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ヨハネ2:1−12

カナの婚礼

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
◆カナでの婚礼
ヨハ 2:1 三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。
ヨハ 2:2 イエスとその弟子たちも婚礼に招かれた。
ヨハ 2:3 ぶどう酒がなくなってしまったとき、母がイエスに、「ぶどう酒がありません」と言った。
ヨハ 2:4 イエスは母に言われた。「女よ、私とどんな関わりがあるのです。私の時はまだ来ていません。」
ヨハ 2:5 母は召し使いたちに、「この方が言いつけるとおりにしてください」と言った。
ヨハ 2:6 そこには、ユダヤ人が清めに用いる石の水がめが六つ置いてあった。いずれも二ないし三メトレテス入りのものである。
ヨハ 2:7 イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、召し使いたちは、かめの縁まで水を満たした。
ヨハ 2:8 イエスは、「さあ、それを汲んで、宴会の世話役のところへ持って行きなさい」と言われた。召し使いたちは運んで行った。
ヨハ 2:9 世話役が水をなめてみると、ぶどう酒に変わっていた。それがどこから来たものなのか、分からなかったので――水を汲んだ召し使いたちは知っていた が――、世話役は花婿を呼んで、
ヨハ 2:10 言った。「誰でも初めに良いぶどう酒を出し、酔いが回った頃に劣ったものを出すものですが、あなたは良いぶどう酒を今まで取っておかれまし た。」
ヨハ 2:11 イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。
ヨハ 2:12 この後、イエスは母、兄弟、弟子たちとカファルナウムに下って行き、そこに幾日か滞在された。

フランシスコ会訳2013
ヨハネによる福音書2

フランシスコ訳聖書 Joh <2>章 聖書本文

◆カナでの婚礼――最初の徴

001さて、三日目にガリラヤのカナ で婚礼があり、イエスの母がそこにいた。

002イエスも弟子たちもその婚礼に 招かれていた。

003ぶどう酒がなくなりかけたの で、母はイエスに、「ぶどう酒がありません」と言った。

004すると、イエスは母にお答えに なった、「婦人よ、それがわたしとあなたとにどんな関わりがあるのでしょうか。わたしの時はまだ来ていません」。

005母は給仕たちに、「何でもこの 人の言うとおりにしてください」と言った。

006ところで、そこにはユダヤ人の 清めに用いる石の水瓶が、六つ置いてあった。いずれも二ないし三メトレテス入りのものである。

007イエスは給仕たちに、「水瓶 に、水をいっぱい入れなさい」と仰せになった。彼らは水瓶の縁まで水でいっぱいにした。

008イエスが、「さあ、それをくん で、宴会の世話役の所に持って行きなさい」と仰せになると、彼らはそれを持って行った。

009世話役は、ぶどう酒になった水 を味わってみた。水をくんだ給仕たちはそのぶどう酒がどこから来たのか知っていたが、世話役は知らなかったので、花婿を呼んで、

010言った、「誰でも初めに善いぶ どう酒を出して、酔いの回ったころに、質の劣ったものを出すものですが、あなたは善いぶどう酒を今まで取っておいたのですね」。

011このことを、イエスは最初の徴 としてガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現された。そして、弟子たちはイエスを信じた。

012この後、イエスは、母、兄弟、 弟子たちとともに、カファルナウムに下って行き、そこに滞在されたが、長い日数ではなかった。


 

岩波翻訳委員会訳1995

430201その三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があった。イエスの母がそこにいた。

430202イエスとその弟子たちもその婚礼に招かれた。

430203葡萄酒が切れてしまったときに、イエスの母が彼に言う、「〔あの方たちに〕葡

萄 酒がありません」。

430204[すると]イエスが彼女に言う、「女よ、それが私とあなたにとってどうしたというのです。私 の時はまだ来ていません」。

430205母は給仕の人たちに言う、「彼があなたがたにどんなことを言っても、してやって下さい」。

430206そこにはユダヤ人たちが身を清める儀式のために石の水瓶が六つ置いてあった。それぞれ二ない し三メトレテスの容量であった。

430207イエスが彼らに言う、「瓶を水で一杯にしなさい」。そこで、彼らは口まで一杯にした。

430208彼らに言う、「いま、それを汲んで世話役のところへ持って行きなさい」。それで彼らは持って 行った。

430209世話役は、葡萄酒になっているその水を味見した時 ――彼にはそれがどこから〔届けられた の〕かわからなかったが、その水を汲んできた給仕の人たちにはわかっていた ―、世話役は花婿を呼びつけて

430210彼に言う、「良い酒は先に出すものだ。質の落ちるやつは酔ったころに出すんだ。お前ときた ら、良い酒を今までとっておいたのか」。

430211これをイエスは〔数多くの〕徴のはじめとしてガリラヤのカナで行ない、白分の

栄 光を顕した。そして弟子たちは彼を信じた。

430212この後、彼はその母と[自分の]兄弟たち、および自分の弟子たちとともにカファルナウムに下 り、数日間、そこに留まった。

 

新共同訳1987

2:1 三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。

2:2 イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。

2:3 ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。

2:4 イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」

2:5 しかし、母は召し使いたちに、「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。

2:6 そこには、ユダヤ人が清めに用いる石の水がめが六つ置いてあった。いずれも二ないし三メトレテス入りのものである。

2:7 イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、召し使いたちは、かめの縁まで水を満たした。

2:8 イエスは、「さあ、それをくんで宴会の世話役のところへ持って行きなさい」と言われた。召し使いたちは運んで行った。

2:9 世話役はぶどう酒に変わった水の味見をした。このぶどう酒がどこから来たのか、水をくんだ召し使いたちは知っていたが、世話役は知らなかったので、花婿を 呼んで、

2:10 言った。「だれでも初めに良いぶどう酒を出し、酔いがまわったころに劣ったものを出すものですが、あなたは良いぶどう酒を今まで取って置かれました。」

2:11 イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。

2:12 この後、イエスは母、兄弟、弟子たちとカファルナウムに下って行き、そこに幾日か滞在された。

 

前田訳1978

2:1 三日目にガリラヤのカナで婚礼があり、イエスの母がそこにいた。

2:2 イエスと弟子たちも婚礼に招かれた。

2:3 ぶどう酒が切れたのでイエスの母が彼にいう、「ぶどう酒がなくなりました」と。

2:4 イエスはいわれる、「母上、なんのご用ですか。まだわたしの時は来ていません」と。

2:5 母は召使いたちにいう、「何でも彼のいうとおりにしてください」と。

2:6 そこにはユダヤ人の清めの風によって石の瓶が六つ置いてあった。おのおの二、三メトレタ入りであった。

2:7 イエスは彼らにいわれる、「瓶を水でたせ」と。縁まで満たすと、

2:8 彼らにいわれる、「今汲み出して宴会長にもって行くように」と。彼らはそうした。

2:9 宴会長はぶどう酒になった水を味わったが、その由来がわからなかった。しかし、水を汲んだ召し使いたちにはわかっていた。宴会長は花むこを呼んでいう、

2:10 「だれでもまずよいぶどう酒を出して、酔いがまわると悪いのを出すが、あなたは今までよい酒をとっておいてくれた」と。

2:11 この最初の徴をイエスはガリラヤのカナで行なって彼の栄光を現わされた。そして弟子たちは彼を信じた。

2:12 こののちイエスは母と兄弟たちとカペナウムに下って、そこにしばらくとどまられた。

 

新改訳1970

2:1 それから三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、そこにイエスの母がいた。

2:2 イエスも、また弟子たちも、その婚礼に招かれた。

2:3 ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって「ぶどう酒がありません。」と言った。

2:4 すると、イエスは母に言われた。「あなたはわたしと何の関係があるのでしょう。女の方。わたしの時はまだ来ていません。」

2:5 母は手伝いの人たちに言った。「あの方が言われることを、何でもしてあげてください。」

2:6 さて、そこには、ユダヤ人のきよめのしきたりによって、それぞれ八十リットルから百二十リットル入りの石の水がめが六つ置いてあった。

2:7 イエスは彼らに言われた。「水がめに水を満たしなさい。」彼らは水がめを縁までいっぱいにした。

2:8 イエスは彼らに言われた。「さあ、今くみなさい。そして宴会の世話役のところに持って行きなさい。」彼らは持って行った。

2:9 宴会の世話役はぶどう酒になったその水を味わってみた。それがどこから来たのか、知らなかったので、――しかし、水をくんだ手伝いの者たちは知っていた。 ――彼は、花婿を呼んで、

2:10 言った。「だれでも初めに良いぶどう酒を出し、人々が十分飲んだころになると、悪いのを出すものだが、あなたは良いぶどう酒をよくも今まで取っておきまし た。」

2:11 イエスはこのことを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行ない、ご自分の栄光を現わされた。それで、弟子たちはイエスを信じた。

2:12 その後、イエスは母や兄弟たちや弟子たちといっしょに、カペナウムに下って行き、長い日数ではなかったが、そこに滞在された。

 

