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ヨハネ7:1−13

仮庵の祭に上られる

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

430701この後、イエスはガリラヤをめぐっていた。つまりユダヤをめぐろうとはしなかったのである。ユダヤ人たちが彼を殺そうと狙っていたからである。

430702さて、ユダヤ人たちの祭りである仮庵祭が近かった。

430703そこで、彼の兄弟たちが、彼に向かって言った、「ここから移れ。そしてユダヤに往け。お前の行なっている業をお前の弟子たちも看ることができるように。

430704ことをひそかに行ない、自分が公のものであることを求めるような人は誰もいない。これらのことを行なっているのなら、お前自身を世に顕せ」。

430705つまり彼の兄弟たちも彼を信じていなかったのである。

430706そこで、イエスは彼らに言う、「私の時機(とき)はまだ来ていないが、あなたがたの時機(とき)はいつでも用意されている。

430707世はあなたがたを憎むことができないが、私を憎んでいる。私が世について、その業が邪悪であることを証ししているからである。

430708あなたがたは祭りにのぼるがよい。私はこの祭りにはのぼらない。私の時機がまだ満たされてはいないからだ」。

430709こう言って、自身はガリラヤに留まった。

430710だが、兄弟たちが祭りにのぼった時、その時になってあらわにではなく、[いわば]ひそかに彼もまたのぼった。

430711さて、ユダヤ人たちは祭りの間、彼を求めていた。そして「あの男はどこにいるのだ」と言っていた。

430712そして群衆の間で彼について大いにささやきあわれていた。一方で、ある人々が「善い人だ」と言い、[他方、]他の人々は、「いや違う、群衆をたぶらかしているのだ」と言っていた。

430713もっともユダヤ人たちへの恐れのため、彼について公然と語る者は誰もいなかった。

 

新共同訳1987

7:1 その後、イエスはガリラヤを巡っておられた。ユダヤ人が殺そうとねらっていたので、ユダヤを巡ろうとは思われなかった。

7:2 ときに、ユダヤ人の仮庵祭が近づいていた。

7:3 イエスの兄弟たちが言った。「ここを去ってユダヤに行き、あなたのしている業を弟子たちにも見せてやりなさい。

7:4 公に知られようとしながら、ひそかに行動するような人はいない。こういうことをしているからには、自分を世にはっきり示しなさい。」

7:5 兄弟たちも、イエスを信じていなかったのである。

7:6 そこで、イエスは言われた。「わたしの時はまだ来ていない。しかし、あなたがたの時はいつも備えられている。

7:7 世はあなたがたを憎むことができないが、わたしを憎んでいる。わたしが、世の行っている業は悪いと証ししているからだ。

7:8 あなたがたは祭りに上って行くがよい。わたしはこの祭りには上って行かない。まだ、わたしの時が来ていないからである。」

7:9 こう言って、イエスはガリラヤにとどまられた。

◆仮庵祭でのイエス

7:10 しかし、兄弟たちが祭りに上って行ったとき、イエス御自身も、人目を避け、隠れるようにして上って行かれた。

7:11 祭りのときユダヤ人たちはイエスを捜し、「あの男はどこにいるのか」と言っていた。

7:12 群衆の間では、イエスのことがいろいろとささやかれていた。「良い人だ」と言う者もいれば、「いや、群衆を惑わしている」と言う者もいた。

7:13 しかし、ユダヤ人たちを恐れて、イエスについて公然と語る者はいなかった。

 

前田訳1978

7:1 こののちイエスはガリラヤをめぐっておられた。ユダヤ人が彼を殺そうとしていたので、彼はユダヤをめぐりたくなかったのである。

7:2 しかし、ユダヤ人の仮庵の祭りが近づくと、

7:3 彼の兄弟たちが言った、「ここから移ってユダヤへ行きなさい、あなたの弟子たちもあなたがしているわざを見うるように。

7:4 だれも公になろうとするのに隠れて事をするものはない。これらのわざをなすからには、自らを世に示しなさい」と。

7:5 兄弟たちも彼を信じなかったのである。

7:6 イエスは彼らに言われる、「わが時はまだ来ていない。あなた方の時はいつもそなわっている。

7:7 世はあなた方を憎めないが、わたしを憎む。わたしが世について証して、そのわざは悪いというからである。

7:8 あなた方こそ祭りに上りなさい。わたしはこの祭りには上らない、わが時がまだ満ちていないから」。

7:9 こう彼らにいってイエスはガリラヤにとどまっておられた。

7:10 兄弟たちが祭りに上ったとき、彼も上られた。しかし公にではなく、いわばおしのびであった。

7:11 祭りに際してユダヤ人が「あの人はどこか」といって彼を探していた。

7:12 彼について群衆の中にいろいろなささやきがあった。あるものは「良い人だ」、あるものは「否、群衆を惑わす」といった。

7:13 しかし、ユダヤ人を恐れて、だれも公には彼のことを言わなかった。

 

新改訳1970

7:1 その後、イエスはガリラヤを巡っておられた。それは、ユダヤ人たちがイエスを殺そうとしていたので、ユダヤを巡りたいとは思われなかったからである。

7:2 さて、仮庵の祭りというユダヤ人の祝いが近づいていた。

7:3 そこで、イエスの兄弟たちはイエスに向かって言った。「あなたの弟子たちもあなたがしているわざを見ることができるように、ここを去ってユダヤに行きなさい。

7:4 自分から公の場に出たいと思いながら、隠れた所で事を行なう者はありません。あなたがこれらの事を行なうのなら、自分を世に現わしなさい。」

7:5 兄弟たちもイエスを信じていなかったのである。

7:6 そこでイエスは彼らに言われた。「わたしの時はまだ来ていません。しかし、あなたがたの時はいつでも来ているのです。

7:7 世はあなたがたを憎むことはできません。しかしわたしを憎んでいます。わたしが、世について、その行ないが悪いことをあかしするからです。

7:8 あなたがたは祭りに上って行きなさい。わたしはこの祭りには行きません。わたしの時がまだ満ちていないからです。」

7:9 こう言って、イエスはガリラヤにとどまられた。

7:10 しかし、兄弟たちが祭りに上ったとき、イエスご自身も、公にではなく、いわば内密に上って行かれた。

7:11 ユダヤ人たちは、祭りのとき、「あの方はどこにおられるのか。」と言って、イエスを捜していた。

7:12 そして群衆の間には、イエスについて、いろいろとひそひそ話がされていた。「良い人だ。」と言う者もあり、「違う。群衆を惑わしているのだ。」と言う者もいた。

7:13 しかし、ユダヤ人たちを恐れたため、イエスについて公然と語る者はひとりもいなかった。

 

塚本訳1963

7:1 そののち、イエスはガリラヤを巡回しておられた。ユダヤ人が殺そうとしていたので、ユダヤは巡回したくなかったのである。

7:2 しかしユダヤ人の仮庵の祭が近くなると、

7:3 イエスの兄弟たちが言った、「ここから移ってユダヤに行き、(今ここで)している業を(そこの)弟子たちにも見せたらどうです。

7:4 世に認められようとする者が、隠れた所で事をする法はあるまい。こんな(えらい)ことをしているのだから、(都に行って、)自分を世間に現わしたらどうです。」

7:5 兄弟たちも彼を信じなかったからである。(彼らはイエスの国がこの世のものでないことを知らなかった。)

7:6 イエスは兄弟たちに言われる、「わたしの(世にあらわれる)時はまだ来ていない。あなた達の時はいつでも準備ができている。(いつでもしたいことができるのだから。)

7:7 この世はあなた達を憎むことはできないが、わたしを憎む。(あなた達はこの世のものだが、)わたしはこの世の(ものではなく、この世の人々の)することを悪いとはっきり言うからだ。

7:8 あなた達は祭りに上ったがよかろう。わたしはこの祭りには上らない。わたしの時はまだ満ちていないのだから。」

7:9 こう言ってガリラヤに留まっておられた。

7:10 しかし兄弟たちが祭に上ると、自分もあとから上られた。──だが公然とではなく、いわば微行で。

7:11 祭りの時に、ユダヤ人(の役人たち)は「あれはどこにいるだろう」と言って、イエスをさがした。(でも見つからなかった。)

