりの人があって、神からつかわされていた。その名をヨハネと言った。
1:7
この人はあかしのためにきた。光についてあかしをし、彼によってすべての人が信じるためである。
1:8
彼は光ではなく、ただ、光についてあかしをするためにきたのである。
1:9
すべての人を照すまことの光があって、世にきた。
1:10
彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。
1:11
彼は自分のところにきたのに、自分の民は彼を受けいれなかった。
1:12
しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。
1:13
それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。
1:14
そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちてい
た。
1:15
ヨハネは彼についてあかしをし、叫んで言った、「『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』と
わたしが言ったのは、この人のことである」。
1:16
わたしたちすべての者は、その満ち満ちているものの中から受けて、めぐみにめぐみを加えられた。
1:17
律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。
1:18
神を見た者はまだひとりもいない。ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわしたのである。
文語訳1917
"430101","
太初に言あり、言は神と偕にあり、言は神なりき。"
"430102","
この言は太初に神とともに在り、"
"430103","
萬の物これに由りて成り、成りたる物に一つとして之によらで成りたるはなし。"
"430104","
之に生命あり、この生命は人の光なりき。"
"430105","
光は暗黒に照る、耐して暗黒は之を悟らざりき。"
"430106","
神より遣されたる人いでたり、その名をヨハネといふ。"
"430107","
この人は證のために來れり、光に就きて證をなし、また凡ての人の彼によりて信ぜん爲なり。"
"430108","
彼は光にあらず、光に就きて證せん爲に來れるなり。"
"430109","
もろもろの人をてらす眞の光ありて、世にきたれり。"
"430110","
彼は世にあり、世は彼に由りて成りたるに、世は彼を知らざりき。"
"430111","
かれは己の國にきたりしに、己の民は之を受けざりき。"
"430112","
されど之を受けし者、即ちその名を信ぜし者には、神の子となる權をあたへ給へり。"
"430113","
かかる人は血脈によらず、肉の欲によらず、人の欲によらず、ただ、神によりて生れしなり。"
"430114","
言は肉體となりて我らの中に宿りたまへり、我らその榮光を見たり、實に父の獨子の榮光にして、恩惠と眞理とにて滿てり。"
"430115","
ヨハネ彼につきて證をなし、呼はりて言ふ『「わが後にきたる者は我に勝れり、我より前にありし故なり」と、我が曾ていへるは此の人な
り』"
"430116","
我らは皆その充ち滿ちたる中より受けて、恩惠に恩惠を加へらる。"
"430117","
律法はモーセによりて與へられ、恩惠と眞理とはイエス・キリストによりて來れるなり。"
"430118","
未だ神を見し者なし、ただ父の懐裡にいます獨子の神のみ之を顯し給へり。"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
・・・・
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ヨハ 8:12
8:12 イエスは再び言われ
た。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」
新 共同 ヨハ
11:27
11:27
マルタは言った。「はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、メシアであるとわたしは信じております。」
新 共同
Tヨハ5:13
5:13
神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。
新 共同
Tヨハ4:7
4:7
愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。
新 共同 コロ
1:22
1:22
しかし今や、神は御子の肉の体において、その死によってあなたがたと和解し、御自身の前に聖なる者、きずのない者、とがめるところの
ない者としてくださいました。
新 共同 ヨハ
2:11
2:11
イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。
新 共同 マタ
3:11
3:11
わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わた
しは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。
新 共同 ヨハ
3:16-17
3:16
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
3:17
神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。
新 共同
Tテモ1:17
1:17
永遠の王、不滅で目に見えない唯一の神に、誉れと栄光が世々限りなくありますように、アーメン。
新 共同 ヨハ
3:16
3:16
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳
Uコリ4:4
4:4
彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのであ
る。
口 語訳 ロマ
6:23
6:23
罪の支払う報酬は死である。しかし神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスにおける永遠のいのちである。
口 語訳
Tコリ15:45
15:45
聖書に「最初の人アダムは生きたものとなった」と書いてあるとおりである。しかし最後のアダムは命を与える霊となった。
口 語訳
Tコリ2:14
2:14
生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるか
ら、彼はそれを理解することができない。
口 語訳 ロマ
1:4
1:4
聖なる霊によれば、死人からの復活により、御力をもって神の御子と定められた。これがわたしたちの主イエス・キリストである。
口 語訳
Tコリ2:8
2:8
この世の支配者たちのうちで、この知恵を知っていた者は、ひとりもいなかった。もし知っていたなら、栄光の主を十字架につけはしな
かったであろう。
口 語訳 ロマ
9:4-5
9:4
彼らはイスラエル人であって、子たる身分を授けられることも、栄光も、もろもろの契約も、律法を授けられることも、礼拝も、数々の約
束も彼らのもの、
9:5
また父祖たちも彼らのものであり、肉によればキリストもまた彼らから出られたのである。万物の上にいます神は、永遠にほむべきかな、
アァメン。
口 語訳 ロマ
15:8
15:8
わたしは言う、キリストは神の真実を明らかにするために、割礼のある者の僕となられた。それは父祖たちの受けた約束を保証すると共
に、
口 語訳
Uコリ9:8
9:8
神はあなたがたにあらゆる恵みを豊かに与え、あなたがたを常にすべてのことに満ち足らせ、すべての良いわざに富ませる力のあるかたな
のである。
口 語訳 ピリ
2:13
2:13
あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。
口 語訳 ロマ
8:14-17
8:14
すべて神の御霊に導かれている者は、すなわち、神の子である。
8:15
あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたち
は「アバ、父よ」と呼ぶのである。
8:16
御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる。
8:17
もし子であれば、相続人でもある。神の相続人であって、キリストと栄光を共にするために苦難をも共にしている以上、キリストと共同の
相続人なのである。
口 語訳 ガラ
3:26
3:26
あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。
口 語訳 ガラ
4:4-7
4:4
しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。
4:5
それは、律法の下にある者をあがない出すため、わたしたちに子たる身分を授けるためであった。
4:6
このように、あなたがたは子であるのだから、神はわたしたちの心の中に、「アバ、父よ」と呼ぶ御子の霊を送って下さったのである。
4:7
したがって、あなたがたはもはや僕ではなく、子である。子である以上、また神による相続人である。
口 語訳 ロマ
10:4
10:4
キリストは、すべて信じる者に義を得させるために、律法の終りとなられたのである。
口 語訳
Tコリ3:7
3:7
だから、植える者も水をそそぐ者も、ともに取るに足りない。大事なのは、成長させて下さる神のみである。
口 語訳 ロマ
1:3-4
1:3
御子に関するものである。御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、
1:4
聖なる霊によれば、死人からの復活により、御力をもって神の御子と定められた。これがわたしたちの主イエス・キリストである。
口 語訳 ピリ
2:6-8
2:6
キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、
2:7
かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、
2:8
おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。
口 語訳 ロマ
1:21
1:21
なぜなら、彼らは神を知っていながら、神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その無知な心は暗くなったか
らである。
口 語訳
Uコリ12:9
12:9
ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キ
リストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。
口 語訳 ロマ
8:9
8:9
しかし、神の御霊があなたがたの内に宿っているなら、あなたがたは肉におるのではなく、霊におるのである。もし、キリストの霊を持た
ない人がいるなら、その人はキリストのものではない。
口 語訳 ロマ
3:19-20
3:19
さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法のもとにある者たちに対して語られている。それは、すべての口
がふさがれ、全世界が神のさばきに服するためである。
3:20
なぜなら、律法を行うことによっては、すべての人間は神の前に義とせられないからである。律法によっては、罪の自覚が生じるのみであ
る。
口 語訳 ロマ
5:20
5:20
律法がはいり込んできたのは、罪過の増し加わるためである。しかし、罪の増し加わったところには、恵みもますます満ちあふれた。
口 語訳 ロマ
6:14
6:14
なぜなら、あなたがたは律法の下にあるのではなく、恵みの下にあるので、罪に支配されることはないからである。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 コロ
1:17
1:17
御子はすべてのものよりも先におられ、すべてのものは御子によって支えられています。
新 共同 ヘブ
1:10
1:10
また、こうも言われています。「主よ、あなたは初めに大地の基を据えた。もろもろの天は、あなたの手の業である。
新 共同
Tヨハ1:1
1:1
初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたものを伝えます。すなわち、命の言について。――
新 共同 黙 19:13
19:13
また、血に染まった衣を身にまとっており、その名は「神の言葉」と呼ばれた。
新 共同
Tヨハ1:2
1:2
この命は現れました。御父と共にあったが、わたしたちに現れたこの永遠の命を、わたしたちは見て、あなたがたに証しし、伝えるので
す。――
新 共同 ピリ
2:6
2:6
キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、
新 共同
Tコリ8:6
8:6
わたしたちにとっては、唯一の神、父である神がおられ、万物はこの神から出、わたしたちはこの神へ帰って行くのです。また、唯一の
主、イエス・キリストがおられ、万物はこの主によって存在し、わたしたちもこの主によって存在しているのです。
新 共同 コロ
1:16-17
1:16
天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、王座も主権も、支配も権威も、万物は御子において造られたからです。つ
まり、万物は御子によって、御子のために造られました。
1:17
御子はすべてのものよりも先におられ、すべてのものは御子によって支えられています。
新 共同 ヘブ
1:2
1:2
この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造
されました。
新 共同
Tヨハ5:11
5:11
その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。
新 共同 使 19:4
19:4
そこで、パウロは言った。「ヨハネは、自分の後から来る方、つまりイエスを信じるようにと、民に告げて、悔い改めの洗礼を授けたので
す。」
新 共同 ガラ
3:26
3:26
あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。
新 共同
Tヨハ2:8
2:8
しかし、わたしは新しい掟として書いています。そのことは、イエスにとってもあなたがたにとっても真実です。闇が去って、既にまこと
の光が輝いているからです。
新 共同
Tコリ8:6
8:6
わたしたちにとっては、唯一の神、父である神がおられ、万物はこの神から出、わたしたちはこの神へ帰って行くのです。また、唯一の
主、イエス・キリストがおられ、万物はこの主によって存在し、わたしたちもこの主によって存在しているのです。
新 共同
Tヨハ3:23
3:23
その掟とは、神の子イエス・キリストの名を信じ、この方がわたしたちに命じられたように、互いに愛し合うことです。
新 共同
Tヨハ5:13
5:13
神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。
新 共同 ロマ
1:18
1:18
不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されます。
新 共同 ヤコ
1:18
1:18
御父は、御心のままに、真理の言葉によってわたしたちを生んでくださいました。それは、わたしたちを、いわば造られたものの初穂とな
さるためです。
新 共同
Tペテ1:23
1:23
あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。
新 共同
Tヨハ2:29
2:29
あなたがたは、御子が正しい方だと知っているなら、義を行う者も皆、神から生まれていることが分かるはずです。
新 共同
Tヨハ3:9
3:9
神から生まれた人は皆、罪を犯しません。神の種がこの人の内にいつもあるからです。この人は神から生まれたので、罪を犯すことができ
ません。
新 共同
Tヨハ5:18
5:18
わたしたちは知っています。すべて神から生まれた者は罪を犯しません。神からお生まれになった方が、その人を守ってくださり、悪い者
は手を触れることができません。
新 共同
Tテモ3:16
3:16
信心の秘められた真理は確かに偉大です。すなわち、/キリストは肉において現れ、/"霊"において義とされ、/天使たちに見られ、/
異邦人の間で宣べ伝えられ、/世界中で信じられ、/栄光のうちに上げられた。
新 共同
Tヨハ4:2
4:2
イエス・キリストが肉となって来られたということを公に言い表す霊は、すべて神から出たものです。このことによって、あなたがたは神
の霊が分かります。
新 共同
Uヨハ1:7
1:7
このように書くのは、人を惑わす者が大勢世に出て来たからです。彼らは、イエス・キリストが肉となって来られたことを公に言い表そう
としません。こういう者は人を惑わす者、反キリストです。
新 共同 ピリ
2:7
2:7
かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、
新 共同 黙 21:3
21:3
そのとき、わたしは玉座から語りかける大きな声を聞いた。「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。
神は自ら人と共にいて、その神となり、
新 共同 ロマ
1:3
1:3
御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、
新 共同 ガラ
4:4
4:4
しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。
新 共同 ヘブ
11:17
11:17
信仰によって、アブラハムは、試練を受けたとき、イサクを献げました。つまり、約束を受けていた者が、独り子を献げようとしたので
す。
新 共同
Tヨハ4:9
4:9
神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内
に示されました。
新 共同
Uペテ1:17
1:17
荘厳な栄光の中から、「これはわたしの愛する子。わたしの心に適う者」というような声があって、主イエスは父である神から誉れと栄光
をお受けになりました。
新 共同 ロマ
5:21
5:21
こうして、罪が死によって支配していたように、恵みも義によって支配しつつ、わたしたちの主イエス・キリストを通して永遠の命に導く
のです。
新 共同 ロマ
6:14
6:14
なぜなら、罪は、もはや、あなたがたを支配することはないからです。あなたがたは律法の下ではなく、恵みの下にいるのです。
新 共同
Tヨハ2:27
2:27
しかし、いつもあなたがたの内には、御子から注がれた油がありますから、だれからも教えを受ける必要がありません。この油が万事につ
いて教えます。それは真実であって、偽りではありません。だから、教えられたとおり、御子の内にとどまりなさい。
新 共同 黙 21:5
21:5
すると、玉座に座っておられる方が、「見よ、わたしは万物を新しくする」と言い、また、「書き記せ。これらの言葉は信頼でき、また真
実である」と言われた。
新 共同 エペ
1:23
1:23
教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。
新 共同 エペ
3:19
3:19
人の知識をはるかに超えるこの愛を知るようになり、そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、それによって満たさ
れるように。
新 共同 エペ
4:13
4:13
ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさ
になるまで成長するのです。
新 共同 コロ
1:19
1:19
神は、御心のままに、満ちあふれるものを余すところなく御子の内に宿らせ、
新 共同 コロ
2:9
2:9
キリストの内には、満ちあふれる神性が、余すところなく、見える形をとって宿っており、
新 共同 コロ
1:15
1:15
御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。
新 共同
Tテモ6:16
6:16
唯一の不死の存在、近寄り難い光の中に住まわれる方、だれ一人見たことがなく、見ることのできない方です。この神に誉れと永遠の支配
がありますように、アーメン。
新 共同
Tヨハ4:12
4:12
いまだかつて神を見た者はいません。わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたした
ちの内で全うされているのです。
新 共同
Tヨハ4:9
4:9
神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内
に示されました。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口語訳 ピリ
2:6
2:6
キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、
口 語訳
Tヨハ1:1-2
1:1
初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て手でさわったもの、すなわち、いのちの言について――
1:2
このいのちが現れたので、この永遠のいのちをわたしたちは見て、そのあかしをし、かつ、あなたがたに告げ知らせるのである。この永遠
のいのちは、父と共にいましたが、今やわたしたちに現れたものである――
口 語訳
Tコリ8:6
8:6
わたしたちには、父なる唯一の神のみがいますのである。万物はこの神から出て、わたしたちもこの神に帰する。また、唯一の主イエス・
キリストのみがいますのである。万物はこの主により、わたしたちもこの主によっている。
口 語訳 コロ
1:15-20
1:15
御子は、見えない神のかたちであって、すべての造られたものに先だって生れたかたである。
1:16
万物は、天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、位も主権も、支配も権威も、みな御子にあって造られたからであ