塚本訳1963

2:1 それから三日目に、ガリラヤのカナに婚礼があって、イエスの母がそこにいた。

2:2 イエスも弟子たちと婚礼に招かれた。

2:3 すると宴会の最中に酒が足りなくなったので、母がイエスに言う、「お酒がなくなりました。」

2:4 イエスが言われる、「女の方、〃放っておいてください。〃わたしの栄光(を示す)時はまだ来ておりません。」

2:5 母は召使たちに言う、「〃なんでもこの方の言われるとおりにしてください。〃」

2:6 そこに、ユダヤ人の清めの(儀式の)ために、石の水瓶が六つ置いてあった。いずれも二、三メトレタ[八十から百二十リットル]入りであった。

2:7 イエスは召使たちに言われる、「水瓶に水をいっぱい入れよ。」口まで入れると、

2:8 彼らに言われる、「さあ汲んで、宴会長に持ってゆきなさい。」彼らが持ってゆくと、

2:9 宴会長は酒になった水をなめてみて、──彼はその訳を知らなかったが、水を汲んだ召使たちは知っていた。──宴会長は花婿を呼んで

2:10 言う、「だでれも初に良い酒を出し、酔がまわったところに悪いのを出すのに、あなたは、よくもいままで良い酒をとっておいたものだ。」

2:11 イエスはこの最初の徴[奇蹟]をガリラヤのカナで行って、(神の子たる)その栄光をお現わしになった。弟子たちが彼を信じた。

2:12 そののちイエスは、母、兄弟たちおよび弟子たちとカペナウムに下り、数日そこに一しょにおられた。

 

口語訳1955

2:1 三日目にガリラヤのカナに婚礼があって、イエスの母がそこにいた。

2:2 イエスも弟子たちも、その婚礼に招かれた。

2:3 ぶどう酒がなくなったので、母はイエスに言った、「ぶどう酒がなくなってしまいました」。

2:4 イエスは母に言われた、「婦人よ、あなたは、わたしと、なんの係わりがありますか。わたしの時は、まだきていません」。

2:5 母は僕たちに言った、「このかたが、あなたがたに言いつけることは、なんでもして下さい」。

2:6 そこには、ユダヤ人のきよめのならわしに従って、それぞれ四、五斗もはいる石の水がめが、六つ置いてあった。

2:7 イエスは彼らに「かめに水をいっぱい入れなさい」と言われたので、彼らは口のところまでいっぱいに入れた。

2:8 そこで彼らに言われた、「さあ、くんで、料理がしらのところに持って行きなさい」。すると、彼らは持って行った。

2:9 料理がしらは、ぶどう酒になった水をなめてみたが、それがどこからきたのか知らなかったので、(水をくんだ僕たちは知っていた)花婿を呼んで

2:10 言った、「どんな人でも、初めによいぶどう酒を出して、酔いがまわったころにわるいのを出すものだ。それだのに、あなたはよいぶどう酒を今までとっておか れました」。

2:11 イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行い、その栄光を現された。そして弟子たちはイエスを信じた。

2:12 そののち、イエスは、その母、兄弟たち、弟子たちと一緒に、カペナウムに下って、幾日かそこにとどまられた。

 

文語訳1917

"430201"," 三日めにガリラヤのカナに婚禮ありて、イエスの母そこに居り、"

"430202"," イエスも弟子たちと共に婚禮に招かれ給ふ。"

"430203"," 葡萄酒つきたれば、母イエスに言ふ『かれらに葡萄酒なし』"

"430204"," イエス言ひ給ふ『をんなよ、我と汝となにの関係あらんや、我が時は未だ來らず』"

"430205"," 母僕どもに『何にても其の命ずる如くせよ』と言ひおく。"

"430206"," 彼處にユダヤ人の潔の例にしたがひて四五斗入りの石甕六個ならべあり。"

"430207"," イエス僕に『水を甕に滿せ』といひ給へば、口まで滿す。"

"430208"," また言ひ給ふ『いま汲み取りて饗宴長に持ちゆけ』乃ち持ちゆけり。"

"430209"," 饗宴長、葡萄酒になりたる水を嘗めて、その何處より來りしかを知らざれば(水を汲みし僕どもは知れり)新郎を呼びて言ふ、"

"430210"," 『おほよそ人は先よき葡萄酒を出し、醉のまはる頃ほひ劣れるものを出すに、汝はよき葡萄酒を今まで留め置きたり』"

"430211"," イエス此の第一の徴をガリラヤのカナにて行ひ、その榮光を顯し給ひたれば、弟子たち彼を信じたり。"

"430212","この後イエス及びその母・兄弟・弟子たちカペナウムに下りて、そこに數日留りた り。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

・・・・

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新 共同 ヨハ 4:3

4:3 ユダヤを去り、再びガ リラヤへ行かれた。

 

新 共同 マコ 1:24

1:24 「ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体は分かっている。神の聖者だ。」

 

新 共同 ヨハ 7:30

7:30 人々はイエスを捕らえようとしたが、手をかける者はいなかった。イエスの時はまだ来ていなかったからである。

 

新 共同 ヨハ 2:23

2:23 イエスは過越祭の間エルサレムにおられたが、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。

 

新 共同 マタ 9:1

9:1 イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰って来られた。

 

新 共同 ヨハ 7:3

7:3 イエスの兄弟たちが言った。「ここを去ってユダヤに行き、あなたのしている業を弟子たちにも見せてやりなさい。

 

新 共同 マタ 13:55

13:55 この人は大工の息子ではないか。母親はマリアといい、兄弟はヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではないか。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口 語訳 ピリ 4:6

4:6 何事も思い煩ってはな らない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。

 

口 語訳 Tコリ10:31

10:31 だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新 共同 使  2:13-15

2:13 しかし、「あの人たちは、新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、あざける者もいた。

◆ ペトロの説教

2:14 すると、ペトロは十一人と共に立って、声を張り上げ、話し始めた。「ユダヤの方々、またエルサレムに住むすべての人たち、知っていた だきたいことがあります。わたしの言葉に耳を傾けてください。

2:15 今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが考えているように、酒に酔っているのではありません。

 

新 共同 Tコリ11:21

11:21 なぜなら、食事のとき各自が勝手に自分の分を食べてしまい、空腹の者がいるかと思えば、酔っている者もいるという始末だからです。

 

新 共同 エペ 5:18

5:18 酒に酔いしれてはなりません。それは身を持ち崩すもとです。むしろ、霊に満たされ、

 

新 共同 Tテサ5:7

5:7 眠る者は夜眠り、酒に酔う者は夜酔います。

 

新 共同 黙  17:2

17:2 地上の王たちは、この女とみだらなことをし、地上に住む人々は、この女のみだらな行いのぶどう酒に酔ってしまった。」

 

新 共同 黙  17:6

17:6 わたしは、この女が聖なる者たちの血と、イエスの証人たちの血に酔いしれているのを見た。この女を見て、わたしは大いに驚いた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口 語訳 使  1:15

1:15 そのころ、百二十名ばかりの人々が、一団となって集まっていたが、ペテロはこれらの兄弟たちの中に立って言った、

 

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ヨハネ2:13−22

宮清め

 

翻訳比較



聖書協会共同訳2018
◆神殿から商人を追い出す (マタ二一12−13、マコ一一15−17、ルカ一九45−46)
ヨハ 2:13 ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。
ヨハ 2:14 そして、神殿の境内で、牛や羊や鳩を売る者たちと両替人たちが座っているのを御覧になった。
ヨハ 2:15 イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、
ヨハ 2:16 鳩を売る者たちに言われた。「それをここから持って行け。私の父の家を商売の家としてはならない。」
ヨハ 2:17 弟子たちは、「あなたの家を思う熱情が私を食い尽くす」と書いてあるのを思い出した。
ヨハ 2:18 ユダヤ人たちはイエスに、「こんなことをするからには、どんなしるしを私たちに見せるつもりか」と言った。
ヨハ 2:19 イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」
ヨハ 2:20 それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、三日で建て直すと言うのか」と言った。
ヨハ 2:21 イエスはご自分の体である神殿のことを言われたのである。
ヨハ 2:22 イエスが死者の中から復活されたとき、弟子たちは、イエスがこう言われたのを思い出し、聖書とイエスの語られた言葉とを信じた。


フランシスコ会訳2013

◆神殿から商人を追い出す(マタ2112-13、 マコ1115-17、 ルカ1945-46

013さて、ユダヤ人の過越の祭りが 近づいたので、イエスはエルサレムにお上りになった。

014イエスは神殿の境内で、牛、 羊、鳩を売る者や両替屋が座っているのをご覧になると、

015縄で鞭を作り、牛や羊をことご とく境内から追い出し、両替屋の金をまき散らし、その台を倒して、

016鳩を売る者たちに仰せになっ た、「これらの物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家にしてはならない」。

017弟子たちは、「あなたの家を思 う熱意が、わたしを食い尽くす」と書き記されているのを思い出した。

018すると、ユダヤ人たちはイエス に向かって言った、「こんなことをするからには、どんな徴をわたしたちに見せてくれるのか」。

019イエスは答えて仰せになった、 「この神殿を壊してみよ。わたしは三日で建て直してみせよう」。

020そこで、ユダヤ人たちは言っ た、「この神殿を建てるのに四十六年もかかったのだ。それなのに、あなたは三日で建て直すのか」。

021しかし、イエスは、ご自分の体 という神殿について話しておられたのである。

022それで、イエスが死者の中から 復活された時、弟子たちは、そう話しておられたのを思い出し、聖書とイエスが語られた言葉とを信じた。



 

