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ヨハネ19:1−7

ピラト、イエスを赦そうと努力する

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431901そこで、この時、ピラトゥスはイエスを引き取って鞭打〔たせ〕た。

431902兵士たちは茨で冠を編み、彼の頭に載せた。また、紫の衣をまとわせた。

431903そして、彼のところに来ては、「ユダヤ人どもの王様、ごきげんよろしゅう」と言うのであった。また、彼に平手打ちを食らわせたりもしていた。

431904ピラトゥスは再び外に出て来た。そして彼らに言う、「さあ、お前たちのため、彼を外に引き出すぞ、私が彼のうちになんの科(とが)も見いださないことを、お前たちも知るように」。

431905それでイエスが外に出て来た。茨の冠と紫の衣を着けていた。ピラトゥスが彼らに言う、「見よ、この人だ」。

431906すると、祭司長や下役たちは、彼を見ると「十字架につけろ、十字架につけろ」と言って叫んだ。ピラトゥスが彼らに言う、「お前たちが自分で彼を引き取って、十字架につけろ。私は彼に科を見いださないのだ」。

431907ユダヤ人たちが彼に答えた、「われわれには律法がある。その律法によれば、死ななければならない。自分を神の子としたのだから」。

 

新共同訳1987

19:1 そこで、ピラトはイエスを捕らえ、鞭で打たせた。

19:2 兵士たちは茨で冠を編んでイエスの頭に載せ、紫の服をまとわせ、

19:3 そばにやって来ては、「ユダヤ人の王、万歳」と言って、平手で打った。

19:4 ピラトはまた出て来て、言った。「見よ、あの男をあなたたちのところへ引き出そう。そうすれば、わたしが彼に何の罪も見いだせないわけが分かるだろう。」

19:5 イエスは茨の冠をかぶり、紫の服を着けて出て来られた。ピラトは、「見よ、この男だ」と言った。

19:6 祭司長たちや下役たちは、イエスを見ると、「十字架につけろ。十字架につけろ」と叫んだ。ピラトは言った。「あなたたちが引き取って、十字架につけるがよい。わたしはこの男に罪を見いだせない。」

19:7 ユダヤ人たちは答えた。「わたしたちには律法があります。律法によれば、この男は死罪に当たります。神の子と自称したからです。」

 

前田訳1978

19:1 そこでピラトはイエスを引き取り、鞭で打たせた。

19:2 兵卒らは茨で冠を編んで彼の頭にのせ、紫の衣を着せた。

19:3 そして彼のところに来ては「ユダヤ人の王、万歳」といって平手で打った。

19:4 またもやピラトは外に出て人々にいった、「見よ、この人をあなた方の前に引き出す。わたしは彼に何の罪も認めないことをわかってもらいたい」と。

19:5 イエスは茨の冠をかむり、紫の衣を来て出てこられた。ピラトがいう、「見よ、この人だ」と。

19:6 大祭司と手下とはイエスを見ると、「十字架に、十字架に」と叫んだ。ピラトは彼らにいった、「あなた方が彼を引き取って十字架につけよ。わたしは彼に何の罪も認めない」と。

19:7 ユダヤ人は答えた。「われらには律法があります。律法によれば死刑は動きません、自分を神の子としたのですから」と。

 

新改訳1970

19:1 そこで、ピラトはイエスを捕えて、むち打ちにした。

19:2 また、兵士たちは、いばらで冠を編んで、イエスの頭にかぶらせ、紫色の着物を着せた。

19:3 彼らは、イエスに近寄っては、「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」と言い、またイエスの顔を平手で打った。

19:4 ピラトは、もう一度外に出て来て、彼らに言った。「よく聞きなさい。あなたがたのところにあの人を連れ出して来ます。あの人に何の罪も見られないということを、あなたがたに知らせるためです。」

19:5 それでイエスは、いばらの冠と紫色の着物を着けて、出て来られた。するとピラトは彼らに「さあ、この人です。」と言った。

19:6 祭司長たちや役人たちはイエスを見ると、激しく叫んで、「十字架につけろ。十字架につけろ。」と言った。ピラトは彼らに言った。「あなたがたがこの人を引き取り、十字架につけなさい。私はこの人には罪を認めません。」

19:7 ユダヤ人たちは彼に答えた。「私たちには律法があります。この人は自分を神の子としたのですから、律法によれば、死に当たります。」

 

塚本訳1963

19:1 そこでピラトは、(何とかしてイエスを赦してやろうと思い、ユダヤ人を納得させるために、)今度はイエスを鞭で打たせた。

19:2 また兵卒らは茨で冠を編んで頭にかぶらせ、紫の上着をきせて(王に仕立てたのち、)

19:3 進み出て「ユダヤ人の王、万歳!」と言った。そしていくつも平手打ちをくらわせた。

19:4 ピラトはまた外に出ていって、ユダヤ人に言う、「見よ、あの人をお前たちの前に引き出す。あの人にはなんらの罪も認められない訳がわかろう。」

19:5 イエスが茨の冠をかぶり紫の上着をまとって、(しずかに)出てこられた。ピラトが言う、「見よ、この人だ。」

19:6 すると大祭司連や下役らはイエスを見て、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫んだ。(イエスのみじめな滑稽な姿を見ては、さすがのユダヤ人も心をやわらげるであろうという、ピラトの当てははずれた。)ピラトが言う、「(もし、そうしたければ、)お前たちがこの人を引き取って、十字架につけたらよかろう。この人には罪を認められない。」

19:7 ユダヤ人が答えた、「われわれには律法があって、その律法によると、当然死刑です。神の子気取りでいるのだから。」

 

口語訳1955

19:1 そこでピラトは、イエスを捕え、むちで打たせた。

19:2 兵卒たちは、いばらで冠をあんで、イエスの頭にかぶらせ、紫の上着を着せ、

19:3 それから、その前に進み出て、「ユダヤ人の王、ばんざい」と言った。そして平手でイエスを打ちつづけた。

19:4 するとピラトは、また出て行ってユダヤ人たちに言った、「見よ、わたしはこの人をあなたがたの前に引き出すが、それはこの人になんの罪も見いだせないことを、あなたがたに知ってもらうためである」。

19:5 イエスはいばらの冠をかぶり、紫の上着を着たままで外へ出られると、ピラトは彼らに言った、「見よ、この人だ」。

19:6 祭司長たちや下役どもはイエスを見ると、叫んで「十字架につけよ、十字架につけよ」と言った。ピラトは彼らに言った、「あなたがたが、この人を引き取って十字架につけるがよい。わたしは、彼にはなんの罪も見いだせない」。

19:7 ユダヤ人たちは彼に答えた、「わたしたちには律法があります。その律法によれば、彼は自分を神の子としたのだから、死罪に当る者です」。

 

文語訳1917

"431901","ここにピラト、イエスをとりて鞭うつ。"

"431902","兵卒ども茨にて冠冕をあみ、その首にかむらせ、紫色の上衣をきせ、"

"431903","御許に進みて言ふ『ユダヤ人の王やすかれ』而して手掌にて打てり。"

"431904","ピラト再び出でて人々にいふ『視よ、この人を汝らに引出す、これは何の罪あるをも我が見ぬことを汝らの知らん爲なり』"

"431905","ここにイエス茨の冠冕をかむり、紫色の上衣をきて出で給へば、ピラト言ふ『視よ、この人なり』"

"431906","祭司長・下役どもイエスを見て叫びいふ『十字架につけよ、十字架につけよ』ピラト言ふ『なんぢら自らとりて十字架につけよ、我は彼に罪あるを見ず』"

"431907","ユダヤ人こたふ『我らに律法あり、その律法によれば死に當るべき者なり、彼はおのれを神の子となせり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 18:33-40を見よ

18:33 そこでピラトはまた総督官舎に入り、イエスを呼びよせて言った、「お前が、ユダヤ人の王か。」

18:34 イエスが答えられた、「あなたは自分の考えでそう言われるのか、それともだれかほかの人たちが、わたしのことをそうあなたに言ったのか。」

18:35 ピラトが答えた、「このわたしを、ユダヤ人とでも思っているのか。お前の国の人たち、ことに(その代表者の)大祭司連が、(その廉で)お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしでかしたのか。」

18:36 イエスが答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであったら、わたしの手下の者たちが、わたしをユダヤ人に渡すまいとして戦ったはずである。しかし実際のところ、わたしの国はこの世のものではない。」

18:37 そこでピラトが言った、「では、やっぱりお前は王ではないか。」イエスが答えられた、「王だと言われるなら、御意見にまかせる。わたしは真理について証明するために生まれ、またそのためにこの世に来たのである。真理から出た者はだれでも、わたしの声に耳をかたむける。」

18:38 ピラトがたずねる、「真理とは何か。」、ピラトはこう言ったのち、またユダヤ人の所に出ていって言う、「あの人にはなんらの罪も認められない。

18:39 しかし、過越の祭の時にわたしが囚人を一人だけ(特赦によって)赦してやるのが、お前たちの慣例になっている。だから(この慣例によって、)あのユダヤ人の王を赦してやろうか。」