7:12 イエスについて群衆の中にひそひそ話が盛んであった。「善い人だ」と言う者があり、「いや、民衆をまどわす者だ」と言う者があった。

7:13 それでもユダヤ人を恐れて、だれ一人おおぴらに彼のことを話す者はなかった。

 

口語訳1955

7:1 そののち、イエスはガリラヤを巡回しておられた。ユダヤ人たちが自分を殺そうとしていたので、ユダヤを巡回しようとはされなかった。

7:2 時に、ユダヤ人の仮庵の祭が近づいていた。

7:3 そこで、イエスの兄弟たちがイエスに言った、「あなたがしておられるわざを弟子たちにも見せるために、ここを去りユダヤに行ってはいかがです。

7:4 自分を公けにあらわそうと思っている人で、隠れて仕事をするものはありません。あなたがこれらのことをするからには、自分をはっきりと世にあらわしなさい」。

7:5 こう言ったのは、兄弟たちもイエスを信じていなかったからである。

7:6 そこでイエスは彼らに言われた、「わたしの時はまだきていない。しかし、あなたがたの時はいつも備わっている。

7:7 世はあなたがたを憎み得ないが、わたしを憎んでいる。わたしが世のおこないの悪いことを、あかししているからである。

7:8 あなたがたこそ祭に行きなさい。わたしはこの祭には行かない。わたしの時はまだ満ちていないから」。

7:9 彼らにこう言って、イエスはガリラヤにとどまっておられた。

7:10 しかし、兄弟たちが祭に行ったあとで、イエスも人目にたたぬように、ひそかに行かれた。

7:11 ユダヤ人らは祭の時に、「あの人はどこにいるのか」と言って、イエスを捜していた。

7:12 群衆の中に、イエスについていろいろとうわさが立った。ある人々は、「あれはよい人だ」と言い、他の人々は、「いや、あれは群衆を惑わしている」と言った。

7:13 しかし、ユダヤ人らを恐れて、イエスのことを公然と口にする者はいなかった。

 

文語訳1917

"430701","この後イエス、ガリラヤのうちを巡りゐ給ふ、ユダヤ人の殺さんとするに因りて、ユダヤのうちを巡ることを欲し給はぬなり。"

"430702","ユダヤ人の假廬の祭りちかづきたれば、"

"430703","兄弟たちイエスに言ふ『なんぢの行ふ業を弟子たちにも見せんために、此處を去りてユダヤに往け。"

"430704","誰にても自ら顯れんことを求めて、隱に業をなす者なし。汝これらの事を爲すからには、己を世にあらはせ』"

"430705","是その兄弟たちもイエスを信ぜぬ故なり。"

"430706","ここにイエス言ひ給ふ『わが時はいまだ至らず、汝らの時は常に備れり。"

"430707","世は汝らを憎むこと能はねど我を憎む、我は世の所作の惡しきを證すればなり。"

"430708","なんぢら祭に上れ、わが時いまだ滿たねば、我は今この祭にのぼらず』"

"430709","かく言ひて尚ガリラヤに留まり給ふ。"

"430710","而して兄弟たちの祭にのぼりたる後、あらはならで濳びやかに上り給ふ。"

"430711","祭にあたりユダヤ人らイエスを尋ねて『かれは何處に盾驍ゥ』と言ふ。"

"430712","また群衆のうちに囁く者おほくありて、或は『イエスは善き人なり』といひ、或は『いな、群衆を惑すなり』と言ふ。"

"430713","されどユダヤ人を懼るるに因りて、誰もイエスのことを公然に言はず。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 4:3

4:3 ユダヤを去り、再びガリラヤへ行かれた。

 

新共同 ヨハ 5:18

5:18 このために、ユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとねらうようになった。イエスが安息日を破るだけでなく、神を御自分の父と呼んで、御自身を神と等しい者とされたからである。

 

新共同 ヨハ 5:1

5:1 その後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。

 

新共同 マタ 13:55

13:55 この人は大工の息子ではないか。母親はマリアといい、兄弟はヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではないか。

 

新共同 ヨハ 3:22

3:22 その後、イエスは弟子たちとユダヤ地方に行って、そこに一緒に滞在し、洗礼を授けておられた。

 

新共同 ヨハ 2:23

2:23 イエスは過越祭の間エルサレムにおられたが、そのなさったしるしを見て、多くの人がイエスの名を信じた。

 

新共同 ヨハ 7:3

7:3 イエスの兄弟たちが言った。「ここを去ってユダヤに行き、あなたのしている業を弟子たちにも見せてやりなさい。

 

新共同 ヨハ 7:30

7:30 人々はイエスを捕らえようとしたが、手をかける者はいなかった。イエスの時はまだ来ていなかったからである。

 

新共同 ヨハ 15:18

15:18 「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。

 

新共同 ヨハ 3:19-20

3:19 光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。

3:20 悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。

 

新共同 マコ 1:15

1:15 「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。

 

新共同 マタ 27:63

27:63 こう言った。「閣下、人を惑わすあの者がまだ生きていたとき、『自分は三日後に復活する』と言っていたのを、わたしたちは思い出しました。

 

新共同 ヨハ 9:22

9:22 両親がこう言ったのは、ユダヤ人たちを恐れていたからである。ユダヤ人たちは既に、イエスをメシアであると公に言い表す者がいれば、会堂から追放すると決めていたのである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ガラ 4:4

4:4 しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ7:14−24

安息日と割礼

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

430714すでに祭りが半ばとなったころ、イエスは神殿〔境内〕にのぼって教え始めた。

430715するとユダヤ人たちは驚いていた、「この男は〔誰にも〕師事したことがないのに、

どうして文字がわかるのか」と言って。

430716そこでイエスが彼らに答えて言った、「私の教えは私のものではなく、私を派遣した方のものである。

430717この教えについて、それが神からか、あるいは私が私自身から語っているか、人がその方の意志(おもい)を行ないたいと思っていれば、知るように

なるはずである。

430718自分から語る人は自分の栄誉を求めるが、自分を派遣した方の

栄光を求める人は、その人こそ真実であって、彼のうちには不義がない。

430719モーセがあなたがたに律法を与えた〔そしてあなたがたはそれを持っている〕ではないか。だが、あなたがたのうちにその律法を行なおうとする人は誰もいない。なぜあなたがたは私を殺そうと狙うのか」。

430720群衆は答えた、「お前は悪魔に憑かれている。誰がお前を殺そうと狙っている

のか」。

430721イエスが答えて、彼らに言った、「一つの業を私が行ない、あなたがたは皆驚いている。

430722このためにこそ、モーセはあなたがたに割礼〔の掟〕を与えたのだ ――〔これは〕モーセからではなく、父祖たちからである ――。そして、あなたがたは安息日にも人に割礼を施している。

430723人がモーセの律法を破らないために安息日に割礼を受けるとすれば、私が人の身のすべてを安息日に健やかにしたといって、〔なぜ〕私のことを苦々しく思うのか。

430724うわべでさばくのはやめて、義しいさばきを下しなさい」。

 

新共同訳1987

7:14 祭りも既に半ばになったころ、イエスは神殿の境内に上って行って、教え始められた。

7:15 ユダヤ人たちが驚いて、「この人は、学問をしたわけでもないのに、どうして聖書をこんなによく知っているのだろう」と言うと、

7:16 イエスは答えて言われた。「わたしの教えは、自分の教えではなく、わたしをお遣わしになった方の教えである。

7:17 この方の御心を行おうとする者は、わたしの教えが神から出たものか、わたしが勝手に話しているのか、分かるはずである。

7:18 自分勝手に話す者は、自分の栄光を求める。しかし、自分をお遣わしになった方の栄光を求める者は真実な人であり、その人には不義がない。

7:19 モーセはあなたたちに律法を与えたではないか。ところが、あなたたちはだれもその律法を守らない。なぜ、わたしを殺そうとするのか。」

7:20 群衆が答えた。「あなたは悪霊に取りつかれている。だれがあなたを殺そうというのか。」

7:21 イエスは答えて言われた。「わたしが一つの業を行ったというので、あなたたちは皆驚いている。

7:22 しかし、モーセはあなたたちに割礼を命じた。――もっとも、これはモーセからではなく、族長たちから始まったのだが――だから、あなたたちは安息日にも割礼を施している。

