ヨブ記 15:1−35
エリファズの弁論(二)
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆ヨブと三人の友人の論争?
ヨブ 15:1 テマン人エリファズは答えた。
ヨブ 15:2 知恵ある人は風にすぎない知識で答え/東風で自分の腹を満たすだろうか。
ヨブ 15:3 無益な言葉で論じ/役に立たない議論をするだろうか。
ヨブ 15:4 あなたは神への畏れを捨て/神の前で祈ることをやめている。
ヨブ 15:5 あなたの口があなたの過ちを教え/あなたは悪賢い者たちの舌を選び/使っているからだ。
ヨブ 15:6 あなたを悪しき者とするのは/私ではなく、あなたの口。/あなたの唇があなたに逆らって答えている。
ヨブ 15:7 あなたは最初の人間として生まれ/丘に先立って生み出されたのか。
ヨブ 15:8 あなたは神の会議にあずかり/知恵を自分のものにしたのか。
ヨブ 15:9 あなたの知っていることを私たちが知らず/あなたが悟っているものは/私たちの内にはないのだろうか。
ヨブ 15:10 私たちの中には白髪の者も老いた者もいて/あなたの父よりも年上だ。
ヨブ 15:11 神の慰めとあなたへの優しい言葉は/あなたにとってそれほど小さなものなのか。
ヨブ 15:12 なぜ、あなたは取り乱すのか。/なぜ、あなたはいらだっているのか。
ヨブ 15:13 あなたは神に向かっていらだち/このような言葉を口から吐いている。
ヨブ 15:14 人とは何者なのか。清くありえようか。/女から生まれた者が正しいというのか。
ヨブ 15:15 神はその聖なる者たちをも信頼せず/神の目には天も清くはない。
ヨブ 15:16 まして忌み嫌われる者、腐敗した者/不正を水のように飲む人間はなおさらだ。
ヨブ 15:17 私はあなたに告げよう。聞け。/私が見たことを私は述べよう。
ヨブ 15:18 それは知恵ある人が示し/その先祖が隠さなかったものだ。
ヨブ 15:19 地は彼らだけに与えられ/彼らの中を他国の者が渡り歩くことはなかった。
ヨブ 15:20 悪しき者は一生の間、もだえ苦しむ。/冷酷な者には年の数が隠されている。
ヨブ 15:21 その両耳には恐ろしい音が聞こえ/平和な時にも略奪者が彼を襲う。
ヨブ 15:22 彼は暗闇から戻れるとは信じられず/剣に狙われ続ける。
ヨブ 15:23 彼は食物を求めてあちらこちらをさまよい/暗闇の日が身近に迫っていることを知る。
ヨブ 15:24 苦しみと悩みが彼を襲い/戦いに臨む王のように彼を威圧する。
ヨブ 15:25 それは、彼が神に手向かい/全能者に対して傲慢に振る舞い
ヨブ 15:26 分厚い盾をかざし/かたくなに神に向かって突進するからだ。
ヨブ 15:27 また、彼の顔は脂で覆われ/腰の回りは脂肪で太くなっており
ヨブ 15:28 滅ぼされた町、人の住まない家/瓦礫の山となる所に住む。
ヨブ 15:29 彼は富を得ず、財産を守らず/その得たものを地に広げることはない。
ヨブ 15:30 彼は暗闇から逃れることはできず/炎に若枝を枯らされ/彼の口の息によって逃れる。
ヨブ 15:31 人を惑わす空しいものに頼るな。/その報いは空しいからだ。
ヨブ 15:32 時が来る前にそれはしおれ/その枝は緑にはならない。
ヨブ 15:33 彼はぶどうの木のように熟さない実を振り落とし/オリーブの木のようにその花を落とす。
ヨブ 15:34 神を敬わない者の群れは実を結ばず/賄賂を好む者の天幕を火が焼き尽くす。
ヨブ 15:35 彼らは苦しみをはらんで不義を生み/その腹は欺きを育む。
フランシスコ会訳2013
ヨブ記15
フランシスコ訳聖書 Job <15>章
聖書本文
◆エリファズの弁論(二)
001そこでテマン人エリファズは答
えて言った、
◆人間の不純
002「知恵ある者が風のような知識
で答えるだろうか。
東風でその腹を満たすだろうか。
003知恵ある者が無益な言葉で論じ
たり、
役に立たない議論をするだろうか。
004ところが、あなたは神を畏れ敬