る。これらいっさいのものは、御子によって造られ、御子のために造られたのである。
1:17
彼は万物よりも先にあり、万物は彼にあって成り立っている。
1:18
そして自らは、そのからだなる教会のかしらである。彼は初めの者であり、死人の中から最初に生れたかたである。それは、ご自身がすべ
てのことにおいて第一の者となるためである。
1:19
神は、御旨によって、御子のうちにすべての満ちみちた徳を宿らせ、
1:20
そして、その十字架の血によって平和をつくり、万物、すなわち、地にあるもの、天にあるものを、ことごとく、彼によってご自分と和解
させて下さったのである。
口 語訳 ヘブ
1:1-3
1:1
神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られたが、
1:2
この終りの時には、御子によって、わたしたちに語られたのである。神は御子を万物の相続者と定め、また、御子によって、もろもろの世
界を造られた。
1:3
御子は神の栄光の輝きであり、神の本質の真の姿であって、その力ある言葉をもって万物を保っておられる。そして罪のきよめのわざをな
し終えてから、いと高き所にいます大能者の右に、座につかれたのである。
口 語訳
Tヨハ2:8
2:8
しかも、新しい戒めを、あなたがたに書きおくるのである。そして、それは、彼にとってもあなたがたにとっても、真理なのである。なぜ
なら、やみは過ぎ去り、まことの光がすでに輝いているからである。
口 語訳 ガラ
3:26
3:26
あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。
口 語訳 ヤコ
1:18
1:18
父は、わたしたちを、いわば被造物の初穂とするために、真理の言葉によって御旨のままに、生み出して下さったのである。
口 語訳 ヤコ
1:21
1:21
だから、すべての汚れや、はなはだしい悪を捨て去って、心に植えつけられている御言を、すなおに受け入れなさい。御言には、あなたが
たのたましいを救う力がある。
口 語訳
Tヨハ3:2
3:2
愛する者たちよ。わたしたちは今や神の子である。しかし、わたしたちがどうなるのか、まだ明らかではない。彼が現れる時、わたしたち
は、自分たちが彼に似るものとなることを知っている。そのまことの御姿を見るからである。
口 語訳
Tヨハ5:13
5:13
これらのことをあなたがたに書きおくったのは、神の子の御名を信じるあなたがたに、永遠のいのちを持っていることを、悟らせるためで
ある。
口 語訳
Tヨハ5:18
5:18
すべて神から生れた者は罪を犯さないことを、わたしたちは知っている。神から生れたかたが彼を守っていて下さるので、悪しき者が手を
触れるようなことはない。
口 語訳 コロ
1:19
1:19
神は、御旨によって、御子のうちにすべての満ちみちた徳を宿らせ、
口 語訳 コロ
2:9-10
2:9
キリストにこそ、満ちみちているいっさいの神の徳が、かたちをとって宿っており、
2:10
そしてあなたがたは、キリストにあって、それに満たされているのである。彼はすべての支配と権威とのかしらであり、
口 語訳
Tヨハ4:12
4:12
神を見た者は、まだひとりもいない。もしわたしたちが互に愛し合うなら、神はわたしたちのうちにいまし、神の愛がわたしたちのうちに
全うされるのである。
****************************************
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ヨハネ1:19−34
洗礼者ヨハネの証し
翻訳比較
◆第一部 徴の書(1・19-12・50)
◆洗礼者ヨハネの証し(マタ3・1-6、11-12、マコ1・2-8、ルカ3・1-6、15-18)
019さて、ヨハネの証しは次のとお
りである。エルサレムのユダヤ人たちは、祭司やレビ人たちをヨハネの所に遣わして、「あなたはどなたですか」と尋ねさせた。
020ヨハネは断言し、隠さなかっ
た。「わたしはメシアではない」と断言した。
021そこで彼らが、「それでは、
いったい何ものなのですか。あなたはエリヤですか」と尋ねると、ヨハネは、「そうではない」と言った。「では、あなたはあの預言者で
すか」と尋ねると、「違う」と答えた。
022そこで彼らは言った、「では、
どなたなのですか。わたしたちを遣わした人々に返事をしなければなりません。いったい自分を何ものだと言うのですか」。
023ヨハネは答えた、
「わたしは、預言者イザヤが言ったように
『〈主の道をまっすぐにせよ〉と、
荒れ野に叫ぶ者の声』である」。
024遣わされた人々はファリサイ派
に属していた。
025彼らはヨハネに尋ねた、「あな
たはメシアでもなく、エリヤでもなく、あの預言者でもないのなら、なぜ洗礼を授けるのですか」。
026ヨハネは彼らに答えた、「わた
しは水で洗礼を授けるが、あなた方の知らない方が、あなた方の中におられる。
027わたしの後から来られる方で、
わたしはその方の履き物の紐を解く値打ちもない」。
028これは、ヨハネが洗礼を授けて
いたヨルダン川の向こう側、ベタニアでの出来事であった。
◆〈神の小羊〉イエス(マタ3・13-17、マコ1・9-11、ルカ3・21-22)
029その翌日、ヨハネはイエスが自
分の方に来られるのを見て、こう言った、「見るがよい。世の罪を除く神の小羊だ。
030『わたしの後から一人の人が来
られる。その方は、わたしよりも偉大である。わたしより先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。
031わたしもこの方を知らなかっ
た。しかし、この方がイスラエルに明らかにされるために、わたしは、水で洗礼を授けに来た」。
032そして、ヨハネはこう証言し
た、「わたしは、霊が鳩のように天から降り、この方の上に留まるのを見た。
033わたしもこの方を知らなかっ
た。しかし、水で洗礼を授けるためにわたしをお遣わしになった方が、こう仰せになった、『霊がある人の上に降って留まるのを見たら、
その人こそ聖霊によって洗礼を授ける者である』と。
034わたしはそれを見た。それでわ
たしは、この方こそ神の子であると証ししているのである」。
岩波翻訳委員会訳1995
430119ヨハネの証しは次の通りである。
ユ
ダヤ人たちがエルサレムから祭司とレビ人を[彼のもとに]遣わして、「お前は誰だ」とたずね
させた時、
430120彼は公言して否まず、「私はキリストではない」と公言した。
430121そこで、「どういうことだ。お前はエリヤか」とたずねると、彼は言う、「私は違う」。「お前
はあの塑言者か」。すると、「いや」と答えた。
430122そこで彼に言った、「お前は誰だ。われわれを派遣した人たちに答えを持って行かせてくれ。お
前は、お前自身について何と言うのか」。
430123彼は言った、「私は預言者イザヤが言ったように、
『お
前たち、主の道をまっすぐにせよ』と、
荒野で呼ばわる者の声
で
ある」。
430124彼らはファリサイ派の人々から遣わされていた。
430125彼にたずねて、彼らは彼に言った、「それでは、お前がキリストでもエリヤでもあの預言者でも
ないのなら、なぜ洗礼を授けているのか」。
430126ヨハネは〔次のように〕言って彼らに答えた、「私は水で洗礼を授けているが、あなたがたの間
にあなたがたのわからない方が立っておられる。
430127〔その人は〕私の後から来る方で、[この]私はその者の片方の皮ぞうりの紐を解く資格すらも
ない」。
430128これらのことはヨルダン〔河〕の向う、ベタニアで起こった。ヨハネはそこで洗礼を授けていた
のである。
430129その翌日、彼はイエスが自分の方へ来るのを目にして言う、「見よ、世の罪を
取
り除く神の小羊だ。
430130『一人の人が私の後から来ようとしている。その人は私よりも先にいたから、私より優れたもの
とされている』と私が言ったのはこの方だ。
430131私にも彼がわからなかった。しかし、彼がイスラエルに顕れるため、そのためにこそ、私は水で
洗礼を授けに来たのである」。
430132またヨハネは〔次のように〕言って証しした、「私は霊が鳩のように天から降って、彼の上に留
まるのを観た。
430133私にも彼がわからなかった。しかし、水で洗礼を授けるようにと私を派遣した方、その方が私に
言われた、『霊が降ってきて、誰かの上に留まるのを、あなたが見るなら、その人こそが、聖霊で洗礼を授ける者である」。
430134私は〔それを〕見た。それで『この人こそ神の子だ』と証ししてきたのであ
る」。
新共同訳1987
1:19
さて、ヨハネの証しはこうである。エルサレムのユダヤ人たちが、祭司やレビ人たちをヨハネのもとへ遣わして、「あなたは、どなたですか」と質問させたと
き、
1:20
彼は公言して隠さず、「わたしはメシアではない」と言い表した。
1:21
彼らがまた、「では何ですか。あなたはエリヤですか」と尋ねると、ヨハネは、「違う」と言った。更に、「あなたは、あの預言者なのですか」と尋ねると、
「そうではない」と答えた。
1:22
そこで、彼らは言った。「それではいったい、だれなのです。わたしたちを遣わした人々に返事をしなければなりません。あなたは自分を何だと言うのです
か。」
1:23
ヨハネは、預言者イザヤの言葉を用いて言った。「わたしは荒れ野で叫ぶ声である。『主の道をまっすぐにせよ』と。」
1:24
遣わされた人たちはファリサイ派に属していた。
1:25
彼らがヨハネに尋ねて、「あなたはメシアでも、エリヤでも、またあの預言者でもないのに、なぜ、洗礼を授けるのですか」と言うと、
1:26
ヨハネは答えた。「わたしは水で洗礼を授けるが、あなたがたの中には、あなたがたの知らない方がおられる。
1:27
その人はわたしの後から来られる方で、わたしはその履物のひもを解く資格もない。」
1:28
これは、ヨハネが洗礼を授けていたヨルダン川の向こう側、ベタニアでの出来事であった。
◆神の小羊
1:29
その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。
1:30
『わたしの後から一人の人が来られる。その方はわたしにまさる。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。
1:31
わたしはこの方を知らなかった。しかし、この方がイスラエルに現れるために、わたしは、水で洗礼を授けに来た。」
1:32
そしてヨハネは証しした。「わたしは、“霊”が鳩のように天から降って、この方の上にとどまるのを見た。
1:33
わたしはこの方を知らなかった。しかし、水で洗礼を授けるためにわたしをお遣わしになった方が、『“霊”が降って、ある人にとどまるのを見たら、その人
が、聖霊によって洗礼を授ける人である』とわたしに言われた。
1:34
わたしはそれを見た。だから、この方こそ神の子であると証ししたのである。」
前田訳1978
1:19
ヨハネの証しはこれである・・ユダヤ人がエルサレムから祭司とレビ人を彼のところにつかわして、「あなたはだれですか」と問わせた。
1:20
すると彼は明言して隠さなかった。「わたしはキリストではない」と明言したのである。
1:21
彼らはたずねた、「それでは何ですか、エリヤですか」と。彼はいう、「そうではない」と。「預言者ですか」と問うた。答えは「否」であった。
1:22