岩波翻訳委員会訳1995

430213ユダヤ人たちの過越祭が近かった。イエスはエルサレムにのぼった。

430214神殿〔境内〕に、牛や羊や鳩を売っている人々、また両替商が座っているのを見つけた。

430215そして縄で鞭を作り、羊も牛も皆神殿〔境内〕から追い出した。また、両替屋の金

を まき散らし、台をひっくり返した。

430216そして鳩を売っていた人々に言った、「これらのものをここから取り去れ。私の父の家を商売の 家にするのはやめろ」。

430217〔イエスが復活して後〕弟子たちはあなたの家に対する熱情が私を食いつくすだろうと 書かれているのを想い起こした。

430218するとユダヤ人たちが答えて彼に言った、「このようなことをするからには、どんな徴を見せて もらえるのか」。

430219イエスは答えて彼らに言った、「この神殿を壊してみろ。三日のうちに起こしてみせよう」。

430220そこでユダヤ人たちは言った、「この神殿は四十六年かかって建てられたのだ。それをお前は三 日で起こす〔と言う〕のか」。

430221彼は自分の身体という神殿について話していたのであった。

430222彼が死人の中から起こされた時、彼の弟子たちはこのことを言っていたのを想い起こした。そし て聖書とイエスの話したことばを信じた。

 

新共同訳1987

2:13 ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。

2:14 そして、神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを御覧になった。

2:15 イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、

2:16 鳩を売る者たちに言われた。「このような物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない。」

2:17 弟子たちは、「あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす」と書いてあるのを思い出した。

2:18 ユダヤ人たちはイエスに、「あなたは、こんなことをするからには、どんなしるしをわたしたちに見せるつもりか」と言った。

2:19 イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」

2:20 それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で建て直すのか」と言った。

2:21 イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。

2:22 イエスが死者の中から復活されたとき、弟子たちは、イエスがこう言われたのを思い出し、聖書とイエスの語られた言葉とを信じた。

 

前田訳1978

2:13 ユダヤ人の過越の祭りが近かったのでイエスはエルサレムへ上られた。

2:14 宮で牛や羊や鳩を売るものや両替屋がすわっているのを見て、

2:15 縄で鞭を作って羊も牛もすべてを追い出し、両替屋の貨幣をまき散らし、机を倒し、

2:16 鳩を売るものにいわれた、「それを持ち去れ、わが父の家を商いの家にするな」と。

2:17 弟子たちは、「あなた(神)の家への熱心がわたしを食いつくす」と聖書にあるのを思い出した。

2:18 ユダヤ人は彼にいった、「こんなことをして、どんな徴をわれらに示せるのか」と。

2:19 イエスは答えられた、「この宮をこわせ、三日でわたしが建てなをそう」と。

2:20 ユダヤ人はいった、「この宮は四十六年かかって建ったのに、あなたは三日で建てなをすのか」と。

2:21 彼がいわれたのはおのが体の宮についてである」

2:22 彼が死人の中から復活されたとき、弟子たちはかくいわれたことを思い出し、聖書とイエスのいわれたことばとを信じた。

 

新改訳1970

2:13 ユダヤ人の過越の祭りが近づき、イエスはエルサレムに上られた。

2:14 そして、宮の中に、牛や羊や鳩を売る者たちと両替人たちがすわっているのをご覧になり、

2:15 細なわでむちを作って、羊も牛もみな、宮から追い出し、両替人の金を散らし、その台を倒し、

2:16 また、鳩を売る者に言われた。「それをここから持って行け。わたしの父の家を商売の家としてはならない。」

2:17 弟子たちは、「あなたの家を思う熱心がわたしを食い尽くす。」と書いてあるのを思い起こした。

2:18 そこで、ユダヤ人たちが答えて言った。「あなたがこのようなことをするからには、どんなしるしを私たちに見せてくれるのですか。」

2:19 イエスは彼らに答えて言われた。「この神殿をこわしてみなさい。わたしは、三日でそれを建てよう。」

2:20 そこで、ユダヤ人たちは言った。「この神殿は建てるのに四十六年かかりました。あなたはそれを、三日で建てるのですか。」

2:21 しかし、イエスはご自分のからだの神殿のことを言われたのである。

2:22 それで、イエスが死人の中からよみがえられたとき、弟子たちは、イエスがこのように言われたことを思い起こして、聖書とイエスが言われたことばとを信じ た。

 

塚本訳1963

2:13 ユダヤ人の過越の祭が近くなると、イエスは(弟子たちと)エルサレムに上られた。

2:14 宮の庭で牛や羊や鳩を売る者、また両替屋が坐っているのを見られると、

2:15 縄で鞭をつくって、何もかも、羊も牛も宮から追い出し、両替屋の銭をまき散らし、その台をひっくり返し、

2:16 また鳩を売る者に言われた、「それをここから持ってゆけ。わたしの父上の家を商店にするな。」

2:17 (これを見て)弟子たちは、〃(神よ、)あなたの家に対する熱心が、わたしを焼きつくします〃と(詩篇に)書いてあるのを思い出した。

2:18 するとユダヤ人が口を出した、「あなたはこんなことをするが、(その権威を証明するために、)どんな徴[奇蹟]をして見せることができるのか。」

2:19 イエスは答えられた、「このお宮をこわせ、三日で造ってみせるから。」

2:20 ユダヤ人が言った、「このお宮を建てるには四十六年もかかったのに、あなたは三日で造るというのか。」

2:21 しかしイエスは自分の体のことを宮と言われたのであった。

2:22 だから死人の中から復活された時、弟子たちはこう言われたことを思い出して、聖書とイエスの言われた言葉と(が本当であること)を信じた。

 

口語訳1955

 2:13 さて、ユダヤ人の過越の祭が近づいたので、イエスはエルサレムに上られた。

2:14 そして牛、羊、はとを売る者や両替する者などが宮の庭にすわり込んでいるのをごらんになって、

2:15 なわでむちを造り、羊も牛もみな宮から追いだし、両替人の金を散らし、その台をひっくりかえし、

2:16 はとを売る人々には「これらのものを持って、ここから出て行け。わたしの父の家を商売の家とするな」と言われた。

2:17 弟子たちは、「あなたの家を思う熱心が、わたしを食いつくすであろう」と書いてあることを思い出した。

2:18 そこで、ユダヤ人はイエスに言った、「こんなことをするからには、どんなしるしをわたしたちに見せてくれますか」。

2:19 イエスは彼らに答えて言われた、「この神殿をこわしたら、わたしは三日のうちに、それを起すであろう」。

2:20 そこで、ユダヤ人たちは言った、「この神殿を建てるのには、四十六年もかかっています。それだのに、あなたは三日のうちに、それを建てるのですか」。

2:21 イエスは自分のからだである神殿のことを言われたのである。

2:22 それで、イエスが死人の中からよみがえったとき、弟子たちはイエスがこう言われたことを思い出して、聖書とイエスのこの言葉とを信じた。

 

文語訳1917

"430213"," かくてユダヤ人の過越の祭ちかづきたれば、イエス、エルサレムに上り給ふ。"

"430214"," 宮の内に牛・羊・鴿を賣るもの、兩替する者の坐するを見て、"

"430215"," 繩を鞭につくり、羊をも牛をもみな宮より逐ひ出し、兩替する者の金を散し、その臺を倒し、"

"430216"," 鴿をうる者に言ひ給ふ『これらの物を此處より取り去れ、わが父の家を商賣の家とすな』"

"430217"," 弟子たち『なんタの家をおもふ熱心われを食はん』と録されたる憶ひ出せり。"

"430218"," ここにユダヤ人こたへてイエスに言ふ『なんぢ此等の事をなすからには、我らに何の徴を示すか』"

"430219"," 答へて言ひ給ふ『なんぢら此の宮をこぼて、われ三日の間に之を起さん』"

"430220"," ユダヤ人いふ『この宮を建つるには四十六年を經たり、なんぢは三日のうちに之を起すか』"

"430221"," これはイエス己が體の宮をさして言ひ給へるなり。"

"430222"," 然れば死人の中より甦へり給ひしのち、弟子たち斯く言ひ給ひしことを憶ひ出して、聖書とイエスの言ひ給ひし言とを信じたり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 11:15-17

11:15 エルサレムに来た。イエスは宮に入り、宮(の庭)で物を売る者や買う者を追い出し始め、両替屋の台や、鳩を売る者の腰掛を倒された。

11:16 (また近道をするために)器物を持って宮(の庭)を通り抜けることを許されなかった。

11:17 それからこう言って教えられた、「『わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである』と(聖書に)書いてあるではないか。ところがあなた達 はそれを『強盗の巣』にしてしまっている。」

 

塚本訳 マタ 21:12-13

21:12 イエスは宮に入って、宮(の庭)で物を売る者や買う者を皆追い出し、両替屋の台や、鳩を売る者の腰掛けを倒された。

21:13 それからこう言われた、「『わたしの家は祈りの家と呼ばれるべきである』と(聖書に)書いてあるのに、あなた達はそれを『強盗の巣』にしている。」

 