うことを捨て、
神に祈るのをやめている。
005あなたの不義があなたの口に言
葉を教え、
あなたは悪賢い者の舌を選んで用いる。
006わたしではなく、あなた自身の
口が
あなたを罪に定める。
あなた自身の唇が、あなたに逆らって証言する。
007あなたは最初の人間として生ま
れたのか。
丘よりも先に生み出されたのか。
008あなたは神の会議にあずかり、
知恵を独り占めしているのか。
009あなたが知っていることで、
わたしたちが知らないことがあろうか。
あなたが悟っていることで、
わたしたちが悟っていないことがあろうか。
010わたしたちの中には白髪の者も
高齢な者もいる。
あなたの父よりも遥かに年上の者もいる。
011あなたには神の慰めも、
優しい言葉も、取るに足りないものなのか。
012なぜ、あなたの心をかき乱すの
か。
なぜ、あなたの目はぎらついているのか。
013あなたの憤りを神に向け、
あなたの口からそのような言葉を口にするとは。
014人がどうして清くあり得よう か。
女から生まれた者が、どうして正しくあり得ようか。
015神は聖なる者たちをも信じよう
とはなさらず、
もろもろの天でさえ神の目に清くないなら、
016まして、忌み嫌うべき汚れた 者、
不義を水のように飲む人間は、なおさらである」。
◆不信仰者の行く末
017「わたしはあなたに語ろう。わ
たしに耳を傾けよ。
わたしが見たことを告げよう。
018それは知恵ある者たちがその先
祖から受け継ぎ、
隠さず伝えたものである。
019彼らだけに、この地は与えら れ、
他国の者らは、彼らの間を
通り過ぎることはなかった。
020悪い者は一生涯悶え、苦しみ、
暴虐な者の年の数は限られている。
021その耳には恐ろしい音が聞こ え、
平和な時も略奪者が彼を襲う。
022彼は暗黒から逃れる希望を失 い、
ただ剣に狙われるだけである。
023彼はさ迷い歩いて、禿鷹の餌食
となり、
その滅びが間近いのを知っている。
暗黒の日は024彼を恐れさせ、
苦しみと悩みが彼を脅かす。
あたかも王が戦いの開始を待っているかのように。
025彼は神に逆らってその手を伸 べ、
全能者に逆らって高慢に振る舞い、
026頑固に、厚く強い盾をもって、
神に向かって突進する。
027彼の顔は脂ぎり、
腰の辺りは脂肪太りしている。
028彼は、荒れ果てた町々に、住む
者のない家に、
やがて瓦礫の山となる所に住む。
029彼は富むことなく、その富は残
らない。
もはやその影で地を覆うことはない。
030彼は暗黒から逃れられず、
炎がその若枝を枯らし、
その花は風に吹き散らされる。
031自分を欺いてむなしいことに頼
るな。
それはむなしいことだ。
その棕櫚の木は、032時ならずして
枯れ、
もはやその枝も茂ることがない。
033彼はぶどうの木のように、未熟
な実を落とし、
オリーブの木のように、その花を散らす。
034神を信じない輩は子を産まず、
賄賂を贈る者の天幕は火で焼かれる。
035悪人どもは苦しみを孕み、不義
を生み、
その胎は偽りを宿す」。
新共同訳1987
15:1
テマン人エリファズは答えた。
15:2
知恵ある者が空虚な意見を述べたり/その腹を東風で満たしたりするであろうか。
15:3
無益な言葉をもって論じたり/役に立たない論議を重ねたりするであろうか。
15:4
あなたは神を畏れ敬うことを捨て/嘆き訴えることをやめた。
15:5
あなたの口は罪に導かれて語り/舌はこざかしい論法を選ぶ。
15:6
あなたを罪に定めるのはわたしではなく/あなた自身の口だ。あなたの唇があなたに不利な答えをするのだ。
15:7
あなたは最初の人間として生まれたのか。山より先に生まれたのか。
15:8
神の奥義を聞き/知恵を自分のものとしたのか。
15:9
あなたの知っていることで/わたしたちの知らないことがあろうか。わたしたちには及びもつかないことを/あなたが悟れるというのか。
15:10
わたしたちの中には白髪の老人もあり/あなたの父より年上の者もある。
15:11
