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ヨハネ18:1−11

捕縛

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431801これらのことを言ってから、イエスはその弟子たちと一緒にケドロンの谷の向こうへ出て行った。そこには園があって、彼はその弟子たちと共にそこに入って行った。

431802彼を渡そうとしていたユダにも、その場所がわかっていた。イエスがたびたび弟子たちとそこで集まっていたからである。

431803そこでユダは、一隊の兵士および祭司長たちやファリサイ派の人々から送られた下役たちを引き連れ、ともし火、たいまつ、武器を携えてここにやって来る。

431804さて、イエスは身の上に臨もうとしていることがすべてわかっていたので、出て行った。そして彼らに言う、「誰を求めているのか」。

431805彼に答えた、「ナザレのイエスを」。彼らに言う、「私〔なら、ここに〕いる」。彼を渡そうとしていたユダも、彼らと立っていた。

431806さて、彼らに「私はいる」と言うと、人々は後ずさりして地面に倒れた。

431807そこで、彼らに再び問い直した、「誰を求めているのか」。彼らが言った、「ナザレのイエスを」。

431808彼らにが答えた、「〔私が自ら〕私〔はそれ〕であると言った。だから、私を求めているのなら、この人々は往かせてやりなさい」。

431809〔これは〕「あなたが私に与えて下さっている人々を、そのうちの一人として失いませんでした」と言った、あのことばが満たされるためであった。

431810ところが、シモン・ペトロは剣を持っていて、これを抜き、大祭司の僕に撃ってかかり、右の耳を切り落とした。その僕の名はマルホスであった。

431811すると、イエスはペトロに言った、「剣を鞘(さや)にしまいなさい。父が私に与えて下さっているこの杯を、飲まずにいられようか」。

 

新共同訳1987

18:1 こう話し終えると、イエスは弟子たちと一緒に、キドロンの谷の向こうへ出て行かれた。そこには園があり、イエスは弟子たちとその中に入られた。

18:2 イエスを裏切ろうとしていたユダも、その場所を知っていた。イエスは、弟子たちと共に度々ここに集まっておられたからである。

18:3 それでユダは、一隊の兵士と、祭司長たちやファリサイ派の人々の遣わした下役たちを引き連れて、そこにやって来た。松明やともし火や武器を手にしていた。

18:4 イエスは御自分の身に起こることを何もかも知っておられ、進み出て、「だれを捜しているのか」と言われた。

18:5 彼らが「ナザレのイエスだ」と答えると、イエスは「わたしである」と言われた。イエスを裏切ろうとしていたユダも彼らと一緒にいた。

18:6 イエスが「わたしである」と言われたとき、彼らは後ずさりして、地に倒れた。

18:7 そこで、イエスが「だれを捜しているのか」と重ねてお尋ねになると、彼らは「ナザレのイエスだ」と言った。

18:8 すると、イエスは言われた。「『わたしである』と言ったではないか。わたしを捜しているのなら、この人々は去らせなさい。」

18:9 それは、「あなたが与えてくださった人を、わたしは一人も失いませんでした」と言われたイエスの言葉が実現するためであった。

18:10 シモン・ペトロは剣を持っていたので、それを抜いて大祭司の手下に打ってかかり、その右の耳を切り落とした。手下の名はマルコスであった。

18:11 イエスはペトロに言われた。「剣をさやに納めなさい。父がお与えになった杯は、飲むべきではないか。」

 

前田訳1978

18:1 これらをいってイエスは弟子たちとケドロンの谷の向こうへ行き、そこにある園へ弟子たちと入れられた。

18:2 背くユダもその場所を知っていた。イエスがたびたび弟子たちとそこに集められたからである。

18:3 ユダは兵隊と大祭司とパリサイ人の手下を連れ、燈や松明や武器を持ってそこに来た。

18:4 イエスは身の上に来ることすべてを知り、出かけて彼らにいわれる、「だれに用か」と。

18:5 彼らは答えた、「ナザレ人イエス」と。彼はいわれる、「わたしがそれだ」と。彼に背くユダも彼らといっしょに立っていた。

18:6 「わたしがそれだ」といわれたとき、彼らはあとずさりして地に倒れた。

18:7 そこでふたたび彼らに問われた、「だれに用か」と。彼らはいった、「ナザレ人イエス」と。

18:8 イエスは答えられた、「わたしがそれだといったのに。もしわたしを探しているのなら、この人々が去るままにせよ」と。

18:9 これは「あなた(神)がわたしにお与えの人々のうちだれも滅ぼしませんでした」と彼がいわれたことが成就するためであった。

18:10 すると、剣を持っていたシモン・ペテロはそれを抜いて大祭司の僕に切りつけ、その右の耳を切り落とした。僕の名はマルコスであった。

18:11 イエスはペテロにいわれた、「剣を鞘におさめよ。父がわたしにお与えの杯を飲まずに済まされるか」と。

 

新改訳1970

18:1 イエスはこれらのことを話し終えられると、弟子たちとともに、ケデロンの川筋の向こう側に出て行かれた。そこに園があって、イエスは弟子たちといっしょに、そこにはいられた。

18:2 ところで、イエスを裏切ろうとしていたユダもその場所を知っていた。イエスがたびたび弟子たちとそこで会合されたからである。

18:3 そこで、ユダは一隊の兵士と、祭司長、パリサイ人たちから送られた役人たちを引き連れて、ともしびとたいまつと武器を持って、そこに来た。

18:4 イエスは自分の身に起ころうとするすべてのことを知っておられたので、出て来て、「だれを捜すのか。」と彼らに言われた。

18:5 彼らは、「ナザレ人イエスを。」と答えた。イエスは彼らに「それはわたしです。」と言われた。イエスを裏切ろうとしていたユダも彼らといっしょに立っていた。

18:6 イエスが彼らに、「それはわたしです。」と言われたとき、彼らはあとずさりし、そして地に倒れた。

18:7 そこで、イエスがもう一度、「だれを捜すのか。」と問われると、彼らは「ナザレ人イエスを。」と言った。

18:8 イエスは答えられた。「それはわたしだと、あなたがたに言ったでしょう。もしわたしを捜しているのなら、この人たちはこのままで去らせなさい。」

18:9 それは、「あなたがわたしに下さった者のうち、ただのひとりをも失いませんでした。」とイエスが言われたことばが実現するためであった。

18:10 シモン・ペテロは、剣を持っていたが、それを抜き、大祭司のしもべを撃ち、右の耳を切り落とした。そのしもべの名はマルコスであった。

18:11 そこで、イエスはペテロに言われた。「剣をさやに収めなさい。父がわたしに下さった杯を、どうして飲まずにいられよう。」

 

塚本訳1963

18:1 こう言ったあとイエスは、弟子たちと供に(都から)ケデロンの谷の向こうに出てゆき、そこにある園に入られた。弟子たちも一しょであった。

18:2 イエスはそこでたびたび弟子たちと集まられたので、イエスを売るユダもこの場所を知っていた。

18:3 ユダは一部隊の兵と、大祭司連およびパリサイ人すなわち最高法院から派遣された下役らとを引き連れ、ランタンや松明や武器を持って、そこに来た。

18:4 イエスはその身に起ろうとしていることを何もかも知っておられたので、園から出てきて彼らに言われる、「だれをさがしているのか。」

18:5 「ナザレ人イエスを」と答えた。彼らに言われる、「それはわたしだ。」イエスを売るユダも彼らと一しょに立っていた。

18:6 彼らはイエスが「それはわたしだ」と言われた時、後ずさりして地に倒れた。

18:7 そこで「だれをさがしているのか」とかさねてお尋ねになると、「ナザレ人イエスを」と言った。

18:8 イエスが答えられた、「『それはわたしだ』と言ったではないか。だから、もしわたしをさがしているのなら、この人たちに手をつけるな。」

18:9 これは(神)がわたしに下さった者のうち、だれ一人滅ぼしませんでした」と、イエスの言われた言葉が成就するためであった。

18:10 するとシモン・ペテロは、持っていた剣を抜いて大祭司の下男に切りつけ、右の耳を切り落としてしまった。下男の名はマルコスといった。

18:11 イエスはペテロに言われた、「剣を鞘におさめよ。父上が下さった杯、それを飲みほさないでよかろうか!」

 

口語訳1955

18:1 イエスはこれらのことを語り終えて、弟子たちと一緒にケデロンの谷の向こうへ行かれた。そこには園があって、イエスは弟子たちと一緒にその中にはいられた。

18:2 イエスを裏切ったユダは、その所をよく知っていた。イエスと弟子たちとがたびたびそこで集まったことがあるからである。

18:3 さてユダは、一隊の兵卒と祭司長やパリサイ人たちの送った下役どもを引き連れ、たいまつやあかりや武器を持って、そこへやってきた。

18:4 しかしイエスは、自分の身に起ろうとすることをことごとく承知しておられ、進み出て彼らに言われた、「だれを捜しているのか」。

18:5 彼らは「ナザレのイエスを」と答えた。イエスは彼らに言われた、「わたしが、それである」。イエスを裏切ったユダも、彼らと一緒に立っていた。

18:6 イエスが彼らに「わたしが、それである」と言われたとき、彼らはうしろに引きさがって地に倒れた。

18:7 そこでまた彼らに、「だれを捜しているのか」とお尋ねになると、彼らは「ナザレのイエスを」と言った。

18:8 イエスは答えられた、「わたしがそれであると、言ったではないか。わたしを捜しているのなら、この人たちを去らせてもらいたい」。

18:9 それは、「あなたが与えて下さった人たちの中のひとりも、わたしは失わなかった」とイエスの言われた言葉が、成就するためである。

18:10 シモン・ペテロは剣を持っていたが、それを抜いて、大祭司の僕に切りかかり、その右の耳を切り落した。その僕の名はマルコスであった。

18:11 すると、イエスはペテロに言われた、「剣をさやに納めなさい。父がわたしに下さった杯は、飲むべきではないか」。

 