そこで彼らはいった、「あなたはだれですか。われらをつかわした人たちに答えねばなりません。ご自身を何と言われますか」と。
1:23
彼はいった、「わたしは、預言者イザヤがいったように、『主の道を直くせよ、と荒野に叫ぶものの声』である」と。
1:24
彼らはパリサイ人からつかわされていた。
1:25
彼らはたずねた、「キリストでもエリヤでも、預言者でもなければ、なぜ洗礼なさるのですか」と。
1:26
ヨハネは答えた、「わたしは水で洗礼するが、あなた方の中に、未知の方が立っておられる。
1:27
彼はわがのちに来る方、わたしはその靴のひもを解くにも値しない」と。
1:28
これはヨルダンの向こうのベタニアでおこったこと。そこでヨハネは洗礼をしていた。
1:29
あくる日、イエスが彼のところへ来られるのを見ていう、「見よ、世の罪を除く神の小羊。
1:30
これこそ、『わがのちにわれらにまさる方が来られる、わたし以前からおられたから』とわたしがいった方である。
1:31
わたしも彼を知らなかったが、彼をイスラエルに知らせるために、私は水で洗礼しに来た
1:32
さらにヨハネは証した、「霊が天から鳩のように下って彼の上にとどまるのを見た。
1:33
わたしも彼を知らなかったが、わたしが水で洗礼するようにつかわされた方が言われた、『霊が下ってその上にとどまるのをなんじが見るならば、彼こそ聖霊で
洗礼するもの』と。
1:34
わたしはそれを見た。そして彼こそ神の子であると証してきた」と。
新改訳1970
1:19
ヨハネの証言は、こうである。ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、「あなたはどなたですか。」と尋ねさせた。
1:20
彼は告白して否まず、「私はキリストではありません。」と言明した。
1:21
また、彼らは聞いた。「では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。」彼は言った。「そうではありません。」「あなたはあの預言者ですか。」彼は答え
た。「違います。」
1:22
そこで、彼らは言った。「あなたはだれですか。私たちを遣わした人々に返事をしたいのですが、あなたは自分を何だと言われるのですか。」
1:23
彼は言った。「私は、預言者イザヤが言ったように『主の道をまっすぐにせよ。』と荒野で叫んでいる者の声です。」
1:24
彼らは、パリサイ人の中から遣わされたのであった。
1:25
彼らはまた尋ねて言った。「キリストでもなく、エリヤでもなく、またあの預言者でもないなら、なぜ、あなたはバプテスマを授けているのですか。」
1:26
ヨハネは答えて言った。「私は水でバプテスマを授けているが、あなたがたの中に、あなたがたの知らない方が立っておられます。
1:27
その方は私のあとから来られる方で、私はその方のくつのひもを解く値うちもありません。」
1:28
この事があったのは、ヨルダンの向こう岸のベタニヤであって、ヨハネはそこでバプテスマを授けていた。
1:29
その翌日、ヨハネは自分のほうにイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。
1:30
私が『私のあとから来る人がある。その方は私にまさる方である。私より先におられたからだ。』と言ったのは、この方のことです。
1:31
私もこの方を知りませんでした。しかし、この方がイスラエルに明らかにされるために、私は来て、水でバプテスマを授けているのです。」
1:32
またヨハネは証言して言った。「御霊が鳩のように天から下って、この方の上にとどまられるのを私は見ました。
1:33
私もこの方を知りませんでした。しかし、水でバプテスマを授けさせるために私を遣わされた方が、私に言われました。『聖霊がある方の上に下って、その上に
とどまられるのがあなたに見えたなら、その方こそ、聖霊によってバプテスマを授ける方である。』
1:34
私はそれを見たのです。それで、この方が神の子であると証言しているのです。」
塚本訳1963
1:19
さて、ヨハネの証しというのはこれである。──ユダヤ人がエルサレムから祭司とレビ人とをヨハネの所に使いにやって、「あなたはだれですか」と尋ねさせ
た。
1:20
そのときヨハネは正直に言って隠さなかった。「わたしは救世主ではない」と正直に言った。
1:21
「それではなんです。(預言者)エリヤ(の再来)ですか」と尋ねた。「そうではない」と言う。「(世の終りに来る)あの預言者ですか。」「ちがう」と答え
た。
1:22
すると彼に言った、「ではだれですか。(言ってください。)わたし達をよこした人たちに返事をしなければなりませんから。あなたは自分をなんだと言われる
のです。」
1:23
彼が言った、「わたしは、預言者イザヤが〃荒野に叫ぶ者の声はひびく、『主の道をまっすぐにせよ』〃と言ったあの声だ。」
1:24
──彼らを使にやったのはパリサイ人であった。──
1:25
彼らはしつこく尋ねた。「救世主でも、エリヤでも、あの預言者でもないなら、なぜ、(なんの権威で)洗礼を授けるのです。」
1:26
ヨハネが答えた、「わたしは水で洗礼を授けているが、君たちの真中に君たちの知らない人が立っておられる。
1:27
これがわたしのあとから来られる方で、わたしはその方の靴の紐をとく資格もない。」
1:28
これはヨルダン川の向こうのベタニヤでの出来事で、ヨハネはそこにいて、洗礼を授けていたのである。
1:29
あくる日、ヨハネはイエスが自分の方に来られるのを見て言う、「そら、あれが世の罪を取り除く神の小羊だ。
1:30
『わたしのあとからひとりの人が来られる。わたしよりも偉い方である。わたしよりも前からおられたのだから』とわたしが言ったのは、この方のことだ。
1:31
(最初)わたしはあの方が(救世主だと)わからなかった。しかしわたしはあの方(がそれであること)をイスラエルの民に知らせるため、水で洗礼を授けに来
たのである。」
1:32
ヨハネはまたこう言って証しをした、「洗礼を授けると、御霊が鳩のように天から下ってきて、あの方の上に留るのをわたしは見た。
1:33
最初わたしはあの方がわからなかった。しかし水で洗礼を授けさせるためにわたしを遣わされた方(神)が、わたしに言われた、『御霊が下ってきて、ある人の
上に留るのを見たら、その人が聖霊で洗礼を授ける人である』と。
1:34
わたしはそれを見た。それで、その方が神の子であると証しをしているのである。」
口語訳1955
1:19
さて、ユダヤ人たちが、エルサレムから祭司たちやレビ人たちをヨハネのもとにつかわして、「あなたはどなたですか」と問わせたが、その時ヨハネが立てたあ
かしは、こうであった。
1:20
すなわち、彼は告白して否まず、「わたしはキリストではない」と告白した。
1:21
そこで、彼らは問うた、「それでは、どなたなのですか、あなたはエリヤですか」。彼は「いや、そうではない」と言った。「では、あの預言者ですか」。彼は
「いいえ」と答えた。
1:22
そこで、彼らは言った、「あなたはどなたですか。わたしたちをつかわした人々に、答えを持って行けるようにしていただきたい。あなた自身をだれだと考える
のですか」。
1:23
彼は言った、「わたしは、預言者イザヤが言ったように、『主の道をまっすぐにせよと荒野で呼ばわる者の声』である」。
1:24
つかわされた人たちは、パリサイ人であった。
1:25
彼らはヨハネに問うて言った、「では、あなたがキリストでもエリヤでもまたあの預言者でもないのなら、なぜバプテスマを授けるのですか」。
1:26
ヨハネは彼らに答えて言った、「わたしは水でバプテスマを授けるが、あなたがたの知らないかたが、あなたがたの中に立っておられる。
1:27
それがわたしのあとにおいでになる方であって、わたしはその人のくつのひもを解く値うちもない」。
1:28
これらのことは、ヨハネがバプテスマを授けていたヨルダンの向こうのベタニヤであったのである。
1:29
その翌日、ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。
1:30
『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである。
1:31
わたしはこのかたを知らなかった。しかし、このかたがイスラエルに現れてくださるそのことのために、わたしはきて、水でバプテスマを授けているのであ
る」。
1:32
ヨハネはまたあかしをして言った、「わたしは、御霊がはとのように天から下って、彼の上にとどまるのを見た。
1:33
わたしはこの人を知らなかった。しかし、水でバプテスマを授けるようにと、わたしをおつかわしになったそのかたが、わたしに言われた、『ある人の上に、御
霊が下ってとどまるのを見たら、その人こそは、御霊によってバプテスマを授けるかたである』。
1:34
わたしはそれを見たので、このかたこそ神の子であると、あかしをしたのである」。
文語訳1917
"430119","
さてユダヤ人、エルサレムより祭司とレビ人とをヨハネの許に遣して『なんぢは誰なるか』と問はせし時、ヨハネの證はかくのごとし。"
"430120","
乃ち言ひあらはして諱まず『我はキリストにあらず』と言ひあらはせり。"
"430121","
また問ふ『さらば何、エリヤなるか』答ふ『然らず』問ふ『かの預言者なるか』答ふ『いな』"
"430122","
ここに彼ら言ふ『なんぢは誰なるか、我らを遣しし人々に答へ得るやうにせよ、なんぢ己につきて何と言ふか』"
"430123","
答へて言ふ『我は預言者イザヤの云へるが如く「主の道を直くせよと、荒野に呼はる者の聲」なり』"
"430124","
かの遣されたる者はパリサイ人なりき。"
"430125","
また問ひて言ふ『なんぢ若しキリストに非ず、またエリヤにも、かの預言者にも非ずば、何故バプテスマを施すか』"
"430126","
ヨハネ答へて言ふ『我は水にてバプテスマを施す。なんじらの中に汝らの知らぬもの一人たてり。"
"430127","
即ち我が後にきたる者なり、我はその鞋の紐を解くにも足らず』"
"430128","
これらの事は、ヨハネのバプテスマを施しゐたりしヨルダンの向なるベタニヤにてありしなり。"
"430129","
明くる日ヨハネ、イエスの己が許にきたり給ふを見ていふ『視よ、これぞ世の罪を除く神の羔羊。"
"430130","
われ曾て「わが後に來る人あり、我にまされり、我より前にありし故なり」と云ひしは、此の人なり。"
"430131","
我もと彼を知らざりき。然れど彼のイスラエルに顯れんために、我きたりて水にてバプテスマを施すなり』"
"430132","
ヨハネまた證をなして言ふ『われ見しに御靈鴿のごとく天より降りて、その上に止れり。"
"430133","
我もと彼を知らざりき。されど我を遣わし水にてバプテスマを施させ給ふもの、我に告げて「なんぢ御靈くだりて或人の上に止るを見ん、
これぞ聖靈にてバプテスマを施す者なる」といひ給へり。"
"430134","われ之を見て、その神の子たるを證せしなり』"
****************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
1:1-11
1:1
イエス・キリストの福音はこうして始まった。──
1:2
預言書(マラキと)イザヤに、『(神は言われる、)「見よ、わたしは使をやって、あなたの先駆けをさせ、』あなたの『道を準備させる」』
1:3