塚本訳 ルカ 19:45-46

19:45 やがて(エルサレムに着いて)イエスは宮に入り、物を売る者を追い出し始めて、

19:46 こう言われた、「『わたしの家は祈りの家であらねばならぬ』と(聖書に)書いてあるのに、あなた達はそれを『強盗の巣』にしてしまった。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新 共同 Tコリ1:22

1:22 ユダヤ人はしるしを求め、ギリシア人は知恵を探しますが、

 

新 共同 マタ 26:61

26:61 「この男は、『神の神殿を打ち倒し、三日あれば建てることができる』と言いました」と告げた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口 語訳 ロマ 4:24

4:24 わたしたちのためでもあって、わたしたちの主イエスを死人の中からよみがえらせたかたを信じるわたしたちも、義と認められるのであ る。

 

口 語訳 ロマ 6:4

6:4 すなわち、わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死 人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。

 

口 語訳 ロマ 8:11

8:11 もし、イエスを死人の中からよみがえらせたかたの御霊が、あなたがたの内に宿っているなら、キリスト・イエスを死人の中からよみがえ らせたかたは、あなたがたの内に宿っている御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも、生かしてくださるであろう。

 

口 語訳 Tコリ15:3-4

15:3 わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、聖書に書いてあるとお り、わたしたちの罪のために死んだこと、

15:4 そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、

 

口 語訳 Tコリ15:12

15:12 さて、キリストは死人の中からよみがえったのだと宣べ伝えられているのに、あなたがたの中のある者が、死人の復活などはないと言って いるのは、どうしたことか。

 

口 語訳 Tコリ3:16

3:16 あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。

 

口 語訳 Tコリ6:19

6:19 あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のも のではないのである。

 

口 語訳 Uコリ6:16

6:16 神の宮と偶像となんの一致があるか。わたしたちは、生ける神の宮である。神がこう仰せになっている、/「わたしは彼らの間に住み、/ かつ出入りをするであろう。そして、わたしは彼らの神となり、/彼らはわたしの民となるであろう」。

 

口 語訳 ロマ 8:11

8:11 もし、イエスを死人の中からよみがえらせたかたの御霊が、あなたがたの内に宿っているなら、キリスト・イエスを死人の中からよみがえ らせたかたは、あなたがたの内に宿っている御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも、生かしてくださるであろう。

 

口 語訳 ピリ 3:21

3:21 彼は、万物をご自身に従わせうる力の働きによって、わたしたちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じかたちに変えて下さるで あろう。

 

口 語訳 ロマ 8:11

8:11 もし、イエスを死人の中からよみがえらせたかたの御霊が、あなたがたの内に宿っているなら、キリスト・イエスを死人の中からよみがえ らせたかたは、あなたがたの内に宿っている御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも、生かしてくださるであろう。

 

口 語訳 ロマ 10:9-10

10:9 すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、あなたは救わ れる。

10:10 なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。

 

口 語訳 ピリ 3:21

3:21 彼は、万物をご自身に従わせうる力の働きによって、わたしたちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じかたちに変えて下さるで あろう。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新 共同 使  6:14

6:14 わたしたちは、彼がこう言っているのを聞いています。『あのナザレの人イエスは、この場所を破壊し、モーセが我々に伝えた慣習を変え るだろう。』」

 

新 共同 Tコリ6:19

6:19 知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではない のです。

 

新 共同 使  13:33-35

13:33 つまり、神はイエスを復活させて、わたしたち子孫のためにその約束を果たしてくださったのです。それは詩編の第二編にも、/『あなた はわたしの子、/わたしは今日あなたを産んだ』/と書いてあるとおりです。

13:34 また、イエスを死者の中から復活させ、もはや朽ち果てることがないようになさったことについては、/『わたしは、ダビデに約束した/ 聖なる、確かな祝福をあなたたちに与える』/と言っておられます。

13:35 ですから、ほかの個所にも、/『あなたは、あなたの聖なる者を/朽ち果てるままにしてはおかれない』/と言われています。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ2:23−3:21

ニコデモとの対話 ―― 新生の秘密

 

翻訳比較



聖書協会共同訳2018
◆イエスは人の心を知っておられる
ヨハ 2:23 過越祭の間、イエスがエルサレムにおられたとき、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。
ヨハ 2:24 しかし、イエスご自身は、彼らを信用されなかった。それは、すべての人を知っておられ、
ヨハ 2:25 人について誰からも証ししてもらう必要がなかったからである。イエスは、何が人の心の中にあるかをよく知っておられたのである。


◆イエスとニコデモ
ヨハ 3:1 さて、ファリサイ派の一人で、ニコデモと言う人がいた。ユダヤ人たちの指導者であった。
ヨハ 3:2 この人が、夜イエスのもとに来て言った。「先生、私どもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでな ければ、あなたのなさるようなしるしを、誰も行うことはできないからです。」
ヨハ 3:3 イエスは答えて言われた。「よくよく言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」
ヨハ 3:4 ニコデモは言った。「年を取った者が、どうして生まれることができましょう。もう一度、母の胎に入って生まれることができるでしょうか。」
ヨハ 3:5 イエスはお答えになった。「よくよく言っておく。誰でも水と霊とから生まれなければ、神の国に入ることはできない。
ヨハ 3:6 肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。
ヨハ 3:7 『あなたがたは新たに生まれなければならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。
ヨハ 3:8 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである。」
ヨハ 3:9 するとニコデモは、「どうして、そんなことがありえましょうか」と言った。
ヨハ 3:10 イエスは答えて言われた。「あなたはイスラエルの教師でありながら、こんなことが分からないのか。
ヨハ 3:11 よくよく言っておく。私たちは知っていることを語り、見たことを証ししているのに、あなたがたは私たちの証しを受け入れない。
ヨハ 3:12 私が地上のことを話しても信じないとすれば、天上のことを話したところで、どうして信じるだろう。
ヨハ 3:13 天から降って来た者、すなわち人の子のほかには、天に上った者は誰もいない。
ヨハ 3:14 そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。
ヨハ 3:15 それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。」
ヨハ 3:16 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
ヨハ 3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。
ヨハ 3:18 御子を信じる者は裁かれない。信じない者はすでに裁かれている。神の独り子の名を信じていないからである。
ヨハ 3:19 光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇を愛した。それが、もう裁きになっている。
ヨハ 3:20 悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ない。
ヨハ 3:21 しかし、真理を行う者は光の方に来る。その行いが神にあってなされたことが、明らかにされるためである。



フランシスコ会訳2013

◆人の心を見抜くイエス

023さて、過越の祭りの間、イエス がエルサレムにおられたとき、多くの人は、イエスの行われた徴を見て、その名を信じた。

024しかし、イエスご自身は彼らを 信用されなかった。それは、イエスはすべての人のことを知っておられ、

025人間について誰からも証しして もらう必要がなかったからである。なぜなら、イエスは、何が人間の心の中にあるかを知っておられたからである。

 

ヨハネによる福音書 3

フランシスコ訳聖書 Joh <3>章 聖書本文

◆ニコデモとの対話

001さて、ファリサイ派の人で、そ の名をニコデモという、ユダヤ人たちの議員がいた。

002ある夜、イエスの所に来て、こ う言った、「ラビ、わたしたちは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。あなたが行っておられるあのような徴 は、神がともにおられるのでなければ、誰にもできないからです」。

003イエスは答えて仰せになった、

「よくよくあなたに言っておく。

人は上から生まれなければ、

神の国を見ることはできない」。

004ニコデモは言った、「人は年を とって、どうして生まれることができますか。もう一度母の胎内に入って、生まれることができるのでしょうか」。

005イエスはお答えになった、

「よくよくあなたに言っておく。

人は水と霊によって生まれなければ、

神の国に入ることはできない。

006肉から生まれた者は肉であり、

霊から生まれた者は霊である。

007『あなた方は上から生まれなけ ればならない』と、

わたしがあなたに言ったことに、驚いてはならない。

008風は思いのままに吹く。

あなたはその音を聞くが、

それがどこから来て、どこに行くかを知らない。

霊から生まれた者もみな、それと同じである」。

009ニコデモは答えて言った、「ど うして、そのようなことがありえましょうか」。

010イエスは答えて仰せになった、 「あなたはイスラエルの教師であるのに、このことが分からないのか。

011よくよくあなたに言っておく。

わたしたちは知っていることを話し、

見たことを証ししているのに、

あなた方は、わたしたちの証しを受け入れない。

012わたしが地上のことを話して も、

あなた方は信じないのであれば、

わたしがあなた方に、天上のことを話したところで、

どうして信じるだろうか。

013天から下って来た者、

すなわち、人の子のほかには、

誰も天に昇った者はいない。

014モーセが荒れ野で蛇を上げたよ うに、

人の子も上げられなければならない。

015それは、信じる者がみな、

人の子によって永遠の命を得るためである。

016実に、神は独り子をお与えにな るほど、

この世を愛された。

独り子を信じる者が一人も滅びることなく、

永遠の命を得るためである。

017神が御子をこの世にお遣わしに なったのは、

この世を裁くためではなく、

御子によって、この世が救われるためである。

018御子を信じる者は裁かれない。

信じない者はすでに裁かれている。

神の独り子の名を信じなかったからである。

019その裁きというのは、

光がこの世に来たのに、

人々が、光よりも闇の方を愛したことである。

それは、彼らの行いが悪かったからである。

020悪を行う者はみな、光を憎み、 光の方に来ない。

その行いが、明るみに出されないためである。

021しかし、真理を行う者は光の方 に来る。

その行いが神のうちにあってなされたことが、

明らかにされるためである」。


 