文語訳1917

"431801","此等のことを言ひ終へて、イエス弟子たちと偕にケデロンの小川の彼方に出でたまふ。彼処に園あり、イエス弟子たちとともども入り給ふ。"

"431802","ここは弟子たちと屡々あつまり給ふ處なれば、イエスを賣るユダもこの處を知れり。"

"431803","かくてユダは一組の兵隊と祭司長・パリサイ人等よりの下役どもとを受けて、炬火・燈火・武器を携へて此處にきたる。"

"431804","イエス己に臨まんとする事をことごとく知り、進みいでて彼らに言ひたまふ『誰を尋ぬるか』"

"431805","答ふ『ナザレのイエスを』イエス言ひたまふ『我はそれなり』イエスを賣るユダも彼らと共に立てり。"

"431806","『我はそれなり』と言ひ給ひし時、かれら後退して地に倒れたり。"

"431807","ここに再び『たれを尋ぬるか』と問ひ給へば『ナザレのイエスを』と言ふ。"

"431808","イエス答へ給ふ『われは夫なりと既に告げたり、我を尋ぬるならば此の人々の去るを容せ』"

"431809","これさきに『なんぢの我に賜ひし者の中より、われ一人をも失はず』と言ひ給ひし言の成就せん爲なり。"

"431810","シモン・ペテロ劍をもちたるが、之を抜き大祭司の僕を撃ちて、その右の耳を斬り落す、僕の名はマルコスと云ふ。"

"431811","イエス、ペテロに言ひたまふ『劍を鞘に収めよ、父の我に賜ひたる酒杯は、われ飲まざらんや』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 14:26

14:26 (食事がすむと、)みなで讃美歌をうたったのち、オリブ山へ出かけた。(もう真夜中すぎであった。)

 

塚本訳 マコ 14:32

14:32 やがて(オリブ山の麓の)ゲッセマネと呼ばれる地所に着いた。イエスは弟子たちに言われる、「わたしの祈りがすむまで、ここに坐って(待って)おれ。」

 

塚本訳 マコ 14:43-50

14:43 イエスの言葉がまだ終らぬうちに、早くも十二人の一人のユダがあらわれる。大祭司連、聖書学者、長老のところから派遣された一群の人が、剣や棍棒を持ってついて来た。

14:44 イエスを売る者は、「わたしが接吻するのがその人だ。それを捕えて、手ぬかりなく引いてゆけ」と、(あらかじめ)合図をきめておいた。

14:45 そこで、来るや否やイエスに近寄って、「先生」と言って接吻した。

14:46 人々がイエスに手をかけて捕えた。

14:47 (イエスの)そばに立っていたひとりの人が剣を抜いて大祭司の下男に切りつけ、片耳をそぎ落してしまった。

14:48 イエスは人々に言われた、「強盗にでも向かうように、剣や棍棒を持ってつかまえに来たのか。

14:49 わたしは毎日宮にいてあなた達の所で教えていたのに、捕えずにおいて、(どうして今、こんな真夜中に来たのか。)しかしこれは、(救世主は罪人のようにあつかわれるという)聖書の言葉が成就するためである。」

14:50 一人のこらずイエスをすてて逃げた。

 

塚本訳 マタ 26:30

26:30 (食事がすむと、)みなで賛美歌をうたったのち、オリブ山へ出かけた。(もう真夜中すぎであった。)

 

塚本訳 マタ 26:36

26:36 ほどなくイエスは弟子たちと一しょに(オリブ山の麓の)ゲッセマネという地所に着くと、弟子たちに言われる、「わたしがあちらへ行って祈っている間、ここに坐って(待って)おれ。」

 

塚本訳 マタ 26:47-56

26:47 イエスの言葉がまだ終らぬうちに、見よ、十二人の一人のユダが来た。大祭司連、国の長老から派遣された大勢の人の群が、剣や棍棒を持ってついて来た。

26:48 イエスを売る者は、「わたしが接吻するのがその人だ。それを捕えよ」と、(あらかじめ)合図をきめておいた。

26:49 そこでいきなりイエスに近寄って、「先生、御機嫌よう」と言って接吻した。

26:50 イエスはユダに言われた、「友よ、そのために来たのではあるまいが!」その時人々が進み寄って、イエスに手をかけて捕えた。

26:51 すると、見よ、イエスと一しょにいた一人の人が手をのばして剣を抜き、大祭司の下男に切りかかって片耳をそぎ落してしまった。

26:52 その時イエスが言われる、「剣を鞘におさめよ。剣による者は皆、剣によって滅びる。

26:53 それとも、父上にお願いして十二軍団以上の天使を今すぐ送っていただくことが、わたしに出来ないと思うのか。

26:54 しかしそれでは、かならずこうなる、とある聖書の言葉は、どうして成就するのか。」

26:55 その時イエスは群の人々に言われた、「強盗にでも向かうように、剣や棍棒を持ってつかまえに来たのか。わたしは毎日宮で坐って教えていたのに、捕えずにおいて、(どうして今、こんな真夜中に来たのか。)

26:56 しかしこれはみな、(救世主は罪人のようにあつかわれるという)預言者たちの聖書の言葉が成就するためにおこったのである。」その時弟子たちは皆イエスをすてて逃げた。

 

塚本訳 ルカ 22:39-40

22:39 それから(都を)出て、例のとおり、オリブ山へ行かれた。弟子たち(十一人)もついて行った。(もう真夜中すぎであった。)

22:40 いつもの場所につくと、彼らに言われた、「誘惑に陥らないように祈っていなさい。」

 

塚本訳 ルカ 22:47-53

22:47 イエスの言葉がまだ終らぬうちに、そこに一群の人があらわれた。十二人の一人である、前に言ったユダが先頭に立ち、イエスに接吻しようとして近寄ってきた。

22:48 イエスが言われた、「ユダ、接吻で人の子を売るのか。」

22:49 弟子たちはことの迫ったのを見て言った、「主よ、剣で切りまくりましょうか。」

22:50 そのうちのひとりの人が大祭司の下男に切りかかり、右の耳をそぎ落してしまった。

22:51 イエスは、「もうそれでよし」と言って、耳にさわってお直しになった。

22:52 それからイエスは、押しかけてきていた大祭司連、宮の守衛長、長老たちに言われた、「強盗にでも向かうように、剣や棍棒を持ってやって来たのか。

22:53 わたしが毎日あなた達と一しょに宮にいたときには、手を下さずにおいて。(時が来なかったのだ。)しかし今は、(この暗い夜こそ)あなた達の天下、闇の縄張り(、悪魔の勢力範囲)である。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 6:64

6:64 しかし、あなたがたのうちには信じない者たちもいる。」イエスは最初から、信じない者たちがだれであるか、また、御自分を裏切る者がだれであるかを知っておられたのである。

 

新共同 ヨハ 19:19

19:19 ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上に掛けた。それには、「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」と書いてあった。

 

新共同 ヨハ 6:39

6:39 わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ10:13

10:13 あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。

 

口語訳 Uコリ12:9

12:9 ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。

 

口語訳 ロマ 12:19

12:19 愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、「主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」と書いてあるからである。

 

口語訳 Uコリ10:4

10:4 わたしたちの戦いの武器は、肉のものではなく、神のためには要塞をも破壊するほどの力あるものである。わたしたちはさまざまな議論を破り、

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  10:1

10:1 さて、カイサリアにコルネリウスという人がいた。「イタリア隊」と呼ばれる部隊の百人隊長で、

 

新共同 使  21:31

21:31 彼らがパウロを殺そうとしていたとき、エルサレム中が混乱状態に陥っているという報告が、守備大隊の千人隊長のもとに届いた。

 

新共同 使  27:1

27:1 わたしたちがイタリアへ向かって船出することに決まったとき、パウロと他の数名の囚人は、皇帝直属部隊の百人隊長ユリウスという者に引き渡された。

 

新共同 黙  8:10

8:10 第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて来て、川という川の三分の一と、その水源の上に落ちた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ18:12−14

アンナスの所に引いてゆく

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431812そこで、一隊の兵士と千人隊長、およびユダヤ人たちの〔もとにある〕下役たち

はイエスを捕らえて縛り、

431813まずハンナスのところへ引いて行った。その年に大祭司をしていたカヤファの義父だったからである。

431814カヤファは、一人の人間が民のために死ぬことは得策だと、ユダヤ人たちに提言した人物であった。

 

新共同訳1987

18:12 そこで一隊の兵士と千人隊長、およびユダヤ人の下役たちは、イエスを捕らえて縛り、

18:13 まず、アンナスのところへ連れて行った。彼が、その年の大祭司カイアファのしゅうとだったからである。

18:14 一人の人間が民の代わりに死ぬ方が好都合だと、ユダヤ人たちに助言したのは、このカイアファであった。

 

