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ヨブ記 4:1−5:27

エリファズの弁論(一)

 

翻訳比較



聖書協会共同訳2018
◆ヨブと三人の友人の論争?
ヨブ 4:1 テマン人エリファズが答えた。
ヨブ 4:2 もし、あなたに言葉を語ったなら/あなたはそれに耐えられるだろう。/しかし、誰が言葉を控えずにいられるだろうか。
ヨブ 4:3 あなたは多くの人を諭し/その萎えた手を強くした。
ヨブ 4:4 あなたの言葉はつまずく者を起こし/弱った膝に力を与えた。
ヨブ 4:5 しかし今、あなたにそれが降りかかると/あなたは耐えられない。/それがあなたの身を打つと、あなたはおびえる。
ヨブ 4:6 神を畏れることが/あなたの頼みではなかったのか。/その歩みが完全であることが/あなたの望みではなかったのか。
ヨブ 4:7 思い起こしてみよ。/罪がないのに滅びた者があったか。/正しい人で絶ち滅ぼされた者がどこにいたか。
ヨブ 4:8 私の見たところ/不義を耕し、労苦を蒔く者は/それを刈り取っている。
ヨブ 4:9 彼らは神の息によって滅び/怒りの息吹によって消えうせる。
ヨブ 4:10 獅子の雄たけびも獰猛な獅子のうなり声もやみ/若獅子の牙は折られる。
ヨブ 4:11 雄獅子が獲物を得ずに滅びれば/雌獅子の子らは散らされる。
ヨブ 4:12 言葉が私に静かに近づき/私の耳はそのささやきを捉えた。
ヨブ 4:13 夜の幻で思い乱れ/人々が深い眠りに落ちるとき
ヨブ 4:14 恐れとおののきが私を襲い/私の骨をことごとく震わせた。
ヨブ 4:15 霊が私の顔をかすめ/私は身の毛がよだった。
ヨブ 4:16 それは立っていたが/その姿を私は見分けられなかった。/形あるものが私の目の前におり/静寂の中から声が聞こえた。
ヨブ 4:17 「人は神より正しくありえようか。/人は造り主より清くありえようか。
ヨブ 4:18 見よ、神はその僕たちを信頼せず/御使いにも過ちを認める。
ヨブ 4:19 まして、泥の家に住む者/塵に土台を据える者は/虫のように潰される。
ヨブ 4:20 彼らは朝から夕まで打ち砕かれて/顧みられず永遠に滅びる。
ヨブ 4:21 天幕の綱が引き抜かれれば/彼らは死んで、知恵も役に立たない。」


5章
ヨブ 5:1 呼んでみてほしい。/あなたに答える者がいるだろうか。/あなたは聖なる者たちの誰に向かおうとするのか。
ヨブ 5:2 憤りは無知な者を殺し/妬みは思慮なき者を死に至らせる。
ヨブ 5:3 私は無知な者が根を張るのを見/その住みかを直ちに呪った。
ヨブ 5:4 その子らは救いから遠ざけられ/町の門で砕かれても、助ける者はいない。
ヨブ 5:5 その収穫物を飢えた者が食べ/茨の中から得たものを奪い取り/渇いた者は彼らの富をあえぎ求める。
ヨブ 5:6 不義は塵からは出て来ず/労苦は大地からは生じない。
ヨブ 5:7 人は苦しむために生まれ/火の粉は高く舞い上がる。
ヨブ 5:8 しかし、私は神に尋ね求め/私のことを神に委ねる。
ヨブ 5:9 この方は偉大なことをなされ、究め難く/その驚くべき業は数えきれない。
ヨブ 5:10 地の面に雨を降らせ/野の面に水を送る。
ヨブ 5:11 低い者を高く上げ/嘆く者を引き上げて救う。
ヨブ 5:12 悪賢い人々の企てを打ち砕き/彼らの手はその考えを実現できない。
ヨブ 5:13 知恵ある者を彼ら自身の悪だくみによって捕らえ/曲がった者のたくらみは破綻する。
ヨブ 5:14 彼らは昼も闇に出会い/真昼にも夜のように手探りする。
ヨブ 5:15 神は貧しい人を彼らの剣の刃から/強い者の手から救い出す。
ヨブ 5:16 それゆえ弱い人にも希望があり/不正はその口を閉ざす。
ヨブ 5:17 神から懲らしめを受ける人は幸いである。/全能者の諭しを退けてはならない。
ヨブ 5:18 神は傷つけても、また包み/打っても、その手で癒やしてくださる。
ヨブ 5:19 六度苦難が襲っても、神はあなたを救い/七度襲っても、災いがあなたを打つことはない。
ヨブ 5:20 飢饉の時には、あなたを死から救い出し/戦いの時にも、剣から救い出す。
ヨブ 5:21 舌の鞭からあなたは隠され/滅びが来ても、あなたはそれを恐れない。
ヨブ 5:22 滅びと飢饉をあなたは笑い/地の獣を恐れない。
ヨブ 5:23 野の石とあなたは契約を結び/野の獣はあなたと平和に暮らすからである。
ヨブ 5:24 あなたは自分の天幕が平和であることを知り/牧場を見回っても、あなたに欠けているものはない。
ヨブ 5:25 あなたの子孫は多くなり/あなたの裔が地の青草のようになるのを知る。
ヨブ 5:26 あなたは生涯を全うして墓に入る。/あたかも麦の束がふさわしい時に収められるように。
ヨブ 5:27 見よ、これが私たちの究めたところ。/これを聞いて、あなた自身も知るがよい。