神の慰めなどは取るに足らない/優しい言葉は役に立たない、というのか。
15:12
なぜ、あなたは取り乱すのか。なぜ、あなたの目つきはいらだっているのか。
15:13
神に向かって憤りを返し/そんな言葉を口に出すとは何事か。
15:14
どうして、人が清くありえよう。どうして、女から生まれた者が/正しくありえよう。
15:15
神は聖なる人々をも信頼なさらず/天すら、神の目には清くない。
15:16
まして人間は、水を飲むように不正を飲む者/憎むべき汚れた者なのだ。
15:17
あなたに語ろう、聞きなさい。わたしに示されたことを告げよう。
15:18
それは賢者たちの示したところ/それを彼らの父祖も隠さなかった。
15:19
これらの父祖にのみ、この地は与えられており/異国の者が侵すことはなかった。
15:20
さて、悪人の一生は不安に満ち/暴虐な者の生きる年数も限られている。
15:21
その耳には恐ろしい騒音が響く。平安のさなかに略奪者が彼を襲うのだ。
15:22
暗黒を逃れうるとはもう信じられない。彼の前には剣が待つのみだ。
15:23
彼はパンを求めてどことも知らずにさまよい/暗黒の訪れる時が間近いことを知る。
15:24
苦しみと悩みが彼を脅かし/戦いを挑む王のように攻めかかる。
15:25
彼は神に手向かい/全能者に対して傲慢にふるまい
15:26
厚い盾をかざして/頑に神に向かって突進した。
15:27
顔は脂ぎって/腰にはぜい肉がついていたが
15:28
滅ぼされた町、無人となった家/瓦礫となる運命にある所に/彼は住まねばならないであろう。
15:29
再び富むことなく、力も永らえず/その家畜は地に広がらない。
15:30
彼は暗黒から逃れられない。熱風がその若枝を枯らし/神の口の息が吹き払う。
15:31
惑わされてむなしいものを信じるな。その報いはむなしい。
15:32
時が来る前に枯れ/枝はその緑を失う。
15:33
未熟な実を荒らされるぶどうの木/花を落とすオリーブの木のようになる。
15:34
神を無視する者の一族に子は生まれず/賄賂を好む者の天幕は火に焼き尽くされる。
15:35
彼は苦しみをはらみ、災いを生む。その腹は欺きをはぐくむ。
新改訳1970
15:1
テマン人エリファズが答えて言った。
15:2
知恵のある者はむなしい知識をもって答えるだろうか。東風によってその腹を満たすだろうか。
15:3
彼は無益なことばを使って論じ、役に立たない論法で論じるだろうか。
15:4
ところが、あなたは信仰を捨て、神に祈ることをやめている。
15:5
それは、あなたの罪があなたの口に教え、あなたが悪賢い人の舌を選び取るからだ。
15:6
あなたの口があなたを罪に定める。私ではない。あなたのくちびるがあなたに不利な証言をする。
15:7
あなたは最初に生まれた人か。あなたは丘より先に生み出されたのか。
15:8
あなたは神の会議にあずかり、あなたは知恵をひとり占めにしているのか。
15:9
あなたが知っていることを、私たちは知らないのだろうか。あなたが悟るものは、私たちのうちに、ないのだろうか。
15:10
私たちの中には白髪の者も、老いた者もいる。あなたの父よりもはるかに年上なのだ。
15:11
神の慰めと、あなたに優しく話しかけられたことばとは、あなたにとっては取るに足りないものだろうか。
15:12
なぜ、あなたは理性を失ったのか。なぜ、あなたの目はぎらつくのか。
15:13
あなたが神に向かっていらだち、口からあのようなことばを吐くとは。
15:14
人がどうして、きよくありえようか。女から生まれた者が、どうして、正しくありえようか。
15:15
見よ。神はご自身の聖なる者たちをも信頼しない。天も神の目にはきよくない。
15:16
まして忌みきらうべき汚れた者、不正を水のように飲む人間は、なおさらだ。
15:17
私はあなたに告げよう。私に聞け。私の見たところを述べよう。
15:18
それは知恵のある者たちが告げたもの、彼らの先祖が隠さなかったものだ。
15:19