7:23 モーセの律法を破らないようにと、人は安息日であっても割礼を受けるのに、わたしが安息日に全身をいやしたからといって腹を立てるのか。

7:24 うわべだけで裁くのをやめ、正しい裁きをしなさい。」

 

前田訳1978

7:14 祭りがすでに半ばのころ、イエスは宮に上って教えはじめられた。

7:15 ユダヤ人はおどろいていった、「この人は何も学問をしていないのに、どうして聖書を知っているのか」と。

7:16 イエスは彼らに答えられた、「わが教えはわがものではなく、わたしをつかわされた方の教えである。

7:17 彼のみ心を行なおうとするものは、わが教えについて、神からのものか、わたし自身から語るものかを知ろう。

7:18 自分から語る者はおのが栄光を求める。自分を遣わされた方の栄光を求めるものこそ真であり、そのうちに不義がない。

7:19 モーセがあなた方に律法を与えたではないか。しかしあなた方はだれも律法を守らない。なぜわたしを殺そうとするのか」と。

7:20 群衆は答えた、「あなたは悪霊につかれている。だれがあなたを殺そうとしているのか」と。

7:21 イエスは答えられた、「ただひとつのわざを(安息日に)したのにあなたがたは皆おどろいている。

7:22 モーセはあなた方に割礼(の律法)を与え・・それはモ−セからではなく、父祖からであるが・・あなた方は安息日に人に割礼を施している。

7:23 モーセの律法を破らないために人が安息日にも割礼を受けるのなら、わたしが安息日に人の全身をいやしたからとてなぜ怒るのか。

7:24 見かけで裁かず、正しい裁きをせよ」と。

 

新改訳1970

7:14 しかし、祭りもすでに中ごろになったとき、イエスは宮に上って教え始められた。

7:15 ユダヤ人たちは驚いて言った。「この人は正規に学んだことがないのに、どうして学問があるのか。」

7:16 そこでイエスは彼らに答えて言われた。「わたしの教えは、わたしのものではなく、わたしを遣わした方のものです。

7:17 だれでも神のみこころを行なおうと願うなら、その人には、この教えが神から出たものか、わたしが自分から語っているのかがわかります。

7:18 自分から語る者は、自分の栄光を求めます。しかし自分を遣わした方の栄光を求める者は真実であり、その人には不正がありません。

7:19 モーセがあなたがたに律法を与えたではありませんか。それなのに、あなたがたはだれも、律法を守っていません。あなたがたは、なぜわたしを殺そうとするのですか。」

7:20 群衆は答えた。「あなたは悪霊につかれています。だれがあなたを殺そうとしているのですか。」

7:21 イエスは彼らに答えて言われた。「わたしは一つのわざをしました。それであなたがたはみな驚いています。

7:22 モーセはこのためにあなたがたに割礼を与えました。――ただし、それはモーセから始まったのではなく、先祖たちからです。――それで、あなたがたは安息日にも人に割礼を施しています。

7:23 もし、人がモーセの律法が破られないようにと、安息日にも割礼を受けるのなら、わたしが安息日に人の全身をすこやかにしたからといって、何でわたしに腹を立てるのですか。

7:24 うわべによって人をさばかないで、正しいさばきをしなさい。」

 

塚本訳1963

7:14 祭がすでに半ばになったとき、(すなわち祭の四日目に、)イエスが宮に上って教えておられると、

7:15 ユダヤ人は驚いて言った、「この人は学校に行ったこともないのに、どうして聖書を知っているのだろうか。」

7:16 イエスは答えて言われた、「わたしの教えはわたしの教えではない。わたしを遣わされた方の教えである。

7:17 その方の御心を行おうと決心する者には、わたしの教えが神から出たものか、それともわたしが自分で勝手に話しているかがわかるであろう。

7:18 自分で勝手に話す者は、自分の名誉を求める。(そしてその言うことが偽りである。)しかし自分を遣わされた方の言葉を語って、その方の名誉を求める者は、真実であり、(すこしも)偽りがない。

7:19 (いったい)あなた達に律法を与えたのはモーセではないか。しかしあなた達のうちにだれ一人、その律法を守る者がない。(モーセ、モーセと言いながら、)なぜわたしを殺そうとするのか。(モーセは『殺してはならない』と言っているではないか。)」

7:20 群衆が答えた、「あなたは悪鬼につかれている。いったいだれがあなたを殺そうとしているのか。」

7:21 イエスは答えて言われた、「わたしが(この間安息日に三十八年の足なえを直すという)一つの業をしたので、あなた達は皆驚いている。

7:22 (しかし驚くことはない。)モーセがあなた達のために割礼の制度を設けたので──これは(実は)モーセから始まったのではなく、(大昔の)先祖(の時代)からであるが──あなた達は安息日にも人に割礼をほどこしている。

7:23 (割礼についての)モーセの律法を破るまいとして、人は安息日にも割礼を受ける以上、わたしが安息日に人の全身を直したからとて、なにも腹を立てることはないではないか。(ことに割礼は、ただ体の一部分を健康にするだけであるのに!)

7:24 うわべで裁くな、(律法の精神を見て、)正しい裁きをせよ。」

 

口語訳1955

7:14 祭も半ばになってから、イエスは宮に上って教え始められた。

7:15 すると、ユダヤ人たちは驚いて言った、「この人は学問をしたこともないのに、どうして律法の知識をもっているのだろう」。

7:16 そこでイエスは彼らに答えて言われた、「わたしの教はわたし自身の教ではなく、わたしをつかわされたかたの教である。

7:17 神のみこころを行おうと思う者であれば、だれでも、わたしの語っているこの教が神からのものか、それとも、わたし自身から出たものか、わかるであろう。

7:18 自分から出たことを語る者は、自分の栄光を求めるが、自分をつかわされたかたの栄光を求める者は真実であって、その人の内には偽りがない。

7:19 モーセはあなたがたに律法を与えたではないか。それだのに、あなたがたのうちには、その律法を行う者がひとりもない。あなたがたは、なぜわたしを殺そうと思っているのか」。

7:20 群衆は答えた、「あなたは悪霊に取りつかれている。だれがあなたを殺そうと思っているものか」。

7:21 イエスは彼らに答えて言われた、「わたしが一つのわざをしたところ、あなたがたは皆それを見て驚いている。

7:22 モーセはあなたがたに割礼を命じたので、(これは、実は、モーセから始まったのではなく、先祖たちから始まったものである)あなたがたは安息日にも人に割礼を施している。

7:23 もし、モーセの律法が破られないように、安息日であっても割礼を受けるのなら、安息日に人の全身を丈夫にしてやったからといって、どうして、そんなにおこるのか。

7:24 うわべで人をさばかないで、正しいさばきをするがよい」。

 

文語訳1917

"430714","祭も、はや半となりし頃、イエス宮にのぼりて教へ給へば、"

"430715","ユダヤ人あやしみて言ふ『この人は學びし事なきに、如何にして書を知るか』"

"430716","イエス答へて言ひ給ふ『わが教はわが教にあらず、我を遣し給ひし者の教なり。"

"430717","人もし御意を行はんと欲せば、此の教の神よりか、我が己より語るかを知らん。"

"430718","己より語るものは己の榮光をもとむ、己を遣しし者の榮光を求むる者は眞なり、その中に不義なし。"

"430719","モーセは汝らに律法を與へしにあらずや、されど汝等のうちに律法を守る者なし。汝ら何ゆゑ我を殺さんとするか』"

"430720","群衆こたふ『なんぢは惡鬼に憑かれたり、誰が汝を殺さんとするぞ』"

"430721","イエス答へて言ひ給ふ『われ一つの業をなしたれば、汝等みな怪しめり。"

"430722","モーセは汝らに割禮を命じたり(これはモーセより起りしとにあらず、先祖より起りしなり)この故に汝ら安息日にも人に割禮を施す。"

"430723","モーセの律法の癈らぬために安息日に人の割禮を受くる事あらば、何ぞ安息日に人の全身を健かにせしとて我を怒るか。"

"430724","外貌によりて裁くな、正しき審判にて審け』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ルカ 19:47

19:47 毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、

 

新共同 マタ 8:27

8:27 人々は驚いて、「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか」と言った。

 