前田訳1978

18:12 そこで兵隊と千卒長とユダヤ人の手下はイエスを捕まえて縛り、まずアンナスのところへ引いて行った。

18:13 彼はその年の大祭司カヤパの舅であったからである。

18:14 カヤパは、民のためにひとりの人が死ぬのは好ましいとユダヤ人に説いた人である。

 

新改訳1970

18:12 そこで、一隊の兵士と千人隊長、それにユダヤ人から送られた役人たちは、イエスを捕えて縛り、

18:13 まずアンナスのところに連れて行った。彼がその年の大祭司カヤパのしゅうとだったからである。

18:14 カヤパは、ひとりの人が民に代わって死ぬことが得策である、とユダヤ人に助言した人である。

 

塚本訳1963

18:12 そこで一部隊の兵と千卒長とユダヤ人の(最高法院の)下役らとは、イエスをつかまえて縛り、

18:13 まずアンナスの所に引いていった。アンナスはその年の大祭司であったカヤパの舅だったからである。

18:14 (さきに、)「一人の人が民(全体)に代わって死ぬ方が得である」とユダヤ人に入れ知恵したのは、このカヤパであった。

 

口語訳1955

18:12 それから一隊の兵卒やその千卒長やユダヤ人の下役どもが、イエスを捕え、縛りあげて、

18:13 まずアンナスのところに引き連れて行った。彼はその年の大祭司カヤパのしゅうとであった。

18:14 カヤパは前に、ひとりの人が民のために死ぬのはよいことだと、ユダヤ人に助言した者であった。

 

文語訳1917

"431812","ここにかの兵隊・千卒長・ユダヤ人の下役ども、イエスを捕へて縛り、"

"431813","先づアンナスの許に曳き往く、アンナスはその年の大祭司なるカヤパの舅なり。"

"431814","カヤパはさきにユダヤ人に、一人、民のために死ぬるは益なる事を勸めし者なり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 14:53

14:53 イエスを大祭司(カヤパ)の所に引いてゆくと、(最高法院の役人、すなわち)大祭司連、長老、聖書学者たちが全部集まってきた。

 

塚本訳 マタ 26:57

26:57 人々はイエスを捕らえると、大祭司カヤパの所に引いていった。そこには(前もって最高法院の役人、すなわち大祭司連、)聖書学者、長老たちが集まっていた。

 

塚本訳 ルカ 22:54

22:54 彼らはイエスをつかまえると、引いていって、大祭司(カヤパ)の屋敷につれ込んだ。ペテロは見えがくれについて行った。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ18:15−18

ペテロの否認

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431815シモン・ペトロは、もう一人の弟子と共にイエスについて行っていた。その弟子は大祭司と面識があり、イエスと共に大祭司の館の中庭にまで入って行った。

431816ペトロの方は門のところで外に立っていた。そこで、大祭司と面識のある、あの

もう一人の弟子が出て来て、門番の女に話し、ペトロを中に引き入れた。

431817すると、門番をしていた下女がペトロに言う、「まさかあんたも、あの人のお弟子の一人じゃなかろうね」。この人は言う、「違います」。

431818僕たち、下役たちが、たむろしていたが、寒かったので炭火を起こし、暖をとっていた。ペトロも彼らと一緒に立って暖をとっていた。

 

新共同訳1987

18:15 シモン・ペトロともう一人の弟子は、イエスに従った。この弟子は大祭司の知り合いだったので、イエスと一緒に大祭司の屋敷の中庭に入ったが、

18:16 ペトロは門の外に立っていた。大祭司の知り合いである、そのもう一人の弟子は、出て来て門番の女に話し、ペトロを中に入れた。

18:17 門番の女中はペトロに言った。「あなたも、あの人の弟子の一人ではありませんか。」ペトロは、「違う」と言った。

18:18 僕や下役たちは、寒かったので炭火をおこし、そこに立って火にあたっていた。ペトロも彼らと一緒に立って、火にあたっていた。

 

前田訳1978

18:15 シモン・ペテロともうひとりの弟子がイエスに従った。その弟子は大祭司と知り合いであったので、イエスとともに大祭司の官邸の中庭に入った。

18:16 ペテロは門の外に立っていた。大祭司と知り合いのあのもうひとりの弟子が出て来て門番の女に話し、ペテロを連れて入った。

18:17 そこで門番の女中がペテロにいう、「あなたもあの人の弟子のひとりではありませんか」と。彼はいう、「そうではない」と。

18:18 僕や手下は立っていて、寒かったので炭火をおこしてあったていた。ペテロも彼らといっしょに立ってあたっていた。

 

新改訳1970

18:15 シモン・ペテロともうひとりの弟子は、イエスについて行った。この弟子は大祭司の知り合いで、イエスといっしょに大祭司の中庭にはいった。

18:16 しかし、ペテロは外で門のところに立っていた。それで、大祭司の知り合いである、もうひとりの弟子が出て来て、門番の女に話して、ペテロを連れてはいった。

18:17 すると、門番のはしためがペテロに、「あなたもあの人の弟子ではないでしょうね。」と言った。ペテロは、「そんな者ではない。」と言った。

18:18 寒かったので、しもべたちや役人たちは、炭火をおこし、そこに立って暖まっていた。ペテロも彼らといっしょに、立って暖まっていた。

 

塚本訳1963

18:15 さてシモン・ペテロともう一人の弟子とが、イエスについて行った。この弟子は大祭司(アンナス)と知合いだったので、イエスと一しょに大祭司の(官邸の)中庭に入っていったが、

18:16 ペテロは門の外に立っていた。大祭司と知合いの(さきの)もう一人の弟子が出てきて、門番の女に話して、ペテロをつれて入った。

18:17 するとこの門番の女中がペテロに言う、「まさかあなたも(イエスとかいう)あの人の弟子ではあるまいね。」「もちろん」と彼が言う。

18:18 寒かったので、下男や下役らが炭火をおこして、たってあたっていた。ペテロも一しょに立ってあたっていた。

 

口語訳1955

18:15 シモン・ペテロともうひとりの弟子とが、イエスについて行った。この弟子は大祭司の知り合いであったので、イエスと一緒に大祭司の中庭にはいった。

18:16 しかし、ペテロは外で戸口に立っていた。すると大祭司の知り合いであるその弟子が、外に出て行って門番の女に話し、ペテロを内に入れてやった。

18:17 すると、この門番の女がペテロに言った、「あなたも、あの人の弟子のひとりではありませんか」。ペテロは「いや、そうではない」と答えた。

18:18 僕や下役どもは、寒い時であったので、炭火をおこし、そこに立ってあたっていた。ペテロもまた彼らに交じり、立ってあたっていた。

 

文語訳1917

"431815","シモン・ペテロ及び他の一人の弟子、イエスに從ふ。この弟子は大祭司に知られたる者なれば、イエスと共に大祭司の庭に入りしが、"

"431816","ペテロは門の外に立てり。ここに大祭司に知られたる彼の弟子いでて、門を守る女に物言ひてペテロを連れ入れしに、"

"431817","門を守る婢女、ペテロに言ふ『なんぢも彼の人の弟子の一人なるか』かれ言ふ『然らず』"

"431818","時寒くして僕・下役ども炭火をおこし熾し、その傍らに立ちて煖まり居りしに、ペテロも共に立ちて煖まりゐたり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 18:25-27

18:25 シモン・ペテロは(そこに)立って火に当っていた。すると人々は言った、「あなたもあれの弟子ではあるまいね。」「もちろん」と言ってペテロが打ち消した。

18:26 大祭司の下男で、ペテロに耳を切り落された人の親族の者が言う、「たしかにわたしは、あなたがあの人と一しょに園にいるのを見たようだが。」

18:27 ペテロはまた打ち消した。するとすぐ鶏が鳴いた。

 

塚本訳 マコ 14:54

14:54 ペテロは見えがくれにイエスについて大祭司(官邸)の中庭まではいって行き、下役らと一しょにすわって、火にあたっていた。

 

塚本訳 マコ 14:66-72

14:66 ペテロは下の中庭にいたが、大祭司の女中が一人来て、

14:67 ペテロが火にあたっているのを見ると、じっと見つめながら、「あなたもあのナザレ人と一しょだった、あのイエスと」と言う。

14:68 しかしペテロは、「あなたが何を言っているのかわからない、見当もつかない」と言って打ち消した。そして前庭に出てゆくと、鶏が鳴いた。(すると)

14:69 その女中がペテロを見て、そばに立っていた人たちに、またも「この人はあの仲間だ」と言い出した。

14:70 ペテロはまた打ち消した。しばらくすると、そばに立っていた人たちがまたペテロに言った、「確かにあの仲間だ。あなたもガリラヤ人だから。」

14:71 しかしペテロは、「あなた達が言っているそんな男は知らない。(これが嘘なら、呪われてもよい)」と、幾たびも呪いをかけて誓った。

14:72 するとすぐ、二度目に鶏が鳴いた。ペテロは、「鶏が二度鳴く前に、三度、わたしを知らないと言う」とイエスに言われた言葉を思い出して、わっと泣きだした。(いつまでも涙が止まらなかった。)

 

塚本訳 マタ 26:58

26:58 ペテロは見えがくれにイエスについて大祭司の官邸まで行き、中(庭)へ入って下役らと一しょに坐っていた、成り行きを見ようとしたのである。

 