『荒野に叫ぶ者の声はひびく、「主の道を用意し、』その『道筋をまっすぐにせよ」』と書いてあるとおりに、
1:4
洗礼者ヨハネが(主救世主の道を準備するため、ユダヤの)荒野にあらわれて、罪を赦されるための悔改めの洗礼を説いた。
1:5
ユダヤ全国の人々、ことにエルサレムの人が皆ヨハネの所にでて来て、自分の罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。
1:6
ヨハネは駱駝の毛(の外套)を着、腰のまわりに皮の腰衣をつけ、蝗と野蜜とを食べていた。
1:7
彼は説いて言った、「わたしよりも力のある方が、わたしのあとから来られる。わたしは、かがんでその方の靴の紐をとく値打もない者である。
1:8
わたしは水で洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。」
1:9
そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼をお受けになった。
1:10
水から上がられると、たちまち天が裂けて、御霊が鳩のように自分の上に下ってくるのを御覧になった。
1:11
すると「あなたは(いま)わたしの『最愛の子、』『わたしの心にかなった』」という声が天からきこえてきた。
塚本訳 マタ
3:1-17
3:1
そのころ、洗礼者ヨハネがあらわれて、ユダヤの荒野で教えを説いて、
3:2
言う、「悔改めよ、天の国は近づいた。」
3:3
この人は、預言者イザヤによってこう言われた人である。──『荒野に叫ぶ者の声はひびく、「主の道を用意し、』その『道筋をまっすぐにせよ。」』
3:4
このヨハネは駱駝の毛の外套を着、腰のまわりに皮の腰衣をつけ、蝗と野蜜とがその食べ物であった。
3:5
するとエルサレムをはじめとしてユダヤ全体、またヨルダン川沿岸の地全体の人々がヨハネの所にでて来て、
3:6
自分の罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。
3:7
ヨハネは大勢のパリサイ人とサドカイ人とが洗礼を受けに来るのを見て言った、「蝮の末ども、(わたしから洗礼を受けて)来るべき(神の)怒り(の裁き)を
免れるようにと、だれがおしえたのか。
3:8
(ほんとうに悔改めたのか。)それなら(洗礼を受けるだけでなく)、悔改めにふさわしい実を結べ。
3:9
『われわれの先祖はアブラハムである(から大丈夫だ)』などと考えてはならない。わたしは言う、神はそこらの石ころからでも、アブラハムの子供を造ること
がお出来になるのだ。
3:10
斧はすでに木の根に置いてある。だから、良い実を結ばない木はどんな木でも、切られて火の中に投げ込まれる。
3:11
わたしは悔改めのために水で洗礼を授けているが、わたしのあとから来られる方はわたしよりも力がある。わたしはその靴をぬがしてあげる値打もない者であ
る。その方は聖霊と(裁きの)火とで洗礼をお授けになる。
3:12
その手に箕をもっておられるので、(すぐ)脱穀場の掃除をされる。すなわち麦は集めて倉にいれ、籾殻は消えぬ火で焼きすてられるであろう。(聖霊と火の洗
礼とはこれである。)」
3:13
ほどなくイエスはガリラヤからヨルダン川のヨハネの所に来られる。彼から洗礼を受けるためでであった。
3:14
しかしヨハネは、「わたしこそあなたから洗礼を受けるべきであるのに、あなたがわたしの所に来られるのか」と言って、しきりに辞退したが、
3:15
イエスは答えられた、「さあ、そう言わずに!こうして、せねばならぬことをなんでも為遂げることは、われわれ(二人)にふさわしいのだから。」そこでヨハ
ネが譲った。
3:16
イエスは洗礼を受けて、すぐ水から上がられた。すると、みるみる天が開けて、神の御霊が鳩のように自分の上に下って来るのを御覧になった。
3:17
するとその時、「これは(いま)わたしの『最愛の子、』『わたしの心にかなった』」と言う声が天から出た。
塚本訳 ルカ
3:1-17
3:1
(ローマの)皇帝テベリオの治世の十五年目、ポンテオ・ピラトはユダヤの総督、ヘロデ・(アンテパス)はガリラヤの領主、その兄弟ピリポはイツリヤおよび
テラコニテ地方の領主、ルサニヤはアビレネの領主、
3:2
(そして)アンナスとカヤパとが大祭司であった時、神の(お召しの)言葉が、(ユダヤの)荒野でザカリヤの子ヨハネにくだった。
3:3
そこでヨハネは(救世主の道を用意するため、)ヨルダン川沿岸の地全体へ行って、罪を赦されるための悔改めの洗礼を説いた。
3:4
預言者イザヤの預言集に書いてあるとおりである。──『荒野に叫ぶ者の声はひびく、「主の道を用意し、『その』道筋をまっすぐにせよ。
3:5
すべての谷は埋められすべての山と丘とは低うされ、曲った道はまっすぐに、でこぼこ道は平らになるであろう。
3:6
かくして全人類一人のこらず神の救いにあずかるであろう。」』
3:7
それでヨハネは、彼から洗礼を受けようとしてでて来た群衆に言った、「蝮の末ども、(わたしから洗礼を受けて)来るべき(神の)怒り(の裁き)を免れるよ
うにと、だれがおしえたのか。
3:8
(ほんとうに悔改めたのか。)それなら(洗礼を受けるだけでなく、)悔改めにふさわしい実を結べ。『われわれの先祖はアブラハムである(から大丈夫だ)』
などという考えを起してはならない。わたしは言う、神はそこらの石ころからでも、アブラハムの子供を造ることがお出来になるのだ。
3:9
斧はいますでに木の根に置いてある。だから、良い実を結ばない木はどんな木でも、切られて火の中に投げ込まれる。」
3:10
群衆が尋ねた、「では、わたし達はどうすればよいのですか。」
3:11
ヨハネが答えた、「下着を二枚持っている者は、持たない者に分けてやれ。食べる物を持っている者も、同じようにせよ。」
3:12
税金取りも洗礼を受けに来たが、ヨハネに言った、「先生、わたし達はどうすればよいのですか。」
3:13
彼らに言った、「きまったもの以上、何も取り立てるな。」
3:14
兵卒も「このわたし達は、どうすればよいのですか」と尋ねると、言った、「だれをもゆすらず、しぼり取らず、給料で満足せよ。」
3:15
民衆は(救世主を)待ち望んでいたので皆心の中で、もしかしたらこのヨハネが救世主ではあるまいかと考えていると、
3:16
ヨハネがみんなに言った、「わたしは水で洗礼を授けているが、わたしよりも力のある方が(あとから)来られる。わたしはその方の靴の紐をとく値打もない者
である。その方は聖霊と(裁きの)火とで洗礼をお授けになる。
3:17
その手に箕をもって、(すぐ)脱穀場の掃除をしようとしておられる。すなわち麦は集めて倉に入れ、籾殻は消えぬ火で焼きすてられるのである。(聖霊と火の
洗礼とはこれである。)」
塚本訳 ルカ
3:21-23
3:21
さて民衆が皆(ヨハネから)洗礼を受けた時、イエスも洗礼を受けて祈っておられると、天が開けて、
3:22
聖霊が鳩のような形で彼の上に下ってきた。そして「あなたは(いま)わたしの『最愛の子、』わたしの心にかなった』」という声が天からきこえてきた。
3:23
このイエスは(伝道を)始められたとき、三十歳ばかりであった。(聖霊による子であったが、)世間ではヨセフの子と思われていた。ヨセフはヘリの子、
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 マタ
3:11
3:11
わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わた
しは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。
新 共同 ヨハ
1:26
1:26
ヨハネは答えた。「わたしは水で洗礼を授けるが、あなたがたの中には、あなたがたの知らない方がおられる。
新 共同 マタ
16:16
16:16
シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳
Tコリ15:3
15:3
わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとお
り、わたしたちの罪のために死んだこと、
口 語訳
Uコリ5:21
5:21
神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。
口 語訳 ガラ
3:13
3:13
キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。聖書に、「木にかけられる者
は、すべてのろわれる」と書いてある。
口 語訳
Tコリ12:13
12:13
なぜなら、わたしたちは皆、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つの御霊によって、一つのからだとなるようにバプテスマを受
け、そして皆一つの御霊を飲んだからである。
口 語訳 ロマ
1:4
1:4
聖なる霊によれば、死人からの復活により、御力をもって神の御子と定められた。これがわたしたちの主イエス・キリストである。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 使 3:22
3:22
モーセは言いました。『あなたがたの神である主は、あなたがたの同胞の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられ
る。彼が語りかけることには、何でも聞き従え。
新 共同 使 7:37
7:37
このモーセがまた、イスラエルの子らにこう言いました。『神は、あなたがたの兄弟の中から、わたしのような預言者をあなたがたのため
に立てられる。』
新 共同 使 1:5
1:5
ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」
新 共同 使 13:25
13:25
その生涯を終えようとするとき、ヨハネはこう言いました。『わたしを何者だと思っているのか。わたしは、あなたたちが期待しているよ
うな者ではない。その方はわたしの後から来られるが、わたしはその足の履物をお脱がせする値打ちもない。』
新 共同
Tヨハ3:5
3:5
あなたがたも知っているように、御子は罪を除くために現れました。御子には罪がありません。
新 共同 使 8:32
8:32
彼が朗読していた聖書の個所はこれである。「彼は、羊のように屠り場に引かれて行った。毛を刈る者の前で黙している小羊のように、/
口を開かない。
新 共同
Tペテ1:19
1:19
きずや汚れのない小羊のようなキリストの尊い血によるのです。
新 共同 黙 5:6-8
5:6
わたしはまた、玉座と四つの生き物の間、長老たちの間に、屠られたような小羊が立っているのを見た。小羊には七つの角と七つの目が
あった。この七つの目は、全地に遣わされている神の七つの霊である。
5:7
小羊は進み出て、玉座に座っておられる方の右の手から、巻物を受け取った。
5:8
巻物を受け取ったとき、四つの生き物と二十四人の長老は、おのおの、竪琴と、香のいっぱい入った金の鉢とを手に持って、小羊の前にひ
れ伏した。この香は聖なる者たちの祈りである。
新 共同 黙 5:12-13
5:12
天使たちは大声でこう言った。「屠られた小羊は、/力、富、知恵、威力、/誉れ、栄光、そして賛美を/受けるにふさわしい方です。」
5:13