新共同 ヨハ 8:28-29

8:28 そこで、イエスは言われた。「あなたたちは、人の子を上げたときに初めて、『わたしはある』ということ、また、わたしが、自分勝手には何もせず、ただ、父に教えられたとおりに話していることが分かるだろう。

8:29 わたしをお遣わしになった方は、わたしと共にいてくださる。わたしをひとりにしてはおかれない。わたしは、いつもこの方の御心に適うことを行うからである。」

 

新共同 ヨハ 3:34

3:34 神がお遣わしになった方は、神の言葉を話される。神が"霊"を限りなくお与えになるからである。

 

新共同 ヨハ 8:46

8:46 あなたたちのうち、いったいだれが、わたしに罪があると責めることができるのか。わたしは真理を語っているのに、なぜわたしを信じないのか。

 

新共同 ヨハ 5:18

5:18 このために、ユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとねらうようになった。イエスが安息日を破るだけでなく、神を御自分の父と呼んで、御自身を神と等しい者とされたからである。

 

新共同 ヨハ 10:20

10:20 多くのユダヤ人は言った。「彼は悪霊に取りつかれて、気が変になっている。なぜ、あなたたちは彼の言うことに耳を貸すのか。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ10:31-33

10:31 だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである。

10:32 ユダヤ人にもギリシヤ人にも神の教会にも、つまずきになってはいけない。

10:33 わたしもまた、何事にもすべての人に喜ばれるように努め、多くの人が救われるために、自分の益ではなく彼らの益を求めている。

 

口語訳 ガラ 6:12-14

6:12 いったい、肉において見えを飾ろうとする者たちは、キリスト・イエスの十字架のゆえに、迫害を受けたくないばかりに、あなたがたにしいて割礼を受けさせようとする。

6:13 事実、割礼のあるもの自身が律法を守らず、ただ、あなたがたの肉について誇りたいために、割礼を受けさせようとしているのである。

6:14 しかし、わたし自身には、わたしたちの主イエス・キリストの十字架以外に、誇とするものは、断じてあってはならない。この十字架につけられて、この世はわたしに対して死に、わたしもこの世に対して死んでしまったのである。

 

口語訳 ピリ 2:3-5

2:3 何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。

2:4 おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。

2:5 キリスト・イエスにあっていだいているのと同じ思いを、あなたがたの間でも互に生かしなさい。

 

口語訳 ロマ 3:19-23

3:19 さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法のもとにある者たちに対して語られている。それは、すべての口がふさがれ、全世界が神のさばきに服するためである。

3:20 なぜなら、律法を行うことによっては、すべての人間は神の前に義とせられないからである。律法によっては、罪の自覚が生じるのみである。

3:21 しかし今や、神の義が、律法とは別に、しかも律法と預言者とによってあかしされて、現された。

3:22 それは、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、すべて信じる人に与えられるものである。そこにはなんらの差別もない。

3:23 すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  4:13

4:13 議員や他の者たちは、ペトロとヨハネの大胆な態度を見、しかも二人が無学な普通の人であることを知って驚き、また、イエスと一緒にいた者であるということも分かった。

 

新共同 Tヨハ2:29

2:29 あなたがたは、御子が正しい方だと知っているなら、義を行う者も皆、神から生まれていることが分かるはずです。

 

新共同 使  7:8

7:8 そして、神はアブラハムと割礼による契約を結ばれました。こうして、アブラハムはイサクをもうけて八日目に割礼を施し、イサクはヤコブを、ヤコブは十二人の族長をもうけて、それぞれ割礼を施したのです。

 

新共同 Uコリ10:7

10:7 あなたがたは、うわべのことだけ見ています。自分がキリストのものだと信じきっている人がいれば、その人は、自分と同じくわたしたちもキリストのものであることを、もう一度考えてみるがよい。

 

新共同 ヤコ 2:4

2:4 あなたがたは、自分たちの中で差別をし、誤った考えに基づいて判断を下したことになるのではありませんか。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 使  4:13

4:13 人々はペテロとヨハネとの大胆な話しぶりを見、また同時に、ふたりが無学な、ただの人たちであることを知って、不思議に思った。そして彼らがイエスと共にいた者であることを認め、

 

口語訳 ロマ 2:17-23

2:17 もしあなたが、自らユダヤ人と称し、律法に安んじ、神を誇とし、

2:18 御旨を知り、律法に教えられて、なすべきことをわきまえており、

2:19 さらに、知識と真理とが律法の中に形をとっているとして、自ら盲人の手引き、やみにおる者の光、愚かな者の導き手、幼な子の教師をもって任じているのなら、

2:20 (19節に合節)

2:21 なぜ、人を教えて自分を教えないのか。盗むなと人に説いて、自らは盗むのか。

2:22 姦淫するなと言って、自らは姦淫するのか。偶像を忌みきらいながら、自らは宮の物をかすめるのか。

2:23 律法を誇としながら、自らは律法に違反して、神を侮っているのか。

 

口語訳 使  7:8

7:8 そして、神はアブラハムに、割礼の契約をお与えになった。こうして、彼はイサクの父となり、これに八日目に割礼を施し、それから、イサクはヤコブの父となり、ヤコブは十二人の族長たちの父となった。

 

口語訳 ロマ 4:11

4:11 そして、アブラハムは割礼というしるしを受けたが、それは、無割礼のままで信仰によって受けた義の証印であって、彼が、無割礼のままで信じて義とされるに至るすべての人の父となり、

 

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ヨハネ7:25−36

また父上の所に行く

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

430725さて、エルサレムの住民のうちの幾人かが言っていた、「この男は、〔指導者たちが〕殺そうと狙っている人物ではないのか。

430726それなのに、どうだ、公然と語っており、〔あの人たちは〕彼に何も言わない。ひょっとすると指導者たちはこの男がキリストだと本当に知ったのだろうか。

430727しかし、われわれにはこの男がどこから〔の人〕かがわかっている。キリストが来る時には、どこから〔の人〕かを誰も知らない〔はずだ〕」。

430728そこで、イエスは神殿〔境内〕で教えている時に、叫んだ。〔次のように〕言って、「あなたがたには私がわかっており、どこから〔の人〕であるかもわかっている。しかし私は私自身から来たのではない。私を派遣した方、あなたがたにわかっていないその方は本物である。

430729私にはその方がわかっている。私はその方から〔来た者〕であり、その方が私を遣わしたのだからである」。

430730そこで、〔人々は〕彼を逮捕しようと狙った。しかし彼に手をかける者は誰もいなかった。彼の時がまだ来ていなかったからである。

430731群衆の中からは多くの人々が彼を信じた。そして「キリストが来る時には、この人が行なったよりも多くの徴を行なうだろうか」と言っていた。

430732ファリサイ派の人々は、群衆が彼についてこれらのことをささやいているのを聞いた。そこで、祭司長たちとファリサイ派の人々は、彼を逮捕するために下役たちを遣わした。

430733さて、イエスは言った、「私はまだしばらくの間はあなたがたと共にいる。そして自分を派遣した方のもとに往(ゆ)く。

430734あなたがたは私を求めるだろうが[私を]見つけることができなくなる。私のいるところにあなたがたは来ることができない」。

430735ユダヤ人たちは互いに言い合った、「この男はどこへ行こうとしているのだろう。われわれが彼を見つけ〔ることができ〕なくなるとは。まさかギリシア人の〔間に分散している〕デイアスポラへ行って、ギリシア人を教えようとしているのではあるまい。

430736彼が言ったこのことばはどういうことだ、『あなたがたは私を求めるだろが[私を]見つけることができなくなる。私のいるところにあなたがたは来ることができない』とは」。

 

新共同訳1987

7:25 さて、エルサレムの人々の中には次のように言う者たちがいた。「これは、人々が殺そうとねらっている者ではないか。

7:26 あんなに公然と話しているのに、何も言われない。議員たちは、この人がメシアだということを、本当に認めたのではなかろうか。

7:27 しかし、わたしたちは、この人がどこの出身かを知っている。メシアが来られるときは、どこから来られるのか、だれも知らないはずだ。」

7:28 すると、神殿の境内で教えていたイエスは、大声で言われた。「あなたたちはわたしのことを知っており、また、どこの出身かも知っている。わたしは自分勝手に来たのではない。わたしをお遣わしになった方は真実であるが、あなたたちはその方を知らない。