塚本訳 マタ 26:69-75

26:69 ペテロは外で中庭に坐っていた。すると一人の女中が寄ってきて、「あなたもあのガリラヤ人イエスと一しょだった」と言った。

26:70 しかしペテロは皆の前で、「何をあなたが言っているのかわからない」と言って打ち消した。

26:71 そして玄関に出てゆくと、ほかの女中がペテロを見て、そこにいる人たちに「この人はあのナザレ人イエスと一しょだった」と言う。

26:72 ペテロは誓いまで立てて、「そんな男は知らない」と、また打ち消した。

26:73 しばらくすると、そこに立っていた人たちが寄ってきてペテロに言った、「確かにあなたもあの仲間だ。あなたの国訛りでもそれがわかる。」

26:74 そこでペテロは、「そんな男は知らない。(これが嘘なら、呪われてもよい)」と、幾たびも呪いをかけて誓った。するとすぐ鶏が鳴いた。

26:75 ペテロは、「鶏が鳴く前に、三度、わたしを知らないと言う」と言われたイエスの言葉を思い出し、外に出ていって、さめざめと泣いた。

 

塚本訳 ルカ 22:54-62

22:54 彼らはイエスをつかまえると、引いていって、大祭司(カヤパ)の屋敷につれ込んだ。ペテロは見えがくれについて行った。

22:55 そして彼らが中庭の真中であかあかと火を焚いて一しょにすわったので、ペテロもその中に坐った。

22:56 ひとりの女中は彼が火の所に坐っているのを見ると、しげしげと眺めならら、「この人もあの人と一しょだった」と言った。

22:57 しかしペテロは、「女中さん、あんな人は知らない」と言って打ち消した。

22:58 ほどなく、ほかの男がペテロを見て、「あなたもあの仲間だ」と言った。ペテロは言った、「君、人ちがいだ。」

22:59 一時間ばかりたつと、(また)ほかの男が、「実際この人もあの人と一しょだった。この人もガリラヤ人だから」と主張した。

22:60 しかしペテロは言った、「君、あなたの言っていることはわからない。」するとたちまち、まだその言葉の終らぬうちに、鶏が鳴いた。

22:61 主が振り向いて、じっとペテロを見つめられた。ペテロは、「きょう(今夜)、鶏が鳴く前に、わたしを三度、知らないと言う」と言われた主の言葉を思い出し、

22:62 外に出ていって、さめざめと泣いた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ10:12

10:12 だから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  12:13-14

12:13 門の戸をたたくと、ロデという女中が取り次ぎに出て来た。

12:14 ペトロの声だと分かると、喜びのあまり門を開けもしないで家に駆け込み、ペトロが門の前に立っていると告げた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ18:19−24

アンナスの審問

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431819さて、大祭司は、イエスに、その弟子たちについて、また彼の教えについてたずねた。

431820イエスが彼に答えた、「私は世に対し、公然と語ってきた。私はいつもすべてのユダヤ人たちが集まる会堂や神殿〔境内〕で教えた。ひそかに語ったことなど何もない。

431821なぜ、私にたずねるのか。私が人々に何を語ったかは、聞いた人々にたずねなさい。私が話したことは、ほら〔そこにいる〕この人たちにはわかっている」。

431822これを言ったところ、下役たちのうちでそばに立っていた一人が、イエスに平手打ちを食らわせた、「大祭司様に向かって、そのような答え方をするのか」と言って。

431823イエスが彼に答えた、「私がまちがったことを語ったのなら、まちがった点を証ししなさい。〔語ったのが〕その通りなら、なぜ私を打つのか」。

431824そこでハンナスは、彼を縛ったままで大祭司カヤファのところに送った。

 

新共同訳1987

18:19 大祭司はイエスに弟子のことや教えについて尋ねた。

18:20 イエスは答えられた。「わたしは、世に向かって公然と話した。わたしはいつも、ユダヤ人が皆集まる会堂や神殿の境内で教えた。ひそかに話したことは何もない。

18:21 なぜ、わたしを尋問するのか。わたしが何を話したかは、それを聞いた人々に尋ねるがよい。その人々がわたしの話したことを知っている。」

18:22 イエスがこう言われると、そばにいた下役の一人が、「大祭司に向かって、そんな返事のしかたがあるか」と言って、イエスを平手で打った。

18:23 イエスは答えられた。「何か悪いことをわたしが言ったのなら、その悪いところを証明しなさい。正しいことを言ったのなら、なぜわたしを打つのか。」

18:24 アンナスは、イエスを縛ったまま、大祭司カイアファのもとに送った。

 

前田訳1978

18:19 さて、大祭司はイエスに弟子たちや教えについてたずねた。

18:20 イエスは答えられた、「わたしは公に世に向かって話した。ユダヤ人が皆集まる会堂や宮でいつも教え、隠れて話したことはひとつもない。

18:21 何をわたしにたずねるのか。わたしが話したことは聞いた人々にたずねよ。このとおり、これらの人々がわたしがいったことを知っているはず」と。

18:22 こういわれると、立っていた手下のひとりが「大祭司に向かってそんな答え方をするのか」といってイエスを平手で打った。

18:23 イエスは答えられた、「わたしが悪いことをいったなら、その悪を証せよ。よければ、なぜ打つか」と。

18:24 アンナスはイエスを縛ったまま大祭司カヤパへ送った。

 

新改訳1970

18:19 そこで、大祭司はイエスに、弟子たちのこと、また、教えのことについて尋問した。

18:20 イエスは彼に答えられた。「わたしは世に向かって公然と話しました。わたしはユダヤ人がみな集まって来る会堂や宮で、いつも教えたのです。隠れて話したことは何もありません。

18:21 なぜ、あなたはわたしに尋ねるのですか。わたしが人々に何を話したかは、わたしから聞いた人たちに尋ねなさい。彼らならわたしが話した事がらを知っています。」

18:22 イエスがこう言われたとき、そばに立っていた役人のひとりが、「大祭司にそのような答え方をするのか。」と言って、平手でイエスを打った。

18:23 イエスは彼に答えられた。「もしわたしの言ったことが悪いなら、その悪い証拠を示しなさい。しかし、もし正しいなら、なぜ、わたしを打つのか。」

18:24 アンナスはイエスを、縛ったままで大祭司カヤパのところに送った。

 

塚本訳1963

18:19 大祭司(アンナス)はイエスに、その弟子のことや、その教義のことを尋ねた。

18:20 イエスは答えられた、「わたしは世間にむかって公然と話した。わたしはいつも、ユダヤ人が皆集まる礼拝堂や宮で教えて、何一つ隠れて話したことはない。

18:21 (今ごろ)わたしに何を尋ねるのか。何をわたしが話したかは、聞いた人たちに尋ねたがよかろう。そら、この人たちはわたしの言ったことを知っているはずだ。」

18:22 こう言われたとき、(大祭司の)そばに立っていた下役の一人が、「大祭司殿にむかって何という口のきき方だ」と言いながら、イエスに平手打をくらわせた。

18:23 イエスが答えられた、「もしわたしが(大祭司に対して)無礼なことを言ったのなら、その無礼を証明せよ。しかし間違っていないなら、なぜ打つか。」

18:24 そこで、アンナスはイエスを縛ったまま、大祭司カヤパの所に送った。

 

口語訳1955

18:19 大祭司はイエスに、弟子たちのことやイエスの教のことを尋ねた。

18:20 イエスは答えられた、「わたしはこの世に対して公然と語ってきた。すべてのユダヤ人が集まる会堂や宮で、いつも教えていた。何事も隠れて語ったことはない。

18:21 なぜ、わたしに尋ねるのか。わたしが彼らに語ったことは、それを聞いた人々に尋ねるがよい。わたしの言ったことは、彼らが知っているのだから」。

18:22 イエスがこう言われると、そこに立っていた下役のひとりが、「大祭司にむかって、そのような答をするのか」と言って、平手でイエスを打った。

18:23 イエスは答えられた、「もしわたしが何か悪いことを言ったのなら、その悪い理由を言いなさい。しかし、正しいことを言ったのなら、なぜわたしを打つのか」。

18:24 それからアンナスは、イエスを縛ったまま大祭司カヤパのところへ送った。

 

文語訳1917

"431819","ここに大祭司、イエスにその弟子とその教とにつきて問ひたれば、"

"431820","イエス答へ給ふ『われ公然に世に語れり、凡てのユダヤ人の相集ふ會堂と宮とにて常に教へ、密には何をも語りし事ネし。"

"431821","何ゆゑ我に問ふか、我が語れることは聽きたる人々に問へ。視よ、彼らは我が言ひしことを知るなり』"

"431822","かく言ひ給ふとき、傍らに立つ下役の一人、手掌にてイエスを打ちて言ふ『かくも大祭司に答ふるか』"

"431823","イエス答へ給ふ『わが語りし言もし惡しくば、その惡しき故を證せよ。善くば何とて打つぞ』"

"431824","ここにアンナス、イエスを縛りたるままにて、大祭司カヤパの許に送れり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 14:55-65