彼らにだけ、この地は与えられ、他国人はその中を通り過ぎなかった。
15:20
悪者はその一生の間、もだえ苦しむ。横暴な者にも、ある年数がたくわえられている。
15:21
その耳には恐ろしい音が聞こえ、平和なときにも荒らす者が彼を襲う。
15:22
彼はやみから帰って来ることを信ぜず、彼は剣につけねらわれている。
15:23
彼は食物を求めて、「どこだ。」と言いながら、さまよい、やみの日がすぐそこに用意されているのを知っている。
15:24
苦難と苦悩とが彼をおびえさせ、戦いの備えをした王のように彼に打ち勝つ。
15:25
それは彼が神に手向かい、全能者に対して高慢にふるまい、
15:26
厚い盾の取っ手を取っておこがましくも神に向かって馳せかかるからだ。
15:27
また、彼は顔をあぶらでおおい、腰の回りは脂肪でふくれさせ、
15:28
荒らされた町、人の住まない家に、石くれの山となる所に、住んだからだ。
15:29
彼は富むこともなく、その財産も長くもたず、その影を地上に投げかけない。
15:30
彼はやみからのがれることができず、炎がその若枝を枯らし、神の御口の息によって彼は追い払われる。
15:31
迷わされて、むなしいことに信頼するな。その報いはむなしい。
15:32
彼の時が来ないうちに、それは成し遂げられ、その葉は茂らない。
15:33
彼は、ぶどうの木のように、その未熟の実は振り落とされ、オリーブの木のように、その花は落とされる。
15:34
実に、神を敬わない者の仲間には実りがない。わいろを使う者の天幕は火で焼き尽くされる。
15:35
彼らは害毒をはらみ、悪意を生み、その腹は欺きの備えをしている。
口語訳1955
15:1
そこでテマンびとエリパズは答えて言った、
15:2
「知者はむなしき知識をもって答えるであろうか。東風をもってその腹を満たすであろうか。
15:3
役に立たない談話をもって論じるであろうか。無益な言葉をもって争うであろうか。
15:4
ところがあなたは神を恐れることを捨て、/神の前に祈る事をやめている。
15:5
あなたの罪はあなたの口を教え、/あなたは悪賢い人の舌を選び用いる。
15:6
あなたの口みずからあなたの罪を定める、/わたしではない。あなたのくちびるがあなたに逆らって証明する。
15:7
あなたは最初に生れた人であるのか。山よりも先に生れたのか。
15:8
あなたは神の会議にあずかったのか。あなたは知恵を独占しているのか。
15:9
あなたが知るものは/われわれも知るではないか。あなたが悟るものは/われわれも悟るではないか。
15:10
われわれの中にはしらがの人も、/年老いた人もあって、/あなたの父よりも年上だ。
15:11
神の慰めおよびあなたに対するやさしい言葉も、/あなたにとって、あまりに小さいというのか。
15:12
どうしてあなたの心は狂うのか。どうしてあなたの目はしばたたくのか。
15:13
あなたが神にむかって気をいらだて、/このような言葉をあなたの口から出すのはなぜか。
15:14
人はいかなる者か、どうしてこれは清くありえよう。女から生れた者は、どうして正しくありえよう。
15:15
見よ、神はその聖なる者にすら信を置かれない、/もろもろの天も彼の目には清くない。
15:16
まして憎むべき汚れた者、/また不義を水のように飲む人においては。
15:17
わたしはあなたに語ろう、聞くがよい。わたしは自分の見た事を述べよう。
15:18
これは知者たちがその先祖からうけて、/隠す所なく語り伝えたものである。
15:19
彼らにのみこの地は授けられて、/他国人はその中に行き来したことがなかった。
15:20
悪しき人は一生の間、もだえ苦しむ。残酷な人には年の数が定められている。
15:21
その耳には恐ろしい音が聞え、/繁栄の時にも滅ぼす者が彼に臨む。
15:22
彼は、暗やみから帰りうるとは信ぜず、/つるぎにねらわれる。
15:23
彼は食物はどこにあるかと言いつつさまよい、/暗き日が手近に備えられてあるのを知る。
15:24
悩みと苦しみとが彼を恐れさせ、/戦いの備えをした王のように彼に打ち勝つ。