7:29 わたしはその方を知っている。わたしはその方のもとから来た者であり、その方がわたしをお遣わしになったのである。」

7:30 人々はイエスを捕らえようとしたが、手をかける者はいなかった。イエスの時はまだ来ていなかったからである。

7:31 しかし、群衆の中にはイエスを信じる者が大勢いて、「メシアが来られても、この人よりも多くのしるしをなさるだろうか」と言った。

◆下役たち、イエスの逮捕に向かう

7:32 ファリサイ派の人々は、群衆がイエスについてこのようにささやいているのを耳にした。祭司長たちとファリサイ派の人々は、イエスを捕らえるために下役たちを遣わした。

7:33 そこで、イエスは言われた。「今しばらく、わたしはあなたたちと共にいる。それから、自分をお遣わしになった方のもとへ帰る。

7:34 あなたたちは、わたしを捜しても、見つけることがない。わたしのいる所に、あなたたちは来ることができない。」

7:35 すると、ユダヤ人たちが互いに言った。「わたしたちが見つけることはないとは、いったい、どこへ行くつもりだろう。ギリシア人の間に離散しているユダヤ人のところへ行って、ギリシア人に教えるとでもいうのか。

7:36 『あなたたちは、わたしを捜しても、見つけることがない。わたしのいる所に、あなたたちは来ることができない』と彼は言ったが、その言葉はどういう意味なのか。」

 

前田訳1978

7:25 すると、エルサレムのある人たちはいった、「これは人々が殺そうとしている人ではないか。

7:26 それなのに、あのように公けに話していても人々は何とも言わない。司たちはこの人がキリストと本当にわかったのではないか。

7:27 しかしわれらはこの人がどこの出だか知っている。キリストが来るときは、彼がどこから来るか知るものはない」と。

7:28 すると、宮で教えておられたイエスは叫んでいわれた、「あなた方はわたしを知り、わたしがどこの出かも知っている。しかし、わたしは自分から来たのではない。わたしを遣わされた真の方がいますが、あなた方は彼を知らない。

7:29 わたしは彼を知る。わたしは彼のところから来、彼がわたしをつかわされたから」と。

7:30 人々はイエスを捕えようとしたが、だれも彼に手をかけなかった。彼の時がまだ来ていなかったからである。

7:31 群衆の中の多くがイエスを信じていった、「キリストが来てもこの人がしたよりも多くの徴をしようか」と。

7:32 群衆が彼について、こううわさするのをパリサイ人が耳にした。祭司長とパリサイ人は使いたちをやってイエスを捕らえようとした。

7:33 そこでイエスはいわれた、「いましばらく私はあなた方とともにいて、それからわたしをつかわされた方のところへ行く。

7:34 あなた方はわたしを尋ねても見いだすまい。わたしのいるところへあなた方は来られない」と。

7:35 そこでユダヤ人が互いにいった、「この人はどこへ行くつもりか、われらは彼を見いだすまいとは。ギリシャ人の中にいる散在の(ユダヤ)人のところへ行って、ギリシャ人を教えるつもりか。

7:36 『あなた方はわたしを尋ねても見いだすまい。わたしのいるところにあなた方は来られない』と彼がいったことばはなんの意味であろう」と。

 

新改訳1970

7:25 そこで、エルサレムのある人たちが言った。「この人は、彼らが殺そうとしている人ではないか。

7:26 見なさい。この人は公然と語っているのに、彼らはこの人に何も言わない。議員たちは、この人がキリストであることを、ほんとうに知ったのだろうか。

7:27 けれども、私たちはこの人がどこから来たのか知っている。しかし、キリストが来られるとき、それが、どこからか知っている者はだれもいないのだ。」

7:28 イエスは、宮で教えておられるとき、大声をあげて言われた。「あなたがたはわたしを知っており、また、わたしがどこから来たかも知っています。しかし、わたしは自分で来たのではありません。わたしを遣わした方は真実です。あなたがたは、その方を知らないのです。

7:29 わたしはその方を知っています。なぜなら、わたしはその方から出たのであり、その方がわたしを遣わしたからです。」

7:30 そこで人々はイエスを捕えようとしたが、しかし、だれもイエスに手をかけた者はなかった。イエスの時が、まだ来ていなかったからである。

7:31 群衆のうちの多くの者がイエスを信じて言った。「キリストが来られても、この方がしているよりも多くのしるしを行なわれるだろうか。」

7:32 パリサイ人は、群衆がイエスについてこのようなことをひそひそと話しているのを耳にした。それで祭司長、パリサイ人たちは、イエスを捕えようとして、役人たちを遣わした。

7:33 そこでイエスは言われた。「まだしばらくの間、わたしはあなたがたといっしょにいて、それから、わたしを遣わした方のもとに行きます。

7:34 あなたがたはわたしを捜すが、見つからないでしょう。また、わたしがいる所に、あなたがたは来ることができません。」

7:35 そこで、ユダヤ人たちは互いに言った。「私たちには、見つからないという。それならあの人はどこへ行こうとしているのか。まさかギリシヤ人の中に離散している人々のところへ行って、ギリシヤ人を教えるつもりではあるまい。

7:36 『あなたがたはわたしを捜すが、見つからない。』また『わたしのいる所にあなたがたは来ることができない。』とあの人が言ったこのことばは、どういう意味だろうか。」

 

塚本訳1963

7:25 するとエルサレムの人の中に、こう言った人々があった、「これはあの人たちが殺そうとしている人ではないか。

7:26 あんなにおおっぴらに話しているのに、なんとも言う人がない。もしかしたら(最高法院の)役人たちは、この人が救世主だと本当にわかったのではなかろうか。

7:27 でも(そんなわけがない。)わたし達はこの人がどこから来たか知っている。救世主が来る時には、だれもどこから来るか知らないはずだから。」

7:28 すると宮で教えていたイエスは、こう言って叫ばれた、「なるほどあなた達はわたしを知っている。どこから来たかも知っている。だが、わたしは自分で勝手に来たのではない。わたしを遣わされた真実な方がある。あなた達はその方を知らないが、

7:29 わたしは知っている。わたしはその方のところから来、その方から遣わされたのだから。」

7:30 そこで(最高法院の)人々はイエスを捕えようとしたが、手をかける者はなかった。彼の時がまだ来ていなかったからである。

7:31 しかし群衆のうちにイエスを信じたものが大ぜいあって、言った、「救世主が来ても、この人がしたより多くの徴[奇蹟]をすることはできまいと思うが、どうだろう。」

7:32 イエスについて、群衆がこんなひそひそ話をしているのがパリサイ人の耳に入ったので、大祭司連とパリサイ人とはイエスを捕えようとして、下役らをやった。

7:33 するとイエスは言われた、「わたしはもうしばらくの間あなた達と一しょにいて、それから、わたしを遣わされた方の所に行く。

7:34 (その時)あなた達はわたしをさがすが、見つからない。わたしがおる所に、あなた達は来ることが出来ない(からだ)。」

7:35 するとユダヤ人が互いに言った、「この人は私たちに見つからないように、いったいどこに行くつもりだろう。まさか異教人の中に離散しているユダヤ人のところに行って、異教人に教えるつもりではあるまい。

7:36 『あなた達はわたしをさがすが、見つからない。わたしがおる所に、あなたたちは来ることができないに」と言ったあの言葉は、いったいどういう意味だろう。』

 

口語訳1955

7:25 さて、エルサレムのある人たちが言った、「この人は人々が殺そうと思っている者ではないか。

7:26 見よ、彼は公然と語っているのに、人々はこれに対して何も言わない。役人たちは、この人がキリストであることを、ほんとうに知っているのではなかろうか。

7:27 わたしたちはこの人がどこからきたのか知っている。しかし、キリストが現れる時には、どこから来るのか知っている者は、ひとりもいない」。

7:28 イエスは宮の内で教えながら、叫んで言われた、「あなたがたは、わたしを知っており、また、わたしがどこからきたかも知っている。しかし、わたしは自分からきたのではない。わたしをつかわされたかたは真実であるが、あなたがたは、そのかたを知らない。