また、わたしは、天と地と地の下と海にいるすべての被造物、そして、そこにいるあらゆるものがこう言うのを聞いた。「玉座に座ってお
られる方と小羊とに、/賛美、誉れ、栄光、そして権力が、/世々限りなくありますように。」
新 共同 黙 6:1
6:1
また、わたしが見ていると、小羊が七つの封印の一つを開いた。すると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「出て来い」と言うの
を、わたしは聞いた。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳 使 13:25
13:25
ヨハネはその一生の行程を終ろうとするに当って言った、『わたしは、あなたがたが考えているような者ではない。しかし、わたしのあと
から来るかたがいる。わたしはそのくつを脱がせてあげる値うちもない』。
****************************************
****************************************
ヨハネ1:35−51
ヨハネの弟子の証し
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆最初の弟子たち
ヨハ
1:35 その翌日、また、ヨハネは二人の弟子と共に立っていた。
ヨハ
1:36 イエスが歩いておられるのに目を留めて言った。「見よ、神の小羊だ。」
ヨハ
1:37 二人の弟子はそれを聞いて、イエスに従った。
ヨハ
1:38 イエスは振り返り、二人が従って来るのを見て、「何を求めているのか」と言われた。彼らが、「ラビ――『先生』という意味――どこに泊まってお
られるのですか」と言うと、
ヨハ
1:39 イエスは、「来なさい。そうすれば分かる」と言われた。そこで、彼らは付いて行って、どこにイエスが泊まっておられるかを見た。そしてその日
は、イエスのもとに泊まった。午後四時ごろのことで
ある。
ヨハ
1:40 ヨハネから聞いて、イエスに従った二人のうちの一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレであった。
ヨハ
1:41 彼は、まず自分の兄弟シモンに会って、「私たちはメシア――『油を注がれた者』という意味――に出会った」と言った。
ヨハ
1:42 そして、シモンをイエスのもとに連れて行った。イエスは彼に目を留めて、「あなたはヨハネの子シモンであるが、ケファ――『岩』という意味――
と呼ぶことにする」と言われた。
◆フィリポとナタナエル、弟子となる
ヨハ
1:43 その翌日、イエスはガリラヤへ行こうとしたときに、フィリポに出会って、「私に従いなさい」と言われた。
ヨハ
1:44 フィリポは、アンデレとペトロの町、ベトサイダの出身であった。
ヨハ
1:45 フィリポはナタナエルに出会って言った。「私たちは、モーセが律法に記し、預言者たちも書いている方に出会った。ナザレの人で、ヨセフの子イエ
スだ。」
ヨハ
1:46 ナタナエルが、「ナザレから何の良いものが出ようか」と言うと、フィリポは、「来て、見なさい」と言った。
ヨハ
1:47 イエスは、ナタナエルがご自分の方へ来るのを見て、彼のことをこう言われた。「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には偽りがない。」
ヨハ
1:48 ナタナエルが、「どうして私を知っておられるのですか」と言うと、イエスは答えて、「私は、あなたがフィリポから話しかけられる前に、いちじく
の木の下にいるのを見た」と言われた。
ヨハ
1:49 ナタナエルは答えた。「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」
ヨハ
1:50 イエスは答えて言われた。「いちじくの木の下にあなたがいるのを見たと言ったので、信じるのか。それよりも、もっと大きなことをあなたは見るで
あろう。」
ヨハ
1:51 さらに言われた。「よくよく言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる。」
フランシスコ会訳2013
◆最初の弟子たち
035その翌日、ヨハネはまた、二人
の弟子とともに立っていた。
036そして、イエスが歩いておられ
るのを見つめて言った、「見るがよい。神の小羊だ」。
037二人の弟子は、ヨハネがそう言
うのを聞いて、イエスについて行った。
038イエスは振り返り、二人がつい
て来るのを見て、「何を求めているのか」と仰せになった。彼らは、「ラビ――訳
すと『先生』――、どこにお泊まりですか」と尋ねた。
039イエスはお答えになった、「来
なさい。そうすれば分かる」。そこで、二人はついて行き、イエスが泊まっておられる所を見た。そして、その日はイエスの所に留まっ
た。時は午後四時ごろであった。
040ヨハネから聞いて、イエスにつ
いて行った二人のうちの一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレであった。
041アンデレは兄弟シモンをまず見
つけて、「わたしたちは、メシア――訳すと『油注がれた者』――を見つけた」と言った。
042アンデレはシモンをイエスの所
に連れていった。イエスは彼を見つめて仰せになった、「あなたはヨハネの子シモンであるが、これからはケファ――訳すと『岩』――と呼ばれ
るであろう」。
◆フィリポとナタナエル
043その翌日、イエスは、ガリラヤ
に行こうとなさって、フィリポを見つけられた。イエスは彼に、「わたしについて来なさい」と仰せになった。
044フィリポは、アンデレとペトロ
の町、ベトサイダの出身であった。
045フィリポはナタナエルを見つけ
て言った、「わたしたちは、モーセが律法の書に記し、預言者たちも書き記している人を見つけました。それはナザレの人で、ヨセフの子
イエスです」。
046すると、ナタナエルは、「ナザ
レから、何か善いものが出るだろうか」と言ったので、フィリポは、「来て、見なさい」と言った。
047イエスは、ナタナエルがご自分
の方に来るのを見て、彼についてこう仰せになった、「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には?偽りがない」。
048ナタナエルが、「どうして、わ
たしをご存じなのですか」と尋ねると、イエスは、「フィリポがあなたを呼ぶ前に、あなたがいちじくの木の下にいるのを、わたしは見
た」とお答えになった。
049ナタナエルは答えた、「ラビ、
あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です」。
050イエスはさらに答えて仰せに
なった、「あなたがいちじくの木の下にいるのを見たと言ったので、あなたは信じるのか。これよりもっと素晴らしいことをあなたは見
る」。
051また、仰せになった、「よくよ
くあなた方に言っておく。あなた方は、天が開けて神の使いたちが人の子の上に昇り降りするのを見ることになる」。
岩波翻訳委員会訳1995
430135その翌日、ヨハネはまたその弟子たちのうちの二人と立っていた。
430136そして歩いて行くイエスに目を注いで言う、「見よ、神の小羊だ」。
430137二人の弟子は、彼がそう語るのを聞いて、イエスについて行った。
430138イエスは振り返り、彼らがついて来るのを観て彼らに言う、「何を求めているのか」。彼らは彼
に言った「ラビ(訳すれば、先生)、どこに留まっておられますか」。
430139彼らに言う、「来なさい。そうすれば見るだろう」。そこで彼らは行って、彼がどこに留まって
いるかを見、その日は
一
日彼のもとに留まった。時刻はおよそ第十刻であった。
430140ヨハネから聞いてイエスについて行った二人のうちの一人はシモン・ペトロの兄弟アンドレアス
であった。
430141この人が最初に自分の兄弟シモンを見つけて、言う、「俺たちはメシア(訳すれば、キリスト)
を見つけたぞ」。
430142彼をイエスのところへ連れて来た。イエスは彼に
目
を注いで言った、「あなたはヨハネの子シモンである。あなたはケファ(訳すればペトロ)と呼ばれるようになる」。
430143その翌日、〔イエスは〕ガリラヤに出て行こうと思った。そしてフィリッポスを
見
つける。イエスが彼に言う、「私について来なさい」。
430144フィリッポスはベトサイダの〔人〕、つまりアンドレアスとペトロの町の出であった。
430145フィリッポスはナタナエルを見つけて彼に言う、「モーセが律法に書き記し、また預言者たちが
〔書き記している〕人を、俺たちは見つけたぞ。ナザレの人、ヨセフの子イエスだ」。
430146ナタナエルは彼に言った、「ナザレの出で、何か善いものがありうる〔という〕のか」。フィ
リッポスは言う、「来てみろ。そして見てくれ」。
430147イエスはナタナエルが自分の方へやって来るのを見た。そして彼について言う、「見なさい。本
当にイスラエル人だ。あの人には裏がない」。
430148ナタナエルが彼に言う、「どうして私〔のこと〕を知っておられるのですか」。イエスが答えて
彼に言った、「フィリッポスがあなたを呼ぶ前に、あなたがあのいちじくの木の下にいるのを私は見た」。
430149ナタナエルは彼に答えた、「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です」。
430150イエスは答えて彼に言った、「あのいちじくの木の下であなたを見たとあなたに言ったから信じ
るのか。これらのことよりももっと大いなることをあなたは見ることにな
る。
430151そして彼に言う、「アーメン、アーメン、あなたがたに言う。天が開いた状態になり、人の子の上に神の御使いたちがのぼったりくだったりして
いるのを、あなたがたは見ることになる」。
新共同訳1987
1:35
その翌日、また、ヨハネは二人の弟子と一緒にいた。
1:36
そして、歩いておられるイエスを見つめて、「見よ、神の小羊だ」と言った。
1:37
二人の弟子はそれを聞いて、イエスに従った。
1:38
イエスは振り返り、彼らが従って来るのを見て、「何を求めているのか」と言われた。彼らが、「ラビ――『先生』という意味――どこに泊まっておられるので
すか」と言うと、
1:39
イエスは、「来なさい。そうすれば分かる」と言われた。そこで、彼らはついて行って、どこにイエスが泊まっておられるかを見た。そしてその日は、イエスの
もとに泊まった。午後四時ごろのことである。
1:40
ヨハネの言葉を聞いて、イエスに従った二人のうちの一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレであった。
1:41
彼は、まず自分の兄弟シモンに会って、「わたしたちはメシア――『油を注がれた者』という意味――に出会った」と言った。
1:42
そして、シモンをイエスのところに連れて行った。イエスは彼を見つめて、「あなたはヨハネの子シモンであるが、ケファ――『岩』という意味――と呼ぶこと
にする」と言われた。
◆フィリポとナタナエル、弟子となる
1:43
その翌日、イエスは、ガリラヤへ行こうとしたときに、フィリポに出会って、「わたしに従いなさい」と言われた。
1:44
フィリポは、アンデレとペトロの町、ベトサイダの出身であった。
1:45
フィリポはナタナエルに出会って言った。「わたしたちは、モーセが律法に記し、預言者たちも書いている方に出会った。それはナザレの人で、ヨセフの子イエ