14:55 大祭司連をはじめ全最高法院は、イエスを死刑にするためしきりにイエスに不利な証言をさがしたが、見つからなかった。

14:56 イエスに不利な偽証をする者は多かったが、その証言は合わなかったのである。

14:57 すると数人の者があらわれ、イエスに不利な偽証をして言った、

14:58 「わたし達はこの人が、『自分は(人間の)手で造ったこのお宮をこわして、手で造らない別のお宮を三日のうちに建てる』と言うのを聞いた。」

14:59 しかし今度も証言が合わなかった。

14:60 そこで大祭司は立ち上がり、真中に進み出てイエスに問うた、「何も答えないのか。この人たちは(あんなに)お前に不利益な証言をしているが、あれはどうだ。」

14:61 しかしイエスは黙っていて、何もお答えにならなかった。大祭司がふたたび問うて言う、「お前が、讃美されるお方の子、救世主か。」

14:62 するとイエスは(はじめて口を開いて)言われた、「そうだ、わたしだ。あなた方は『人の子(わたし)が』『大能の(神の)右に坐り、』『天の雲に囲まれて来るのを』見るであろう。」

14:63 すると大祭司は自分の着物を引き裂いて言う、「これ以上、なんで証人の必要があろう。

14:64 諸君は(今、おのれを神の子とする許しがたい)冒涜を聞かれた。(この者の処分について)御意見を承りたい。」満場一致で、死罪を相当とすると決定した。

14:65 (法院の役人たちの)中にはイエスに唾をかけ、目隠しをして拳でうちながら、「(だれだか)当ててみろ」と言った者もあった。下役らはイエスにいくつも平手打ちをくらわせた。

 

塚本訳 マタ 26:59-68

26:59 大祭司連をはじめ全最高法院は、イエスを死刑にしようとしてしきりにイエスに不利な偽証をさがした。

26:60 しかし偽証は多く出たが、(証拠は)見つからなかった。最後に二人の者が出て

26:61 言った、「この人は『神のお宮をこわして、三日のうちに建てて見せる』と言った。」

26:62 そこで大祭司は立ち上がってイエスに言った、「何も答えないのか。この人たちは(あんなに)お前に不利益な証言をしているが、あれはどうだ。」

26:63 しかしイエスは黙っておられた。大祭司が言った、「生ける神に誓ってわれわれにこたえよ。お前が、神の子救世主か。」

26:64 イエスは(はじめて口を開いて)彼に言われる、「(そう言われるなら)御意見にまかせる。だが、わたしは言う、あなた方は今後『人の子(わたし)が』『大能の(神の)右に坐り、』『天の雲に乗って来るのを』見るであろう。」

26:65 そこで大祭司は自分の上着を引き裂いて言った、「冒涜だ!これ以上、なんで証人の必要があろう。諸君は今ここに(おのれを神の子とする許しがたい)冒涜を聞かれた。

26:66 (この者の処分について)お考えを承りたい。」「死罪を相当とする」と彼らが答えた。

26:67 それから(法院の役人のある者は)イエスの顔に唾をかけ、拳でうち、ある者は(目隠しをして)棒でたたきながら、

26:68 「おい救世主、だれがぶったか、当ててみろ」と言った。

 

塚本訳 ルカ 22:63-71

22:63 イエスの番をしていた者たちはイエスをなぶったり、なぐったりした。

22:64 また目隠しをして、「だれがぶったか、当ててみろ」と言って尋ねた。

22:65 そのほかなおさまざまのことを言って、イエスを冒涜した。

22:66 朝になると、国の元老院、すなわち大祭司連や、聖書学者たちが集まって、イエスを彼らの法院の議場に引いていって

22:67 言った、「お前が救世主なら、そうだとわれわれに言ってもらいたい。」彼らに答えられた、「言っても、とても信じまいし、

22:68 尋ねても、なかなか返事ができまい。

22:69 しかし今からのち、『人の子(わたし)は大能の神の右に坐って』いる。」

22:70 皆が言った、「ではお前が、神の子か。」彼らに言われた、「そうだと言われるなら、御意見にまかせる。」

22:71 すると彼らが言った、「これ以上、なんで証言の必要があろう。われわれが(直接)本人の口から聞いたのだから。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 16:25

16:25 「わたしはこれらのことを、たとえを用いて話してきた。もはやたとえによらず、はっきり父について知らせる時が来る。

 

新共同 ルカ 19:47

19:47 毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、

 

新共同 マタ 26:3

26:3 そのころ、祭司長たちや民の長老たちは、カイアファという大祭司の屋敷に集まり、

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  23:2-5

23:2 すると、大祭司アナニアは、パウロの近くに立っていた者たちに、彼の口を打つように命じた。

23:3 パウロは大祭司に向かって言った。「白く塗った壁よ、神があなたをお打ちになる。あなたは、律法に従ってわたしを裁くためにそこに座っていながら、律法に背いて、わたしを打て、と命令するのですか。」

23:4 近くに立っていた者たちが、「神の大祭司をののしる気か」と言った。

23:5 パウロは言った。「兄弟たち、その人が大祭司だとは知りませんでした。確かに『あなたの民の指導者を悪く言うな』と書かれています。」

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 使  23:2

23:2 すると、大祭司アナニヤが、パウロのそばに立っている者たちに、彼の口を打てと命じた。

 

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ヨハネ18:25−27

ペテロまた否認する

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431825さて、シモン・ペトロは立って暖をとっていた。すると、〔人々が〕彼に言った、「まさかあんたも、彼のお弟子の一人じゃなかろうね」。あの人は否んで言った、「違います」。

431826大祭司の僕たちの一人、彼はペトロが片耳を切り落とした男の親戚だったのだが、〔この人が〕言う、「お前さんが園で彼と一緒にいるのを、俺は、見なかったかな」。

431827すると、ペトロは重ねて否んだ。たちまち鶏が啼いた。

 

新共同訳1987

18:25 シモン・ペトロは立って火にあたっていた。人々が、「お前もあの男の弟子の一人ではないのか」と言うと、ペトロは打ち消して、「違う」と言った。

18:26 大祭司の僕の一人で、ペトロに片方の耳を切り落とされた人の身内の者が言った。「園であの男と一緒にいるのを、わたしに見られたではないか。」

18:27 ペトロは、再び打ち消した。するとすぐ、鶏が鳴いた。

 

前田訳1978

18:25 シモン・ペテロは立って火にあたっていた。すると人々が彼にいった、「あなたもあの人の弟子のひとりか」と。彼は打ち消していった、「そうではない」と。

18:26 大祭司の僕のひとりで、ペテロが耳を切り落とした人の身うちがいう、「あなたをあの人といっしょに園で見なかったろうか」と。

18:27 ペテロがふたたび打ち消すと、すぐにわとりが鳴いた。

 

新改訳1970

18:25 一方、シモン・ペテロは立って、暖まっていた。すると、人々は彼に言った。「あなたもあの人の弟子ではないでしょうね。」ペテロは否定して、「そんな者ではない。」と言った。

18:26 大祭司のしもべのひとりで、ペテロに耳を切り落とされた人の親類に当たる者が言った。「私が見なかったとでもいうのですか。あなたは園であの人といっしょにいました。」

18:27 それで、ペテロはもう一度否定した。するとすぐ鶏が鳴いた。

 

塚本訳1963

18:25 シモン・ペテロは(そこに)立って火に当っていた。すると人々は言った、「あなたもあれの弟子ではあるまいね。」「もちろん」と言ってペテロが打ち消した。

18:26 大祭司の下男で、ペテロに耳を切り落された人の親族の者が言う、「たしかにわたしは、あなたがあの人と一しょに園にいるのを見たようだが。」

18:27 ペテロはまた打ち消した。するとすぐ鶏が鳴いた。

 

口語訳1955

18:25 シモン・ペテロは、立って火にあたっていた。すると人々が彼に言った、「あなたも、あの人の弟子のひとりではないか」。彼はそれをうち消して、「いや、そうではない」と言った。

18:26 大祭司の僕のひとりで、ペテロに耳を切りおとされた人の親族の者が言った、「あなたが園であの人と一緒にいるのを、わたしは見たではないか」。

18:27 ペテロはまたそれを打ち消した。するとすぐに、鶏が鳴いた。

 

文語訳1917

"431825","シモン・ペテロ立ちて煖まり居たるに、人々いふ『なんぢも彼が弟子の一人なるか』否みて言ふ『然らず』"

"431826","大祭司の僕の一人にて、ペテロに耳を斬り落されし者の親族なるが言ふ『われ汝が園にて彼と偕なるを見しならずや』"

"431827","ペテロまた否む折しも鶏鳴きぬ。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 18:15-18を見よ

18:15 さてシモン・ペテロともう一人の弟子とが、イエスについて行った。この弟子は大祭司(アンナス)と知合いだったので、イエスと一しょに大祭司の(官邸の)中庭に入っていったが、

18:16 ペテロは門の外に立っていた。大祭司と知合いの(さきの)もう一人の弟子が出てきて、門番の女に話して、ペテロをつれて入った。

18:17 するとこの門番の女中がペテロに言う、「まさかあなたも(イエスとかいう)あの人の弟子ではあるまいね。」「もちろん」と彼が言う。

18:18 寒かったので、下男や下役らが炭火をおこして、たってあたっていた。ペテロも一しょに立ってあたっていた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ18:28−32

ピラトの官舎に引いてゆく

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431828さて、〔人々は〕イエスをカヤファのところから〔総督の〕本営に引いて行った。