18:40 彼らはまたもや「その男ではない、あのバラバを!」と叫んだ。バラバは強盗であった。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 12:13

12:13 なつめやしの枝を持って迎えに出た。そして、叫び続けた。「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように、/イスラエルの王に。」

 

新共同 ヨハ 5:18

5:18 このために、ユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとねらうようになった。イエスが安息日を破るだけでなく、神を御自分の父と呼んで、御自身を神と等しい者とされたからである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Uコリ5:21

5:21 神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ19:8−12

ピラトの最後の努力

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431908ピラトゥスはこのことばを耳にすると、〔以前〕より〔も〕恐れを感じて、

431909再び本営に入った。そしてイエスに言う、「お前はどこからのものなのか」。だが、イエスは彼に返答をしなかった。

431910そこで、ピラトゥスが彼に言う、「この私に語らないのか。私にはお前を釈放する権力もあり、お前を十字架につける権力もあることがわからないのか」。

431911イエスが[彼に]答えた、「上から与えられていたのでなければ、あなたには私に対してなんの権力もなかったことであろう。このゆえに、私をあなたに引き渡した者にはより大いなる罪がある」。

431912このゆえに、ピラトゥスは彼を釈放しようと求めた。だが、ユダヤ人たちが叫んだ、〔次のように〕言って、「この男を釈放すれば、お前は皇帝の友ではない。自分を王とする奴は皆、皇帝に逆らうのだ」。

 

新共同訳1987

19:8 ピラトは、この言葉を聞いてますます恐れ、

19:9 再び総督官邸の中に入って、「お前はどこから来たのか」とイエスに言った。しかし、イエスは答えようとされなかった。

19:10 そこで、ピラトは言った。「わたしに答えないのか。お前を釈放する権限も、十字架につける権限も、このわたしにあることを知らないのか。」

19:11 イエスは答えられた。「神から与えられていなければ、わたしに対して何の権限もないはずだ。だから、わたしをあなたに引き渡した者の罪はもっと重い。」

19:12 そこで、ピラトはイエスを釈放しようと努めた。しかし、ユダヤ人たちは叫んだ。「もし、この男を釈放するなら、あなたは皇帝の友ではない。王と自称する者は皆、皇帝に背いています。」

 

前田訳1978

19:8 ピラトはそのことばを聞くと、ますますおそれた。

19:9 そしてまた総官邸に入ってイエスにいう、「あなたはどこの出か」と。イエスは何の答えもされなかった。

19:10 そこでピラトはいう、「わたしに何もいわないのか。わたしにはそちらをゆるす権威もあり、十字架につける権威もある」と。

19:11 イエスは答えられた、「あなたは天から与えられねばわたしに対して何の権威もない。それゆえわたしをあなたに売ったものの罪はあなたのより重い」と。

19:12 それを聞いてピラトは彼をゆるそうと努めたが、ユダヤ人は叫んだ、「これをゆるせば、あなたは皇帝の味方ではない。自分を王とするものは皆皇帝の敵である」と。

 

新改訳1970

19:8 ピラトは、このことばを聞くと、ますます恐れた。

19:9 そして、また官邸にはいって、イエスに言った。「あなたはどこの人ですか。」しかし、イエスは彼に何の答えもされなかった。

19:10 そこで、ピラトはイエスに言った。「あなたは私に話さないのですか。私にはあなたを釈放する権威があり、また十字架につける権威があることを、知らないのですか。」

19:11 イエスは答えられた。「もしそれが上から与えられているのでなかったら、あなたにはわたしに対して何の権威もありません。ですから、わたしをあなたに渡した者に、もっと大きい罪があるのです。」

19:12 こういうわけで、ピラトはイエスを釈放しようと努力した。しかし、ユダヤ人たちは激しく叫んで言った。「もしこの人を釈放するなら、あなたはカイザルの味方ではありません。自分を王だとする者はすべて、カイザルにそむくのです。」

 

塚本訳1963

19:8 ピラトはこの(神の子という)言葉を聞くと、いよいよ薄気味悪くなり、

19:9 また総督官舎に入ってイエスにたずねる、「お前はいったいどこから来たのか。(本当に天から来たのか。)」イエスは返事をされなかった。

19:10 するとピラトが言う、「このわたしに口をきかないのか。わたしはお前を赦す権力があり、お前を十字架につける権力があることを、知らないのか。」

19:11 イエスは答えられた、「あなたは上[神]から授けられないかぎり、わたしに対してなんの権力もない。だから(あなたの罪はまだ軽いが、)わたしをあなたに売った者[ユダ]の罪は、あなたよりも重い。(あなたは官憲として神の命令を行なうだけだが、彼は自分の発意でやったのだから。」

19:12 このためにピラトは(ますます恐ろしくなり、なんとかして)彼を赦そうと思ったが、ユダヤ人が叫んだ、「この男を赦せば、あなたは皇帝の忠臣ではない。自分を王とする者はだれであろうと、皇帝の敵である。(それを助けるのだから。)」

 

口語訳1955

19:8 ピラトがこの言葉を聞いたとき、ますますおそれ、

19:9 もう一度官邸にはいってイエスに言った、「あなたは、もともと、どこからきたのか」。しかし、イエスはなんの答もなさらなかった。

19:10 そこでピラトは言った、「何も答えないのか。わたしには、あなたを許す権威があり、また十字架につける権威があることを、知らないのか」。

19:11 イエスは答えられた、「あなたは、上から賜わるのでなければ、わたしに対してなんの権威もない。だから、わたしをあなたに引き渡した者の罪は、もっと大きい」。

19:12 これを聞いて、ピラトはイエスを許そうと努めた。しかしユダヤ人たちが叫んで言った、「もしこの人を許したなら、あなたはカイザルの味方ではありません。自分を王とするものはすべて、カイザルにそむく者です」。

 

文語訳1917

"431908","ピラトこの言をききて増々おそれ、"

"431909","再び官邸に入りてイエスに言ふ『なんぢは何處よりぞ』イエス答をなし給はず。"

"431910","ピラト言ふ『われに語らぬか、我になんぢを赦す權威あり、また十字架につくる權威あるを知らぬか』"

"431911","イエス答へ給ふ『なんぢ上より賜はらずば、我に對して何の權威もなし。この故に我をなんぢに付しし者の罪は更に大なり』"

"431912","ここにおいてピラト、イエスを赦さんことを力む。されどユダヤ人さけびて言ふ『なんぢ若しこの人を赦さば、カイザルの忠臣にあらず、凡そおのれを王となす者はカイザルに叛くなり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 18:33-40を見よ

18:33 そこでピラトはまた総督官舎に入り、イエスを呼びよせて言った、「お前が、ユダヤ人の王か。」

18:34 イエスが答えられた、「あなたは自分の考えでそう言われるのか、それともだれかほかの人たちが、わたしのことをそうあなたに言ったのか。」

18:35 ピラトが答えた、「このわたしを、ユダヤ人とでも思っているのか。お前の国の人たち、ことに(その代表者の)大祭司連が、(その廉で)お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしでかしたのか。」

18:36 イエスが答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであったら、わたしの手下の者たちが、わたしをユダヤ人に渡すまいとして戦ったはずである。しかし実際のところ、わたしの国はこの世のものではない。」

18:37 そこでピラトが言った、「では、やっぱりお前は王ではないか。」イエスが答えられた、「王だと言われるなら、御意見にまかせる。わたしは真理について証明するために生まれ、またそのためにこの世に来たのである。真理から出た者はだれでも、わたしの声に耳をかたむける。」

18:38 ピラトがたずねる、「真理とは何か。」、ピラトはこう言ったのち、またユダヤ人の所に出ていって言う、「あの人にはなんらの罪も認められない。

18:39 しかし、過越の祭の時にわたしが囚人を一人だけ(特赦によって)赦してやるのが、お前たちの慣例になっている。だから(この慣例によって、)あのユダヤ人の王を赦してやろうか。」

18:40 彼らはまたもや「その男ではない、あのバラバを!」と叫んだ。バラバは強盗であった。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 9:29

9:29 我々は、神がモーセに語られたことは知っているが、あの者がどこから来たのかは知らない。」

 

新共同 ヨハ 3:27

3:27 ヨハネは答えて言った。「天から与えられなければ、人は何も受けることができない。

 

新共同 ヨハ 12:13

12:13 なつめやしの枝を持って迎えに出た。そして、叫び続けた。「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように、/イスラエルの王に。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 13:1

13:1 すべての人は、上に立つ権威に従うべきである。なぜなら、神によらない権威はなく、おおよそ存在している権威は、すべて神によって立てられたものだからである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 ロマ 13:1

13:1 人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。

 