スだ。」
1:46
するとナタナエルが、「ナザレから何か良いものが出るだろうか」と言ったので、フィリポは、「来て、見なさい」と言った。
1:47
イエスは、ナタナエルが御自分の方へ来るのを見て、彼のことをこう言われた。「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には偽りがない。」
1:48
ナタナエルが、「どうしてわたしを知っておられるのですか」と言うと、イエスは答えて、「わたしは、あなたがフィリポから話しかけられる前に、いちじくの
木の下にいるのを見た」と言われた。
1:49
ナタナエルは答えた。「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」
1:50
イエスは答えて言われた。「いちじくの木の下にあなたがいるのを見たと言ったので、信じるのか。もっと偉大なことをあなたは見ることになる。」
1:51
更に言われた。「はっきり言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる。」
前田訳1978
1:35
あくる日またヨハネはふたりの弟子と立っていた。
1:36
そしてイエスが歩まれるのを見て言う、[見よ、神の小羊]と。
1:37
ふたりの弟子は彼がそういうのを聞いてイエスに従った。
1:38
イエスは振り返って彼らが従うのを見て、いわれる、「何の用か」と。彼らはいった、「ラビ(訳せば先生)、お宿はどちらで」と。
1:39
彼らにいわれる、「来ればわかろう」と。そこで行って泊まられる所を見、その日は彼の所に泊まった。時は午後四時ごろであった。
1:40
ヨハネから聞いてイエスに従ったふたりのひとりはシモン・ペテロの兄弟アンデレであった。
1:41
彼がまずおのが兄弟シモンに会って、いう、「われらはメシア(訳せばキリスト)に出会った」と。
1:42
彼はシモンをイエスのところに連れて行った。イエスは彼を見つめていわれた、「あなたはヨハネの子シモンだ。ケパ(訳せばペテロ、岩)と呼ばれるがいい」
と。
1:43
あくる日、そこからガリラヤへ行こうとしてピリポに出会われた。彼にいわれる、「わたしに従いなさい」と。
1:44
ピリポはアンデレとペテロの町ベッサイダの出であった。
1:45
ピリポはナタナエルに出会っていう、「われらはモ−セが律法に書き、預言書も書いている人に出会った。ヨセフの子ナザレのイエスである」と。
1:46
ナタナエルはいった、「ナザレから何かよいものが出うるか」と。ピリポはいう、「来ればわかろう」と。
1:47
イエスはナタナエルが彼のところに来るのを見て、彼についていわれる、「見よ、はえ抜きのイスラエル人、彼には偽りがない」と。
1:48
ナタナエルは彼にいう、「どうしてわたしをご存じでしか」と。イエスは答えられた、「ピリポがあなたを呼ぶ前に、いちじくの下にいるのを見た」と。
1:49
ナタナエルは答えた、「先生、あなたは神の子にいます。あなたはイスラエルの王にいます」と。
1:50
イエスは答えられた、「あなたをいちじくの下で見た、といったから信ずるのか。これより大きなことを見るであろう」と。
1:51
そしていわれる、「本当にいう、あなた方は天が開けて神の使いが人の子の上に上り下りするのを見よう」と。
新改訳1970
1:35
その翌日、またヨハネは、ふたりの弟子とともに立っていたが、
1:36
イエスが歩いて行かれるのを見て、「見よ、神の小羊。」と言った。
1:37
ふたりの弟子は、彼がそう言うのを聞いて、イエスについて行った。
1:38
イエスは振り向いて、彼らがついて来るのを見て、言われた。「あなたがたは何を求めているのですか。」彼らは言った。「ラビ(訳して言えば、先生)。今ど
こにお泊まりですか。」
1:39
イエスは彼らに言われた。「来なさい。そうすればわかります。」そこで、彼らはついて行って、イエスの泊まっておられる所を知った。そして、その日彼らは
イエスといっしょにいた。時は十時ごろであった。
1:40
ヨハネから聞いて、イエスについて行ったふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。
1:41
彼はまず自分の兄弟シモンを見つけて、「私たちはメシヤ(訳して言えば、キリスト)に会った。」と言った。
1:42
彼はシモンをイエスのもとに連れて来た。イエスはシモンに目を留めて言われた。「あなたはヨハネの子シモンです。あなたをケパ(訳すとペテロ)と呼ぶこと
にします。」
1:43
その翌日、イエスはガリラヤに行こうとされた。そして、ピリポを見つけて「わたしに従って来なさい。」と言われた。
1:44
ピリポは、ベツサイダの人で、アンデレやペテロと同じ町の出身であった。
1:45
彼はナタナエルを見つけて言った。「私たちは、モーセが律法の中に書き、預言者たちも書いている方に会いました。ナザレの人で、ヨセフの子イエスです。」
1:46
ナタナエルは彼に言った。「ナザレから何の良いものが出るだろう。」ピリポは言った。「来て、そして、見なさい。」
1:47
イエスはナタナエルが自分のほうに来るのを見て、彼について言われた。「これこそ、ほんとうのイスラエル人だ。彼のうちには偽りがない。」
1:48
ナタナエルはイエスに言った。「どうして私をご存じなのですか。」イエスは言われた。「わたしは、ピリポがあなたを呼ぶ前に、あなたがいちじくの木の下に
いるのを見たのです。」
1:49
ナタナエルは答えた。「先生。あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」
1:50
イエスは答えて言われた。「あなたがいちじくの木の下にいるのを見た、とわたしが言ったので、あなたは信じるのですか。あなたは、それよりもさらに大きな
ことを見ることになります。」
1:51
そして言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたはいまに見ま
す。」
塚本訳1963
1:35
あくる日またヨハネは、二人の弟子と一しょに立っていた。
1:36
イエスが通りすぎられるのをじっと見て言う、「そら、あれが神の小羊だ。」
1:37
二人の弟子はその言葉を聞いて、イエスについて行った。
1:38
イエスは振り返って二人がついて来るのを見て、言われる、「なんの用か。」彼らが言った、「ラビ(訳すると『先生』)、どこにお泊まりですか。」
1:39
彼らに言われる、「来なさい、そうすればわかる。」そこで一しょに行って、泊まっておられる所を見て、その日はイエスのところに泊まった。(着いたのは)
午後四時ごろであった。
1:40
ヨハネから聞いてついて行った二人のうちの一人は、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。
1:41
(あくる日)まずこの人が自分の兄弟のシモンに出会って、「メシヤを見つけた」と言う。[メシヤは訳すると「救世主」である。]
1:42
シモンをイエスの所につれてゆくと、彼をじっと見て言われた、「あなたはヨハネの子シモンだ。あなたの名はケパがよかろう。」[ケパは(ヘブライ語であっ
て、ギリシャ語に)訳するとペテロ(岩)。]
1:43
あくる日(そこを立って)ガリラヤに行こうとされたが、(道で)ピリポに出合われた。イエスが言われる、「わたしについて来なさい。」
1:44
ピリポはアンデレとペテロの町であるベッサイダの人であった。
1:45
(すると今度は)ピリポがナタナエルに出合って言う、「わたし達はモーセが律法に書き、預言者たちも書いている人を見つけた、ヨセフの子、ナザレ人イエス
だ。」
1:46
ナタナエルが言った、「あのナザレから何か善いものが出るだろうか。」ピリポが言う、「来なさい、そうすればわかる。」
1:47
イエスはナタナエルが自分の方に来るのを見て、彼のことをこう言われる、「そら、あれは生粋のイスラエル人だ。すこしもごまかしがない。」
1:48
ナタナエルが言う、「まあ、どうしてわたしを御存じですか。」イエスが答えて言われた、「ピリポが呼ぶ前に、あなたが無花果の木の下にいるのを見た。」
1:49
ナタナエルが答えた、「先生、あなたは神の子であります。あなたはイスラエルの王であります。」
1:50
イエスが答えて言われた、「あなたを無花果の木の下で見たと言ったので、信ずるのか。信ずれば、あなたはもっと驚くべきことを見るであろう。」
1:51
そして(そこにいる人たちを見ながら)ナタナエルに言われる、「アーメン、アーメン、あなた達に言う、あなた達は天が開けて、人の子(わたし)の上に神の
使たちが(たえず)上り下りするのを見るであろう。」
口語訳1955
1:35
その翌日、ヨハネはまたふたりの弟子たちと一緒に立っていたが、
1:36
イエスが歩いておられるのに目をとめて言った、「見よ、神の小羊」。
1:37
そのふたりの弟子は、ヨハネがそう言うのを聞いて、イエスについて行った。
1:38
イエスはふり向き、彼らがついてくるのを見て言われた、「何か願いがあるのか」。彼らは言った、「ラビ(訳して言えば、先生)どこにおとまりなのです
か」。
1:39
イエスは彼らに言われた、「きてごらんなさい。そうしたらわかるだろう」。そこで彼らはついて行って、イエスの泊まっておられる所を見た。そして、その日
はイエスのところに泊まった。時は午後四時ごろであった。
1:40
ヨハネから聞いて、イエスについて行ったふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。
1:41
彼はまず自分の兄弟シモンに出会って言った、「わたしたちはメシヤ(訳せば、キリスト)にいま出会った」。
1:42
そしてシモンをイエスのもとにつれてきた。イエスは彼に目をとめて言われた、「あなたはヨハネの子シモンである。あなたをケパ(訳せば、ペテロ)と呼ぶこ
とにする」。
1:43
その翌日、イエスはガリラヤに行こうとされたが、ピリポに出会って言われた、「わたしに従ってきなさい」。
1:44
ピリポは、アンデレとペテロとの町ベツサイダの人であった。
1:45
このピリポがナタナエルに出会って言った、「わたしたちは、モーセが律法の中にしるしており、預言者たちがしるしていた人、ヨセフの子、ナザレのイエスに
いま出会った」。
1:46
ナタナエルは彼に言った、「ナザレから、なんのよいものが出ようか」。ピリポは彼に言った、「きて見なさい」。
1:47
イエスはナタナエルが自分の方に来るのを見て、彼について言われた、「見よ、あの人こそ、ほんとうのイスラエル人である。その心には偽りがない」。
1:48
ナタナエルは言った、「どうしてわたしをご存じなのですか」。イエスは答えて言われた、「ピリポがあなたを呼ぶ前に、わたしはあなたが、いちじくの木の下
にいるのを見た」。
1:49
ナタナエルは答えた、「先生、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です」。
1:50
イエスは答えて言われた、「あなたが、いちじくの木の下にいるのを見たと、わたしが言ったので信じるのか。これよりも、もっと大きなことを、あなたは見る
であろう」。
1:51
また言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。天が開けて、神の御使たちが人の子の上に上り下りするのを、あなたがたは見るであろう」。