早朝であった。彼らは身に不浄を受けることなく、過越の食事をすることができるようにと、自分たちは本営に入らなかった。

431829そこで、ピラトゥスが外へ、彼らのところに出て来た。そして言う、「この男に[対して]何の訴えを持って来たのか」。

431830答えて彼に言った、「この男が悪事を働いていなかったとすれば、閣下に彼を引き渡すことはしなかったでありましょう」。

431831そこで、ピラトゥスが彼らに言った、「お前たちが自分で彼を引き取れ。そして自分たちの律法に従って彼をさばくがよい」。ユダヤ人たちは彼に言った、「私どもには一人たりとも死刑にすることが許されておりません」。

431832〔自分が〕どのような死に方で死ぬことになるかを示そうとして述べた、イエスのことばが満たされるためであった。

 

新共同訳1987

18:28 人々は、イエスをカイアファのところから総督官邸に連れて行った。明け方であった。しかし、彼らは自分では官邸に入らなかった。汚れないで過越の食事をするためである。

18:29 そこで、ピラトが彼らのところへ出て来て、「どういう罪でこの男を訴えるのか」と言った。

18:30 彼らは答えて、「この男が悪いことをしていなかったら、あなたに引き渡しはしなかったでしょう」と言った。

18:31 ピラトが、「あなたたちが引き取って、自分たちの律法に従って裁け」と言うと、ユダヤ人たちは、「わたしたちには、人を死刑にする権限がありません」と言った。

18:32 それは、御自分がどのような死を遂げるかを示そうとして、イエスの言われた言葉が実現するためであった。

 

前田訳1978

18:28 人々はイエスをカヤパのところから総督邸へ引いて行った。それは夜明けであった。人々は総督邸に入らなかったが、それはけがされないで過越の食をするためであった。

18:29 そこでピラトは彼らのところに出て来ていう、「この人に対して何の訴えをするのか」と。

18:30 彼らは答えた、「この人が悪をしなかったのならこの人をあなたに引き渡しはしません」と。

18:31 ピラトはいった、「あなた方が引き取って自分の律法で裁きなさい」と。ユダヤ人はいった、「われらには人を死に定める権利がありません」と。

18:32 これはイエスがどんな死に方で死ぬべきかを示していわれたことばの成就するためであった。

 

新改訳1970

18:28 さて、彼らはイエスを、カヤパのところから総督官邸に連れて行った。時は明け方であった。彼らは、過越の食事が食べられなくなることのないように、汚れを受けまいとして、官邸にはいらなかった。

18:29 そこで、ピラトは彼らのところに出て来て言った。「あなたがたは、この人に対して何を告発するのですか。」

18:30 彼らはピラトに答えた。「もしこの人が悪いことをしていなかったら、私たちはこの人をあなたに引き渡しはしなかったでしょう。」

18:31 そこでピラトは彼らに言った。「あなたがたがこの人を引き取り、自分たちの律法に従ってさばきなさい。」ユダヤ人たちは彼に言った。「私たちには、だれを死刑にすることも許されてはいません。」

18:32 これは、ご自分がどのような死に方をされるのかを示して話されたイエスのことばが成就するためであった。

 

塚本訳1963

18:28 人々はイエスをカヤパのところから、総督官舎に引いていった。夜明けであった。しかし総督官舎には入らなかった。(異教人の家に入って身に)不浄をうけると、(その晩の)過越の食事をすることができなくなるからであった。

18:29 そこで、(総督)ピラトが彼らの所に出ていって言う、「いかなる廉でこの男を訴えるのか。」

18:30 彼らが答えて言った、「これが悪事をはたらいた男でなかったら、あなたに引き渡しはしません。(調べてください。)」

18:31 ピラトが言った、「(はっきりした罪名のないところを見ると、わたしが手を下すほどの事件ではなさそうだ。)お前たちがあれを引き取って、自分の法律で裁判するがよい。」ユダヤ人が(とうとう本音を吐いて)言った、「われわれには人を死刑に処する権限がありません。」

18:32 これはイエスが(かねて、)自分はどんな死に方で死なねばならぬかを、暗示して言われた言葉が成就するためであった。(ユダヤ人は十字架でなく、石打ちで、死刑を行ったからである。)

 

口語訳1955

18:28 それから人々は、イエスをカヤパのところから官邸につれて行った。時は夜明けであった。彼らは、けがれを受けないで過越の食事ができるように、官邸にはいらなかった。

18:29 そこで、ピラトは彼らのところに出てきて言った、「あなたがたは、この人に対してどんな訴えを起すのか」。

18:30 彼らはピラトに答えて言った、「もしこの人が悪事をはたらかなかったなら、あなたに引き渡すようなことはしなかったでしょう」。

18:31 そこでピラトは彼らに言った、「あなたがたは彼を引き取って、自分たちの律法でさばくがよい」。ユダヤ人らは彼に言った、「わたしたちには、人を死刑にする権限がありません」。

18:32 これは、ご自身がどんな死にかたをしようとしているかを示すために言われたイエスの言葉が、成就するためである。

 

文語訳1917

"431828","かくて人々イエスをカヤパの許より官邸にひきゆく、時は夜明なり。彼ら過越の食をなさんために、汚穢を受けじとて己らは官邸に入らず。"

"431829","ここにピラト彼らの前に出でゆきて言う『この人に對して如何なる訴訟をなすか』"

"431830","答へて言ふ『もし惡をなしたる者ならずば汝に付さじ』"

"431831","ピラト言ふ『なんぢら彼を引取り、おのが律法に循ひて審け』ユダヤ人いふ『我らに人を殺す權威なし』"

"431832","これイエス己が如何なる死にて死ぬるかを示して言ひ給ひし御言の成就せん爲なり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 15:1

15:1 夜が明けるとすぐ、大祭司連は長老、聖書学者と共に、すなわち全最高法院で決議をすませたのち、イエスを縛り、引いていって(総督ピラトに)渡した。

 

塚本訳 マタ 27:1-2

27:1 夜が明けると、大祭司連、国の長老たち(全最高法院)は満場一致でイエスを死刑にする決議をした。

27:2 それから彼を縛り、引いていって総督ピラトに渡した。

 

塚本訳 ルカ 23:1

23:1 そこで法院全体が立ち上がって、イエスを(総督)ピラトの前に引いていって、

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 3:14

3:14 そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。

 

新共同 ヨハ 21:19

21:19 ペトロがどのような死に方で、神の栄光を現すようになるかを示そうとして、イエスはこう言われたのである。このように話してから、ペトロに、「わたしに従いなさい」と言われた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ガラ 3:13

3:13 キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。聖書に、「木にかけられる者は、すべてのろわれる」と書いてある。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  11:3

11:3 「あなたは割礼を受けていない者たちのところへ行き、一緒に食事をした」と言った。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 使  18:15

18:15 これは諸君の言葉や名称や律法に関する問題なのだから、諸君みずから始末するがよかろう。わたしはそんな事の裁判人にはなりたくない」。

 

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ヨハネ18:33−40

ピラトの審問

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431833そこで、ピラトゥスは再び本営に入り、イエスを呼び出して、彼に言った、「お前がユダヤ人どもの王なのか」。

431834イエスは答えた、「それはあなた自身から言っているのか、それとも他の人たちが私についてあなたに言ったのか」。

431835ピラトゥスが答えた、「まさか私がユダヤ人〔だと思っているわけ〕でもあるまい。お前の同胞と祭司長たちがお前をこの私に引き渡したのだ。いったい何をしでかしたのだ」。

431836イエスが答えた、「私の王国は、この世からのものではない。仮りに私の王国がこの世からのものであったなら、私の下役たちが、私がユダヤ人たちに引き渡されないようにと闘っていた[ことであろう]。しかし実際には、私の王国はこの世界のものではない」。431837すると、ピラトゥスが彼に言った、「それでは、〔やはり〕お前は王なのだな」。イエスが答えた、「あなたの方が、私を王だと言っている。私は真理のために証しをするため、そのために生まれたのであり、そのためにこの世に来ている。真理からの人は皆、私の声を聞く」。

431838aピラトゥスが彼に言う、「真理とはなんだ」。

431838bこれを言ってから、再びユダヤ人たちのところに出て行った。そして彼らに言う、「私は彼になんの科(とが)も見いださない。

431839ところで、過越祭にあたって、私がお前たちのために一人を釈放するという慣例がお前たちにある。どうだ、あのユダヤ人たちの王を自分たちのために釈放してほしいか」。431840すると、彼らは重ねて叫んだ、「この男ではない。バラバだ」と言って。バラバは強盗であった。

 

新共同訳1987

18:33 そこで、ピラトはもう一度官邸に入り、イエスを呼び出して、「お前がユダヤ人の王なのか」と言った。

18:34 イエスはお答えになった。「あなたは自分の考えで、そう言うのですか。それとも、ほかの者がわたしについて、あなたにそう言ったのですか。」

18:35 ピラトは言い返した。「わたしはユダヤ人なのか。お前の同胞や祭司長たちが、お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしたのか。」

18:36 イエスはお答えになった。「わたしの国は、この世には属していない。もし、わたしの国がこの世に属していれば、わたしがユダヤ人に引き渡されないように、部下が戦ったことだろう。しかし、実際、わたしの国はこの世には属していない。」

18:37 そこでピラトが、「それでは、やはり王なのか」と言うと、イエスはお答えになった。「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。」