フランシスコ会訳2013

ヨブ記4

フランシスコ訳聖書 Job <4>章 聖書本文

◆エリファズの弁論(一)

001そこで、テマン人エリファズは 答えて言った、

◆ヨブのより所

002「もし誰かがあなたに話しかけ たら、

あなたは我慢ができようか。

しかし、誰が黙っておられようか。

003見よ。あなたは多くの人々を教 え、

弱り果てた手を強くしてきた。

004あなたの言葉は倒れる者を立ち 上がらせ、

よろめく膝を強くしてきた。

005ところが今、それが自分の身に 降りかかると、

あなたは我慢ができず、

それが自分に降りかかると、あなたは怯えている。

006あなたが神を畏れてきたことこ そ、

あなたのより所ではなかったのか。

全き歩みこそ、あなたの希望ではなかったのか」。

◆悩みの種

007「さあ、考えてみなさい、

罪のないのに滅ぼされた者がいるか。

正しい人で絶やされた者が、どこにいるか。

008わたしの見たかぎり、不義を耕 す者、

害毒をまく者は、それを刈り取る。

009彼らは神の息吹によって滅び、

その怒りの一吹きによって消え失せる。

010獅子の吼える声も、猛る獅子の 唸り声もやみ、

若い獅子の牙は折られる。

011老いた獅子は獲物がなくて滅 び、

雌の獅子の子らは散り散りになる」。

◆夜の幻

012「言葉がひそかにわたしに忍び 寄った。

わたしの耳は、そのささやきを聞いた。

5     ?「神の息吹」と「一吹き」は、同じ意味をもち、神の怒りを指す。D204

深い眠りが人々を襲うとき、

014恐怖とおののきがわたしを襲 い、

わたしの骨はことごとくわなないた。

015その時、霊がわたしの顔をなで て去った。

わたしは身の毛がよだった。

016それは立ち止まったが、

わたしはその姿を見分けられなかった。

わたしの目の前に一つの形があったのだが……

わたしはかすかな声を聞いた」。

◆人間の正しさ

017「『死すべきものが神の前で正 しくあり得ようか。

人が造り主の前で清くあり得ようか。

018見よ。神はその僕たちさえ信頼 せず、

その使いたちにさえ過ちを認められる。

019まして、土の家に住む人々に対 しては

なおさらのこと。

その家の土台は塵の中に据えられており、

しみに食い荒らされるように押しつぶされる。

020彼らは朝から夕方の間に散らさ れ、

永久に滅ぼされて、誰も彼らを顧みはしない。

021彼らの天幕の綱も彼らのうちか ら取り去られ、

彼らは知恵もなく、死んでいく』」。

 