新共同 使  3:13

3:13 アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光をお与えになりました。ところが、あなたがたはこのイエスを引き渡し、ピラトが釈放しようと決めていたのに、その面前でこの方を拒みました。

 

新共同 使  17:7

17:7 ヤソンは彼らをかくまっているのです。彼らは皇帝の勅令に背いて、『イエスという別の王がいる』と言っています。」

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ19:13−16a

ピラトついにイエスを引き渡す

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431913ピラトゥスはこれらのことばを聞くと、イエスを外に引き出し、リトストロートン、ヘブライ語でガッバタといわれる場所で、裁判の執務席に着席した。

431914過越祭の準備の日のことで、時刻は第六刻の頃であった。そして、ユダヤ人たちに言う、「見よ、お前たちの王だ」。

431915すると、その彼らが叫んだ、「殺せ、殺せ、奴を十字架につけろ」。ピラトゥスが彼らに言う、「お前たちの王を私が十字架につけるのか」。祭司長たちが答えた、「皇帝陛下のほかには、私どもには王はございません」。

431916aそこで、この時、十字架につけるべく、'彼を彼らに引き渡した。

 

新共同訳1987

19:13 ピラトは、これらの言葉を聞くと、イエスを外に連れ出し、ヘブライ語でガバタ、すなわち「敷石」という場所で、裁判の席に着かせた。

19:14 それは過越祭の準備の日の、正午ごろであった。ピラトがユダヤ人たちに、「見よ、あなたたちの王だ」と言うと、

19:15 彼らは叫んだ。「殺せ。殺せ。十字架につけろ。」ピラトが、「あなたたちの王をわたしが十字架につけるのか」と言うと、祭司長たちは、「わたしたちには、皇帝のほかに王はありません」と答えた。

19:16a そこで、ピラトは、十字架につけるために、イエスを彼らに引き渡した。

 

前田訳1978

19:13 ピラトはこれらを聞いて、イエスを外に引き出し、石だだみ・・ヘブライ語でガバタ・・と呼ばれるところで裁判席についた。

19:14 それは過越の準備の日で、時は正午ごろであった。彼はユダヤ人にいう、「見よ、あなた方の王だ」と。

19:15 彼らは叫んだ、「片づけよ、片づけよ、十字架につけよ」と。ピラトは彼らにいう、「あなた方の王をわたしが十字架につけるのか」と。大祭司らは答えた、「われらには皇帝のほかに王はありません」と。

19:16a そこでピラトは十字架につけるようイエスを彼らに引き渡した。

 

新改訳1970

19:13 そこでピラトは、これらのことばを聞いたとき、イエスを外に引き出し、敷石(ヘブル語でガバタ)と呼ばれる場所で、裁判の席に着いた。

19:14 その日は過越の備え日で、時は六時ごろであった。ピラトはユダヤ人たちに言った。「さあ、あなたがたの王です。」

19:15 彼らは激しく叫んだ。「除け。除け。十字架につけろ。」ピラトは彼らに言った。「あなたがたの王を私が十字架につけるのですか。」祭司長たちは答えた。「カイザルのほかには、私たちに王はありません。」

19:16a そこでピラトは、そのとき、イエスを、十字架につけるため彼らに引き渡した。

 

塚本訳1963

19:13 ピラトはこの言葉を聞くと(心を決し、)イエスを引き出して、「敷石」──ヘブライ語でガバタ──という所で裁判席に着いた。

19:14 それは過越の祭の支度日で、昼の十二時ごろであった。ピラトがイエスを指さしながら、ユダヤ人に言う、「見よ、お前たちの王様だ。」

19:15 すると彼等が、「片付けろ、片付けろ、それを十字架につけろ」と叫んだ。ピラトが言う、「お前たちの王様を、わたしが十字架につけてよいのか。」大祭司連が答えた、「われわれには皇帝のほかに王はない。」

19:16a ここにおいてピラトは、十字架につけるためにイエスを彼らに引き渡した。

 

口語訳1955

19:13 ピラトはこれらの言葉を聞いて、イエスを外へ引き出して行き、敷石(ヘブル語ではガバタ)という場所で裁判の席についた。

19:14 その日は過越の準備の日であって、時は昼の十二時ころであった。ピラトはユダヤ人らに言った、「見よ、これがあなたがたの王だ」。

19:15 すると彼らは叫んだ、「殺せ、殺せ、彼を十字架につけよ」。ピラトは彼らに言った、「あなたがたの王を、わたしが十字架につけるのか」。祭司長たちは答えた、「わたしたちには、カイザル以外に王はありません」。

19:16 aそこでピラトは、十字架につけさせるために、イエスを彼らに引き渡した。

 

文語訳1917

"431913","ピラトこれらの言をききて、イエスを外にひきゆき、敷石(ヘブル語にてガバタ)といふ處にて審判の座につく。"

"431914","この日は過越の準備日にて、時は第六時ごろなりき。ピラト、ユダヤ人にいふ『視よ、なんぢらの王なり』"

"431915","かれら叫びていふ『除け、除け、十字架につけよ』ピラト言ふ『われ汝らの王を十字架につくべけんや』祭司長ら答ふ『カイザルの他われらに王なし』"

"431916","ここにピラト、イエスを十字架に釘くるために彼らに付せり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 18:33-40を見よ

18:33 そこでピラトはまた総督官舎に入り、イエスを呼びよせて言った、「お前が、ユダヤ人の王か。」

18:34 イエスが答えられた、「あなたは自分の考えでそう言われるのか、それともだれかほかの人たちが、わたしのことをそうあなたに言ったのか。」

18:35 ピラトが答えた、「このわたしを、ユダヤ人とでも思っているのか。お前の国の人たち、ことに(その代表者の)大祭司連が、(その廉で)お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしでかしたのか。」

18:36 イエスが答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであったら、わたしの手下の者たちが、わたしをユダヤ人に渡すまいとして戦ったはずである。しかし実際のところ、わたしの国はこの世のものではない。」

18:37 そこでピラトが言った、「では、やっぱりお前は王ではないか。」イエスが答えられた、「王だと言われるなら、御意見にまかせる。わたしは真理について証明するために生まれ、またそのためにこの世に来たのである。真理から出た者はだれでも、わたしの声に耳をかたむける。」

18:38 ピラトがたずねる、「真理とは何か。」、ピラトはこう言ったのち、またユダヤ人の所に出ていって言う、「あの人にはなんらの罪も認められない。

18:39 しかし、過越の祭の時にわたしが囚人を一人だけ(特赦によって)赦してやるのが、お前たちの慣例になっている。だから(この慣例によって、)あのユダヤ人の王を赦してやろうか。」

18:40 彼らはまたもや「その男ではない、あのバラバを!」と叫んだ。バラバは強盗であった。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ19:16b−22

十字架

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431916b〔人々は〕イエスを引き取った。

431917彼は自分で十字架を担い、いわゆる「髑髏の場所」、ヘブライ語でゴルゴダと言われるところへと出て行った。

431918そのところで彼を十字架につけた。また、彼と一緒に、他の二人を、イエスを真ん中にして、こちら側とあちら側で〔十字架につけた〕。

431919ピラトゥスは罪状書きまでも記し、十字架の上につけた。「ユダヤ人どもの

王、ナザレ人イエス」と書かれていた。

431920この罪状書きをユダヤ人たちの多くが読んだ。イエスの十字架につけられた場所が町に近かったからであり、またヘブライ語、ラテン語、ギリシア語で書かれていたからである。

431921そこで、ユダヤ人の祭司長たちは〔一度ならず〕ピラトゥスに言った、「『ユダヤ人どもの王』と書いたままにしないで下さい。あの男が、『私はユダヤ人どもの王だ』と言ったと〔書いて下さい〕」。

431922ピラトゥスは答えた、「書いたことは、私が書いたのだ」。

 

新共同訳1987

◆十字架につけられる

19:16b こうして、彼らはイエスを引き取った。

19:17 イエスは、自ら十字架を背負い、いわゆる「されこうべの場所」、すなわちヘブライ語でゴルゴタという所へ向かわれた。

19:18 そこで、彼らはイエスを十字架につけた。また、イエスと一緒にほかの二人をも、イエスを真ん中にして両側に、十字架につけた。

19:19 ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上に掛けた。それには、「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」と書いてあった。

19:20 イエスが十字架につけられた場所は都に近かったので、多くのユダヤ人がその罪状書きを読んだ。それは、ヘブライ語、ラテン語、ギリシア語で書かれていた。

19:21 ユダヤ人の祭司長たちがピラトに、「『ユダヤ人の王』と書かず、『この男は「ユダヤ人の王」と自称した』と書いてください」と言った。

 