文語訳1917
"430135","
明くる日ヨハネまた二人の弟子とともに立ちて、"
"430136","
イエスの歩み給ふを見ていふ『視よ、これぞ神の羔羊』"
"430137","
かく語るをききて、二人の弟子イエスに從ひゆきたれば、"
"430138","
イエス振反りて、その從ひきたるを見て言ひたまふ『何を求むるか』彼等いふ『ラビ(釋きていへば師)いづこに留り給ふか』"
"430139","
イエス言ひ給ふ『きたれ、さらば見ん』彼ら往きてその留りたまふ所を見、この日ともに留れり、時は第十時ごろなりき。"
"430140","
ヨハネより聞きてイエスに從ひし二人のうち一人は、シモン・ペテロの兄弟アンデレなり。"
"430141","
この人まづ其の兄弟シモンに遇ひ『われらメシヤ(釋けばキリスト)に遇へり』と言ひて、"
"430142","
彼をイエスの許に連れきたれり。イエス之に目を注めて言ひ給ふ。『なんぢはヨハネの子シモンなり、汝ケパ(釋けばペテロ)と稱へらる
べし』"
"430143","
明くる日イエス、ガリラヤに往かんとし、ピリポにあひて言ひ給ふ『われに從へ』"
"430144","
ピリポはアンデレとペテロとの町なるベツサイダの人なり。"
"430145","
ピリポ、ナタナエルに遇ひて言ふ『我らはモーセが律法に録ししところ、預言者たちが録しし所の者に遇へり、ヨセフの子ナザレのイエス
なり』"
"430146","
ナタナエル言ふ『ナザレより何の善き者か出づべき』ピリポいふ『來たりて見よ』"
"430147","
イエス、ナタナエルの己が許にきたるを見、これを指して言ひたまふ『視よ、これ眞にイスラエル人なり、その衷に虚僞なし』"
"430148","
ナタナエル言ふ『如何にして我を知り給ふか』イエス答えて言ひたまふ『ピリポの汝を呼ぶまへに、我なんぢが無花果の樹の下に居るを見
たり』"
"430149","
ナタナエル答ふ『ラビ、なんぢは神の子なり、汝はイスラエルの王なり』"
"430150","
イエス答へて言ひ給ふ『われ汝が無花果の樹の下にをるを見たりと言ひしに因りて信ずるか、汝これよりも更に大なる事を見ん』"
"430151","
また言ひ給ふ『まことに誠に汝らに告ぐ、天ひらけて人の子のうへに神の使たちの昇り降りするを汝ら見るべし』"
****************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
1:16-20
1:16
ガリラヤ湖のほとりを通られるとき、シモンとシモンの兄弟のアンデレとが、湖で網を打っているのを見られた。彼らは漁師であった。
1:17
「さあ、ついて来なさい。人間の(漁をする)漁師にしてあげよう」とイエスが言われると、
1:18 すぐ網をすてて従った。
1:19
また少し進んでいって、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟のヨハネとが、これも舟で網を繕っているのを見られた。
1:20
すぐお呼びになると、父ゼベダイを雇人たちと共に舟にのこして、イエスのあとについて行った。
塚本訳 マタ
4:18-22
4:18
ガリラヤ湖のほとりを歩いておられるとき、二人の兄弟、ペテロと言われたシモンとその兄弟アンデレとが、湖で網を打っているのを見られた。彼らは漁師で
あった。
4:19
「さあ、ついて来なさい。人間の(漁をする)漁師にしてあげよう」と言われると、
4:20
彼らはすぐ網をすててイエスに従った。
4:21
またそこから進んでいって、ほかの二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟のヨハネとが、父ゼベダイと一しょに舟で網を繕っているのを見て、お呼びに
なった。
4:22
彼らはすぐ舟と父とをのこして、イエスに従った。
塚本訳 ルカ
5:1-11
5:1
(ある日)群衆がおしかけてきて神の言葉を聞いていた時のこと、イエスはゲネサレ湖のほとりに立っておられて、
5:2
湖のほとりにある二艘の小舟がお目にとまった。漁師たちは舟から下りて網を洗っていた。
5:3
イエスはその一艘のシモンの舟に乗り、彼に頼んで陸からすこし漕ぎ出させ、坐って、舟の中から群衆を教えられた。
5:4
話がすむと、シモンに言われた、「沖に漕ぎ出し、網をおろして漁をしてみなさい。」
5:5
シモンが答えた、「先生、わたし達は(昨夜)一晩中働きましたが、何もとれませんでした。しかし先生のお言葉ですから、網をおろしてみます。」
5:6
そしてその通りにすると、沢山の魚の群が入って網が裂けかかった。
5:7
そこでもう一艘の舟にいる仲間に合図をして、加勢に来てもらった。彼らが来て、二艘の舟いっぱい(魚を)つんだので、沈みそうになった。
5:8
シモン・ペテロはこれを見て、イエスの足もとにひれ伏して言った、「主よ、あちらに行ってください。わたしは罪人です。」
5:9
彼も一しょにいた者も皆、とれた魚(の多いの)に、びっくりしたのである。
5:10
シモンの仲間であったゼベダイの子ヤコブとヨハネも同様であった。イエスがシモンに言われた、「恐れることはない。今から後、あなたは人間を生け捕る(漁
師になる)のだ。(きょうの漁は、あなたの大伝道の前ぶれである。)」
5:11
彼らは舟を陸に引き上げ、何もかもすててイエスに従った。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ヨハ 1:29
1:29 その翌日、ヨハネは、
自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。
新 共同 ヨハ
4:3
4:3
ユダヤを去り、再びガリラヤへ行かれた。
新 共同 マタ
8:22
8:22
イエスは言われた。「わたしに従いなさい。死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。」
新 共同 ルカ
3:23
3:23
イエスが宣教を始められたときはおよそ三十歳であった。イエスはヨセフの子と思われていた。ヨセフはエリの子、それからさかのぼる
と、
新 共同 マタ
16:16
16:16
シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。
新 共同 ヨハ
12:13
12:13
なつめやしの枝を持って迎えに出た。そして、叫び続けた。「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように、/イスラエルの
王に。」
新 共同 ヨハ
14:12
14:12
はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くか
らである。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ロマ
10:17
10:17
したがって、信仰は聞くことによるのであり、聞くことはキリストの言葉から来るのである。
口 語訳 ロマ
15:7
15:7
こういうわけで、キリストもわたしたちを受けいれて下さったように、あなたがたも互に受けいれて、神の栄光をあらわすべきである。
口 語訳
Tテサ5:21
5:21
すべてのものを識別して、良いものを守り、
口 語訳 ロマ
2:28-29
2:28
というのは、外見上のユダヤ人がユダヤ人ではなく、また、外見上の肉における割礼が割礼でもない。
2:29
かえって、隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、また、文字によらず霊による心の割礼こそ割礼であって、そのほまれは人からではなく、神
から来るのである。
口 語訳 ピリ
3:3
3:3
神の霊によって礼拝をし、キリスト・イエスを誇とし、肉を頼みとしないわたしたちこそ、割礼の者である。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同
Tコリ1:12
1:12
あなたがたはめいめい、「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」「わたしはケファに」「わたしはキリストに」などと言い合って
いるとのことです。
新 共同
Tコリ3:22
3:22
パウロもアポロもケファも、世界も生も死も、今起こっていることも将来起こることも。一切はあなたがたのもの、
新 共同
Tコリ9:5
9:5
わたしたちには、他の使徒たちや主の兄弟たちやケファのように、信者である妻を連れて歩く権利がないのですか。
新 共同
Tコリ15:5
15:5
ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。
新 共同 ガラ
1:18
1:18
それから三年後、ケファと知り合いになろうとしてエルサレムに上り、十五日間彼のもとに滞在しましたが、
新 共同 ガラ
2:9-11
2:9
また、彼らはわたしに与えられた恵みを認め、ヤコブとケファとヨハネ、つまり柱と目されるおもだった人たちは、わたしとバルナバに一
致のしるしとして右手を差し出しました。それで、わたしたちは異邦人へ、彼らは割礼を受けた人々のところに行くことになったのです。
2:10
ただ、わたしたちが貧しい人たちのことを忘れないようにとのことでしたが、これは、ちょうどわたしも心がけてきた点です。
◆
パウロ、ペトロを非難する
2:11
さて、ケファがアンティオキアに来たとき、非難すべきところがあったので、わたしは面と向かって反対しました。
新 共同 ガラ
2:14
2:14
しかし、わたしは、彼らが福音の真理にのっとってまっすぐ歩いていないのを見たとき、皆の前でケファに向かってこう言いました。「あ
なたはユダヤ人でありながら、ユダヤ人らしい生き方をしないで、異邦人のように生活しているのに、どうして異邦人にユダヤ人のように
生活することを強要するのですか。」
新 共同 ロマ
9:4
9:4
彼らはイスラエルの民です。神の子としての身分、栄光、契約、律法、礼拝、約束は彼らのものです。
新 共同 使 7:56
7:56
「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。
新 共同 使 10:11
10:11
天が開き、大きな布のような入れ物が、四隅でつるされて、地上に下りて来るのを見た。
新 共同 黙 19:11
19:11
そして、わたしは天が開かれているのを見た。すると、見よ、白い馬が現れた。それに乗っている方は、「誠実」および「真実」と呼ばれ
て、正義をもって裁き、また戦われる。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳 使 26:22
26:22
しかし、わたしは今日に至るまで神の加護を受け、このように立って、小さい者にも大きい者にもあかしをなし、預言者たちやモーセが、
今後起るべきだと語ったことを、そのまま述べてきました。
口 語訳 ロマ
2:29
2:29
かえって、隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、また、文字によらず霊による心の割礼こそ割礼であって、そのほまれは人からではなく、神
から来るのである。
***************************************