ヨブ記5

フランシスコ訳聖書 Job <5>章 聖書本文

◆悪の源

001「さあ、呼んでみよ。あなたに 答える者が誰かいるか。聖なる者たちの誰に、あなたは頼ろうとするのか。

002怒りは愚か者を殺し、

妬みは思慮の足りない者を切り倒す。

003わたしは愚か者が根を張るのを 見た。

ただちに、わたしはその住処を呪った。

004その子供たちが危険にさらさ れ、

門で踏みにじられても彼を守る者はいない。

005飢えた者が、その収穫を食べ尽 くし、

彼らの口からさえ、これを奪い取る。

渇いた者が彼らの富をあえぎ求める。

006なぜなら、災いは地から生じる ものではなく、

苦しみは土から芽を出すものでもないから。

007そうだ、人は労苦するために生 まれる、

鳥が高く飛ぶために生まれるように」。

◆神への呼びかけ

008「しかし、わたしなら神に訴 え、

自分のことを神にお任せする。

009神は計り知れないほどの大いな ることを行われた。

その驚くべき業は数えきれない。

010大地の面に雨を降らせ、

野の上に水を注ぎ、

011低い者を高く上げ、

悲しむ者を引き上げて救われる。

012神は悪賢い者の謀を挫かれる。

それで、彼らの手はいかなる成功もおさめ得ない。

013神は賢い者を、彼ら自身の悪だ くみによって捕らえ、

彼らの狡猾な計画を覆される。

014彼らは昼間でも闇に遭い、

真昼でも夜のように手探りする。

015しかし、神は誠実な人を彼らの 剣から、

貧しい人を強い者の手から救われる。

016こうして乏しい者は希望を抱 き、

不正はその口を閉ざす」。

◆すべては一新される

017「何と、幸いなことか、神に懲 らしめられる人は。

だから、全能者の戒めを

ないがしろにしてはならない。

018神は傷を負わせても、傷を包 み、

怪我をさせても、その手で癒やしてくださる。

019神は六つの苦しみからあなたを 救い、

七つの苦しみの中でも、あなたは害を受けない。

020飢饉の時も、あなたを死から救 い、

戦いの時も、剣の力からあなたを救ってくださる。

021あなたは毒のある舌から守ら れ、

悪霊が押し寄せてもあなたはそれを恐れない。

022あなたは荒廃と飢饉とを嘲笑 し、

大地の獣をも恐れない。

023あなたは野の石と契約を結び、

野の獣どもとも平和に暮らすようになる。

024あなたは自分の天幕が安全であ るのを知り、

あなたの牧場の群れを数えても欠けるものがなく、

025あなたの子孫は数を増し、

あなたの末裔は野の草のように茂るのを知るだろう。

026あなたは健やかに天寿を全うし て墓に入る、

あたかも季節になって取り入れられた麦束のように。

027見よ、わたしたちが調べ上げた ことは、

以上のとおりである。

あなたもこれを聞いて悟るがよい」。


 