前田訳1978

19:17 彼らはイエスを引き取った。イエスはみずから十字架を負って、いわゆるされこうべのところ・・ヘブライ語でゴルゴダ・・へと出て行かれた。

19:18 そこで彼らはイエスを十字架につけた。そしてほかのふたりがあちらとこちらにイエスを真中にしていっしょにつけられた。

19:19 ピラトは捨札を書いて十字架に添えた。「ナザレ人イエス、ユダヤ人の王」と書いてあった。

19:20 この捨札を読んだユダヤ人は多かった。イエスが十字架につけられたところは都に近かったからである。捨札はヘブライ語、ラテン語、ギリシャ語でかいてあった。

19:21 すると、ユダヤ人の大祭司らがピラトにいった、「『ユダヤ人の王』でなくて、『この人は、わたしがユダヤ人の王、といった』と書いてください」と。

19:22 ピラトは答えた、「わたしが書いたものは書いたもの」と。

 

新改訳1970

 

19:17 彼らはイエスを受け取った。そして、イエスはご自分で十字架を負って、「どくろの地」という場所(ヘブル語でゴルゴタと言われる)に出て行かれた。

19:18 彼らはそこでイエスを十字架につけた。イエスといっしょに、ほかのふたりの者をそれぞれ両側に、イエスを真中にしてであった。

19:19 ピラトは罪状書きも書いて、十字架の上に掲げた。それには「ユダヤ人の王ナザレ人イエス。」と書いてあった。

19:20 それで、大ぜいのユダヤ人がこの罪状書きを読んだ。イエスが十字架につけられた場所は都に近かったからである。またそれはヘブル語、ラテン語、ギリシヤ語で書いてあった。

19:21 そこで、ユダヤ人の祭司長たちがピラトに、「ユダヤ人の王、と書かないで、彼はユダヤ人の王と自称した、と書いてください。」と言った。

19:22 ピラトは答えた。「私の書いたことは私が書いたのです。」

 

塚本訳1963

19:16b さて彼ら[兵卒ら]はイエスを受け取り、

19:17 イエスは自分で十字架をかついで、いわゆる「髑髏の所」──ヘブライ語でゴルゴタ──へと(都を)出てゆかれた。

19:18 そこで彼らはイエスを十字架につけた。またほかに二人(の囚人)が、イエスを中にしてあちらとこちらで、一しょに十字架につけられた。

19:19 ピラトはまた捨札を書いて十字架の上に掲げさせた。ナザレ人イエス、ユダヤ人の王と書いてあった。

19:20 多くのユダヤ人がこの捨札を読んだ。イエスが十字架につけられた場所は、都に近かったからである。かつ捨札は、ヘブライ語、ラテン語、ギリシャ語で書いてあった(ので、だれにでも読むことが出来た。こうしてピラトは、イエスが救世主であることを全世界に証ししたのであった。)

19:21 するとユダヤ人の大祭司連がピラトに抗議して言った、「『ユダヤ人の王』と書かず、『この者は、ユダヤ人の王と自称した』と書き直してください。」

19:22 ピラトが答えた、「わたしが書いたものは、わたしが書いた通り。」

 

口語訳1955

19:16b 彼らはイエスを引き取った。

19:17 イエスはみずから十字架を背負って、されこうべ(ヘブル語ではゴルゴダ)という場所に出て行かれた。

19:18 彼らはそこで、イエスを十字架につけた。イエスをまん中にして、ほかのふたりの者を両側に、イエスと一緒に十字架につけた。

19:19 ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上にかけさせた。それには「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と書いてあった。

19:20 イエスが十字架につけられた場所は都に近かったので、多くのユダヤ人がこの罪状書きを読んだ。それはヘブル、ローマ、ギリシヤの国語で書いてあった。

19:21 ユダヤ人の祭司長たちがピラトに言った、「『ユダヤ人の王』と書かずに、『この人はユダヤ人の王と自称していた』と書いてほしい」。

19:22 ピラトは答えた、「わたしが書いたことは、書いたままにしておけ」。

 

文語訳1917

"431917","彼らイエスを受取りたれば、イエス己に十字架を負ひて、髑髏(ヘブル語にてゴルゴダ)といふ處に出でゆき給ふ。"

"431918","其處にて彼らイエスを十字架につく。又ほかに二人の者をともに十字架につけ、一人を右に、一人を左に、イエスを眞中に置けり。"

"431919","ピラト罪標を書きて十字架の上に掲ぐ『ユダヤ人の王、ナザレのイエス』と記したり。"

"431920","イエスを十字架につけし處は都に近ければ、多くのユダヤ人この標を讀む、標はヘブル、ロマ、ギリシヤの語にて記したり。"

"431921","ここにユダヤ人の祭司長らピラトに言ふ『ユダヤ人の王と記さず、我はユダヤ人の王なりと自稱せりと記せ』"

"431922","ピラト答ふ『わが記したることは記したるままに』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 19:23-30

19:23 兵卒はイエスを十字架につけると、イエスの上着を四つに分け、四人の兵卒がめいめいその一つを取った。下着もそうしようとしたが、下着には縫い目がなく、上から(下まで)全くの一枚織りであった。

19:24 それで、「これは裂くまい。だれが取るか、籤できめよう」と話し合った。これは、〃彼等は互いにわたしの着物を自分たちで分け、わたしの着るものに籤を引いた。〃という聖書の言葉が成就するためであった。兵卒どもはこんなことをしたのである。

19:25 ところが一方、イエスの十字架のわきには、その母(マリヤ)と母の姉妹、クロパの妻マリヤとマグダラのマリヤが立っていた。

19:26 するとイエスは母上と、そのそばに立っている自分の愛する弟子とを見て、母上に言われる、「女の方、これがあなたの息子さんです。」

19:27 それからその弟子に言われる、「これがあなたのおかあさんだ。」この時以来、その弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。

19:28 こうしたあと、イエスは(自分のなすべきことが)何もかもすんだことを知って、(最後に)聖書の言葉を成就させるために、「〃渇く〃」と言われた。

19:29 酸っぱい葡萄酒の一ぱい入った器がそこに置いてあった。人々はその[酸っぱい葡萄酒を]一ぱい含ませた海綿をヒソプの(茎の先)につけて、イエス(の口許)に差し出した。

19:30 イエスは酸っぱい葡萄酒を受けると、「(すべて)すんだ」と言って、首を垂れて霊を(神に)渡された。

 

塚本訳 マコ 15:22-41

15:22 兵卒らはイエスをゴルゴダという所──訳すると「髑髏の所」──につれて行く。

15:23 人々は(苦痛をやわらげるために)没薬をまぜた葡萄酒をやろうとしたが、お受けにならなかった。

15:24 兵卒らはイエスを十字架につける。それから、だれが何を取るかと、『籤を引いて、』その『着物を自分たちで分ける、』

15:25 十字架につけたのは朝の九時であった。

15:26 罪状札には ユ ダ ヤ 人 の 王と書いてあった。

15:27 またイエスと共に二人の強盗を、一人をその右に、一人を左に十字架につけた。

15:28 (無し)

15:29 通りかかった人々が『頭をふりながら、』こう言ってイエスを冒涜した、「へへえ、お宮をこわして三日で建てるという人、

15:30 自分を救ってみろ、十字架から下りてきて!」

15:31 同じように大祭司連も、聖書学者と一しょに、こう言って(イエスを)なぶり合った、「あの男、人は救ったが、自分は救えない。

15:32 救世主、イスラエルの王様が!今すぐ十字架から下りてくるがよい。見たら信じてやるのに!」一しょに十字架につけられた二人(の強盗)も、イエスを罵った。

15:33 昼の十二時になると、地の上が全部暗闇になってきて、三時までつづいた。

15:34 三時に、イエスは大声を出して『エロイ エロイ ラマ サバクタニ!』と叫ばれた。訳すると、『わたしの神様、わたしの神様、なぜ、わたしをお見捨てになりましたか!』である。

15:35 そばに立っていた人たちのうちにはこれを聞いて、「そら、エリヤを呼んでいる」と言った者が何人かあった。(エロイをエリヤと聞きちがえたらしい。)

15:36 ひとりが駆けていって、『酸っぱい葡萄主を』海綿に含ませ、葦(の棒の先)につけて、「(もう少し生かしておいて、)エリヤが下ろしに来るかどうか、見ていよう」と言いながら、イエスに『飲ませようとした。』

15:37 しかしイエスは(それを受けず)大声を放たれるとともに、息が絶えた。

15:38 (その途端に、)宮の(聖所の)幕が上から下まで真っ二つに裂けた。

15:39 イエスと向かい合ってそばに立っていた百卒長は、こんなにして息が絶えたのを見て、「この方は確かに神の子であった」と言った。

15:40 また遠くの方から眺めていた女たちもいた。そのうちにはマグダラのマリヤ、小男ヤコブとヨセとの母マリヤ、およびサロメもいた。

15:41 ──この三人はイエスがまだガリラヤにおられた時に、ついて回って仕えていた人たちである。──(そこには)このほかに、イエスと一しょにエルサレムに上ってきた多くの女たちもいた。

 

塚本訳 マタ 27:33-56

27:33 ゴルゴダという所──すなわち「髑髏の所」──に着くと、

27:34 人々は(苦痛をやわらげるために)『苦艾』を混ぜた葡萄酒を『飲ませようとした』が、なめただけで、飲もうとされなかった。

27:35 兵卒らはイエスを十字架につけると、『籤を引いて』その『着物を自分たちで分けた』のち、

27:36 そこに坐って見張りをしていた。

27:37 イエスの頭の上にはこれはユダヤ人の王イエスであると書いた罪状が掲げられた。

27:38 その時イエスと共に二人の強盗が、一人は右に、一人は左に十字架につけられた。

27:39 通りかかった人々が『頭をふりながら、』イエスを冒涜して

27:40 こう言った、「お宮をこわして三日で建てるという人、自分を救ってみろ。神の子なら、十字架から下りてこい。」

27:41 同じように大祭司連も、聖書学者、長老と一しょに、こう言ってなぶった、

27:42 「あの男、人は救ったが、自分は救えない。イスラエルの王様じゃないか。今すぐ十字架から下りてくるがよい。そうしたら信じてやるのに!