15:25
これは彼が神に逆らってその手を伸べ、/全能者に逆らって高慢にふるまい、
15:26
盾の厚い面をもって強情に、/彼にはせ向かうからだ。
15:27
また彼は脂肪をもってその顔をおおい、/その腰には脂肪の肉を集め、
15:28
滅ぼされた町々に住み、/人の住まない家、荒塚となる所におるからだ。
15:29
彼は富める者とならず、その富はながく続かない、/また地に根を張ることはない。
15:30
彼は暗やみからのがれることができない。炎はその若枝を枯らし、/その花は風に吹き去られる。
15:31
彼をしてみずから欺いて、/むなしい事にたよらせてはならない。その報いはむなしいからだ。
15:32
彼の時のこない前にその事がなし遂げられ、/彼の枝は緑とならないであろう。
15:33
彼はぶどうの木のように、/その熟さない実をふり落すであろう。またオリブの木のように、その花を落すであろう。
15:34
神を信じない者のやからは子なく、/まいないによる天幕は火で焼き滅ぼされるからだ。
15:35
彼らは害悪をはらみ、不義を生み、/その腹は偽りをつくる」。
文
語訳1917
15:1 テマン人エリパズ答へて曰く
15:2 智者あに虚しき知識をもて答へんや豈東風をその腹に充さんや
15:3 あに裨なき談益なき詞をもて辨論はんや
15:4 まことに汝は神を畏るる事を棄て その前に祷ることを止む
15:5 なんぢの罪なんぢの口をヘふ 汝はみづから擇びて狡猾人の舌を用ふ
15:6 なんぢの口みづから汝の罪を定む 我には非ず汝の唇なんぢの惡きを證す
15:7 汝あに最初に世に生れたる人ならんや 山よりも前に出來しならんや
15:8 神の御謀議を聞しならんや 智慧を獨にて藏めをらんや
15:9 なんぢが知る所は我らも知ざらんや 汝が曉るところは我らの心にも在ざらんや
15:10 我らの中には白髮の人および老たる人ありて汝の父よりも年高し
15:11 神の慰藉および夫の柔かき言詞を汝小しとするや
15:12 なんぢ何ぞかく心狂ふや 何ぞかく目をしばたたくや
15:13 なんぢ是のごとく神に對ひて氣をいらだて 斯る言詞をなんぢの口よりいだすは如何ぞや
15:14 人は如何なる者ぞ 如何してか潔からん 婦の?し者は如何なる者ぞ 如何してか義からん
15:15 それ神はその聖者にすら信を置たまはず 諸の天もその目の前には潔からざるなり
15:16 况んや罪を取ること水を飮がごとくする憎むべき穢れたる人をや
15:17 我なんぢに語る所あらん 聽よ 我見たる所を述ん
15:18 是すなはち智者等が父祖より受て隱すところ無く傳へ來し者なり
15:19 彼らに而已この地は授けられて外國人は彼等の中に往來せしこと無りき
15:20 惡き人はその生る日の間つねに悶へ苦しむ 強暴人の年は數へて定めおかる
15:21 その耳には常に懼怖しき音きこえ平安の時にも滅ぼす者これに臨む
15:22 彼は幽暗を出得るとは信ぜず 目ざされて劒に付さる
15:23 彼食物は何處にありやと言つつ尋ねありき K暗日の備へられて己の側にあるを知る
15:24 患難と苦痛とはかれを懼れしめ 戰鬪の準備をなせる王のごとくして彼に打勝ん
15:25 彼は手を伸て神に敵し 傲りて全能者に悖り
15:26 頸を強くし 厚き楯の面を向て之に馳かかり
15:27 面に肉を滿せ 腰に脂を凝し
15:28 荒されたる邑々に住居を設けて人の住べからざる家 石堆となるべき所に居る
15:29 是故に彼は富ず その貨物は永く保たず その所有物は地に蔓延ず
15:30 また自己はK暗を出づるに至らず 火?その枝葉を枯さん 而してその身は神の口の氣吹によりて亡ゆかん
15:31 彼は虚妄を恃みて自ら欺くべからず 其報は虚妄なるべければなり
15:32 彼の日の來らざる先に其事成べし 彼の枝は緑ならじ
15:33 彼は葡萄の樹のその熟せざる果を振落すがごとく 橄欖の樹のその花を落すがごとくなるべし
15:34 邪曲なる者の宗族は零落れ 賄賂の家は火に焚ん