新共同訳1987

4:1 テマン人エリファズは話し始めた。

4:2 あえてひとこと言ってみよう。あなたを疲れさせるだろうが/誰がものを言わずにいられようか。

4:3 あなたは多くの人を諭し/力を失った手を強めてきた。

4:4 あなたの言葉は倒れる人を起こし/くずおれる膝に力を与えたものだった。

4:5 だが、そのあなたの上に何事かふりかかると/あなたは弱ってしまう。それがあなたの身に及ぶと、おびえる。

4:6 神を畏れる生き方が/あなたの頼みではなかったのか。完全な道を歩むことが/あなたの希望ではなかったのか。

4:7 考えてみなさい。罪のない人が滅ぼされ/正しい人が絶たれたことがあるかどうか。

4:8 わたしの見てきたところでは/災いを耕し、労苦を蒔く者が/災いと労苦を収穫することになっている。

4:9 彼らは神の息によって滅び/怒りの息吹によって消えうせる。

4:10 獅子がほえ、うなっても/その子らの牙は折られてしまう。

4:11 雄が獲物がなくて滅びれば/雌の子らはちりぢりにされる。

4:12 忍び寄る言葉があり/わたしの耳はそれをかすかに聞いた。

4:13 夜の幻が人を惑わし/深い眠りが人を包むころ

4:14 恐れとおののきが臨み/わたしの骨はことごとく震えた。

4:15 風が顔をかすめてゆき/身の毛がよだった。

4:16 何ものか、立ち止まったが/その姿を見分けることはできなかった。ただ、目の前にひとつの形があり/沈黙があり、声が聞こえた。

4:17 「人が神より正しくありえようか。造り主より清くありえようか。

4:18 神はその僕たちをも信頼せず/御使いたちをさえ賞賛されない。

4:19 まして人は/塵の中に基を置く土の家に住む者。しみに食い荒らされるように、崩れ去る。

4:20 日の出から日の入りまでに打ち砕かれ/心に留める者もないままに、永久に滅び去る。

4:21 天幕の綱は引き抜かれ/施すすべも知らず、死んでゆく。」

5:1 呼んでみよ/あなたに答える者がいるかどうか。聖なるものをおいて、誰に頼ろうというのか。

5:2 愚か者は怒って自ら滅び/無知な者はねたんで死に至る。

5:3 愚か者が根を張るのを見て/わたしは直ちにその家を呪った。

5:4 「その子らは安全な境遇から遠ざけられ/助ける者もなく町の門で打ち砕かれるがよい。

5:5 彼らの収穫は、飢えた人が食い尽くし/その富は、渇いた人が飲み尽くし/その財産は、やせ衰えた人が奪うがよい。」

5:6 塵からは、災いは出てこない。土からは、苦しみは生じない。

5:7 それなのに、人間は生まれれば必ず苦しむ。火花が必ず上に向かって飛ぶように。

5:8 わたしなら、神に訴え/神にわたしの問題を任せるだろう。

5:9 計り難く大きな業を/数知れぬ不思議な業を成し遂げられる方に。

5:10 神は地の面に雨を降らせ/野に水を送ってくださる。

5:11 卑しめられている者を高く上げ/嘆く者を安全な境遇に引き上げてくださる。

5:12 こざかしい者の企てを砕いて/彼らの手の業が成功することを許されない。

5:13 知恵ある者はさかしさの罠にかかり/よこしまな者はたくらんでも熟さない。

5:14 真昼にも、暗黒に出会い/昼も、夜であるかのように手探りする。

5:15 神は貧しい人を剣の刃から/権力者の手から救い出してくださる。

5:16 だからこそ、弱い人にも希望がある。不正はその口を閉ざすであろう。

5:17 見よ、幸いなのは/神の懲らしめを受ける人。全能者の戒めを拒んではならない。

5:18 彼は傷つけても、包み/打っても、その御手で癒してくださる。

5:19 六度苦難が襲っても、あなたを救い/七度襲っても/災いがあなたに触れないようにしてくださる。

5:20 飢饉の時には死から/戦いの時には剣から助け出してくださる。

5:21 あなたは、陥れる舌からも守られている。略奪する者が襲っても/恐怖を抱くことはない。

5:22 略奪や飢饉を笑っていられる。地の獣に恐怖を抱くこともない。

5:23 野の石とは契約を結び/野の獣とは和解する。

5:24 あなたは知るだろう/あなたの天幕は安全で/牧場の群れを数えて欠けるもののないことを。

5:25 あなたは知るだろう/あなたの子孫は増え/一族は野の草のように茂ることを。

5:26 麦が実って収穫されるように/あなたは天寿を全うして墓に入ることだろう。

5:27 見よ、これが我らの究めたところ。これこそ確かだ。よく聞いて、悟るがよい。

 