岩波翻訳委員会訳1995

430223過越祭の期間、祭りの間中彼はエルサレムにいた。その間に多くの人々が、彼の行なっていた徴 を看て、彼の名を信じた。

430224が、イエス自身は自分を彼らに任せることはしなかった。彼はすべての人を知っていたからであ り、

430225人間について誰かに証ししてもらう必要がなかったからである。つまり彼は人間の中に何がある かを知っていたのである。

430301ファリサイ派に属する一人の人がいた。その名はニコデモ、ユダヤ人たちの指導者〔であっ た〕。

430302この人が夜、彼のもとに来て言った、「ラビ、あなたが神のもとから来られた教師〔である〕こ とが私たちにはわかっています。あなたのなさっているこれらの徴は、神が共におられなければ、誰一人なしえないからです」。

430303イエスは答えて彼に言った、「アーメン、アーメン、あなたに言う。人は上から生まれなけれ ば、神の王国を見ることはできない」。

430304ニコデモが彼に向かって

言 う、「人間が年老いていながら、どのようにして生まれることができるでしょう。母親の胎内にもう一度入り、生まれて来ることができる というのですか」。

430305イエスは答えた、「アーメン、アーメン、あなたに言う。人は、水と霊によって生まれなけれ ば、神の王国に入ることはできない。

430306肉から生まれたものは肉であり、霊から生まれたものは霊である。

430307『あなたがたは上から生まれなければならない」とあなたに言ったからといって驚くことはな い。

430308風は吹きたいところに吹き、あなたはその音を聞く。しかし、それがどこから来てどこへ往くの かはわからない。霊から生まれている人は皆このようである」。

430309ニコデモが答えて彼に言った、「どのようにしてそれが起こりうるのでしょうか」。 430310イエスは答えて彼に言った、「あなたはイスラエルの教師ではないか。それなのにこれを知らないのか。

430311アーメン、アーメン、あなたに言う。われわれはわかっていることを語り、見てきたことを証し している。しかしあなたがたは、われわれの証しを受け入れようとしない。430312私が地上のことを話したのに、あなたがたが信じ ないとすれば、〔将来〕天上のことを話しても、果して信じるようになるだろうか。

430313天から降った者、〔すなわち〕人の子のほかには、天にのぼっているものは誰もいない。

430314モーセが荒野で蛇を挙げたように、人の子も挙げられなければならない。

430315信じる人が一人残らず、彼のうちにあって永遠の命を持つためである」。

430316つまり神はひとり子を与えるほど世を愛したのである。彼を信じる人が滅びる

こ となく、一人残らず永遠の命を持つためである。

430317つまり神が子を世に遣わしたのは、世をさばくためではなく、世が彼を通して救われるためなの である。

430318彼を信じる人はさばかれない。だが、信じない人はすでにさばかれている。神のひとり子の名を 信じていないからである。

430319光が世に来たのに、自らの業が邪悪だったため、人々が光よりも暗闇を愛したこと、これがさば きである。

430320悪いことをしている人は皆、光を憎み、自分の業が暴かれないよう、光のところに来ようとしな いからである。

430321だが、真理を行なっている人は、自分の業が神のうちにあってなされてきたのだということがあ らわになるため、光のところに来る。

 

新共同訳1987

2:23 イエスは過越祭の間エルサレムにおられたが、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。

2:24 しかし、イエス御自身は彼らを信用されなかった。それは、すべての人のことを知っておられ、

2:25 人間についてだれからも証ししてもらう必要がなかったからである。イエスは、何が人間の心の中にあるかをよく知っておられたのである。

3:1 さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。

3:2 ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、 あなたのなさるようなしるしを、だれも行うことはできないからです。」

3:3 イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」

3:4 ニコデモは言った。「年をとった者が、どうして生まれることができましょう。もう一度母親の胎内に入って生まれることができるでしょうか。」

3:5 イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。

3:6 肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。

3:7 『あなたがたは新たに生まれねばならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。

3:8 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである。」

3:9 するとニコデモは、「どうして、そんなことがありえましょうか」と言った。

3:10 イエスは答えて言われた。「あなたはイスラエルの教師でありながら、こんなことが分からないのか。

3:11 はっきり言っておく。わたしたちは知っていることを語り、見たことを証ししているのに、あなたがたはわたしたちの証しを受け入れない。

3:12 わたしが地上のことを話しても信じないとすれば、天上のことを話したところで、どうして信じるだろう。

3:13 天から降って来た者、すなわち人の子のほかには、天に上った者はだれもいない。

3:14 そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。

3:15 それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。

3:16 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。

3:18 御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。神の独り子の名を信じていないからである。

3:19 光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。

3:20 悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。

3:21 しかし、真理を行う者は光の方に来る。その行いが神に導かれてなされたということが、明らかになるために。」

 

前田訳1978

2:23 過越の祭りのときエルサレムにおられる間に、彼のなさった徴た徴を見てその名を信ずる人が多かった。

2:24 しかし、イエス自身は彼らを皆知っておられたので彼らを信頼されなかった。

2:25 彼は人についての証しを要されなかった。彼自身のうちに何があるかを知っておられたから。

3:1 ひとりのパリサイ人があった。名はニコデモ、ユダヤ人の一指導者であった。

3:2 彼が夜イエスのところへ来ていった、「先生、われらはあなたが神からいらした師にいますことがわかります。神が供にいまさなければ、あなたがなさるこれら の徴はだれもなしえません」と。

3:3 イエスは答えられた、「本当にいう、人は新たに生まれねば神の国を見えない」と。

3:4 ニコデモはいう、「人は老いてからどうして生れえましょう。ふたたび母の胎に入って生まれることはできますまい」と。

3:5 イエスは答えられた、「本当にいう、水と霊から生まれねばだれも神の国に入れない。

3:6 肉から生まれるものは肉、霊から生まれるものは霊である。

3:7 『あなた方は新たに生まれねばならない』といったからとておどろくことはない。

3:8 霊風は思うままに吹き、あなたはその声を聞くが、それがどこから来てどこへ行くかはわからない。だれでも霊から生まれるものはそのようである」と。

3:9 ニコデモは答えた、「どうしてそれがありえましょうか」と。

3:10 イエスは答えられた、「イスラエルの先生でありながら知らないのか。

3:11 本当にいう、われらは知ることを語り、見たことを証しする。しかしあなた方はわれらの証しを受け入れれない。

3:12 わたしが地上のことをいったのにあなた方が信じなければ、天上のことをいってもどうして信じよう。

3:13 天から下った人の子のほかだれも天に上ったものはない。

3:14 モ−せが荒野で蛇を挙げたように、人の子も挙げられねばならない。

3:15 彼を信ずるものが皆永遠のいのちを持つためである。

3:16 神はひとり子を賜うほど世を愛された。すべて彼を信ずるものが滅びずに永遠のいのちを持つためである。

3:17 神がその子を世につかわされたのは、世を裁くためでなく、世が彼によって救われるためである。

3:18 彼を信ずるものは裁かれない。信じないものはすでに裁かれている、神のひとり子のみ名を信じなかったから。

3:19 裁きとはこれである。すなわち、光が世に来たのに、人々が光より闇を愛したというそのことである。人々のわざわいが悪かったのである。

3:20 偽りをするものはだれでも光を憎んで光に来ない、彼らのわざわいが現れないために。

3:21 真を行うものは光に来る。そのわざが神によってなされたことが現れるためである」。

 

新改訳1970

2:23 イエスが、過越の祭りの祝いの間、エルサレムにおられたとき、多くの人々が、イエスの行なわれたしるしを見て、御名を信じた。

2:24 しかし、イエスは、ご自身を彼らにお任せにならなかった。なぜなら、イエスはすべての人を知っておられたからであり、

2:25 また、イエスはご自身で、人のうちにあるものを知っておられたので、人についてだれの証言も必要とされなかったからである。

3:1 さて、パリサイ人の中にニコデモという人がいた。ユダヤ人の指導者であった。

3:2 この人が、夜、イエスのもとに来て言った。「先生。私たちは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神がともにおられるのでなけれ ば、あなたがなさるこのようなしるしは、だれも行なうことができません。」