27:43 『彼は神にたよっている。神が可愛がっておられるなら、』今すぐ『救ってくださろう』だ。『わたしは神の子だ』と言ったから。」

27:44 一しょに十字架につけられた強盗たちも、同じようにイエスを罵った。

27:45 昼の十二時から地の上が全部暗闇になってきて、三時までつづいた。

27:46 三時ごろ、イエスは大声を出して『エリ エリ レマ サバクタニ!』と叫ばれた。これは『わたしの神様、わたしの神様、なぜ、わたしをお見捨てになりましたか!』である。

27:47 そこに立っていた人たちのうちにはこれを聞いて、「あの人はエリヤを呼んでいるのだ」と言った者が何人かあった。(エリをエリヤと聞きちがえたらしい。)

27:48 そのうちの一人がすぐ駆けていって、海綿をとり、『酸っぱい葡萄酒を』ふくませ、葦(の棒の先)につけて、イエスに『飲ませようとした。』(しかしお受けにならなかった。)

27:49 「(もう少し生かしておいて、)エリヤが救いに来るかどうか、見ていよう」とほかの人々が言った。

27:50 しかしイエスはふたたび(何か)大声で叫ばれると共に、息が切れた。

27:51 その途端に、宮の(聖所の)幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして地が震い、岩が裂け、

27:52 墓が開いて、眠っていた多くの聖者たちの体が生きかえり、

27:53 墓から出てきて、イエスの復活の後、聖なる都(エルサレム)に入って多くの人に現われた。

27:54 百卒長および一しょにイエスの見張りをしていた兵卒らは、地震とこれらの出来事とを見てすっかり恐ろしくなり、「この人は、確かに神の子であった」と言った。

27:55 またそこには、遠くの方から眺めていた女たちが沢山いた。これはガリラヤからイエスについて来て、仕えていた人たちである。

27:56 そのうちにはマグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、およびゼベダイの子らの母がいた。

 

塚本訳 ルカ 23:33-49

23:33 髑髏という所に着くと、(兵卒らは)そこでイエスを十字架につけた。また罪人も、一人を右に、一人を左に(十字架につけた)。

23:34 するとイエスは言われた、「お父様、あの人たちを赦してやってください、何をしているか知らずにいるのです。」『彼らは籤を引いて、』イエスの『着物を自分たちで分けた。』

23:35 民衆は立って『見物していた。』最高法院の)役人たちは『鼻で笑って』言った、「人を救ったのだ、(今度は)自分を救えばいいのに、神の救世主、(神に)選ばれた者なら!」

23:36 兵卒らも近寄って、』酸っぱい葡萄酒を』(その口許に)差し出しながら、イエスをなぶって

23:37 こう言った、「お前がユダヤ人の王様なら、自分を救ってみろ。」

23:38 イエスの(頭の)上には こ れ が ユ ダ ヤ 人 の 王と書いた札までも(悪ふざけに)かけてあった。

23:39 磔にされている罪人の一人がイエスを冒涜した、「お前は救世主じゃないか。自分とおれ達を救ってみろ。」

23:40 するともう一人の者が彼をたしなめて言った、「貴様は(このお方と)同じ(恐ろしい)罰を受けていながら、それでも(まだ)神様がこわくないのか。

23:41 おれ達は自分でしたことの報いを受けるのだから当り前だが、このお方は何一つ、道にはずれたことをなさらなかったのだ。」

23:42 それから(イエスに)言った、「イエス様、こんどあなたのお国と共にお出でになる時には、どうかわたしのことを思い出してください。

23:43 「イエスが言われた、「アーメン、わたしは言う、(その時を待たずとも、)あなたはきょう、わたしと一しょに極楽にはいることができる。」

23:44 すでに昼の十二時ごろであったが、地の上が全部暗闇になってきて、三時までつづいた。

23:45 日蝕だったのである。すると宮の(聖所の)幕が真中から(二つに)裂けた。

23:46 その時イエスは大声をあげて言われた、「お父様、』わたしの霊をあなたにおあずけします。』」こう言われるとともに、息が絶えた。

23:47 百卒長はこの出来事を見て、「この方はほんとうに正しい人であった」と言って神を讃美した。

23:48 見物に来た野次馬も皆、これらの出来事を見て(心を刺され、)胸を打ちながら帰っていった。

23:49 またすべてのイエスの『知人』とガリラヤからついて来た女たちも、『遠くの方に立って』これを見ていた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 使  2:22

2:22 イスラエルの人たち、これから話すことを聞いてください。ナザレの人イエスこそ、神から遣わされた方です。神は、イエスを通してあなたがたの間で行われた奇跡と、不思議な業と、しるしとによって、そのことをあなたがたに証明なさいました。あなたがた自身が既に知っているとおりです。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ガラ 3:13

3:13 キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。聖書に、「木にかけられる者は、すべてのろわれる」と書いてある。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 ヘブ 13:12

13:12 それで、イエスもまた、御自分の血で民を聖なる者とするために、門の外で苦難に遭われたのです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ19:23−27

兵卒と女たちとイエスの母のこと

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431923さて、兵士たちはイエスを十字架につけた時、彼の上着を取って四つに分け、各部分をそれぞれの兵士のものとした。また下着も〔そうしようとした〕。ところが、この下着は縫い合わせがなく、上から全体を一枚に織り上げたものであった。

431924そこで兵士たちは互いに言い合った、「これは裂いたりはせず、誰のものになるか、それについて籤引きをしよう。こうして、[次のように言っている]聖書が満たされた。彼らは私の上着を自分たちの間で分け、私の衣類について籔を引いた。と

もかく、兵士たちはこれらのことをしたのである。

431925他方、イエスの十字架のそばには、その母と彼の母の姉妹、クロパのマリヤと

マグダラのマリヤが立っていた。

431926イエスは母と、自分の愛していた弟子がそばに立っているのを見ると、母に言う、「女よ、ご覧なさい、〔これが〕あなたの子です」。

431927ついで、その弟子に言う、「ご覧なさい、〔これが〕あなたの母だ」。その時から、弟子は彼女を自分のところに迎え入れた。

 

新共同訳1987

19:23 兵士たちは、イエスを十字架につけてから、その服を取り、四つに分け、各自に一つずつ渡るようにした。下着も取ってみたが、それには縫い目がなく、上から下まで一枚織りであった。

19:24 そこで、「これは裂かないで、だれのものになるか、くじ引きで決めよう」と話し合った。それは、/「彼らはわたしの服を分け合い、/わたしの衣服のことでくじを引いた」という聖書の言葉が実現するためであった。兵士たちはこのとおりにしたのである。

19:25 イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っていた。

19:26 イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。

19:27 それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。

 

前田訳1978

19:23 兵卒はイエスを十字架につけると、彼の上着を取って四切れに分け、兵卒のおのおのに一切れずつあてがった。下着もそうしようとしたが、下着は縫い目なしで、上からすっかり一枚織りであった。

19:24 そこで互いにいった、「これは裂くまい。だれのものになるか、くじを引こう」と。これは聖書が成就するためである。いわく、「彼らは互いにわが衣を分け、わが衣にくじを引いた」と。兵卒はこれをしたのである。

19:25 イエスの十字架のそばに母と母の姉妹、クロバの妻マリヤとマグダラのマリヤが立っていた。

19:26 イエスは母とそばに立っていた愛弟子とを見て、母にいわれる、「母上、ここにあなたの子が」と。

19:27 ついでその弟子にいわれる、「ここにあなたの母上が」と。このときからその弟子は彼女をおのが家に迎えた。

 

新改訳1970

19:23 さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった。

19:24 そこで彼らは互いに言った。「それは裂かないで、だれの物になるか、くじを引こう。」それは、「彼らはわたしの着物を分け合い、わたしの下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。

19:25 兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と母の姉妹と、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤが立っていた。