新改訳1970

4:1 すると、テマン人エリファズが話しかけて言った。

4:2 もし、だれかがあなたにあえて語りかけたら、あなたはそれに耐えられようか。しかし、だれが黙っておられよう。

4:3 見よ。あなたは多くの人を訓戒し、弱った手を力づけた。

4:4 あなたのことばはつまずく者を起こし、くずおれるひざをしっかり立たせた。

4:5 だが、今これがあなたにふりかかると、あなたは、これに耐えられない。これがあなたを打つと、あなたはおびえている。

4:6 あなたが神を恐れていることはあなたの確信ではないか。あなたの望みはあなたの潔白な行ないではないか。

4:7 さあ思い出せ。だれか罪がないのに滅びた者があるか。どこに正しい人で絶たれた者があるか。

4:8 私の見るところでは、不幸を耕し、害毒を蒔く者が、それを刈り取るのだ。

4:9 彼らは神のいぶきによって滅び、その怒りの息によって消えうせる。

4:10 獅子のほえる声、たける獅子の声は共にやみ、若い獅子のきばも砕かれる。

4:11 雄獅子は獲物がなくて滅び、雌獅子の子らは散らされる。

4:12 一つのことばが私に忍び寄り、そのささやきが私の耳を捕えた。

4:13 夜の幻で思い乱れ、深い眠りが人々を襲うとき、

4:14 恐れとおののきが私にふりかかり、私の骨々は、わなないた。

4:15 そのとき、一つの霊が私の顔の上を通り過ぎ、私の身の毛がよだった。

4:16 それは立ち止まったが、私はその顔だちを見分けることができなかった。しかし、その姿は、私の目の前にあった。静寂…、そして私は一つの声を聞いた。

4:17 人は神の前に正しくありえようか。人はその造り主の前にきよくありえようか。

4:18 見よ。神はご自分のしもべさえ信頼せず、その御使いたちにさえ誤りを認められる。

4:19 まして、ちりの中に土台を据える泥の家に住む者はなおさらのことである。彼らはしみのようにたやすく押しつぶされ、

4:20 彼らは朝から夕方までに打ち砕かれ、永遠に滅ぼされて、だれも顧みない。

4:21 彼らの幕屋の綱も彼らのうちから取り去られないであろうか。彼らは知恵がないために死ぬ。

5:1 さあ、呼んでみよ。だれかあなたに答える者があるか。聖者のうちのだれにあなたは向かって行こうとするのか。

5:2 憤りは愚か者を殺し、ねたみはあさはかな者を死なせる。

5:3 私は愚か者が根を張るのを見た。しかし、その住みかは、たちまち腐った。

5:4 その子たちは危険にさらされ、門で押しつぶされても、彼らを救い出す者もいない。

5:5 彼の刈り入れる物は飢えた人が食べ、いばらの中からさえこれを奪う。渇いた者が彼らの富をあえぎ求める。

5:6 なぜなら、不幸はちりから出て来ず、苦しみは土から芽を出さないからだ。

5:7 人は生まれると苦しみに会う。火花が上に飛ぶように。

5:8 私なら、神に尋ね、私のことを神に訴えよう。

5:9 神は大いなる事をなして測り知れず、その奇しいみわざは数えきれない。

5:10 神は地の上に雨を降らし、野の面に水を送る。

5:11 神は低い者を高く上げ、悲しむ者を引き上げて救う。

5:12 神は悪賢い者のたくらみを打ちこわす。それで彼らの手は、何の効果ももたらさない。

5:13 神は知恵のある者を彼ら自身の悪知恵を使って捕える。彼らのずるいはかりごとはくつがえされる。

5:14 彼らは昼間にやみに会い、真昼に、夜のように手さぐりする。

5:15 神は貧しい者を剣から、彼らの口から、強い者の手から救われる。

5:16 こうして寄るべのない者は望みを持ち、不正はその口をつぐむ。

5:17 ああ、幸いなことよ。神に責められるその人は。だから全能者の懲らしめをないがしろにしてはならない。

5:18 神は傷つけるが、それを包み、打ち砕くが、その手でいやしてくださるからだ。

5:19 神は六つの苦しみから、あなたを救い出し、七つ目のわざわいはあなたに触れない。

5:20 ききんのときには死からあなたを救い、戦いのときにも剣の力からあなたを救う。

5:21 舌でむち打たれるときも、あなたは隠され、破壊の来るときにも、あなたはそれを恐れない。

5:22 あなたは破壊とききんとをあざ笑い、地の獣をも恐れない。

5:23 野の石とあなたは契りを結び、野の獣はあなたと和らぐからだ。

5:24 あなたは自分の天幕が安全であるのを知り、あなたの牧場を見回っても何も失っていない。

5:25 あなたは自分の子孫が多くなり、あなたのすえが地の草のようになるのを知ろう。

5:26 あなたは長寿を全うして墓にはいろう。あたかも麦束がその時期に収められるように。

5:27 さあ、私たちが調べ上げたことはこのとおりだ。これを聞き、あなた自身でこれを知れ。

 