3:3 イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」

3:4 ニコデモは言った。「人は、老年になっていて、どのようにして生まれることができるのですか。もう一度、母の胎にはいって生まれることができましょう か。」

3:5 イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国にはいることができません。

3:6 肉によって生まれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。

3:7 あなたがたは新しく生まれなければならない、とわたしが言ったことを不思議に思ってはなりません。

3:8 風はその思いのままに吹き、あなたはその音を聞くが、それがどこから来てどこへ行くかを知らない。御霊によって生まれる者もみな、そのとおりです。」

3:9 ニコデモは答えて言った。「どうして、そのようなことがありうるのでしょう。」

3:10 イエスは答えて言われた。「あなたはイスラエルの教師でありながら、こういうことがわからないのですか。

3:11 まことに、まことに、あなたに告げます。わたしたちは、知っていることを話し、見たことをあかししているのに、あなたがたは、わたしたちのあかしを受け入 れません。

3:12 あなたがたは、わたしが地上のことを話したとき、信じないくらいなら、天上のことを話したとて、どうして信じるでしょう。

3:13 だれも天に上った者はいません。しかし天から下った者はいます。すなわち人の子です。

3:14 モーセが荒野で蛇を上げたように、人の子もまた上げられなければなりません。

3:15 それは、信じる者がみな、人の子にあって永遠のいのちを持つためです。」

3:16 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。

3:18 御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。

3:19 そのさばきというのは、こうである。光が世に来ているのに、人々は光よりもやみを愛した。その行ないが悪かったからである。

3:20 悪いことをする者は光を憎み、その行ないが明るみに出されることを恐れて、光のほうに来ない。

3:21 しかし、真理を行なう者は、光のほうに来る。その行ないが神にあってなされたことが明らかにされるためである。

 

塚本訳1963

2:23 過越の祭の時エルサレムにおられる間に、多くの人がイエスの行われたかずかずの徴[奇蹟]を見て、その名を信じた。

2:24 しかしイエスの方では、彼ら(の信仰)を信頼されなかった。彼にはだれでもわかり、

2:25 また人のことをだれからも教えてもらう必要がなかったのである。自分で人の心の中がわかったからである。

3:1 ところでパリサイ人の中に名をニコデモという人があった。ユダヤの(最高法院の)役人であった。

3:2 ある夜、イエスの所に来て言った、「先生、わたし達はあなたが神のところから来られた先生であることを知っています。神がご一しょでなければ、あなたのさ れるあんな徴[奇蹟]はだれもすることは出来ません。」

3:3 イエスが答えて言われた、「アーメン、アーメン、わたしは言う、(徴を見て信じたのではいけない。)人は新しく生まれなおさなければ、神の国にはいること は出来ない。」

3:4 ニコデモがイエスに言う、「(このように)年を取った者が、どうして生まれなおすことが出来ましょう。まさかもう一度母の胎内に入って、生まれなおすわけ にゆかないではありませんか。」

3:5 イエスは答えられた、「アーメン、アーメン、わたしは言う、人は霊によって生まれなければ、神の国に入ることは出来ない。

3:6 肉によって生まれたものは肉であり、霊によって生まれたものだけが霊である(から)。

3:7 『あなた達は新しく生まれなおさねばならない』と言ったからとて、すこしも不思議がることはない。

3:8 風[プニューマ]は心のままに吹く。その音は聞えるが、どこから来てどこに行くか、あなたは知らない。霊[プニューマ]によって生れる者も皆、そのとおり である。」

3:9 ニコデモが言葉を返した、「(霊によって生まれるなどと、)そんなことがどうして出来ましょうか。」

3:10 イエスが答えて言われた。──「あなたはイスラエルの(名高い)先生でありながら、それくらいなことがわからないのか。

3:11 アーメン、アーメン、わたしは言う、わたし達(神の国を説く者)は知っていることを話し、(自分で)見たことを証しするのである。しかしあなた達はその証 しを受けいれない。

3:12 わたしが(いま)地上のことを言うのに、それを信じないから、天上のことを言うとき、どうして信じることができよう。

3:13 しかも天から下ってきた者、すなわち人の子(わたし)のほかには、だれ一人天に上った者はない。(また天上のことを知っている者はない。)

3:14 そして、ちょうどモーセが荒野で(銅の)蛇を(竿の先に)挙げたように、人の子(わたしも十字架に)挙げられ(て天に上ら)ねばならない。

3:15 それは、(蛇にかまれた者がその銅の蛇を仰いで命を救われたように、)信ずる者が皆(天に上った人の子を仰いで、)彼にあって永遠の命を持つためである。

3:16 そのゆえは、神はその独り子を賜わったほどにこの世を愛されたのである。これはその独り子を信ずる者が一人も滅びず、永遠の命を持つことができるためであ る。

3:17 神は世を罰するためにその子を世に遣わされたのではなく、子によって世を救うためである。

3:18 彼を信ずる者は罰されない。信じない者は(今)すでに罰されている。彼を神の独り子として信じていないからである。

3:19 すなわち、光が世に来たのに、人々は自分たちの行いが悪いので、光よりも暗さの方を愛したこと、それが罰である。

3:20 悪いことをしている者は皆、光を憎んで光に来ない。自分の行いが明るみに出されたくないのである。

3:21 これと反対に、真理を行っている者は、光に来る。自分の行いが神にあってなされたことを、現わしたいのである。」

 

口語訳1955

2:23 過越の祭の間、イエスがエルサレムに滞在しておられたとき、多くの人々は、その行われたしるしを見て、イエスの名を信じた。

2:24 しかしイエスご自身は、彼らに自分をお任せにならなかった。それは、すべての人を知っておられ、

2:25 また人についてあかしする者を、必要とされなかったからである。それは、ご自身人の心の中にあることを知っておられたからである。

3:1 パリサイ人のひとりで、その名をニコデモというユダヤ人の指導者があった。

3:2 この人が夜イエスのもとにきて言った、「先生、わたしたちはあなたが神からこられた教師であることを知っています。神がご一緒でないなら、あなたがなさっ ておられるようなしるしは、だれにもできはしません」。

3:3 イエスは答えて言われた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」。

3:4 ニコデモは言った、「人は年をとってから生れることが、どうしてできますか。もう一度、母の胎にはいって生れることができましょうか」。

3:5 イエスは答えられた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。

3:6 肉から生れる者は肉であり、霊から生れる者は霊である。

3:7 あなたがたは新しく生れなければならないと、わたしが言ったからとて、不思議に思うには及ばない。

3:8 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。霊から生れる者もみな、それと同じである」。

3:9 ニコデモはイエスに答えて言った、「どうして、そんなことがあり得ましょうか」。

3:10 イエスは彼に答えて言われた、「あなたはイスラエルの教師でありながら、これぐらいのことがわからないのか。

3:11 よくよく言っておく。わたしたちは自分の知っていることを語り、また自分の見たことをあかししているのに、あなたがたはわたしたちのあかしを受けいれな い。

3:12 わたしが地上のことを語っているのに、あなたがたが信じないならば、天上のことを語った場合、どうしてそれを信じるだろうか。

3:13 天から下ってきた者、すなわち人の子のほかには、だれも天に上った者はない。

3:14 そして、ちょうどモーセが荒野でへびを上げたように、人の子もまた上げられなければならない。

3:15 それは彼を信じる者が、すべて永遠の命を得るためである」。

3:16 神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。

3:17 神が御子を世につかわされたのは、世をさばくためではなく、御子によって、この世が救われるためである。

3:18 彼を信じる者は、さばかれない。信じない者は、すでにさばかれている。神のひとり子の名を信じることをしないからである。

3:19 そのさばきというのは、光がこの世にきたのに、人々はそのおこないが悪いために、光よりもやみの方を愛したことである。

3:20 悪を行っている者はみな光を憎む。そして、そのおこないが明るみに出されるのを恐れて、光にこようとはしない。

3:21 しかし、真理を行っている者は光に来る。その人のおこないの、神にあってなされたということが、明らかにされるためである。

 

文語訳1917

"430223"," 過越のまつりの間、イエス、エルサレムに在すほどに、多くの人々その為し給へる徴を見て御名を信じたり。"

"430224"," されどイエス己を彼らに任せ給はざりき。それは凡ての人を知り、"

"430225"," また人の衷にある事を知りたまへば、人に就きて證する者を要せざる故なり。"

"430301"," ここにパリサイ人にて名をニコデモといふ人あり、ユダヤ人の宰なり。"

"430302"," 夜イエスの許に来りて言ふ『ラビ、我らは汝の神より來る師なるを知る。神もし偕に在さずば、汝が行ふこれらの徴は誰もなし能はぬな り』"

"430303"," イエス答へて言ひ給ふ『まことに誠に汝に告ぐ、人あらたに生れずば、神の國を見ること能はず』"

"430304"," ニコデモ言ふ『人はや老いぬれば、爭で生るる事を得んや、再び母の胎に入りて生るることを得んや』"

"430305"," イエス答へ給ふ『まことに誠に汝に告ぐ、人は水と靈とによりて生れずば、神の國に入ること能はず。"

"430306"," 肉によりて生るる者は肉なり。靈によりて生るる者は靈なり。"

"430307"," なんぢら新に生るべしと我が汝に言ひしを怪しむな。"

"430308"," 風は己が好むところに吹く、汝その聲を聞けども、何處より來り何處へ往くを知らず。すべて靈によりて生るる者も斯のごとし』"

"430309"," ニコデモ答へて言ふ『いかで斯かる事どものあり得べき』"