7:29 わたしは、そのかたを知っている。わたしはそのかたのもとからきた者で、そのかたがわたしをつかわされたのである」。

7:30 そこで人々はイエスを捕えようと計ったが、だれひとり手をかける者はなかった。イエスの時が、まだきていなかったからである。

7:31 しかし、群衆の中の多くの者が、イエスを信じて言った、「キリストがきても、この人が行ったよりも多くのしるしを行うだろうか」。

7:32 群衆がイエスについてこのようなうわさをしているのを、パリサイ人たちは耳にした。そこで、祭司長たちやパリサイ人たちは、イエスを捕えようとして、下役どもをつかわした。

7:33 イエスは言われた、「今しばらくの間、わたしはあなたがたと一緒にいて、それから、わたしをおつかわしになったかたのみもとに行く。

7:34 あなたがたはわたしを捜すであろうが、見つけることはできない。そしてわたしのいる所に、あなたがたは来ることができない」。

7:35 そこでユダヤ人たちは互に言った、「わたしたちが見つけることができないというのは、どこへ行こうとしているのだろう。ギリシヤ人の中に離散している人たちのところにでも行って、ギリシヤ人を教えようというのだろうか。

7:36 また、『わたしを捜すが、見つけることはできない。そしてわたしのいる所には来ることができないだろう』と言ったその言葉は、どういう意味だろう」。

 

文語訳1917

"430725","ここにエルサレムのある人々いふ『これは人々の殺さんとする者ならずや。"

"430726","視よ、公然に語るに、之に對して何をも言ふ者なし、司たちは此の人のキリストたるを眞に認めしならんか。"

"430727","されど我らは此の人の何處よりかを知る、キリストの來る時には、その何處よりかを知る者なし』"

"430728","ここにイエス宮にて教へつつ呼はりて言ひ給ふ『なんぢら我を知り、亦わが何處よりかを知る。されど我は己より來たるにあらず、眞の者ありて我を遣し給へり。汝らは彼を知らず、"

"430729","我は彼を知る。我は彼より出で、彼は我を遣し給ひしに因りてなり』"

"430730","ここに人びとイエスを捕へんと謀りたれど、彼の時いまだ到らぬ故に手出しする者なかりき。"

"430731","かくて群衆のうち多くの人々イエスを信じて『キリスト來るとも、此の人の行ひしより多く徴を行はんや』と言ふ。"

"430732","イエスにつきて群衆のかく囁くことパリサイ人の耳に入りたれば、祭司長・パリサイ人ら彼を捕へんとて下役どもを遣ししに、"

"430733","イエス言ひ給ふ『我なほ暫く汝らと偕に居り、而してのち我を遣し給ひし者の御許に往く。"

"430734","汝ら我を尋ねん、されど逢はざるべし、汝等わが居る處に往くこと能はず』"

"430735","ここにユダヤ人ら互いに云ふ『この人らの逢ひ得ぬいづこに往かんとするか、ギリシヤ人のうちに散りをる者に往きて、ギリシヤ人を教へんとするか。"

"430736","その言に「なんぢら我を尋ねん、然れど逢はざるべし、汝ら我がをる處に往くこと能はず」と云へるは何ぞや』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 5:18

5:18 このために、ユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとねらうようになった。イエスが安息日を破るだけでなく、神を御自分の父と呼んで、御自身を神と等しい者とされたからである。

 

新共同 ヨハ 9:29

9:29 我々は、神がモーセに語られたことは知っているが、あの者がどこから来たのかは知らない。」

 

新共同 ヨハ 8:28

8:28 そこで、イエスは言われた。「あなたたちは、人の子を上げたときに初めて、『わたしはある』ということ、また、わたしが、自分勝手には何もせず、ただ、父に教えられたとおりに話していることが分かるだろう。

 

新共同 ヨハ 8:19

8:19 彼らが「あなたの父はどこにいるのか」と言うと、イエスはお答えになった。「あなたたちは、わたしもわたしの父も知らない。もし、わたしを知っていたら、わたしの父をも知るはずだ。」

 

新共同 ヨハ 13:1

13:1 さて、過越祭の前のことである。イエスは、この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた。

 

新共同 ヨハ 7:23

7:23 モーセの律法を破らないようにと、人は安息日であっても割礼を受けるのに、わたしが安息日に全身をいやしたからといって腹を立てるのか。

 

新共同 ヨハ 2:18

2:18 ユダヤ人たちはイエスに、「あなたは、こんなことをするからには、どんなしるしをわたしたちに見せるつもりか」と言った。

 

新共同 ヨハ 6:41

6:41 ユダヤ人たちは、イエスが「わたしは天から降って来たパンである」と言われたので、イエスのことでつぶやき始め、

 

新共同 ヨハ 7:30

7:30 人々はイエスを捕らえようとしたが、手をかける者はいなかった。イエスの時はまだ来ていなかったからである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 3:4

3:4 断じてそうではない。あらゆる人を偽り者としても、神を真実なものとすべきである。それは、/「あなたが言葉を述べるときは、義とせられ、/あなたがさばきを受けるとき、勝利を得るため」/と書いてあるとおりである。

 

口語訳 Tコリ2:14

2:14 生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるから、彼はそれを理解することができない。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 ヤコ 1:1

1:1 神と主イエス・キリストの僕であるヤコブが、離散している十二部族の人たちに挨拶いたします。

 

新共同 Tペテ1:1

1:1 イエス・キリストの使徒ペトロから、ポントス、ガラテヤ、カパドキア、アジア、ビティニアの各地に離散して仮住まいをしている選ばれた人たちへ。

 

新共同 使  14:1

14:1 イコニオンでも同じように、パウロとバルナバはユダヤ人の会堂に入って話をしたが、その結果、大勢のユダヤ人やギリシア人が信仰に入った。

 

新共同 使  17:4

17:4 それで、彼らのうちのある者は信じて、パウロとシラスに従った。神をあがめる多くのギリシア人や、かなりの数のおもだった婦人たちも同じように二人に従った。

 

新共同 使  18:4

18:4 パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人やギリシア人の説得に努めていた。

 

新共同 ロマ 1:14-16

1:14 わたしは、ギリシア人にも未開の人にも、知恵のある人にもない人にも、果たすべき責任があります。

1:15 それで、ローマにいるあなたがたにも、ぜひ福音を告げ知らせたいのです。

◆福音の力

1:16 わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。

 

新共同 ロマ 2:9-10

2:9 すべて悪を行う者には、ユダヤ人はもとよりギリシア人にも、苦しみと悩みが下り、

2:10 すべて善を行う者には、ユダヤ人はもとよりギリシア人にも、栄光と誉れと平和が与えられます。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 ヘブ 7:3

7:3 彼には父がなく、母がなく、系図がなく、生涯の初めもなく、生命の終りもなく、神の子のようであって、いつまでも祭司なのである。

 

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ヨハネ7:37−52

イエスと御霊

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

430737祭りの盛大な最終日に、イエスは立ったまま叫んだ。〔次のように〕言って、

「誰か渇いている人があれば、私のところに来て〔いつでも〕飲むがよい。

430738私を信じる人は、聖書が言った通り、その人の内部から活ける水の川が〔何本も〕流れ出ることになる」。

430739これは彼を信じる人が受けようとしていた霊について言ったのである。つまりイエスがまだ栄光を受けていなかったので、霊はまだなかったのである。

430740群衆の中には、これらのことばを聞いて、「この人は本当にあの預言者だ」という人々があった。

430741他の人々は「この人はキリストだ」と言っていた。だが、次のように言う人々もあった。「いくらなんでもキリストがガリラヤから来るようなことがあるだろうか。

430742聖書が、キリストはダビデの子孫のうちから、ダビデがいた村ベトレヘムから来ることになっていると言ったではないか」。

430743そこで、彼のゆえに群衆の間に分裂が生じた。

430744彼らの中のある人々は彼を逮捕したいと思ったが、手をかける者は誰もいなかった。

430745そこで、下役たちは祭司長たちとファリサイ派の人々のところに〔戻って〕来た。この〔祭司長たち、ファリサイ派の〕人々が彼らに言った、「どうして彼を引いてこなかったのだ」。