口語訳1955

4:1 その時、テマンびとエリパズが答えて言った、

4:2 「もし人があなたにむかって意見を述べるならば、/あなたは腹を立てるでしょうか。しかしだれが黙っておれましょう。

4:3 見よ、あなたは多くの人を教えさとし、/衰えた手を強くした。

4:4 あなたの言葉はつまずく者をたすけ起し、/かよわいひざを強くした。

4:5 ところが今、この事があなたに臨むと、/あなたは耐え得ない。この事があなたに触れると、あなたはおじ惑う。

4:6 あなたが神を恐れていることは、/あなたのよりどころではないか。あなたの道の全きことは、あなたの望みではないか。

4:7 考えてみよ、だれが罪のないのに、/滅ぼされた者があるか。どこに正しい者で、断ち滅ぼされた者があるか。

4:8 わたしの見た所によれば、不義を耕し、/害悪をまく者は、それを刈り取っている。

4:9 彼らは神のいぶきによって滅び、/その怒りの息によって消えうせる。

4:10 ししのほえる声、たけきししの声はともにやみ、/若きししのきばは折られ、

4:11 雄じしは獲物を得ずに滅び、/雌じしの子は散らされる。

4:12 さて、わたしに、言葉がひそかに臨んだ、/わたしの耳はそのささやきを聞いた。

4:13 すなわち人の熟睡するころ、/夜の幻によって思い乱れている時、

4:14 恐れがわたしに臨んだので、おののき、/わたしの骨はことごとく震えた。

4:15 時に、霊があって、わたしの顔の前を過ぎたので、/わたしの身の毛はよだった。

4:16 そのものは立ちどまったが、/わたしはその姿を見わけることができなかった。一つのかたちが、わたしの目の前にあった。わたしは静かな声を聞いた、

4:17 『人は神の前に正しくありえようか。人はその造り主の前に清くありえようか。

4:18 見よ、彼はそのしもべをさえ頼みとせず、/その天使をも誤れる者とみなされる。

4:19 まして、泥の家に住む者、/ちりをその基とする者、/しみのようにつぶされる者。

4:20 彼らは朝から夕までの間に打ち砕かれ、/顧みる者もなく、永遠に滅びる。

4:21 もしその天幕の綱が/彼らのうちに取り去られるなら、/ついに悟ることもなく、死にうせるではないか』。

5:1 試みに呼んでみよ、/だれかあなたに答える者があるか。どの聖者にあなたは頼もうとするのか。

5:2 確かに、憤りは愚かな者を殺し、/ねたみはあさはかな者を死なせる。

5:3 わたしは愚かな者の根を張るのを見た、/しかしわたしは、にわかにそのすみかをのろった。

5:4 その子らは安きを得ず、/町の門でしえたげられても、これを救う者がない。

5:5 その収穫は飢えた人が食べ、/いばらの中からさえ、これを奪う。また、かわいた者はその財産をあえぎ求める。

5:6 苦しみは、ちりから起るものでなく、/悩みは土から生じるものでない。

5:7 人が生れて悩みを受けるのは、/火の子が上に飛ぶにひとしい。

5:8 しかし、わたしであるならば、神に求め、/神に、わたしの事をまかせる。

5:9 彼は大いなる事をされるかたで、測り知れない、/その不思議なみわざは数えがたい。

5:10 彼は地に雨を降らせ、野に水を送られる。

5:11 彼は低い者を高くあげ、/悲しむ者を引き上げて、安全にされる。

5:12 彼は悪賢い者の計りごとを敗られる。それで何事もその手になし遂げることはできない。

5:13 彼は賢い者を、彼ら自身の悪巧みによって捕え、/曲った者の計りごとをくつがえされる。

5:14 彼らは昼も、やみに会い、/真昼にも、夜のように手探りする。

5:15 彼は貧しい者を彼らの口のつるぎから救い、/また強い者の手から救われる。

5:16 それゆえ乏しい者に望みがあり、/不義はその口を閉じる。

5:17 見よ、神に戒められる人はさいわいだ。それゆえ全能者の懲らしめを軽んじてはならない。

5:18 彼は傷つけ、また包み、/撃ち、またその手をもっていやされる。

5:19 彼はあなたを六つの悩みから救い、/七つのうちでも、災はあなたに触れることがない。

5:20 ききんの時には、あなたをあがなって、/死を免れさせ、/いくさの時には、つるぎの力を免れさせられる。

5:21 あなたは舌をもってむち打たれる時にも、/おおい隠され、/滅びが来る時でも、恐れることはない。

5:22 あなたは滅びと、ききんとを笑い、/地の獣をも恐れることはない。

5:23 あなたは野の石と契約を結び、/野の獣はあなたと和らぐからである。

5:24 あなたは自分の天幕の安全なことを知り、/自分の家畜のおりを見回っても、欠けた物がなく、

5:25 また、あなたの子孫の多くなり、/そのすえが地の草のようになるのを知るであろう。

5:26 あなたは高齢に達して墓に入る、/あたかも麦束をその季節になって/打ち場に運びあげるようになるであろう。

5:27 見よ、われわれの尋ねきわめた所はこのとおりだ。あなたはこれを聞いて、みずから知るがよい」。

 