"430310"," イエス答へて言ひ給ふ『なんぢはイスラエルの師にして猶かかる事どもを知らぬか。"

"430311"," 誠にまことに汝に告ぐ、我ら知ることを語り、また見しことを證す、然るに汝らその證を受けず。"

"430312"," われ地のことを言ふに汝ら信ぜずば、天のことを言はんには爭で信ぜんや。"

"430313"," 天より降りし者、即ち人の子の他には、天に昇りしものなし。"

"430314"," モーセ荒野にて蛇を擧げしごとく、人の子もまた必ず擧げらるべオ。"

"430315"," すべて信ずる者の彼によりて永遠の生命を得ん爲なり』"

"430316"," それ神はその獨子を賜ふほどに世を愛し給へり、すべて彼を信ずる者の亡びずして、永遠の生命を得んためなり。"

"430317"," 神その子を世に遣したまえるは、世を審かん爲にあらず、彼によりて世の救はれん爲なり。"

"430318"," 彼を信ずる者は審かれず、信ぜぬ者は既に審かれたり。神の獨子の名を信ぜざりしが故なり。"

"430319"," その審判は是なり。光、世にきたりしに、人その行爲の惡しきによりて、光よりも暗黒を愛したり。"

"430320"," すべて惡を行ふ者は光をにくみて光に來らず、その行爲の責められざらん爲なり。"

"430321","眞をおこなふ者は光にきたる、その行爲の神によりて行ひたることの顯れん爲なり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新 共同 ヨハ 2:13

2:13 ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。

 

新 共同 ヨハ 2:11

2:11 イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。

 

新 共同 Tコリ1:22

1:22 ユダヤ人はしるしを求め、ギリシア人は知恵を探しますが、

 

新 共同 マタ 9:4

9:4 イエスは、彼らの考えを見抜いて言われた。「なぜ、心の中で悪いことを考えているのか。

 

新 共同 ヤコ 1:17

1:17 良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。御父には、移り変わりも、天体の動きにつれて生ずる陰もあ りません。

 

新 共同 Tヨハ4:7

4:7 愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。

 

新 共同 テト 3:5

3:5 神は、わたしたちが行った義の業によってではなく、御自分の憐れみによって、わたしたちを救ってくださいました。この救いは、聖霊に よって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗いを通して実現したのです。

 

新 共同 ルカ 22:67

22:67 「お前がメシアなら、そうだと言うがよい」と言った。イエスは言われた。「わたしが言っても、あなたたちは決して信じないだろう。

 

新 共同 Tコリ15:40

15:40 また、天上の体と地上の体があります。しかし、天上の体の輝きと地上の体の輝きとは異なっています。

 

新 共同 ヨハ 1:51

1:51 更に言われた。「はっきり言っておく。天が開け、神の天使たちが人の子の上に昇り降りするのを、あなたがたは見ることになる。」

 

新 共同 ヨハ 5:24

5:24 はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死か ら命へと移っている。

 

新 共同 ヨハ 10:36

10:36 それなら、父から聖なる者とされて世に遣わされたわたしが、『わたしは神の子である』と言ったからとて、どうして『神を冒涜してい る』と言うのか。

 

新 共同 ヨハ 3:16

3:16 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口 語訳 Uコリ1:19

1:19 なぜなら、わたしたち、すなわち、わたしとシルワノとテモテとが、あなたがたに宣べ伝えた神の子キリスト・イエスは、「しかり」とな ると同時に「否」となったのではない。そうではなく、「しかり」がイエスにおいて実現されたのである。

 

口 語訳 Tコリ2:14

2:14 生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるか ら、彼はそれを理解することができない。

 

口 語訳 ガラ 6:15

6:15 割礼のあるなしは問題ではなく、ただ、新しく造られることこそ、重要なのである。

 

口 語訳 Tコリ6:9-11

6:9 それとも、正しくない者が神の国をつぐことはないのを、知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫を する者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、

6:10 貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。

6:11 あなたがたの中には、以前はそんな人もいた。しかし、あなたがたは、主イエス・キリストの名によって、またわたしたちの神の霊によっ て、洗われ、きよめられ、義とされたのである。

 

口 語訳 Tコリ15:50

15:50 兄弟たちよ。わたしはこの事を言っておく。肉と血とは神の国を継ぐことができないし、朽ちるものは朽ちないものを継ぐことがない。

 

口 語訳 Uコリ4:4

4:4 彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのであ る。

 

口 語訳 ロマ 14:17

14:17 神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである。

 

口 語訳 Tコリ2:12

2:12 ところが、わたしたちが受けたのは、この世の霊ではなく、神からの霊である。それによって、神から賜わった恵みを悟るためである。

 

口 語訳 Tコリ2:14

2:14 生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるか ら、彼はそれを理解することができない。

 

口 語訳 Uコリ5:17-18

5:17 だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。

5:18 しかし、すべてこれらの事は、神から出ている。神はキリストによって、わたしたちをご自分に和解させ、かつ和解の務をわたしたちに授 けて下さった。

 

口 語訳 ガラ 6:15

6:15 割礼のあるなしは問題ではなく、ただ、新しく造られることこそ、重要なのである。

 

口 語訳 ロマ 8:13

8:13 なぜなら、もし、肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬ外はないからである。しかし、霊によってからだの働きを殺すなら、あなたが たは生きるであろう。

 

口 語訳 ガラ 5:16-21

5:16 わたしは命じる、御霊によって歩きなさい。そうすれば、決して肉の欲を満たすことはない。

5:17 なぜなら、肉の欲するところは御霊に反し、また御霊の欲するところは肉に反するからである。こうして、二つのものは互に相さからい、 その結果、あなたがたは自分でしようと思うことを、することができないようになる。

5:18 もしあなたがたが御霊に導かれるなら、律法の下にはいない。

5:19 肉の働きは明白である。すなわち、不品行、汚れ、好色、

5:20 偶像礼拝、まじない、敵意、争い、そねみ、怒り、党派心、分裂、分派、

5:21 ねたみ、泥酔、宴楽、および、そのたぐいである。わたしは以前も言ったように、今も前もって言っておく。このようなことを行う者は、 神の国をつぐことがない。

 

口 語訳 ガラ 6:8

6:8 すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。

 

口 語訳 Tコリ15:47

15:47 第一の人は地から出て土に属し、第二の人は天から来る。

 

口 語訳 ロマ 8:34

8:34 だれが、わたしたちを罪に定めるのか。キリスト・イエスは、死んで、否、よみがえって、神の右に座し、また、わたしたちのためにとり なして下さるのである。

 

口 語訳 ロマ 4:23-25

4:23 しかし「義と認められた」と書いてあるのは、アブラハムのためだけではなく、

4:24 わたしたちのためでもあって、わたしたちの主イエスを死人の中からよみがえらせたかたを信じるわたしたちも、義と認められるのであ る。

4:25 主は、わたしたちの罪過のために死に渡され、わたしたちが義とされるために、よみがえらされたのである。

 

口 語訳 ロマ 5:1-2

5:1 このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストにより、神に対して平和を得ている。

5:2 わたしたちは、さらに彼により、いま立っているこの恵みに信仰によって導き入れられ、そして、神の栄光にあずかる希望をもって喜んで いる。

 

口 語訳 ロマ 10:9-14

10:9 すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、あなたは救わ れる。

10:10 なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。

10:11 聖書は、「すべて彼を信じる者は、失望に終ることがない」と言っている。

10:12 ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである。

10:13 なぜなら、「主の御名を呼び求める者は、すべて救われる」とあるからである。

10:14 しかし、信じたことのない者を、どうして呼び求めることがあろうか。聞いたことのない者を、どうして信じることがあろうか。宣べ伝え る者がいなくては、どうして聞くことがあろうか。

 

口 語訳 ガラ 2:16

2:16 人の義とされるのは律法の行いによるのではなく、ただキリスト・イエスを信じる信仰によることを認めて、わたしたちもキリスト・イエ スを信じたのである。それは、律法の行いによるのではなく、キリストを信じる信仰によって義とされるためである。なぜなら、律法の行 いによっては、だれひとり義とされることがないからである。

 

口 語訳 ロマ 5:21

5:21 それは、罪が死によって支配するに至ったように、恵みもまた義によって支配し、わたしたちの主イエス・キリストにより、永遠のいのち を得させるためである。

 

口 語訳 ロマ 6:22-23

6:22 しかし今や、あなたがたは罪から解放されて神に仕え、きよきに至る実を結んでいる。その終極は永遠のいのちである。

6:23 罪の支払う報酬は死である。しかし神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスにおける永遠のいのちである。

 

口 語訳 ロマ 5:8

5:8 しかし、まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さったことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのであ る。

 

口 語訳 Uコリ5:19-21

5:19 すなわち、神はキリストにおいて世をご自分に和解させ、その罪過の責任をこれに負わせることをしないで、わたしたちに和解の福音をゆ だねられたのである。

5:20 神がわたしたちをとおして勧めをなさるのであるから、わたしたちはキリストの使者なのである。そこで、キリストに代って願う、神の和 解を受けなさい。

5:21 神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。

 