18:38 ピラトは言った。「真理とは何か。」

◆死刑の判決を受ける

18:38 ピラトは、こう言ってからもう一度、ユダヤ人たちの前に出て来て言った。「わたしはあの男に何の罪も見いだせない。

18:39 ところで、過越祭にはだれか一人をあなたたちに釈放するのが慣例になっている。あのユダヤ人の王を釈放してほしいか。」

18:40 すると、彼らは、「その男ではない。バラバを」と大声で言い返した。バラバは強盗であった。

 

前田訳1978

18:33 ピラトはまた総督邸に入り、イエスを呼んでいった、「あなたはユダヤ人の王か」と。

18:34 イエスは答えられた、「自分からそういうのか、ほかの人々がわたしのことをあなたにそういったのか」と。

18:35 ピラトは答えた、「わたしがユダヤ人だというのか。あなたの民と大祭司があなたをわたしに引き渡したのだ。何をしたのか」と。

18:36 イエスは答えられた、「わが王国はこの世のものではない。もしわが王国がこの世のものであったら、わたしの手下はわたしをユダヤ人に渡すまいと戦ったろう。本当にわが王国はここにはない」と。

18:37 ピラトはいった、「それならやはり王なのか」と。イエスは答えられた、「あなたはわたしが王だといっている。わたしは真理について証するためにこの世に生まれ、そのためにこの世に来た。真理につくものは皆わが声を聞く」と。

18:38 ピラトはいう、「真理とは何か」と。こういってピラトはふたたびユダヤ人のところえ出ていっていう、「わたしはこの人に何の罪も認めない。

18:39 あなた方には、過越にひとりをゆるす慣例がある。それで、ユダヤ人の王をゆるしてやろうか」と。

18:40 彼らはまた叫んだ、「この人でなく、バラバを」と。バラバは強盗であった。

 

新改訳1970

18:33 そこで、ピラトはもう一度官邸にはいって、イエスを呼んで言った。「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」

18:34 イエスは答えられた。「あなたは、自分でそのことを言っているのですか。それともほかの人が、あなたにわたしのことを話したのですか。」

18:35 ピラトは答えた。「私はユダヤ人ではないでしょう。あなたの同国人と祭司長たちが、あなたを私に引き渡したのです。あなたは何をしたのですか。」

18:36 イエスは答えられた。「わたしの国はこの世のものではありません。もしこの世のものであったなら、わたしのしもべたちが、わたしをユダヤ人に渡さないように、戦ったことでしょう。しかし、事実、わたしの国はこの世のものではありません。」

18:37 そこでピラトはイエスに言った。「それでは、あなたは王なのですか。」イエスは答えられた。「わたしが王であることは、あなたが言うとおりです。わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。

18:38 ピラトはイエスに言った。「真理とは何ですか。」彼はこう言ってから、またユダヤ人たちのところに出て行って、彼らに言った。「私は、あの人には罪を認めません。

18:39 しかし、過越の祭りに、私があなたがたのためにひとりの者を釈放するのがならわしになっています。それで、あなたがたのために、ユダヤ人の王を釈放することにしましょうか。」

18:40 すると彼らはみな、また大声をあげて、「この人ではない。バラバだ。」と言った。このバラバは強盗であった。

 

塚本訳1963

18:33 そこでピラトはまた総督官舎に入り、イエスを呼びよせて言った、「お前が、ユダヤ人の王か。」

18:34 イエスが答えられた、「あなたは自分の考えでそう言われるのか、それともだれかほかの人たちが、わたしのことをそうあなたに言ったのか。」

18:35 ピラトが答えた、「このわたしを、ユダヤ人とでも思っているのか。お前の国の人たち、ことに(その代表者の)大祭司連が、(その廉で)お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしでかしたのか。」

18:36 イエスが答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであったら、わたしの手下の者たちが、わたしをユダヤ人に渡すまいとして戦ったはずである。しかし実際のところ、わたしの国はこの世のものではない。」

18:37 そこでピラトが言った、「では、やっぱりお前は王ではないか。」イエスが答えられた、「王だと言われるなら、御意見にまかせる。わたしは真理について証明するために生まれ、またそのためにこの世に来たのである。真理から出た者はだれでも、わたしの声に耳をかたむける。」

18:38 ピラトがたずねる、「真理とは何か。」、ピラトはこう言ったのち、またユダヤ人の所に出ていって言う、「あの人にはなんらの罪も認められない。

18:39 しかし、過越の祭の時にわたしが囚人を一人だけ(特赦によって)赦してやるのが、お前たちの慣例になっている。だから(この慣例によって、)あのユダヤ人の王を赦してやろうか。」

18:40 彼らはまたもや「その男ではない、あのバラバを!」と叫んだ。バラバは強盗であった。

 

口語訳1955

18:33 さて、ピラトはまた官邸にはいり、イエスを呼び出して言った、「あなたは、ユダヤ人の王であるか」。

18:34 イエスは答えられた、「あなたがそう言うのは、自分の考えからか。それともほかの人々が、わたしのことをあなたにそう言ったのか」。

18:35 ピラトは答えた、「わたしはユダヤ人なのか。あなたの同族や祭司長たちが、あなたをわたしに引き渡したのだ。あなたは、いったい、何をしたのか」。

18:36 イエスは答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであれば、わたしに従っている者たちは、わたしをユダヤ人に渡さないように戦ったであろう。しかし事実、わたしの国はこの世のものではない」。

18:37 そこでピラトはイエスに言った、「それでは、あなたは王なのだな」。イエスは答えられた、「あなたの言うとおり、わたしは王である。わたしは真理についてあかしをするために生れ、また、そのためにこの世にきたのである。だれでも真理につく者は、わたしの声に耳を傾ける」

18:38 ピラトはイエスに言った、「真理とは何か」。こう言って、彼はまたユダヤ人の所に出て行き、彼らに言った、「わたしには、この人になんの罪も見いだせない。

18:39 過越の時には、わたしがあなたがたのために、ひとりの人を許してやるのが、あなたがたのしきたりになっている。ついては、あなたがたは、このユダヤ人の王を許してもらいたいのか」。

18:40 すると彼らは、また叫んで「その人ではなく、バラバを」と言った。このバラバは強盗であった。

 

文語訳1917

"431833","ここにピラトまた官邸に入り、イエスを呼び出して言ふ『なんぢはユダヤ人の王なるか』"

"431834","イエス答へ給ふ『これは汝おのれより言ふか、将わが事を人の汝に告げたるか』"

"431835","ピラト答ふ『我はユダヤ人ならんや、汝の國人・祭司長ら汝を我に付したり、汝なにを爲ししぞ』"

"431836","イエス答へ給ふ『わが國はこの世のものならず、若し我が國この世のものならば、我が僕ら我をユダヤ人に付さじと戰ひしならん。然れど我が國は此の世よりのものならず』"

"431837","ここにピラト言ふ『されば汝は王なるか』イエス答へ給ふ『われの王たることは汝の言へるごとし。我は之がために生れ、之がために世に來れり、即ち眞理につきて證せん爲なり。凡て眞理に属する者は我が聲をきく』"

"431838","ピラト言ふ『眞理とは何ぞ』かく言ひて再びユダヤ人の前に出でて言ふ『我この人に何の罪あるをも見ず。"

"431839","過越のとき我なんぢらに一人の囚人を赦す例あり、されば汝らユダヤ人の王をわが赦さんことを望むか』"

"431840","彼らまた叫びト『この人ならず、バラバを』と言ふ、バラバは強盜なり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 19:1-16

19:1 そこでピラトは、(何とかしてイエスを赦してやろうと思い、ユダヤ人を納得させるために、)今度はイエスを鞭で打たせた。

19:2 また兵卒らは茨で冠を編んで頭にかぶらせ、紫の上着をきせて(王に仕立てたのち、)

19:3 進み出て「ユダヤ人の王、万歳!」と言った。そしていくつも平手打ちをくらわせた。

19:4 ピラトはまた外に出ていって、ユダヤ人に言う、「見よ、あの人をお前たちの前に引き出す。あの人にはなんらの罪も認められない訳がわかろう。」

19:5 イエスが茨の冠をかぶり紫の上着をまとって、(しずかに)出てこられた。ピラトが言う、「見よ、この人だ。」

19:6 すると大祭司連や下役らはイエスを見て、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫んだ。(イエスのみじめな滑稽な姿を見ては、さすがのユダヤ人も心をやわらげるであろうという、ピラトの当てははずれた。)ピラトが言う、「(もし、そうしたければ、)お前たちがこの人を引き取って、十字架につけたらよかろう。この人には罪を認められない。」

19:7 ユダヤ人が答えた、「われわれには律法があって、その律法によると、当然死刑です。神の子気取りでいるのだから。」

19:8 ピラトはこの(神の子という)言葉を聞くと、いよいよ薄気味悪くなり、

19:9 また総督官舎に入ってイエスにたずねる、「お前はいったいどこから来たのか。(本当に天から来たのか。)」イエスは返事をされなかった。

19:10 するとピラトが言う、「このわたしに口をきかないのか。わたしはお前を赦す権力があり、お前を十字架につける権力があることを、知らないのか。」

19:11 イエスは答えられた、「あなたは上[神]から授けられないかぎり、わたしに対してなんの権力もない。だから(あなたの罪はまだ軽いが、)わたしをあなたに売った者[ユダ]の罪は、あなたよりも重い。(あなたは官憲として神の命令を行なうだけだが、彼は自分の発意でやったのだから。」