文 語訳1917
4:1 時にテマン人エリパズ答へて曰く
4:2 人もし汝にむかひて言詞を出さば汝これを厭ふや 然ながら誰か言で忍ぶことを得んや
4:3 さきに汝は衆多の人を誨へ諭せり 手の埀たる者をばこれを強くし
4:4 つまづく者をば言をもて扶けおこし 膝の弱りたる者を強くせり
4:5 然るに今この事汝に臨めば汝悶え この事なんぢに加はれば汝おぢまどふ
4:6 汝は神を畏こめり 是なんぢの依ョむ所ならずや 汝はその道を全うせり 是なんぢの望ならずや
4:7 請ふ想ひ見よ 誰か罪なくして亡びし者あらん 義者の絶れし事いづくに在や
4:8 我の觀る所によれば不義を耕へし惡を播く者はその穫る所も亦是のごとし
4:9 みな神の氣吹によりて滅びその鼻の息によりて消うす
4:10 獅子の吼 猛き獅子の聲ともに息み 少き獅子の牙折れ
4:11 大獅子獲物なくして亡び小獅子散失す
4:12 前に言の密に我に臨めるありて我その細聲を耳に聞得たり
4:13 即ち人の熟睡する頃我夜の異象によりて想ひ煩ひをりける時
4:14 身に恐懼をもよほして戰慄き 骨節ことごとく振ふ
4:15 時に靈ありて我面の前を過ければ我は身の毛よだちたり
4:16 その物立とまりしが我はその状を見わかつことえざりき 唯一の物の象わが目の前にあり 時に我しづかなる聲を聞けり云く
4:17 人いかで神より正義からんや 人いかでその造主より潔からんや
4:18 彼はその僕をさへに恃みたまはず 其使者をも足ぬ者と見做たまふ
4:19 况んや土の家に住をりて塵を基とし蜉蝣のごとく亡ぶる者をや
4:20 是は朝より夕までの間に亡びかへりみる者もなくして永く失逝る
4:21 その魂の緒あに絶ざらんや皆悟ること無して死うす
5:1 請ふなんぢ?びて看よ 誰か汝に應ふる者ありや 聖者の中にて誰に汝むかはんとするや
5:2 夫愚なる者は憤恨のために身を殺し 癡き者は嫉?のために己を死しむ
5:3 我みづから愚なる者のその根を張るを見たりしがすみやかにその家を詛へり
5:4 その子等は助援を獲ることなく 門にて惱まさる 之を救ふ者なし
5:5 その穡とれる物は饑たる人これを食ひ 荊棘の籬の中にありてもなほ之を奪ひいだし 羂をその所有物にむかひて口を張る
5:6 災禍は塵より起らず 艱難は土より出ず
5:7 人の生れて艱難をうくるは火の子の上に飛がごとし
5:8 もし我ならんには我は必らず神に告求め 我事を神に任せん
5:9 神は大にして測りがたき事を行ひたまふ 其不思議なる事を爲たまふこと數しれず
5:10 雨を地の上に降し 水を野に遣り
5:11 卑き者を高く擧げ 憂ふる者を引興して幸福ならしめたまふ
5:12 神は狡しき者の謀計を敗り 之をして何事をもその手に成就ること能はざらしめ
5:13 慧き者をその自分の詭計によりて執へ 邪なる者の謀計をして敗れしむ
5:14 彼らは晝も暗Kに遇ひ 卓午にも夜の如くに摸り惑はん
5:15 神は惱める者を救ひてかれらが口の劍を免かれしめ 強き者の手を免かれしめたまふ
5:16 是をもて弱き者望あり 惡き者口を閉づ
5:17 神の懲したまふ人は幸福なり 然ば汝全能者の?責を輕んずる勿れ
5:18 神は傷け又裹み 撃ていため又その手をもて善醫したまふ
5:19 彼はなんぢを六の艱難の中にて救ひたまふ 七の中にても災禍なんぢにのぞまじ
5:20 饑饉の時にはなんぢを救ひて死を免れしめ 戰爭の時には劍の手を免れしめたまふ
5:21 汝は舌にて鞭たるる時にも隱るることを得 壞滅の來る時にも懼るること有じ
5:22 汝は壞滅と饑饉を笑ひ地の獸をも懼るること無るべし
5:23 田野の石なんぢと相結び野の獸なんぢと和がん
5:24 汝はおのが幕屋の安然なるを知ん 汝の住處を見まはるに缺たる者なからん
5:25 汝また汝の子等の多くなり 汝の裔の地の草の如くになるを知ん
5:26 汝は遐齡におよびて墓にいらん 宛然麥束を時にいたりて運びあぐるごとくなるべし
5:27 視よ我らが尋ね明めし所かくのごとし 汝これを聽て自ら知れよ



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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 ヘブ 12:12

12:12 それだから、あなたが たのなえた手と、弱くなっているひざとを、まっすぐにしなさい。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口語訳 ヨハ 9:2

9:2 弟子たちはイエスに尋ねて言った、「先生、この人が生れつき盲人なのは、だれが罪を犯したためですか。本人ですか、それともその両親ですか」。

 

口語訳 ガラ 6:7

6:7 まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。

 

口語訳 Uテサ2:8

2:8 その時になると、不法の者が現れる。この者を、主イエスは口の息をもって殺し、来臨の輝きによって滅ぼすであろう。

 

口語訳 Tコリ3:19

3:19 なぜなら、この世の知恵は、神の前では愚かなものだからである。「神は、知者たちをその悪知恵によって捕える」と書いてあり、

 

口語訳 ヘブ 12:5-11

12:5 また子たちに対するように、あなたがたに語られたこの勧めの言葉を忘れている、/「わたしの子よ、/主の訓練を軽んじてはいけない。主に責められるとき、 弱り果ててはならない。