15:35 彼等は惡念を孕み 虚妄を生み その胎にて詭計を調ふ
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 ルカ 19:22
19:22 彼に言った、『悪い僕
よ、わたしはあなたの言ったその言葉であなたをさばこう。わたしがきびしくて、あずけなかったものを取りたて、まかなかったものを刈
る人間だと、知っているのか。
口 語訳 ロマ
11:34
11:34
「だれが、主の心を知っていたか。だれが、主の計画にあずかったか。
口 語訳
Tコリ2:11
2:11
いったい、人間の思いは、その内にある人間の霊以外に、だれが知っていようか。それと同じように神の思いも、神の御霊以外には、知る
ものはない。
口 語訳
Tヨハ1:8-10
1:8
もし、罪がないと言うなら、それは自分を欺くことであって、真理はわたしたちのうちにない。
1:9
もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよ
めて下さる。
1:10
もし、罪を犯したことがないと言うなら、それは神を偽り者とするのであって、神の言はわたしたちのうちにない。
口 語訳
Tテサ5:3
5:3
人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そし
て、それからのがれることは決してできない。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
ルカ 19:22
19:22
彼に言った、『悪い僕よ、わたしはあなたの言ったその言葉であなたをさばこう。わたしがきびしくて、あずけなかったものを取りたて、まかなかったものを刈
る人間だと、知っているのか。
口語訳
ロマ 11:34
11:34 「だれが、主の心を知っていたか。だれが、主の計画にあずかったか。
口語訳
Tコリ2:11
2:11
いったい、人間の思いは、その内にある人間の霊以外に、だれが知っていようか。それと同じように神の思いも、神の御霊以外には、知るものはない。
口語訳
コロ 1:20
1:20
そして、その十字架の血によって平和をつくり、万物、すなわち、地にあるもの、天にあるものを、ことごとく、彼によってご自分と和解させて下さったのであ
る。
口語訳
ヘブ 9:23
9:23
このように、天にあるもののひな型は、これらのものできよめられる必要があるが、天にあるものは、これらより更にすぐれたいけにえで、きよめられねばなら
ない。
口語訳
Tテサ5:3
5:3
人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そして、それからのがれるこ
とは決してできない。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 ロマ 11:34
11:34 「だれが、主の心を
知っていたか。だれが、主の計画にあずかったか。
口 語訳 ガラ
6:8
6:8
すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 Uコリ1:3-4
1:3
わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。
1:4
神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることがで
きます。
新共同 Tヨハ1:8-10
1:8
自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません。
1:9
自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。
1:10
罪を犯したことがないと言うなら、それは神を偽り者とすることであり、神の言葉はわたしたちの内にありません。
****************************************