19:26 イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に「女の方。そこに、あなたの息子がいます。」と言われた。

19:27 それからその弟子に「そこに、あなたの母がいます。」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。

 

塚本訳1963

19:23 兵卒はイエスを十字架につけると、イエスの上着を四つに分け、四人の兵卒がめいめいその一つを取った。下着もそうしようとしたが、下着には縫い目がなく、上から(下まで)全くの一枚織りであった。

19:24 それで、「これは裂くまい。だれが取るか、籤できめよう」と話し合った。これは、〃彼等は互いにわたしの着物を自分たちで分け、わたしの着るものに籤を引いた。〃という聖書の言葉が成就するためであった。兵卒どもはこんなことをしたのである。

19:25 ところが一方、イエスの十字架のわきには、その母(マリヤ)と母の姉妹、クロパの妻マリヤとマグダラのマリヤが立っていた。

19:26 するとイエスは母上と、そのそばに立っている自分の愛する弟子とを見て、母上に言われる、「女の方、これがあなたの息子さんです。」

19:27 それからその弟子に言われる、「これがあなたのおかあさんだ。」この時以来、その弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。

 

口語訳1955

19:23 さて、兵卒たちはイエスを十字架につけてから、その上着をとって四つに分け、おのおの、その一つを取った。また下着を手に取ってみたが、それには縫い目がなく、上の方から全部一つに織ったものであった。

19:24 そこで彼らは互に言った、「それを裂かないで、だれのものになるか、くじを引こう」。これは、「彼らは互にわたしの上着を分け合い、わたしの衣をくじ引にした」という聖書が成就するためで、兵卒たちはそのようにしたのである。

19:25 さて、イエスの十字架のそばには、イエスの母と、母の姉妹と、クロパの妻マリヤと、マグダラのマリヤとが、たたずんでいた。

19:26 イエスは、その母と愛弟子とがそばに立っているのをごらんになって、母にいわれた、「婦人よ、ごらんなさい。これはあなたの子です」。

19:27 それからこの弟子に言われた、「ごらんなさい。これはあなたの母です」。そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった。

 

文語訳1917

"431923","兵卒どもイエスを十字架につけし後、その衣をとりて四つに分け、おのおの其の一つを得たり。また下衣を取りしが、下衣は縫目なく、上より惣て織りたる物なれば、"

"431924","兵卒ども互にいふ『これを裂くな、誰がうるか鬮にすべし』これは聖書の成就せん爲なり。曰く『かれら互にわが衣をわけ、わが衣を鬮にせり』兵卒ども斯くなしたり。"

"431925","さてイエスの十字架の傍らには、その母と母の姉妹と、クロパの妻マリヤとマグダラのマリヤと立てり。"

"431926","イエスその母とその愛する弟子との近く立てるを見て、母に言ひ給ふ『をんなよ、視よ、なんぢの子なり』"

"431927","また弟子に言ひたまふ『視よ、なんぢの母なり』この時より、その弟子かれを己が家に接けたり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 19:16-22を見よ

19:16 ここにおいてピラトは、十字架につけるためにイエスを彼らに引き渡した。さて彼ら[兵卒ら]はイエスを受け取り、

19:17 イエスは自分で十字架をかついで、いわゆる「髑髏の所」──ヘブライ語でゴルゴタ──へと(都を)出てゆかれた。

19:18 そこで彼らはイエスを十字架につけた。またほかに二人(の囚人)が、イエスを中にしてあちらとこちらで、一しょに十字架につけられた。

19:19 ピラトはまた捨札を書いて十字架の上に掲げさせた。ナザレ人イエス、ユダヤ人の王と書いてあった。

19:20 多くのユダヤ人がこの捨札を読んだ。イエスが十字架につけられた場所は、都に近かったからである。かつ捨札は、ヘブライ語、ラテン語、ギリシャ語で書いてあった(ので、だれにでも読むことが出来た。こうしてピラトは、イエスが救世主であることを全世界に証ししたのであった。)

19:21 するとユダヤ人の大祭司連がピラトに抗議して言った、「『ユダヤ人の王』と書かず、『この者は、ユダヤ人の王と自称した』と書き直してください。」

19:22 ピラトが答えた、「わたしが書いたものは、わたしが書いた通り。」

 

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 13:23

13:23 イエスのすぐ隣には、弟子たちの一人で、イエスの愛しておられた者が食事の席に着いていた。

 

新共同 ヨハ 2:4

2:4 イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ヨハネ19:28−37

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431928この後、イエスは聖書が成就されるためには、すでに万事が成し遂げられたこ

とがわかったので言う、「渇く」。

431929酢を満たした器が置いてあった。それで、〔人々は〕その酢をたっぷり含ませた海綿をヒソブの枝に巻きつけて、彼の口のところに差し出した。

431930酢を受けるとイエスは「成し遂げられた」と言った。そして、頭を傾けて、息を引きとった。

431931〔その日は〕準備の日だったので、その週の〔安息〕日は大〔祭〕日であったから、それらの体が安息日に十字架の上に残らないよう、ユダヤ人たちは、彼らが足を折られて取り除かれるようにと、ピラトゥスに頼んだ。

431932そこで、兵士たちが来て、彼と共に十字架につけられた第一の者、またもう一人の者の足を折った。

431933イエスのところに来てみると、すでに死んでいるのを見て、その足を折ることはしなかった。

431934しかし、兵士たちの一人がその槍でわき腹を突いた。すると、すぐ血と水が出て来た。

431935目撃した人が証しして来た。彼の証しは本物である。その人には自分が真実を言っていることがわかっている。あなたがたも信じる[ようになる]ためである。

431936つまりこれらのことが起こったのは、その骨が打ち砕かれることはないであろう、という聖書が満たされるためだったのである。

431937また、〔聖書の〕他の書物は、彼らは自分たちが刺し通した人を思いをこめて見るであろう、と言っている。

 

新共同訳1987

19:28 この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した。

19:29 そこには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてあった。人々は、このぶどう酒をいっぱい含ませた海綿をヒソプに付け、イエスの口もとに差し出した。

19:30 イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。

◆イエスのわき腹を槍で突く

19:31 その日は準備の日で、翌日は特別の安息日であったので、ユダヤ人たちは、安息日に遺体を十字架の上に残しておかないために、足を折って取り降ろすように、ピラトに願い出た。

19:32 そこで、兵士たちが来て、イエスと一緒に十字架につけられた最初の男と、もう一人の男との足を折った。

19:33 イエスのところに来てみると、既に死んでおられたので、その足は折らなかった。

19:34 しかし、兵士の一人が槍でイエスのわき腹を刺した。すると、すぐ血と水とが流れ出た。

19:35 それを目撃した者が証ししており、その証しは真実である。その者は、あなたがたにも信じさせるために、自分が真実を語っていることを知っている。

19:36 これらのことが起こったのは、「その骨は一つも砕かれない」という聖書の言葉が実現するためであった。

19:37 また、聖書の別の所に、「彼らは、自分たちの突き刺した者を見る」とも書いてある。

 

前田訳1978

19:28 こののち、イエスは、もはやすべてが終ったことを知って、聖書が成就するように、「渇く」といわれる。

19:29 すっぱいぶどう酒を満たした器がそこに置いてあった。彼らはそのすっぱいぶどう酒を含ませた海綿をヒソプにつけてイエスの口へと差し出した。

19:30 すっぱいぶどう酒を受けると、イエスは「事は終った」といわれた。そして頭を垂れて息を引き取られた。

19:31 さて、その日は準備日であったので、ユダヤ人は安息日に死体を十字架上に残したくなかった。その安息日は大切な日であった。そこで脛を折って死体をおろすようピラトに願った

19:32 そこで兵卒らが来て、イエスとともに十字架につけられた第一のものの脛を折り、もうひとりのものもそうした。

19:33 イエスのところに来ると、すでになくなったのを見て、脛を折らず、

19:34 兵卒のひとりが槍でその脇を突いた。するとすぐ血と水が出た。

19:35 目撃者がそれを証している。その証は真である。彼はいうことが真    であることを知っている。この証しはあなた方も信ずるためである。

19:36 これらは聖書が成就するためにおこったことである、いわく、「彼の骨はくだかれまい」と。

19:37 また別のところにいわく、「彼らはその突き刺したものを見よう」と。

 

新改訳1970

19:28 この後、イエスは、すべてのことが完了したのを知って、聖書が成就するために、「わたしは渇く。」と言われた。

19:29 そこには酸いぶどう酒のいっぱいはいった入れ物が置いてあった。そこで彼らは、酸いぶどう酒を含んだ海綿をヒソプの枝につけて、それをイエスの口もとに差し出した。

19:30 イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した。」と言われた。そして、頭を垂れて、霊をお渡しになった。

19:31 その日は備え日であったため、ユダヤ人たちは安息日に(その安息日は大いなる日であったので)、死体を十字架の上に残しておかないように、すねを折ってそれを取りのける処置をピラトに願った。