12:6 主は愛する者を訓練し、/受けいれるすべての子を、/むち打たれるのである」。

12:7 あなたがたは訓練として耐え忍びなさい。神はあなたがたを、子として取り扱っておられるのである。いったい、父に訓練されない子があるだろうか。

12:8 だれでも受ける訓練が、あなたがたに与えられないとすれば、それこそ、あなたがたは私生子であって、ほんとうの子ではない。

12:9 その上、肉親の父はわたしたちを訓練するのに、なお彼をうやまうとすれば、なおさら、わたしたちは、たましいの父に服従して、真に生きるべきではないか。

12:10 肉親の父は、しばらくの間、自分の考えに従って訓練を与えるが、たましいの父は、わたしたちの益のため、そのきよさにあずからせるために、そうされるので ある。

12:11 すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を結ばせ るようになる。

 

口語訳 ヤコ 1:12

1:12 試錬を耐え忍ぶ人は、さいわいである。それを忍びとおしたなら、神を愛する者たちに約束されたいのちの冠を受けるであろう。

 

口語訳 黙  3:19

3:19 すべてわたしの愛している者を、わたしはしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって悔い改めなさい。

 

口語訳 Tコリ10:13

10:13 あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、 それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口語訳 ガラ 6:7-8

6:7 まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。

6:8 すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。

 

口語訳 Uテサ2:8

2:8 その時になると、不法の者が現れる。この者を、主イエスは口の息をもって殺し、来臨の輝きによって滅ぼすであろう。

 

口語訳 Uコリ4:7

4:7 しかしわたしたちは、この宝を土の器の中に持っている。その測り知れない力は神のものであって、わたしたちから出たものでないことが、あらわれるためであ る。

 

口語訳 Uコリ5:1

5:1 わたしたちの住んでいる地上の幕屋がこわれると、神からいただく建物、すなわち天にある、人の手によらない永遠の家が備えてあることを、わたしたちは知っ ている。

 

口語訳 Tコリ3:19

3:19 なぜなら、この世の知恵は、神の前では愚かなものだからである。「神は、知者たちをその悪知恵によって捕える」と書いてあり、

 

口語訳 ヨハ 12:35

12:35 そこでイエスは彼らに言われた、「もうしばらくの間、光はあなたがたと一緒にここにある。光がある間に歩いて、やみに追いつかれないようにしなさい。やみ の中を歩く者は、自分がどこへ行くのかわかっていない。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

新共同 ルカ 1:52

1:52 権力ある者をその座から引き降ろし、/身分の低い者を高く上げ、

 

新共同 Tコリ3:19

3:19 この世の知恵は、神の前では愚かなものだからです。「神は、知恵のある者たちを/その悪賢さによって捕らえられる」と書いてあり、

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 ヘブ 12:12

12:12 だから、萎えた手と弱くなったひざをまっすぐにしなさい。

 

新共同 ガラ 6:7-8

6:7 思い違いをしてはいけません。神は、人から侮られることはありません。人は、自分の蒔いたものを、また刈り取ることになるのです。

6:8 自分の肉に蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、霊に蒔く者は、霊から永遠の命を刈り取ります。

 

新共同 Uペテ2:4

2:4 神は、罪を犯した天使たちを容赦せず、暗闇という縄で縛って地獄に引き渡し、裁きのために閉じ込められました。

 

新共同 Uコリ4:7

4:7 ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかにな るために。

 

新共同 Uコリ5:1

5:1 わたしたちの地上の住みかである幕屋が滅びても、神によって建物が備えられていることを、わたしたちは知っています。人の手で造られたものではない天にあ る永遠の住みかです。

 

新共同 ピリ 1:29

1:29 つまり、あなたがたには、キリストを信じることだけでなく、キリストのために苦しむことも、恵みとして与えられているのです。

 

新共同 ロマ 11:33

11:33 ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。

 

新共同 使  14:7

14:7 そして、そこでも福音を告げ知らせていた。

 

新共同 Tコリ3:19

3:19 この世の知恵は、神の前では愚かなものだからです。「神は、知恵のある者たちを/その悪賢さによって捕らえられる」と書いてあり、

 

新共同 ヘブ 12:5

12:5 また、子供たちに対するようにあなたがたに話されている次の勧告を忘れています。「わが子よ、主の鍛錬を軽んじてはいけない。主から懲らしめられても、/ 力を落としてはいけない。

 

新共同 黙  3:19

3:19 わたしは愛する者を皆、叱ったり、鍛えたりする。だから、熱心に努めよ。悔い改めよ。

 

新共同 Tコリ10:13

10:13 あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせること はなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。

 

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