口 語訳 ロマ 8:32

8:32 ご自身の御子をさえ惜しまないで、わたしたちすべての者のために死に渡されたかたが、どうして、御子のみならず万物をも賜わらないこ とがあろうか。

 

口 語訳 ロマ 1:16

1:16 わたしは福音を恥としない。それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。

 

口 語訳 ロマ 4:5

4:5 しかし、働きはなくても、不信心な者を義とするかたを信じる人は、その信仰が義と認められるのである。

 

口 語訳 ロマ 8:1

8:1 こういうわけで、今やキリスト・イエスにある者は罪に定められることがない。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新 共同 使  3:17

3:17 ところで、兄弟たち、あなたがたがあんなことをしてしまったのは、指導者たちと同様に無知のためであったと、わたしには分かっていま す。

 

新 共同 使  13:27

13:27 エルサレムに住む人々やその指導者たちは、イエスを認めず、また、安息日ごとに読まれる預言者の言葉を理解せず、イエスを罪に定める ことによって、その言葉を実現させたのです。

 

新 共同 ヘブ 13:7

13:7 あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。

 

新 共同 ヘブ 13:17

13:17 指導者たちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。この人たちは、神に申し述べる者として、あなたがたの魂のために心を配っています。 彼らを嘆かせず、喜んでそうするようにさせなさい。そうでないと、あなたがたに益となりません。

 

新 共同 ヘブ 13:24

13:24 あなたがたのすべての指導者たち、またすべての聖なる者たちによろしく。イタリア出身の人たちが、あなたがたによろしくと言っていま す。

 

新 共同 使  10:38

10:38 つまり、ナザレのイエスのことです。神は、聖霊と力によってこの方を油注がれた者となさいました。イエスは、方々を巡り歩いて人々を 助け、悪魔に苦しめられている人たちをすべていやされたのですが、それは、神が御一緒だったからです。

 

新 共同 Uコリ5:17

5:17 だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。

 

新 共同 Tペテ1:23

1:23 あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。

 

新 共同 エペ 5:26

5:26 キリストがそうなさったのは、言葉を伴う水の洗いによって、教会を清めて聖なるものとし、

 

新 共同 テト 3:5-6

3:5 神は、わたしたちが行った義の業によってではなく、御自分の憐れみによって、わたしたちを救ってくださいました。この救いは、聖霊に よって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗いを通して実現したのです。

3:6 神は、わたしたちの救い主イエス・キリストを通して、この聖霊をわたしたちに豊かに注いでくださいました。

 

新 共同 Tコリ15:50

15:50 兄弟たち、わたしはこう言いたいのです。肉と血は神の国を受け継ぐことはできず、朽ちるものが朽ちないものを受け継ぐことはできませ ん。

 

新 共同 Tテモ1:7

1:7 彼らは、自分の言っていることも主張している事柄についても理解していないのに、律法の教師でありたいと思っています。

 

新 共同 ヤコ 3:1

3:1 わたしの兄弟たち、あなたがたのうち多くの人が教師になってはなりません。わたしたち教師がほかの人たちより厳しい裁きを受けること になると、あなたがたは知っています。

 

新 共同 使  2:34

2:34 ダビデは天に昇りませんでしたが、彼自身こう言っています。『主は、わたしの主にお告げになった。「わたしの右の座に着け。

 

新 共同 ロマ 10:6

10:6 しかし、信仰による義については、こう述べられています。「心の中で『だれが天に上るか』と言ってはならない。」これは、キリストを 引き降ろすことにほかなりません。

 

新 共同 エペ 4:9

4:9 「昇った」というのですから、低い所、地上に降りておられたのではないでしょうか。

 

新 共同 Tヨハ5:11-13

5:11 その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。

5:12 御子と結ばれている人にはこの命があり、神の子と結ばれていない人にはこの命がありません。

◆ 永遠の命

5:13 神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。

 

新 共同 ロマ 8:32

8:32 わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありま しょうか。

 

新 共同 Tヨハ4:9

4:9 神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内 に示されました。

 

新 共同 Tヨハ5:12

5:12 御子と結ばれている人にはこの命があり、神の子と結ばれていない人にはこの命がありません。

 

新 共同 ロマ 5:8

5:8 しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を 示されました。

 

新 共同 エペ 2:4

2:4 しかし、憐れみ豊かな神は、わたしたちをこの上なく愛してくださり、その愛によって、

 

新 共同 Uテサ2:16

2:16 わたしたちの主イエス・キリスト御自身、ならびに、わたしたちを愛して、永遠の慰めと確かな希望とを恵みによって与えてくださる、わ たしたちの父である神が、

 

新 共同 Tヨハ4:10

4:10 わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。こ こに愛があります。

 

新 共同 黙  1:4-5

1:4 -5ヨハネからアジア州にある七つの教会へ。今おられ、かつておられ、やがて来られる方から、また、玉座の前におられる七つの霊か ら、更に、証人、誠実な方、死者の中から最初に復活した方、地上の王たちの支配者、イエス・キリストから恵みと平和があなたがたにあ るように。わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方に、

1:6 わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった方に、栄光と力が世々限りなくありますように、アーメン。

 

新 共同 Tヨハ4:14

4:14 わたしたちはまた、御父が御子を世の救い主として遣わされたことを見、またそのことを証ししています。

 

新 共同 使  17:31

17:31 それは、先にお選びになった一人の方によって、この世を正しく裁く日をお決めになったからです。神はこの方を死者の中から復活させ て、すべての人にそのことの確証をお与えになったのです。」

 

新 共同 エペ 5:13-14

5:13 しかし、すべてのものは光にさらされて、明らかにされます。

5:14 明らかにされるものはみな、光となるのです。それで、こう言われています。「眠りについている者、起きよ。死者の中から立ち上がれ。 そうすれば、キリストはあなたを照らされる。」

 

新 共同 Tヨハ1:6

1:6 わたしたちが、神との交わりを持っていると言いながら、闇の中を歩むなら、それはうそをついているのであり、真理を行ってはいませ ん。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口 語訳 ヤコ 1:18

1:18 父は、わたしたちを、いわば被造物の初穂とするために、真理の言葉によって御旨のままに、生み出して下さったのである。

 

口 語訳 Tペテ1:23

1:23 あなたがたが新たに生れたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変ることのない生ける御言によったのである。

 

口 語訳 テト 3:5

3:5 わたしたちの行った義のわざによってではなく、ただ神のあわれみによって、再生の洗いを受け、聖霊により新たにされて、わたしたちは 救われたのである。

 

口 語訳 Tコリ15:44-50

15:44 肉のからだでまかれ、霊のからだによみがえるのである。肉のからだがあるのだから、霊のからだもあるわけである。

15:45 聖書に「最初の人アダムは生きたものとなった」と書いてあるとおりである。しかし最後のアダムは命を与える霊となった。

15:46 最初にあったのは、霊のものではなく肉のものであって、その後に霊のものが来るのである。

15:47 第一の人は地から出て土に属し、第二の人は天から来る。

15:48 この土に属する人に、土に属している人々は等しく、この天に属する人に、天に属している人々は等しいのである。

15:49 すなわち、わたしたちは、土に属している形をとっているのと同様に、また天に属している形をとるであろう。

15:50 兄弟たちよ。わたしはこの事を言っておく。肉と血とは神の国を継ぐことができないし、朽ちるものは朽ちないものを継ぐことがない。

 

口 語訳 ピリ 3:19-20

3:19 彼らの最後は滅びである。彼らの神はその腹、彼らの栄光はその恥、彼らの思いは地上のことである。

3:20 しかし、わたしたちの国籍は天にある。そこから、救主、主イエス・キリストのこられるのを、わたしたちは待ち望んでいる。

 

口 語訳 ロマ 10:6

10:6 しかし、信仰による義は、こう言っている、「あなたは心のうちで、だれが天に上るであろうかと言うな」。それは、キリストを引き降ろ すことである。

 

口 語訳 エペ 4:8-9

4:8 そこで、こう言われている、/「彼は高いところに上った時、/とりこを捕えて引き行き、/人々に賜物を分け与えた」。

4:9 さて「上った」と言う以上、また地下の低い底にも降りてこられたわけではないか。

 

口 語訳 ロマ 5:8

5:8 しかし、まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さったことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのであ る。

 

口 語訳 ロマ 8:32

8:32 ご自身の御子をさえ惜しまないで、わたしたちすべての者のために死に渡されたかたが、どうして、御子のみならず万物をも賜わらないこ とがあろうか。

 

口 語訳 エペ 2:4

2:4 しかるに、あわれみに富む神は、わたしたちを愛して下さったその大きな愛をもって、

 

口 語訳 Tヨハ4:9

4:9 神はそのひとり子を世につかわし、彼によってわたしたちを生きるようにして下さった。それによって、わたしたちに対する神の愛が明ら かにされたのである。

 

口 語訳 Uコリ5:19

5:19 すなわち、神はキリストにおいて世をご自分に和解させ、その罪過の責任をこれに負わせることをしないで、わたしたちに和解の福音をゆ だねられたのである。

 

口 語訳 使  4:12

4:12 この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。

 

口 語訳 エペ 5:13

5:13 しかし、光にさらされる時、すべてのものは、明らかになる。

 

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