430746下役たちは答えた、「いまだかってあのように語る人はありませんでした」。

430747するとファリサイ派の人々が彼らに答えた、「まさかお前たちまでたぶらかされているのではあるまい。

430748指導者たちの中で、あるいはファリサイ派の人々の中で、彼を信じた人などまさかいるまい。

430749それにしても、律法を知らないこの群衆は呪われた奴らだ」。

430750ニコデモが彼らに向かって言う。この人は以

[に]彼のところに来たことがあり、指導者たちの一人であった。

430751「われわれの律法は、まず先に本人から聴取してその人が何をしているのか知った上でなければ、人をさばくことはしないのではないだろうか」。

430752彼らは答えて、彼に言った、「あなたもガリラヤの出か。調べてみよ。ガリラヤからは預言者が出て来ることがないのを見るはずだ」。

 

新共同訳1987

7:37 祭りが最も盛大に祝われる終わりの日に、イエスは立ち上がって大声で言われた。「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。

7:38 わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。」

7:39 イエスは、御自分を信じる人々が受けようとしている“霊”について言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、“霊”がまだ降っていなかったからである。

◆群衆の間に対立が生じる

7:40 この言葉を聞いて、群衆の中には、「この人は、本当にあの預言者だ」と言う者や、

7:41 「この人はメシアだ」と言う者がいたが、このように言う者もいた。「メシアはガリラヤから出るだろうか。

7:42 メシアはダビデの子孫で、ダビデのいた村ベツレヘムから出ると、聖書に書いてあるではないか。」

7:43 こうして、イエスのことで群衆の間に対立が生じた。

7:44 その中にはイエスを捕らえようと思う者もいたが、手をかける者はなかった。

◆ユダヤ人指導者たちの不信仰

7:45 さて、祭司長たちやファリサイ派の人々は、下役たちが戻って来たとき、「どうして、あの男を連れて来なかったのか」と言った。

7:46 下役たちは、「今まで、あの人のように話した人はいません」と答えた。

7:47 すると、ファリサイ派の人々は言った。「お前たちまでも惑わされたのか。

7:48 議員やファリサイ派の人々の中に、あの男を信じた者がいるだろうか。

7:49 だが、律法を知らないこの群衆は、呪われている。」

7:50 彼らの中の一人で、以前イエスを訪ねたことのあるニコデモが言った。

7:51 「我々の律法によれば、まず本人から事情を聞き、何をしたかを確かめたうえでなければ、判決を下してはならないことになっているではないか。」

7:52 彼らは答えて言った。「あなたもガリラヤ出身なのか。よく調べてみなさい。ガリラヤからは預言者の出ないことが分かる。」

 

前田訳1978

7:37 祭りの最終最大の日に、イエスは立って叫ばれた、「渇くものはわたしのところに来て飲め。

7:38 私を信ずるものは、聖書がいうように、そのうちから清水が川となって流れ出よう」と。

7:39 これはイエスを信ずる者が受けるべき霊のことをいわれたのである。イエスがまだ栄光を受けておられなかったため、霊が与えられていなかったからである。

7:40 このことばを聞いて、群衆の中のある者は「まことにこの人は預言者である」といい、

7:41 あるものは「この人はキリストである」といい、あるものは「キリストがガリラヤから来るものか。

7:42 聖書に、『キリストが来るのはダビデの末から、ダビデのいた村ベツレヘムから』とあるではないか」といった。

7:43 そこで彼ゆえに群衆の中に分裂が起こった。

7:44 彼らのうちのあるものは彼を捕えようと思った。しかしだれも彼に手をかけなかった。

7:45 使いたちが帰って来たので、祭司長とパリサイ人はいった、「なぜあれを引っ張って来なかったか」と。

7:46 使いたちは答えた、「あの人が話すように話した人はいまだかつてありません」と。

7:47 パリサイ人は答えた、「おまえたちまで迷わされたのか。

7:48 司やパリサイ人のうち彼を信じたものがひとりでもあるか。

7:49 律法を知らぬあんな群衆は呪われている」と。

7:50 彼らのひとりで、前にイエスのところに来たニコデモが彼らにいう、

7:51 「まず彼の言い分を聞いて、彼が何をしたかを知らねば、われらの律法では裁けないではないか」と。

7:52 彼らは答えた、「あなたまでがガリラヤの出か。しらべてみよ、ガリラヤから預言者は現れないことがわかろう」と。

 

新改訳1970

7:37 さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。

7:38 わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」

7:39 これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊はまだ注がれていなかったからである。

7:40 このことばを聞いて、群衆のうちのある者は、「あの方は、確かにあの預言者なのだ。」と言い、

7:41 またある者は、「この方はキリストだ。」と言った。またある者は言った。「まさか、キリストはガリラヤからは出ないだろう。

7:42 キリストはダビデの子孫から、またダビデがいたベツレヘムの村から出る、と聖書が言っているではないか。」

7:43 そこで、群衆の間にイエスのことで分裂が起こった。

7:44 その中にはイエスを捕えたいと思った者もいたが、イエスに手をかけた者はなかった。

7:45 それから役人たちは祭司長、パリサイ人たちのもとに帰って来た。彼らは役人たちに言った。「なぜあの人を連れて来なかったのか。」

7:46 役人たちは答えた。「あの人が話すように話した人は、いまだかつてありません。」

7:47 すると、パリサイ人が答えた。「おまえたちも惑わされているのか。

7:48 議員とかパリサイ人のうちで、だれかイエスを信じた者があったか。

7:49 だが、律法を知らないこの群衆は、のろわれている。」

7:50 彼らのうちのひとりで、イエスのもとに来たことのあるニコデモが彼らに言った。

7:51 「私たちの律法では、まずその人から直接聞き、その人が何をしているのか知ったうえでなければ、判決を下さないのではないか。」

7:52 彼らは答えて言った。「あなたもガリラヤの出身なのか。調べてみなさい。ガリラヤから預言者は起こらない。」

 

塚本訳1963

7:37 祭の最後の大際の日に、イエスは立って叫ばれた、「渇く者はわたしの所に来て飲みなさい。

7:38 わたしを信ずる者は、聖書が言っているように、『そのお腹から、清水が川となって流れ出るであろう。』」

7:39 これは、彼を信ずる者が受けるべき御霊のことを言われたのである。イエスは(その時)まだ栄光を受けておられなかったため、御霊がまだ下っていなかったからである。(「であろう」と言われたのはそのためである。)

7:40 すると群衆のうちにこの言葉を聞いて、「確かにこの人は(世の終りに来る)あの預言者だ」と言う者があり、

7:41 「この人は救世主だ」と言う者もあり、また(反対して、)こう言う者もあった、「ガリラヤから救世主が出るとでも言うのか。

7:42 『救世主は〃ダビデの末〃から、ダビデの住んでいた村〃ベツレヘムから出る〃』と聖書が言っているではないか。」

7:43 そこで群衆の間に、イエスのことで意見が分かれた。

7:44 なかには彼を捕えようと思う者もあったが、手をかける者はなかった。

7:45 やがて下役らが(手ぶらで)かえって来ると、大祭司連とパリサイ人とが言った、「なぜあれを引いてこなかったか。」

7:46 下役らが答えた、「あの人が話すように話した人は、いまだかつてありません。」

7:47 パリサイ人が答えた、「君たちまでが迷わされたのではあるまいね。

7:48 (最高法院の)役人かパリサイ人のうちに、あれを信じた者がひとりでもあるというのか。

7:49 (信じたのは民衆だけだ。)律法(聖書)を知らないあんな民衆は、呪われたがいい!」

7:50 そのうちの一人で、前に(夜ひそかに)イエスの所に来たニコデモが、彼らに言う、

7:51 「われわれの律法は、まずその人に(言い分を)聞き、そのしたことを知った上でなければ、罰しないことになっているではないか。」

7:52 彼らは答えて言った、「あなたまでがガリラヤから出たわけではあるまいに。(聖書をよく)調べてみなさい。ガリラヤからは預言者があらわれないことがわかろう。」

 

口語訳1955

7:37 祭の終りの大事な日に、イエスは立って、叫んで言われた、「だれでもかわく者は、わたしのところにきて飲むがよい。

7:38 わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その腹から生ける水が川となって流れ出るであろう」。

7:39 これは、イエスを信じる人々が受けようとしている御霊をさして言われたのである。すなわち、イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊がまだ下っていなかったのである。