19:32 それで、兵士たちが来て、イエスといっしょに十字架につけられた第一の者と、もうひとりの者とのすねを折った。

19:33 しかし、イエスのところに来ると、イエスがすでに死んでおられるのを認めたので、そのすねを折らなかった。

19:34 しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。

19:35 それを目撃した者があかしをしているのである。そのあかしは真実である。その人が、あなたがたにも信じさせるために、真実を話すということをよく知っているのである。

19:36 この事が起こったのは、「彼の骨は一つも砕かれない。」という聖書のことばが成就するためであった。

19:37 また聖書の別のところには、「彼らは自分たちが突き刺した方を見る。」と言われているからである。

 

塚本訳1963

19:28 こうしたあと、イエスは(自分のなすべきことが)何もかもすんだことを知って、(最後に)聖書の言葉を成就させるために、「〃渇く〃」と言われた。

19:29 酸っぱい葡萄酒の一ぱい入った器がそこに置いてあった。人々はその[酸っぱい葡萄酒を]一ぱい含ませた海綿をヒソプの(茎の先)につけて、イエス(の口許)に差し出した。

19:30 イエスは酸っぱい葡萄酒を受けると、「(すべて)すんだ」と言って、首を垂れて霊を(神に)渡された。

19:31 ところで、その日は支度日、(すなわち安息日の前の日(金曜日))であったので──(ことに)その安息の日は(過越の祭りの第一日で)大切な日であったから──ユダヤ人は安息日に(三人の)体を十字架の上にのこしておかないために、脛を折って(体を)取りおろしてくれとピラトに願い出た。

19:32 そこで兵卒らが来て、イエスと一しょに十字架につけられた第一の者と、もう一人の者との脛を折った。

19:33 しかしイエスのところに来て、すでに死んであられるのを見ると、脛を折らずに、

19:34 (死をたしかめるため、)一人の兵卒が槍でその脇腹を突いた。すぐ血と水がながれ出た。

19:35 (実際)目で見た者[主の愛しておられた弟子]がこのことを証明している。──その証明は信用すべきである。彼らは自分の言うことが真実であることを知っている。──(これを書くのは、イエスが神の子であることを)あなた達にも信じさせるためである。

19:36 このことがおこったのは、〃彼の骨は砕かれない〃という聖書の言葉が成就するためであるからである。

19:37 さらに、〃彼らは自分の突き刺した者を見るであろう〃と言うほかの聖書の言葉もある。

 

口語訳1955

19:28 そののち、イエスは今や万事が終ったことを知って、「わたしは、かわく」と言われた。それは、聖書が全うされるためであった。

19:29 そこに、酢いぶどう酒がいっぱい入れてある器がおいてあったので、人々は、このぶどう酒を含ませた海綿をヒソプの茎に結びつけて、イエスの口もとにさし出した。

19:30 すると、イエスはそのぶどう酒を受けて、「すべてが終った」と言われ、首をたれて息をひきとられた。

19:31 さてユダヤ人たちは、その日が準備の日であったので、安息日に死体を十字架の上に残しておくまいと、(特にその安息日は大事な日であったから)、ピラトに願って、足を折った上で、死体を取りおろすことにした。

19:32 そこで兵卒らがきて、イエスと一緒に十字架につけられた初めの者と、もうひとりの者との足を折った。

19:33 しかし、彼らがイエスのところにきた時、イエスはもう死んでおられたのを見て、その足を折ることはしなかった。

19:34 しかし、ひとりの兵卒がやりでそのわきを突きさすと、すぐ血と水とが流れ出た。

19:35 それを見た者があかしをした。そして、そのあかしは真実である。その人は、自分が真実を語っていることを知っている。それは、あなたがたも信ずるようになるためである。

19:36 これらのことが起ったのは、「その骨はくだかれないであろう」との聖書の言葉が、成就するためである。

19:37 また聖書のほかのところに、「彼らは自分が刺し通した者を見るであろう」とある。

 

文語訳1917

"431928","この後イエス萬の事の終りたるを知りて、・・聖書の全うせられん爲に・・『われ渇く』と言ひ給ふ。"

"431929","ここに酸き葡萄酒の滿ちたる器あり、その葡萄酒のふくみたる海綿をヒソプに著けてイエスの口に差附く。"

"431930","イエスその葡萄酒をうけて後いひ給ふ『事畢りぬ』遂に首をたれて靈をわたし給ふ。"

"431931","この日は準備日なれば、ユダヤ人、安息日に屍體を十字架のうへに留めおかじとて(殊にこの度の安息日は大なる日なるにより)ピラトに、彼らの脛ををりて屍體を取除かんことを請ふ。"

"431932","ここに兵卒ども來りて、イエスとともに十字架に釘けられたる第一の者と他のものとの脛を折り、"

"431933","而してイエスに來りしに、はや死に給ふを見て、その脛を折らず。"

"431934","然るに一人の兵卒、鎗にてその脅をつきたれば、直ちに血と水と流れいづ。"

"431935","之を見しもの證をなす、其の證は眞なり、彼はその言ふことの眞なるを知る、これ汝等にも信ぜしめん爲なり。"

"431936","此等のことの成りたるは『その骨くだかれず』とある聖句の成就せん爲なり。"

"431937","また他に『かれら己が刺したる者を見るべし』と云へる聖句あり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ヨハ 19:16-22を見よ

19:16 ここにおいてピラトは、十字架につけるためにイエスを彼らに引き渡した。さて彼ら[兵卒ら]はイエスを受け取り、

19:17 イエスは自分で十字架をかついで、いわゆる「髑髏の所」──ヘブライ語でゴルゴタ──へと(都を)出てゆかれた。

19:18 そこで彼らはイエスを十字架につけた。またほかに二人(の囚人)が、イエスを中にしてあちらとこちらで、一しょに十字架につけられた。

19:19 ピラトはまた捨札を書いて十字架の上に掲げさせた。ナザレ人イエス、ユダヤ人の王と書いてあった。

19:20 多くのユダヤ人がこの捨札を読んだ。イエスが十字架につけられた場所は、都に近かったからである。かつ捨札は、ヘブライ語、ラテン語、ギリシャ語で書いてあった(ので、だれにでも読むことが出来た。こうしてピラトは、イエスが救世主であることを全世界に証ししたのであった。)

19:21 するとユダヤ人の大祭司連がピラトに抗議して言った、「『ユダヤ人の王』と書かず、『この者は、ユダヤ人の王と自称した』と書き直してください。」

19:22 ピラトが答えた、「わたしが書いたものは、わたしが書いた通り。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 18:4

18:4 イエスは御自分の身に起こることを何もかも知っておられ、進み出て、「だれを捜しているのか」と言われた。

 

新共同 ヨハ 4:34

4:34 イエスは言われた。「わたしの食べ物とは、わたしをお遣わしになった方の御心を行い、その業を成し遂げることである。

 

新共同 ルカ 12:50

12:50 しかし、わたしには受けねばならない洗礼がある。それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。

 

新共同 ヨハ 20:20

20:20 そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 10:4

10:4 キリストは、すべて信じる者に義を得させるために、律法の終りとなられたのである。

 

口語訳 ガラ 3:13

3:13 キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。聖書に、「木にかけられる者は、すべてのろわれる」と書いてある。

 

口語訳 Tコリ1:30

1:30 あなたがたがキリスト・イエスにあるのは、神によるのである。キリストは神に立てられて、わたしたちの知恵となり、義と聖とあがないとになられたのである。

 

口語訳 ロマ 15:4

15:4 これまでに書かれた事がらは、すべてわたしたちの教のために書かれたのであって、それは聖書の与える忍耐と慰めとによって、望みをいだかせるためである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 ピリ 2:8

2:8 へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。

 

新共同 Tヨハ5:6-8

5:6 この方は、水と血を通って来られた方、イエス・キリストです。水だけではなく、水と血とによって来られたのです。そして、"霊"はこのことを証しする方です。"霊"は真理だからです。

5:7 証しするのは三者で、

5:8 "霊"と水と血です。この三者は一致しています。

 

新共同 黙  1:7

1:7 見よ、その方が雲に乗って来られる。すべての人の目が彼を仰ぎ見る、/ことに、彼を突き刺した者どもは。地上の諸民族は皆、彼のために嘆き悲しむ。然り、アーメン。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 ガラ 3:13

3:13 キリストは、わたしたちのためにのろいとなって、わたしたちを律法ののろいからあがない出して下さった。聖書に、「木にかけられる者は、すべてのろわれる」と書いてある。

 

口語訳 Tヨハ5:6-8

5:6 このイエス・キリストは、水と血とをとおってこられたかたである。水によるだけではなく、水と血とによってこられたのである。そのあかしをするものは、御霊である。御霊は真理だからである。