19:12 このためにピラトは(ますます恐ろしくなり、なんとかして)彼を赦そうと思ったが、ユダヤ人が叫んだ、「この男を赦せば、あなたは皇帝の忠臣ではない。自分を王とする者はだれであろうと、皇帝の敵である。(それを助けるのだから。)」

19:13 ピラトはこの言葉を聞くと(心を決し、)イエスを引き出して、「敷石」──ヘブライ語でガバタ──という所で裁判席に着いた。

19:14 それは過越の祭の支度日で、昼の十二時ごろであった。ピラトがイエスを指さしながら、ユダヤ人に言う、「見よ、お前たちの王様だ。」

19:15 すると彼等が、「片付けろ、片付けろ、それを十字架につけろ」と叫んだ。ピラトが言う、「お前たちの王様を、わたしが十字架につけてよいのか。」大祭司連が答えた、「われわれには皇帝のほかに王はない。」

19:16 ここにおいてピラトは、十字架につけるためにイエスを彼らに引き渡した。さて彼ら[兵卒ら]はイエスを受け取り、

 

塚本訳 マコ 15:2-20

15:2 ピラトはイエスに問うた、「お前が、ユダヤ人の王か。(お前はその廉で訴えられているが。)」答えて言われる、「(そう言われるならば)御意見にまかせる。」

15:3 大祭司連が(いろいろ罪状をあげて、)しきりにイエスを訴えた。

15:4 そこで、またピラトが問うた、「何も答えないのか。そら、あんなにお前を訴えているではないか。」

15:5 しかしイエスはもはや何もお答えにならなかったので、ピラトは不思議に思った。

15:6 さてピラトは(過越の)祭の都度、人民から願い出る囚人を一人だけ(特赦によって)赦していた。

15:7 ところが暴動の折、人殺しをして繋がれていた暴徒の中に、バラバという者があった。

15:8 群衆が(官邸に)上がってきて、いつもするように(してもらいたい)と願い始めた。

15:9 ピラトは答えて言った、「あのユダヤ人の王を赦してもらいたいのか。」

15:10 ピラトは大祭司連が妬みからイエスを引き渡したことを知っていたのである。

15:11 しかし大祭司連は、(彼よりは)バラバの方を赦してもらえと群衆を煽動した。

15:12 ピラトはまた彼らに言った、「では、お前たちがユダヤ人の王と言っているあの人を、どうしようか。」

15:13 「それを十字架につけろ」とまた人々が叫んだ。

15:14 ピラトは言った、「いったいどんな悪事をはたらいたというのか。」しかし人々はいよいよ激しく、「それを十字架につけろ」と叫んだ。

15:15 ピラトは群衆の機嫌を取ろうと思ってバラバを赦してやり、イエスを鞭打ったのち、十字架につけるため(兵卒)に引き渡した。

15:16 兵卒らは官邸、すなわち総督官舎、の中にイエスを引いてゆき、(王の茶番狂言を見せるために)全部隊を呼びあつめた。

15:17 彼らはイエスに紫の衣を着せ、茨の冠を編んでかぶらせて(王に仕立てたのち、)

15:18 「ユダヤ人の王、万歳!」と(叫んで)喝采した。

15:19 それから葦(の棒)で頭をたたき、唾をかけ、ひざまずいておがんだ。

15:20 こうしてなぶった後、紫の衣を脱がせてもとの着物を着せた。兵卒らはイエスを十字架につけるために(都から)引き出した。

 

塚本訳 マタ 27:11-31

27:11 さて、イエスが総督の前に立たれると、総督はイエスに問うた、「お前が、ユダヤ人の王か。(お前はその廉で訴えられているが。)」イエスは言われた、「(そう言われるなら)御意見にまかせる。」

27:12 大祭司連、長老たちから(いろいろと)訴えられたが、何もお答えにならなかった。

27:13 するとピラトが言った、「あんなにお前に不利益な証言をしているのが聞えないのか。」

27:14 イエスはただの一言もお答えにならなかったので、総督は不思議でならなかった。

27:15 さて総督は(過越の)祭の都度、民衆の望む囚人を一人だけ(特赦によって)赦すことにしていた。

27:16 ところがその時、バラバ(・イエス)と言う評判の囚人がいたので、

27:17 ピラトは人々が集まってきたとき言った、「どちらを赦してもらいたいか、バラバ(・イエス)か、救世主と言われるイエスか。」

27:18 ピラトは人々が妬みからイエスを引き渡したことを知っていたのである。

27:19 ピラトが裁判席に着いているとき、その妻が彼の所に人をやって、「その正しい人に関係しないでください。その人のおかげで、昨夜夢で散々な目にあいましたから」と言わせた。

27:20 しかし大祭司連、長老たちは、バラバの命乞いをして、イエスを殺してもらえと群衆を説きつけた。

27:21 総督は彼らに言った、「二人のうち、どちらを赦してもらいたいのか。」「バラバを!」と彼らが言った。

27:22 ピラトが言う、「では、救世主と言われるイエスをどうしようか。」みんなが、「十字架につけるのだ」と言う。

27:23 ピラトは言った、「いったいどんな悪事をはたらいたというのか。」しかし人々はいよいよ激しく、「十字架につけるのだ」と叫びつづけた。

27:24 ピラトは(自分のすることが)なんの甲斐もないばかりか、かえって騒動が起りそうなのを見て、水を取り寄せ、群衆の前で手を洗って言った、「わたしはこの人の血(を流すこと)に責任をもたない。お前たちが自分で始末しろ。」

27:25 民衆全体が答えた、「その男の血のことなら、われわれが孫子の代まで引き受けた。」

27:26 そこでピラトはバラバを赦してやり、イエスの方は鞭打ったのち、十字架につけるため(兵卒)に引き渡した。

27:27 それから総督の兵卒らはイエスを総督官舎(プライトリオン)に連れてゆき、(王の茶番狂言を見せるために)全部隊を彼のまわりに集めた。

27:28 そしてイエスの着物をはいで(自分たちの)緋の外套をきせ、

27:29 茨で冠を編んで頭にかぶらせ、右手に葦(の棒)をもたせて(王に仕立てたのち、)その前にひざまずき、「ユダヤ人の王、万歳!」と言ってなぶった。

27:30 それから唾をかけ、葦(の棒)を取りあげて頭をたたいた。

27:31 こうしてなぶった後、外套を脱がせてもとの着物を着せ、十字架につけるために引いていった。

 

塚本訳 ルカ 23:2-5

23:2 「われわれはこの男が国民を惑わし、皇帝に貢を納めることを禁じ、かつ、自分が救世主、すなわち王だと言っていることを確かめた」と言って訴え始めた。

23:3 ピラトがイエスに問うた、「お前が、ユダヤ人の王か。」答えて言われた、「(そう言われるなら)御意見にまかせる。」

23:4 ピラトが大祭司連と群衆に向かって、「この人にはなんの罪も認められない」と言うと、

23:5 彼らはますます強く言い張った、「この男はユダヤ人(の国)全体に(自分の)教えを説いて民衆を煽動し、ガリラヤから始めてここまで来ている。」

 

塚本訳 ルカ 23:17-25

23:17 [無シ]

23:18 すると人々が一斉に声をあげて叫んだ、「その男を片付けろ。バラバの方を赦してくれ。」

23:19 バラバは都におこった暴動(に関係したの)と人殺しとの廉で、牢に入れられていた者である。

23:20 ピラトはイエスを赦したいので、ふたたび人々に呼びかけたが、

23:21 人々は(ただ)、「十字架につけろ、それを十字架につけろ」とどなりつづけた。

23:22 三度目にピラトは彼らに言った、「いったいどんな悪事をこの人がはたらいたというのか。わたしはこの人に何一つ死罪にあたる罪を認められなかった。だから鞭うった上、赦すことにする。」

23:23 しかし人々は十字架につけることを大声でせがみつづけ、とうとうその声が勝った。

23:24 ピラトは彼らの願いをかなえることに決定して、

23:25 暴動と人殺しとの廉で牢に入れられていた者を願いどおりに赦し、イエスの方は彼らの思うようにさせた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 12:13

12:13 なつめやしの枝を持って迎えに出た。そして、叫び続けた。「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように、/イスラエルの王に。」

 

新共同 ヨハ 11:27

11:27 マルタは言った。「はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、メシアであるとわたしは信じております。」

 

新共同 ヨハ 10:3

10:3 門番は羊飼いには門を開き、羊はその声を聞き分ける。羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 14:17

14:17 神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである。

 

口語訳 Uコリ5:21

5:21 神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 Tテモ6:13

6:13 万物に命をお与えになる神の御前で、そして、ポンティオ・ピラトの面前で立派な宣言によって証しをなさったキリスト・イエスの御前で、あなたに命じます。

 

新共同 Tヨハ4:6

4:6 わたしたちは神に属する者です。神を知る人は、わたしたちに耳を傾けますが、神に属していない者は、わたしたちに耳を傾けません。これによって、真理の霊と人を惑わす霊とを見分けることができます。

 

新共同 使  3:14

3:14 聖なる正しい方を拒んで、人殺しの男を赦すように要求したのです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tヨハ3:19

3:19 それによって、わたしたちが真理から出たものであることがわかる。そして、神のみまえに心を安んじていよう。

 

口語訳 使  3:14

3:14 あなたがたは、この聖なる正しいかたを拒んで、人殺しの男をゆるすように要求し、

 

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