7:40 群衆のある者がこれらの言葉を聞いて、「このかたは、ほんとうに、あの預言者である」と言い、

7:41 ほかの人たちは「このかたはキリストである」と言い、また、ある人々は、「キリストはまさか、ガリラヤからは出てこないだろう。

7:42 キリストは、ダビデの子孫から、またダビデのいたベツレヘムの村から出ると、聖書に書いてあるではないか」と言った。

7:43 こうして、群衆の間にイエスのことで分争が生じた。

7:44 彼らのうちのある人々は、イエスを捕えようと思ったが、だれひとり手をかける者はなかった。

7:45 さて、下役どもが祭司長たちやパリサイ人たちのところに帰ってきたので、彼らはその下役どもに言った、「なぜ、あの人を連れてこなかったのか」。

7:46 下役どもは答えた、「この人の語るように語った者は、これまでにありませんでした」。

7:47 パリサイ人たちが彼らに答えた、「あなたがたまでが、だまされているのではないか。

7:48 役人たちやパリサイ人たちの中で、ひとりでも彼を信じた者があっただろうか。

7:49 律法をわきまえないこの群衆は、のろわれている」。

7:50 彼らの中のひとりで、以前にイエスに会いにきたことのあるニコデモが、彼らに言った、

7:51 「わたしたちの律法によれば、まずその人の言い分を聞き、その人のしたことを知った上でなければ、さばくことをしないのではないか」。

7:52 彼らは答えて言った、「あなたもガリラヤ出なのか。よく調べてみなさい、ガリラヤからは預言者が出るものではないことが、わかるだろう」。

 

文語訳1917

"430737","祭りの終の大なる日に、イエス立ちて呼はりて言ひたまふ『人もし渇かば我に來りて飲め。"

"430738","我を信ずる者は、聖書に云へるごとく、その腹より活ける水、川となりて流れ出づべし』"

"430739","これは彼を信ずる者の受けんとする御靈を指して言ひ給ひしなり。イエス未だ榮光を受け給はざれば、御靈いまだ降らざりしなり。"

"430740","此等の言葉をききて群衆のうちの或人は『これ眞にかの預言者なり』といひ、"

"430741","或人は『これキリストなり』と言ひ、又ある人は『キリストいかでガリラヤより出でんや、"

"430742","聖書に、キリストはダビデの裔またダビデの居りし村ベツレヘムより出づと云へるならずや』と言ふ。"

"430743","斯くイエスの事によりて、群衆のうちに紛爭おこりたり。"

"430744","その中には、イエスを捕へんと欲する者もありしが、手出する者なかりき。"

"430745","而して下役ども、祭司長・パリサイ人らの許に帰りたれば、彼ら問ふ『なに故かれを曳き來たらぬか』"

"430746","下役ども答ふ『この人の語るごとく語りし人は未だなし』"

"430747","パリサイ人等これに答ふ『なんぢらも惑されしか、"

"430748","司たち又はパリサイ人のうちに、一人だに彼を信ぜし者ありや、"

"430749","律法を知らぬこの群衆は詛はれたる者なり』"

"430750","彼等のうちの一人にてさきにイエスの許に來りしニコデモ言ふ、"

"430751","『われらの律法は、先その人に聽き、その爲すところを知るにあらずば、審く事をせんや』"

"430752","かれら答へて言ふ『なんぢもガリラヤより出でしか、査ベ見よ、預言者はガリラヤより起こる事なし』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 7:28

7:28 すると、神殿の境内で教えていたイエスは、大声で言われた。「あなたたちはわたしのことを知っており、また、どこの出身かも知っている。わたしは自分勝手に来たのではない。わたしをお遣わしになった方は真実であるが、あなたたちはその方を知らない。

 

新共同 黙  21:6

21:6 また、わたしに言われた。「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう。

 

新共同 ヨハ 14:16-17

14:16 わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。

14:17 この方は、真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。

 

新共同 ヨハ 1:21

1:21 彼らがまた、「では何ですか。あなたはエリヤですか」と尋ねると、ヨハネは、「違う」と言った。更に、「あなたは、あの預言者なのですか」と尋ねると、「そうではない」と答えた。

 

新共同 ヨハ 1:46

1:46 するとナタナエルが、「ナザレから何か良いものが出るだろうか」と言ったので、フィリポは、「来て、見なさい」と言った。

 

新共同 ロマ 1:3

1:3 御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、

 

新共同 ヨハ 7:30

7:30 人々はイエスを捕らえようとしたが、手をかける者はいなかった。イエスの時はまだ来ていなかったからである。

 

新共同 ヨハ 7:32

7:32 ファリサイ派の人々は、群衆がイエスについてこのようにささやいているのを耳にした。祭司長たちとファリサイ派の人々は、イエスを捕らえるために下役たちを遣わした。

 

新共同 マタ 27:63

27:63 こう言った。「閣下、人を惑わすあの者がまだ生きていたとき、『自分は三日後に復活する』と言っていたのを、わたしたちは思い出しました。

 

新共同 ヨハ 3:1-2

3:1 さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。

3:2 ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、だれも行うことはできないからです。」

 

新共同 ヨハ 1:46

1:46 するとナタナエルが、「ナザレから何か良いものが出るだろうか」と言ったので、フィリポは、「来て、見なさい」と言った。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ10:4

10:4 みな同じ霊の飲み物を飲んだ。すなわち、彼らについてきた霊の岩から飲んだのであるが、この岩はキリストにほかならない。

 

口語訳 Tコリ11:25

11:25 食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。

 

口語訳 Tコリ12:13

12:13 なぜなら、わたしたちは皆、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つの御霊によって、一つのからだとなるようにバプテスマを受け、そして皆一つの御霊を飲んだからである。

 

口語訳 ガラ 5:22-23

5:22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、

5:23 柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。

 

口語訳 ロマ 8:9

8:9 しかし、神の御霊があなたがたの内に宿っているなら、あなたがたは肉におるのではなく、霊におるのである。もし、キリストの霊を持たない人がいるなら、その人はキリストのものではない。

 

口語訳 Tコリ12:13

12:13 なぜなら、わたしたちは皆、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つの御霊によって、一つのからだとなるようにバプテスマを受け、そして皆一つの御霊を飲んだからである。

 

口語訳 ロマ 2:17-21

2:17 もしあなたが、自らユダヤ人と称し、律法に安んじ、神を誇とし、

2:18 御旨を知り、律法に教えられて、なすべきことをわきまえており、

2:19 さらに、知識と真理とが律法の中に形をとっているとして、自ら盲人の手引き、やみにおる者の光、愚かな者の導き手、幼な子の教師をもって任じているのなら、

2:20 (19節に合節)

2:21 なぜ、人を教えて自分を教えないのか。盗むなと人に説いて、自らは盗むのか。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  1:4-5

1:4 そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。

1:5 ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」

 

新共同 使  2:4

2:4 すると、一同は聖霊に満たされ、"霊"が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。

 

新共同 使  2:33

2:33 それで、イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました。あなたがたは、今このことを見聞きしているのです。

 

新共同 使  19:2

19:2 彼らに、「信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか」と言うと、彼らは、「いいえ、聖霊があるかどうか、聞いたこともありません」と言った。

 

新共同 使  3:22

3:22 モーセは言いました。『あなたがたの神である主は、あなたがたの同胞の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。彼が語りかけることには、何でも聞き従え。

 

新共同 使  7:37

7:37 このモーセがまた、イスラエルの子らにこう言いました。『神は、あなたがたの兄弟の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。』

 

新共同 使  23:3

23:3 パウロは大祭司に向かって言った。「白く塗った壁よ、神があなたをお打ちになる。あなたは、律法に従ってわたしを裁くためにそこに座っていながら、律法に背いて、わたしを打て、と命令するのですか。」

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tコリ10:4

10:4 みな同じ霊の飲み物を飲んだ。すなわち、彼らについてきた霊の岩から飲んだのであるが、この岩はキリストにほかならない。

 

口語訳 ロマ 1:3

1:3 御子に関するものである。御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、

 

口語訳 使  5:35

5:35 一同にむかって言った、「イスラエルの諸君、あの人たちをどう扱うか、よく気をつけるがよい。

 

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