5:7 あかしをするものが、三つある。

5:8 御霊と水と血とである。そして、この三つのものは一致する。

 

口語訳 黙  1:7

1:7 見よ、彼は、雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに、彼を刺しとおした者たちは、彼を仰ぎ見るであろう。また地上の諸族はみな、彼のゆえに胸を打って嘆くであろう。しかり、アァメン。

 

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ヨハネ19:38−42

埋葬

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

431938これらのことの後、アリマタヤの出の[人]ヨセフが、〔この人は〕ユダヤ人たちへの恐れのゆえにイエスの隠れた弟子であったが、ピラトゥスにイエスの体を取り下ろさせてほしいと頼んだ。ピラトゥスは許した。そこで、やって来て彼の体を取り下ろした。

431939以前、夜彼のところに来たニコデモも没薬と沈香を混ぜ合わせたものを百リトラばかり持ってやって来た。

431940彼らはイエスの体を引き取って、ユダヤ人たちの葬りの際の習慣通り、香料と一緒に亜麻の布切れでそれを縛った。

431941彼が十字架につけられた場所には園があり、その園にはまだ誰も葬られていない、新しい墓があった。

431942それで、ユダヤ人たちの準備の日であったから、その墓が近かったので、そこにイエスを安置した。

 

新共同訳1987

19:38 その後、イエスの弟子でありながら、ユダヤ人たちを恐れて、そのことを隠していたアリマタヤ出身のヨセフが、イエスの遺体を取り降ろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトが許したので、ヨセフは行って遺体を取り降ろした。

19:39 そこへ、かつてある夜、イエスのもとに来たことのあるニコデモも、没薬と沈香を混ぜた物を百リトラばかり持って来た。

19:40 彼らはイエスの遺体を受け取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従い、香料を添えて亜麻布で包んだ。

19:41 イエスが十字架につけられた所には園があり、そこには、だれもまだ葬られたことのない新しい墓があった。

19:42 その日はユダヤ人の準備の日であり、この墓が近かったので、そこにイエスを納めた。

 

前田訳1978

19:38 こののち、アリマタヤ出のヨセフが・・彼はユダヤ人をはばかってひそかにイエスの弟子であったが・・イエスの体を引き取りたいと願い出た。ピラトがゆるすと、来て体を引き取った。

19:39 ニコデモも来た。前に夜イエスのもとに来た人である。彼は没薬と沈香の混ぜものを百リトラほど持参した。

19:40 彼らはイエスの体を受け取り、ユダヤ人の埋葬の習慣どおり香料を加えて亜麻布で包んだ。

19:41 彼が十字架につけられたところには園があった。園にはまだだれも納められたことのない新しい墓があった。

19:42 ユダヤ人の準備日であったし、墓が近くにあったので、そこにイエスをお納めした。

 

新改訳1970

19:38 そのあとで、イエスの弟子ではあったがユダヤ人を恐れてそのことを隠していたアリマタヤのヨセフが、イエスのからだを取りかたづけたいとピラトに願った。それで、ピラトは許可を与えた。そこで彼は来て、イエスのからだを取り降ろした。

19:39 前に、夜イエスのところに来たニコデモも、没薬とアロエを混ぜ合わせたものをおよそ三十キログラムばかり持って、やって来た。

19:40 そこで、彼らはイエスのからだを取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って、それを香料といっしょに亜麻布で巻いた。

19:41 イエスが十字架につけられた場所に園があって、そこには、まだだれも葬られたことのない新しい墓があった。

19:42 その日がユダヤ人の備え日であったため、墓が近かったので、彼らはイエスをそこに納めた。

 

塚本訳1963

19:38 そのあとで、アリマタヤ生まれのヨセフが、──この人はユダヤ人(の役人たち)を恐れて、隠れてイエスの弟子になっていた人である──ピラトに、イエスの体を取りおろしたいと願い出た。ピラトが許すと、彼は行って体を取りおろした。

19:39 すると以前に、夜、イエスの所に来たニコデモも、没薬と沈香とを混ぜた物を百リトラ(三十二キロ八百グラム)ばかり持って来た。

19:40 彼らはイエスの体を受け取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って、香料をふりかけた亜麻布でこれを巻いた。

19:41 ところがイエスが十字架につけられた場所(の近く)に園があって、園の中に、まだだれも納められたことのない、新しい墓があった。

19:42 その日はユダヤ人の支度日であったので、その墓が近いのをさいわい、(安息日が始まらないうちにと、急いで)そこにイエスを納めた。

 

口語訳1955

19:38 そののち、ユダヤ人をはばかって、ひそかにイエスの弟子となったアリマタヤのヨセフという人が、イエスの死体を取りおろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトはそれを許したので、彼はイエスの死体を取りおろしに行った。

19:39 また、前に、夜、イエスのみもとに行ったニコデモも、没薬と沈香とをまぜたものを百斤ほど持ってきた。

19:40 彼らは、イエスの死体を取りおろし、ユダヤ人の埋葬の習慣にしたがって、香料を入れて亜麻布で巻いた。

19:41 イエスが十字架にかけられた所には、一つの園があり、そこにはまだだれも葬られたことのない新しい墓があった。

19:42 その日はユダヤ人の準備の日であったので、その墓が近くにあったため、イエスをそこに納めた。

 

文語訳1917

"431938","この後、アリマタヤのヨセフとて、ユダヤ人を懼れ密かにイエスの弟子たりし者、イGスの屍體を引取らんことをピラトに請ひたれば、ピラト許せり、乃ち往きてその屍體を引取る。"

"431939","また曾て夜御許に來りしニコデモも、没藥・沈香の混和物を百斤ばかり携へて來る。"

"431940","ここに彼らイエスの屍體をとり、ユダヤ人の葬りの習慣にしたがひて、香料とともに布にて巻けり。"

"431941","イエスの十字架につけられ給ひし處に園あり、園の中にいまだ人を葬りしことなき新しき墓あり。"

"431942","ユダヤ人の準備日なれば、この墓の近きままに其處にイエスを納めたり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 15:42-47

15:42 もはや夕方になった。その日は支度日、すなわち安息日の前の日[金曜日]であったので、(日が暮れると安息日になって、死体を十字架にかけておくことを許されなかった。そこで)

15:43 名望の高い最高法院の議員であるアリマタヤ生まれのヨセフが来て、臆することなくピラトの所に行き、イエスの体(の下げ渡し)を乞うた。彼も神の国(の来るの)を待ち望んでいた一人であった。

15:44 ピラトはイエスがもう死んでしまったのかと不思議に思い、百卒長を呼んで、とうに死んだかどうかを尋ね、

15:45 百卒長からそうと聞くと、なきがらをヨセフに下げ渡した。

15:46 そこでヨセフは(日が暮れぬうちにと大急ぎで)亜麻布を買い、イエスを(十字架から)下ろして亜麻布で巻き、岩に掘ってあった墓に横たえ、墓の入口に石をころがしておいた。

15:47 マグダラのマリヤとヨセの母マリヤとは、なきがらの納められた所を見ていた。

 

塚本訳 マタ 27:57-61

27:57 夕方になると、アリマタヤ生まれの金持でヨセフという人が来た。彼もイエスの弟子であった。

27:58 この人がピラトの所に行って、イエスの体(の下げ渡し)を乞うた。そこでピラトはそれを渡すように命じた。

27:59 ヨセフは体を受け取り、清らかな亜麻布で包み、

27:60 岩に掘らせた自分の新しい墓にそれを納め、墓の入口に大きな石をころがしておいて、立ち去った。

27:61 マグダラのマリヤともう一人のマリヤとはそこにのこって、墓の方を向いて坐っていた。

 

塚本訳 ルカ 23:50-56

23:50 さてここにヨセフという人があった。。最高法院の議員で、りっぱな、信心深い人であった。

23:51 ──この人は(イエスの処分について、)同僚たちの(今度の)決議と行動とに賛成しなかった。──ユダヤの町アリマタヤ生まれで、神の国(の来るの)を待ち望んでいた。

23:52 この人がピラトの所に行ってイエスの体(の下げ渡し)を乞い、

23:53 これを(十字架から)下ろして亜麻布で包み、まだだれも葬られたことのない、岩に穿った墓に納めた。

23:54 この日は支度日[金曜日]であったが、(もう夕方で、)安息日[土曜日]が始まろうとしていた。

23:55 イエスと一しょにガリラヤから来た女たちは(ヨセフの)あとについて行って、墓と、イエスの体が(そこに)納められる様子とを見とどけ、

23:56 帰って、香料と香油を用意した。女たちは掟に従って安息日を休み、

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 9:22

9:22 両親がこう言ったのは、ユダヤ人たちを恐れていたからである。ユダヤ人たちは既に、イエスをメシアであると公に言い表す者がいれば、会堂から追放すると決めていたのである。

 

新共同 ヨハ 3:1-2

3:1 さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。

3:2 ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、だれも行うことはできないからです。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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